(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012244
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】MACアドレスの下位アドレスを記憶する下位アドレスメモリをリングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に用いた移動端末のハンドオーバー
(51)【国際特許分類】
H04L 12/42 20060101AFI20240123BHJP
H04L 45/74 20220101ALI20240123BHJP
【FI】
H04L12/42 Z
H04L45/74
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114440
(22)【出願日】2022-07-18
(71)【出願人】
【識別番号】512243225
【氏名又は名称】龍野 秀雄
(72)【発明者】
【氏名】龍野 秀雄
【テーマコード(参考)】
5K030
5K031
【Fターム(参考)】
5K030GA02
5K030HD06
5K030HD10
5K030JT09
5K030KA04
5K030LB09
5K030MD10
5K031AA03
5K031CB13
5K031DA07
5K031EC05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】無線システムのハンドオーバーを低コストで高速に実現するパケット転送システム及び方法を提供する。
【解決手段】基地局は、リングネットワークから到着する移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のイーサーネット(登録商標)フレームまたはIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケット(以下MACパケットと言う)の通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行うパケット転送システムであって、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合には、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置にマークビットを記憶する手段と、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出する手段とを備え、
または、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスが記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置に消去予約ビットが記憶されている場合には、その位置にマークビットを記憶する手段と、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出する手段とを備え、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送る手段、
または、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、かつ、前記MACアドレステーブルの前記MACアドレス記憶位置に消去予約ビットを記憶し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送る手段と、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせる手段と、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットにコピービットを付与せずに、または、コピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出する手段とを有することを特徴とするパケット転送システム。
【請求項2】
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のパケット転送システム。
【請求項3】
前記認証用パケットのコピーパケット受信ACK回路は、前記移動元基地局から前記認証用パケットのコピーパケット受信によりACKパケットを前記送信元基地局に送出する手段を備える請求項1に記載のパケット転送システム。
【請求項4】
前記認証用パケットのコピーパケット受信ACK回路は、前記認証用パケットのコピーパケット受信後、一定時間後に、短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリから前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを削除し、かつ、前記移動元基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリから前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを削除し、かつ、前記移動元基地局のMACアドレステーブルから前記移動端末のMACアドレスを削除させるためのパケットを送出する手段を備える請求項1に記載のパケット転送システム。
【請求項5】
リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のイーサーネットフレームまたはIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケット(MACパケット)の通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合には、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置にマークビットを記憶するステップと、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出するステップとを有し、
または、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスが記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置に消去予約ビットが記憶されている場合には、その位置にマークビットを記憶するステップと、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出するステップとを有し、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットをコピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有することを特徴とする方法。
【請求項6】
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有する
ことを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスとホームIPv6アドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPv6アドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびホームIPv6アドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPv6アドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPv6アドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットをコピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出し、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させるステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項9】
