(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012247
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】業務スケジュール管理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/109 20230101AFI20240123BHJP
G06Q 10/0631 20230101ALI20240123BHJP
【FI】
G06Q10/10 340
G06Q10/06 302
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119946
(22)【出願日】2022-07-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0088076
(32)【優先日】2022-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522300499
【氏名又は名称】ハローファクトリー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(74)【代理人】
【識別番号】100207022
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 弘之
(72)【発明者】
【氏名】キム キョンミン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】業務内容情報と業務スケジュール情報とに応じてユーザに業務要請メッセージを送信し、業務実行によるボタンの選択が入力されれば、業務日誌を生成する業務スケジュール管理システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る業務スケジュール管理システムは、ユーザが行う業務の対象別に前記ユーザが行う業務内容を表す業務内容情報及び前記ユーザが行う業務の実行時点を表す業務スケジュール情報を設定し、前記業務内容情報及び前記業務スケジュール情報に基づいて前記ユーザに業務を要請する業務要請メッセージを送信する通知サーバ200と、前記業務要請メッセージが受信されれば、前記業務要請メッセージを出力するユーザ装置300と、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、行われた前記業務に対する業務日誌を生成要請する業務日誌要請信号を前記通知サーバ200に送信するキーパッド装置100とを備えることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが行う業務の対象別に前記ユーザが行う業務内容を表す業務内容情報及び前記ユーザが行う業務の実行時点を表す業務スケジュール情報を設定し、前記業務内容情報及び前記業務スケジュール情報に基づいて前記ユーザに業務を要請する業務要請メッセージを送信する通知サーバと、
前記業務要請メッセージが受信されれば、前記業務要請メッセージを出力するユーザ装置と、
複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、行われた前記業務に対する業務日誌を生成要請する業務日誌要請信号を前記通知サーバに送信するキーパッド装置と、
を備えることを特徴とする業務スケジュール管理システム。
【請求項2】
前記通知サーバは、
前記ユーザが行う業務の前記実行時点に到達すれば、前記業務要請メッセージに当該実行時点に対応する業務内容情報を含めて前記ユーザ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の業務スケジュール管理システム。
【請求項3】
前記通知サーバは、
前記業務日誌要請信号が受信されれば、選択が入力された前記ボタンに対応する業務実行時間情報、実行業務情報、業務担当者情報、及び業務対象情報に基づいて前記業務日誌を生成することを特徴とする請求項1に記載の業務スケジュール管理システム。
【請求項4】
前記通知サーバは、
前記ボタンの選択が入力された時点または前記業務日誌要請信号が受信された時点に基づいて前記業務実行時間情報を確認し、選択が入力された前記ボタンのボタン識別情報に基づいて前記実行業務情報、前記業務担当者情報、及び前記業務対象情報を確認し、前記業務実行時間情報、前記実行業務情報、前記業務担当者情報、及び前記業務対象情報が前記業務日誌に含まれるように前記業務日誌を生成することを特徴とする請求項3に記載の業務スケジュール管理システム。
【請求項5】
前記通知サーバは、
前記業務日誌要請信号が最初に受信された最初受信時点から第2基準時間の間に前記業務日誌要請信号が再受信されれば、前記受信された業務日誌要請信号の各々に対応する複数のボタンの各々が選択入力された入力順序に基づいて前記業務担当者情報を確認することを特徴とする請求項1に記載の業務スケジュール管理システム。
【請求項6】
前記通知サーバは、
複数のボタンが選択入力される入力順序と業務担当者情報とがマッチングされた入力順序-業務担当者参照データを参照して前記業務担当者情報を確認することを特徴とする請求項5に記載の業務スケジュール管理システム。
【請求項7】
前記ユーザ装置は、
前記業務要請メッセージをユーザが確認したことを表す業務確認情報の入力を受け、前記業務確認情報を前記通知サーバに送信し、
前記通知サーバは、
