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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012309
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】基板処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/027 20060101AFI20240123BHJP
   B05C 11/10 20060101ALI20240123BHJP
   B05C 5/00 20060101ALI20240123BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20240123BHJP
   B05B 1/16 20060101ALN20240123BHJP
【FI】
H01L21/30 564C
B05C11/10
B05C5/00 101
H01L21/304 643A
H01L21/304 643Z
H01L21/304 647A
H01L21/30 569C
B05B1/16
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023173466
(22)【出願日】2023-10-05
(62)【分割の表示】P 2021209136の分割
【原出願日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】10-2020-0189124
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ビョウン ドゥー
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジン ホ
(57)【要約】
【課題】本発明は基板を処理する装置を提供する。
【解決手段】本発明の基板処理装置は、基板を処理する処理空間を有する処理容器と、前記処理容器の一側に位置され、処理液を吐出するノズルが待機される待機ポートと、前記処理容器と前記待機ポートとの間に移動され、前記ノズルを有する液供給ユニットを含み、前記待機ポートは、内部に前記ノズルと洗浄液を収容可能な収容空間を有するノズル洗浄部を含むノズル収容部材と、前記ノズル洗浄部の側面に提供されて前記洗浄液を前記ノズルに吐出する吐出口を有する吐出部を含み、上側から見た時前記吐出口は前記ノズルの少なくとも一部と重畳されるように提供される。
【選択図】図12

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板処理装置であって、
基板を処理する処理空間を有する処理容器と、
前記処理容器の一側に位置され、処理液を吐出するノズルが待機される待機ポートと、
前記処理容器と前記待機ポートとの間に移動され、前記ノズルを有する液供給ユニットを含み、
前記待機ポートは、
内部に前記ノズルと洗浄液を収容可能な収容空間を有するノズル洗浄部を含むノズル収容部材と、
前記ノズル洗浄部の側面に提供されて前記洗浄液を前記ノズルに吐出する吐出口を有する吐出部を含み、
前記吐出口は上側から見た時前記吐出口は前記ノズルの少なくとも一部と重畳されるように提供され、
前記待機ポートは、
前記ノズル収容部材の下部面に提供され、かつ前記洗浄液が左右に移動することを防止する移動防止溝または構造物を含み、
前記移動防止溝または構造物は前記ノズル洗浄部のまわりに沿って延長されることを特徴とする基板処理装置。
【請求項2】
前記吐出口から吐出される洗浄液は前記ノズルの外面とノズル収容部壁に沿って回転されるように前記待機ポートが構成されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記吐出口から吐出される洗浄液は前記ノズルの外面のうちで前記洗浄液の吐出方向の反対側に位置される面まで回転されるように前記待機ポートが構成されることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記待機ポートは、
前記ノズル収容部材に結合され、前記吐出口に前記洗浄液を供給する洗浄液供給配管を固定する配管固定部材を含み、
前記配管固定部材は前記洗浄液供給配管が挿入される配管挿入ホールと、前記配管挿入ホールに形成される漏水防止溝または防止する構造物を含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記吐出部は前記ノズル収容部材の側面から突き出され、前記洗浄液供給配管が結合される結合部を含み、
前記結合部は第1幅を有する第1部分と、前記第1部分から延長されて前記第1幅より小さな幅を有する第2部分を含み、
前記配管挿入ホールの直径は前記結合部の前記第2部分の末端の幅より小さく提供されることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記ノズル収容部材は、
前記ノズル洗浄部の下に位置される排出部を含み、
前記排出部は、
前記ノズル洗浄部に下端から下に延長される第1ポートと、
前記第1ポートの下に延長され、前記第1ポートから遠くなる方向に行くほど幅が増加する第2ポートを含み、
前記第1ポートと前記第2ポートとの間の角度は鈍角で提供されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記第1ポートの上下方向での長さは前記ノズルの吐出端の内径より小さく提供されることを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記処理液は感光液を含み、
前記洗浄液はシンナー(Thinner)を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項9】
基板処理装置であって、
基板を処理する処理空間を有する処理容器と、
前記処理容器の一側に位置され、処理液を吐出するノズルが待機される待機ポートと、
前記処理容器と前記待機ポートとの間に移動され、前記ノズルを有する液供給ユニットを含み、
前記待機ポートは、
内部に前記ノズルと洗浄液を収容可能な収容空間を有するノズル洗浄部を含むノズル収容部材と、
前記ノズル洗浄部の側面に提供されて前記洗浄液を前記ノズルに供給する吐出口を有する吐出部を含み、
前記吐出口は上面から見た時前記吐出口は前記ノズルの少なくとも一部と重畳されるように前記ノズルの中心軸の外側に提供され、
前記待機ポートは、
前記ノズル収容部材の下部面に提供され、かつ前記洗浄液が左右に移動することを防止する移動防止溝または構造物を含み、
前記移動防止溝または構造物は前記ノズル洗浄部のまわりに沿って延長される基板処理装置。
【請求項10】
前記吐出口から供給される洗浄液は前記ノズルの外面に沿って回転され、
洗浄液は前記ノズルの外面のうちで吐出口方向の反対側に位置される面まで回転されることを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記待機ポートは、
前記ノズル収容部材に結合され、前記吐出口に前記洗浄液を供給する洗浄液供給配管を固定する配管固定部材を含み、
前記配管固定部材は前記洗浄液供給配管が挿入される配管挿入ホールと、前記配管挿入ホールに形成される漏水防止溝または防止する構造物を含むことを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記処理液は感光液を含み、
前記洗浄液はシンナー(Thinner)を含むことを特徴とする請求項9乃至請求項11のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項13】
請求項1の装置を利用して基板を処理する方法(基板処理方法)であって、
前記ノズルは前記待機ポートに移動される前に前記ノズルの吐出端に満たされた処理液をサックバックして前記吐出端に第1ガス層を形成する第1ガス層形成段階と、
