(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012246
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】遅延時間カウンティングシステム
(51)【国際特許分類】
G04F 10/00 20060101AFI20240123BHJP
【FI】
G04F10/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119940
(22)【出願日】2022-07-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0088074
(32)【優先日】2022-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522300499
【氏名又は名称】ハローファクトリー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(74)【代理人】
【識別番号】100207022
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 弘之
(72)【発明者】
【氏名】キム キョンミン
(57)【要約】
【課題】キーパッド装置のボタンに対して選択が入力されれば、当該ボタンに対応する遅延時間が経過した時点に遅延時間が終了したことを知らせる遅延時間カウンティングシステムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る遅延時間カウンティングシステムは、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、遅延時間をカウンティングすることを要請するカウンティング要請信号を送信するキーパッド装置100と、前記カウンティング要請信号が受信されれば、開始時点から選択が入力された前記ボタンに対応する遅延時間が経過する終了時点を設定し、前記終了時点に到達すれば、前記遅延時間が終了したことを知らせる終了メッセージを送信する通知サーバ200と、前記終了メッセージが受信されれば、前記終了メッセージを出力するユーザ装置300とを備えることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、遅延時間をカウンティングすることを要請するカウンティング要請信号を送信するキーパッド装置と、
前記カウンティング要請信号が受信されれば、開始時点から選択が入力された前記ボタンに対応する遅延時間が経過する終了時点を設定し、前記終了時点に到達すれば、前記遅延時間が終了したことを知らせる終了メッセージを送信する通知サーバと、
前記終了メッセージが受信されれば、前記終了メッセージを出力するユーザ装置と、
を備えることを特徴とする遅延時間カウンティングシステム。
【請求項2】
前記通知サーバは、
前記ボタンの選択が入力された時点または前記カウンティング要請信号が受信された時点を前記開始時点として設定し、選択が入力された前記ボタンのボタン識別情報に基づいて前記遅延時間を確認することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【請求項3】
前記通知サーバは、
前記終了時点より事前通知時間前である事前通知時点を設定し、前記事前通知時点に到達すれば、現在から事前通知時間が経過すれば、前記遅延時間が終了することを知らせる事前通知メッセージを送信することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【請求項4】
前記ユーザ装置は、
前記終了メッセージをユーザが確認したことを表す終了確認情報の入力を受け、前記終了確認情報を前記通知サーバに送信し、
前記通知サーバは、
前記終了時点から終了確認時間が経過する終了確認時点を設定し、前記終了確認時点に到達するまで前記終了確認情報が受信されなければ、前記遅延時間が終了し、終了確認時間が経過したことを知らせる終了経過メッセージを前記ユーザ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【請求項5】
前記通知サーバは、
前記複数のボタンの中で選択が入力された前記ボタンに対応し、前記終了時点にユーザが行う業務を表す業務内容情報を前記終了メッセージに含めて前記ユーザ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【請求項6】
前記通知サーバは、
前記カウンティング要請信号が最初に受信された最初受信時点から第1基準時間の間に前記カウンティング要請信号が再受信されれば、前記最初受信時点から前記第1基準時間の間に前記カウンティング要請信号の受信回数に基づいて前記遅延時間を補正することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【請求項7】
前記通知サーバは、
前記受信回数が基準回数を超過すれば、前記遅延時間を増加させて補正し、前記受信回数が基準回数以下であれば、前記遅延時間を減少させて補正することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間カウンティングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遅延時間カウンティングシステムに関し、より詳細には、キーパッド装置のボタンに対して選択が入力されれば、当該ボタンに対応する遅延時間が経過した時点に遅延時間が終了したことを知らせる遅延時間カウンティングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
業務の実行のために、同じ特定空間を同時に使用する複数の担当者及び需要者には、自分が担当しなければならない業務、または自分が受けなければならない業務が何であるかを共に共有することが重要である。
