(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125283
(43)【公開日】2024-09-18
(54)【発明の名称】無線センシング測定および報告のための方法、装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240910BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20240910BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W84/12
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024064742
(22)【出願日】2024-04-12
(62)【分割の表示】P 2023581066の分割
【原出願日】2022-10-04
(31)【優先権主張番号】63/253,083
(32)【優先日】2021-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/276,652
(32)【優先日】2021-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/281,043
(32)【優先日】2021-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/293,065
(32)【優先日】2021-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/300,042
(32)【優先日】2022-01-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/308,927
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/332,658
(32)【優先日】2022-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/827,902
(32)【優先日】2022-05-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/349,082
(32)【優先日】2022-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/838,228
(32)【優先日】2022-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/838,231
(32)【優先日】2022-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/838,244
(32)【優先日】2022-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/354,184
(32)【優先日】2022-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/388,625
(32)【優先日】2022-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/888,429
(32)【優先日】2022-08-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/891,037
(32)【優先日】2022-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/945,995
(32)【優先日】2022-09-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
3.ANDROID
4.FIREWIRE
5.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】524004445
【氏名又は名称】オウ, オスカー チ-リム
【氏名又は名称原語表記】AU, Oscar, Chi-Lim
【住所又は居所原語表記】7500 Greenway Center Drive, #1070 Greenbelt, MD 20770, U.S.A.
(71)【出願人】
【識別番号】524004456
【氏名又は名称】ワン, ベイベイ
【氏名又は名称原語表記】WANG, Beibei
【住所又は居所原語表記】12105 Shining Stars Ln Clarksville, MD 21029, U.S.A.
(71)【出願人】
【識別番号】524004467
【氏名又は名称】リュウ, ケー. ジェイ. レイ
【氏名又は名称原語表記】LIU, K. J., Ray
【住所又は居所原語表記】11421 Big Piney Way Potomac, MD 20854, U.S.A.
(71)【出願人】
【識別番号】524004478
【氏名又は名称】ライ, ハン‐コック ダク
【氏名又は名称原語表記】LAI, Hung-Quoc, Duc
【住所又は居所原語表記】8907 Whitecliff Lane Parkville, MD 21234, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オウ, オスカー チ-リム
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ベイベイ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ, ケー. ジェイ. レイ
(72)【発明者】
【氏名】ライ, ハン‐コック ダク
(57)【要約】 (修正有)
【課題】無線センシング測定および報告を行うための方法、装置、デバイス、システムおよびソフトウェアを提供する。
【解決手段】標準化プロキシ無線センシング方法であって、プロキシイニシエータデバイスが、標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、プロキシレスポンダデバイスにプロキシセンシング要求メッセージを無線送信することと、プロキシレスポンダデバイスが、プロキシセンシング要求メッセージを受信し、プロキシセンシング要求メッセージに応答して、選択されたセンシングレスポンダデバイスとのセンシングセッションを開始し、選択されたセンシングレスポンダデバイスによって通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を得るために無線センシング測定を実行することと、を含む。
【選択図】
図18
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線センシングのための無線データ通信ネットワークにおけるシステムであって、
前記無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信するように構成された送信機であって、前記無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤを備える前記送信機と、
受信機であって、
前記無線プロトコルに基づいて、ベニューの無線チャネルを介して、WSSの前記時系列(TSWSS)を受信し、
センシング測定結果を取得するために、受信した前記TSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行し、
前記受信機の前記PHYレイヤ又は前記MACレイヤは、前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤに前記センシング測定結果を報告し、
前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤは、前記センシング測定結果に基づいてセンシングベースのタスクを実行する、
ように構成された前記受信機と、を含む
システム。
【請求項2】
前記無線プロトコルが、無線LAN(WLAN)プロトコル、モバイル通信プロトコル、WLAN規格、Wi-Fi規格、IEEE802規格、IEEE802.11規格、またはIEEE802.11bf規格のうちの少なくとも1つである
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記センシング測定結果は、前記無線チャネルのチャネル情報(CI)の時系列を含み、
前記時系列のCI(TSCI)の各CIは、それぞれのWSSに基づいて前記受信機によって取得され、
各CIは、チャネル状態情報(CSI)、チャネルインパルス応答(CIR)、またはチャネル周波数応答(CFR)の少なくとも1つを含む
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記センシング測定結果は、設定フレームの設定フィールドに基づいて、前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤに報告されるように構成され、
前記設定フレームは、前記無線プロトコルに従った前記無線センシング測定に関連するセットアップ手順の間に前記受信機によって取得される
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記センシング測定結果は、前記受信機以外のデバイスの代わりに、前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤに報告されるように構成されている
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記センシング測定結果は、前記受信機以外のデバイスには報告されないように設定されている
請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記設定フレームは、前記セットアップ手順の間、前記無線プロトコルに基づいて通信され、
前記セットアップ手順は、複数の前記無線センシング測定の前に実行される
請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記センシング測定結果は、前記無線プロトコルに基づいて前記セットアップ手順中に通信された前記設定フレームの前記設定フィールドを使用して前記受信機を設定することにより、前記受信機でローカルに報告されるように設定される
請求項4に記載のシステム。
【請求項9】
前記受信機は、前記セットアップ手順の間、前記無線プロトコルに基づいて、前記システムのセンシングイニシエータデバイスによって、受信機内で前記センシング測定結果をローカルに報告するように構成される
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記設定フレームは、前記無線プロトコルに基づいて、前記センシングイニシエータデバイスと前記受信機との間のネゴシエーションプロセス中に通信される
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記送信機と前記受信機のそれぞれは、複数の前記無線センシング測定を協調して実行するように、前記システムのセンシングイニシエータデバイスによって個別に設定され、
前記送信機は、前記TSWSSを前記受信機に送信するためのセンシングトランスミッタデバイスとして機能するように、前記センシングイニシエータデバイスによって設定され、
前記TSWSSは、前記センシングベースのタスクに関連する少なくとも1つの設定を備え、
前記受信機は、前記送信機から前記TSWSSを受信し、受信した前記TSWSSに基づいて前記TSCIを取得するためのセンシングレシーバとして機能するように、前記センシングイニシエータデバイスによって設定され、
前記受信機は、前記無線プロトコルに基づいて、前記TSCIを前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤにローカルに報告するか、または前記システム内の別のデバイスに非ローカルに報告するかに設定され、
前記送信機または前記受信機の少なくとも一方は、前記センシングイニシエータデバイスに関連付けられたセンシングレスポンダデバイスとして機能する
請求項3に記載のシステム。
【請求項12】
前記受信機は、前記無線プロトコルに基づいて、前記センシングイニシエータデバイスによって、
前記TSCIをローカルに報告するための第1の精度低減を含む第1の方法でTSCIを処理し、
前記TSCIを非ローカルに報告するための前記第1の精度低減とは異なる第2の精度低減を含む第2の方法でTSCIを処理する、ように設定される
請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記TSCIを非ローカルに報告する場合、
前記受信機が、前記無線プロトコルに基づいて、各CIを前記センシングイニシエータデバイスへ無線で送信し、
報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために、前記センシングイニシエータデバイスにおいて非ローカルで利用可能である
請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
非ローカルに報告される前記TSCIは、前記センシングイニシエータデバイスにおける前記センシングベースのタスクの中央集中コンピューティングに利用可能である
請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記TSCIをローカルに報告する場合、
前記受信機は、前記センシングベースのタスクのために、前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤで各CIをローカルに利用可能にする
請求項12に記載のシステム。
【請求項16】
ローカルに報告された前記TSCIは、前記受信機においてセンシングベースのタスクの分散コンピューティングに利用できる
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記TSCIの第1のCIは、前記受信機によってローカルおよび非ローカルの両方で報告される
請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記TSCIの第2のCIは、前記受信機によりローカルと非ローカルのいずれでも報告されない
請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記センシングイニシエータデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのアクセスポイント(AP)デバイスであり、
前記送信機は、前記無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスとして機能し、
前記受信側は前記APであり、
前記受信機は前記TSCIをローカルに報告し、
ローカルに報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために前記APで利用可能である
請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記無線センシング測定は、前記無線プロトコルに基づくヌルデータパケット(NDP)フレームとトリガフレーム(TF)を使用するトリガベース(TB)である
請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
センシングトランスミッタデバイスとして機能するように前記無線プロトコルに基づいて、前記センシングイニシエータデバイスによって個々に設定された少なくとも1つの追加の送信機を前記ベニュー内にさらに有し、
追加の送信機のそれぞれは、前記無線プロトコルに基づいて、各TSWSSを前記受信機に送信するように構成され、
前記受信機は、
前記無線プロトコルに基づいて、前記無線チャネルを通してそれぞれの前記TSWSSを受信し、
受信した前記TSWSSのそれぞれに基づいて、それぞれのTSCIを取得し、
前記TSCIのそれぞれを前記受信機における前記少なくとも1つの上位レイヤへローカルに報告し、
複数のローカルに報告されたTSCIに基づいて、中央集中方式の前記センシングベースのタスクを実行するように構成される
請求項19に記載のシステム。
【請求項22】
前記センシングイニシエータデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、
前記送信機はAPであり、
前記受信機は、前記無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスとして機能し、
前記受信機は前記TSCIをローカルに報告し、
ローカルに報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために前記クライアントデバイスで利用可能である
請求項11に記載のシステム。
【請求項23】
前記TSWSSは、前記送信機から前記受信機にブロードキャストされる
請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記無線センシング測定は、前記無線プロトコルに基づくヌルデータパケット(NDP)フレームおよびNDPアナウンスメント(NDPA)フレームを使用するトリガベース(TB)である
請求項22に記載のシステム。
【請求項25】
センシングレシーバデバイスとして機能するように前記無線プロトコルに基づいて前記センシングイニシエータデバイスによって個々に設定された、少なくとも1つの追加の受信装置をベニュー内にさらに含み、
前記送信機は、前記無線プロトコルに基づいて、それぞれのTSWSSをそれぞれの追加の受信機に送信するように構成され、
