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特開2024-124397オーバーレイ計測装置およびオーバーレイ計測方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024124397
(43)【公開日】2024-09-12
(54)【発明の名称】オーバーレイ計測装置およびオーバーレイ計測方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/66 20060101AFI20240905BHJP
【FI】
H01L21/66 J
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024031877
(22)【出願日】2024-03-04
(31)【優先権主張番号】10-2023-0027725
(32)【優先日】2023-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523164931
【氏名又は名称】アウロス テクノロジー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン、チ フン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、チ ユン
【テーマコード(参考)】
4M106
【Fターム(参考)】
4M106AA01
4M106BA04
4M106CA39
4M106DB04
4M106DB12
4M106DB14
4M106DB20
4M106DJ20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ウェハのオーバーレイ計測装置及び方法を提供する。
【解決手段】装置は、ウェハWの第1レイヤー10に形成される第1充填部11と、第1レイヤーの上方又は下方に積層された第2レイヤー20に形成される第2充填部21とが位置するオーバーレイ計測ターゲットTのうち何れかの地点の測定位置に集光させる対物レンズ210と、対物レンズとオーバーレイ計測ターゲットとの距離を調節するレンズ焦点アクチュエータ220が形成されるレンズ部200、測定位置から反射したビームを介して測定位置での焦点イメージを取得する検出部300及び検出部で測定したサンプルイメージと予め保存された設定モデルイメージとを整列し、整列されたサンプルイメージと設定モデルイメージのCI情報に応じて決定したフォーカスでレンズ部を制御して複数のイメージを測定し、複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出する制御部400を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1レイヤーに形成される第1充填部と、前記第1レイヤーの上方または下方に積層された第2レイヤーに形成される第2充填部とが位置するオーバーレイ計測ターゲットに照明を向けるように構成された光源部と、
前記照明を前記オーバーレイ計測ターゲットのいずれかの地点の測定位置に集光させる対物レンズと、前記対物レンズと前記オーバーレイ計測ターゲットとの距離を調節するレンズ焦点クチュエータが形成されるレンズ部と、
前記測定位置から反射したビームを介して前記測定位置での焦点イメージを取得する検出部と、および
前記検出部で測定されたサンプルイメージと予め保存された設定モデルイメージとを整列し、整列された前記サンプルイメージと前記設定モデルイメージのCI情報を取得し、前記CI情報に応じて決定されたフォーカスで前記レンズ部を制御して複数のイメージを測定し、前記複数のイメージの中心点を比較して差分値からオーバーレイを算出する制御部と、
を含む、オーバーレイ計測装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーが形成されたウェハの情報を介して前記設定モデルイメージを選定し、前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージの中心点が同じであるように整列して、X軸コントラスト値グラフおよびY軸コントラスト値グラフを取得し、
前記X軸コントラスト値グラフおよび前記Y軸コントラスト値グラフから最も低いCI値を有する領域での第1フォーカスを算出し、前記第1フォーカスで前記複数のイメージのうち一つである第1イメージを測定するように制御し、前記X軸コントラスト値グラフおよび前記Y軸コントラスト値グラフから最も高いCI値を有する領域での第2フォーカスを算出し、前記第2フォーカスで前記複数のイメージのうち他の一つである第2イメージを測定するように制御する、請求項1に記載のオーバーレイ計測装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記検出部で取得された前記サンプルイメージ、ウェハに積層されたレイヤーのモデル情報、前記CI情報に応じて決定されたフォーカスで測定された前記複数のイメージが保存される保存部と、
前記モデル情報のうちいずれか1つの前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージとの中心点を比較して整列する整列部と、
中心点が一致する前記設定モデルイメージおよび前記サンプルイメージのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を示す前記CI情報を取得するCI取得部と、
