(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122628
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】表示装置及び表示装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
G09F 9/33 20060101AFI20240902BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20240902BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240902BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20240902BHJP
H01L 33/62 20100101ALI20240902BHJP
H01L 33/54 20100101ALI20240902BHJP
H01L 33/60 20100101ALI20240902BHJP
【FI】
G09F9/33
G09F9/30 349D
G09F9/30 349C
G09F9/30 337
G09F9/00 338
H01L33/00 L
H01L33/62
H01L33/54
H01L33/60
G09F9/30 338
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023030286
(22)【出願日】2023-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮坂 光一
(72)【発明者】
【氏名】今関 佳克
(72)【発明者】
【氏名】上條 陽一
(72)【発明者】
【氏名】大澤 修一
(72)【発明者】
【氏名】亀井 義史
【テーマコード(参考)】
5C094
5F142
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA10
5C094BA23
5C094CA19
5C094DA13
5C094DB01
5C094EA06
5C094EB02
5C094ED11
5C094ED15
5C094FA01
5C094FA02
5F142AA04
5F142BA32
5F142CA11
5F142CB14
5F142CB23
5F142CD02
5F142CD16
5F142CD17
5F142CE03
5F142CE13
5F142CE32
5F142CG03
5F142CG27
5F142DB17
5F142FA18
5F142FA21
5F142GA02
5G435AA03
5G435BB04
5G435CC09
5G435EE12
5G435FF03
5G435FF13
5G435HH02
5G435KK05
(57)【要約】
【課題】光の取出し効率を向上させることが可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】表示装置は、表示面である第1主面と、第1主面と反対側の第2主面とを有する透光性の基板と、基板の第2主面に、接着層を介して設けられた複数の発光素子と、複数の発光素子の、基板と反対側に設けられた第1端子及び第2端子と、複数の発光素子を覆うとともに、隣り合う発光素子の間に溝部が形成された第1保護膜と、第1保護膜を覆って設けられ、発光素子と重なる重畳部と、溝部の側面に設けられる側部とを有する第1反射層と、を有し、第1反射層は、第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して第1端子と電気的に接続される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示面である第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する透光性の基板と、
前記基板の前記第2主面に、接着層を介して設けられた複数の発光素子と、
複数の前記発光素子の、前記基板と反対側に設けられた第1端子及び第2端子と、
複数の前記発光素子を覆うとともに、隣り合う前記発光素子の間に溝部が形成された第1保護膜と、
前記第1保護膜を覆って設けられ、前記発光素子と重なる重畳部と、前記溝部の側面に設けられる側部とを有する第1反射層と、を有し、
前記第1反射層は、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記第1端子と電気的に接続される
表示装置。
【請求項2】
前記第1反射層を覆って前記第1保護膜の上に設けられた第2保護膜と、
前記第2保護膜の上に設けられた第2反射層と、を有し、
前記第1反射層の前記重畳部は、前記第2端子と重なる領域に設けられた開口を有し、
前記第1保護膜の、前記重畳部の前記開口が設けられた領域には、接続電極が設けられ、
前記第2反射層は、前記接続電極と前記重畳部との隙間を覆って設けられる