各追加の受信機は、
前記無線プロトコルに基づいて、前記無線チャネルを通してそれぞれの前記TSWSSを受信し、
それぞれの受信された前記TSWSSに基づいて、それぞれのTSCIを取得し、
それぞれの前記TSCIを、前記追加の受信機のそれぞれの前記少なくとも1つの上位レイヤにローカルに報告し、
複数のローカルに報告されたTSCIに基づいて非中央集中方式の前記センシングベースのタスクを実行するためにローカルに報告された前記TSCIのそれぞれに基づいて、前記センシングベースのタスクの一部のそれぞれをローカルに実行する、ように構成される
請求項22に記載のシステム。
【請求項26】
前記センシングイニシエータデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、
前記センシングレスポンダデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、
前記送信機は、前記クライアントデバイスであり、
前記受信機は、前記APであり、
前記受信機は、前記TSCIをローカルに報告し、
ローカルに報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために前記APで利用可能である
請求項11に記載のシステム。
【請求項27】
前記センシングイニシエータデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、
センシングレスポンダデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、
前記送信機は、前記APであり、
前記受信機は、前記クライアントデバイスであり、
前記受信機は、前記TSCIをローカルに報告し、
ローカルに報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために前記クライアントデバイスで利用可能である
請求項11に記載のシステム。
【請求項28】
前記センシングイニシエータデバイスは、前記無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、
前記無線データ通信ネットワークの第1のクライアントデバイスは、第1のセンシングレスポンダデバイスであり、
前記無線データ通信ネットワークの第2のクライアントデバイスは、第2のセンシングレスポンダデバイスであり、
前記送信機は、前記第1のクライアントデバイスであり、
前記受信機は、前記第2のクライアントデバイスであり、
前記受信機は、前記TSCIをローカルに報告し、
ローカルに報告された前記TSCIは、前記センシングベースのタスクのために前記第2のクライアントデバイスで利用可能である
請求項11に記載のシステム。
【請求項29】
無線センシングのための無線データ通信ネットワークにおける無線デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに通信可能に結合されたメモリと、
前記プロセッサに通信可能に結合された受信機と、を含み、
前記無線データ通信ネットワーク内の追加の無線デバイスは、前記無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信するように構成され、
前記無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤからなり、
前記受信機は、
ベニューの無線チャネルを介して前記無線プロトコルに基づいてWSSの前記時系列(TSWSS)を受信し、
センシング測定結果を取得するために、受信した前記TSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行し、
前記受信機の前記PHYレイヤまたは前記MACレイヤは、前記センシング測定結果を前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤに報告し、
前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤは、前記センシング測定結果に基づいて、センシングベースのタスクを実行する
ように構成される
無線デバイス。
【請求項30】
無線センシングのための方法であって、
無線データ通信ネットワークであって、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセスコントロール(MAC)レイヤ及び少なくとも1つの上位レイヤとを含む前記無線データ通信ネットワーク内の送信機によって、前記無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信することと、
前記無線データ通信ネットワーク内の受信機により、ベニューの無線チャネルを介して前記無線プロトコルに基づいて、WSSの前記時系列(TSWSS)を受信することと、
前記受信機により、センシング測定結果を取得するために、受信した前記TSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行することと、
前記受信機の前記PHYレイヤまたは前記MACレイヤによって、前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤへ前記センシング測定結果を報告することと、
前記受信機の前記少なくとも1つの上位レイヤにより、前記センシング測定結果に基づいてセンシングベースのタスクを実行することと、を含む
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本出願は、以下の各事例の開示全体を参照により取り込み、その優先権を主張するものである。
(a)米国仮特許出願第63/253,083号、名称「無線センシング、検出、追跡のための方法、装置、およびシステム」、出願日2021年10月6日、
(b)米国仮特許出願第63/276,652号、名称「垂直サインおよび周辺動作を無線で監視する方法、装置、およびシステム」、出願日2021年11月7日、
(c)米国仮特許出願第63/281,043号、名称「センシング方法、装置、およびシステム」、出願日2021年11月18日、
(d)米国仮特許出願第63/293,065号、名称「速度向上および分離のための方法、装置、およびシステム」、出願日2021年12月22日、
(e)米国仮特許出願第63/300,042号、名称「無線センシングおよび睡眠トラッキングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年1月16日、
(f)米国仮特許出願第63/308,927号、名称「無線デバイスの複数のグループに基づく無線センシングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年2月10日、
(g)米国仮特許出願第63/332,658号、名称「無線センシングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年4月19日、
(h)米国特許出願第17/827,902号、名称「音声信号および無線信号に基づく速度向上および分離のための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年5月30日、
(i)米国仮特許出願第63/349,082号、名称「無線センシング音声活動検出のための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年6月4日、
(j)米国特許出願第17/838,228号、名称「チャネル情報に基づく無線センシングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年6月12日、
(k)米国特許出願第17/838,231号、名称「無線センシングのためのデバイスを特定および定量化するための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年6月12日、
(l)米国特許出願第17/838,244号、名称「リンクワイズ動作統計に基づく無線センシングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年6月12日、
(m)米国仮特許出願第63/354,184号、名称「動作の定位と外れ値除去のための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年6月21日、
(n)米国仮特許出願第63/388,625号、名称「無線センシングおよび屋内測位方法、装置、およびシステム」、出願日2022年7月12日、
(o)米国特許出願第17/888,429号、名称「無線ベースの睡眠トラッキングのための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年8月15日、
(p)米国特許出願第17/891,037号、名称「無線トラッキングに基づくマップ再構成のための方法、装置、およびシステム」、出願日2022年8月18日、
(q)米国特許出願第17/945,995号、名称「高周波信号を用いた無線生体監視のための方法、装置およびシステム」、出願日2022年9月15日。
【0002】
本教示は一般に無線センシングに関する。より具体的には、本教示は、無線センシング測定および報告を行うための方法、システム、および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
モノのインターネット(IoT)アプリケーションの普及に伴い、何十億という家電製品、電話、スマートデバイス、セキュリティシステム、環境センサ、車両や建物、その他の無線接続デバイスがデータを送信し、互いに、あるいは人と通信するようになり、あらゆるものが常時計測、追跡できるようになる。周辺環境で起こっていることを測定するための様々なアプローチの中で、無線センシングは、無線デバイスのユビキタス展開のため、近年ますます注目されている。さらに、人間の活動は無線信号の伝播に影響を与えるため、無線信号が人間の活動にどのように反応するかを理解し分析することで、活動に関する豊富な情報を明らかにすることができる。新世代の無線システムでより多くの帯域幅が利用できるようになると、無線センシングによって、今日では想像することしかできない多くのスマートIoTアプリケーションが近い将来実現することになる。帯域幅が広がれば、屋内や大都市圏のような散乱の多い環境でも、より多くのマルチパスを見ることができ、数百の仮想アンテナ/センサとして扱うことができるからだ。IEEE 802.11bfなどのいくつかの技術標準は無線センシングをサポートしているが、無線センシングの多くの詳細、例えば無線センシングの測定と報告の実行方法に関する標準化はまだ完了していない。そのため、無線センシングの測定と報告のための効率的で効果的な方法が望まれている。
【発明の概要】
【0004】
本教示は一般に無線センシングに関する。より具体的には、本教示は、無線センシング測定および報告を行うための方法、システム、および装置に関する。
【0005】
一実施形態では、無線センシングのための無線データ通信ネットワーク内のシステムについて説明する。このシステムは、無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信するように構成された送信機と、受信機と、を備える。無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤから構成される。受信機は、ベニューの無線チャネルを介して無線プロトコルに基づく時系列のWSS(TSWSS)を受信し、受信したTSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行してセンシング測定結果を得るように構成される。受信機は、ベニューの無線チャネルを介して無線プロトコルに基づく時系列のWSS(TSWSS)を受信し、受信したTSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行してセンシング測定結果を得るように構成される。受信機のPHYレイヤまたはMACレイヤは、センシング測定結果を受信機の少なくとも1つの上位レイヤに報告する。受信機の少なくとも1つの上位レイヤは、センシング測定結果に基づいてセンシングベースのタスクを実行する。
【0006】
別の実施形態では、無線センシングのための無線データ通信ネットワークにおける無線デバイスについて説明する。無線デバイスは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリと、プロセッサに通信可能に結合された受信機と、を備える。無線データ通信ネットワーク内の追加の無線デバイスは、無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信するように構成される。無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤから構成される。受信機は、ベニューの無線チャネルを介して無線プロトコルに基づく時系列のWSS(TSWSS)を受信し、受信したTSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行してセンシング測定結果を得るように構成される。受信機のPHYレイヤまたはMACレイヤは、センシング測定結果を受信機の少なくとも1つの上位レイヤに報告する。受信機のPHYレイヤまたはMACレイヤは、センシング測定結果を受信機の少なくとも1つの上位レイヤに報告する。受信機の少なくとも1つの上位レイヤは、センシング測定結果に基づいてセンシングベースのタスクを実行する。
【0007】
さらに別の実施形態では、無線センシングの方法を説明する。本方法は、以下を含む:無線データ通信ネットワーク内の送信機によって、無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づく時系列の無線サウンディング信号(WSS)を送信することであって、無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤを備えることと、無線データ通信ネットワーク内の受信機によって、ベニューの無線チャネルを介して、無線プロトコルに基づく時系列のWSS(TSWSS)を受信することと、受信機により、受信したTSWSSに基づいて複数の無線センシング測定を実行し、センシング測定結果を得ることと、受信機のPHYレイヤまたはMACレイヤにより、センシング測定結果を受信機の少なくとも1つの上位レイヤに報告することと、受信機の少なくとも1つの上位レイヤにより、センシング測定結果に基づいてセンシングベースのタスクを実行することと。
【0008】
他の概念は、無線センシング測定および報告に関する本教示を実施するためのソフトウェアに関する。概念は、無線センシング測定および報告に関する本教示を実施するためのソフトウェアに関する。追加の新規な特徴は、以下の説明において部分的に規定され、部分的には、以下の説明および添付の図面を検討することにより当業者に明らかになるか、または実施例の製造または操作により知ることができる。本教示の新規な特徴は、後述の詳細な実施例に記載された方法、手段および組合せの様々な態様の実施または使用によって実現および達成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本明細書に記載される方法、システム、および/または装置は、例示的な実施形態の観点からさらに説明される。これらの例示的な実施形態は、図面を参照して詳細に説明される。これらの実施形態は、非限定的な例示的実施形態であり、図面のいくつかの図を通して同様の参照数字は同様の構造を表す。
【0010】
【
図1】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシング手順の一例を示す。
【0011】
【
図2】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシング手順の別の例を示す。
【0012】
【
図3】本開示のいくつかの実施形態による、トリガベースの無線センシング測定インスタンスの例を示す。
【0013】
【
図4】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図5】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図6】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図7】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図8】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図9】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図10】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図11】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図12】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【
図13】本開示の様々な実施形態による、無線センシングおよび報告の様々な例示的ユースケースを示す。
【0014】
【
図14】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのセッション内での測定インスタンス共有の例を示す図である。
【0015】
【
図15】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのセッションをまたがる測定インスタンス共有の例を示す図である。