前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出するフォーカス算出部と、および
前記複数のイメージの中心点を比較して差を算出するオーバーレイ算出部と、
を含む、請求項1に記載のオーバーレイ計測装置。
【請求項4】
前記設定モデルイメージは、
予め保存された前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーの厚さまたは前記サンプルイメージに合わせて四角形、角部が所定の曲率を有する四角形、円形および楕円形のいずれかで形成される、請求項1に記載のオーバーレイ計測装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記フォーカスに応じて深度別に前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーのそれぞれのイメージを取得するように、前記レンズ焦点アクチュエータの動作を制御するレンズ動作部、
を含む、請求項1に記載のオーバーレイ計測装置。
【請求項6】
前記第1充填部および前記第2充填部は、
前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーを貫通するホール部に導体で充填され、前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーに形成されたパターンを電気的に連結するTSV(Through Silicon Via)である、請求項1に記載のオーバーレイ計測装置。
【請求項7】
第1レイヤーに形成される第1充填部と、前記第1レイヤーの上方または下方に積層された第2レイヤーに形成される第2充填部とが位置するオーバーレイ計測ターゲットのいずれか一つの地点の測定位置で測定されたサンプルイメージと、予め保存された設定モデルイメージとを整列する設定モデル比較段階と、
整列された前記サンプルイメージおよび前記設定モデルイメージのCI情報を取得するCI情報取得段階と、
CI情報に応じて決定されたフォーカスで前記レンズ部を制御して複数のイメージを測定するイメージ計測段階と、および
前記複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出するオーバーレイ算出段階と、
を含む、オーバーレイ計測方法。
【請求項8】
前記設定モデル比較段階は、
検出部で前記サンプルイメージを測定して保存するサンプルイメージ測定段階と、
前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーが形成されたウェハの情報を介して前記設定モデルイメージを選定するモデル選定段階と、および
前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージの中心点が同じであるように整列する比較段階と、
を含む、請求項7に記載のオーバーレイ計測方法。
【請求項9】
前記CI情報取得段階において、
中心点が同じであるように整列された前記設定モデルイメージと、前記サンプルイメージのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を示す前記CI情報を取得する、請求項7に記載のオーバーレイ計測方法。
【請求項10】
前記イメージ計測段階は、
前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出するフォーカス算出段階と、および
前記CI情報に応じて決定された前記第1フォーカスで第1イメージを測定し、前記第2フォーカスで第2イメージを測定する測定段階と、
を含む、請求項7に記載のオーバーレイ計測方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエハのオーバーレイ計測に関し、オーバーレイ計測装置およびオーバーレイ計測方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、技術が発展するにつれて半導体デバイスのサイズが小さくなり、ウェハ上の集積回路の密度は増加している。集積回路をウェハに形成するためには、特定の位置で所望の回路構造および要素が順次形成されるように、多くの製造過程を経なければならない。このような製造過程は、ウェハ上にパターン化された層を順次生成するようにする。
【0003】
このような繰り返される積層過程を介して、集積回路内に電気的に活性化されたパターンが生成される。この際、それぞれの構造が製造過程で許容される誤差範囲内で整列されないと、電気的に活性化されたパターン間に干渉が発生し、この現象によって製造された回路の性能および信頼度に問題が生じることがある。
【0004】
したがって、層間の整列誤差を測定および検証するために、ウエハ上にオーバーレイ(Overlay)測定用パターンを用いて上部層のパターンと下部層のパターンとの整列度を検出するが、最近の半導体パッケージにTSV(Through silicon via)を含む半導体素子が多く利用されており、このような半導体素子においてレイヤー間の整列測定時にTSVが用いられることができる。
【0005】
