(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123235
(43)【公開日】2024-09-10
(54)【発明の名称】ヒータの電源を制御するエアロゾル生成装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
A24F 40/51 20200101AFI20240903BHJP
A24F 40/57 20200101ALI20240903BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20240903BHJP
A24F 40/465 20200101ALI20240903BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/57
A24F40/20
A24F40/465
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024103178
(22)【出願日】2024-06-26
(62)【分割の表示】P 2023535739の分割
【原出願日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】10-2021-0077427
(32)【優先日】2021-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンファン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ドンソン
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンウォン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ソクス
(72)【発明者】
【氏名】ハン,テナム
(57)【要約】 (修正有)
【課題】既設定のホールド時間を適用してヒータの電源を制御するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供する。
【解決手段】エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成物品を加熱するヒータ、収容空間のインダクタンス変化を感知するインダクティブセンサまたはヒータの温度変化を感知する温度センサのうち少なくとも1つを含むセンシングモジュール、及びセンシングモジュールを介して収容空間に挿入された状態であるエアロゾル生成物品が収容空間から移動したか否かを感知し、収容空間からエアロゾル生成物品が移動された場合、センシングモジュールを介して獲得されたインダクタンス変化または温度変化のうち少なくとも1つに基づいてヒータに対する電力供給を制御する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置において、
前記エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエアロゾル生成物品を加熱するヒータ
と、
前記収容空間のインダクタンス変化を感知するインダクティブセンサまたは前記ヒータ
の温度変化を感知する温度センサのうち少なくとも1つを含むセンシングモジュールと、
前記センシングモジュールを介して前記収容空間に挿入された状態である前記エアロゾ
ル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動したか否かを感知し、前記エアロ
ゾル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動された場合、前記センシングモ
ジュールを介して獲得された前記インダクタンス変化または前記温度変化のうち少なくと
も1つに基づいて前記ヒータに対する電力供給を制御するように構成されたプロセッサと
、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記センシングモジュールは、前記インダクティブセンサを含み、
前記プロセッサは、
前記エアロゾル生成物品の移動を感知した時点から指定された時間の間、前記インダク
ティブセンサを介して前記インダクタンス変化を感知し、
前記インダクタンス変化の大きさがしきい値以上である場合、前記ヒータに対する電力
供給を保持するか、
前記インダクタンス変化の大きさが前記しきい値よりも小さい場合、前記ヒータに対す
る電力供給を遮断するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記ヒータに電力を供給するバッテリをさらに含み、
前記プロセッサは、
前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を一定周期によって遮断し、
前記ヒータに供給される電力を遮断する間、前記インダクティブセンサの状態を活性化
状態に切り換え、
活性化状態に切り換えられた前記インダクティブセンサを介してインダクタンス変化を
感知するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記エアロゾル生成物品が前記収容空間に挿入された状態である場合、前記一定周期に
よって前記収容空間の第1インダクタンス変化を感知し、
感知された前記第1インダクタンス変化の大きさが第1しきい値以上である場合、前記
エアロゾル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動されたと判断するように
構成された、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記エアロゾル生成物品の前記収容空間からの移動を感知した時点から前記インダクテ
ィブセンサを介して指定された時間の間、前記一定周期によって前記収容空間の第2イン
ダクタンス変化を感知し、
感知された前記第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値以上であることに基づ
き、前記収容空間への前記エアロゾル生成物品の挿入を感知するように構成された、請求
項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記インダクティブセンサは、
前記エアロゾル生成物品の第1部分によって発生するインダクタンス変化を感知する第
1チャネルと、
前記エアロゾル生成物品の前記第1部分と区別される第2部分によって発生するインダ
クタンス変化を感知する第2チャネルと、を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置
。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記第1チャネル及び前記第2チャネルのそれぞれで感知されるインダクタンス変化に
基づいて、前記インダクタンス変化を感知するように構成された、請求項6に記載のエア
ロゾル生成装置。
【請求項8】
前記ヒータは、
誘導コイルと、前記誘導コイルによって生成された可変磁場が貫通されて前記エアロゾ
ル生成物品を加熱するサセプタを含み、
前記第1チャネルは、前記サセプタの下部に設けられた領域に配置され、前記第2チャ
ネルは、前記サセプタの上部に設けられた領域に配置される、請求項6に記載のエアロゾ
ル生成装置。
【請求項9】
エアロゾル生成装置の動作方法において、
センシングモジュールを介して収容空間に挿入された状態であるエアロゾル生成物品が
前記収容空間から少なくとも部分的に移動したか否かを感知する段階と、
前記エアロゾル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動された場合、前記
センシングモジュールを介して感知されたインダクタンス変化または温度変化のうち少な
くとも1つに基づいてヒータに対する電力供給を制御する段階と、を含む、エアロゾル生
成装置の動作方法。
【請求項10】
前記エアロゾル生成物品が移動された場合、指定された時間の間、インダクティブセン
サを介して前記インダクタンス変化を感知する段階と、
前記インダクタンス変化の大きさがしきい値以上である場合、前記ヒータに対する電力
供給を保持し、前記インダクタンス変化の大きさが前記しきい値よりも小さい場合、前記
ヒータに対する電力供給を遮断する段階と、を含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装
置の動作方法。
【請求項11】
バッテリから前記ヒータに供給される電力を一定周期によって遮断する段階と、
