(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123808
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】動物対話型装置
(51)【国際特許分類】
A01K 5/00 20060101AFI20240905BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20240905BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20240905BHJP
【FI】
A01K5/00 A
G03B17/56 Z
G03B15/00 S
A01K5/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031512
(22)【出願日】2023-03-02
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年5月10日に公式ホームページ(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000018477.html)に動物対話型装置の広告を掲載 令和4年5月11日にインスタグラムの公式アカウント(https://www.instagram.com/furbo_japan/)に動物対話型装置の広告を掲載 令和4年4月21日に発売前の動作確認テストのために動物対話型装置を田中優に配布 令和4年4月21日に発売前の動作確認テストのために動物対話型装置を高橋慧に配布
(71)【出願人】
【識別番号】515197798
【氏名又は名称】友愉股▲ふん▼有限公司
【住所又は居所原語表記】4F., No.178, Sec. 3, Mincyuan E.Rd., Songshan Dist., Taipei City 105, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】張 佳彦
(72)【発明者】
【氏名】陳 民偉
(72)【発明者】
【氏名】張 友辰
【テーマコード(参考)】
2B102
2H105
【Fターム(参考)】
2B102AA04
2B102AB24
2B102AC01
2B102AD05
2B102AD24
2B102BA03
2B102BA11
2B102BC01
2H105EE05
2H105EE35
(57)【要約】
【課題】動物対話型装置を提供する。
【解決手段】動物対話型装置を提供し、本装置は、本体、駆動モジュール、および、第一回転部材を有する。本体は、収容溝、開口、および、連絡チャネルを有する。駆動モジュールは、本体上に設置される。第一回転部材は、回転可能に、本体に設置され、且つ、連絡チャネルと収容溝を分離する。駆動モジュールが、第一回転部材を、第一回転方向で回転させるとき、第一回転部材は、収容溝中に設置される少なくとも一つの物体を、連絡チャネルに進入させて、開口を通じて、本体から出す。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物対話型装置であって、
収容溝、開口、および、連絡チャネルを有する本体と、
前記本体上に設置される駆動モジュール、および、
前記本体中で回転可能に設置され、且つ、前記連絡チャネルと前記収容溝を分離する第一回転部材、を有し、
前記駆動モジュールが、前記第一回転部材を、第一回転方向で回転させるとき、前記第一回転部材は、収容溝中に設置される少なくとも一つの物体を、前記連絡チャネルに進入させるとともに、前記開口を介して、前記本体を離れさせることを特徴とする動物対話型装置。
【請求項2】
前記第一回転部材は、回転軸、および、複数のブレードを有し、且つ、前記回転軸に沿って見たとき、前記複数のブレードのそれぞれは、前記回転軸からずれていることを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項3】
搭載スロットは、前記複数のブレードのうちの二個の隣接するブレード間に形成され、且つ、前記搭載スロットは、前記物体を搭載することを特徴とする請求項2に記載の動物対話型装置。
【請求項4】
突起部は、前記複数のブレードのそれぞれの一端上に形成され、且つ、前記突起部は、前記第一回転方向に沿って突出することを特徴とする請求項3に記載の動物対話型装置。
【請求項5】
前記本体は、上位部材、および、接触部材を有し、前記収容溝は、前記上位部材、および、前記接触部材により形成され、密閉空間が、前記接触部材、および、前記の二個の隣接するブレードにより形成されることを特徴とする請求項3に記載の動物対話型装置。
【請求項6】
前記動物対話型装置はさらに、前記上位部材上に、可動な方式で設置されるプッシュメカニズムを有し、且つ、前記駆動モジュールは、
前記本体に設置される第一モーターと、
第一ギア、および、
前記第一モーター、前記第一回転部材、および、前記第一ギアに接続される第一回転軸、を有し、
前記第一モーターが、前記第一回転軸を回転させるとき、前記第一ギアは、前記プッシュメカニズムを駆動して、前記物体を、前記搭載スロットに押し入れることを特徴とする請求項3に記載の動物対話型装置。
【請求項7】
前記駆動モジュールはさらに、前記第一回転軸に接続される第二ギアを有し、且つ、前記プッシュメカニズムは、
前記物体を押すプッシュ部材、および、
前記プッシュ部材と前記第一ギア間、および、前記プッシュ部材と前記第二ギア間に接続される連結部材、を有し、
前記第一モーターが、前記第一回転軸を回転させるとき、前記第一ギア、および、前記第二ギアは、共同で、前記連結部材を駆動して、前記プッシュ部材を、前記収容溝に送ることを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項8】
前記第一ギアの歯数とブレードの数量は同じであり、且つ、前記プッシュメカニズムはさらに、前記連結部材と前記上位部材間に設置される弾性素子を有することを特徴とする請求項7に記載の動物対話型装置。
【請求項9】