【0003】
しかし、担当者と需要者との間に業務を共有するのには限界がある。
【0004】
すなわち、計画された業務が変更されるか、担当者及び需要者が業務を編集するようになると、これを再度共有するのに困難がある。
【0005】
このような業務の共有及び設定(編集)に対する作業は、複数の担当者及び需要者が共有する業務が多様であり、複雑な場合には、その問題点はさらに深くなる。
【0006】
従来には、固有コードを含む呼び出し信号を発生する複数の呼び出し機と、前記複数の呼び出し機による呼び出し信号を受信して呼び出し可否を知らせ、前記呼び出し機が設けられたベッド別に時間を複数設定して各々管理できる少なくとも1つの管理機とを含んで、複数の場所に設けられた呼び出し機の呼び出しと各呼び出し機が設けられた場所の時間管理を効率的に管理した。
【0007】
しかし、当該業務の変更と担当者が任意に業務実行時間のタイマーが必要な場合、設定を変更し難く、毎度手動で業務実行時間を確認するという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2018-0096230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、ユーザによりキーパッド装置のボタンに対して選択が入力されれば、当該ボタンに対応する遅延時間が経過した時点に遅延時間が終了したことを知らせることで、タイマーが必要な業務を行うのに時間経過を手動で確認せずに、ボタンの入力だけで自動でタイマー機能を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る遅延時間カウンティングシステムは、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、遅延時間をカウンティングすることを要請するカウンティング要請信号を送信するキーパッド装置と、前記カウンティング要請信号が受信されれば、開始時点から選択が入力された前記ボタンに対応する遅延時間が経過する終了時点を設定し、前記終了時点に到達すれば、前記遅延時間が終了したことを知らせる終了メッセージを送信する通知サーバと、前記終了メッセージが受信されれば、前記終了メッセージを出力するユーザ装置とを備えることができる。
【0011】
望ましくは、前記通知サーバは、前記ボタンの選択が入力された時点または前記カウンティング要請信号が受信された時点を前記開始時点として設定し、選択が入力された前記ボタンのボタン識別情報に基づいて前記遅延時間を確認できる。
【0012】
望ましくは、前記通知サーバは、前記終了時点より事前通知時間前である事前通知時点を設定し、前記事前通知時点に到達すれば、現在から事前通知時間が経過すれば、前記遅延時間が終了することを知らせる事前通知メッセージを送信できる。
【0013】
前記ユーザ装置は、前記終了メッセージをユーザが確認したことを表す終了確認情報の入力を受け、前記終了確認情報を前記通知サーバに送信することができる。
【0014】
望ましくは、前記通知サーバは、前記終了時点から終了確認時間が経過する終了確認時点を設定し、前記終了確認時点に到達するまで前記終了確認情報が受信されなければ、前記遅延時間が終了し、終了確認時間が経過したことを知らせる終了経過メッセージを前記ユーザ装置に送信することができる。
【0015】
望ましくは、前記通知サーバは、前記複数のボタンの中で選択が入力された前記ボタンに対応し、前記終了時点にユーザが行う業務を表す業務内容情報を前記終了メッセージに含めて前記ユーザ装置に送信することができる。
【0016】
望ましくは、前記通知サーバは、前記カウンティング要請信号が最初に受信された最初受信時点から第1基準時間の間に前記カウンティング要請信号が再受信されれば、前記最初受信時点から前記第1基準時間の間に前記カウンティング要請信号の受信回数に基づいて前記遅延時間を補正できる。
【0017】
望ましくは、前記通知サーバは、前記受信回数が基準回数を超過すれば、前記遅延時間を増加させて補正し、前記受信回数が基準回数以下であれば、前記遅延時間を減少させて補正することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る遅延時間カウンティングシステムは、ユーザによりキーパッド装置のボタンに対して選択が入力されれば、当該ボタンに対応する遅延時間が経過した時点に遅延時間が終了したことを知らせることで、タイマーが必要な業務を行うのに時間経過を手動で確認せずに、ボタンの入力だけで自動でタイマー機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムの連結構成を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムのキーパッド装置が病床に設けられた一例を示した図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムのキーパッド装置にボタンの選択が入力される一例を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用されるタイマー開始メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される事前通知メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される終了メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される終了経過メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される遅延時間が補正される過程を説明するための図である。
【
図9】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される業務担当者情報を取得する過程を説明するための図である。