TSVは、シリコン基板を貫通するホールを形成して銅などの導体を充填して形成されたものであり、チップ積層時にシリコン基板の上と下を電気的に連結してチップ間信号およびパワーを伝達するために用いられることができる。しかしながら、ウェハ内のTSVを測定する場合、各層からのイメージがすべて明確に見えないという問題が発生した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記のような問題点を含む様々な問題点を解決するためのものであり、TSVの誤整列および連結を確認することができ、TSV計測を通じてウエハに積層されたレイヤーのオーバーレイを測定することができる。また、TSVの形状が特異であっても最適なフォーカスを決定して測定できる、オーバーレイ計測装置およびオーバーレイ計測方法を提供することを目的とする。しかし、このような課題は例示的なものであり、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、オーバーレイ計測装置が提供される。前記オーバーレイ計測装置は、第1レイヤーに形成される第1充填部と、前記第1レイヤーの上方または下方に積層された第2レイヤーに形成される第2充填部とが位置するオーバーレイ計測ターゲットに照明を向けるように構成された光源部;前記照明を前記オーバーレイ計測ターゲットのいずれかの地点の測定位置に集光させる対物レンズと、前記対物レンズと前記オーバーレイ計測ターゲットとの距離を調節するレンズ焦点アクチュエータが形成されるレンズ部;前記測定位置から反射したビームを介して前記測定位置での焦点イメージを取得する検出部;および前記検出部で測定されたサンプルイメージと予め保存された設定モデルイメージとを整列し、整列された前記サンプルイメージと前記設定モデルイメージのCI情報を取得し、前記CI情報に応じて決定されたフォーカスで前記レンズ部を制御して複数のイメージを測定し、前記複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出する制御部;を含んでもよい。
【0008】
本発明の一実施形態によれば、前記制御部は、前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーが形成されたウェハの情報を介して前記設定モデルイメージを選定し、前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージの中心点が同一であるように整列して、X軸コントラスト値グラフおよびY軸コントラスト値グラフを取得し、前記X軸コントラスト値グラフおよび前記Y軸コントラスト値グラフにおいて最も低いCI値を有する領域での第1フォーカスを算出し、前記第1フォーカスで前記複数のイメージのうち1つである第1イメージを測定するように制御し、前記X軸コントラスト値グラフおよび前記Y軸コントラスト値グラフにおいて最も高いCI値を有する領域での第2フォーカスを算出し、前記第2フォーカスで前記複数のイメージのうち他の一つである第2イメージを測定するように制御することができる。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、前記制御部は、前記検出部で取得された前記サンプルイメージ、ウェハに積層されたレイヤーのモデル情報、前記CI情報に応じて決定されたフォーカスで測定された前記複数のイメージが保存される保存部;前記モデル情報のうちいずれか1つの前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージの中心点を比較して整列する整列部;中心点が一致する前記設定モデルイメージおよび前記サンプルイメージのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を示す前記CI情報を取得するCI取得部;前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出するフォーカス算出部;および前記複数のイメージの中心点を比較して差を算出するオーバーレイ算出部;を含んでもよい。
【0010】
本発明の一実施形態によれば、前記設定モデルイメージは、予め保存された前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーの厚さまたは前記サンプルイメージに合わせて、四角形、角部が所定の曲率を有する四角形、円形および楕円形のいずれかで形成されてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、前記制御部は、前記フォーカスに応じて深度別に前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーのそれぞれのイメージを取得するように前記レンズ焦点アクチュエータの動作を制御するレンズ動作部;を含んでもよい。
【0012】
本発明の一実施形態によれば、前記第1充填部および前記第2充填部は、前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーを貫通するホール部に導体で充填され、前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーに形成されたパターンを電気的に連結するTSV(Through Silicon Via)であってもよい。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、オーバーレイ計測方法が提供される。前記オーバーレイ計測方法は、第1レイヤーに形成される第1充填部と、前記第1レイヤーの上方または下方に積層された第2レイヤーに形成される第2充填部とが位置するオーバーレイ計測ターゲットのいずれかの地点の測定位置で測定されたサンプルイメージと予め保存された設定モデルイメージとを整列する設定モデル比較段階;整列された前記サンプルイメージおよび前記設定モデルイメージのCI情報を取得するCI情報取得段階;CI情報に応じて決定されたフォーカスで前記レンズ部を制御して複数のイメージを測定するイメージ計測段階;および前記複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出するオーバーレイ算出段階;を含んでもよい。