(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123816
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】開閉制御装置および車両
(51)【国際特許分類】
H02J 1/00 20060101AFI20240905BHJP
H02H 7/00 20060101ALI20240905BHJP
B60L 50/60 20190101ALI20240905BHJP
B60L 58/10 20190101ALI20240905BHJP
【FI】
H02J1/00 308K
H02H7/00 K
H02H7/00 L
B60L50/60
B60L58/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031535
(22)【出願日】2023-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中山 祥平
(72)【発明者】
【氏名】菊地 拓也
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼尾 竜一
(72)【発明者】
【氏名】永渕 昭弘
【テーマコード(参考)】
5G053
5G165
5H125
【Fターム(参考)】
5G053AA05
5G053EA03
5G053EC01
5G053FA05
5G165BB05
5G165EA02
5G165GA09
5G165KA01
5G165KA04
5G165NA10
5H125AA01
5H125AC12
5H125BC05
5H125CD04
5H125EE22
5H125EE41
5H125EE51
(57)【要約】
【課題】開閉部の開閉の総回数が早期に寿命に達することを抑制することが可能な開閉制御装置および車両を提供する。
【解決手段】開閉制御装置は、バッテリーと、バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、経過時間が設定時間未満である場合、開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備える開閉制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記経過時間が前記設定時間以上である場合、前記開閉部を開放状態にする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記経過時間が前記設定時間以上である場合、前記電力供給経路に流れる電流値によらず、前記開閉部を開放状態にする、
請求項2に記載の開閉制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記開閉部を閉塞状態にする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項5】
前記車両のユーザーによって前記設定時間を設定する設定部をさらに備える、
請求項1~4の何れか1項に記載の開閉制御装置。
【請求項6】
バッテリーと、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備える車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、開閉制御装置および車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電力で動作可能な車両には、バッテリーが搭載されることが知られている。バッテリーは、バッテリーの電力供給経路に設けられたリレー(開閉部)を閉塞することで、負荷に電力を供給する。
【0003】
このような開閉部は、負荷への電力供給停止指令があった際に開放状態とされ、負荷への電力供給開始指令があった際に閉塞状態とされる。例えば、特許文献1には、電力供給停止指令があった後、電力ラインの電流値が所定の電流値より小さくなった場合、開閉部を閉塞状態から開放状態とする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両においては、停車と走行とを短時間で繰り返す場合がある。この場合、開閉部が開放、閉塞の切替動作を短時間で繰り返し行うことになる。開閉部の寿命は、開閉の総回数や開放、閉塞の切替動作時の印加されている電流値に応じて決定されるので、上記の切替動作が短時間で繰り返し行われることに起因して開閉部の開閉の総回数が早期に寿命に達してしまうおそれがあった。
【0006】
本開示の目的は、開閉部の開閉の総回数が早期に寿命に達することを抑制することが可能な開閉制御装置および車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る開閉制御装置は、
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備える。
【0008】
本開示に係る車両は、
バッテリーと、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、開閉部の開閉の総回数が早期に寿命に達することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の実施の形態に係る開閉制御装置を備えた車両を示す図である。
【
図2】開閉制御装置における開閉制御の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る開閉制御装置を備えた車両を示す図である。
【0012】
図1に示すように、車両1は、電気自動車、ハイブリッド車両等、バッテリー31で走行可能な車両である。車両1は、例えば、モータ等、電力により動作可能な負荷2と、複数のバッテリー装置3と、開閉制御装置100とを有する。車両1では、開閉制御装置100により、後述する開閉部32の開閉の総回数が早期に寿命に達することを抑制するための制御が行われる。
【0013】
複数のバッテリー装置3は、並列接続されており、負荷2に電力を供給可能に構成されている。各バッテリー装置3は、同一の構成であり、バッテリー31と、開閉部32とを有する。
【0014】
バッテリー31は、+側および-側の両端子のそれぞれが、負荷2と接続された電力供給経路に接続されることで、負荷2に電力を供給可能に構成されている。
【0015】
開閉部32は、バッテリー31の電力供給経路を開放/閉塞する、例えば、リレーであり、バッテリー31の+側および-側の電力供給経路のそれぞれに1つずつ設けられている。
【0016】
