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特開2024-1229875Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体
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  • 特開-5Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体 図1
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  • 特開-5Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体 図10A
  • 特開-5Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体 図10B
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024122987
(43)【公開日】2024-09-10
(54)【発明の名称】5Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/50 20220101AFI20240903BHJP
   H04N 21/234 20110101ALI20240903BHJP
   H04N 21/266 20110101ALI20240903BHJP
【FI】
H04L67/50
H04N21/234
H04N21/266
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024083046
(22)【出願日】2024-05-22
(62)【分割の表示】P 2022561024の分割
【原出願日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】63/161,837
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/500,305
(32)【優先日】2021-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソダガァ,イラジ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】5Gネットワークにおけるアプリケーション・プロバイダーのためのメディア・ストリーミング・コンテンツの準備のための方法、装置および媒体を提供する。
【解決手段】方法は、コンテンツ準備のための命令を指定する第1の情報と、コンテンツ出力のための命令を指定する第2の情報を含むコンテンツ準備テンプレートを5Gメディア・ストリーミング(5GMS)アプリケーション・プロバイダーによって作成するステップと、第1のプロビジョニング・セッションを確立するステップと、5GMSコンテンツ準備資源及び5GMSコンテンツ配信資源を割り当てることを要求するステップと、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源のうちの少なくとも1つの割り当てを示す第1の確認応答を受信するステップと、を含む。
【選択図】図10A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
5GMSアプリケーション・プロバイダーを実装する少なくとも1つのプロセッサによって実行される、5Gメディア・ストリーミング(5GMS)ネットワークのためのコンテンツ準備を指令するための方法であって、当該方法は:
コンテンツ準備テンプレートを前記5GMSアプリケーション・プロバイダーによって作成するステップであって、前記コンテンツ準備テンプレートは、コンテンツ準備のための命令を指定する第1の情報と、コンテンツ出力のための命令を指定する第2の情報を含む、ステップと;
5GMSアプリケーション機能との第1のプロビジョニング・セッションを確立するステップと;
前記第1のプロビジョニング・セッションにおいて前記コンテンツ準備テンプレートを前記5GMSアプリケーション機能に送信するステップであって、前記5GMSアプリケーション機能は、5GMSコンテンツ準備資源および5GMSコンテンツ配信資源を割り当てることを要求する、ステップと;
前記5GMSアプリケーション機能から第1の確認応答を受信するステップであって、前記第1の確認応答は、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源のうちの少なくとも1つの割り当てを示す、ステップとを含み、
当該方法は:
部分的に修正されたコンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーから受信するステップをさらに含み、前記部分的に修正されたコンテンツは、一つまたは複数のユーザー装置からのコンテンツの上りリンク・ストリーミングの後に受信され、
前記5GMSアプリケーション・サーバーは、前記コンテンツ準備テンプレートに基づいて、前記一つまたは複数のユーザー装置からの前記コンテンツを部分的に修正するように構成され、前記5GMSアプリケーション・サーバーは、部分的に修正されるべき前記コンテンツを前記一つまたは複数のユーザー装置から受信するように構成される、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、2021年3月16日に出願された米国仮出願第US63/161,837号、および2021年10月13日に米国特許商標庁に出願された米国出願US17/500,305号に対する優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
【0002】
分野
本開示は、一般に、メディア処理およびストリーミングの方法およびシステムに関し、より詳細には、5Gネットワークにおけるコンテンツの準備に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)TS26.501は、上りリンクおよび下りリンク・ストリーミング・ワークフローの一般的なアーキテクチャーを定義する。さらに、3GPP TS26.512は、コンテンツ準備テンプレート(content preparation template)の概念を定義する。ただし、TS26.501もTS26.512も、コンテンツ準備テンプレートの特徴を定義していない。また、TS26.512は、コンテンツ準備(content preparation)のためにコンテンツ準備を使用するプロセス、具体的にはジャスト・イン・タイムのコンテンツ準備のためにコンテンツ準備テンプレートをどのように使用するかについても定義や記述をしていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、一つまたは複数の技術的問題に対処する。本開示は、アプリケーション・プロバイダーが、コンテンツ準備テンプレートを使用して、コンテンツ準備の定義、処理、および準備を指令できるようにする技術的解決策を提供する。本開示の実施形態は、上りリンクおよび下りリンク・ストリーミングのためのコンテンツ準備のための協働シナリオを含む、コンテンツ準備のための方法およびワークフローを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
TS26.512は、コンテンツ準備テンプレートの概念を定義するが、本開示は、5GMSネットワークにおいてコンテンツ準備プロセスにおける役割を定義し、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することを含む、上りリンクおよび下りリンク・ストリーミングのためのコンテンツ準備のための協働シナリオを記述する。本開示の実施形態はまた、5Gネットワーク上でジャスト・イン・タイムのコンテンツ準備を可能にする複数の使用事例において、コンテンツ準備テンプレートをどのように使用するかを定義する。ジャスト・イン・タイムのコンテンツ準備は、効率を高め、5Gネットワークおよびその中の装置の計算オーバーヘッドを低減する。
【0006】
本開示の実施形態は、アプリケーション・プロバイダーを実装する少なくとも1つのプロセッサによって実行される5Gメディア・ストリーミング(5GMS)ネットワークのためのコンテンツ準備を指令するための方法および装置を含む。この方法は、コンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション・プロバイダーによって作成するステップであって、前記コンテンツ準備テンプレートは、コンテンツ準備のための命令を指定する第1の情報と、コンテンツ出力のための命令を指定する第2の情報を含む、ステップと;5GMSアプリケーション機能との第1のプロビジョニング・セッションを確立するステップと;前記第1のプロビジョニング・セッションでコンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能に送信するステップであって、前記5GMSアプリケーション機能は、5GMSコンテンツ準備資源および5GMSコンテンツ配信資源を割り当てることを要求する、ステップと;前記5GMSアプリケーション機能から第1の確認応答を受信するステップであって、前記第1の確認応答は、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源のうちの少なくとも1つの割り当てを示す、ステップとを含む。
【0007】
実施形態によれば、本方法は、コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーに送信するステップを含み、コンテンツの送信は、一つまたは複数のユーザー装置へのコンテンツの下りリンク・ストリーミングの前に行われ、5GMSアプリケーション・サーバーへのコンテンツの送信は、前記第1のプロビジョニング・セッションを確立した後である。
【0008】
実施形態によれば、5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツを部分的に修正するように構成され、5GMSアプリケーション・サーバーは、部分的に変更されたコンテンツを前記一つまたは複数のユーザー装置に配信するように構成される。
【0009】
実施形態によれば、本方法は、部分的に修正されたコンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーから受信するステップを含み、部分的に修正されたコンテンツは、一つまたは複数のユーザー装置からのコンテンツの上りリンク・ストリーミングの後に受信される。
【0010】
実施形態によれば、5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、一つまたは複数のユーザー装置からのコンテンツを部分的に修正するように構成され、5GMSアプリケーション・サーバーは、部分的に修正されるべきコンテンツを前記一つまたは複数のユーザー装置から受信するように構成される。
【0011】
実施形態によれば、前記アプリケーション機能は、第1のアプリケーション機能を含み、前記方法は、第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立するステップと;資源要求を定義するステップであって、前記資源要求は、前記5GMSコンテンツ準備資源および前記5GMSコンテンツ配信資源のうちの前記少なくとも1つの前記割り当てに基づいている、ステップと;前記資源要求を前記第2のプロビジョニング・セッションにおいて前記第2の5GMSアプリケーション機能に送信するステップであって、前記第2の5GMSアプリケーション機能は、5GMSコンテンツ準備資源および5GMSコンテンツ配信資源を割り当てることを要求する、ステップと;前記第2の5GMSアプリケーション機能から第2の確認応答を受信するステップであって、前記第2の確認応答は、前記資源要求に基づいて、前記5GMSコンテンツ準備資源および前記5GMSコンテンツ配信資源の前記割り当てを示す、ステップとを含む。
【0012】
実施形態によれば、前記5GMSアプリケーション機能は、第1の5GMSアプリケーション機能であり、前記第1の確認応答は、さらに、第2の5GMSアプリケーション機能との上りリンク・セッションまたは下りリンク・セッションのうちの少なくとも1つを示す情報を含む。
【0013】
実施形態によれば、コンテンツ準備テンプレートをアプリケーション機能に送信することは、5GMSアプリケーション・サーバーにおいてコンテンツ準備および資源割り当てプロセスのインスタンス化を引き起こす。
【0014】
実施形態によれば、前記5GMSアプリケーション機能は、第1の5GMSアプリケーション機能を含み、前記第1の確認応答を受信する前に、前記第1の5GMSアプリケーション機能は、第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
開示された主題のさらなる特徴、性質、およびさまざまな利点は、以下の詳細な説明および添付の図面からより明白になるであろう。
【0016】
図1】実施形態による、本明細書に記載される方法、装置、およびシステムが実装されうる環境の図である。
【0017】
図2図1の一つまたは複数の装置の例示的な構成要素のブロック図である。
【0018】
図3】実施形態による、メディア・ストリーミングのためのネットワーク・アーキテクチャーのブロック図である。
【0019】
図4】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されたコンテンツ準備のための例示的なプロセスを示すブロック図である。
図5】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されたコンテンツ準備のための例示的なプロセスを示すブロック図である。
【0020】
図6】実施形態による、メディア・ストリーミングのためのネットワーク・アーキテクチャーのブロック図である。
図7】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のための例示的プロセスを示すブロック図である。
