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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125188
(43)【公開日】2024-09-13
(54)【発明の名称】プラグ装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/629 20060101AFI20240906BHJP
   H01R 13/64 20060101ALI20240906BHJP
【FI】
H01R13/629
H01R13/64
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024028004
(22)【出願日】2024-02-28
(31)【優先権主張番号】10 2023 105 353.1
(32)【優先日】2023-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】518345815
【氏名又は名称】ティーイー コネクティビティ ソリューソンズ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(74)【代理人】
【識別番号】100229736
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 剛
(72)【発明者】
【氏名】カルシュテン ブック
(72)【発明者】
【氏名】マクシミリアン ファイール
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA09
5E021FB07
5E021FB21
5E021FC29
5E021HB02
5E021HB04
5E021HB09
5E021HB11
5E021HC14
5E021HC37
5E021KA06
5E021KA15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】容易な組立ておよび分解を可能にするプラグ装置を提供する。
【解決手段】プラグ装置(100)であって、プラグ接続方向(S)に沿って相手側プラグにプラグ接続可能なプラグ(120)のためのハウジング部(20)と、ハウジング部に取り付け可能であり、取付け状態で、初期位置(31)から最終位置へ旋回可能な旋回レバー(30)とを備え、プラグ装置はブロック要素(40)を有し、ブロック要素は、ブロック位置(41)から解放位置へ移動可能であり、ブロック位置で、初期位置からの旋回レバーの旋回をブロックし、解放位置で、旋回レバーの旋回を解放し、ブロック要素は駆動要素を有し、駆動要素を、相手側プラグによって作動させることができ、駆動要素により、ブロック要素は、相手側プラグによってブロック位置へ移動する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグ装置(100)であって、
前記プラグ装置(100)は、
- プラグ接続方向(S)に沿って相手側プラグ(200)にプラグ接続可能なプラグ(120)のためのハウジング部(20)と、
- 前記ハウジング部(20)に取り付け可能であり、取付け状態で、初期位置(31)から最終位置(32)へ旋回可能な旋回レバー(30)と
を備え、

前記装置(100)は、ブロック要素(40)を有し、
前記ブロック要素(40)は、ブロック位置(41)から解放位置(42)へ移動可能であり、前記ブロック位置(41)で、前記初期位置(31)からの前記旋回レバー(30)の旋回をブロックし、前記解放位置(42)で、前記旋回レバー(30)の旋回を解放し、

前記ブロック要素(40)は、前記相手側プラグ(200)によって作動可能な駆動要素(50)を有し、
前記駆動要素(50)により、前記ブロック要素(40)は、前記相手側プラグ(200)によって前記ブロック位置(41)へ移動するように構成されている、

プラグ装置(100)。
【請求項2】
前記駆動要素(50)は、前記相手側プラグ(200)と相互作用する形状嵌合要素(50)を含む、
請求項1に記載のプラグ装置(100)。
【請求項3】
前記駆動要素(50)は、前記初期位置(31)のみで前記相手側プラグ(200)と相互作用するように構成されている、
請求項1または2に記載のプラグ装置(100)。
【請求項4】
前記駆動要素(50)は、前記ブロック要素(40)が前記ブロック位置(41)に到達したときに作動停止するように構成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項5】
前記駆動要素(50)は、前記プラグ(120)と前記相手側プラグ(200)との間の規定の引張力を超えたときに作動停止するように構成されている、
請求項1から4のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項6】
前記ブロック要素(40)は、前記旋回レバー(30)に可動に取り付けられている、