開閉部32が閉塞状態になると、バッテリー31から電力供給経路を介して、負荷2に電力が供給可能となる。また、開閉部32が開放状態になると、電力供給経路が遮断されて、バッテリー31から負荷2に電力が供給されなくなる。
【0017】
開閉制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および入出力回路を備えている。CPUは、ROMに記憶されたプログラムを読みだして、計測部110と、制御部120と、設定部130との機能を実行する。開閉制御装置100は、例えば、車両1の運転者のキーオン操作の指令(電力供給開始指令)およびキーオフ操作の指令(電力供給停止指令)を取得可能であり、これらの指令に基づいて各バッテリー装置3の開閉部32の開閉状態を制御する。
【0018】
具体的には、開閉制御装置100は、電力供給開始指令を取得した場合、開閉部32を閉塞し、電力供給停止指令を取得した場合、開閉部32を開放する。開閉制御装置100は、計測部110と、制御部120と、設定部130とを有する。
【0019】
計測部110は、バッテリー31が負荷2へ電力を供給中において、負荷2への電力供給停止指令があった場合、電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する。例えば、計測部110は、タイマー装置であってもよい。
【0020】
制御部120は、計測部110が計測した経過時間の情報を取得し、経過時間が設定時間以上になるまで開閉部32を閉塞状態に維持する。つまり、制御部120は、経過時間が設定時間未満である場合、開閉部32を閉塞状態に維持する。
【0021】
設定部130は、開閉部32を閉塞状態に維持する設定時間を設定する。設定時間は、運転者が車両1を停止して、再び車両1を走行開始するまでの時間であって、その時間内で、運転者が短時間の用事を済ますことが可能な時間であっても良い。設定時間は、例えば10分である。設定時間は、運転者(ユーザー)が設定可能な時間である。運転者は、車両1の操作部材を操作することにより、設定時間を設定するとする。なお、設定時間は、車両1を管理する管理者が設定する者であってもよい。また、設定時間は、車両1の製造時にあらかじめ設定された固定値としてもよい。
【0022】
短時間の用事とは、例えば、運転者が車内で飲食するための飲食物を購入する、運転者が車両1に積載した荷物を車両1から下して、配送先に当該荷物を届ける、運転者が停車位置にいる人から荷物を受け取って車両1に積載する、運転者が停車位置にある物体を車両1に積載する、等が挙げられる。
【0023】
また、制御部120は、経過時間が設定時間以上になり、かつ、電力供給開始指令を取得していない場合、開閉部32を開放状態とする。
【0024】
このようにすることで、電力供給停止指令から設定時間が経過するまでの間、開閉部32が閉塞状態を維持されたままとなる。その結果、短時間の用事のために、運転者がキーオフ操作をして、比較的早期にキーオン操作をしたとしても、開閉部32が開放状態と閉塞状態との間の切替が行われない。その結果、開閉部32の開閉の回数が変動しないので、開閉部32の開閉の総回数が寿命に達することを抑制することができる。
【0025】
また、制御部120は、負荷2への電力供給開始指令があった場合、開閉部32を閉塞状態にする。具体的には、制御部120は、開閉部32が開放状態であるときに、電力供給開始指令があった場合、開閉部32を開放状態から閉塞状態に切り替える。また、制御部120は、開閉部32が閉塞状態であり、かつ、電力供給停止指令から設定時間が経過していないときに、電力供給開始指令があった場合、開閉部32を閉塞状態に維持したままとする。
【0026】
これにより、必要な場合のみ、開閉部32の切替が行われるので、無駄に開閉部32の開閉が行われることを抑制することができる。
【0027】
以上のように構成された開閉制御装置100における開閉制御の動作例について説明する。
図2は、開閉制御装置100における開閉制御の動作例を示すフローチャートである。
図2における処理は、例えば、開閉部32が開放状態であるときにおいて、電力供給停止指令があった際に適宜実行される。
【0028】
図2に示すように、開閉制御装置100は、設定時間が経過したか否かについて判定する(ステップS101)。判定の結果、設定時間が経過した場合(ステップS101、YES)、開閉制御装置100は、開閉部32を開放状態に切り替える(ステップS102)。
【0029】
一方、設定時間が経過していない場合(ステップS101、NO)、開閉制御装置100は、開閉部32を閉塞状態に維持する(ステップS103)。
【0030】
ステップS102またはステップS103の後、本制御は終了する。なお、ステップS103の処理の後、ステップS101の処理に戻るようにしても良い。また、ステップS102またはステップS103の後、電力供給開始指令があった場合、開閉制御装置100は、開閉部32を閉塞状態にするようにしても良い。
【0031】
以上のように構成された本実施の形態によれば、電力供給停止指令から設定時間が経過するまでの間、開閉部32が開放状態と閉塞状態との間の切替が行われない。
【0032】
例えば、車両1が荷物の配送等に用いられる車両である場合、運転者が、停車後、荷物を配送先に届けて、すぐに車両1に戻って車両1の走行を開始するという、一連の行動が繰り返し行われる場合がある。このような一連の行動は、短時間で行われるため、行動の度に開閉部32の切替が行われると、開閉部32の開閉の総回数が寿命に達しやすくなるおそれがある。
【0033】
本実施の形態では、このような短時間の用事のために、運転者がキーオフ操作をして、早期にキーオン操作をしたとしても、開閉部32が開放状態と閉塞状態との間の切替が行われない。その結果、開閉部32の開閉の回数が変動しないので、開閉部32の開閉の総回数が寿命に達することを抑制することができる。
【0034】
また、負荷2への電力供給開始指令があった場合、開閉部32が閉塞状態にされるので、必要な場合のみ、開閉部32の切替が行われる。その結果、無駄に開閉部32の開閉が行われることを抑制することができる。
【0035】
また、計測部110は、電力供給開始指令があり次第、経過時間をリセットするようにしても良い。
【0036】
なお、上記実施の形態では、制御部は、経過時間が設定時間以上になり、かつ、電力供給開始指令を取得していない場合、開閉部32を開放状態としていたが、本開示はこれに限定されない。例えば、制御部は、経過時間が前記設定時間以上である場合、電力供給経路に流れる電流値によらず、開閉部を開放状態にしても良い。
【0037】
