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特開2024-12515安全なカラビナキーリングのための機構および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012515
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】安全なカラビナキーリングのための機構および方法
(51)【国際特許分類】
   A44B 15/00 20060101AFI20240123BHJP
   A47G 29/10 20060101ALI20240123BHJP
【FI】
A44B15/00
A47G29/10 B
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023189031
(22)【出願日】2023-11-06
(62)【分割の表示】P 2021011882の分割
【原出願日】2014-03-14
(31)【優先権主張番号】61/784,271
(32)【優先日】2013-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】513181366
【氏名又は名称】ナイト・アイズ,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100117411
【弁理士】
【氏名又は名称】串田 幸一
(72)【発明者】
【氏名】アデルマン,グレゴリー・エム
(57)【要約】      (修正有)
【課題】容易に物品に装着可能で、ユーザが素早く鍵を取付け、保持させることのできる安全なカラビナキーリングを提供する。
【解決手段】カラビナキーリング100は、上側リング150と下側リング160とを有する本体部110を含み、上側リングは閉鎖可能な開口を有する。上側リングと下側リングとは挟持部140によって分離される。挟持部は本体部の第1側部および第2側部を含み、本体部の第1側部と第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に挟持部を通過して上側リングに移動することがないように極めて近接している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側リングと下側リングとを有する本体部であって、前記上側リングは閉鎖可能な開口を有し、前記上側リングと前記下側リングとは挟持部によって分離されており、前記挟持部は前記本体部の第1側部および第2側部を含み、前記本体部の前記第1側部と前記第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過して前記上側リングに移動することがないように極めて近接している、本体部
を備えるキーリング。
【請求項2】
前記閉鎖可能な開口はカラビナゲートを有する、請求項1に記載のキーリング。
【請求項3】
前記本体部は長方形の断面を有する細材である、請求項1に記載のキーリング。
【請求項4】
前記本体部は円形の断面を有する細材である、請求項1に記載のキーリング。
【請求項5】
前記本体部は可撓性を有し、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過して前記上側リングに移動できるように、前記本体部の前記第1側部は屈曲されて前記本体部の前記第2側部から離間されるように構成される、請求項1に記載のキーリング。
【請求項6】
前記本体部は単一の素材である、請求項1に記載のキーリング。
【請求項7】
前記本体部は一体化された素材である、請求項1に記載のキーリング。
【請求項8】
前記上側リングの本体部のまわりに配置された物品が前記下側リングの本体部へと移動することができるように、前記上側リングと前記下側リングとが連続する、請求項1に記載のキーリング。
【請求項9】
キーリングを使用する方法であって、
上側リングと下側リングと、前記上側リングと前記下側リングを分離する挟持部を有し、前記上側リングは閉鎖可能な開口を有するキーリングを準備するステップと、
前記閉鎖可能な開口を開くステップと、
前記上側リングにおいて鍵をスライドさせるステップと、
前記閉鎖可能な開口を閉鎖させるステップと、
前記鍵が前記上側リングから前記下側リングへとスライドすることを前記挟持部が許容するように、前記キーリングの本体部を屈曲させるステップと、
前記挟持部が閉鎖するように前記本体部を解放するステップと
を備える方法。
【請求項10】
前記鍵が前記下側リングから前記上側リングへとスライドすることを前記挟持部が許容するように、前記キーリングの本体部を屈曲させるステップと、
前記鍵を前記下側リングから前記上側リングへとスライドさせるステップと、
前記挟持部が閉鎖するように前記本体部を解放するステップと、
前記閉鎖可能な開口を開くステップと、
前記鍵をスライドさせて前記上側リングから取り外すステップと、
前記閉鎖可能な開口を閉鎖するステップと
