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特開2024-124263情報提供方法、プログラム及び非一時的コンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024124263
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】情報提供方法、プログラム及び非一時的コンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/04 20120101AFI20240905BHJP
   G06Q 30/015 20230101ALI20240905BHJP
【FI】
G06Q40/04
G06Q30/015
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023032295
(22)【出願日】2023-03-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-11-24
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)公開内容 ウェブサイト掲載日 2022年6月24日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (2)公開内容 ウェブサイト掲載日 2022年10月1日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (3)公開内容 ウェブサイト掲載日 2022年12月2日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (4)公開内容 ウェブサイト掲載日 2022年12月5日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (5)公開内容 ウェブサイト掲載日 2022年9月29日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (6)公開内容 ウェブサイト掲載日 2023年2月10日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/ (7)公開内容 ウェブサイト掲載日 2023年1月26日 ウェブサイトのアドレス(PostPrime株式会社が運営する公式ホームページ) https://postprime.com/
(71)【出願人】
【識別番号】520487392
【氏名又は名称】PostPrime株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106220
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 正悟
(72)【発明者】
【氏名】高橋 ダニエル圭
【テーマコード(参考)】
5L030
5L040
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L040BB52
5L049BB08
5L055BB52
(57)【要約】      (修正有)
【課題】投資トピックに関する情報を提供するための情報提供方法、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】サーバが投資トピックに関する情報を通信網を通じてユーザ端末群に提供する情報処理システムにおける情報提供方法であって、サーバは、ユーザ端末群を構成するユーザ端末夫々に、1又は複数の投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部512cを含む予測入力部512bを送信することと、ユーザ端末群から投票データを受信することと、ユーザ端末群から受信した投票データに基づき上昇予測と下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、投票結果データを含む第2の画面領域をユーザ端末に送信することと、を含む処理を行う。投票データは、投資トピックの値上がりを示す上昇予測及び投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含む。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投資トピックに関する情報をサーバがユーザ端末群に提供する方法であって、
前記サーバが、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、
前記ユーザ端末群から前記投票データを受信することと、
ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含むものであり、
前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、
前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、を含む、
方法。
【請求項2】
前記第2の画面領域に含む前記投票結果データは、前記投票時から遡及する1又は複数の投票期間における前記上昇予測及び前記下降予測を示す1又は複数の投票率を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記投票結果データは、前記1又は複数の投票期間での前記投票率の変化を示す投票率チャートを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の画面領域は、前記投資トピックの予測値を入力可能な予測値入力部を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記予測値入力部は、前記予測値の予測理由を入力可能な予測理由入力部を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の画面領域は、1又は複数の他のユーザの前記予測値と前記予測理由とを有する他ユーザ予測情報を含む他ユーザ予測表示部を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
さらに、前記サーバは、
前記他ユーザ予測表示部に含む複数の前記他ユーザ予測情報を、時系列での新しさ又は古さ、ユーザに対する評価の高さ又は低さ、前記予測値の高さ又は低さのうちの1又は何れか複数でソーティングして表示することと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
さらに、前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記投票期間の前記投票率に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項9】
さらに、前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記予測値に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項10】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザから前記投票データを受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザから前記予測値を受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項12】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザによる前記予測値の予測理由を受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項13】
前記通知は、音声による通知、電子メール送信による通知、又はウェブサイト画面若しくはアプリ画面での画像若しくはテキストメッセージによる通知の少なくとも何れかを含む、
請求項8~請求項12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記通知は、ウェブサイト画面、アプリ画面若しくは前記ユーザ端末の画面への、人物キャラクター若しくは擬人化キャラクターが話しかける動画若しくはアニメーションによる通知の少なくとも何れかを含む、
請求項8~請求項12の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、
前記ユーザ端末群から、前記投票データを受信することと、
ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含み、
前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、
前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、
を行う命令を含む、
プログラム。
【請求項16】
コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記プログラムは、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、
前記ユーザ端末群から、前記投票データを受信することと、
ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含み、
前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、
前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、
を行う命令を含む、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願による開示は、投資トピックに関する情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
投資家が、例えば株式銘柄について投資判断を行う際には、その銘柄に関連する様々な投資判断指標が参照される。特に今日では、誰もがインターネットを通じて、株式、債券、外貨、仮想通貨、先物取引等の様々な投資トピックについて、多くの情報を容易に入手することができる。投資判断指標として参照し得る過去から現在の定量情報及び定性情報は広範にわたり、その量は膨大である。特許文献1には、顧客が要求する株式投資指標の基準に合致した銘柄を、前記顧客に通知するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-29882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本開示は、投資トピックに関する情報を提供するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様は、投資トピックに関する情報をサーバがユーザ端末群に提供する方法である。前記サーバは、前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信する。前記サーバは、前記ユーザ端末群から前記投票データを受信する。ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含む。前記サーバは、前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成する。前記サーバは、前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信する。
【0006】
