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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024123856
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】駐車支援方法及び駐車支援装置
(51)【国際特許分類】
   B60W 30/06 20060101AFI20240905BHJP
   B60W 50/14 20200101ALI20240905BHJP
【FI】
B60W30/06
B60W50/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031625
(22)【出願日】2023-03-02
(71)【出願人】
【識別番号】322003857
【氏名又は名称】パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】徳弘 崇文
【テーマコード(参考)】
3D241
【Fターム(参考)】
3D241BA22
3D241BA60
3D241BB03
3D241CE01
3D241CE04
3D241CE05
3D241CE08
3D241DA13Z
3D241DA39Z
3D241DA52Z
3D241DB01Z
3D241DB02Z
3D241DB05Z
3D241DB12Z
3D241DB13Z
3D241DB14Z
3D241DB16Z
3D241DD14Z
(57)【要約】
【課題】目的とする駐車態様での車両の駐車を適切に支援すること。
【解決手段】本開示に係る駐車支援方法は、車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行の教師経路に関する情報を記憶することと、前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正することと、を含む。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶することと、
前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、
前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正することと、を含む
駐車支援方法。
【請求項2】
前記第1の駐車態様と、前記第2の駐車態様とのそれぞれは、前記車両の駐車位置及び駐車姿勢の少なくともいずれかである、
請求項1に記載の駐車支援方法。
【請求項3】
前記第2の駐車態様に基づき補正された補正経路を示す情報を表示装置に出力すること、をさらに含む、
請求項1に記載の駐車支援方法。
【請求項4】
前記第1の駐車態様を規定する第1のウェイポイントと、前記第2の駐車態様を規定する第2のウェイポイントとの差分である、駐車態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントから第3のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第2のウェイポイントから前記第3のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行うこと、をさらに含む、
請求項1に記載の駐車支援方法。
【請求項5】
予め定められた隣接ウェイポイント間における前記車両の車両態様の変化量に関する拘束条件を記憶することと、
前記拘束条件を満たす範囲での前記補正量の補正に要するウェイポイント数を算出し、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントを前記第3のウェイポイントとして特定することと、をさらに含む、
請求項4に記載の駐車支援方法。
【請求項6】
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として予め定められたウェイポイント数目のウェイポイントである、
請求項4に記載の駐車支援方法。
【請求項7】
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を規定するウェイポイント又は当該ウェイポイントより前記第1のウェイポイント側のウェイポイントである、
請求項5又は請求項6に記載の駐車支援方法。
【請求項8】
前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントが、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両態様を規定するウェイポイントを超える場合に、ユーザに通知を行うための通知情報を出力すること、をさらに含む、
請求項5に記載の駐車支援方法。
【請求項9】
前記駐車態様の変更指示は、前記第2の駐車態様を指定するユーザ操作に基づく、
請求項1に記載の駐車支援方法。
【請求項10】
前記第1の駐車態様を示す表示と前記第2の駐車態様を模擬する表示とを含む表示画面を表示するための表示情報を表示装置に出力すること、をさらに含む、
請求項9に記載の駐車支援方法。
【請求項11】
前記駐車態様の変更指示は、前記車両に搭載された車載センサからの前記第1の駐車態様で停車する前記車両の周囲の物体に関する情報に基づく、
請求項1に記載の駐車支援方法。
【請求項12】
前記第2の駐車態様とは異なる第3の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、
前記第2のウェイポイントと、前記第3の駐車態様を規定する第4のウェイポイントとの差分である、前記車両の位置及び姿勢の少なくともいずれかの補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第2のウェイポイントから第5のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第4のウェイポイントから前記第5のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行うことと、をさらに含む、
請求項4に記載の駐車支援方法。
【請求項13】
前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を指定する切り返し態様の変更指示を受け付けることと、
前記教師経路における当該最初の切り返しにおける第1の車両態様を規定する第6のウェイポイントと、指定された第2の車両態様を規定する第7のウェイポイントとの差分である、前記最初の切り返しにおける車両態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第6のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第7のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定すること、をさらに含む、
請求項4に記載の駐車支援方法。
【請求項14】
車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶する記憶部と、
前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付ける受付部と、
前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正する補正部と、を備える
駐車支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、駐車支援方法及び駐車支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の駐車の際に自動運転により車両を移動させる駐車支援の技術が知られている。このような駐車支援の1つに、運転者による教師走行に基づいて走行経路を学習し、当該学習結果を利用して、駐車支援を行う技術がある。当該技術は例えばユーザの自宅または勤務先等の駐車場など、決まった駐車位置への駐車を繰り返し行なう場合に利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6022447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような駐車支援においては、例えば車両が駐車空間に対して斜めに停まっているなど、教師走行実施時の駐車位置や駐車姿勢といった駐車態様がユーザの希望通りでない場合であっても、自動運転時には毎回、その希望通りでない駐車態様で車両が駐車されるという問題があった。一方、希望通りの駐車態様で車両が停車できるまで教師走行をやり直すことは、ユーザにとって負担であった。
【0005】
本開示が解決しようとする課題の1つは、目的とする駐車態様での車両の駐車を適切に支援することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る駐車支援方法は、車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶することと、前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正することと、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、目的とする駐車位置への車両の駐車を適切に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る駐車支援装置を搭載する車両の一例を模式的に示す図である。
図2図2は、実施形態に係る車両の運転席近傍の構成の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る駐車支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る駐車支援装置の機能構成の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る支援処理において表示される表示画面の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る駐車態様の指定に応じた経路補正を説明するための図である。