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、前記設定モデル比較段階は、検出部で前記サンプルイメージを測定して保存するサンプルイメージ測定段階;前記第1レイヤーおよび前記第2レイヤーが形成されたウェハの情報を介して前記設定モデルイメージを選定するモデル選定段階;および前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージの中心点が同じであるように整列する比較段階;を含んでもよい。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、前記CI情報取得段階において、中心点が同じであるように整列された前記設定モデルイメージと前記サンプルイメージのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を表す前記CI情報を取得することができる。
【0016】
本発明の一実施形態によれば、前記イメージ計測段階は、前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出するフォーカス算出段階;および前記CI情報に応じて決定された前記第1フォーカスで第1イメージを測定し、前記第2フォーカスで第2イメージを測定する測定段階;を含んでもよい。
【発明の効果】
【0017】
前記のように構成された本発明の一部の実施形態によれば、2つ以上のレイヤーを含むウェハからオーバーレイを測定するためのフォーカスを算出し、算出されたフォーカスに従ってTSVのオーバーレイを計測し、TSVの誤整列および連結を確認することができ、TSV計測を通じてウエハに積層されたレイヤーのオーバーレイ値を算出することができる。また、TSVの形状が特異であっても、本発明のオーバーレイ計測装置を介して最適なフォーカスを決定してオーバーレイ値を算出できる効果を有するものである。もちろん、このような効果によって本発明の範囲が限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測装置を概略的に示す図である。
図2】本発明のオーバーレイ計測装置の制御部を示す図である。
図3】本発明の一実施形態によるサンプルイメージと設定モデルイメージとを整列してCI情報を取得することを示す例示的な図である。
図4】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法を示す図である。
図5】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法を示す図である。
図6】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法を示す図である。
図7】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法の設定モデル比較段階を示す図である。
図8】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法のCI情報取得段階を示す図である。
図9】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法のイメージ計測段階で第1イメージを測定することを示す図である。
図10】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法のイメージ計測段階で第2イメージを測定することを示す図である。
図11】本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法のオーバーレイ算出段階を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましいいくつかの実施形態を詳細に説明する。
【0020】
本発明の実施形態は、当技術分野において通常の知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものであり、以下の実施形態は種々の他の形態に変形されることができ、本発明の範囲が下記の実施形態に限定されるものではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示をより忠実かつ完全にし、当業者に本発明の精神を完全に伝達するために提供されるものである。なお、図面における各層の厚さや大きさは、説明の便宜および明確性のために誇張されたものである。
【0021】
以下、本発明の実施形態は、本発明の理想的な実施形態を概略的に示す図面を参照して説明する。図面において、例えば、製造技術および/または公差(tolerance)に応じて、図示された形状の変形が予想できる。したがって、本発明の思想の実施形態は、本明細書に示された領域の特定の形状に制限されるものと解釈されるべきではなく、例えば製造上生じる形状の変化を含むべきである。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測装置を概略的に示す図であり、図2は、本発明のオーバーレイ計測装置の制御部400を示す図であり、図3は、本発明の一実施形態によるサンプルイメージSと設定モデルイメージMとを整列してCI情報を取得することを示す例示的な図である。