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記接続電極は、前記第1保護膜に設けられた第2コンタクトホールを介して前記第2端子と電気的に接続され、前記第2反射層は、前記第2保護膜に設けられた第3コンタクトホールを介して前記接続電極と電気的に接続される
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記基板の前記第2主面に設けられ、前記基板に垂直な方向からの平面視で複数の前記発光素子の間に配置された遮光層を有し、
前記溝部の底部は、前記遮光層と重なって設けられ、
前記基板に垂直な方向で、前記遮光層は、前記基板の前記第2主面と、前記第1反射層の前記側部の前記第2主面側の端部と、の間に配置される
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1反射層は、前記溝部の底部に設けられたスリット部により複数の前記発光素子ごとに離隔して設けられる
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記基板の前記第2主面に設けられ、前記第2主面に垂直な方向からの平面視で複数の前記発光素子の間に配置された遮光層を有し、
前記第1反射層の前記スリット部は、前記遮光層と重なって設けられ、
前記発光素子の間に配置された前記遮光層の幅は、前記第1反射層の前記スリット部の幅よりも大きい
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1反射層は、前記溝部の側面及び底部に設けられ、複数の前記発光素子に亘って連続して設けられる
請求項4に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1反射層はカソード電極であり、前記第2反射層はアノード電極である
請求項2に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1反射層はアノード電極であり、前記第2反射層はカソード電極である
請求項2に記載の表示装置。
【請求項10】
表示面である第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する透光性の基板と、
前記基板の前記第2主面側に設けられた複数の発光素子と、
複数の前記発光素子の、前記基板と反対側に設けられた第1端子及び第2端子と、
前記発光素子の前記基板と反対側に設けられ、前記発光素子の前記第2端子と重なる部分に開口が設けられた重畳部と、前記発光素子の側面と対向する側部と、を有する第1反射層と、
複数の前記発光素子と前記第1反射層との間に設けられた第1保護膜と、
前記第1反射層の前記開口と重なる第2反射層と、を有し、
前記第1反射層は、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記第1端子と電気的に接続され、
前記第2反射層は、前記開口を介して前記第2端子と電気的に接続される
表示装置。
【請求項11】
表示面である第1主面と、前記第1主面の反対側の第2主面とを有する透光性の基板の、前記第2主面に接着層を介して複数の発光素子を実装する工程と、
複数の前記発光素子を覆って第1保護膜を形成し、隣り合う前記発光素子の間の前記第1保護膜に溝部を形成する工程と、
前記第1保護膜を覆う金属膜を設け、前記発光素子と重なる重畳部と、前記溝部の側面に設けられる側部と、を有する第1反射層を形成するとともに、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記発光素子の第1端子と前記第1反射層とを電気的に接続する工程と、を有する
表示装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び表示装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
微小サイズの発光ダイオード(マイクロLED(micro LED))を用いた表示装置では、表示面側への光取り出し効率を向上させるために反射構造が設けられる。例えば、特許文献1では、複数のマイクロLED間に隔壁が設けられており、この隔壁の側面に、隔壁方向に発光した光を反射する反射部が設けられた構成が記載されている。また、特許文献2では、キャビティの内部に配置される発光素子チップと、キャビティの表面に形成される反射層と、を有する発光素子パッケージについて記載されている。
【0003】
また、発光ダイオードと駆動回路との接続について種々の構成が知られている。例えば、特許文献3では、発光ダイオードは、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を有するアレイ基板上に、接着層で固定されている。特許文献4の表示装置では、1つの画素が3つの発光ダイオードと、3つの発光ダイオードに接続される画素回路(マイクロIC(Integrated Circuit))とを備えたモジュール構造について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-205417号公報