図7図7は、実施形態に係る駐車態様の指定に応じた経路補正を説明するための図である。
図8図8は、実施形態に係る支援処理において表示される表示画面の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る駐車支援装置により実行される経路補正処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示に係る駐車支援装置、車両、駐車支援方法、プログラム及び記録媒体の実施形態について説明する。
【0010】
なお、本開示の説明において、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、説明を適宜省略する場合もある。また、同一又は略同一の部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表されている場合もある。また、例えば図面の視認性を確保する観点から、各図面の説明において主要な構成要素だけに参照符号を付し、既出の図において前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素であっても参照符号を付していない場合もある。
【0011】
なお、本開示の説明において、同一又は略同一の機能を有する構成要素について、参照符号の末尾に英数字を追加することにより区別して記載する場合もある。あるいは、同一又は略同一の機能を有する複数の構成要素を区別しない場合には、参照符号の末尾に付された英数字を省略することにより統合して記載する場合もある。
【0012】
図1は、実施形態に係る駐車支援装置3を搭載する車両1の一例を模式的に示す図である。車両1は、図1に示すように、車体12と、車体12に所定方向に沿って配置された二対の車輪13とを有する。二対の車輪13は、一対のフロントタイヤ13f及び一対のリアタイヤ13rを含む。
【0013】
ここで、実施形態に係るフロントタイヤ13fは、第1の車輪の一例である。また、実施形態に係るリアタイヤ13rは、第2の車輪の一例である。なお、図1は、四つの車輪13を有する車両1を例示するが、これに限らない。車両1は、少なくとも一つのフロントタイヤ13fと、少なくとも一つのリアタイヤ13rを有していればよい。車両1の車輪13の数は二つ、三つ又は五つ以上の複数であってもよい。
【0014】
車両1の車輪13のうちの少なくとも1つの車輪(操舵輪)の向きは、例えば運転席130aの正面に配置されるステアリングホイールの回転角度、つまり操舵角と電気的又は機械的に連動する。つまり、車両1は、操舵により右左折することができる。なお、操舵輪は、リアタイヤ13rでもよいし、フロントタイヤ13f及びリアタイヤ13rの両方であってもよい。
【0015】
車体12は、車輪13により支持される。車両1は、図示しない駆動機を有し、当該駆動機の動力によって車両1の車輪13のうちの少なくとも1つの車輪(駆動輪)を駆動することにより移動可能である。なお、駆動機としては、ガソリンや水素などを燃料とするエンジンやバッテリからの電力を用いるモータ、あるいはエンジンとモータとの組合せなど、任意の駆動機が適用可能である。この場合、二対の車輪13が配置される所定方向が車両1の走行方向となる。車両1は、不図示のギアの切り替え等により前進又は後退することができる。
【0016】
また、車体12は、フロントタイヤ13f側の端部である前端部Fと、リアタイヤ13r側の端部である後端部Rを有する。車体12は上面視で略矩形をしており、略矩形状の4つの角部を端部と呼ぶ場合もある。
【0017】
車体12の前後端部F,Rであって、車体12の下端付近には一対のバンパー14が設けられている。一対のバンパー14のうちのフロントバンパー14fは、車体12の下端部付近の前面全体と側面の一部とを覆う。一対のバンパー14のうちのリアバンパー14rは、車体12の下端部付近の後面全体と側面の一部とを覆う。
【0018】
ここで、本実施形態の車両1の運転席近傍の構成について説明する。図2は、実施形態に係る車両1の運転席130a近傍の構成の一例を示す図である。
【0019】
車両1は、図2に例示するように、少なくとも一つの座席130を有する。図2は、座席130として運転席130a及び助手席130bを例示する。また、運転席130aの前方には、ステアリングホイール140、フロントガラス180、ダッシュボード190、表示装置221及び操作ボタン222a,222bが設けられる。
【0020】
ステアリングホイール140は、運転席130aの正面に設けられ、運転者によって操作可能である。ステアリングホイール140の回転角度、つまり操舵角と、操舵輪であるフロントタイヤ13fの向きの変化とは、電気的又は機械的に連動する。なお、操舵輪は、リアタイヤ13rでもよいし、フロントタイヤ13f及びリアタイヤ13rの両方であってもよい。
【0021】
車両1は、図1に例示するように、駐車支援装置3を搭載する。駐車支援装置3は、車両1に搭載可能な情報処理装置であり、例えば、車両1の内部に設けられたECU(Electronic Control Unit)、あるいはOBU(On Board Unit)により実現される。あるいは、駐車支援装置3は、車両1のダッシュボード190付近に設置された外付けのコンピュータであってもよし、カーナビゲーション装置などの他の装置を兼ねてもよい。
【0022】
図3は、実施形態に係る駐車支援装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。駐車支援装置3は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、HDD(Hard Disk Drive)34及びI/F(インタフェース)35を有する。CPU31、ROM32、RAM33、HDD34及びI/F(インタフェース)35は、バス39などにより相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
【0023】
CPU31は、駐車支援装置3の全体を制御する演算装置である。CPU31は、ROM32やHDD34に記憶されたプログラムをRAM33にロードして実行することにより、後述する各処理を実現する。
【0024】
なお、実施形態に係るCPU31は、駐車支援装置3におけるプロセッサの一例である。当該プロセッサとしては、CPU31に代えて、あるいはCPU31に加えて、他のプロセッサが設けられてもよい。他のプロセッサとしては、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種プロセッサや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)で実現される専用演算回路などが適宜利用可能である。
【0025】
ROM32は、CPU31による各種処理を実現するプログラムやパラメータ等を記憶する。
【0026】
RAM33は、例えば駐車支援装置3の主記憶装置であり、CPU31による各種処理に必要なデータを一時的に記憶する。
【0027】
HDD34は、駐車支援装置3で使用される各種のデータやプログラム等を記憶する。一例として、HDD34は、ソナー211、全周囲カメラ212、方位センサ213及びGNSSセンサ214などの車両1に搭載された車載センサから得られた情報を記憶する。なお、HDD34に代えて、あるいはHDD34に加えて、SSD(Solid State Drive)、Flashメモリ等の各種の記憶媒体や記憶装置が適宜利用可能である。
【0028】
I/F35は、データを送受信するためのインタフェースである。I/F35は、車両1に設けられた他のデバイス、例えば車両1の車載センサやHMI22からのデータを受信する。また、I/F35は、車両1に設けられた他のデバイス、例えばHMI22、操舵制御装置23及び駆動・ブレーキ制御装置24へデータを送信する。また、I/F35は、運転者によるアクセルペダルの操作量を検知するアクセルセンサ(図示しない)や運転者によるブレーキペダルの操作量を検知するブレーキセンサ(図示しない)からの信号、あるいはこれらの信号に基づく操作量を取得する。
【0029】
なお、I/F35は、車両1内のCAN(Controller Area Network)やEthernet(登録商標)などを含む車載ネットワークを介して車両1に搭載された他のECUとの間で情報の送受信をしてもよいし、インターネット等のネットワークを介して車両1の外部の情報処理装置と通信をしてもよい。例えば、駐車支援装置3は、車載ネットワークを介して、車両1のソナー211、全周囲カメラ212、方位センサ213、GNSSセンサ214、HMI22、操舵制御装置23及び駆動・ブレーキ制御装置24のそれぞれに接続される。
【0030】
一例として、I/F35は、例えば車載ネットワークを介して他のECU又は車両1の各種の車載センサから、車速パルス、ヨーレートを含む各速度、加速度、位置情報、シフト情報などの車両1の状態に関する情報を取得してもよい。
【0031】
車両1は、複数の車載センサを搭載する。図1及び図3は、ソナー211及び全周囲カメラ212を例示する。図3は、方位センサ213及びGNSSセンサ214をさらに例示する。
【0032】
ソナー211は、例えば車体12の所定の端部に設けられ、超音波等の音波の送受波を行う。ソナー211は、送受波部211f,211rを含む。例えば、フロントバンパー14fには、一つ以上の送受波部211fが配置され、リアバンパー14rには、一つ以上の送受波部211rが配置される。また、送受波部211f,211rの数及び/又は位置は、図1に示す例に限らず、適宜変更可能である。例えば、車両1は、左右の側方に送受波部211f,211rを備えていてもよい。
【0033】
ソナー211は、音波の送受結果に基づいて、車両1の周囲の障害物を検出する。また、ソナー211は、音波の送受結果に基づいて、車両1の周囲の障害物と車両1との距離を計測する。
【0034】