投資トピックの値動きに関して、ユーザが予測を投票する背景には、それぞれが知得した様々な投資判断指標の変化がある。しかしながら、個々の投資家(ユーザ)が収集可能な情報の量と質、そして収集した情報に対する解釈の適切さには、自ずと限界がある。つまり個々の投資家が個人の認知限界を超えて、自己の情報感度と解釈力を高めるのは不可能であるから、個々の投資家の情報収集を効率的に支援できるような情報提供サービスを提供できることが好ましい。本開示の第1の態様によれば、各ユーザは、投資トピックの値動きに関して、多数のユーザ(ユーザ端末群)が予測した結果(上昇予測又は下降予測)を、投票結果データにより知ることができる。多くのユーザの予測の傾向は、ユーザにおける重要な情報の見落としや、情報に対する過大評価又は過小評価等に気づくための機会となり得る。このように、各ユーザは、他の多数のユーザの予測を、自己の投資判断のために利用することができる。
【0007】
前記第2の画面領域に含む前記投票結果データは、前記投票時から遡及する1又は複数の投票期間における前記上昇予測及び前記下降予測を示す1又は複数の投票率を含み得る。ユーザ端末で投票率を知り得ることにより、ユーザ端末を使用するユーザは、投資対象の値動きに対する多数のユーザ(ユーザ端末群)の予測を知ることができる。
【0008】
前記投票期間は、例えば、投票の時から24時間遡及した期間(投票時前24時間)、投票の時から7日間遡及した期間(投票時前7日間)、投票の時から30日間遡及した期間(投票時前30日間)、又は任意の訴求期間を含み得る。任意の訴求期間は、ユーザがユーザ端末により設定した期間とし得る。
【0009】
また、前記「投票時」とは、ユーザがユーザ端末を操作して投票した時である。より具体的に、前記「投票時」とは、サーバがユーザ端末から受信した投票データを、サーバの記憶部に格納した日時、ユーザ端末の入力部により投票操作が行われた日時、サーバがユーザ端末から投票データを受信した日時、又はサーバにて設定された任意の設定時を含み得る。
【0010】
前記投票結果データは、前記1又は複数の投票期間での前記投票率の変化を示す投票率チャートを含み得る。ユーザ端末を使用するユーザは、多数のユーザ(ユーザ端末群)の予測の時系列変化(予測の傾向)を、投票率チャートによって容易に知ることができる。
【0011】
前記第1の画面領域は、前記投資トピック予測値を入力可能な予測値入力部を含み得る。これによれば、投資トピックの具体的な予測値を、多数のユーザ(ユーザ端末群)から収集することが可能となる。収集された予測値は、多数のユーザ(ユーザ端末群)が投資判断するための参照情報として利用し得る。
【0012】
前記予測値入力部は、前記予測値の予測理由を入力可能な予測理由入力部を含み得る。これによれば、上昇予測又は下降予測を導いた予測理由を、多数のユーザ(ユーザ端末群)から収集することができる。収集された予測理由は、多数のユーザ(ユーザ端末群)が投資判断するための参照情報として利用し得る。
【0013】
前記第2の画面領域は、1又は複数の他のユーザの前記予測値と前記予測理由とを有する他ユーザ予測情報を含む他ユーザ予測表示部を含み得る。これによれば、投票結果データだけでなく、より具体的な他のユーザの予測値と予測理由とを知り得る。このため、ユーザ(ユーザ端末)は、他の投資家の投資判断の視点を収集することができる。
【0014】
さらに、前記サーバは、前記他ユーザ予測表示部に含む複数の前記他ユーザ予測情報を、時系列での新しさ又は古さ、ユーザに対する評価の高さ又は低さ、前記予測値の高さ又は低さのうちの1又は何れか複数でソーティングして表示することと、を含み得る。これによれば、ユーザにとっての情報収集の利便性を高めることができる。
【0015】
さらに、前記サーバは、前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、ここで前記通知設定の対象は、前記投票期間の前記投票率に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含み得る。さらに、前記サーバは、前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、ここで前記通知設定の対象は、前記予測値に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含み得る。
【0016】
多数のユーザの値動きに関する予測の変化(上昇予測と下降予測の変化)は、業績、将来への成長材料、政治、経済指標、国際情勢、社会情勢、事件、天災事変など、何らかの投資判断指標の変化によって発生し得る。しかしながら、個々の投資家(ユーザ)が、様々な投資判断指標をタイムリーに収集するのは、極めて困難である。そのため、値動き予想に関する多数のユーザ(ユーザ端末群)の考え方の変化(上昇予測と下降予測の変化、それらの投票率の変化、予測値の変化)を通知によってリアルタイムに把握可能とすることにより、個々の投資家(ユーザ)が発生した事象に対するアクセスを迅速かつ容易にすることができる。
【0017】
さらに前記サーバは、前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザから前記投票データを受信したことを含み、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが投票したことを知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0018】
さらに前記サーバは、前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザによる前記予測値を受信したことを含み、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが予測値を入力したことを知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0019】
さらに前記サーバは、前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザによる前記予測値の予測理由を受信したことを含み、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが予測値の理由を知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0020】
前記通知は、音声による通知、電子メール送信による通知、又はウェブサイト画面若しくはアプリ画面での画像若しくはテキストメッセージによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、ユーザ端末において通知の受信を確実に認識することができる。
【0021】
前記通知は、ウェブサイト画面、アプリ画面若しくは前記ユーザ端末の画面への、人物キャラクター若しくは擬人化キャラクターが話しかける動画若しくはアニメーションによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、通知が人物キャラクター又は擬人化キャラクターが話しかけてくる動画又はアニメーションであるため、通知に対するユーザの注意力を高めることができる。
【0022】
本開示の第2の態様は、コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムであって、前記プログラムは、前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、前記ユーザ端末群から、前記投票データを受信することと、ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含み、前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、を行う命令を含む、プログラムである。
【0023】
本開示の第3の態様は、コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラムは、前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、前記ユーザ端末群から、前記投票データを受信することと、ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含み、前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づき前記上昇予測と前記下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、を行う命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
【0024】
本開示の第2の態様及び第3の態様によれば、各ユーザが、他の多数のユーザの予測を、自己の投資判断のために利用することができる。
【発明の効果】
【0025】
本開示の一態様によれば、投資家の投資判断に有用な情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本開示の一態様を例示する実施形態に基づき明瞭に説明するため、その説明に必要な図面を簡単に説明する。図面は、いくつかの実施形態を例示するものにすぎず、本開示の範囲を限定するものではない。当業者は、特段の発明能力を用いることなく、本開示の図面に基づいて他の関連する実施形態の図面を得ることができる。
【0027】
図1】本開示の一態様による情報処理システムの構成図である。
図2】本開示の一態様によるコンピュータ装置のブロック構成図である。
図3】本開示の一態様によるサーバの機能構成図である。
図4】本開示の一態様によるユーザ端末の機能構成図である。
図5】本開示の一態様による情報表示画面の説明図である。
図6】本開示の一態様による情報提供方法のフローチャートである。
図7】本開示の一態様によるトピック表示領域の説明図である。
図8】本開示の一態様による情報提供方法のフローチャートである。
図9】本開示の一態様によるトピック表示領域の説明図である。
図10】本開示の一態様による通知画面の説明図である。
図11】本開示の一態様による投資トピックごとの通知設定画面の説明図である。
図12】本開示の一態様によるユーザグループの通知設定画面の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本開示の一態様について、例示される実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0029】
本開示に含む全ての実施形態及び選択可能な実施形態は、互いに組み合わせて新たな実施形態を形成してもよい。また、本開示に含む全ての技術的特徴及び選択可能な技術的特徴は、互いに組み合わせることにより新たな技術的特徴を形成できる。
【0030】
本開示で使用する用語「又は」は包括的な用語として使用される。例えば、「A又はB」は「A、B、又はAとBの両方」を意味する。「A」、「B」、「AとBの両方」は、いずれもそれぞれが「A又はB」を満たす。
【0031】
本明細書および特許請求の範囲において「第1」、「第2」及び「第n(但しnは自然数)」と記載する場合、それは異なる要素を区別するために使用するものであり、特定の順序や優劣等を示すことを意図しない。各実施形態で共通する構成については、同一符号を付して重複説明を省略する。
【0032】
本明細書および特許請求の範囲で使用される「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」等の用語及びそれらの用語を含む用語で表された方向又は位置関係は、図面に基づくものであり、実施形態を便宜的に及び簡略に説明するためのものにすぎない。したがって、明確な定義や限定がない限り、特定の要素やその使用が、特定の方向に構成されることを明示又は暗示するものではなく、また特許請求の範囲及び実施形態を限定するものではないと理解すべきである。