【0023】
まず、本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測装置は、大きく、光源部100、レンズ部200、検出部300、および制御部400を含んでもよい。
【0024】
図1に示すように、少なくとも1つの照明源からオーバーレイ計測ターゲットTに照明を向けることができる。具体的に、光源部100は、第1レイヤー10に形成される第1充填部11と、第1レイヤー10の上方または下方に積層された第2レイヤー20に形成される第2充填部分21が位置するオーバーレイ計測ターゲットTに照明を向けるように構成されてもよい。
【0025】
例えば、光源部100は、ハロゲンランプ、キセノンランプ、スーパーコンチニウムレーザー(supercontinuum laser)、発光ダイオード、レーザー励起ランプ(laser induced lamp)などで形成されることができ、紫外線(UV、ultraviolet)、可視光線または赤外線(IR、infrared)などの様々な波長を含んでもよく、これに限定されない。
【0026】
本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測装置は、絞り110、スペクトルフィルタ120、偏光フィルタ130、およびビームスプリッタ140を含んでもよい。
【0027】
絞り110は、光が通過する開口が形成された不透明なプレートで形成されてもよく、光源部100から照射されたビームが第1充填部11および第2充填部21の撮影に適した形態に変更されることができる。
【0028】
絞り110は、光の量を調節する開口絞り(Aperture stop)および象の結ばれる範囲を調節する視野絞り(Field Stop)のいずれか1つ以上を含んでもよく、図1に示すように、光源部100とビームスプリッタ140との間に形成されることができ、図示はしないが、ビームスプリッタ140とレンズ部200との間に形成されてもよい。
【0029】
スペクトルフィルタ120は、光源部100から照射されたビームの中心波長およびバンド幅をオーバーレイ計測ターゲットTに形成された第1レイヤー10および第2レイヤー20のイメージ取得に適合するように調節することができる。例えば、スペクトルフィルタ120は、フィルタホイール、線状並進デバイス、フリッパーデバイス、およびそれらの組み合わせのうち少なくとも1つ以上から形成されてもよい。
【0030】
ビームスプリッタ140は、光源部100から出た後、絞り110を通過したビームの一部は透過させ、一部は反射して、光源部100から出たビームを2つのビームに分離させる。
【0031】
図1に示すように、レンズ部200は、前記照明をオーバーレイ計測ターゲットTのうちいずれかの地点の測定位置に集光させる対物レンズ210と、対物レンズ210とオーバーレイ計測ターゲットTとの距離を調節するレンズ焦点アクチュエータ220が形成されてもよい。
【0032】
対物レンズ210は、ビームスプリッタ140から反射したビームをウェハWの第1レイヤー10と第2レイヤー20が形成された測定位置にビームを集光させ、反射したビームを集めることができる。
【0033】
対物レンズ210は、レンズ焦点アクチュエータ220(lens focus actuator)に設置されてもよい。
【0034】
レンズ焦点アクチュエータ220は、対物レンズ200とウエハWとの間の距離を調節して、焦点面が第1レイヤー10または第2レイヤー20に位置するように調節することができる。
【0035】
レンズ焦点アクチュエータ220は、制御部400の制御により、対物レンズ200をウエハW方向に垂直移動させて焦点距離を調節することができる。
【0036】
この際、前記測定位置は、オーバーレイ計測ターゲットTの少なくともいずれかの地点であり、第1レイヤー10または第2レイヤー20に形成された第1充填部11および第2充填部21が形成された位置である。
【0037】
ここで、第1充填部11および第2充填部21は、第1レイヤー10および第2レイヤー20を貫通するホールに銅などの導体が充填された構造であり、第1レイヤー10および第2層20が積層されるとき、第1レイヤー10および第2レイヤー20を電気的に連結してチップ間信号およびパワーを伝達するTSVを含んでもよい。
【0038】
例えば、第1充填部11は、ウエハWの下部レイヤーである第1レイヤー10に形成され、第2充填部21は、ウエハWの上部レイヤーである第2レイヤー10に形成されてもよい。この際、ウエハWの上方に形成されたレンズ部200で測定されたイメージにおいて、第1充填部11が第2充填部21よりも小さく測定されることができる。
【0039】
また、図示されてはいないが、前記TSVは、截頭された逆方向の円錐形状であってもよく、互いに異なるサイズで形成されてもよく、不規則な形状で形成されてもよい。
【0040】
前記測定位置は、レンズ焦点アクチュエータ220の駆動に応じて、それぞれの位置で測定された段階別の深度をすべて含んでもよい。
【0041】
図1に示すように、検出部300は、前記測定位置から反射したビームを介して前記測定位置での焦点イメージを取得することができる。
【0042】
検出部300は、オーバーレイ計測ターゲットTから反射したビームがビームスプリッタ140を通過して出るビームをキャプチャーして、第1レイヤー10および第2レイヤー20のイメージを取得することができる。
【0043】
