(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123564
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】スタッカ装置
(51)【国際特許分類】
B65H 31/26 20060101AFI20240905BHJP
【FI】
B65H31/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031090
(22)【出願日】2023-03-01
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】嶋岡 徹
(72)【発明者】
【氏名】小寺 文明
【テーマコード(参考)】
3F054
【Fターム(参考)】
3F054AA06
3F054AB02
3F054AC05
3F054BA03
3F054BA13
3F054BB12
3F054BG02
3F054BG11
3F054DA16
(57)【要約】
【課題】下方に向かってカールしたシート基材を、積み重ね状態が大きく乱れることなく確実に積み重ねる。
【解決手段】処理装置の排出口から側方に向かって排出されたシート基材が積み重ねられるスタッカ装置1であって、シート基材は、処理装置の排出口からの排出方向において下方に向かってカールした状態で排出され、スタッカ装置1は、上方に凸となるように排出方向において湾曲した曲面からなり、排出口から排出されたシート基材が積み重ねられる載置面11と、一端が排出口の上方に配置されて載置面11に向かって延び、載置面11に離隔可能に当接する用紙押さえ30a,30bとを有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理装置の排出口から側方に向かって排出されたシート基材が積み重ねられるスタッカ装置であって、
前記シート基材は、前記排出口からの排出方向において下方に向かってカールした状態で排出され、
前記スタッカ装置は、
上方に凸となるように前記排出方向において湾曲した曲面からなり、前記排出口から排出されたシート基材が積み重ねられる載置面と、
一端が前記排出口の上方に配置されて前記載置面に向かって延び、前記載置面に離隔可能に当接する押さえ部材と、を有する、スタッカ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスタッカ装置において、
前記押さえ部材は、弾性材料から構成されている、スタッカ装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のスタッカ装置において、
前記押さえ部材は、前記載置面の接線方向に延びている、スタッカ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のスタッカ装置において、
前記載置面に積み重ねられたシート基材の前記排出方向における先端部を保持するガイドを有し、
前記押さえ部材は、他端が前記載置面から所定の間隔以上離隔しないように前記ガイドによって保持されている、スタッカ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のスタッカ装置において、
前記載置面は、前記ガイドが取り付けられる取り付け部を有し、
前記取り付け部は、前記載置面に対する前記ガイドの取り付け位置を変更可能に構成されている、スタッカ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のスタッカ装置において、
前記押さえ部材の前記一端の高さを調節する高さ調節手段を有する、スタッカ装置。
【請求項7】
請求項1に記載のスタッカ装置において、
前記載置面は、当該載置面に積み重ねられたシート基材の前記排出方向における先端部側の第1の端部の高さが最も低く、かつ、当該載置面に積み重ねられたシート基材の前記排出方向における後端部側の第2の端部の高さが当該載置面の最高高さよりも低い、スタッカ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置から排出されたシート基材が積み重ねられるスタッカ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シート基材に画像を形成する画像形成装置としては、ロール状に巻回されたシート基材に画像を形成するものが知られている。このような画像形成装置は、シート基材をロール状から引き出して画像を形成した後、単片状に断裁して排出する。排出された単片状のシート基材は、排出トレイ等のスタッカ上に積み重ねられる。
【0003】
このようにロール状に巻回されたシート基材に画像を形成した場合、単片状に断裁した後でもシート基材がカールしている場合が多い。特に、ロール状における巻き絞り端に近づくほど、単片状に断裁した後でもシート基材がカールした状態となっている。シート基材がカールしていると、排出トレイ等のスタッカ上にシート基材をきれいに積み重ねることができなかったり、スタッカからシート基材が脱落してしまったりする虞がある。
【0004】
ここで、特許文献1には、ロールペーパーの外径の変化に応じてペーパーの排紙口の高さを変化させ、排紙口から排出されるペーパーのカール量が大きい程、排紙口の位置を排紙トレイから離れた位置とする技術が開示されている。また、特許文献2には、スタッカ上に突起や背骨を設け、シートの自重によりカールを矯正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5933343号公報