請求項1から5のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項7】
前記ブロック要素(40)は、固定要素(70)を含み、
前記固定要素(70)は、前記旋回レバー(30)が前記最終位置(32)に到達したときに前記ブロック要素(40)を前記ハウジング部(20)に自動的に固定するように構成されている、
請求項1から6のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項8】
前記固定要素(70)を取り外す取外し要素(80)が、前記ブロック位置(41)ではアクセスできないように配置されている、
請求項7に記載のプラグ装置(100)。
【請求項9】
前記取外し要素(80)は、前記ブロック位置(41)では前記旋回レバー(30)によって覆われている、
請求項7または8に記載のプラグ装置(100)。
【請求項10】
前記旋回レバー(30)が前記最終位置(32)にあるときに、前記ブロック要素(40)を前記ブロック位置(41)に移動させることができる、
請求項1から9のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項11】
少なくとも前記解放位置(41)で、前記ブロック要素(40)は前記旋回レバー(30)のための延長要素(35)である、
請求項1から10のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項12】
前記ブロック要素は、前記相手側プラグ(200)によって前記ブロック位置(41)に引き込まれる、
請求項1から11のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項13】
前記ブロック要素(40)を、前記相手側プラグ(200)によって前記解放位置(42)に移動させることができる、
請求項1から12のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか一項に記載のプラグ装置および相手側プラグ(200)のハウジング部(21)。
【請求項15】
引張り機構(52)を備え、
前記引張り機構(52)は、前記旋回レバー(30)が前記初期位置(31)から前記最終位置(32)へ移動するときに前記プラグ(120)を前記相手側プラグ(200)側へ引くように構成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグ接続方向に沿って相手側プラグにプラグ接続可能なプラグのためのハウジング部と、ハウジング部に取り付け可能な旋回レバーとを備えるプラグ装置(plug arrangement)に関する。
【背景技術】
【0002】
旋回レバーを使用して、例えば、プラグを相手側プラグに対して動かし、プラグを相手側プラグに押し込むか、または相手側プラグをプラグに押し込むことができる。代わりにまたは加えて、旋回レバーを使用して、プラグを相手側プラグに固定することができる。
【0003】
旋回レバーを取付け状態で初期位置から最終位置へ旋回させることができる解決策が知られており、ここでは、装置は、ブロック位置から解放位置へ移動可能なブロック要素を有し、ブロック要素は、ブロック位置で旋回レバーの初期位置からの旋回をブロックし、解放位置で旋回レバーの旋回を解放する。
【0004】
しかしながら、これらの解決策は、組立ておよび分解が複雑であることが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、容易な組立ておよび分解を可能にする解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、これは、駆動要素を有するブロック要素によって解決され、この駆動要素は、相手側プラグによって作動させることができ、この駆動要素により、ブロック要素は、相手側プラグによってブロック位置へ移動する。
【0007】
この解決策は、プラグが相手側プラグから切り離されるときに、ブロック要素を相手側プラグによってブロック位置に引き込むことができるという利点を有する。その後に相手側プラグが差し込まれるときに、旋回レバーを調節する必要がない。これにより、組立ておよび分解が簡略化される。
【0008】
本発明による解決策を、以下のさらなる発展および構成によってさらに改良することができ、これらの発展および構成は、それぞれ個々に好ましく、望み通り互いに組み合わせることができる。
【0009】
ブロック位置へのブロック要素の移動は、プラグが相手側プラグから切り離されるときに自動的に行うことができる。このような構成により、移動のための手動または機械的作動の追加のステップを省くことができる。
【0010】
さらなる構成によれば、切離し中に、ブロック要素を解放位置からブロック位置へ移動させることができる。その結果、例えば、ブロック要素を解放位置から別の位置へ手動で移動させ、次にそこからブロック位置へ移動させる追加のステップが不要になるため、動作を簡略化することができる。
【0011】
