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特開2024-122818RFIDタグの循環型リサイクルシステム
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  • 特開-RFIDタグの循環型リサイクルシステム 図1
  • 特開-RFIDタグの循環型リサイクルシステム 図2
  • 特開-RFIDタグの循環型リサイクルシステム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122818
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】RFIDタグの循環型リサイクルシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/30 20230101AFI20240902BHJP
   G06K 19/07 20060101ALI20240902BHJP
【FI】
G06Q10/30
G06K19/07 230
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023043583
(22)【出願日】2023-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】522436905
【氏名又は名称】株式会社須田商店
(72)【発明者】
【氏名】須田 充訓
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA20
5L049AA20
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】 RFIDタグの古紙へのまぎれを少なくし、RFIDタグの再生が流通ルートにのるようなRFIDタグの循環型リサイクルシステムを提供する。
【解決手段】RFIDタグを回収、再生して再利用するRFIDタグの循環型リサイクルシステムであって、RFIDタグ専用の回収ボックスを、RFIDタグを利用する店舗に設置して、使用済みのRFIDタグを前記RFIDタグ専用の回収ボックスで回収することを特徴とする、RFIDタグの循環型リサイクルシステムである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
RFIDタグを回収、再生して再利用するRFIDタグの循環型リサイクルシステムであって、
RFIDタグ専用の回収ボックスを、RFIDタグを利用する店舗に設置して、使用済みのRFIDタグを前記RFIDタグ専用の回収ボックスで回収することを特徴とする、RFIDタグの循環型リサイクルシステム。
【請求項2】
請求項1記載のRFIDタグの循環型リサイクルシステムであって、
前記RFIDタグ専用の回収ボックスと、
前記RFIDタグ専用の回収ボックスを店舗に設置して、使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用の回収ボックスに入れてRFIDタグを回収するRFIDタグ回収工程と、
前記使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用の回収ボックスを運送業者が古紙回収業者に持込み、さらに古紙再生工場に搬送する回収ボックス回収工程と、
前記古紙再生工場にて前記RFIDタグ専用の回収ボックスに入った使用済みのRFIDタグを再生紙に再生するRFIDタグ再生工程と、
前記再生紙をRFIDタグ専用の回収ボックスおよびその他の商品に加工する再生紙加工工程と、
前記加工されたRFIDタグ専用の回収ボックスを前記店舗に搬送する回収ボックス供給工程と、
を含み、
少なくとも前記RFIDタグ再生工程において、前記使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用回収ボックスをリーダライタでスキャンしてRFIDタグの数量その他の情報を取得することを特徴とするRFIDタグの循環型リサイクルシステム。
【請求項3】
前記再生紙が再生板紙であることを特徴とする請求項2記載のRFIDタグの循環型リサイクルシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDタグの循環型リサイクルシステムに関し、特に、店舗に設置したRFIDタグ専用の回収ボックスで使用済みのRFIDタグを回収するRFIDタグの循環型リサイクルシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、古紙再生業界において、行政がゴミ減量、リサイクル率向上を進めており、「雑紙」回収が推進されている。SDGsの観点からも紙のリサイクルを推進することは社会的使命となっている。
再生紙になる古紙は全体の約65%で、残りの約35%は再生化されていないといわれる。再生化されていないのは、主として難処理古紙といわれる「禁忌品」であり、再生するのにコストがかかり、再生しても流通にはのらず、そのため再生化がすすんでいない。したがって、「禁忌品」は、古紙のリサイクル回収において、未回収か、回収されてもほとんどの場合焼却処分されている。
【0003】