をさらに備える請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記閉鎖可能な開口がカラビナゲートを有する、請求項9に記載のキーリング。
【請求項12】
前記上側リングおよび前記下側リングは長方形の断面を有する細材で作られる、請求項9に記載のキーリング。
【請求項13】
前記上側リングおよび前記下側リングは円形の断面を有する細材で作られる、請求項9に記載のキーリング。
【請求項14】
カラビナ部とスロット部とを有する本体部であって、前記カラビナ部は閉鎖可能な開口を有し、挟持部は前記本体部の第1側部および第2側部を含み、前記本体部の前記第1側部と前記第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過することがないように極めて近接している、本体部
を備えるキーリング。
【請求項15】
前記本体部の前記第1側部は略管状部であり、前記本体部の前記第2側部は板状部である、請求項14に記載のキーリング。
【請求項16】
前記挟持部は前記閉鎖可能な開口に隣接する、請求項14に記載のキーリング。
【請求項17】
前記挟持部は、前記閉鎖可能な開口と反対側の前記本体部に位置する、請求項14に記載のキーリング。
【請求項18】
前記カラビナ部と前記スロット部とは連続するとともに、前記カラビナ部と前記スロット部とは挟持部によって分離される、請求項14に記載のキーリング。
【請求項19】
前記カラビナ部と前記スロット部とは連続しない、請求項14に記載のキーリング。
【請求項20】
前記本体部は単一の素材である、請求項14に記載のキーリング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
鍵を保持するためのリングは広く普及している。安全な保持機構を有しつつキーリングに鍵を追加する機能が最も重要である。さらに、時に、1つまたは複数のキーリングを結合させたり、キーリングを安全な保持部位に取り付けたりすることが望まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
一実施形態において、容易に物品に装着可能で、ユーザが素早く鍵を取付け、保持させることのできる安全なカラビナキーリングが提供される。さらに、カラビナを単純に使用しただけのものとくらべて、カラビナの使用中に鍵がすべり落ちる虞がない。ゲートを1つしか必要としないため、1つの領域を鍵を保持するために使用し、別の離れた領域で物品に装着されるダブルカラビナまたは他の類似の物品と対照的に、製造コストおよび複雑さが減少している。
【0003】
一実施形態において、キーリングは、上側リングと下側リングとを有する本体部を含み、上側リングは閉鎖可能な開口を有する。上側リングと下側リングとは挟持部によって分離される。挟持部は本体部の第1側部および第2側部を含み、本体部の第1側部と第2側部とは挟持部において、本体部の下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に挟持部を通過して上側リングに移動することがないように極めて近接している。所望により、閉鎖可能な開口はカラビナゲートを含む。一代替例において、本体部は長方形の断面を有する細材である。所望により、本体部は円形の断面を有する細材である。別の代替例において、本体部は可撓性を有し、本体部の下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に挟持部を通過して上側リングに移動できるように、本体部の第1側部は屈曲されて本体部の第2側部から離間されるように構成される。所望により、本体部は単一の素材(a single piece of
material)である。あるいは、本体部は一体化された素材(a unitary piece of material)である。一構成において、上側リングの本体部のまわりに配置された物品が下側リング
の本体部へと移動することができるように、上側リングと下側リングとは連続する。
【0004】
一実施形態において、キーリングを使用する方法は、上側リングと、下側リングと、上側リングと下側リングとを分離する挟持部を有し、上側リングは閉鎖可能な開口を有するキーリングを準備するステップを含む。方法はさらに、閉鎖可能な開口を開くステップと、上側リングにおいて鍵をスライドさせるステップとを含む。方法はさらに、閉鎖可能な開口を閉鎖させるステップと、鍵が上側リングから下側リングへとスライドすることを挟持部が許容するように、キーリングの本体部を屈曲させるステップとを含む。方法はさらに、挟持部が閉鎖するように本体部を解放するステップを含む。所望により、方法は、鍵が下側リングから上側リングへとスライドすることを挟持部が許容するように、キーリングの本体部を屈曲させるステップと、鍵を下側リングから上側リングへとスライドさせるステップと、挟持部が閉鎖するように本体部を解放するステップと、閉鎖可能な開口を開くステップと、鍵をスライドさせて上側リングから取り外すステップと、閉鎖可能な開口を閉鎖するステップとを含む。一代替例において、閉鎖可能な開口はカラビナゲートを含む。所望により、上側リングおよび下側リングは長方形の断面を有する細材で作られる。別の代替例において、上側リングおよび下側リングは円形の断面を有する細材で作られる。
