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特開2024-125218縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石
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  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図1
  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図2
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  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図10
  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図11
  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図12
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  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図15
  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図16
  • 特開-縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石 図17
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125218
(43)【公開日】2024-09-13
(54)【発明の名称】縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石
(51)【国際特許分類】
   G07F 17/24 20060101AFI20240906BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20240906BHJP
   G03B 17/08 20210101ALI20240906BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20240906BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240906BHJP
   G07B 15/02 20110101ALI20240906BHJP
【FI】
G07F17/24
G03B17/02
G03B17/08
G03B17/56 H
G03B15/00 S
G07B15/02
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024031401
(22)【出願日】2024-03-01
(31)【優先権主張番号】112107871
(32)【優先日】2023-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】112139772
(32)【優先日】2023-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】523263522
【氏名又は名称】リウ チョー アン
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】リウ チョー アン
【テーマコード(参考)】
2H101
2H105
3E127
【Fターム(参考)】
2H101CC01
2H101CC53
2H105AA02
2H105DD07
2H105EE06
2H105EE35
3E127AA18
3E127BA59
3E127EA04
3E127EA11
(57)【要約】
【課題】通行人や車両が電子装置に衝突することを回避でき、且つ雨水を効果的に排出できる、縁石に用いられる電子装置の提供。
【解決手段】縁石に用いられる電子装置20は、電気制御箱手段30と電気制御箱手段30に配置される蓋手段40と撮影モジュール50とを備える。該電気制御箱手段30はチャンバー31と排水構造32とを有し、排水構造32はチャンバー31の上端に連続し、且つ後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する環状壁33を有する。降雨時に排水構造32と該蓋手段40との間の隙間に流れ込んだ雨水は傾斜する環状壁33を経由して前へ流れて迅速に排出される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容室を囲むチャンバーと前記チャンバーの上端に接続される排水構造とを有する電気制御箱手段と、
取り外し可能に前記電気制御箱手段に配置されて前記収容室を封止する蓋手段と、
前記収容室内に配置される撮影モジュールと、を備える縁石に用いられる電子装置であって、
