(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122816
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】指先受の付いたマウス。
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0354 20130101AFI20240902BHJP
【FI】
G06F3/0354 441
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023042386
(22)【出願日】2023-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】398015466
【氏名又は名称】須田 隆則
(72)【発明者】
【氏名】須田 隆則
【テーマコード(参考)】
5B087
【Fターム(参考)】
5B087AB02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】操作面に乗っている親指と小指の指先を操作面から浮かしてマウスを使いやすくする、指先受の付いたマウスを提供する。
【解決手段】マウスを掴む親指と小指の両方を操作面から浮かすために、右ボタン9と左ボタン8を前方中央に並べて設けたマウスA 1に親指と小指がマウスを掴む位置である左側中央に、親指の指先が置ける指先受C 3を取付け、マウスAの右側中央に小指の指先が置ける指先受D 4を取り付けた。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
右ボタン(9)と左ボタン(8)を前方中央に並べて設けたマウスA(1)の左側中央に親指の指先が置ける指先受C(3)を取付け、前記マウスAの右側中央に小指の指先が置ける指先受D(4)を取り付けた、指先受の付いたマウス。
【請求項2】
前記指先受Cと前記指先受Dの前記マウスAから突き出る巾を、前記マウスAを掴む親指および小指の出る巾より狭くした、請求項1に記載の指先受の付いたマウス。
【請求項3】
前記マウスAと繋がる前記指先受Cの上に乗せる親指の指先側を高くする傾斜面E(5)にし、前記マウスAと繋がる前記指先受Dの上に乗せる小指の指先側を高くする傾斜面F(6)にした、請求項1に記載の指先受の付いたマウス。
【請求項4】
前記指先受Cと繋がる前記マウスAの親指の指先の腹が触れる部分と、前記指先受Dが繋がるマウスAの小指の指先の腹が触れる部分の、親指または小指の巾より低い位置に複数の小粒の突起を設けた、請求項1に記載の指先受の付いたマウス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
パソコン用マウス。
【背景技術】
【0002】
マウスを掴むために、操作面に乗せたマウスの下部の2箇所を親指と小指で両側から挟んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マウスを動かすためには、操作面の上に置いた親指と小指で両側からマウスを掴まないと、マウスを動かせない仕組みになっている。
【0005】
マウスを動かすために、母指球と小指球の広い面で操作面を擦っているが、親指と小指も操作面を擦ってマウスを両側から掴んで動かしている。
【0006】
マウスを移動させるときやホイールなどを使用するときは、マウスの上に乗っている指のずれを防止するために、操作面に乗せた親指と小指でマウスを両側から掴み続けなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
右ボタンと左ボタンを前方中央に並べて設けたマウスAの左側中央に親指の指先が置ける指先受Cを取付け、マウスAの右側中央に小指の指先が置ける指先受Dを取り付けた。
【0008】
指先受Cと指先受DのマウスAから突き出る巾を、マウスAを掴む親指および小指の出る巾より狭くした。
【0009】
マウスAと繋がる前記指先受Cの上に乗せる親指の指先側を高くする傾斜面E(5)にし、前記マウスAと繋がる前記指先受Dの上に乗せる小指の指先側を高くする傾斜面F(6)にした。
【0010】
指先受Cと繋がるマウスAの親指の指先の腹が触れる部分と、指先受Dが繋がるマウスAの小指の指先の腹が触れる部分の、親指または小指の巾より低い位置に複数の小粒の突起を設けた。
【発明の効果】
【0011】
マウスを動かすときに、指先受に乗せている親指と小指の指先はマウスを掴んでいるだけで良いので、親指と小指は操作面を擦っているときよりも楽になった。
【0012】
親指と小指を指先受に乗せたので、操作面に擦れるのは母指球と小指球だけになり、指が操作面に触れなくなり、今までのマウスと異なる物となった。
【0013】
親指と小指をそれぞれの指先受に乗せた状態で、手首を操作面から浮かすと共に母指球と小指球も上げてから、マウスを動かせば、短時間しかできないが、手首と腕の疲れも取れるし、気分転換にもなる。手首を操作面から浮かして指先受に乗せている傾いた親指と小指の指先は、立てた爪先でも対応できる。
【0014】
親指と小指をそれぞれの指先受に乗せると、マウスの上の5本の指が並んでマウスを掴んだ状態になり、指と指の位置のズレが生じない。
【0015】
指先受に繋がるマウス部分の、指の腹をマウスに向けた親指または小指の指先の巾より低い位置に複数の小粒の突起を設けると、突起に触れた指先の腹部分が突起の位置を覚えるので、親指と小指の指先が同じ位置に指先を置くようになり、マウスが掴みやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、
図1~
図6に基づいて説明する。
【実施例0018】
図1~
図6において、1のマウスAの左側の3の指先受Cにイの親指を乗せて1のマウスAの左側を押し、1のマウスAの右側の4の指先受Dにエの小指を乗せて1のマウスAの右側を押して、イの親指とエの小指で1のマウスAを掴んでいる。
【0019】
図1-
図6の親指の指先オと小指の指先カを乗せた3の指先受Cと4の指先受Dはどちらも5の傾斜面に乗り、どちらの指先受も1のマウスAから突き出る巾を親指または小指より狭くしている。