(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122925
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】パズルゲーム方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/80 20140101AFI20240902BHJP
A63F 13/69 20140101ALI20240902BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20240902BHJP
A63F 13/52 20140101ALI20240902BHJP
【FI】
A63F13/80 E
A63F13/69 500
A63F13/35
A63F13/52
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024027403
(22)【出願日】2024-02-27
(31)【優先権主張番号】10-2023-0026598
(32)【優先日】2023-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】517453391
【氏名又は名称】ライン ステューディオ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】キム,ウジェ
(57)【要約】
【課題】オブジェクト収集基盤のパズルゲーム方法およびシステムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係るパズルゲーム方法は、パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップを構成する段階、前記ブロックマップに含まれるブロックに対するユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階、前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントする段階、および前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になる場合、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階を含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置にパズルゲーム方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記パズルゲーム方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップを構成する段階と、
前記ブロックマップに含まれるブロックに対するユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階と、
前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントする段階と、
前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階
を含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
【請求項2】
前記パズルゲームは、ゲームサーバを介して接続する2人以上のユーザが、前記ブロックマップに含まれるブロックをターン方式で順に操作してブロックを消去するゲームを含むこと
を特徴とする、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記カウントされるオブジェクトの数は、前記2人以上のユーザそれぞれのターンで消去されたオブジェクトの数を合算してカウントされ、
前記追加で消去されたブロックは、前記カウントされたオブジェクトの数が前記閾値以上となったターンのユーザが消去したものとして決定されること
を特徴とする、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階は、
前記消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトがオブジェクト収集領域へ飛んでいくように表示する段階
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記オブジェクト収集領域は、前記ブロックマップの内部に形成され、
前記ブロックマップの内部に形成された前記オブジェクト収集領域にはブロックが配置されないこと
を特徴とする、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記ブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階では、
前記オブジェクト収集領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト収集領域から予め設定された方向に配置されたブロックを追加で消去すること
を特徴とする、請求項5に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記ブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階では、
前記ブロックマップで予め設定された対角線領域に配置されたブロックを前記所定の第2条件を満たすブロックとして、前記ブロックマップから追加で消去すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記パズルゲーム方法は、
前記ブロックを追加で消去した後、前記カウントされたオブジェクトの数を初期化し、前記閾値を下げる段階
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記閾値は、所定の最小値未満には下がらないこと