【特許文献2】特開2011-166140号公報
【特許文献3】米国特許第10937815号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2018/0191978号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、2では、発光ダイオードの裏面側(表示面とは反対側)に反射層が設けられていないため、裏面側に出射される光を表示面側に取り出すことが困難である。また、特許文献3、4に示すように発光ダイオードの実装構造や画素回路との接続構成が異なる場合、特許文献1、2の反射構造をそのまま適用することができない可能性がある。
【0006】
本発明は、光の取出し効率を向上させることが可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の表示装置は、表示面である第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する透光性の基板と、前記基板の前記第2主面に、接着層を介して設けられた複数の発光素子と、複数の前記発光素子の、前記基板と反対側に設けられた第1端子及び第2端子と、複数の前記発光素子を覆うとともに、隣り合う前記発光素子の間に溝部が形成された第1保護膜と、前記第1保護膜を覆って設けられ、前記発光素子と重なる重畳部と、前記溝部の側面に設けられる側部とを有する第1反射層と、を有し、前記第1反射層は、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記第1端子と電気的に接続される。
【0008】
本発明の一態様の表示装置は、表示面である第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する透光性の基板と、前記基板の前記第2主面側に設けられた複数の発光素子と、複数の前記発光素子の、前記基板と反対側に設けられた第1端子及び第2端子と、前記発光素子の前記基板と反対側に設けられ、前記発光素子の前記第2端子と重なる部分に開口が設けられた重畳部と、前記発光素子の側面と対向する側部と、を有する第1反射層と、複数の前記発光素子と前記第1反射層との間に設けられた第1保護膜と、前記第1反射層の前記開口と重なる第2反射層と、を有し、前記第1反射層は、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記第1端子と電気的に接続され、前記第2反射層は、前記開口を介して前記第2端子と電気的に接続される。
【0009】
本発明の一態様の表示装置の製造方法は、表示面である第1主面と、前記第1主面の反対側の第2主面とを有する透光性の基板の、前記第2主面に接着層を介して複数の発光素子を実装する工程と、複数の前記発光素子を覆って第1保護膜を形成し、隣り合う前記発光素子の間の前記第1保護膜に溝部を形成する工程と、前記第1保護膜を覆う金属膜を設け、前記発光素子と重なる重畳部と、前記溝部の側面に設けられる側部と、を有する第1反射層を形成するとともに、前記第1保護膜に設けられた第1コンタクトホールを介して前記発光素子の第1端子と前記第1反射層とを電気的に接続する工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、実施形態に係る表示装置を模式的に示す平面図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る表示装置の画素を示す平面図である。
【
図3】
図3は、複数の発光素子、反射層及び遮光層の配置関係を模式的に示す平面図である。
【
図4】
図4は、
図3の遮光層を除いて、複数の発光素子、反射層及び駆動回路の配置関係を模式的に示す平面図である。
【
図6】
図6は、変形例に係る表示装置を模式的に示す断面図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る表示装置の製造方法を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、本開示の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本開示と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0012】
本明細書及び特許請求の範囲において、ある構造体の上に他の構造体を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある構造体に接するように、直上に他の構造体を配置する場合と、ある構造体の上方に、さらに別の構造体を介して他の構造体を配置する場合との両方を含むものとする。
【0013】
(実施形態)
図1は、実施形態に係る表示装置を模式的に示す平面図である。