【
図10】本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムの構成要素のそれぞれのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の様々な実施形態が添付された図面を参照して記載される。しかしながら、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むことと理解されなければならない。図面の説明と関連して、類似した構成要素に対しては、類似した参照符号が使用され得る。
【0021】
本文書において、「有する」、「有することができる」、「含む」、または「含むことができる」などの表現は、当該特徴(例:数値、機能、作動、または部品などの構成要素)の存在を指し、追加的な特徴の存在を排除しない。
【0022】
本文書において、「AまたはB」、「A又は/及びBのうち、少なくとも1つ」、または「A又は/及びBのうち1つまたはそれ以上」などの表現は、共に並べられた項目等の全ての可能な組み合わせを含むことができる。例えば、「AまたはB」、「A及びBのうち、少なくとも1つ」、または「AまたはBのうち、少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのAを含む、(2)少なくとも1つのBを含む、または(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBの両方を含む場合を全て称することができる。
【0023】
本文書において使用された「第1」、「第2」、「1番目」、または「2番目」などの表現は、様々な構成要素を、順序及び/又は重要度に関係なく修飾することができ、1つの構成要素を他の構成要素と区分するために使用されるだけであり、当該構成要素を限定しない。例えば、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とは、順序または重要度と関係なく、互いに異なるユーザ機器を表すことができる。例えば、本文書に記載された権利範囲を逸脱しないながら第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素に変えて命名されることができる。
【0024】
ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「(機能的にまたは通信的に)連結されて((operatively or communicatively) coupled with/to)」いるとか、「接続されて(connected to)」いると言及されたときには、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に連結されるか、他の構成要素(例:第3構成要素)を介して連結されることができると理解されるべきであろう。それに対し、ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「直接連結されて」いるとか、「直接接続されて」いると言及されたときには、前記ある構成要素と前記他の構成要素との間に他の構成要素(例:第3構成要素)が存在しないことと理解されることができる。
【0025】
本文書において使用された表現である「~するように構成された(または、設定された)(configured to)」は、状況に応じて、例えば、「~に適した(suitable for)」、「~する能力を有する(having the capacity to)」、「~するように設計された(designed to)」、「~するように変更された(adapted to)」、「~するように作られた(made to)」、または「~ができる(capable of)」と変えて使用されることができる。用語である「~するように構成(または、設定)された」は、ハードウェア的に「特別に設計された(specifically designed to)」ことだけを必ずしも意味するものではないことがある。その代わりに、ある状況で、「~するように構成された装置」という表現は、その装置が他の装置または部品等とともに「~できる」ことを意味できる。例えば、文句「A、B、及びCを行うように構成(または、設定)された制御部」は、当該作動を行うための専用プロセッサ(例:エンベデッドプロセッサ)、またはメモリに格納された1つ以上のソフトウェアプログラムを実行することにより、当該作動を行うことができる汎用プロセッサ(generic-purpose processor)(例:CPUまたはapplication processor)を意味できる。
【0026】
特に、本明細書において、「~装置」、「~サーバ」は、中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))、アプリケーションプロセッサ(Application Processor(AP))、及びコミュニケーションプロセッサ(Communication Processor(CP))のうち1つ以上を含むことができる。
【0027】
本明細書において、「~装置」、「~サーバ」は、少なくとも1つのプロセッサを備える全ての種類のハードウェア装置を意味するものであり、実施形態によって当該ハードウェア装置で作動するソフトウェア的構成も含む意味として理解されることができる。例えば、「~装置」、「~サーバ」は、機械駆動装置、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップ、ノートブック、サーバ、及び各装置で駆動されるユーザクライアント及びアプリケーションを全て含む意味として理解されることができ、また、これに制限されるものではない。
【0028】