前記排水構造は前記チャンバーの上端に接続される環状壁と、前記環状壁に配置されると共に、上方に向かって延伸する外周壁とを有し、前記環状壁は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、前記外周壁は左右方向に沿って向かい合って配置される2つの側壁部と、各前記側壁部の間に接続される後壁部とを有し、前記チャンバーは前記左右方向に直交する前後方向に沿って前記後壁部に反対するチャンバー前壁を有し、前記チャンバー前壁は後ろに向かって斜めに延伸する第1の斜め側壁部を有し、前記第1の斜め側壁部に撮影開口が形成され、前記撮影開口の中心線は前記左右方向と鋭角を成し、前記撮影モジュールは前記撮影開口に面するカメラを有することを特徴とする縁石に用いられる電子装置。
【請求項2】
前記環状壁は前記外周壁と共にトップ端及び前端が開放する収容空間を画成し、前記収容空間は前記収容室に連通し、各前記側壁部は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する前傾斜端部を有する、請求項1に記載される縁石に用いられる電子装置。
【請求項3】
前記蓋手段は取り外し可能に前記収容空間内に配置され、前記蓋手段は蓋本体と、前記蓋本体に配置されるディスプレイとを有し、前記蓋本体は、蓋トップ壁と、前記蓋トップ壁に接続される蓋前斜壁とを有し、前記蓋前斜壁は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、前記蓋前斜壁が傾斜する角度は各前記側壁部の前記前傾斜端部が傾斜する角度に対応し、前記蓋前斜壁にディスプレイ開口が形成され、前記ディスプレイは前記ディスプレイ開口に配置されると共に、前記蓋前斜壁の表面と面一になっている、請求項2に記載される縁石に用いられる電子装置。
【請求項4】
前記チャンバー前壁は、後ろに向かって斜めに延伸する第2の斜め側壁部と、前記第1の斜め側壁部と前記第2の斜め側壁部との間に連続する中間壁部と、を更に有し、前記第2の斜め側壁部には前記収容室に連通すると共に、前記左右方向に沿って前記撮影開口に面する空気排出口が形成され、前記第1の斜め側壁部と前記第2の斜め側壁部と前記中間壁部とは、前記収容室に反対し且つ前記撮影開口及び前記空気排出口に連通する窪みチャンバーを共に画成し、前記縁石に用いられる電子装置は、前記収容室に配置される空気吹き出し手段を更に備え、前記空気吹き出し手段は、前記空気排出口を経由して前記撮影開口に向かって吹き送られる気流の出力に用いられる、請求項1に記載される縁石に用いられる電子装置。
【請求項5】
前記チャンバー前壁は、前記第1の斜め側壁部の前記中間壁部に反対する側に連続する第1の連接壁部と、前記第2の斜め側壁部の前記中間壁部に反対する側に連続する第2の連接壁部とを更に有し、前記空気吹き出し手段は、前記空気排出口に面するファンを有し、前記第2の連接壁部には、前記ファンより前記空気排出口から離れていて且つ前記収容室に連通する少なくとも1つの空気通過口が形成されており、前記少なくとも1つの空気通過口は前記前後方向に対して前記空気排出口の方へ斜めに延伸する、請求項4に記載される縁石に用いられる電子装置。
【請求項6】
台座手段と電子装置とを備える、電子装置を備えた縁石であって、前記台座手段はトップ面とボトム面と前面と後面と左右方向において向かい合って配置される2つの側面とを有すると共に、前記トップ面に前記前面まで延伸する配置空間が形成され、前記電子装置は前記配置空間内に配置されると共に、電気制御箱手段と蓋手段と撮影モジュールとを有し、前記電気制御箱手段は、収容室を画成するチャンバーと、前記チャンバーの上端に連続する排水構造とを備え、
前記排水構造は、前記チャンバーの上端に連続する環状壁と前記環状壁に配置されると共に、上方に向かって延伸する外周壁とを有し、前記外周壁は前記左右方向に沿って向かい合うように配置される2つの側壁部と、各前記側壁部の間に連続する後壁部と、を有し、前記チャンバーは、前記左右方向に直交する前後方向に沿って、前記後壁部に反対するチャンバー前壁を有し、前記チャンバー前壁は、後に向かって斜めに延伸する第1の斜め側壁部を有し、前記第1の斜め側壁部に撮影開口が形成され、前記撮影開口の中心線は前記左右方向と鋭角を成し、前記蓋手段は取り外し可能に前記電気制御箱手段に配置されると共に前記収容室を封止し、前記撮影モジュールは前記収容室内に配置されると共に、前記撮影開口に面するカメラを有する、電子装置を備えた縁石。
【請求項7】
前記環状壁は、前記チャンバーの上端から外へ突出し、前記外周壁は前記環状壁の外周縁に配置され、前記配置空間は、嵌合溝及び前記嵌合溝に連通する収容溝を有し、前記台座手段の前記トップ面は、前記嵌合溝のボトム側を画成する嵌合溝ボトム面部と、前記嵌合溝ボトム面部に連続すると共に、前記嵌合溝の周囲側を画成する嵌合溝周面部と、前記収容溝のボトム側を画成する収容溝ボトム面部と、前記収容溝ボトム面部と前記嵌合溝ボトム面部との間に連続すると共に、前記収容溝の周囲側を画成する収容溝周面部とを有し、前記嵌合溝ボトム面部に前記収容溝が形成され、前記チャンバーは前記収容溝内に位置し、前記環状壁は前記嵌合溝ボトム面部に当接し、前記排水構造は前記嵌合溝内に位置する、請求項6に記載される電子装置を備えた縁石。
【請求項8】