駆動要素は、例えば相手側プラグの他の要素も含む駆動機構の一部であってよい。相手側プラグの既存の部分または領域を駆動機構で使用して、従来の相手側プラグを引き続き使用できるようにしてもよい。他の構成において、駆動機構の一部である特別に構成された新しい要素が、相手側プラグに存在してもよい。
【0012】
初期位置で、プラグを相手側プラグに接続すること、特に、プラグ接続方向に沿ってプラグを差し込むまたはプラグ接続することが可能であってよい。
【0013】
最終位置で、プラグを、特にプラグ接続方向と反対に引き離されることに対抗して、相手側プラグに固定することができる。
【0014】
好ましい構成によれば、駆動要素は、相手側プラグと相互作用する形状嵌合要素を有することができる。このような解決策により、簡単で安全な駆動が可能になる。特に、プラグ接続方向に逆らって作用する形状嵌合要素が、駆動要素に存在してもよい。相手側プラグは、駆動要素の形状嵌合要素と相互作用する(形状嵌合)相手側要素を有することができる。形状嵌合要素は、例えば、突起、凹部、止め、またはラッチ要素であってよい。特に、形状嵌合要素は、プラグ接続方向に逆らって作用することができる。形状嵌合要素は、プラグ接続方向とは逆を向く形状嵌合面または当接面を有することができる。例えば、形状嵌合要素は、プラグ接続方向に対して垂直に延びるか、またはプラグ接続方向に対して垂直に延びる平面に対してわずかに傾斜して延びる。表面が反対方向に延びる、対応する相手側要素が、相手側プラグに存在してもよい。特に、相互作用する形状嵌合要素の表面が、少なくとも部分的に互いに相補的であってよい。
【0015】
形状嵌合による駆動の代わりにまたはそれに加えて、他の原理、例えば圧力嵌めを使用してもよい。すなわち、2つの相互作用する表面間でプラグ接続方向に対して垂直に作用する力が、存在する摩擦により、ブロック要素をブロック位置に移動させるのに十分に大きい。
【0016】
別の可能な原理は、2つの相互作用する要素間の十分に大きい磁気力または電気力による駆動である。
【0017】
1つの可能な構成において、駆動要素を、初期位置のみで相手側プラグと相互作用するように構成することができる。初期位置以外では、特に最終位置においては、駆動要素は、相手側プラグに対する駆動効果を有していなくてよい。例えば、形状嵌合要素を解放することができる。
【0018】
駆動要素は、旋回レバーを初期位置に動かしたときに自動的に作動するように、すなわち、相手側プラグに対する駆動効果を実現するように、特別に構成されてよい。形状嵌合による駆動の場合、例えば、作動状態で形状嵌合が存在してもよく、すなわち対応する部分が互いに係合する。他方、駆動要素は、旋回レバーが初期位置から旋回したとき、かつ/または最終位置に移動したときに、自動的に作動停止するように構成されてよい。ここでは、作動停止とは、相手側プラグに対する駆動効果が全くまたは不十分にしか実現されないことを意味する。形状嵌合による駆動の特別な場合、作動状態で対応する形状嵌合がなく、すなわち対応する要素が互いに係合しない。
【0019】
別の構成において、駆動要素は、初期位置以外では、特に旋回レバーのすべての位置で作動してもよい。
【0020】
好ましい実施形態によれば、駆動要素は、ブロック要素がブロック位置に到達したときまたはこれを越えたときに、作動停止するように構成されてよい。その結果、簡単な動作が可能になる。その後、プラグを相手側プラグから容易に切り離すことができる。ブロック位置に到達したときに、作動停止を自動的に行うことができる。これにより、追加のステップで手動または機械的に作動停止する必要がなくなる。
【0021】
あるいはまたは加えて、駆動要素は、プラグと相手側プラグとの間の規定の引張力を超えたときに作動停止するように構成されてよい。ここでも、作動停止は自動であってよい。この解決策により、プラグと相手側プラグとを引き離すことによって、プラグを相手側プラグから容易に切り離すことができる。既定の引張力に達していない限り、ブロック要素は相手側プラグによって駆動される。ブロック位置に到達するかまたはこれを越えると、引張力は増大し、駆動要素は作動停止される。このような規定の引張力の大きさは、国家規格、国際規格、社内規格、または他の規格において規定され得る。
【0022】
駆動要素は、例えば、ブロック位置に到達するかまたはこれを越えるとすぐに規定の反力が生じるように構成されてよい。ブロック位置に到達する前は、反力は、例えば、ブロック要素が他の部品、例えば旋回レバーまたはハウジング部に対して動くときに生じる摺動摩擦によって主に規定され得る。ブロック位置に到達するとすぐに、追加の機構、例えば、プラグ接続方向に対して垂直に延びるか、または垂直線に対して多少傾斜して延びる表面の形状嵌合が生じることができる。後者の場合に、関与する表面のうちの少なくとも1つが、プラグ接続方向に対して垂直に撓むことが可能な要素に取り付けられると、例えば、対応する大きい力を加えることによって、プラグ接続方向に対して垂直な撓みを実現することができる。これにより、表面を自動的に解放することができる。撓むことが可能な要素の十分な撓みのための力の強度を、材料の適切な長さ、厚さ、および幅を選択することによって、望み通りに変化させることができる。それに応じて、表面の傾斜角度も調節することができる。