なお、本実施形態においては、超音波等の音波を使用するソナー211を例示するが、これに限らない。例えば、車両1は、ソナー211に代えて、あるいはソナー211に加えて、電磁波を送受波するレーダーを有していてもよい。
【0035】
全周囲カメラ212は、車両1の周囲を撮影可能に車両1に設けられている。一例として、車両1は、全周囲カメラ212として、前方を撮影する前方カメラ212a、後方を撮影する後方カメラ212b、左側方を撮影する左側方カメラ212c及び右側方を撮影する右側方カメラ(図示を省略)を有する。
【0036】
全周囲カメラ212は、車両1の周囲の映像を撮影する。全周囲カメラ212は、例えば、可視光及び/又は赤外光に基づく画像を撮影するカメラである。なお、全周囲カメラ212が撮影する画像は、動画でもよいし、静止画でもよい。
【0037】
なお、全周囲カメラ212の位置及び/又は数は、図1に示す例に限らず適宜変更可能である。例えば、車両1は、前方カメラ212a及び後方カメラ212bの二台のみを有していてもよい。あるいは、車両1は、上述の例の他に、さらに他のカメラを有していてもよい。例えば、全周囲カメラ212の一部又は全部は、車両1の車室空間(車内)に設けられていてもよい。また、全周囲カメラ212は、車両1に内蔵されたカメラであってもよいし、車両1に後付けされたドライブレコーダのカメラ等であってもよい。
【0038】
方位センサ213は、車両1の進行方向の方位を検出する。方位センサ21は、例えば、車両1の左右の車輪13の回転差や地磁気、ガスレートジャイロ、光ファイバージャイロなどから車両1の進行方向の方位を測定するセンサである。なお、車両1の進行方向の方位を求める方法は、公知の手法を採用することができ、特に限定されるものではない。
【0039】
GNSSセンサ214は、車両1の現在位置を示す位置情報を検出する。一例として、GNSSセンサ214は、GPS(Global Positioning System)センサなどの車両1の位置情報を出力する全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)センサである。なお、GNSSセンサ214は、衛星からの電波(GNSS信号)を受信するGNSSアンテナと、当該GNSSアンテナにより受信した少なくとも二の衛星からの電波に基づき位置情報(GNSS座標)を得るGNSS回路とを含む。
【0040】
なお、車両1は、図示しない他の車載センサを有していてもよい。一例として、車両1は、運転者によるステアリングホイール140の操作量、すなわち操舵角に応じた信号を出力する操舵角センサを有していてもよい。一例として、車両1は、車輪13の回転速度及び回転方向に応じた信号を出力する車輪速センサを有していてもよい。一例として、車両1は、運転者によるブレーキペダルの操作量を検知するブレーキセンサを有していてもよい。一例として、車両1は、運転者によるアクセルペダルの操作量を検知するアクセルセンサを有していてもよい。一例として、車両1は、車両1に加わる加速度に応じた信号を出力する加速度センサを有していてもよい。一例として、車両1は、車両1に加わる角速度に応じた信号を出力するジャイロセンサを有していてもよい。
【0041】
HMI22は、車両1の運転者に通知や警告などの各種情報を出力するためのインタフェースである。また、HMI22は、車両1の運転者による各種情報の入力を受け付けるためのインタフェースである。HMI22は、車両1の運転者が認識可能に通知や警告を出力したり、車両1の運転手の各種操作を受け付けたりできればよく、例えば車両1の運転席の周囲に設けられるが、後部座席などの運転席の周囲の他の部分に設けられていてもよい。
【0042】
HMI22は、車両1の運転者に通知や警告などの各種情報を出力する表示デバイスを含む。一例として、HMI22は、車両1のダッシュボード190やコンソールに設けられ、映像を出力可能に構成された表示装置221を含む。図2は、ダッシュボード190の中央に配置された表示装置221を例示する。表示装置221は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。
【0043】
ここで、実施形態に係る表示デバイスとしてのHMI22は、表示部の一例である。表示部としてのHMI22は、後述する出力制御部309からの各種の表示情報に基づいて、各種の画面を表示する。
【0044】
なお、表示装置221は、タッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。また、表示装置221は、車両1に搭載されたカーナビゲーション装置の一部であってもよい。また、当該ディスプレイは、運転手の前方、例えばフロントガラスやダッシュボード(コンソール)上に設けられた表示領域などに映像(虚像)を投影するHead Up Display(HUD)などの投影型の表示デバイスであってもよい。
【0045】
なお、HMI22は、表示デバイスに限らず、通知音や警告音、音声を出力可能に構成されたスピーカなどの他の出力デバイスを含んでいてもよい。
【0046】
また、HMI22は、車両1の運転者による各種情報の入力を受け付ける入力デバイスを含む。一例として、HMI22は、入力デバイスとして、タッチパネルディスプレイとして構成された表示装置221のタッチパネルを含む。一例として、HMI22は、入力デバイスとして、操作ボタン222a,222bを含む。図2は、インストルメントパネルに配置された操作ボタン222aと、コンソールに設けられた操作ボタン222bとを例示する。なお、操作ボタン222a,222bは、ステアリングホイール140やダッシュボード190などの他の位置に設けられていてもよい。また、HMI22の入力デバイスとして表示装置221のタッチパネルが利用可能である場合など、他の入力デバイスが存在する場合には、操作ボタン222a,222bは、設けられていなくてもよい。
【0047】
ここで、実施形態に係る入力デバイスとしてのHMI22は、操作部の一例である。操作部としてのHMI22は、ユーザからの表示装置221のタッチパネルや操作ボタン222a,222bに対する各種の操作に応じ、後述する受付部302にユーザからの各種の操作に応じた信号を出力する。
【0048】
なお、HMI22は、他のボタンやダイヤル、スイッチ、マイクなどの他の入力デバイスを含んでいてもよい。これらの入力デバイスは、例えば車両1のダッシュボード190やインストルメントパネル、ステアリングホイール140、コンソールなどに配置される。
【0049】
なお、HMI22の出力デバイス、入力デバイス又は入出力デバイスとしては、タブレット端末やスマートフォン、リモートコントローラ、電子キーなどの車両1の外部から車両1に対して信号を受信、送信又は送受信可能な操作端末が利用されてもよい。
【0050】
操舵制御装置23は、車両1の操舵を制御する。操舵制御装置23は、例えば、運転者によるステアリングホイール140の操作量に応じた制御信号、あるいは駐車支援装置3からの制御信号に応じた方向に車輪13を偏向する。なお、操舵制御装置23は、駐車支援装置3からの制御信号に従いステアリングホイール140の回転角を変更する操舵アクチュエータ(図示しない)を有していてもよい。
【0051】
駆動・ブレーキ制御装置24は、車両1の加減速を制御する。駆動・ブレーキ制御装置24は、例えば、ブレーキアクチュエータ(図示しない)及びエンジンコントローラ(図示しない)を有する。ブレーキアクチュエータは、運転者によるブレーキペダルの操作量を検知するブレーキセンサ(図示しない)の検知結果、あるいは駐車支援装置3からの制御信号に基づいて、ブレーキを動作させたり、シフト(ギア比)を変更したり、エンジンやモータなどの駆動機の出力を制御したりすることにより、車両1に制動をかけたり車両1を減速したりする。アクセルコントローラは、運転者によるアクセルペダルの操作量を検知するアクセルセンサ(図示しない)の検知結果、あるいは駐車支援装置3からの制御信号に基づいて、エンジンやモータなどの駆動機の出力を制御することにより車両1を加速させる。
【0052】
なお、図3は、ソナー211、全周囲カメラ212、方位センサ213、GNSSセンサ214、HMI22、操舵制御装置23及び駆動・ブレーキ制御装置234、駐車支援装置3に含まれない場合を例示するが、これに限らない。これらの一部又はすべてが駐車支援装置3に含まれていてもよい。
【0053】
図4は、図4は、実施形態に係る駐車支援装置3の機能構成の一例を示す図である。駐車支援装置3は、RAM33にロードされたプログラムをCPU31で実行することにより、取得部301、受付部302、地図情報生成部303、走行経路検出部304、記憶部305、自己位置推定部306、経路追従演算部307、駐車態様修正部308、出力制御部309及び車両制御部310としての機能を実現する。
【0054】
ここで、実施形態に係る取得部301及び受付部302は、それぞれ受付部の一例である。また、実施形態に係る取得部301、地図情報生成部303及び走行経路検出部304は、それぞれ学習部の一例である。また、実施形態に係る自己位置推定部306、経路追従演算部307及び車両制御部310は、それぞれ車両制御部の一例である。また、実施形態に係る駐車態様修正部308は、補正部の一例である。また、実施形態に係る出力制御部309は、表示制御部の一例である。
【0055】
取得部301は、車両1に設けられた他のデバイス、例えばソナー211、全周囲カメラ212、方位センサ213及びGNSSセンサ214などの車載センサからのデータを、例えばI/F35を介して取得する。
【0056】
一例として、取得部301は、ソナー211及び全周囲カメラ212などの車両1の周囲の空間情報を検出する外界センサからの出力を取得する。
【0057】
一例として、取得部301は、方位センサ213及びGNSSセンサ214などの車両1が移動する距離、速度及び方位を検出する車両センサからの出力を取得する。
【0058】
受付部302は、ユーザからの各種の操作に応じた表示装置221や操作ボタン222a,222bなどのHMI22の出力に基づいて、当該ユーザからの各種の操作を受け付ける。
【0059】