前記業務要請メッセージを送信した送信時点から業務確認時間が経過する業務確認時点を設定し、前記業務確認時点に到達するまで前記業務確認情報が受信されなければ、前記ユーザに業務を再要請する業務再要請メッセージを前記ユーザ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の業務スケジュール管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務スケジュール管理システムに関し、より詳細には、業務内容情報と業務スケジュール情報とに応じてユーザに業務要請メッセージを送信し、業務実行によるボタンの選択が入力されれば、業務日誌を生成する業務スケジュール管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
業務の実行のために、同じ特定空間を同時に使用する複数の担当者及び需要者には、自分が担当しなければならない業務、または自分が受けなければならない業務が何であるかを共に共有することが重要である。
【0003】
しかし、担当者と需要者との間に業務を共有するのには限界がある。
【0004】
すなわち、計画された業務が変更されるか、担当者及び需要者が業務を編集するようになると、これを再度共有するのに困難がある。
【0005】
このような業務の共有及び設定(編集)に対する作業は、複数の担当者及び需要者が共有する業務が多様であり、複雑な場合には、その問題点はさらに深くなる。
【0006】
従来には、固有コードを含む呼び出し信号を発生する複数の呼び出し機と、前記複数の呼び出し機による呼び出し信号を受信して呼び出し可否を知らせ、前記呼び出し機が設けられたベッド別に時間を複数設定して各々管理できる少なくとも1つの管理機を含んで、複数の場所に設けられた呼び出し機の呼び出しと各呼び出し機が設けられた場所の時間管理を効率的に管理した。
【0007】
しかし、毎度業務時点に到達する度に呼び出し機の呼び出しを手動として、正確な時点に業務実行が不可であり、行われた業務に対する業務日誌も手動で作成することにより、漏れに対する問題点が発生される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2018-0096230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、業務内容情報と業務スケジュール情報とに応じてユーザに業務要請メッセージを送信し、業務実行によるボタンの選択が入力されれば、業務日誌を生成することにより、実行時点による自動業務要請と行われた業務に対する業務日誌の自動作成とを提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る業務スケジュール管理システムは、ユーザが行う業務の対象別に前記ユーザが行う業務内容を表す業務内容情報及び前記ユーザが行う業務の実行時点を表す業務スケジュール情報を設定し、前記業務内容情報及び前記業務スケジュール情報に基づいて前記ユーザに業務を要請する業務要請メッセージを送信する通知サーバと、前記業務要請メッセージが受信されれば、前記業務要請メッセージを出力するユーザ装置と、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、行われた前記業務に対する業務日誌を生成要請する業務日誌要請信号を前記通知サーバに送信するキーパッド装置とを備えることができる。
【0011】
望ましくは、前記通知サーバは、前記ユーザが行う業務の前記実行時点に到達すれば、前記業務要請メッセージに当該実行時点に対応する業務内容情報を含めて前記ユーザ装置に送信することができる。
【0012】
望ましくは、前記通知サーバは、前記業務日誌要請信号が受信されれば、選択が入力された前記ボタンに対応する業務実行時間情報、実行業務情報、業務担当者情報、及び業務対象情報に基づいて前記業務日誌を生成できる。
【0013】
望ましくは、前記通知サーバは、前記ボタンの選択が入力された時点または前記業務日誌要請信号が受信された時点に基づいて前記業務実行時間情報を確認し、選択が入力された前記ボタンのボタン識別情報に基づいて前記実行業務情報、前記業務担当者情報、及び前記業務対象情報を確認し、前記業務実行時間情報、前記実行業務情報、前記業務担当者情報、及び前記業務対象情報が前記業務日誌に含まれるように前記業務日誌を生成できる。
【0014】
望ましくは、前記通知サーバは、前記業務日誌要請信号が最初に受信された最初受信時点から第2基準時間の間に前記業務日誌要請信号が再受信されれば、前記受信された業務日誌要請信号の各々に対応する複数のボタンの各々が選択入力された入力順序に基づいて前記業務担当者情報を確認できる。
【0015】
望ましくは、前記通知サーバは、複数のボタンが選択入力される入力順序と業務担当者情報とがマッチングされた入力順序-業務担当者参照データを参照して前記業務担当者情報を確認できる。
【0016】
前記ユーザ装置は、前記業務要請メッセージをユーザが確認したことを表す業務確認情報の入力を受け、前記業務確認情報を前記通知サーバに送信することができる。
【0017】
