(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024124277
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】ダブルリング開口部調整器具
(51)【国際特許分類】
B42F 1/02 20060101AFI20240905BHJP
【FI】
B42F1/02 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023042382
(22)【出願日】2023-03-01
(71)【出願人】
【識別番号】522343991
【氏名又は名称】稲原 学
(72)【発明者】
【氏名】稲原 学
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017BA01
(57)【要約】
【課題】ダブルリングの閉塞部の拡大やかしめの仕組みを実装した「ダブルリング開口部調整器具」を提供する。
【解決手段】ダブルリングの閉塞部の拡大時は、先端の90度折り返し部分が接合した箇所に、ダブルリングの閉塞部をセットし均一に拡大する。かしめる場合は、ダブルリングを包むように当器具をセットし、開口部の全体に均一な圧力をかけることで、元の状態に戻す。当器具により、ダブルリングの変形を防止しながら、均一な分解が可能となり再利用が促進される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダブルリングの閉塞部の拡大やかしめる2つの機能を、ダブルリングを変形させることなく均一に行う仕組みを特徴とした「ダブルリング開口部調整器具」。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルリングの閉塞部の拡大や元の状態に戻す仕組みに関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
ノートやカレンダーの綴じ具に使用されているダブルリングは、リングの閉塞部を固定する構造となっている。ダブルリングを分解する場合は、閉塞部を無理に拡大する事となり、通常はダブルリングが変形し、再利用することができない。
【0003】
本発明は、ダブルリングの閉塞部を変形することなく、均一な拡大やかしめることにより元の状態に戻すことを可能とする仕組みにより、中の用紙の取り外し、入替や追加が自由となり、ダブルリングの再利用を可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
「ダブルリング開口部調整器具」によるダブルリングの閉塞部の拡大時の仕組みは、
図1の2の先端の90度折り返し部分が接合した箇所に、ダブルリングの閉塞部をセットし、1のクリップの握り部分を狭める圧力をかけることで、2の部分が均一に拡大する。これを、ダブルリングの全体に行い、均一な開口部を形成する。
閉塞部のかしめる仕組みは、
図2の3のダブルリングの包含部分にダブルリングを包み込むように当器具をセットし、狭める圧力をかけることにより、開口部に対する均一な圧力により、元の状態に戻す。
【発明の効果】
【0005】
「ダブルリング開口部調整器具」により、簡単に、ダブルリングの閉塞部の均一な拡大の仕組みにより、中の用紙の取り外し、入替や追加が自由となる。また、かしめの仕組みにより、元の状態に戻すことが可能となり、再利用が促進される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】「ダブルリング開口部調整器具」による拡大の説明図
【
図2】「ダブルリング開口部調整器具」によるかしめの説明図
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1ないし
図2は本発明に関わる実施例を示す。
図1及び
図2においては、実施するための形態を説明するために、「ダブルリング開口部調整器具」とダブルリングの関連を示している。また、
図1においては、通常のクリップと同じようにクリップの握り部分を狭める圧力が先端部では開く方向となることを付記した矢印にて説明している。
図2においても、ダブルクリップを狭める圧力を矢印にて説明している。
【符号の説明】
【0008】
1 クリップの握り部分
2 先端の90度折り返し部分
3 ダブルリングの包含部分