前記バッテリから前記ヒータに供給される電力を遮断する間、インダクティブセンサの
状態を活性化状態に切り換える段階と、
活性化状態に切り換えられた前記インダクティブセンサを介して前記インダクタンス変
化を感知する段階と、を含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項12】
前記エアロゾル生成物品が前記収容空間に挿入された状態である場合、前記一定周期に
よって前記収容空間の第1インダクタンス変化を感知する段階と、
感知された前記第1インダクタンス変化の大きさが第1しきい値以上である場合、前記
エアロゾル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動されたと判断する段階と
、を含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項13】
前記エアロゾル生成物品が前記収容空間から少なくとも部分的に移動された場合、前記
インダクティブセンサを介して指定された時間の間、前記一定周期によって前記収容空間
の第2インダクタンス変化を感知する段階と、
感知された前記第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値以上である場合、前記
収容空間への前記エアロゾル生成物品の挿入を感知する段階と、を含む、請求項9に記載
のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項14】
前記インダクタンス変化を感知する段階は、
前記エアロゾル生成物品の第1部分によって発生するインダクタンス変化を感知する第
1チャネル及び前記エアロゾル生成物品の前記第1部分と区別される第2部分によって発
生するインダクタンス変化を感知する第2チャネルそれぞれでインダクタンス変化が感知
される場合、前記インダクタンス変化を感知する段階を含む、請求項9に記載のエアロゾ
ル生成装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既設定のホールド時間を適用してヒータの電源を制御するエアロゾル生成装
置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例
えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成する方法ではない、エアロゾル生成装置
を用いてシガレットまたはエアロゾル生成物質を加熱することで、エアロゾルを生成する
システムに関する需要が増加している。
【0003】
最近には、エアロゾル生成装置の加熱動作を自動的に制御する方法に係わる研究が進め
られている。特に、シガレットを除去することにより、エアロゾル生成装置の加熱動作を
自動的に中断するスマートオフ(smart off)技術が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シガレットが装置から除去されることにより、ヒータの加熱動作を自動的に中断する方
法が具現されれば、エアロゾル生成装置を使用するユーザの便宜性が増加しうる。但し、
ユーザの意図とは異なって、シガレットが一部移動する場合にも、エアロゾル生成装置の
加熱動作が自動的に中断され、ユーザが再びヒータを電力オンにして加熱を開始せねばな
らず、エアロゾル生成装置の消費電力が無駄に増加してしまう。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、既設定のホールド時間を適用してヒータの電源を制
御するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
【0006】
本開示の実施例を通じて解決しようとする課題が上述した課題に制限されるものではな
く、言及されていない課題は、本明細書及び添付図面から実施例が属する技術分野で通常
の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施例でのエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成装置の収容空間に挿入されたエア
ロゾル生成物品を加熱するヒータ、収容空間のインダクタンス変化を感知するインダクテ
ィブセンサまたはヒータの温度変化を感知する温度センサのうち少なくとも1つを含むセ
ンシングモジュール、及びセンシングモジュールを介して収容空間に挿入された状態であ
るエアロゾル生成物品が収容空間から少なくとも部分的に移動したか否かを感知し、エア
ロゾル生成物品が収容空間から少なくとも部分的に移動された場合、センシングモジュー
ルを介して獲得されたインダクタンス変化または温度変化のうち少なくとも1つに基づい
てヒータに対する電力供給を制御するように構成されたプロセッサを含みうる。
【0008】
一実施例におけるエアロゾル生成装置の動作方法は、センシングモジュールを介して収
容空間に挿入された状態であるエアロゾル生成物品が収容空間から少なくとも部分的に移
動したか否かを感知する段階、及びエアロゾル生成物品が収容空間から少なくとも部分的
に移動された場合、センシングモジュールを介して感知されたインダクタンス変化または
温度変化のうち少なくとも1つに基づいてヒータに対する電力供給を制御する段階を含み
うる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の多様な実施例によれば、ホールド時間を適用してエアロゾル生成装置でエアロ
ゾル生成物品の移動有無を判断することにより、ユーザが、意図を反映してヒータの電源
を効率的に制御し、電源の頻繁な制御によって発生する消費電力の無駄遣いを防止しうる
。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】一実施例によるエアロゾル生成システムを示すブロック図である。
【
図2】
図1のエアロゾル生成システムのヒータに対する電力供給を制御することを示すフローチャートである。
【
図3】一実施例によるエアロゾル生成装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明することを示す図面である。
【
図4】一実施例によるエアロゾル生成装置でエアロゾル生成物品の移動有無を判断することを示すフローチャートである。
【
図5】一実施例によるエアロゾル生成装置がエアロゾル生成物品の挿入有無に基づいてヒータに対する電力供給を制御することを示すフローチャートである。
【
図6A】一実施例によるエアロゾル生成物品が第1状態である場合、エアロゾル生成装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。
【
図6B】一実施例によるエアロゾル生成物品が第2状態である場合、エアロゾル生成装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。
【
図6C】一実施例によるエアロゾル生成物品が第3状態である場合、エアロゾル生成装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。
【
図7A】一実施例によるエアロゾル生成装置を構成する要素を説明するための図面である。
【
図7B】一実施例によるエアロゾル生成装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施例で使用される用語は、実施例の機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用さ
れる一般的な用語を選択したが、これは発明が属する技術分野の通常の知識を有する者の
意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人
が任意に選定した用語もあり、その場合、当該説明部分でその意味を詳細に記載する。し
たがって、実施例の説明で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有
する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されねばならない。
【0012】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に
反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含
んでもよいということを意味する。また、明細書に記載の「…部」、「…モジュール」な
