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特開2024-122457通信装置、通信方法及び蓄電システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122457
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】通信装置、通信方法及び蓄電システム
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240902BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20240902BHJP
   H04L 69/08 20220101ALI20240902BHJP
   H04L 69/22 20220101ALI20240902BHJP
   H04L 43/04 20220101ALI20240902BHJP
【FI】
H02J7/00 A
H02J7/00 U
H01M10/48 P
H04L69/08
H04L69/22
H04L43/04
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023030008
(22)【出願日】2023-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【弁理士】
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】畠山 征也
【テーマコード(参考)】
5G503
5H030
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA02
5G503BB02
5G503CA01
5G503CA11
5G503EA05
5G503EA08
5G503FA16
5H030AA10
5H030AS08
5H030FF22
5H030FF41
5H030FF42
5H030FF43
5H030FF44
5H030FF52
(57)【要約】
【課題】複数種類の状態情報が複数の蓄電池側から状態監視装置側にシリアル通信により送信される蓄電システムにおいて、複数の蓄電池についての複数種類の状態情報を状態監視装置が取得できるようにする。
【解決手段】通信装置100は、複数種類のバッテリ状態情報をシリアル通信によりバッテリB1側からBMS10側に送信する状態情報送信処理を実行する通信装置であって、状態情報送信処理は、複数種類のバッテリ状態情報を含むフレームをバッテリB1側から送信する処理と、バッテリB1側から送信されたフレーム内の複数種類のバッテリ状態情報の順序を、他のフレームと共通の所定の順序に入れ替える処理と、複数種類のバッテリ状態情報の順序が上記所定の順序に入れ替えられたフレームに、バッテリNo.情報を付与する処理と、複数種類のバッテリ状態情報の順序が上記所定の順序に入れ替えられ、且つバッテリNo.情報が付与されたフレームをBMS10側に送信する処理とを含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電池と、前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置とを備える蓄電システムに設けられ、複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する状態情報送信処理を実行する通信装置であって、
前記状態情報送信処理は、
複数種類の前記状態情報を含む第1フレームを前記蓄電池側から送信する処理と、
前記蓄電池側から送信された前記第1フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記第1フレームと共通の所定の順序に入れ替える処理と、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記第1フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与する処理と、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記第1フレームを前記状態監視装置側に送信する処理と
を含む通信装置。
【請求項2】
前記蓄電池の制御についての情報である制御情報をシリアル通信により前記状態監視装置側から前記蓄電池側に送信する制御情報送信処理を実行し、
前記制御情報送信処理は、
複数種類の前記制御情報と前記蓄電池識別情報とを含む第2フレームを前記状態監視装置側から送信する処理と、
前記状態監視装置側から送信された前記第2フレームから前記蓄電池識別情報を除去する処理と、
前記蓄電池識別情報が除去された前記第2フレーム内の複数種類の前記制御情報の順序を、前記蓄電池毎に規定された順序に入れ替える処理と、
前記蓄電池識別情報が除去され、且つ複数種類の前記制御情報の順序が前記蓄電池毎に規定された順序に入れ替えられた前記第2フレームを、前記蓄電池側に送信する処理と