を特徴とする、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置のパズルゲーム方法であって、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップを構成する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ブロックマップに含まれるブロックに対するユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントする段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階
を含む、パズルゲーム方法。
【請求項11】
前記パズルゲームは、ゲームサーバを介して接続する2人以上のユーザが、前記ブロックマップに含まれるブロックをターン方式で順に操作してブロックを消去するゲームを含むこと
を特徴とする、請求項10に記載のパズルゲーム方法。
【請求項12】
前記カウントされるオブジェクトの数は、前記2人以上のユーザそれぞれのターンで消去されたオブジェクトの数を合算してカウントされ、
前記追加で消去されたブロックは、前記カウントされたオブジェクトの数が前記閾値以上となったターンのユーザが消去したものとして決定されること
を特徴とする、請求項11に記載のパズルゲーム方法。
【請求項13】
前記所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階は、
前記消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトがオブジェクト収集領域へ飛んでいくように表示する段階
を含むことを特徴とする、請求項10に記載のパズルゲーム方法。
【請求項14】
前記ブロックを追加で消去した後、前記カウントされたオブジェクトの数を初期化し、前記閾値を下げる段階
をさらに含む、請求項10に記載のパズルゲーム方法。
【請求項15】
請求項10~14のうちいずれか一項に記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項16】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップをユーザ端末に提供し、
前記ブロックマップに含まれるブロックに対する前記ユーザ端末におけるユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去し、
前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントし、
前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサにより、
2人以上のユーザを、前記ブロックマップを利用したパズルゲームに接続させ、
前記パズルゲームは、前記2人以上のユーザが、前記ブロックマップに含まれるブロックをターン方式で順に操作してブロックを消去するゲームを含むこと
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記カウントされるオブジェクトの数は、前記2人以上のユーザそれぞれのターンで消去されたオブジェクトの数を合算してカウントされ、
前記追加で消去されたブロックは、前記カウントされたオブジェクトの数が前記閾値以上となったターンのユーザが消去したものであると決定されること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、オブジェクト収集基盤のパズルゲーム方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
パズルゲームとは、コンピュータが提示するルールにしたがい、論理的な思考力を働かせて問題を解いたり解決策を探索する方式のゲームを意味する。例えば、一般的なマッチ3ゲームは、多様なブロックで構成されたブロックマップ内で上下左右にブロックを入れ替え、同じ種類のブロックを3つ以上つなげると、(上下または左右の)当該部分のブロックは消えて空洞となり、この空洞に他のブロックが発生するという方式で進んでいくものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2012-0137325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、パズルゲームでブロックにオブジェクトを表示し、オブジェクトが表示されたブロックの消去によってオブジェクトを収集し、収集したオブジェクトの数によってブロックが追加で消去されるようにする、パズルゲーム方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置のパズルゲーム方法であって、前記少なくとも1つのプロセッサにより、パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップを構成する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ブロックマップに含まれるブロックに対するユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントする段階、および前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、前記少なくとも1つのプロセッサにより、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階を含む、パズルゲーム方法が提供される。
【0006】
本開示の一の態様によれば、前記パズルゲームは、ゲームサーバを介して接続する2人以上のユーザが、前記ブロックマップに含まれるブロックをターン方式で順に操作してブロックを消去するゲームを含んで良い。
【0007】
本開示の他の態様によれば、前記カウントされるオブジェクトの数は、前記2人以上のユーザそれぞれのターンで消去されたオブジェクトの数を合計してカウントされ、前記追加で消去されるブロックは、前記カウントされたオブジェクトの数が前記閾値以上となったターンのユーザが消去したものとして決定して良い。