一例として、受付部302は、車両1が停車した状態で、操作ボタン222aが押下された場合、表示装置120などのディスプレイへのメニュー表示となる、駐車支援機能の呼び出しを要求する支援機能呼び出し指示として受け付ける。なお、操作ボタン222aの押下に代えて、操作ボタン222bの押下やタッチパネルディスプレイとして構成された表示装置221のタッチパネル上のアイコンへのタッチ操作が行われた場合に駐車支援機能呼び出し指示として受け付けてもよい。
【0060】
一例として、受付部302は、駐車支援機能呼び出し指示が受け付けられた後に、支援情報の表示画面の操作アイコンに対するタッチ操作や操作ボタン222a,222bの押下が行われた場合、その操作に応じて教師走行の開始指示、経路補正の開始指示、駐車態様の変更指示又は再生走行の開始指示として受け付ける。
【0061】
例えば、受付部302は、ユーザ操作に応じたHMI22の出力に基づいて、教師経路の駐車態様601a(図7参照)とは異なる駐車態様601b(図7参照)を指定する駐車態様の変更指示を受け付ける。
【0062】
本開示において、駐車支援機能とは、教師走行により教師経路を取得する教師走行機能と、教師経路を補正する経路補正機能と、教師経路に沿って車両1を移動させる再生走行機能と、を含む。教師走行機能は、教師走行の開始指示に応じて実行される教師走行処理により実現される。経路補正機能は、教師走行の終了又は経路補正の開始指示に応じて実行される経路補正処理により実現される。経路補正処理では、ユーザによる駐車態様の変更指示が受け付けられた場合に、ユーザにより指定された駐車態様に応じて教師経路が補正される。再生走行機能は、再生走行の開始指示に応じて実行される再生走行処理により実現される。
【0063】
なお、本開示において、教師走行とは、運転者が駐車開始位置から駐車終了位置まで車両1を移動させて所望の駐車態様で車両1を駐車する手動走行又は自動走行である。また、駐車態様とは、車両1の駐車位置と、駐車姿勢(方位)との少なくともいずれかである。また、教師経路とは、教師走行において検出された車両1の走行経路、すなわち教師走行における車両1の走行軌跡である。つまり、教師経路には、駐車態様を示す情報が含まれる。また、再生走行とは、教師経路に沿って車両1を移動させる自動走行である。
【0064】
地図情報生成部303は、教師走行において、車両1の周囲の環境、すなわち車両1の走行経路に沿って広がる空間である周辺環境を地図として定義する周辺環境マップを取得する。例えば、地図情報生成部303は、車両1の前方、後方、左方及び右方のそれぞれの撮影画像、すなわち周辺画像から特徴点を抽出する。地図情報生成部303は、抽出された特徴点に基づいて車両1の周囲環境を定義することにより、周辺環境マップとして取得する。ここで、周辺環境マップは、走行経路に関する情報の一例である。また、周辺環境マップは、走行経路に沿って広がる空間である周辺環境についての情報であり、空間情報の一例である。
【0065】
なお、特徴点の抽出の手法は特に限定されるものではなく、公知の手法を適用してよい。例えば、地図情報生成部303は、FAST(Features from Accelerated Segment Test)又はORB (Oriented FAST and Rotated BRIEF)等の手法により周辺画像から特徴点を抽出する。また、地図情報生成部303は、周辺画像から抽出した特徴点のうち、規定の条件を満たす特徴点を、優先的に記録してもよい。例えば、時系列で連続する複数の周辺画像のうち、撮影中に車両1が移動した距離が長いものから抽出された特徴点ほど、優先して特徴点として選定してもよい。
【0066】
例えば、地図情報生成部303は、抽出された特徴点に対して、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を活用し、各特徴点の位置を示す座標を検出して周辺環境マップ(ローカルマップ)を作成する。
【0067】
なお、各特徴点の位置座標を検出する際には、車両1の位置を並行して検出するが、車両1の位置検出を、SLAM技術と共にデットレコニング(Dead-Reckoning:DR)の技術を組み合わせて実施してもよい。また、車両1の位置、速度及び移動方向は、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:ITS)を利用して算出されてもよい。
【0068】
なお、周辺環境マップは、撮影画像に基づく空間情報に加えて、ソナー15の出力に基づく空間情報により定義されてもよい。
【0069】
走行経路検出部304は、教師走行において、例えばSLAM技術及びデットレコニングの技術により検出される自己位置推定結果に基づいて、車両1の教師経路、すなわち教師走行における走行経路を検出する。走行経路の検出に際しては、走行経路をほぼ同じ距離間隔で存在する点(ウェイポイント)の集合で表し、各点は位置を示す座標とその位置における車両1の向きを表す方位、走行速度をパラメータとして保持する経路点群データとして検出する。検出された教師経路は、記憶部305により記憶される。
【0070】
一例として、走行経路検出部304は、取得部301により取得された方位センサ213及びGNSSセンサ214の出力に基づいて、車両1の教師経路を検出する。一例として、走行経路検出部304は、取得部301により取得された各車輪13の回転方向及び回転速度に基づいて、車両1の教師経路を検出する。なお、車両1の速度及び移動方向は、CANなどの車載ネットワークを流れる車速パルスやシフト情報を用いて取得されてもよい。
【0071】
記憶部305は、例えばROM32、RAM33又はHDD34によって構成される。記憶部305は、地図情報生成部303が生成する周辺環境マップと、走行経路検出部304が検出する教師経路とを記憶する。換言すれば、記憶部305は、車両1を移動させて駐車態様601a(図7参照)で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶する。また、記憶部305は、駐車態様修正部により経路補正が行われた場合、補正された教師経路を記憶する。また、記憶部305は、予め定められた隣接ウェイポイント間における車両態様の変化量に関する拘束条件を記憶する。当該拘束条件とは、隣り合うウェイポイント間で補正可能な位置(座標)の差分と、隣り合うウェイポイント間で補正可能な角度(ヨー角)の差分と、を規定する条件である。また、記憶部305は、補正が必要であると算出されたウェイポイント数と、最適化処理による補正対象とするウェイポイント数との対応を示す対応情報を記憶する。対応情報は、算出されたウェイポイント数に加算する定数を示す情報であってもよいし、算出されたウェイポイント数に乗算する係数を示す情報であってもよい。また、これらの定数や係数は、算出されたウェイポイント数の値又は区分に応じて複数の値が規定されていてもよい。
【0072】
自己位置推定部306は、車両1が後述の車両制御部310により教師経路に基づく再生走行をする際の、車両1の位置及び向きを推定する。一例として、自己位置推定部306は、記憶部305により記憶されている周辺環境マップの特徴点情報を読み出し、再生走行において取得される現在の周辺画像から抽出した特徴点と比較することにより、車両1の位置及び向きを推定する。
【0073】
なお、自己位置推定部306によって推定される車両1の位置及び向きは、それぞれ、取得済みの走行経路における開始位置及び開始方向などの基準位置及び基準方向に対する相対位置及び相対方向であればよいが、方位センサ213やGNSSセンサ214の出力に基づく絶対位置及び絶対方向が使用されても構わない。
【0074】
なお、教師走行及び再生走行のそれぞれにおいて、車両1の位置は、基準位置からの車両1の移動量に基づくデットレコニングの技術を用いて取得される場合に限らず、公知のマップマッチングやGNSSセンサ214を用いて取得されてもよい。
【0075】
経路追従演算部307は、再生走行において、記憶部305により記憶されている教師経路と、自己位置推定部306により推定された車両1の位置とに基づいて、車両1の現在位置から教師経路に合流するまでの走行経路である合流経路を算出する。算出された合流経路は、記憶部305により記憶される。
【0076】
駐車態様修正部308は、ユーザによる駐車態様の指定に基づいて教師経路を補正する。駐車態様の指定に基づく教師経路の補正については、後述する。補正された教師経路は、記憶部305により記憶される。
【0077】
出力制御部309は、駐車態様に関する支援情報を生成する。また、出力制御部309は、生成した支援情報をHMI22によりユーザに提示する。具体的には、出力制御部309は、駐車態様に関する支援情報をHMI22により表示するための情報を、支援情報としてHMI22へ出力する。HMI22による支援情報の提示については、後述する(図5及び図8参照)。
【0078】
車両制御部310は、教師経路に関する情報に基づき、教師経路に沿って車両1を移動させて所定の駐車態様で停車させる再生走行を制御する。具体的には、車両制御部310は、教師経路に追従するための車両1の操舵、制動及び加減速を制御する。一例として、車両制御部310は、記憶部305により記憶されている合流経路及び教師経路と、自己位置推定部306により推定された車両1の位置及び方向とに基づいて、合流経路及び教師経路と車両1の位置及び方向との差分を検出し、検出した差分を縮小するように、車両1の操舵、制動及び加減速の制御量のうちの少なくともいずれかを制御することにより、車両1を合流経路及び教師経路に追従させ、再生走行を制御する。
【0079】
ここで、HMI22による支援情報の提示について説明する。図5は、実施形態に係る駐車支援処理において表示される表示画面401の一例を示す図である。図5は、壁403により規定される駐車空間405に関する支援情報の表示を例示する。
【0080】
表示画面401は、補正前の駐車態様の表示407を含む。
【0081】
一例として、表示画面401は、教師走行が終了したときに表示される。この表示画面401において表示407は、現在の駐車態様を示すサラウンドビュー画像であってもよい。例えば、出力制御部309は、受付部302により教師走行の終了を指示するユーザ操作が受け付けられた場合、あるいは教師走行において車両1の停車時間が予め定められたしきい値を超えた場合に教師走行の終了を認識する。
【0082】