【特許文献2】実開昭51-17983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された技術では、排出口から排出されたペーパーは排紙トレイ上に落下して積み重ねられるだけである。そのため、排出口から排出されたペーパーがカールしている場合、依然として、ペーパーをきれいに積み重ねることができなかったり、排紙トレイからペーパーが脱落してしまったりする虞がある。
【0007】
特許文献2に開示された技術では、積み重ねられるシートの枚数や厚さによっては、シートの自重による曲げの力がカール力に勝つことができず、カールを矯正することができない場合がある。また、スタッカ上に突起や背骨を設け、シートの自重によりカールを矯正するものであるため、下方に向かってカールしたシートについてはカールを矯正することができない。
【0008】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、下方に向かってカールしたシート基材を、積み重ね状態が大きく乱れることなく確実に積み重ねることができるスタッカ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、
処理装置の排出口から側方に向かって排出されたシート基材が積み重ねられるスタッカ装置であって、
前記シート基材は、前記排出口からの排出方向において下方に向かってカールした状態で排出され、
前記スタッカ装置は、
上方に凸となるように前記排出方向において湾曲した曲面からなり、前記排出口から排出されたシート基材が積み重ねられる載置面と、
一端が前記排出口の上方に配置されて前記載置面に向かって延び、前記載置面に離隔可能に当接する押さえ部材と、を有する。
【0010】
上記のように構成された本発明においては、処理装置の排出口から側方に向かって排出されたシート基材はスタッカ装置の載置面に積み重ねられる。この際、シート基材は、排出口からの排出方向において下方に向かってカールした状態で排出される。しかしながら、スタッカ装置の載置面が、上方に凸となるようにシート基材の排出方向において湾曲した曲面からなるため、シート基材はスタッカ装置の載置面に沿うようにして積み重ねられる。そして、スタッカ装置の載置面に積み重ねられたシート基材は、一端が排出口の上方に配置されて載置面に向かって延び、載置面に離隔可能に当接する押さえ部材によって載置面に押さえつけられる。これにより、下方に向かってカールしたシート基材であっても、積み重ね状態が大きく乱れることなく確実に積み重ねられる。
【0011】
また、押さえ部材が弾性材料から構成されていることが考えられる。
【0012】
このような構成を有するものにおいては、スタッカ装置の載置面に積み重ねられたシート基材が、押さえ部材自体の弾性力によって載置面に押さえつけられる。
【0013】
また、押さえ部材が載置面の接線方向に延びている構成とすることが考えられる。
【0014】
このような構成を有するものにおいては、処理装置の排出口から排出されたシート基材が、載置面と押さえ部材との間に滑らかに入り込んでいき、押さえ部材によって載置面に押さえつけられる。
【0015】
また、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における先端部を保持するガイドを有し、押さえ部材の他端が載置面から所定の間隔以上離隔しないようにガイドによって保持されていることが考えられる。
【0016】
このような構成を有するものにおいては、シート基材の排出口からの排出方向における先端部を保持しながらも、押さえ部材の他端がシート基材の載置面から所定の間隔以上離隔しなくなる。これにより、特に載置面に積み重ねられたシート基材の枚数が増えた場合でも、シート基材が載置面から脱落することなく載置面上にさらに確実に積み重ねられる。
【0017】
また、載置面が、ガイドが取り付けられる取り付け部を有し、取り付け部が、載置面に対するガイドの取り付け位置を変更可能である構成とすることが考えられる。
【0018】
このような構成を有するものにおいては、載置面に積み重ねられるシート基材の排出方向の長さに応じてガイドの位置を変更することが可能となる。
【0019】
また、押さえ部材の一端の高さを調節する高さ調節手段を有する構成とすることが考えられる。
【0020】
このような構成を有するものにおいては、処理装置の排出口の高さに応じて、押さえ部材の一端を排出口の上方に配置することが可能となる。
【0021】
また、載置面について、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における先端部側の第1の端部の高さが最も低く、かつ、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における後端部側の第2の端部の高さが載置面の最高高さよりも低い構成とすることが考えられる。
【0022】