【0005】
別の実施形態において、キーリングは、カラビナ部とスロット部とを有する本体部であって、カラビナ部は閉鎖可能な開口を有し、挟持部は本体部の第1側部および第2側部を含み、本体部の第1側部と第2側部とは挟持部において、本体部の下側リングに沿ってス
ライドする鍵が容易に挟持部を通過することがないように極めて近接している、本体部を含む。所望により、本体部の第1側部は略管状部であり、本体部の第2側部は板状部である。あるいは、挟持部は閉鎖可能な開口に隣接する。一代替例において、挟持部は、閉鎖可能な開口と反対側の本体部に位置する。所望により、カラビナ部とスロット部とは連続するとともに、カラビナ部とスロット部とは挟持部によって分離される。別の代替例において、カラビナ部とスロット部とは連続しない。所望により、本体部は単一の素材である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】安全なカラビナキーリングの一実施形態を示す図である。
図2】安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す図である。
図3】安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す図である。
図4】安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において記述されるのは、安全なカラビナキーリング、その使用方法および製造方法の実施形態である。
【0008】
図1は安全なカラビナキーリングの一実施形態を示す。カラビナキーリングの第1の態様が示される。カラビナキーリング100は、金属、プラスティック、ナイロンまたは他の類似の材料から作られ得るカラビナ本体部110を含む。カラビナキーリング100は、カラビナゲート取付部120とカラビナゲート130とを含む。金属ワイヤゲートが図示されているが、本開示に照らして当業者には明らかであるように、種々のゲートのうちの任意のものが使用され得る。安全なカラビナキーリング100は、挟持部140と、上側リング150と、下側リング160とをさらに含む。上側リング150および下側リング160は、任意の形状またはサイズのものでよい。示されている実施形態では、上側リング150はより小さく、下側リングは、そこに配置された鍵を効果的に保持するために、より丸みを帯び、より大きい。上側リング150および下側リング160は、単一の素材から作られるように示されている。このことは、複数の素材から作られた装置にくらべて挟持部140での屈曲が良好になるので、多くの構成において有利であり得る。
【0009】
挟持部140は、上側および下側リング150,160の間を分離させる。使用時には、ユーザは、カラビナゲート130を開いて、鍵を上側リング150に配置する。次いで、ユーザは、安全なカラビナキーリング100の本体部を屈曲させて挟持部140の側部間を離間させ、下側リング160のより安全な位置へと鍵をスライドさせることができる。この屈曲は、安全なカラビナキーリング100の本体部を引っ張ること、または鍵を挟持部140に向かって押し込むことによって行われる。2つめのケースでは、鍵自体が楔のように働き、挟持部140において本体部の側部間を離間させる。挟持部140において本体部の側部を解放することで、鍵は下側リング160に安全に保持される。
【0010】
結果としてもたらされる構成は、鍵のための非常に安全なホルダを提供すると同時に、鍵の容易な挿入と取り外しを可能としている。使用時には、ユーザがカラビナ部を使用して別の物体に安全なカラビナキーリング100を取り付けたとき、下側リング160にある鍵は、ユーザが望まない限り、挟持部140を通過する虞がない。ゲート120が閉鎖されると、鍵を取り扱って挟持部140を通過させ上側リング150へ移動したとしても、ゲートが鍵を安全にカラビナキーリング100に保持する。したがって、挟持部はきつく閉じられるべきではあるが、ユーザが鍵を挟持部140を通過させるのが極端に難しくなるほどきつくするべきではない。他のタイプのキーリングとは対照的に、カラビナ部によっても鍵は上側リング150に保持されるため、使用中に鍵が抜け出ないように挟持部140を極度にきつくする必要はない。典型的には、他のキーリングでは、挟持部が使用
される場合、挟持部は安全ではあるが鍵の取り外しが非常に難しくなるか、鍵を容易に取り外せるが挟持部が安全ではなくなるかのどちらかである。
【0011】
安全なカラビナキーリングは、まず鍵をカラビナゲートを通過させ、次いでバネによる負荷のかかった挟持部を通過させることで、鍵を保持する。挟持部のバネによる負荷は、その形状と材料(バネ鋼でよい)による機能である。他の金属やプラスティックを含む、類似の機械的特性を有する他の材料も使用され得る。
【0012】