ここで、サラウンドビュー画像とは、全周囲カメラ212により得られた車両1の周囲画像(例えば前方、後方、左方及び右方)の画像を合成して生成された、車両1の俯瞰画像である。
【0083】
一例として、表示画面401は、受付部302により経路補正の開始を指示するユーザ操作が受け付けられた場合に表示される。この表示画面401において表示407は、教師走行の終了時点に取得されて記憶部305により記憶されている、教師走行の終了時点の駐車態様を示すサラウンドビュー画像であってもよい。
【0084】
なお、駐車態様の指定に伴い教師経路が既に補正されている場合もあり得る。この場合には、表示画面401において表示407は、記憶部305により記憶されている、最新の経路補正において指定された駐車態様、すなわち最新の教師経路の駐車態様を示すサラウンドビュー画像であってもよい。なお、当該サラウンドビュー画像としては、後述の駐車態様を指定するための表示409と同様に、補正前のサラウンドビュー画像に対して最新の教師経路の駐車態様が重畳された画像であってもよい。あるいは、当該サラウンドビュー画像としては、当該最新の教師経路に基づく再生走行が既に実施されている場合には、その再生走行の終了時点に取得されて記憶部305により記憶されているサラウンドビュー画像であってもよい。
【0085】
また、表示画面401は、駐車態様を指定するための表示409をさらに含む。
【0086】
一例として、表示画面401において表示409は、補正後の駐車態様を模擬する表示である。図5は、枠の表示により補正後の車両1の位置及び姿勢が疑似的に表現される場合を例示する。
【0087】
このように、実施形態に係る出力制御部309は、ユーザ所望の駐車態様を指定するための表示画面であって、教師経路の駐車態様を示す表示407と操作対象としての所望の駐車態様を模擬する表示409とを含む表示画面401を表示するための表示情報をHMI22へ出力する。
【0088】
なお、表示409は、補正後の車両1の位置及び姿勢のそれぞれについて指示するためのスライダ、ダイヤル、数値入力欄などの入力要素の表示が含まれていてもよい。つまり、駐車態様の指定は、タッチパネル上で枠などの補正後の駐車態様を模擬する表示を移動又は回転させることにより行われてもよいし、タッチパネルに表示された入力要素の表示に対する操作により行われてもよい。
【0089】
なお、表示407,409のそれぞれは、図5の例に限らず、自車のCG画像やアイコンの表示であってもよいし、枠の表示であってもよい。また、表示407,409の間で表示の色や線種、透明度が異なっていてもよい。このような表示態様の変更により、表示内容が見づらくなることを抑制し、ユーザがいずれの表示を操作して理想の駐車態様を指定すべきか容易に把握できるなど、駐車態様の指定を容易とすることができる。
【0090】
一例として、出力制御部309は、補正前の駐車態様を自車のCG画像により表示し、補正後の駐車態様を枠により疑似的に表示するための支援情報を出力してもよい。一例として、出力制御部309は、補正後の駐車態様の疑似的な表示を、補正前の駐車態様とは異なる色で表示するための支援情報を出力してもよい。一例として、出力制御部309は、補正前の駐車態様を半透明で表示し、補正後の駐車態様を不透明で疑似的に表示するための支援情報を出力してもよい。
【0091】
ここで、駐車態様の指定に基づく教師経路の補正について説明する。図6及び図7は、それぞれ実施形態に係る駐車態様の指定に応じた経路補正を説明するための図である。
【0092】
図6は、壁501により規定される駐車空間503へ車両1を駐車するための駐車支援に関する。図6は、補正前の教師経路に関し、駐車開始位置511a、前進部分521a、切り返し位置513a、後退部分523a及び駐車終了位置515aを実線により例示する。また、図6は、駐車態様の指定に応じて補正された後の教師経路に関し、駐車開始位置511b、前進部分521b、切り返し位置513b、後退部分523b及び駐車終了位置515bを破線により例示する。
【0093】
図7は、補正前の教師経路(図7では破線)に関し、後退部分523aを規定する複数のウェイポイントのうちの一部のウェイポイントPa0,Pa1,Pa2,Pa3,Pa4,Pa5を例示する。ウェイポイントPa0は、補正前の教師経路における駐車終了位置515aに対応し、駐車態様601aを表現する。ここで、実施形態に係るウェイポイントPa0は、教師走行で検出された教師経路に関し、第1のウェイポイントの一例である。また、実施形態に係る駐車態様601aは、第1の駐車態様の一例である。なお、経路補正が施された教師経路に対して駐車態様がさらに指定される場合に関し、ウェイポイントPa0及び駐車態様601aは、それぞれ、第2のウェイポイント及び第2の駐車態様の一例である。また、図7は、駐車態様の指定に応じて補正された後の教師経路(図7では実線)に関し、後退部分523bを規定する複数のウェイポイントのうちの一部のウェイポイントPb0,Pb1,Pb2,Pb3,Pb4,Pb5を例示する。ウェイポイントPb0は、補正後の教師経路における駐車終了位置515bに対応し、ユーザにより指定された駐車態様601bを表現する。ここで、実施形態に係るウェイポイントPb0は、教師走行で検出された教師経路に関し、第2のウェイポイントの一例である。また、実施形態に係る駐車態様601bは、第2の駐車態様の一例である。なお、経路補正が施された教師経路に対して駐車態様がさらに指定される場合に関し、ウェイポイントPb0及び駐車態様601bは、それぞれ、第4のウェイポイント及び第3の駐車態様の一例である。
【0094】
ここでは、主として教師走行で検出された教師経路に関し、所望の駐車態様を指定するユーザ操作に基づく駐車態様の変更指示が行われる場合を例示する。具体的には、駐車態様601aを示す表示407を含む図5の表示画面401において、ユーザが表示409を移動及び回転させることにより駐車態様601bが指定される場合を例に説明する。また、ここでは、教師経路のうちの後退部分523aを規定する複数のウェイポイントのうちの一部のウェイポイントが補正対象のウェイポイント701として特定される場合を例示する。
【0095】
受付部302は、ユーザ操作に応じたHMI22の出力に基づいて、駐車態様601bの指定、すなわち駐車態様の変更指示を受け付ける。教師走行終了後にユーザが理想とする駐車態様を指定することにより、ローカルマップでの位置(座標)は一意に定まる。
【0096】
一般的に、ユーザによる教師走行は、その環境でユーザが通りたくない場所など、ユーザの理想が反映されていることが想定される。このため、駐車態様修正部308は、駐車態様とともに教師経路を補正する。
【0097】
なお、補正後の教師経路に急激な姿勢変動が含まれると、自動駐車時に車両1の教師経路への追従が困難になる。このため、駐車態様修正部308は、補正後の教師経路の駐車終了位置515bが、ユーザにより指定された駐車態様601bになるように、駐車態様601bに到達するまで徐々に、すなわち緩やかに教師経路を補正する。
【0098】
具体的には、駐車態様修正部308は、隣り合うウェイポイント間の車両1の位置及び姿勢、すなわち車両態様の変化量が予め規定された拘束条件を満たす範囲で教師経路を補正する。
【0099】
例えば、駐車態様修正部308は、駐車態様601a,601bの位置及び姿勢の差分、すなわちウェイポイントPa0,Pb0の差分である駐車態様の補正量と、予め規定された拘束条件とに基づいて、拘束条件を満たす範囲での駐車態様の補正量に要するウェイポイント数、すなわち補正が必要なウェイポイント数を算出する。
【0100】
また、例えば、駐車態様修正部308は、駐車終了位置515aから算出したウェイポイント数目のウェイポイントを補正対象のウェイポイントとして特定してもよい。つまり、駐車態様修正部308は、教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちのウェイポイントPa0を起点として補正が必要なウェイポイント数目のウェイポイントを補正対象のウェイポイント701として特定してもよい。
【0101】
この場合、図7の例を参照すると、4点のウェイポイント数で補正が必要であると算出されることに伴い、補正対象のウェイポイント701は、ウェイポイントPa0,Pa1,Pa2,Pa3である。ここで、実施形態に係るウェイポイントPa3は、教師走行で検出された教師経路に関し、第3のウェイポイントの一例である。なお、経路補正が施された教師経路に対して駐車態様がさらに指定される場合に関し、ウェイポイントPa3は、第5のウェイポイントの一例である。一方、ウェイポイントPa4,Pa5は、補正の必要がない非補正対象のウェイポイント703である。非補正対象のウェイポイント703は、後の最適化処理における固定の制約条件として取り扱われる。
【0102】
また、例えば、駐車態様修正部308は、補正後の教師経路の駐車終了位置515bでユーザにより指定された駐車態様601bになるように、補正対象のウェイポイント701に対する最適化処理を実行し、ウェイポイントPb0,Pb1,Pb2,Pb3を得る。最適化処理としては、例えば姿勢グラフベースで姿勢調整を行うことにより軌跡だけを最適化するPose Graph Optimization(PGO)が利用可能であるが、他の公知の最適化手法が適宜利用されてもよい。
【0103】
また、例えば、駐車態様修正部308は、非補正対象のウェイポイント703については、元のウェイポイントをそのまま使用する。つまり、駐車態様修正部308は、ウェイポイントPb4,Pb5として、ウェイポイントPa4,Pa5を用いる。したがって、駐車態様修正部308は、教師経路の補正において、ウェイポイントPb0からウェイポイントPb3までの補正後の補正対象のウェイポイント701と、非補正対象のウェイポイント703とを含む複数のウェイポイントにより教師経路を規定する。
【0104】
なお、教師経路の補正において、駐車態様修正部308は、駐車態様の補正量に応じて、補正を開始するウェイポイント、すなわち補正開始位置の駐車終了位置515aからの距離を調整してもよい。
【0105】
