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特開2024-125120出産又は育児活動記録の共有システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125120
(43)【公開日】2024-09-13
(54)【発明の名称】出産又は育児活動記録の共有システム
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20240906BHJP
【FI】
H04M11/00 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023033245
(22)【出願日】2023-03-03
(71)【出願人】
【識別番号】512072636
【氏名又は名称】株式会社カラダノート
(74)【代理人】
【識別番号】100134061
【弁理士】
【氏名又は名称】菊地 公一
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 竜也
【テーマコード(参考)】
5K201
【Fターム(参考)】
5K201BA19
5K201CA07
5K201CB13
5K201CC03
5K201DC02
5K201EC06
5K201ED04
5K201ED07
(57)【要約】
【課題】出産又は育児に関する活動の記録を、当該活動に関与するパートナーで共有可能にする。
【解決手段】本共有システムにおいて、端末10Aは招待コードをサーバ30から受信する。端末10Bは、端末10Aから招待コードを受け取り、共有リクエストを端末10Aへ送信する。端末10Aは、該共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、サーバ30に承認通知を送信する。サーバ30は、端末10A又は10Bから、端末10A及び10Bの第1及び第2ユーザIDと子供IDとを受信し、承認通知に従い、該第1及び第2ユーザIDと該子供IDとを関連付けて記憶する。端末10Aは、子供IDで識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、サーバ30に、子供IDに対応して出産育児活動情報を記憶させる。端末10Bは、サーバ30を参照して、子供IDに対応する出産育児活動情報を取得し、該端末10Bの画面に表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、
前記第1端末と異なる第2端末と、
前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバと
を備え、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第2端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第2端末の画面に表示し、
前記第2端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第2ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第1端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第1端末の画面に表示する
出産又は育児活動記録の共有システム。
【請求項2】
出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、
前記第1端末と異なる第2端末と、
前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバと
を備え、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記サーバは、出産育児活動情報が記憶されることに基づいて、前記第2端末へプッシュ通知する
出産又は育児活動記録の共有システム。
【請求項3】
前記サーバは、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた第1条件を満たす場合に、前記第2端末へプッシュ通知する
請求項1又は2に記載の出産又は育児活動記録の共有システム。
【請求項4】
前記第1端末は、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、該第1端末の画面に達成メッセージを表示する
請求項1又は2に記載の出産又は育児活動記録の共有システム。
【請求項5】
前記第1端末又は前記サーバは、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、前記第2端末に通知し、
前記第2端末は、統計値が目標条件を満たす旨を表示する達成メッセージと、前記第2端末のユーザから前記第1端末のユーザへのコミュニケーションを促すコミュニケーション促進メッセージを表示する