前記台座手段の前記トップ面は、前記後面に連続する水平面部と、前記水平面部と前記前面との間に連続する傾斜面部とを更に有し、前記傾斜面部は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する、請求項7に記載される電子装置を備えた縁石。
【請求項9】
前記嵌合溝ボトム面部は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、前記環状壁は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、前記環状壁が傾斜する角度は、前記嵌合溝ボトム面部が傾斜する角度に対応する、請求項7に記載される電子装置を備えた縁石。
【請求項10】
前記チャンバー前壁は、後ろに向かって斜めに延伸する第2の斜め側壁部と、前記第1の斜め側壁部と前記第2の斜め側壁部との間に連続する中間壁部と、を更に有し、前記第2の斜め側壁部には前記収容室に連通すると共に、前記左右方向に沿って前記撮影開口に面する空気排出口が形成され、
前記第1の斜め側壁部と前記第2の斜め側壁部と前記中間壁部とは、前記収容室に反対し且つ前記撮影開口及び前記空気排出口に連通する窪みチャンバーを共に画成し、
前記縁石に用いられる電子装置は、前記収容室に配置される空気吹き出し手段を更に備え、前記空気吹き出し手段は、前記空気排出口を経由して前記撮影開口に向かって吹き送られる気流の出力に用いられる、請求項6に記載される電子装置を備えた縁石。
【請求項11】
前記チャンバー前壁は、前記第1の斜め側壁部の前記中間壁部に反対する側に連続する第1の連接壁部と、前記第2の斜め側壁部の前記中間壁部に反対する側に連続する第2の連接壁部とを更に有し、前記空気吹き出し手段は、前記空気排出口に面するファンを有し、前記第2の連接壁部には、前記ファンより前記空気排出口から離れていて且つ前記収容室に連通する少なくとも1つの空気通過口が形成されており、前記少なくとも1つの空気通過口は前記前後方向に対して前記空気排出口の方へ斜めに延伸する、請求項10に記載される電子装置を備えた縁石。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、特に、縁石に用いられる電子装置、及びこの電子装置を備えた縁石に関する。
【背景技術】
【0002】
縁石とは車道と両側の歩道との間に敷かれることで、歩道にある異物(泥など)が車道に入るのを防止して車道の安全を確保するものである。
【0003】
近年はスマートパーキングの普及に伴い、スマートパーキングメーターを利用して車両及びナンバープレートを検知して認識するシステムを利用する業者が既に存在している。
【0004】
図1には、既に開発されている縁石1に取り付けられる駐車料金精算装置2が示されており、この駐車料金精算装置2は、縁石1のトップ面及び前端面に固定されるL字形枠体201と、L字形枠体201のトップ側に配置されるソーラーパネル202と、L字形枠体201内に配置される撮影モジュール203とを有し、撮影モジュール203は駐車枠3に面するカメラ204を有する。
【0005】
このような駐車料金精算装置2は、撮影モジュール203を利用して駐車枠3内に駐車している車両4のナンバープレートを撮影することでプレートナンバーを認識すると共に、バックエンドのクラウドシステムに駐車時間及び駐車料金の算出のために供するが、実際に運用においては、このような駐車料金精算装置2は縁石1のトップ面及び前端面の外へ突出しているため、使用者が駐車する際に駐車料金精算装置2に衝突して駐車料金精算装置2と車両の両方を破損するアクシデントが発生する可能性がある。この他、通行者の安全性に影響する可能性もある。
【0006】
もう1つの従来技術例として、例えば特許文献1に記載される排水機能付き埋め込み式電子装置は、固定ユニットと、撮影モジュールと、トップ蓋とを備える。固定ユニットは外筒と、この外筒の中に配置される内筒を有する。外筒は外収容室を画成すると共に、外収容室に連通する排水管を有する。撮影モジュールは内筒の上端に配置される。トップ蓋は内筒を覆うと共に、撮影モジュールが外に向けて撮影するのに供する撮影空間を有する。しかし、この電子装置は通常、地面に取り付けられて上に向かって車両のナンバープレートを撮影するのに用いられるため、縁石に装着して使用することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】台湾特許公告第I717204B号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は従来技術の少なくとも1つの欠点を解決できる縁石に用いられる電子装置及びこの電子装置を備えた縁石の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成すべく、本発明は、収容室を囲むチャンバーと前記チャンバーの上端に接続される排水構造とを有する電気制御箱手段と、
取り外し可能に前記電気制御箱手段に配置されて前記収容室を封止する蓋手段と、
前記収容室内に配置される撮影モジュールと、を備える縁石に用いられる電子装置であって、