前記第1ガス層を形成した状態で前記収容空間に前記吐出端を挿入して前記吐出端を洗浄する吐出端洗浄段階と、
前記吐出端が前記洗浄液に浸された状態で前記洗浄液をサックバックして液層を形成する液層形成段階と、
前記収容空間に満たされた前記洗浄液を排出した状態で前記ノズルをサックバックして前記吐出端に第2ガス層を形成する第2ガス層形成段階を含み、
前記吐出端洗浄段階では、
前記洗浄液が前記ノズルの外面のうちで前記洗浄液の吐出方向の反対側に位置される面まで回転されるように吐出されることを特徴とする基板処理方法。
【請求項14】
前記吐出端洗浄段階では、
前記ノズルに吐出される洗浄液によって前記収容空間が満たされ、
前記ノズルは前記第1ガス層が形成された状態で前記収容空間に満たされた前記洗浄液に前記吐出端が浸されるように前記収容空間に挿入されて前記吐出端を洗浄することを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。
【請求項15】
前記処理液は感光液を含み、
前記洗浄液はシンナーを含むことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の基板処理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を処理する装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体素子を製造するためには洗浄、蒸着、写真、蝕刻、そしてイオン注入などのような多様な工程が遂行される。このような工程らのうちで写真工程は基板の表面にはフォトレジストのような感光液を塗布して膜を形成する塗布工程、基板に形成された膜に回路パターンを転写する露光工程、露光処理された領域またはその反対領域で選択的に基板上に形成された膜を除去する現像工程を含む。
【0003】
液処理工程はその工程が進行される中にノズルが基板と見合わせる位置で処理液を供給し、工程の前後である待機中にノズルが待機ポートで待機される。待機ポートは収容空間を含む共通ボディーを含み、複数のノズルを共通ボディーの収容空間に収容される。収容空間に収容された複数のノズルは待機される中にノズルの吐出端を向けて洗浄液が吐出され、吐出端及びその周辺部が共に洗浄される。
【0004】
しかし、ノズルのうちで洗浄液の吐出口と向い合う領域は洗浄されても、その反対側はまともに洗浄されない問題がある。
【0005】
また、複数のノズルは待機される中にフォトレジストなどの処理液を共通ボディーに吐出するが、この過程で発生される多量のミストが周辺ノズルを汚染させる問題がある。
【0006】
また、ノズル収容空間に収容された複数のノズルに対して同時洗浄が進行されることによって、洗浄が必要ではないノズルまでも洗浄処理が進行されてノズル洗浄液が過多に使用される問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、複数のノズルを個別的または選択的に洗浄することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0008】
また、本発明はノズルの全体面を洗浄することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0009】
また、本発明はノズルが待機される中に逆汚染されることを防止することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0010】
また、本発明はノズル洗浄液を待機ポートに供給する供給配管から洗浄液の漏水(leak)現像を防止することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0011】
また、本発明は待機ポート内に収容される洗浄液の水位調節が可能であり、待機ポートの上に流れてあふれる現像を防止することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0012】
また、本発明は洗浄処理が完了された洗浄液の排出時、排出速度が遅延されることを防止することができる基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0013】
また、本発明はノズル管路内のフォトレジストが硬化されることを防止することができる基板処理方法を提供することを一目的とする。
【0014】
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から当業者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、基板を処理する装置を開示する。
【0016】
基板処理装置は基板を処理する処理空間を有する処理容器と、前記処理容器の一側に位置され、処理液を吐出するノズルが待機される待機ポートと、前記処理容器と前記待機ポートの間に移動され、前記ノズルを有する液供給ユニットを含み、前記待機ポートは、内部に前記ノズルと洗浄液を収容可能な収容空間を有するノズル洗浄部を含むノズル収容部材と、前記ノズル洗浄部の側面に提供されて前記洗浄液を前記ノズルに吐出する吐出口を有する吐出部を含み、上側から見た時前記吐出口は前記ノズルの少なくとも一部と重畳されるように提供される。
【0017】
前記吐出口で供給される洗浄液は、前記ノズルの外面と前記ノズル収容部の壁に沿って回転されることができる。
【0018】
前記吐出口から吐出される洗浄液は前記ノズルの外面のうちで前記洗浄液の吐出方向の反対側に位置される面まで回転されることができる。
【0019】
前記ノズル洗浄部は複数個で提供され、お互いの間に独立されるように位置され、上部から眺める時一方向に沿って配列されることができる。
【0020】
前記待機ポートは、前記複数のノズル洗浄部の配列方向と垂直な方向に連通されるように提供されるあふれ防止ホールを含むことができる。
【0021】
前記待機ポートは、前記ノズル収容部材に結合され、前記吐出口に前記洗浄液を供給する洗浄液供給配管を固定する配管固定部材を含み、前記配管固定部材は前記洗浄液供給配管が挿入される配管挿入ホールと、前記配管挿入ホールに形成される漏水防止溝または防止する構造物を含むことができる。
【0022】
前記吐出部は前記ノズル収容部材の側面から突き出され、前記洗浄液供給配管が結合される結合部を含み、前記結合部は第1幅を有する第1部分と、前記第1部分から延長されて前記第1幅より小さな幅を有する第2部分を含み、前記配管挿入ホールの直径は前記結合部の前記第2部分の末端の幅より小さく提供されることができる。
【0023】
前記ノズル収容部材は、前記ノズル収容部材の下部面に提供される移動防止溝または防止する構造物を含み、前記移動防止溝または防止する構造物は前記ノズル洗浄部と前記あふれ防止ホールのまわりに沿って延長されることができる。
【0024】
前記ノズル収容部材は、前記ノズル洗浄部の下に位置される排出部を含み、前記排出部は、前記ノズル洗浄部に下端から下に延長される第1ポートと、前記第1ポートの下に延長され、前記第1ポートから遠くなる方向に行くほど幅が増加する第2ポートを含み、前記第1ポートと前記第2ポートとの間の角度は鈍角で提供されることができる。
【0025】
前記第1ポートの上下方向での長さは、前記ノズルの吐出端の内径より小さく提供されることができる。
【0026】
前記処理液は感光液を含み、前記洗浄液はシンナー(Thinner)を含むことができる。
【0027】
本発明は、基板を処理する装置を開示する。
【0028】
基板処理装置は基板を処理する処理空間を有する処理容器と、前記処理容器の一側に位置され、処理液を吐出するノズルが待機される待機ポートと、前記処理容器と前記待機ポートとの間に移動され、前記ノズルを有する液供給ユニットを含み、前記待機ポートは、内部に前記ノズルと洗浄液を収容可能な収容空間を有するノズル洗浄部を含むノズル収容部材と、前記ノズル洗浄部の側面に提供されて前記洗浄液を前記ノズルに供給する吐出口を有する吐出部を含み、上側から見た時前記吐出口は前記ノズルの少なくとも一部と重畳されるようにしながら前記中心軸の外側に提供されることができる。