前記リング外に送出されたパケットが基地局に到着した場合、前記パケットにコピービットが付与されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが前記基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合で、かつ、前記MACアドレステーブルに記憶されている前記MACアドレスが前記移動端末のMACアドレスでない場合、前記パケットをコピーし、元の前記パケットは前記移動端末側に送出し、コピーパケットの宛先MACアドレスを前記コピーパケットの送信元MACアドレス領域にコピーしたパケットにパケット転送経路修繕用パケットのビットを付与したパケットを前記基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から左回りリングにより、頂点装置に向かわせ、途中のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケット転送経路修繕用パケットのビットを付与されたパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶するステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のMACパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、前記パケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットを、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有する
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、ホームIPv6アドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のホームIPv6アドレスをIPアドレステーブルで確認して、ホームIPv6アドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのホームIPv6アドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPv6アドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、前記パケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶して、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶して、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットを、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有することを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、MACアドレスの下位アドレスを記憶する下位アドレスメモリをリングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に用いた移動端末のハンドオーバーに関する。本発明では、イーサーネット(登録商標)フレームまたはIPv6パケットのIPv6アドレスのMACアドレス部分をイーサーネットのアドレスとしてパケット転送する転送パケットをMACパケットと言う。
【背景技術】
【0002】
アドレス記憶方法の従来例としては、特許文献1の特開2000-151617「テーブル作成検索装置」がある。この従来例は、MACアドレスの記憶回路に関するもので、行列アドレスとMACアドレスデータエリアとインデックスエリアを持つRAM等で構成される第1のテーブルと行列アドレスとMACアドレスデータエリアとインデックスエリアを持つRAM等で構成される第2のテーブルからなる。この従来例は、下位ビット列(例えば16ビット)で第1のテーブルのメモリを指定した位置AにMACアドレス48ビット全体を記憶する。その位置Aに既に他のMACアドレスが記憶されている場合には、、第2のテーブルのメモリの空きアドレス位置Bに記録し、その記録したアドレス位置Bを前記第1テーブルのアドレス位置Aのインデックスエリアに記憶する。これは記録エリアをネスティングで指定する方法である。
【0003】
また、アドレス記憶方法の従来技術としては、特許文献2の特開2004-15592「MACアドレスポインタ構造、MACアドレスの並べ替え方法」がある。この従来例は、下位ビット列で指定されるエントリーテーブルの同じアドレス位置に複数のMACアドレスを記憶する方法である。もし、空きエリアが無ければ、MACアドレスの前記下位ビット列と違う下位ビット列で指定されるエントリーテーブルにMACアドレスを記憶する。
【0004】
リング形ネットワークの従来例としては特許文献3のようにマスタスイッチとスレーブスイッチを用いたリングネットワークが一般的である。このリングネットワークはマスタスイッチの一方のリングポートがフレームを通過させないブロックポートになっていて、フラッディングによる輻輳を防止している。リングネットワークに障害が発生した場合には、マスタスイッチから出てマスタスイッチに戻る監視フレームが届かなくなり、代わりに障害点のスレーブスイッチから障害通知フレームがマスタスイッチに届くので、マスタスイッチは、マスタスイッチのブロックポートのブロックを解除してフレームを通過させる。また、障害点の一方のスレーブスイッチの障害伝送路側にブロックポートを設定し、リングネットワークの障害回復後もリングネットワークの動作を維持する。
【0005】
また、無線ネットワークにおけるハンドオーバーの従来例としては、特許文献4がある。この先行技術は、ATMセルを転送する制御局から基地局を介して移動端末と通信するネットワークのハンドオーバーを、制御局から移動元の基地局を経由した移動端末までの遅延D1と移動先の基地局を介して移動端末までの遅延D2の差(D1-D2>0)の場合間、制御局から移動端末への送出ATMセルの基地局切り換え場合にATMセルを制御局で遅延させて、切り換えることで実行して、ATMセルの順序逆転を防止する方法である。
【0006】
また、別のハンドオーバー方法の例として、特許文献5がある。この先行技術は、移動端末とサーバ間にある基地局、ゲートウェイ経由の切り換え前の基地局経由のコネクションと切り換え先基地局経由のコネクションを持ち、コネクション経由のパケットがコネクション切り換え時に断時間を少なくする方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2000-151617 号公報
【特許文献2】特開2004-15592 号公報
【特許文献3】再表2008-068813 号公報
【特許文献4】特開2001-128212 号公報
【特許文献5】再表2017-195497 号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のアドレス記憶法としての従来例特開2000-151617はネスティングでMACアドレスを記憶しているため、記憶アドレス先をたどるのに場合間がかかる問題がある。また、本質的MACアドレス48ビット全体を記憶しているので記憶エリアが大きくなる問題がある。
【0009】