【0008】
また、本開示の他の態様によれば、前記所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去する段階は、前記消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトがオブジェクト収集領域へ飛んでいくように表示する段階を含んで良い。
【0009】
また、本開示の他の態様によれば、前記オブジェクト収集領域は、前記ブロックマップの内部に形成され、前記ブロックマップの内部に形成された前記オブジェクト収集領域にはブロックが配置されなくて良い。
【0010】
また、本開示の他の態様によれば、前記ブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階では、前記オブジェクト収集領域の大きさに基づいて、前記オブジェクト収集領域から予め設定された方向に配置されたブロックを追加で消去して良い。
【0011】
また、本開示の他の態様によれば、前記ブロックを前記ブロックマップから追加で消去する段階では、前記ブロックマップで予め設定された対角線領域に配置されたブロックを前記所定の第2条件を満たすブロックとして、前記ブロックマップから追加で消去して良い。
【0012】
また、本開示の他の態様によれば、前記パズルゲーム方法は、前記ブロックを追加で消去した後、前記カウントされたオブジェクトの数を初期化し、前記閾値を下げる段階をさらに含んでよい。
【0013】
さらに、本開示の他の態様によれば、前記閾値は、所定の最小値未満には下がらないものにして良い。
【0014】
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている、コンピュータプログラムが提供される。
【0015】
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0016】
コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサにより、パズルゲームのための複数のブロックが配置され、前記複数のブロックのうち、少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップをユーザ端末に提供し、前記ブロックマップに含まれるブロックに対する前記ユーザ端末におけるユーザの操作にしたがって、前記複数のブロックのうち、所定の第1条件を満たすブロックを前記ブロックマップから消去し、前記消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントし、前記カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、所定の第2条件を満たすブロックを前記ブロックマップから追加で消去する、コンピュータ装置が提供される。
【発明の効果】
【0017】
本開示によると、パズルゲームでブロックにオブジェクトを表示し、オブジェクトが表示されたブロックの消去によってオブジェクトを収集し、収集したオブジェクトの数によってブロックを追加で消去する、新感覚のパズルゲームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、パズルゲームシステムの構成環境の一例を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図11】本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【
図12】本発明の一実施形態における、パズルゲーム方法の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0020】
本発明の実施形態に係るパズルゲームシステムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るパズルゲーム方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してパズルゲーム方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0022】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって構成される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0023】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0024】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって構成されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービスを提供するシステムであってよい。
【0025】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって構成されてよい。
【0026】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0027】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0028】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0029】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0030】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように構成されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0031】
図3は、本発明の一実施形態における、パズルゲームシステムの構成環境の一例を示した図である。
図3の実施形態では、ゲームサーバ310と複数のユーザ320を示している。