【0033】
本明細書および特許請求の範囲で使用される「約」、「およそ」、「ほぼ」、「実質的に」との用語によって修飾される数値又は要素については、その数値とその数値を中心とする前後の数値を含むものとして、またその要素と、その要素と同じと言えるものとを含むものとして理解される。例えば「約3」と記載する場合、本開示で主張する技術的特徴、技術的意義が異ならなければ、「3」とそれに連続する数値も「約3」に含まれ得る。また、「Aと実質的に同一のB」という場合、BはAと完全同一である場合のほか、本開示で主張する技術的特徴、技術的意義が共通する限り、相違点を有していても「実質的」の範囲に含み得る。
【0034】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される「**部」という用語は、例えば1又は複数のハードウェアとそのハードウェアで実行される1又は複数のソフトウェアとを合わせて構成される「機能部」を含み得る。本明細書及び特許請求の範囲に記載するサーバ、ユーザ端末等のハードウェア資源は、単一の装置で構成されるものだけでなく、2以上の装置を通信可能に接続することにより構成されるものを含み得る。
【0035】
以下の実施形態において処理対象とする情報(プログラム、コンテンツ、データ等)は0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、1又は複数のハードウェアを構成する信号処理回路により演算、通信が実行される。
【0036】
ここで信号処理回路とは、1又は複数の、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を組み合わせて構成される回路を指し、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array))等を含むものである。
【0037】
以下、本開示の一態様による情報処理方法、情報提供方法、情報提供システム、情報提供サービス、プログラム(情報提供プログラム)、非一時的コンピュータ可読記憶媒体について説明する。
【0038】
〔1〕情報提供システムの構成(図1
【0039】
本開示の一態様による情報提供システム100は、図1で示すように、サーバ200によって実現される。サーバ200は、ユーザ端末群300に対して情報提供サービスを提供する。ユーザ端末群300は、それぞれ、サーバ200に対して通信網Nを介して通信可能に構成されており、サーバ200により提供される情報提供サービスを利用することができる。本明細書及び図面において、符号300は、用語「ユーザ端末群」に対して使用するほか、ユーザ端末群300を構成する個々の「ユーザ端末」に対しても使用される。
【0040】
情報提供システム100は、投資トピックに関する情報共有のコミュニティとして構成される。ここで本明細書及び特許請求の範囲に記載する用語「投資トピック」とは、「投資対象」であり、具体的には、外国通貨(米ドル、ドル/円、オーストラリアドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、カナダドル、スイスフラン、人民元、香港ドル、ニュージーランドドル、インドルピーなど)、商品先物(金、銀、パラジウム、プラチナ、銅、鉄鉱石、原油、大豆オイル、ガソリン、天然ガス、コーヒー、小麦、お米、砂糖、ココア、大豆など)、国内株価指数、外国株価指数、債券、仮想通貨などを含み得る。ユーザは、自己の関心のある投資トピックについて、ユーザ端末群300を通じて後述する投稿、値動き予測の投票、予測値等をサーバ200に対して送信し、またサーバ200からそれらに関する情報の提供を受けることができる。
【0041】
サーバ200は、図1では説明の便宜のため、1つの機能ブロックにより示している。しかし、サーバ200は、ハードウェア資源として、1又は複数のコンピュータ装置400により構成し得る(図2)。サーバ200は、本開示の一態様によるプログラム(以下「情報提供プログラム」という。)を実行することによりユーザ端末群300に「情報提供サービス」を提供する。
【0042】
情報提供プログラム200Aは、例えば、WEBアプリケーションにより構成し得る。WEBアプリケーションは、プレゼンテーション層、アプリケーション層、データ層により構成し得る。この場合、サーバ200のハードウェア資源は、プレゼンテーション層を構築するWEBサーバ、アプリケーション層を構築するアプリケーションサーバ、データ層を構築するデータベースサーバにより構成し得る。
【0043】
プレゼンテーション層は、ユーザ端末300で実行されるクライアントサイド・プログラムとサーバ200で実行されるサーバサイド・プログラムとを含めて構成し得る。クライアントサイド・プログラムは、ユーザ端末300でのユーザインタフェースとして、例えば、WEBブラウザ、アプリによって入力機能、表示機能等を実行する。サーバサイド・プログラムでは、ユーザ端末300からの入力データ、命令の取得機能、ユーザ端末300へ表示データの出力機能を実行する。アプリケーション層は、サーバ200で実行される機能であり、例えば、ユーザ端末300からの命令の実行、データ処理、表示画面の生成等を行う。データ層は、サーバ200で実行される機能であり、記憶装置からのデータの抽出、データの更新、データの記憶等を行う。
【0044】
ユーザ端末群300は、図1では説明の便宜のため、1つの機能ブロックにより示している。しかしながら、ユーザ端末群300は、サーバ200と通信可能な多数のユーザ端末300によって構成される。ユーザ端末300は、通信可能なコンピュータ装置400により構成し得る(図2)。コンピュータ装置400は、情報通信装置、例えば、ノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレット端末、スマートフォン、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス等により構成し得る。
【0045】
各ユーザは、サーバ200が提供する情報提供サービスに対するユーザ登録を行うことによって、自己のユーザアカウントを取得する。各ユーザアカウントは、原則として、異なるユーザ(人物)によって保有される。ユーザが使用するユーザ端末300は、1又は複数であり得る。ユーザは、自らが使用する異なるユーザ端末300ごとに、自己のユーザアカウントに対してユーザIDとパスワードを入力してログインすることによって、情報提供サービスを利用できる。例えば、ユーザは、スマートフォンとノートパソコンとをそれぞれユーザ端末300として情報提供サービスを利用できる。
【0046】
〔2〕ハードウェア資源の説明(図2
【0047】
情報提供システム100を構成するサーバ200及びユーザ端末300(ユーザ端末群300)のハードウェア資源は、いずれも、1又は複数のコンピュータ装置400により構成し得る。図2は、1つのコンピュータ装置400のブロック構成図である。コンピュータ装置400は、一例として、制御装置401、記憶装置402、入力装置403、出力装置404、通信装置405、データ伝送路406を含んで構成し得る。
【0048】
制御装置401は、中央演算処理装置であり、情報提供プログラムを実行する。制御装置401は、コンピュータ装置400をサーバ200又はユーザ端末300として機能させるために、コンピュータ装置400の全体の動作を制御する。
【0049】
記憶装置402は、1又は複数のROM、RAM及び外部記憶装置等を含む。記憶装置402は、情報提供プログラムを含む各種のプログラムとそのプログラムにより処理されるデータとを記憶する。
【0050】
入力装置403は、1又は複数のキーボード、マウス又はタッチパネル等を含み得る。
【0051】
出力装置404は、1又は複数のディスプレイ装置又はスピーカー装置等を含み得る。
【0052】
通信装置405は、通信網Nを通じてサーバ200を含む他のコンピュータ装置400との通信を制御する。
【0053】
データ伝送路406は、制御装置401、記憶装置402、入力装置403、出力装置404又は通信装置405が、データを送受信するために共有する信号線である。データ伝送路406は、回路基板の回路配線、ケーブル配線又は無線等により構成し得る。
【0054】
〔3〕サーバ200の機能構成(図3
【0055】
サーバ200は、複数の機能部を有する。サーバ200は、制御部201と記憶部202を含んで構成し得る。制御部201は、サーバ200が実行する各種の動作を制御する。制御部201は、制御装置401が情報提供プログラムを実行することにより構成される。記憶部202は、情報提供プログラムを含む各種プログラムとデータを保持する。記憶部202は、記憶装置402により構成できる。
【0056】
制御部201〔図2
【0057】
制御部201は、図3で示す複数の機能部として動作する。複数の機能部は、具体的には、取得部211、モニタリング部212、データ更新部213、データ処理部214、出力部215を含み得る。以下、それらの機能部の概要を説明し、さらにそれらの詳細については後述の動作説明でも説明する。
【0058】
取得部211は、ユーザ端末300からサーバ200に送信されるデータを通信網Nを介して取得する処理を行う。
【0059】
モニタリング部212は、記憶部202に蓄積されるデータの更新の有無を監視する処理を行う。監視対象データは、サーバ200がユーザ端末群300から取得し、記憶部202に蓄積される投票データ、予測値データ、予測理由データ及び通知設定データ等である(図2)。
【0060】
データ更新部213は、記憶部202に蓄積されるデータを更新する処理を行う。更新対象データは、サーバ200がユーザ端末群300から取得し、記憶部202に蓄積される投票データ、予測値データ、予測理由データ及び通知設定データ等である(図2)。
【0061】
データ処理部214は、複数の機能部として動作し、データ処理を行う。データ処理部214は、チャート生成部221、画面生成部222、通知設定部223、通知要否判定部224、ソーティング部225、レコメンド部226を含み得る。
【0062】
チャート生成部221は、ユーザ端末群300で画面表示される各種のチャートを生成し、チャートの基礎データ(母集団データ)の変化に応じてチャートを更新する処理を実行する。チャート生成部221は、投資トピックごとにチャートを生成し得る。具体的には、投資トピックのチャートは、一例として、チャート、投票率チャート又は予測値チャートを含み得る。
【0063】
チャートは、外部サーバから提供されるチャートと、外部データに基づきチャート生成部221で独自に生成したチャートとを含み得る。
【0064】
投票率チャートは、投資トピックごとに、ユーザ端末群300から取得した多数の投票データを母集団データとして生成されるグラフである。予測値チャートは、投資トピックごとに、ユーザ端末群300から取得した多数の予測値データを母集団データとして生成されるグラフである。これらについては後述する。
【0065】
画面生成部222は、ユーザ端末群300が備えるディスプレイ装置等の出力装置404で表示するための画面を生成する処理を実行する。画面は、ユーザ端末群300のブラウザやアプリで表示可能なものとして構成し得る。画面には、チャート生成部221により生成された1又は複数のチャート、ユーザ端末群300から取得した投稿等を含んで構成し得る。
【0066】
通知設定部223は、ユーザ端末300に対する通知条件を設定する処理を実行する。サーバ200は、ユーザ端末群300に対して通知条件を設定する通知対象項目を特定することができる。例えば、通知対象項目としては、他のユーザが予測値を設定したこと、中央値のピボット通知、投票率アラート、投稿及び予測値等がお気に入りされたこと、投稿等がシェアされたこと、投稿に対してコメントが付けられたこと、フォローされたこと等を含むことができる。通知設定の内容については、さらに後述する。