また、従来アドレス記憶方法としての従来例特開2004-15592は、下位ビット列で指定されるMACアドレスのエントリーテーブル位置に空きが無ければ違う下位ビット列のエントリーテーブル位置にMACアドレスを記憶すると記載されているが、その場合には、MACアドレスを記憶する位置を選択する場合に、2つの下位ビット列で指定されるエントリーテーブル位置を検索しなければならないこと、および、同じエントリーテーブルの同じアドレス位置に、複数の記憶アドレスがあるので、それら複数のアドレス比較をする必要があり、検索に場合間がかかる問題がある。
下位ビット列によるMACアドレスの検索は高速になるが、基本的に下位ビット列位置にMACアドレス全体を記憶する方法は、正確記憶であるが、48ビット全体を記憶しなければならないので、記憶アドレス数が少ない問題がある。
従来のリングネットワークである特許文献3は、MACアドレス48ビットを用いるMACアドレステーブルを使用するため、記憶できるMACアドレス数が少ない欠点がある。
【0010】
従来のハンドオーバーの特許文献4は、制御局から移動端末までの切り換え前の経路と切り換え後の経路の遅延場合間差を求める必要があり、制御が複雑である上に遅延場合間は制御局から移動端末までの往復場合間の半分としてしか測定できないので遅延場合間測定の正確性に欠ける問題がある。
【0011】
また、従来のハンドオーバーの特許文献5は、サーバと移動端末間に2つのコネクションを設けて切り換えているので、2つのコネクションの識別が必要になり、ハンドオーバー制御が複雑になる欠点がある。
【0012】
本発明の目的は、従来のMACアドレステーブルを用いないアドレス記憶方法をMACアドレスの下位アドレスを記憶する下位アドレスメモリに用いて、そのメモリを用いたリングネットワークを利用した簡単なハンドオーバーおよび移動端末の近距離移動を実現する方法を示すことにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、上記従来技術の問題点を鑑みて成されたもので、その解決手段としての本発明の第1の観点は、リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のイーサーネット(登録商標)フレームまたはIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケット(以下MACパケットと言う)の通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行うパケット転送システムであって、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合には、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置にマークビットを記憶する手段と、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出する手段とを備え、
または、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスが記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置に消去予約ビットが記憶されている場合には、その位置にマークビットを記憶する手段と、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出する手段とを備え、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送る手段、
または、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、かつ、前記MACアドレステーブルの前記MACアドレス記憶位置に消去予約ビットを記憶し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送る手段と、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせる手段と、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットにコピービットを付与せずに、または、コピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出する手段とを有することを特徴とするパケット転送システムである。
【0014】
本発明の第2の観点は、本発明の第1の観点の前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄する手段を備えるパケット転送システムである。
【0015】
本発明の第3の観点は、本発明の第1の観点の前記認証用パケットのコピーパケット受信ACK回路は、前記移動元基地局から前記認証用パケットのコピーパケット受信によりACKパケットを前記送信元基地局に送出する手段を備えるパケット転送システムである。
【0016】
本発明の第4の観点は、本発明の第1の観点の前記認証用パケットのコピーパケット受信ACK回路は、前記認証用パケットのコピーパケット受信後、一定時間後に、短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリから前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを削除し、かつ、前記移動元基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリから前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを削除し、かつ、前記移動元基地局のMACアドレステーブルから前記移動端末のMACアドレスを削除させるためのパケットを送出する手段を備えるパケット転送システムである。
【0017】
本発明の第5の観点は、リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のイーサーネットフレームまたはIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケット(MACパケット)の通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合には、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置にマークビットを記憶するステップと、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出するステップとを有し、
または、
前記基地局は、リングネットワークから到着したパケットにコピービットが付与されている場合で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスが記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合、そのMACアドレス記憶位置に消去予約ビットが記憶されている場合には、その位置にマークビットを記憶するステップと、移動端末からのパケットが到着し、前記パケットのMACアドレスが自基地局のMACアドレステーブルに記憶されており、その位置にマークビットが記憶されている場合には、前記パケットにマークビットを付与して、リングネットワークに送出するステップとを有し、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、前記パケットにマークビットが付与されていない場合で、かつ、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットにマークビットが付与されている場合には、そのまま、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットをコピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有することを特徴とする方法である。
