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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024124585
(43)【公開日】2024-09-13
(54)【発明の名称】脚付き鞄
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/00 20060101AFI20240905BHJP
   A45C 3/00 20060101ALI20240905BHJP
【FI】
A45C13/00 K
A45C13/00 B
A45C3/00 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031810
(22)【出願日】2023-03-02
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ■ 令和4年10月4日にWEBサイト(https://smbcommunity.lenovo.com/jp/learn/resource-library/b/articles/posts/thinkpad-z-collaboration-backpack-kapokknot)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000062588.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://www.fnn.jp/articles/-/427022)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://dime.jp/company_news/detail/?pr=1248790)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://www.newscafe.ne.jp/release/prtimes2/20221005/1133899.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(https://otakei.otakuma.net/prtimes/10052199495.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://ascii.jp/elem/000/004/107/4107972/)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイトhttp://www.seotools.jp/news/id_000000037.000062588.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=PT000037A000062588)に掲載した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://news.nicovideo.jp/watch/nw11523939)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://news.allabout.co.jp/articles/p/000000037.000062588/)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://news.biglobe.ne.jp/economy/1005/prt_221005_7429196909.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://thebridge.jp/prtimes/457489)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(https://news.toremaga.com/release/others/2400816.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(http://number.bunshun.jp/ud/pressrelease/633d6b99760b0609f1000004)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://b2b-ch.infomart.co.jp/news/detail.page?IMNEWS4=3562939)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://techable.jp/archives/000000037.000062588)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://news.fresheye.com/prtimes/article/pr-000000037.000062588.html)に掲載した。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(https://jbpress.ismedia.jp/ud/pressrelease/633d67cd760b0682d5000001)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://www.rbbtoday.com/release/prtimes2-today/20221005/788992.html)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(https://www.jiji.com/jc/article?k=000000037.000062588&g=prt)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2022-10-05-62588-37/)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000037_000062588/)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日にWEBサイト(https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/press_release/1659609/)に掲載した。 ■ 令和4年10月5日以降にWEBサイト(http://ure.pia.co.jp/articles/-/1592966)に掲載した。 ■ 令和4年10月12日にWEBサイト(https://news.mynavi.jp/article/20221012-2473658/)に掲載した。