前記排水構造は前記チャンバーの上端に接続される環状壁と、前記環状壁に配置されると共に、上方に向かって延伸する外周壁とを有し、前記環状壁は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、前記外周壁は左右方向に沿って向かい合って配置される2つの側壁部と、各前記側壁部の間に接続される後壁部とを有し、前記チャンバーは前記左右方向に直交する前後方向に沿って前記後壁部に反対するチャンバー前壁を有し、前記チャンバー前壁は後ろに向かって斜めに延伸する第1の斜め側壁部を有し、前記第1の斜め側壁部に撮影開口が形成され、前記撮影開口の中心線は前記左右方向と鋭角を成し、前記撮影モジュールは前記撮影開口に面するカメラを有することを特徴とする縁石に用いられる電子装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、台座手段と電子装置とを備える、電子装置を備えた縁石であって、前記台座手段はトップ面とボトム面と前面と後面と左右方向において向かい合って配置される2つの側面とを有すると共に、前記トップ面に前記前面まで延伸する配置空間が形成され、前記電子装置は前記配置空間内に配置されると共に、電気制御箱手段と蓋手段と撮影モジュールとを有し、前記電気制御箱手段は収容室を画成するチャンバーと、前記チャンバーの上端に連続する排水構造とを備え、前記排水構造は、前記チャンバーの上端に連続する環状壁と前記環状壁に配置されると共に、上方に向かって延伸する外周壁とを有し、前記外周壁は前記左右方向に沿って向かい合うように配置される2つの側壁部と、各前記側壁部の間に連続する後壁部と、を有し、前記チャンバーは、前記左右方向に直交する前後方向に沿って、前記後壁部に反対するチャンバー前壁を有し、前記チャンバー前壁は、後に向かって斜めに延伸する第1の斜め側壁部を有し、前記第1の斜め側壁部に撮影開口が形成され、前記撮影開口の中心線は、前記左右方向と鋭角を成し、前記蓋手段は取り外し可能に前記電気制御箱手段に配置されると共に前記収容室を封止し、前記撮影モジュールは前記収容室内に配置されると共に、前記撮影開口に面するカメラを有する、電子装置を備えた縁石をも提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は電子装置が台座本体の配置空間内に取り付けられるため、台座本体の外へ突出することはなく、通行人や車両が電子装置に衝突する状況を回避することができるため、通行人や車両が電子装置に衝突することによって破損するアクシデントの発生を防ぐことができる。この他、排水構造の外周壁が三面式の包囲壁構造になっているため、前端側の一面を排水用の開口として残しておくことができると共に、環状壁が後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜することによって、降雨時に排水構造と蓋手段との隙間に流入した雨水を速やかに排出することができる。更に、チャンバー前壁の斜め側壁部が後ろに向かって斜めに延伸するため蓋手段の下方に位置することが可能となり、蓋手段はチャンバー前壁及び光通過プレートに対して雨水を遮蔽する効果を発揮することができ、撮影モジュールの撮影開口を介した撮影に雨水が影響することを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】従来の駐車料金精算装置の使用状態が示される説明図である。
図2】本発明の電子装置を備えた縁石の第1の実施例が示される組立斜視図である。
図3】第1の実施例の分解斜視図である。
図4】第1の実施例における台座手段の一部分解斜視図である。
図5】第1の実施例の電子装置における電気制御箱手段の斜視図である。
図6】第1の実施例の電子装置における蓋手段の斜視図である。
図7】第1の実施例の組立断面図である。
図8図7における線VIII1-VIIIに沿って切り取った断面図である。
図9図7における線IX-IXに沿って切り取った断面図である。
図10図7における線X-Xに沿って切り取った断面図である。
図11】第1の実施例の使用状態が示される説明図である。
図12】本発明の電子装置を備えた縁石の第2の実施例の電子装置が示される組立斜視図である。
図13】第2の実施例の電子装置の前面図である。
図14】第2の実施例の電子装置の分解斜視図である。
図15図13における線XV-XVに沿って切り取った断面図である。
図16図13における線XVI-XVIに沿って切り取った一部断面説明図である。
図17図16に類似し、第2の実施例の電子装置における案内部材が回転することで2つの通過溝が面する方向を変えることが示されている。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下は図面を参照して本発明の各実施例について詳しく説明するが、異なる実施例において、同等する役割を発揮する構成要素に関しては、その構造が全く一致ではない場合においても、同じ符号が付けられる場合があることを理解すべきである。また、以下の説明では図面を基準として「上」「下」「左」「右」「トップ」「ボトム」などの用語が用いられるが、これらは理解しやすいように説明する都合上に用いられるものであり、本発明の実施方法や権利の範囲を制限するものではないことも理解すべきである。
【0014】