望ましくは、前記通知サーバは、前記業務要請メッセージを送信した送信時点から業務確認時間が経過する業務確認時点を設定し、前記業務確認時点に到達するまで前記業務確認情報が受信されなければ、前記ユーザに業務を再要請する業務再要請メッセージを前記ユーザ装置に送信することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る業務スケジュール管理システムは、業務内容情報と業務スケジュール情報とに応じてユーザに業務要請メッセージを送信し、業務実行によるボタンの選択が入力されれば、業務日誌を生成することにより、実行時点による自動業務要請と行われた業務に対する業務日誌の自動作成とが可能であって、時間によって行われる業務を効率的に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムの連結構成を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務内容情報及び業務スケジュール情報を設定する過程を説明するための図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務要請メッセージがユーザ装置の画面に表示された図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムのキーパッド装置が病床に設けられた一例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムのキーパッド装置にボタンの選択が入力される一例を示した図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務日誌の一例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務担当者情報を取得する過程を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムの構成要素のそれぞれのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の様々な実施形態が添付された図面を参照して記載される。しかしながら、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むことと理解されなければならない。図面の説明と関連して、類似した構成要素に対しては、類似した参照符号が使用され得る。
【0021】
本文書において、「有する」、「有することができる」、「含む」、または「含むことができる」などの表現は、当該特徴(例:数値、機能、作動、または部品などの構成要素)の存在を指し、追加的な特徴の存在を排除しない。
【0022】
本文書において、「AまたはB」、「A又は/及びBのうち、少なくとも1つ」、または「A又は/及びBのうち1つまたはそれ以上」などの表現は、共に並べられた項目等の全ての可能な組み合わせを含むことができる。例えば、「AまたはB」、「A及びBのうち、少なくとも1つ」、または「AまたはBのうち、少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのAを含む、(2)少なくとも1つのBを含む、または(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBの両方を含む場合を全て称することができる。
【0023】
本文書において使用された「第1」、「第2」、「1番目」、または「2番目」などの表現は、様々な構成要素を、順序及び/又は重要度に関係なく修飾することができ、1つの構成要素を他の構成要素と区分するために使用されるだけであり、当該構成要素を限定しない。例えば、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とは、順序または重要度と関係なく、互いに異なるユーザ機器を表すことができる。例えば、本文書に記載された権利範囲を逸脱しないながら第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素に変えて命名されることができる。
【0024】
ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「(機能的にまたは通信的に)連結されて((operatively or communicatively) coupled with/to)」いるとか、「接続されて(connected to)」いると言及されたときには、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に連結されるか、他の構成要素(例:第3構成要素)を介して連結されることができると理解されるべきであろう。それに対し、ある構成要素(例:第1構成要素)が他の構成要素(例:第2構成要素)に「直接連結されて」いるとか、「直接接続されて」いると言及されたときには、前記ある構成要素と前記他の構成要素との間に他の構成要素(例:第3構成要素)が存在しないことと理解されることができる。
【0025】
本文書において使用された表現である「~するように構成された(または、設定された)(configured to)」は、状況に応じて、例えば、「~に適した(suitable for)」、「~する能力を有する(having the capacity to)」、「~するように設計された(designed to)」、「~するように変更された(adapted to)」、「~するように作られた(made to)」、または「~ができる(capable of)」と変えて使用されることができる。用語である「~するように構成(または、設定)された」は、ハードウェア的に「特別に設計された(specifically designed to)」ことだけを必ずしも意味するものではないことがある。その代わりに、ある状況で、「~するように構成された装置」という表現は、その装置が他の装置または部品等とともに「~できる」ことを意味できる。例えば、文句「A、B、及びCを行うように構成(または、設定)された制御部」は、当該作動を行うための専用プロセッサ(例:エンベデッドプロセッサ)、またはメモリに格納された1つ以上のソフトウェアプログラムを実行することにより、当該作動を行うことができる汎用プロセッサ(generic-purpose processor)(例:CPUまたはapplication processor)を意味できる。