(71)【出願人】
【識別番号】520168022
【氏名又は名称】KAPOK JAPAN株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230110397
【弁護士】
【氏名又は名称】田中 雅敏
(74)【代理人】
【識別番号】230128875
【弁護士】
【氏名又は名称】原 慎一郎
(72)【発明者】
【氏名】深井 喜翔
(72)【発明者】
【氏名】浅岡 美穂
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA11
3B045AA31
3B045DA23
3B045FB01
3B045GA01
3B045GA03
3B045GC01
3B045GC02
(57)【要約】
【課題】脚付き鞄を提供する。
【解決手段】本発明の脚付き鞄は、対象物を収納するための本体部と、本体部の底部に取り付けられた脚部と、を備え、本体部は、脚部によって支持されて自立可能である。脚部は、本体部の底部に対して回動可能である。脚部は、本体部の底部に対して、取付部から回動することで折り畳み可能である。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物を収納可能な本体部と、当該本体部の底部に取り付けられた脚部とを備える脚付き鞄であって、前記本体部は前記脚部によって自立可能に支持されることを特徴とする脚付き鞄。
【請求項2】
前記脚部は、前記本体部の底部に対して回動可能に取り付けられた請求項1に記載の脚付き鞄。
【請求項3】
前記脚部は、回動することで折り畳み可能である請求項1又は2に記載の脚付き鞄。
【請求項4】
前記脚部は、前記本体部の前記底部に対して伸縮自在である請求項1又は2に記載の脚付き鞄。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞄に関し、特に、脚付き鞄に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、旅行やレジャー、ビジネス、スポーツ等において、多種多様な鞄が使用されている。例えば、実全昭62-166726号公報(特許文献1)には、鞄の底板に脚を設けた鞄が提案されている。
【0003】
より具体的には、特許文献1に記載の脚付き鞄では、底板の上側に底板と略同じサイズの硬質芯版を重ねて配置し、この硬質芯版の所要箇所に上方より木ねじを捻じ込んで、木ねじの尖端部を底板の下側に突出させ、この尖端部を脚部材の頂面に捻じ込むことによって、脚部材を底板の下側に固定するとともに、硬質芯版および木ねじの上側に被覆版を配置し、被覆版の全周縁を底板の全周縁に止着して、硬質芯版および木ねじを封入するようになっている。
【0004】
特許文献1に記載の脚付き鞄では、底板の下側に木ねじにより固定された脚部材により、鞄の底板が床や地面に直接接触しないとされている。
【0005】
また、昨今、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、パンデミックが生じるとともに、多くの感染者や死亡者をもたらしている。そのような状況下においても、ビジネス等により、鞄を所持して仕事の通勤や移動等の外出をする必要性が生じる人々が、少なくない。
【0006】
そして、コロナ禍で人々の働き方が変わり、パソコンやリモートワークで使用する機器等を持ち歩く機会が増えるとともに、感染を防ぐために、外出先で、鞄を床や地面に直接置くことに抵抗がある人々が増加しているという問題がある。
【0007】
この問題を解決するためのものとして、例えば、鞄に、鞄の下面よりも下方へ伸張自在にかつ伸張状態で固定自在に複数本の脚が設けられた脚付き鞄が、実全平03-022718号公報(特許文献2)に提案されている。
【0008】
特許文献2に記載の脚付き鞄では、鞄の下面の四隅にそれぞれ同じ高さの突起を脚として設けることで、傾斜する場所や凹凸のある場所等に鞄を置く場合にも、鞄を安定して置くことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】実全昭62-166726号公報
【特許文献2】実全平03-022718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献2に記載の脚付き鞄では、鞄の下面の四隅にガイド筒を設け、ガイド筒にそれぞれの脚を差し込むことで、脚の長さを調節している。そのため、鞄を傾斜する場所や凹凸のある場所等に鞄を置くたびに、使用者の手で脚を把持して、脚の長さを調節する必要があり、煩雑であるとともに、衛生面や感染予防の観点から、手で鞄の脚を把持することに抵抗を感じるという虞がある。
【0011】
また、鞄の中に重い荷物等が入れられた場合、鞄の底部が、その荷物の重みによって下方に湾曲して、床や地面に接触してしまう虞がある。
【0012】
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、操作が簡単であり、清潔な状態を保つことができ、かつ衛生面や感染予防にも配慮した脚付き鞄を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る脚付き鞄は、物を収納可能な本体部と、当該本体部の底部に取り付けられた脚部とを備える脚付き鞄であって、前記本体部は前記脚部によって自立可能に支持されることを特徴とする。
【0014】
上記構成の脚付き鞄によれば、対象物を収納するための本体部と、本体部の底部に取り付けられた脚部と、を備え、本体部は、前記脚部によって支持されて自立可能であるため、例えば、鞄が、屋外の地面や室内の床等に置かれた場合、鞄が、脚部によって支持されて自立し、屋外の地面や室内の床等に直接接触することを防ぐことができ、また、操作が簡単であり、清潔な状態を保つことができ、衛生面や感染予防にも配慮した脚付き鞄を提供することができる。なお、対象物は、鞄の本体部内に収納するノートパソコンやリモートワークに必要な機器、衛生関連商品、旅行用の衣服等、用途に応じて変更可能である。