本文書において使用された用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであって、他の実施形態の範囲を限定しようとする意図でないことができる。単数の表現は、コンテクスト上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含むことができる。技術的であるか、科学的な用語を含んで、ここで使用される用語は、本文書に記載された技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されることと同じ意味を有することができる。本文書に使用された用語のうち、一般的な辞書に定義された用語は、関連技術のコンテクスト上有する意味と同一または類似した意味と解釈されることができ、本文書において明白に定義されない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味と解釈されない。場合によって、本文書において定義された用語であっても、本文書の実施形態等を排除するように解釈されることができない。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムの連結構成を示した図である。
【0030】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムは、キーパッド装置100、通知サーバ200、及びユーザ装置300を備えることができる。
【0031】
このような、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムは、キーパッド装置100にユーザからのボタン選択が入力されれば、遅延時間が経過した時点にユーザ装置300にメッセージを送信できる。
【0032】
これを通じて、ユーザは、キーパッド装置100にボタン選択を入力した後、遅延時間が経過した時点にメッセージの提供を受けることにより、ボタン選択を入力した時点から遅延時間が経過することを認知できる。
【0033】
このような、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムは、病院及び療養院の入院室に適用されることができる。
【0034】
図2は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムのキーパッド装置が病床に設けられた一例を示した図であり、
図3は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムのキーパッド装置にボタンの選択が入力される一例を示した図である。
【0035】
図2及び
図3にさらに示すように、キーパッド装置100は、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、遅延時間をカウンティングすることを要請するカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0036】
このような、キーパッド装置100は、病院及び療養院の入院室に配置された病床に設けられることができる。このとき、キーパッド装置100は、病院及び療養院の入院室に配置された複数の病床の各々に設けられることができる。
【0037】
キーパッド装置100は、上部面にユーザにより選択が入力され得る複数のボタンBAを備え、複数のボタンBAのうち、いずれか1つのボタンBAに対してユーザから選択が入力され得る。
【0038】
ここで、ユーザは、病床を利用する患者を看護する看護師、患者の担当医師、及び患者を看病する看病人のうち、いずれか1つであることができる。
【0039】
キーパッド装置100は、複数のボタンBAのうち、いずれか1つのボタンBAに対して選択が入力されれば、選択が入力されたボタンBAに対応するボタン識別情報とともに上述したカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0040】
ここで、ボタン識別情報は、複数の病床の各々に設けられたキーパッド装置100のそれぞれのボタンBA毎に相違することができる。
【0041】
後述するが、このようなボタン識別情報には、キーパッド装置100を識別する装置識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床を識別する病床識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床を利用する患者を識別する患者識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床の業務を担当する担当者識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床の業務を担当する担当者が終了時点に行う業務を表す業務内容情報、及び遅延時間がマッチングされ得る。
【0042】
また、キーパッド装置100は、複数のボタンBAのうち、いずれか1つのボタンBAに対して選択が入力されれば、ボタンBAの選択が入力された入力時間とともに上述したカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0043】
一方、キーパッド装置100の複数のボタンBAの各々には、複数のボタンBAに対応する業務内容情報が記載されていることができる。
【0044】
例えば、業務内容情報は、「鍼」、「灸」、「物理療法」、及び「リンゲル」であることができる。
【0045】
このような、複数のボタンBAは、アナログ方式またはデジタル方式で実現されることができる。複数のボタンBAがデジタル方式で実現される場合、キーパッド装置100は、タッチディスプレイを介して複数のボタンBAの各々に対応するボタンイメージを表示できる。
【0046】
一方、ユーザは、業務を行った後、行った業務に対応するキーパッド装置100のボタンBAを選択して入力することができる。
【0047】
図4は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用されるタイマー開始メッセージがユーザ装置の画面に表示された図であり、