図2図3に本発明の電子装置を備えた縁石100の第1の実施例が示されており、縁石100は台座手段10と電子装置20とを有する。
【0015】
図4図7図8に示されるように、台座手段10は台座本体11と4本のネジ棒12と各ネジ棒12とそれぞれ螺合する4つの固定ナット13とを有する。この実施例において、台座本体11の材料はコンクリートである。
【0016】
台座本体11はトップ面14と、ボトム面15と、前面16と、後面17と、左右方向Xにおいて向かい合って配置される2つの側面18と、を有する。トップ面14に左右方向Xに直交する前後方向Yに沿って前面16まで延伸する配置空間19が形成される。この実施例において、配置空間19は嵌合溝191と嵌合溝191に連通する収容溝192とを有する。収容溝192は左右方向X及び前後方向Yに直交する上下方向Zに沿って、嵌合溝191の下方に位置する。
【0017】
該トップ面14は後面17に連続する水平面部141と、水平面部141及び前面16に連続する傾斜面部142と、嵌合溝191のボトム側を画成する嵌合溝ボトム面部143と、嵌合溝ボトム面部143に連続し、且つ、嵌合溝191の周囲側を画成する嵌合溝周面部144と、収容溝192のボトム側を画成する収容溝ボトム面部145と、収容溝ボトム面部145と嵌合溝ボトム面部143との間に接続し、且つ、収容溝192の周囲側を画成する収容溝周面部146と、を有する。
【0018】
傾斜面部142は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する。嵌合溝ボトム面部143は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜し、且つ、収容溝192が形成される。
【0019】
各ネジ棒12は間を開けて嵌合溝ボトム面部143に配置される。
【0020】
後面17に収容溝192まで延伸する第1の配線孔171が形成される。第1の配線孔171は収容溝192に連通する。
【0021】
図3図5図7に示されるように、電子装置20は配置空間19内に配置され、且つ、電子装置20は電気制御箱手段30と、蓋手段40と、撮影モジュール50と、シールリング60と、を有する。
【0022】
図5図7図8に示されるように、電気制御箱手段30は収容室310を画成するチャンバー31と、該チャンバー31の上端に連続する排水構造32と、を有する。この実施例において、電気制御箱手段30の材料は金属である。
【0023】
この実施例において、チャンバー31は収容溝192内に位置すると共に、チャンバー前壁311と、前後方向Yに沿ってチャンバー前壁311の後方に位置するチャンバー後壁312と、チャンバー前壁311とチャンバー後壁312との間に接続すると共に、左右方向Xにおいて向かい合うように配置される2つのチャンバー側壁313と、チャンバー前壁311に配置される光通過プレート314と、を有する。
【0024】
この実施例において、チャンバー前壁311は後ろに向かって斜めに延伸する第1の斜め側壁部315を有する。第1の斜め側壁部315に光通過プレート314によって封止される撮影開口316が形成される。撮影開口316の中心線Lは左右方向Xと鋭角θを成す。
【0025】
チャンバー後壁312に第1の配線孔171に対応すると共に収容室310に連通する第2の配線孔317が形成される。この実施例において、第1の配線孔171及び第2の配線孔317はネットワークケーブルやワイヤーなどの線路の配線に使用できる。
【0026】
排水構造32は嵌合溝191内に位置すると共に、チャンバー31の上端に連続する環状壁33と、環状壁33から上方へ延伸する外周壁34と、チャンバー前壁311の上端及び環状壁33のトップ面に配置される環状突起35と、を有する。この実施例において、環状壁33はチャンバー31の上端から外へ突出し、外周壁34は環状壁33の外周縁から上に向かって延伸する。
【0027】
図5図8図9に示されるように、この実施例において、環状壁33に各ネジ棒12が通過する4つのネジ棒通過孔331が形成される。環状壁33は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜すると共に、嵌合溝ボトム面部143に当接する。環状壁33が傾斜する角度は、嵌合溝ボトム面部143が傾斜する角度に対応する。
【0028】
この実施例において、外周壁34は環状壁33の外周縁に配置される。外周壁34は左右方向X上に向かい合うように配置される2つの側壁部341と、これらの側壁部341の間に接続される後壁部342と、を有する。後壁部342はチャンバー前壁311に反対する。
【0029】
図2図5に示されるように、外周壁34の各側壁部341は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する前傾斜端部343を有する。各側壁部341の前傾斜端部343が傾斜する角度は、台座本体11のトップ面14の傾斜面部142が傾斜する角度に対応することが好ましい。理解できるのは、前端の輪郭が直角形状もしくは外へ突起するカーブ状である場合と比べて、各側壁部341の後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する前傾斜端部343は輪郭の最も内へ引っ込む位置にあるので、異物(通行人や車両など)が接触するアクシデントの発生を効果的に回避することができる。