このような構成を有するものにおいては、載置面に積み重ねられたシート基材の後端が第2の端部またはその近傍に位置していれば、排出口から排出されたシート基材の先端が、載置面に積み重ねられたシート基材の後端に当接しにくくなる。これにより、載置面に積み重ねられたシート基材が、排出口から排出されたシート基材によって載置面から押し出されにくくなる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、下方に向かってカールしたシート基材がスタッカ装置の載置面に沿うようにして積み重ねられ、押さえ部材によって載置面に押さえつけられる。そのため、下方に向かってカールしたシート基材を、積み重ね状態が大きく乱れることなく確実に積み重ねることができる。
【0024】
また、押さえ部材が弾性材料から構成されているものにおいては、スタッカ装置の載置面に積み重ねられたシート基材を、押さえ部材自体の弾性力によって載置面に押さえつけることができる。
【0025】
また、押さえ部材が載置面の接線方向に延びているものにおいては、処理装置の排出口から排出されたシート基材を、載置面と押さえ部材との間に滑らかに入り込ませることができる。
【0026】
また、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における先端部を保持するガイドを有し、押さえ部材が、他端が載置面から所定の間隔以上離隔しないようにガイドによって保持されているものにおいては、特に載置面に積み重ねられたシート基材の枚数が増えた場合でも、シート基材を載置面から脱落させることなく載置面上にさらに確実に積み重ねることができる。
【0027】
また、載置面が、ガイドが取り付けられる取り付け部を有し、取り付け部が、載置面に対するガイドの取り付け位置を変更可能に構成されているものにおいては、載置面に積み重ねられるシート基材の排出方向の長さに応じてガイドの位置を変更することができる。
【0028】
また、押さえ部材の一端の高さを調節する高さ調節手段を有するものにおいては、処理装置の排出口の高さに応じて、押さえ部材の一端を排出口の上方に配置することができる。
【0029】
また、載置面について、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における先端部側の高さが最も低く、かつ、載置面に積み重ねられたシート基材の排出方向における後端部側の高さが載置面の最高高さよりも低い構成を有するものにおいては、載置面に積み重ねられたシート基材の後端が第2の端部またはその近傍に位置していれば、排出口から排出されたシート基材の先端が、載置面に積み重ねられたシート基材の後端に当接しにくくなる。これにより、載置面に積み重ねられたシート基材を、排出口から排出されたシート基材によって載置面から押し出されにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明のスタッカ装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は側方から見た図である。
【
図2】
図1に示したスタッカ装置を有するラベル発行システムの一構成例を示す図である。
【
図3】
図2に示したラベル発行システムにて発行されるラベルの一例を示す図であり、(a)は単片状に断裁される前の外観斜視図、(b)は(a)に示したB-B断面図、(c)はラベルに含まれるインレットの構成例を示す図である。
【
図4】
図2に示したラベル発行システムにて
図3に示したRFIDラベルが発行される際の作用を説明するための図である。
【
図5】
図2に示したラベル発行システムにおいて発行されるRFIDラベルのカールが緩やかな場合の作用を説明するための図である。
【
図6】
図2に示したラベル発行システムにおいて発行されるRFIDラベルのカールがきつい場合の作用を説明するための図である。
【
図7】
図1に示したスタッカ装置の本体部に付加部を設けたことによる作用を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0032】
〈スタッカ装置の構成〉
図1は、本発明のスタッカ装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は側方から見た図である。
【0033】
本実施形態は
図1に示すように、本体部10と、保持ガイド20と、用紙押さえ30a,30bと、用紙押さえ保持部材40とを有するスタッカ装置1である。
【0034】
本体部10は、円柱を円周方向に4等分した主部10aと、円周方向にてそれに連続する付加部10bとからなる立体が、円周部分が上面となり、かつ、主部10aと付加部10bとが横並びとなった形状である。そして、この円周部分が、本体部10の上端から湾曲しながら下端まで達する載置面11を構成している。付加部10bは、例えば、主部10aが4等分した円柱の一部がそのまま主部10aに連続した形状であることが考えられる。これにより、
図1(b)に示すように、本体部10は、載置面11の主部10a側の第1の端部11aの高さが最も低く、載置面11の付加部10b側の第2の端部11bの高さh2が、載置面11の最高点11cの高さh1よりも低くなっている。
【0035】
本体部10の載置面11には、主部10a側の端部11aの近傍に、円周方向に互いに並行して延びた長孔12a,12bが形成されている。長孔12a,12bは、本願発明にて取り付け部の一例となるものである。また、本体部10の側面、すなわち、主部10aが4等分した円柱の底面には、ねじ係合板51が突出して設けられている。ねじ係合板51には、高さ調節ねじ50が螺合している。この高さ調節ねじ50を回すことで本体部10の主部10a側を持ち上げ、載置面11の高さを調節することができる。
