(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125250
(43)【公開日】2024-09-18
(54)【発明の名称】愛玩動物用の食器
(51)【国際特許分類】
A01K 5/00 20060101AFI20240910BHJP
【FI】
A01K5/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023030979
(22)【出願日】2023-03-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】722015096
【氏名又は名称】合同会社303CATLAB
(74)【代理人】
【識別番号】100172225
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 宏行
(72)【発明者】
【氏名】田口 健司
【テーマコード(参考)】
2B102
【Fターム(参考)】
2B102AA15
2B102AB02
2B102AB50
(57)【要約】
【課題】愛玩動物の健康状態の管理に資することができる愛玩動物用の食器を提供することを目的とする。
【解決手段】愛玩動物用の食器1は、下受け部としての台座2と、台座2に対して回動自在に保持される器本体3と、を備える。台座2の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部(領域6)が設けられ、器本体3の外周面には給餌情報表示部における特定の位置を示す目印9が施される。給餌に関する情報は例えば時刻であり、給餌情報表示部には、時刻を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが器本体3の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下受け部と、
前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、
前記下受け部の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、
前記器本体の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施される、愛玩動物用の食器。
【請求項2】
下受け部と、
前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、
前記器本体の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、
前記下受け部の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施される、愛玩動物用の食器。
【請求項3】
前記給餌情報表示部には、時刻を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが前記器本体の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施される、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項4】
前記給餌情報表示部には、給餌量を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが前記器本体の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施される、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項5】
前記目印は、前記器本体に供給される飲食物を模したデザインを有する、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項6】
前記器本体に餌を供給した時刻に前記目印が位置合わせされる、請求項3に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項7】
前記下受け部と前記器本体が互いに接触する接触面のうち、少なくとも何れか一方は粗面である、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、愛玩動物用の食器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年においては、飼育される犬や猫などの愛玩動物の健康に対する意識が飼主および事業者の間で高まりをみせている。愛玩動物が良好な健康状態を維持するうえで重要な要素のひとつとして、日々の給餌が挙げられる。すなわち、飼主は愛玩動物の健康状態を管理するうえで、愛玩動物へいつ給餌したか、摂取した餌の量はどの程度か、を把握することがきわめて重要である。
【0003】
ところで、2人以上で構成される家庭では、共働き等によって愛玩動物を長時間に亘って留守番させるケースが珍しくない。また、近年では一人暮らしの下で愛玩動物を飼育するケースが増えており、このようなケースにおいても愛玩動物は長時間に亘る留守番を強いられる。
【0004】