を含む請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
複数の蓄電池と、前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置とを備える蓄電システムにおいて、複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する通信方法であって、
複数種類の前記状態情報を含むフレームを前記蓄電池側から送信するステップと、
前記蓄電池側から送信された前記フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記フレームと共通の所定の順序に入れ替えるステップと、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与するステップと、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記フレームを前記状態監視装置側に送信するステップと
を行う通信方法。
【請求項4】
複数の蓄電池と、
前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置と、
複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する通信装置と
を備える蓄電システムであって、
前記通信装置は、
複数種類の前記状態情報を含むフレームを前記蓄電池側から送信する処理と、
前記蓄電池側から送信された前記フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記フレームと共通の所定の順序に入れ替える処理と、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与する処理と、
複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記フレームを前記状態監視装置側に送信する処理と
を実行する蓄電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信方法及び蓄電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電池の状態についての情報(以下、状態情報という)を収集して電池を遠隔で監視するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムは、電圧センサ、電流センサ、温度センサ等の電池の状態を検出する各種センサと、センサの検出信号が入力されるコントローラと、コントローラに入力された電池の状態情報等を通信するための通信インターフェースとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2020-530256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車で使用された又は電気自動車向けで未使用の蓄電池と、複数種類の電池状態情報をUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)等の所定のシリアル通信のプロトコルに従って送信する電気自動車用の通信モジュールとを利用して蓄電システムを構成するケースを想定する。この想定において、複数の蓄電池が異なる車種で使用されたもの又は異なる車種向けに用意されたものである場合、複数の通信モジュールから送信されるシリアル・データの順序が相互に相違することが想定される。例えば、ある車種向けのUARTのフレームは、電圧、電流、SOCの順序でシリアル・データが並ぶように設計され、他の車種向けのUARTのフレームは、SOC、電圧、電流の順序でシリアル・データが並ぶように設定されているケースが想定される。その場合、状態監視装置が、複数の蓄電池についての複数種類の状態情報を取得できない可能性がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み、複数種類の状態情報が複数の蓄電池側から状態監視装置側にシリアル通信により送信される蓄電システムにおいて、複数の蓄電池についての複数種類の状態情報を状態監視装置が取得できるようにする通信装置、通信方法及び蓄電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の通信装置は、複数の蓄電池と、前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置とを備える蓄電システムに設けられ、複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する状態情報送信処理を実行する通信装置であって、前記状態情報送信処理は、複数種類の前記状態情報を含む第1フレームを前記蓄電池側から送信する処理と、前記蓄電池側から送信された前記第1フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記第1フレームと共通の所定の順序に入れ替える処理と、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記第1フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与する処理と、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記第1フレームを前記状態監視装置側に送信する処理とを含む。