【0036】
保持ガイド20は、本願発明にてガイドの一例となるものである。保持ガイド20は、例えば、長方形の金属板が、長手方向に延びる折り部を介してL字型に折り曲げられて構成されており、L字型を構成する2つの面のうち一方の面の端辺が載置面11に略垂直に当接した状態で載置面11に取り付けられている。保持ガイド20の載置面11に略垂直に当接している面の端辺には、保持ガイド20を載置面11に取り付けるための固定板(不図示)が連接している。この固定板には貫通孔が設けられており、載置面11の表面側からこの貫通孔と長孔12a,12bに固定ねじ21が挿入され、載置面11の裏面側にてナット(不図示)で固定されている。これにより、保持ガイド20が載置面11に取り付けられる。なお、保持ガイド20の長手方向の長さは、載置面11の幅方向の長さ、すなわち、主部10aが4等分した円柱の高さと同等のものとなっている。
【0037】
用紙押さえ保持部材40は、本体部10の付加部10b側の端部11bの近傍に取り付けられている。用紙押さえ保持部材40は、2枚の長尺状の側板42a,42bの上端部どうしが上部板41で繋がれたコの字型である。2枚の側板42a,42bは、プリンタ2の排出口2a(
図2参照)の幅よりも広い間隔を隔てて対向している。2枚の側板42a,42bのそれぞれには、側板42a,42bの長手方向に延びた長孔43が形成されている。長孔43は、この長孔43に挿入される固定ねじ44とともに、本願発明にて高さ調節手段の一例となるものである。このように構成された用紙押さえ保持部材40は、本体部10の側面、すなわち、主部10aが4等分した円柱の底面に設けられたねじ穴(不図示)に長孔43を介して固定ねじ44が螺合されることで、本体部10に取り付けられている。その際、用紙押さえ保持部材40は、上部板41と本体部10の載置面11との間に高さ方向にて一定の間隔を有するように取り付けられる。
【0038】
用紙押さえ30a,30bは、本願発明にて押さえ部材の一例となるものであって、例えば、湾曲可能な細板状のリボン鋼等の弾性材料から構成されている。用紙押さえ30a,30bは、それぞれ一端が用紙押さえ保持部材40の上部板41に固定ねじ45a,45bによって固定されており、載置面11に向かって互いに並行して延びている。用紙押さえ30a,30bの他端は、保持ガイド20に引っ掛かって保持されている。これにより、用紙押さえ30a,30bは、
図1(b)に示すように載置面11に当接し、その当接した点を接点11dとした接線方向に延びている。この際、用紙押さえ30a,30bは、弾性材料から構成されていることで、載置面11から離隔可能となっている。また、用紙押さえ30a,30bの他端が保持ガイド20に引っ掛かって保持されていることで、用紙押さえ30a,30bの他端が載置面11から所定の間隔以上離隔しないように保持されている。
【0039】
〈ラベル発行システムの構成〉
以下に、
図1に示したスタッカ装置1を有するラベル発行システムについて説明する。
【0040】
図2は、
図1に示したスタッカ装置1を有するラベル発行システムの一構成例を示す図である。
【0041】
図1に示したスタッカ装置1は、
図2に示すように、処理装置の一例となるプリンタ2を有するラベル発行システムに用いられる。
【0042】
プリンタ2は、シート基材に画像を形成し、その後、画像が形成されたシート基材を排出口2aから側方(図中矢印A方向)に向かって排出する。
図1に示したスタッカ装置1は、本体部10の付加部10b側がプリンタ2の排出口2aに対向するように配置される。その際、プリンタ2の排出口2aが、上部板41と載置面11との間に位置するように、高さ調節用ねじ50によって載置面11の高さを調節するとともに、固定ねじ44の長孔43に挿入する部分を調節して上部板41の高さを調節する。このように、高さ調節用ねじ50によって載置面11の高さを調節可能とすることで、載置面11の高さをプリンタ2の排出口2aの高さに応じて調節することができる。また、固定ねじ44の長孔43に挿入する部分を調節して上部板41の高さを調節可能とすることで、プリンタ2の排出口2aの高さに応じて、用紙押さえ30a,30bの一端を排出口2aの上方に配置することができる。なお、高さ調節ねじ50を用いることなく、載置面11の高さがプリンタ2の排出口2aの高さに応じたものとなったスタッカ装置1を用意してもよい。また、載置面11の高さがプリンタ2の排出口2aの高さに応じたものとなるように、プリンタ2の高さを調整するテーブルや台座等を別途設けてもよい。
【0043】
これにより、用紙押さえ30a,30bの一端がプリンタ2の排出口2aの上方に配置された状態となる。また、載置面11が、上方に凸となるようにプリンタ2の排出口2aからのシート基材の排出方向において湾曲した曲面からなるものとなる。
【0044】
〈ラベルの構成〉
以下に、
図2に示したラベル発行システムにて発行されるラベルについて説明する。
【0045】
図3は、
図2に示したラベル発行システムにて発行されるラベルの一例を示す図であり、(a)は単片状に断裁される前の外観斜視図、(b)は(a)に示したB-B断面図、(c)はラベルに含まれるインレットの構成例を示す図である。