【0029】
前記吐出口で供給される洗浄液は吐出される洗浄液は前記ノズルの外面に沿って回転され、洗浄液は前記ノズルの外面のうちで前記洗浄液の吐出口方向の反対側に位置される面まで回転されることができる。
【0030】
前記ノズル洗浄部は複数個で提供され、お互いの間に独立されるように位置され、上部から眺める時一方向に沿って配列されることができる。
【0031】
前記待機ポートは、前記複数のノズル洗浄部の配列方向と垂直な方向に連通されるように提供されるあふれ防止ホールと、前記ノズル収容部材の下部面に提供される移動防止溝または防止する構造物を含み、前記移動防止溝または防止する構造物は前記ノズル洗浄部と前記あふれ防止ホールのまわりに沿って延長されることができる。
【0032】
前記待機ポートは、前記ノズル収容部材に結合され、前記吐出口に前記洗浄液を供給する洗浄液供給配管を固定する配管固定部材を含み、前記配管固定部材は前記洗浄液供給配管が挿入される配管挿入ホールと、前記配管挿入ホールに形成される漏水防止溝または防止する構造物を含むことができる。
【0033】
前記処理液は感光液を含み、前記洗浄液はシンナー(Thinner)を含むことができる。
【0034】
本発明は、前記基板処理装置を利用して基板を処理する方法を開示する。
【0035】
基板処理方法は前記ノズルは、前記待機ポートに移動される前に前記ノズルの吐出端に満たされた処理液をサックバックして前記吐出端に第1がス層を形成する第1がス層形成段階と、前記第1がス層を形成した状態で前記収容空間に前記吐出端を挿入して前記吐出端を洗浄する吐出端洗浄段階と、前記吐出端が前記洗浄液に浸された状態で前記洗浄液をサックバックして液層を形成する液層形成段階と、前記収容空間に満たされた前記洗浄液を排出した状態で前記ノズルをサックバックして前記吐出端に第2がス層を形成する第2がス層形成段階を含み、前記吐出端洗浄段階では、前記洗浄液が前記ノズルの外面のうちで前記洗浄液の吐出口方向の反対側に位置される面まで回転されるように吐出される。
【0036】
前記吐出端洗浄段階では、前記ノズルに吐出される洗浄液によって前記収容空間が満たされ、前記ノズルは前記第1がス層が形成された状態で前記収容空間に満たされた前記洗浄液に前記吐出端が浸されるように前記収容空間に挿入されて前記吐出端を洗浄することができる。
【0037】
前記処理液は感光液を含み、前記洗浄液はシンナーを含むことがある。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、複数のノズルを個別的または選択的に洗浄することができる。
【0039】
また、本発明の一実施例によれば、ノズルの全体面を洗浄することができる。
【0040】
また、本発明の一実施例によれば、ノズルが待機される中に逆汚染されることを防止することができる。
【0041】
また、本発明の一実施例によれば、ノズル洗浄液を待機ポートに供給する供給配管から洗浄液の漏水(leak)現象を防止することができる。
【0042】
また、本発明の一実施例によれば、待機ポート内に収容される洗浄液の水位調節が可能で、待機ポートの上に流れてあふれる現象を防止することができる。
【0043】
また、本発明の一実施例によれば、洗浄処理が完了された洗浄液の排出時、排出速度が遅延されることを防止することができる。
【0044】
また、本発明の一実施例によれば、ノズル管路内のフォトレジストが硬化されることを防止することができる。
【0045】
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる斜視図である。
図2図1の塗布ブロックまたは現像ブロックを見せてくれる基板処理装置の断面図である。
図3図1の基板処理装置の平面図である。
図4図3の返送ロボットのハンドの一例を見せてくれる図面である。
図5図3の熱処理チャンバの一例を概略的に見せてくれる平面図である。
図6図5の熱処理チャンバの正面図である。
図7図3の液処理チャンバの一例を概略的に見せてくれる図面である。
図8図7のノズルらを見せてくれる斜視図である。
図9図7の液処理チャンバを見せてくれる平面図である。
図10】本発明の実施例による待機ポートの斜視図である。
図11】本発明の実施例による待機ポートの分解斜視図である。
図12図10のノズル収容部材を一側から眺めた断面図である。
図13図10のノズル収容部材は他側から眺めた断面図である。
図14図10のノズル収容部材を下から眺めた底面図である。
図15図10のノズル収容部材のノズル洗浄部を見せてくれる断面図である。
図16図10のノズル収容部材と配管固定部材の結合図である。
図17図16のノズル収容部材と配管固定部材の結合過程を概略的に示した図面である。
図18】本発明の実施例による待機ポートでノズルが洗浄される過程を概略的に示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下では添付した図面を参照にして本発明の実施例に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明はいろいろ相異な形態で具現されることができるし、ここで説明する実施例で限定されない。また、本発明の望ましい実施例を詳細に説明するにおいて、関連される公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曇ることがあると判断される場合にはその詳細な説明を略する。また、類似機能及び作用をする部分に対しては図面全体にかけて等しい符号を使用する。
【0048】
ある構成要素を‘包含'するということは、特別に反対される記載がない限り他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。具体的に,“含む”または“有する”などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであって、一つまたはその以上の他の特徴らや数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものとして理解されなければならない。
【0049】
単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り、複数表現を含む。また、図面で要素らの形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
【0050】
用語“及び/または”は該当列挙された項目のうちで何れか一つ及び一つ以上のすべての組合を含む。また、本明細書で“連結された”という意味はA部材とB部材が直接連結される場合だけではなく、A部材とB部材との間にC部材が介されてA部材とB部材が間接連結される場合も意味する。
【0051】
本発明の実施例はさまざまな形態で変形することができるし、本発明の範囲が下の実施例らに限定されるものとして解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張された。
【0052】
制御機(図示せず)は基板処理装置の全体動作を制御することができる。制御機(図示せず)はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むことができる。CPUはこれらの記憶領域に記憶された各種レシピによって、後述される液処理、乾燥処理などの所望の処理を行う。レシピにはプロセス条件に対する装置の制御情報であるプロセス時間、プロセス圧力、プロセス温度、各種ガス流量などが入力されている。一方、これらプログラムや処理条件を示すレシピは、ハードディスクや半導体メモリーに記憶されても良い。また、レシピはCD-ROM、DVDなどの可搬性のコンピューターによって判読可能な記憶媒体に収容された状態で記憶領域の所定位置にセットするようにしても良い。
【0053】