どの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェ
アまたはソフトウェアによって具現されるか、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ
によって具現されうる。
【0013】
本明細書において「少なくとも1つ」は、1つ以上を意味し、「複数」は、2以上を意
味する。「次の項目のうち少なくとも1つ」またはそれと類似した表現は、単一項目また
は複数項目の組合わせを含み、そのような項目の全ての組合わせを意味する。例えば、「
a及びbのうち少なくとも1つ」は、a単独、b単独または「a及びb」を示しうる。
【0014】
明細書全体においてエアロゾル生成装置は、ユーザの口を介してユーザの肺に直接吸入
可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル生成物質を用いてエアロゾルを生成す
る装置でもある。例えば、エアロゾル生成装置は、ホルダー(holder)でもある。
【0015】
明細書全体において「パフ」とは、ユーザの吸入を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻
を介してユーザの口腔内、鼻腔内または肺に吸い込まれる状況を意味しうる。
【0016】
以下、添付図面に基づき、実施例について発明が属する技術分野で通常の知識を有する
者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、実施例は、様々な互いに異なる形
態にも具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0017】
以下では、図面を参照して本開示の実施例を詳細に説明する。
図1は、一実施例によるエアロゾル生成システムを示すブロック図である。
【0018】
図1を参照すれば、エアロゾル生成システムは、エアロゾル生成装置100及びエアロ
ゾル生成物品15を含みうる。一実施例において、エアロゾル生成装置100は、エアロ
ゾル生成物品15が挿入される収容空間を含みうる。例えば、エアロゾル生成装置100
は、前記収容空間に挿入されたエアロゾル生成物品15を加熱してエアロゾルを生成する
ことができる。エアロゾル生成物品15は、シガレットに該当するが、必ずしもそれに限
定されるものはない。エアロゾル生成物品15は、エアロゾル生成物質を含む物品であれ
ば、制限なしに該当しうる。
【0019】
一実施例において、エアロゾル生成装置100は、プロセッサ110、ヒータ120及
びセンシングモジュール130を含みうる。しかし、エアロゾル生成装置100の内部構
造は、
図1に示されたところに限定されない。エアロゾル生成装置100の設計によって
、
図1に示されたハードウェア構成において一部が省略されるか、新たな構成がさらに追
加されうるとおいうことを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば
、理解するであろう。
【0020】
一実施例において、ヒータ120は、エアロゾル生成装置100の収容空間に挿入され
たエアロゾル生成物品15を加熱することができる。
【0021】
例えば、ヒータ120は、誘導加熱方式のヒータでもある。具体的に、ヒータ120は
、エアロゾル生成物品15を誘導加熱方式で加熱するための誘導コイル及び誘導コイルに
よって生成された可変磁場が貫通されて加熱されうるサセプタを含みうる。
【0022】
他の例として、ヒータ120は、電気抵抗性ヒータでもある。具体的に、ヒータ120
は、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、
加熱されうる。但し、ヒータ120は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱され
るものであれば、制限なしに該当しうる。この際、希望温度は、エアロゾル生成装置10
0に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されてもよい。
【0023】
一実施例において、センシングモジュール130は、インダクティブセンサ132及び
温度センサ134のうち、少なくとも1つを含みうる。例えば、インダクティブセンサ1
32は、エアロゾル生成装置100の収容空間にエアロゾル生成物品15が除去されるか
、少なくとも部分的に移動するか、挿入されたかを感知する。インダクティブセンサ13
2は、エアロゾル生成物品15が収容空間から除去されるか、少なくとも部分的に移動す
るか、挿入されることにより発生する収容空間のインダクタンス変化を感知することがで
きる。この際、エアロゾル生成物品15は,アルミニウムのような金属物質を含みうる。
例えば、温度センサ134は、エアロゾル生成装置100の収容空間にエアロゾル生成物
品15が除去されるか、少なくとも部分的に移動するか、挿入されたかを感知することが
できる。温度センサ134は、エアロゾル生成物品15が収容空間から除去されるか、少
なくとも部分的に移動するか、挿入されることにより発生する温度変化を感知することが
できる。
【0024】
一実施例において、エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間か
ら移動したか否かを判断すれば、プロセッサ110は、指定された時間のカウンティング
を開始することができる。例えば、指定された時間は、エアロゾル生成物品15が移動さ
れた時点からエアロゾル生成物品15が再挿入されるか否かを判断する待機時間を意味す
る。指定された時間は、製造社の設計、ユーザ設定などによって異なる値に設定されうる
。
【0025】
一実施例において、プロセッサ110は、指定時間の間、インダクティブセンサ132
を介してインダクタンス変化を感知しうる。例えば、プロセッサ110は、エアロゾル生
成物品15が移動された時点から5秒以内にインダクタンス変化を感知しうる。この際、
プロセッサ110は、前記5秒間、エアロゾル生成物品15の再挿入によるインダクタン
ス変化の発生有無を感知しうる。一実施例において、プロセッサ110は、感知されたイ
ンダクタンス変化に基づき、ヒータ120に対する電力供給如何を決定することができる
。
【0026】
一実施例において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を
制御するハードウェアでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120及びセンシ
ングモジュール130だけではなく、エアロゾル生成装置100に含まれた他の構成の動
作を制御しうる。一実施例において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100の
構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるか否か
を判断することもできる。
【0027】
図2は、
図1のエアロゾル生成システムにおいてヒータに対する電力供給を制御するこ
とを示すフローチャートである。
【0028】
図2を参照すれば、プロセッサ(例えば、
図1のプロセッサ110)は、動作201に
おいて、センシングモジュール(例えば、
図1のセンシングモジュール130)を介して
収容空間に挿入された状態であるエアロゾル生成物品(例えば、
図1のエアロゾル生成物
品15)がエアロゾル生成装置(例えば、
図1のエアロゾル生成装置100)の収容空間
から移動したか否かを感知しうる。
【0029】
一実施例において、プロセッサ110は、インダクティブセンサ(例えば、
図1のイン
ダクティブセンサ132)を介してインダクタンス変化を感知して、エアロゾル生成物品
15がエアロゾル生成装置100の収容空間から移動したか否かを感知することができる
。例えば、エアロゾル生成装置100の収容空間に挿入されて位置するエアロゾル生成物
品15は、金属物質を含みうる。インダクティブセンサ132の一面は、磁場が生成され
うる。インダクティブセンサ132によって生成された磁場内に位置した金属物質(また
は、磁性体)が移動されれば、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132を通じ
て金属物質の移動によってインダクタンス値が変更されることを感知しうる。プロセッサ
110は、変形されたインダクタンス値がしきい値よりも大きい場合、エアロゾル生成物
品15が、エアロゾル生成装置100の収容空間から移動されたと感知しうる。
【0030】