【0018】
本発明の第6の観点は、本発明の第5の観点の前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップをさらに有する方法である。
【0019】
本発明の第7の観点は、本発明の第5の観点の前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有する方法である。
【0020】
本発明の第8の観点は、リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスとホームIPv6アドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPv6アドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびホームIPv6アドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPv6アドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPv6アドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットをコピービットを付与して、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出し、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させるステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有することを特徴とする方法である。
【0021】
本発明の第9の観点は、本発明の第8の観点の前記リング外に送出されたパケットが基地局に到着した場合、前記パケットにコピービットが付与されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスが前記基地局のMACアドレステーブルに記憶されている場合で、かつ、前記MACアドレステーブルに記憶されている前記MACアドレスが前記移動端末のMACアドレスでない場合、前記パケットをコピーし、元の前記パケットは前記移動端末側に送出し、コピーパケットの宛先MACアドレスを前記コピーパケットの送信元MACアドレス領域にコピーしたパケットにパケット転送経路修繕用パケットのビットを付与したパケットを前記基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から左回りリングにより、頂点装置に向かわせ、途中のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケット転送経路修繕用パケットのビットを付与されたパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶するステップをさらに有する方法である。
【0022】
本発明の第10の観点は、リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のMACパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのMACパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のMACアドレスを自基地局のMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPアドレスをIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、途中の前記移動端末の移動先基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のACK回路が前記認証用パケットのコピーパケットを受信した場合、前記装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに前記認証用パケットの持つ前記移動端末のMACアドレスの下位アドレスを記憶し、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのMACアドレスとホームIPアドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPアドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、かつ、前記移動端末のMACアドレスをMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、前記パケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶し、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットを、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv4アドレスまたはホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有する
ことを特徴とする方法である。
【0023】
本発明の第11の観点は、リングネットワークに複数のパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置を挿入し、前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に無線基地局を接続し、前記無線基地局配下の移動端末が、前記リングネットワークの、右回りリングから到着するOAMパケット以外のIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットの通過を遮断する頂点装置にルータを介して接続されたサーバと通信するため、TCPまたはUDPのIPv6アドレスのMACアドレス部分をMACパケットのMACアドレスとして用いて転送するパケットとして1ドメイン内で情報を前記ルータまで転送し、前記ルータと前記サーバ間はIPパケット転送するネットワークの移動端末への片方向UDPパケット転送およびTCPパケット転送の、他の通話中の移動端末のハンドオーバー時または垂直ハンドオーバ―時に、前記パケット転送経路修繕を行い、かつ、通話中の移動端末のハンドオーバーまたは垂直ハンドオーバーを低遅延かつ低パケット廃棄で行う方法であって、
前記移動端末が移動先基地局にアクセス時に、前記移動端末の移動元基地局に、ホームIPv6アドレス認証元パケット送出の依頼パケットを送出し、前記移動元基地局は、前記移動端末のホームIPv6アドレスをIPアドレステーブルで確認して、ホームIPv6アドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置から前記パケットを前記移動端末の移動先基地局に送り、前記認証用パケットが前記移動端末の移動先基地局に到着した時、前記移動端末の移動先基地局で前記移動端末から前に到着している前記移動端末からのパケットのホームIPv6アドレスの認証を行い、自基地局のIPv6アドレスを着付けアドレス(CoA)とした前記ホームIPv6アドレスとの組を自基地局のIPアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを前記移動端末からのパケットの認証信号と共に、前記移動端末に送るステップと、