図8】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のための例示的プロセスを示すブロック図である。
図9】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されたコンテンツ準備のための例示的なプロセスを示すブロック図である。
【0021】
図10A】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のための例示的プロセスを示す簡略化されたフローチャートである。
図10B】実施形態による、アプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のための例示的プロセスを示す簡略化されたフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下で議論される提案された特徴は、別個に使用されてもよく、または任意の順序で組み合わされてもよい。さらに、実施形態は、処理回路(たとえば、一つまたは複数のプロセッサまたは一つまたは複数の集積回路)または処理エンティティ(たとえば、一つまたは複数のアプリケーション・プロバイダー、一つまたは複数のアプリケーション・サーバー、または一つまたは複数のアプリケーション機能)によって実装されてもよい。一例では、一つまたは複数のプロセッサは、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に格納されたプログラムを実行する。
【0023】
5Gメディア・ストリーミング(5GMS)システムは、下りリンク・メディア・ストリーミング・サービスまたは上りリンク・メディア・ストリーミング・サービス、またはその両方をサポートする、5Gメディア・ストリーミング・アーキテクチャーからのアプリケーション機能、アプリケーション・サーバー、およびインターフェースの集合体である。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSシステムの機能と対話し、5GMSシステムの機能と対話する5GMSアウェア・アプリケーションを供給する者を含んでいてもよい。5GMSアウェア・アプリケーションは、5GMSアプリケーション・サービスのサービス論理を含み、5GMSアーキテクチャーにおいて定義されているインターフェースおよびアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を介して他の5GMSクライアントおよびネットワーク機能と対話する、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって提供されるユーザー装置(UE)内のアプリケーションを指しうる。5GMSクライアントは、5GMS下りリンク(5GMSd)クライアントまたは5GMS上りリンク(5GMSu)クライアントのいずれか、またはその両方であるUE機能を指しうる。
【0024】
5GMSdクライアントは、少なくとも5Gメディア・ストリーミング・プレーヤーと下りリンク・ストリーミングのためのメディア・セッション・ハンドラとを含み、よく定義されたインターフェース/APIを通じてアクセスされうるUE機能を指しうる。5GMSuクライアントは、よく定義されたインターフェース/APIを通じてアクセスされうる5GMSuサービスの発信者〔オリジネータ〕を指してもよい。5GMSuメディア・ストリーマは、5GMSアプリケーション・プロバイダーのアプリケーション・サーバー(AS)機能へのストリーミング・メディア・コンテンツの上りリンク送達を可能にするとともに、メディア捕捉およびその後のストリーミングのための5GMSuアウェア・アプリケーションとメディア・セッション制御のためのメディア・セッション・ハンドラの両方と対話するUE機能を指しうる。
【0025】
動的ポリシーは、メディア・セッション中の上りリンクまたは下りリンク・アプリケーション・フローのための動的なポリシーおよび課金制御(policy and charging control、PCC)規則を指しうる。エジェスト(egest)・セッションは、5GMS ASから5GMSuアプリケーション・プロバイダーのほうへの上りリンク・メディア・ストリーミング・セッションを指しうる。摂取〔インジェスト(ingest)〕セッションは、メディア・コンテンツを5GMSd ASにアップロードするセッションを指しうる。ポリシー・テンプレートは、5GMSアプリケーション・プロバイダーに固有の(半静的な)ポリシーまたは制御機能(Policy or Control Function、PCF)/ネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)APIパラメータの集合と、結果として得られるPCC規則とを指しうる。ポリシー・テンプレートIDは、所望されるポリシー・テンプレートを識別しうる。該所望されるポリシー・テンプレートは、PCFが所望されるPCC規則をコンパイルできるように、5Gシステムに対して適切なPCF/NEF APIを選択するために、5GMSdアプリケーション機能(AF)によって使用される。メディア・プレーヤー・エントリーは、メディア呈示を定義する文書または文書へのポインタ(たとえば、DASHのためのメディア呈示記述(media presentation description、MPD)またはビデオクリップファイルへの一様リソース位置指定子(uniform resource locator、URL))を指しうる。メディア・ストリーマ・エントリーは、上りリンク・メディア・ストリーミング・セッションのエントリー・ポイントを定義する(たとえば、URLの形の)ポインタを指しうる。呈示エントリーは、HTML5文書のような、アプリケーション呈示を定義する文書または文書へのポインタを指しうる。
【0026】
プロビジョニング・セッション(Provisioning Session)は、5GMSdアウェア・アプリケーションの集合に関連する5GMSd機能を構成する5GMSdアプリケーション・プロバイダーによってインターフェース(M1d)において供給されるデータ構造を指しうる。5GMSdメディア・プレーヤーは、メディア再生エントリーに基づいてメディア呈示の再生およびレンダリングを可能にし、再生、一時停止、シーク、停止などのいくつかの基本的なコントロールを5GMSdアウェア・アプリケーションに公開するUE機能を指しうる。サーバー・アクセス情報は、ストリーミング・セッションの受信をアクティブにするために必要とされるパラメータおよびアドレス(5GMSd AFおよび5GMSd ASアドレスを含む)の集合を指しうる。サービスおよびコンテンツ・ディスカバリーは、エンドユーザーが利用可能なストリーミング・サービスおよびコンテンツのオファーを発見し、アクセスのための特定のサービスまたはコンテンツ項目を選択することを可能にする、5GMSdアプリケーション・プロバイダーによって5GMSアウェア・アプリケーションに提供される機能および手順を指しうる。サービス発表〔アナウンスメント〕は、5GMSアウェア・アプリケーションが5GMSサービス・アクセス情報を直接、またはその情報への参照の形で取得できるように、5GMSアウェア・アプリケーションと5GMSアプリケーション・プロバイダーの間で行われる手順を指しうる。
【0027】
サードパーティーのプレーヤーは、メディア・コンテンツを再生するために選択された5GMSd機能を行使するためにAPIを使用するアプリケーションの一部を指しうる。サードパーティーの上りリンク・ストリーマは、メディア・コンテンツを捕捉しストリーミングするために選択された5GMSu機能を行使するためにAPIを使用するアプリケーションの一部を指しうる。
【0028】
図1は、実施形態による、ここに記載される方法、装置、およびシステムが実装されうる環境100の図である。図1に示されるように、環境100は、ユーザー装置110、プラットフォーム120、およびネットワーク130を含んでいてもよい。環境100の装置は、有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせを介して相互接続することができる。
【0029】
ユーザー装置110は、プラットフォーム120に関連する情報を受領、生成、記憶、処理、および/または提供することができる一つまたは複数の装置を含む。たとえば、ユーザー装置110は、コンピューティング装置(たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカー、サーバー等)、携帯電話(たとえば、スマートフォン、無線電話等)、ウェアラブル装置(たとえば、一対のスマート眼鏡またはスマートウオッチ)、または類似の装置を含んでいてもよい。いくつかの実装では、ユーザー装置110は、プラットフォーム120から情報を受信し、および/またはプラットフォーム120に情報を送信することができる。
【0030】
プラットフォーム120は、本明細書の他の箇所で説明されるように、一つまたは複数の装置を含む。いくつかの実装では、プラットフォーム120は、クラウドサーバーまたはクラウドサーバーのグループを含んでいてもよい。いくつかの実装では、プラットフォーム120は、ソフトウェアコンポーネントが特定のニーズに依存してスワップ・インまたはスワップ・アウトされるように、モジュール式に設計されてもよい。よって、プラットフォーム120は、種々の用途のために容易におよび/または迅速に再構成されうる。
【0031】
いくつかの実装では、図のように、プラットフォーム120は、クラウドコンピューティング環境122においてホストされてもよい。特に、本明細書に記載される実装は、プラットフォーム120をクラウドコンピューティング環境122においてホストされるものとして記述するが、いくつかの実装では、プラットフォーム120は、クラウドベースではなくてもよく(すなわち、クラウドコンピューティング環境の外部で実装されてもよい)、または部分的にクラウドベースであってもよい。
【0032】
クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストする環境を含む。クラウドコンピューティング環境122は、エンドユーザー(たとえば、ユーザー装置110)が、プラットフォーム120をホストするシステムおよび/または装置の物理的な位置および構成を知っていることを必要としない計算、ソフトウェア、データアクセス、ストレージなどのサービスを提供することができる。図のように、クラウドコンピューティング環境122は、コンピューティング資源124のグループ(まとめて「コンピューティング資源124」と称され、また個々に「コンピューティング資源124」と称される)を含んでいてもよい。
【0033】
コンピューティング資源124は、一つまたは複数のパーソナルコンピュータ、ワークステーションコンピュータ、サーバー装置、または他のタイプの計算および/または通信装置を含む。いくつかの実装では、コンピューティング資源124はプラットフォーム120をホストしてもよい。クラウド資源は、コンピューティング資源124において実行される計算インスタンス、コンピューティング資源124において提供される記憶装置、コンピューティング資源124によって提供されるデータ転送装置などを含みうる。いくつかの実装では、コンピューティング資源124は、有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせを介して、他のコンピューティング資源124と通信することができる。
【0034】
図1においてさらに示されるように、コンピューティング資源124は、一つまたは複数のアプリケーション(「APP」)124-1、一つまたは複数の仮想マシン(「VM」)124-2、仮想化記憶(「VS」)124-3、一つまたは複数のハイパーバイザ(「HYP」)124-4などのようなクラウド資源のグループを含む。
【0035】
アプリケーション124-1は、ユーザー装置110および/またはプラットフォーム120に提供される、またはそれらによってアクセスされることができる一つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを含む。アプリケーション124-1は、ユーザー装置110上にソフトウェアアプリケーションをインストールして実行する必要をなくすことができる。たとえば、アプリケーション124-1は、プラットフォーム120に関連するソフトウェア、および/またはクラウドコンピューティング環境122を介して提供されることのできる他の任意のソフトウェアを含んでいてもよい。いくつかの実装では、1つのアプリケーション124-1は、仮想マシン124-2を介して、一つまたは複数の他のアプリケーション124-1との間で情報を送受信することができる。
【0036】
仮想マシン124-2は、物理マシンのようなプログラムを実行するマシン(たとえば、コンピュータ)のソフトウェア実装を含む。仮想マシン124-2は、用途と仮想マシン124-2による何らかの現実のマシンへの対応の度合いに応じて、システム仮想マシンまたはプロセス仮想マシンのいずれであってもよい。システム仮想マシンは、完全なオペレーティングシステム(「OS」)の実行をサポートする完全なシステムプラットフォームを提供することができる。プロセス仮想マシンは、単一のプログラムを実行してもよく、単一のプロセスをサポートしてもよい。いくつかの実装では、仮想マシン124-2は、ユーザー(たとえば、ユーザー装置110)のために実行されてもよく、データ管理、同期、または長時間のデータ転送のようなクラウドコンピューティング環境122のインフラストラクチャーを管理してもよい。
【0037】
仮想化記憶124-3は、コンピューティング資源124の記憶システムまたは装置内で仮想化技法を使用する一つまたは複数の記憶システムおよび/または一つまたは複数の装置を含む。いくつかの実装では、記憶システムのコンテキスト内で、仮想化のタイプは、ブロック仮想化およびファイル仮想化を含んでいてもよい。ブロック仮想化は、物理ストレージまたは不均質な構造に関係なくストレージシステムにアクセスできるように、物理ストレージからの論理ストレージの抽象化(または分離)を指しうる。この分離により、ストレージシステムの管理者は、エンドユーザーのためのストレージを該管理者がどのように管理するかにおいて、柔軟性を許容される。ファイル仮想化は、ファイルレベルでアクセスされるデータと、ファイルが物理的に格納される位置との間の依存関係をなくしてもよい。これは、ストレージの使用、サーバーの統合、および/または中断のないファイル移行のパフォーマンスの最適化を可能にしうる。