本実施例の装置は円形基板に対して写真工程を遂行するのに使用されることができる。特に、本実施例の装置は露光装置に連結されて基板に対して塗布工程及び現像工程を遂行することに使用されることができる。しかし、本発明の技術的思想はこれに限定されないで、基板を回転させながら基板に処理液を供給する多様な種類の工程に使用されることができる。以下では基板でウェハーが使用された場合を例に挙げて説明する。
【0054】
以下では、図1乃至図18を参照して本発明の実施例に対して説明する。
【0055】
図1は本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に見せてくれる斜視図であり、図2図1の塗布ブロックまたは現像ブロックを見せてくれる基板処理装置の断面図であり、図3図1の基板処理装置の平面図である。
【0056】
図1乃至図3を参照すれば、本発明の一実施例による基板処理装置1はインデックスモジュール(index module)20、処理モジュール(treating module)30、そして、インターフェースモジュール(interface module)40を含む。一実施例によって、インデックスモジュール20、処理モジュール30、そして、インターフェースモジュール40は順次に一列に配置される。以下、インデックスモジュール20、処理モジュール30、そして、インターフェースモジュール40が配列された方向を第1方向12といって、上部から眺める時第1方向12と垂直な方向を第2方向14といって、第1方向12及び第2方向14にすべて垂直な方向を第3方向16という。
【0057】
インデックスモジュール20は基板(W)が収納された容器10から基板(W)を処理モジュール30に返送し、処理が完了された基板(W)を容器10に収納する。インデックスモジュール20の長さ方向は第2方向14に提供される。インデックスモジュール20はロードポート22とインデックスフレーム24を有する。インデックスフレーム24を基準でロードポート22は処理モジュール30の反対側に位置される。基板(W)らが収納された容器10はロードポート22に置かれる。ロードポート22は複数個が提供されることができるし、複数のロードポート22は第2方向14に沿って配置されることができる。
【0058】
容器10としては、前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器10が使用されることがある。容器10はオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベヤー(Overhead Conveyor)、または自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート22に置かれることができる。
【0059】
インデックスフレーム24の内部にはインデックスロボット2200が提供される。インデックスフレーム24内には長さ方向が第2方向14に提供されたガイドレール2300が提供され、インデックスロボット2200はガイドレール2300上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット2200は基板(W)が置かれるハンド2220を含み、ハンド2220は前進及び後進移動、第3方向16を軸にした回転、そして、第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0060】
処理モジュール30は基板(W)に対して塗布工程及び現像工程を遂行する。処理モジュール30は塗布ブロック30a及び現像ブロック30bを有する。塗布ブロック30aは基板(W)に対して塗布工程を遂行し、現像ブロック30bは基板(W)に対して現像工程を遂行する。塗布ブロック30aは複数個が提供され、これらはお互いに積層されるように提供される。現像ブロック30bは複数個が提供され、現像ブロックら30bはお互いに積層されるように提供される。図1の実施例によれば、塗布ブロック30aは2個が提供され、現像ブロック30bは2個が提供される。塗布ブロックら30aは現像ブロックら30bの下に配置されることができる。一例によれば、2個の塗布ブロックら30aはお互いに同一な工程を遂行し、お互いに同一な構造で提供されることができる。また、2個の現像ブロックら30bはお互いに同一な工程を遂行し、お互いに同一な構造で提供されることができる。
【0061】
図3を参照すれば、塗布ブロック30aは熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、液処理チャンバ3600、そして、バッファーチャンバ3800を有する。熱処理チャンバ3200は基板(W)に対して熱処理工程を遂行する。熱処理工程は冷却工程及び加熱工程を含むことができる。液処理チャンバ3600は基板(W)上に液を供給して液膜を形成する。液膜はフォトレジスト膜または反射防止膜であることがある。返送チャンバ3400は塗布ブロック30a内で熱処理チャンバ3200と液処理チャンバ3600との間に基板(W)を返送する。
【0062】
返送チャンバ3400はその長さ方向が第1方向12と平行に提供される。返送チャンバ3400には返送ロボット3422が提供される。返送ロボット3422は熱処理チャンバ3200、液処理チャンバ3600、そして、バッファーチャンバ3800の間に基板を返送する。一例によれば、返送ロボット3422は基板(W)が置かれるハンド3420を有して、ハンド3420は前進及び後進移動、第3方向16を軸にした回転、そして、第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。返送チャンバ3400内にはその長さ方向が第1方向12と平行に提供されるガイドレール3300が提供され、返送ロボット3422はガイドレール3300上で移動可能に提供されることができる。
【0063】
図4は、図3の返送ロボットのハンドの一例を見せてくれる図面である。
【0064】
図4を参照すれば、ハンド3420はベース3428及び支持突起3429を有する。ベース3428は円周の一部が折曲された環形のリング形状を有することができる。ベース3428は基板(W)の直径より大きい内径を有する。支持突起3429はベース3428からその内側に延長される。支持突起3429は複数個が提供され、基板(W)の縁領域を支持する。一例によって、支持突起3429は等間隔で4個が提供されることができる。
【0065】
熱処理チャンバ3200は複数個で提供される。熱処理チャンバ3200らは第1方向12に沿って羅列されるように配置される。熱処理チャンバ3200らは返送チャンバ3400の一側に位置される。
【0066】
図5は、図3の熱処理チャンバの一例を概略的に見せてくれる平面図であり、図6図5の熱処理チャンバの正面図である。
【0067】
図5及び図6を参照すれば、熱処理チャンバ3200はハウジング3210、冷却ユニット3220、加熱ユニット3230、そして、返送プレート3240を有する。
【0068】
ハウジング3210は概して直方体の形状で提供される。ハウジング3210の側壁には基板(W)が出入りされる搬入口(図示せず)が形成される。搬入口は開放された状態で維持されることができる。選択的に搬入口を開閉するようにドア(図示せず)が提供されることができる。冷却ユニット3220、加熱ユニット3230、そして、返送プレート3240はハウジング3210内に提供される。冷却ユニット3220及び加熱ユニット3230は第2方向14に沿って並んで提供される。一例によれば、冷却ユニット3220は加熱ユニット3230に比べて返送チャンバ3400にさらに近く位置されることができる。
【0069】
冷却ユニット3220は冷却板3222を有する。冷却板3222は上部から眺める時に概して円形の形状を有することができる。冷却板3222には冷却部材3224が提供される。一例によれば、冷却部材3224は冷却板3222の内部に形成され、冷却流体が流れる流路で提供されることができる。
【0070】