【0067】
通知要否判定部224は、モニタリング部212が監視対象とする1又は複数のデータが、ユーザ端末300で設定された1又は複数の通知条件に該当するか否かを判定する処理を実行する。
【0068】
ソーティング部225は、ユーザ端末300が指定する表示条件に基づいてユーザ端末300での表示する複数のデータの表示対象及び表示順序を変更する処理を実行する。
【0069】
レコメンド部226は、ユーザ端末300に対してユーザが関心があると想定される情報を通知する処理を実行する。ユーザ端末300に通知する情報は、投稿、他のユーザ等とし得る。後述するように、ユーザデータ格納部241には、ユーザの属性情報として、職業、職業における専門分野、投資歴、得意とする投資分野が含まれる。一例として、ユーザの属性情報から1又は複数語の名詞句でなるキーワード(キーフレーズを含む。)を抽出し、その抽出キーワード又は抽出キーワードの共起語を属性情報に含む他のユーザ、他のユーザの投稿又は時事ニュース等を特定して、それらを「レコメンド情報」とする。そして、例えば、それらのレコメンド情報にアクセスするためのリンクを含む通知等により、ユーザ端末300に通知することができる。その「レコメンド情報」の生成方法は例示であり、その他にも統計的な手法、機械学習による方法等によっても生成できる。
【0070】
ユーザグループ設定部227は、各ユーザ端末300において、ユーザが任意選択で他のユーザをグルーピングするための処理を実行する。グルーピング機能によって、後述するユーザグループの投票通知及び予測通知を利用することが可能となる。各ユーザ端末300での他のユーザの選択又は選択解除は、一例として、第1の表示領域501のフォローアイコンからリンクするフォローユーザ一覧画面又はフォロワーユーザ一覧画面に、グループ選択するためのチェックボックスを配置することにより行うことができる。
【0071】
ユーザ評価部228は、ユーザ評価指標に基づき、情報提供システム100が提供するコミュニティに対するユーザの貢献度を評価する処理を行う。ユーザ評価指標は、本実施形態では、一例として、後述するインタレスト、エンゲージ、フォロワー数とすることができる。後述するように、それらのユーザ評価指標は、いずれも数値化することが可能であり、それに基づき算出することが可能である。また、ユーザ評価部228は、後述のように、それらのユーザ評価指標に基づき「総合評価」をする処理も可能である。それらのユーザ評価指標と総合評価の情報は、後述するフォローユーザ一覧画面、フォロワーユーザ一覧画面等に表示し得る。
【0072】
出力部215は、データ処理部214が行ったデータ処理の内容に応じて、各種データを出力する処理を行う。出力する処理には、サーバ200から通信網Nを介してユーザ端末群300にデータを送信する処理を含み得る。
【0073】
出力部215は、画面送信部231、通知送信部232を含み得る。
【0074】
画面送信部231は、チャート生成部221、画面生成部222等が生成した、ユーザ端末300で表示するための画面データを、ユーザ端末300に送信する処理を実行する。
【0075】
通知送信部232は、通知要否判定部224の判定結果に基づいて、ユーザ端末300に対して通知を送信する処理を実行する。通知送信部232が行う通知は、音声による通知、電子メール送信による通知、又はウェブサイト画面若しくはアプリ画面での画像若しくはテキストメッセージによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、ユーザ端末において通知の受信を確実に認識することができる。また、通知送信部232が行う通知は、ウェブサイト画面、アプリ画面若しくは前記ユーザ端末の画面への、人物キャラクター若しくは擬人化キャラクターが話しかける動画若しくはアニメーションによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、通知が人物キャラクター又は擬人化キャラクターが話しかけてくる動画又はアニメーションであるため、通知に対するユーザの注意力を高めることができる。
【0076】
記憶部202〔図2
【0077】
記憶部202は、以下に説明する各種のデータの格納部を有する。各格納部は、それぞれデータテーブルとして構成することができる。なお、本願明細書及び特許請求の範囲に記載する用語「格納部」の「格納」は、「記憶」と同義の用語として用いている。
【0078】
・ユーザデータ格納部241
ユーザデータ格納部241は、情報提供システム100を利用するためにユーザ登録されたアカウントに関するデータ(アカウントデータ)を格納する。アカウントデータには、ユーザID、ユーザ名(ニックネーム)、電子メールアドレス、属性情報、評価情報、フォロー/フォロワー情報等のデータが格納されている。
【0079】
「ユーザID」は、情報提供システム100において、個々のアカウントを一意に識別するため識別記号である。個々のユーザ端末300に対して関連のある情報には、ユーザIDが関連付けされている。
【0080】
「ユーザ名(ニックネーム)」は、ユーザ端末群300のユーザを識別するために情報提供システム100において公開される情報である。
【0081】
「電子メールアドレス」は、ユーザ登録時に登録されるものであり、後述する通知を電子メールで送付する際の宛先情報として使用される。
【0082】
「属性情報」は、ユーザのプロフィールであり、ユーザの自己紹介文、職業、職業における専門分野、投資歴、得意とする投資分野、関心事等を含み得る。これらのうち少なくとも何れかは、ユーザの設定によって他のユーザ端末300に対して公開可能とされる。
【0083】
「評価情報」は、インタレスト、エンゲージ、フォロワー数の各情報を含み得る。「インタレスト」は、他のユーザからの関心度を示す情報であり、ユーザ自身が行った投稿に対する他のユーザによる閲覧数、お気に入り数(いいね数)、コメント数、シェア数に基づいて算出される他人評価指標である。「エンゲージ」は、ユーザの行動力を示す情報であり、ユーザ自身の投稿数、他のユーザの投稿に対する閲覧数、お気に入り数(いいね数)、コメント数、シェア数に基づいて算出される行動評価指標である。「フォロワー数」は、ユーザをフォローする他のユーザの数である。
【0084】
インタレストとエンゲージは、具体的には、例えば、1週間、1か月、3か月等の所定期間における、全評価項目の合計数値で表すことが可能であり、全ユーザに対して個々のユーザを、その合計数値の多い順でランク付けすることも可能である。また、ユーザのランク付けは、前記所定期間における全ユーザの合計数値に対する個別ユーザの占有割合の高さによって行うことも可能である。
【0085】
そして、インタレストのランクとエンゲージのランクとフォロワー数との組み合わせによって、ユーザの積極性と他のユーザからの良い評価とを組み合わせたユーザに対する「総合評価」が可能となる。これはコミュニティを活性化させ、情報提供システム100に蓄積される情報の良質化に対する貢献指標として有用である。
【0086】
「総合評価」の例としては、ユーザ格付けがある。ユーザ格付けは、一例として、10段階格付け、5段階格付け、3段階格付けなど、任意の格付けとし得る。ユーザ格付けは、例えば、インタレスト情報、エンゲージ情報、フォロワー数の3つの指標それぞれについて、格付けの順位ごとに基準値を設定し、3つの指標がそれぞれ基準値を超えた場合に、所定の格付けを付与する、ということができる。所定の格付けは、例えば、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ等の等級や、特級、1級、2級、3級等の等級を例示し得る。以上のような評価情報は、他のユーザ端末300に対して公開可能とされる。
【0087】
ユーザは、公開された他のユーザの属性情報、評価情報を見ることにより、自己にとって有益なユーザを知ることができ、自己にとって価値の高い情報の収集を容易に行うことができる。
【0088】
・投稿データ格納部242
投稿データ格納部242は、ユーザ端末300がサーバ200に投稿したデータ(投稿データ)を格納する。各投稿データには、個々の投稿データを識別するための投稿データID、投稿者のユーザID、投稿日時、投稿された文字、写真、音声、動画、ハッシュタグを含むコンテンツデータを含み得るほか、投稿に対してお気に入りを付けたユーザのユーザID、お気に入り数も格納され得る。
【0089】
・投票データ格納部243
投票データ格納部243は、投資トピックの将来の値動きの予測についてユーザが投票したデータ(投票データ)を格納する。各投票データには、個々の投票データを識別するための投票データID、投資トピックを識別する投資トピックID、ユーザID、投票日時、投票データ(上昇予測又は下降予測)等を含み得る。投票データは、1回の投票について上昇予測又は下降予測の何れかである。ユーザ端末群300で投票可能な投票日時は、サーバ200にて設定可能である。投票機会は、例えば、1日あたり1回又は複数回とすることができる。ただし、予測機会の乱用を防止及びユーザ予測の信憑性の確保という観点では、投票機会は1日1回として設定するのが好ましい。即ち、単位とする「1日」は、0時0分0秒から23時59分59秒とし、その1日に投資トピックの値動きが上昇するか下降するかを予測するのが好ましい。
【0090】
・予測値データ格納部244
予測値データ格納部244は、投資トピックの将来の予測値(予測値データ)を格納する。各予測値データには、個々の予測値を識別するための予測値データID、投資トピックを識別する投資トピックID、ユーザID、予測日時、予測値(数値)等を含み得る。予測値データは、例えば、現在から所定期間経過後の予測値として設定し得る。具体的には、現在から1週間後の予測値、現在から1か月後の予測値、現在から3か月後の予測値、現在から任意期間経過後の予測値等とすることができる。それらの具体的な予測値の設定時期(現在から1週間後、1か月後、3か月後等)は、サーバ200により設定可能である。予測日時は、ユーザ端末300で予測値が入力された日時又はユーザ端末300からの予測値データをサーバ200が受信した日時等とすることができる。
【0091】
・予測理由データ格納部245
予測理由データ格納部245は、投資トピックの将来の予測値を予測した理由(予測理由データ)を格納する。予測理由データには、個々の予測理由を識別するための予測理由データID、投資トピックを識別する投資トピックID、ユーザID、予測理由日時、予測理由等を含み得る。予測理由データは、例えば、ユーザの自由記述によるテキストデータとし得る。予測理由日時は、ユーザ端末300で予測値が入力された日時又はユーザ端末300からの予測値データをサーバ200が受信した日時等とすることができる。
【0092】
・通知設定データ格納部246
通知設定データ格納部246は、サーバ200がユーザ端末300に対して行う投資トピックに関する通知設定(通知設定データ)を格納する。通知設定データの内容は、通知設定の対象により異なる。通知設定データについては、後述する。
【0093】
・コメントデータ格納部247
コメントデータ格納部247は、ユーザが、投稿や他のユーザの予測理由に対して付けたコメント(コメントデータ)を格納する。コメントデータには、個々のコメントを識別するためのコメントデータID、投資トピックを識別する投資トピックID、ユーザID、コメント対象ID(投稿ID、予測理由ID等)、コメントをした日時、コメントの内容等を含み得る。コメントは、例えば、ユーザの自由記述によるテキストデータとし得る。
【0094】
・シェアデータ格納部248
シェアデータ格納部248は、ユーザが、他のユーザにシェアした情報(シェアデータ)を格納する。シェアデータには、シェアの識別ID、シェアした投稿を示す投稿ID、シェア対象の投稿を行ったユーザのユーザID、シェアした日時等を含み得る。
【0095】
・お気に入りデータ格納部249
