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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024124841
(43)【公開日】2024-09-13
(54)【発明の名称】プログラム、端末装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/75 20140101AFI20240906BHJP
   A63F 13/85 20140101ALI20240906BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240906BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20240906BHJP
【FI】
A63F13/75
A63F13/85
A63F13/79
A63F13/533
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023032786
(22)【出願日】2023-03-03
(71)【出願人】
【識別番号】000129149
【氏名又は名称】株式会社カプコン
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135677
【弁理士】
【氏名又は名称】澤井 光一
(72)【発明者】
【氏名】福西 藍
(72)【発明者】
【氏名】槙石 隆
(72)【発明者】
【氏名】丸山 敦史
(57)【要約】
【課題】プレイヤのゲームの継続率を向上させる。
【解決手段】本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示手段202と、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する変更手段206と、として機能させる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、前記第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示手段と、
前記プレイヤが前記予習コンテンツを実行した場合に、前記第2ゲームに関する設定情報を変更する変更手段と、
として機能させる、プログラム。
【請求項2】
前記所定条件は、前記第1期間において前記プレイヤによって前記第1ゲームがプレイされるプレイ時間に関する条件である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記プレイ時間に関する条件は、前記プレイヤの心身又は能力の状態に関する診断ができる非プレイヤにより、前記診断の結果に基づいて設定される、請求項2記載のプログラム。
【請求項4】
前記プレイ時間に関する条件は、前記第1期間における前記プレイ時間が、前記プレイ時間として推奨される下限である目標時間以上であることを含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記表示手段は、前記プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、前記プレイヤに対して前記第1ゲームの実行を制止する情報と、前記予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、の少なくとも一方を表示する、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記プレイ時間に関する条件は、前記第1期間における前記プレイ時間が、前記プレイ時間として推奨される上限である上限時間に達することを含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記表示手段は、前記プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、前記プレイヤに対して前記第1ゲームの実行が制限される旨を示す情報と、前記予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、の少なくとも一方を表示する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
コンピュータを、
前記所定条件が満たされた場合に、前記第1ゲームの実行を制限する制限手段と、
前記第1期間が終了するときに前記制限手段による制限を解除する制限解除手段と、
としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記予習コンテンツは、前記プレイヤのゲームの実行履歴に基づいて特定されるとともに前記プレイヤに対して推奨されるものであり、
前記実行履歴は、ゲームの実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率の少なくとも一つを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記表示手段は、前記プレイヤが前記予習コンテンツを実行した場合に、前記設定情報に関する一以上の変更内容を表示し、
コンピュータを、
前記一以上の変更内容の少なくとも一つに対する選択を受け付ける受付手段と、としてさらに機能させ、
前記変更手段は、前記受付手段により受け付けた変更内容に基づいて前記設定情報を変更する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
前記表示手段は、特定の予習コンテンツを含む複数の予習コンテンツに関する情報を表示し、
前記一以上の変更内容は、前記特定の予習コンテンツを実行した場合と、前記特定の予習コンテンツを実行していない場合とで異なる、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記受付手段は、前記プレイヤとは異なる非プレイヤによる前記選択を受け付ける、請求項10に記載のプログラム。
【請求項13】
前記表示手段は、前記プレイヤとは異なる非プレイヤによる前記選択に基づいて、前記一以上の変更内容の少なくとも一部に対して、前記プレイヤによる前記選択を推奨する推奨情報を関連付けて表示する、請求項10に記載のプログラム。
【請求項14】
前記変更手段は、前記設定情報を前記プレイヤが優遇されるものに変更する、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項15】
プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、前記第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示部と、
前記プレイヤが前記予習コンテンツを実行した場合に、前記第2ゲームに関する設定情報を変更する変更部と、
を備える、端末装置。
【請求項16】
プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、前記第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示部と、
前記プレイヤが前記予習コンテンツを実行した場合に、前記第2ゲームに関する設定情報を変更する変更部と、
を備える、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、端末装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ユーザに継続的にゲームをプレイさせるためのシステムが知られている。例えば、特許文献1には、抽選で選択されたアイテムが、プレイヤが過去の所定期間に使用していたアイテムと一致した場合、プレイヤに特典を付与するシステムが記載されている。
【0003】
また、ユーザに所定の条件を設けてゲームをプレイさせるためのシステムが知られている。例えば、特許文献2には、第三者によりゲームのプレイ時間に制限を加えるプログラムが記載されている。他にも、特許文献3にはゲーム端末からゲームへの参加要求が出されると、参加管理手段が該当するアカウントとともに記憶されている予約日時を確認し、現在の日時が当該予約日時以降である場合にゲーム端末をゲーム参加可能にするシステムが記載されている。他にも、特許文献4には、ユーザ自身の利益になるような時間設定を自由に設定でき、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させるビデオゲーム処理プログラムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-063872号
【特許文献2】国際公開2019/021888号
【特許文献3】特開2003-199977号
【特許文献4】特開2019-076663号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1-4に記載された技術では、ゲームを継続する意欲を向上させる上で、改善の余地がある。
【0006】
そこで、本開示は、上記課題に鑑み、プレイヤのゲームを継続する意欲を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示の第1の側面は、コンピュータを、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示手段と、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する変更手段と、として機能させるプログラムである。
【0008】
(2)上記(1)において、所定条件は、第1期間においてプレイヤによって第1ゲームがプレイされるプレイ時間に関する条件であってもよい。
【0009】
(3)上記(2)において、プレイ時間に関する条件は、プレイヤの心身又は能力の状態に関する診断ができる非プレイヤにより、診断の結果に基づいて設定されてもよい。
【0010】
(4)上記(2)において、プレイ時間に関する条件は、第1期間におけるプレイ時間が、プレイ時間として推奨される下限である目標時間以上であってもよい。
【0011】