請求項1又は2に記載の出産又は育児活動記録の共有システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出産又は育児活動記録の共有システムに係り、特に、出産又は育児活動の記録を複数の端末で共有するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、出産及び育児において、母子手帳に子供の成長などの情報を手書きで記入して記録することが行われている。また、出産後の乳児への授乳やおむつの交換などの育児活動をノートなどに手書きで記入して記録することが行われている。
【0003】
また、育児にIT(情報技術)を利用した手法として、例えば特許文献1には、乳幼児のアレルギーに関する情報管理を効果的に支援できる育児支援装置等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-43736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
出産及び育児は、例えば母親と父親など育児に関わるパートナーが共同して関与するところ、パートナー同士が出産及び育児活動に関する情報を効率的に共有することが望ましい。また、出産及び育児活動に関する情報は、単に過去の記録(覚え書)としてだけでなく、この情報を活用した新たな価値を生み出すことができる可能性がある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、出産又は育児に関する活動の記録を、当該活動に関与するパートナーで共有できる出産又は育児活動記録の共有システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、前記第1端末と異なる第2端末と、前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバとを備えた出産又は育児活動記録の共有システムであって、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第2端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第2端末の画面に表示し、
前記第2端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第2ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第1端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第1端末の画面に表示する。
【0008】
本発明の第2の態様は、
出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、
前記第1端末と異なる第2端末と、
前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバと
を備えた出産又は育児活動記録の共有システムであって、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記サーバは、出産育児活動情報が記憶されることに基づいて、前記第2端末へプッシュ通知する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、出産又は育児に関する活動の記録を、当該活動に関与するパートナーで共有できる出産又は育児活動記録の共有システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの構成図である。
図2】本実施形態における端末のハードウェア構成図である。
図3】本実施形態におけるサーバのハードウェア構成図である。
図4】本実施形態における端末10Aに記憶される情報の説明図である。
図5】本実施形態における端末10Bに記憶される情報の説明図である。
図6】本実施形態におけるサーバに記憶される情報の説明図である。
図7】本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの共有設定の処理を示すシーケンス図である。
図8】本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの情報更新の処理を示すシーケンス図である。
図9】本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの、オフライン時の情報更新の処理を示すシーケンス図である。
図10】本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの、条件に基づくプッシュ通知の処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
【0012】
(システム構成)
まず、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの構成について説明する。
【0013】