検出部300は、オーバーレイ計測ターゲットTから反射したビームを測定することのできる光学検出器を含んでもよく、例えば、前記光学検出器は、光を電荷に変換してイメージを抽出する電荷結合素子(CCD、charge-coupled device)、集積回路の一つである相補型金属酸化物半導体(CMOS、complementary metal-oxide-semiconductor)センサー、光を測定する光電増幅管(PMT、photomultiplier tube)、光検波器としてAPD(avalanche photodiode)アレイあるいはイメージを生成またはキャプチャーする様々なセンサーなどを含んでもよい。
【0044】
検出部300は、フィルタ、偏光板、ビームブロックを含んでもよく、対物レンズ210によって収集された照明を集めるための任意の収集光学コンポーネント(図示せず)をさらに含んでもよい。
【0045】
図1に示すように、制御部400は、光源部100から照射される照明の指向を制御することができ、前記照明をオーバーレイ計測ターゲットTに集光させ、反射ビームを収集できるようにレンズ部200を制御することができ、レンズ部200から収集された前記反射ビームを介して測定された焦点イメージが取得できるように検出部300を制御することができる。
【0046】
制御部400は、フィルタ最適化情報、絞り最適化情報、フォーカス最適化情報、ピンホール最適化情報を介して、オーバーレイ計測レシピを自動的に最適化するARO(Auto Recipe Optimization)プログラムを含んでもよい。
【0047】
制御部400は、検出部300で測定されたサンプルイメージSと、予め保存された設定モデルイメージMとを整列してCI情報を取得し、整列して重畳されたサンプルイメージSと設定モデルイメージMのCI情報に応じて決定されたフォーカスでレンズ部200を制御して複数のイメージを測定し、前記複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出することができる。
【0048】
具体的には、制御部400は、光源動作部410、レンズ動作部420、保存部430、整列部440、CI取得部450、フォーカス算出部460およびオーバーレイ算出部分470を含んでもよい。
【0049】
図2に示すように、光源動作部410は、光源部100から照射される照明の指向を制御することができ、レンズ動作部420は、前記照明がオーバーレイ計測ターゲットTに集光され、前記フォーカスに応じて深度別に第1レイヤー10および第2レイヤー20のそれぞれのイメージを取得するように、レンズ焦点アクチュエータ220の動作を制御することができる。
【0050】
保存部430は、検出部300で取得されたサンプルイメージS、ウエハWに積層されたレイヤーのモデル情報、前記CI情報に応じて決定されたフォーカスで測定された前記複数のイメージが保存されることができる。
【0051】
具体的には、保存部430は、検出部300で測定されたイメージをサンプルイメージSとして保存部430に保存することができる。この際、サンプルイメージSは、予め保存された第1レイヤー10および第2レイヤー20の厚さを含むウエハW情報を介して、仮フォーカスで焦点を制御して測定されることができる。
【0052】
保存部430は、複数のモデル情報を含んでもよい。この際、前記モデル情報は、四角形、角部が所定の曲率を有する四角形、円形、および楕円形などで形成される設定モデルイメージMを含んでもよい。例えば、設定モデルイメージMは、予め保存されたウエハW情報を介して第1レイヤー10および第2レイヤー20のいずれかに合わせられた仮想フォーカスによるイメージを含んでもよい。また、様々な形状の前記モデル情報の中から、サンプルイメージSの形状に対応する、例えば、サンプルイメージSと似ているイメージが設定モデルイメージMとして選定されてもよい。
【0053】
また、設定モデルイメージMは、円形の大きさや矩形状の角の曲率などを使用者が直接設定してもよい。
【0054】
例えば、サンプルイメージSは、仮フォーカスとして第2レイヤー20に対応するイメージであってもよく、設定モデルイメージMは、予め保存されたウエハW情報によって設定された第1レイヤー10に対応するイメージであってもよい。
【0055】
保存部430は、第1レイヤ10と第2レイヤ20とのオーバーレイを計測するために、後述する第1フォーカスおよび第2フォーカスを通じて検出された第1イメージI1および第2イメージI2を保存することができる。
【0056】
整列部440は、前記モデル情報のいずれかの設定モデルイメージMとサンプルイメージSの中心点を比較して整列することができる。
【0057】
例えば、図3の(a)および図3の(b)に示すように、整列部440は、設定モデルイメージMがサンプルイメージSの中心軸と同軸となるように整列することができ、図示されていないが、設定モデルイメージMがサンプルイメージSの外側に形成されてもよく、楕円形の場合、長軸が同じであるように整列されるか、または不規則な形状の場合、円形または楕円形に変換して同軸または長軸が同じであるように整列されてもよい。
【0058】
CI取得部450は、中心点が一致する設定モデルイメージMおよびサンプルイメージSのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を示すCI情報を取得することができる。
【0059】