(5)上記(4)において、表示手段は、プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、プレイヤに対して第1ゲームの実行を制止する情報と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、の少なくとも一方を表示してもよい。
【0012】
(6)上記(2)において、プレイ時間に関する条件は、第1期間におけるプレイ時間が、プレイ時間として推奨される上限である上限時間に達することを含んでもよい。
【0013】
(7)上記(6)において、表示手段は、プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、プレイヤに対して第1ゲームの実行が制限される旨を示す情報と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、の少なくとも一方を表示してもよい。
【0014】
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、所定条件が満たされた場合に、第1ゲームの実行を制限する制限手段と、第1期間が終了するときに制限手段による制限を解除する制限解除手段と、としてさらに機能させてもよい。
【0015】
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、予習コンテンツは、プレイヤのゲームの実行履歴に基づいて特定されるとともにプレイヤに対して推奨されるものであり、実行履歴は、ゲームの実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率の少なくとも一つを含んでもよい。
【0016】
(10)上記(1)から(9)のいずれかにおいて、表示手段は、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、設定情報に関する一以上の変更内容を表示してもよく、第1の側面のプログラムは、コンピュータを、一以上の変更内容の少なくとも一つに対する選択を受け付ける受付手段と、としてさらに機能させ、変更手段は、受付手段により受け付けた変更内容に基づいて設定情報を変更してもよい。
【0017】
(11)上記(10)において、表示手段は、特定の予習コンテンツを含む複数の予習コンテンツに関する情報を表示し、一以上の変更内容は、特定の予習コンテンツを実行した場合と、特定の予習コンテンツを実行していない場合とで異なってもよい。
【0018】
(12)上記(10)において、受付手段は、プレイヤとは異なる非プレイヤによる選択を受け付けてもよい。
【0019】
(13)上記(10)において、表示手段は、プレイヤとは異なる非プレイヤによる選択に基づいて、一以上の変更内容の少なくとも一部に対して、プレイヤによる選択を推奨する推奨情報を関連付けて表示してもよい。
【0020】
(14)上記(1)から上記(13)のいずれかにおいて、変更手段は、設定情報をプレイヤが優遇されるものに変更してもよい。
【0021】
(15)本開示の第2の側面は、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示部と、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する変更部と、を備える、端末装置である。
【0022】
(16)本開示の第3の側面は、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示部と、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する変更部と、を備える、システムである。
【発明の効果】
【0023】
本開示によれば、ユーザのゲームの継続率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本実施形態に係るシステムの機能ブロック図である。
図2】本実施形態に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
図3】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図4】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図5】本実施形態に係るシステムの動作の一例を説明するための図である。
図6】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図7】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図8】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図9】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図10】本実施形態に係る各装置のハードウェア構成の一例を説明するための図である。
図11】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
図12】本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態(以下では、本実施形態という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0026】
本開示において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置、ソフトウェアにより実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置、ソフトウェアにより実現されてもよい。
【0027】
<1.システム1の概要>
図1を参照して、本実施形態に係るシステム1の概要について説明する。図1は、本実施形態に係るシステム1(以下では、単にシステム1という)の機能ブロック図である。システム1は、プレイヤ端末装置2、ランチャーサーバ装置3、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5を含む。以下では、それぞれの装置の概要について説明する。
【0028】
プレイヤ端末装置2は、プレイヤが使用する端末装置である。プレイヤ端末装置2は、例えば、家庭用ゲーム機、据え置き型ゲーム機、携帯型ゲーム機、パーソナルコンピュータ、スマートフォン及びタブレット端末等の電子機器である。本実施形態では、プレイヤ端末装置2はスマートフォンであるとして説明する。なお、プレイヤは第1ユーザということもできる。
【0029】
ゲームは、プレイヤがコンピュータを利用して実行するコンピュータゲームである。ゲームは、他のプレイヤと通信をすることなくプレイすることができるオフラインゲーム及び他のプレイヤと交流、協力及び対戦等をする形式でプレイすることができるオンラインゲームを含む。ゲームは、例えば、パズルゲーム、ロールプレイングゲーム、スポーツゲーム、アクションゲーム、シミュレーションゲーム、シューティングゲーム、アドベンチャーゲーム、レースゲーム等である。
【0030】
ゲームは、ストリーミング形式で配信されるものであってもよい。すなわち、ゲームはプレイヤ端末装置2のコンピュータが直接実行するものに限られず、通信ネットワーク6上の他のサーバがプレイヤ端末装置2の入力に基づいてゲームを実行し、プレイヤ端末装置2ではその出力(例えば、映像及び音声)に関する情報を受信するものであってもよい。
【0031】
本実施形態では、ゲームは、モンスター退治ゲーム(ロールプレイングゲームの一種)、野球ゲーム(スポーツゲームの一種)、格闘ゲーム(アクションゲームの一種)及びレースゲームのいずれかであるとして説明する。なお、ゲームをプレイすることは、ゲームを実行することの一態様である。
【0032】
プレイヤは、プレイヤ端末装置2を使用してゲームをプレイするユーザである。プレイヤは、典型的には、プレイヤ端末装置2の所有者である。プレイヤは、心身又は能力の状態に関する診断を受ける者であってもよい。心身又は能力の状態に関する診断を受ける者とは、例えば、精神的又は身体的な障碍を有しており、医師のもとで治療を行う者である。なお、ゲームは、心身又は能力の状態に関する診断を受ける者が主なプレイヤ層として設計されたものでなくてもよい。すなわち、ゲームは、プレイヤのリハビリテーションや治療を目的とするものに限られない。
【0033】
また、プレイヤ端末装置2は、ゲームの他に、複数のゲームのポータルとして機能するソフトウェア(以下では、ランチャーという)を実行する。プレイヤは、ランチャーからプレイするゲームを選択し、プレイヤ端末装置2は当該選択に応じてゲームサーバ装置4と通信してゲームを実行する。
【0034】
ランチャーサーバ装置3は、プレイヤ端末装置2と通信してランチャーを実行させるサーバ装置である。ランチャーを実行させることは、ランチャーを実行するための各種情報をプレイヤ端末装置2に対して送信することを含む。
【0035】
ゲームサーバ装置4は、プレイヤ端末装置2と通信してゲームを実行させるサーバ装置である。ゲームを実行させることは、ゲームを実行するための各種情報をプレイヤ端末装置2に対して送信することを含む。
【0036】
情報処理端末装置5は、プレイヤとは異なる非プレイヤが使用する端末装置であって、プレイヤがゲームをプレイすることを支援するための端末装置である。情報処理端末装置5は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン及びタブレット端末等の電子機器である。
【0037】
非プレイヤは、プレイヤの心身又は能力の状態に関する診断ができる者を含む。プレイヤの心身又は能力の状態に関する診断ができる者は、例えば、医師、理学療法士、精神保健福祉士等である。なお、診断は、医師によってされたものには限られず、プレイヤの心身又は能力の状態に基づいて一定の客観性をもってなされた評価であればよい。非プレイヤは、第2ユーザということもできる。
【0038】
また、非プレイヤは、プレイヤの保護者を含む。保護者は、診断は行わないものの、プレイヤがゲームをプレイすることを支援する者である。保護者は、例えば、プレイヤの両親及び後見人を含む。保護者は、医師等による指定に基づいてプレイヤに対応して設定されることが好ましいが、プレイヤの指定に基づいて設定されてもよいし、保護者自身によって指定された後、プレイヤや医師等の承認に基づいて設定されてもよい。