図1に示すように、表示装置1は、基板21と、画素Pixと、走査回路12と、駆動IC(Integrated Circuit)210と、カソード配線60と、を含む。基板21は、複数の画素Pixによる画像を表示する表示基板であり、複数の画素Pix及び周辺回路(走査回路12、駆動IC210等)を覆って設けられる。基板21は、複数の画素Pix及び周辺回路を保護するカバー基板(カバーガラス)も兼ねる。
【0014】
図1に示すように、表示装置1は、表示領域AAと、周辺領域GAとを有する。表示領域AAは、複数の画素Pixと重なって配置され、画像を表示する領域である。周辺領域GAは、複数の画素Pixと重ならない領域であり、表示領域AAの外側に配置される。
【0015】
複数の画素Pixは、基板21の表示領域AAにおいて、第1方向Dx及び第2方向Dyに配列される。なお、第1方向Dx及び第2方向Dyは、基板21の表面に対して平行な方向である。第1方向Dxは、第2方向Dyと直交する。ただし、第1方向Dxは、第2方向Dyと直交しないで交差してもよい。第3方向Dzは、第1方向Dx及び第2方向Dyと直交する方向である。第3方向Dzは、例えば、基板21の法線方向に対応する。なお、以下、平面視とは、第3方向Dzから見た場合の位置関係を示す。
【0016】
走査回路12は、駆動IC210から引き出される配線を経由して供給される各種制御信号に基づいて複数の画素Pixが有する駆動回路201(
図2参照)を、行ごとに順次選択する回路である。走査回路12は、各行の駆動回路201を順次又は同時に選択し、選択された駆動回路201に制御信号を供給する。これにより、駆動回路201は、複数の画素Pixの発光素子3を駆動する。
【0017】
駆動IC210は、表示装置1の表示を制御する回路である。駆動IC210から複数の画素Pixが有する駆動回路201へ向かって複数の配線(図示は省略する)が引き出されている。駆動IC210は、走査回路12により選択された各画素Pixの駆動回路201に制御信号(画素信号)を供給する。駆動回路201は駆動IC210からの制御信号に応じて各発光素子3に駆動信号(電流)を供給し、各発光素子3が発光する。駆動IC210は、基板21の周辺領域GAに実装される。これに限定されず、駆動IC210は、基板21の周辺領域GAに接続されたフレキシブルプリント基板やリジット基板の上に実装されてもよい。
【0018】
カソード配線60は、基板21の周辺領域GAに設けられる。カソード配線60は、表示領域AAの複数の画素Pix及び周辺領域GAの走査回路12を囲んで設けられる。複数の発光素子3のカソードは、共通のカソード配線60に電気的に接続され、固定電位(例えば、グランド電位)が供給される。より具体的には、発光素子3のカソード端子32(
図3参照)は、カソード電極34を介して、カソード配線60に接続される。
【0019】
図2は、実施形態に係る表示装置の画素を示す平面図である。
図2に示すように、1つの画素Pixは、複数の画素SPXと、駆動回路201と、を含む。例えば、画素Pixは、画素SPX-Rと、画素SPX-Gと、画素SPX-Bと、を有する。画素SPX-Rは、第1色としての原色の赤色を表示する。画素SPX-Gは、第2色としての原色の緑色を表示する。画素SPX-Bは、第3色としての原色の青色を表示する。
図2に示すように、1つの画素Pixにおいて、画素SPX-R、画素SPX-G及び画素SPX-Bは第1方向Dxで並ぶ。なお、第1色、第2色、第3色は、それぞれ赤色、緑色、青色に限られず、補色などの任意の色を選択することができる。以下において、画素SPX-Rと、画素SPX-Gと、画素SPX-Bと、をそれぞれ区別する必要がない場合、単に画素SPXという。
【0020】
画素SPXは、それぞれ発光素子3と、反射層37とを有する。表示装置1は、画素SPX-R、画素SPX-G及び画素SPX-Bにおいて、発光素子3R、3G、3Bごとに異なる光を出射することで画像を表示する。発光素子3は、平面視で、3μm以上、300μm以下程度の大きさを有する無機発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)チップであり、マイクロLED(micro LED)と呼ばれる。各画素にマイクロLEDを備える表示装置1は、マイクロLED表示装置とも呼ばれる。なお、マイクロLEDのマイクロは、発光素子3の大きさを限定するものではない。
【0021】
なお、複数の発光素子3は、4色以上の異なる光を出射してもよい。また、複数の画素SPXの配置は、
図2に示す構成に限定されない。例えば、1つの画素SPXは他の画素SPXと第2方向Dyに隣り合っていてもよい。また、複数の画素SPXは、三角格子状に配置されていてもよい。
【0022】
駆動回路201は、例えばマイクロICで構成され、画素Pixごとに設けられる。
図2に示す例では、3つの画素SPXに対し1つの駆動回路201が設けられる。駆動回路201は、配線61を介して各画素SPXの発光素子3のアノードに接続される。また、駆動回路201は、配線62を介して各画素SPXの発光素子3のカソードに接続される。駆動回路201は、上述したように走査回路12からの走査信号と、駆動IC210からの制御信号(画素信号)に基づいて、各発光素子3に所定の電流が流れるように制御し、発光素子3を発光させる。