【0046】
図2に示したラベル発行システムにて発行されるラベルとしては、
図3(a)に示すように長尺ラベルシート100を構成するRFIDラベル101-1~101-n(101-1~101-3のみ図示)が考えられる。長尺ラベルシート100は、長手方向にロール状に巻回されており、ロール状から引き出されてプリンタ2にてその表面に画像が形成された後、長尺形状を有する単片状のRFIDラベル101-1~101-nに断裁される。なお、本実施形態においては、単片状のRFIDラベル101-1~101-nの大きさとして、幅が約5インチで、長尺方向の長さが約14インチの場合を想定している。
【0047】
RFIDラベル101-1~101-nは、長方形の形状を有し、その長手方向に連接して長尺ラベルシート100を構成している。長尺ラベルシート100は、
図3(b)に示すように、表面シート121の一方の面に粘着剤122が塗工されてなるタック紙120に剥離紙130が剥離可能に貼着されて構成されている。また、RFIDラベル101-1~101-nのそれぞれは、長尺ラベルシート100のロール状からの引き出し方向先端側にインレット110-1~110-n(110-1~110-3のみ図示)が内蔵されている。インレット110-1~110-nは、タック紙120と剥離紙130との間に挟み込まれ、剥離紙130に対向する面にはホットメルト140が塗工されている。
【0048】
インレット110-1~110-nのそれぞれは、
図3(c)に示すように、例えば長方形の角部に丸みを帯びた略長方形の形状を有している。インレット110-1~110-nのそれぞれは、樹脂や紙等からなるインレットシート111の一方の面に、コイル状のアンテナ113が形成されるとともに、ICチップ112がアンテナ113に接続されて実装されている。なお、RFIDラベル101-1~101-nに内蔵されるインレットは、図示するような構成を有するものに限らない。例えば、2本の帯状のアンテナが空隙を介して直線状に配置され、その間にICチップが実装されたもの等、様々なものが考えられる。
【0049】
このように構成されたRFIDラベル101-1~101-nは、ICチップ112に対して非接触で情報の書き込みや読み取りを行うリーダー/ライターを近接させると、リーダー/ライターから供給される電力によってアンテナ113に電流が流れる。そして、リーダー/ライターとICチップ112との間においてアンテナ113を介して非接触で情報の書き込みや読み取りが行われることになる。
【0050】
上記のように構成されたRFIDラベル101-1~101-nは、ロール状の長尺ラベルシート100となってプリンタ2内にセットされる。なお、RFIDラベル101-1~101-nは、インレット110-1~110-nが内蔵されており、プリンタ2内に折り畳まれてセットされた場合にICチップ112どうしが重なって破損してしまう虞がある。そのため、長尺ラベルシート100は巻回されてロール状となってプリンタ2内にセットされることが考えられる。
【0051】
ロール状の長尺ラベルシート100となってプリンタ2内にセットされたRFIDラベル101-1~101-nは、ロール状から引き出されてプリンタ2にて表面シート121に画像が形成される。その後、プリンタ2内の断裁手段によってシート基材となる単片状のRFIDラベル101-1~101-nに断裁され、排出口2aから排出される。この際、RFIDラベル101-1~101-nは、プリンタ2内にてロール状の長尺ラベルシート100となってセットされていたため、単片状に断裁された場合でもカールした状態となっている。そのため、RFIDラベル101-1~101-nは、カールした状態でプリンタ2の排出口2aから排出されることになる。
図2に示したプリンタ2においては、RFIDラベル101-1~101-nは排出口2aからの排出方向において下方に向かってカールした状態で排出される。
【0052】
〈ラベル発行時の基本的な作用〉
以下に、
図2に示したラベル発行システムにて
図3に示したRFIDラベル101-1~101-nが発行される際の作用について説明する。まず、RFIDラベル101-1~101-n発行時の基本的な作用について説明する。
【0053】
図4は、
図2に示したラベル発行システムにて
図3に示したRFIDラベル101-1~101-nが発行される際の作用を説明するための図であり、スタッカ装置1及びプリンタ2を側方から見た図である。なお、作用をわかりやすくするために、用紙押さえ保持部材40、高さ調節用ねじ50及びねじ係合板51の図示は省略している。
【0054】
プリンタ2内にて表面シート121に画像が形成され、単片状に断裁されたRFIDラベル101は、
図4(a)に示すように、プリンタ2の排出口2aから側方に向かって排出される。この際、RFIDラベル101は、上述したように長尺ラベルシート100としてロール状となってプリンタ2内にセットされている。そのため、RFIDラベル101は、プリンタ2の排出口2aからの排出方向において下方にカールした状態で排出される。
【0055】
上述したようにプリンタ2の排出口2aに対向する領域には、
図1に示したスタッカ装置1が配置されている。そして、プリンタ2の排出口2aが、用紙押さえ保持部材40の上部板41と本体部10の載置面11との間に位置するように、載置面11及び上部板41の高さが調節されている。また、用紙押さえ保持部材40を構成する2枚の側板42a,42bが、プリンタ2の排出口2aの幅よりも広い間隔を隔てて対向している。