他の実施例において、プロセッサ110は、温度センサ(例えば、
図1の温度センサ1
34)を介して温度変化を感知し、エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100
の収容空間から移動したか否かを感知しうる。例えば、エアロゾル生成装置100の収容
空間に挿入されて位置するエアロゾル生成物品15が移動されれば、温度センサは、エア
ロゾル生成装置100の内部温度が急上昇することを感知しうる。プロセッサ110は、
増加した内部温度がしきい温度よりも大きい場合、エアロゾル生成物品15がエアロゾル
生成装置100の収容空間から移動されたと感知することもできる。
【0031】
一実施例によれば、プロセッサ110は、動作203において、インダクタンス変化及
び温度変化のうち少なくとも1つに基づいてヒータ120に対する電力供給を制御するこ
とができる。
【0032】
一実施例において、プロセッサ110は、指定時間の間、感知されたインダクタンス変
化の大きさがしきい値未満である場合、ヒータ120に対する電力供給を中断することが
できる。例えば、指定された時間が5秒である場合、プロセッサ110は、5秒間感知さ
れたインダクタンス変化の大きさがしきい値よりも小さければ、エアロゾル生成物品15
が再挿入されていないと判断し、ヒータ120に対する電力供給を中断しうる。この際、
ヒータ120に対する電力供給が中断されるということは、ユーザによる喫煙の終了を意
味する。
【0033】
他の実施例において、プロセッサ110は、指定時間の間、感知されたインダクタンス
変化の大きさがしきい値以上である場合、ヒータ120に対する電力供給を保持すること
ができる。例えば、指定された時間が5秒である場合、プロセッサ110は、5秒間感知
されたインダクタンス変化の大きさがしきい値以上である場合、エアロゾル生成物品15
が再挿入されたと判断し、ヒータ120に対する電力供給を保持しうる。
【0034】
一実施例において、指定時間の間、感知されたインダクタンス変化に基づいてヒータ1
20に対する電力供給如何を判断することにより、エアロゾル生成装置100は、電力の
消費を改善することができる。例えば、従来エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品
が除去される時点に自動的にヒータの電源をオフ(off)にして加熱を中断する。但し
、ユーザの意図と異なって、エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置から誤って移動す
る場合(例えば、エアロゾル生成物品が唇に付いてエアロゾル生成装置の外に出た場合)
にも、自動的にヒータの電源をオフにして加熱を中断すれば、ユーザは、ヒータの電源を
再びオン(on)にして加熱を開始せねばならない。これにより、従来のエアロゾル生成
装置は、使用上の煩わしさ及び電源の頻繁な制御による電力浪費などの問題点が発生して
しまう。本発明に係る実施例におけるエアロゾル生成装置100は、指定時間の間、イン
ダクタンス変化を感知した後、エアロゾル生成物品15が移動したと感知されれば、ヒー
タ120の電源をオフにして加熱を中断することにより、従来の技術において発生してし
まう問題点が解消されうる。
【0035】
一実施例において、プロセッサ110は、指定時間の間、感知された温度変化の大きさ
に基づいて、ヒータ120に対する電力供給を制御しうる。例えば、指定された時間が5
秒である場合、プロセッサ110は、5秒間感知された温度変化の大きさがしきい値より
小さければ、エアロゾル生成物品15が再挿入されていないと判断し、ヒータ120に対
する電力供給を中断しうる。この際、ヒータ120に対する電力供給が中止されることは
、ユーザによる喫煙の終了を意味する。他の例として、指定された時間が5秒である場合
、プロセッサ110は、5秒間感知された温度変化の大きさがしきい値以上である場合、
エアロゾル生成物品15が再挿入されたと判断し、ヒータ120に対する電力供給を保持
することができる。
【0036】
すなわち、エアロゾル生成物品15が再挿入されることにより、ヒータ120の温度は
減少し、プロセッサ110は、ヒータ120の温度の減少程度を既設定のしきい値と比較
して、ヒータ120に対する電力供給を制御することができる。
【0037】
図3は、一実施例によるエアロゾル生成装置のインダクティブセンサを制御する方式を
説明することを示す図面である。
【0038】
図3を参照すれば、プロセッサ(例えば、
図1のプロセッサ110)は、指定された時
間300の間にインダクティブセンサ(例えば、
図1のインダクティブセンサ132)を
介してインダクタンス変化を感知しうる。例えば、プロセッサ110は、PWM(pul
se width modulation)方式でインダクティブセンサ132の電圧を
制御してインダクタンス変化を感知することができる。この際、プロセッサ110は、指
定された時間300間にインダクティブセンサ132が活性化状態に切り換えられる回数
を予め設定することができる。
図3は、指定された時間300間にインダクティブセンサ
132が活性化状態に5回切り換えられると示されているが、それに制限されない。
【0039】
一実施例において、プロセッサ110は、第1時点310にエアロゾル生成物品(例え
ば、
図1のエアロゾル生成物品15)がエアロゾル生成装置(例えば、
図1のエアロゾル
生成装置100)の収容空間から移動されたと判断しうる。第1時点310は、指定され
た時間300のカウンティング開始時点を意味する。
【0040】
一実施例において、プロセッサ110は、第2時点320にインダクティブセンサ13
2に対する供給電圧を制御してインダクティブセンサ132の状態を活性化状態に切り換
えることができる。この際、プロセッサ110は、第2時点320にバッテリからヒータ
(例えば、
図1のヒータ120)に供給される電力を遮断する。すなわち、プロセッサ1
10は、ヒータ120に供給される電力を遮断する動作及びインダクティブセンサ132
の状態を活性化状態に切り換える動作を並列的に遂行しうる。一実施例において、第2時
点320にヒータ120に供給される電力が遮断されることにより、エアロゾル生成装置
100の内部温度は、実質的に減少しうる。インダクティブセンサ132によって感知さ
れるインダクタンス値は、高温で歪曲されうるので、プロセッサ110は、ヒータ120
の加熱を周期的に中断し、インダクティブセンサ132を介してインダクタンス変化を感
知しうる。
【0041】
一実施例において、プロセッサ110は、第3時点330にインダクティブセンサ13
2の状態を非活性化状態に切り換えることができる。この際、プロセッサ110は、第3
時点330にバッテリからヒータ120に電力が供給されるように制御しうる。すなわち
、プロセッサ110は、ヒータ120に電力を供給する動作及びインダクティブセンサ1
32の状態を非活性化状態に切り換える動作を並列的に遂行しうる。一実施例において、
第3時点330にヒータ120に電力が供給されることにより、エアロゾル生成装置10
0の内部温度は、実質的に増加しうる。
【0042】
一実施例において、プロセッサ110は、第1時点310から第4時点340まで少な
くとも1回以上(例えば、5回)インダクティブセンサ132を介してインダクタンス変
化を感知することができる。プロセッサ110は、第1時点310から第4時点340ま
で指定された時間300間に感知されたインダクタンス変化に基づいて、エアロゾル生成
物品15が再挿入されたか否かを判断しうる。例えば、第1時点310から第4時点34
0まで指定された時間300の間に感知されたインダクタンス変化がしきい値未満である
場合、プロセッサ110は、エアロゾル生成物品15が再挿入されていないと判断し、し
きい値以上である場合、プロセッサ110は、エアロゾル生成物品15が再挿入されたと
判断することができる。
【0043】
図3は、エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間から移動され
た以後時点について図示しているが、それに限定されない。他の実施例において、エアロ
ゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間から移動したか否かを判断する
場合にも、
図3のインダクティブセンサ132の電圧を制御する方法、及びヒータに対す
る電力制御方法が同様に適用されうる。
【0044】
図4は、一実施例によるエアロゾル生成装置がエアロゾル生成物品の移動有無を判断す
ることを示すフローチャートである。
図4は、
図2の動作201を具体的に説明するため
