(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123053
(43)【公開日】2024-09-10
(54)【発明の名称】浮体式の洋上風力発電システム
(51)【国際特許分類】
F03D 13/25 20160101AFI20240903BHJP
B63B 35/00 20200101ALI20240903BHJP
B63B 75/00 20200101ALI20240903BHJP
B63B 77/00 20200101ALI20240903BHJP
B63B 35/38 20060101ALI20240903BHJP
B63B 22/02 20060101ALI20240903BHJP
B63B 35/613 20060101ALI20240903BHJP
【FI】
F03D13/25
B63B35/00 T
B63B75/00
B63B77/00
B63B35/38 B
B63B22/02 Z
B63B35/613
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2024093993
(22)【出願日】2024-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】523323929
【氏名又は名称】柏木 幹男
(72)【発明者】
【氏名】柏木 幹男
(57)【要約】 (修正有)
【課題】いかだ上に据付けた、洋上風力発電システムを提供する。
【解決手段】浮体である「いかだ」の素材には、強化樹脂を選び、直径10cm程のパイプをJIS規格で作り、パイプの両端に蓋をして、水が入らないようにする。風力発電の適地に最寄りの港を予め選定しておいて、風力発電設備の納期に合わせて、パイプを輸送し、港の一角で「いかだ」を組み立て、中央部に強化樹脂の板を取付けて風力発電設備を据付ける。複数基を曳航して、「いかだ」を連結し、電力ケーブルは一括して、海底ケーブルで電力会社の配電網に接続する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
風力発電設備を洋上に浮かべるための浮体として「いかだ」を作ること、その素材として適切な強化樹脂を選び、直径10cm程のJIS規格のパイプを作ること、適地に最寄りの港を選定しておいて、風力発電設備の納期に合わせて、パイプを港に輸送して、ワイヤで「いかだ」を組み立てて、中央部に強化樹脂の板を取付けること。
そして、風力発電設備を「いかだ」に据付けて、曳航し、複数基をワイヤで連結して、予め設置していたブイにワイヤでつないで漂流を防止し、電力ケーブルは一括して海底ケーブで電力会社の配電網に接続する。
この一連のシステムが、特許請求の範囲である。
【発明の詳細な説明】
本発明は、風力発電設備を洋上に浮かべて発電し、売電するシステムに関するものであり、実用されている技術やノウハウを活用するシステムである。
浮体の素材としては、高強度の樹脂が考えられ、その一例として、日本製紙(株)製のセルロースファイバーがあり、木材から取り出したパルプをほぐし、少量のプラスティックやゴムを混ぜて作る高強度の樹脂がある。
このような強化樹脂で、JIS規格の、直径10cm程のパイプを製造し、パイプの両端に蓋をして水が入らないようにする。
風力発電に適した海域に、最寄りの、港を予め選定しておいて、風力発電設備の納期に合わせて、パイプを輸送し、港の一角において、ワイヤで「いかだ」を組立て、中央部に強化樹脂の板を取り付けて、風力発電設備の据付けに備える。
「いかだ」は強風や、高波で転覆するおそれのない大きさにする。
風力発電の適地としては、風速5~6メートルの風があって、電力会社の配電網に接続可能で、漁業に支障がない海域が考えられる。
復数の風力発電設備を輸入(将来は国産)し、同数の「いかだ」を組立てて、風力発電設備を据え付けて、適地の海或に曳航し、ワイヤで連結する。了めブイを設置しておいて、ワイヤでつないで漂流を防止する。
【図面の簡単な説明】
【
図1】風車のプロペラ同士の接触を防ぐために、図示のようにストッパーを設ける。電力ケーブルを電力ケーブル接続装置に接続し、一括して海底ケーブルで電力会社の配電網に接続する。