【0026】
特に、本明細書において、「~装置」、「~サーバ」は、中央処理装置(Central Processing Unit(CPU))、アプリケーションプロセッサ(Application Processor(AP))、及びコミュニケーションプロセッサ(Communication Processor(CP))のうち1つ以上を含むことができる。
【0027】
本明細書において、「~装置」、「~サーバ」は、少なくとも1つのプロセッサを備える全ての種類のハードウェア装置を意味するものであり、実施形態によって当該ハードウェア装置で作動するソフトウェア的構成も含む意味として理解されることができる。例えば、「~装置」、「~サーバ」は、機械駆動装置、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップ、ノートブック、サーバ、及び各装置で駆動されるユーザクライアント及びアプリケーションを全て含む意味として理解されることができ、また、これに制限されるものではない。
【0028】
本文書において使用された用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであって、他の実施形態の範囲を限定しようとする意図でないことができる。単数の表現は、コンテクスト上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含むことができる。技術的であるか、科学的な用語を含んで、ここで使用される用語は、本文書に記載された技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されることと同じ意味を有することができる。本文書に使用された用語のうち、一般的な辞書に定義された用語は、関連技術のコンテクスト上有する意味と同一または類似した意味と解釈されることができ、本文書において明白に定義されない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味と解釈されない。場合によって、本文書において定義された用語であっても、本文書の実施形態等を排除するように解釈されることができない。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムの連結構成を示した図である。
【0030】
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムは、キーパッド装置100、通知サーバ200、及びユーザ装置300を備えることができる。
【0031】
このような、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムは、通知サーバ200に設定された業務内容情報と業務スケジュール情報とに応じて当該担当者であるユーザに業務実行を要請する業務要請メッセージをユーザ装置300に送信することができる。
【0032】
また、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムは、業務を行ったユーザからキーパッド装置100にボタン選択が入力されれば、キーパッド装置100が業務日誌生成を要請して、ユーザが行った業務に対して業務日誌を生成できる。
【0033】
これを通じて、ユーザは、実行時点に行われなければならない業務を認知でき、業務を行った後、簡単にボタンの選択を入力するだけで、行った業務に対して業務日誌を生成させることができる。
【0034】
ここで、ユーザは、病床を利用する患者を看護する看護師、患者の担当医師、及び患者を看病する看病人のうち、いずれか1つであることができる。
【0035】
このような、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムは、病院及び療養院に適用されることができる。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務内容情報及び業務スケジュール情報を設定する過程を説明するための図である。
【0037】
図2にさらに示すように、ユーザ装置300は、ユーザからユーザ本人の業務に関する情報の入力を受け、入力された情報の登録及び設定を要請する設定要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0038】
ユーザ装置300は、ユーザが行う業務の対象別にユーザが行う業務内容を表す業務内容情報及びユーザが行う業務の実行時点を表す業務スケジュール情報の入力を受けることができる。
【0039】
ここで、業務内容とは、患者に提供される治療及び看護サービスであることができ、例えば、鍼、灸、物理療法、リンゲルなどであることができる。
【0040】
また、業務の対象とは、治療及び看護サービスの提供を受ける患者であることができ、治療及び看護サービスの提供を受ける患者が利用する寝床であることもできる。