【0016】
【
図16】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのためのシステムの第1の無線デバイスの例示的なブロック図である。
【0017】
【
図17】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのためのシステムの第2の無線デバイスの例示的なブロック図である。
【0018】
【
図18】本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングに使用されるデバイスを識別するための例示的な方法のフローチャートを示す。
【0019】
【
図19】本開示のいくつかの実施形態による、双方向レスポンダ間センシングの例を示す。
【0020】
【
図20】本開示のいくつかの実施形態による、アドホックネットワークを形成する非インフラストラクチャモードにおける多数のステーション(STA)を示す。
【0021】
【
図21】本開示のいくつかの実施形態による、非インフラストラクチャモードセンシングのための様々なユースケースを示す。
【
図22】本開示のいくつかの実施形態による、非インフラストラクチャモードセンシングのための様々なユースケースを示す。
【
図23】本開示のいくつかの実施形態による、非インフラストラクチャモードセンシングのための様々なユースケースを示す。
【
図24】本開示のいくつかの実施形態による、非インフラストラクチャモードセンシングのための様々なユースケースを示す。
【
図25】本開示のいくつかの実施形態による、非インフラストラクチャモードセンシングのための様々なユースケースを示す。
【0022】
【
図26】本開示のいくつかの実施形態による、プロキシによるセンシング(SBP)手順を更新するための様々なユースケースを示す。
【
図27】本開示のいくつかの実施形態による、プロキシによるセンシング(SBP)手順を更新するための様々なユースケースを示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
一実施形態では、本教示は、無線モニタリングシステムの、方法、装置、デバイス、システム、及び/又はソフトウェア(方法/装置/デバイス/システム/ソフトウェア)を開示する。無線マルチパスチャネル(チャネル)の時系列のチャネル情報(CI)は、プロセッサと、通信可能に当該プロセッサと接続されたメモリと、当該メモリに格納された命令のセットとを使用して(例えば、動的に)取得されうる。時系列のCI(TSCI)は、チャネルを通じてベニュー内のタイプ1ヘテロジニアス無線デバイス(例えば、無線信号機、TX)とタイプ2ヘテロジニアス無線デバイス(例えば、無線受信機、RX)との間で送信される無線信号(信号)から抽出されうる。チャネルは、ベニュー内の物体の表現(例えば、動き、移動、表現、及び/又は、位置/ポーズ/形状/表現の変化)によって影響を受けうる。物体の特性及び/又は空間‐時間情報(STI(spatial-temporal information)、例えば、動き情報)及び/又は物体の動きは、TSCIに基づいてモニタリングされうる。タスクは、特性及び/又はSTIに基づいて実行されうる。タスクと関連付けられたプレゼンテーションは、ユーザのデバイス上のユーザインタフェース(UI)内に生成されうる。TSCIは、無線信号ストリームでありうる。TSCI又は各CIは、前処理されうる。デバイスは、ステーション(STA)でありうる。記号「A/B」は、本教示において「A及び/又はB」を意味する。
【0024】
表現(expression)は、配置、可動部の配置、ロケーション、位置、向き、識別可能な場所、領域、空間座標、プレゼンテーション、状態、静的表現、サイズ、長さ、幅、高さ、角度、スケール、形状、曲線、表面、面積、体積、ポーズ、姿勢、明示、ボディランゲージ、動的表現、動き、動きシーケンス、ジェスチャ、伸張、収縮、変形、身体表現(例えば、頭、顔、目、口、舌、髪、声、首、手足、腕、手、脚、足、筋肉、可動部)、表面表現(例えば、形状、質感、材質、色、電磁(EM)特性、視覚パターン、湿り度、反射率、半透明性、柔軟)、材料特性(例えば、生体組織、髪、布、金属、木、革、プラスチック、人工材料、固体、液体、気体、温度)、移動、アクティビティ、挙動、表現の変化、及び/又は何らかの組み合わせを含みうる。
【0025】
無線信号は、送信/受信信号、EM放射、RF信号/送信、ライセンス/アンライセンス/ISM帯の信号、帯域制限信号、ベースバンド信号、無線/モバイル/セルラ通信信号、メッシュ信号、光信号/通信、ダウンリンク/アップリンク信号、ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャスト信号、規格(例えば、WLAN、WWAN、WBAN、国際、業界、デファクト、IEEE802、802.11/15/16、WiFi、802.11n/ac/ax/be、3G/4G/LTE/5G/7G/8G、3GPP(登録商標)、Bluetooth、BLE、Zigbee、RFID、UWB、WiMax)準拠の信号、標準フレーム、ビーコン/パイロット/プローブ/問い合わせ/ハンドシェイク/同期信号、管理/制御/データフレーム、管理/制御/データ信号、標準化された無線/セルラ通信プロトコル、参照信号、ソース信号、動作プローブ/検出/センシング信号、及び/又は信号の系列を含みうる。無線信号は、見通し(LOS)成分及び/又は非LOS成分(又はパス/リンク)を含みうる。各CIは、タイプ2デバイスのレイヤ(例えば、OSIモデルにおけるPHY/MACレイヤ)において抽出/生成/演算/センシングされうる、及びアプリケーション(例えば、ソフトウェア、ファームウェア、運転者、アプリ、無線モニタリングソフトウェア/システム)によって取得されうる。
【0026】
無線マルチパスチャネルは、通信チャネル、アナログ周波数チャネル(例えば、700/800/900MHz、1.8/1.8/2.4/3/5/6/27/60GHz付近のアナログキャリア周波数を有する)、符号化チャネル(例えば、CDMAにおける)、及び/又は無線ネットワーク/システム(例えば、WLAN、WiFi、メッシュ、LTE、4G/5G、Bluetooth、Zigbee、UWB、RFID、マイクロ波)のチャネルを含みうる。それは、2つ以上のチャネルを含んでもよい。チャネルは連続的(例えば、隣接する/重複する帯域を有する)又は非連続的チャネル(例えば、重複しないWiFiチャネル、1つは2.4GHzであり、1つは5GHzである)であってもよい。
【0027】
TSCIは、タイプ2デバイスのレイヤ(例えば、OSI参照モデルのレイヤ、物理レイヤ、データリンクレイヤ、論理リンク制御レイヤ、メディアアクセス制御(MAC)レイヤ、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイヤ、TCP/IPレイヤ、インターネットレイヤ、リンクレイヤ)において無線信号から抽出されうる。TSCIは、無線信号(例えば、RF信号)から導出された導出信号(例えば、ベースバンド信号、動き検出信号、動きセンシング信号)から抽出されうる。それは、既存のメカニズム(例えば、無線/セルラ通信標準/ネットワーク、3G/LTE/4G/5G/6G/7G/8G、WiFi、IEEE802.11/15/16)を使用して通信プロトコル(例えば、標準化されたプロトコル)によってセンシングされた(無線)測定値であってもよい。動き検出信号は、(例えば、無線リンク/ネットワークにおけるデータ/制御/管理のための)プリアンブル、ヘッダ、及びペイロードのうちの少なくとも1つを有するパケットを含んでもよい。TSCIは、パケット内のプローブ信号(例えば、トレーニングシーケンス、STF、LTF、L-STF、L-LTF、L-SIG、HE-STF、HE-LTF、HE-SIG-A、HE-SIG-B、CEF)から抽出されてもよい。動き検出/センシング信号は、プローブ信号に基づいて認識/識別されうる。パケットは、規格準拠プロトコルフレーム、管理フレーム、制御フレーム、データフレーム、サウンディングフレーム、励起フレーム、照明フレーム、ヌルデータフレーム、ビーコンフレーム、パイロットフレーム、プローブフレーム、要求フレーム、応答フレーム、関連付けフレーム、再関連付けフレーム、関連付け解除フレーム、認証フレーム、アクションフレーム、レポートフレーム、ポールフレーム、アナウンスメントフレーム、拡張フレーム、問い合わせフレーム、肯定応答フレーム、RTSフレーム、CTSフレーム、QoSフレーム、CF-Pollフレーム、CF-Ackフレーム、ブロック肯定応答フレーム、リファレンスフレーム、トレーニングフレーム、及び/又は同期フレームでありうる。
【0028】
パケットは、制御データ及び/又は動き検出プローブを含みうる。データ(例えば、タイプ1デバイスのID/パラメータ/特性/設定/制御信号/コマンド/命令/通知/ブロードキャスト関連情報)は、ペイロードから取得されうる。無線信号は、タイプ1デバイスによって送信されうる。それは、タイプ2デバイスによって受信されうる。(例えば、ローカルサーバ、ハブデバイス、クラウドサーバ、ストレージネットワーク内の)データベースが、TSCI、特性、STI、署名、パターン、挙動、傾向、パラメータ、分析、出力応答、識別情報、ユーザ情報、デバイス情報、チャネル情報、ベニュー(例えば、マップ、環境モデル、ネットワーク、近接デバイス/ネットワーク)情報、タスク情報、クラス/カテゴリ情報、プレゼンテーション(例えば、UI)情報、及び/又は他の情報を格納するために使用されうる。
【0029】
タイプ1/タイプ2デバイスは、電子機器、回路、送信機(TX)/受信機(RX)/トランシーバ、RFインタフェース、「Origin Satellite」/「Tracker Bot」、ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャストデバイス、無線ソースデバイス、ソース/宛先デバイス、無線ノード、ハブデバイス、ターゲットデバイス、動き検出デバイス、センサデバイス、リモート/無線センサデバイス、無線通信デバイス、無線対応デバイス、規格準拠デバイス、及び/又は受信機のうちの少なくとも1つを含みうる。タイプ1(又はタイプ2)デバイスは、ヘテロジニアスであってよく、この理由は、タイプ1(又はタイプ2)デバイスの複数のインスタンスが存在する場合に、異なる回路、エンクロージャ、構造、目的、補助機能、チップ/IC、プロセッサ、メモリ、メモリ、ソフトウェア、ファームウェア、ネットワーク接続性、アンテナ、ブランド、モデル、外観、形態、形状、色、材料、及び/又は仕様を有しうることである。タイプ1/タイプ2デバイスは、アクセスポイント、ルータ、メッシュルータ、インターネット・オブ・シングス(IoT)デバイス、無線端末、1つ以上の無線/RFサブシステム/無線インタフェース(例えば、2.4GHz無線機、5GHz無線機、フロントホール無線機、バックホール無線機)、モデム、RFフロントエンド、RF/無線チップ、又は集積回路(IC)を備えうる。
【0030】
タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、それらの間のリンク、物体、特性、STI、動きのモニタリング、及びタスクのうちの少なくとも1つは、UUID等の識別情報(ID)と関連付けられうる。タイプ1/タイプ2/その他のデバイスは、TSCIを取得/記憶/検索/アクセス/前処理/条件/処理付け/分析/モニタリング/適用しうる。タイプ1及びタイプ2デバイスは、無線信号と並列に、他のチャネル(例えば、イーサネット、HDMI(登録商標)、USB、Bluetooth、BLE、WiFi、LTE、他のネットワーク、無線マルチパスチャネル)でネットワークトラフィックをやりとりしうる。タイプ2デバイスは、タイプ1デバイスとの接続(例えば、関連/認証)を確立することなく、又はタイプ1デバイスからのサービスを要求することなく、無線マルチパスチャネルでタイプ1デバイスからの無線信号を受動的に観測/モニタリング/受信しうる。
【0031】
送信機(即ち、タイプ1デバイス)は、一時的に、散発的に、連続的に、反復的に、交換可能に、交互に、同時に(simultaneously)、同時に(concurrently)、及び/又は同時に(contemporaneously)、受信機(即ち、タイプ2デバイス)として機能することができ、逆もまた同様である。デバイスは、一時的に、散発的に、連続的に、反復的に、同時に、同時に、及び/又は同時に、タイプ1デバイス(送信機)及び/又はタイプ2デバイス(受信機)として機能しうる。それぞれタイプ1(TX)及び/又はタイプ2(RX)デバイスである複数の無線ノードが存在してもよい。TSCIは、無線信号を交換/やりとりする際に、2つのノードごとに取得されうる。物体の特性及び/又はSTIは、TSCIに基づいて個別に、又は2つ以上の(例えば、全ての)TSCIに基づいて一緒にモニタリングされうる。
【0032】
物体の動きは、能動的に(タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、又はその両方において、物体のウェアラブルである/物体と関連付けられている)及び/又は受動的に(タイプ1デバイスとタイプ2デバイスの両方が物体のウェアラブルでない/物体と関連付けられている)モニタリングされうる。物体がタイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスと関連付けられていない可能性があるため、それは受動的でありうる。物体(例えば、ユーザ、無人搬送車両(automated guided vehicle)又はAGV)は、任意のウェアラブル/固定具を持ち運ぶ/取り付ける必要がない場合がある(即ち、タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、タスクを実行するために物体が持ち運ぶ必要があるウェアラブル/取り付けデバイスではない)。物体は、タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスのいずれかと関連付けられうるので、能動的でありうる。物体は、ウェアラブル/固定具(例えば、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、タイプ1デバイス又はタイプ2デバイスのいずれかと通信可能に結合されたデバイス)を運ぶ(又は設置する)ことがありうる。
【0033】
プレゼンテーションは、ビジュアル、オーディオ、画像、ビデオ、アニメーション、グラフィカルプレゼンテーション、テキスト等でありうる。タスクの演算は、タイプ1デバイスのプロセッサ(又はロジックユニット)、タイプ1デバイスのICのプロセッサ(又はロジックユニット)、タイプ2デバイスのプロセッサ(又はロジックユニット)、タイプ2デバイスのICのプロセッサ(又はロジックユニット)、ローカルサーバ、クラウドサーバ、データ分析サブシステム、信号分析サブシステム、及び/又は別のプロセッサによって実行されうる。タスクは、無線フィンガープリント又はベースライン(例えば、トレーニングフェーズ/調査/現在の調査/以前の調査/最近の調査/初期の無線調査において収集、処理、演算、送信及び/又は保存、パッシブフィンガープリント)、トレーニング、プロファイル、トレーニング済みプロファイル、静的プロファイル、調査、初期の無線調査、初期設定、インストール、再トレーニング、更新及びリセットを参照して/参照せずに、実行されうる。
【0034】
タイプ1デバイス(TXデバイス)は、少なくとも1つのヘテロジニアス無線送信機を備えうる。タイプ2デバイス(RXデバイス)は、少なくとも1つのヘテロジニアス無線受信機を備えうる。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、コロケーションされうる。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、同じデバイスでありうる。任意のデバイスは、データ処理ユニット/装置、コンピューティングユニット/システム、ネットワークユニット/システム、プロセッサ(例えば、論理ユニット)、プロセッサと通信可能に接続されたメモリ、及びプロセッサによって実行される、メモリに格納された命令のセットを有しうる。いくつかのプロセッサ、メモリ、及び命令セットは協調されうる。
【0035】
同じタイプ2デバイス(又は複数のタイプ2デバイス)とインタラクションを行う(例えば、通信する、信号/制御/通知/他のデータを交換する)複数のタイプ1デバイスがありうる、及び/又は同じタイプ1デバイスとインタラクションを行う複数のタイプ2デバイスがありうる。複数のタイプ1デバイス/タイプ2デバイスは、同じ/異なるウィンドウ幅/サイズ及び/又は時間シフト、同じ/異なる同期開始時間、同期終了時間等で、同期及び/又は非同期でありうる。複数のタイプ1デバイスによって送信される無線信号は、散発的、一時的、連続的、反復的、同期的、同時、同時、及び/又は同時でありうる。複数のタイプ1デバイス/タイプ2デバイスは、独立して及び/又は協働して動作してもよい。タイプ1及び/又はタイプ2デバイスは、ヘテロジニアスハードウェア回路(例えば、無線信号を生成/受信すること、受信された信号からCIを抽出すること、又はCIを利用可能にすることが可能なヘテロジニアスチップ又はヘテロジニアスIC)を有しうる/備えうる/それらでありうる。それらは、同じ又は異なるサーバ(例えば、クラウドサーバ、エッジサーバ、ローカルサーバ、ハブデバイス)と通信可能に接続されてもよい。
【0036】