【0039】
また、情報処理端末装置5は、プレイヤのゲームのプレイ情報を表示することができる。非プレイヤは、当該プレイ情報を確認しつつ、プレイヤがゲームをプレイすることを支援することができる。
【0040】
<2.システム1の機能構成>
図1を参照して、システム1に含まれる各装置の機能について説明する。
【0041】
[プレイヤ端末装置2]
プレイヤ端末装置2は、制御部20、記憶部22及びネットワークインタフェース部24を含み、それぞれがバス26を介して電気的に接続されている。
【0042】
記憶部22は、ランチャー情報DB220及びゲーム情報DB222を含む。
【0043】
ランチャー情報DB220は、ランチャーを実行するために必要な各種情報を記憶する。ランチャーを実行するために必要な各種情報とは、例えば、ランチャーの表示画面を出力するためのプログラム、ランチャーサーバ装置3と通信するための設定に関する情報、表示手段202により表示する予習コンテンツに関する情報及び受付手段204が受け付ける変更内容に関する情報等である。ランチャー情報DB220に記憶される情報は、典型的には、ランチャーサーバ装置3から受信したものである。ランチャー情報DB220には、他にも、ランチャーに関するメタデータ(例えば、ソフトウェアのバージョン、ソフトウェアの容量及びソフトウェアの作成者に関する情報等)が記憶されている。
【0044】
ゲーム情報DB222は、ゲームを実行するために必要な各種情報を記憶する。ゲームを実行するために必要な各種情報とは、例えば、ゲームを実行するための設定情報である。ゲーム情報DB222に記憶される情報は、典型的には、ゲームサーバ装置4から受信したものである。他にも、ゲーム情報DB222は、ゲームに関するメタデータが記憶されている。
【0045】
また、ゲーム情報DB222は、複数のゲームに関する情報を記憶しており、実行手段200によっていずれのゲームも実行できるようになっている。
【0046】
制御部20は、各種プログラムを実行することにより、実行手段200、表示手段202、受付手段204、変更手段206、制限手段208、制限解除手段210、入出力手段212及び通信手段214として機能する。
【0047】
―実行手段200―
実行手段200は、プレイヤの操作に応じて、ランチャー及びゲームを実行する。ランチャー及びゲームを実行することとは、ランチャー情報DB220又はゲーム情報DB222から仮想空間オブジェクトおよびテクスチャなどの情報を読み出して、ゲームプログラムを実行しつつ、出力情報(例えば、画像情報及び音声情報)を生成することを含む。なお、処理を実行することは、プレイヤ端末装置2のコンピュータが処理を実行することに限られず、他の装置(例えば、ランチャーサーバ装置3及びゲームサーバ装置4等)のコンピュータに処理を実行させ、その出力情報を受信することを含む。実行手段200は、ランチャー実行手段及びゲーム実行手段として機能するということもできる。
【0048】
典型的には、実行手段200は、まずはランチャーを実行し、プレイすることができるゲームの一覧を表示手段202により表示する。プレイヤはその中から自身がプレイするゲームを選択し、実行手段200は当該選択に応じてゲームを実行する。ゲーム及びランチャーを実行する際のプレイヤ端末装置2の動作の一例については、図3-4を用いて後述する。
【0049】
また、実行手段200は、プレイヤの操作に応じて、予習コンテンツを実行する。予習コンテンツは、第2期間においてプレイすることができる第2ゲームの少なくとも一部の要素を認識することができるコンテンツを含む。予習コンテンツは、例えば、ゲームの特定のステージの仕掛けを再現したミニゲーム(以下では、体験ゲームという)、ゲームの攻略情報が掲載されたwebサイト(以下では、攻略サイトという)、ゲームの攻略情報や操作方法についての解説を行う動画(以下では、解説動画という)等を含む。
【0050】
予習コンテンツが攻略サイトである場合には、予習コンテンツを実行することは、当該攻略サイトをランチャー及びゲームとは異なるwebブラウザソフトウェアにより表示することを含む。また、予習コンテンツが解説動画である場合には、予習コンテンツを実行することは、当該解説動画をランチャー及びゲームとは異なる動画再生用アプリケーションソフトウェアにより再生することを含む。実行手段200は、予習コンテンツ実行手段段として機能するということもできる。
【0051】
―表示手段202―
表示手段202は、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する。なお、第1ゲームは、第1期間においてプレイすることができるゲームである。
【0052】
第1期間及び第2期間は、それぞれ始期と終期を有する所定の長さの期間(例えば、1時間、1日、1週間及び1ヵ月等)である。表示手段202は、コンテンツ表示手段として機能するということもできる。第2期間は、第1期間の始期より後に始期がある期間である。第2期間は、典型的には、第1期間終了後(すなわち、第1期間の終期の後)に開始する期間である。
【0053】
第1ゲームに関する所定条件は、予習コンテンツに関する情報が表示されるための条件である。第1ゲームに関する所定条件は、表示条件ということもできる。第1ゲームに関する所定条件は、典型的には、第1期間においてプレイヤが第1ゲームをプレイするプレイ時間に関する条件である。すなわち、表示手段202は、プレイヤが第1期間において第1ゲームを所定の時間プレイすることを条件に予習コンテンツを表示する。予習コンテンツを表示した後は、受付手段204がプレイヤから予習コンテンツに関する選択を受け付ける。
【0054】
例えば、第1期間が2022年8月1日から同月2日まで24時間(当該期間に対応する第1ゲームは「モンスター退治ゲーム」とする)であり、第2期間が同月2日から同月3日までの24時間(当該期間に対応する第2ゲームは「格闘ゲーム」とする)であるとした場合に、プレイヤが2022年8月1日から同月2日までの間に「モンスター退治ゲーム」に関する所定条件(例えば、当該期間内に2時間以上プレイすること)を満たした場合、表示手段202は、第2ゲームの「格闘ゲーム」の予習コンテンツである「格闘ゲーム チュートリアル」及び「格闘ゲーム 解説動画」を表示する。
【0055】
また、表示手段202は、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、設定情報に関する一以上の変更内容を表示する。表示手段202は、変更内容表示手段ということもできる。
【0056】
設定情報は、ゲームを実行する際にゲーム情報DB222から読み込まれる情報である。設定情報は、例えば、ゲームをプレイする際の難易度(プレイヤが操作するキャラクタの強さ及び相手キャラクタの強さを含む)、プレイヤがゲーム内で保有するゲーム媒体、ゲームをプレイした場合に獲得できるゲーム媒体の量及び質等である。なお、ゲーム媒体とは、ゲーム内におけるオブジェクトである、ゲーム媒体は、典型的には、プレイヤがゲーム内において価値を感じるものである。ゲーム媒体は、例えば、アイテム、ゲーム内通貨、経験値、装備及びスキル等である。
【0057】
変更内容は、設定情報をどのように変更するかという情報を含む。すなわち、変更内容は、ゲームの難易度、プレイヤが保有するゲーム媒体、ゲームをプレイすることにより獲得できるゲーム媒体の量及び質等に関する変更内容を含む。変更内容を表示した後は、受付手段204がプレイヤからの変更内容に関する選択を受け付ける。
【0058】
表示手段202についてまとめると、表示手段202は、まず第1期間に第1ゲームに関する所定条件が満たされた場合に予習コンテンツを表示し、次に予習コンテンツが実行された場合に第2ゲームの設定情報に関する一以上変更内容を表示する。
【0059】
―受付手段204―
受付手段204は、表示手段202が表示した予習コンテンツの少なくとも一つに対する選択を受け付ける。選択された予習コンテンツは、実行手段200によって実行される。受付手段204は、コンテンツ受付手段として機能するともいえる。
【0060】
また、受付手段204は、表示手段202が表示した一以上の変更内容の少なくとも一つに対する選択を受け付ける。選択された変更内容は、変更手段206によって適用される。受付手段204は、変更内容受付手段として機能するともいえる。
【0061】
受付手段204が選択を受け付けることは、プレイヤ端末装置2が選択を受け付けることに限られず、プレイヤ端末装置2が他の装置から選択に関する情報を受信することを含む。受付手段204は、例えば、情報処理端末装置5を操作する非プレイヤからの選択を受け付けることができる。受付手段204は、非プレイヤ及びプレイヤの両方からそれぞれ選択を受け付けることもできる。
【0062】
受付手段204が非プレイヤから変更内容に関する選択を受け付ける場合、表示手段202は、非プレイヤによる選択に基づいて、表示する一以上の変更内容の少なくとも一部に対して、プレイヤによる選択を推奨する推奨情報を関連付けて表示する。例えば、表示手段202が「格闘ゲーム キャラ強化」及び「格闘ゲーム 難易度上昇」の2つの変更内容を表示する場合において、非プレイヤが難易度上昇に係る変更内容を選択することで、「格闘ゲーム 難易度上昇」に推奨表示が表示される。推奨表示の例については、図9を参照して後述する。
【0063】
―変更手段206―
変更手段206は、受付手段204で受け付けたプレイヤの変更内容に関する選択に基づいて、第2ゲームに関する設定情報を変更する。設定情報を変更することは、典型的には、ゲーム情報DB222に記憶された情報の少なくとも一部を書き換えることである。すなわち、変更手段206が設定情報を変更することで、プレイヤは設定情報が変更された状態(例えば、優遇された状態、獲得できるゲーム媒体の量が増加した状態及び難易度が変更された状態等)のゲームをプレイすることができる。変更手段206は、典型的には、設定情報をプレイヤが優遇されるものに変更する。
【0064】
―制限手段208―
制限手段208は、プレイヤが第1期間に第1ゲームをプレイすることで所定条件が満たされた場合に、第1ゲームの実行を制限する。第1ゲームの実行を制限することは、例えば、プレイヤがランチャーで第1ゲームを選択しても第1ゲームが実行されなくすること及びランチャーで第1ゲームが非表示となり選択できないようにすること等である。制限手段208が第1ゲームの実行を制限する際の所定条件は、制限条件又は上限条件ということもできる。