図1は、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの構成図である。出産又は育児活動記録の共有システムは、例えば、少なくとも2つの端末10A、10Bと、サーバ30とを備える。以下の説明において、端末10A及び10Bは、まとめて端末10と称する場合もある。端末10は、例えばスマートフォンであるが、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、スマートウォッチ、通信可能なその他の電子機器でもよい。
【0014】
ここで、子供の出産又は育児において、例えば父親と母親のように、子供の出産又は育児に関与するパートナーを想定する。端末10Aは、当該パートナーの一方をユーザとする端末であり、端末10Bは、当該パートナーの他方をユーザとする端末である。なお、このペアは、父親とは母親に限られるものではなく、子供の出産又は育児に関与する者の組み合わせでもよい。本実施形態の説明では、一例として、母親が端末10Aのユーザであり、父親が端末10Bのユーザであることを想定するが、これに限られるものではない。
【0015】
端末10Aは、出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力し、記憶する。また、端末10Aは、記憶した情報をサーバ30に送信することで、サーバ30に記憶される情報を更新する。端末10Bは、端末10Aとは異なる端末である。端末10Aは、例えば無線でアクセスポイント20Aに接続し、アクセスポイント20Aを介してネットワーク40と接続される。端末10Bは、例えば無線でアクセスポイント20Bに接続し、アクセスポイント20Bを介してネットワーク40と接続される。アクセスポイント20A、20B(以下、まとめてアクセスポイント20と称する場合もある)は、例えば、WiFi(登録商標)のアクセスポイントでもよいし、携帯電話網(移動体通信網)の基地局でもよい。また、端末10はアクセスポイント20を介さずに、ネットワーク40に接続されてもよい。
【0016】
サーバ30は、端末10A及び端末10Bと通信する。ネットワーク40は、例えばインターネットである。ネットワーク40は、有線の通信ネットワーク、無線の通信ネットワーク、又は無線と有線が混在したネットワークでもよい。ネットワーク40は、例えば、携帯電話網、無線LAN(Local Area Network)、その他IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の様々なアーキテクチャーに準拠したネットワークを使用してもよい。
【0017】
図2に、端末10のハードウェア構成図を示す。端末10は、処理部(例えばCPU:Central Processing Unit)11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、表示部15と、通信制御部16とを有する。
【0018】
処理部11は、例えば、CPUなどのプロセッサであり、端末10における処理を実行する。
【0019】
記憶部12は、例えば、RAM(Random‐Access Memory)等の記憶媒体、及び/又は、HDD(Hard Disc Drive)及びフラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部12は、入力部13から入力された又は、サーバ30から受信された出産又は育児活動に関する情報を記憶する。また、記憶部12は、処理部11により読み出され実行されるプログラム(アプリケーションプログラム又はアプリとも称する)を記憶する。
【0020】
入力部13は、例えば、タッチパネル、キーボード又はカメラ等である。処理部11は、ユーザによる入力部13の操作に応じた情報を入力する。出力部14は、例えば、音声出力するスピーカ、振動するバイブレータ、有線インターフェース等である。処理部11は、出力部14を介して情報を出力してもよい。表示部15は、例えば、ディスプレイであり、情報を表示する。表示部15は、タッチパネルとして、入力部13と一体に構成されてもよい。通信制御部16は、ネットワーク40とのインターフェースである。通信制御部16は、所定の通信プロトコルに従い、通信制御を行う。なお、端末10Aと端末10Bは同様の構成とすることができる。
【0021】
図3に、サーバ30の構成図を示す。サーバ30は、例えば、処理部(例えばCPU)31と、記憶部32と、入力部33と、出力部34と、表示部35と、通信制御部36とを含む。サーバ30は、ネットワーク40に接続されている。
【0022】
処理部31は、例えば、CPUなどのプロセッサであり、サーバ30における処理を実行する。
【0023】
記憶部32は、RAM等の記憶媒体、及び/又は、HDD及びフラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部32は、出産又は育児活動に関する情報を記憶する。また、記憶部32は、処理部31により読み出され実行されるプログラムを格納する。
【0024】
入力部33、出力部34、表示部35、及び通信制御部36については、上述の端末10における各部と同様であるので、説明を省略する。
【0025】
(データ構成)
図4は、本実施形態における端末10Aに記憶される情報の説明図である。
【0026】