【0023】
図2では、1つの駆動回路201が3つの発光素子3に接続される構成を示したが、これに限定されず、1つの駆動回路201が1つの発光素子3に接続されてもよいし、あるいは1つの駆動回路201が4つ以上の発光素子3に接続されてもよい。
【0024】
次に、表示装置1の詳細な構成について説明する。
図3は、複数の発光素子、反射層及び遮光層の配置関係を模式的に示す平面図である。
図4は、
図3の遮光層を除いて、複数の発光素子、反射層及び駆動回路の配置関係を模式的に示す平面図である。
【0025】
図3及び
図4に示すように、画素SPX-R、SPX-G、SPX-Bは、それぞれ発光素子3R、3G、3Bと、発光素子3R、3G、3Bと電気的に接続されるカソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cと、を有する。アノード電極35、カソード電極34及び接続電極35cは、いずれも金属材料で形成され、各発光素子3R、3G、3Bの反射層37を構成する。言い換えると、アノード電極35、カソード電極34及び接続電極35cは、発光素子3R、3G、3Bの電極と、反射層37と、を兼用する。
【0026】
反射層37は表示面(基板21の第1主面S1(
図5参照))からみて、キャビティ状(凹状)に形成される。
図3及び
図4では、カソード電極34の重畳部34aと側部34bとにそれぞれ異なるハッチングを付して示している。重畳部34aは、各発光素子3と重なり、各発光素子3の裏面側(基板21の反対側)に配置される。側部34bは、重畳部34aの周囲に設けられ、各発光素子3の側面と対向する。発光素子3R、3G、3Bは、それぞれキャビティ状の反射層37内に配置される。反射層37は、発光素子3R、3G、3Bの側方あるいは裏面側に出射される光を第1主面S1側に反射するように構成される。なお、反射層37の詳細な構成については、
図5にて後述する。
【0027】
図4に示すように、発光素子3のカソード端子32(第1端子)は、第1コンタクトホールCH1を介してカソード電極34と電気的に接続される。カソード電極34には画素SPX間にスリット部SPが設けられ、これにより、カソード電極34は発光素子3ごと(画素SPXごと)に離隔して設けられる。言い換えると、反射層37は発光素子3ごと(画素SPXごと)に離隔して設けられる。複数のカソード電極34は、共通の配線62を介して駆動回路201に接続される。
【0028】
発光素子3のアノード端子33(第2端子)は、第2コンタクトホールCH2を介して接続電極35cと電気的に接続される。接続電極35cは、第3コンタクトホールCH3(
図5参照)を介してアノード電極35と電気的に接続される。このような構成により、発光素子3のアノード端子33はアノード電極35と電気的に接続される。複数のアノード電極35は、それぞれ配線61を介して駆動回路201に接続される。
【0029】
図3及び
図4に示すように、遮光層39は、駆動回路201及び配線61、62を覆って設けられる。遮光層39には、各画素SPXの発光素子3と重なる領域に開口39aが設けられる。遮光層39の開口39aの外縁部は、カソード電極34の外縁部と重なって設けられる。また、遮光層39の一部は、第1方向Dxで隣り合う発光素子3(画素SPX)間に設けられ、カソード電極34の外縁部に沿って第2方向Dyに延在する。言い換えると、遮光層39は、第1主面S1に垂直な方向からの平面視で複数の発光素子3の間に配置される。画素SPX間での遮光層39の幅W1(
図3参照)は、カソード電極34のスリット部SPの幅W2よりも大きい。
【0030】
図3では、1つの画素Pixに設けられた遮光層39を示しているが、遮光層39は、複数の画素Pixに亘って連続して設けられる。また、図示は省略するが、遮光層39は、複数の画素Pixが設けられた表示領域AAから、周辺領域GAに亘って設けられ、周辺回路である走査回路12や駆動IC210を覆って設けられる。
【0031】
図5は、
図3のV-V’断面図である。
図5に示すように、発光素子3は、基板21の上に設けられる。基板21は、表示面である第1主面S1と、第1主面S1と反対側の第2主面S2と、を有する。発光素子3及び反射層37を構成する各種電極は、基板21の第2主面S2側に設けられる。また、図示は省略するが、基板21の第2主面S2には、駆動回路201(
図4参照)が実装されるとともに、駆動回路201と発光素子3を接続する各配線61、62が形成される。基板21は透光性を有する絶縁基板であり、例えば、ガラス基板、樹脂基板等が用いられる。
【0032】
本明細書において、基板21の表面に垂直な方向において、基板21から発光素子3に向かう方向を「上側」又は単に「上」とする。また、発光素子3から基板21に向かう方向を「下側」又は単に「下」とする。
【0033】
遮光層39は、基板21の第2主面S2に設けられる。遮光層39は、例えば黒色の樹脂材料や、遮光性を有する金属膜又は合金膜等で形成される。上述したように、遮光層39には各発光素子3が設けられる領域に開口39aを有する。
【0034】