安全なカラビナキーリングは非常に安全であると同時に、鍵の装着および取り外しはともに容易である。多くのキーホルダーは、そのどちらかであって、もしキーホルダーが非常に安全であるなら、そのキーホルダーでは鍵の装着および取り外しが非常に困難である。安全なカラビナキーリングは、割りリングに装着するのが難しい大きなプラスティックのへッドを有する鍵に最適であり得る。
【0013】
図2は安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す。この実施形態において、キーリング200は、取付部220を有するゲート210と、ゲート210を受けるフック230を含む。受け孔を有する鍵またはその他の物品はキーリング200の本体部に沿ってスライドし、まずフック230を超え、次いで挟持部240へと向かうことができる。挟持部240では、挟持部240のどちらかの側の装置本体部が屈曲し、鍵またはその他の物品を本体部241、242を通過させることができる。この形態においては、本体部242は板状部であり、本体部241は幾分か丸みを置いた管状部である。鍵またはその他の物品はスロット250内に止められる。図示されるように、ダブルカラビナ260など他の物品も、スロット250に装着され得る。
【0014】
図3は安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す。この実施形態において、キーリング200は、取付部220を有するゲート210と、ゲート210を受けるフック230を含む。受け孔を有する鍵またはその他の物品はゲート210に沿ってスライドし、挟持部340へと向かうことができる。鍵またはその他の物品はスロット250内に止められる。この実施形態は図2に示す実施形態と類似のものであるが、挟持部340の位置が異なる。
【0015】
図4は安全なカラビナキーリングの別の実施形態を示す。この実施形態において、キーリング400は、取付部420を有するゲート410と、ゲート410を受けるフック430を含む。この実施形態において、挟持部440は主カラビナ部の一部ではない。その代わりに、挟持部440はカラビナ部と連続しない位置に存在する。屈曲点440のどちらかの側の本体部441、442が屈曲して鍵またはその他の物品がスロット450から抜け出すことを可能にする。挟持部440およびすべての実施形態に示されるすべての挟持部には、多くの代替的な位置が存在する。例えば、挟持部440は、図4の栓抜き部の一部として存在してもよい。代替的な実施形態において、鍵またはその他の物品のための中心領域を提供するための挟持部および挟持部のどちらかの側のカラビナ部が複数あってもよく、どちらかの端部に複数のカラビナ部があってもよい。これによって、図1に示されるカラビナ部が実質的に倍増し、1つのカラビナ部は鍵保持領域のどちらかの側にあり、挟持部がそれぞれのカラビナ部から鍵保持領域を分離させる。複数のカラビナ部は互いに一直線になる必要はなく、互いに垂直でもよく、または任意の他の配置でもよい。
【0016】
上記の詳細な説明は、安全なカラビナキーリングを作製するための機構および方法ならびに安全なカラビナキーリングの機構を実現するための少数の実施形態についてのものであり、範囲の限定を意図していない。以下の特許請求の範囲において、より詳細に開示された、安全なカラビナキーリングを作製するための機構および方法ならびに安全なカラビナキーリングの機構の多くの実施形態を明記する。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-12-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側リングと下側リングとを有する本体部であって、前記上側リングは閉鎖可能な開口を有し、前記上側リングと前記下側リングとは挟持部によって分離されており、前記挟持部は前記本体部の第1側部および第2側部を含み、前記本体部の前記第1側部と前記第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過して前記上側リングに移動することがないように極めて近接している、本体部
を備えるキーリング。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
上記の詳細な説明は、安全なカラビナキーリングを作製するための機構および方法ならびに安全なカラビナキーリングの機構を実現するための少数の実施形態についてのものであり、範囲の限定を意図していない。以下の特許請求の範囲において、より詳細に開示された、安全なカラビナキーリングを作製するための機構および方法ならびに安全なカラビナキーリングの機構の多くの実施形態を明記する。
以上説明したように、本発明は以下の形態を有する。
形態1
上側リングと下側リングとを有する本体部であって、前記上側リングは閉鎖可能な開口を有し、前記上側リングと前記下側リングとは挟持部によって分離されており、前記挟持部は前記本体部の第1側部および第2側部を含み、前記本体部の前記第1側部と前記第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過して前記上側リングに移動することがないように極めて近接している、本体部