前記移動端末からの基地局経由のMACパケットが前記リングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットで、IPv6アドレスの新気付けアドレスを送信元IPアドレスに持つパケットの場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、前記パケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶して、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせ、
前記パケットが移動先基地局変更直後のパケットでない場合には、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを記憶し、かつ、パケットの通過を指定するアドレステーブルから前記パケットの送信元MACアドレスを削除し、かつ、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバに向かわせ、そのパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケット通過を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶せず、上記以外で、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスが記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶して、前記パケットを左回りリングで頂点装置を介して前記サーバにむかわせるステップと、
前記サーバからの通信開始パケット以外のパケットが右回りリングからパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着した場合、
前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶されている場合、または、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていない場合には、前記パケットを前記装置を通過させ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスが短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合で、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをコピーし、元の前記パケットをリング外に送出し、コピーパケットを、前記装置を通過させ、
上記以外で、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットをリング外に送出するステップとを有し、
前記基地局は、リングネットワークから到着する前記移動端末のMACアドレスが宛先MACアドレスのパケット流の宛先IPアドレスが自基地局のIPv6アドレスでない気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットから自基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスに変わる場合の前記自基地局以外の基地局のIPv6アドレスの気付けアドレスで包まれたホームIPv6アドレスのパケットの場合、そのパケットを廃棄するステップを有することを特徴とする方法である。
【発明の効果】
【0024】
以上、説明したように、本発明は、従来のMACアドレステーブルに代えて、MACアドレスの下位アドレス部分のみを記憶する下位アドレスメモリと、前記下位アドレスメモリ使用で生じるMACアドレスの誤一致による誤配を避けるための記憶MACアドレス数の少ないパケットの通過を指定するアドレステーブルをリングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置(ノード装置)に用いたリングネットワークにより移動端末のハンドオーバーを1ドメイン内で実現する方法であり、ハンドオーバ―時、または、垂直ハンドオーバー時、移動端末が移動元基地局と移動先基地局からパケットを受信する場合、パケットの順序逆転、パケットロスが無く、遅延が小さく、消費電力およびシステムコストが抑えられ、かつ、高速に通信できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の第1実施例のパケットの通過を指定するアドレステーブルとリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリと短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリとを持つパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置複数を光リングで接続した2重リングネットワークの前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に接続された無線基地局を通してMACパケットを転送する移動端末とルータを介して前記リングネットワークに接続されたサーバ間のパケット転送システムにおけるハンドオーバーの動作例を説明するための図
【
図2】本発明の第1実施例のパケットの通過を指定するアドレステーブルとリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリと短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリとを持つパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置の前記リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリの構成例の図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の第1実施例を
図1により説明する。本実施例は、パケットの通過を指定するアドレステーブルとリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリと短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリとを持つパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置複数を光伝送路で接続した2重リングネットワークの前記パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に接続された無線基地局を通してルータまでMACパケットとして情報を転送する移動端末とルータを介して前記リングネットワークに接続されたサーバ間のパケット転送システムにおけるリングネットワークを利用した移動端末のUDP片方向パケット受信も可能なハンドオーバーの動作例である。前記サーバはインターネット接続サーバまたはコンテンツサーバである。
【0027】
図1において、1は加入者系の左回り光リング、2は加入者系の右回り光リング、5は頂点装置、6-1,6-2,6-3はパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置、7はリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ、8はパケットの通過を指定するアドレステーブル、10は短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ、11は基地局のIPv6アドレスのMACアドレス部分(B1,B2,B3)を記憶するシフトレジスタ、22はルータ、12-1,12-2,12-3は基地局、13-1,13-2,13-3はUDP移動端末、14は移動端末の移動、20はサーバである。また、(1)~(28)はパケット、I0,I1,I2,I3,I4はサービスプロバイダーの国内または地域IPv4アドレスである。またはIPv6アドレスである。