図5は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される事前通知メッセージがユーザ装置の画面に表示された図であり、
図6は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される終了メッセージがユーザ装置の画面に表示された図であり、
図7は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される終了経過メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【0048】
図4~
図7にさらに示すように、通知サーバ200は、キーパッド装置100からカウンティング要請信号が受信されれば、開始時点、終了時点、事前通知時点、及び終了確認時点の各々を設定できる。
【0049】
具体的に、通知サーバ200は、キーパッド装置100からカウンティング要請信号が受信されれば、ボタンBAの選択が入力された時点またはカウンティング要請信号が受信された時点を開始時点として設定することができる。
【0050】
このとき、通知サーバ200は、ボタンBAの選択が入力された時点を開始時点として設定する場合、キーパッド装置100からカウンティング要請信号とともに受信された入力時間を開始時点として設定することができる。
【0051】
一方、通知サーバ200は、開始時点から選択が入力されたボタンBAに対応する遅延時間が経過する時点を終了時点として設定することができる。
【0052】
このために、通知サーバ200は、ボタンBAに対応する遅延時間を確認できる。このとき、通知サーバ200は、ボタンBAのボタン識別情報にマッチングされた遅延時間を確認できる。
【0053】
すなわち、ボタンBAに対して遅延時間が予め決められることができ、通知サーバ200は、カウンティング要請信号とともに受信されたボタン識別情報に基づいて遅延時間を確認できる。例えば、遅延時間は、30分であることができる。
【0054】
一方、通知サーバ200は、終了時点より事前通知時間前である事前通知時点を設定し、終了時点から終了確認時間が経過する終了確認時点を設定できる。
【0055】
このとき、事前通知時間及び終了確認時間が特定時間(例えば、5分)に予め決められることができ、通知サーバ200により決定されることもできる。
【0056】
具体的に、通知サーバ200は、遅延時間の時間長さに対して所定の割合に事前通知時間及び終了確認時間を決定できる。例えば、通知サーバ200は、遅延時間の時間長さに対して所定の割合である「1/6」に事前通知時間及び終了確認時間を決定できる。
【0057】
通知サーバ200は、キーパッド装置100からカウンティング要請信号が受信されれば、カウンティング要請信号とともに受信されたボタン識別情報に基づいて担当者識別情報を確認し、当該担当者に対応するユーザ装置300にカウンティングが開始されることを知らせるタイマー開始メッセージを送信できる。
【0058】
このとき、通知サーバ200は、タイマー開始メッセージに病床識別情報、患者識別情報、及び業務内容情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0059】
その後、ユーザ装置300は、
図4に示されたように、通知サーバ200から受信されたタイマー開始メッセージの細部情報MA1を画面に表示することができる。
【0060】
一方、通知サーバ200は、事前通知時点に到達すれば、現在から事前通知時間が経過すれば、遅延時間が終了することを知らせる事前通知メッセージをユーザ装置300に送信することができる。
【0061】
このとき、通知サーバ200は、事前通知メッセージに病床識別情報、患者識別情報、業務内容情報、及び終了時点までの残り時間情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0062】
その後、ユーザ装置300は、
図5に示されたように、通知サーバ200から受信された事前通知メッセージの細部情報MA2を画面に表示することができる。
【0063】
一方、通知サーバ200は、終了時点に到達すれば、遅延時間が終了したことを知らせる終了メッセージをユーザ装置300に送信することができる。
【0064】
このとき、通知サーバ200は、終了メッセージに病床識別情報、患者識別情報、業務内容情報、及び遅延時間を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0065】
その後、ユーザ装置300は、
図6に示されたように、通知サーバ200から受信された終了メッセージの細部情報MA3を画面に表示することができる。
【0066】
一方、ユーザ装置300は、終了メッセージをユーザが確認したことを表す終了確認情報の入力を受けることができる。その後、ユーザ装置300は、終了確認情報が入力されれば、終了確認情報を通知サーバ200に送信することができる。
【0067】
次いで、通知サーバ200は、終了確認時点に到達するまで終了確認情報が受信されなければ、遅延時間が終了し、終了確認時間が経過したことを知らせる終了経過メッセージをユーザ装置300に送信することができる。
【0068】
逆に、通知サーバ200は、終了確認時点に到達するまで終了確認情報が受信されれば、終了経過メッセージを送信しないことができる。
【0069】
このとき、通知サーバ200は、終了経過メッセージに病床識別情報、患者識別情報、業務内容情報、及び終了時点から経過した時間情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0070】
その後、ユーザ装置300は、
図7に示されたように、通知サーバ200から受信された終了経過メッセージの細部情報MA4を画面に表示することができる。
【0071】