【0032】
ゲームサーバ310は、少なくとも1つのコンピュータ装置(例えば、
図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200)によって構成され、複数のユーザ320にゲームサービスを提供するものであってよい。ここで、複数のユーザ320それぞれは、実質的には、当該ユーザが利用する電子機器であってよい。一例として、電子機器は、電子機器においてインストールされて実行されるアプリケーションの制御にしたがってゲームサーバ310にアクセスして、ゲームサーバ310からゲームサービスの提供を受けてよい。このような電子機器も、
図2を参照しながら説明したコンピュータ装置200によって構成されてよい。
【0033】
図3に示すように、ユーザ1(321)は、実質的には、ユーザ1(321)が使用するユーザ端末1(330)に対応してよい。ユーザ端末1(330)は、ユーザ端末1(330)においてインストールされて実行されるアプリケーション1(331)の制御にしたがってゲームサーバ310と通信して、ユーザ1(321)にゲームサービスを提供してよい。
【0034】
ゲームサービスは、複数のブロックが複数の列と行を形成するように構成されたブロックマップにおいて、ユーザの操作にしたがってブロックを消去する方式のパズルゲームサービスを含んでよい。このとき、複数のブロックのうちの一部にはオブジェクトが付与されてよく、オブジェクトが付与されたブロックが消去されると、消去されたブロックに付与されたオブジェクトが収集されてよい。収集されたオブジェクトの数が閾値以上になる場合、ブロックが追加で消去されてよい。
【0035】
図4~
図11は、本発明の一実施形態における、オブジェクトの収集および追加のブロック消去の過程の一例を示した図である。
【0036】
第1ブロックマップ画面400は、複数のブロックが配置されたブロックマップの例を示している。ユーザは、所定の条件にしたがってブロックを消去してよい。ブロックの消去条件は、パズルゲームの種類によって多様な設定が可能であってよい。例えば、ユーザがブロックの位置を入れ替えて同じ形のブロックが3つ並ぶように(上下左右または対角線)ブロックを配置するとこのブロックは消去され、消去された位置に他のブロックが満たされるという方式のパズルゲームであってよい。実施形態によって、爆弾ブロック430を利用して一定範囲のブロックを一気に消去する機能など、ユーザの操作にしたがってブロックを消去するための多様なブロック消去条件が設定されてよい。
【0037】
このとき、ブロックマップに配置された複数のブロックのうちの一部には、収集のためのオブジェクトが付与されてよい。例えば、第1ブロックマップ画面400は、複数のブロックのうちの第1ブロック410に星形の第1オブジェクト420が付与された例を示している。オブジェクトは、複数のブロックのうちの一部にランダムに付与されてよいが、オブジェクトが付与されるブロックを選定するための個別のロジックが存在してもよい。この場合、ブロックが消去されると、消去されたブロックに付与されたオブジェクトが収集されてよい。第1ブロック410が消去された場合、第1ブロック410に付与された第1オブジェクト420が収集されてよい。なお、本実施形態では、オブジェクトの形状を星形で個別に表示しているが、オブジェクトがコイン形状や三角形などのようにブロックと区別することが可能な多様な色のうちの1つ、多様な形態のうちの1つ、および/または多様な大きさのうちの1つで実現されてもよいことは容易に理解できるであろう。
【0038】
なお、第1ブロックマップ画面400は、ブロックマップにオブジェクト収集領域が形成された例を示している。第1ブロックマップ画面400に表示された豚の貯金箱の形状440は、オブジェクトを収集する場所であるという象徴的な意味を含んでおり、収集したオブジェクトの数「12」と閾値「15」をそれぞれゲージによって示している。このとき、収集したオブジェクトの数が閾値以上になる場合、ブロックが追加で消去されてよい。
【0039】
第2ブロックマップ画面500は、ユーザが爆弾ブロック430を選択(例えば、タッチスクリーン環境において爆弾ブロック430が表示された領域をユーザが指でタッチ)することにより、爆弾ブロック430の位置を基準にして予め設定された領域内のブロックが消去される例を示している。
【0040】
第3ブロックマップ画面600および第4ブロックマップ画面700は、ブロックが消去され、消去されたブロックに付与されたオブジェクトが豚の貯金箱の形状440に飛んでいって収集される演出が再生される例を示している。例えば、
図6および
図7では、第2オブジェクト610が豚の貯金箱の形状440に向かって飛んでいくように演出することができる。このとき、本実施形態では、ブロック消去によって形成されたブロックマップの空洞が、画面の上側から落下するブロックで満たされるようにしてよい。
【0041】
第5ブロックマップ画面800は、収集したオブジェクトの数が閾値以上になることにより、ゲージ450が満タン状態となった例を示している。
【0042】
第6ブロックマップ画面900および第7ブロックマップ画面1000は、収集したオブジェクトの数が閾値以上になり、ゲージ450が満タン状態となることにより、豚の貯金箱の形状440を基準にして右下対角線上のブロックを追加で消去する例を示している。
【0043】
第8ブロックマップ画面1100は、ブロックが追加で消去された後、ゲージ450が初期化された例を示している。このとき、閾値は下げられてよい。第8ブロックマップ画面1100は、閾値が「15」から「12」に下がった例を示している。このような閾値の減少によって、パズルゲームが進むにつれてブロックの追加消去のためのオブジェクトの数を減らすことにより、ゲームの後半に進むほどオブジェクトの重みを高めることができる。
【0044】