なお、パケットの通過を指定するアドレステーブル8は従来のMACアドレステーブルと異なり、ポート番号を記憶しない、記憶MACアドレス数の少ないアドレステーブルである。
【0028】
以下に、
図1の動作を説明する。最初に、UDP移動端末13-1,13-2,13-3はARPテーブルにルータ22のIPアドレスI1とリング伝送路インタフェースのMACアドレスr1r2が既に記憶されているものとする。UDP移動端末13-2がパケット(1)Mr1r2a3a2(I0)(Mはイーサネットパケットを示し、r1はルータ22のインタフェースの上位MACアドレス、r2ははルータ22のインタフェースの下位MACアドレスを示し、a3a2はUDP移動端末13-2のMACアドレスである上位MACアドレスa3と下位MACアドレスa2を示し、I0は宛先であるサーバ20のIPアドレスを示す)をパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1に送出した例を示す。前記パケットがUDP移動端末13-2から前記パケットがアッド、ドロップおよび通過の装置6-1に到達した場合、そのパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2をリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶する。そのパケットは左回り光リング1で(2)Mr1r2a3a2(I0)により図に示すように転送され、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着する。
【0029】
前記パケット(2)Mr1r2a3a2(I0)がパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着した場合、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されていないので、そのパケットは左回り光リング1で(3)Mr1r2a3a2(I0)により図に示すように転送され、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3に到着する。
前記パケット(3)Mr1r2a3a2(I0)がパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3に到着した場合、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されていないので、そのパケットは左回り光リング1で(4)Mr1r2a3a2(I0)により図に示すように転送され、頂点装置5に到着する。そのパケットはリング外に送出され、ルータ22に到達する。
前記パケット(5)Mr1r2a3a2(I0)がルータ22に到着した場合、そのパケットの送信元MACアドレスa3a2および送信元IPアドレスI2を図に記してないメモリ1に記憶する。そのパケットの宛先IPアドレスI0の宛先に対応する出力ポートを求め、そのポートに送出する。そのパケットは(6)IPI3I0(IPはIPアドレスであることを示し、I3は送信元移動端末13-2のIPアドレス、I0は宛先であるサーバ20のIPアドレスを示す。)により図に示されるように転送されてサーバ20に到達する。
【0030】
次に、UDP移動端末13-1がパケット(7)Mr1r2a1a2(I0)(Mはイーサネットパケットを示し、r1はルータ22のインタフェースの上位MACアドレス、r2ははルータ22のインタフェースの下位MACアドレスを示し、a1a2は端末13-1のMACアドレスである上位MACアドレスa1と下位MACアドレスa2を示し、I0は宛先であるサーバ20のIPアドレスを示す)をパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1に送出する。前記パケットがUDP移動端末13-1から前記パケットがアッド、ドロップおよび通過の装置6-1に到達した場合、そのパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2をリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶する。そのパケットは左回り光リング1で(8)Mr1r2a1a2(I0)により図に示すように転送され、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着する。
【0031】
前記パケット(8)Mr1r2a1a2(I0)がパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着した場合、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されていないので、そのパケットは左回り光リング1で(9)Mr1r2a1a2(I0)により図に示すように転送され、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3を経由し、頂点装置5に到達する。
頂点装置5に到着した前記パケットはリング外に送出され、ルータ22に到達する。
【0032】
前記パケット(11)Mr1r2a1a2(I0)がルータ22に到着した場合、そのパケットの送信元MACアドレスa1a2と送信元IPアドレスI2を図に記してないメモリ1に記憶後、そのパケットの宛先IPアドレスI0に対応する出力ポートを読み出し、そのポートに送出する。そのパケットは(12)IPI2I0(IPはIPアドレスであることを示し、I2は送信元端末13-1のIPアドレス、I0は宛先であるサーバ20のIPアドレスを示す。)により図に示されるように転送されてサーバ20に到達する。
【0033】
次に、UDP移動端末13-2がLTEの基地局12-1からWIFIの基地局12-2配下に移動して、移動端末13-2が制御局からの指令で前記移動端末宛てに移動先基地局信号を広告している移動先基地局12-2にアクセス時に、または、UDP移動端末13-2がLTEの基地局12-1からWIFIの基地局12-2配下に移動して、移動先基地局12-2にアクセス時に、移動端末13-2の移動元基地局12-1に、MACアドレスおよびIPアドレス認証元パケット送出の依頼パケット(13)Mr1r2a3a2(I0)を送出し、前記移動元基地局12-1は、前記移動端末のMACアドレスが自基地局の図に記してないMACアドレステーブルに記憶されているので、そのMACアドレス記憶位置に消去準備ビットを記憶し、前記移動端末13-2のMACアドレスを自基地局の図に記してないMACアドレステーブルで確認し、前記移動端末のホームIPv6アドレスを図に記してないIPアドレステーブルで確認して、MACアドレスおよびIPアドレス確認元信号を持つ認証用パケットを自基地局の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1から前記パケットを前記移動端末13-2の移動先基地局12-2に送り、前記移動端末13-2の移動先基地局12-2で前記移動端末13-2から既に到着している前記移動端末13-2からのパケットのMACアドレスとホームIPv6アドレスの認証を行い、自基地局12-2のIPv6アドレスを着付けアドレスとし、前記移動端末13-2の前記ホームIPv6アドレスを自基地局のIPアドレステーブルに記憶し、前記移動端末のMACアドレスa3a2を図に記してないMACアドレステーブルに記憶して、前記気付けアドレスを認証信号と共に、前記移動端末13-2に送る。