1つのデバイスの動作は、動作、状態、内部状態、ストレージ、プロセッサ、メモリ出力、物理的ロケーション、コンピューティングリソース、別のデバイスのネットワークに基づきうる。差分デバイスは、直接、及び/又は別のデバイス/サーバ/ハブデバイス/クラウドサーバを介して通信しうる。デバイスは、関連する設定を有する1人以上のユーザと関連付けられてもよい。設定は、一旦選択され、予めプログラムされ、及び/又は変更され(例えば、調整され、変更され、修正され)/経時的に変更されてもよい。方法には追加のステップがあってもよい。方法のステップ及び/又は追加のステップは、示された順序で、又は別の順序で実行されうる。任意のステップは、並行して、反復して、又は他の方法で反復して、又は他の方法で実行されてもよい。ユーザは、ヒト、成人、高齢者、男性、女性、若者、子供、赤ちゃん、ペット、動物、生物、機械、コンピュータモジュール/ソフトウェア等でありうる。
【0037】
1つ以上のタイプ2デバイスとインタラクションを行う1つ以上のタイプ1デバイスの場合、任意の処理(例えば、時間領域、周波数領域)は、異なるデバイスについて異なりうる。処理は、ロケーション、向き、方向、役割、ユーザ関連特性、設定、構成、利用可能なリソース、利用可能な帯域幅、ネットワーク接続、ハードウェア、ソフトウェア、プロセッサ、コプロセッサ、メモリ、バッテリ寿命、利用可能な電力、アンテナ、アンテナタイプ、アンテナの指向性/無指向性特性、電力設定、及び/又は、デバイスの他のパラメータ/特性に基づきうる。
【0038】
無線受信機(例えば、タイプ2デバイス)は、無線送信機(例えば、タイプ1デバイス)から信号及び/又は別の信号を受信しうる。無線受信機は、別の無線送信機(例えば、第2のタイプ1デバイス)から別の信号を受信しうる。無線送信機は、信号及び/又は別の信号を別の無線受信機(例えば、第2のタイプ2デバイス)に送信しうる。無線送信機、無線受信機、別の無線受信機、及び/又は別の無線送信機は、物体及び/又は別の物体とともに移動している場合がある。別の物体は追跡されうる。
【0039】
タイプ1及び/又はタイプ2デバイスは、少なくとも2つのタイプ2及び/又はタイプ1デバイスと、無線接続することが可能でありうる。タイプ1デバイスは、ベニュー内の別のロケーションにおいて、タイプ2デバイスから第2のタイプ2デバイスへ無線接続(例えば、関連付け、認証)を切り替え/確立するようにさせられうる/制御されうる。同様に、タイプ2デバイスは、ベニュー内の更に別のロケーションにおいて、タイプ1デバイスから第2のタイプ1デバイスへ無線接続を切り替え/確立するようにさせられうる/制御されうる。スイッチングは、サーバ(又はハブデバイス)、プロセッサ、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、及び/又は別のデバイスによって制御されうる。スイッチングの前後で使用する無線が異なる場合がある。第2の無線信号(第2の信号)は、チャネルを介して、タイプ1デバイスと第2のタイプ2デバイスとの間(又はタイプ2デバイスと第2のタイプ1デバイスとの間)で送信されうる。第2の信号から抽出されたチャネルの第2のTSCIが取得されうる。第2の信号は、第1の信号であってもよい。物体の特性、STI、及び/又は別の量が、第2のTSCIに基づいてモニタリングされうる。タイプ1デバイスとタイプ2デバイスは同じであってもよい。異なるタイムスタンプを有する特性、STI及び/又は別の量が、波形を形成してもよい。波形は、プレゼンテーションにおいて表示されてもよい。
【0040】
無線信号及び/又は別の信号は、埋め込まれたデータを有しうる。無線信号は、プローブ信号の系列(例えば、プローブ信号の反復送信、1つ以上のプローブ信号の再使用)でありうる。プローブ信号は、経時的に変化/変動しうる。プローブ信号は、規格準拠信号、プロトコル信号、標準化された無線プロトコル信号、制御信号、データ信号、無線通信ネットワーク信号、セルラネットワーク信号、WiFi信号、LTE/5G/6G/7G信号、参照信号、ビーコン信号、動き検出信号、及び/又は動きセンシング信号でありうる。プローブ信号は、無線ネットワーク規格(例えば、WiFi)、セルラネットワーク規格(例えば、LTE/5G/6G)、又は別の規格に従ってフォーマットされうる。プローブ信号は、ヘッダ及びペイロードを有するパケットを含みうる。プローブ信号は、埋め込まれたデータを有しうる。ペイロードは、データを含みうる。プローブ信号は、データ信号によって置き換えられてもよい。プローブ信号は、データ信号に埋め込まれてもよい。無線受信機、無線送信機、別の無線受信機、及び/又は別の無線送信機は、少なくとも1つのプロセッサ、個別のプロセッサと通信可能に接続されたメモリ、及び/又はメモリに格納された命令の個別のセットと関連付けられてよく、当該命令は、実行されるとプロセッサに、物体のSTI(例えば、動き情報)、初期STI、初期時間、方向、瞬時ロケーション、瞬時角度、及び/又は速度を特定するために必要とされる任意のステップ及び/又は全てのステップを実行させる。
【0041】
プロセッサ、メモリ、及び/又は命令のセットは、タイプ1デバイス、少なくとも1つのタイプ2デバイスのうちの1つ、物体、物体と関連付けられたデバイス、ベニューと関連付けられた別のデバイス、クラウドサーバ、ハブデバイス、及び/又は別のサーバと関連付けられうる。
【0042】
タイプ1デバイスは、ベニュー内のチャネルを通じて少なくとも1つのタイプ2デバイスへブロードキャスト方式で信号を送信しうる。信号は、タイプ1デバイスが任意のタイプ2デバイスとの無線接続(例えば、関連付け、認証)を確立することなく、かつ、タイプ2デバイスがタイプ1デバイスからサービスを要求することなく、送信される。タイプ1デバイスは、2つ以上のタイプ2デバイスに共通の特定のメディアアクセス制御(MAC)アドレスへの送信を行いうる。各タイプ2デバイスは、当該デバイスのMACアドレスを特定のMACアドレスに調整しうる。特定のMACアドレスは、ベニューと関連付けられうる。当該関連付けは、関連付けサーバ(例えば、ハブデバイス)の関連付けテーブルに記録されうる。ベニューは、特定のMACアドレス、プローブ信号の系列、及び/又はプローブ信号から抽出された少なくとも1つのTSCIに基づいて、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、及び/又は別のデバイスによって識別されうる。
【0043】
例えば、タイプ2デバイスは、ベニュー内の新しいロケーションに(例えば、別のベニューから)移動されうる。タイプ1デバイスは、タイプ1デバイスとタイプ2デバイスとが互いに気付かないように、ベニューにおいて新たにセットアップされうる。セットアップ中に、タイプ1デバイスは、特定のMACアドレスにプローブ信号の系列を送信するように(例えば、ダミー受信機を使用して、ハードウェアピン設定/コネクションを使用して、保存された設定を使用して、ローカル設定を使用して、リモート設定を使用して、ダウンロードされた設定を使用して、ハブデバイスを使用して、又はサーバを使用して)命令/誘導/制御されうる。電源投入時に、タイプ2デバイスは、異なるロケーション(例えば、住宅、オフィス、エンクロージャ、フロア、多階建てビルディング、店舗、空港、モール、スタジアム、ホール、駅、地下鉄、区画、エリア、ゾーン、地域、地方、都市、国、大陸)におけるブロードキャストを行うために使用されうる(例えば、指定されたソース、サーバ、ハブデバイス、クラウドサーバに保存されている)MACアドレスのテーブルに従って、プローブ信号をスキャンしうる。タイプ2デバイスが、特定のMACアドレスに送信されたプローブ信号を検出すると、タイプ2デバイスは、当該MACアドレスに基づいてベニューを識別するために当該テーブルを使用できる。
【0044】
ベニューにおけるタイプ2デバイスのロケーションは、特定のMACアドレス、プローブ信号の系列、及び/又はプローブ信号からタイプ2デバイスによって取得された少なくとも1つのTSCIに基づいて演算されうる。当該演算は、タイプ2デバイスによって実行されうる。
【0045】
特定のMACアドレスは、時間的に変更(例えば、調整、変化、修正)されうる。それは、時間テーブル、ルール、ポリシー、モード、条件、状況、及び/又は変更に従って変更されうる。特定のMACアドレスは、MACアドレスの利用可能性、予め選択されたリスト、衝突パターン、トラフィックパターン、タイプ1デバイスと別のデバイスとの間のデータトラフィック、有効帯域幅、ランダム選択、及び/又はMACアドレス切り替えプランに基づいて選択されうる。特定のMACアドレスは、第2の無線デバイス(例えば、ダミー受信機、又はダミー受信機として機能する受信機)のMACアドレスでありうる。
【0046】
タイプ1デバイスは、チャネルのセットから選択されたチャネルでプローブ信号を送信しうる。選択されたチャネルの少なくとも1つのCIは、選択されたチャネルにおいて送信されたプローブ信号から、それぞれのタイプ2デバイスによって取得されうる。
【0047】
選択されたチャネルは、時間的に変更(例えば、調整、変化、修正)されうる。当該変更は、時間テーブル、ルール、ポリシー、モード、条件、状況、及び/又は変更に従いうる。選択されたチャネルは、チャネルの利用可能性、ランダム選択、予め選択されたリスト、同一チャネル干渉、チャネル間干渉、チャネルトラフィックパターン、タイプ1デバイスと別のデバイスとの間のデータトラフィック、チャネルと関連付けられた有効帯域幅、セキュリティ基準、チャネル切り替えプラン、基準、品質基準、信号品質条件、及び/又は考慮事項に基づいて選択されうる。
【0048】
特定のMACアドレス及び/又は選択されたチャネルの情報は、ネットワークを通じてタイプ1デバイスとサーバ(例えば、ハブデバイス)との間で伝達されうる。特定のMACアドレス及び/又は選択されたチャネルの情報は更に、別のネットワークを通じてタイプ2デバイスとサーバ(例えば、ハブデバイス)との間で伝達されうる。タイプ2デバイスは、特定のMACアドレス及び/又は選択されたチャネルの情報を別のタイプ2デバイスに(例えば、メッシュネットワーク、Bluetooth、WiFi、NFC、ZigBee等を介して)伝達しうる。特定のMACアドレス及び/又は選択されたチャネルはサーバ(例えば、ハブデバイス)によって選択されうる。特定のMACアドレス及び/又は選択されたチャネルは、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、及び/又はサーバ(例えば、ハブデバイス)によってアナウンスメントチャネでシグナリングされうる。通信が行われる前に、任意の情報が前処理されうる。
【0049】
タイプ1デバイスと別の無線デバイスとの間の無線接続(例えば、関連付け、認証)が(例えば、信号ハンドシェイクを用いて)確立されうる。タイプ1デバイスは第、1のハンドシェイク信号(例えば、サウンディングフレーム、プローブ信号、送信要求RTS(request-to-send))を別のデバイスに送りうる。別のデバイスは、第2のハンドシェイク信号(例えば、コマンド、又は送信可CTS(clear-to-send))をタイプ1デバイスに送信することによって応答し、タイプ2デバイスとの接続を確立することなく、ブロードキャスト方式で信号(例えば、プローブ信号の系列)を複数のタイプ2デバイスに送信するようにタイプ1デバイスをトリガしうる。第2のハンドシェイク信号は、第1のハンドシェイク信号に対する応答又は肯定応答(例えば、ACK)でありうる。第2のハンドシェイク信号は、ベニュー及び/又はタイプ1デバイスの情報を有するデータを含みうる。別のデバイスは、タイプ1デバイスとの無線接続を確立し、第1の信号を受信し、及び/又は第2の信号を送信するための目的(例えば、一次目的、二次目的)を有するダミーデバイスでありうる。別のデバイスは、タイプ1デバイスに物理的に取り付けられてもよい。
【0050】
別の例では、別のデバイスが任意のタイプ2デバイスとの接続(例えば、関連付け、認証)を確立することなく、信号(例えば、プローブ信号の系列)を複数のタイプ2デバイスにブロードキャストするために、タイプ1デバイスをトリガする第3のハンドシェイク信号をタイプ1デバイスに送りうる。タイプ1デバイスは、第4のハンドシェイク信号を別のデバイスに送信することによって、第3の特別な信号に応答しうる。別のデバイスは、ブロードキャストするための2つ以上のタイプ1デバイスをトリガするために使用されうる。トリガは、連続的、部分的に連続的、部分的に並列、又は完全に並列であってもよい。別のデバイスは、複数の送信機を並列にトリガするための2つ以上の無線回路を有しうる。並列トリガは更に、(別のデバイスが行うのと同様の)トリガを別のデバイスと並列に実行するために、少なくとも1つの更に別のデバイスを使用して達成されうる。他のデバイスは、タイプ1デバイスとの接続を確立した後、タイプ1デバイスと通信しなくてもよい(又は通信を中断してもよい)。中断された通信は再開されてもよい。別のデバイスは、タイプ1デバイスとの接続を確立した後、非アクティブモード、休止モード、スリープモード、スタンバイモード、低電力モード、オフモード、及び/又はパワーダウンモードに移行してもよい。別のデバイスは、タイプ1デバイスが特定のMACアドレスに信号を送信するように、特定のMACアドレスを有しうる。タイプ1デバイス及び/又は別のデバイスは、タイプ1デバイスに関する第1のプロセッサ、別のデバイスに関連する第2のプロセッサ、指定されたソースに関連する第3のプロセッサ、及び/又は別のデバイスに関連する第4のプロセッサによって制御及び/又は調整されうる。第1及び第2のプロセッサは、互いに協調してもよい。
【0051】
プローブ信号の第1の系列は、タイプ1デバイスの第1のアンテナによって、第1のベニューにおける第1のチャネルを通じて少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスへ送信されうる。プローブ信号の第2の系列は、タイプ1デバイスの第2のアンテナによって、第2のベニューにおける第2のチャネルを通じて少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスへ送信されうる。第1の系列と第2の系列は異なっていてもよいし、異なっていなくてもよい。少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスは、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスと異なりうる/異なりえない。プローブ信号の第1及び/又は第2の系列は、タイプ1デバイスと任意のタイプ2デバイスとの間に確立された接続(例えば、関連付け、認証)無しでブロードキャストされてもよい。第1及び第2のアンテナは、同じであっても/異なっていてもよい。
【0052】
2つのベニューは、異なるサイズ、形状、マルチパス特性を有しうる。第1及び第2のベニューは、オーバラップしてもよい。第1のアンテナ及び第2のアンテナ周辺のそれぞれの周辺エリアは、オーバラップしてもよい。第1及び第2のチャネルは、同じであっても/異なっていてもよい。例えば、第1のものはWiFiであってよく、第2のものはLTEであってよい。あるいは、両方がWiFiであってもよいが、第1のものは2.4GHzのWiFiであってもよく、第2のものは5GHzのWiFiであってもよい。あるいは、両方とも2.4GHzのWiFiであってもよいが、異なるチャネル番号、SSID名、及び/又はWiFi設定を有しうる。
【0053】
各タイプ2デバイスは、それぞれのプローブ信号の系列から少なくとも1つのTSCIを取得してうる。当該CIは、タイプ2デバイスとタイプ1デバイスとの間の個別のチャネルのものである。いくつかの第1のタイプ2デバイス及びいくつかの第2のタイプ2デバイスは、同じでありうる。プローブ信号の第1及び第2の系列は、同期/非同期でありうる。プローブ信号は、データとともに送信されてもよく、又はデータ信号によって置き換えられてもよい。第1及び第2のアンテナは、同じであってもよい。
【0054】
プローブ信号の第1の系列は、第1のレート(例えば、30Hz)で送信されうる。プローブ信号の第2の系列は、第2のレート(例えば、200Hz)で送信されうる。第1及び第2のレートは、同じであっても/異なっていてもよい。第1のレート及び/又は第2のレートは、時間的に変更(例えば、調整、変化、修正)されうる。変更は、時間テーブル、ルール、ポリシー、モード、条件、状況、及び/又は変更に従いうる。任意のレートは、時間的に変更(例えば、調整、変更、修正)されうる。
【0055】
プローブ信号の第1及び/又は第2の系列は、それぞれ第1のMACアドレス及び/又は第2のMACアドレスに送信されうる。2つのMACアドレスは、同じであっても、異なっていてもよい。プローブ信号の第1の系列は、第1のチャネルで送信されうる。プローブ信号の第2の系列は、第2のチャネルで送信されうる。2つのチャネルは、同じであってもよい/異なっていてもよい。第1又は第2のMACアドレス、第1又は第2のチャネルは、時間的に変更されてもよい。任意の変更は、時間テーブル、ルール、ポリシー、モード、条件、状況、及び/又は変更に従いうる。
【0056】
タイプ1デバイス及び別のデバイスは、制御及び/又は調整されてもよく、物理的に取り付けられてもよく、又は共通のデバイスであってもよい/共通のデバイス内にあってもよい。それらは、共通のデータプロセッサによって制御/接続されてもよく、又は共通のバス相互接続/ネットワーク/LAN/Bluetoothネットワーク/NFCネットワーク/BLEネットワーク/有線ネットワーク/無線ネットワーク/メッシュネットワーク/モバイルネットワーク/クラウドに接続されてもよい。それらは、共通のメモリを共有するか、又は共通のユーザ、ユーザデバイス、プロファイル、アカウント、識別情報(ID)、識別子、家庭、家、物理的アドレス、ロケーション、地理的座標、IPサブネット、SSID、ホームデバイス、オフィスデバイス、及び/又は製造デバイスと関連付けられうる。
【0057】
各タイプ1デバイスは、それぞれのタイプ2デバイスのセットの信号ソースでありうる(即ち、それぞれの信号(例えば、プローブ信号のそれぞれの系列)をそれぞれのタイプ2デバイスのセットに送信する)。それぞれの個別のタイプ2デバイスは、その信号ソースとして、全てのタイプ1デバイスの中からタイプ1デバイスを選択する。各タイプ2デバイスは、非同期的に選択しうる。少なくとも1つのTSCIは、それぞれの個別のタイプ2デバイスによって、タイプ1デバイスからのプローブ信号の個別の系列から取得されうる。当該CIは、タイプ2デバイスとタイプ1デバイスとの間のチャネルである。