前記動物対話型装置はさらに、前記連絡チャネル中に設置された第二回転部材を有し、且つ、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、前記第一回転方向で回転させて、前記物体を押して、前記本体から出すことを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項10】
前記動物対話型装置はさらに、前記第一回転部材と前記第二回転部材間に設置されたセンサーを有し、且つ、前記センサーは、前記物体が、前記連絡チャネルに進入するか否か感知することを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項11】
前記本体は、下位部材を有し、且つ、前記下位部材は、前記連絡チャネルを形成するとともに、第一導引表面、および、第二導引表面を有し、前記第二回転部材は、前記第一導引表面と前記第二導引表面間に設置され、前記第一導引表面、および、前記第二導引表面は、前記物体を導引して、前記連絡チャネルに移動させることを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項12】
前記第一導引表面と前記第二導引表面間の一角度は、15~75度であることを特徴とする請求項11に記載の動物対話型装置。
【請求項13】
前記連絡チャネルはさらに、前記第一導引表面と前記第二導引表面間に接続される弧状表面を有し、且つ、前記弧状表面上に、前記物体の残留物があるとき、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、個別に回転させて、前記開口により、前記連絡チャネルから前記残留物を吹き出すことを特徴とする請求項11に記載の動物対話型装置。
【請求項14】
前記駆動モジュールは、前記第一回転部材、あるいは、前記第二回転部材を、独立して回転させることを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項15】
前記第二回転部材が、前記物体を押して、前記本体から離れた後、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、初期位置に戻すことを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項16】
複数の物体は、前記収容溝中に設置され、且つ、前記本体を離れる前記物体の数量は、前記第一回転部材の回転速度に対応することを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項17】
前記対話型装置はさらに、
前記本体上に設置され、制御回路を有する回路モジュール、および、
前記本体上に設置され、前記回路モジュールに電気的に接続され、且つ、カメラを有するビデオ/オーディオトランシーバー、を有し、
前記カメラ、および、前記開口は、前記本体の同一側に面することを特徴とする請求項9に記載の動物対話型装置。
【請求項18】
前記制御回路は、前記カメラにより捕捉されたイメージ、あるいは、連絡チャネル中に設置されたセンサーからの検出信号にしたがって、前記物体が、前記開口を離れるか否かを判断し、前記制御回路が、前記物体が、前記開口を離れないと判断するとき、前記制御回路は、前記駆動モジュールを制御して、前記第一回転部材、および/または、前記第二回転部材を、第二回転方向で回転させ、前記第一回転方向は、前記第二回転方向と反対であることを特徴とする請求項17に記載の動物対話型装置。
【請求項19】
前記動物対話型装置はさらに、ベースを有し、前記本体は、回転可能にベースに接続され、前記駆動モジュールは、前記本体を、前記ベースの回転軸周りで回転させることを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項20】
前記回転軸は、前記第一回転部材の回転軸に垂直であることを特徴とする請求項19に記載の動物対話型装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動物対話型装置(interactive device for animals)に関するものであって、特に、物体を投げるのに用いる動物対話型装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
多くの人が、家でペットを飼っているが、ペットの飼い主が、ペットを置いて家を離れたとき、ペットの行動、および、ペットの健康状態を監視するのは困難である。よって、あるペットの飼い主は、家に、写真撮影装置を設置して、ペットの行動を観察している。
【0003】
しかし、従来の写真撮影装置を用いるとき、ペットとの相互作用がなく、ペットを引き付けて、写真撮影装置に接近させることが難しい。また、ペットの健康状態は、運動不足から悪化する。よって、ペットの飼い主が、ペットと一緒にいないときに、どのようにペットと相互作用させるかが、切迫した課題になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の問題を解決する動物対話型装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のいくつかの実施形態によると、本発明は、動物対話型装置を提供する。動物対話型装置は、本体、駆動モジュール、および、第一回転部材を有する。本体は、収容溝、開口、および、連絡チャネルを有する。駆動モジュールは、本体上に設置される。第一回転部材は、本体中で回転可能に設置され、且つ、連絡チャネルと収容溝を分離する。駆動モジュールが、第一回転部材を、第一回転方向で回転させるとき、第一回転部材は、収容溝中に設置される少なくとも一つの物体を、連絡チャネルに進入させるとともに、開口を通じて、本体から出す。
【0006】
いくつかの実施形態によると、第一回転部材は、回転軸、および、複数のブレードを有し、且つ、回転軸に沿って見るとき、各ブレードは、回転軸からずれている。
【0007】
いくつかの実施形態によると、搭載スロットが、二個の隣接するブレード間に形成されるとともに、搭載スロットは、物体を搭載する。