難処理古紙の一つに、RFID(Radio frequency identification)タグがある。このRFIDタグは、店舗のレジにおける無人化、および棚卸などの商品管理の容易さなどのメリットがあり、市場で活用が始まりつつある。
RFIDタグはチップとアンテナから構成され、紙製のタグの中に埋め込まれていることが多い。アンテナはアルミニウムなどの金属からなり、ICチップはシリコンからなるため、RFIDタグのアンテナやICチップは古紙再生工程において取り除かれるべき不純物となる。財団法人古紙再生促進センターによると、古紙の禁忌品の中に「箔押しされた紙、金銀の折り紙など:古紙処理工程で取り除けず、製品が金属反応を示してしまいます。」と表現されているものがあるが、RFIDの電波を受け取るアンテナ構造の部分はまさしく金属系のものであり、これに該当する。
【0004】
古紙再生工場において、チップやアンテナは離解工程において粉砕されるが、除塵工程において充分に除去されず再生パルプに混入してしまうという問題があった。そのため、不純物、特に金属の除去について多くの改善提案がなされている。たとえば、紙基材に金属箔が積層されている金属積層古紙を、予め金属積層古紙を物理的に細片化する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010-43368号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の方法では金属の除去についてコストパーフォーマンスが十分ではなく、汎用化が難しいという問題がある。
また、紙製タグは目視では容易にRFIDが含まれていることが判断しにくいので、RFIDタグがリサイクルルートにまぎれてくることが予想される。RFIDタグが通常の古紙にまぎれると金属除去が必要になるので古紙の再生がコストアップになる。しかし、今後ますます流通業を中心にRFIDタグが活用され始めると、古紙にまぎれるRFIDタグの数は大量になるので、RFIDタグがリサイクルルートにまぎれこまないようにすることが望まれる。すなわち、RFIDタグの古紙へのまぎれを少なくし、RFIDタグの再生が流通ルートにのるような方策が望まれている。
本発明の目的は、RFIDタグの古紙へのまぎれを少なくし、RFIDタグの再生が流通ルートにのるようなRFIDタグの循環型リサイクルシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、鋭意検討した結果、RFIDタグを利用する店舗にRFIDタグ専用の回収ボックスを設置することにより、上記の課題が解決できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、RFIDタグを回収、再生して再利用するRFIDタグの循環型リサイクルシステムであって、
前記RFIDタグ専用の回収ボックスを、RFIDタグを利用する店舗に設置して、使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用の回収ボックスで回収することを特徴とする、RFIDタグの循環型リサイクルシステムである。
【0008】
さらに本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムは、
前記RFIDタグ専用の回収ボックスと、
前記RFIDタグ専用の回収ボックスを店舗に設置して、使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用の回収ボックスに入れてRFIDタグを回収するRFIDタグ回収工程と、
前記使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用の回収ボックスを運送業者が古紙回収業者に持込み、さらに古紙再生工場に搬送する回収ボックス回収工程と、
前記古紙再生工場にて前記RFIDタグ専用の回収ボックスに入った使用済みのRFIDタグを再生紙に再生するRFIDタグ再生工程と、
前記再生紙をRFIDタグ専用の回収ボックスおよびその他の商品に加工する再生紙加工工程と、
前記加工されたRFIDタグ専用の回収ボックスを前記店舗に搬送する回収ボックス供給工程と、
を含み、
少なくとも前記RFIDタグ再生工程において、前記使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用回収ボックスをリーダライタでスキャンしてRFIDタグの数量その他の情報を取得することを特徴とする。
【0009】
さらに本発明は、前記再生紙が再生板紙であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、RFIDタグの古紙へのまぎれを少なくし、RFIDタグの再生が流通ルートにのるようなRFIDタグの循環型リサイクルシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明における一態様のRFIDタグ専用の回収ボックスの斜視図である。
図2】本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムのフローシートである。