【0038】
ハイパーバイザ124-4は、複数のオペレーティング・システム(たとえば、「ゲスト・オペレーティング・システム」)が、コンピューティング資源124のようなホスト・コンピュータ上で同時並行して実行されることを許容するハードウェア仮想化技法を提供しうる。ハイパーバイザ124-4は、ゲスト・オペレーティング・システムに対して仮想オペレーティングプラットフォームを呈示してもよく、ゲスト・オペレーティング・システムの実行を管理してもよい。多様なオペレーティング・システムの複数のインスタンスが、仮想化されたハードウェア資源を共有してもよい。
【0039】
ネットワーク130は、一つまたは複数の有線および/または無線ネットワークを含む。たとえば、ネットワーク130は、セルラー・ネットワーク(たとえば、第5世代(5G)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークなど)、公衆陸上移動網(PLMN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、都市圏ネットワーク(MAN)、電話網(たとえば、公衆交換電話網(PSTN))、私設ネットワーク、アドホック・ネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバー・ベースのネットワークなど、および/またはこれらまたは他のタイプのネットワークの組み合わせを含んでいてもよい。
【0040】
図1に示される装置およびネットワークの数および配置は、例として提供される。実際上は、図1に示されたものに比して、追加的な装置および/またはネットワーク、より少ない装置および/またはネットワーク、異なる装置および/またはネットワーク、または異なる配置の装置および/またはネットワークが存在しうる。さらに、図1に示される2つ以上の装置は、単一の装置内に実装されてもよく、または図1に示す単一の装置が複数の分散した装置として実装されてもよい。
【0041】
追加的または代替的に、環境100の装置のセット(たとえば、一つまたは複数の装置)は、環境100の装置の別のセットによって実行されるものとして説明される一つまたは複数の機能を実行することができる。
【0042】
図2は、図1の一つまたは複数の装置の例示的な構成要素のブロック図である。装置200は、ユーザー装置110および/またはプラットフォーム120に対応しうる。図2に示されるように、装置200は、バス210、プロセッサ220、メモリ230、記憶コンポーネント240、入力コンポーネント250、出力コンポーネント260、および通信インターフェース270を含んでいてもよい。バス210は、装置200のコンポーネント間の通信を可能にするコンポーネントを含む。プロセッサ220は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装される。プロセッサ220は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装される。プロセッサ220は、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、加速処理装置(APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または別のタイプの処理構成要素である。いくつかの実装では、プロセッサ220は、機能を実行するようにプログラムされうる一つまたは複数のプロセッサを含む。メモリ230は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、および/または、プロセッサ220による使用のための情報および/または命令を記憶する別のタイプのダイナミックまたはスタティック記憶装置(たとえば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、および/または、光メモリ)を含む。
【0043】
記憶構成要素240は、装置200の動作および使用に関連する情報および/またはソフトウェアを記憶する。たとえば、記憶構成要素240は、ハードディスク(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、および/または固体ディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、および/または他のタイプの非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体を、対応するドライブとともに含んでいてもよい。
【0044】
入力コンポーネント250は、装置200がユーザー入力(たとえば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、および/またはマイクロフォン)を介して情報を受領することを可能にするコンポーネントを含む。追加的または代替的に、入力コンポーネント250は、情報を感知するためのセンサー(たとえば、全地球測位システム(GPS)コンポーネント、加速度計、ジャイロスコープ、および/またはアクチュエータ)を含んでいてもよい。出力コンポーネント260は、装置200からの出力情報を提供するコンポーネント(たとえば、ディスプレイ、スピーカー、および/または一つまたは複数の発光ダイオード(LED))を含む。
【0045】
通信インターフェース270は、装置200が有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせを介して他の装置と通信することを可能にするトランシーバのような構成要素(たとえば、トランシーバおよび/または別個の受信機および送信機)を含む。通信インターフェース270は、装置200が他の装置から情報を受信し、および/または他の装置に情報を提供することを可能にしうる。たとえば、通信インターフェース270は、イーサネットインターフェース、光インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数(RF)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、Wi-Fiインターフェース、セルラーネットワークインターフェースなどを含んでいてもよい。
【0046】
装置200は、本明細書に記載される一つまたは複数のプロセスを実行することができる。装置200は、プロセッサ220がメモリ230および/または記憶構成要素240のような非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体によって記憶されたソフトウェア命令を実行することに応答して、これらのプロセスを実行することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、本明細書では、非一時的なメモリ装置として定義される。メモリ装置は、単一の物理ストレージ装置内のメモリスペース、または複数の物理ストレージ装置に分散されたメモリスペースを含む。
【0047】
ソフトウェア命令は、別のコンピュータ読み取り可能な媒体から、または通信インターフェース270を介して別の装置から、メモリ230および/または記憶構成要素240に読み込まれてもよい。実行されると、メモリ230および/または記憶構成要素240に記憶されたソフトウェア命令は、プロセッサ220に本明細書に記載の一つまたは複数のプロセスを実行させることができる。追加的または代替的に、固定結線の回路が、本明細書に記載される一つまたは複数のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはそれと組み合わせて使用されてもよい。よって、本明細書に記載される実装は、ハードウェア回路とソフトウェアのいかなる特定の組み合わせに限定されるものでもない。
【0048】
図2に示される構成要素の数および配置は、一例として提供される。実際上は、装置200は、図2に示されるものに比して追加的な構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なる配置の構成要素を含んでいてもよい。追加的または代替的に、装置200のコンポーネントのセット(たとえば、一つまたは複数のコンポーネント)は、装置200のコンポーネントの別のセットによって実行されるものとして記述される一つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0049】
図3は、メディア・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャー300の図である。実施形態において、メディア・アーキテクチャー300は、上りリンク・ストリーミングの後、または下りリンク・ストリーミングの前に、メディア・コンテンツを処理するために使用されてもよい。5Gメディア・ストリーミング上りリンク(5GMS)アプリケーション・プロバイダー301は、ストリーミング・サービスのために5GMSを使用してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSで定義されたインターフェースおよびAPIを使用して、5GMSクライアント304およびネットワーク機能を利用するために、UE 303上に5GMSアウェア・アプリケーション302を提供してもよい。5GMSアプリケーション・サーバー(AS)は、5Gメディア・ストリーミング専用のアプリケーション・サーバーであってもよい。5GMSクライアント304は、5Gメディア・ストリーミング専用のUE 303内部機能であってもよい。
【0050】
5GMSアプリケーション機能306および5GMSアプリケーション・サーバー305は、データ・ネットワーク(DN)307の機能であってもよい。信頼されるデータ・ネットワークにおける機能は、オペレータのネットワークによって信頼されてもよい。よって、信頼されるデータ・ネットワークにおけるアプリケーション機能は、すべての5Gコア機能と直接通信することができる。外部のデータ・ネットワークにおける機能は、リンク320を使用してネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)308を介して5Gコア機能と通信することができるだけであってもよい。
【0051】
メディア・アーキテクチャー300は、5Gメディア上りリンク・ストリーミングのためのUE 303内部機能および関連するネットワーク機能を接続することができる。いくつかの実施形態では、メディア・アーキテクチャー300は、5Gメディア下りリンク・ストリーミングのためのUE 303内部機能および関連するネットワーク機能を接続することができる。よって、メディア・アーキテクチャー300は、いくつかの機能を含むことができる。たとえば、UE 303上の5GMSクライアント304は、インターフェース/APIを通じてアクセスされうる5GMSサービスのオリジネータであってもよい。5GMSクライアント304は、2つのサブ機能、すなわち、メディア・セッション・ハンドラ(media session handler、MSH)309およびメディア・ストリーマ310を含むことができる。MSH 309は、メディア・セッションの送達を確立し、制御し、サポートするために、5GMSアプリケーション機能306と通信することができる。MSH 309は、5GMSアウェア・アプリケーション302によって使用可能なAPIを公開することができる。メディア・ストリーマ310は、メディア・コンテンツをストリーミングし、メディア捕捉およびストリーミングのための5GMSアウェア・アプリケーション302およびメディア・セッション制御のためのMSH 309にサービスを提供するために、5GMSアプリケーション・サーバー305と通信することができる。5GMSアウェア・アプリケーション302は、外部アプリケーションまたはコンテンツ・サービス・プロバイダー固有の論理を実装し、メディア・セッションの確立を可能にすることによって、5GMSクライアント303を制御することができる。5GMSアプリケーション・サーバー305は、5Gメディア機能をホストすることができる。5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSを使用して5GMSアウェア・アプリケーション302からのメディアをストリーミングする外部アプリケーションまたはコンテンツ固有のメディア機能、たとえばメディア記憶、消費、トランスコーディングおよび再配信であってもよい。5GMSアプリケーション機能306は、UE 303上のMSH 309および/または5GMSアプリケーション・プロバイダー301にさまざまな制御機能を提供することができる。5GMSアプリケーション機能306は、異なるポリシーまたは課金機能(Policy or Charging Function、PCF)311処理の要求を中継または開始したり、または他のネットワーク機能と対話したりすることができる。
【0052】