前記移動先基地局より前記パケットを受信した移動端末13-2からの気付けIPv6アドレスのパケット(14)Mr1r2a3a2(B2)(I0)(B2は気付けアドレスのMACアドレス部分である基地局12-2のMACアドレスに相当する)が基地局12-2に到着した場合、前記移動先基地局の接続されるパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2が左回りリング1上で、サーバ20に向かう方向の基地局に接続する装置である場合の移動先基地局変更直後のパケットなので、その旨の信号grを前記パケットに挿入し、そのパケットをパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に送出する。前記移動端末13-2の基地局12-1から基地局12-2への移動は垂直(vertical)ハンドオーバーである。UDP移動端末13-2からの前記パケットがアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到達した場合、そのパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2をリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶し、かつ、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2をパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ10に記憶する。そのパケットは左回り光リング1で(15)Mr1r2a3a2(B2)gr(I0)により図に示すように転送され、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3に向かう。
【0034】
前記パケット(15)Mr1r2a3a2(B2)gr(I0)がパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3に到着した場合、そのパケットは基地局を移動直後のパケットで、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されていないので、そのパケットは左回り光リング1で(16)Mr1r2a3a2(B2)gr(I0)により図に示すように転送され、頂点装置5に到達する。
頂点装置5に到着した前記パケットはリング外に送出され、ルータ22に到達する。
【0035】
前記パケット(17)Mr1r2a3a2(B2)gr(I0)がルータ22に到着した場合、そのパケットの送信元MACアドレスと送信元IPアドレスを図に記してないメモリ1に記憶後、そのパケットの宛先IPアドレスI0に対応する出力ポートを読み出し、そのポートに、送出する。前記パケット(17)Mr1r2a3a2(B2)grに移動先基地局がサーバに近づく移動直後のパケットの旨の信号grが付与されているが、無視し、前記パケットのIPパケットをサーバ20に送出する。前記パケット(18)IPI3I0(IPはIPアドレスであることを示し、I3は送信元端末13-2のIPv6アドレス、I0は宛先であるサーバ20のIPアドレスを示す)は図に示されるように転送されてサーバ20に到達する。
【0036】
次に、サーバ20からパケット(19)IPI0I3(IPはIPアドレスであることを示し、I3は端末13-2のIPv6アドレス、I0はサーバ20のIPアドレスを示す)がルータ22に到着した場合に、前記パケットの宛先IPv6アドレスI3の対の宛先MACアドレスa3a2を宛先IPv6アドレスのMACアドレス部分からコピーして、MACパケットに変換し、そのMACパケット(20)Ma3a2r1r2(B2)(I3)(B2は宛先IP気付けアドレスのMACアドレス部分である基地局12-2のMACアドレスに相当する)を右回りリング2に送出する。
【0037】
前記パケット(21)Ma3a2r1r2(B2)(I3)は右回りリング2上を転送されて、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-3に到着した場合、前記パケットの宛先MACアドレスa3a2がパケットの通過を指定するアドレステーブル8に記憶されておらず、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されていないので、前記パケットは右回りリング前方に(22)Ma3a2r1r2(B2)(I3)として送出される。
前記パケット(22)Ma3a2r1r2(B2)(I3)がパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着した場合、前記パケットの宛先MACアドレスa3a2がパケットの通過を指定するアドレステーブル8に記憶されておらず、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されており、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2が短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ10に記憶されているので、前記パケットをコピーして、元の前記パケットをリング外に(23)Ma3a2r1r2(B2)(I3)として送出し、コピーパケットをコピービットを付与して、右回りリング2に(25)Ma3a2r1r2(B2)(I3)として送出する。
【0038】
前記リング外に送出されたパケット(23)Ma3a2r1r2(B2)(I3)が基地局12-2に到着した場合、前記パケットの宛先MACアドレスa3a2が図に記してないMACアドレステーブルに記憶されており、宛先IPアドレスの気付けアドレスのMACアドレス部分が基地局12-2のMACアドレスと同じなので、移動端末13-2に(24)Ma3a2r1r2(B2)として送出する。
【0039】
前記右回りリング2に(25)Ma3a2r1r2(B2)(I3)として送出されたパケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1に到着した場合、前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブル8に記憶されておらず、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されており、かつ、短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ10に記憶されている場合ではなく、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスがパケットの通過を指定するアドレステーブル8に記憶されておらず、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されているので、前記パケットをリング外に(26)Ma3a2r1r2(B2)として送出する。前記パケットが基地局12-1に到着した場合、前記パケットにコピービットが付与されており、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスa1a2が図に記してないMACアドレステーブルに記憶されており、前記パケットの宛先MACアドレスa3a2が図に記してないMACアドレステーブルに記憶されており、かつ、前記記憶されているMACアドレスに消去予約ビットが付記されているので、図に記してないMACアドレステーブルの前記MACアドレスa3a2の位置にマークビットを記憶し、前記パケットのコピーは行われないが、前記パケットの宛先IPアドレスの気付けアドレスのMACアドレス部分がB2で自基地局12-1のMACアドレスB1と一致しないので前記パケットは廃棄される。なお、前記マークビットは移動端末から到着したパケットの宛先MACアドレスが図に記してないMACアドレステーブルに記憶されており、そのMACアドレス記憶位置にマークビットが記憶されている場合に、前記パケットにマークビットを付与し、マークビットが付与されたパケットが左回りリングによりパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置に到着し、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリに記憶されていても、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブル8には記憶しない。