【0058】
個別のタイプ2デバイスは、全てのタイプ1デバイスの中から、その信号ソースとして、タイプ1/タイプ2デバイスの識別情報(ID)又は識別子、実行されるタスク、過去の信号ソース、(例えば、過去の信号ソース、タイプ1デバイス、別のタイプ1デバイス、個別のタイプ2受信機、及び/又は別のタイプ2受信機の)履歴、スイッチング信号ソースの閾値、及び/又はユーザの情報、アカウント、アクセス情報、パラメータ、特性、及び/又は信号強度(例えば、タイプ1デバイス及び/又は個別のタイプ2受信機と関連付けられた)に基づいて、タイプ1デバイスを選択する。
【0059】
最初に、タイプ1デバイスは、初期の個別のタイプ2デバイスのセットの信号ソースでありうる(即ち、タイプ1デバイスは、初期の個別のタイプ2デバイスのセットへ個別の信号(プローブ信号の系列)を送信する)。初期の個別の各タイプ2デバイスは、その信号ソースとして、全てのタイプ1デバイスの中からタイプ1デバイスを選択する。
【0060】
特定のタイプ2デバイスの信号ソース(タイプ1デバイス)は、(1)タイプ2デバイスの現在の信号ソースから受信される2つの隣接するプローブ信号(例えば、現在のプローブ信号と直近のプローブ信号との間、又は次のプローブ信号と現在のプローブ信号との間)の時間間隔が第1の閾値を超える場合、(2)タイプ2デバイスの現在の信号ソースに関連する信号強度が第2の閾値を下回る場合、(3)タイプ2デバイスの現在の信号ソースに関連する処理された信号強度が第3の閾値を下回る場合、ここで、当該信号強度は、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ、メディアンフィルタ、移動平均フィルタ、重み付け平均フィルタ、線形フィルタ及び/又は非線形フィルタで処理されている、及び/又は、(4)タイプ2デバイスの現在の信号ソースに関連する信号強度(又は処理された信号強度)が最近の時間ウィンドウ(例えば)のかなりのパーセンテージ(70%、80%、90%))で第4の閾値を下回る場合に、変更(例えば、調整、変更、修正)されうる。当該パーセンテージは、第5の閾値を超えてもよい。第1、第2、第3、第4、及び/又は第5の閾値は、時間的に変化してもよい。
【0061】
条件(1)は、タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスが互いから徐々に遠ざかるようになり、その結果、タイプ1デバイスからのいくつかのプローブ信号が弱くなりすぎ、タイプ2デバイスによって受信されないときに生じうる。条件(2)~(4)は、信号強度が非常に弱くなるように、2つのデバイスが互いから遠くなるときに生じうる。
【0062】
タイプ2デバイスの信号ソースは、他のタイプ1デバイスが現在の信号ソースの係数(例えば、1、1.1、1.2、又は1.5)よりも弱い信号強度を有する場合、変化しないことがある。
【0063】
信号ソースが変更(例えば、調整、変更、修正)される場合、新しい信号ソースは、近い将来の時間(例えば、それぞれの次の時間)に有効になりうる。新しい信号ソースは、最も強い信号強度及び/又は処理された信号強度を有するタイプ1デバイスであってもよい。現在の及び新しい信号ソースは、同じであってもよい/異なっていてもよい。
【0064】
利用可能なタイプ1デバイスのリストは、各タイプ2デバイスによって初期化されて維持されうる。当該リストは、タイプ1デバイスのそれぞれのセットに関連する信号強度及び/又は処理された信号強度を検査することによって更新されうる。タイプ2デバイスは、個別のプローブ信号レート、MACアドレス、チャネル、特性/特性/状態、タイプ2デバイスによって実行されるタスク、第1及び第2の系列の信号強度、及び/又は別の考慮事項に基づいて、第1のタイプ1デバイスからのプローブ信号の第1の系列と、第2のタイプ1デバイスからのプローブ信号の第2の系列との間で選択しうる。
【0065】
プローブ信号の系列は、規則的なレート(例えば、100Hz)で送信されうる。プローブ信号の系列は、定期的な間隔(例えば、100Hzに対して0.01秒)でスケーリングされることもあるが、各プローブ信号は、おそらく、タイミング要件、タイミング制御、ネットワーク制御、ハンドシェイク、メッセージパッシング、衝突回避、キャリアセンシング、輻輳、リソースの利用可能性、及び/又はその他の考慮事項に起因して、小規模な時間の摂動を経験しうる。
【0066】
速度は、変更(例えば、調整、変更、修正)されてもよい。当該変更は、時間テーブル(例えば、1時間ごとに変更される)、ルール、ポリシー、モード、条件、及び/又は変更(例えば、何らかのイベントが発生するたびに変更される)に従いうる。例えば、レートは、通常100Hzでありうるが、要求の厳しい状況では1000Hzに、低電力/待機状態では1Hzに変更される場合がある。プローブ信号は、バーストで送信されうる。
【0067】
プローブ信号レートは、タイプ1デバイス又はタイプ2デバイスによって実行されるタスクに基づいて変化しうる(例えば、タスクは、20秒間、瞬間的に100Hz通常及び1000Hzを必要としうる)。一例では、送信機(タイプ1デバイス)、受信機(タイプ2デバイス)、及び関連するタスクはクラス(例えば、低優先度、高優先度、緊急、クリティカル、規則的、特権付き、非サブスクリプション、サブスクリプション、支払い、及び/又は非支払いであるクラス)に適応的に(及び/又は動的に)関連付けられうる。(送信機の)レートはいくつかのクラス(例えば、高優先度クラス)のために調整されうる。そのクラスの必要性が変化するとき、レートは変更(例えば、調整、変更、修正)されうる。受信機が非常に低い電力を有する場合、レートは、プローブ信号に応答するよう受信機の電力消費を低減するために低減されうる。一例では、プローブ信号は、電力を受信機(タイプ2デバイス)に無線転送するために使用されてよく、レートは、受信機に転送される電力の量を制御するために調整されうる。
【0068】
レートは、サーバ(例えば、ハブデバイス)、タイプ1デバイス、及び/又はタイプ2デバイスによって(又はそれに基づいて)変更されうる。制御信号は、それらの間で通信されうる。サーバは、タイプ2デバイス及び/又はタイプ2デバイスによって実行されるタスクの必要性をモニタリング、追跡、予測、及び/又は予期してもよく、レートを変更するようにタイプ1デバイスを制御してもよい。サーバは、時間テーブルに従って、レートに対するスケジューリングされた変更を行ってもよい。サーバは、緊急状況を検出し、即座にレートを変更してもよい。サーバは、発展条件を検出し、レートを徐々に調整してもよい。
【0069】
特性及び/又はSTI(例えば、動き情報)は、特定のタイプ1デバイス及び特定のタイプ2デバイスに関連するTSCIに基づいて、個別にモニタリングされ、及び/又は特定のタイプ1デバイス及び任意のタイプ2デバイスに関連する任意のTSCIに基づいて、共同でモニタリングされ、及び/又は特定のタイプ2デバイス及び任意のタイプ1デバイスに関連する任意のTSCIに基づいて、共同でモニタリングされ、及び/又は任意のタイプ1デバイス及び任意のタイプ2デバイスに関連する任意のTSCIに基づいて、グローバルにモニタリングされうる。任意の共同モニタリングは、ユーザ、ユーザアカウント、プロファイル、世帯、ベニューのマップ、ベニューの環境モデル、及び/又はユーザ履歴等と関連付けられうる。
【0070】
タイプ1デバイスとタイプ2デバイスとの間の第1のチャネルは、別のタイプ1デバイスと別のタイプ2デバイスとの間の第2のチャネルとは異なりうる。2つのチャネルは、異なる周波数帯域、帯域幅、キャリア周波数、変調、無線規格、符号化、暗号化、ペイロード特性、ネットワーク、ネットワークID、SSID、ネットワーク特性、ネットワーク設定、及び/又はネットワークパラメータ等と関連付けられうる。
【0071】
2つのチャネルは、異なる種類の無線システム(例えば、WiFi、LTE、LTE-A、LTE-U、2.5G、3G、3.5G、4G、ビヨンド4G、5G、6G、7G、セルラネットワーク規格、UMTS、3GPP、GSM、EDGE、TDMA、FDMA、CDMA、WCDMA(登録商標)、TD-SCDMA、802.11システム、802.15システム、802.16システム、メッシュネットワーク、Zigbee、NFC、WiMax、Bluetooth、BLE、RFID、UWB、マイクロ波システム、レーダのようなシステム)と関連付けられうる。例えば、一方はWiFiであり、他方はLTEである。
【0072】
2つのチャネルは、同様の種類の無線システムと関連付けられうるが、異なるネットワーク内にありうる。例えば、第1のチャネルは、20MHzの帯域幅を有する2.4GHz帯域における「Pizza and Pizza」と呼ばれるWiFiネットワークと関連付けられてよく、第2のチャネルは、40MHzの帯域幅を有する5GHz帯域における「StarBud hotspot」のSSIDを有するWiFiネットワークと関連付けられうる。2つのチャネルは、同じネットワーク(例えば、「StarBud hotspot」ネットワーク)内の異なるチャネルでありうる。
【0073】
一実施形態では、無線モニタリングシステムが複数のイベントと関連付けられたトレーニングTSCIに基づいて、ベニュー内の複数のイベントの分類器をトレーニングすることを含みうる。イベントと関連付けられたCI又はTSCIは、イベントと関連付けられた無線サンプル/特性/指紋(及び/又は、ベニュー、環境、物体、物体の動き、状態/感情状態/心理状態/状況/段階/ジェスチャ/歩行/行動/移動/活動/日常活動/履歴/物体のイベント等)を含むと考えられうる/構成されうる。
【0074】
既知のイベントに関連する個別のトレーニング(例えば、調査、無線調査、初期無線調査)期間内にベニューで発生する複数の既知のイベントの各々について、個別のトレーニング無線信号(例えば、トレーニングプローブ信号の個別の系列)は、プロセッサ、メモリ、及び第1のタイプ1デバイスの命令のセットを使用して、第1のタイプ1ヘテロジニアス無線デバイスアンテナによって、個別のトレーニング期間内にベニューにおいて無線マルチパスチャネルを通じて少なくとも1つの第1のタイプ2ヘテロジニアス無線デバイスへ送信されうる。
【0075】
トレーニングCI(トレーニングTSCI)の少なくとも1つの個別の時系列は、(個別の)トレーニング信号から、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスの各々によって非同期に取得されうる。CIは、既知のイベントと関連付けられたトレーニング期間における第1のタイプ2デバイスと第1のタイプ1デバイスとの間のチャネルのCIでありうる。少なくとも1つのトレーニングTSCIは、前処理されうる。トレーニングは、(例えば、タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスの設置中の)無線調査でありうる。
【0076】
現在の期間においてベニューで発生している現在のイベントについて、現在の無線信号(例えば、現在のプローブ信号の系列)は、プロセッサ、メモリ、及び第2のタイプ1デバイスの命令のセットを使用して、現在のイベントに関連する現在の期間におけるベニューのチャネルを介して少なくとも1つの第2のタイプ2ヘテロジニアス無線デバイス、第2のタイプ1ヘテロジニアス無線デバイスのアンテナによって送信されうる。
【0077】
現在のCI(現在のTSCI)の少なくとも1つの時系列は、現在の信号(例えば、現在のプローブ信号の系列)から、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスの各々によって非同期に取得されうる。CIは、現在のイベントと関連付けられた現在の期間における第2のタイプ2デバイスと第2のタイプ1デバイスとの間のチャネルのCIでありうる。少なくとも1つの現在のTSCIは、前処理されうる。
【0078】
分類器は、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスによって現在のプローブ信号の系列から取得された少なくとも1つの現在のTSCIを分類するために、特定の現在のTSCIの少なくとも1つの部分を分類するために、及び/又は特定の現在のTSCIの少なくとも1つの部分と別のTSCIの別の部分との組み合わせを分類するために適用されうる。分類器は、TSCI(又は特性/STI又は他の分析値又は出力応答)をクラスタに分割し、当該クラスタを、特定のイベント/物体/対象/ロケーション/移動/アクティビティと関連付けうる。ラベル/タグは、クラスタに対して生成されうる。クラスタは、記憶され、取り出されうる。分類器は、現在のTSCI(又は特性/STI又は他の分析/出力応答、おそらく現在のイベントに関連するもの)を、クラスタ、既知/特定のイベント、クラス/カテゴリ/グループ/グループ/クラスタ/既知のイベント/対象/ロケーション/移動/アクティビティのセット、未知のイベント、クラス/カテゴリ/グループ/グループ/リスト/クラスタ/未知のイベント/対象/ロケーション/移動/アクティビティのセット、及び/又は別のイベント/対象/ロケーション/移動/アクティビティ/クラス/カテゴリ/グループ/グループ/リスト/クラスタ/セットと関連付けるために適用されうる。各TSCIは、それぞれのタイムスタンプにそれぞれ関連する少なくとも1つのCIを含みうる。2つのタイプ2デバイスと関連付けられた2つのTSCIは、開始時間、持続時間、停止時間、CIの量、サンプリング周波数、サンプリング期間、という異なるものであってもよい。それらのCIは、異なる特徴を有しうる。第1及び第2のタイプ1デバイスは、ベニュー内の同じロケットにあってもよい。それらは、同じデバイスであってもよい。少なくとも1つの第2のタイプ2デバイス(又はそれらのロケーション)は、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイス(又はそれらのロケーション)の置換であってもよい。特定の第2のタイプ2デバイス及び特定の第1のタイプ2デバイスは、同じデバイスであってもよい。
【0079】
第1のタイプ2デバイスのサブセットと第2のタイプ2デバイスのサブセットとは同じでありうる。少なくとも1つの第2のタイプ2デバイス及び/又は少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットは、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットでありうる。少なくとも1つの第1のタイプ2デバイス及び/又は少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットは、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットの置換でありうる。少なくとも1つの第2のタイプ2デバイス及び/又は少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットは、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットの置換でありうる。少なくとも1つの第2のタイプ2デバイス及び/又は少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットは、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットと同じそれぞれのロケーションにありうる。少なくとも1つの第1のタイプ2デバイス及び/又は少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットは、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットと同じそれぞれのロケーションにありうる。
【0080】
タイプ1デバイスのアンテナと、第2のタイプ1デバイスのアンテナとは、ベニュー内の同じロケーションにあってもよい。少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのアンテナ及び/又は少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットのアンテナは、少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットのそれぞれのアンテナと同じそれぞれのロケーションにあってもよい。少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのアンテナ及び/又は少なくとも1つの第1のタイプ2デバイスのサブセットのアンテナは、少なくとも1つの第2のタイプ2デバイスのサブセットのそれぞれのアンテナと同じそれぞれのロケーションにあってもよい。
【0081】
第1のTSCIの第1の持続時間の第1のセクションと、第2のTSCIの第2のセクションの第2の持続時間の第2のセクションとは、アライメントされうる。第1のセクションのアイテムと第2のセクションのアイテムとの間のマップが演算されうる。第1のセクションは第1の開始/終了時間を有する第1のTSCIの第1のセグメント(例えば、サブセット)、及び/又は処理された第1のTSCIの別のセグメント(例えば、サブセット)を含みうる。処理された第1のTSCIは、第1の動作によって処理された第1のTSCIでありうる。第2のセクションは第2の開始時間及び第2の終了時間を有する第2のTSCIの第2のセグメント(例えば、サブセット)と、処理された第2のTSCIの別のセグメント(例えば、サブセット)とを含みうる。処理された第2のTSCIは、第2の動作によって処理された第2のTSCIでありうる。第1の動作及び/又は第2の動作は、サブサンプリング、再サンプリング、補間、フィルタリング、変換、特徴抽出、前処理、及び/又は別の動作を含みうる。