接着層22は、遮光層39を覆って基板21の第2主面S2に設けられる。接着層22は、例えば、光学透明樹脂(OCR:Optical Clear Resin)又は光学粘着フィルム(OCA:Optical Clear Adhesive)が用いられる。接着層22は、基板21の第2主面S2の全面を覆って設けられている。ただしこれに限定されず、接着層22は、少なくとも発光素子3が設けられる領域に設けられていればよく、遮光層39の開口39aごとに離隔して配置されていてもよい。
【0035】
複数の発光素子3は、基板21の第2主面S2に接着層22を介して設けられる。複数の発光素子3は、どのような構成であってもよいが、n型半導体層、活性層、p型半導体層の順に積層された構成を採用することができる。半導体層は、例えば、窒化ガリウム(GaN)、アルミニウムインジウム燐(AlInP)、窒化インジウムガリウム(InGaN)等の化合物半導体が用いられる。半導体層は、発光素子3R、3G、3Bごとに異なる材料が用いられてもよい。また、活性層として、高効率化のために数原子層からなる井戸層と障壁層とを周期的に積層させた多重量子井戸構造(MQW構造)が採用されてもよい。
【0036】
カソード端子32及びアノード端子33は、発光素子3の、基板21と反対側に設けられる。より具体的には、カソード端子32及びアノード端子33は、発光素子3の同一面側に設けられ、基板21の第2主面S2と対向する面の反対側の面に設けられる。言い換えると、複数の発光素子3は、それぞれ、カソード端子32及びアノード端子33が設けられていない面が基板21の第2主面S2に対向するように配置され、接着層22を介して設けられる。
【0037】
第1保護膜23は、複数の発光素子3を覆って設けられる。より詳細には、第1保護膜23は、複数の発光素子3の上面及び側面の少なくとも一部を覆って設けられ、カソード端子32及びアノード端子33と重なる領域にそれぞれ第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2を有する。第1保護膜23は、有機絶縁膜で形成され、例えば感光性アクリル等の有機材料が用いられる。感光性アクリル等の有機材料は、CVD等により形成される無機絶縁材料に比べ、複数の発光素子3で形成される段差のカバレッジ性や、表面の平坦性に優れる。
【0038】
第1保護膜23には、隣り合う発光素子3の間に溝部GVが形成される。溝部GVは、第1保護膜23の上下面を貫通しており、基板21の第2主面S2に近づくにしたがって幅が小さくなるテーパー形状を有する。溝部GVの底部は、遮光層39と重なる位置に配置される。なお、
図5では、第1方向Dxに隣り合う発光素子3の間に設けられた溝部GVを示しているが、第2方向Dyに隣り合う発光素子3の間にも溝部GVが設けられ、溝部GVは、平面視で1つの発光素子3の周囲を囲んで形成される。
【0039】
言い換えると、第1保護膜23は、溝部GVを介して複数の発光素子3ごとに島状に形成される。各発光素子3を覆う第1保護膜23は、基板21の第2主面S2に近づくにしたがって幅が大きくなるテーパー形状を有する。第1保護膜23の側面は、基板21の第2主面S2に向かって拡がる方向に傾斜する。
【0040】
カソード電極34(第1反射層)及び接続電極35cは、第1保護膜23を覆って設けられる。カソード電極34は、発光素子3と重なる重畳部34aと、溝部GVの側面に設けられる側部34bとを有する。また、カソード電極34のスリット部SP(
図4参照)は、溝部GVの底部に設けられる。つまり、スリット部SPは、遮光層39と重なって設けられる。より詳細には、カソード電極34の重畳部34aは発光素子3の上面(カソード端子32及びアノード端子33が設けられた面)と対向して配置され、カソード電極34の側部34bは発光素子3の側面と対向して配置される。カソード電極34の重畳部34aは、第1保護膜23に形成された第1コンタクトホールCH1を介してカソード端子32と接続される。
【0041】
カソード電極34の重畳部34aには、アノード端子33と重なる領域に開口34cが設けられる。接続電極35cは、第1保護膜23の上であって、開口34cと重なる領域に設けられる。接続電極35cは、カソード電極34の重畳部34aと同層に、カソード電極34の重畳部34aと隙間を有して離隔して設けられる。接続電極35cは、第1保護膜23に形成された第2コンタクトホールCH2を介してアノード端子33と接続される。
【0042】
第2保護膜24は、カソード電極34(第1反射層)及び接続電極35cを覆って第1保護膜23の上に設けられる。第2保護膜24は有機絶縁膜で形成され、溝部GVの内部を充填するように設けられるとともに、上面が平坦性を有して形成される。
【0043】
アノード電極35(第2反射層)は第2保護膜24の上に設けられ、第2保護膜24に形成された第3コンタクトホールCH3を介して接続電極35cと接続される。平面視で、アノード電極35は、カソード電極34の開口34cよりも大きい面積を有し、カソード電極34の開口34cと重なる領域に設けられる。言い換えると、アノード電極35はカソード電極34と接続電極35cとの間の隙間と重なる領域に設けられる。