加熱ユニット3230は加熱板3232、カバー3234、そして、ヒーター3233を有する。加熱板3232は上部から眺める時に概して円形の形状を有する。加熱板3232は基板(W)より大きい直径を有する。加熱板3232にはヒーター3233が設置される。ヒーター3233は電流が印加される発熱低抗体で提供されることができる。加熱板3232には第3方向16に沿って上下方向に駆動可能なリフトピン3238らが提供される。リフトピン3238は加熱ユニット3230外部の返送手段から基板(W)の引受を受けて加熱板3232上に下ろすか、または加熱板3232から基板(W)を持ち上げて加熱ユニット3230外部の返送手段に引き継ぐ。一例によれば、リフトピン3238は3個が提供されることができる。カバー3234は内部に下部が開放された空間を有する。カバー3234は加熱板3232の上部に位置されて駆動機3236によって上下方向に移動される。カバー3234が加熱板3232に接触されれば、カバー3234と加熱板3232によって取り囲まれた空間は基板(W)を加熱する加熱空間に提供される。
【0071】
返送プレート3240は概して円盤形状で提供され、基板(W)と対応される直径を有する。返送プレート3240の縁にはノッチ3244が形成される。ノッチ3244は上述した返送ロボット3422のハンド3420に形成された突起3429と対応される形状を有することができる。また、ノッチ3244はハンド3420に形成された突起3429と対応される数で提供され、突起3429と対応される位置に形成される。ハンド3420と返送プレート3240が上下方向に整列された位置でハンド3420と返送プレート3240の上下位置が変更すれば、ハンド3420と返送プレート3240との間に基板(W)の伝達がなされる。返送プレート3240はガイドレール3249上に装着され、駆動機3246によってガイドレール3249に沿って移動されることができる。返送プレート3240にはスリット形状のガイド溝3242が複数個提供される。ガイド溝3242は返送プレート3240の末端で返送プレート3240の内部まで延長される。ガイド溝3242はその長さ方向が第2方向14に沿って提供され、ガイド溝3242らは第1方向12に沿ってお互いに離隔されるように位置される。ガイド溝3242は返送プレート3240と加熱ユニット3230との間に基板(W)の引受引き継ぎがなされる時に返送プレート3240とリフトピン1340がお互いに干渉されることを防止する。
【0072】
基板(W)の加熱は基板(W)が加熱板3232上に直接置かれた状態でなされ、基板(W)の冷却は基板(W)が置かれた返送プレート3240が冷却板3222に接触された状態でなされる。冷却板3222と基板(W)との間に熱伝逹がよくなされるように返送プレート3240は熱伝逹率が高い材質で提供される。一例によれば、返送プレート3240は金属材質で提供されることができる。
【0073】
熱処理チャンバ3200らのうちで一部の熱処理チャンバ3200に提供された加熱ユニット3230は基板(W)加熱中にガスを供給してフォトレジストの基板(W)付着率を向上させることができる。一例によれば、ガスはヘキサメチルジシラン(hexamethyldisilane)ガスであることができる。
【0074】
液処理チャンバ3600は複数個で提供される。液処理チャンバ3600らのうちで一部はお互いに積層されるように提供されることができる。液処理チャンバ3600らは返送チャンバ3400の一側に配置される。液処理チャンバ3600らは第1方向12に沿って並んで配列される。液処理チャンバ3600らのうちで一部はインデックスモジュール20と隣接した位置に提供される。以下、これら液処理チャンバを前端液処理チャンバ3602(front liquid treating chamber)と称する。液処理チャンバ3600らのうちで他の一部はインターフェースモジュール40と隣接した位置に提供される。以下、これら液処理チャンバを後端液処理チャンバ3604(rear heat treating chamber)と称する。
【0075】
前端液処理チャンバ3602は基板(W)上に第1液を塗布し、後端液処理チャンバ3604は基板(W)上に第2液を塗布する。第1液と第2液はお互いに相異な種類の液であることがある。一実施例によれば、第1液は反射防止膜であり、第2液はフォトレジストである。フォトレジストは反射防止膜が塗布された基板(W)上に塗布されることができる。選択的に第1液はフォトレジストであり、第2液は反射防止膜であることができる。この場合、反射防止膜はフォトレジストが塗布された基板(W)上に塗布されることができる。選択的に第1液と第2液は等しい種類の液であり、これらはすべてフォトレジストであることができる。
【0076】
再び図2及び図3を参照すれば、バッファーチャンバ3800は複数個で提供される。バッファーチャンバ3800らのうちで一部はインデックスモジュール20と返送チャンバ3400との間に配置される。以下、これらバッファーチャンバを前端バッファー3802(front buffer)と称する。前端バッファー3802は複数個で提供され、上下方向に沿ってお互いに積層されるように位置される。バッファーチャンバ3800らのうちで他の一部は返送チャンバ3400とインターフェースモジュール40との間に配置される。以下、これらバッファーチャンバを後端バッファー3804(rear buffer)と称する。後端バッファー3804は複数個で提供され、上下方向に沿ってお互いに積層されるように位置される。前端バッファー3802ら及び後端バッファー3804らそれぞれは複数の基板ら(W)を一時的に保管する。前端バッファー3802に保管された基板(W)はインデックスロボット2200及び返送ロボット3422及び第1ロボット4602によって搬入または搬出される。後端バッファー3804に保管された基板(W)は返送ロボット3422によって搬入または搬出される。
【0077】
現像ブロック30bは熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、そして液処理チャンバ3600を有する。現像ブロック30bの熱処理チャンバ3200、そして、返送チャンバ3400は塗布ブロック30aの熱処理チャンバ3200、そして、返送チャンバ3400と概して類似な構造及び配置で提供されるので、これに対する説明は略する。
【0078】
現像ブロック30bで液処理チャンバ3600らはすべて等しく現像液を供給して基板を現像処理する現像チャンバで提供される。
【0079】
インターフェースモジュール40は処理モジュール30を外部の露光装置50と連結する。インターフェースモジュール40はインターフェースフレーム4100、付加工程チャンバ4200、インターフェースバッファー4400、そして、返送部材4600を有する。
【0080】
インターフェースフレーム4100の上端には内部に下降気流を形成するファンフィルターユニットが提供されることができる。付加工程チャンバ4200、インターフェースバッファー4400、そして、返送部材4600はインターフェースフレーム4100の内部に配置される。付加工程チャンバ4200は塗布ブロック30aで工程が完了された基板(W)が露光装置50に搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。選択的に付加工程チャンバ4200は露光装置50で工程が完了された基板(W)が現像ブロック30bに搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。一例によれば、付加工程は基板(W)のエッジ領域を露光するエッジ露光工程、または基板(W)の上面を洗浄する上面洗浄工程、または基板(W)の下面を洗浄する下面洗浄工程であることができる。付加工程チャンバ4200は複数個が提供され、これらはお互いに積層されるように提供されることができる。付加工程チャンバ4200はすべて同一な工程を遂行するように提供されることができる。選択的に付加工程チャンバ4200らのうちで一部はお互いに異なる工程を遂行できるように提供されることができる。