のフローチャートであるので、
図4に係わる説明において、前述した内容と対応するか、
同一または類似した内容は省略されうる。
【0045】
図4を参照すれば、プロセッサ(例えば、
図1のプロセッサ110)は、動作201a
において、インダクティブセンサ(例えば、
図1のインダクティブセンサ132)を介し
て一定周期によって第1インダクタンス変化を感知しうる。例えば、第1インダクタンス
変化は、エアロゾル生成物品15が移動されたと判断される最小限のインダクタンス変化
値を意味しうる。
【0046】
一実施例において、プロセッサ110は、一定周期によってインダクティブセンサ13
2の状態を活性化状態に切り換え、ヒータ(例えば、
図1のヒータ120)に供給される
電力を遮断しうる。この際、一定周期は、インダクティブセンサ132を介してインダク
タンス変化を感知する最適の周期を意味する。例えば、一定周期が1秒に設定される場合
、プロセッサ110は、1秒間隔でインダクティブセンサ132の状態を活性化状態に切
り換え、ヒータ120に供給される電力を遮断しうる。
【0047】
一実施例において、プロセッサ110は、一定周期の間、インダクティブセンサ132
の状態を活性化状態に切り換えた後、インダクタンス変化に係わるデータを獲得し、イン
ダクティブセンサ132の状態を非活性化状態に切り換える。例えば、一定周期が1秒に
設定される場合、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132の状態を活性化状態
に切り換えた後、0.7秒間、インダクタンス変化に係わるデータを獲得し、インダクテ
ィブセンサ132の状態を非活性化状態に切り換えて0.3秒間保持しうる。
【0048】
一実施例によれば、プロセッサ110は、動作201bにおいて、インダクティブセン
サ132を通じて感知された第1インダクタンス変化の大きさが第1しきい値以上である
か否かを判断しうる。例えば、前記第1しきい値は、金属物質を含むエアロゾル生成物品
(例えば、
図1のエアロゾル生成物品15)がエアロゾル生成装置(例えば、
図1のエア
ロゾル生成装置100)の収容空間からの移動により発生するインダクタンス変化量の最
小値を意味する。
【0049】
一実施例において、感知された第1インダクタンス変化の大きさが第1しきい値以上で
あると判断されれば、プロセッサ110は、動作201cにおいて、エアロゾル生成物品
15が移動されたと感知しうる。他の実施例において、感知された第1インダクタンス変
化の大きさが第1しきい値未満であると判断されれば、プロセッサ110は、動作201
aに戻って、以下の動作を再遂行することができる。
【0050】
図5は、一実施例によるエアロゾル生成装置がエアロゾル生成物品の挿入有無に基づい
てヒータに対する電力供給を制御することを示すフローチャートである。
図5は、
図2の
動作203を具体的に説明するためのフローチャートであるので、
図5についての説明に
おいて、前述した内容と対応するか、同一または類似の内容は省略されうる。
【0051】
図5を参照すれば、プロセッサ(例えば、
図1のプロセッサ110)は、動作203a
において、インダクタンス変化の感知時間tを1に設定することができる。例えば、プロ
セッサ110は、インダクタンス変化の感知時間tを1に設定して指定された時間(例え
ば、
図3の指定された時間300)のカウンティングを遂行することができる。
【0052】
一実施例によれば、プロセッサ110は、動作203bにおいて、インダクティブセン
サ(例えば、
図1のインダクティブセンサ132)を介して第2インダクタンス変化を感
知することができる。例えば、第2インダクタンス変化は、エアロゾル生成物品15が再
挿入されたと判断される最小限のインダクタンス変化値を意味する。
【0053】
一実施例において、プロセッサ110は、一定周期によってインダクティブセンサ13
2の状態を活性化状態に切り換え、ヒータ(例えば、
図1のヒータ120)に供給される
電力を遮断することができる。この際、一定周期は、インダクティブセンサ132を介し
てインダクタンス変化を感知する最適の周期を意味する。例えば、一定周期が1秒に設定
される場合、プロセッサ110は、1秒間隔でインダクティブセンサ132の状態を活性
化状態に切り換え、ヒータ120に供給される電力を遮断することができる。
【0054】
一実施例において、プロセッサ110は、一定周期の間、インダクティブセンサ132
の状態を活性化状態に切り換えた後、インダクタンス変化に係わるデータを獲得し、イン
ダクティブセンサ132の状態を非活性化状態に切り換えることができる。例えば、一定
周期が1秒に設定される場合、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132の状態
を活性化状態に切り換えた後、0.7秒間インダクタンス変化に係わるデータを獲得し、
インダクティブセンサ132の状態を非活性化状態に切り換えて0.3秒間保持すること
ができる。
【0055】
一実施例によれば、プロセッサ110は、動作203cにおいて、インダクティブセン
サ132を通じて感知された第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値以上である
か否かを判断しうる。例えば、前記第2しきい値は、金属物質を含むエアロゾル生成物品
(例えば、
図1のエアロゾル生成物品15)がエアロゾル生成装置(例えば、
図1のエア
ロゾル生成装置100)の収容空間に再挿入されることにより発生するインダクタンス変
化量の最小値を意味する。
【0056】
一実施例において、感知された第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値以上で
あると判断されれば、プロセッサ110は、動作203dでヒータ120に対する電力供
給を保持する。例えば、感知された第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値以上
であると判断されれば、プロセッサ110は、バッテリからヒータ120への電力供給を
保持することができる。
【0057】
他の実施例において、感知された第2インダクタンス変化の大きさが第2しきい値未満
であると判断されれば、プロセッサ110は、動作203eにおいて、インダクタンス変
化の感知時間tが指定された時間(t指定)と同一であるか否かを判断しうる。
【0058】
一実施例において、インダクタンス変化の感知時間tが指定された時間と同一であると
判断されれば、プロセッサ110は、動作203gにおいて、インダクタンス変化の感知
時間tをt+1として演算しうる。例えば、インダクタンス変化の感知時間が1秒(t=
1)であり、指定された時間が5秒(t指定=5)である場合、プロセッサ110は、イ
ンダクタンス変化の感知時間を2秒(t=2)として演算しうる。以後、プロセッサ11
0は、動作203bに戻り、以下の動作を再遂行することができる。
【0059】
一実施例において、インダクタンス変化の感知時間tが指定された時間と同一であると
判断されれば、プロセッサ110は、動作203fにおいて、ヒータ120に対する電力
供給を中断することができる。例えば、インダクタンス変化の感知時間が5秒(t=5)
であり、指定された時間が5秒(t指定=5)である場合、プロセッサ110は、バッテ
リからヒータ120に供給される電力を遮断することができる。
【0060】
図6Aは、一実施例によるエアロゾル生成物品が第1状態である場合、エアロゾル生成
装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。第1状態は、
エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間に完全に挿入された状態
を意味する。
【0061】
図6Aを参照すれば、エアロゾル生成システムは、エアロゾル生成装置100及びエア
ロゾル生成物品15を含みうる。一実施例において、エアロゾル生成装置100は、エア
ロゾル生成物品15が挿入される収容空間を含みうる。
【0062】
一実施例において、エアロゾル生成装置100は、インダクティブセンサ132、サセ
プタ620及び誘導コイル630を含みうる。一実施例において、誘導コイル630は、
バッテリから電力が供給されることにより、可変磁場を生成し、サセプタ620は、誘導
コイル630から生成された可変磁場を通じて加熱されうる。例えば、誘導コイル630
は、サセプタ620の外周面を取り囲むように配置されうる。
【0063】
一実施例において、インダクティブセンサ132は、第1チャネル600及び第2チャ