【0065】
なお、予習コンテンツが表示されるための第1ゲームに関する所定条件と、第1ゲームの実行が制限される所定条件と、は異なるものであってもよい。例えば、第1ゲームのプレイ時間が目標時間に達した場合に予習コンテンツが表示され、第1ゲームのプレイ時間が上限時間に達した場合に第1ゲームの実行が制限されてもよい。
【0066】
―制限解除手段210―
制限解除手段210は、第1期間が終了するときに、制限手段208による制限を解除する。制限手段208が第1ゲームの実行の制限を解除する際の条件は、制限解除条件ということもできる。
【0067】
―入出力手段212―
入出力手段212は、プレイヤ端末装置2が備える入力装置及び出力装置を機能させる。入力装置は、プレイヤから与えられた物理的な刺激を電気信号に変換することができる装置又は素子である。入力装置は、例えば、タッチパネル、ボタン、キーボード、マウス、マイク及びカメラ、センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ及び振動センサ等)等である。出力装置は、電気信号を人間が知覚できる物理的な現象に変換することができる装置又は素子である。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカー及びアクチュエータ(振動ユニットを含む)等である。
【0068】
―通信手段214―
通信手段214は、プレイヤ端末装置2が備える通信装置を機能させ、ランチャーサーバ装置3、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5と通信する。
【0069】
ネットワークインタフェース部24は、通信ネットワーク6を介して、他の機器と通信する。
【0070】
[ランチャーサーバ装置3]
ランチャーサーバ装置3は、制御部30、記憶部32及びネットワークインタフェース部34を含み、それぞれはバス36により電気的に接続されている。
【0071】
記憶部32は、ユーザ情報DB320、条件情報DB322、変更情報DB324及びコンテンツ情報DB326を含む。
【0072】
ユーザ情報DB320は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、プレイヤに関する情報及び非プレイヤに関する情報を含む。プレイヤに関する情報は、例えば、プレイヤのID、名前、プレイヤの心身又は能力の状態に関する情報、ゲームのプレイ情報(プレイ時間、実行頻度、進行状況及び成功率に関する情報を含む)、予習コンテンツの実行情報(実行した予習コンテンツの種類に関する情報を含む)、プレイヤに対して推奨される予習コンテンツ及び変更内容に関する情報等である。非プレイヤに関する情報は、例えば、非プレイヤのID、名前、プレイヤとの関係に関する情報を含む。
【0073】
条件情報DB322は、表示手段202が予習コンテンツを表示するための第1ゲームに関する所定条件に関する情報を記憶する。所定条件は、典型的には、プレイヤが第1期間において第1ゲームをプレイするプレイ時間に関する条件である。第1ゲームに関する所定条件は、条件設定手段304により設定され、判定手段302により用いられる。第1ゲームに関する所定条件は、表示条件ということもできる。なお、本実施形態ではプレイヤが所定条件を満たしているか否かはランチャーサーバ装置3が判定手段302により判定するものとする。条件情報DB322は、他にも、制限手段208が機能するための条件に関する情報を記憶する。
【0074】
変更情報DB324は、ゲームの設定情報の変更内容に関する情報を記憶する。変更内容に関する情報は、プレイヤ端末装置2に対して送信され、表示手段202によって表示される。なお、表示手段202によって表示される変更内容は、変更情報DB324に記憶される変更内容の一部であってもよい。例えば、コンテンツ情報DB326には「格闘ゲーム 経験値増加」、「格闘ゲーム キャラ強化」及び「格闘ゲーム 難易度上昇」という3つの変更内容を記憶されていた場合に、表示手段202によって表示されるのは「格闘ゲーム キャラ強化」及び「格闘ゲーム 難易度上昇」という2つの変更内容であってもよい。プレイヤ端末装置2に対して送信されるのは、変更情報DB324に記憶された複数の変更内容から所定の方法により特定された一部の変更内容であってもよい。
【0075】
コンテンツ情報DB326は、予習コンテンツに関する情報を記憶する。予習コンテンツに関する情報は、プレイヤ端末装置2に対して送信され、表示手段202によって表示される。なお、表示手段202によって表示される予習コンテンツは、コンテンツ情報DB326に記憶される予習コンテンツの一部であってもよい。例えば、コンテンツ情報DB326には「格闘ゲーム 攻略サイト」、「格闘ゲーム 解説動画」及び「格闘ゲーム チュートリアル」という3つの予習コンテンツを記憶されていた場合に、表示手段202によって表示されるのは「格闘ゲーム 解説動画」及び「格闘ゲーム チュートリアル」という2つの予習コンテンツであってもよい。プレイヤ端末装置2に対して送信されるのは、コンテンツ情報DB326に記憶された複数の予習コンテンツから所定の方法により特定された一部の予習コンテンツであってもよい。
【0076】
次に、制御部30は、各種プログラムを実行することにより、管理手段300、判定手段302、条件設定手段304、特定手段306及び通信手段308として機能する。
【0077】
―管理手段300―
管理手段300は、各期間においてプレイすることができるゲームの種類を管理する。管理手段300は、例えば、第1期間においてプレイできるゲームを「モンスター退治ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」とし、第2期間においてプレイすることができるゲームを「格闘ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」として管理する。この場合、「モンスター退治ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」が第1ゲームであり、「格闘ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」が第2ゲームである。各期間においてプレイすることができるゲームの種類に関する情報は、適宜(例えば、ランチャーの実行開始時等)プレイヤ端末装置2に送信され、表示手段202によって表示される。
【0078】
―判定手段302―
判定手段302は、プレイヤが第1ゲームに関する所定条件を満たしているか否かを判定する。判定手段302は、プレイヤ端末装置2から適宜(例えば、ゲームのクエストの終了時等)送信されるプレイ情報に基づいて判定を行う。判定が肯定的である場合には、ランチャーサーバ装置3は特定手段306によってプレイヤ端末装置2に送信する予習コンテンツを特定する。判定が否定的である場合には、典型的には、ランチャーサーバ装置3はプレイヤ端末装置2から再度プレイ情報が送信されるまで待機する。判定手段302は、他にも、制限手段208を機能させるべきか否かという判定も行う。
【0079】
―条件設定手段304―
条件設定手段304は、第1ゲームに関する所定条件を設定する。所定条件は、プレイヤのゲームの実行履歴等に基づいて自動的に(すなわち、人手を介さずに)設定されてもよいし、情報処理端末装置5を操作する非プレイヤによって設定されてもよい。設定された所定条件に関する情報は、条件情報DB322に記憶される。
【0080】
―特定手段306―
特定手段306は、プレイヤのゲームの実行履歴に基づいて、プレイヤに対して推奨される予習コンテンツを特定する。ゲームの実行履歴は、ゲームのプレイ時間、実行頻度、進行状況及び成功率に関する情報等を含む。特定手段306は、典型的には、プレイヤがゲームを継続的にプレイすることを促進する予習コンテンツを特定する。特定手段306は、例えば、第2ゲームのうち、最も成功率が低いゲームに関する予習コンテンツを特定してもよい。特定手段306は、コンテンツ特定手段として機能するということもできる。
【0081】
また、特定手段306は、プレイヤが実行した予習コンテンツに基づいて、設定情報に関する変更内容を特定する。特定手段306により特定される変更内容は、典型的には、プレイヤが実行した予習コンテンツに対応するゲームの設定情報を変更するようなものである。例えば、プレイヤが「格闘ゲーム 解説動画」という予習コンテンツを実行した場合は、当該予習コンテンツに対応するゲームである「格闘ゲーム」の設定情報を変更するような変更内容(例えば、「格闘ゲーム キャラ強化」及び「格闘ゲーム 難易度上昇」等)が特定される。特定手段306は、変更内容特定手段として機能するということもできる。
【0082】
―通信手段308―
通信手段308は、ランチャーサーバ装置3が備える通信装置を機能させ、プレイヤ端末装置2、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5と通信する。
【0083】
ネットワークインタフェース部34は、通信ネットワーク6を介して、他の機器と通信する。
【0084】
[ゲームサーバ装置4]
ゲームサーバ装置4は、一般的なゲームサーバ装置と同様の機能構成を有していてもよい。具体的には、ゲームサーバ装置4は、他の装置と通信し、プレイヤがゲームをプレイするための各種処理を実行する。プレイヤがゲームをプレイするための各種処理とは、例えば、プレイヤ端末装置2に対するゲームのアプリケーションソフトウェアの送信及びプレイヤ同士のオンライン通信を仲介等である。
【0085】
[情報処理端末装置5]
情報処理端末装置5は、プレイヤとは異なる非プレイヤが使用する端末装置であって、プレイヤがゲームをプレイすることを支援するための端末装置である。プレイヤがゲームをプレイすることを支援することは、変更内容に対するプレイヤの選択を補佐することを含む。例えば、非プレイヤは、情報処理端末装置5を介してプレイヤ端末装置2の受付手段204を機能させることにより、一部の変更内容に対して推奨情報を関連付けて表示させることができる。情報処理端末装置5は、ランチャーサーバ装置3等と通信して、プレイヤのプレイ情報を表示することができる。
【0086】
<2.システム1の動作の一例>