例えば、駐車態様修正部308は、駐車態様の補正量と、予め規定された拘束条件とに基づいて算出された、補正が必要なウェイポイント数に対応情報に応じた任意のウェイポイント数を加えたウェイポイント数で補正対象のウェイポイント701を特定してもよい。つまり、駐車態様修正部308は、教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちのウェイポイントPa0を起点として補正が必要なウェイポイント数目以上のウェイポイントを補正対象のウェイポイント701として特定してもよい。
【0106】
この場合、図7の例を参照すると、例えば3点のウェイポイント数で補正が必要であると算出され、対応情報に応じて4点のウェイポイントPa0,Pa1,Pa2,Pa3が補正対象のウェイポイント701として特定される。なお、ここでは説明の簡単のために1点のウェイポイント数を加えるとして説明したが、これに限らない。増加させる点数は、2点以上の複数の点数であってもよい。一例として、20cm間隔のウェイポイントに対して10点のウェイポイント数を追加するなど、適宜決定されればよい。
【0107】
ここで、HMI22による支援情報の提示について再び説明する。図8は、実施形態に係る駐車支援処理において表示される表示画面411の一例を示す図である。図8は、ユーザにより指定された駐車態様601bに対応する補正後の教師経路(補正経路)に関する支援情報の表示を例示する。
【0108】
例えば、出力制御部309は、ユーザにより指定された駐車態様601bに基づき補正された補正経路を示す情報として、例えば表示画面411を表示するための表示情報をHMI22に出力する。一例として、表示画面411は、指定された駐車態様601bに対応する補正経路の生成が完了したときに表示される。一例として、表示画面411は、補正経路(図8では破線)を車両1の周囲画像に重畳させた俯瞰画像を含む。図8は、車両1の周囲画像として、壁413と、当該壁413により規定される駐車空間415とを例示する。なお、図8の駐車空間415は、図5の駐車空間405に対応するものであってもよい。つまり、図5の壁403は、図8の壁413の一部を表現するものであってもよい。
【0109】
また、表示画面411は、補正経路とともに、指定された駐車態様601bの表示419を含む。この表示419は、指定された駐車態様601bを示すサラウンドビュー画像であってもよいし、図5の表示407と同様に、枠の表示など他の表示であってもよい。
【0110】
なお、表示画面411は、図8に示すように、補正経路とともに、補正前の教師経路(図8では実線)の表示を含んでもよい。また、表示画面411においては、図5の表示407と同様に補正前の駐車態様401aの表示が行われてもよい。あるいは、表示画面411において表示419に対する駐車態様の指定が受け付けられてもよく、例えば図5の表示409と同様に表示419に対して駐車態様を指定するための表示が行われてもよい。つまり、表示画面411と同様の画面を、図5に代えて、駐車態様の指定画面として利用することもできる。換言すれば、図5の表示画面401は、教師経路の表示を含んでもよい。
【0111】
一例として、表示画面411は、補正後の教師経路である補正経路(図8では破線)だけを表示する画面であってもよい。つまり、表示画面411においては、壁413などを含む車両1の周囲画像の表示は必須の構成ではなく、例えばブラック背景に補正経路を重畳させた画像を表示してもよい。もちろん、車両1の周囲画像の表示を行わない場合であっても、補正経路とともに、補正前の教師経路(図8では実線)が表示されてもよい。
【0112】
なお、経路補正後に実施される再生走行処理において、図8の表示画面411と同様にして補正経路を表示する画面が表示されてもよい。
【0113】
次に、以上のように構成された駐車支援装置3で実行される駐車支援処理の流れを説明する。駐車支援装置3で実行される駐車支援処理は、上述したように、教師走行処理、経路補正処理及び再生走行処理を含む。ここでは、少なくとも1回の教師走行の後に実行される経路補正処理について説明する。
【0114】
図9は、実施形態に係る駐車支援装置3により実行される経路補正処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9の流れは、教師走行処理との一連の流れとして実行される経路補正処理を例示する。つまり、図9の流れは、教師走行処理において車両1が駐車終了位置に停車した状態で開始される。
【0115】
出力制御部309は、教師走行が終了したとき、駐車態様を指定するための画面を表示する。例えば、出力制御部309は、図5に例示するように、教師走行終了時のサラウンドビュー画像などの表示408と、駐車態様を指定するための表示409とを含む表示画面401を表示するための表示情報を生成し、支援情報として出力する。
【0116】
駐車態様修正部308は、例えば表示409に関するユーザ操作に応じたHMI22からの出力に基づいて、駐車態様が指定されたかを判定する(S102)。ここで、「駐車態様の指定」とは、表示画面401において表示409により模擬的に示される駐車態様601bに関し、その位置及び姿勢の少なくともいずれかを教師走行終了時の駐車態様601aから変更するユーザ操作の結果である。
【0117】
駐車態様が指定されたと判定されなかった場合(S102:No)、駐車態様修正部308は、教師走行における走行経路、すなわち教師走行終了時の駐車態様601aで車両1を駐車するための走行経路を、教師経路として記憶部305により記憶する(S103)。その後、図9の流れは終了する。
【0118】
一方、駐車態様が指定されたと判定された場合(S102:Yes)、駐車態様修正部308は、隣接ウェイポイント間の拘束条件を記憶部305から読み出す(S104)。
【0119】
また、駐車態様修正部308は、指定された駐車態様への補正量と、読み出した拘束条件と、に基づいて、補正が必要なウェイポイント数を算出する(S105)。
【0120】
また、駐車態様修正部308は、補正対象のウェイポイント701に対する最適化処理を実行する(S106)。
【0121】
また、駐車態様修正部308は、駐車態様修正部308は、非補正対象のウェイポイント703と、補正後の補正対象のウェイポイント701とを、補正後の教師経路として記憶部305により記憶する(S107)。その後、図9の流れは終了する。
【0122】
従来、教師走行の際にはユーザによる車両1の走行経路を教師経路として記憶し、自動駐車の際には記憶した教師経路に合流する合流経路を生成して教師走行時の駐車終了位置に車両1を移動させて駐車する駐車支援が知られている。このような経路記憶型の自動駐車では、教師走行終了時に、ローカルマップ及び当該マップの座標系にて表現された経路情報が作成され、記憶される。ここで、教師走行における車両1の駐車位置は、経路情報の終点のウェイポイントにより表現される。
【0123】
経路記憶型の自動駐車においては、教師走行を実施した結果、駐車空間に対して斜めに車両1が停まっているなど、その駐車態様がユーザの希望通りではない場合もあり得る。教師走行実施時の駐車態様がユーザの希望通りでなかった場合、自動駐車の際には毎回、その希望通りではない駐車態様で車両1が駐車されることになる。一方、希望通りの駐車態様で停車できるまで教師走行をやり直すことは、ユーザにとって負担であった。
【0124】
このような中、実施形態に係る駐車支援装置3は、教師走行経路の自動補正機能に関し、例えば教師走行終了時に、理想の駐車位置及び駐車姿勢の駐車態様をユーザがサラウンドビュー画像などのUIを通じて指定できるように構成されている。教師走行終了後に理想の駐車態様を指定することにより、ローカルマップでの理想位置(座標)は一意に定まる。
【0125】
また、実施形態に係る駐車支援装置3は、駐車態様の指定に伴い、記憶されている教師経路を補正することにより指定された駐車態様に最終的に到達する教師経路を生成する。これにより、教師走行を行った環境でユーザが通りたくない場所など、ユーザの理想が反映された走行経路を元にした経路補正とすることができる。ユーザは、教師走行をやり直さなくても、次回以降の再生走行において理想の駐車態様で駐車できるようになる。したがって、実施形態に係る駐車支援によれば、自動駐車についてエンドユーザの使い勝手を向上することが可能である。
【0126】
実施形態に係る駐車支援装置3は、教師走行の最終的な終了地点が、指定された理想の駐車態様となるように、予め規定された拘束条件を満たすように、必要な分だけ遡ってウェイポイントを修正していく。これにより、教師経路に急激な姿勢変動が含まれることを抑制し、自動駐車時の車両1の追従を容易とすることができる。したがって、不要な減速などが抑制され、自動駐車時のユーザの違和感を低減することができる。また、駐車態様の補正量に応じて、補正を開始する位置を調整する構成によれば、教師走行を行った環境でユーザが通りたくない場所など、ユーザの理想が反映された走行経路にできるだけ沿うように補正後の教師経路を生成することができる。
【0127】
なお、上述の実施形態では、補正量に基づいて補正を要するウェイポイント数が算出される場合を例示したが、これに限らない。例えば、駐車終了位置515aから、当該駐車終了位置515aを起点とした最初の切り返し位置513aまでの複数のウェイポイントを固定の補正対象のウェイポイント701として設定してもよい。また、例えば、補正量に依らずに固定のウェイポイント数が利用されてもよい。つまり、駐車終了位置515aのウェイポイントPa0から固定のウェイポイント数目のウェイポイントPa3までの、固定のウェイポイント数のウェイポイントを補正対象のウェイポイント701として設定してもよい。
【0128】
なお、上述の実施形態に係る出力制御部309は、補正量に基づいて算出した補正を要するウェイポイント数目のウェイポイントが切り返し位置513aを超える場合、ユーザに通知を行うための通知情報を生成し、HMI22へ出力してもよい。つまり、上述の実施形態に係る駐車支援装置3は、後退経路523だけでは拘束条件を満たす範囲での補正ができない場合、ユーザに通知を行ってもよい。この通知は、エラーを報知するものであってもよいし、ユーザに教師走行のやり直しを促すものであってもよい。
【0129】