【0041】
実行時点は、上述した業務内容の業務を行わなければならない時点を意味できる。
【0042】
このような実行時点は、1回であることができ、所定の間隔で繰り返されることができる。
【0043】
図2に示されたように、ユーザ装置300は、メッセージ情報入力窓13に業務内容情報の入力を受け、通知時間情報入力窓14及び繰り返し時間情報I5に業務スケジュール情報の入力を受けることができる。
【0044】
また、ユーザ装置300は、病床情報入力窓I1、患者情報入力窓I2、及び担当者情報I6の各々に病床識別情報、患者識別情報、及び担当者識別情報の入力を受けることができる。
【0045】
ユーザ装置300は、ユーザから入力された業務内容情報と業務スケジュール情報だけでなく、病床識別情報、患者識別情報、担当者識別情報を通知サーバ200に送信することができる。
【0046】
通知サーバ200は、ユーザ装置300から受信された業務内容情報と業務スケジュール情報とを設定し、業務内容情報及び業務スケジュール情報に基づいてユーザに業務を要請する業務要請メッセージを送信できる。
【0047】
具体的に、通知サーバ200は、設定された業務スケジュール情報に基づいて業務の実行時点に到達すれば、業務要請メッセージを当該ユーザ装置300に送信することができる。
【0048】
このとき、通知サーバ200は、ユーザが行う業務の実行時点に到達すれば、業務要請メッセージに当該実行時点に対応する業務内容情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0049】
また、通知サーバ200は、業務要請メッセージに病床識別情報、患者識別情報、及び業務内容情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0050】
ユーザ装置300は、
図5に示されたように、通知サーバ200から受信された業務要請メッセージの細部情報MB1を画面に表示することができる。
【0051】
その後、ユーザ装置300のユーザは、本人が行わなければならない業務に関する情報を確認し、業務の対象に移動して業務を行うことができる。
【0052】
一方、ユーザ装置300は、業務要請メッセージをユーザが確認したことを表す業務確認情報の入力を受け、業務確認情報を通知サーバ200に送信することができる。
【0053】
次いで、通知サーバ200は、業務要請メッセージを送信した送信時点から業務確認時間が経過する業務確認時点を設定し、業務確認時点に到達するまで業務確認情報が受信されなければ、ユーザに業務を再要請する業務再要請メッセージをユーザ装置300に送信することができる。
【0054】
逆に、通知サーバ200は、業務確認時点に到達するまで業務確認情報が受信されれば、業務再要請メッセージを送信しないことができる。
【0055】
このとき、通知サーバ200は、業務再要請メッセージに病床識別情報、患者識別情報、及び業務内容情報を含めてユーザ装置300に送信することができる。
【0056】
図4は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムのキーパッド装置が病床に設けられた一例を示した図であり、
図5は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムのキーパッド装置にボタンの選択が入力される一例を示した図である。
【0057】
図4及び
図5にさらに示すように、キーパッド装置100は、複数のボタンのうち、いずれか1つのボタンに対して選択が入力されれば、ユーザにより行われた業務に対する業務日誌を生成要請する業務日誌要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0058】
このような、キーパッド装置100は、病院及び療養院の入院室に配置された病床に設けられることができる。このとき、キーパッド装置100は、病院及び療養院の入院室に配置された複数の病床の各々に設けられることができる。
【0059】
キーパッド装置100は、上部面にユーザにより選択が入力され得る複数のボタンBBを備え、複数のボタンBBのうち、いずれか1つのボタンBBに対してユーザから選択が入力され得る。
【0060】
キーパッド装置100は、複数のボタンBBのうち、いずれか1つのボタンBBに対して選択が入力されれば、選択が入力されたボタンBBに対応するボタン識別情報とともに上述した業務日誌要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0061】
ここで、ボタン識別情報は、複数の病床の各々に設けられたキーパッド装置100のそれぞれのボタンBB毎に相違することができる。
【0062】
後述するが、このようなボタン識別情報には、キーパッド装置100を識別する装置識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床を識別する病床識別情報、当該キーパッド装置100が設けられた病床を利用する患者を識別する患者識別情報、及び当該キーパッド装置100が設けられた病床の業務を担当する担当者識別情報がマッチングされ得る。
【0063】
また、キーパッド装置100は、複数のボタンBBのうち、いずれか1つのボタンBBに対して選択が入力されれば、ボタンBBの選択が入力された入力時間とともに上述した業務日誌要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0064】