お気に入りデータ格納部249は、ユーザが、他のユーザの投稿、投稿に対するコメント、予測値、予測理由に対して行った評価データ(お気に入りデータ)を格納する。お気に入りデータには、お気に入りを付けた対象ID(投稿データID、コメントデータID、予測値データID、予測理由ID)、投資トピックを識別する投資トピックID、ユーザID、お気に入りを付けた日時等を含み得る。
【0096】
・フォローデータ格納部250
フォローデータ格納部250は、ユーザがフォローした他のユーザ(フォローユーザ)を特定するためのデータ(フォローデータ)を格納する。フォローデータには、フォローしたユーザのユーザID、フォローされたユーザのユーザID、フォローした日時等を含み得る。フォローした他のユーザは、第1の表示領域501のフォローアイコンからリンクするフォローユーザ一覧画面(図示略)にて表示することができる。フォローユーザ一覧画面には、フォローユーザごとに、フォローユーザのユーザ名、属性情報、評価情報(インタレスト、エンゲージ、格付け等)、グループ選択部(ユーザグループ選択ボタン)、投票通知設定部(フォローユーザの投票結果(上昇予測、下降予測)についての通知を受け取る機能をオン/オフするためのチェックボックス等)、予測通知設定部(フォローユーザが予測した予測値及び予測理由についての通知を受け取る機能をオン/オフするためのチェックボックス等)を含んで構成することができる。
【0097】
・フォロワーデータ格納部251
フォロワーデータ格納部251は、ユーザがフォローされた他のユーザ(フォロワーユーザ)を特定するためのデータ(フォロワーデータ)を格納する。フォロワーデータには、フォローしたユーザのユーザID、フォローされたユーザのユーザID、フォローした日時等を含み得る。フォロワーは、第1の表示領域501のフォロワーアイコンからリンクするフォロワーユーザ一覧画面(図示略)にて表示することができる。フォロワーユーザ一覧画面には、フォロワーユーザごとに、フォロワーユーザのユーザ名、前記属性情報、前記評価情報(インタレスト、エンゲージ、格付け等)、グループ選択部(ユーザグループ選択ボタン)、投票通知設定部(フォロワーユーザの投票結果(上昇予測、下降予測)についての通知を受け取る機能をオン/オフするためのチェックボックス等)、予測通知設定部(フォロワーユーザが予測した予測値及び予測理由についての通知を受け取る機能をオン/オフするためのチェックボックス等)を含んで構成することができる。
【0098】
・グループデータ格納部252
グループデータ格納部252は、ユーザが1又は複数の他のユーザをグルーピングしたデータを格納する。グループ数は1又は複数に設定可能である。例えば関心のある投資トピックが共通する複数の他ユーザをグルーピングしたり、評価情報に基づき評価の高い他のユーザをグルーピングしたりすることで、自己の投資に関連のあり信頼性のある情報に容易にアクセスすることが可能となる。
【0099】
〔4〕ユーザ端末300の機能構成(図4
【0100】
ユーザ端末300は、コンピュータ装置400をハードウェア資源として構成され、複数の機能部を有する。ユーザ端末300は、制御部301、入力部302、記憶部303、通知処理部304、出力処理部305、通信部306を含んで構成し得る。
【0101】
制御部301は、クライアントサイドの情報提供プログラム300Aを実行することにより、ユーザ端末300が行う各種の動作を制御する。
【0102】
入力部302は、ユーザによるデータ入力を受け付ける。受け付けるデータは、投稿、値動き予測の投票、予測値、お気に入りの追加等である。
【0103】
記憶部303は、サーバ200から送信されたクライアントサイド・プログラムや画面表示データ等を格納する。
【0104】
通知処理部304は、ユーザ端末300で入力操作された通知設定を受付け、またサーバ200から受信した通知を通知設定に従ってユーザ端末300で表示する処理を行う。通知は、情報提供プログラム300Aの情報表示画面500にて行うことができるほか、ユーザ端末300で受信する電子メールにて通知を受け取るように構成することもできる。
【0105】
出力処理部305は、ユーザ端末300の出力装置404に対してデータ出力を行う。出力装置404は、1又は複数のディスプレイ装置、スピーカー装置等である。情報提供プログラムの情報表示画面500は、ディスプレイ装置の画面に表示される。音声を含む音声データや動画データの出力は、スピーカー装置から出力される。
【0106】
通信部306は、サーバ200とのデータ通信を行う。
【0107】
〔5〕情報表示画面の構成例(図5
【0108】
図5は、情報提供プログラム200A,300Aによって実現される情報表示画面500の例示である。情報表示画面500は、ユーザ端末300のブラウザやアプリの画面として表示される。したがって、情報表示画面500はWEBページやアプリ画面により構成し得る。情報表示画面500は、ユーザ端末300でログインした状態での画面である。したがって、情報表示画面500は、ユーザ端末300ごとの専用画面として構成されている。
【0109】
情報表示画面500は、トップページではなく、後述のチャート表示画面の構成を示している。チャート表示画面500Aは、第1の表示領域501、第2の表示領域502、第3の表示領域503を有する。
【0110】
・第1の表示領域501
第1の表示領域501には、リンク付きの複数のアイコンが表示される。第1の表示領域501に表示されるアイコンは、上から順に以下のものを例示している。
【0111】
・ホームアイコン:トップページに遷移するためのアイコン
・投稿アイコン:ユーザ端末群300から取得した投稿の一覧を示す表示画面に遷移するためのアイコン
・チャートアイコン:投資トピックのチャートの一覧を示すチャート表示画面に遷移するためのアイコン
・時事ニュースアイコン:時事ニュースの一覧を表示画面に遷移するためのアイコン
・ランキングアイコン:ユーザランキングの表示画面に遷移するためのアイコン
・コメントアイコン:自己の投稿等に対する他のユーザのコメントの一覧を示す表示画面に遷移するためのアイコン
・ヘルプアイコン:ヘルプページに遷移するためのアイコン
・フォローアイコン:自分がフォローしている他のユーザを一覧表示する表示画面(フォローユーザ一覧画面)に遷移するためのアイコン
・フォロワーアイコン:自分をフォローしている他のユーザを一覧表示する表示画面(フォロワーユーザ一覧画面)に遷移するためのアイコンである。
【0112】
・第2の表示領域502
第2の表示領域502には、投稿入力部511、トピック表示領域512を含む。図5では、説明の便宜上、2つのトピック表示領域しか示していないが、画面をスクロールすることにより、その他の投資トピックのトピック表示領域が表示される。
【0113】
・投稿入力部511
投稿入力部511は、文字入力部が配置されており、自由記述で文字入力が可能とされている。また、投稿には、文字入力だけでなく、動画、画像、音声を添付することが可能である。
【0114】
・トピック表示領域512
図5で示すトピック表示領域512は、一例として、投資トピックのチャート512aと、予測入力部512bとを含んで構成するものを例示している。
【0115】
第1のトピック表示領域512Aは、図5の例では、投資トピックがユーロ/米ドルである例である。第2のトピック表示領域512Bは、投資トピックが米ドルである例である。
【0116】
第1のトピック表示領域512Aと第2のトピック表示領域512Bは、それぞれ、チャート512aと、予測入力部512bとを含む。チャート512aは、投資トピックのライブチャート又は所定の時点での静止チャートのどちらにも設定し得る。予測入力部512bは、投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部512cを含む。即ち、予測入力部512bは「第1の画面領域」として構成されている。
【0117】
・投票入力部512c
投票入力部512cは、投資トピックの値上がりを選択する上昇予測入力部512c1と、投資トピックの値下がりを選択する下降予測入力部512c2とで構成されている。したがって、ユーザ端末300で入力できるのは、上昇予測か下降予測かの何れか1つであり、1日に1回データをサーバ200に送信した後は、再度送信できないようになっている。上昇予測と下降予測は、前日の終値に対して投票入力日の市場の終値が上昇しているか、下降しているかの予測である。
【0118】
予測入力部512bは、さらに、投資トピックの予測値を入力可能な予測値入力部512dを含む。
【0119】
・予測値入力部512d
予測値入力部512dは、図5の例示では、「今日の1週間後の予測値は?」に対する第1の入力欄512d1と、「今日の1カ月後の予測値は?」に対する第2の入力欄512d2とを含む。「1週間後」及び「1カ月後」は例示であり、その他の経過期間を追加したり変更したりしてもよい。ユーザ端末300は、1日に1回データをサーバ200に送信した後は、再度送信できないようになっている。
【0120】
予測値入力部512dは、さらに、予測値の予測理由を入力可能な予測理由入力部512d3を含む。予測理由入力部512d3には、自由記述で文字入力が可能であり、ユーザは予測理由を付けて予測値を入力し、他のユーザに公開できるようになっている。ただし、予測理由入力部512d3は、任意入力である。
【0121】
・予測送信部512e
予測値入力部512dには、さらに、予測値と予測理由をサーバ200に送信するための予測送信部512eが配置されている。予測理由は任意の入力項目であるため、少なくとも予測値、即ち第1の入力欄512d1か第2の入力欄512d2の何れかを入力すれば、サーバ200にデータを送信することが可能である。サーバ200が受信したデータは、「予測値データ」、「予測理由データ」として、それぞれ予測値データ格納部244、予測理由データ格納部245に格納される。
【0122】
・第3の表示領域503
第3の表示領域503には、サーバ200がユーザ端末群300から取得した投稿を表示するための投稿表示部513を含む。投稿表示部513には、投稿したユーザのユーザ名が上部に表示され、その下に投稿されたテキストデータの一部が表示されている(横線で示す部分)。投稿表示部513には、投稿したユーザのユーザアイコン513a、お気に入り入力部513b、コメント入力部513c、シェア入力部513dが配置されている。
【0123】
ユーザアイコン513aは、それをクリックすると、そのユーザをフォローすることができる。したがって、ユーザアイコン513aは、フォロー入力部として機能する。サーバ200が受信したデータは、「フォローデータ」としてフォローデータ格納部250に格納される。
【0124】
お気に入り入力部513bは、それをクリックすると、その投稿に対してお気に入りを付けることができる。サーバ200が受信したデータは、「お気に入りデータ」としてお気に入りデータ格納部249に格納される。
【0125】
コメント入力部513cは、それをクリックすると、コメント入力欄が表示され、コメントを文字入力することができ、サーバ200に送信することができる。サーバ200が受信したデータは、「コメントデータ」としてコメントデータ格納部247に格納される。
【0126】
シェア入力部513dは、それをクリックすると、その投稿を自己のフォロワー等にシェアすることができる。サーバ200はシェアのコマンドを受信すると、それを「シェアデータ」としてシェアデータ格納部248に格納する。
【0127】
・第4の表示領域504
第1の表示領域501、第2の表示領域502、第3の表示領域503の上には、第4の表示領域504が設けられている。第4の表示領域504は、検索入力部514と通知設定部515とを有する。検索入力部514は、記憶部202に格納されたデータについてキーワード検索を行うことができる。通知設定部515は、ユーザ端末300に対する通知設定画面に遷移するためのリンクボタンとして設けられている。通知設定部515からの通知の設定方法は、後述する。