【0015】
本発明の一態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部に対して回動可能であるのが好ましい。
【0016】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、本体部の底部に対して回動可能であるため、例えば、鞄が、屋外の地面や室内の床等に置かれる場合、脚部を本体部の底部に対して回動させることで、脚部を任意の位置で固定することができ、様々な場所において床等に直接接触することを防ぐことができる。
【0017】
本発明の一態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部に対して伸縮可能であるのが好ましい。
【0018】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、前記本体部の前記底部に対して伸縮可能であるため、例えば、鞄が、屋外の地面や室内の床等に置かれる場合、脚部を本体部の底部に対して伸縮させることで、脚部を任意の位置で固定することができ、様々な場所において床等に直接接触することを防ぐことができる。
【0019】
本発明の他の態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部に取り付けられる取付部と、前記取付部に回動可能に設けられた脚本体部と、前記脚本体部の端部に設けられた接地部とを備えるのが好ましい。
【0020】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、本体部の底部に取り付けられる取付部と、取付部に回動可能に設けられた脚本体部と、脚本体部の端部に設けられた接地部と、を備えるため、取付部に取り付けられた脚本体部を、取付部に対して回動させることで、脚本体部を任意の位置で固定することができ、接地部で屋外の地面や室内の床等に安定的に接地させることができ、様々な場所において、鞄を床等に直接接触することをさらに防ぐことができる。
【0021】
本発明の他の態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部に対して、前記取付部から回動することで折り畳み可能であるのが好ましい。
【0022】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、本体部の底部に対して、取付部から回動することで折り畳み可能であるため、鞄を把持して移動する場合、脚部を取付部から回動させて折り畳むことで、脚部をコンパクトに収容することができる。
【0023】
本発明の他の態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部の中心に向かって折り畳み可能であるのが好ましい。
【0024】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、本体部の底部の中心に向かって折り畳み可能であるため、鞄を把持して移動する場合、脚部を本体部の底部の取付部から中心に向かって折り畳むことで、脚部が鞄の底部からはみ出すことがなく、脚部をよりコンパクトに収容することができる。
【0025】
本発明の他の態様として、前記脚部は、前記本体部の前記底部に複数本取り付けられているのが好ましい。
【0026】
上記構成の脚付き鞄によれば、脚部は、本体部の底部に複数本取り付けられているため、鞄が屋外の地面や室内の床等に置かれる場合、鞄をより安定的に置くことができる。
【0027】
本発明の他の態様として、前記本体部には、その上部に取手部が設けられ、その幅方向の一方の側面部に肩当部が設けられているのが好ましい。
【0028】
上記構成の脚付き鞄によれば、本体部は、その上部に取手部が設けられ、その幅方向の一方の側面部に肩当部が設けられているため、例えば、荷物が軽かったり、少なかったりする場合、取手部を把持して鞄を持ち歩くことができるとともに、荷物が重たい場合、肩当部を肩に当てて鞄を背負うことができ、状況に応じて鞄を扱うことができる。
【0029】
本発明の他の態様として、前記本体部は、その幅方向の他方の側面部に収容部を備えるのが好ましい。
【0030】
上記構成の脚付き鞄によれば、本体部は、その幅方向の他方の側面部に収容部を備えるため、例えば、スマートフォンやイヤフォン、充電器等の機器、スケジュール帳やメモ等の文房具、衛生関連商品等を収容部に収容することができ、本体部を開けることなく、必要なものを取り出すことができる。
【0031】
本発明の他の態様として、前記本体部は、その内側に本体収容部と、前記本体収容部の側面にポケット部を備えるのが好ましい。
【0032】
上記構成の脚付き鞄によれば、本体部は、その内側に本体収容部と、本体収容部の側面にポケット部を備えるため、例えば、ノートパソコンやリモートワークに必要な機器、衛生関連商品、旅行用の衣服等を本体収容部に収容し、充電コードやヘッドセット(ヘッドフォン)等を、ポケット部に収容することができ、打合せや出張、リモートワークに必要なものを用途に応じて収容することができる。
【発明の効果】
【0033】
以上のように、本発明の脚付き鞄によれば、操作が簡単であり、清潔な状態を保つことができ、かつ衛生面や感染予防にも配慮した脚付き鞄を提供することができるといった優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の概要構成を示す正面図である。
図2】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の拡大図である。
図3】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の右側面図である。
図4】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の左側面図である。
図5】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の背面図である。