【0030】
環状突起35はチャンバー31の収容室310を取り囲む。
【0031】
この実施例において、排水構造32の環状壁33は外周壁34と共にトップ端及び前端が開放する収容空間36を画成する。収容空間36は収容室310に連通する。
【0032】
図5図6に示されるように、蓋手段40は取り外し可能に電気制御箱手段30に配置されると共に、収容室310を封止する。この実施例において、蓋手段40は排水構造32の収容空間36内に取り外し可能に配置される。
【0033】
蓋手段40は蓋本体41と、蓋本体41に配置されるディスプレイ42とを有する。蓋本体41の材料は金属である。
【0034】
蓋本体41は、蓋トップ壁43と、蓋トップ壁43に連続する蓋前斜壁44と、蓋トップ壁43に連続すると共に、蓋前斜壁44に向かい合う蓋後壁45と、蓋トップ壁43と蓋前斜壁44と蓋後壁45との間に連続すると共に、左右方向Xにおいて向かい合って配置される2つの蓋側壁46と、蓋前斜壁44の両側と各蓋側壁46の前端との間に連続する2つの前固定ブロック47と、蓋後壁45の両側と各蓋側壁46の後端との間に連続する2つの後固定ブロック48と、を有する。蓋本体41にボトム側に位置すると共に環状突起35に対応する環状溝411が形成される。
【0035】
この実施例において、蓋前斜壁44は後ろから前へ、且つ下側に向かって傾斜する。蓋前斜壁44が傾斜する角度は各側壁部341の前傾斜端部343が傾斜する角度に対応する(図2参照)。蓋前斜壁44にディスプレイ開口441が形成される。
【0036】
ディスプレイ42はディスプレイ開口441に配置されると共に蓋前斜壁44の表面と面一になっている。理解できるのは、ディスプレイ42は駐車に関連するデータ、例えばプレートナンバー、駐車時間、駐車料金、そして料金バーコードなどの表示に用いられる。この他に説明すべきは、駐車に関連するデータの提示が不要な時は、ディスプレイ42を省いて光が通過できるガラスで取って代わることができ、この際は例えば電気制御箱手段30内に配置されるランプにより光を放射することができ、警告もしくは運転手の注意を促す効果を生成することができる。
【0037】
図9に示されるように、各前固定ブロック47と各後固定ブロック48は各ネジ棒12にそれぞれ対応する。各前固定ブロック47に前通過孔471が形成される。各後固定ブロック48に後通過孔481が形成される。各前固定ブロック47の前通過孔471と各後固定ブロック48の後通過孔481はそれぞれ各ネジ棒12により貫通される。各固定ナット13は各前固定ブロック47と各後固定ブロック48とにそれぞれ当接する。
【0038】
図7に示されるように、撮影モジュール50は収容室310内に配置されると共に撮影開口316に面するカメラ51を有する。この他、収容室310内には必要に応じて検知機能を有する検知手段(図示せず)を配置することができる。理解できるのは、この実施例において、チャンバー前壁311は更に第1の斜め側壁部315の反対側に連続し、且つ、第1の斜め側壁部315に類似する第2の斜め側壁部3111を有し、第2の斜め側壁部3111にも光通過プレート314’により遮蔽される撮影開口316’が形成されるので、撮影モジュール50は第2の斜め側壁部3111にある光通過プレート314’に向かうように選択的に配置されることもできる。
【0039】
図8に示されるように、シールリング60は環状溝411と環状突起35との間に挟まれて防水と防塵の効果を強化することができる。これにより、図7図11に示されるように、本発明は撮影モジュール50のカメラ51を利用して駐車枠200内に駐車する車両300のナンバープレートを撮影することでプレートナンバーを認識すると共にバックエンドのクラウドシステムに駐車時間及び駐車料金の算出のために認識したデータを供することができる。
【0040】
上記説明により、本発明の利点を以下のようにまとめることができる。
【0041】
一、本発明の電子装置20は台座本体11の配置空間19内に取り付けられるため台座本体11の外へ突起しないので、従来技術と比べて本発明は通行人や車両が電子装置20に不意に衝突することを回避し、通行人や車両が電子装置20とぶつかり合うことで損傷を受ける状況を効果的に防止することができる。
【0042】
二、排水構造32の外周壁34が三面式の包囲壁構造になっているため、前端側の一面を排水用の開口として残しておくことができると共に、環状壁33が傾斜する角度が嵌合溝ボトム面部143が傾斜する角度に対応するため、排水効果が強化され、降雨時に排水構造32と蓋手段40との間にある隙間(図10参照)に流れ込んだ雨水は、環状壁33が傾斜する角度に従って排水構造32の前端にある開口から速やかに排出することができる。
【0043】
三、チャンバー前壁311の第1の斜め側壁部315が後ろに向かって斜めに延伸して蓋手段40の下方に位置することができるので、蓋手段40はチャンバー前壁311と光通過プレート314に対して雨を遮蔽する効果を発揮し、雨水により撮影モジュール50の撮影開口316を介した撮影が影響を受けることを効果的に防止することができる。