【0081】
インターフェースバッファー4400は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、露光装置50、そして、現像ブロック30bの間に返送される基板(W)が返送途中に一時的にとどまる空間を提供する。インターフェースバッファー4400は複数個が提供され、複数のインターフェースバッファー4400らはお互いに積層されるように提供されることができる。
【0082】
一例によれば、返送チャンバ3400の長さ方向の延長線を基準で一側面には付加工程チャンバ4200が配置され、他側面にはインターフェースバッファー4400が配置されることができる。
【0083】
返送部材4600は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、露光装置50、そして現像ブロック30bの間に基板(W)を返送する。返送部材4600は1個または複数個のロボットで提供されることができる。一例によれば、返送部材4600は第1ロボット4602及び第2ロボット4606を有する。第1ロボット4602は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、そして、インターフェースバッファー4400の間に基板(W)を返送し、第2ロボット4606はインターフェースバッファー4400と露光装置50との間またはインターフェースバッファー4400と現像ブロック30bの間に基板(W)を返送するように提供されることができる。
【0084】
第1ロボット4602及び第2ロボット4606はそれぞれ基板(W)が置かれるハンドを含み、ハンドは前進及び後進移動、第3方向16に平行な軸を基準にした回転、そして、第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0085】
インデックスロボット2200、第1ロボット4602、そして、第2ロボット4606のハンドはすべて返送ロボット3422のハンド3420と等しい形状で提供されることができる。選択的に熱処理チャンバの返送プレート3240と直接基板(W)を取り交わすロボットのハンドは、返送ロボット3422のハンド3420と等しい形状で提供され、残りロボットのハンドはこれと相異な形状で提供されることができる。
【0086】
一実施例によれば、インデックスロボット2200は塗布ブロック30aに提供された前端熱処理チャンバ3200の加熱ユニット3230と直接基板(W)を取り交わすように提供される。
【0087】
また、塗布ブロック30a及び現像ブロック30bに提供された返送ロボット3422は熱処理チャンバ3200に位置された返送プレート3240と直接基板(W)を取り交わすように提供されることができる。
【0088】
以下では、本発明の工程チャンバらのうちで回転する基板上に処理液を供給して基板を処理する基板処理装置の構造に対して詳しく説明する。以下では基板処理装置がフォトレジストを塗布する装置の場合を例に挙げて説明する。しかし、基板処理装置は回転する基板(W)に保護膜または反射防止膜のような膜を形成する装置であることができる。また、選択的に基板処理装置は基板(W)に現像液のような処理液を供給する装置であることができる。
【0089】
図7図3の液処理チャンバの一例を概略的に見せてくれる図面である。図8図7のノズルらを見せてくれる斜視図である。図9図7の液処理チャンバを見せてくれる平面図である。
【0090】
図7を参考すれば、液処理チャンバ3600はハウジング3610、コップ3620、基板支持ユニット3640、液供給ユニット1000、そして、待機ポート5000を有する。ハウジング3610は概して直方体の形状で提供される。ハウジング3610の側壁には基板(W)が出入りされる搬入口(図示せず)が形成される。搬入口はドア(図示せず)によって開閉されることができる。コップ3620、支持ユニット3640、液供給ユニット1000そして、待機ポート5000はハウジング3610内に提供される。ハウジング3610の上壁にはハウジング3260内に下降気流を形成するファンフィルターユニット3670が提供されることができる。コップ3620は上部が開放された処理空間を有する。基板支持ユニット3640は処理空間内に配置され、基板(W)を支持する。基板支持ユニット3640は液処理途中に基板(W)が回転可能になるように提供される。液供給ユニット1000は基板支持ユニット3640に支持された基板(W)で液を供給する。
【0091】
液供給ユニット1000は複数個のノズル1100を含む。複数個のノズル1100それぞれはお互いに異なる種類の処理液を供給する。ノズル1100らそれぞれにはお互いに独立された液供給管が連結される。ノズル1100らは待機位置と工程位置との間に移動して処理液を供給する。工程位置はノズル1100らが処理液を基板(W)の中心に吐出可能な位置であり、待機位置はノズル1100らが待機ポートに待機される位置である。例えば、処理液はフォトレジストのような感光液であることがある。
【0092】
待機ポート5000は処理容器の一側でノズル1100らが待機する空間を提供する。ノズル1100らは液処理工程を進行する前後に待機ポート5000で待機される。待機ポート5000はノズル1100らが待機される間に、ノズル1100らを洗浄する同時にノズル1100らの吐出端に残留された処理液が硬化されることを防止する。
【0093】
図10は、本発明の実施例による待機ポートの斜視図であり、図11は本発明の実施例による待機ポートの分解斜視図であり、図12図10のノズル収容部材を一側から眺めた断面図であり、図13図10のノズル収容部材は他側から眺めた断面図であり、図14図10のノズル収容部材を下から眺めた底面図であり、図15図10のノズル収容部材のノズル洗浄部を見せてくれる断面図である。
【0094】
図7及び図9を参考すれば、待機ポート5000はハウジング3610内に配置される。待機ポート5000はハウジング3610内でコップ3620の外側に配置される。待機ポート5000はノズル1100らの待機位置と対応される位置に提供される。待機ポート5000はノズル1100らが工程位置と待機位置との間に移動する移動経路上に位置することができる。
【0095】
図10及び図11を参考すれば、待機ポート5000はノズル収容部材5200、配管固定部材5400を含む。また、待機ポート5000はドレイン部材5600をさらに含むことができる。ノズル収容部材5200は待機中のノズル1100らを収容する。ノズル収容部材5200は待機中のノズル1100らに対して、ノズル1100らを洗浄すると共にノズル1100らの吐出端に残留された処理液が硬化されることを防止する。
【0096】
図12及び図13を参照すれば、ノズル収容部材5200はノズル収容部5220、あふれ防止ホール5240、移動防止溝または防止する構造物5260を含む。
【0097】
ノズル収容部5220はノズル1100が収容可能になるように提供される。ノズル収容部5220は複数個で設けられる。一例で、ノズル収容部5220はノズル1100の個数と一対一対応されるか、またはさらに多く提供されることができる。それぞれのノズル収容部5220はお互いに独立されるように位置される。したがって、何れか一つのノズル1100から発生されたパーティクルが他の一つまたはノズル1100全部に影響を及ぼすことを防止することができる。上部から眺める時ノズル収容部5220らは一方向に沿って一列に配列されるように位置される。一例で、複数のノズル収容部5220はノズル洗浄部材5200の長辺方向に沿って一列に配列される。
【0098】
図15を参照すれば、ノズル収容部5220の内部にはノズル1100または洗浄液(L)が収容される収容空間5221が形成される。ノズル収容部5220は上下方向を向ける桶形状を有する。ノズル収容部5220は上から下に行くほど幅が細くなってから再び広くなる形状を有する。ノズル収容部5220はノズル洗浄部5220aと排出部5220bを有する。ノズル洗浄部5220aにはノズル1100が収容される。ノズル洗浄部5220aは収容されたノズル1100を洗浄する空間を提供する。ノズル洗浄部5220aの収容空間に洗浄液(L)が一定水位まで満たされた状態またはノズルのチップが収容空間に下った状態5224で洗浄液が一定水位まで満たされた状態で、ノズル1100のチップ(tip)を洗浄液(L)にディッピング(dipping)してノズル1100の洗浄が遂行される。