ネル610を含みうる。例えば、第1チャネル600は、エアロゾル生成物品の第1部分
によって発生するインダクタンス変化を感知し、第2チャネル610は、第1部分と区別
される第2部分によって発生するインダクタンス変化を感知しうる。一実施例において、
第1チャネル600及び第2チャネル610は、サセプタ620と重畳されないように配
置されうる。例えば、第1チャネル600は、サセプタ620の下部に設けられた領域(
例えば、-x方向に設けられた領域)に配置され、第2チャネル610は、サセプタ62
0の上部に設けられた領域(例えば、+x方向に設けられた領域)に配置されうる。第1
チャネル600及び第2チャネル610がサセプタ620と重畳されないように配置され
ることにより、第1チャネル600及び第2チャネル610は、誘導コイル630から生
成された可変磁場による影響を受けず、インダクタンス変化を感知しうる。
【0064】
図6Bは、一実施例によるエアロゾル生成物品が第2状態である場合、エアロゾル生成
装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。第2状態は、
エアロゾル生成物品15の一部がエアロゾル生成装置100の収容空間から所定距離ほど
移動された状態を意味する。
【0065】
図6Bを参照すれば、エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間
から+x方向に移動すれば、プロセッサ(例えば、
図1のプロセッサ110)は、インダ
クティブセンサ132の複数のチャネルのうち、一部を介してインダクタンス変化を感知
しうる。例えば、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132の第1チャネル60
0を介してインダクタンス変化を感知しうる。一実施例において、インダクティブセンサ
132の複数のチャネルのうち、一部を介してインダクタンス変化が感知される場合、プ
ロセッサ110は、指定された時間のカウンティングを開始しない。他の実施例において
、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132の複数のチャネルのうち、一部チャ
ネルのみを介してインダクタンスの変化が感知される場合にも指定された時間のカウント
を開始しうる。
【0066】
図6Cは、一実施例によるエアロゾル生成物品が第3状態である場合、エアロゾル生成
装置のインダクティブセンサを制御する方式を説明するための図面である。第3状態は、
エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間から完全に除去された状
態を意味する。
【0067】
図6Cを参照すれば、エアロゾル生成物品15がエアロゾル生成装置100の収容空間
から+x方向に完全に除去されれば、プロセッサ110は、インダクティブセンサ132
の複数のチャネルを介してインダクタンス変化を感知しうる。例えば、プロセッサ110
は、インダクティブセンサ132の第1チャネル600及び第2チャネル610を介して
インダクタンス変化を感知しうる。一実施例において、インダクティブセンサ132の複
数のチャネルを介してインダクタンス変化が感知される場合、プロセッサ110は、指定
された時間のカウンティングを開始しうる。
【0068】
図7Aは、一実施例によるエアロゾル生成装置を構成する要素を説明するための図面で
ある。
【0069】
図7Aを参照すれば、エアロゾル生成装置100は、サセプタ122、誘導コイル12
4、バッテリ115、及びプロセッサ110を含みうる。但し、それに限定されず、
図1
に示される要素以外に他の汎用的な要素がエアロゾル生成装置100にさらに含まれうる
。
【0070】
エアロゾル生成装置100は、誘導加熱(induction heating)方式
でエアロゾル生成装置100に収容されるエアロゾル生成物品15を加熱することで、エ
アロゾルを生成しうる。誘導加熱方式は、外部磁場によって発熱するサセプタ122に周
期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field
)を印加し、サセプタ122を発熱させる方式を意味しうる。
【0071】
サセプタ122に交番磁場が印加される場合、サセプタ122には渦流損(eddy
current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)に
よるエネルギー損が発生し、損失されるエネルギーが熱エネルギーとしてサセプタ122
から放出されうる。サセプタ122に印加される交番磁場の振幅または周波数が大きいほ
ど、サセプタ122から多くの熱エネルギーが放出されうる。エアロゾル生成装置100
は、サセプタ122に交番磁場を印加することで、サセプタ122から熱エネルギーを放
出させ、サセプタ122から放出される熱エネルギーをエアロゾル生成物品15に伝達し
うる。一実施例において、サセプタ122は、切片、薄片またはストリップなどの形状に
エアロゾル生成装置100に備えられうる。
【0072】
サセプタ122の少なくとも一部は、強磁性体(ferromagnetic sub
stance)によって形成されうる。例えば、サセプタ122は、金属または炭素を含
みうる。サセプタ122は、フェライト(ferrite)、強磁性合金(ferrom
agnetic alloy)、ステンレス鋼(stainless steel)、及
びアルミニウム(Al)のうち、少なくとも1つを含みうる。また、サセプタ122は、
黒鉛(graphite)、モリブデン(molybdenum)、シリコンカーバイド
(silicon carbide)、ニオブ(niobium)、ニッケル合金(ni
ckel alloy)、金属フィルム(metal film)、ジルコニア(zir
conia)のようなセラミック、ニッケル(Ni)やコバルト(Co)のような遷移金
属、ホウ素(B)やリン(P)のような半金属のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0073】
エアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物品15を収容することができる。エア
ロゾル生成装置100には、エアロゾル生成物品15を収容するための空間が形成されう
る。エアロゾル生成物品15を収容するための空間には、サセプタ122が配置されうる
。
【0074】
サセプタ122は、エアロゾル生成装置100に収容されたエアロゾル生成物品15の
外側面の少なくとも一部を取り囲みうる。例えば、サセプタ122は、エアロゾル生成物
品15に含まれたタバコ媒質を取り囲みうる。それにより、サセプタ122からタバコ媒
質に熱がさらに効率的に伝達しうる。
【0075】
誘導コイル124は、エアロゾル生成装置100に備えられうる。誘導コイル124は
、サセプタ122に交番磁場を印加することができる。エアロゾル生成装置100から誘
導コイル124に電力が供給される場合、誘導コイル124内部に磁場が形成されうる。
誘導コイル124に交流電流が印加される場合、誘導コイル124内部に形成される磁場
の方向は持続的に変更されうる。サセプタ122が誘導コイル124内部に位置して周期
的に方向が変わる交番磁場に露出される場合、サセプタ122が発熱し、エアロゾル生成
装置100の収容空間に収容されたエアロゾル生成物品15が加熱されうる。
【0076】
誘導コイル124は、サセプタ122の外側面に沿って巻線されうる。また、誘導コイ
ル124は、エアロゾル生成装置100の外部ハウジングの内面に沿って巻線されうる。
誘導コイル124が巻線されて形成される内部空間にサセプタ122が位置しうる。誘導
コイル124に電力が供給される場合、誘導コイル124によって生成される交番磁場が
サセプタ122に印加されうる。
【0077】
誘導コイル124は、エアロゾル生成装置100の長手方向に延びうる。誘導コイル1
24は、長手方向に沿って適切な長さに延びうる。例えば、誘導コイル124は、サセプ
タ122の長さに対応する長さに延び、または、サセプタ122の長さよりも長い長さに
延びうる。
【0078】
誘導コイル124は、サセプタ122に交番磁場の印加に適した位置に配置されうる。
例えば、誘導コイル124は、サセプタ122に対応する位置に配置されうる。このよう
な誘導コイル124の大きさ及び配置によって誘導コイル124の交番磁場がサセプタ1
22に印加される効率が向上しうる。
【0079】
誘導コイル124によって形成される交番磁場の振幅または周波数が変更される場合、