以下では、図2-9を参照して、システム1の動作の一例を説明する。図2は、プレイヤ端末装置2、情報処理端末装置5、ランチャーサーバ装置3及びゲームサーバ装置4の動作を説明するためのシーケンス図である。図3-4及び図6-9は表示手段202の動作を説明するための表示画面例である。図5は、特定手段306の動作を説明するための表である。
【0087】
まず、情報処理端末装置5は、プレイヤのプレイ情報を表示するとともに、非プレイヤから第1ゲームに関する所定条件(すなわち、プレイヤ端末装置2が予習コンテンツに関する情報を表示するための条件)に関する設定を受け付ける(S2)。受け付けた所定条件に関する設定は、ランチャーサーバ装置3に送信され、条件設定手段304により設定される。この例では、第1ゲームに関する所定条件は第1期間における第1ゲームのプレイ時間が2時間以上であることとする。すなわち、非プレイヤ(例えば、医師)はプレイ時間として推奨される下限である目標時間として2時間を設定するものとする。
【0088】
このように、プレイ時間に関する条件は、プレイヤの心身又は能力の状態に関する診断ができる非プレイヤにより、診断の結果に基づいて設定されてもよい。ゲームのプレイ時間は、非プレイヤが診断の結果に応じて決定することが望ましい。例えば、集中力が続かない(心身の状態に含まれる)という課題を有するプレイヤには、まずは短めの時間を目標時間としてプレイ時間に関する条件を設定したほうが達成感を味わうことができ、ゲームの継続率が向上しやすい。
【0089】
次に、情報処理端末装置5は、プレイヤのプレイ情報を表示するとともに、非プレイヤから変更内容の選択を受け付ける(S3)。この例では、非プレイヤは「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容を選択するものとする。後述するS30では、S3において選択された変更内容に対して推奨表示が関連付けて表示される。
【0090】
次に、プレイヤ端末装置2は、実行手段200によってランチャーを実行する(S4)。ランチャーを実行する際、プレイヤ端末装置2は、ランチャーサーバ装置3から第1期間にプレイすることができる第1ゲームのリストを取得する。当該リストは、ランチャーサーバ装置3の管理手段300によって管理されている。
【0091】
図3は、ランチャーの表示画面の一例である。図3の表示画面は、操作説明D2、目標時間表示D4及びゲームリスト表示領域D6を含む。ゲームリスト表示領域D6は、各ゲームのアイコンD8、D14及びD20と、各ゲームのタイトルD10、D16及びD22と、決定ボタンD12、D18及びD24と、を含む。
【0092】
操作説明D2は、表示されている画面においてプレイヤが行うべき操作に関する情報である。目標時間表示D4は、第1期間における第1ゲームのプレイ時間が、S2において設定された目標時間に達するまでの残り時間である。ゲームリスト表示領域D6は、各ゲームのタイトル及びアイコン等がリスト状に表示され、各ゲームに関連付けられた決定ボタンD12、D18又はD24を押下することによりそれぞれのゲームを実行することができる。例えば、プレイヤは、D12を押下することにより「モンスター退治ゲーム」のゲームを実行することができる。なお、ゲームリスト表示領域D6に表示されるゲームは、S4において取得した第1ゲームのリストに含まれため、「モンスター退治ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」はそれぞれが第1ゲームである。
【0093】
ランチャーの表示画面を表示したプレイヤ端末装置2は、プレイヤがプレイする第1ゲームの選択を受け付ける(S6)。この例では、プレイヤはD12を押下し、第1ゲームである「モンスター退治ゲーム」を選択したものとする。ゲームの選択に関する情報は、ゲームサーバ装置4に送信される。
【0094】
ゲームの選択に関する情報を受信したゲームサーバ装置4は、選択された第1ゲームを実行するために必要な情報をプレイヤ端末装置2に送信する(S8)。当該情報を受信したプレイヤ端末装置2は、ゲーム情報DB222に当該情報を記憶する。この例では、S6において「モンスター退治ゲーム」が選択されたため、プレイヤ端末装置2は「モンスター退治ゲーム」を実行するために必要な情報を受信する。
【0095】
選択された第1ゲームを実行するために必要な情報を受信したプレイヤ端末装置2は、実行手段200によって当該第1ゲームを実行する(S10)。
【0096】
図4は、プレイヤ端末装置2が実行する第1ゲームの表示画面の一例である。図4の表示画面は、ゲームタイトルD26、ステージD28、アイコンD30、操作パネル表示領域D32、スタートボタンD34及びメニューボタンD36を含む。
【0097】
ゲームタイトルD26は、実行中のゲームのタイトルである。ステージD28は、選択中のステージである。アイコンD30は、ゲーム又は選択中のステージに対応するアイコンである。操作パネル表示領域D32は、矢印ボタンと、マーカーと、を含み、矢印ボタン又はマーカーを押下することにより選択中のステージを切り替えることができる。スタートボタンD34は、押下することにより選択中のステージのプレイを開始することができるボタンである。メニューボタンD36は、押下することにより各種メニュー(例えば、装備の変更、パーティメンバーの変更、スキルの変更、ステータスの確認、アイテムの確認及びログアウト等)の一覧を表示することができるボタンである。
【0098】
この例においては、プレイヤは第1ゲームである「モンスター退治ゲーム」を2時間プレイしたものとする。
【0099】
ゲームを実行したプレイヤ端末装置2は、ランチャーサーバ装置3に対して第1ゲームに関するプレイ情報を送信する(S12)。
【0100】
プレイ情報を受信したランチャーサーバ装置3は、判定手段302により、プレイヤが第1ゲームに関する所定条件を満たしているか否かを判定する(S14)。この例では、S2において、第1ゲームに関する所定条件は、第1期間における第1ゲームのプレイ時間が2時間以上であることとして設定されている。また、S10(第1期間に含まれる)において、プレイヤは第1ゲームを2時間プレイしている。したがって、この例では、プレイヤは第1ゲームに関する所定条件を満たしていると判定される。
【0101】
所定条件を満たしていると判定したランチャーサーバ装置3は、特定手段306により、プレイヤ端末装置2に表示する予習コンテンツを特定する(S16)。この例では、予習コンテンツは、図5に示すようなゲームの実行履歴に基づいて、プレイヤに推奨されるものを特定するものとする。
【0102】
図5は、プレイヤのゲーム(第1ゲーム及び第2ゲームを含む)の実行履歴に関する情報の一例を示す表である。実行履歴は、ゲームの実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率を含む。図5によると、プレイヤの第1ゲームである「モンスター退治ゲーム」に係る実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率はそれぞれ「25回/月」、「50%」、「100時間」及び「80%」である。また、第1ゲームである「野球ゲーム」に係る実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率はそれぞれ「10回/月」、「30%」、「50時間」及び「90%」である。また、第1ゲームであるとともに第2ゲームでもある「レースゲーム」に係る実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率はそれぞれ「30回/月」、「15%」、「20時間」及び「10%」である。また、第2ゲームである「格闘ゲーム」に係る実行頻度、進行状況、プレイ時間及び成功率はそれぞれ「5回/月」、「10%」、「5時間」及び「20%」である。
【0103】
この例では、特定手段306は、プレイヤが苦手なゲームに関する予習コンテンツを優先して特定するものとする。
【0104】
まず、特定手段306は、複数のゲームから第2ゲームを特定する。図5によると、「モンスター退治ゲーム」、「野球ゲーム」及び「レースゲーム」は第1ゲームであり、「レースゲーム」及び「格闘ゲーム」は第2ゲームである。この場合、特定手段306は、まずは第2ゲームである「レースゲーム」及び「格闘ゲーム」を特定する。第1ゲーム及び第2ゲームの分類は、管理手段300によって行われている。
【0105】
なお、「レースゲーム」は第1ゲームであるとともに第2ゲームでもあるゲームである。すなわち、「レースゲーム」は第1期間と第2期間とのいずれにおいてもプレイすることができるゲームである。
【0106】
次に、特定手段306は、第2ゲームの成功率に応じて予習コンテンツの種類を特定する。この例では、成功率を比較したときにプレイヤが最も苦手であると推定される「格闘ゲーム」については、「格闘ゲーム チュートリアル」及び「格闘ゲーム 解説動画」という2つの予習コンテンツを特定し、「格闘ゲーム」と比較すると成功率が高い「レースゲーム」については「レースゲーム 攻略サイト」という1つの予習コンテンツを特定するものとする。
【0107】
まとめると、ランチャーサーバ装置3は、S16において、第2ゲームである「レースゲーム」及び「格闘ゲーム」に関する予習コンテンツである「格闘ゲーム チュートリアル」、「格闘ゲーム 解説動画」及び「レースゲーム 攻略サイト」という3つの予習コンテンツを特定する。このように、特定される予習コンテンツは、プレイヤのゲームの実行履歴に基づいて特定されるとともにプレイヤに対して推奨されるものである。
【0108】
予習コンテンツを特定したランチャーサーバ装置3は、プレイヤ端末装置2に対して予習コンテンツに関する情報を送信する(S18)。
【0109】
予習コンテンツに関する情報を受信したプレイヤ端末装置2は、表示手段202により、予習コンテンツに関する情報を表示する(S20)。このように、表示手段202は、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する。
【0110】
図6-7は、プレイヤ端末装置2が予習コンテンツに関する情報を表示する表示画面の一例である。
【0111】