図3】本発明における回収ボックスのリサイクルルートを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態につき、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
【0013】
本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムは、RFIDタグ専用の回収ボックスを、RFIDタグを利用する店舗に設置して、使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用の回収ボックス(以下、単に回収ボックスという場合がある)で回収することを含む。
RFIDタグ専用の回収ボックスを用いることにより、下記の多くの効果が得られる。
1.店舗におけるRFIDタグ専用の回収ボックスで、多くのRFIDタグを回収することができる。また、店舗に設置することにより、RFIDタグの回収が促進される。また、一般消費者において見分けがつきにくいRFIDタグを店舗員は容易に分別でき使用済みのRFIDタグを回収ボックスに入れることができる。
2.RFIDタグを店舗で回収することにより、RFIDタグが金属を含有しない通常の古紙へまぎれることが減少するので、通常の古紙の溶解、再生の効率化につながる。
3.また、RFIDタグ専用の回収ボックスを設置することにより、RFIDタグに特化して回収するので、RFIDタグの回収意識が高まる。
4.RFIDタグの溶解、再生時には、金属を含有しない通常の古紙の場合よりは当然金属の含有率は大きくなりやすいので、金属の除去率は大きくなり、金属の除去の点で効率的である。
【0014】
RFIDタグ専用の回収ボックスについて、回収ボックスの形状は、特に限定はなく、たとえば立方体、直方体、円柱状などであって中は空洞であり、好ましくはその上部にRFIDタグを入れる開口部が設けられる。また、回収ボックスの大きさも特に限定はなく、店舗の状況や要望に応じて決めればよい。また、回収ボックスは、回収されたRFIDタグからの再生紙を用いて作製されたものを使用するのが好ましい。これによって、RFIDタグの循環型リサイクルシステムが完成する。
図1は、本発明における一態様のRFIDタグ専用の回収ボックスの斜視図である。回収ボックス1は直方体状であり上部にRFIDタグを入れる開口部2が形成されている。
【0015】
本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムは、より具体的には以下の手順で実施される。
(1)RFIDタグ専用の回収ボックスを店舗に設置して、使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用の回収ボックスに入れてRFIDタグを回収するRFIDタグ回収工程
(2)使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用の回収ボックスを運送業者が古紙回収業者に持込み、さらに古紙再生工場に搬送する回収ボックス回収工程
(3)古紙再生工場にて前記RFIDタグ専用の回収ボックスに入った使用済みのRFIDタグを再生紙に再生するRFIDタグ再生工程
(4)再生紙をRFIDタグ専用の回収ボックスおよびその他の商品に加工する再生紙加工工程
(5)加工されたRFIDタグ専用の回収ボックスを前記店舗に搬送する回収ボックス供給工程
【0016】
図2は、本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムのフローシートである。
以下このフローシートに基づいて説明する。
(1)RFIDタグ回収工程
RFIDタグ専用の回収ボックスを店舗に設置して使用済みのRFIDタグをRFIDタグ専用回収ボックスに入れてRFIDタグを回収する。
まず、RFIDタグ専用の回収ボックスを店舗に設置して頂く。
次に、店舗にて商品が販売される度に商品に付いていたRFIDタグを取り外し、回収ボックスに入れる。回収ボックスが使用済みのRFIDタグである程度満たされた時点で出荷する。好ましくは、回収ボックスが満杯になった時点で出荷する。
回収ボックスを出荷する時に箱ごとリーダライタにてスキャンし、回収ボックスの中のRFIDタグの数量を確認しておく。
また、回収ボックスを設置の際に、その箱に「このタグは基本リサイクルの阻害になるもので一般のルートでの古紙として出さないよう」にPRしつつ、特別の回収ルート、再生を構築していることを謳うのが好ましい。これによりRFIDタグ回収の意識が高まる。
【0017】
(2)回収ボックス回収工程
使用済みのRFIDタグが入ったRFIDタグ専用回収ボックスを運送業者が古紙回収業者に持込み、さらに古紙再生工場に搬送する。
店舗にて満杯になった回収ボックスを運送業者が古紙回収業者に持ち込む。運送業者としては特に限定がなく、宅配便であっても古紙回収業者であってもよい。
古紙回収業者は、回収ボックスの箱ごとリーダライタにてスキャンし、回収ボックスの中身をスキャンして得られたRFIDタグの数量を確認し、伝票に送り日付、店舗名、タグの数量を記載するのが好ましい。これにより、古紙回収業者はRFIDタグの回収状況を把握することができる。たとえば、店舗で販売されたRFIDタグ付き商品数に対する回収されたRFIDタグの数量の比率は、RFIDタグの回収率となる。この回収率を継続して集計することにより、古紙の禁忌品であるRFIDタグが適正に回収されているかどうか判断することができ、ごみ減量の一助に貢献することになる。