【0023】
ブロック要素を、旋回レバーに可動に取り付けることができ、特に変位可能に取り付けることができる。このために、軸受要素を、ブロック要素および/または旋回レバーに設けることができる。軸受要素を、例えば、ストリップまたは溝などの突起または凹部として形成することができる。
【0024】
ブロック要素と旋回レバーとは、別個の部品であってよい。ブロック要素と旋回レバーとを別個に製造した後に、互いに取り付けることができる。ブロック要素と旋回レバーとは、例えば、様々な機能を適切に実行することができるように、異なる材料から形成されていてよい。
【0025】
好ましい構成において、ブロック要素を、旋回レバーにおいて案内することができる。ブロック要素および/または旋回レバーは、回転または並進、特に直線ガイド要素を有することができる。
【0026】
ブロック要素は、旋回レバーと共に動くことができる。ブロック要素および旋回レバーのうちの一方を、旋回レバーが旋回するとブロック要素も動くように構成することができる。
【0027】
一実施形態によれば、ブロック要素は、旋回レバーが最終位置に到達したときにブロック要素をハウジング部に自動的に固定するように構成された固定要素を有することができる。この場合、固定とは、特に、最終位置からの意図しない撓みに対抗する固定を意味する。旋回レバーを、ブロック要素を介してハウジング部に間接的に固定することができる。
【0028】
固定要素は、例えば、ハウジング部とのラッチを可能にするラッチ要素であってよい。固定要素は、既存のハウジング部もしくは要素を使用する固定機構の一部であっても、ハウジング部の少なくとも1つの特別に構成された新しい相手側要素を含んでもよい。
【0029】
必要な空間を最小限に抑え、かつ/または自動的な固定を可能にするために、旋回レバーが最終位置にあるときに、ブロック要素をブロック位置に移動させることができる。別の構成において、ブロック要素を、ブロック位置と解放位置との間の中間位置に移動させることができ、中間位置で、ブロック要素を固定させることにより、必要な空間を小さくすることができる。
【0030】
プラグ装置は、プラグが相手側プラグに完全にプラグ接続されていない場合に、ブロック要素が解放位置から特にブロック位置へ移動することを止める止め機構を有することができる。止め機構は、相手側プラグによって解放可能な、ブロック要素の止め要素を有することができる。これは、例えば、相手側プラグの突起によって撓むことが可能なラッチ要素であってよく、このラッチ要素は、撓んだ状態にないときに移動を止める。移動しようとした場合、止め要素は、例えば、旋回レバーに取り付けられた相手側要素に当接することができる。止め機構は、ブロック要素を解放位置に戻すことができるように構成されることが好ましい。
【0031】
好ましい構成によれば、固定要素が固定要素により取り外される取外し要素を、ブロック位置ではアクセスできないように配置することができる。これは、意図しない取外しを防ぐことができる。ここでは、アクセスできないとは、特に、ユーザまたは装置がアクセスできないことを意味する。これは、例えば、規格化された試験指が要素に到達できないことによって定義され得る。特に、ブロック位置で、解放方向に沿ったアクセスが可能であってはならない。解放方向は、固定要素を取り外すために取外し要素に力を加えなければならない方向として定義され得る。特に、取外し要素は、解放位置のみで完全にアクセス可能であってよい。他の位置で、取外し要素は、少なくとも部分的にアクセス可能であってよい。
【0032】
1つの可能な実施形態は、ブロック位置で、取外し要素が旋回レバーによって覆われることである。言い換えると、少なくとも解放方向に沿って、旋回レバーの一部が、取外し要素を覆うまたはシールドすることができる。
【0033】
レバー長さを大きくし、それにより旋回に必要な力を小さくするために、ブロック要素は、少なくとも解放位置で、旋回レバーの延長要素であってよい。他の位置、特にブロック位置で、ブロック要素によるレバー長さの著しい延長はなくてよい。旋回レバーのレバー長さの最大1.1倍は、著しい延長とは考えられない。この文脈において、レバー長さは、旋回軸(シャフトの中心軸など)と作動部分および/または旋回レバーの外端部との間で測定され得る。
【0034】
1つの可能な駆動の構成は、ブロック要素が相手側プラグによってブロック位置に引き込まれることである。これにより、簡単で安全な電力伝送が可能になり得る。
【0035】
代替構成において、駆動を押圧として構成することができ、すなわち、ブロック要素は、相手側プラグによってブロック位置に押圧されまたは押し込まれる。
【0036】
ブロック位置への好ましくは自動的な移動に加えて、プラグ装置は、ブロック要素を相手側プラグによって解放位置に移動させる、特に動かすことができるように構成されてよい。これは、例えば、プラグと相手側プラグとがプラグ接続されたときに自動的に行うことができる。その結果、動作がより容易になる。特に、ブロック要素を、相手側プラグによってブロック位置から解放位置へ移動させることができる。