一方、キーパッド装置100の複数のボタンBBの各々には、複数のボタンBBに対応する業務内容情報が記載されていることができる。
【0065】
例えば、業務内容情報は、「鍼」、「灸」、「物理療法」、及び「リンゲル」であることができる。
【0066】
このような、複数のボタンBBは、アナログ方式またはデジタル方式で実現されることができる。複数のボタンBBがデジタル方式で実現される場合、キーパッド装置100は、タッチディスプレイを介して複数のボタンBBの各々に対応するボタンイメージを表示できる。
【0067】
一方、ユーザは、業務を行った後、行った業務に対応するキーパッド装置100のボタンBBを選択して入力することができる。
【0068】
図6は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務日誌の一例を示した図である。
【0069】
図6にさらに示すように、通知サーバ200は、業務日誌要請信号が受信されれば、選択が入力されたボタンBBに対応する業務実行時間情報、実行業務情報、業務担当者情報、及び業務対象情報に基づいて業務日誌を生成できる。
【0070】
このために、ボタン識別情報には、業務実行時間情報、実行業務情報、業務担当者情報、及び業務対象情報がマッチングされていることができる。
【0071】
具体的に、通知サーバ200は、業務日誌要請信号が受信されれば、業務日誌要請信号とともに受信されたボタン識別情報を利用して実行業務情報、業務担当者情報、及び業務対象情報を検索し、検索された情報を業務日誌と生成することができる。
【0072】
このとき、通知サーバ200は、業務日誌要請信号とともに受信されたボタンBBの選択が入力された入力時間を業務実行時間情報と生成し、業務日誌に入力時間である業務実行時間情報を含めることができる。
【0073】
一方、ユーザ装置300は、通知サーバ200に業務日誌を要請する業務日誌要請信号を送信し、通知サーバ200は、業務日誌要請信号を受信すれば、ユーザ装置300に業務日誌を送信できる。
【0074】
このとき、通知サーバ200は、ユーザ装置300のユーザが担当者である業務日誌だけをユーザ装置300に送信することができる。
【0075】
その後、ユーザ装置300は、
図6に示されたように、通知サーバ200から受信した業務日誌Jを画面に表示することができる。
【0076】
これを通じて、ユーザは、キーパッド装置100のボタンBBに選択を入力するだけでも自分が行った業務に対する業務日誌を生成させ、生成された業務日誌を照会することができる。
【0077】
図7は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムで利用される業務担当者情報を取得する過程を説明するための図である。
【0078】
図7に示すように、他の実施形態に係るキーパッド装置100は、業務日誌の生成を要請するための複数のボタンの各々に選択が順に入力され得る。
【0079】
他の実施形態に係るキーパッド装置100は、業務日誌の生成を要請するための複数のボタンに選択が順に入力される度に上述した業務日誌要請信号を通知サーバ200に送信することができる。
【0080】
他の実施形態に係る通知サーバ200は、業務日誌要請信号が最初に受信された最初受信時点から第2基準時間の間に業務日誌要請信号が再受信されれば、受信された業務日誌要請信号の各々に対応する複数のボタンの各々が選択入力された入力順序に基づいて業務担当者情報を確認できる。
【0081】
このために、他の実施形態に係る通知サーバ200は、業務日誌要請信号の各々とともに受信されたボタン識別情報と各ボタンに選択が入力された入力時間とを利用して入力順序を生成できる。
【0082】
このとき、他の実施形態に係る通知サーバ200は、最初に受信された業務日誌要請信号とともに受信されたボタン識別情報を除き、最初以後に受信された業務日誌要請信号とともに受信されたボタン識別情報から上述した入力順序を生成できる。他の実施形態に係る通知サーバ200は、最初に受信された業務日誌要請信号とともに受信されたボタン識別情報は、上述したように、業務日誌の生成に利用することができる。
【0083】
その後、他の実施形態に係る通知サーバ200は、複数のボタンが選択入力される入力順序と業務担当者情報とがマッチングされた入力順序-業務担当者参照データを参照して業務担当者情報を確認できる。
【0084】
例えば、他の実施形態に係る通知サーバ200は、「鍼」、「リンゲル」、「灸」、「物理療法」、「鍼」ボタンの順に選択が入力された場合、最初に入力された「鍼」ボタンを除いた入力順序である「リンゲル」、「灸」、「物理療法」、「鍼」にマッチングされた業務担当者情報を入力順序-業務担当者参照データから確認することができる。
【0085】
これを通じて、他の実施形態に係る通知サーバ200は、業務日誌の生成を要請したユーザがどの担当者であるかを確認できる。
【0086】
これを通じて、業務日誌の生成を要請した担当者を正確に確認して、業務日誌生成過程で発生しうるエラーを防止できる。
【0087】
図8は、本発明の一実施形態に係る業務スケジュール管理システムの構成要素のそれぞれのブロック図である。
【0088】
図8に示すように、キーパッド装置100は、ボタン部110、通信部120、プロセッサ130、及び格納部140を備えることができる。
【0089】
ボタン部110は、ユーザからの選択が入力され得る複数のボタンを備えることができる。