端末10Aの記憶部12には、図4(a)に示すように、例えば共有識別子(ID)と、自ユーザIDと、共有先ユーザIDと、ひとつ又は複数の子供IDを関連付けて記憶する。また、端末10Aは、図4(b)に示すように、子供IDに対応して、出産育児活動情報を記憶する。子供IDが複数ある場合は、子供IDごとに出産育児活動情報が記憶される。
【0027】
共有IDは、出産育児活動情報を共有するユーザの組(パートナー)に対して割り当てられる識別子である。共有IDとして、後述する招待コードを用いてもよいし、適宜の識別子でもよい。共有IDは、アプリケーションプログラムを識別可能な識別情報を含んでもよい。これにより、端末10Aと端末10B間で複数のアプリケーションプログラムを使用しても、アプリケーションプログラム毎に共有/非共有を構成できる。換言すると、ひとつの招待コードによる共有設定は、ひとつのアプリケーションプログラムに対するものであり、すべてのアプリケーションプログラムに適用される必要はない。自ユーザIDは、自端末10Aを使用するユーザの識別子である。共有先ユーザIDは、出産育児活動情報を共有する相手の端末(本例では端末10B)の識別子である。子供IDは、対応する自ユーザID及び共有先ユーザIDが示すユーザが、出産又は育児に関与する子供の識別子である。
【0028】
出産育児活動情報は、出産又は育児活動に関する情報である。出産に関する情報の例として、陣痛の開始時刻及び終了時刻などの陣痛発生情報が挙げられる。また、育児活動に関する情報の例として、子供の授乳時刻及び授乳量などの授乳関連情報、子供のワクチン接種の接種可能時期/接種完了/接種スケジュールなどのワクチン接種関連情報、及び、子供の離乳食の食事時刻/献立/食事量などの離乳食関連情報が挙げられる。ここで、育児活動とは、例えば、端末10のユーザが子供に対して行う育児の内容であり、上述の例では、子供に対する授乳、子供のワクチン接種の予定と遂行、子供に対する離乳食での食事等である。なお、出産育児活動情報は、これらの例以外にも、子供の出産又は育児活動に関する適宜の情報でもよい。
【0029】
図5は、本実施形態における端末10Bに記憶される情報の説明図である。
【0030】
端末10Bには、図5(a)に示すように、例えば共有IDと、自ユーザIDと、共有元ユーザIDと、ひとつ又は複数の子供IDを関連付けて記憶する。また、端末10Bは、図5(b)に示すように、子供IDに対応して、出産育児活動情報を記憶する。子供IDが複数ある場合は、子供IDごとに出産育児活動情報が記憶される。共有元ユーザIDは、出産育児活動情報を共有する相手の端末(本例では端末10A)の識別子である。本実施形態では、説明の便宜上、共有の招待元を共有元と称し、招待される側と共有先と称する。図4の共有先ユーザID及び図5の共有元ユーザIDのいずれも、自端末と出産育児活動情報を共有する相手の端末のIDを示す。その他の各情報については、図4における説明と同様であり、重複する説明を省略する。
【0031】
図6は、本実施形態におけるサーバ30に記憶される情報の説明図である。
【0032】
サーバ30には、図6(a)に示すように、例えば共有IDと、共有元のユーザIDと、共有先のユーザIDと、ひとつ又は複数の子供IDを関連付けて記憶する。また、サーバ30は、図6(b)に示すように、子供IDに対応して、出産育児活動情報を記憶する。子供IDが複数ある場合は、子供IDごとに出産育児活動情報が記憶される。各情報については、図4及び図5における説明と同様であり、重複する説明を省略する。
【0033】
(動作)
図7は、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの共有設定の処理を示すシーケンス図である。
【0034】
端末10A及び端末10Bには、本実施形態の動作を実現するためのアプリケーションプログラムが、予めダウンロード及びインストールされている。サーバ30は、当該アプリケーションプログラムにおいて通信先のひとつとして予め指定されるサーバである。端末10Aは、自端末10AのユーザIDと、ひとつ又は複数の子供IDとを関連付けて記憶部12に記憶している(図4(a))。
【0035】
まず、端末10Aは、サーバ30に対して、出産育児活動情報の共有のための招待コードを要求する(S101)。サーバ30は、要求に応じて、一意な招待コードを発行し、端末10Aに送信する(S103)。サーバ30は、発行した招待コードと、要求元の端末10AのユーザIDとを関連付けて記憶してもよい。例えば招待コードの有効時間を所定時間とし、所定時間内に後述する承認通知を受信できない場合は、サーバ30は、記憶した要求元の端末10AのユーザIDと招待コードを削除してもよい。この場合、招待コードを再利用することもできる。
【0036】
端末10Aのユーザは、サーバ30から受信した招待コードを、端末10Bのユーザに提供する(S105)。これにより、端末10Bは端末10Aから招待コードを受け取る。例えば、端末10Aは、端末10Bのユーザのメールアドレス又はSNS(Social networking service)のダイレクトメッセージ等の既知の連絡先情報を用いて、招待コードを端末10Bに送信してもよい。また、端末10Aは、招待コード自体を表示部15に表示して端末10Bのユーザに視認されるようにし、端末10Bのユーザにより端末10Bのタッチパネル(入力部13)が操作されて端末10Bが招待コードを受け取ってもよい。また、端末10Aは、招待コードを含むQRコード(登録商標)を表示部15に表示して、端末10Bはカメラ(入力部13)を用いてQRコード(登録商標)から招待コードを受け取ってもよい。端末10Bは、これらに限らず適宜の手法で端末10Aから招待コードを受け取ることができる。