【0037】
駆動要素について説明したラッチ機構と同様に、規定の力を超えたときに自動的に外れる、プラグ接続方向の形状嵌合があってもよい。
【0038】
1つの可能な構成によれば、旋回レバーは、ハウジング部に対して回転的にのみ可動であり、並進的に可動でなくてよい。これにより、構成を簡略化することができる。
【0039】
プラグ装置は、相手側プラグの少なくとも1つのハウジング部をさらに備えることができる。
【0040】
さらに、プラグ装置は、旋回レバーが初期位置から最終位置へ移動するときにプラグを相手側プラグ側へ引く引張り機構を有することができる。このような引張り機構は、例えば、歯車、ギヤラックなどを有する歯付き機構として、または突起および渦巻きガイドを有する渦巻きガイド機構として構成されてよい。
【0041】
あるいは、駆動要素はブロック要素をブロック位置へ戻すので、駆動要素を戻し要素と呼んでもよい。
【0042】
以下で、図面を参照しながら、好ましい構成を用いて、本発明をより詳細に説明する。本明細書に示す好ましいさらなる発展および構成は、それぞれ互いに独立しており、適用における必要に応じて、望み通り互いに組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】旋回レバーが初期位置にあり、ブロック要素がブロック位置にある、プラグ装置の概略部分断面斜視図である。
図2】旋回レバーが初期位置にあり、ブロック要素が解放位置にある、図1のプラグ装置の概略部分断面斜視図である。
図3】旋回レバーが最終位置にあり、ブロック要素がブロック位置にある、図1および図2に示すプラグ装置の概略部分断面斜視図である。
図4A】ラッチ状態にある、図1図3のプラグ装置の駆動機構の概略部分断面斜視図である。
図4B】取外し状態にある、図4Aに示す駆動機構の概略部分断面斜視図である。
図5図1図3の実施形態のラッチ機構の概略斜視図である。
図6】保持機構の好ましい構成の概略部分断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
図1図5は、プラグ装置100の第1の実施形態を示す。図6に、例えば第1の実施形態でも使用可能な保持機構99の特別な構成が示されている。
【0045】
プラグ装置100は、いずれの場合も、プラグ120のハウジング部20を備える。プラグ120は、例えば、電力または信号が伝送される電気プラグであってよい。このために、さらなる要素、特に電気コンタクト要素(図示せず)がプラグ120に存在してもよい。したがって、図示のプラグ120は、ケーブルに接続されてよく、その後、電力または信号を相手側プラグ200に伝送するために使用される。図示の相手側プラグ200は、例えば製品ハウジングに取り付け可能なヘッダとして構成されている。
【0046】
他の構成において、例えば、光信号の伝送のため、空気圧または油圧接続などのための他のプラグも可能である。必ずしも差し込まれないコネクタを使用することも可能である。
【0047】
プラグ120は、プラグ接続方向Sに沿って相手側プラグ200にプラグ接続するように構成されている。第1のステップで、プラグ120は、例えば、相手側プラグ200に手動で容易にプラグ接続される。次に大きい押圧力または嵌合力を生じさせるために、プラグ装置100は、ハウジング部20に取り付け可能な旋回レバー30を有する。図示の旋回レバー30は、ハウジング部20に対して回転的に動くこと、したがって旋回することのみが可能である。他の構成において、ハウジング部20に対する旋回レバー30の少なくともいくつかの位置に、少なくとも部分的な並進相対可動性を与えてもよい。
【0048】
プラグ21と相手側プラグ200とを互いに向けて動かすために、プラグ装置100は、ここでは歯付き機構260として構成された引張り機構250を有する。相手側プラグ200のハウジング部220のギヤラック262および旋回レバー30の歯車セグメント263に形成された歯261が、互いに係合し、旋回レバー30の旋回方向Lに沿った旋回運動を並進相対運動に変換する。レバー効果により、これに必要な、旋回レバー30の作動部分37に加えられる力を、比較的小さくすることができる。
【0049】
図示の例において、旋回レバー30を、初期位置31から最終位置32へ動かす、特に回転させることができる。旋回レバー30が止めに当接することによって、初期位置31および最終位置32を越える旋回を防ぐことができる。しかしながら、他の構成において、初期位置31および/または最終位置32を越える旋回も可能であってよい。
【0050】
しかしながら、ブロック要素40が解放位置42にある場合のみ、旋回レバー30を初期位置31から旋回させることが可能である。他方、ブロック要素40がブロック位置41にある場合、旋回レバー30は、ブロック要素40によって、ハウジング部20に対する旋回がブロックされる。図示の実施形態において、ブロック要素40は、旋回レバー30に取り付けられ、旋回レバー30に対して変位可能であるように案内される。ブロック位置41および解放位置42は、ここでは、ブロック要素40に対する旋回レバー30の相対位置を指す。ブロック要素40のブロック効果は、ここでは、突出アーム44の形態のブロック要素40の形状嵌合要素43がハウジング部20の凹部48に係合することによって実現される。