【0008】
いくつかの実施形態によると、突起部が、各ブレードの一端に形成され、且つ、突起部は、第一回転方向に沿って突出する。
【0009】
いくつかの実施形態によると、本体は、上位部材、および、接触部材を有し、収容溝が、上位部材、および、接触部材により形成されるとともに、密閉空間が、接触部材、および、二個の隣接するブレードにより形成される。
【0010】
いくつかの実施形態によると、対話型装置はさらに、プッシュメカニズムを有し、上位部材上に、可動な方式で、設置されるとともに、駆動モジュールは、第一モーター、第一ギア、および、第一回転軸を有する。第一モーターは、本体に設置される。第一回転軸は、第一モーター、第一回転部材、および、第一ギアに接続される。第一モーターが、第一回転軸を回転させるとき、第一ギアは、プッシュメカニズムを駆動して、物体を、搭載スロットに押し入れる。
【0011】
いくつかの実施形態によると、駆動モジュールはさらに、第一回転軸に接続される第二ギアを有するとともに、プッシュメカニズムは、プッシュ部材、および、連結部材を有する。プッシュ部材は、物体を押す。連結部材は、プッシュ部材と第一ギア間、および、プッシュ部材と第二ギア間に接続される。第一モーターが、第一回転軸を回転させるとき、第一ギア、および、第二ギアは、共同で、連結部材を駆動して、プッシュ部材を、収容溝に送る。
【0012】
いくつかの実施形態によると、第一ギアの歯数とブレードの数量は同じであり、且つ、プッシュメカニズムはさらに、連結部材と上位部材間に設置される弾性素子を有する。
【0013】
いくつかの実施形態によると、対話型装置はさらに、第二回転部材を有し、連絡チャネル中に設置され、且つ、駆動モジュールは、第二回転部材を、第一回転方向で回転させて、物体を押し、本体から出す。
【0014】
いくつかの実施形態によると、対話型装置はさらに、第一回転部材と第二回転部材間に設置されたセンサーを有し、且つ、センサーは、物体が、連絡チャネルに進入するか否か感知する。
【0015】
いくつかの実施形態によると、本体は、下位部材を有し、且つ、下位部材は、連絡チャネルを形成するとともに、第一導引表面、および、第二導引表面を有し、第二回転部材は、第一導引表面と第二導引表面間に設置され、第一導引表面、および、第二導引表面は、物体を引導して、連絡チャネルに移動させる。
【0016】
いくつかの実施形態によると、第一導引表面と第二導引表面間の角度は、15~75度である。
【0017】
いくつかの実施形態によると、連絡チャネルはさらに、第一導引表面と第二導引表面間を接続する弧状表面を有し、且つ、弧状表面上に、物体の残留物があるとき、駆動モジュールは、第二回転部材を、個別に回転させて、開口により、連絡チャネルから残留物を吹き出す。
【0018】
いくつかの実施形態によると、駆動モジュールは、第一回転部材、あるいは、第二回転部材を、独立して回転させる。
【0019】
いくつかの実施形態によると、第二回転部材が、物体を押して、本体から離れた後、駆動モジュールは、第二回転部材を初期位置に戻す。
【0020】
いくつかの実施形態によると、複数の物体は、収容溝中に設置され、且つ、本体を離れる物体の数量は、第一回転部材の回転速度に対応する。
【0021】
いくつかの実施形態によると、対話型装置はさらに、回路モジュール、および、ビデオ/オーディオトランシーバーを有する。回路モジュールは、本体上に設置され、且つ、回路モジュールは、制御回路を有する。ビデオ/オーディオトランシーバーは、本体に設置されるとともに、回路モジュールに電気的に接続され、ビデオ/オーディオトランシーバーはカメラを有する。カメラ、および、開口は、本体の同一側に面する。
【0022】
いくつかの実施形態によると、制御回路は、カメラにより捕捉されたイメージ、あるいは、連絡チャネル中に設置されたセンサーからの検出信号に従って、物体が、開口を離れるか否か判断し、物体が開口を離れないと判断するとき、制御回路は、駆動モジュールを制御して、第一回転部材、および/または、第二回転部材を、第二回転方向で回転させ、第一回転方向は、第二回転方向と反対である。
【0023】
いくつかの実施形態によると、対話型装置はさらに、ベースを有し、本体は、回転可能に、ベースに取り付けられ、駆動モジュールは、本体を、ベースの回転軸の周りで回転させる。
【0024】
いくつかの実施形態によると、回転軸は、第一回転部材の回転軸に垂直である。
【0025】
本発明は、ユーザーが、自分のペットと、局部的、あるいは、リモートで相互作用する対話型装置を提供する。対話型装置は、本体を有し、本体は、上位部材、および、下位部材を有する。上位部材は大量の物体を収容し、下位部材は、連絡チャネル、および、開口を形成して、物体を通過させる。第一回転部材、および、第二回転部材は、本体中に設置されて、物体が、本体から円滑に放り出される。
【0026】
このほか、ユーザーは、スマートフォンを用いて、対話型装置を制御することができる。たとえば、ユーザーは、投げられる物体の方向、および、数量を制御して、効果的に、ペットの注意を引くことができる。たとえば、本体は、ベースに相対して回転して、方向を変更することができる。さらに、対話型装置はさらに、ビデオ/オーディオトランシーバーを有して、ユーザーが、ペットとリモートで相互作用することができる。
【0027】
本発明の特徴や長所は以下に記述されるとともに、一部は記述中から明らかにされる。または、ここで開示される原理により実践されて知ることができる。本発明の追加的な特徴と長所は、装置の方法、および、請求項中で示される特別な組み合わせにより理解され、獲得される。本発明のこれら、およびその他の特徴は、以下の記述と請求項によって十分に明らかになり、または、本開示中で記述される原理の実践により知ることができる。
【発明の効果】
【0028】
添付図面を参照し、以下の詳細な記述から、本発明の態様をより理解することができる。注意すべきことは、業界の標準的技法において、各種特徴は、尺寸通りに描かれていないことである。実際、各種特徴の尺寸は、討論を明瞭にするため、任意に増加、あるいは、減少する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