【0044】
四、蓋本体41の蓋前斜壁44が傾斜する角度が電気制御箱手段30の排水構造32の側壁部341の前傾斜端部343が傾斜する角度に対応するので、蓋本体41の蓋前斜壁44は、蓋トップ壁43に落ちた雨水を排水構造32の外周壁34の開放した前端から効果的に排出することができる。
【0045】
五、本発明は台座手段10の固定ナット13を締め付けるだけで電子装置20を即座に台座本体11の配置空間19内に固定することができ、また逆に、本発明は台座手段10の固定ナット13を緩めるだけで蓋手段40を電気制御箱手段30から即座に取り外して電気制御箱手段30内にある電気部品に対して点検、取り換えなどを行うことができるので、すなわち、本発明は取り付けとメンテナンスの両方の面で同等に便利である。
【0046】
六、本発明の電子装置20の電気制御箱手段30と蓋手段40との間にシールリング60が挟まれるので、防水と防塵の作用を効果的に強化することができる。
【0047】
ちなみに、蓋手段40をディスプレイ42によりパネルとして使用しなくてもよい場合において、蓋手段40は縁石100の異なる全体的形状に合わせて適切な造形に作成されることで、縁石100の全体的外観に一致性を保たせる。
【0048】
図12図14に本発明の電子装置を備えた縁石の第2の実施例の電子装置20’が示されており、第1の実施例との相違点は電子装置20’は更に空気吹き出し手段70と案内部材80とを備えるところにある。蓋手段40は更に防水パッド49を有する。
【0049】
図14図16を参照すると、チャンバー前壁311は更に第1の斜め側壁部315と第2の斜め側壁部3111の間に連続する中間壁部3112と、第1の斜め側壁部315の中間壁部3112に反対する一側と隣にあるチャンバー側壁313との間に連続する第1の連接壁部3113と、第2の斜め側壁部3111の中間壁部3112に反対する一側と隣にあるチャンバー側壁313との間に連続する第2の連接壁部3114と、を更に有する。
【0050】
第2の斜め側壁部3111に、収容室310に連通すると共に、左右方向Xに沿って撮影開口316に面する空気排出口3115が形成される。
【0051】
チャンバー31は、中間壁部3112とチャンバー後壁312との間に連続する第1の仕切り壁318及び第2の仕切り壁319を有する。環状壁33はチャンバー31の上端から内側へ突出すると共に第1の仕切り壁318及び第2の仕切り壁319に連続する。環状壁33には各チャンバー側壁313にそれぞれ隣接する第1の開口332と第2の開口333とが更に形成される。
【0052】
第1の仕切り壁318と第2の仕切り壁319とは左右方向Xに沿って向かい合うように各チャンバー側壁313の間に位置する。また、第1の仕切り壁318と第2の仕切り壁319とは、収容室310を中央区画3101と第1の区画3102と第2の区画3103とに仕切る。
【0053】
第1の仕切り壁318はチャンバー後壁312に連続する仕切り部3181と、仕切り部3181のチャンバー後壁312に反対する側から中間壁部3112まで斜めに延伸する斜め壁部3182と、を有する。斜め壁部3182と第2の斜め側壁部3111とは空気排出口3115に向かって狭まっていくように延伸する。
【0054】
中央区画3101は第1の仕切り壁318と第2の仕切り壁319との間に位置すると共に、撮影モジュール50の配置に供する。中央区画3101は環状突起35に囲まれる中央開口3104を有する。防水パッド49は中央開口3104を覆うことで中央区画3101を密封する。防水パッド49はゴム材料によって環状突起35に密接し、中央区画3101を密封性が良好な独立した空間に形成することで、第1の区画3102の水気もしくは粉じんが中央区画3101に進入して撮影モジュール50を汚染することを更に防止することができる。
【0055】
第1の区画3102は第1の仕切り壁318と隣接のチャンバー側壁313との間に位置し、且つ、空気排出口3115及び第1の開口332に連通する。第2の区画3103は第2の仕切り壁319と隣接のチャンバー側壁313との間に位置すると共に、第2の開口333に連通する。
【0056】
第1の斜め側壁部315と第2の斜め側壁部3111と中間壁部3112とは、収容室310に反対し、且つ、撮影開口316及び空気排出口3115に連通する窪みチャンバー3110を共に画成する。
【0057】
第1の連接壁部3113及び第2の連接壁部3114に複数の空気通過口3116が形成される。各空気通過口3116は左右方向Xに沿って間を開けると共に、環状壁33の前端の下方に位置する。この実施例の他の変化例においては各空気通過口3116の数を制限せず、第1の連接壁部3113もしくは第2の連接壁部3114における各空気通過口3116の数は、それぞれ1つもしくは3つ以上であることができる。
【0058】
第2の連接壁部3114に装着開口3117が更に形成される。装着開口3117は空気排出口3115及び第2の連接壁部3114における各空気通過口3116の間に位置する。第2の連接壁部3114における各空気通過口3116は前後方向Yに対して斜めに空気排出口3115の方へ延伸する。
【0059】