【0051】
ブロック要素40および凹部48によって実現されたブロック効果49を外すために、ブロック要素40は、旋回レバー30を取り付けたハウジング部20のシャフト23から離れる方向に、したがって、図示の例では、プラグ接続方向Sに逆らって動かされる。これは、ここでは、相手側プラグ200がプラグ20にプラグ接続されたときに、相手側プラグ200のハウジング部220によって実現される。したがって、ユーザまたはブロック要素40の装置による特別な追加の動作なしで、ブロック要素40は解放位置42へ自動的に移動する。
【0052】
ブロック要素40は、旋回レバー30の延長要素35を同時に形成するため、それにより、レバー長さ39は延長され、旋回に必要な力がさらに最小限に抑えられる。さらに、このような構成は、例えば図1に示すような輸送状態で、レバー長さ39が比較的短く、したがって、損傷の危険が低減されるという利点を有する。レバー長さ39は、ここでは、2つのレバー部分38の間に位置する作動部分37と、シャフト23の中心軸または回転軸との間の距離として定義される。同時に、プラグ装置100は、ブロック機構49によって、プラグ接続プロセスに必要な構成に既に保持されている。特に、旋回レバー30の旋回位置は、初期位置31に固定されている。
【0053】
ブロック要素40をブロック位置41からの意図しない変位に対抗して固定するために、保持機構99(例えば、図6の特に好ましい構成を参照)を設けることができる。図示の例において、保持機構99は、ブロック要素40の残りの部分と一体に形成された保持要素95を有し、この保持要素95は、外方に突出した、弾性的に内方に撓むことが可能な突起97を特に有し、回転レバーまたは旋回レバー30の凹部96および突起97にラッチすることができる。突起97の表面98が、旋回レバー30に対するブロック要素40の運動方向に対して正確に垂直に延びておらず、わずかに傾斜していることにより、相手側プラグ20によって加えられてブロック要素40に作用する力がある一定の閾値を超えると、ブロック効果は保持機構99によって自動的に打ち消される。その後、突起95は、弾性的に撓み、突起97から解放される。
【0054】
次に、旋回レバー30が初期位置31から回転方向Dに沿って、90度ずれた最終位置32へ旋回すると、旋回レバー30はハウジング部20上で横になる。最終位置32に到達すると、旋回レバー30は、固定機構79によって、ハウジング部20に対して自動的に固定される。これは、ブロック要素40のラッチ要素71の形態の固定要素70がハウジング部20の対応する要素75にラッチすることによって実現される。これらの要素は、形状嵌合要素74、76として構成され、ラッチ状態でブロック要素40とハウジング部20との形状嵌合を実現する。この状態のブロック要素40が、旋回レバー30に対して、ハウジング20の上側に平行な横方向Q1に沿ってのみ変位可能であることにより、旋回レバー30はハウジング部20に間接的に留められている。
【0055】
ブロック要素40の固定要素70は、アーム72からハウジング20に向かって内方へ突出する突起73として構成されている。ハウジング部20の要素75は、レッジ77として構成されているため、固定要素70、したがってブロック要素40の、ハウジング20の上側に平行な第1の横方向Q1に沿った動きが可能になる。したがって、ブロック要素40を、解放位置42からブロック位置41へ戻すことができる。
【0056】
しかしながら、このような移動は、止め機構94が相手側プラグ20のハウジング部220によって作動停止されている場合のみ可能である。作動は、ハウジング部220の突起91によって行われ、この突起91は、プラグ120のハウジング部20を通って突出し、プラグ120が相手側プラグ200(ここでは特に、ハウジング部20、220)に完全にプラグ接続されたときのみ、ブロック要素40の止め要素90を弾性的に撓ませる。ここでは、止め要素90も、弾性的に撓むことが可能なアーム93から突出する突起92を含む。止め要素90も、ブロック要素40の残りの部分と一体である。
【0057】
他の機構と同様に、傾斜したオーバーラン斜面を止め側とは反対側に設けることによって、止め位置への容易な戻りを実現することができる。
【0058】
止め機構94の止め要素90は、保持機構99の保持要素95として同時に機能することができると有利である。これにより、複雑性および重量が低減し、簡単な製造が可能になる。
【0059】
固定機構79により生じたラッチを外すために、取外し要素80がブロック要素40に設けられている。これは、プッシャ81として構成され、ここではハウジング部20の上側に対して垂直に延びる解放方向Lに沿った押圧が、固定面70における取外し運動に変換される。取外し要素80は、固定要素70およびブロック要素40の残りの部分に一体に接続されている。十分な可動性を可能にする軸受が、薄い材料ブリッジ82によって実現される。