【0007】
本発明の通信方法は、複数の蓄電池と、前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置とを備える蓄電システムにおいて、複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する通信方法であって、複数種類の前記状態情報を含むフレームを前記蓄電池側から送信するステップと、前記蓄電池側から送信された前記フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記フレームと共通の所定の順序に入れ替えるステップと、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与するステップと、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記フレームを前記状態監視装置側に送信するステップとを行う。
【0008】
本発明の蓄電システムは、複数の蓄電池と、前記蓄電池側から送信される前記蓄電池の状態についての情報である状態情報に基づいて複数の前記蓄電池の状態を監視する状態監視装置と、複数種類の前記状態情報をシリアル通信により前記蓄電池側から前記状態監視装置側に送信する通信装置とを備える蓄電システムであって、前記通信装置は、複数種類の前記状態情報を含むフレームを前記蓄電池側から送信する処理と、前記蓄電池側から送信された前記フレーム内の複数種類の前記状態情報の順序を、他の前記フレームと共通の所定の順序に入れ替える処理と、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられた前記フレームに、前記蓄電池を識別するための蓄電池識別情報を付与する処理と、複数種類の前記状態情報の順序が前記所定の順序に入れ替えられ、且つ前記蓄電池識別情報が付与された前記フレームを前記状態監視装置側に送信する処理とを実行する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数種類の状態情報が複数の蓄電池側から状態監視装置側にシリアル通信により送信される蓄電システムにおいて、複数の蓄電池についての複数種類の状態情報を状態監視装置が取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置を備える蓄電システムの回路の構成を示す回路図である。
図2図2は、図1に示す通信装置で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
図3図3は、バッテリ側から送信されるシリアル・データのフレームの構成の一例を示す表である。
図4図4は、図2に示すフレーム入替情報の一例を示す表である。
図5図5は、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を入れ替え、バッテリNo.情報をフレームに付与する手順の一例を示す図である。
図6図6は、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を入れ替え、バッテリNo.情報をフレームに付与する手順の一例を示す図である。
図7図7は、フレーム入替情報を更新する手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図8図8は、バッテリ側とBMS側との間における通信について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において実施形態を適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置100を備える蓄電システム1の回路の構成を示す回路図である。この図に示す蓄電システム1は、定置用又は車載用の電源であり、複数又は単数のストリングSTRと、電力変換器PCと、BMS(Battery Management System)10とを備える。ストリングSTRが複数の場合には、複数のストリングSTRは、並列に接続される。
【0013】
ストリングSTRは、直列に接続される複数のバッテリB1~Bnを備える。各バッテリB1~Bnは、直列に接続される複数のセルC1~Cnを備える。本実施形態のバッテリB1~Bnは、電気自動車で使用されて回収されたもの、又は電気自動車用に用意されて未使用のものである。そのため、バッテリB1~Bn間で劣化度に差がある場合がある。バッテリB1~Bnは、リチウムイオンバッテリ等であり、後述の電力変換器PCを通じて放電して不図示の外部系統に電力を供給する。外部系統は、負荷や発電機等を含む。蓄電システム1が定置用の場合には、家庭内の家電、商用電源系統等が負荷となり、太陽光発電システム等が発電機となる。他方で、蓄電システム1が車載用の場合には、駆動用モータ、エアコン、各種車載電装品等が負荷となる。なお、駆動用モータは負荷になり発電機にもなる。他方で、発電機により発電された電力が電力変換器PCを通じてバッテリB1~Bnに供給され、バッテリB1~Bnが充電される。