図6の表示画面は、図3の表示画面に加えて、予習コンテンツ表示ボタンD38を表示するものである。予習コンテンツ表示ボタンD38は、プレイヤが第1ゲームに関する所定条件を満たしていることを条件に表示されるボタンである。予習コンテンツ表示ボタンD38を押下することにより、図7の表示画面に遷移することができる。
【0112】
図7の表示画面は、操作説明D40、予習コンテンツリスト表示領域D42、変更内容表示ボタンD62及びもどるボタンD64を含む。予習コンテンツリスト表示領域D42は、アイコンD44、D50及びD56と、タイトルD46、D52及びD58と、実行ボタンD48、D54及びD60と、を含む。
【0113】
この例では、S16において特定された「格闘ゲーム チュートリアル」、「格闘ゲーム 解説動画」及び「レースゲーム 攻略サイト」の3つの予習コンテンツが表示されている。「格闘ゲーム チュートリアル」は、格闘ゲームの操作を説明するとともに、ユーザに実際に操作をさせてゲームの一連の流れを体験させるコンテンツである。「格闘ゲーム 解説動画」は、格闘ゲームの操作を解説する動画を再生するコンテンツである。「レースゲーム 攻略サイト」はレースゲームを効率よく進行させるための情報が掲載されたwebサイトを表示するコンテンツである。変更内容表示ボタンD62は、押下することで変更内容の一覧を表示することができるボタンである。変更内容の一覧の一例については、図9-10を用いて後述する。
【0114】
予習コンテンツに関する情報を表示したプレイヤ端末装置2は、プレイヤの操作に基づいて、実行手段200により予習コンテンツを実行する(S22)。この例においては、プレイヤは「格闘ゲーム 解説動画」に関連付けられた実行ボタンD54を押下したものとする。
【0115】
図8は、予習コンテンツを実行する際の表示画面の一例である。予習コンテンツの表示画面は、タイトルD66、動画表示領域D68及び操作パネル表示領域D76を含む。動画表示領域D68には「格闘ゲーム」を解説する動画が表示されており、プレイヤの操作するキャラクタに見立てられたキャラクタD72と、対戦相手のキャラクタに見立てられたキャラクタD70とを含む。操作パネル表示領域D76は再生ボタンD78、シークバーD80、巻き戻しボタンD84及び早送りボタンD82を含む。再生ボタンD78は、押下することで動画の再生及び停止を制御することができるボタンである。シークバーD80は、動画の進行度を表すとともに、任意の時点までスキップして動画を再生することができる操作部である。巻き戻しボタンD84及び早送りボタンD82は、それぞれ押下することで10秒の巻き戻し及び早送りができるボタンである。
【0116】
予習コンテンツを実行したプレイヤ端末装置2は、予習コンテンツの実行状況に関する実行情報をランチャーサーバ装置3に送信する(S24)。この例では、S22において実行された「格闘ゲーム 解説動画」を完了させた旨の情報が送信される。
【0117】
実行情報を受信したランチャーサーバ装置3は、特定手段306により、設定情報に関する一以上の変更内容を特定する(S26)。この例では、「格闘ゲーム」に関する予習コンテンツ(「格闘ゲーム 解説動画」を含む)が実行されたことを条件に表示される「格闘ゲーム キャラ強化」という変更内容及び「格闘ゲーム 解説動画」という予習コンテンツが実行されたことを条件に表示される「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容が特定される。このように、特定手段306では、典型的には、予習コンテンツに対応するゲームに係る設定情報の変更内容が特定される。例えば、「格闘ゲーム」に関する予習コンテンツを実行した場合、「格闘ゲーム」の設定情報の変更内容が特定される。
【0118】
変更内容を特定したランチャーサーバ装置3は、プレイヤ端末装置2に対して変更内容に関する情報を送信する(S28)。
【0119】
変更内容に関する情報を受信したプレイヤ端末装置2は、表示手段202により一以上の変更内容を表示するとともに、受付手段204により当該一以上の変更内容の少なくとも一つに対する選択を受け付ける(S30)。
【0120】
図9は、一以上の変更内容を表示する表示画面の一例である。図9の表示画面は、操作説明D85、変更内容リスト表示領域D86及びもどるボタンD112を含む。変更内容リスト表示領域D86は、アイコンD92及びD100と、開放条件D88及びD96と、変更内容D90及びD98と、決定ボタンD94及びD102と、推奨情報D104と、を含む。図9の表示画面には、図7の表示画面において変更内容表示ボタンD62を押下することで遷移することができる。
【0121】
操作説明D85は、図9の表示画面においてプレイヤが行うべき操作に関する情報である。アイコンD92及びD100は、それぞれの変更内容の概要を表すアイコンである。開放条件D88及びD96は、それぞれの変更内容が表示されるための条件である。決定ボタンD94及びD102は、押下することで変更内容を選択することができるボタンである。変更内容D90及びD98は、それぞれ決定ボタンD94及びD102を選択することで適用される設定情報の変更内容である。推奨情報D104は、「格闘ゲーム 難易度上昇」を選択することをプレイヤに対して推奨する情報である。もどるボタンD112は、押下することで図7の表示画面に遷移することができるボタンである。
【0122】
開放条件D88及びD96は、典型的には、特定手段306の特定方法に対応するものである。S26によると、「格闘ゲーム キャラ強化」という変更内容は「格闘ゲーム」に関する予習コンテンツが実行されることを条件に特定されたものであるため、開放条件D88は「『格闘ゲーム』関連コンテンツ完了」と表示される。また、同様にS26によると、「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容は「格闘ゲーム 解説動画」という予習コンテンツが実行されたことを条件に特定されたものであるため、開放条件D96は「『格闘ゲーム解説動画』完了」と表示される。
【0123】
表示手段202は、特定の予習コンテンツを含む複数の予習コンテンツに関する情報を表示し、表示される一以上の変更内容は、当該特定の予習コンテンツを実行した場合と、当該特定の予習コンテンツを実行していない場合とで異なる。すなわち、表示される変更内容は、実行する予習コンテンツの種類のよって異なる。この例において、表示手段202は、「格闘ゲーム 解説動画」という特定の予習コンテンツが実行されたことに基づいて、「格闘ゲーム キャラ強化」及び「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容を表示している。ここで仮に「格闘ゲーム 解説動画」という予習コンテンツが実行されておらず、代わりに「レースゲーム 攻略サイト」という予習コンテンツが実行されていた場合には(図7参照)、「レースゲーム」に関する変更内容(例えば、「レースゲーム 獲得経験値増加」等)が図9と同様の表示画面において表示される。
【0124】
また、表示手段202は、非プレイヤによる選択に基づいて、表示された一以上の変更内容の少なくとも一部に対して、プレイヤによる選択を推奨する推奨情報を関連付けて表示する。この例では、S3において、情報処理端末装置5は非プレイヤから「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容の選択を受け付けているため、「格闘ゲーム 難易度上昇」に対して推奨情報D104が関連付けられて表示されている。
【0125】
このように、非プレイヤによる選択に基づいて変更内容に推奨情報を関連付けて表示することにより、さらに効率的にプレイヤの心身又は能力の状態を向上させることができる。具体的には、非プレイヤは、典型的にはプレイヤの心身又は能力の状態を向上させることを支援する者であるから、非プレイヤが予め選択したものをプレイヤに選択することを促すことで、プレイヤは自身にとって改善効果が大きい(ゲームの継続を促すことを含む)変更内容を選択するようになる。この例では、非プレイヤは難易度上昇に係る変更内容を選択しているため、プレイヤも推奨情報D104が表示された「格闘ゲーム 難易度情上昇」を選択しやすくなる。その結果、プレイヤは高難易度のゲームに挑戦することになり、大きな改善効果及びゲームの継続率の向上を期待することができる。
【0126】
変更内容の選択を受け付けた後、第1期間が終了し、第2期間が開始する。第2期間において、プレイヤ端末装置2は、プレイヤからプレイするゲームの選択を受け付ける(S32)。第2期間において選択することができるゲームは第2ゲームであり、この例においては、プレイヤが実行した予習コンテンツ(すなわち、「格闘ゲーム 解説動画」)に対応する「格闘ゲーム」が選択されるものとする。このときのランチャーの表示画面は図3の表示画面と同様であるが、表示されるゲームは第2ゲーム(すなわち、「レースゲーム」及び「格闘ゲーム」)である。
【0127】
選択したゲームに関する情報を受信したゲームサーバ装置4は、当該ゲームを実行するために必要な情報をプレイヤ端末装置2に対して送信する(S34)。選択したゲームを実行するために必要な情報を受信したプレイヤ端末装置2は、ゲーム情報DB222に当該情報を記憶する。この例では、S32において「格闘ゲーム」が選択されたため、プレイヤ端末装置2は「格闘ゲーム」を実行するために必要な情報を受信する。
【0128】
選択したゲームを実行するために必要な情報を受信したプレイヤ端末装置2は、変更手段206により、第2ゲームの設定情報を変更する(S36)。この例では、S30で「格闘ゲーム 難易度上昇」が選択されているため、プレイヤ端末装置2は第2ゲームである「格闘ゲーム」の設定情報の一部である難易度を上昇させる。このように、変更手段206は、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する。
【0129】
なお、第2ゲームの難易度が上昇することに伴い、第2ゲームをプレイすることにより得られるゲーム媒体の量又は質が向上する。すなわち、変更手段206は、設定情報をプレイヤが優遇されるものに変更する。
【0130】
設定情報を変更したプレイヤ端末装置2は、実行手段200により、第2ゲームを実行する(S38)。この例では、S36で第2ゲームの難易度が上昇させられているため、第2ゲームは通常よりも高い難易度に設定された状態で実行される。
【0131】