【0037】
端末10Bは、共有リクエストを端末10Aに送信する(S107)。ここで、共有リクエストは、例えば、端末10Aから受け取った招待コードと、端末10BのユーザIDを含む。また、共有リクエストは、サーバ30を介して送信される。
【0038】
端末10Aは、共有リクエストを受信すると、例えば共有リクエストに含まれるユーザIDと承認アイコンを表示部15に表示し、承認操作を受け付ける。端末10Aのユーザによる入力部13の操作により承認アイコンが押されることで承認操作がなされたことを検知すると(S109)、端末10Aは、承認通知を端末10Bに送信する(S111)。承認操作は、上述の例以外にも適宜の操作でもよい。承認通知は、サーバ30を介して送信される。ここで、承認通知は、例えば、端末10AのユーザIDと、ひとつ又は複数の子供IDとを含む。端末10Bは、承認通知を受信すると、自端末のユーザのユーザIDと、承認通知に含まれる端末10AのユーザID及び子供IDとを、記憶部12に記憶する(S113、図5(a))。端末10Aは、承認操作後の適宜のタイミングで、共有リクエストに含まれる端末10BのユーザIDを、自端末のユーザのユーザIDに関連付けて記憶する(S115、図4(a))。
【0039】
サーバ30は、端末10Aからの承認通知に従い、端末10AのユーザIDと端末10BのユーザIDと子供IDとを関連付けて記憶する(S117)。サーバ30は、上述の処理において、端末10AのユーザIDと端末10BのユーザIDと子供IDを、端末10A又は端末10Bから受信することができる。例えば、上述の招待コード要求及び承認通知に端末10AのユーザIDが含まれ、サーバ30はこのユーザIDを用いてもよい。また、例えば、上述の共有リクエスト及び承認通知に端末10BのユーザIDが含まれ、サーバ30はこのユーザIDを用いてもよい。さらに、例えば、上述の承認通知に子供IDが含まれ、サーバ30はこの子供IDを用いてもよい。なお、サーバ30は、これら例示する以外の受信データから端末10AのユーザIDと端末10BのユーザIDと子供IDと取得してもよい。
【0040】
これにより、端末10Aのユーザと端末10Bのユーザとで、サーバ30を参照して、子供IDに関連した出産育児活動情報が共有可能になる。
【0041】
図8は、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの情報更新の処理を示すシーケンス図である。
【0042】
端末10Aは、例えばユーザの操作によりアプリケーションプログラムを起動しており、上述の共有設定がされているものとして説明する。まず、端末10Aは、子供IDに対応する出産育児活動情報を、例えばユーザによる入力部13の操作により入力する(S201)。例えば、端末10Aは、記憶部12に記憶された子供IDを表示部15に表示して、子供IDの選択を受け付ける。また、子供IDで特定される子供に対する出産又は育児活動の記録である出産育児活動情報を入力する。端末10Aは、自端末10AのユーザIDと子供IDと新たに入力された出産育児活動情報とを、サーバ30に送信する(S203)。
【0043】
サーバ30は、受信したユーザIDと子供IDに対応して、出産育児活動情報を記憶部32に記憶する。換言すると、端末10Aから受信した情報に従い記憶部32の情報を更新(ここでは情報の追加)する。なお、情報の追加以外に、記憶部32に記憶された情報の修正及び削除をすることもできる。サーバ30は、記憶部32に情報を記憶すると、端末10Bへその旨をプッシュ通知する(S205)。ここでのプッシュ通知は、例えば、出産育児活動情報が記憶(更新)されたことを端末10Bに通知するものとすることができる。
【0044】
端末10Bでは、ステップS207までの適宜のタイミングで、例えばユーザの操作によりアプリケーションプログラムが起動される。ステップS207では、端末10Bは、サーバ30に出産育児活動情報を照会する(S207)。例えば、端末10Bは、自端末のユーザIDと、子供IDとを含む照会リクエストをサーバ30に送信する。サーバ30は、端末10Bから照会リクエストを受信すると、照会リクエスト内のユーザIDと子供IDとに対応する出産育児活動情報を、端末10Bに送信する(S209)。ここで、端末10Bに未送信の出産育児活動情報が複数ある場合は、未送信の情報をすべて送信し、一方、未送信の出産育児活動情報がなければ、新たな情報がない旨を端末10Bに返信するようにしてもよい。
【0045】
端末10Bは、サーバ30から受信した出産育児活動情報を、子供IDに対応して記憶部12に記憶し、表示部15に表示する(S211)。以上の処理により、端末10Aで入力した出産育児活動情報を、端末10Aと端末10Bで共有することができる。例えば、端末10Aと端末10Bはともに、端末10Aが入力した出産育児活動情報を表示することができる。