【0090】
上述したように、ボタン部110の複数のボタンの各々は、アナログ方式またはデジタル方式で実現されることができる。
【0091】
一方、通信部120は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部120は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0092】
ここで、通信部120は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0093】
一方、プロセッサ130は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0094】
プロセッサ130は、格納部140に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0095】
格納部140には、プロセッサ130の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部140に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0096】
一方、通知サーバ200は、通信部210、プロセッサ220、及び格納部230を備えることができる。
【0097】
一方、通信部210は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部210は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0098】
ここで、通信部210は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0099】
一方、プロセッサ220は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0100】
プロセッサ220は、格納部230に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0101】
格納部230には、プロセッサ220の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部230に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0102】
一方、ユーザ装置300は、通信部310、表示部320、入力部330、プロセッサ340、及び格納部350を備えることができる。
【0103】
一方、通信部310は、通信網と連動して外部機器、装置、及びサーバ間の送受信信号をパケットデータ形態で提供するのに必要な通信インターフェースを提供できる。さらには、通信部310は、データ要請に応答してデータを送信する役割を果たすことができる。
【0104】
ここで、通信部310は、他のネットワーク装置と有無線連結を介して制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置であることができる。
【0105】
表示部320は、受信された信号、情報、及びメッセージを画面に出力することができる。
【0106】
このような、表示部320は、画面にイメージを出力するためのディスプレイモジュールを含むことができる。
【0107】
入力部330は、ユーザから様々な情報の入力を受けることができ、このために、タッチパネルで実現されることができるが、情報の入力を受ける限り、形態と方式は限定されないことに留意する。
【0108】
一方、プロセッサ340は、上述した各構成要素の作動を行うことができ、1つ以上のコア(core、図示せず)及びグラフィック処理部(図示せず)、及び/又は他の構成要素と信号を送受信する連結通路(例えば、バス(bus)など)を備えることができる。
【0109】
プロセッサ340は、格納部350に格納された1つ以上のインストラクションを実行することにより、上述した各構成要素の作動を行うように構成されることができる。
【0110】
格納部350には、プロセッサ340の処理及び制御のためのプログラム(1つ以上のインストラクション)を格納することができる。格納部350に格納されたプログラムは、機能によって複数個のモジュールに区分されることができる。
【0111】
今まで本発明について望ましい実施形態を中心に説明した。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で本発明を実現できることを理解するであろう。したがって、開示された実施形態等は、限定的な観点でなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は、前述した説明でなく、特許請求の範囲に表れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれたことと解釈されなければならない。
【0112】
以上のように、本発明は、例え、限定された実施形態と図面により説明されたが、本発明は、これにより限定されず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって本発明の技術思想と下記に記載される特許請求の範囲の均等範囲内で様々な修正及び変形が可能であることはもちろんである。
【符号の説明】
【0113】
100 キーパッド装置
200 通知サーバ
300 ユーザ装置