【0082】
第1のセクションの第1のアイテムは、第2のセクションの第2のアイテムにマッピングされうる。第1のセクションの第1のアイテムはまた、第2のセクションの別のアイテムにマッピングされうる。第1のセクションの別のアイテムはまた、第2のセクションの第2のアイテムにマッピングされうる。マッピングは、1対1、1対多、多対1、多対多であってもよい。第1のTSCIの第1のセクションの第1のアイテム、第1のTSCIの別のアイテム、第1のアイテムのタイムスタンプ、第1のアイテムの時間差、第1のアイテムの隣接タイムスタンプ、第1のアイテムの隣接タイムスタンプ、第1のアイテムと関連付けられた別のタイムスタンプ、第2のTSCIの第2のセクションの第2のアイテム、第2のアイテムのタイムスタンプ、第2のアイテムの時間差、第2のアイテムの時間差、第2のアイテムの隣接タイムスタンプ、及び第2のアイテムと関連付けられた別のタイムスタンプのうちの少なくとも1つの機能は、少なくとも1つの制約を満たしうる。
【0083】
1つの制約は、第1のアイテムのタイムスタンプと第2のアイテムのタイムスタンプとの間の差が適応的な(及び/又は動的に調整された)上限閾値によって上限が与えられ、適応的な下限閾値によって下限が与えられることでありうる。
【0084】
第1のセクションは、第1のTSCI全体でありうる。第2のセクションは、第2のTSCI全体でありうる。第1の持続時間は、第2の持続時間に等しくてもよい。TSCIの持続時間のセクションは、適応的に(及び/又は動的に)決定されうる。TSCIの暫定的なセクションが演算されうる。セクション(例えば、暫定的なセクション、セクション)の開始時間及び終了時間を決定しうる。このセクションは、暫定的なセクションの開始部分及び終了部分を除去することによって決定されてもよい。暫定的なセクションの先頭部分は、次のようにして決定しうる。反復的に、タイムスタンプが増加する暫定的なセクションのアイテムは、一度に1つのアイテムである現在のアイテムと見なすことができる。
【0085】
各反復において、少なくとも1つのアクティビティ測度/指標が演算及び/又は考慮されうる。少なくとも1つのアクティビティ測定は、現在のタイムスタンプと関連付けられた現在のアイテム、現在のタイムスタンプよりも大きくないタイムスタンプを有する暫定的なセクションの過去のアイテム、及び/又は現在のタイムスタンプよりも小さくないタイムスタンプを有する暫定的なセクションの将来のアイテムのうちの少なくとも1つと関連付けられうる。現在のアイテムは少なくとも1つのアクティビティ測度に関連する少なくとも1つの基準(例えば、品質基準、信号品質条件)が満たされる場合、暫定的なセクションの開始部分に追加されうる。
【0086】
アクティビティ測度に関連する少なくとも1つの基準は(a)アクティビティ測度が適応的(例えば、動的に調整された)上限閾値よりも小さい、(b)アクティビティ測度が適応的下限閾値よりも大きい、(c)アクティビティ測度が少なくとも所定量の連続するタイムスタンプについて連続的に適応的上限閾値よりも小さい、(d)アクティビティ測度が少なくとも別の所定量の連続するタイムスタンプについて連続的に適応的下限閾値よりも大きい、(e)アクティビティ測度が少なくとも所定量の連続するタイムスタンプのうちの所定量について連続的に適応的上限閾値よりも小さい、(f)アクティビティ測度が別の所定量の連続するタイムスタンプのうちの少なくとも別の所定量について連続的に適応的下限閾値よりも大きい、(g)現在のタイムスタンプに関連する別のタイムスタンプに関連する別のアクティビティ測度が別の適応的上限閾値よりも小さく、別の適応的下限閾値よりも大きい、(h)現在のタイムスタンプと関連付けられた少なくとも1つの個別のタイムスタンプと関連付けられた少なくとも1つのアクティビティ測度が、それぞれの上側閾値よりも小さく、それぞれの下側閾値よりも大きい、(i)現在のタイムスタンプと関連付けられたタイムスタンプのセットにおいて、それぞれの上側閾値よりも小さく、それぞれの下側閾値よりも大きいアクティビティ測度と関連付けられたタイムスタンプのパーセンテージが閾値を超える、及び(j)別の基準(例えば、品質基準、信号品質条件)。
【0087】
時間T1におけるアイテムに関連するアクティビティ測度/インデックスは、(1)時間T1におけるアイテムの第1の関数及び時間T1-D1におけるアイテムであって、D1は所定の正の量(例えば、一定の時間オフセット)であり、(2)時間T1におけるアイテムの第2の関数及び時間T1+D1におけるアイテムであり、(3)時間T1におけるアイテムの第3の関数及び時間T2におけるアイテムであって、T2は所定の量(例えば、固定の初期基準時間;T2は経時的に変更(例えば、調整、変更、修正)されてもよく;T2は周期的に更新されてもよく;T2が期間の始まりであってもよく、T1は期間におけるスライド時間であってもよい)及び(4)時間T1におけるアイテムの第4の関数及び別のアイテムのうちの少なくとも1つを備えてもよい。
【0088】
第1の関数、第2の関数、第3の関数、及び/又は第4の関数のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの引数X及びYを有する関数(例えば、F(X,Y,...))であってもよい。2つの引数はスカラであってもよい。関数(例えば、F)は、X、Y、(X-Y)、(Y-X)、abs(X-Y)、X^a、Y^b、abs(X^a-Y^b)、(X-Y)^a、(X/Y)、(X+a)/(Y+b)、(X^a/Y^b)、及び((X/Y)^a-b)のうちの少なくとも1つの関数であってよく、a及びbはいくつかの所定の量でありうる。例えば、関数は単にabs(X-Y)又は(X-Y)^2、(X-Y)^4であってもよい。関数は、ロバスト関数であってもよい。例えば、関数は、abs(X-Y)が閾値T未満である場合には(X-Y)^2であり、abs(X-Y)がTより大きい場合には(X-Y)+aであってもよい。代替的に、関数はabs(X-Y)がTよりも大きい場合の定数でありうる。関数はまた、abs(X-y)がTよりも大きい場合のゆっくりと増加する関数によって制限されてよく、したがって、外れ値は結果に深刻な影響を及ぼすことができない。関数の別の例は、(abs(X/Y)-a)であってもよく、ここでa=1である。このようにして、X=Y(即ち、変化がないか、又は活動がない)の場合、関数は0の値を与える。XがYより大きい場合、(X/Y)は1より大きくなり(XとYが正の場合)、関数は正になる。そして、XがYよりも小さい場合、(X/Y)は1よりも小さくなり、関数は負になる。別の例では、関数がX=(X_1-X_2-...-Y_1-...-Y_n)、X_i、(Y_i)、abs_X_i-Y_i、X_i^b、abs_X_i^a-Y_i ^b、(X_i-Y_i)^a、(X_i+a)/(Y_i+b)、(X_i^a/Y_i^b)、及び((X_i/Y_i)^a-b)のうちの少なくとも1つの関数であってよく、ここで、iはnタプルX及びY、並びに1≦i≦n、例えば、X_1の成分インデックスはi=1であり、X_2の成分インデックスはi=2である。関数は、X_i、Y_i、(Y_i-i)、(X_i-Y_i)、X_i、Y_i ^b、abs_X_i^a-Y_i ^b、(X_i-Y_i)^a、(X_i+a)/(Y_i +b)、(X_i^a/Y_i ^b)、及び((X_i/Y_i)^a-b)のうちの少なくとも1つの別の関数の成分ごとの加算を含むことができ、ここで、iはnタプルX及びYの成分インデックスである。関数がsum_{i=1}^n(abs(X_i/Y_i)-1)/n、又はsum_{i=1}^n w_i*(abs(X_i/Y_i)-1)の形式であってよく、ここで、w_iはコンポーネントiに対する何らかの重みである。
【0089】
マップは、動的時間伸縮(DTW:dynamic time warping)を使用して演算されうる。DTWは、マップ、第1のTSCIのアイテム、第2のTSCIのアイテム、第1の持続時間、第2の持続時間、第1のセクション、及び/又は第2のセクションのうちの少なくとも1つに対する制約を備えうる。マップ内で、i番目の領域アイテムがj番目のレンジアイテムにマップされているとする。制約は、iとjとの許容可能な組み合わせ(iとjとの間の関係に関する制約)であってもよい。第1のTSCIの第1の持続時間の第1のセクションと、第2のTSCIの第2の持続時間の第2のセクションとの間のミスマッチコストが演算されうる。
【0090】
第1のセクション及び第2のセクションは、2つ以上のリンクを含むマップが第1のTSCIの第1のアイテムと第2のTSCIの第2のアイテムとの間で確立されうるように整列されうる。各リンクで、第1のタイムスタンプを有する第1のアイテムのうちの1つは、第2のタイムスタンプを有する第2のアイテムのうちの1つと関連付けられうる。整列された第1のセクションと整列された第2のセクションとの間のミスマッチコストが演算されうる。ミスマッチコストは、マップの特定のリンクによって関連付けられた第1のアイテムと第2のアイテムとの間のアイテムワイズコストと、マップの特定のリンクと関連付けられたリンクワイズコストとの機能を備えうる。
【0091】
整列された第1のセクション及び整列された第2のセクションは、それぞれ、同じベクトル長の第1のベクトル及び第2のベクトルとして表されうる。ミスマッチコストは内積、内積様量、相関に基づく量、相関指標、共分散に基づく量、識別スコア、距離、ユークリッド距離、絶対距離、Lk距離(例えば、L1、L2、...)、重み付けされた距離、距離様量、及び/又は第1のベクトルと第2のベクトルとの間の別の類似性値のうちの少なくとも1つを含みうる。ミスマッチコストは、それぞれのベクトル長によって正規化しうる。
【0092】
第1のTSCIの第1の持続時間の第1のセクションと第2のTSCIの第2の持続時間の第2のセクションとの間のミスマッチコストから導出されるパラメータは、統計的分布を用いてモデル化されうる。統計的分布のスケールパラメータ、ロケーションパラメータ、及び/又は別のパラメータのうちの少なくとも1つが推定されうる。
【0093】
第1のTSCIの第1の持続時間の第1のセクションは、第1のTSCIのスライディングセクションでありうる。第2のTSCIの第2の持続時間の第2のセクションは、第2のTSCIのスライディングセクションでありうる。
【0094】
第1のスライディングウィンドウが第1のTSCIに適用されてよく、対応する第2のスライディングウィンドウが第2のTSCIに適用されてよい。第1のTSCIの第1のスライディングウィンドウと、第2のTSCIの対応する第2のスライディングウィンドウとは、位置合わせされうる。
【0095】
第1のTSCIのアライメントされた第1のスライディングウィンドウと第2のTSCIの対応するアライメントされた第2のスライディングウィンドウとの間のミスマッチコストが演算されうる。現在のイベントは、ミスマッチコストに基づいて、既知のイベント、未知のイベント、及び/又は別のイベントのうちの少なくとも1つと関連付けられうる。
【0096】
分類器は、少なくとも1つの暫定的な分類結果を取得するために、第1のTSCIの第1の持続時間の各第1のセクション、及び/又は第2のTSCIの第2の持続時間の各第2のセクションのうちの少なくとも1つに適用されうる。各暫定的な分類結果は、それぞれの第1のセクション及びそれぞれの第2のセクションと関連付けられうる。
【0097】
現在のイベントは、ミスマッチコストに基づいて、既知のイベント、未知のイベント、クラス/カテゴリ/グループ/グループ化/リスト/未知のイベントのセット、及び/又は別のイベントのうちの少なくとも1つと関連付けられうる。現在のイベントは、第1のTSCIの2つ以上のセクションと、第2のTSCIの2つ以上のセクションに対応する暫定的分類結果の最大数に基づいて、既知のイベント、未知のイベント、及び/又は別のイベントのうちの少なくとも1つと関連付けられうる。例えば、現在のイベントはミスマッチコストがN回連続して特定の既知のイベントを指し示す場合(例えば、N=10)、特定の既知のイベントと関連付けられうる。別の例では、現在のイベントが特定の既知のイベントを指す直近の過去N連続N内のミスマッチコストのパーセンテージが特定の閾値(例えば、>80%)を超える場合、特定の既知のイベントと関連付けられうる。
【0098】
別の例では、現在のイベントがある期間内のほとんどの時間について最小のミスマッチコストを達成する既知のイベントと関連付けられうる。現在のイベントは、少なくとも1つの第1のセクションと関連付けられた少なくとも1つのミスマッチコストの重み付け平均で最小の全体的なミスマッチコストを達成する既知のイベントと関連付けられうる。現在のイベントは、別の全体的なコストのうちの最小を達成する特定の既知のイベントと関連付けられうる。少なくとも1つの第1のセクションの十分なパーセンテージにおいて第1の閾値T1よりも低いミスマッチコストを達成する既知のイベントがない場合、現在のイベントは「未知のイベント」と関連付けられうる。現在のイベントはまた、いずれのイベントも第2の閾値T2よりも低い全体的なミスマッチコストを達成しない場合、「未知のイベント」と関連付けられうる。現在のイベントは、第1のTSCIの少なくとも1つの追加のセクション及び第2のTSCIの少なくとも1つの追加のセクションに関連するミスマッチコスト及び追加のミスマッチコストに基づいて、既知のイベント、未知のイベント、及び/又は別のイベントのうちの少なくとも1つと関連付けられうる。既知のイベントは、ドア閉イベント、ドア開イベント、ウィンドウ閉イベント、ウィンドウ開イベント、多状態イベント、オン状態イベント、オフ状態イベント、中間状態イベント、連続状態イベント、離散状態イベント、人間存在イベント、人間不在イベント、生体存在の兆候イベント、及び/又は生体不在の兆候のイベント、のうちの少なくとも1つを含みうる。
【0099】
各CIのための射影は、トレーニングTSCIに基づく次元削減方法を使用してトレーニングされうる。次元削減方法は、主成分分析(PCA)、異なるカーネルを有するPCA、独立成分分析(ICA)、フィッシャー線形判別、ベクトル量子化、教師あり学習、教師なし学習、自己組織化マップ、自動エンコーダ、ニューラルネットワーク、ディープニューラルネットワーク、及び/又は別の方法のうちの少なくとも1つを含みうる。投影は、分類器のための、少なくとも1つのイベントと関連付けられたトレーニングTSCI、及び/又は現在のTSCIのうちの少なくとも1つに適用されうる。
【0100】
少なくとも1つのイベントの分類器は、少なくとも1つのイベントと関連付けられた投影及びトレーニングTSCIに基づいてトレーニングされうる。少なくとも1つの現在のTSCIは、投影及び現在のTSCIに基づいて分類/分類されうる。投影は、トレーニングTSCI、投影を再トレーニングする前の少なくとも1つの現在のTSCI、及び/又は追加のトレーニングTSCIのうちの少なくとも1つに基づいて、次元削減方法、及び別の次元削減方法のうちの少なくとも1つを使用して再トレーニングされうる。別の次元削減方法は、主成分分析(PCA)、異なるカーネルを有するPCA、独立成分分析(ICA)、フィッシャー線形判別、ベクトル量子化、教師あり学習、教師なし学習、自己組織化マップ、自動エンコーダ、ニューラルネットワーク、ディープニューラルネットワーク、及び/又は更に別の方法のうちの少なくとも1つを含みうる。少なくとも1つのイベントの分類器は、再トレーニングされた投影、少なくとも1つのイベントと関連付けられたトレーニングTSCI、及び/又は少なくとも1つの現在のTSCIのうちの少なくとも1つに基づいて再トレーニングされうる。少なくとも1つの現在のTSCIは、再トレーニングされた投影、再トレーニングされた分類器、及び/又は現在のTSCIに基づいて分類されうる。
【0101】
各CIは、複素値のベクトルを含みうる。各複素値は、複素値の大きさを与えるために前処理されうる。各CIは、対応する複素数値の大きさを含む非負の実数のベクトルを与えるために前処理されうる。各トレーニングTSCIは、投影のトレーニングにおいて重み付けされうる。投影は、2つ以上の投影成分を含みうる。投影は、少なくとも1つの最上位の投影成分を含みうる。投影は、分類器にとって有益でありうる少なくとも1つの投影成分を含みうる。
【0102】
チャネル/チャネル情報/ベニュー/時空間情報/動き/物体
【0103】
チャネル情報(CI)は、以下のものと関連付けられうる/含みうる:
信号強度、信号振幅、信号位相、スペクトル電力測定、モデムパラメータ(例えば、WiFi、4G/LTE等のデジタル通信システムにおける変調/復調に関連して使用される)、動的ビームフォーミング情報(例えば、IEEE802.11、又は別の規格等の標準化されたプロセスに従って、無線通信デバイスによって生成されるフィードバック又はステアリング行列を含む)、伝達関数成分、無線状態(例えば、デジタルデータを復号するためにデジタル通信システムにおいて使用される)、測定可能変数、センシングデータ、レイヤの粗粒度/細粒度情報(例えば、物理レイヤ、データリンクレイヤ、MACレイヤ等)、デジタル設定、利得設定、RFフィルタ設定、RFフロントエンドスイッチ設定、DCオフセット設定、DC補正設定、IQ補償設定、伝搬中の環境(例えばベニュー)による無線信号に対する効果、入力信号(タイプ1デバイスによって送信された無線信号)の出力信号(タイプ2デバイスによって受信される無線信号)への変換、環境の安定した挙動、状態プロファイル、無線チャネル測定値、受信信号強度インジケータ(RSSI)、チャネル状態情報(CSI)、チャネルインパルス応答(CIR)、チャネル周波数応答(CFR)、帯域幅における周波数成分(例えば、サブキャリア)の特性、チャネルフィルタ応答、タイムスタンプ、補助情報、データ、メタデータ、ユーザデータ、アカウントデータ、アクセスデータ、セキュリティデータ、セッションデータ、ステータスデータ、監督データ、家庭データ、アイデンティティ(ID)、デバイスデータ、ネットワークデータ、近隣データ、環境データ、リアルタイムデータ、センサデータ、保存データ、暗号化データ、圧縮データ、保護データ、及び/又は、その他のチャネル情報。