【0128】
・トップページ
トップページの構成については、図示を省略するが、前述した第1の表示領域501、第3の表示領域503を含むほか、第2の表示領域502の部分に、上から順に、投稿入力部511、少なくとも1つの投票入力部512c、複数の投稿及び時事ニュースを含むタイムラインを含むように構成できる。
【0129】
〔6〕情報提供の説明(図6図7
【0130】
情報提供システム100による情報提供方法の一例について説明する。以下では、投票に関する情報提供方法及び機能と、予測値に関する情報提供方法及び機能と、通知による情報提供方法及び機能について説明する。
【0131】
〔6.1〕投票に関する情報提供方法及び機能の説明(図5図7
【0132】
以下、図5図6のフローチャート、図7を参照しつつ説明する。
【0133】
・投票データの生成/送信
ユーザ端末300において、ユーザが図5で示す投票入力部512cの上昇予測入力部512c1又は下降予測入力部512c2の何れかをクリックすると、入力部302がそれを受け付ける。制御部301は、上昇予測又は下降予測に応じて投票データを生成する(図6、S101)。制御部301は、生成した投票データを通信部306を介してサーバ200に送信する。
【0134】
・母集団データの更新
サーバ200では、取得部211が投票データを受信し(S103)、それを記憶部202の投票データ格納部243に格納する(S105)。投票データ格納部243には、多数のユーザ端末群300から取得した投票データが蓄積されている。したがって、制御部201は新たに投票データを取得すると、記憶部202に対して投票データ格納部243に蓄積されている母集団データを更新させる(S107)。本明細書及び特許請求の範囲にいう「投票時」とは、サーバ200がユーザ端末300から受信した投票データを、記憶部202の投票データ格納部243に格納した日時とすることができる。但し、それは例示であり、ユーザ端末300の入力部302により投票入力部512cがクリックされた日時、サーバ200の取得部211がユーザ端末300から投票データを受信した日時とすることもできる。
【0135】
・モニタリングと投票率の演算処理
制御部201のモニタリング部212は、母集団データが更新されるか否かを監視している(S109)。モニタリング部212が母集団データの更新を検知すると、制御部201のデータ処理部214が投票率の演算処理を行う(S111)。
【0136】
母集団データは、総投票数である。上昇予測データが増えると、総投票数に対する上昇予測の投票率が増加する。下降予測データが増えると、総投票数に対する下降予測の投票率が増加する。データ処理部214は、総投票数を100%として、上昇予測と下降予測の投票率を演算して求める。データ処理部214は、その投票率の演算結果を「投票結果データ」として生成する。
【0137】
・投票率チャートの生成
データ処理部214は、投票結果データをチャート生成部221に送る。チャート生成部221は、投票結果データに基づいて所定の投票期間での投票率の変化を示す投票率チャート512fを生成する(S111)。制御部201は、投票率チャート512fを出力部215に送る。出力部215の画面送信部231は、ユーザ端末300に投票率チャート512fを含むデータを「第2の画面領域」として送信する(S113)。
【0138】
ユーザ端末300の制御部301は、通信部306を介して受信したデータを出力処理部305に送り、トピック表示領域512の予測入力部512bを更新して表示する(S115)。
【0139】
・投票後のトピック表示領域の更新
図7は、図5に示す米ドルの値動き予測の投票を行ったときに、第2のトピック表示領域512Bが更新された状態を例示したものである。米ドル以外の投資トピックについても、第2のトピック表示領域512Bの更新状態は、米ドルのそれと同様である。図7は、第2の表示領域502から第2のトピック表示領域512Bのみを抜き出したものである。
【0140】
上昇予測が投票されたと仮定すると、投票後には上昇予測入力部512c1が反転表示されて、それまでの上昇予測の投票数が表示される。下降予測が投票された場合も同様である。予測理由入力部512d3の下側には、複数の投票率チャート512fが表示される。本実施形態では図7で示す4つの投票率チャート512fを例示するが、1つ以上であれば2又は4以上であってもよい。それらの4つの投票率チャート512fは、「複数の投票期間での投票率チャート」を示している。「投票期間」としては、その他の任意の期間を設定し得る。
【0141】
第1の投票率チャート512fは、24時間投票率チャート512f1である。これは母集団データの更新時を基準として過去24時間以内の総投票数を母集団データとして投票率を示すチャートである。100%積み上げ横棒グラフであり、左側が上昇予測、右側が下降予測である。上昇予測も下降予測も構成比を数値で示している。「24時間」の横にある「(616)」は、母集団データ、つまり総投票数である。
【0142】
第2の投票率チャート512fは、7日間投票率チャート512f2である。これは母集団データの更新時を基準として過去7日以内の総投票数を母集団データとして投票率を示すチャートである。その他の説明は、24時間投票率チャート512f1と同じである。
【0143】
第3の投票率チャート512fは、30日間投票率チャート512f3である。これは母集団データの更新時を基準として過去30日以内の総投票数を母集団データとして投票率を示すチャートである。その他の説明は、24時間投票率チャート512f1と同じである。
【0144】
第4の投票率チャート512fは、投票率の変化を示した折れ線グラフ512f4である。グラフの縦軸は割合であり、横軸は時間軸である。横軸と交差する縦軸の目盛りは0%である。したがって、横軸の上側は上昇予測の投票率を、横軸の下側は下降予測の投票率を示している。表示期間変更部512f5をクリックすると、出力処理部305が折れ線グラフ512f4の横軸の時間を過去1年、6カ月、3カ月等に変更することができる。それらの横軸の時間は、例示であり、その他の期間とすることもできる。日足/週足切替部512f6をクリックすると、出力処理部305が折れ線グラフ512f4を日足/週足の表示に変更することができる。折れ線グラフ512f4にカーソルを当てると、日付と上昇予測と下降予測の投票率の数値とがポップアップ表示される。日足表示の場合には、1日単位で表示でき、週足表示の場合には週単位で表示できる。
【0145】
〔6.2〕予測値に関する情報提供方法及び機能の説明(図5図8図9
【0146】
以下、図5図8のフローチャート、図9を参照しつつ説明する。
【0147】
・予測値データの生成/送信
ユーザ端末300において、ユーザが図5で示す予測値入力部512dの第1の入力欄512d1又は第2の入力欄512d2に予測値を入力し、入力部302がそれを受け付ける。また、予測理由入力部512d3にも入力した場合には、入力部302はそれも受け付ける。制御部301は、予測値データ及び予測理由データを生成し、それらを通信部306を介してサーバ200に送信する(図8、S201)。なお、予測理由は、任意入力であるため、入力されない場合には予測理由データは生成されず、サーバ200にも送信されない。以下では、予測理由データが生成された場合について説明する。
【0148】
・母集団データの更新
サーバ200では、取得部211が予測値データを受信し(S203)、それを記憶部202の予測値データ格納部244に格納する(S205)。予測理由データは記憶部202の予測理由データ格納部245に格納する(S205)。予測値データ格納部244と予測理由データ格納部245には、多数のユーザ端末群300から取得した予測値データと予測理由データが蓄積されている。したがって、制御部201は新たにそれらのデータをユーザ端末300から取得すると、記憶部202に対して予測値データ格納部244と予測理由データ格納部245に蓄積されている母集団データを更新させる(S207)。
【0149】
・モニタリングと予測値の中央値の演算処理
制御部201のモニタリング部212は、それらの母集団データが更新されるか否かを監視している(S209)。モニタリング部212が母集団データの更新を検知すると、制御部201のデータ処理部214は予測値の中央値の演算処理を行う(S211)。予測値の中央値の演算処理は、母集団データの更新時を基準として、過去24時間のデータを母集団データとして演算を行う。
【0150】
また、制御部201の画面生成部222は、同じ投資トピックについて過去に提出された他のユーザの予測値と予測理由を含む他ユーザ予測情報を含む他ユーザ予測表示部512hを生成する(S211)。
【0151】
制御部201は、予測値の中央値と他ユーザ予測表示部512hを出力部215に送る。出力部215の画面送信部231は、ユーザ端末300に予測値の中央値と他ユーザ予測表示部512hを含むデータを「第2の画面領域」として送信する(S213)。
【0152】
ユーザ端末300の制御部301は、通信部306を介して受信したデータを出力処理部305に送り、トピック表示領域512の予測入力部512bを更新して表示する(S215)。
【0153】
・予測値の提出後のトピック表示領域の更新
図9は、図5に示す米ドルの予測値を提出したときに、画面生成部222によって第2のトピック表示領域512Bの予測入力部512bが更新された状態を例示したものである。図9は、第2の表示領域502から第2のトピック表示領域512Bの予測入力部512bのみを抜き出したものである。
【0154】
予測値の提出後には、予測値入力部512dの右側に予測値の中央値512d4が表示される。また、図示は省略するが、中央値512d4だけでなく、中央値チャートを表示することも可能である。中央値チャートは、縦軸を金額(値)とし、横軸を時間軸とする折れ線グラフで表示することができる。中央値チャートは、1週間後の予想、1カ月後の予想のそれぞれを異なる折れ線グラフで表示することができる。
【0155】
折れ線グラフ512f4の下側には、ソート選択部512gと、他ユーザ予測表示部512hが表示される。
【0156】
ソート選択部512gは、他ユーザ予測表示部512hに含まれる複数の他ユーザ予測情報512h1、512h2を並べ替えることができる。ソーティング部225は、それらの並べ替えの処理を行う。例えば、他ユーザ予測情報512h1、512h2は、時系列での新しさ又は古さ、ユーザに対する評価の高さ又は低さ、予測値の高さ又は低さのうちの1又は何れか複数に基づきソーティングして表示することができる。ソート選択部512gの右側にある数値は他ユーザ予測情報の件数である。
【0157】
他ユーザ予測情報512h1、512h2は、ユーザ名512h3(図9の「XXXX」、「YYY」との記載。)、予測日512h4(「2/5に予測」と記載。)、予測値512h5(1週間後予測値(「132USD」と記載。)、1カ月後予測値(「133USD」と記載。))、予測理由512h6(「MACDを見ると、これくらいの予測値になりそう」、「各国との金利格差が続くのでしばらくドル高が続くと思います」との記載。)、お気に入り入力部512h7、ユーザ予測通知設定部512h8を含む。これらの他ユーザ予測表示部512hを参照することにより、ユーザは投資トピックに関する他のユーザの多角的な見方や情報を容易に入手することができる。
【0158】
〔6.3〕通知による情報提供方法及び機能の説明(図10図11
【0159】
図5で示す第4の表示領域504にある通知設定部515をクリックすると、図10で示すような通知画面516が表示される。通知画面516には、通知設定された通知がリスト表示で列挙されている。ここでは7件の通知を例示しているが、通知画面516をスクロールさせることにより、他の通知も表示可能となっている。例示した7件の通知は、投票率に関する通知が5件、予測値の中央値に関する通知が1件、他のユーザの予測値に関する通知が1件である。このように、投票率、予測値の中央値、他のユーザによる予測値の設定を含めて、通知設定を具体的に説明する。