図6】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の上面図である。
図7】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の脚部を立てて自立させた状態を示す正面図である。
図8】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の脚部の拡大図である。
図9】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の本体部内の収容部を示す図である。
図10】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の下面図である。
図11】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の下面図である。
図12】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の正面図である。
図13】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の背面図である。
図14】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の平面図である。
図15】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の底面図である。
図16】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の右側面図である。
図17】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の左側面図である。
図18】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の正面図である。
図19】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の背面図である。
図20】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の平面図である。
図21】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の底面図である。
図22】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の右側面図である。
図23】本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の一実施形態に係る脚付き鞄の概略について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態においては、脚付き鞄として、例えば、ビジネス用のリュックサックを例にして説明する。
【0036】
図1~11に示すように、本実施形態に係る脚付き鞄100は、対象物Oを収納するための本体部10と、本体部10の底部10aに取り付けられた脚部11を備える。
【0037】
本実施形態に係る脚付き鞄100は、植物由来の素材で形成されている。
【0038】
植物由来の素材としては、昨今注目されているSDGsの観点から、Ceiba pentandra(カポック)、ヴィーガンレザーなどが好適である。
【0039】
本実施形態では、脚付き鞄100において、本体部10の表面の生地には、ヴィーガンレザーであり、産業廃棄物であるりんごの芯と皮から作られたアップル・テン・ロークが使用されている。ヴィーガンレザー「アップル・テン・ローク」は、南アメリカや中国を主とした世界各国のりんご廃繊維をアップサイクルすることで生まれた、環境に優しい素材である。
【0040】
ヴィーガンレザー「アップル・テン・ローク」は、ソフトで軽く、摩擦に強いという機能を備えている。また、ヴィーガンレザー「アップル・テン・ローク」には、環境に優しい水性ポリウレタン樹脂が使用されており、天然皮革加工の製造時に比し、COを削減することができるという特徴がある。
【0041】
本実施形態における脚付き鞄100の本体部10の中綿には、木の実由来の新素材であるカポックが使用されている。カポックは、東南アジアに自生する植物で、コットンの1/8の軽さ、吸湿発熱性が高いという機能を備えている。
【0042】
(機能性)
コロナ渦において、自宅やサテライトオフィス等リモートワークで働く場所の選択肢が増加した現在では、ビジネスに必要な電子機器及び関連する周辺機器を持ち運ぶ機会が増加した。
【0043】
本実施形態において、本体部10は、その内側に本体収容部10bを備える。本体収容部10bは、16インチのパソコンを収容可能な14.5Lの大容量であり、ノートパソコンを入れるための緩衝材が備わったポケットを備える。本体収容部10bには、例えば、ノートパソコン、パソコン関連機器、リモートワークに必要な機器等を収納可能である。
【0044】
本体部10は、本体収容部10bの側面10cにポケット部10dを備える。ポケット部10dは、折り畳み傘や水筒を入れるホルダーを備える。
【0045】
ポケット部10dにも、例えば、リモートワークに必要な機器、衛生関連商品、旅行用の衣服等を本体収容部に収容し、充電コードやヘッドセット(ヘッドフォン)等を、収容することができ、打合せや出張、リモートワークに必要なものを用途に応じて収容することができる。
【0046】
本体部10には、その上部に取手部10eが設けられ、その幅方向の一方の側面部に肩当部10fが設けられている。例えば、荷物が軽かったり、少なかったりする場合、取手部10eを把持して鞄を持ち歩くことができるとともに、荷物が重たい場合、肩当部10fを肩に当てて鞄を背負うことができ、状況に応じて鞄を扱うことができる。
【0047】
なお、本体部10の上部は、ファスナーFを備え、ファスナーを開閉させることで本体部10を開閉することができる。
【0048】
本体部10は、その幅方向の他方の側面部に収容部10gを備える。本実施形態において、収容部10gは、ファスナー付きのポケットである。収容部10gは、例えば、スマートフォンやイヤフォン、充電器等の機器、スケジュール帳やメモ等の文房具、除菌グッズや感染症対策グッズ等の衛生関連商品、鍵やUSBメモリ等を収容することができ、本体部10を開けることなく、収容部から必要なものを取り出すことができる。