サセプタ122がエアロゾル生成物品15を加熱する程度も変更されうる。誘導コイル1
24による磁場の振幅または周波数は、誘導コイル124に印加される電力によって変更
されうるので、エアロゾル生成装置100は、誘導コイル124に印加される電力を調整
することで、エアロゾル生成物品15の加熱を制御しうる。例えば、エアロゾル生成装置
100は、誘導コイル124に印加される交流電流の振幅及び周波数を制御しうる。
【0080】
一例示として、誘導コイル124は、ソレノイド(solenoid)によって具現さ
れうる。誘導コイル124は、エアロゾル生成装置100の外部ハウジングの内面に沿っ
て巻線されるソレノイドでもあり、ソレノイドの内部空間にサセプタ122及びエアロゾ
ル生成物品15が位置しうる。ソレノイドを構成する導線の材質は、銅(Cu)でもある
。但し、それに限定されず、銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)、タングス
テン(W)、亜鉛(Zn)、及びニッケル(Ni)のうち、いずれか1つ、または、少な
くとも1つを含む合金がソレノイドを構成する導線の材質からなりうる。
【0081】
バッテリ115は、エアロゾル生成装置100に電力を供給しうる。バッテリ115は
、誘導コイル124に電力を供給しうる。バッテリ115は、エアロゾル生成装置100
に直流を供給するバッテリ、及びバッテリから供給される直流を誘導コイル124に供給
される交流に変換する変換部を含みうる。
【0082】
バッテリ115は、エアロゾル生成装置100に直流を供給しうる。バッテリ115は
、リチウムリン酸鉄(LiFePO4)バッテリでもあるが、それに制限されるものでは
ない。例えば、バッテリは、酸化リチウムコバルト(LiCoO2)バッテリ、リチウム
チタン酸塩バッテリ、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリなどでもある。
【0083】
変換部は、バッテリから供給される直流に対するフィルタリングを遂行して誘導コイル
124に供給される交流を出力する低域通過フィルタ(low-pass filter
)を含みうる。変換部は、バッテリから供給される直流を増幅するための増幅器(amp
lifier)をさらに含みうる。例えば、変換部は、D級増幅器(class-D a
mplifier)の負荷ネットワークを構成する低域通過フィルタを通じて具現されう
る。
【0084】
プロセッサ110は、誘導コイル124に供給される電力を制御することができる。プ
ロセッサ110は、誘導コイル124に供給される電力が調整されるようにバッテリ11
5を制御することができる。例えば、プロセッサ110は、サセプタ122の温度に基づ
いてサセプタ122がエアロゾル生成物品15を加熱する温度を一定に保持するための制
御を遂行することができる。
【0085】
図7Bは、一実施例によるエアロゾル生成装置を示すブロック図である。
【0086】
図7Bを参照すれば、エアロゾル生成装置100は、バッテリ115、ヒータ120、
センシングモジュール130、ユーザインターフェース150、メモリ160、及びプロ
セッサ110を含みうる。しかし、エアロゾル生成装置100の内部構造は、
図7Bに示
されたところに限定されない。エアロゾル生成装置100の設計によって、
図7Bに示さ
れた構成において一部が省略されるか、新たな構成がさらに追加されうることを、本実施
例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解するであろう。
【0087】
バッテリ115は、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力を供給する。す
なわち、バッテリ115は、ヒータ120が加熱されるように電力を供給しうる。また、
バッテリ115は、エアロゾル生成装置100内に備えられた他の構成、すなわち、セン
シングモジュール130、ユーザインターフェース150、メモリ160、及びプロセッ
サ110の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ115は充電が可能なバ
ッテリとか使い捨てバッテリでもある。
【0088】
一実施例において、ヒータ120は、サセプタ(例えば、
図7Aのサセプタ122)及
び誘導コイル(例えば、
図7Aの誘導コイル124)を含みうる。例えば、エアロゾル生
成装置100のヒータ120が誘導加熱方式である場合、プロセッサ110は、誘導コイ
ル124に交流電流を印加して交番磁場を発生させうる。誘導コイル124によって発生
した交番磁場がサセプタ122に印加されることにより、サセプタ122は、加熱されて
エアロゾル生成物品(例えば、
図7Aのエアロゾル生成物品15)を加熱することができ
る。
【0089】
エアロゾル生成装置100は、センシングモジュール130を含みうる。センシングモ
ジュール130でセンシングされた結果は、プロセッサ110に伝達され、センシング結
果によってプロセッサ110は、ヒータの動作制御、喫煙の制限、お知らせ表示のような
多様な機能が遂行されるように、エアロゾル生成装置100を制御することができる。
【0090】
例えば、センシングモジュール130は、パフセンサを含みうる。パフセンサは、温度
変化、流量(flow)変化、電圧変化、及び圧力変化のうち、いずれか1つに基づいて
ユーザのパフを感知することができる。
【0091】
また、センシングモジュール130は、ヒータ120(または、エアロゾル生成物品1
5)の温度を測定するための温度センサを含みうる。エアロゾル生成装置100は、ヒー
タ120の温度を測定する温度センサを含むか、別途の温度センサを含む代わりに、ヒー
タ120自体が温度センサの役割を遂行する。または、ヒータ120が温度センサの役割
を遂行すると共に、エアロゾル生成装置100に別途の温度センサがさらに含まれうる。
【0092】
また、センシングモジュール130は、エアロゾル生成装置100の周囲温度を測定す
るための温度センサを含みうる。周囲温度は、エアロゾル生成装置100外部の温度であ
る。周囲温度は、エアロゾル生成装置100でエアロゾル生成物品15から生成されたエ
アロゾルが放出される大気の温度である。温度センサは、周囲温度を測定するようにハウ
ジングの外部に配置されるか、外部空気が流入される経路上に配置されうる。温度センサ
は、測定した周囲温度の値をプロセッサ110に伝達し、プロセッサ110は、周囲温度
に基づいてエアロゾル生成物品15を加熱するための加熱プロファイルを決定することが
できる。
【0093】
また、センシングモジュール130は、湿度センサを含みうる。湿度センサは、エアロ
ゾル生成装置100の周囲湿度を測定することができる。周囲湿度は、エアロゾル生成装
置100外部の湿度である。周囲湿度は、エアロゾル生成装置100においてエアロゾル
生成物品15から生成されたエアロゾルが放出される大気の湿度である。湿度センサは、
周囲湿度を測定するようにハウジングの外部に配置されるか、外部空気が流入される経路
上に配置されうる。湿度センサは、測定した周囲湿度の値をプロセッサ110に伝達し、
プロセッサ110は、周囲湿度に基づいてエアロゾル生成物品15を加熱するための加熱
プロファイルを決定することができる。
【0094】
また、センシングモジュール130は、インダクティブセンサを含みうる。インダクテ
ィブセンサは、エアロゾル生成装置100にエアロゾル生成物品の挿入有無を感知するこ
とができる。一例において、エアロゾル生成物品は、アルミニウムのような金属物質を含
み、インダクティブセンサは、エアロゾル生成物品がエアロゾル生成装置100に挿入さ
れることにより発生するインダクタンス変化を感知することができる。
【0095】
一実施例において、プロセッサ110は、インダクティブセンサ及び温度センサのうち
少なくとも1つを含むセンシングモジュール130を介してエアロゾル生成物品15が収
容空間から移動したか否かを感知することができる。例えば、プロセッサ110は、イン
ダクティブセンサを介して感知されるインダクタンス変化に基づいて、収容空間に挿入さ
れた状態であるエアロゾル生成物品15が移動したか否かを感知することができる。他の
例として、プロセッサ110は、温度センサを介して感知される温度変化に基づいて、収
容空間に挿入された状態であるエアロゾル生成物品15が移動したか否かを感知すること
ができる。一実施例において、プロセッサ110は、エアロゾル生成物品15の移動が感
知されれば、指定時間の間、エアロゾル生成物品15の再挿入を感知し、ヒータ120に