メディア・アーキテクチャー300は、いくつかの異なるインターフェースを含んでいてもよい。たとえば、リンクM1は、メディア・アーキテクチャー300の使用をプロビジョンし、フィードバックを得るための、5GMSアプリケーション機能306によって公開される5GMSプロビジョニングAPIであってもよい。リンクM2は、5GMSアプリケーション・サーバー305によって公開され、データ・ネットワーク307のような信頼されるデータ・ネットワーク内の5GMSアプリケーション・サーバー305がストリーミング・サービスのためのコンテンツを受信するように選択されたときに使用される、5GMSパブリッシュAPIであってもよい。リンクM3は、データ・ネットワーク307のような信頼されるデータ・ネットワーク内で5GMSアプリケーション・サーバー305上のコンテンツ・ホスティングのための情報を交換するために使用される内部APIであってもよい。リンクM4は、メディア・コンテンツをストリーミングするために、5GMSアプリケーション・サーバー323によってメディア・ストリーマ310に公開されたメディア上りリンク・ストリーミングAPIであってもよい。リンクM5は、メディア・セッションの処理、制御、および支援のために5GMSアプリケーション機能305によってメディア・セッション・ハンドラに公開される、適切なセキュリティ機構(たとえば、認可および認証)も含むメディア・セッション処理APIであってもよい。リンクM6は、5GMS機能を利用するために、MSH 309によって5GMSアウェア・アプリケーション302に公開されたUE 303メディア・セッション・ハンドリングAPIであってもよい。リンクM7は、メディア・ストリーマ310を利用するためにメディア・ストリーマ310によって5GMSアウェア・アプリケーション302およびMSH 309に公開されたUEメディア・ストリーマAPIであってもよい。リンクM8は、5GMSアウェア・アプリケーション302と5GMSアプリケーション・プロバイダー301との間の情報交換のために使用されるアプリケーションAPIであってもよく、たとえば、サービス・アクセス情報を5GMSアウェア・アプリケーション302に提供するために使用される。
【0053】
図4図5および図7図10Bに対応する実施形態は、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって5Gネットワークにわたってメディア・コンテンツを処理するために向けられたワークフロー、協働スキーム、および手順に関する。
【0054】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備プロセスを定義することによって、5Gネットワークを通じてコンテンツ処理を指揮することができる。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを定義し、ネットワーク機能およびAPIを使用して、該コンテンツ準備テンプレートを5Gネットワークを通じて5GMSアプリケーション機能または5GMSアプリケーション・サーバーに提供することによって、5Gネットワークを通じてコンテンツ処理を指令することができる。コンテンツ準備テンプレート(Content Preparation Templates、CPT)は、コンテンツ準備(content preparation)のための情報および命令を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、コンテンツ準備テンプレートは、メディア・コンテンツの出力フォーマットに関連する情報および命令を含む。いくつかの実施形態では、コンテンツ準備テンプレートは、5GMSネットワークにわたるコンテンツ準備資源またはコンテンツ配布資源の割り当てに使用されうる情報を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを定義し、コンテンツ準備テンプレートを提供することによって、UEにメディア・ストリームを配信する前に、そのメディア・ストリームのためのコンテンツ準備プロセスを指令することができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを定義し、コンテンツ準備テンプレートを提供することによって、メディア・ストリームを受信する前に、5GMSアウェア・アプリケーションからのメディア・ストリームのためのコンテンツ準備プロセスを指令することができる。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、一つまたは複数のUEからの上りリンク・メディア・ストリームのための準備において、かつ一つまたは複数のUEへの下りリンク・ストリーミングの前に、コンテンツ準備テンプレートを定義し、コンテンツ準備テンプレートを一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能に提供することによって、メディア・ストリームのコンテンツ準備プロセスを指令することができる。たとえば、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを定義し、第1の5GMSアプリケーション機能にコンテンツ準備テンプレートを提供し、第1の5GMSアプリケーション機能が第2の5GMSアプリケーション機能と通信できるようにすることができる。第1の5GMSアプリケーション機能および第2の5GMSアプリケーション機能は、メディア・ストリームが5GMSアウェア・アプリケーションからアップロードされた後、メディア・コンテンツが別の5GMSアウェア・アプリケーションにダウンロードされる前に、メディア・ストリームからのメディア・コンテンツを通信および処理することができる。
【0056】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能とプロビジョニング・セッションを確立してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、プロビジョニング・セッション中に、一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能にコンテンツ準備テンプレートを送信してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション機能とプロビジョニング・セッションを確立し、次いで、コンテンツ準備テンプレートを定義し、送信することができる。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、2つ以上の5GMSアプリケーション機能と2つ以上のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション機能とプロビジョニング・セッションを確立してもよく、該第1の5GMSアプリケーション機能は、第2の5GMSアプリケーション機能と別のプロビジョニング・セッションを確立するように構成されてもよい。
【0057】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立した後に、5GMSアプリケーション機能から確認応答を受信してもよい。確認応答は、資源のディスカバリー、コンテンツ準備資源の割り当て、コンテンツ配布資源の割り当て、一つまたは複数の他の5GMSアプリケーション機能との上りリンク・セッション、または一つまたは複数の他の5GMSアプリケーション機能との下りリンク・セッションに関する情報を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、資源のディスカバリー、コンテンツ準備資源の割り当て、コンテンツ配布資源の割り当てに関する情報を決定し、それを5GMSアプリケーション機能に送信することができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、メディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーに送信することができ、ここで、メディア・コンテンツは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて修正されてもよい。一例として、いくつかの実施形態では、送信されるべきメディア・コンテンツは、修正されたメディア・コンテンツの一つまたは複数のユーザー装置への下りリンク・ストリーミングの前に、部分的にまたは完全に修正されてもよく、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、部分的に修正されるべきメディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーに送信してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、メディア・コンテンツを変換するか、またはメディア・コンテンツを部分的に修正し、部分的に修正されたメディア・コンテンツを一つまたは複数の要求元クライアント装置に配信してもよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション・サーバーから、部分的に修正されたメディア・コンテンツを受信してもよく、ここで、メディア・コンテンツは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて修正されてもよい。一例として、いくつかの実施形態では、部分的または完全に修正されたメディア・コンテンツは、一つまたは複数のユーザー装置から5GMSアプリケーション・サーバーへのメディア・コンテンツの上りリンク・ストリーミングの後に、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって受信されてもよい。5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて一つまたは複数のユーザー装置から受信されたメディア・コンテンツを部分的または完全に修正し、部分的または完全に修正されたメディア・コンテンツを、該部分的または完全な修正されたメディア・コンテンツを要求した5GMSアプリケーション・プロバイダーに送信することができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレート内のまたはコンテンツ準備テンプレートに付随する情報を通じて、第1の5GMSアプリケーション・サーバーから別の5GMSアプリケーション・サーバーへの、メディア・コンテンツの転送を指令してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション・サーバーから別の5GMSアプリケーション・サーバーへのメディア・コンテンツの転送を、一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能を使用して、コンテンツ準備テンプレート内のまたはコンテンツ準備テンプレートに付随する情報を通じて指令してもよい。ここで、第1の5GMSアプリケーション・サーバーまたは第2の5GMSアプリケーション・サーバーのいずれかが、コンテンツ準備テンプレートに基づいてメディア・コンテンツを修正するよう指令されてもよい。
【0061】
いくつかの実施形態において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを更新し、更新されたコンテンツ準備テンプレートを一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能に送信してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション機能から、更新された確認応答を受信してもよく、確認応答は、資源のディスカバリー、コンテンツ準備資源の割り当て、コンテンツ配布資源の割り当て、一つまたは複数の他の5GMSアプリケーション機能との上りリンク・セッション、または一つまたは複数の他の5GMSアプリケーション機能との下りリンク・セッションに関連する更新された情報を示してもよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ・ホスティング構成テンプレート(hosting configuration template、HCT)を作成し、5GMSアプリケーション・プロバイダーとのプロビジョニング・セッションにおいて、コンテンツ・ホスティング構成テンプレートを5GMSアプリケーション機能に送信してもよい。コンテンツ・ホスティング構成テンプレートは、サードパーティー・プロバイダーが5Gネットワークを通じたメディア・コンテンツの送達を最適化するための命令と情報を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ・ホスティング構成テンプレートに基づいて、コンテンツ準備資源を割り当て、コンテンツ配信資源を割り当ててもよい。
【0063】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、プロビジョニング・セッションからの確認応答に基づいて、コンテンツ準備サービスの利用可能性を発表してもよい。コンテンツ準備サービスの利用可能性は、コンテンツ準備資源の割り当て、コンテンツ配信資源の割り当て、および一般的に5Gネットワークにわたる資源の発見に基づいて決定されうる。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備サービスの利用可能性を、5Gネットワーク上の一つまたは複数の5GMSアウェア・アプリケーションにブロードキャストすることができる。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備サービスの利用可能性を、5Gネットワーク内の一つまたは複数の5GMS装置にブロードキャストすることができる。
【0064】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、別の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。第2のプロビジョン・セッションは、資源要求を含んでいてもよく、資源要求は、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源の割り当てに基づいている。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、資源要求を第2の5GMSアプリケーション機能に送信し、資源要求に基づいてコンテンツ準備および配布資源の割り当てを示す第2の確認応答を受信することができる。
【0065】