【0099】
複数のノズル収容部5220それぞれには複数のノズル洗浄部5220aが設けられる。複数のノズル洗浄部5220aは複数のノズル1100それぞれと一対一対応される数で設けられる。洗浄が必要なノズル1100に対応されるノズル洗浄部5220aに洗浄液(L)が満たされ、個別ノズル1100ごとに個別的、選択的にノズル洗浄作業が遂行される。
【0100】
ノズル洗浄部5220aは上部胴部5222、第1傾斜部5223、吐出端収容部5224、第2傾斜部5225を含む。上部胴部5222、第1傾斜部5223、吐出端収容部5224、第2傾斜部5225は上から下に向ける方向に沿って順次に延長されるように提供される。上部胴部5222はノズル洗浄部5220aの上部領域に提供される。上部胴部5222は上下方向に沿って一定な幅を有するように提供される。上部胴部5222と後述する下部胴部5228は他の部分に比べて大幅を有するように提供される。
【0101】
上部胴部5222の内側面には吐出口5282が形成される。吐出口5282は上部胴部5222に洗浄液を吐出するホールとして機能する。吐出口5282には洗浄液供給配管5002が連結され、洗浄液供給配管5002は貯蔵タンク(図示せず)から吐出口5282に洗浄液を供給する。例えば、洗浄液はノズル1100の吐出端及び周辺に付着された処理液と異物を除去する液で提供されることができる。洗浄液は気泡を含む液であることがある。洗浄液はシンナー(thinner)を含むことができる。吐出口5282は上面から見た時、ノズルチップ1100と重畳されるように位置する。
【0102】
第1傾斜部5223は上部胴部5222の下端から下に延長される桶形状を有する。第1傾斜部5223は上から下に行くほど漸進的に幅が細くなるように提供される。第1傾斜部5223は収容空間5221に残留された液が下の方向に流れるように1次案内する。
【0103】
吐出端収容部5224は第1傾斜部5223の下端から下に延長される桶形状を有する。吐出端収容部5224は上下方向に一定な幅を有するように提供される。吐出端収容部5224はノズル1100の吐出端が位置される空間であり、ノズル1100に比べて大幅を有するように提供される。
【0104】
第2傾斜部5225は吐出端収容部5224の下端から下の方向に延長される。第2傾斜部5225は上から下に行くほど幅が細くなる桶形状で提供される。第1傾斜部5223と第2傾斜部5224はそれぞれ地面から30~60度の勾配角を有するように提供されることができる。
【0105】
排出部5220bはノズル洗浄部5220aの下に配置される。排出部5220bはノズル洗浄部5220aと連通される。排出部5220bはノズル洗浄部5220aで洗浄処理された洗浄液を下部に排出する。排出部5220bは第1ポート5226、第2ポート5227を含む。排出部5220bは下部胴部5228をさらに含むことができる。第1ポート5226、第2ポート5227、下部胴部5228は上から下に向ける方向に順に延長される。
【0106】
第1ポート5226は第2傾斜部5225の下端から下に延長される桶形状を有する。第1ポート5226は他の部分に比べて小さな幅を有するように提供される。例えば、第1ポート5226の幅はノズル1100の吐出端の内径より大きく提供されることができる。また、第1ポート5226は上下方向を向ける長さが異なる部分に比べて短く提供される、例えば、第1ポート5226の上下方向での長さは、ノズル1100の吐出端の内径未満で提供されることができる。このような第1ポート5226の長さは第1ポート5226を通過した気泡が上に逆流されることを防止することができる。
【0107】
第2ポート5227は第1ポート5226の下端から下に延長される桶形状を有する。第2ポート5227は下に行くほど幅が大きくなるように提供されることができる。第2ポート5227は第1ポート5226の延長方向に対して傾くように形成される。この時、第1ポート5226と第2ポート5227との間の角度(Θ)は90度超過180度未満の範囲を有することができる。これを通じて、第1ポート5226を通過する気泡が裂けるか、またはその気泡をさらに大きくすることで、気泡の逆流を防止することができる。
【0108】
下部胴部5228は第2ポート5227の下端から下に延長される桶形状を有する。下部胴部5228は上下方向に一定な幅を有するように提供される。例えば、下部胴部5228は上部胴部5222と等しい幅を有することができる。下部胴部5228には排出ライン(図示せず)が連結される。排出ラインは下部胴部5228に伝達された洗浄液を外部に排出させる。排出ラインにはこれを開閉するバルブが設置される。
【0109】
制御機(図示せず)は排出ラインに設置されたバルブを制御する。制御機は収容空間5221に洗浄液が満たされるように洗浄液を吐出する中に排出ラインが閉まるようにバルブを制御する。これによってノズル1100の吐出端は収容空間5221に満たされた洗浄液に浸されて吐出端を洗浄処理することができる。
【0110】
図12乃至図14を参考すれば、ノズル収容部材5200はあふれ防止ホール5240を含む。あふれ防止ホール5240はノズル収容部材5200の上部面5202から陷沒形成される。あふれ防止ホール1325は断面積がノズル収容部5220aの断面積より小さいか、または類似に提供される。あふれ防止ホール5240はノズル洗浄部5220aと連通される。あふれ防止ホール5240は複数個で設けられる。複数のあふれ防止ホール5240は複数のノズル洗浄部5220aと一対一対応される数で設けられる。あふれ防止ホール5240は、複数のノズル洗浄部5220aの配列方向に垂直な方向にノズル洗浄部5220aと連通される。あふれ防止ホール5240は収容空間5221に満たされた洗浄液とフォトレジストが収容空間5221上部方向外部にあふれることを防止する。また、あふれ防止ホール5240はノズル洗浄部5220a内に満たされる洗浄液の水位を調節する。よって、あふれ防止ホール5240はノズル洗浄部5220aの長さ方向と対応される長さを同じになるように形成される。あふれ防止ホール5240は吐出口5282の反対側に提供される。
【0111】
図12を参考すれば、あふれ防止ホール5240とノズル収容部5220aとの間には段顎部5230が提供される。段顎部5230はあふれ防止ホール5240とノズル収容部5220aが連通される通路を形成する。段顎部5230はノズル収容部5220aの上部胴部5222とあふれ防止ホール5240の連通通路を形成する。右から見た時、段顎部5230は上部胴部5222及びあふれ防止ホール5240より内側に突き出されるように提供される。段顎部5230は上部胴部5222と第1傾斜部5224が連結される部分より上に突き出されるように提供される。これを通じて、吐出口5282から吐出される洗浄液がノズル洗浄部5220aに先に満たされるように誘導することができる。
【0112】
移動防止溝または防止する構造物5260はノズル収容部材5200の下部面5204から上に陷沒形成される。移動防止溝または防止する構造物5260はノズル収容部5220とあふれ防止ホール5240の外周に沿って延長形成される。より具体的に、移動防止溝または防止する構造物5260排出部5220bの下部胴部5228とあふれ防止ホール5240のまわりに沿って延長される。移動防止溝または防止する構造物5260は洗浄液のドレイン時、洗浄液が左右に移動することを防止し、これを通じてドレイン速度が遅延されることを防止する。
【0113】
図16は、図10のノズル収容部材と配管固定部材の結合図である。図17図16のノズル収容部材と配管固定部材の結合過程を概略的に示した図面である。
【0114】