【0014】
ストリングSTRは、複数のバッテリモジュールBM1~BMnと、電流センサ14とを備える。各バッテリモジュールBM1~BMnは、バッテリB1~Bnと、バッテリECU(Electronic Control Unit)11と、セル保護IC(Integrated Circuit)12と、通信モジュール13と、バイパスユニットBU1~BUnとを備える。バッテリB1~Bn、セル保護IC12、及び通信モジュール13は、電気自動車で使用されて回収されたもの、又は電気自動車用に用意されて未使用のものである。
【0015】
バッテリECU11は、バッテリB1~Bnの状態の検知、バッテリB1~Bnの状態の判断、及びバイパスユニットBU1~BUnの制御等を行う。セル保護IC12は、セルC1~Cnの過充電、過放電、放電過電流、充電過電流の検出、短絡電流の検出及び遮断、断線の検出、セルC1~Cnの過充電状態、過放電状態からの復帰、セルC1~Cnのセルバランシング等を行う。
【0016】
バッテリECU11は、バッテリB1~Bnの状態についての情報(以下、バッテリ状態情報という)を通信モジュール13に送信する。他方で、バッテリECU11は、バッテリB1~Bnの制御についての情報(以下、バッテリ制御情報という)を通信モジュール13から受信する。バッテリECU11から送信されるバッテリ状態情報としては、SOC(State of Charge)等が挙げられる。また、バッテリECU11が受信するバッテリ制御情報としては、電圧指示値、電流指示値、及びバイパスユニットBU1~BUnの制御情報(後述のスイッチS1,S2のON/OFF)等が挙げられる。
【0017】
各セル保護IC12は、バッテリ状態情報を各通信モジュール13に送信し、バッテリ制御情報を各通信モジュール13から受信する。各セル保護IC12から送信されるバッテリ状態情報としては、セルC1~Cnの電圧、バッテリB1~Bnの電流等が挙げられる。また、セル保護IC12が受信するバッテリ制御情報としては、電圧指示値、及び電流指示値等が挙げられる。
【0018】
通信モジュール13は、通信装置100によるUART等のシリアル通信のプロトコルに従って、バッテリ状態情報をBMS10側に送信し、BMS10側からバッテリ制御情報を受信する。通信装置100については後述する。
【0019】
電力変換器PCは、双方向コンバータであり、ストリングバス3に接続されている。また、電力変換器PCには、始端のバッテリB1の正極と終端のバッテリBnの負極とが接続されている。
【0020】
電力変換器PCは、ストリングSTRの充電時に、ストリングバス3から入力された電圧を、充電電力(又は充電電流)の指示値に応じて変換して複数のバッテリB1~Bnに出力する。ここで、ストリングSTR側の電圧は、バッテリB1~Bnのバイパス状態(バイパスされているバッテリB1~Bnの数)やバッテリB1~Bnの充電状態に応じて変化する。そのため、電力変換器PCは、ストリングSTRの充電時に、ストリングバス3から入力された電圧を、ストリングSTR側の電圧に変換して複数のバッテリB1~Bnに出力する。
【0021】
電力変換器PCは、ストリングSTRの放電時に、複数のバッテリB1~Bnから入力された電圧を、放電電力(又は放電電流)の指示値に応じて変換してストリングバス3に出力する。ここで、放電時の電力変換器PCの入力電圧は、バッテリB1~Bnのバイパス状態やバッテリB1~Bnの充電状態に応じて変化する。それにより、複数のストリングSTRの並列運転を行う場合、放電時にストリングSTR間で電力変換器PCの入力電圧にバラツキが生じる。そのため、電力変換器PCは、ストリングSTRの放電時に、入力電圧を他のストリングSTRと整合する電圧に変換してストリングバス3に出力する。なお、ストリングバス3を流れる電流が交流の場合には、電力変換器PCは、瞬時値の変化に対して追従するための同期手段を備える。
【0022】
バイパスユニットBU1~BUnは、バッテリB1~Bn毎に設けられている。各バイパスユニットBU1~BUnは、バイパス線BLと、スイッチS1,S2とを備える。バイパス線BLは、各バッテリB1~Bnをバイパスする電力線である。スイッチS1は、バイパス線BLに設けられている。このスイッチS1は、例えば機械式スイッチや半導体スイッチやリレーである。スイッチS2は、各バッテリB1~Bnの正極とバイパス線BLの一端との間に設けられている。このスイッチS2は、例えば機械式スイッチや半導体スイッチやリレーである。
【0023】
始端のバッテリB1及び終端のバッテリBnは、電力変換器PC及びストリングバス3を介して外部系統に接続されている。全てのバイパスユニットBU1~BUnにおいてスイッチS1がOFFになりスイッチS2がONになった場合に、全てのバッテリB1~Bnが直列で接続される。他方で、何れかのバイパスユニットBU1~BUnにおいてスイッチS2がOFFになり、スイッチS1がONになった場合に、当該バイパスユニットBU1~BUnに対応するバッテリB1~Bnがバイパスされる。