たとえば、5GMSアプリケーション・プロバイダーが下りリンク・メディア・ストリームと上りリンク・メディア・ストリームとの間のコンテンツ準備を定義する場合、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション機能との第1のプロビジョニング・セッションと、第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションとを確立してもよい。第1のプロビジョニング・セッションは、5GMSアプリケーション・プロバイダーが上りリンクされているメディア・ストリームのためのコンテンツ準備テンプレートを定義することを含んでいてもよい。第2のプロビジョニング・セッションは、第1の確認応答から受領されたコンテンツ準備資源またはコンテンツ配布資源の割り当てに関する情報に基づいて、資源要求を定義することを含んでいてもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の確認応答から受領されたコンテンツ準備資源またはコンテンツ配信資源の割り当てに関する情報を、第2の5GMSアプリケーション機能に送信することができる。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第2の5GMSアプリケーション・サーバーから第2の確認応答を受信してもよい。第2の確認応答は、資源要求に基づいて、コンテンツ準備および配布資源の割り当てを示す。
【0066】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション機能との第1のプロビジョニング・セッションを確立してもよく、該第1の5GMSアプリケーション機能は、第2の5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。例として、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、上りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。上りリンク5GMSアプリケーション機能は、下りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。2つの5GMSアプリケーション機能は、資源を発見し、コンテンツ準備資源を割り当て、コンテンツ配布資源を割り当てるために、互いに、およびそれぞれの5GMSアプリケーション・サーバーと通信してもよい。別の例として、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、下りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。下りリンク5GMSアプリケーション機能は、上りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。これら2つの5GMSアプリケーション機能は、資源を発見し、コンテンツ準備資源を割り当て、コンテンツ配布資源を割り当てるために、互いに、およびそれぞれの5GMSアプリケーション・サーバーと通信してもよい。いくつかの実施形態では、それぞれの5GMSアプリケーション・サーバーは、APIを通じて互いに通信し、コンテンツ準備テンプレートを使用して修正されうるメディア・コンテンツを転送してもよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ処理のための資源を発見してもよい。5GMSアプリケーション・サーバーおよび5GMSアプリケーション機能は、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、資源を発見し、資源を割り当てることについて通信してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダーによって送信されたコンテンツ準備テンプレートは、5GMSアプリケーション機能がコンテンツ準備テンプレート内で5GMSアプリケーション・プロバイダーによって定義された資源およびメディア・コンテンツを要求するときに、コンテンツ準備およびコンテンツ資源割り当てのインスタンス化を5GMSアプリケーション・サーバーにおいて引き起こすカスケード効果を有してもよい。
【0068】
いくつかの実施形態では、メディア・ストリームの処理は、一つまたは複数の5GMSアプリケーション・サーバーがコンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツを処理することを含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、5GMSアプリケーション・プロバイダーからメディア・コンテンツを受信してもよく、コンテンツ準備テンプレートに基づいてメディア・コンテンツを部分的に修正してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、5GMSアプリケーション・プロバイダーから部分的に修正されたメディア・コンテンツを受信してもよく、ここで、そのメディア・コンテンツは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて部分的に修正される。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、5GMSアウェア・アプリケーションまたは5GMSクライアントから受信したメディア・コンテンツまたはメディア・ストリームを5GMSアプリケーション・プロバイダーに送信することができ、ここで、そのメディア・コンテンツは、5GMSネットワークのコンポーネントによって、コンテンツ準備テンプレートに基づいて部分的に修正されうる。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・サーバーは、5GMSアウェア・アプリケーションまたは5GMSクライアントから受信したメディア・コンテンツまたはメディア・ストリームを別の5GMSアプリケーション・サーバーに送信してもよく、コンテンツ準備テンプレートに基づいて該メディア・コンテンツを部分的に修正してもよい。一例として、第1の5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、UEまたは5GMSアウェア・アプリケーションから受信したメディア・コンテンツを処理し、その後、処理されたメディア・コンテンツを第2の5GMSアプリケーション・サーバーに送信してもよい。別の例として、第1の5GMSアプリケーション・サーバーは、UEまたは5GMSアウェア・アプリケーションから受信したメディア・コンテンツを、コンテンツ準備テンプレートに基づいてメディア・コンテンツを処理することができる第2の5GMSアプリケーション・サーバーに送信してもよい。
【0069】
図4は、クライアントUE上の5Gアウェア・アプリケーションへのコンテンツの下りリンク・ストリーミングの前の、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のための、コール・フローに関連しうるプロセス400を示す。プロセス400は、アーキテクチャー300または所望の任意の他のアーキテクチャーを使用して実行されてもよい。
【0070】
プロセス400によれば、動作405において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能306とのプロビジョニング・セッションを開始または確立することができる。いくつかの実施形態では、動作405において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備テンプレートを作成し、リンクM1を使用してコンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能306に送信することができる。いくつかの実施形態では、動作405において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、コンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成を、5GMSアプリケーション機能306に要求してもよい。動作410および420において、5GMSアプリケーション機能306および5GMSアプリケーション・サーバー305は、互いに通信することができ、5GMSアプリケーション機能306は、リンクM3を使用して、資源を発見しコンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源を割り当てるように5GMSアプリケーション・サーバー305に要求してもよい。5GMSアプリケーション・サーバー305は、動作415において、コンテンツ準備プロセスが以前にインスタンス化されていなかった場合に、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することができる。よって、5GMSアプリケーション・サーバー305は、要求時に、または下りリンク・ストリーミングの直前に、すなわちジャスト・イン・タイムで、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化し、実行することができる。このジャスト・イン・タイム処理は、5Gネットワークの計算効率を高める。なぜなら、必要となる前には計算が行われないからである。動作425において、5GMSアプリケーション機能306は、確認通知を5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信してもよい。該確認通知は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関する情報を含む、またはコンテンツ配信資源に関する情報を含む。動作430では、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM2を使用して、部分的に修正されるべきメディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバー305に提供する。
【0071】
動作435では、5Gネットワークの諸装置と諸コンポーネントの間でサービス発表または通信があってもよい。いくつかの実施形態では、動作435において、5GMSアウェア・アプリケーション302は、リンクM8を使用して、5GMSアプリケーション・プロバイダー301にサービス開始を要求してもよい。動作440において、5GMSアウェア・アプリケーション302および5GMSクライアント304は、リンクM7またはM8のうちの1つを使用してUE APIを介して通信することができる。動作445において、5GMSクライアント304は、5GMSアプリケーション機能306にサービス・アクセスを要求するか、5GMSアプリケーション機能306にサービス・アクセスを提供することができる。動作450において、5GMSクライアント304は、リンクM5を使用して、5GMSアプリケーション機能306とのメディア・セッション処理〔ハンドリング〕を要求することができる。動作455において、5GMSアプリケーション・サーバー305は、M4を使用して、メディア・ストリームを5GMSクライアント304に送信する。
【0072】
図5は、クライアントUE上の5Gアウェア・アプリケーションから5GMSアプリケーション・プロバイダーへのコンテンツの上りリンク・ストリーミングの前の、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のためのコール・フローに関連しうるプロセス500を示す。プロセス500は、アーキテクチャー300または所望の任意の他のアーキテクチャーを使用して実行されうる。
【0073】
プロセス500によれば、動作505において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能606とのプロビジョニング・セッションを開始または確立することができる。いくつかの実施形態では、動作505において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、コンテンツ準備テンプレートを作成し、コンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能606に送信してもよい。いくつかの実施形態では、動作505において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用したコンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成のために、5GMSアプリケーション機能606を要求することができる。動作510および520において、5GMSアプリケーション機能606および5GMSアプリケーション・サーバー605は、互いに通信することができ、5GMSアプリケーション機能606は、リンクM3を使用して、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源を割り当てるように、5GMSアプリケーション・サーバー605に要求することができる。5GMSアプリケーション・サーバー605は、動作515において、コンテンツ準備プロセスが以前にインスタンス化されていなかった場合に、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することができる。動作525において、5GMSアプリケーション機能306は、確認応答を、5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信してもよい。該確認応答は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関する情報を含む、またはコンテンツ配信資源に関する情報を含む。
【0074】