【0160】
図10で示す通知画面516には、通知設定選択部516aが設けられている。通知設定選択部516aをクリックすると、(A)「通知の設定」、(B)「チャート通知の設定」、(C)「通知ページを開く」というリンク項目が表示される。
【0161】
(A)「通知の設定」は、受け取る通知のタイプを選択することができる。選択可能な通知項目を例示列挙すると、ユーザの予測通知、中央値のピボット通知、投票率アラート、お気に入り、シェア、プロフィールの閲覧、注目の投稿、投稿関連、コメント関連、フォロー等を含むことができる。
【0162】
(B)「チャート通知の設定」は、チャートに関連する通知を設定することができる。選択可能な通知項目は、投票率チャートの通知、中央値のピボット通知、ユーザの予測通知を含むことができる。チャート通知の設定は、図11で示すように、投資トピックを特定した通知設定画面517で行うことができる。通知設定画面517は、通知設定選択部516aからアクセスできるほか、図5の予測入力部512bにある通知設定部512iをクリックしても開くことができる。
【0163】
図11で示す通知設定画面517では、「中央値のピボット通知」517a、「投票結果の通知」517b(投票率チャートの通知)を設定することができる。それらの具体的な説明は後述する。
【0164】
(C)「通知ページを開く」は、図10で示すような複数の通知のリストが表示される。
【0165】
以下、投票率チャートの通知、中央値のピボット通知、ユーザの予測通知について説明する。
【0166】
・投票結果の通知(投票率チャートの通知)
投票結果の通知では、投票率の予測値(24時間、7日間、30日間)に閾値を設定し、予測値が閾値を超えたときに、サーバ200がユーザ端末300に通知するというものである。閾値は、予測値の下限値又は上限値である。予測値が、下限値を下回る又は上限値を上回ることを設定することが可能である。図11で示す通知設定画面517のチェックボックス517bをチェックすることで通知を設定し、チェックを外すことで通知解除することができる。
<通知設定例1>
・通知対象:特定の投資トピックについて過去24時間に行われた投票結果
・通知条件:上昇予測/下降予測の投票率の下限値/上限値
・通知設定例:投資トピックの値動きが上昇すると投票した場合、投票後24時間経過以内に上昇予測の投票率の下限値が10%を超えたとき又は上昇予測の投票率の上限値が30%を超えたときに、ユーザ端末300に通知する。
【0167】
<通知設定例2>
・通知対象:特定の投資トピックについて過去7日間に行われた投票結果
・通知条件:上昇予測/下降予測の投票率の下限値/上限値
・通知設定例:投資トピックの値動きが下降すると投票した場合、投票後7日経過以内に下降予測の投票率の下限値が10%を超えたとき又は上昇予測の投票率の上限値が30%を超えたときに、ユーザ端末300に通知する。
【0168】
<通知設定例3>
・通知対象:特定の投資トピックについて過去30日間に行われた投票結果
・通知条件:上昇予測/下降予測の投票率の下限値/上限値
・通知設定例:投資トピックの値動きが下降すると投票した場合、投票後30日経過以内に下降予測の投票率の下限値が10%を超えたとき又は上昇予測の投票率の上限値が30%を超えたときに、ユーザ端末300に通知する。
【0169】
・中央値のピボット通知
中央値のピボット通知とは、投資トピックについて、前日の予測値の中央値チャートの1週間後の予測と1か月後の予測の状態を通知として受け取る機能である。図11で示す通知設定画面517のチェックボックス517aをチェックすることで通知を設定し、チェックを外すことで通知解除することができる。
【0170】
・ユーザの予測通知
ユーザの予測通知とは、他のユーザが予測した予測値及び予測理由についての通知を受け取る機能である。図10で示す通知画面516における下から三番目の通知(「Aさんの予測」)が、ユーザの予測通知である。図9で示す他ユーザ予測情報512h1、512h2には、ユーザ予測通知設定部512h8が含まれており、これをクリックすることでそれについて通知を受けることが可能となる。
【0171】
・ユーザの投票通知
ユーザの投票通知とは、他のユーザが投票した上昇予測又は下降予測についての通知を受け取る機能である。
【0172】
・ユーザグループの予測通知
ユーザグループの予測通知とは、ユーザが任意選択でグルーピングした複数の他のユーザの予測値についての通知を受け取る機能である。ユーザグループに関するデータは、サーバ200のグループデータ格納部252に格納されている。ユーザグループに含まれる個々のユーザの予測値について通知を受け取ることができるほか、ユーザグループの予測値の中央値又は平均値について通知を受け取るようにも構成できる。
【0173】
・ユーザグループの投票通知
ユーザグループの投票通知とは、ユーザが任意選択でグルーピングした複数の他のユーザの投票結果についての通知を受け取る機能である。ユーザグループに関するデータは、サーバ200のグループデータ格納部252に格納されている。ユーザグループに含まれる個々のユーザの投票結果について通知を受け取ることができるほか、ユーザグループの投票結果の投票率(上昇予測と下降予測の割合)について通知を受け取るようにも構成できる。
【0174】
図12は、前述のユーザグループの予測通知と投票通知を設定するためのユーザグループ設定画面518である。同図では3つのユーザグループ1~3を設定可能な例を示しているが、その数は任意である。ユーザグループ設定画面518には、グループ選択部518a、グループメンバー表示部518b、グループ投票通知設定部518c、グループ予測値通知設定部518dを含んで構成し得る。
【0175】
グループ選択部518aは、チェックボックスをオン/オフすることにより、ユーザグループ1~3を通知対象として選択したり、選択を解除したりすることができる。グループメンバー表示部518bは、ユーザグループ1~3にそれぞれ含まれるユーザ名を表示する。グループ投票通知設定部518c、グループ予測値通知設定部518dは、チェックボックスをオン/オフすることにより、通知を選択したり、選択を解除したりすることができる。
【0176】
〔7〕実施形態の効果
【0177】
既に説明したものを含め、本開示で例示する実施形態の効果を説明する。
【0178】
本開示の第1の態様は、投資トピックに関する情報をサーバ200がユーザ端末群300に提供する方法であって、サーバ200が、ユーザ端末群300を構成する各ユーザ端末300に、1又は複数の投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部512cを含む「第1の画面領域」としての予測入力部512bを送信することと、ユーザ端末群300から投票データを受信することと、ここで投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測の何れかを含むものであり、ユーザ端末群300から受信した投票データに基づき上昇予測と下降予測とを比較した投票結果データを生成することと、投票結果データを含む「第2の画面領域」をユーザ端末300に送信することと、を含む。本開示の第2の態様は、サーバ200が前記方法を実行する命令を含むプログラムである。本開示の第3の態様は、サーバ200が前記方法を実行する命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
【0179】
これによれば、各ユーザは、投資トピックの値動きに関して、多数のユーザ(ユーザ端末群300)が予測した結果(上昇予測又は下降予測)を、サーバ200により提供される投票結果データにより知ることができる。多くのユーザの予測の傾向は、ユーザにおける重要な情報の見落としや、情報に対する過大評価又は過小評価等に気づくための機会となり得る。このように、各ユーザは、他の多数のユーザの予測を、自己の投資判断のために利用することができる。
【0180】
第2の画面領域に含む投票結果データは、投票時から遡及する1又は複数の投票期間における上昇予測及び下降予測を示す1又は複数の投票率を含み得る。ユーザ端末300で投票率を知り得ることにより、ユーザ端末300を使用するユーザは、投資対象の値動きに対する多数のユーザ(ユーザ端末群300)の予測を知ることができる。
【0181】
投票結果データは、1又は複数の投票期間での投票率の変化を示す投票率チャートを含み得る。ユーザ端末300を使用するユーザは、多数のユーザ(ユーザ端末群300)の予測の時系列変化(予測の傾向)を、サーバ200により提供される投票率チャートによって容易に知ることができる。
【0182】
第1の画面領域は、投資トピック予測値を入力可能な予測値入力部512dを含み得る。これによれば、サーバ200は、投資トピックの具体的な予測値を、多数のユーザ(ユーザ端末群300)から収集することが可能となる。収集された予測値は、多数のユーザ(ユーザ端末群300)が投資判断するための参照情報として利用し得る。
【0183】
予測値入力部512dは、予測値の予測理由を入力可能な予測理由入力部512d3を含み得る。これによれば、サーバ200は、上昇予測又は下降予測を導いた予測理由を、多数のユーザ(ユーザ端末群)から収集することができる。収集された予測理由は、多数のユーザ(ユーザ端末群300)が投資判断するための参照情報として利用し得る。
【0184】
第2の画面領域は、1又は複数の他のユーザの予測値と予測理由とを有する他ユーザ予測情報を含む他ユーザ予測表示部512hを含み得る。これによれば、ユーザは、投票結果データだけでなく、より具体的な他のユーザの予測値と予測理由とを知り得る。このため、ユーザ(ユーザ端末300)は、他の投資家の投資判断の視点を収集することができる。
【0185】
サーバ200は、他ユーザ予測表示部512hに含む複数の他ユーザ予測情報を、時系列での新しさ又は古さ、ユーザに対する評価の高さ又は低さ、予測値の高さ又は低さのうちの1又は何れか複数でソーティングして表示することと、を含み得る。これによれば、ユーザにとっての情報収集の利便性を高めることができる。
【0186】
サーバ200は、ユーザ端末300から通知設定を受け付けることと、ここで通知設定の対象は、投票期間の投票率に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、通知設定に基づいてユーザ端末300に通知を送信することと、を含み得る。サーバ200は、ユーザ端末300から通知設定を受け付けることと、ここで通知設定の対象は、予測値に対する下限値又は上限値の何れかを含むものであり、通知設定に基づいてユーザ端末300に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、値動き予想に関する多数のユーザ(ユーザ端末群300)の考え方の変化(上昇予測と下降予測の変化、それらの投票率の変化、予測値の変化)を通知によってリアルタイムに把握可能とすることにより、個々の投資家(ユーザ)が発生した事象に対するアクセスを迅速かつ容易にすることができる。
【0187】
サーバ200は、ユーザ端末300から通知設定を受け付けることと、ここで通知設定の対象は、サーバ200が1又は複数の他のユーザから投票データを受信したことを含み、通知設定に基づいてユーザ端末300に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが投票したことを知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0188】