【0060】
図3に示す状態で、ブロック要素40は、既にブロック位置41にある。そこでは、取外し要素80は、透過的に示す旋回レバー30によって覆われている。したがって、ユーザは取外し要素80にアクセスできない。信号部87が、旋回レバー30の開口部88を通してユーザに見えるため、ユーザ(または適切な装置)は、固定デバイスとの完全なプラグ接続が存在することを認識することができる。
【0061】
相手側プラグ200からのプラグ120の切離しは、逆の順序で、すなわち図3から図2、次に図1へと行われる。ブロック要素40は、旋回レバー30に対して解放位置42へ動く。取外し要素80を作動させることによって、ロック要素40とハウジング部20との形状嵌合が打ち消され、それにより、旋回レバー30を、最終位置32から第1の横方向Q1に逆らって初期位置31へ戻すことができる。
【0062】
ここに示すプラグ装置100は、駆動機構59を備えることも有利であり、旋回レバー30が初期位置31にあり、相手側プラグ202がプラグ120から切り離されるまたは引き抜かれるときに、駆動機構59により、ブロック要素40は、相手側プラグ200によって解放位置42からブロック位置41へ自動的に戻ることができる。図示の例において、駆動機構59は、旋回レバー30の初期位置31のみで作動する。初期位置31以外では、特に最終位置32においては、駆動機構59は作動停止される。
【0063】
駆動機構59も、形状嵌合の原理に基づく。ブロック要素40の駆動要素50は、相手側プラグ200のハウジング部220の凹部62に形状嵌合で係合する。凹部62の上部境界は、駆動要素50のための相手側要素61を形成する。駆動要素50および相手側要素61は、アーム52または63を含む。駆動要素50のラッチ突起53は、形状嵌合要素54として機能し、形状嵌合要素54は、相手側プラグ200のハウジング21の形状嵌合要素65と相互作用する。
【0064】
図示の実施形態は、駆動機構59が自動的に作動停止されるように構成され、すなわち、この場合、ブロック位置41に到達したときに、形状嵌合要素54、65は解放される。これは、形状嵌合要素54の表面55が、対応するガイド要素によって制限される、ブロック要素40とハウジング部220との相対運動の方向に対して、完全に垂直には延びていないことによって実現される。代わりに、ラッチ状態で相手側要素61の表面66と相互作用する表面55は、この方向に対して垂直に延びる平面に対してわずかに傾斜している。アーム52の幅、厚さ、および長さと、表面55の傾斜とを適切に寸法決めすることによって、選択された材料を考慮して、規定の力の閾値を特定することができるようになり、この閾値を超えると、力が相手側プラグ200によってラッチ突起53の十分な撓みに変換され、その後、ラッチ突起53は、相手側要素61との係合から押し出される。
ブロック位置41に到達する前は、相手側プラグ200によって加えられる力は、単に旋回レバー30に対するブロック要素40の変位を生じさせる。ブロック要素40と旋回レバー30との摩擦を克服するだけでよいため、このために必要な力は、はるかに小さくなる。駆動機構59は、ユーザによるさらなる動作なしで、ブロック要素40をブロック位置41へ自動的に移動させ、それにより、旋回レバー30を、相手側プラグ30との接続に必要な初期位置31に固定する。
【0065】
図6に示す保持機構99は、傾斜面、この場合は、突起97の表面98によって、ある一定の力から引き起こされる同じ原理に基づく。
【0066】
図示の例において、ラッチ突起53の撓みは、プラグ接続方向に対して垂直に延びる第2の横方向Q2に生じる。他の実施形態において、このような撓みは、プラグ接続方向Sに対して垂直かつ第2の横方向Q2に対して垂直に延びる第1の横方向Q1に沿って生じてもよい。
【0067】
図示の好ましい構成によれば、ブロック機構49の要素は、駆動機構59の要素としても機能する。例えば、ブロック機構49のアーム44は、駆動要素50のアーム52でもある。
【0068】
図示の様々な解決策および機構(49、59、79、94、99)は互いに独立しており、それぞれ独立した本発明の解決策を表すことができる。
【符号の説明】
【0069】
20 ハウジング部
23 シャフト
30 旋回レバー
31 初期位置
32 最終位置
35 延長要素
37 作動部分
38 レバー部分
39 レバー長さ
40 ブロック要素
41 ブロック位置
42 解放位置
43 形状嵌合要素
44 アーム
48 凹部
49 ブロック機構
50 駆動要素
51 ラッチ要素
52 アーム
53 ラッチ突起
54 形状嵌合要素
55 表面
59 駆動機構
61 相手側要素
62 凹部
63 アーム
65 形状嵌合要素
66 表面
70 固定要素
71 ラッチ要素
72 アーム
73 凹部
74 形状嵌合要素
75 要素
76 形状嵌合要素
77 レッジ
79 固定機構
80 取外し要素
81 プッシャ
82 材料ブリッジ
87 信号部
88 開口部
90 止め要素
91 突起
92 突起
93 アーム
94 止め機構