動作535では、諸装置と5Gネットワークの諸コンポーネントとの間でサービス発表または通信があってもよい。いくつかの実施形態では、動作535において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM8を使用して、利用可能なサービスを一つまたは複数の5GMSアウェア・アプリケーション602にブロードキャストすることができる。動作540において、5GMSアウェア・アプリケーション602および5GMSクライアント604は、リンクM7またはM8のうちの1つを使用して、UE APIを介して通信することができる。動作545において、5GMSクライアント604は、5GMSアプリケーション機能606にサービス・アクセスを要求するか、または5GMSアプリケーション機能606にサービス・アクセスを提供することができる。動作550において、5GMSクライアント604は、リンクM5を使用して、5GMSアプリケーション機能606とのメディア・セッション処理〔ハンドリング〕を要求することができる。動作555において、5GMSアプリケーション・サーバー605は、M4を使用して、5GMSクライアント604からメディア・ストリームを受信する。動作530において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM2を使用して、部分的に修正されるべきメディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバー305に受信する。
【0075】
図6は、メディア・ストリーミングのためのメディア・アーキテクチャー600の図である。実施形態では、メディア・アーキテクチャー600は、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって要求されたメディア・コンテンツを処理するために使用されてもよく、それは、一つまたは複数のUEからの、一つまたは複数の他のUEへの下りリンク・ストリーミングの前の上りリンク資源ストリームのためであってもよい。5Gメディア・ストリーミング上りリンク(5GMS)アプリケーション・プロバイダー301は、ストリーミング・サービスのために5GMSを使用してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSにおいて定義されたインターフェースおよびAPIを使用して、5GMSクライアント304およびネットワーク機能を利用するために、UE 303上で5GMSアウェア・アプリケーション302を提供してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSにおいて定義されるインターフェースおよびAPIを使用して、5GMSクライアント604およびネットワーク機能を利用するために、UE 603上でも5GMSアウェア・アプリケーション602を提供してもよい。5GMSアプリケーション・サーバー(Application Server)は、5Gメディア・ストリーミング専用のアプリケーション・サーバーであってもよい。5GMSクライアント304は、5Gメディア・ストリーミング専用のUE 303内部機能であってもよい。いくつかの実施形態では、5GMSクライアント604は、5Gメディア・ストリーミング専用のUE 603内部機能であってもよい。
【0076】
5GMSアプリケーション機能606および5GMSアプリケーション・サーバー605は、データ・ネットワーク610機能であってもよい。信頼されるデータ・ネットワーク610内の機能は、オペレータのネットワークによって信頼されてもよい。よって、信頼されるデータ・ネットワークにおけるアプリケーション機能は、すべての5Gコア機能と直接通信することができる。外部のデータ・ネットワークにおける機能は、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)を介してのみ5Gコア機能と通信しうる。
【0077】
メディア・アーキテクチャー600は、5Gメディア・上りリンク・ストリーミングのためのUE 603の内部機能および関連するネットワーク機能を接続しうる。いくつかの実施形態では、メディア・アーキテクチャー600は、5Gメディア・下りリンク・ストリーミングのためのUE 603の内部機能および関連するネットワーク機能を接続しうる。よって、メディア・アーキテクチャー600は、いくつかの機能を含んでいてもよい。たとえば、UE 603上の5GMSクライアント604は、インターフェース/APIを通じてアクセスされうる5GMSサービスのオリジネータであってもよい。5GMSアウェア・アプリケーション602は、外部アプリケーションまたはコンテンツ・サービス・プロバイダー固有の論理を実装し、メディア・セッションの確立を可能にすることによって、5GMSクライアント603を制御することができる。5GMSアプリケーション・サーバー605は、5Gメディア機能をホストすることができる。5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSを使用して5GMSアウェア・アプリケーション602からメディアをストリーミングする、外部アプリケーションまたはコンテンツ固有のメディア機能、たとえば、メディア記憶、消費、トランスコーディングおよび再配信であってもよい。
【0078】
メディア・アーキテクチャー600は、いくつかの異なるインターフェースを含んでいてもよい。たとえば、リンクM1は、メディア・アーキテクチャー600の使用をプロビジョンし、フィードバックを得るために、5GMSアプリケーション機能306/606によって公開される5GMSプロビジョニングAPIであってもよい。リンクM2は、5GMSアプリケーション・サーバー305/605によって公開される5GMSパブリッシュAPIであってもよく、データ・ネットワーク610のような信頼されるデータ・ネットワーク内の5GMSアプリケーション・サーバー305/605がストリーミング・サービスのためのコンテンツを受信するために選択されるときに使用される。リンクM3は、データ・ネットワーク610のような信頼されるデータ・ネットワーク内の5GMSアプリケーション・サーバー305/605と5GMSアプリケーション機能306/606との間で、5GMSアプリケーション・サーバー305/605上のコンテンツ・ホスティングのための情報を交換するために使用される、内部APIであってもよい。
【0079】
リンクM4は、メディア・コンテンツをストリーミングするために5GMSアプリケーション・サーバー305/605によって5GMSクライアント304/604に公開されるメディア上りリンクまたは下りリンク・ストリーミングAPIであってもよい。リンクM5は、適切なセキュリティ機構、たとえば認可および認証をも含む、メディア・セッション処理、制御、および支援のために、5GMSアプリケーション機能306/606によって5GMSクライアント304/604に公開されたメディア・セッション処理APIであってもよい。リンクM8は、たとえば5GMSアウェア・アプリケーション302/602にサービス・アクセス情報を提供するために、5GMSアウェア・アプリケーション302/602と5GMSアプリケーション・プロバイダー301との間の情報交換のために使用されるアプリケーションAPIであってもよい。リンクI2は、5GMSアプリケーション・サーバー305/605によって他の5GMSアプリケーション・サーバー605/305に公開され、データ・ネットワーク610のような信頼されるデータ・ネットワークとの通信に使用される内部APIであってもよい。リンクI1は、データ・ネットワーク610のような信頼されるデータ・ネットワークと通信するために使用される、5GMSアプリケーション機能306/606によって他の5GMSアプリケーション機能606/306に公開される内部APIであってもよい。リンクN5は、アプリケーション固有の命令をあるフォーマットから別のフォーマットにマッピングするために使用されうる内部インターフェースであってもよい。
【0080】
図7は、5GMS UE上の5Gアウェア・アプリケーションからの上りリンク・ストリーミングの後、クライアントUE上の5Gアウェア・アプリケーションへのメディア・コンテンツの下りリンク・ストリーミングの前に、コンテンツ準備を要求する5GMSアプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のためのコール・フローに関連しうるプロセス700を示す。プロセス700は、アーキテクチャー300または所望の任意の他のアーキテクチャーを使用して実行されうる。
【0081】
プロセス700によれば、動作710において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能306とのプロビジョニング・セッションを開始または確立してもよい。いくつかの実施形態では、動作710において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備テンプレートを作成し、リンクM1を使用してコンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能306に送信してもよい。いくつかの実施形態では、動作710において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能306に、コンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成を要求することができる。動作715および725において、5GMSアプリケーション機能306および5GMSアプリケーション・サーバー305は、互いに通信してもよく、5GMSアプリケーション機能306は、リンクM3を使用して、5GMSアプリケーション・サーバー305に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源を割り当てるように要求してもよい。5GMSアプリケーション・サーバー305は、動作720において、コンテンツ準備プロセスが以前にインスタンス化されていなかった場合に、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することができる。よって、5GMSアプリケーション・サーバー305は、要求時に、または下りリンク・ストリーミングの直前に、すなわちジャスト・イン・タイムで、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化し、実行することができる。このジャスト・イン・タイム処理は、5Gネットワークの計算効率を高める。なぜなら、それが必要となる前に計算が行われないからである。動作730において、5GMSアプリケーション機能306は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関する情報を含む確認応答を5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信することができる。
【0082】
動作735において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備テンプレートを作成し、リンクM1を使用して該コンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能606に送信することができる。いくつかの実施形態では、動作735において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能606に、コンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成を要求することができる。動作740および745において、5GMSアプリケーション機能606および5GMSアプリケーション・サーバー605は、互いに通信することができ、5GMSアプリケーション機能606は、リンクM3を使用して、5GMSアプリケーション・サーバー605に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源を割り当てるように要求することができる。動作750において、5GMSアプリケーション機能606は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関連する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関連する情報を含む確認応答を5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信することができる。動作752において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備サービスの利用可能性を、5Gネットワーク上の一つまたは複数の5GMSアウェア・アプリケーションにブロードキャストすることができる。
【0083】
動作755において、5GMSアウェア・アプリケーション302および5GMSクライアント604は、リンクM7またはM8のうちの1つを使用してUE APIを介して通信することができる。動作760において、5GMSクライアント604は、5GMSアプリケーション機能606にサービス・アクセスを要求してもよく、または5GMSアプリケーション機能606にサービス・アクセスを提供してもよい。動作765において、5GMSクライアント604は、リンクM5を使用して、5GMSアプリケーション機能によるメディア・セッション処理を要求することができる。動作770において、5GMSアプリケーション・サーバー605は、M4を使用して5GMSクライアント604から上りリンク・メディア・ストリームを受信する。動作775において、5GMSアプリケーション・サーバー305および5GMSアプリケーション・サーバー605は、リンクI2を使用して内部APIを使用して互いに通信することができる。いくつかの実施形態では、動作775において、下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305および上りリンク5GMSアプリケーション・サーバー605は、5GMSアウェア・アプリケーション302によって要求されうるか、またはコンテンツ準備テンプレートを使用して下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305によって修正されうるメディア・コンテンツを転送またはストリーミングすることができる。
【0084】