以上をまとめると、本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、プレイヤが第1期間に第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に、第1期間より後に開始する第2期間において実行することができる第2ゲームの予習コンテンツに関する情報を表示する表示手段と、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に、第2ゲームに関する設定情報を変更する変更手段と、として機能させる。
【0132】
<3.効果>
本開示の一態様に係るプログラムにより、プレイヤのゲームを継続する意欲を向上させることができる。第1期間において、プレイヤは第1ゲームに関する所定条件を満たすことにより、予習コンテンツを実行することができるようになる(S2-22参照)。予習コンテンツを実行することにより、第2ゲームの設定情報の変更内容を選択することができるようになる(S24-S30参照)。これによって、プレイヤは第2期間において、既に予習コンテンツを実行し、さらに変更内容の選択まで行っている第2ゲームを高いモチベーションでプレイするようになる(S32-S38参照)。さらに、プレイヤが第2期間に第2ゲームを実行することにより、上記と同様の流れで第2期間より後に開始する第3期間において実行することができる第3ゲームをプレイするモチベーションを向上させることができる。以上のとおり、本開示の一態様に係るプログラムによれば、プレイヤが次の期間でもゲームをプレイすることを再帰的に促すことができる。
【0133】
<4.ハードウェア構成>
図10を参照して、上述してきたプレイヤ端末装置2及びランチャーサーバ装置3をコンピュータ70により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0134】
図10に示すように、コンピュータ70は、プロセッサ700と、記憶装置702と、入力I/F704と、データI/F706と、通信I/F708、及び表示装置710を含む。
【0135】
プロセッサ700は、記憶装置702に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ70における様々な処理を制御する。例えば、プレイヤ端末装置2の制御部20が備える各機能部等は、記憶装置702に記憶されたプログラムを、プロセッサ700が実行することにより実現可能である。
【0136】
記憶装置702は、例えばRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。RAMは、プロセッサ700によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0137】
記憶装置702は、他にも、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶装置702は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。当該各種プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。この他、記憶装置702は、事業者情報等の各種情報を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じて記憶装置702にロードされることにより、プロセッサ700から参照される。
【0138】
入力I/F704は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F704の具体例としては、カメラ、ボタン、マイク、キーボード、マウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイスなどが挙げられる。入力I/F704は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースを介してコンピュータ70に接続されてもよい。
【0139】
データI/F706は、コンピュータ70の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F706の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置などがある。データI/F706は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F706は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70へと接続される。
【0140】
通信I/F708は、コンピュータ70の外部の装置と有線または無線により、通信ネットワーク6を介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F708は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F708は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70に接続される。
【0141】
表示装置710は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置710の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイなどが挙げられる。表示装置710は、コンピュータ70の外部に設けられてもよい。その場合、表示装置710は、例えばディスプレイケーブルなどを介してコンピュータ70に接続される。また、入力I/F704としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置710は、入力I/F704と一体化して構成することが可能である。
【0142】
また、上記実施の形態で記載されたプレイヤ端末装置2が備える構成要素は、記憶装置702に格納されたプログラムがプロセッサ700によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。また、言い換えれば、これらの構成要素は、ソフトウェアまたはファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、「機能」、「手段」、「部」、「処理回路」、「ユニット」、または「モジュール」などとも記載され、またそれぞれに読み替えることができる。
【0143】
<5.変形例>
上記実施形態は、本開示の技術を説明するための例示であり、本開示の技術をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本開示の技術は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本開示の技術の範囲に含まれる。例えば、上記実施形態の他にも、以下の実施形態も本開示の技術の範囲に含まれる。
【0144】
―システム1の構成に関する変形例―
プレイヤ端末装置2、ランチャーサーバ装置3、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5は、少なくともいずれかがシステム1に複数含まれていてもよい。例えば、システム1には2台以上のプレイヤ端末装置2が含まれていてもよく、ゲーム毎に異なるゲームサーバ装置4が含まれていてもよい。
【0145】
プレイヤ端末装置2、ランチャーサーバ装置3、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5は、少なくともいずれかは、複数の装置が組み合わさったものであってもよい。例えば、ゲームサーバ装置4はwebサーバ装置とデータベースサーバ装置が組み合わさったものであってもよい。
【0146】
プレイヤ端末装置2、ランチャーサーバ装置3、ゲームサーバ装置4及び情報処理端末装置5は、少なくともいずれかは、他の装置の機能も有するものであってもよい。例えば、プレイヤ端末装置2は情報処理端末装置5の機能も有していてもよい。
【0147】
本実施形態の一態様に係るプログラムは、複数のプログラムが組み合わさって動作するものであってもよい。当該複数のプログラムの少なくとも一部は、例えばプレイヤ端末装置2のオペレーションシステム等であってもよい。
【0148】
―表示手段202に関する変形例―
図11は、表示手段202が、プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、プレイヤに対して第1ゲームの実行を制止する情報と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、を表示する場合の表示画面の一例である。
【0149】
図11の表示画面は、ランチャーの表示画面(図6参照)において、制止情報D114を表示する場合の表示画面である。制止情報D114は、メッセージD116、予習コンテンツ表示ボタンD118及び続行ボタンD120を含む。
【0150】
メッセージD116には、「本日の目標時間に到達しました。お疲れさまでした。プレイ上限時間まで残りシステム1時間です。今日はここまでにして、予習コンテンツを実行しませんか?」という文章が表示されている。当該文章は、第1ゲームの実行を制止する情報(「今日はここまでにして」の部分に相当)と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報(「予習コンテンツを実行しませんか?」の部分に相当)と、を含む。予習コンテンツ表示ボタンD118は、予習コンテンツ表示ボタンD38と同様の機能を有するボタンである。続行ボタンD120は、制止情報D114の表示を終了して、プレイするゲームを選択できるようにするボタンである。
【0151】
プレイヤによっては、目標時間を大きく超えてゲームをプレイしてしまう場合があり、プレイヤの心身又は能力の状態に悪影響が生じることがある。そこで、目標時間に達する(第1ゲームに関する所定条件を満たすことの一態様)ことを条件に、図11のように制止情報D114を表示することで、プレイヤに適切な範囲でゲームをプレイすることを促すとともに、予習コンテンツを実行することを推薦することで次の期間におけるゲームのプレイを意識づけることができる。
【0152】