95 保持要素
96 凹部
99 保持機構
100 プラグ装置
120 プラグ
200 相手側プラグ
220 ハウジング部
250 引張り機構
260 歯付き機構
261 歯
262 ギヤラック
263 歯車セグメント
D 旋回方向
L 解放方向
S プラグ接続方向
Q1 第1の横方向
Q2 第2の横方向
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-04-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグ装置(100)であって、
前記プラグ装置(100)は、
- プラグ接続方向(S)に沿って相手側プラグ(200)にプラグ接続可能なプラグ(120)のためのハウジング部(20)と、
- 前記ハウジング部(20)に取り付け可能であり、取付け状態で、初期位置(31)から最終位置(32)へ旋回可能な旋回レバー(30)と
を備え、

前記プラグ装置(100)は、ブロック要素(40)を有し、
前記ブロック要素(40)は、ブロック位置(41)から解放位置(42)へ移動可能であり、前記ブロック位置(41)で、前記初期位置(31)からの前記旋回レバー(30)の旋回をブロックし、前記解放位置(42)で、前記旋回レバー(30)の旋回を解放し、

前記ブロック要素(40)は、前記相手側プラグ(200)によって作動可能な駆動要素(50)を有し、
前記駆動要素(50)により、前記ブロック要素(40)は、前記相手側プラグ(200)によって前記ブロック位置(41)へ移動するように構成されている、

プラグ装置(100)。
【請求項2】
前記駆動要素(50)は、前記相手側プラグ(200)と相互作用する形状嵌合要素(50)を含む、
請求項1に記載のプラグ装置(100)。
【請求項3】
前記駆動要素(50)は、前記初期位置(31)のみで前記相手側プラグ(200)と相互作用するように構成されている、
請求項1に記載のプラグ装置(100)。
【請求項4】
前記駆動要素(50)は、前記ブロック要素(40)が前記ブロック位置(41)に到達したときに作動停止するように構成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項5】
前記駆動要素(50)は、前記プラグ(120)と前記相手側プラグ(200)との間の規定の引張力を超えたときに作動停止するように構成されている、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項6】
前記ブロック要素(40)は、前記旋回レバー(30)に可動に取り付けられている、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項7】
前記ブロック要素(40)は、固定要素(70)を含み、
前記固定要素(70)は、前記旋回レバー(30)が前記最終位置(32)に到達したときに前記ブロック要素(40)を前記ハウジング部(20)に自動的に固定するように構成されている、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項8】
前記固定要素(70)を取り外す取外し要素(80)が、前記ブロック位置(41)ではアクセスできないように配置されている、
請求項7に記載のプラグ装置(100)。
【請求項9】
前記取外し要素(80)は、前記ブロック位置(41)では前記旋回レバー(30)によって覆われている、
請求項8に記載のプラグ装置(100)。
【請求項10】
前記旋回レバー(30)が前記最終位置(32)にあるときに、前記ブロック要素(40)を前記ブロック位置(41)に移動させることができる、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項11】
少なくとも前記解放位置(42)で、前記ブロック要素(40)は前記旋回レバー(30)のための延長要素(35)である、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項12】
前記ブロック要素は、前記相手側プラグ(200)によって前記ブロック位置(41)に引き込まれる、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項13】
前記ブロック要素(40)を、前記相手側プラグ(200)によって前記解放位置(42)に移動させることができる、
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【請求項14】
請求項1からのいずれか一項に記載のプラグ装置および相手側プラグ(200)のハウジング部(21)。
【請求項15】
引張り機構(52)を備え、
前記引張り機構(52)は、前記旋回レバー(30)が前記初期位置(31)から前記最終位置(32)へ移動するときに前記プラグ(120)を前記相手側プラグ(200)側へ引くように構成されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載のプラグ装置(100)。
【外国語明細書】