添付図面を参照し、以下の詳細な記述から、本発明の態様をより理解することができる。注意すべきことは、業界の標準的技法において、各種特徴は、尺寸通りに描かれていないことである。実際、各種特徴の尺寸は、討論を明瞭にするため、任意に増加、あるいは、減少する。
【
図1】本発明の一実施形態による対話型装置100を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態による対話型装置100の部分構造図である。
【
図3】本発明の一実施形態による対話型装置100の別の視点の部分構造図である。
【
図4】本発明の一実施形態による対話型装置100の
図1の線A-Aに沿った断面図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるプッシュメカニズム130の動きを説明する断面図である。
【
図6】本発明の一実施形態によるプッシュメカニズム130の動きを説明する断面図である。
【
図7】本発明の一実施形態による対話型装置100の別の視点の部分構造の断面図である。
【
図8】本発明の一実施形態による、物体50が連絡チャネル1221中で移動し、開口1222から投げ出される工程を示す図である。
【
図9】本発明の一実施形態による、物体50が連絡チャネル1221中で移動し、開口1222から投げ出される工程を示す図である。
【
図10】本発明の一実施形態による、物体50が連絡チャネル1221中で移動し、開口1222から投げ出される工程を示す図である。
【
図11】本発明の一実施形態による、二個以上の物体50が、開口1222を離れることを説明する図である。
【
図12】本発明の別の実施形態による収容溝1211が、複数の物体52を収容することを示す図である。
【
図13】本発明の別の実施形態による収容溝1211が、複数の物体52を収容することを示す図である。
【
図14】本発明の一実施形態による対話型装置100がクリーンモードで操作することを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の開示は、多くの異なる実施形態、あるいは、例を提供して、提供される主題の異なる特徴を実施する。特定の例の素子と配置が以下で記述されて、本発明を簡潔にする。これらはもちろん、単なる例であり、限定することを意図しない。たとえば、記述中の第一特徴が第二特徴上、あるいは、上方に形成される、というのは、第一、および、第二特徴が接触して形成される実施形態を含み、また、追加特徴が第一と第二特徴間で形成され、第一、および、第二特徴は直接接触しない実施形態も含む。
【0031】
このほか、本発明は、各種例中で、参照符号、および/または、文字を繰り返す。この繰り返しは、簡潔、且つ、わかりやすくするための目的であり、且つ、討論される各種実施形態、および/または、配置の関係を決定するものではない。さらに、本発明中、特徴の別の特徴への形成、接続、および/または、結合は、特徴が、直接接触する実施形態、および、追加特徴が、特徴の間に設置されて、特徴が、直接接触しない実施形態も含む。このほか、空間的関連用語、たとえば、記述しやすくするため、“垂直”“上”“上部”“下”“底部”等が用いられて、図面中の一素子や特徴と別の素子や特徴間の関係を描写する。空間的相対用語は、使用中や操作中の異なる方位、および、図面中で示される方位を包括する。
【0032】
別に定義されない限り、ここで用いられる全用語(技術、および、科学用語を含む)は、当業者により普通に理解されるものと同じ意義を有する。さらに理解できることは、たとえば、辞書により通常定義される用語は、相関技術の上下文中で、同じ意味を有すると解釈されるべきであり、特に定義されない限り、理想化、または、過度に正式な意味として解釈されない。
【0033】
請求項の範囲中で構成要素を修飾する、たとえば、“第一”、“第二”、“第三”等の序数用語は、それ自身は何ら優先度、優先順位、または、各構成要素間の順序、または、方法が実行される運転の時間的な順序を暗示するものではなく、同じ名称を有する他の構成要素と区分している。
【0034】
このほか、本発明のいくつかの実施形態において、特に定義されない限り、“接続”や“相互接続”等の接続、結合等に関する用語は、構造が、直接、あるいは、間接的に、介在構造により、もう一つの構造に固定、あるいは、取り付けられる関係、および、可動、あるいは、固定の取り付けや関係のことを指す。
【0035】
図1~
図4を参照する。
図1は、本発明の一実施形態による対話型装置100を示す図であり、
図2は、本発明の一実施形態による対話型装置100の部分構造図であり、
図3は、本発明の一実施形態による対話型装置100の別の視点の部分構造図であり、
図4は、本発明の一実施形態による対話型装置100の
図1の線A-Aに沿った断面図である。
【0036】
この実施形態において、対話型装置100は、動物、たとえば、ユーザーのペットと相互作用する。対話型装置100は、物体50(たとえば、ペットの餌)を投げて、ペットの注意を引く。対話型装置100は、本体101、カバー102、前ケース103、および、後ケース104を有する。カバー102は、着脱可能に、本体101に取り付けられるとともに、前ケース103、および、後ケース104は、それぞれ、本体101の前側と後側に設置されて、本体101を保護する。
【0037】
図1~
図3に示されるように、本体101は、上位部材121、および、下位部材122を有して、互いに固定して接続される。上位部材121は、収容溝1211を有し、カバー102は、上位部材121をカバーして、収容溝1211を閉鎖する。カバー102は、上位部材121から取り外すことができ、収容溝1211は、大量の物体50を収容する。
【0038】
図4に示されるように、下位部材122は、連絡チャネル1221、および、開口1222を有し、物体50は、収容溝1211から、連絡チャネル1221に移動し、その後、物体50は、開口1222から押し出される。
【0039】
このほか、