対する電力供給を制御することができる。
【0096】
プロセッサ110は、エアロゾル生成物品15の挿入が感知されれば、追加的な外部入
力がなくても、自動的に加熱が開始されるようにエアロゾル生成装置100を制御するこ
とができる。例えば、プロセッサ110は、エアロゾル生成物品15の挿入が感知されれ
ば、バッテリ115が誘導コイルに電力を供給するように制御することができる。但し、
必ずしもそれに制限されるものではなく、プロセッサ110は、追加的な外部の入力が存
在して初めて加熱が開始されるように、エアロゾル生成装置100を制御することができ
る。
【0097】
ユーザインターフェース150は、ユーザにエアロゾル生成装置100の状態に係わる
情報を提供することができる。ユーザインターフェース150は、視覚情報を出力するデ
ィスプレイまたはランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカー、ユ
ーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O)イン
ターフェーシング手段(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)とデータ通信をするか
、充電電力を供給されるための端子、外部デバイスと無線通信(例えば、WI-FI、W
I-FI Direct、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near-Fie
ld Communication)など)を遂行するための通信インターフェースなど
の多様なインターフェーシング手段を含みうる。
【0098】
但し、エアロゾル生成装置100には、前記例示された多様なユーザインターフェース
150の例示のうち、一部のみが取捨選択されて具現されうる。
【0099】
ユーザインターフェース150は、エアロゾル生成装置100に係わる視覚情報を出力
するディスプレイを含みうる。ここで、エアロゾル生成装置100に係わる視覚情報は、
エアロゾル生成装置100の動作に係わる全ての情報を含む。例えば、ディスプレイは、
エアロゾル生成装置100の状態に係わる情報(例えば、エアロゾル生成装置の使用有無
など)、ヒータ120に係わる情報(例えば、予熱開始、予熱進行、予熱完了など)、バ
ッテリ115に係わる情報(例えば、バッテリ115の残量、使用有無など)、エアロゾ
ル生成装置100のリセットに係わる情報(例えば、リセット時期、リセット進行、リセ
ット完了など)、エアロゾル生成装置100の掃除に係わる情報(例えば、掃除時期、掃
除必要、掃除進行、掃除完了など)、エアロゾル生成装置100の充電に係わる情報(例
えば、充電必要、充電進行、充電完了など)、パフに係わる情報(例えば、パフ回数、パ
フ終了予告など)または安全に係わる情報(例えば、使用時間経過など)などを出力する
ことができる。
【0100】
通信インターフェースは、外部デバイス、外部サーバなどと通信連結されうる。例えば
、通信インターフェースは、多様なタイプのデジタルインターフェース、AP基盤のWi
-Fi(Wireless LANネットワーク)、ブルートゥース(登録商標)(Bl
uetooth(登録商標))、ジグビー(Zigbee(登録商標))、有/無線LA
N(Local Area Network)、WAN、イーサネット(Etherne
t)、IEEE 1394、HDMI(登録商標)、USB、MHL、AES/EBU、
オプティカル(Optical)、コアキシャル(Coaxial)のうち少なくとも1
つの通信方式を支援する形態に具現されうる。また、通信インターフェースは、ビデオと
オーディオ信号を伝送するためのTMDS(Transition Minimized
Differential Signaling)チャネルと、デバイス情報、ビデオ
またはオーディオに係わる情報(例えば、E-EDID(Enhanced Exten
ded Display Identification Data))を送受信するた
めのDDC(Display Data Channel)及び制御信号を送受信するた
めのCEC(Consumer Electronic Control)を含みうる。
但し、それに限定されるものではなく、多様なインターフェースに具現されうる。
【0101】
メモリ160は、エアロゾル生成装置100内で処理される各種データを保存するハー
ドウェアであって、プロセッサ110で処理されたデータ及び処理されるデータを保存す
ることができる。メモリ160は、DRAM(dynamic random acce
ss memory)、SRAM(static random access mem
ory)のようなRAM(random access memory)、ROM(re
ad-only memory)、EEPROM(electrically eras
able programmable read-only memory)などの多様
な種類によって具現されうる。
【0102】
メモリ160には、エアロゾル生成装置100の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回
数、少なくとも1つの温度プロファイル及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどが
保存されうる。
【0103】
プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を制御する。プロセッ
サ110は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのア
レイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行
されうるプログラムが保存されたメモリの組合わせによって具現されうる。また、他の形
態のハードウェアによって具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の
知識を有する者であれば、理解するであろう。
【0104】
一方、
図7Bには、図示されていないが、エアロゾル生成装置100は、別途のクレー
ドルと共にエアロゾル生成システムを構成することもできる。例えば、クレードルは、エ
アロゾル生成装置100のバッテリ115を充電するのに用いられうる。例えば、エアロ
ゾル生成装置100は、クレードル内部の収容空間に収容された状態で、クレードルのバ
ッテリから電力を供給されてエアロゾル生成装置100のバッテリ115を充電すること
ができる。
【0105】
一実施例は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュ
ータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態にも具現されうる。コンピュータ可
読媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び
不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。また、コンピュータ可読媒体は
、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含む。コンピュータ記録媒体は、コンピ
ュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他データのような情報
の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及
び非分離型媒体をいずれも含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ可読命令語、データ
構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、または、そ
の他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0106】
上述した実施例に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野で通常の知識を
有する者であれば、それから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理
解するであろう。したがって、発明の真の保護範囲は、請求範囲によって決定されねばな
らず、請求範囲に記載した内容と同等な範囲にある全ての相違点は、請求範囲によって決
定される保護範囲に含まれると解釈されねばならない。