図16を参考すれば、ノズル収容部材5200は吐出部5280を含む。吐出部5280はノズル収容部材5200の側面に提供される。吐出部5280はノズル収容部材5200の側面から突き出形成される。吐出部5280には洗浄液供給配管5002が結合される。洗浄液供給配管5002を流れる洗浄液は吐出部5280を通じて収容空間5221に吐出される。
【0115】
吐出部5280は洗浄液供給配管5002が挿入され、配管固定部材5400と結合される結合部5286を含む。結合部5286はノズル収容部材5200の側面から突き出形成される。結合部5286は第1幅を有する第1部分5286aと、第1部分5286aから延長されて第1幅より小さな幅を有する第2部分5286bを含む。結合部5286の第2部分5286bの幅は第1部分から遠くなる方向に行くほど小くなるように提供される。結合部5286の内部には洗浄液(L)供給配管5002から吐出される洗浄液(L)が流れる吐出流路5284が形成される。吐出流路5284の端部には吐出口5282が位置する。吐出口5282はノズル洗浄部5220aの側面に提供される。吐出口5282は上部胴部5222の内側面に提供される。吐出口5282の幅はノズル収容部5220aに収容されたノズル1100の末端の一部と重畳されるように提供される。これを通じて、吐出口5282から吐出された洗浄液(L)がノズル1100の外周面に沿って回転されてノズル1100の外周面のうちで洗浄液(L)の吐出方向の反対面に移動することができる。この場合、ノズル1100の全体面が均一に洗浄されることができる。
【0116】
図16及び図17を参考すれば、配管固定部材5400はノズル収容部材5200に結合される。配管固定部材5400はノズル収容部材5200の一側に結合される。配管固定部材5400はノズル収容部材5200に洗浄液(L)を供給する洗浄液供給配管5002を固定する。配管固定部材5400は配管挿入ホール5420と、漏水防止溝または防止する構造物5440を含む。
【0117】
配管挿入ホール5420は配管固定部材5400の2個の側面を貫通して形成される。配管挿入ホール5420には洗浄液供給配管5002が挿入される。配管挿入ホール5420の直径は洗浄液供給配管5002の外径と等しいか、または少し大きく形成される。配管挿入ホール5420の直径は結合部5286の第2部分5286b末端の直径より小さく提供される。配管挿入ホール5420の直径は結合部5286の第2部分5286bの最小幅より小さく提供される。これを通じて、ノズル収容部材5200と配管固定部材5400が完全に結合された時、配管挿入ホール5420に結合部5286の末端が押されて洗浄液(L)の漏水が防止される。
【0118】
漏水防止溝または防止する構造物5440は配管挿入ホール5420の内面に形成される。漏水防止溝または防止する構造物5440は配管挿入ホール5420の内面のうちで結合部5286が結合される部分に形成される。漏水防止溝または防止する構造物5440は配管挿入ホール5420より大きい直径を有するように提供される。漏水防止溝または防止する構造物5440の直径は、結合部5286の第1部分5286aの直径と等しいか、または少し大きく提供される。漏水防止溝または防止する構造物5440の直径は、結合部5286の第2部分5286bの最大直径より大きく提供される。
【0119】
漏水防止溝または防止する構造物5440は、配管挿入ホール5420の内面より外側に位置する第1面5442と、配管挿入ホール5420の内面と第1面5442を連結する第2面5444を含む。第1面5442は配管挿入ホール5420の内面と平行に提供され、第2面5444は配管挿入ホール5420の内面と垂直するように提供される。ノズル収容部材5200と配管固定部材5400が結合された時、配管挿入ホール5420の内面と第2面5442が連結される支点(P1)が結合部5286と接触及び加圧することで洗浄液(L)の漏水を防止する。ノズル収容部材5200と配管固定部材5400が結合された時、配管挿入ホール5420の内面と第2面5442が連結される支点(P1)が洗浄液供給配管5002と接触及び加圧することで洗浄液(L)の漏水を防止する。
【0120】
図18は、本発明の実施例による待機ポートでノズルが洗浄される過程を概略的に示した図面である。
【0121】
図18を参考すれば、吐出口5282はノズル1100の中心から一側にかたよって位置される。上面から見た時、吐出口5282はノズル1100と一部重畳されるように提供される。この場合、吐出口5282から吐出される洗浄液(L)は向い合うノズル1100の外周面に沿って流れながらノズル1100の全体面を洗浄することができる。
【0122】
次には上述した基板処理装置1を利用して基板を処理する方法の一実施例に対して説明する。
【0123】
次は上述した基板処理装置を利用して基板を処理する方法に対して説明する。基板を処理する方法としては液処理段階及びノズル1100洗浄段階を含む。液処理段階にはノズル1100が工程位置に移動されて基板上に処理液を供給する。処理液の供給が完了すれば、ノズル1100は処理液供給を中止し、ノズル1100洗浄段階を遂行する。
【0124】
ノズル1100洗浄段階には第1がス層形成段階、ノズルの吐出端洗浄段階、液層形成段階、そして、第2がス層形成段階を含む。第1がス層形成段階にはノズル1100が工程位置から待機位置に移動される前にノズル1100の吐出端に位置された処理液を吐出方向と反対方向に後進されるようにサクションする。処理液の末端がノズル1100の吐出端より高く位置されれば、ノズル1100は待機位置に移動される。
【0125】
吐出端洗浄段階にはノズル1100の吐出端が収容空間5221に満たされた洗浄液(L)が浸されるように収容空間52221に挿入されるように位置される。この時、排出ラインは閉まられた状態を維持して洗浄液(L)の水位が変動されることを防止することができる。ノズル1100の吐出端は洗浄液(L)によって洗浄される。ノズル1100の吐出端から処理液の末端の間には第1がス層が形成されているので、洗浄液(L)がノズル1100内部に流入されることが防止される。ノズル1100の吐出端及びこれの周辺部が洗浄処理されれば、液層形成段階を遂行する。
【0126】
液層形成段階には収容空間5221に収容された洗浄液(L)をサクションする。これによってノズル1100内に提供された処理液及び第1がス層が共に後進され、処理液と離隔された位置に洗浄液(L)による液層が形成される。洗浄液(L)による液層は一部が揮発されながら処理液の末端が硬化されることを防止することができる。
【0127】
液層形成段階が完了すれば、排出ラインを開放して収容空間5221に満たされた洗浄液(L)を排出させる。洗浄液(L)が排出されれば、ノズル1100は第2がス層が形成されるようにノズル1100内部をサクションする。ノズル1100の吐出端と液層との間には第2がス層が形成される。これによってノズル1100内部には上から下方向に沿って処理液、第1がス層、液層、そして、第2がス層が順次に形成されることができる。
【0128】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、上述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著わした実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むものとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0129】
5000 待機ポート
5200 ノズル収容部材
5220 ノズル洗浄部
5230 段顎部
5240 あふれ防止ホール
5260 移動防止溝または防止する構造物
5280 吐出部
5400 配管固定部材
5420 配管挿入ホール
5440 漏水防止溝または防止する構造物
5600 ドレイン部材

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18