【0046】
同様に、端末10Bも出産育児活動情報を入力でき、端末10Bで入力した出産育児活動情報を、端末10Aと端末10Bで共有することができる。例えば、端末10Aと端末10Bはともに、端末10Bが入力した出産育児活動情報を表示することができる。この場合の処理は、上述のステップS201~S211の処理において、端末10Aと端末10Bを入れ替えた処理となる。
【0047】
図9は、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの、オフライン時の情報更新の処理を示すシーケンス図である。
【0048】
例えば、端末10Aがオフラインの場合に出産育児活動情報を入力する場合もある。ここでオフラインとは、例えば端末10Aがサーバ30と通信できない状態をいう。この場合、端末10Aは、入力された出産育児活動情報を記憶部12に蓄積しておき(S201-1~S201-n)、オンラインになった際に、ステップS203以降の処理を開始すればよい。端末10Bがオフラインの場合に出産育児活動情報を入力する場合も同様である。各処理については、図8の対応する処理と同様であるため、説明を省略する。
【0049】
図10は、本実施形態における出産又は育児活動記録の共有システムの、条件に基づくプッシュ通知の処理を示すシーケンス図である。
【0050】
図8及び図9の例では、サーバ30は、端末10Aから出産育児活動情報を受信し、記憶する度に、端末10Bにプッシュ通知を送信しているが、端末10Bへのプッシュ通知は、所定の条件を満たす場合に実行してもよい(S301、S303)。所定の条件は、例えば、サーバ30に記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた第1条件を満たすことであってもよい。例えば、出産育児活動情報が陣痛の発生に関する情報の場合、第1条件は、初回の情報の記録(すなわち、陣痛の開始)であってもよいし、陣痛間隔が予め定められた時間閾値より短くなったことであってもよい。また、出産育児活動情報が授乳に関する情報の場合、第1条件は、授乳回数が予め定められた閾値に達した(又は超えた)ことであってもよい。上述の所定の条件は、上述の例以外にも、出産育児活動情報から得られる適宜の値に基づく条件であってもよい。ここでのプッシュ通知は、所定の条件を満たしたことを端末10Bに通知するものとすることができる。
【0051】
なお、所定の条件を満たすか否かの判断は、サーバ30以外に、端末10Aが行ってもよい。この場合、所定の条件を満たす場合に、端末10Aは、サーバ30を介して端末10Bにプッシュ通知を送信する。なお、端末10Bが出産育児活動情報を入力した場合の端末10Aに対するプッシュ通知も同様である。
【0052】
(変形例)
本実施形態の一変形例として、端末10Aは、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、自端末10Aの画面(表示部15)に達成メッセージを表示してもよい。例えば、上述の目標条件は、授乳回数が予め定められた閾値に達した(又は超えた)ことであってもよい。この場合、端末10Aの画面に、授乳回数が目標値に達したことのほか、おめでとうやねぎらいのメッセージを表示することもできる。これにより、出産育児活動情報の入力(記録)という度重なる操作にメリハリがつき、入力操作や育児へのモチベーション維持が期待できる。
【0053】
他の変形例として、端末10A又はサーバ30は、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、端末10Bに通知してもよい。端末10Bは、統計値が目標条件を満たす旨を表示する達成メッセージと、端末10Bのユーザから端末10Aのユーザへのコミュニケーションを促すコミュニケーション促進メッセージを端末10Bの画面(表示部15)に表示してもよい。ここで、達成メッセージは上述の達成メッセージと同様である。コミュニケーション促進メッセージは、例えば、「授乳回数がxxx回に達しました。パートナーにおめでとうのメッセージをお願いします」など、おめでとうやねぎらいのメッセージを、ユーザから発することを促してもよい。これにより、パートナー間でのコミュニケーションが促進され、育児へのモチベーション維持や育児における孤立感の減少が期待できる。
【0054】
なお、上述の各変形例は、端末10Aと端末10Bが逆の場合も同様である。
【0055】
他の変形例として、上述の実施形態では端末10Aと端末10Bの2者で出産育児活動情報を共有する場合について説明したが、3者以上で共有してもよい。
【0056】
また、上述の端末10Aと端末10Bとサーバ30で送受信される情報に、共有IDを含めてもよい。
【0057】
(構成例)
[構成例1]
出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、
前記第1端末と異なる第2端末と、
前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバと
を備え、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第2端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第2端末の画面に表示し、
前記第2端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第2ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記第1端末は、前記サーバを参照して、子供識別情報に対応する出産育児活動情報を取得し、該第1端末の画面に表示する
出産又は育児活動記録の共有システム。
【0058】
このような構成により、出産又は育児に関する活動の記録を、当該活動に関与するパートナーで共有できる。また、出産又は育児に関する活動の記録を、当該活動に関与する複数のパートナーがそれぞれ登録でき、当該記録を一元的に管理できる。
【0059】
[構成例2]
出産又は育児活動に関する出産育児活動情報を入力する第1端末と、
前記第1端末と異なる第2端末と、
前記第1端末及び前記第2端末と通信するサーバと
を備え、
前記第1端末は、出産育児活動情報を共有するための招待コードを前記サーバから受信し、
前記第2端末は、前記第1端末から該招待コードを受け取り、該招待コードと前記第2端末の第2ユーザ識別情報とを含む、出産育児活動情報共有リクエストを前記第1端末へ送信し、
前記第1端末は、受信した出産育児活動情報共有リクエストに対してなされた承認操作に従い、前記サーバに承認通知を送信し、
前記サーバは、前記第1端末又は前記第2端末から、前記第1端末の第1ユーザ識別情報と、前記第2端末の第2ユーザ識別情報と、子供識別情報とを受信し、承認通知に従い、該第1ユーザ識別情報と該第2ユーザ識別情報と該子供の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記第1端末は、子供識別情報で識別される子供に対する出産育児活動情報を入力し、前記サーバに、第1ユーザ識別情報と子供識別情報に対応して出産育児活動情報を記憶させ、
前記サーバは、出産育児活動情報が記憶されることに基づいて、前記第2端末へプッシュ通知する
出産又は育児活動記録の共有システム。
【0060】
このような構成により、出産又は育児に関する活動の記録に基づく通知を、パートナー送信できる。
【0061】
[構成例3]
上述の構成例に示す出産又は育児活動記録の共有システムにおいて、
前記サーバは、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた第1条件を満たす場合に、前記第2端末へプッシュ通知する。
【0062】
このような構成により、出産又は育児に関する活動の記録に基づく、より有用な通知を、パートナー送信できる。
【0063】
[構成例4]
上述の構成例に示す出産又は育児活動記録の共有システムにおいて、
前記第1端末は、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、該第1端末の画面に達成メッセージを表示する。
【0064】
このような構成により、出産育児活動情報の入力(記録)という度重なる操作にメリハリがつき、入力操作や育児へのモチベーション維持が期待できる。
【0065】
[構成例5]
上述の構成例に示す出産又は育児活動記録の共有システムにおいて、
前記第1端末又は前記サーバは、記憶された出産育児活動情報の統計値が予め定められた目標条件を満たす場合に、前記第2端末に通知し、
前記第2端末は、統計値が目標条件を満たす旨を表示する達成メッセージと、前記第2端末のユーザから前記第1端末のユーザへのコミュニケーションを促すコミュニケーション促進メッセージを表示する。
【0066】
このような構成により、パートナー間でのコミュニケーションが促進され、育児へのモチベーション維持や育児における孤立感の減少が期待できる。
【0067】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎず、及び、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
【0068】
例えば、上述の各処理は、図面及び上述の順序以外の順序で実行されてもよいし、少なくとも一部は並列で実行されてもよい。また、処理の一部が省略されてもよく、他の処理に追加されてもよい。上述の各装置は、ひとつの装置で構成されてもよいし、複数の装置で構成されてもよい。また、上述の装置の複数が一体で構成されてもよい。さらに、上述の装置の一部の機能を、他の装置で実現してもよい。
【0069】
また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラム(又はプログラム媒体)が提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明は、情報技術(IT)の産業に利用可能である。
【符号の説明】
【0071】
10、10A、10B 端末
20、20A、20B アクセスポイント
30 サーバ
40 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10