そこで従来、飼主が長時間に亘って外出する場合であっても、留守番中の愛玩動物に自動で給餌することができる装置が提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1には、餌を貯蔵するホッパーと、該ホッパーの下方に連通して設けられホッパーから供給される餌の受入口と排出口とを有すると共に、ホッパーから供給される餌を一定量毎に計量する餌計量部と、給餌時刻を計時するタイマーとからなり、給餌時刻に餌計量部から一定量の餌を排出するペット用給餌装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、飼主が外出している場合でも給餌を自動で行うことができるものの、何時に給餌したのか、摂取した餌の量はどの程度か、といった給餌に関する所定の情報を容易に把握して、餌の摂取状況を通じた愛玩動物の健康状態を管理することが困難であった。
【0007】
そこで本発明は、愛玩動物の健康状態の管理に資することができる愛玩動物用の食器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の愛玩動物用の食器は、下受け部と、前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、前記下受け部の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、前記器本体の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施される。
【0009】
本発明の愛玩動物用の食器は、下受け部と、前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、前記器本体の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、前記下受け部の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、愛玩動物の健康状態の管理に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器の斜視図
【
図2】本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器の構造説明図
【
図3】(a)本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器の正面図(b)本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器を構成する台座の平面図
【
図4】(a)(b)本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器の変形例を示す正面図
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1,2及び3を参照して、本発明の一実施の形態における愛玩動物用の食器(以下、単に「食器」と称する。)について説明する。
図1において、食器1は、台座2と器本体3と、を含んで構成される。台座2と器本体3は、例えば陶器、陶磁器から成る。
【0013】
台座2は正面視して、上方に向かうにしたがって縮径するような形状を有する。
図2において、台座2には、上方に開口した凹部4が形成されており、凹部は所定の深さを有するとともに、平面視して正円状となっている。
【0014】
台座2の上部には所定方向に広がる面を有する縁部5が形成されており、この縁部5によって器本体3が下受けされる。すなわち、台座2は器本体3を下受けする下受け部となっている。本実施の形態において、縁部5の表面は「粗(粗面。凹凸面。)」である。
【0015】
台座2の外周面における所定の領域6には、時刻を表す数字(「0」,「3」,「6」,「9」)と記号(「・」)の組み合わせが、器本体3の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施されている。より詳細には、領域6には円周を等間隔に12分割した位置の夫々に数字または記号が施されている。例えば、「3」と「6」の間に施された2個の記号(「・」)の夫々は、「4」と「5」を意味する。時刻は給餌に関する情報(飼主がいつ器本体3に餌を供給したかを示す情報)の一例である。
【0016】
領域6には数字のみを施してもよい。また、領域6には円周を等間隔に24分割した位置の夫々に数字、記号を施してもよい。かかる場合、領域6には0時から23時に亘る時刻が表示されることになる。
【0017】
領域6に施される情報は、数字と記号に限定されない。例えば、文字(漢字、平仮名、カタカナ(一時、いちじ等))、図柄(朝、昼、夕刻、夜を想起させる図柄)を領域6に表示してもよい。また、数字、記号、文字、図柄を組み合わせて表示させてもよい。このように、台座2の外周面における所定の領域6は、時刻を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが器本体3の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて表示される給餌情報表示部となっている。換言すれば、台座2の外周面が給餌情報表示部として機能する。
【0018】
図2に示すように、器本体3は椀状部3aと、椀状部3aの底部から凸出して設けられた高台3bと、を含んで構成される。椀状部3aは正面視して、上方に向かうにしたがって大きく拡径するような形状となっている。椀状部3aには、上方が開口し所定深さを有する凹部7が形成されている。凹部7には、愛玩動物用の餌(図示省略)としての固形食料、若しくは飲料水が収容される。本実施の形態では、いわゆるドッグフードと呼ばれる固形食料に加え、飲料水も「餌」として定義している。凹部7は餌が収容される収容部となっている。
【0019】