各CIは、タイムスタンプ、及び/又は到着時間と関連付けられうる。CSIはマルチパスチャネルを介して送信機によって送信される信号と同様の信号を復調するために、(送信チャネルの)マルチパスチャネル効果を等化/取り消し/最小化/低減するために使用されうる。CIは、チャネルを通る信号の周波数帯域、周波数シグネチャ、周波数位相、周波数振幅、周波数トレンド、周波数特性、周波数類似特性、時間領域要素、周波数領域要素、時間周波数領域要素、直交分解特性、及び/又は非直交分解特性に関連する情報と関連付けられうる。TSCIは無線信号のストリーム(例えば、CI)でありうる。
【0104】
CIは、前処理され、処理され、後処理され、記憶され(例えば、ローカルメモリ、ポータブル/モバイルメモリ、リムーバブルメモリ、ストレージネットワーク、クラウドメモリ内に、揮発性方法で、不揮発性方法で)、検索され、送信され、及び/又は受信されうる。1つ以上のモデムパラメータ及び/又は無線状態パラメータは、一定に保持されうる。モデムパラメータは、無線サブシステムに適用されうる。モデムパラメータは、無線状態を表しうる。動き検出信号(例えば、ベースバンド信号、及び/又はベースバンド信号から復号/復調されたパケット等)は記憶されたモデムパラメータによって表される無線状態を使用して、無線サブシステムによって第1の無線信号(例えば、RF/WiFi/LTE/5G信号)を処理(例えば、ダウンコンバート)することによって取得されうる。モデムパラメータ/無線状態は、(例えば、以前のモデムパラメータ又は以前の無線状態を使用して)更新されうる。以前のモデムパラメータ/無線状態及び更新されたモデムパラメータ/無線状態の両方が、デジタル通信システム内の無線サブシステムに適用されうる。以前のモデムパラメータ/無線状態及び更新されたモデムパラメータ/無線状態の両方が、タスクにおいて比較/分析/処理/モニタリングされうる。
【0105】
チャネル情報はまた、無線信号を処理するために使用されるモデムパラメータ(例えば、記憶された、又は新たに演算された)でありうる。無線信号は、複数のプローブ信号を含みうる。同じモデムパラメータを使用して、2つ以上のプローブ信号を処理しうる。同じモデムパラメータを使用して、2つ以上の無線信号を処理することもできる。モデムパラメータは、無線センサデバイスの無線サブシステム又はベースバンドサブシステム(又は両方)の動作のための設定又は全体的構成を示すパラメータを含みうる。モデムパラメータは無線サブシステムのためのゲイン設定、RFフィルタ設定、RFフロントエンドスイッチ設定、DCオフセット設定、又はIQ補償設定、又はデジタルDC補正設定、デジタルゲイン設定、及び/又はデジタルフィルタリング設定(例えば、ベースバンドサブシステムのための)のうちの1つ以上を含みうる。CIはまた、信号の期間、時間シグネチャ、タイムスタンプ、時間振幅、時間位相、時間傾向、及び/又は時間特性に関連する情報と関連付けられうる。CIは、信号の時間周波数区分、シグネチャ、振幅、位相、傾向、及び/又は特性に関連する情報と関連付けられうる。CIは、信号の分解と関連付けられうる。CIは、チャネルを通る信号の方向、到来角(AoA)、指向性アンテナの角度、及び/又は位相に関連する情報と関連付けられうる。CIは、チャネルを通る信号の減衰パターンと関連付けられうる。各CIは、タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスと関連付けられうる。各CIは、タイプ1デバイスのアンテナ及びタイプ2デバイスのアンテナと関連付けられうる。
【0106】
CIは、CIを提供しうる通信ハードウェア(例えば、タイプ2デバイス、又はタイプ1デバイス)から取得されうる。通信ハードウェアはWiFi対応チップ/IC(集積回路)、802.11又は802.16又は別の無線/無線規格に準拠するチップ、次世代WiFi対応チップ、LTE対応チップ、5G対応チップ、6G/7G/8G対応チップ、Bluetooth対応チップ、NFC(近距離通信)対応チップ、BLE(Bluetooth低電力)対応チップ、UWBチップ、別の通信チップ(例えば、Zigbee、WiMax、メッシュネットワーク)等でありうる。通信ハードウェアは、CIを演算し、CIをバッファメモリに格納し、CIを抽出のために利用可能にする。CIは、チャネル状態情報(CSI)に関係するデータ及び/又は少なくとも1つの行列を備えうる。少なくとも1つの行列は、チャネル等化、及び/又はビームフォーミング等のために使用されうる。チャネルは、ベニューと関連付けられうる。減衰は、ベニューでの信号伝搬、空気(例えば、ベニューの空気)を通る/空気の周囲での信号伝搬/反射/屈折/回折、壁、ドア、家具、障害物及び/又は障壁等の屈折媒体/反射面に起因しうる。減衰は床、天井、家具、備品、物体、人、ペット等の表面及び障害物(例えば、反射表面、障害物)における反射に起因しうる。各CIは、タイムスタンプと関連付けられうる。各CIはN1個の成分(例えば、CFR中のN1個の周波数領域成分、CIR中のN1個の時間領域成分、又はN1個の分解成分)を含みうる。各成分は、成分インデックスと関連付けられうる。各成分は、実数、虚数、又は複素数、大きさ、位相、フラグ、及び/又はセットでありうる。各CIは、複素数のベクトル又は行列、混合量(mixed quantities)のセット、及び/又は少なくとも1つの複素数の多次元集合を備えうる。
【0107】
特定の成分インデックスと関連付けられたTSCIの成分は、それぞれのインデックスと関連付けられたそれぞれの成分時系列を形成しうる。TSCIは、N1個の成分時系列に分割されうる。各成分時系列は、それぞれの成分インデックスと関連付けられる。物体の動きの特性/STIは、成分時系列に基づいてモニタリングされてもよい。一例では、CI成分の1つ以上の範囲(例えば、成分11から成分23までの1つの範囲、成分44から成分50までの第2の範囲、及び1つの成分のみを有する第3の範囲)は更なる処理のために、いくつかの基準/コスト関数/信号品質メトリックに基づいて(例えば、信号対雑音比、及び/又は干渉レベルに基づいて)選択されうる。
【0108】
TSCIの成分特徴時系列の成分ごとの特性が演算されうる。成分ごとの特性はスカラ(例えば、エネルギー)又は領域及び範囲を有する関数(例えば、自己相関関数、変換、逆変換)であってもよい。物体の動きの特性/STIは、成分ごとの特性に基づいてモニタリングしうる。TSCIの全特性(例えば、総合特性)は、TSCIの各成分時系列の成分ごとの特性に基づいて演算されうる。全体の特性は、成分ごとの特性の重み付け平均であってもよい。物体の動きの特性/STIは、全特性に基づいてモニタリングされてもよい。総量は、個々の量の重み付け平均であってもよい。
【0109】
タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、WiFi、WiMax、3Gを超える、4G/4G、LTE、LTE-A、5G、6G、7G、Bluetooth、NFC、BLE、Zigbee、UWB、UMTS、3GPP、GSM、EDGE、TDMA、FDMA、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA、メッシュネットワーク、独自の無線システム、IEEE802.11規格、802.15規格、802.16規格、3GPP規格、及び/又は別の無線システムをサポートしうる。
【0110】
共通無線システム及び/又は共通無線チャネルは、タイプ1トランシーバ及び/又は少なくとも1つのタイプ2トランシーバによって共有されうる。少なくとも1つのタイプ2トランシーバは共通無線システム及び/又は共通無線チャネルを使用して、それぞれの信号を同時に(又は、非同期的に、同期的に、散発的に、連続的に、反復的に、同時に、同時期に、及び/又は一時的に)送信しうる。タイプ1トランシーバは、共通無線システム及び/又は共通無線チャネルを使用して、少なくとも1つのタイプ2トランシーバに信号を送信しうる。
【0111】
各タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、少なくとも1つの送信/受信アンテナを有しうる。各CIは、タイプ1デバイスの送信アンテナのうちの1つと、タイプ2デバイスの受信アンテナのうちの1つと関連付けられうる。送信アンテナ及び受信アンテナの各ペアは、リンク、経路、通信経路、信号ハードウェア経路等と関連付けられうる。例えば、タイプ1デバイスがM(例えば、3)個の送信アンテナを有し、タイプ2デバイスがN(例えば、2)個の受信アンテナを有する場合、MxN(例えば、3x2=6)個のリンク又は経路が存在しうる。各リンク又はパスは、TSCIと関連付けられうる。
【0112】
少なくとも1つのTSCIは、タイプ1デバイスとタイプ2デバイスとの間の様々なアンテナペアに対応しうる。タイプ1デバイスは、少なくとも1つのアンテナを有しうる。タイプ2デバイスはまた、少なくとも1つのアンテナを有しうる。各TSCIは、タイプ1デバイスのアンテナ及びタイプ2デバイスのアンテナと関連付けられうる。アンテナリンクにわたる平均化又は重み付け平均化が実行されうる。平均化又は重み付け平均化は、少なくとも1つのTSCIにわたって行われうる。平均化は、オプションで、アンテナ対のサブセットに対応する少なくとも1つのTSCIのサブセットに対して実行されうる。
【0113】
TSCIの一部のCIのタイムスタンプは、不規則であってよく、時間補正されたCIの補正されたタイムスタンプが時間的に均一に離間されうるように補正されうる。複数のタイプ1デバイス及び/又は複数のタイプ2デバイスの場合、訂正されたタイムスタンプは、同じ又は異なるクロックに関するものでありうる。CIの各々と関連付けられたオリジナルのタイムスタンプが決定されうる。オリジナルのタイムスタンプは、時間的に一様に離間されないことがある。現在のスライディング時間ウィンドウ内の特定のTSCIの特定の部分の全てのCIのオリジナルのタイムスタンプは、時間補正されたCIの補正されたタイムスタンプが時間的に均一に離間されうるように補正されうる。
【0114】
特性及び/又はSTI(例えば、動き情報)は、以下を含む:
位置、位置、変更位置、新しい位置、新しい位置、位置、垂直位置、距離、距離、移動、加速度、加速度、回転速度、加速度、運動の方向、方位角、回転、運動の方向、回転、経路、変形、縮小、拡大、歩行、拡大、歩行、周期運動、頭部運動、反復運動、周期運動、擬似周期運動、衝撃運動、突然運動、転倒運動、転倒運動、過渡的動作、過渡的挙動、運動の周期、運動の周波数、時間的プロファイル、時間的特性、時間的特性、発生、変化、時間的変化、CIの変化、周波数の変化、タイミングの変化、歩行周期の変化、タイミングの変化、歩行周期の変化、タイミング、開始時間、開始時間、終了時間、持続時間、運動の履歴、運動タイプ、運動分類、周波数、周波数スペクトル、物体の構成、物体の構成、接近、接近、識別、接近、接近、頭部運動速度、頭部運動、呼吸数、呼吸数、呼吸時間、呼吸深さ、呼気時間、吸入時間、呼気時間、呼気時間、換気時間、換気間隔、心拍数変動、手の運動方向、手の運動、脚の運動、歩行速度、手の運動速度、手の運動速度、位置の特徴、物体の運動に関連する特徴(例えば、位置/位置の変化)、ツールの運動、機械の運動、複雑な運動、及び/又は複数の運動の組み合わせ、イベント、信号の統計、信号の動態、異常、動き統計、運動パラメータ、運動の指示、運動の大きさ、運動位相、類似性スコア、距離スコア、ユークリッド距離、重み付け距離、L_1ノルム、L_2ノルム、k>2についてのL_kノルム、統計的距離、相関、相関インジケータ、自己相関、自己共分散、相互共分散、内積、外積、動き信号変換、動き特徴、動きの存在、動きの不存在、動き位置特定、動き識別、動き認識、物体の存在、物体の不存在、物体の出入り、物体の変化、動きサイクル、動きカウント、歩行サイクル、動き周期、運動リズム、運動、動きリズム、変形動作、ジェスチャ、下書き、頭部の動き、口の動き、心臓動作、内臓動作、動作傾向、大きさ、容積、容積、形状、形状、タグ、開始/開始位置、終了位置、開始/開始量、終了量、イベント、転倒イベント、セキュリティイベント、事故イベント、ホームイベント、事務所イベント、工場イベント、倉庫イベント、製造イベント、ラインアセンブリイベント、保守イベント、カー関連イベント、ナビゲーションイベント、イベント追跡イベント、ドアイベント、ドア開イベント、ドア閉イベント、ウィンドウイベント、ウィンドウ開イベント、ウィンドウ閉イベント、反復可能イベント、ワンタイムイベント、消費量、未消費量、状態、物理状態、健康状態、福祉状態、感情状態、精神状態、別のイベント、分析、出力応答、及び/又は別の情報。特性及び/又はSTIは、CI又はTSCIから演算された特徴(例えば、特徴演算/抽出)に基づいて演算/モニタリングされうる。静的セグメント又はプロファイル(及び/又は動的セグメント/プロファイル)は、特徴の分析に基づいて、識別/演算/分析/モニタリング/抽出/取得/取得/マーク/提示/強調表示/格納/通信されてもよい。分析は、動き検出/動き評価/存在検出を含みうる。演算ワークロードは、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、及び別のプロセッサの間で共有されうる。
【0115】
タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、ローカルデバイスでありうる。ローカルデバイスは、スマートフォン、スマートデバイス、TV、セットトップボックス、アクセスポイント、ルータ、無線リピータ、リピータ、ルータ、リピータ、無線信号リピータ/エクステンダ、スピーカ、ファン、冷蔵庫、ファン、マイクロ波、オーブン、コーヒーマシン、温水ポット、テーブル、椅子、照明、ランプ、ドアロック、カメラ、動きセンサ、動きセンサ、防火栓、ガレージドア、スイッチ、電源アダプタ、コンピュータ、ドングル、コンピュータ、ドングル、電子パッド、ソファ、タイル、アクセサリ、ホームデバイス、車両デバイス、オフィスデバイス、ビルディングデバイス、製造デバイス、時計、時計、テレビ、オーブン、空調、アクセサリ、ユーティリティ、アプライアンス、スマートマシン、スマート車両、インターネット対応デバイス、コンピュータ、ポータブルコンピュータ、タブレット、スマートハウス、スマートオフィス、スマート駐車場、スマートシステム、及び/又は他のデバイスでありうる。
【0116】
各タイプ1デバイスは、それぞれの識別子(例えば、ID)と関連付けられうる。各タイプ2デバイスはまた、それぞれのアイデンティティ(ID)と関連付けられうる。IDは、符号、テキストと符号の組み合わせ、名前、パスワード、口座、口座ID、ウェブリンク、ウェブアドレス、何らかの情報へのインデックス、及び/又は別のIDを含みうる。IDは割り当てられうる。IDは、ハードウェア(例えば、ハードワイヤード、ドングル及び/又は他のハードウェアを介して)、ソフトウェア及び/又はファームウェアによって割り当てられうる。IDは、(例えば、データベースに、メモリに、サーバ(例えば、ハブデバイス)に、クラウドに、ローカルに記憶され、リモートに記憶され、永続的に記憶され、一時的に記憶され)、検索されうる。IDは、少なくとも1つのレコード、口座、ユーザ、世帯、住所、電話番号、社会保障番号、顧客番号、別のID、別の識別子、タイムスタンプ、及び/又はデータの収集と関連付けられうる。タイプ1デバイスのID及び/又はIDの一部は、タイプ2デバイスに利用可能にされうる。IDは、タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスによる、登録、初期化、通信、識別情報、検証、検出、認識、認証、アクセス制御、クラウドアクセス、ネットワーキング、ソーシャルネットワーキング、ロギング、記録、カタログ化、分類、タグ付け、関連付け、ペアリング、トランザクション、電子トランザクション、及び/又は知的財産管理のために使用されうる。
【0117】
物体は、人、ユーザ、物体、乗客、子供、高齢者、赤ちゃん、眠っている赤ちゃん、車内の赤ちゃん、患者、労働者、高付加価値労働者、専門家、専門家、ウェイター、ショッピングモールの顧客、空港/駅/バスターミナル/出荷ターミナルの旅行者、工場/モール/スーパー/オフィス/職場のスタッフ/労働者/顧客サービス員、下水/換気システム/リフトウェル内のサービス員、リフトウェル内のリフト、エレベータ、であってもよい。受刑者、追跡・モニタリング対象者、動物、植物、生物、ペット、犬、猫、スマートフォン、電話アクセサリ、コンピュータ、タブレット、携帯コンピュータ、ドングル、コンピュータアクセサリー、ネットワークデバイス、WiFiデバイス、IoTデバイス、スマートウォッチ、スマートグラス、スマートデバイス、スピーカ、キー、スマートキー、財布、ハンドバッグ、バックパック、商品、貨物、荷物、機器、モータ、機械、エアコン、ファン、空調機器、照明器具。可動式照明器具、テレビ、カメラ、音響・映像機器、据え置き型、モニタリング装置、部品、看板、工具、カート、チケット、駐車券、有料道路通行券、航空券、クレジットカード、プラスチックカード、アクセスカード、食品包装、調理器具、テーブル、椅子、清掃器具・道具、車両、自動車、駐車場内車両、倉庫・店舗・スーパー・配送センター内商品、ボート、自転車、航空機、ドローン、リモコン車・飛行機・ボート、リモコン飛行機・ボート、リモコン車・飛行機・ボート、リモコン飛行機・飛行機・ボート、リモコン飛行機・飛行機、ドローン、ドローン、ドローン、ドローン、リモコン飛行機・飛行機・ボート、リモコン車・飛行機・ボート、遠隔操作車/飛行機/ボート、ロボット、製造装置、組立ライン、工場内の材料/未完成部品/ロボット/ワゴン/運搬物、空港/ショッピングマート/スーパー内の追跡物体、非物体、物体の不在、物体の存在、形を有する物体、形を変える物体、形のない物体、液体の質量、ガスの質量/煙、火災、炎、電磁(EM)ソース、電磁媒体、及び/又は別の物体、でありうる。