動作780において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSアウェア・アプリケーション302への下りリンク・メディア・ストリームの開始を発表することができる。動作785において、5GMSアウェア・アプリケーション302および5GMSクライアント304は、リンクM7またはM8のうちの1つを使用して、UE APIを介して通信することができる。動作790において、5GMSクライアント304は、5GMSアプリケーション機能306にサービス・アクセスを要求するか、または5GMSアプリケーション機能306にサービス・アクセスを提供することができる。動作795において、5GMSクライアント304は、リンクM5を使用して、5GMSアプリケーション機能によるメディア・セッション処理を要求することができる。動作799において、5GMSアプリケーション・サーバー305は、M4を使用して5GMSクライアント304から上りリンク・メディア・ストリームを受信する。
【0085】
いくつかの実施形態において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよく、第1の5GMSアプリケーション機能は、一つまたは複数の他の5GMSアプリケーション機能と通信することができ、第1の5GMSアプリケーション機能と他の5GMSアプリケーション機能との間に第2のプロビジョニング・セッションを確立することができる。
【0086】
いくつかの実施形態において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、上りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよく、その上りリンク5GMSアプリケーション機能は、一つまたは複数の下りリンク5GMSアプリケーション機能と通信してもよい。上りリンク5GMSアプリケーション機能は、下りリンク5GMSアプリケーション機能と第2のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。よって、5GMSアプリケーション・プロバイダー301が下りリンク5GMSアプリケーション機能と第2のプロビジョニング・セッションを確立する必要性をなくす。
【0087】
いくつかの実施形態において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、下りリンク5GMSアプリケーション機能とのプロビジョニング・セッションを確立してもよく、その下りリンク5GMSアプリケーション機能は、一つまたは複数の上りリンク5GMSアプリケーション機能と通信してもよい。下りリンク5GMSアプリケーション機能は、上りリンク5GMSアプリケーション機能と2番目のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。よって、5GMSアプリケーション・プロバイダー301が上りリンク5GMSアプリケーション機能と第2のプロビジョニング・セッションを確立する必要性をなくす。
【0088】
例として、図8は、5GMS UE上の5Gアウェア・アプリケーションからの上りリンク・ストリーミングの後、クライアントUE上の5Gアウェア・アプリケーションへのメディア・コンテンツの下りリンク・ストリーミングの前にコンテンツ準備を要求する5GMSアプリケーション・プロバイダーによって指令されるコンテンツ準備のためのコール・フローに関連しうるプロセス800を示す。プロセス800は、プロセス700の変形を示す。動作852~899は、プロセス700における動作752~799と同様である。
【0089】
プロセス800において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、下りリンク5GMSアプリケーション機能306のみとのプロビジョニング・セッションを確立してもよく、該下りリンク5GMSアプリケーション機能306が、上りリンク5GMSアプリケーション機能606とのプロビジョニング・セッションを確立してもよい。
【0090】
動作810において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して下りリンク5GMSアプリケーション機能306とのプロビジョニング・セッションを開始または確立してもよい。いくつかの実施形態では、動作810において、下りリンク5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備テンプレートを作成し、リンクM1を使用して該コンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能306に送信してもよい。いくつかの実施形態では、動作810において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、下りリンク5GMSアプリケーション機能306に、コンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成を要求してもよい。動作815および825において、下りリンク5GMSアプリケーション機能306および下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、互いに通信することができ、下りリンク5GMSアプリケーション機能306は、リンクM3を使用して、下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいて、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源を割り当てるよう要求することができる。下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、動作820において、コンテンツ準備プロセスが以前にインスタンス化されていなかった場合に、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することができる。よって、下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、要求時に、または下りリンク・ストリーミングの直前に、すなわちジャスト・イン・タイムで、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化し、実行することができる。このジャスト・イン・タイム処理は、5Gネットワークの計算効率を高める。なぜなら、それが必要となる前に計算が行われないからである。
【0091】
動作835において、下りリンク5GMSアプリケーション機能306は、上りリンク5GMSアプリケーション606による内部プロビジョニングを要求することができる。動作840および845において、上りリンク5GMSアプリケーション機能606および上りリンク5GMSアプリケーション・サーバー605は、互いに通信することができ、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、リンクM3を使用して、上りリンク5GMSアプリケーション・サーバー605に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源を割り当てることを要求することができる。動作850において、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関連する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関連する情報を含む確認応答を下りリンク5GMSアプリケーション機能306に送信することができる。
【0092】
動作830において、下りリンク5GMSアプリケーション機能306は、上りリンク5GMSアプリケーション機能306による成功裏のプロビジョニング、コンテンツ準備テンプレートの作成を示す、コンテンツ準備資源に関する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関する情報を含む確認応答を5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信することができる。
【0093】
図9は、5GMS UE上の5Gアウェア・アプリケーションからの上りリンク・ストリーミングの後、クライアントUE上の5Gアウェア・アプリケーションへのメディア・コンテンツの下りリンク・ストリーミングの前に、コンテンツ準備を要求する5GMSアプリケーション・プロバイダーによって指令される、コンテンツ準備のためのコール・フローに関連するプロセス900を示す。プロセス900は、プロセス700の変形を示す。動作952~999は、プロセス700における動作752~799と同様である。
【0094】
プロセス900において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、上りリンク5GMSアプリケーション機能606のみとのプロビジョニング・セッションを確立することができ、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、下りリンク5GMSアプリケーション機能306とのプロビジョニング・セッションを確立することができる。
【0095】
動作910において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、上りリンク5GMSアプリケーション機能606とのプロビジョニング・セッションを開始または確立することができる。いくつかの実施形態では、動作910において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、コンテンツ準備テンプレートを作成し、リンクM1を使用して該コンテンツ準備テンプレートを上りリンク5GMSアプリケーション機能606に送信してもよい。いくつかの実施形態では、動作910において、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、上りリンク5GMSアプリケーション機能606に、コンテンツ準備およびコンテンツ出力フォーマットのための命令を定義する一つまたは複数のコンテンツ準備テンプレートの作成を要求することができる。動作915および920において、上りリンク5GMSアプリケーション機能606および上りリンク5GMSアプリケーション・サーバー605は、互いに通信することができ、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、リンクM3を使用して、上りリンク5GMSアプリケーション・サーバー605に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツ準備資源およびコンテンツ配信資源を割り当てることを要求することができる。
【0096】
動作922において、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、リンクI1を使用して下りリンク5GMSアプリケーション機能306による内部プロビジョニングを要求することができる。動作925および935において、下りリンク5GMSアプリケーション機能306および下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、互いに通信することができ、下りリンク5GMSアプリケーション機能306は、リンクM3を使用して、下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305に、資源を発見し、コンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源を割り当てるように要求することができる。下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、動作930において、コンテンツ準備プロセスが以前にインスタンス化されていなかった場合に、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化することができる。よって、下りリンク5GMSアプリケーション・サーバー305は、要求時に、または下りリンク・ストリーミングの直前に、すなわちジャスト・イン・タイムで、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化し、実行することができる。このジャスト・イン・タイム処理は、5Gネットワークの計算効率を高める。なぜなら、それが必要となる前に計算が行われないからである。
【0097】
動作940において、下りリンク5GMSアプリケーション機能306は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関連する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関連する情報を含む確認応答を上りリンク5GMSアプリケーション機能606に送信することができる。
【0098】
動作945において、上りリンク5GMSアプリケーション機能606は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関連する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関連する情報を含む確認応答を下りリンク5GMSアプリケーション機能306に送信することができる。
【0099】
図10Aは、5Gネットワークを通じてストリーミングされるメディア・コンテンツを処理するコンテンツ準備プロセスを指揮する5GMSアプリケーション・プロバイダーに関連しうるプロセス1000を例解する例示的なフローチャートを示す。1010において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の情報と第2の情報を含むコンテンツ準備テンプレートを作成することができる。いくつかの実施形態では、第1の情報は、内容の準備に関する情報を含んでいてもよい。一例として、第1の情報は、コンテンツ準備のための特定の指示を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、第2の情報は、内容出力に関する情報を含んでいてもよい。一例として、第2の情報は、メディア・コンテンツについての出力フォーマットおよび要件を特定する命令を含んでいてもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、第1の情報および第2の情報を含む準備テンプレートを作成することができる。