また、上記実施の形態では、設定部が設けられていたが、本開示はこれに限定されない。例えば、設定時間が予め設定された値である場合、設定部が設けられていなくても良い。
【0038】
また、上記実施の形態では、3つのバッテリー装置3が車両1に搭載されていたが、本開示はこれに限定されず、1つまたは2つのバッテリー装置が車両に搭載された構成であっても良いし、4つ以上のバッテリー装置が車両に搭載された構成であっても良い。
【0039】
また、上記実施の形態では、開閉制御装置100が車両1に設けられていたが、本開示はこれに限定されず、車両1とは別の装置(例えば、携帯端末、サーバ等)であっても良い。
【0040】
その他、上記実施の形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本開示の開閉制御装置は、開閉部の開閉の総回数が早期に寿命に達することを抑制することが可能な開閉制御装置および車両として有用である。
【符号の説明】
【0042】
1 車両
2 負荷
3 バッテリー装置
31 バッテリー
32 開閉部
100 開閉制御装置
110 計測部
120 制御部
130 設定部
【手続補正書】
【提出日】2024-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記開閉部を閉塞状態にする、
開閉制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記経過時間が前記設定時間以上である場合、前記開閉部を開放状態にする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記経過時間が前記設定時間以上である場合、前記電力供給経路に流れる電流値によらず、前記開閉部を開放状態にする、
請求項2に記載の開閉制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間をリセットする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項5】
前記車両のユーザーによって前記設定時間を設定する設定部をさらに備える、
請求項1~4の何れか1項に記載の開閉制御装置。
【請求項6】
バッテリーと、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記開閉部を閉塞状態にする、
車両。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本開示に係る開閉制御装置は、
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記開閉部を閉塞状態にする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本開示に係る車両は、
バッテリーと、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記開閉部を閉塞状態にする。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記車両の運転者の操作に応じて、前記運転者が前記車両を停車させてから再度走行を開始するまでの時間に対応する設定時間を設定可能な設定部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持し、前記経過時間が前記設定時間以上である場合になったことに応じて前記開閉部を開放状態にする制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間が前記設定時間以上であっても前記開閉部を閉塞状態にする、
開閉制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記経過時間が前記設定時間以上である場合、前記電力供給経路に流れる電流値によらず、前記開閉部を開放状態にする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項3】
前記計測部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間をリセットする、
請求項1に記載の開閉制御装置。
【請求項4】
バッテリーと、
車両の運転者の操作に応じて、前記運転者が前記車両を停車させてから再度走行を開始するまでの時間に対応する設定時間を設定可能な設定部と、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持し、前記経過時間が前記設定時間以上である場合になったことに応じて前記開閉部を開放状態にする制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間が前記設定時間以上であっても前記開閉部を閉塞状態にする、
車両。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本開示に係る開閉制御装置は、
バッテリーと、前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部とを有する車両の開閉制御装置であって、
前記車両の運転者の操作に応じて、前記運転者が前記車両を停車させてから再度走行を開始するまでの時間に対応する設定時間を設定可能な設定部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持し、前記経過時間が前記設定時間以上である場合になったことに応じて前記開閉部を開放状態にする制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間が前記設定時間以上であっても前記開閉部を閉塞状態にする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本開示に係る車両は、
バッテリーと、
前記車両の運転者の操作に応じて、前記運転者が前記車両を停車させてから再度走行を開始するまでの時間に対応する設定時間を設定可能な設定部と、
前記バッテリーから負荷への電力供給経路を開放/閉塞する開閉部と、
前記負荷への電力供給停止指令があってからの経過時間を計測する計測部と、
前記計測部により計測された経過時間が設定時間未満である場合、前記開閉部を閉塞状態に維持し、前記経過時間が前記設定時間以上である場合になったことに応じて前記開閉部を開放状態にする制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記経過時間の計測中に前記負荷への電力供給開始指令があった場合、前記経過時間が前記設定時間以上であっても前記開閉部を閉塞状態にする。