図2に示されるように、対話型装置100はさらに、ベースアセンブリ110を有し、および、ベースアセンブリ110は、ベース112、ベースギア114、駆動ギア115、保持部材116、および、ベースモーター118を有する。保持部材116は、本体101を保持し、ベースギア114は、保持部材116とベース112間に設置される。
【0040】
ベースモーター118は、保持部材116に固定して設置され、駆動ギア115を回転させる。駆動ギア115は、ベースギア114に結合される。ベースモーター118が、駆動ギア115を回転させるとき、ベースギア114がそれに応じて駆動して、保持部材116、および、本体101が、ベース112の回転軸RX0周りで回転する。
【0041】
図2、および、
図4に示されるように、対話型装置100は、駆動モジュールDMを有し、駆動モジュールDMは、第一モーター141、および、第一回転部材142を有する。第一モーター141は、本体101に固定で設置され、且つ、第一回転部材142は、本体101中に回転可能に設置されるとともに、連絡チャネル1221と収容溝1211を分離する。
【0042】
第一モーター141は、第一回転部材142を駆動させる。第一モーター141が、第一回転部材142を、第一回転方向R1で回転させるとき、第一回転部材142は、収容溝1211中に設置される物体50の一つを、連絡チャネル1221に進入させ、その後、開口1222を通じて、本体101から外に出す。
【0043】
この実施形態において、
図4に示されるように、第一回転部材142は、回転軸RX1、および、複数のブレード1421を有し、且つ、回転軸RX1に沿って見るとき、各ブレード1421は、回転軸RX1からずれている。つまり、ブレード1421の延伸方向は、回転軸RX1を通過しない。
【0044】
このほか、注意すべきことは、回転軸RX0は、第一回転部材142の回転軸RX1に垂直である。
【0045】
図3、および、
図4に示されるように、搭載スロット144は、二個の隣接するブレード1421間に形成され、且つ、搭載スロット144は、物体50を搭載する。このほか、
図4に示されるように、本体101はさらに、接触部材124を有し、収容溝1211が、上位部材121、および、接触部材124により形成され、且つ、密閉空間125が、接触部材124、および、二個の隣接するブレード1421により形成される。
【0046】
注意すべきことは、突起部1423は、各ブレード1421の一端に形成され、且つ、突起部1423が、第一回転方向R1に沿って突出することである。この実施形態において、接触部材124は、弾力材、たとえば、弾性プラスチックで形成される。よって、突起部1423、および、接触部材124の設計に基づき、物体50は、円滑に、一個づつ、搭載スロット144中に搭載されて、詰まらない。
【0047】
この実施形態において、突起部1423は三角柱であり、突起部1423の高さは1ミリメートルであるが、それらに制限されない。物体50が詰まるのを回避することができる突起部1423の形状は、本発明の範囲内である。
【0048】
次に、
図5~
図7を参照する。
図5、および、
図6は、本発明の一実施形態によるプッシュメカニズム130の動きを説明する断面図であり、
図7は、本発明の一実施形態による対話型装置100の別の視点の部分構造の断面図である。いくつかの実施形態において、対話型装置100はさらに、上位部材121上に、可動な方式で設置されるプッシュメカニズム130を有し、物体50を、搭載スロット144の方向に押す。
【0049】
このほか、駆動モジュールDMは、第一ギア145、および、第一回転軸146を有し、第一回転軸146は、第一モーター141、第一回転部材142、および、第一ギア145に接続される。第一モーター141が、第一回転軸146を回転させるとき、第一ギア145は、それに応じて、プッシュメカニズム130を駆動して、物体50を押し、物体50を、搭載スロット144中に搭載するのに役立つ。
【0050】
特に、駆動モジュールDMはさらに、第一回転軸146に接続される第二ギア147を有し、プッシュメカニズム130は、プッシュ部材132、および、連結部材134を有する。プッシュ部材132は、物体50を押すとともに、連結部材134は、プッシュ部材132と第一ギア145間を接続し、且つ、プッシュ部材132と第二ギア147間を接続する。
【0051】
第一モーター141が、第一回転軸146を回転させるとき、第一ギア145、および、第二ギア147は、共同で、プッシュ部材132を駆動して、連結部材134により、収容溝1211に前進する。特に、第一ギア145、および、第二ギア147は、連結部材134を、
図5の位置から
図6の位置に移動させ、プッシュ部材132は、それに応じて、
図5の位置から、
図6の位置に移動する。
【0052】
この実施形態において、
図2、および、
図7に示されるように、プッシュメカニズム130はさらに、連結部材134と上位部材121の間に設置される二個の弾性素子136を有する。弾性素子136は、弾性力を提供して、連結部材134を押して、
図6の位置から
図5の位置に戻すとともに、プッシュ部材132は、それに応じて、
図6の位置から、
図5の位置に移動する。弾性素子136は、ばねであるが、それらに制限されない。
【0053】
注意すべきことは、第一ギア145の歯数とブレード1421の数は等しく、且つ、第一ギア145の歯数は、第二ギア147の歯数に等しい、あるいは、第二ギア147の歯数の倍数であることである。
【0054】
図4、および、
図8~
図10を参照する。
図8~
図10は、本発明の一実施形態による、物体50が連絡チャネル1221中で移動し、開口1222から投げ出される工程を示す図である。
図4、および、
図8に示されるように、第一回転部材142が回転し続けるとき、物体50は、搭載スロット144中に、一個ずつ搭載され、その後、
図9に示されるように、一個目の物体50が、連絡チャネル1221に進入する。
【0055】
この実施形態において、対話型装置100はさらに、連絡チャネル1221中に設置される第二回転部材152を有し、駆動モジュールDMはさらに、本体101(