【0044】
カソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cは、金属材料が用いられ、例えばチタン(Ti)及びアルミニウム(Al)等の材料が用いられる。カソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cは、例えばTi/Al/Tiの積層膜であってもよい。なお、カソード電極34と接続電極35cとは、同じ工程で、同じ材料で形成される。また、カソード電極34とアノード電極35とは、同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
【0045】
第3保護膜25は、アノード電極35を覆って第2保護膜24の上に設けられる。第3保護膜25は、第1保護膜23及び第2保護膜24と同様に有機絶縁膜で形成される。ただし、第3保護膜25は、無機絶縁膜であってもよい。また、第1保護膜23、第2保護膜24及び第3保護膜25の少なくとも1つは、有機絶縁膜と無機絶縁膜とが積層された積層膜であってもよい。
【0046】
このような構成により、反射層37は、カソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cを含んで構成される。反射層37は、基板21の第1主面S1側から見たときにキャビティ状に形成され、各発光素子3は、キャビティ状のカソード電極34に囲まれるように配置される。各発光素子3から基板21側に出射される光L1は、基板21の第1主面S1を透過して、表示画像として視認される。
【0047】
また、発光素子3から側方に向けて出射される光L2は、カソード電極34(第1反射層)の側部34bで反射され、基板21の第1主面S1側に出射される。発光素子3から裏面側に向けて出射される光L3は、カソード電極34(第1反射層)の重畳部34aで反射され、基板21の第1主面S1側に出射される。また、発光素子3から裏面側に向けて出射される光L3のうち、カソード電極34の開口34c(カソード電極34と接続電極35cとの間の隙間)を通過した光は、アノード電極35(第2反射層)で反射され、反射された光の一部は、カソード電極34の開口34cを通過して基板21の第1主面S1側に戻る。これにより、本実施形態の表示装置1は、光の取出し効率を向上させることが可能である。
【0048】
遮光層39は、第3方向Dzで、カソード電極34の側部34bの第2主面S2側の端部と、基板21の第2主面S2との間に設けられ、かつ、平面視で、隣り合うカソード電極34の側部34bの間に設けられる。これにより、反射層37で斜め方向に反射され、隣り合う他の画素SPXに向かって進行する光の一部は、遮光層39により吸収される。これにより、本実施形態の表示装置1は、光の取出し効率を向上させるとともに、隣り合う画素SPX間の混色を抑制することができる。
【0049】
また、カソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cは、発光素子3と駆動回路201(
図4参照)とを電気的に接続する電極と、反射層37と、を兼用する。このため、各種電極と別の層に反射層37を設ける場合に比べて、表示装置1は、積層数が少なくなり、積層構造を簡易にすることができる。
【0050】
なお、
図2から
図5に示した各電極(反射層37)の構成はあくまで一例であり、適宜変更することができる。例えばカソード電極34とアノード電極35とは、逆であってもよく、第1保護膜23を覆ってアノード電極35(第1反射層)が設けられ、アノード電極35を覆って設けられた第2保護膜24の上にカソード電極34(第2反射層)が設けられていてもよい。
【0051】
(変形例)
図6は、変形例に係る表示装置を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明では、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0052】
図6に示すように、変形例に係る表示装置1Aにおいて、カソード電極34(第1反射層)は、溝部CVの側面及び底部に設けられ、複数の発光素子3に亘って連続して設けられる。言い換えると、カソード電極34は、複数の画素SPXに亘って設けられ、各発光素子3のカソード端子32に共通の電位となるカソード電位を供給する。本変形例では、カソード電極34のスリット部SP(
図4参照)を形成する必要がない。また、複数の発光素子3のカソード電極34と駆動回路201とを接続する配線62(
図4参照)の引き回しの自由度を向上させることができる。
【0053】
(製造方法)
図7は、実施形態に係る表示装置の製造方法を説明するための説明図である。
図7に示すように、実施形態に係る表示装置1Aの製造方法は、まず、表示面である第1主面S1と、第1主面S1の反対側の第2主面S2を有する透光性の基板21の、第2主面S2に遮光層39が形成され、画素SPXごとに開口が形成されてパターニングされる。そして、接着層22は、遮光層39を覆って基板21の第2主面S2に塗布形成される(ステップST1)。