前記CI情報は、設定モデルイメージMとサンプルイメージSのコントラスト値を含むデータであり、例えば、図3の(a)に示すように、設定モデルイメージMおよびサンプルイメージSの中心部または横の中心領域を基準にX軸方向の段面からコントラスト値の変化をグラフで示すことができ、図3の(b)に示すように、設定モデルイメージMおよびサンプルイメージSの中心部または縦の中心領域を基準にY軸方向の断面からコントラスト値の変化をCIグラフで表すことができる。
【0060】
ここで、CIは、Contrast Indexであって、イメージピクセル値の全体的なコントラストの度合いを意味し、イメージが色と明るさの差を示す値であってもよい。例えば、図3の(a)に示すように、設定モデルイメージMの線は明るさが非常に明るく設定され、CIグラフにおいて設定モデルイメージMの線に対応する部分ではコントラスト値が最高と表され、サンプルイメージSの外側線の明るさは明るく検出され、設定モデルイメージMよりは低いが、周辺部よりは高く表されてサンプルイメージSの内側線は非常に暗く検出され、コントラスト値が最低に表される。
【0061】
フォーカス算出部460は、前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出することができる。
【0062】
例えば、フォーカス算出部460は、前記CIグラフでコントラスト値が最低の値を直径とする形状にフォーカスを合わせることができるように第1フォーカスを算出し、前記CIグラフでコントラスト値が最高である値を直径とする形状にフォーカスを合わせることができるように第2フォーカスを算出することができる。この際、前記CIグラフにおいて、コントラスト値が最高である値は、設定モデルイメージMのCI情報であってもよく、また、サンプルイメージSは焦点が合わず、厚みおよびコントラストが確実ではないため、コントラスト値が最も低い値で第2フォーカスを算出することができる。
【0063】
したがって、レンズ操作部420において、前記第1フォーカスで第1イメージI1を測定し、前記第2フォーカスで第2イメージI2を測定することができる。前記第1フォーカスおよび前記第2フォーカスでイメージを測定することにより、さらに正確な第1イメージI1および第2イメージI2、すなわち、第1充填部11および第2充填部21のイメージを取得することができる。
【0064】
オーバーレイ算出部470は、前記複数のイメージの中心点を比較して差を算出することができる。例えば、オーバーレイ算出部470は、第1イメージI1および第2イメージI2を重畳して第1イメージI1の中心部C1および第2イメージI2の中心部C2のギャップを算出してオーバーレイ値として計測することができる。
【0065】
具体的には、第1イメージI1からX軸およびY軸のCI値のグラフを取得し、CI値が最も大きい2つの位置の中点値を用いて第1イメージI1の中心部C1を算出することができ、同様に、第2イメージI2の中心部C2を算出することができる。したがって、第1イメージI1の中心部C1と第2イメージI2の中心部C2との差をオーバーレイ値として計測することができる。
【0066】
また、制御部400で行われる一連の過程は、使用者がモニタリングできるように表示部(図示せず)を含み、使用者が直接制御できる入力部(図示せず)を含んでもよい。
【0067】
すなわち、前記表示部を介して保存部430、整列部440、CI取得部450、フォーカス算出部460、オーバーレイ算出部470、設定モデルイメージM、サンプルイメージS、CIグラフを確認することができ、前記入力部を介して使用者が光源動作部410、レンズ動作部420を直接制御したり、設定モデルイメージM、サンプルイメージS、CIグラフ、前記第1フォーカス、前記第2フォーカスなどを直接選定、変更および算出することができる。
【0068】
他にも、オーバーレイ計測装置は、制御部400によってオーバーレイ計測装置の各構成の動作を制御するようにする命令語、プログラム、ロジックなどを保存するメモリなどを含んでもよく、必要に応じて構成要素が付加、変更、または削除されてもよい。
【0069】
すなわち、本発明のオーバーレイ計測装置にて2つ以上のレイヤーを含むウエハでオーバーレイを測定するためのフォーカスを算出し、算出されたフォーカスによってTSVのオーバーレイを計測してTSVの連結を確認することができ、第1レイヤーと第2レイヤーとのオーバーレイを正確に判断することができる。
【0070】
図4図6は、本発明の一実施形態によるオーバーレイ計測方法を示す図であり、図7は、オーバーレイ計測方法の設定モデル比較段階S100を示す図であり、図8は、CI情報取得段階S200を示す図であり、図9および図10は、イメージ計測段階S300で第1イメージI1および第2イメージI2を測定することを示す図であり、図11は、本発明のオーバーレイ算出段階S400を示す図である。
【0071】
図4に示すように、本発明の一実施形態による、オーバーレイ計測方法は、設定モデル比較段階S100、CI情報取得段階S200、イメージ計測段階S300、およびオーバーレイ算出段階S400を含んでもよい。
【0072】
設定モデル比較段階S100は、第1レイヤー10に形成される第1充填部11と、第1レイヤー10の上方または下方に積層された第2レイヤー20に形成される第2充填部21が位置するオーバーレイ計測ターゲットTのいずれかの地点の測定位置で測定されたサンプルイメージSと、予め保存された設定モデルイメージMとを整列する段階である。
【0073】
例えば、図7に示すように、設定モデル比較段階S100は、予め保存された第1レイヤー10および第2レイヤー20の厚さを含むウェハW情報を介して仮フォーカスで焦点を制御して測定されたサンプルイメージSと、ウエハW情報を介して第1レイヤー10および第2レイヤー20のいずれかに合わせられた仮想フォーカスによるイメージである設定モデルイメージMを整列する段階である。