椀状部3aにおいて、凹部7の内周面7aには、上下方向に所定間隔で施された目盛り8が施されている。目盛り8は、凹部7に収容される餌の量を認識するための目安として用いることができる。
【0020】
椀状部3aの外周面には、台座2の外周面上の所定の領域6における特定の位置を指し示す目印9が施されている。本実施の形態における目印9は、三角形(▽)の外郭を有する「矢印」の図柄で表されている。
【0021】
高台3bはその全体が台座2の凹部4に収容されるサイズに設定される。器本体3を台座2に対して上方から嵌め合わせた状態では、高台3bの外周面は台座2の凹部4を形成する内周面4aに対向する。また、この状態では、高台3bの下端部が台座2の凹部4を形成する底部4bに接触するとともに、椀状部3aの下面3a1(
図3)が台座2の縁部5と接触する。本実施の形態において、椀状部3aの下面3a1の表面は「粗(粗面。凹凸面。)」である。
【0022】
なお、器本体3を台座2に嵌め合わせた状態において、高台3bの下端部は必ずしも台座2の底部4bに接触しなくてもよい。また、高台3bの下端部を台座2の底部4bに接触させる一方で、椀状部3aの下面3a1を台座2の縁部5に接触させないようにしてもよい。かかる場合、高台3bの下端部と台座2の凹部4の底部4bの少なくとも何れか一方を「粗(粗面)」にしておくとよい。
【0023】
器本体3を台座2に対し上方から嵌め合わせた状態では、器本体3は台座2に固定されない。また、器本体3と台座2を嵌め合わせた状態においては、両部材の中心が上下方向で一致する。すなわち、器本体3を台座2に嵌め合わせた状態では、器本体3は平面視して台座2に対して中心を通る軸回り(
図1における紙面上下方向の軸回り)に所定方向へ回動自在となっている(
図1に示す矢印a)。
【0024】
本実施の形態における食器1は以上のように構成される。次に
図1を参照して、食器1の使用例について説明する。飼主は器本体3に餌を供給したとき、現在時間を確認する。そして、飼主は給餌した時刻に対応する台座2の外周面に施された所定の数字または記号を器本体3の目印9が指し示すように、器本体3を台座2に対して回動させる(矢印a)。
【0025】
例えば飼主が午後3時に器本体3に餌を供給したとする。かかる場合、
図1に示すように、飼主は台座2に対して器本体3を相対的に回動させ(矢印a)、「3」に対応する位置に目印9を位置合わせする。これにより、飼主は長時間に亘って外出した場合でも、帰宅時に餌を何時に与えたかを容易に認識することができる。
【0026】
また、飼主は目盛り8を通じて器本体3に供給した餌の量を予め記憶しておけば、器本体3に餌を供給してからの経過時間と餌の摂取量に基づいて愛玩動物の健康状態を推察することができる。
【0027】
このように、本実施の形態における愛玩動物用の食器1は、下受け部としての台座2と、台座2に対して回動自在に保持される器本体3と、を備える。また、台座2の外周面には給餌に関する情報である時刻を表示した給餌情報表示部(領域6)が設けられ、器本体3の外周面には給餌情報表示部における特定の位置を示す目印9が施される。
【0028】
したがって本実施形態における食器1によれば、簡単な操作で給餌時刻を認識することができる。また、給餌してからの経過時間と餌の摂取量に基づいて、愛玩動物の健康状態を把握、推察することができる。すなわち、愛玩動物の日々の健康状態の管理に資することが可能となる。
【0029】
また、台座2と器本体3が互いに接触する接触面のうち、少なくとも何れか一方を粗面とすることで、器本体3と台座2が相対的に回動する際の抵抗が大きくなる。したがって、愛玩動物が餌を摂取する際に、器本体3が台座2に対して回動しづらくなり、台座2と器本体3の相対位置を維持することができる。
【0030】
本実施の形態では、台座2に給餌情報表示部を設け、器本体3に目印9を施しているが、逆であってもよい。すなわち、愛玩動物用の食器は、下受け部としての台座2と、下受け部に対して回動自在に保持される器本体3と、を備え、器本体3の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部(数字や記号などが施される領域6)が設けられ、下受け部の外周面には給餌情報表示部における特定の位置を示す目印9が施される構成としてもよい。
【0031】
また、台座2に施される数字等は時刻でなく、給餌量を表すものとして用いてもよい。例えば、領域6に施された「1」は「10g」、「2」は「20g」・・・「11」は「110g」として、飼主側で予め定義しておく。器本体3には、領域6に施された数字等に対応した複数段階の目盛り8を予め施しておく。
【0032】
例えば、飼主が50gの餌を愛玩動物に与える場合、器本体3の目盛り8を視認しながら50gの餌を器本体3に供給する。そして、目盛り8を通じて認識できる器本体3に残った餌の量と、目印9が示す領域6に施された数字等に基づいて、愛玩動物がどの程度の量の餌を摂取したかを適宜に把握することができる。かかる場合、給餌に関する情報は器本体3に供給した給餌量である。
【0033】
図4(a),(b)は、本発明の愛玩動物用の食器の変形例を示している。本実施の形態と共通する構成要素については同一の符号を付している。
図4(a)に示す例では、目印9Aは器本体3に供給される固形食料(ドッグフード)を模したデザインとなっている。また、
図4(b)に示す例では、目印9Bは器本体3に供給される飲料(水)を模したデザインとなっている。
【0034】