図8は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される遅延時間が補正される過程を説明するための図である。
【0072】
図8にさらに示すように、キーパッド装置100は、遅延時間を補正するためのボタンに選択が入力され得る。より具体的に、キーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するためのボタンの他に、遅延時間を補正するためのボタンに選択が入力され得る。
【0073】
このために、キーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するためのボタンに選択が先に入力され、その後に遅延時間を補正するためのボタンに選択が入力され得る。
【0074】
キーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するためのボタンと遅延時間を補正するためのボタンとの各々に選択が入力される度に上述したカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0075】
このとき、通知サーバ200は、遅延時間を補正するためのボタンのボタン識別情報に遅延時間補正情報をマッチングさせることができる。ここで、遅延時間補正情報は、遅延時間が補正される時間長さを表す情報であることができる。
【0076】
その後、通知サーバ200は、カウンティング要請信号が最初に受信された最初受信時点から第1基準時間の間にカウンティング要請信号が再受信されれば、最初に受信されたカウンティング要請信号のボタン識別情報に対応する遅延時間と再受信されたカウンティング要請信号のボタン識別情報に対応する遅延時間補正情報とを確認し、確認された遅延時間に遅延時間補正情報を適用して遅延時間を補正できる。
【0077】
一方、他の実施形態に係るキーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するためのいずれか1つのボタンに選択が複数回入力され得る。
【0078】
他の実施形態に係るキーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するためのボタンに選択が入力される度に上述したカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0079】
その後、他の実施形態に係る通知サーバ200は、カウンティング要請信号が最初に受信された最初受信時点から第1基準時間の間にカウンティング要請信号が再受信されれば、最初受信時点から第1基準時間の間にカウンティング要請信号の受信回数に基づいて遅延時間を補正できる。
【0080】
具体的に、他の実施形態に係る通知サーバ200は、受信回数が基準回数を超過すれば、遅延時間を増加させて補正し、受信回数が基準回数以下であれば、遅延時間を減少させて補正することができる。
【0081】
例えば、基準回数が2回である場合、他の実施形態に係る通知サーバ200は、受信回数が3回であれば、遅延時間を増加させて補正し、受信回数が2回であれば、遅延時間を減少させて補正することができる。
【0082】
上述したように、通知サーバ200は、遅延時間を補正でき、遅延時間が補正されれば、補正された遅延時間を用いて終了時点、事前通知時点、及び終了確認時点を再設定できる。
【0083】
図9は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムで利用される業務担当者情報を取得する過程を説明するための図である。
【0084】
図9に示すように、さらに他の実施形態に係るキーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するための複数のボタンの各々に選択が順に入力され得る。
【0085】
さらに他の実施形態に係るキーパッド装置100は、遅延時間をカウンティングすることを要請するための複数のボタンに選択が順に入力される度に上述したカウンティング要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0086】
さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、カウンティング要請信号が最初に受信された最初受信時点から第2基準時間の間にカウンティング要請信号が再受信されれば、受信されたカウンティング要請信号の各々に対応する複数のボタンの各々が選択入力された入力順序に基づいて業務担当者情報を確認できる。
【0087】
このために、さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、カウンティング要請信号の各々とともに受信されたボタン識別情報と各ボタンに選択が入力された入力時間とを用いて入力順序を生成できる。
【0088】
このとき、さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、最初に受信されたカウンティング要請信号とともに受信されたボタン識別情報を除き、最初以後に受信されたカウンティング要請信号とともに受信されたボタン識別情報から上述した入力順序を生成できる。他の実施形態に係る通知サーバ200は、最初に受信されたカウンティング要請信号とともに受信されたボタン識別情報は、上述したように、遅延時間のカウンティングに利用することができる。
【0089】
その後、さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、複数のボタンが選択入力される入力順序と業務担当者情報とがマッチングされた入力順序-業務担当者参照データを参照して業務担当者情報を確認できる。
【0090】
例えば、さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、「鍼」、「リンゲル」、「灸」、「物理療法」、「鍼」ボタンの順に選択が入力された場合、最初に入力された「鍼」ボタンを除いた入力順序である「リンゲル」、「灸」、「物理療法」、「鍼」にマッチングされた業務担当者情報を入力順序-業務担当者参照データから確認することができる。