【0049】
(自立性)
本体部10は、脚部11によって支持されて自立可能である。脚部11は、本体部10の底部10aに対して回動可能である。脚部11は、本体部10の底部10aに取り付けられる取付部11aと、取付部11aに回動可能に設けられた脚本体部11bと、脚本体部11bの端部に設けられた接地部11cと、を備える。使用者は、脚本体部11bを回動させることで、脚本体部11bを自立させ、脚付き鞄100(本体部10)を、床や地面に安定的に置くことができる。
【0050】
脚部11は、本体部10の底部10aに対して伸縮可能である。
【0051】
脚部11は、本体部10の底部10aに対して、取付部11aから回動することで折り畳み可能である。本実施形態において、脚部11は、本体部10の底部10aの中心に向かって折り畳み可能である。本実施形態において、脚部11は、本体部10の底部10aの中心に向かって折り畳み可能であるが、これに限定されるものではない。
【0052】
脚部11は、本体部10の底部10aに複数本取り付けられている。本実施形態において、脚部11は、本体部10の底部10aに4本取り付けられている。本実施形態に係る脚付き鞄100は、パソコンの重さにも耐え自立する清潔感×自立性を兼ね備えた脚部11を備える。本実施形態において、脚部11は、本体部10の底部10aに4本取り付けられているが、これに限定されるものではない。要は、脚部11は、本体部10に取り付けられ、本体部10を安定的に床や地面に置くことができるものであればよい。
【0053】
以上のように、本実施形態に係る脚付き鞄100によれば、脚付き鞄100が、屋外の地面や室内の床等に置かれた場合、脚付き鞄100が、脚部11によって支持されて自立し、屋外の地面や室内の床等に直接接触することを防ぐことができ、また、操作が簡単であり、衛生面や感染予防にも配慮した脚付き鞄を提供することができる。なお、対象物は、脚付き鞄100の本体部10内に収納するノートパソコンやリモートワークに必要な機器、衛生関連商品、旅行用の衣服等、用途に応じて変更可能である。
【0054】
また、脚付き鞄100が、屋外の地面や室内の床等に置かれる場合、脚部11を本体部10の底部10aに対して回動させることで、脚部11を任意の位置で固定することができ、様々な場所において床等に直接接触することを防ぐことができる。
【0055】
また、取付部11aに取り付けられた脚本体部11bを、取付部11aに対して回動させることで、脚本体部11bを任意の位置で固定することができ、接地部11cで屋外の地面や室内の床等に安定的に接地させることができ、様々な場所において、脚付き鞄100を床等に直接接触することをさらに防ぐことができる。
【0056】
また、脚付き鞄100を把持して移動する場合、脚部11を取付部11aから回動させて折り畳むことで、脚部11をコンパクトに収容することができる。このとき、脚部11を回動自在に調節可能な機械式、電気式その他の機構によるスイッチ機構を併有させることも任意であり、これによれば、たとえば取手部10eに配設した押下式のスイッチボタンによって、ワンタッチで脚部11を自立状態から収容状態へと切り替えることができ、脚付き鞄100を把持して移動しながら停止する際に、あるいは停止状態から移動を開始するにあたって、スムーズに脚部11を出し入れすることも可能となる。
【0057】
また、脚付き鞄100を把持して移動する場合、脚部11を本体部10の底部10aの取付部11aから中心に向かって折り畳むことで、脚部11が脚付き鞄100の底部10aからはみ出すことがなく、脚部11をよりコンパクトに収容することができる。
【0058】
また、脚部11は、本体部10に4本取り付けられているため、脚付き鞄100が屋外の地面や室内の床等に置かれる場合、脚付き鞄100をより安定的に置くことができる。
【0059】
また、荷物が軽かったり、少なかったりする場合、取手部10eを把持して鞄を持ち歩くことができるとともに、荷物が重たい場合、肩当部10fを肩に当てて鞄を背負うことができ、状況に応じて鞄を扱うことができる。
【0060】
また、スマートフォンやイヤフォン、充電器等の機器、スケジュール帳やメモ等の文房具、衛生関連商品等を収容部10gに収容することができ、本体部10を開けることなく、必要なものを取り出すことができる。
【0061】
また、ノートパソコンやリモートワークに必要な機器、衛生関連商品、旅行用の衣服等を本体収容部に収容し、充電コードやヘッドセット(ヘッドフォン)等を、ポケット部10dに収容することができ、打合せや出張、リモートワークに必要なものを、用途に応じて収容することができる。
【0062】
なお、本発明の脚付き鞄は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
【0063】
上記実施形態において、脚付き鞄100として、例えば、ビジネス用のリュックサックを例にして説明したが、これに限定されるものではなく、旅行用の鞄やボストンバッグ等、脚部11を取り付けられる鞄であればよい。
【0064】
上記実施形態において、脚付き鞄100を把持して持ち上げると脚部11が折り畳まれるような構成であってもよい。
【0065】
本実施形態において、脚付き鞄100の底部10aにボタン等を設け、ボタンを押すことで、脚部11が折り畳まれるような構成であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の脚付き鞄は、例えば、ビジネス用のリュックサック、ビジネス用の鞄、旅行やレジャー用の鞄、スポーツ用の鞄等に有効に適用される。
【符号の説明】
【0067】
10 本体部、10a 底部、10b 本体収容部、10c 側面、10d ポケット部、10e 取手部、10f 肩当部、10g 収容部、11 脚部、11a 取付部、11b 脚本体部、11c 接地部、100 脚付き鞄。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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図18
図19
図20
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図22
図23