このように、器本体3に供給される飲食物を模したデザインを目印9A,9Bとすることで、愛玩動物が器本体3に供給した飲食物を全て摂取した場合であっても、飼主は愛玩動物が何を摂取したか容易に把握することができる。その他、目印は愛玩動物の種類(犬や猫など)を表すデザインにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
愛玩動物への給餌に関する情報を簡単に認識することができる愛玩動物用の食器を提供することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 愛玩動物用の食器
2 台座
3 器本体
6 領域(給餌情報表示部)
9 目印
【手続補正書】
【提出日】2024-06-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下受け部と、
前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、
前記下受け部の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、
前記器本体の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施され、
前記下受け部と前記器本体は分離可能であり、
前記下受け部は、上方に開口した凹部が形成されており、
前記器本体は、椀状部と、前記椀状部の底部から凸出して設けられた高台と、を含んで構成され、
前記高台はその全体が前記下受け部の前記凹部に収容されるサイズであり、
前記器本体を前記下受け部に対して嵌め合わせた状態では、前記高台の外周面は前記下受け部の前記凹部を形成する内周面に対向する、愛玩動物用の食器。
【請求項2】
下受け部と、
前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、
前記器本体の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、
前記下受け部の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施され、
前記下受け部と前記器本体は分離可能であり、
前記下受け部は、上方に開口した凹部が形成されており、
前記器本体は、椀状部と、前記椀状部の底部から凸出して設けられた高台と、を含んで構成され、
前記高台はその全体が前記下受け部の前記凹部に収容されるサイズであり、
前記器本体を前記下受け部に対して嵌め合わせた状態では、前記高台の外周面は前記下受け部の前記凹部を形成する内周面に対向する、愛玩動物用の食器。
【請求項3】
前記給餌情報表示部には、時刻を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが前記器本体の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施される、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項4】
前記給餌情報表示部には、給餌量を表す数字、文字、記号、図柄またはこれらの組み合わせが前記器本体の外周面の周方向に沿って所定間隔をあけて施される、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項5】
前記目印は、前記器本体に供給される飲食物を模したデザインを有する、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項6】
前記器本体に餌を供給した時刻に前記目印が位置合わせされる、請求項3に記載の愛玩動物用の食器。
【請求項7】
前記下受け部と前記器本体が互いに接触する接触面のうち、少なくとも何れか一方は粗面である、請求項1または2に記載の愛玩動物用の食器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の愛玩動物用の食器は、下受け部と、前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、前記下受け部の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、前記器本体の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施され、前記下受け部と前記器本体は分離可能であり、前記下受け部は、上方に開口した凹部が形成されており、前記器本体は、椀状部と、前記椀状部の底部から凸出して設けられた高台と、を含んで構成され、前記高台はその全体が前記下受け部の前記凹部に収容されるサイズであり、前記器本体を前記下受け部に対して嵌め合わせた状態では、前記高台の外周面は前記下受け部の前記凹部を形成する内周面に対向する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の愛玩動物用の食器は、下受け部と、前記下受け部に対して回動自在に保持される器本体と、を備え、前記器本体の外周面には給餌に関する情報を表示した給餌情報表示部が設けられ、前記下受け部の外周面には前記給餌情報表示部における特定の位置を示す目印が施され、前記下受け部と前記器本体は分離可能であり、前記下受け部は、上方に開口した凹部が形成されており、前記器本体は、椀状部と、前記椀状部の底部から凸出して設けられた高台と、を含んで構成され、前記高台はその全体が前記下受け部の前記凹部に収容されるサイズであり、前記器本体を前記下受け部に対して嵌め合わせた状態では、前記高台の外周面は前記下受け部の前記凹部を形成する内周面に対向する。