図12は、表示手段202が、プレイ時間に関する条件が満たされた場合に、プレイヤに対して第1ゲームの実行が制限される旨を示す情報と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報と、を表示する場合の表示画面の一例である。
【0153】
図12の表示画面は、ランチャーの表示画面(図6参照)において、制限情報D124を表示する場合の表示画面である。制限情報D124は、メッセージD126及び予習コンテンツ表示ボタンD128を含む。
【0154】
メッセージD126には、「本日の上限時間に到達しました。お疲れさまでした。今日はこれ以上ゲームをプレイできません。予習コンテンツを実行して、明日のプレイ特典をゲットしませんか?」という文章が表示されている。当該文章は、第1ゲームの実行が制限される旨を示す情報(「今日はこれ以上ゲームをプレイできません」の部分に相当)と、予習コンテンツを実行することを推奨する情報(「予習コンテンツを実行して、明日のプレイ特典をゲットしませんか?」の部分に相当)と、を含む。予習コンテンツ表示ボタンD118は、予習コンテンツ表示ボタンD38と同様の機能を有するボタンである。
【0155】
また、制限情報D124が表示される際に、制限手段208により第1ゲームの実行は制限される。当該制限は、第1期間が終了するときに制限解除手段210により解除される。
【0156】
このような表示により、各期間において過剰にゲームを実行することを制限するとともに、図11の場合と比較してより強力に予習コンテンツを実行することを促すことができる。
【0157】
なお、図11-12を参照して説明した制止情報D114及び制限情報D124は、ランチャーの表示画面ではなくゲームの表示画面(例えば、図3等)に表示されてもよい。
【0158】
表示手段202は、所定条件を満たした場合に直ちに予習コンテンツを表示するものでなくてもよい。表示手段202は、ユーザの操作に基づいて予習コンテンツを表示してもよい。例えば、図6の予習コンテンツ表示ボタンD38のように、第1ゲームに関する所定条件を満たした場合に表示されるボタン等を押下することによって、予習コンテンツが表示されてもよい。
【0159】
予習コンテンツが表示されるための第1ゲームに関する所定条件は、プレイ時間に関するものでなくてもよい。第1ゲームに関する所定条件は、プレイヤが第1ゲームをプレイすることで達成できるものである。第1ゲームに関する所定条件は、プレイ情報の少なくとも一部の情報に関するものであってもよい。所定条件は、例えば、ゲームの進行状況(クリアしたステージの割合、キャラクタのレベル、獲得したトロフィーの数等を含む)、ゲームの成功率、ゲームの実行頻度に関するものであってもよい。
【0160】
予習コンテンツは、第1ゲームに関する所定条件を満たしたときに初めて表示されるものに限られない。すなわち、予習コンテンツは所定条件を満たしているか否かによらず、いつでも表示及び実行することができるものであってもよい。一方で、予習コンテンツを実行することにより設定情報を変更できるのは、第1ゲームに関する所定条件が満たされている場合に限られてもよい。なお、第1ゲームに関する所定条件が満たされていないにも関わらずプレイヤが予習コンテンツを偏重して実行する場合には、当該プレイヤに対してペナルティが与えられてもよい。
【0161】
表示手段202は、複数の予習コンテンツを実行することを条件に特定の変更内容を表示してもよい。すなわち、表示手段202が表示する一以上の変更内容の少なくとも一部は、第1予習コンテンツと、第2予習コンテンツと、を実行した場合に表示されるものであってもよい。また、表示手段202が表示する一以上の変更内容の少なくとも一部は、第1期間において表示される予習コンテンツをすべて実行した場合に表示されるものであってもよい。
【0162】
表示手段202は、第1ゲームに関する連続プレイ時間が所定閾値以上である場合、第1ゲームに関する所定条件を満たしているか否かに関わらず、予習コンテンツを表示しなくてもよい。連続プレイ時間が長い場合には、プレイヤに予習コンテンツを実行させることなく休憩をとらせることが望ましいからである。
【0163】
―受付手段204に関する変形例―
上記実施形態において、非プレイヤは「格闘ゲーム 難易度上昇」という変更内容をプレイヤに対して推奨するものとして選択したが(S3参照)、これに限られない。具体的には、受付手段204は、変更内容の条件の指定を受け付け、表示手段202は当該条件に該当する変更内容に推奨情報が関連付けて表示されてもよい。例えば、「難易度上昇」という条件が指定した場合、「格闘ゲーム 難易度上昇」だけではなく「モンスター退治ゲーム 難易度上昇」等の変更内容に対しても推奨情報が関連付けられる。
【0164】
上記実施形態において、受付手段204は情報処理端末装置5を操作する非プレイヤからの第1ゲームに関する所定条件及び変更内容の設定を受け付けると説明した(S2-3参照)が、これに限られない。受付手段204は、非プレイヤがプレイヤを支援するための情報の入力を受け付けることができる。非プレイヤがプレイヤを支援するための情報には、例えば、プレイすることが推奨されるゲーム及び休憩をとるべき旨の指示等を含む。
【0165】
―変更手段206に関する変形例―
上記実施形態において、変更手段206はプレイヤが選択した変更内容に基づいて第2ゲームの設定情報を変更するものとして説明した(S30-36参照)が、これに限られない。具体的には、受付手段204は非プレイヤによる変更内容の選択を受け付け、変更手段206は当該非プレイヤが選択した変更内容に基づいて第2ゲームの設定情報を変更してもよい。この際、非プレイヤが選択した変更内容を承認するか否かをプレイヤが選択できてもよい。
【0166】
変更手段206は、プレイヤが予習コンテンツを実行した場合に直ちに第2ゲームに関する設定情報を変更するものでなくてもよい。変更手段206は、ユーザの操作に基づいて設定情報を変更してもよい。例えば、図9の決定ボタンD102のように、変更内容が表示される画面におけるボタンを押下することによって変更内容が選択され、当該変更内容に基づいて設定情報が変更されてもよい。
【0167】
プレイヤによって選択された変更内容がゲームの難易度の変更である場合、変更手段206は、他の設定情報も併せて変更してもよい。例えば、変更内容がゲームの難易度を上昇させるものである場合、変更手段206は、ゲームをプレイすることにより獲得できるゲーム媒体の量又は質を向上させてもよい。他にも、例えば、変更内容がゲームの難易度を低下させるものである場合、変更手段206は、ゲームをプレイすることにより獲得できるゲーム媒体の量又は質を低下させてもよい。
【0168】
―判定手段302に関する変形例―
判定手段302は、所定条件を満たしているか否かを複数の第1ゲームのプレイ情報に基づいて判定してもよい。例えば、第1ゲームである「モンスター退治ゲーム」及び「レースゲーム」のプレイ時間の合計に基づいて、プレイ時間に関する所定条件を満たしているか否かを判定してもよい。
【0169】
上記実施形態では、所定条件はプレイ時間に関する条件であるとしたが、プレイ時間は、ゲームを起動している時間に限られない。具体的には、ゲームの実行の状態が特定の条件を満たしている時間をプレイ時間としてもよい。例えば、「モンスター退治ゲーム」においてモンスターとの戦闘を行っていた時間をプレイ時間として計算してもよい。
【0170】
判定手段302がプレイ時間に関する条件を判定する際には、予習コンテンツに含まれるゲームのプレイ時間は計算対象から除外されてもよい。例えば、設定された目標時間が2時間であるとともに上限時間が5時間である場合に、第1ゲームを2時間プレイし、その後に予習コンテンツである体験ゲームを1時間プレイしたとき、上限時間までの残り時間は3時間であると計算されてもよい。
【0171】
―特定手段306に関する変形例―
上記実施形態では、特定手段306は、プレイヤが苦手なゲームに関する予習コンテンツを優先して特定するものとしたが、これに限られない。特定手段306は、プレイヤの心身又は能力の状態に基づいて予習コンテンツを特定してもよい。例えば、プレイヤの記憶力(心身又は能力の状態に含まれる)を鍛えるようなゲームの予習コンテンツを特定してもよい。
【0172】
他にも、特定手段306は、プレイ情報に基づいてプレイヤがプレイすると予測される第2ゲームを推測し、当該第2ゲームに対応する予習コンテンツを特定してもよい。例えば、プレイヤが第1期間において「レースゲーム」の3つのステージをクリアした場合、特定手段306は、第2期間において「レースゲーム」の次の3つのステージがプレイされると推測し、当該次の3つのステージのそれぞれを部分的に体験するような予習コンテンツを特定してもよい。
【0173】
―その他の変形例―
受付手段204は、プレイヤからプレイ計画に関する情報の入力を受け付けてもよい。さらに、予習コンテンツを実行する時間は当該プレイ計画を満たしているか否かを判定する上で考慮されなくてもよい。例えば、プレイ計画が1日あたりのゲームのプレイ時間を3時間以内にすることである場合において、プレイヤが3時間ゲームをプレイし、さらに予習コンテンツである体験ゲームを1時間プレイしても、プレイ計画の範囲内であると判定することができる。
【0174】
第2ゲームは、第2期間において実行することができ、第1期間においては実行することができないものであってもよい。
【0175】
第1期間及び第2期間は同じ長さの期間であってもよい。例えば、第1期間と第2期間はいずれも1日という長さであってもよい。
【0176】
第2ゲームは、第1ゲームとはゲームを実行するための設定情報を共有しないものであってもよい。設定情報を共有しないこととは、例えば、第1ゲームと第2ゲームとでは共通のゲーム媒体を使用できないこと等である。第1ゲームと第2ゲームとは、例えば、特定のゲームにおける通常プレイと、当該特定のゲームにおける期間限定イベントプレイと、という関係ではない。
【符号の説明】
【0177】
1 システム
2 プレイヤ端末装置
3 ランチャーサーバ装置
4 ゲームサーバ装置
5 情報処理端末装置
20、30 制御部
22、32 記憶部
70 コンピュータ
202 表示手段
204 受付手段
206 変更手段
208 制限手段
210 制限解除手段
300 管理手段
302 判定手段
304 条件設定手段
306 特定手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12