【0024】
電流センサ14は、ストリングSTRの電力線に設けられている。この電流センサ14は、ストリングSTRの充放電電流を検出して検出信号をBMS10に送信する。また、ストリングSTRには、不図示の電圧センサや温度センサ等が設けられている。電圧センサは、ストリングSTRの総電圧を検出して検出信号をBMS10に送信する。また、温度センサは、ストリングSTRの雰囲気温度を検出して検出信号をBMS10に送信する。
【0025】
BMS10は、不図示の上位のコントローラと複数のバッテリECU11と複数のセル保護IC12と通信し、複数のバッテリモジュールBM1~BMnを制御・管理する。また、BMS10は、ストリングSTRが備える補器類を制御・管理する。当該補器類としては、電力変換器PC、及び電流センサ14等が挙げられる。
【0026】
BMS10は、バッテリECU11及びセル保護IC12から受信したバッテリ状態情報に基づいて、バッテリB1~Bnの状態監視と、バッテリ制御情報の生成・送信とを行う。バッテリ制御情報には、バイパスユニットBU1~BUnの制御についての情報と、バッテリB1~Bnの電圧指示値及び電流指示値の情報とが含まれる。ここで、BMS10は、上位のコントローラからストリングSTRの充放電電力(又は充放電電流)の指示値を受信し、当該指示値と、バッテリB1~Bnの状態情報とに基づいて、バッテリB1~Bnの電圧指示値及び電流指示値を算出する。また、BMS10は、バッテリECU11から送信されるバイパスユニットBU1~BUnの制御の要求の可否を判定し、判定結果に応じたバイパス制御情報をバッテリECU11に送信する。
【0027】
通信装置100は、複数のフレーム入替装置101-1~101-nと、フレーム情報入力部102とを備える。各フレーム入替装置101-1~101-nは、バッテリモジュールBM1~BMn毎に設けられている。なお、フレーム入替装置101-1~101-nを複数設けてフレーム入替装置101-1~101-nとバッテリモジュールBM1~BMnとを一対一で対応させることは必須ではない。1個のフレーム入替装置に複数の入出力端子を設けて入出力端子とバッテリモジュールBM1~BMnとを一対一で対応させるようにしてもよい。
【0028】
各フレーム入替装置101-1~101-nは、フレーム入替部101Aと、バッテリNo.付与部101Bとを備える。フレーム入替部101Aは、フレーム入替情報101Cを記憶している。このフレーム入替情報101Cは、バッテリモジュールBM1~BMn毎に規定されたフレームの情報と、BMS10の送受信を目的として規定されたフレームの情報とを含む。フレームの情報は、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序の情報を含む。バッテリモジュールBM1~BMn毎に規定されたフレームの情報は、フレーム情報入力部102からフレーム入替情報101Cに手動で入力される。
【0029】
ここで、BMS10の送受信を目的として規定されたフレーム内の複数種類のシリアル・データの順序と、バッテリモジュールBM1~BMn毎に規定されたフレーム内の複数種類のシリアル・データの順序とは、一対他の関係にある。即ち、BMS10の送受信を目的として規定されたフレーム内の複数種類のシリアル・データの順序は、複数のバッテリモジュールBM1~BMnに対して共通の所定の順序である。
【0030】
フレーム入替部101Aは、通信モジュール13から複数種類のシリアル・データが送信されると、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を、フレーム入替情報101Cを参照して上記所定の順序に入れ替える。そして、フレーム入替部101Aは、上記所定の順序に入れ替えた後の複数種類のシリアル・データをバッテリNo.付与部101Bに送信する。他方で、フレーム入替部101Aは、バッテリNo.付与部101Bから複数種類のシリアル・データが送信されると、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を、フレーム入替情報101Cを参照して入れ替える。この際、複数種類のシリアル・データの順序は、上記所定の順序からバッテリモジュールBM1~BMn毎に規定された順序に入れ替えられる。そして、フレーム入替部101Aは、順序を入り替えた後の複数種類のシリアル・データを通信モジュール13に送信する。
【0031】
バッテリNo.付与部101Bは、バッテリB1~Bnを識別するためのバッテリNo.情報を記憶している。バッテリNo.付与部101Bは、フレーム入替部101Aから複数種類のシリアル・データが送信されると、フレームにバッテリNo.を付与する。そして、バッテリNo.付与部101Bは、上記所定の順序に入れ替えられた複数種類のシリアル・データとバッテリNo.とを含むフレームをBMS10に送信する。また、バッテリNo.付与部101Bは、BMS10から複数種類のシリアル・データとバッテリNo.とが送信されると、フレームからバッテリNo.を除去する。そして、バッテリNo.付与部101Bは、バッテリNo.がフレームから除去された複数種類のシリアル・データをフレーム入替部101Aに送信する。