【0056】
そのため、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101は、本体部10の載置面11と、用紙押さえ保持部材40の上部板41及び2枚の側板42a,42bとで囲まれた空間に入り込んでいく。この際、用紙押さえ保持部材40の上部板41には、用紙押さえ30a,30bの一端が固定されており、用紙押さえ30a,30bはそこから載置面11に向かって延びている。
【0057】
これにより、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101は、本体部10の載置面11と用紙押さえ30a,30bとの間に入り込んでいく。
【0058】
用紙押さえ30a,30bは、載置面11に当接しているものの弾性材料から構成されていることにより、載置面11から離隔可能となっている。そのため、RFIDラベル101が載置面11と用紙押さえ30a,30bとの間に入り込んでいくと、用紙押さえ30a,30bの載置面11に当接していた部分が載置面11から離隔する。そして、RFIDラベル101は、載置面11と用紙押さえ30a,30bとの間にさらに入り込んでいくことができる。この際、用紙押さえ30a,30bが載置面11の接線方向に延びていれば、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101を、載置面11と、載置面11から離隔した用紙押さえ30a,30bとの間に滑らかに入り込ませることができる。なお、用紙押さえ30a,30bを載置面11から離隔可能とする構成は、用紙押さえ30a,30bを弾性材料から構成することに限らない。例えば、用紙押さえ30a,30bを、上部板41に固定された一端を支点として載置面11から離れる方向に回動可能としてもよい。その場合、ばね等によって用紙押さえ30a,30bを載置面11に当接する方向に付勢することが好ましい。
【0059】
上述したように、スタッカ装置1は、本体部10の付加部10b側がプリンタ2の排出口2aに対向するように配置される。また、本体部10は載置面11の主部10a側の端部11aの高さが最も低くなっている。そのため、用紙押さえ30a,30bの載置面11に当接していた部分が載置面11から離隔すると、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101は、載置面11に沿って移動していく。この際、載置面11が、上方に凸となるようにRFIDラベル101の排出方向において湾曲した曲面からなるため、RFIDラベル101は載置面11に沿って移動しやすくなっている。
【0060】
本体部10の載置面11には、主部10a側の端部11aの近傍に形成された長孔12a,12bに固定ねじ21によって保持ガイド20が取り付けられている。そのため、RFIDラベル101が載置面11に沿って移動していくと、
図4(b)に示すように、RFIDラベル101の排出方向における先端部が保持ガイド20に当接する。これにより、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101が、載置面11上に載置されることになる。この際、載置面11が上方に凸となるようにRFIDラベル101の排出方向において湾曲した曲面からなることで、カールした状態でプリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101は載置面11に沿うようにして載置されることになる。
【0061】
そして、載置面11に載置されたRFIDラベル101上には、載置面11から離隔した用紙押さえ30a,30bが当接しているため、RFIDラベル101は用紙押さえ30a,30bによって載置面11に押さえつけられる。この際、用紙押さえ30a,30bが弾性材料からなるものであれば、載置面11に載置されたRFIDラベル101を、用紙押さえ30a,30b自体の弾性力によって載置面11に押さえつけることができる。
【0062】
その後、同様にして、プリンタ2の排出口2aからRFIDラベル101が排出され、
図4(c)に示すように、載置面11上に積み重ねられていく。ここで、用紙押さえ30a,30bは、上部板41に固定されていない側の端部が、保持ガイド20に引っ掛かることで載置面11から所定の間隔以上離隔しないように保持されている。そのため、特に載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101の枚数が増えた場合でも、RFIDラベル101を載置面11から脱落させることなく載置面11上にさらに確実に積み重ねることができる。
【0063】
このように、本実施形態においては、下方に向かってカールしたRFIDラベル101がスタッカ装置1の載置面11に沿うようにして積み重ねられ、用紙押さえ30a,30bによって載置面11に押さえつけられる。それにより、下方に向かってカールしたRFIDラベル101を、積み重ね状態が大きく乱れることなく確実に積み重ねることができる。
【0064】