また、左回りリングから到着したパケットの送信元MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリおよび短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリに記憶されている場合には、前記パケットの送信元MACアドレスをパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶しない方法でもよい。
【0040】
ここで、パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1にコピービットを付与されたMa1a2r1r2(I2)が到着した場合の動作を示す。前記パケットの宛先MACアドレスa1a2がパケットの通過を指定するアドレステーブル8に記憶されておらず、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されており、かつ、短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ10に記憶されている場合ではなく、かつ、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスa2がリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7に記憶されているので、前記パケットをリング外に送出する。前記パケットが基地局12-1に到着した場合、前記パケットにコピービットが付与されており、前記パケットの宛先MACアドレスの下位アドレスと同じ下位アドレスの他の移動端末のMACアドレスa3a2が図に記してないMACアドレステーブルに記憶されているので、前記パケットにコピービットが付与されていても図に記してないMACアドレステーブルの前記パケットの宛先MACアドレスa1a2の記憶されている位置にはマークビットは記憶せず、前記記憶されているMACアドレスa1a2位置に消去予約ビットが付記されていないので、前記パケットをコピーし、元の前記パケットは無線区間にMa1a2r1r2(I2)(このパケットは気付けアドレスが付与されていないか、または、基地局12-1のIPv6アドレスの気付けアドレスが着くが、ここでは気付けアドレスが付かない)として送出し、コピーパケットは、宛先MACアドレスをコピーしたアドレスを、前記パケットの送信元MACアドレス領域に挿入し、パケット転送経路修繕パケットのビットを付与して、前記基地局12-1の接続するパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-1から左回りリング1にパケットMa1a2a1a2として送出する。
前記左回りリング1に送出されたパケット転送経路修繕パケットのビットの付与された前記パケットがパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置6-2に到着した場合に、前記パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスがリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ7と短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ10に記憶されているので、前記パケットの送信元MACアドレスa1a2をパケットの通過を指定するアドレステーブルに記憶して、前記パケットを左回りリングにより頂点装置5に向かわせる。
【0041】
図1に示したリングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリは、パケットの送信元MACアドレスの下位アドレスを上位部分と下位部分に分け、前記上位部分でメモリシステムのSRAMをアドレス指定した位置から読み出される並列データのラッチ出力の各ビットと前記下位部分をデコードした並列データの各ビットとの論理和の並列データを前記SRAMの前記アドレス指定位置に記憶することにより送信元MACアドレスの下位アドレスの前記下位部分をデコードのビット1の位置のビット1を下位アドレス記憶を意味するビット1として挿入記憶するメモリであり、
リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリから送信元MACアドレスの下位アドレスを削除する場合は、リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリを送信元MACアドレスの下位アドレスの上位部分でアドレス指定した位置から読み出される並列データの各ビットと送信元MACアドレスの下位アドレスの下位部分をデコードした並列データの各ビットのビット反転ビットとの論理積の並列データのラッチ信号をリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリの前記アドレス指定位置に記憶することにより送信元MACアドレスの下位アドレスの下位部分をデコードのビット1の位置にビット0を下位アドレス記憶無を意味するビット0として挿入記憶することを特徴とするパケット転送システムのリングネットワークのパケットのアッド、ドロップおよび通過の装置のリング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリである。
【0042】
上記下位アドレスメモリの構成法は、電子情報通信学会技術報告(IEICE Technical Report CS2013-28-CS2013-40)の通信方式 vol 113 No,207,Septenber 12-13,2013の「発信端末アドレスのみを持つパケットを双方向に転送するMAC動作形ツリー状リングネットワークの提案」の44ページの3章「データ記憶領域をアドレスとして用いるアドレス記憶法」に開示されている。また、特開2019-097045(アドレス記憶法)にも開示されている。この方法は
図2に示すように構成することもできる。
図2は、記憶下位アドレスの消去信号であるビット0書き込み信号(H)の制御により下位アドレスの記憶と下位アドレスの消去を切り換えて動作させている。下位アドレスの記憶/消去はSRAMをMACアドレスの下位アドレスの上位部(17ビット)でアドレス指定した位置の並列データ32ビットをロジック回路に取り込み、MACアドレスの下位アドレスの下位部(5ビット)のデコード信号との演算した結果の32ビット並列データを再び、SRAMに書き込んでいる。ロジック回路は小LSIかFPGAかASICで構成し、外部のSRAMを使用する構成となっている。
【符号の説明】
【0043】
1 加入者系の左回り光リング
2 加入者系の右回り光リング
5 頂点装置
6-1,6-2,6-3 パケットのアッド、ドロップおよび通過の装置
7 リング外へのパケット送出を指定する下位アドレスメモリ
8 パケットの通過を指定するアドレステーブル
10 短時間アドレス記憶のパケットの通過を指定する下位アドレスメモリ
12-1,12-2,12-3 基地局
13-1,13-2,13-3,13-4 移動端末
14 移動端末の移動
20 サーバ
22 ルータ