【0032】
図2は、図1に示す通信装置100で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、図2には、バッテリモジュールBM1とBMS10との間の通信が示されているが、他のバッテリモジュールBM2~BMnとBMS10との間の通信も同様に行われる。
【0033】
図2に示すフレーム入替装置101-1は、バッテリB1が新たに蓄電システム1(図1参照)に接続される前に予め、バッテリモジュールBM1とBMS10との間に設置されている。ここで、本実施形態では、バッテリB1、セル保護IC12、及び通信モジュール13が、電気自動車で使用されたもの又は電気自動車向けに用意されたものである。それに対して、バイパスユニットBU1、バッテリECU11、及びフレーム入替装置101-1は、新設されたものである。なお、バイパスユニットBU1を備えるバッテリモジュールBM1を利用する場合には、当該バイパスユニットBU1についても利用してもよい。また、バッテリECU11についても再利用可能である場合には新設する必要はない。
【0034】
図2に示すように、バッテリ状態情報が、シリアル・データとして通信モジュール13からフレーム入替装置101-1に送信される。ここで、電圧、電流、SOC等の複数種類のバッテリ状態情報が、複数種類のシリアル・データとして通信モジュール13からフレーム入替装置101-1に送信される。これらの複数種類のシリアル・データが、シリアル通信のプロトコルに従って設計されたフレームに、所定の順序で配列されている。
【0035】
図3は、バッテリB1側から送信されるシリアル・データのフレームの構成の一例を示す表である。この表に示すように、通信モジュール13から送信されるシリアル・データのフレームは、ヘッダ、複数種類のシリアル・データ、フッタで構成されている。UARTの場合、フレームは、ヘッダ、シリアル・データ、及びフッタ以外に、コマンド、コマンドあたりのデータ長、CRC(Cyclic Redundancy Check)等を含む。また、UARTでは、ヘッダ、フッタは、適切なデバイスと通信しているか否かを判別するための一意的な識別子である。なお、UARTでは、フッタは、トレーラと称され、シリアル・データの末尾に付加される。
【0036】
ここで、本実施形態の蓄電システム1では、電気自動車で使用された又は電気自動車向けで未使用のバッテリB1~Bnと、複数種類のバッテリ状態情報をシリアル通信により送信する電気自動車用の通信モジュール13とが利用されている。この蓄電システム1では、複数のバッテリB1~Bnが、異なる車種で使用されたもの又は異なる車種向けに用意されたものである。このような場合、複数の通信モジュール13から送信される複数種類のシリアル・データの順序が相互に相違することが想定される。例えば、図3に示すように、車種A向けのシリアル・データのフレームは、電圧、電流、SOCの順序でシリアル・データが続くように設計されている。それに対して、車種B向けのシリアル・データのフレームは、SOC、電圧、電流の順序でシリアル・データが続くように設定されている。そのため、BMS10が、複数のバッテリB1~Bnについての複数種類のバッテリ状態情報を取得できない可能性がある。
【0037】
そこで、本実施形態では、フレーム入替装置101-1~101-nのフレーム入替処理部101D(図2参照)が、バッテリB1~Bn側から送信されたフレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を、フレーム入替情報101Cを参照して、上記所定の順序に入れ替える。
【0038】
図4は、図2に示すフレーム入替情報101Cの一例を示す表である。この表に示すように、フレーム入替情報101Cは、通信モジュール13側から送信される複数種類のバッテリ状態情報の順序と、BMS10側に送信される複数種類のバッテリ状態情報の順序との関係を示すテーブルである。通信モジュール13側から送信される複数種類のシリアル・データの順序は、フレーム情報入力部102から手動で入力されてフレーム入替情報101Cに登録される。他方で、BMS10側に送信される複数種類のバッテリ状態情報の順序は、上記所定の順序に相当し、複数のフレーム入替装置101-1~101-nで共通であり、予めフレーム入替情報101Cに登録されている。
【0039】
図5及び図6は、フレーム内の複数種類のシリアル・データの順序を入れ替え、バッテリNo.情報をフレームに付与する手順の一例を示す図である。図5に示すように、各フレーム入替装置101-1~101-n(図1参照)において、フレーム内の複数種類のバッテリ状態情報の順序が、BMS10が対応可能な上記所定の順序に入れ替わる。
【0040】
他方で、図6に示すように、各フレーム入替装置101-1~101-n(図1参照)において、フレーム内の複数種類のバッテリ制御情報の順序が、BMS10が対応可能な上記所定の順位から各バッテリモジュールBM1~BMnが対応可能な順序に入れ替わる。