なお、上述の実施形態では、教師経路のうちの後退部分523aを規定する複数のウェイポイントのうちの一部、すなわち駐車位置から切り返し位置までのウェイポイントを補正対象のウェイポイント701とする場合を例示したが、これに限らない。つまり、上述の実施形態では、ウェイポイントPa3は、教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちのウェイポイントPa0を起点とした最初の切り返し位置513aにおける車両態様を規定するウェイポイント又は当該ウェイポイントよりウェイポイントPa0側のウェイポイントである場合を説明した。一方、実施形態に係る駐車態様修正部308は、前進部分521aを規定するウェイポイントを含む複数のウェイポイントを補正対象のウェイポイント701としてもよい。つまり、補正対象のウェイポイント701には、駐車位置を起点として最初の切り返し位置より遠方のウェイポイントが含まれてもよい。
【0130】
なお、上述の実施形態に係る駐車態様修正部308は、ユーザによる切り返し位置513bの車両態様、すなわち切り返し態様の指定に応じた経路補正を行ってもよい。この切り返し態様の指定に応じた経路補正では、切り返し位置513a,513bを、上述の実施形態に係る駐車終了位置515a,515bと同様に取り扱う。例えば受付部302は、ユーザ操作に応じたHMI22の出力に基づいて、切り返し態様の指定、すなわち切り返し態様の変更指示を受け付けてもよい。例えば、出力制御部309は、ユーザ所望の切り返し態様を指定するための表示画面であって、教師経路の切り返し態様を示す表示と操作対象としての所望の切り返し態様を模擬する表示とを含む表示画面を表示するための表示情報をHMI22へ出力してもよい。例えば、駐車態様修正部308は、ユーザにより指定された切り返し態様への補正量に応じて、切り返し位置513bから遡ってウェイポイントを修正してもよい。当該補正量とは、切り返し位置513aに関する第1の車両態様を規定するウェイポイント(第6のウェイポイント)と、ユーザにより指定された切り返し位置513bに関する第2の車両態様を規定するウェイポイント(第7のウェイポイント)との差分であってもよい。この場合、補正対象のウェイポイントは、切り返し位置513aに関する第1の車両態様を規定するウェイポイントから補正に要するウェイポイント数目以上のウェイポイント(第8のウェイポイント)までの、複数のウェイポイントであってもよい。
【0131】
なお、上述の実施形態では、ユーザにより駐車態様601bが指定される場合を例示したが、これに限らない。受付部302は、ソナー211や全周囲カメラ212などの車載センサからの出力に基づく駐車態様601bの指定を受け付けてもよい。例えば取得部301は、駐車態様601aで停車する車両1に関し、壁や障害物、駐車枠を規定する白線などの車両1の周囲の物体に関する情報を取得してもよい。例えば受付部302は、車両1の周囲の物体に関する情報により規定される車両1の駐車空間に沿う駐車態様を駐車態様601bの変更指示として受け付けてもよい。一例として、取得部301が取得した車両1の周囲の物体に関する情報に基づき、駐車態様601aで停車する車両1の側方の壁、障害物、または白線に対して、車両1の長手方向が平行であるか否かを駐車態様修正部308が判定する。駐車態様修正部308が平行でないと判定した場合、受付部は、壁、障害物、または白線に沿う駐車態様601bを、駐車態様の変更指示として受け付けてもよい。この構成によれば、駐車空間の周囲環境に応じた適切な駐車態様での駐車を容易に実現できる。なお、車両1の駐車空間に沿う駐車態様を表示画面401でユーザに提示するといった態様もあり得る。例えば、表示画面401において表示409の初期表示として車両1の駐車空間に沿う駐車態様が利用されてもよい。
【0132】
なお、上述の実施形態において「Aであるかを判定する」とは、「Aであることを判定する」ことであってもよいし、「Aではないことを判定する」ことであってもよいし、「Aであるか否かを判定する」ことであっても構わない。
【0133】
上述の実施形態の駐車支援装置3で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、FD、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0134】
また、上述の実施形態の駐車支援装置3で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、駐車支援装置3で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0135】
また、上述の実施形態の駐車支援装置3で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0136】
また、上述の実施形態の駐車支援装置3で実行されるプログラムは、上述した各機能部(取得部301、受付部302、地図情報生成部303、走行経路検出部304、記憶部305、自己位置推定部306、経路追従演算部307、駐車態様修正部308、出力制御部309及び車両制御部310)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU31がROM32又はHDD34からプログラムを読み出して実行することにより上記各機能部がRAM33上にロードされ、上記各機能部がRAM33上に生成されるようになっている。
【0137】
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、目的とする駐車態様での車両1の駐車を適切に支援することができる。
【0138】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【0139】
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
(1)
車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶することと、
前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、
前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正することと、を含む
駐車支援方法。
(2)
前記第1の駐車態様と、前記第2の駐車態様とのそれぞれは、前記車両の駐車位置及び駐車姿勢の少なくともいずれかである、
上記(1)に記載の駐車支援方法。
(3)
前記第2の駐車態様に基づき補正された補正経路を示す情報を表示装置に出力すること、をさらに含む、
上記(1)又は上記(2)に記載の駐車支援方法。
(4)
前記第1の駐車態様を規定する第1のウェイポイントと、前記第2の駐車態様を規定する第2のウェイポイントとの差分である、駐車態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントから第3のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第2のウェイポイントから前記第3のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行うこと、をさらに含む、
上記(1)から上記(3)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(5)
予め定められた隣接ウェイポイント間における前記車両の車両態様の変化量に関する拘束条件を記憶することと、
前記拘束条件を満たす範囲での前記補正量の補正に要するウェイポイント数を算出し、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントを前記第3のウェイポイントとして特定することと、をさらに含む、
上記(4)に記載の駐車支援方法。
(6)
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として予め定められたウェイポイント数目のウェイポイントである、
上記(4)に記載の駐車支援方法。
(7)
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を規定するウェイポイント又は当該ウェイポイントより前記第1のウェイポイント側のウェイポイントである、
上記(5)又は上記(6)に記載の駐車支援方法。
(8)
前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントが、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両態様を規定するウェイポイントを超える場合に、ユーザに通知を行うための通知情報を出力すること、をさらに含む、
上記(5)から上記(7)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(9)
前記駐車態様の変更指示は、前記第2の駐車態様を指定するユーザ操作に基づく、
上記(1)から上記(8)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(10)
前記第1の駐車態様を示す表示と前記第2の駐車態様を模擬する表示とを含む表示画面を表示するための表示情報を表示装置に出力すること、をさらに含む、
上記(9)に記載の駐車支援方法。
(11)
前記駐車態様の変更指示は、前記車両に搭載された車載センサからの前記第1の駐車態様で停車する前記車両の周囲の物体に関する情報に基づく、
上記(1)から上記(10)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(12)
前記第2の駐車態様とは異なる第3の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付けることと、
前記第2のウェイポイントと、前記第3の駐車態様を規定する第4のウェイポイントとの差分である、前記車両の位置及び姿勢の少なくともいずれかの補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第2のウェイポイントから第5のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第4のウェイポイントから前記第5のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行うことと、をさらに含む、