なお、本実施形態においては、用紙押さえ30a,30bが、その端部が保持ガイド20に引っ掛かる程度の長さを有している。しかしながら、用紙押さえ30a,30bは、一端が上部板41に固定され、そこから載置面11に向かって延びて載置面11に離隔可能に当接していればよい。ただし、用紙押さえ30a,30bが、その端部が保持ガイド20に引っ掛かる程度の長さを有していれば、上述したような効果が得られる。具体的には、特に載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101の枚数が増えた場合でも、RFIDラベル101を載置面11から脱落させることなく載置面11上にさらに確実に積み重ねることができる。
【0065】
また、用紙押さえ30a,30bの数は2本に限らない。1本でもよいし、3本以上であってもよい。
【0066】
〈ラベルのカールが緩やかな場合の作用〉
次に、
図3に示したRFIDラベル101-1~101-nのカールが緩やかな場合の具体的な作用について説明する。
【0067】
図5は、
図2に示したラベル発行システムにおいて発行されるRFIDラベルのカールが緩やかな場合の作用を説明するための図であり、スタッカ装置1及びプリンタ2を側方から見た図である。なお、作用をわかりやすくするために、用紙押さえ保持部材40、高さ調節用ねじ50及びねじ係合板51の図示は省略している。
【0068】
図3(a)に示したロール状に巻回された長尺ラベルシート100においては、ロール状からの引き出して単片状に断裁したRFIDラベル101-1~101-nは、ロール状からの引き出し側に近づくほどカールが緩くなっている。また、ロール状における巻き絞り端に近づくほどカールがきつくなっている。
【0069】
図5(a)に示すように、ロール状からの引き出し側に近く、カールが緩いRFIDラベル101がプリンタ2の排出口2aから排出されると、RFIDラベル101はカールが緩いことで、まず、排出方向における先端部が用紙押さえ30a,30bに当接する。
【0070】
そして、
図5(b)に示すように、RFIDラベル101は排出口2aからの排出動作によって、排出方向の先端部が用紙押さえ30a,30bに当接した状態で用紙押さえ30a,30bと載置面11の間にて載置面11に沿って移動していく。
【0071】
その後、
図5(c)に示すように、RFIDラベル101の排出方向における先端部が保持ガイド20に当接し、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101が、載置面11上に載置されることになる。
【0072】
〈ラベルのカールがきつい場合の作用〉
次に、
図3に示したRFIDラベル101-1~101-nのカールがきつい場合の具体的な作用について説明する。
【0073】
図6は、
図2に示したラベル発行システムにおいて発行されるRFIDラベルのカールがきつい場合の作用を説明するための図であり、スタッカ装置1及びプリンタ2を側方から見た図である。なお、作用をわかりやすくするために、用紙押さえ保持部材40、高さ調節用ねじ50及びねじ係合板51の図示は省略している。
【0074】
図6(a)に示すように、ロール状における巻き絞り端に近く、カールがきついRFIDラベル101がプリンタ2の排出口2aから排出されると、RFIDラベル101はカールがきついことで、まず、排出方向における先端部が載置面11に当接する。
【0075】
そして、
図6(b)に示すように、RFIDラベル101は排出口2aからの排出動作によって、排出方向の先端部が載置面11に当接した状態で用紙押さえ30a,30bと載置面11の間にて載置面11に沿って移動していく。
【0076】
その後、
図6(c)に示すように、RFIDラベル101の排出方向における先端部が保持ガイド20に当接し、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101が、載置面11上に載置されることになる。
【0077】
ここで、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101のカールがきつい場合は、上述したように、RFIDラベル101の排出方向における先端部がまず載置面11に当接する。そのため、載置面11に既にRFIDラベル101が載置されている場合、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101の排出方向における先端部が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101の排出方向における後端部に当接する虞がある。その場合、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101を排出方向に押し出して載置面11から脱落させてしまう虞がある。
【0078】