【0041】
ここで、図5に示すように、バッテリB1~Bn側から送信されるシリアル・データには、バッテリB1~Bnを識別する識別子が付与されていない。そこで、本実施形態では、バッテリNo.付与部101B(図2参照)が、上記所定の順序に配列された複数種類のシリアル・データを含むフレームにバッテリNo.を付与する。具体的には、バッテリNo.付与部101Bが、ヘッダ、上記所定の順序に入れ替えられた後の複数種類のシリアル・データ、及びフッタを含むフレームに対して、ヘッダ、バッテリNo.及びフッタを付加する。
【0042】
他方で、図6に示すように、バッテリモジュールBM1~BMnは、バッテリNo.を含むシリアル・データのフレームには対応できない。そこで、本実施形態では、バッテリNo.付与部101Bが、BMS10から送信された複数種類のシリアル・データとバッテリNo.とを含むフレームからバッテリNo.を除去する。具体的には、バッテリNo.付与部101Bが、上記所定の順序に配列された複数種類のシリアル・データ、バッテリNo.等を含むフレームからヘッダ、バッテリNo.及びフッタを除去する。
【0043】
図7は、フレーム入替情報101Cを更新する手順の一例を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示すフレーム入替情報101Cの更新は、新たなバッテリB1~Bnが蓄電システム1に接続される際に実施される。
【0044】
まず、ステップS1において、フレーム入替処理部101Dは、新たなバッテリB1~Bnが蓄電システム1に接続されたか否かを、バッテリモジュールBM1~BMn側からのシリアル・データの受信の有無により判定する。ステップS1において肯定判定がされた場合にはステップS2に移行し、ステップS1において否定判定がされた場合にはステップS3に移行する。
【0045】
ステップS2において、作業者は、新たに接続されたバッテリB1~Bnに対応するフレーム情報、特にシリアル・データの順序を、フレーム情報入力部102からフレーム入替情報101Cに手動で入力する。このフレーム情報は、フレーム内の複数種類のバッテリ状態情報の順序と、フレーム内のバッテリ制御情報の順序とを含む。これにより、新たにバッテリB1~Bnが接続される度に、フレーム入替情報101Cが更新される。
【0046】
以上のステップS1,S2の処理は、BMS10が作動している間、繰り返され(ステップS3のNO)、BMS10の作動終了と共に終了する(ステップS3のYES)。
【0047】
図8は、バッテリB1~Bn側とBMS10側との間の通信について説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、BMS10の作動開始と共に開始される。
【0048】
まず、ステップS11において、フレーム入替処理部101Dは、通信モジュール13からバッテリ状態情報を含むフレームを受信したか否かを判定する。ステップS11において肯定判定がされた場合にはステップS12に移行し、ステップS11において否定判定がされた場合にはステップS15に移行する。
【0049】
ステップS12において、フレーム入替処理部101Dは、フレーム入替情報101Cを参照して、通信モジュール13から受信した複数種類のバッテリ状態情報の順序を上記所定の順序に入れ替える。次に、ステップS13において、バッテリNo.付与部101Bは、上記所定の順序に入れ替えられた後の複数種類のバッテリ状態情報を含む第1フレームに対して、ヘッダ、バッテリNo.及びフッタを付加する。次に、ステップS14において、バッテリNo.付与部101Bは、ヘッダ、バッテリNo.、上記第1フレーム及びフッタをBMS10に送信する。
【0050】
次に、ステップS15において、バッテリNo.付与部101Bは、複数種類のバッテリ制御情報とバッテリNo.とを含む第2フレームをBMS10から受信したか否かを判定する。ステップS15において肯定判定がされた場合にはステップS16に移行し、ステップS15において否定判定がされた場合にはステップS20に移行する。
【0051】
ステップS16において、バッテリNo.付与部101Bは、受信した第2フレームに付与されたバッテリNo.と記憶しているバッテリNo.情報101Eとが一致するか否かを判定する。ステップS16において肯定判定がされた場合にはステップS17に移行し、ステップS16において否定判定がされた場合にはステップS20に移行する。
【0052】
ステップS17において、バッテリNo.付与部101Bは、BMS10から受信した第2フレームのヘッダ、バッテリNo.及びフッタを除去する。次に、ステップS18において、フレーム入替処理部101Dは、フレーム入替情報101Cを参照して、複数種類のバッテリ制御情報の順序を、上記所定の順序から、各バッテリモジュールBM1~Bnが対応可能な順序に入れ替える。次に、ステップS19において、フレーム入替処理部101Dは、順序が入れ替えられた後の複数種類のバッテリ制御情報を含むフレームを、各バッテリモジュールBM1~BMnの通信モジュール13に送信する。
【0053】