【0054】
次に、転写基板101上に接着層102を介して配列された複数の発光素子3R、3G、3Bを用意する。複数の発光素子3R、3G、3Bは、それぞれ別のサファイア基板上に形成されたものであり、レーザーリフトオフ法等によりそれぞれのサファイア基板から共通の転写基板101上に転写される。転写基板101上の複数の発光素子3R、3G、3Bは、画素SPXの配列に応じて配置されている。複数の発光素子3R、3G、3Bのカソード端子32及びアノード端子33が形成されていない面が、基板21の第2主面S2と対向するように配置され、複数の発光素子3R、3G、3Bが接着層22に仮接合される(ステップST2)。
【0055】
紫外線照射等により接着層22が硬化され複数の発光素子3R、3G、3Bが基板21の第2主面S2に固着される。その後、転写基板101を剥離する。これにより、複数の発光素子3R、3G、3Bが接着層22を介して基板21の第2主面S2に実装される(ステップST3)。
【0056】
次に、第1保護膜23は、複数の発光素子3を覆って塗布形成される(ステップST4)。第1保護膜23は、例えばアクリル樹脂等の感光性材料を用いて、複数の発光素子3の上面(カソード端子32及びアノード端子33)及び側面を覆うとともに、複数の発光素子3の凹凸を平坦化するように形成される。
【0057】
次に、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、第1保護膜23に第1コンタクトホールCH1、第2コンタクトホールCH2及び溝部GVが形成される(ステップST5)。第1コンタクトホールCH1及び第2コンタクトホールCH2は、それぞれ発光素子3のカソード端子32及びアノード端子33と重なる領域に形成される。溝部GVは、隣り合う発光素子3の間の第1保護膜23に形成される。言い換えると、溝部GVは、遮光層39と重なる領域に形成される。
【0058】
次に、第1保護膜23及び溝部GVを覆って金属膜が形成されパターニングされる。これにより、発光素子3と重なる重畳部34aと、溝部GVの側面に設けられる側部34bと、を有するカソード電極34(第1反射層)が形成される(ステップST6)。また、金属膜をパターニングする工程で、カソード電極34の重畳部34aと同層に接続電極35cが形成される。カソード電極34の重畳部34aは、第1保護膜23に設けられた第1コンタクトホールCH1を介してカソード端子32と電気的に接続される。接続電極35cは第1保護膜23に設けられた第2コンタクトホールCH2を介してアノード端子33と電気的に接続される。
【0059】
次に、第2保護膜24及びアノード電極35(第2反射層)が形成される(ステップST7)。より詳細には、第2保護膜24は、例えばアクリル樹脂等の感光性材料を用いて、カソード電極34、接続電極35c及び第1保護膜23を覆って設けられ、溝部GVを平坦化するように形成される。そして、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、第2保護膜24の接続電極35cと重なる領域に第3コンタクトホールCH3が形成される。
【0060】
第1保護膜23及び第3コンタクトホールCH3を覆って金属膜が形成されパターニングされる。これにより、カソード電極34の開口34cと重なる領域にアノード電極35が形成される。アノード電極35は、第2保護膜24に設けられた第3コンタクトホールCH3を介して接続電極35cと電気的に接続される。
【0061】
次に、第3保護膜25は、アノード電極35を覆って第2保護膜24の上に形成される(ステップST8)。第3保護膜25は、第1保護膜23及び第2保護膜24と同様に有機絶縁膜で形成される。また、第3保護膜25は、無機絶縁膜で形成されてもよいし、有機絶縁膜と無機絶縁膜との積層膜であってもよい。
【0062】
以上のように、本実施形態の表示装置1の製造方法により、複数の発光素子3が表示基板である基板21に接着層22を介して実装される表示装置1において、カソード電極34、アノード電極35及び接続電極35cは、発光素子3を覆うようにキャビティ状に形成され、反射層37としても良好に機能する。
【0063】
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。上述した各実施形態及び各変形例の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
【符号の説明】
【0064】
1、1A 表示装置
3、3R、3G、3B 発光素子
12 走査回路
21 基板
22 接着層
23 第1保護膜
24 第2保護膜
25 第3保護膜
32 カソード端子
33 アノード端子
34 カソード電極
34a 重畳部
34b 側部
34c 開口
35 アノード電極
35c 接続電極
37 反射層
39 遮光層
39a 開口
AA 表示領域
GA 周辺領域
Pix、SPX、SPX-R、SPX-G、SPX-B 画素
S1 第1主面
S2 第2主面
SP スリット部
W1、W2 幅
201 駆動回路