サーバ200は、ユーザ端末300から通知設定を受け付けることと、ここで通知設定の対象は、サーバ200が1又は複数の他のユーザによる予測値を受信したことを含み、通知設定に基づいてユーザ端末300に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが予測値を入力したことを知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0189】
サーバ200は、ユーザ端末300から通知設定を受け付けることと、ここで通知設定の対象は、サーバ200が1又は複数の他のユーザによる予測値の予測理由を受信したことを含み、通知設定に基づいてユーザ端末300に通知を送信することと、を含み得る。これによれば、ユーザは、例えば、自分が注目する特定のユーザが予測値の理由を知ることができ、投資判断を検討する機会とすることができる。
【0190】
通知は、音声による通知、電子メール送信による通知、又はウェブサイト画面若しくはアプリ画面での画像若しくはテキストメッセージによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、ユーザ端末300において通知の受信を確実に認識することができる。
【0191】
通知は、ウェブサイト画面、アプリ画面若しくはユーザ端末300の画面への、人物キャラクター若しくは擬人化キャラクターが話しかける動画若しくはアニメーションによる通知の少なくとも何れかを含み得る。これによれば、通知が人物キャラクター又は擬人化キャラクターが話しかけてくる動画又はアニメーションであるため、通知に対するユーザの注意力を高めることができる。
【0192】
〔8〕変形例
【0193】
前記実施形態は、本開示の実施形態を説明するための一例である。したがって、例えば、図面に示す情報表示画面500の構成及びその表示要素の配置などは、単なる一例にすぎない。
【符号の説明】
【0194】
100情報提供システム
200 サーバ
200A 情報提供プログラム
300 ユーザ端末群(ユーザ端末)
400 コンピュータ装置
500 情報表示画面
501 第1の表示領域
502 第2の表示領域
503 第3の表示領域
504 第4の表示領域
511 投稿入力部
512 トピック表示領域
512A 第1のトピック表示領域
512B 第2のトピック表示領域
512a チャート
512b 予測入力部
512c 投票入力部
512d 予測値入力部
512d1 第1の入力欄
512d2 第2の入力欄
512d3 予測理由入力部
512d4 中央値
512e 予測送信部
512f 投票率チャート
512f4 折れ線グラフ
512g ソート選択部
512h 他ユーザ予測表示部
512i お気に入り入力部
512j ユーザ予測通知設定部
513 投稿表示部
513a ユーザアイコン
513b お気に入り入力部
513c コメント入力部
513d シェア入力部
514 検索入力部
515 通知設定部
516 通知画面
516a 通知設定選択部
517 通知設定画面
518 ユーザグループ設定画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-10-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投資トピックに関する情報をサーバがユーザ端末群に提供する方法であって、
前記サーバが、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、
前記ユーザ端末群から前記投票データを受信することと、
ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測であり、
前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づいて、過去の複数の投票期間での前記上昇予測と前記下降予測とを比較した複数の投票率を含む投票結果データを生成することと、
前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、
前記ユーザ端末から特定の前記投資トピックに対する通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定は、前記特定の投資トピックに関する前記投票率の下限又は上限に対する将来の予測値を、通知を実行する閾値として設定するものであり、
前記通知設定の受付後に、前記特定の投資トピックの前記投票率が前記閾値を超える場合、前記ユーザ端末への通知を実行することと、を含む、
方法。
【請求項2】
投資トピックに関する情報をサーバがユーザ端末群に提供する方法であって、
前記サーバが、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末から、前記投資トピックの値動きについて、第1の期間経過後の第1の予測値と、第2の期間経過後の第2の予測値とを受信することと、
前記ユーザ端末から前記投資トピックに対する通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定は、前記通知設定の受付後に前記ユーザ端末群から受信した前記第1の予測値の中央値が、前記通知設定の受付後に前記ユーザ端末群から受信した前記第2の予測値の中央値を超えたこと又は超えないことを、前記ユーザ端末に通知することを設定するものであり、
前記通知設定の受付後に、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末への通知を実行することと、を含む、
方法。
【請求項3】
前記投票結果データは、前記1又は複数の投票期間での前記投票率の変化を示す投票率チャートを含む、
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の画面領域は、前記投資トピックの予測値を入力可能な予測値入力部を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記予測値入力部は、前記予測値の予測理由を入力可能な予測理由入力部を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の画面領域は、1又は複数の他のユーザの前記予測値と前記予測理由とを有する他ユーザ予測情報を含む他ユーザ予測表示部を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
さらに、前記サーバは、
前記他ユーザ予測表示部に含む複数の前記他ユーザ予測情報を、時系列での新しさ又は古さ、ユーザに対する評価の高さ又は低さ、前記予測値の高さ又は低さのうちの1又は何れか複数でソーティングして表示することと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザから前記投票データを受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザから前記予測値を受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項2又は4に記載の方法。
【請求項10】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定の対象は、前記サーバが1又は複数の他のユーザによる前記予測値の予測理由を受信したことを含み、
前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末に通知を送信することと、を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記通知は、音声による通知、電子メール送信による通知、又はウェブサイト画面若しくはアプリ画面での画像若しくはテキストメッセージによる通知の少なくとも何れかを含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
前記通知は、ウェブサイト画面、アプリ画面若しくは前記ユーザ端末の画面への、人物キャラクター若しくは擬人化キャラクターが話しかける動画若しくはアニメーションによる通知の少なくとも何れかを含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項13】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から、複数の前記投資トピックに共通して適用する同一の前記投票率の前記下限又は前記上限に対する将来の予測値を、通知を実行する前記閾値として設定することを受け付けることを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
さらに前記サーバは、
前記ユーザ端末から複数の他のユーザ端末をグルーピングした複数のユーザグループの設定を受け付けることと、
前記ユーザ端末から、前記ユーザグループごとに、前記通知設定を受け付けることと、
前記投資トピックごとに、前記通知設定に基づき、前記ユーザグループに関する通知を送信することと、を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末に、1又は複数の前記投資トピックの値動きに対する投票データを生成する投票入力部を含む第1の画面領域を送信することと、
前記ユーザ端末群から、前記投票データを受信することと、
ここで前記投票データは、前記投資トピックの値上がりを示す上昇予測又は前記投資トピックの値下がりを示す下降予測であり、
前記ユーザ端末群から受信した前記投票データに基づいて、過去の1又は複数の投票期間での前記上昇予測と前記下降予測とを比較した1又は複数の投票率を含む投票結果データを生成することと、
前記投票結果データを含む第2の画面領域を前記ユーザ端末に送信することと、
前記ユーザ端末から特定の前記投資トピックに対する通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定は、前記特定の投資トピックに関する前記投票率の下限又は上限に対する将来の予測値を、通知を実行する閾値として設定するものであり、
前記通知設定の受付後に、前記特定の投資トピックの前記投票率が前記閾値を超える場合、前記ユーザ端末への通知を実行することと、
を行う命令を含む、
プログラム。
【請求項16】
コンピュータを、投資トピックに関する情報をユーザ端末群に提供するサーバとして動作させるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記ユーザ端末群を構成する各ユーザ端末から、前記投資トピックの値動きについて、第1の期間経過後の第1の予測値と、第2の期間経過後の第2の予測値とを受信することと、
前記ユーザ端末から前記投資トピックに対する通知設定を受け付けることと、
ここで前記通知設定は、前記通知設定の受付後に前記ユーザ端末群から受信した前記第1の予測値の中央値が、前記通知設定の受付後に前記ユーザ端末群から受信した前記第2の予測値の中央値を超えたこと又は超えないことを、前記ユーザ端末に通知することを設定するものであり、
前記通知設定の受付後に、前記通知設定に基づいて前記ユーザ端末への通知を実行することと、
を行う命令を含む、
プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
前記投票期間は、例えば、投票の時から24時間遡及した期間(投票時前24時間)、投票の時から7日間遡及した期間(投票時前7日間)、投票の時から30日間遡及した期間(投票時前30日間)、又は任意の遡及期間を含み得る。任意の遡及期間は、ユーザがユーザ端末により設定した期間とし得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
ソーティング部225は、ユーザ端末300が指定する表示条件に基づいてユーザ端末300で表示する複数のデータの表示対象及び表示順序を変更する処理を実行する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5