図4~11の実施形態に係るパズルゲームは、ユーザが1人で進めるゲームであってもよいし、2人以上のユーザがターン方式で順に進めるゲームであってもよい。2人以上のユーザがターン方式で順に進めるゲームの場合、どちらのユーザがより多くのブロックを消去したかによって勝敗を決めるようにしてよい。この場合、ゲージ450は、2人以上のユーザが共有するようにしてよい。すなわち、特定のユーザが、他のユーザが収集したオブジェクトに自身が収集したオブジェクトを加えてゲージ450を満タンにすることによって、ブロックを追加で消去できるようにしてよい。したがって、オブジェクト収集に対する「心理ゲーム」をユーザと対戦相手に誘導することができる
図12は、本発明の一実施形態における、パズルゲーム方法の一例を示したフローチャートである。本実施形態に係るパズルゲーム方法は、パズルゲームを実行するユーザ端末を構成するコンピュータ装置200によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置200のプロセッサ220は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのコンピュータプログラムのコードとによる制御命令(instruction)を実行するように構成されてよい。ここで、プロセッサ220は、コンピュータ装置200に記録されたコードが提供する制御命令にしたがってコンピュータ装置200が
図12の方法に含まれる段階1210~1250を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。ここで、コンピュータプログラムは、コンピュータ装置200においてインストールされて実行されるアプリケーションを含んでよく、段階1210~1250のうちの少なくとも1つは、アプリケーションの制御にしたがって接続するゲームサーバ310の機能を基にしてコンピュータ装置200によって実行されてもよい。
【0045】
段階1210で、コンピュータ装置200は、パズルゲームのための複数のブロックが配置され、複数のブロックのうちの少なくとも一部のブロックにオブジェクトが付与されたブロックマップを構成してよい。このとき、ブロックマップはユーザ端末で実現されてよいが、実施形態によっては、ユーザ端末がアプリケーションを介して接続するゲームサーバ310で実現されてユーザ端末に提供されてもよい。
【0046】
パズルゲームは、1人のユーザが、ブロックマップに含まれるブロックを操作してブロックマップからブロックを消去するゲームであってよいが、実施形態によっては、ゲームサーバ310を介して接続する2人以上のユーザが、ブロックマップに含まれるブロックをターン方式で順に操作してブロックを消去するゲームであってもよい。例えば、本実施形態に係るパズルゲームは、一定の時間内に、複数のユーザのうちのどちらのユーザがより多くのブロックを消去することができるか、またはブロック消去によるスコアをより多く取得することができるかを競い合う対戦ゲームであってよい。このため、ゲームサーバ310は、2人以上のユーザを、同じブロックマップを利用するパズルゲームに接続させてよく、2人以上のユーザそれぞれの操作によるパズルゲームの進行を処理してよい。
【0047】
段階1220で、コンピュータ装置200は、ブロックマップに含まれるブロックに対するユーザの操作にしたがい、複数のブロックのうちで所定の第1条件を満たすブロックをブロックマップから消去してよい。上述したような対戦ゲームの場合、第1ユーザの操作によってブロックマップから第1ブロックが消去された後、第1ブロックが消去された状態のブロックマップで第2ユーザの操作によって第2ブロックが消去されるという形態でパズルゲームが進められてよい。このとき、第2ユーザの操作に関する情報はゲームサーバ310に伝達されてよく、ゲームサーバ310を介して、第1ユーザのユーザ端末で第2ユーザの操作によるブロック消去が表現されてよい。これとは逆に、第1ユーザの操作に関する情報もゲームサーバ310に伝達されてよく、ゲームサーバ310を介して、第2ユーザのユーザ端末で第1ユーザの操作によるブロック消去が表現されてよい。
【0048】
ブロックが消去されたブロックマップの領域には、多様な方式で新たなブロックを発生させてよい。
図7および
図8では、消去されたブロックの上側に位置していたブロックが下側に落ち、ブロックマップの上側領域に新たなブロックが追加される方式を示している。
【0049】
このとき、コンピュータ装置200は、消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトがオブジェクト収集領域に飛んでいくように表示してよい。例えば、オブジェクト収集領域は、ブロックマップの内部に形成されてよい。この場合、ブロックマップの内部に形成されたオブジェクト収集領域にはブロックが配置されなくてよい。実施形態によって、オブジェクト収集領域は、ブロックマップの外側に形成されてもよい。
【0050】
一方、コンピュータ装置200は、段階1220で、消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトがオブジェクト収集領域に飛んでいくように演出を表示してよい。このような演出は、消去されたオブジェクトが収集される様子をユーザに示すために利用されてよい。
【0051】
段階1230で、コンピュータ装置200は、消去されたブロックとともに消去されるオブジェクトの数をカウントしてよい。すなわち、オブジェクトが付与されたブロックが消去される場合、付与されたオブジェクトがともに消去されてよく、コンピュータ装置200は、消去されたオブジェクトの数をカウントしてよい。実施形態によって、オブジェクトの数のカウントは、ゲームサーバ310でなされてもよい。例えば、コンピュータ装置200は、ユーザの操作に関する情報をゲームサーバ310に伝達し、ゲームサーバ310は、ユーザの操作をブロックマップに適用してブロックを消去し、消去されたブロックとともに消去されたオブジェクトの数をカウントしてよい。このとき、2人以上のユーザの対戦用のパズルゲームでは、カウントされるオブジェクトの数を、2人以上のユーザそれぞれのターンで消去されたオブジェクトの数を合算してカウントしてよい。例えば、第1ユーザと第2ユーザの対戦ゲームにおいて、ゲームサーバ310は、第1ユーザが消去したオブジェクトの数と第2ユーザが消去したオブジェクトの数を合算して、収集されたオブジェクトの総数をカウントしてよい。