図7)上に設置されるとともに、第二回転部材152を、第一回転方向R1で回転させる第二モーター151を有する。よって、
図10に示されるように、第二回転部材152は、一個目の物体50を押して、開口1222を介して、本体101を離れさせる。
【0056】
注意すべきことは、第二回転部材152が、物体50を押して、本体101を離れた後、第二回転部材152のブレードは、Y軸に垂直ではないことである。投げ出される物体50の距離が、毎回、同じであることを確保するため、駆動モジュールDMは、別の物体50を駆動する前に、第二回転部材152を、初期位置(たとえば、
図9の位置)に戻す。
【0057】
いくつかの実施形態において、第二回転部材152は、弾力材で形成されるが、それらに制限されない。第二回転部材152が弾力材で形成されるとき、第二回転部材152により生成されるノイズは、効果的に減少する。
【0058】
この実施形態において、下位部材122は、連絡チャネル1221を形成するとともに、第一導引表面1223、および、第二導引表面1224を有し、第二回転部材152は、第一導引表面1223と第二導引表面1224間に設置される。
【0059】
第一導引表面1223、および、第二導引表面1224は、物体50を導引して、連絡チャネル1221中に移動させる。この実施形態において、第一導引表面1223と第二導引表面1224間の角度AGは、15度~75度であるが、それらに制限されない。たとえば、好ましい角度AGは、65度、あるいは、45度である。上記の配置に基づいて、物体50は、連絡チャネル1221中でさらに、円滑に移動することができるとともに、開口1222からもっと遠くに投げ出される。
【0060】
さらに、
図9に示されるように、対話型装置100はさらに、連絡チャネル1221中、および、第一回転部材142と第二回転部材152間に設置されるセンサー160を有し、センサー160は、物体50が、連絡チャネル1221に進入するか否かを感知する。
【0061】
この実施形態において、駆動モジュールDMは、第一回転部材142、あるいは、第二回転部材152を、独立して回転させる。つまり、第一回転部材142、および、第二回転部材152は、同調して回転しない。
【0062】
図2、および、
図4を再度参照すると、いくつかの実施形態において、対話型装置100はさらに、回路モジュール170、および、ビデオ/オーディオトランシーバー172を有する。モジュール170は、本体101上に設置され、モジュール170は、制御回路、たとえば、処理チップを有する。ビデオ/オーディオトランシーバー172は、本体101上に設置され、且つ、モジュール170に電気的に接続され、ビデオ/オーディオトランシーバー172は、カメラ174を有する。
【0063】
図4に示されるように、カメラ174、および、開口1222は、本体101の同一側に面する。たとえば、カメラ174、および、開口1222は、
図4中の本体101の左側に面する。
【0064】
このほか、ビデオ/オーディオトランシーバー172はさらに、マイクロフォン、発光ダイオード(図示しない)を有する。マイクロフォンは、ペットの音を受信し、発光ダイオードは、ペットの注意を引く。
図2に示されるように、ビデオ/オーディオトランシーバー172はさらに、本体101の後ろ側に設置されるスピーカー176を有する。
【0065】
さらに、いくつかの実施形態において、モジュール170はさらに、外部無線信号を受信する無線通信回路(図示しない)を有する。たとえば、ユーザーは、スマートフォンを用いて、モジュール170により、対話型装置100と通信する。これにより、ユーザーは、カメラ174でペットを見て、スピーカー176でペットと会話する、あるいは、対話型装置100を制御して、ペットに、リモートで、物体50を提供することができる。
【0066】
いくつかの実施形態において、制御回路は、カメラ174により捕捉されるイメージやビデオ、あるいは、センサー(たとえば、センサー160)、あるいは、開口1222に近い追加のセンサー(図示しない)からの検出信号にしたがって、物体50が、開口1222を離れるか否か判断する。たとえば、モジュール170が、駆動モジュールDMを制御して、第二回転部材152を回転させるが、物体50が、開口1222から投げ出されないとき、制御回路は、捕捉されたイメージやビデオにより、物体50が、開口1222を離れないと判断する。
【0067】
この時、制御回路は、物体50は、連絡チャネル1221中で詰まったと判断し、その後、制御回路は、駆動モジュールDMを制御して、第一回転部材142、および/または、第二回転部材152を、第二回転方向R2で回転させて、物体50を押し戻す。これにより、物体50が詰まる問題を解決する。
図9に示されるように、第一回転方向R1は、第二回転方向R2と反対である。
【0068】
図11は、本発明の一実施形態による、二個以上の物体50が、開口1222を離れることを説明する図である。この実施形態において、ユーザーが、投げる物体の数量を増加させたいとき、ユーザーは、スマートフォンを用いて、制御信号をモジュール170に送り、モジュール170は、駆動モジュールDMを制御して、第一回転部材142の回転速度を増加させる。
【0069】
たとえば、
図11に示されるように、第一回転部材142は、二個の物体50を、連絡チャネル1221中で、一期間駆動させ、その後、第二回転部材152は、二個の物体50を、開口1222から出す。連絡チャネル1221中で駆動される物体50の数量は、この実施形態に制限されず、第一回転部材142の回転速度に基づく。つまり、本体101を離れる物体50の数量は、第一回転部材142の回転速度に対応する。
【0070】
図12、および、
図13を参照する。
図12、および、
図13は、本発明の別の実施形態による、収容溝1211が、複数の物体52を収容することを示す図である。この実施形態において、物体52のサイズは、物体50のサイズより小さく、二個以上の物体52は、各搭載スロット144中に搭載される。たとえば、物体の直径は、5mm~18mmの範囲である。
【0071】