以上のステップS11~S19の処理は、BMS10が作動している間、繰り返され(ステップS20のNO)、BMS10の作動終了と共に終了する(ステップS20のYES)。
【0054】
以上説明したように、本実施形態の通信装置100は、フレーム入替装置101-1~101-nを備える。これらのフレーム入替装置101-1~101-nは、まず、複数種類のバッテリ状態情報を含むフレームをバッテリB1~Bn側から送信する。次に、フレーム入替装置101-1~101-nは、フレーム入替処理と、バッテリNo.付与処理とを実行する。フレーム入替装置101-1~101-nは、フレーム入替処理において、バッテリB1~Bn側から送信されたフレーム内の複数種類のバッテリ状態情報の順序を、他のフレームと共通の所定の順序に入れ替える。また、フレーム入替装置101-1~101-nは、バッテリNo.付与処理において、複数種類のバッテリ状態情報の順序が上記所定の順序に入れ替えられたフレームに、バッテリB1~Bnを識別するためのバッテリNo.を付与する。そして、フレーム入替装置101-1~101-nは、複数種類のバッテリ状態情報の順序が上記所定の順序に入れ替えられ、且つバッテリNo.が付与されたフレームをBMS10側に送信する。
【0055】
これによって、複数種類のバッテリ状態情報の順序が相互に相違する異種のフレームが、バッテリB1~Bn側から送信される場合でも、フレーム入替装置101-1~101-nにおいて、全てのフレームの複数種類のバッテリ状態情報の順序が一致する。従って、異なる車種向けのバッテリB1~Bnが利用されて蓄電システム1が構成されている場合でも、バッテリB1~Bn側からシリアル通信で送信された複数種類のバッテリ状態情報を、BMS10に取得させることができる。そして、BMS10は、フレームに付与されたバッテリNo.を参照することにより、取得した複数種類のバッテリ状態情報が、どのバッテリB1~Bnに対応するかを識別することができる。
【0056】
また、本実施形態の通信装置100は、バッテリ制御情報をシリアル通信によりBMS10側からバッテリB1~Bn側に送信する処理を実行する。フレーム入替装置101-1~101-nは、当該処理において、まず、複数種類のバッテリ制御情報とバッテリNo.とを含むフレームをBMS10側から送信する。次に、フレーム入替装置101-1~101-nは、バッテリNo.除去処理と、フレーム入替処理とを実行する。フレーム入替装置101-1~101-nは、バッテリNo.除去処理において、BMS10側から送信されたフレームからバッテリNo.を除去する。また、フレーム入替装置101-1~101-nは、フレーム入替処理において、バッテリNo.が除去されたフレーム内の複数種類のバッテリ制御情報の順序を、バッテリB1~Bn毎に規定された順序に入れ替える。そして、フレーム入替装置101-1~101-nは、バッテリNo.が除去され、且つ複数種類のバッテリ制御情報の順序がバッテリB1~Bn毎に規定された順序に入れ替えられたフレームを、バッテリB1~Bn側に送信する。
【0057】
これによって、BMS10側から送信されるフレーム内の複数種類のバッテリ制御情報の順序と、バッテリB1~Bn毎に規定された順序とが一致しない場合でも、フレーム入替装置101-1~101-nにおいて、両者が一致する。また、フレーム入替装置101-1~101-nにおいて、バッテリNo.が除去された後に、複数種類のバッテリ制御情報を含むフレームが、バッテリB1~Bn側に送信される。従って、異なる車種向けのバッテリB1~Bnが利用されて蓄電システム1が構成されている場合でも、BMS10側から送信された複数種類のバッテリ制御情報を、バッテリB1~Bn側の通信モジュール13に取得させることができる。
【0058】
さらに、本実施形態の通信装置100では、フレーム入替情報101Cを更新することができる。従って、蓄電システム1におけるバッテリB1~Bnの増減に対応することができる。
【0059】
以上、上述の実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、適宜公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
【0060】
例えば、上述の実施形態では、蓄電池をバッテリとしたが、蓄電池はキャパシタ等の他の二次電池としてもよい。また、上述の実施形態では、ヘッダ、シリアル・データ、及びフッタを含むシリアル通信用フレームを例に挙げたが、ヘッダやフッタを含むことは必須ではない。
【0061】
さらに、上述の実施形態では、バッテリB1~Bnが新たに接続されたタイミングで、フレーム入替情報101Cを更新した。しかしながら、所定時間毎に新たなバッテリB1~Bnの接続を確認し、接続が確認された場合に、フレーム入替情報101Cを更新するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 :蓄電システム
10 :BMS(状態監視装置)
100 :通信装置
B1~Bn :バッテリ(蓄電池)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8