【0052】
段階1240で、コンピュータ装置200は、カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になる場合、所定の第2条件を満たすブロックをブロックマップから追加で消去してよい。このとき、2人以上のユーザの対戦用のパズルゲームの場合、追加で消去されるブロックは、カウントされたオブジェクトの数が閾値以上となったターンのユーザが消去したものとして決定されてよい。これにより、特定のユーザは、他のユーザが収集したオブジェクトに自身が収集したオブジェクトを加えてカウントされたオブジェクトの数が閾値以上になるときに、ブロックを追加で消去することができる。この場合、オブジェクト収集に対する「心理ゲーム」をユーザと対戦相手に誘導することができる。
【0053】
例えば、ブロックマップの内部にオブジェクト収集領域が形成された場合、コンピュータ装置200は、段階1240で、オブジェクト収集領域の大きさに基づいて、オブジェクト収集領域から予め設定された方向に配置されたブロックを第2条件を満たすブロックとして選定してよい。この場合、コンピュータ装置200は、選定されたブロックをブロックマップから追加で消去してよい。一例として、コンピュータ装置200は、特定の横方向の領域および/または特定の縦方向の領域に位置するブロックを第2条件を満たすブロックとして選定して消去してよい。横方向または縦方向にブロックを消去する場合は、ブロック消去後にブロックの状態が維持されるため、ブロック消去後の状態を予測することが可能なプレイを意図する場合に適する。また、
図9および
図10を参照しながら説明した例のように、コンピュータ装置200は、特定の対角線方向の領域に位置するブロックを第2条件を満たすブロックとして選定して消去してもよい。例えば、コンピュータ装置200は、ブロックマップで予め設定された対角線領域に配置されたブロックを所定の第2条件を満たすブロックとして、ブロックマップから追加で消去してよい。対角線方向のブロックを消去する場合は、ブロックの全体的な配置が変わるため、ブロック消去後の状態を予測することが比較的に難しく、より難易度の高いプレイを誘導することができる。しかし、このようなブロックの追加の消去方式は一例に過ぎず、これに限定されてはならない。例えば、現在ブロックマップに配置されたブロックをすべて消去する形でブロックの追加消去が実現されてもよい。
【0054】
また、カウントされたオブジェクトの数が閾値以上になった場合、オブジェクト収集領域に、オブジェクトの収集完了(例えば、ゲージ450の満タン状態)を示すための多様な表示や演出、および/またはブロックの追加消去を示すための多様な表示や演出が提供されてもよい。
図8および
図9では、豚の貯金箱の形状440およびゲージ450に新たに表示されるフレーズ「やったね!」によってオブジェクトの収集が完了したことを示し、オブジェクト収集領域からの右下対角線方向のブロックを表示するための演出が提供されることを示している。
【0055】
実施形態によると、ブロック消去および/または追加消去は、ゲームサーバ310によってなされてもよい。この場合、ユーザ端末であるコンピュータ装置200は、ゲームサーバ310によってなされたブロック消去および/または追加消去に関する演出を表示してよい。
【0056】
段階1250で、コンピュータ装置200は、カウントされたオブジェクトの数を初期化し、閾値を下げてよい。例えば、ゲージ450の満タン状態によってブロックが追加で消去された後、ゲージ450は初期化され、オブジェクトの数のカウントが0から再開するようにしてよい。また、閾値の減少は、より頻繁なブロックの追加消去を誘導する可能性を高める要因となることから、ゲームの後半に進むほどオブジェクトの重みを高めることができる。また、閾値は最小値を有してよく、最小値未満に下がらないように制御されてよい。
【0057】
このように、本発明の実施形態によると、パズルゲームでブロックにオブジェクトを表示し、オブジェクトが表示されたブロックの消去によってオブジェクトを収集し、収集されたオブジェクトの数によってブロックを追加で消去する、新感覚のパズルゲームを提供することができる。また、ブロックに付与されたオブジェクトによってブロックが追加で消去されるような、ブロックの色とは関係なく個別に動作するパズル消去機能を提供することにより、ユーザがゲーム内のバランスを効果的にコントロールすることができる。また、ユーザと対戦相手とがターン方式でゲームを進めるパズルゲーム上でオブジェクトの収集数を共有することにより、オブジェクト収集に対する「心理ゲーム」をユーザと対戦相手に誘導することができる。さらに、パズルゲームが進むにつれてブロックを追加で消去するためのオブジェクトの数を減らすことにより、ゲームの後半に進むほどオブジェクトの重みを高めることができる。
【0058】
上述したシステムまたは装置は、ハードウェア構成要素、またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊な目的のコンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0059】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0060】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。媒体は、コンピュータによって実行可能なプログラムを継続して記録するものであってもよいし、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続させる媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0061】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0062】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0063】
310:ゲームサーバ
320:ユーザ
330:ユーザ端末