同様に、投げられる物体52の数量は、第一回転部材142の回転速度に基づく。たとえば、
図12に示されるように、第一回転部材142の回転速度が遅いとき、二個の物体52は、連絡チャネル1221中に入れられる。いくつかの実施形態において、
図13に示されるように、第一回転部材142の回転速度が速いとき、四個、あるいは、五個の物体52は、同じ期間で、連絡チャネル1221に入れられる。
【0072】
図14は、本発明の一実施形態による対話型装置100が、クリーンモードで操作することを説明する図である。この実施形態において、連絡チャネル1221はさらに、第一導引表面1223と第二導引表面1224間に接続される弧状表面1226を有し、物体50の残留物50Rは、弧状表面1226上に累積される。
【0073】
対話型装置100が、安定して、物体を投げられるようにするため、ユーザーは、スマートフォンを用いて、対話型装置100を制御して、クリーンモードで操作することができる。対話型装置100が、クリーンモードで操作するとき、駆動モジュールDMは、第二回転部材152を個別に回転させて、連絡チャネル1221の残留物50Rが、開口1222から吹き出る。
【0074】
この実施形態において、第二回転部材152の回転速度は、1500~2000の毎分回転数(rpm)であり、残留物50Rを、確実に、完全に除去する。注意すべきことは、対話型装置100が、クリーンモードで操作するとき、第二回転部材152だけが回転し、第一回転部材142は回転しないことである。
【0075】
総合すると、本発明は、ユーザーが、自分のペットと、局部的、あるいは、リモートで相互作用する対話型装置100を提供する。対話型装置100は本体101を有し、且つ、本体101は、上位部材121、および、下位部材122を有する。上位部材121は、大量の物体50を収容し、下位部材122は、連絡チャネル1221、および、開口1222を形成して、物体50を通過させる。第一回転部材142、および、第二回転部材152は、本体101中に設置されて、物体50が、本体101から円滑に放り出される。
【0076】
このほか、ユーザーは、スマートフォンを用いて、対話型装置100を制御することができる。たとえば、ユーザーは、投げられる物体50の方向と数量を制御することができるので、効果的に、ペットの注意を引くことができる。たとえば、本体101は、ベース112に相対して回転して、方向を変更することができる。さらに、対話型装置100はさらに、ビデオ/オーディオトランシーバー172を有して、ユーザーが、ペットとリモートで相互作用することができる。
【0077】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の思想を脱しない範囲内で各種の変形を加えることができる。
【符号の説明】
【0078】
50、52…物体
50R…残留物
100…対話型装置
101…本体
102…カバー
103…前ケース
104…後ケース
110…ベースアセンブリ
112…ベース
114…ベースギア
115…駆動ギア
116…保持部材
118…ベースモーター
121…上位部材
122…下位部材
124…接触部材
125…密閉空間
1211…収容溝
1221…連絡チャネル
1222…開口
1223…第一導引表面
1224…第二導引表面
1226…弧状表面
130…プッシュメカニズム
132…プッシュ部材
134…連結部材
136…弾性素子
141…第一モーター
142…第一回転部材
144…搭載スロット
145…第一ギア
146…第一回転軸
147…第二ギア
1421…複数のブレード
1423…突起部
151…第二モーター
152…第二回転部材
160…センサー
170…回路モジュール
172…ビデオ/オーディオトランシーバー
174…カメラ
DM…駆動モジュール
R1…第一回転方向
R2…第二回転方向
RX0…回転軸
RX1…回転軸
AG…角度
XYZ…方向
【手続補正書】
【提出日】2024-08-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物の注意を引くために物体を投げるように構成された動物対話型装置であって、
収容溝、開口、および、連絡チャネルを有する本体と、
前記本体上に設置される駆動モジュール、および、
前記本体中で回転可能に設置され、且つ、前記連絡チャネルと前記収容溝を分離する第一回転部材、を有し、
前記駆動モジュールが、前記第一回転部材を、第一回転方向で回転させるとき、前記第一回転部材は、収容溝中に設置される少なくとも一つの物体を、前記連絡チャネルに進入させるとともに、前記開口を介して、前記本体を離れさせ、
前記第一回転部材は、回転軸、および、複数のブレードを有し、且つ、前記回転軸に沿って見たとき、前記複数のブレードのそれぞれは、前記回転軸からずれており、
搭載スロットは、前記複数のブレードのうちの二個の隣接するブレード間に形成され、且つ、前記搭載スロットは、前記物体を搭載し、
前記動物対話型装置はさらに、前記上位部材上に、可動な方式で設置されるプッシュメカニズムを有し、且つ、前記駆動モジュールは、
前記本体に設置される第一モーターと、
第一ギア、および、
前記第一モーター、前記第一回転部材、および、前記第一ギアに接続される第一回転軸、を有し、
前記第一モーターが、前記第一回転軸を回転させるとき、前記第一ギアは、前記プッシュメカニズムを駆動して、前記物体を、前記搭載スロットに押し入れることを特徴とする動物対話型装置。
【請求項2】
突起部は、前記複数のブレードのそれぞれの一端上に形成され、且つ、前記突起部は、前記第一回転方向に沿って突出することを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項3】
前記本体は、上位部材、および、接触部材を有し、前記収容溝は、前記上位部材、および、前記接触部材により形成され、密閉空間が、前記接触部材、および、前記の二個の隣接するブレードにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項4】
前記駆動モジュールはさらに、前記第一回転軸に接続される第二ギアを有し、且つ、前記プッシュメカニズムは、