ここで、本体部10の載置面11には、主部10a側の端部11aの近傍に、円周方向に延びた長孔12a,12bが形成されている。また、保持ガイド20は、長孔12a,12bに挿入された固定ねじ21によって載置面11に固定されている。そのため、保持ガイド20は、載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101の排出口2aからの排出方向において載置面11に対する取り付け位置が変更可能となっている。そこで、保持ガイド20の位置を調節することで、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101の排出方向における先端部が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101の排出方向における後端部に当接しないようにすることができる。具体的には、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101の排出方向における後端部の位置が、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101の排出方向における先端部が載置面11に当接する位置よりもプリンタ2側となるように調節することが考えられる。このように、載置面11に積み重ねられるRFIDラベル101等のシート基材の排出口2aからの排出方向の長さに応じて保持ガイド20の位置を変更することができる。例えば、保持ガイド20から本体部10の端部11bまでの距離がRFIDラベル101の排出方向の長さと同等となるように調節することが考えられる。
【0079】
〈付加部10bによる作用〉
以下に、本体部10に付加部10bを設けたことによる作用について説明する。
【0080】
図7は、
図1に示したスタッカ装置1の本体部10に付加部10bを設けたことによる作用を説明するための図であり、スタッカ装置1及びプリンタ2を側方から見た図である。なお、作用をわかりやすくするために、保持ガイド20,用紙押さえ保持部材40、高さ調節用ねじ50及びねじ係合板51の図示は省略している。
【0081】
上述したように、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101のカールがきつい場合は、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101の排出方向における先端部が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101の排出方向における後端部に当接する虞がある。その場合に、上述したように保持ガイド20の位置を調節することが考えられる。しかしながらその場合でも、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101の排出方向における先端部が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101の排出方向における後端部の近傍に当接する場合がある。そしてそれにより、載置面11におけるRFIDラベル101の積み重ね状態が大きく乱れてしまう虞がある。
【0082】
図1に示したスタッカ装置1の本体部10に付加部10bが設けられていない場合は、
図7(a)に示すように、プリンタ2の排出口2aから排出されたRFIDラベル101-1の排出方向における先端部が、載置面11に既に載置されているRFIDラベル101-1の排出方向における後端部またはその近傍に当接しやすくなっている。
【0083】
一方、
図1に示したスタッカ装置1の本体部10は、付加部10bが設けられていることで、載置面11の付加部10b側の端部11bの高さが、載置面11の最高点11cの高さよりも低くなっている。これにより、
図1に示したスタッカ装置1の本体部10に付加部10bが設けられていると、載置面11のプリンタ2側の端部の高さがその分だけ低くなる。それにより、
図7(b)に示すように、排出口2aから排出されたRFIDラベル101-2の先端が、載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101-1の後端に当接しにくくなる。なおその場合は、載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101-1の後端が載置面11のプリンタ2側の端部またはその近傍に位置していることが好ましい。その結果、載置面11に積み重ねられたRFIDラベル101-1を、排出口2aから排出されたRFIDラベル101-2によって載置面11から押し出されにくくすることができる。
【0084】
なお、上述した実施形態においては、シート基材としてRFIDラベル101,101-1~101-nを例に挙げて説明した。しかしながら、シート基材としては、プリンタ2等の処理装置からカールした状態で排出されて積み重ねられるものであれば、RFIDラベル101,101-1~101-nに限らない。
【0085】
また、上述した実施形態においては、処理装置としてプリンタ2を例に挙げて説明した。しかしながら、処理装置としては、排出口を有し、シート基材がカールした状態で排出口から排出されるものであれば、プリンタ2に限らない。
【符号の説明】
【0086】
1 スタッカ装置
2 プリンタ
2a 排出口
10 本体部
10a 主部
10b 付加部
11 載置面
11a,11b 端部
11c 最高点
11d 接点
12a,12b,43 長孔
20 保持ガイド
21,44,45a,45b 固定ねじ
30a,30b 用紙押さえ
40 用紙押さえ保持部材
41 上部板
42a,42b 側板
50 高さ調節用ねじ
51 ねじ係合板
100 長尺ラベルシート
101,101-1~101-3 RFIDラベル
110-1~110-3 インレット
111 インレットシート
112 ICチップ
113 アンテナ
120 タック紙
121 表面シート
122 粘着剤
130 剥離紙
140 ホットメルト