【0100】
1015において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション機能との第1のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して、5GMSアプリケーション機能306との第1のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。
【0101】
1020において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレートを5GMSアプリケーション機能に送信することができる。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して5GMSアプリケーション機能306との第1のプロビジョニング・セッションを確立し、リンクM1を使用してコンテンツ準備テンプレートを送信してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション機能へのコンテンツ準備テンプレートの送信は、アプリケーション・サーバーにおけるコンテンツ準備および資源割り当てプロセスのインスタンス化を引き起こしてもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、リンクM1を使用して5GMSアプリケーション機能306との第1のプロビジョニング・セッションを確立し、リンクM1を使用してコンテンツ準備テンプレートを送信してもよい。これにより、5GMSアプリケーション機能306は、リンクM3を使用して、5GMSアプリケーション・サーバー305において、コンテンツ準備および資源割り当てプロセスをインスタンス化することができる。5GMSアプリケーション・サーバー305におけるコンテンツ準備および資源割り当てプロセスの完了時に、5GMSアプリケーション・サーバー305は、5GMSアプリケーション機能306と通信し、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源のうちの少なくとも1つの割り当てを示すことができる。
【0102】
1025において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源のうちの少なくとも1つの割り当ての指示を含む第1の確認応答を、5GMSアプリケーション機能から受信してもよい。一例として、5GMSアプリケーション機能306は、コンテンツ準備テンプレートの成功裏の作成を示す、コンテンツ準備資源に関連する情報を含む、またはコンテンツ配布資源に関連する情報を含む、第1の確認応答を5GMSアプリケーション・プロバイダー301に送信することができる。いくつかの実施形態において、第1の確認応答はまた、第2のアプリケーション機能との上りリンク・セッションまたは下りリンク・セッションの少なくとも1つを示す情報を含んでいてもよい。
【0103】
1030において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション・サーバーとのデータ転送動作を実行してもよい。
【0104】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバーに送信することができ、ここで、コンテンツの送信は、一つまたは複数のユーザー装置に対する部分的に修正されるコンテンツの下りリンク・ストリーミングの前に行われる。さらに、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション・サーバーに(いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション機能を介して)、コンテンツ準備テンプレートに基づいてコンテンツを部分的または完全に修正し、部分的または完全に修正されたコンテンツを、修正されたコンテンツを要求した前記一つまたは複数のクライアント装置に配信するように指令することができる。
【0105】
一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、メディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバー305に送信することができ、ここで、メディア・コンテンツは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて修正されてもよい。例として、いくつかの実施形態では、送信されるメディア・コンテンツは、修正されたメディア・コンテンツの、一つまたは複数のユーザー装置、5GMSクライアント304または5GMSアウェア・アプリケーション302への下りリンク・ストリーミングの前に、部分的または完全に修正されてもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、部分的に修正されるべきメディア・コンテンツを5GMSアプリケーション・サーバー305に送信してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダー305は、コンテンツ準備テンプレートに基づいてメディア・コンテンツを変換するか、またはメディア・コンテンツを部分的に修正し、部分的に修正されたメディア・コンテンツを前記一つまたは複数の要求元のユーザー装置、5GMSクライアント304または5GMSアウェア・アプリケーション302に配信することができる。
【0106】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、5GMSアプリケーション・サーバーから部分的に修正されたコンテンツを受信してもよく、ここで、部分的に修正されたメディア・コンテンツは、一つまたは複数のユーザー装置からのコンテンツの上りリンク・ストリーミングの後に受信される。いくつかの実施形態では、部分的または完全に修正されたメディア・コンテンツは、一つまたは複数のユーザー装置から5GMSアプリケーション・サーバーへのメディア・コンテンツの上りリンク・ストリーミングの後に、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって受信されてもよい。5GMSアプリケーション・サーバーは、コンテンツ準備テンプレートに基づいて前記一つまたは複数のユーザー装置から受信したメディア・コンテンツを部分的または完全に修正し、部分的または完全に修正されたメディア・コンテンツを、部分的または完全に修正されたメディア・コンテンツを要求した5GMSアプリケーション・プロバイダーに送信することができる。
【0107】
いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備テンプレート内の情報またはコンテンツ準備テンプレートに付随する情報を通じて、第1の5GMSアプリケーション・サーバーから別の5GMSアプリケーション・サーバーへのメディア・コンテンツの転送を指令してもよい。5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の5GMSアプリケーション・サーバーから別の5GMSアプリケーション・サーバーへのメディア・コンテンツの転送を、一つまたは複数の5GMSアプリケーション機能を使用して、コンテンツ準備テンプレート内の情報またはコンテンツ準備テンプレートに付随する情報を通じて指令することができる。ここで、第1の5GMSアプリケーション・サーバーまたは第2の5GMSアプリケーション・サーバーのいずれかが、コンテンツ準備テンプレートに基づいてメディア・コンテンツを修正するよう指令されてもよい。
【0108】
図10Bは、5Gネットワークを通じてストリーミングされるメディア・コンテンツを処理するためにコンテンツ準備プロセスを指揮する5GMSアプリケーション・プロバイダーに関連しうるプロセス1050を例解する例示的なフローチャートを示す。いくつかの実施形態では、プロセス1050は、5GMSアプリケーション・プロバイダーが第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立することに関していてもよい。いくつかの実施形態では、第2のプロビジョニング・セッションの確立は、メディア・コンテンツが上りリンク5GMSクライアントに関連する上りリンク5GMSアウェア・アプリケーションによってアップロードされた後、該メディア・コンテンツが下りリンク5GMSクライアントに関連する下りリンク5GMSアウェア・アプリケーションによってダウンロードされる前に、メディア・コンテンツを修正または処理するために、5GMSアプリケーション・プロバイダーによって開始されてもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSクライアント604に関連する5GMSアウェア・アプリケーション602がメディア・コンテンツを5Gネットワークにアップロードした後、5GMSクライアント304に関連する5GMSアウェア・アプリケーション302が該メディア・コンテンツをダウンロードする前に、該メディア・コンテンツを処理する際に、別の5GMSアプリケーション機能606との第2のセッションをプロビジョンしてもよい。
【0109】
1060において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第2の5GMSアプリケーション機能をとの第2のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、第2の5GMSアプリケーション機能606との第2のプロビジョニング・セッションを確立してもよい。いくつかの実施形態において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立するよう、第1の5GMSアプリケーション機能に指令してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSアプリケーション機能306との第1のプロビジョニング・セッションを確立してもよく、次いで、第2の5GMSアプリケーション機能606との第2のプロビジョニング・セッションを確立するよう5GMSアプリケーション機能306を指揮または構成することができる。別の例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、5GMSアプリケーション機能606との第1のプロビジョニング・セッションを確立してもよく、次いで、第2の5GMSアプリケーション機能306との第2のプロビジョニング・セッションを確立するよう5GMSアプリケーション機能606を指揮または構成してもよい。いくつかの実施形態では、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第1の確認応答を受信する前に、第2の5GMSアプリケーション機能との第2のプロビジョニング・セッションを確立するように、第1の5GMSアプリケーション機能に指令してもよい。
【0110】
1065において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、コンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源のうちの少なくとも1つの割り当てに基づいて、資源要求を定義してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、第1の確認応答によって示されるコンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源のうちの少なくとも1つの割り当てに基づいて、資源要求を定義してもよい。
【0111】
1070において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、該資源要求を第2の5GMSアプリケーション機能に送信してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、該資源要求を第2の5GMSアプリケーション機能606に送信してもよい。
【0112】
1075において、5GMSアプリケーション・プロバイダーは、第2の5GMSアプリケーション機能から、資源要求に基づくコンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源の割り当ての指示を含む第2の確認応答を受信してもよい。一例として、5GMSアプリケーション・プロバイダー301は、第2の5GMSアプリケーション機能606から、5GMSアプリケーション・プロバイダー301による資源要求に基づくコンテンツ準備資源およびコンテンツ配布資源の割り当てを示す第2の確認応答を受信してもよい。
【0113】
図4図5および図7図10Bは、実施形態におけるプロセス400、500、700、800、900、1000、および1050の例示的な動作を示すが、プロセス400、500、700、800、900、1000、および1050は、図4図5および図7図10Bに示されるものに比して、追加的な動作、より少ない動作、異なる動作、または異なる配列の動作を含んでいてもよい。実施形態において、プロセス400、500、700、800、900、1000、および1050の任意の動作は、所望により、任意の量または順序で組み合わされ、または配列されてもよい。実施形態において、プロセス400、500、700、800、900、1000、および1050の動作のうちの2つ以上は、並列に実行されてもよい。前述の開示は、例解および説明を提供するが、網羅的であることも、実装を開示された正確な形に限定することも意図されていない。修正および変形が、上記の開示に照らして可能であり、または実装の実施から取得されうる。
【0114】
本明細書で使用されるところでは、構成要素/コンポーネントという用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして広く解釈されることが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
【外国語明細書】