【0091】
これを通じて、さらに他の実施形態に係る通知サーバ200は、カウンティングを要請したユーザがどの担当者であるかを確認できる。
【0092】
図10は、本発明の一実施形態に係る遅延時間カウンティングシステムの構成要素のそれぞれのブロック図である。
【0093】
図10に示すように、キーパッド装置100は、ボタン部110、通信部120、プロセッサ130、及び格納部140を備えることができる。
【0094】
ボタン部110は、ユーザから選択が入力され得る複数のボタンを備えることができる。
【0095】
上述したように、ボタン部110の複数のボタンの各々は、アナログ方式またはデジタル方式で実現されることができる。
【0096】
一方、通信部120は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部120は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0097】
ここで、通信部120は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0098】
一方、プロセッサ130は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0099】
プロセッサ130は、格納部140に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0100】
格納部140には、プロセッサ130の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部140に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0101】
一方、通知サーバ200は、通信部210、プロセッサ220、及び格納部230を備えることができる。
【0102】
一方、通信部210は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部210は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0103】
ここで、通信部210は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0104】
一方、プロセッサ220は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0105】
プロセッサ220は、格納部230に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0106】
格納部230には、プロセッサ220の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部230に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0107】
一方、ユーザ装置300は、通信部310、表示部320、入力部330、プロセッサ340、及び格納部350を備えることができる。
【0108】
一方、通信部310は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部310は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0109】
ここで、通信部310は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0110】
表示部320は、受信された信号、情報、及びメッセージを画面に出力することができる。
【0111】
このような表示部320は、画面にイメージを出力するためのディスプレイモジュールを含むことができる。
【0112】
入力部330は、ユーザから様々な情報の入力を受けることができ、このために、タッチパネルで実現されることができるが、情報の入力を受ける限り、形態と方式は限定されないことに留意する。
【0113】
一方、プロセッサ340は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0114】
プロセッサ340は、格納部350に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0115】
格納部350には、プロセッサ340の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部350に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0116】
今まで本発明について望ましい実施形態を中心に説明した。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で本発明を実現できることを理解するであろう。したがって、開示された実施形態等は、限定的な観点でなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に表れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれたことと解釈されなければならない。
【0117】
以上のように、本発明は、例え、限定された実施形態と図面により説明されたが、本発明は、これにより限定されず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と下記に記載される特許請求の範囲の均等範囲内で様々な修正及び変形が可能であることはもちろんである。
【符号の説明】
【0118】
100 キーパッド装置
200 通知サーバ
300 ユーザ装置