空気吹き出し手段70は、装着開口3117を介して第1の区画3102に取り外し可能に装着されることができる装着部701と、装着部701に配置され、且つ、空気排出口3115に面するファン702と、を有する。空気吹き出し手段70は空気排出口3115を経由して撮影開口316に向かって吹き送られる気流の出力に用いられる。第2の連接壁部3114における各空気通過口3116は、ファン702より空気排出口3115から離れている。第1の仕切り壁318の斜め壁部3182は撮影モジュール50と空気吹き出し手段70のファン702との間に位置する。
【0060】
案内部材80は上下方向Zに沿って延伸する(図14参照)。案内部材80は、第1の区画3102に連通し且つ空気吹き出し手段70が出力する気流を撮影開口316に案内するのに用いられる2つの通過溝801を有する。案内部材80は上下方向Zに平行する軸線を軸心として回転して各通過溝801が面する方向を変えることができる。
【0061】
この実施例の電子装置20’の効果は第1の実施例の電子装置20に類似し、電気制御箱手段30と蓋手段40との間に浸み込んだ雨水は環状壁33の前端から流出する他に、第1の開口332と第2の開口333とをそれぞれ経由して下に向かって第1の区画3102と第2の区画3103に流入してから各空気通過口3116から前へ流出するので、排水効率が更に向上する。
【0062】
また、ファン702が起動すると、チャンバー31外の空気を第2の斜め側壁部3111にある各空気通過口3116から第1の区画3102に案内すると共に案内部材80に吹き込み、空気が案内部材80を通過する際は各通過溝801により案内されて窪みチャンバー3110を経由して撮影開口316まで吹き込まれることで、光通過プレート314に付着する汚れ、遮蔽物、もしくは水滴を吹き飛ばすことができる。斜め壁部3182及び第2の斜め側壁部3111が空気排出口3115に向かって狭まっていくように延伸しているので、ファン702による気流を更に案内部材80に集中させることができる。
【0063】
なお、図16図17に示されるように、この実施例では更に案内部材80を回して通過溝801が面する方向を変えることで、ファン702による気流が吹き出される方向を変更することができる。
【0064】
以上をまとめると、本発明の縁石に用いられる電子装置20,20’及びこの裝置を備えた縁石100は、通行人や車両が不意にぶつかるのを効果的に回避して通行人や車両の安全に影響を与えないだけでなく、排水效果も優れる上、雨水が撮影に影響することを防止することができる。且つ、ファン702が空気排出口3115を経由して撮影開口316に向かって風を吹きつけることで、光通過プレート314に付着した粉じん、落ち葉などのごみや雨水を自動的に除去し、且つ、案内部材80でファン702から出力した気流を撮影開口316まで案内して更に風力を集中して清掃効果を高めると共に、人力による清掃メンテナンスのコストを減少させることができるので、本発明の目的を確実に達成することができる。
【0065】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0066】
100 縁石
10 台座手段
11 台座本体
12 ネジ棒
13 固定ナット
14 トップ面
141 水平面部
142 傾斜面部
143 嵌合溝ボトム面部
144 嵌合溝周面部
145 収容溝ボトム面部
146 収容溝周面部
15 ボトム面
16 前面
17 後面
171 第1の配線孔
18 側面
19 配置空間
191 嵌合溝
192 収容溝
20、20’ 電子装置
30 電気制御箱手段
31 チャンバー
310 収容室
3101 中央区画
3102 第1の区画
3103 第2の区画
3104 中央開口
311 チャンバー前壁
3110 窪みチャンバー
3111 第2の斜め側壁部
3112 中間壁部
3113 第1の連接壁部
3114 第2の連接壁部
3115 空気排出口
3116 空気通過口
3117 装着開口
312 チャンバー後壁
313 チャンバー側壁
314、314’ 光通過プレート
315 第1の斜め側壁部
316、316’ 撮影開口
317 第2の配線孔
318 第1の仕切り壁
3181 仕切り部
3182 斜め壁部
319 第2の仕切り壁
32 排水構造
33 環状壁
331 ネジ棒通過孔
332 第1の開口
333 第2の開口
34 外周壁
341 側壁部
342 後壁部
343 前傾斜端部
35 環状突起
36 収容空間
40 蓋手段
41 蓋本体
411 環状溝
42 ディスプレイ
43 蓋トップ壁
44 蓋前斜壁
441 ディスプレイ開口
45 蓋後壁
46 蓋側壁
47 前固定ブロック
471 前通過孔
48 後固定ブロック
481 後通過孔
49 防水パッド
50 撮影モジュール
51 カメラ
60 シールリング
70 空気吹き出し手段
701 装着部
702 ファン
80 案内部材
801 通過溝
X 左右方向
Y 前後方向
Z 上下方向
L 中心線
θ 鋭角
200 駐車枠
300 車両
1 縁石
2 駐車料金精算装置
201 L字形枠体
202 ソーラーパネル
203 撮影モジュール
204 カメラ
3 駐車枠
4 車両
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17