上記(4)から上記(11)のうちの上記(4)を直接的又は間接的に引用するいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(13)
前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を指定する切り返し態様の変更指示を受け付けることと、
前記教師経路における当該最初の切り返しにおける第1の車両態様を規定する第6のウェイポイントと、指定された第2の車両態様を規定する第7のウェイポイントとの差分である、前記最初の切り返しにおける車両態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第6のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第7のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定すること、をさらに含む、
上記(4)から上記(12)のうちの上記(4)を直接的又は間接的に引用するいずれか一項に記載の駐車支援方法。
(14)
前記教師経路に関する情報に基づき、前記教師経路に沿って前記車両を移動させて前記第2の駐車態様で停車させる再生走行を制御することと、をさらに含む、
上記(1)から上記(13)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援方法。
駐車支援方法。
(15)
車両を移動させて第1の駐車態様で停車させた教師走行における走行経路である教師経路に関する情報を記憶する記憶部と、
前記第1の駐車態様とは異なる第2の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付ける受付部と、
前記第2の駐車態様に基づき、前記教師経路を補正する補正部と、を備える
駐車支援装置。
(16)
前記第1の駐車態様と、前記第2の駐車態様とのそれぞれは、前記車両の駐車位置及び駐車姿勢の少なくともいずれかである、
上記(15)に記載の駐車支援装置。
(17)
前記第2の駐車態様に基づき補正された補正経路を示す情報を表示装置に出力する出力制御部をさらに備える、
上記(15)又は上記(16)に記載の駐車支援装置。
(18)
前記補正部は、前記第1の駐車態様を規定する第1のウェイポイントと、前記第2の駐車態様を規定する第2のウェイポイントとの差分である、駐車態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントから第3のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第2のウェイポイントから前記第3のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行う、
上記(15)から上記(17)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(19)
前記記憶部は、予め定められた隣接ウェイポイント間における前記車両の車両態様の変化量に関する拘束条件を記憶し、
前記補正部は、前記拘束条件を満たす範囲での前記補正量の補正に要するウェイポイント数を算出し、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントを前記第3のウェイポイントとして特定する、
上記(18)に記載の駐車支援装置。
(20)
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として予め定められたウェイポイント数目のウェイポイントである、
上記(18)に記載の駐車支援装置。
(21)
前記第3のウェイポイントは、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を規定するウェイポイント又は当該ウェイポイントより前記第1のウェイポイント側のウェイポイントである、
上記(19)又は上記(20)に記載の駐車支援装置。
(22)
前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点として前記ウェイポイント数目以上のウェイポイントが、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両態様を規定するウェイポイントを超える場合に、ユーザに通知を行うための通知情報を出力する表示制御部をさらに備える、
上記(19)から上記(21)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(23)
前記駐車態様の変更指示は、前記第2の駐車態様を指定するユーザ操作に基づく、
上記(15)から上記(22)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(24)
前記第1の駐車態様を示す表示と前記第2の駐車態様を模擬する表示とを含む表示画面を表示装置に表示するための表示情報を出力する表示制御部をさらに備える、
上記(23)に記載の駐車支援装置。
(25)
前記駐車態様の変更指示は、前記車両に搭載された車載センサからの前記第1の駐車態様で停車する前記車両の周囲の物体に関する情報に基づく、
上記(15)から上記(24)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(26)
前記受付部は、前記第2の駐車態様とは異なる第3の駐車態様を指定する駐車態様の変更指示を受け付け、
前記補正部は、前記第2のウェイポイントと、前記第3の駐車態様を規定する第4のウェイポイントとの差分である、前記車両の位置及び姿勢の少なくともいずれかの補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第2のウェイポイントから第5のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第4のウェイポイントから前記第5のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する経路補正を行う、
上記(18)から上記(25)のうちの上記(18)を直接的又は間接的に引用するいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(27)
前記受付部は、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第1のウェイポイントを起点とした最初の切り返しにおける前記車両の車両態様を指定する切り返し態様の変更指示を受け付け、
前記補正部は、前記教師経路における当該最初の切り返しにおける第1の車両態様を規定する第6のウェイポイントと、指定された第2の車両態様を規定する第7のウェイポイントとの差分である、前記最初の切り返しにおける車両態様の補正量に基づいて、前記教師経路を規定する複数のウェイポイントのうちの前記第6のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正対象のウェイポイントを修正し、前記第7のウェイポイントから第8のウェイポイントまでの補正後のウェイポイントを含む複数のウェイポイントにより前記教師経路を規定する、
上記(18)から上記(26)のうちの上記(18)を直接的又は間接的に引用するいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(28)
前記教師経路に関する情報に基づき、前記教師経路に沿って前記車両を移動させて前記第2の駐車態様で停車させる再生走行を制御する車両制御部をさらに備える、
上記(15)から上記(27)のうちのいずれか一項に記載の駐車支援装置。
(29)
上記(1)から上記(14)のうちのいずれかに記載の駐車支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(30)
コンピュータにより実行されるプログラムであって、上記(29)に記載のプログラムが記録された記録媒体(Computer Program Product)。
(31)
上記(15)から上記(28)のうちのいずれかに記載の駐車支援装置と、
ユーザの駐車態様の指定及び/又は切り返しにおける車両態様の指定に係る操作を受け付ける操作部と、を備える
車両。
(32)
上記(15)から上記(28)のうちのいずれかに記載の駐車支援装置と、
ユーザ操作を受け付けるための表示画面を表示する表示装置と、を備える
車両。
(33)
上記(28)に記載の駐車支援装置と、
前記車両制御部からの制御信号に基づいて操舵角、駆動及びブレーキのうちの少なくともいずれかを制御する制御装置と、を備える
車両。
(34)
上記(15)から上記(28)のうちのいずれかに記載の駐車支援装置と、
ソナー、全周囲カメラ、操舵角センサ、車輪速センサ、方位センサ及びGNSSセンサのうちの少なくともいずれかと、を備える
車両。
【符号の説明】
【0140】
1 車両
12 車体
13 車輪
14 バンパー
22 HMI(表示部,操作部)
23 操舵制御装置
24 駆動・ブレーキ制御装置
3 駐車支援装置
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 HDD
35 I/F
39 バス
130 座席
140 ステアリングホイール(操作部)
180 フロントガラス
190 ダッシュボード
211 ソナー
212 全周囲カメラ
213 方位センサ
214 GNSSセンサ
221 表示装置(表示部,操作部)
222a,222b 操作ボタン(操作部)
301 取得部
302 受付部
303 地図情報生成部
304 走行経路検出部
305 記憶部
306 自己位置推定部(車両制御部)
307 経路追従演算部(車両制御部)
308 駐車態様修正部(補正部)
309 出力制御部(表示制御部)
310 車両制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9