前記物体を押すプッシュ部材、および、
前記プッシュ部材と前記第一ギア間、および、前記プッシュ部材と前記第二ギア間に接続される連結部材、を有し、
前記第一モーターが、前記第一回転軸を回転させるとき、前記第一ギア、および、前記第二ギアは、共同で、前記連結部材を駆動して、前記プッシュ部材を、前記収容溝に送ることを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項5】
前記第一ギアの歯数とブレードの数量は同じであり、且つ、前記プッシュメカニズムはさらに、前記連結部材と前記上位部材間に設置される弾性素子を有することを特徴とする請求項4に記載の動物対話型装置。
【請求項6】
前記動物対話型装置はさらに、前記連絡チャネル中に設置された第二回転部材を有し、且つ、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、前記第一回転方向で回転させて、前記物体を押して、前記本体から出すことを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項7】
前記動物対話型装置はさらに、前記第一回転部材と前記第二回転部材間に設置されたセンサーを有し、且つ、前記センサーは、前記物体が、前記連絡チャネルに進入するか否か感知することを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項8】
前記本体は、下位部材を有し、且つ、前記下位部材は、前記連絡チャネルを形成するとともに、第一導引表面、および、第二導引表面を有し、前記第二回転部材は、前記第一導引表面と前記第二導引表面間に設置され、前記第一導引表面、および、前記第二導引表面は、前記物体を導引して、前記連絡チャネルに移動させることを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項9】
前記第一導引表面と前記第二導引表面間の一角度は、15~75度であることを特徴とする請求項8に記載の動物対話型装置。
【請求項10】
前記連絡チャネルはさらに、前記第一導引表面と前記第二導引表面間に接続される弧状表面を有し、且つ、前記弧状表面上に、前記物体の残留物があるとき、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、個別に回転させて、前記開口により、前記連絡チャネルから前記残留物を吹き出すことを特徴とする請求項8に記載の動物対話型装置。
【請求項11】
前記駆動モジュールは、前記第一回転部材、あるいは、前記第二回転部材を、独立して回転させることを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項12】
前記第二回転部材が、前記物体を押して、前記本体から離れた後、前記駆動モジュールは、前記第二回転部材を、初期位置に戻すことを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項13】
複数の物体は、前記収容溝中に設置され、且つ、前記本体を離れる前記物体の数量は、前記第一回転部材の回転速度に対応することを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項14】
前記対話型装置はさらに、
前記本体上に設置され、制御回路を有する回路モジュール、および、
前記本体上に設置され、前記回路モジュールに電気的に接続され、且つ、カメラを有するビデオ/オーディオトランシーバー、を有し、
前記カメラ、および、前記開口は、前記本体の同一側に面することを特徴とする請求項6に記載の動物対話型装置。
【請求項15】
前記制御回路は、前記カメラにより捕捉されたイメージ、あるいは、連絡チャネル中に設置されたセンサーからの検出信号にしたがって、前記物体が、前記開口を離れるか否かを判断し、前記制御回路が、前記物体が、前記開口を離れないと判断するとき、前記制御回路は、前記駆動モジュールを制御して、前記第一回転部材、および/または、前記第二回転部材を、第二回転方向で回転させ、前記第一回転方向は、前記第二回転方向と反対であることを特徴とする請求項14に記載の動物対話型装置。
【請求項16】
前記動物対話型装置はさらに、ベースを有し、前記本体は、回転可能にベースに接続され、前記駆動モジュールは、前記本体を、前記ベースの回転軸周りで回転させることを特徴とする請求項1に記載の動物対話型装置。
【請求項17】
前記回転軸は、前記第一回転部材の回転軸に垂直であることを特徴とする請求項16に記載の動物対話型装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明のいくつかの実施形態によると、本発明は、動物の注意を引くために物体を投げるように構成された動物対話型装置を提供する。動物対話型装置は、本体、駆動モジュール、および、第一回転部材を有する。本体は、収容溝、開口、および、連絡チャネルを有する。駆動モジュールは、本体上に設置される。第一回転部材は、本体中で回転可能に設置され、且つ、連絡チャネルと収容溝を分離する。駆動モジュールが、第一回転部材を、第一回転方向で回転させるとき、第一回転部材は、収容溝中に設置される少なくとも一つの物体を、連絡チャネルに進入させるとともに、開口を通じて、本体から出す。第一回転部材は、回転軸、および、複数のブレードを有し、且つ、回転軸に沿って見るとき、各ブレードは、回転軸からずれている。搭載スロットが、二個の隣接するブレード間に形成されるとともに、搭載スロットは、物体を搭載する。対話型装置はさらに、プッシュメカニズムを有し、上位部材上に、可動な方式で、設置されるとともに、駆動モジュールは、第一モーター、第一ギア、および、第一回転軸を有する。第一モーターは、本体に設置される。第一回転軸は、第一モーター、第一回転部材、および、第一ギアに接続される。第一モーターが、第一回転軸を回転させるとき、第一ギアは、プッシュメカニズムを駆動して、物体を、搭載スロットに押し入れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】