を備えるキーリング。
形態2
前記閉鎖可能な開口はカラビナゲートを有する、形態1に記載のキーリング。
形態3
前記本体部は長方形の断面を有する細材である、形態1に記載のキーリング。
形態4
前記本体部は円形の断面を有する細材である、形態1に記載のキーリング。
形態5
前記本体部は可撓性を有し、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過して前記上側リングに移動できるように、前記本体部の前記第1側部は屈曲されて前記本体部の前記第2側部から離間されるように構成される、形態1に記載のキーリング。
形態6
前記本体部は単一の素材である、形態1に記載のキーリング。
形態7
前記本体部は一体化された素材である、形態1に記載のキーリング。
形態8
前記上側リングの本体部のまわりに配置された物品が前記下側リングの本体部へと移動することができるように、前記上側リングと前記下側リングとが連続する、形態1に記載のキーリング。
形態9
キーリングを使用する方法であって、
上側リングと下側リングと、前記上側リングと前記下側リングを分離する挟持部を有し、前記上側リングは閉鎖可能な開口を有するキーリングを準備するステップと、
前記閉鎖可能な開口を開くステップと、
前記上側リングにおいて鍵をスライドさせるステップと、
前記閉鎖可能な開口を閉鎖させるステップと、
前記鍵が前記上側リングから前記下側リングへとスライドすることを前記挟持部が許容するように、前記キーリングの本体部を屈曲させるステップと、
前記挟持部が閉鎖するように前記本体部を解放するステップと
を備える方法。
形態10
前記鍵が前記下側リングから前記上側リングへとスライドすることを前記挟持部が許容するように、前記キーリングの本体部を屈曲させるステップと、
前記鍵を前記下側リングから前記上側リングへとスライドさせるステップと、
前記挟持部が閉鎖するように前記本体部を解放するステップと、
前記閉鎖可能な開口を開くステップと、
前記鍵をスライドさせて前記上側リングから取り外すステップと、
前記閉鎖可能な開口を閉鎖するステップと
をさらに備える形態9に記載の方法。
形態11
前記閉鎖可能な開口がカラビナゲートを有する、形態9に記載のキーリング。
形態12
前記上側リングおよび前記下側リングは長方形の断面を有する細材で作られる、形態9に記載のキーリング。
形態13
前記上側リングおよび前記下側リングは円形の断面を有する細材で作られる、形態9に記載のキーリング。
形態14
カラビナ部とスロット部とを有する本体部であって、前記カラビナ部は閉鎖可能な開口を有し、挟持部は前記本体部の第1側部および第2側部を含み、前記本体部の前記第1側部と前記第2側部とは前記挟持部において、前記本体部の前記下側リングに沿ってスライドする鍵が容易に前記挟持部を通過することがないように極めて近接している、本体部
を備えるキーリング。
形態15
前記本体部の前記第1側部は略管状部であり、前記本体部の前記第2側部は板状部である、形態14に記載のキーリング。
形態16
前記挟持部は前記閉鎖可能な開口に隣接する、形態14に記載のキーリング。
形態17
前記挟持部は、前記閉鎖可能な開口と反対側の前記本体部に位置する、形態14に記載のキーリング。
形態18
前記カラビナ部と前記スロット部とは連続するとともに、前記カラビナ部と前記スロット部とは挟持部によって分離される、形態14に記載のキーリング。
形態19
前記カラビナ部と前記スロット部とは連続しない、形態14に記載のキーリング。
形態20
前記本体部は単一の素材である、形態14に記載のキーリング。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラビナキーリングであって、
カラビナ本体部と、
前記カラビナ本体部のカラビナゲート取付部と、
前記取付部に取り付けられたカラビナゲートと、
前記カラビナ本体部の挟持部とを有し、
前記挟持部が上側リングと下側リングを形成し、
前記上側リングと前記下側リングは単一の素材から作られていて、前記挟持部での屈曲がより良好になり、
前記カラビナ本体部を屈曲させて前記挟持部の側部間を離間させることによって鍵を、前記カラビナゲートを含む前記上部リングから前記下部リングに通過させることができ、
前記屈曲は、前記カラビナ本体部を引っ張ること、または前記鍵を前記挟持部に向かって押し込むことによって行われ、それによって前記鍵自体が楔のように働き、前記挟持部において前記カラビナ本体部の側部間を離間させ、
前記挟持部はきつく閉じられるが、ユーザが前記鍵を前記挟持部を通過させるのが極端に難しくなるほどきつく閉じられず、
前記カラビナゲートが閉鎖されると、前記鍵を取り扱って前記挟持部を通過させ前記上部リングへ移動しても、前記カラビナゲートは前記鍵を安全な前記カラビナキーリングに安全に保持するカラビナキーリング。
【外国語明細書】