【0074】
具体的には、設定モデル比較段階S100は、検出部300でサンプルイメージSを測定して保存するサンプルイメージ測定段階S110、第1レイヤー10および第2レイヤー20が形成されたウエハWの情報を介して設定モデルイメージMを選定するモデル選定段階S120、および設定モデルイメージMとサンプルイメージSの中心点が同じであるように整列する比較段階S130を含んでもよい。
【0075】
CI情報取得段階S200は、中心点が同じであるように整列された設定モデルイメージMとサンプルイメージSのX軸コントラスト値の変化およびY軸コントラスト値の変化を示す前記CI情報を取得する段階である。
【0076】
CI情報取得段階S200において、前記CI情報は、設定モデルイメージMとサンプルイメージSのコントラスト値を含むデータであり、例えば、図8に示すように、CI情報取得段階S200で設定モデルイメージMおよびサンプルイメージSの中心を基準に、X軸およびY軸の断面からコントラスト値の変化をCIグラフで表すことができる。
【0077】
イメージ計測段階S300は、CI情報に応じて決定されたフォーカスでレンズ部200を制御して複数のイメージを測定する段階である。
【0078】
イメージ計測段階S300は、フォーカス算出段階S310および測定段階S320を含んでもよい。
【0079】
フォーカス算出段階S310は、前記CI情報のうち最も低いCI値を有する地点での第1フォーカスを算出し、前記CI情報のうち最も高いCI値を有する地点での第2フォーカスを算出する段階であり、測定段階S320は、前記CI情報によって決定された前記第1フォーカスで第1イメージI1を測定し、前記第2フォーカスで第2イメージI2を測定する段階である。
【0080】
例えば、図9に示すように、フォーカス算出段階S310において、前記CIグラフのコントラスト値が最低である値を直径とする形状にフォーカスを合わせることができるように第1フォーカスを算出し、測定段階S320において、前記第1フォーカスで第1イメージI1を測定することができる。したがって、前記第1フォーカスで再調整してイメージを測定し、サンプルイメージSよりもさらに正確な第1イメージI1、すなわち、第1充填部11のイメージを取得することができる。
【0081】
また、図10に示すように、フォーカス算出段階S310において、前記CIグラフでコントラスト値が最高である値を直径とする形状にフォーカスを合わせることができるように第2フォーカスを算出し、測定段階S320において、前記第2フォーカスで第2イメージI2を測定することができる。この際、第2イメージI2は、第2レイヤー20の第2充填部21を測定したものであり、設定モデルイメージMとは異なる位置に形成されることができる。すなわち、設定モデルイメージMは、前記第2フォーカスを算出するためのものであり、前記第2フォーカスで測定された第2イメージI2とは異なり得る。
【0082】
測定段階S320は、光源部100から第1レイヤー10および第2レイヤー20が位置するオーバーレイ計測ターゲットTに照明を向ける照明指向段階S110、および対物レンズ210とオーバーレイ計測ターゲットTとの距離を調節するレンズ焦点アクチュエータ220を調節して、前記照明がレンズ部200を介してオーバーレイ計測ターゲットTのいずれか一つの地点の測定位置に集光されるターゲット照射段階をさらに含んでもよい。
【0083】
オーバーレイ算出段階S400は、前記複数のイメージの中心点を比較して差分値でオーバーレイを算出する段階である。例えば、図11に示すように、オーバーレイ算出段階S400は、第1イメージI1および第2イメージI2を比較して、第1イメージI1の中心部C1および第2イメージI2の中心部C2のギャップを算出してオーバーレイOVLとして計測することができる。
【0084】
すなわち、本発明のオーバーレイ計測方法により、2つ以上のレイヤーを含むウエハからオーバーレイを測定するためのフォーカスを算出し、算出されたフォーカスに応じてTSVのオーバーレイを計測し、TSVの誤整列および連結を確認することができ、TSV計測を通じて第1レイヤーと第2レイヤーとのオーバーレイ値を算出することができる。
【0085】
特に、TSVの形状が特異であっても、様々な形状および曲率を設定して本発明のオーバーレイ計測装置および方法を通じてTSVを介したオーバーレイ値を算出することができる。
【0086】
本発明は、図面に示された実施形態を参照に説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形、および均等な他の実施形態が可能であることが理解される。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
【符号の説明】
【0087】
M ・・・設定モデルイメージ
S ・・・サンプルイメージ
T ・・・オーバーレイ計測ターゲット
W ・・・ウェハ
10 ・・・第1レイヤー
11 ・・・第1充填部
20 ・・・第2レイヤー
21 ・・・第2充填部
100 ・・・光源部
110 ・・・絞り
120 ・・・スペクトルフィルタ
140 ・・・ビームスプリッタ
200 ・・・レンズ部
210 ・・・対物レンズ
220 ・・・レンズ焦点アクチュエータ
300 ・・・検出部
400 ・・・制御部
図1
図2
図3
図4
図5
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図11