【0018】
(3)RFIDタグ再生工程
古紙再生工場にて前記RFIDタグ専用回収ボックスに入った使用済みのRFIDタグを再生紙に再生する。
使用済みのRFIDタグを再生紙に再生する方法としては、通常の公知の再生方法が適用できるが、例えば以下の方法で再生できる。
再生する前に、再生工場においても回収ボックスをリーダライタでスキャンし、RFIDタグの数量を確認する。その後、パルパーと呼ばれている紙を水流で溶かす装置にRFIDタグを取り出さずに回収ボックスごと投入し、水流にて紙繊維だけを溶解する。この場合、回収ボックスごと投入するのが効率的であり好ましい。
【0019】
パルパー投入前のRFIDタグのリーダライタのスキャンによる数量確認は、RFIDタグの完全溶解が完了したことのエビデンスとし、確実にタグを溶解したという証明である溶解証明の代わりとすることができる。
回収ボックスの中のスキャンは、少なくとも再生工場にて行うのが好ましいが、前記のように店舗を出荷させる時、および古紙回収業者でも回収ボックスの中をスキャンして数量などの情報を取得しておくのがより好ましい。より確実に情報管理ができ、店舗や古紙回収業者と緊密に連携できる。
【0020】
次に固形質のRFIDチップやアンテナをスクリーンや遠心分離装置などを用いて溶解物と固形物を分離し、RFIDチップやアンテナは残渣として廃棄する。溶解物である繊維だけを抽出して濃度を一定に調整して、円網形式の抄紙マシーンで、直径1.2m幅約2mの円柱状の表面にある網の上に繊維をすくい上げ、繊維が網に載り、網上の繊維を毛布または毛布状シートに移行させる。この作業を8~9回連続して実施し、繊維を積層させる。その後、即座にオンラインにて水分を絞り、ドライヤー装置で熱を加え、乾燥させて再生紙を完成させる。
【0021】
このRFIDタグの繊維から作られたものを、たとえば、板状のRFIDボードとする。再生紙としては板状でなくて通常の厚さの紙でも限定はないが、板状(板紙)が回収ボックスに加工しやすいので好ましい。
RFIDタグは一般的には白い板紙を利用しているので、出来上がるこの板紙は白を基調とした厚紙になり、またRFIDタグ内にはアンテナ用の金属系のインクが利用されているので一部の金属系のインクは紙に残ることがある。
【0022】
RFIDタグの再生は、比較的小ロットになりやすい。特に板紙は一般の板紙の原料としては回収されたRFIDタグが混入すると製品トラブルの原因になるので一般の大量生産の板紙とは違うオリジナルボードとし、特定の用途に限定して使用するのが好ましい。すなわち、この禁忌品でもあるRFIDタグを原料として活用し、最終製品をトラブルにならないような特定の用途に限定すれば、流通ルートにのせることができる。これは小ロットがやりやすい。
【0023】
(4)再生紙加工工程
再生紙をRFIDタグ専用の回収ボックスおよびその他の商品に加工する。
再生紙を使い、店舗におけるRFIDタグ専用の回収ボックスおよびその他の商品に加工する。この場合、再生紙が再生板紙であると回収ボックスとして加工しやすい。
また、その他の商品としては、その店舗で活用されるギフトボックス、流通用のパッケージ(ダースケースなど)、紙製店舗棚、紙製商品などが挙げられる。その店舗で活用されることによって、流通ルートにのせることができる。搬送方法などは公知の方法が適用できる。
また本来紙ごみで処分されているものを、SDGsの主旨にのっとった紙として一般のパッケージなどにも積極的に採用していただくこともできる。
加工を行う工場は、上記の再生工場で行ってもよいし、別の加工工場で行ってもよい。
【0024】
(5)回収ボックス供給工程
加工されたRFIDタグ専用の回収ボックスを前記店舗に搬送する。
上記(4)の加工されたFIDタグ専用の回収ボックスおよび特化された商品を店舗に搬送することで本発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムが完成する。
上記の(1)~(5)を実施することで、発明のRFIDタグの循環型リサイクルシステムが達成できる。
【0025】
図3は、本発明におけるRFIDタグ専用の回収ボックスのリサイクルルートを示す概略図である。
図3によれば、店舗に設置された回収ボックスは、使用済みのRFIDタグで満杯になると、宅配便などの運送業者によって古紙回収業者に持ち込まれ、古紙回収業者で回収ボックスをスキャンした後、さらに古紙再生工場に搬送する。古紙再生工場では、回収ボックスをスキャンした後、回収ボックスごと水流で溶解し、溶解物は再生紙に再生される。チップやアンテナに由来する固形物は分離されて廃棄される。再生紙は回収ボックスその他の商品に加工され店舗に搬送されてリサイクルシステムの循環が完成する。
再生紙の加工は古紙再生工場で行ってもよいし、別の加工工場で行ってもよい。このようにしてRFIDタグ専用の回収ボックスは本発明のリサイクルシステムの中でリサイクルすることができる。その結果、RFIDタグの回収および他の古紙の再生に役立つことができる。
【符号の説明】
【0026】
1 回収ボックス
2 開口部
S 回収ボックスをリーダライタでスキャンする
図1
図2
図3