【0118】
物体自体が、WiFi、MiFi、3G/4G/LTE/5G/6G/7G、Bluetooth、NFC、BLE、WiMax、Zigbee、UMTS、3GPP、GSM、EDGE、TDMA、FDMA、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA、メッシュネットワーク、アドホックネットワーク、及び/又は他のネットワーク等の、いくつかのネットワークに通信接続されうる。物体自体はAC電源によってかさばる可能性があるが、設置、清掃、保守、改修等の間に移動される。それはまた、リフト、パッド、可動、プラットフォーム、エレベータ、コンベヤベルト、ロボット、ドローン、フォークリフト、かご、ボート、車両等の可動プラットフォームに設置されてもよい。物体は、複数の部分を有することができ、各部分は異なる動き(例えば、位置/位置の変化)を有する。例えば、物体は、前方に歩いている人であってもよい。歩行中、彼の左手及び右手は、異なる瞬間速度、加速度、動き等を伴って、異なる方向に移動しうる。
【0119】
無線送信機(例えば、タイプ1デバイス)、無線受信機(例えば、タイプ2デバイス)、別の無線送信機及び/又は別の無線受信機は、(例えば、以前の移動、現在の移動、及び/又は将来の移動において)物体及び/又は別の物体とともに移動しうる。それらは1つ以上の近くのデバイスに通信可能に結合されうる。それらはTSCI及び/又はTSCIに関連する情報を近くのデバイスに、及び/又は互いに送信しうる。それらは近くのデバイスとともにありうる。無線送信機及び/又は無線受信機が小さい(例えば、コインサイズ、タバコボックスサイズ、又は更により小さい)、軽量のポータブルデバイスの一部でありうる。ポータブルデバイスは、近くのデバイスと無線に結合されうる。
【0120】
近くのデバイスは、スマートフォン、iPhone(登録商標)、Androidフォン、スマートデバイス、スマート家電、スマート車両、スマートガジェット、スマートTV、スマート冷蔵庫、スマートスピーカ、スマートウォッチ、スマートグラス、スマートパッド、iPad(登録商標)、コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ゲートウェイでありうる。近くのデバイスはインターネット、有線インターネット接続、及び/又は無線インターネット接続を介して、クラウドサーバ、ローカルサーバ(例えば、ハブデバイス)、及び/又は他のサーバに接続されうる。近くのデバイスは、携帯型であってもよい。ポータブルデバイス、近くのデバイス、ローカルサーバ(ハブデバイス等)、及び/又はクラウドサーバは、タスクのための演算及び/又は記憶を共有することができ(例えば、TSCIを取得し、物体の動き(例えば、位置/位置の変化)に関連する物体の特性/STIを決定し、電力(例えば、信号強度)情報の時系列の演算、特定の機能の決定/演算、局所的な極値の探索、分類、時間オフセットの特定の値の識別、雑音除去、処理、単純化、クリーニング、無線スマートセンシングタスク、信号からのCI抽出、切替、セグメント化、推定軌跡/経路/軌跡、マップの処理、環境モデル/制約/制限に基づく軌跡/経路/軌跡の処理、修正、修正、調整、マップベース(又は、モデルベース)の修正、誤り検知、境界ヒット、閾値処理)及び情報。近くのデバイスは、物体と共に動くことができる/動かないことができる。近くのデバイスは、ポータブル/非ポータブル/ムーバブル/ムーバブルではない場合がある。近くのデバイスは、バッテリ電力、太陽光電力、AC電力、及び/又は他の電源を使用しうる。近くのデバイスは、交換可能/非交換可能バッテリ、及び/又は再充電可能/非再充電可能バッテリを有しうる。近くのデバイスは、物体と同様であってもよい。近くのデバイスは、物体と同一の(及び/又は同様の)ハードウェア及び/又はソフトウェアを有しうる。近くのデバイスは、スマートデバイス、ネットワーク対応デバイス、WiFi/3G/4G/5G/6G/Zigbee/Bluetooth/NFC/UMTS/3GPP/GSM/EDGE/TDMA/FDMA/CDMA/WCDMA/TD-SCDMA/アドホックネットワーク/他のネットワークに対する接続を有するデバイス、スマートスピーカ、スマートウォッチ、スマートクロック、スマートアプライアンス、スマートマシン、スマート機器、スマートツール、スマート車両、インターネット対応デバイス、インターネット対応デバイス、コンピュータ、ポータブルコンピュータ、タブレット、及び別のデバイスでありうる。近くのデバイス及び/又は無線受信機、無線送信機、別の無線受信機、別の無線送信機、及び/又は(クラウド内の)クラウドサーバと関連付けられた少なくとも1つのプロセッサは、物体の初期STIを決定しうる。それらのうちの2つ以上は、初期空間-時間情報を一緒に決定しうる。それらのうちの2つ以上は初期STI(例えば、初期位置)の判定において中間情報を共有しうる。
【0121】
一例では無線送信機(例えば、タイプ1デバイス、又はトラッカーBot)は、物体とともに移動しうる。無線送信機は、信号を無線受信機(例えば、タイプ2デバイス、又はOriginレジスタ)に送るか、又は物体の初期STI(例えば、初期位置)を決定しうる。無線送信機はまた、物体の動き(空間-時間情報)をモニタリングするために、信号及び/又は別の信号を別の無線受信機(例えば、別のタイプ2デバイス、又は別のOrigin登録)に送りうる。無線受信機はまた、物体の動きをモニタリングするために、無線送信機及び/又は別の無線送信機から信号及び/又は別の信号を受信しうる。無線受信機及び/又は別の無線受信機の位置は、知られている場合がある。別の例では無線受信機(例えば、タイプ2デバイス、又はトラッカーBot)は、物体とともに移動しうる。無線受信機は物体の初期空間-時間情報(例えば、初期位置)を決定するために、無線送信機(例えば、タイプ1デバイス、又はOriginレジスタ)から送信された信号を受信しうる。無線受信機はまた、物体の現在の動き(例えば、空間-時間情報)をモニタリングするために、別の無線送信機(例えば、別のタイプ1デバイス、又は別のOrigin登録)から信号及び/又は別の信号を受信しうる。無線送信機はまた、物体の動きをモニタリングするために、信号及び/又は別の信号を無線受信機及び/又は別の無線受信機(例えば、別のタイプ2デバイス、又は別のトラッカーBot)に送信しうる。無線送信機及び/又は別の無線送信機の位置は、知られている場合がある。
【0122】
ベニューは、センシングエリア、センシングエリア、部屋、家、オフィス、物件、職場、廊下、通路、リフト、リフトウェル、エスカレーター、エレベータ、下水道、換気システム、階段、集ベニュー、ダクト、エアダクト、パイプ、チューブ、密閉空間、閉鎖構造、半密閉構造、閉鎖領域、少なくとも一つの壁を持つ領域、プラント、機械、エンジン、木を使った構造、ガラスの構造、金属の構造、壁のある構造、ドアのある構造、隙間のある構造、反射面のある構造、流体のある構造、建物、屋上、店舗、工場、組立ライン、ホテルの部屋、博物館、教室、学校、大学、政府の建物、倉庫、ガレージ、モール、空港、駅、バスターミナル、ハブ、輸送拠点、輸送ターミナル、政府施設、公共施設、学校、大学、娯楽施設。娯楽施設、病院、小児・新生児病棟、老人ホーム、老人介護施設、公民館、競技場、公園、グラウンド、スポーツ施設、水泳施設、陸上競技場、バスケットボールコート、テニスコート、サッカースタジアム、野球場、体育館、ホール、ガレージ、ショッピングモール、モール、スーパー、製造施設、駐車施設、建設現場、鉱山施設、等。交通施設、高速道路、道路、谷、森林、木材、地形、景観、書斎、中庭、土地、道、遊園地、都市部、農村部、郊外、大都市圏、庭園、広場、音楽ホール、都心施設、上空施設、半開放施設、閉鎖空間、駅、物流センター、倉庫、店舗、物流センター、貯蔵施設、地下施設、空間(例えば、地上の外部空間)、屋内施設、屋外施設、壁・ドア・反射板を有する屋外施設、開放施設、半開放施設、自動車、トラック、バス、バン、コンテナ、船・ボート、潜水艇、列車、路面電車、飛行機、車両、移動式住居、洞窟、トンネル、パイプ、水路、都市圏、等。比較的高い建物のある繁華街、谷、井戸、ダクト、通路、ガス管、石油管、水道管、相互に接続する通路/通路/道路/管/洞窟/パイプ状構造/空気空間/流体空間、人体、動物体、体腔、器官、骨、歯、軟組織、硬組織、剛組織、非剛組織、血液/体液容器、風管、エアダクト等の、空間でありうる。ベニューは、屋内空間、屋外空間であってもよく、ベニューは空間の内側及び外側の両方を含んでもよい。例えば、ベニューは、建物の内側と建物の外側の両方を含みうる。例えば、ベニューは、1つの床又は複数の床を有する建物であってもよく、建物の一部は地下であってもよい。建物の形状は、例えば、円形、正方形、長方形、三角形、又は不規則形状でありうる。これらは単なる例である。本開示は、他のタイプのベニュー又は空間におけるイベントを検出するために使用しうる。
【0123】
無線送信機(例えば、タイプ1デバイス)及び/又は無線受信機(例えば、タイプ2デバイス)は物体とともに(例えば、以前の移動及び/又は現在の移動において)移動しうるポータブルデバイス(例えば、モジュール、又はモジュールを伴うデバイス)に埋め込まれうる。ポータブルデバイスは、有線接続(例えば、USB、microUSB、Firewire、HDMI(登録商標)、シリアルポート、パラレルポート、及び他のコネクタを介して)、及び/又は接続(例えば、Bluetooth、Bluetooth Low Energy(BLE)。ポータブルデバイスは、軽量デバイスであってもよい。ポータブルは、蓄電池、充電式蓄電池、及び/又はAC電源供給されてもよい。ポータブルデバイスは非常に小さく(例えば、サブミリメートルスケール及び/又はサブセンチメートルスケールで)、及び/又は小さく(例えば、コインサイズ、カードサイズ、ポケットサイズ、又はより大きく)てもよい。ポータブルデバイスは大型、大型、及び/又は大型(例えば、設置される重機)でありうる。ポータブルデバイスは、WiFiホットスポット、モバイルWiFi(MiFi)、アクセスポイント/マイクロUSB/スマートフォン、タブレット、コンピュータ、スマートデバイス、WiFi対応デバイス、LTE対応デバイス、スマートミラー、スマートミラー、スマートバッテリ、スマートライト、スマートペン、スマートリング、スマートドア、スマートクロック、スマートバッテリ、スマートベルト、スマートハンドバッグ、スマート衣服、スマートパッケージング、スマートペーパー/ブック/マガジン/印刷物/標識/表示/照明システム、スマートキー/ツール、スマートブレスレット/チェーン/ネックレス/ウェアラブル/アクセサリ、スマートパッド/クッション/ブロック、レンガ/建材、スマートゴミ箱、スマートフードキャリッジ/ストレージ、スマートボール/ラケット、スマートチェア/ソファ/ベッド、スマートシュー/カーペット/マット/ハンドハット/ハンドウェア、スマートハット/メイクアップ/ステッカー/タトゥー、スマートミラー、スマートピル、スマートピル、スマートボトル/食品容器、スマートデバイス、IoTデバイス、WiFi対応デバイス、3G/4G/6G対応デバイス、UMTSデバイス、3GPPデバイス、EDGEデバイス、TDMAデバイス、CDMAデバイス、WCDMAデバイス、埋め込み可能デバイス、空調、冷蔵庫、炉、オーブン、調理デバイス、テレビ/セットトップボックス(STB)/DVDプレーヤ/ビデオプレーヤ/リモートコントロール、ハイファイ、オーディオデバイス、スピーカ、照明、ドア、瓦・屋根・屋根・構造物・機器・据付・芝刈機・庭用具、機械器具/ガレージ缶/40ft/コンテナ、20ft/ガレージ容器、工場/製造装置、修理用具、工場/生産用具、機械、機械、機械、車両、カート、ワゴン、倉庫、車両、自動車、自転車、船、船、バスケット/ボックス/バケット/バケット/コンテナ、スマートプレート/カップ/ボウル/ポット/マット/マット/調理器具/キッチンツール/キッチン用品/キャビネット/テーブル/チェア/タイル/照明/水道管/蛇口/ガスレンジ/オーブン/食器洗い機/等、であってもよい。ポータブルデバイスは、交換可能、交換不可能、再充電可能、及び/又は再充電不可能でありうる蓄電池を有しうる。ポータブルデバイスは、無線充電されうる。ポータブルデバイスは、スマートペイメントカードであってもよい。ポータブルデバイスは、駐車場、高速道路、エンターテインメントパーク、又は支払いを必要とする他の場所/施設で使用される支払いカードであってもよい。ポータブルデバイスは、上述のように、アイデンティティ(ID)/識別子を有しうる。
【0124】
イベントは、TSCIに基づいてモニタリングされうる。イベントは、物体(例えば、人及び/又は病人)の転倒、回転、一時停止、衝撃(例えば、サンドバッグ、ドア、ベッド、ベッド、椅子、テーブル、机、キャビネット、ボックス、他の人、動物、鳥、テーブル、フライ、テーブル、椅子、ボール、ボウリングボール、テニスボール、サッカーボール、野球、バスケットボール、バスケットボール、ボレーボール)、2人の体の動作(例えば、人が風船を放す、人が魚を捕らえる、人が粘土を成型する、人が紙に書く、人がコンピュータ上でタイピングする)、車が車庫内を移動する、人がスマートフォンを携帯して、空港/モール/政府/ビル/オフィス/等の周辺を歩く、自律移動可能な物体/機械が周辺を動く(例:掃除機、実用車、自動車、ドローン、自動運転車)ことでありうる。
【0125】
タスク又は無線スマートセンシングタスクは、以下のものを含みうる:物体検出、存在検出、近接検出、物体認識、アクティビティ認識、物体検証、日常的活動モニタリング、日常的活動モニタリング、日常的活動モニタリング、日常的活動モニタリング、ウェルビーイング・モニタリング、バイタルサイン・モニタリング、健康状態モニタリング、ベビーモニタリング、高齢者モニタリング、睡眠モニタリング、睡眠状態モニタリング、歩行モニタリング、運動モニタリング、ツール検出、ツール認識、ツール検証、患者検出、患者モニタリング、患者検証、機械検出、機械認識、機械検証、人間検出、人間認識、ベビー検出、ベビー認識、ベビー検証、人間呼吸検出、人間呼吸認識、人間呼吸推定、人間呼吸検証、人間心拍検出、人間心拍認識、人間心拍推定、転倒検出、転倒認識、転倒検証、転倒検証、感情検出、感情認識、感情推定、感情検証、動き認識、動き推定、動き検証、動き度合い推定、周期的動作検出、周期的動作認識、周期的動作推定、周期的動作検証、反復動作検出、反復動作認識、反復動作推定、反復動作検証、定常動作検出、定常動作認識、定常動作推定、定常動作検証、サイクロ定常動作検出、サイクロ定常動作認識、サイクロ定常動作推定、サイクロ定常動作検証、過渡的動作検出、過渡的動作認識、過渡的動作推定、過渡的動作検証、トレンド検出、トレンド検証、呼吸検出、呼吸認識、呼吸推定、人間生体認証検出、人間生体認証認識、人間生体認証推定、人間生体認証検証、環境情報学的検出、環境情報学的認識、環境情報学的推定、環境情報学的検証、歩行検出、歩行認識、歩行推定、歩行検証、ジェスチャ検出、ジェスチャ認識、ジェスチャ推定、ジェスチャ検証、機械学習、教師なし学習、半教師あり学習、クラスタリング、特徴抽出、特徴トレーニング、主成分分析、固有値分解、周波数分解、時間分解、時間-周波数分解、機能分解、他の分解、トレーニング、分別トレーニング、半教師ありトレーニング、教師なしトレーニング、半教師ありトレーニング、神経ネットワーク、突然の動作の検出、転倒検出、危険検出、生命脅威検出、定常動作検出、定常動作検出、サイクロ定常動作検出、侵入検出、侵入動作検出、不審動作検出、セキュリティ、安全モニタリング、ナビゲーション、誘導、マップベースの処理、マップベースの補正、モデルベースの処理/補正、不規則性検出、位置検出、室内センシング、追跡、複数の物体追跡、室内追跡、室内位置追跡、室内ナビゲーション、エネルギー管理、電力伝達、無線電力伝達、物体のカウント、駐車場での車両追跡、装置/システム(例えば、セキュリティシステム、アクセスシステム、アラーム、サイレン、スピーカ、テレビ、エンターテインメントシステム、カメラ、ヒータ/空調(HVAC)システム、換気システム、照明システム、ゲームシステム、コーヒーマシン、調理装置、清掃装置、ハウスキーピング装置)のアクティブ化、形状推定、拡張現実、無線通信、データ通信、信号ブロードキャスト、ネットワーキング、調整、管理、暗号化、保護、クラウドコンピューティング、他の処理及び/又は他のタスク。タスクは、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、別のタイプ1デバイス、別のタイプ2デバイス、近くのデバイス、ローカルサーバ(例えば、ハブデバイス)、エッジサーバ、クラウドサーバ、及び/又は別のデバイスによって実行されうる。タスクは、タイプ1デバイスとタイプ2デバイスとの任意のペア間のTSCIに基づきうる。タイプ2デバイスは、タイプ1デバイスであってもよく、逆もまた同様である。タイプ2デバイスは一時的に、連続的に、散発的に、同時に、及び/又は同時に、タイプ1デバイスの役割(例えば、機能性)を果たす/実行することができ、逆もまた同様である。タスクの第1の部分は、以下をうちの少なくとも1つを含みうる:前処理、信号処理、信号処理、条件付け、信号処理、信号処理、調整、信号処理、マッピング/連続的/マッピング/連続的/適応的/マッピング/要求、調整、特徴抽出、符号化、符号化、変更、符号化、変更、動き検出、動き検出、動き変化検出、動き検出パターン、動き検出パターン、動き認識パターン、バイタルサイン検出、バイタルサイン推定、バイタルサイン認識、周期的動き検出、周期的動き推定、反復動き検出/呼吸数検出、呼吸数検出、呼吸パターン検出、呼吸パターン推定、呼吸パターン認識、心拍検出、心拍推定、心拍パターン検出、心拍パターン推定、心拍パターン認識、ジェスチャ検出、ジェスチャ推定、ジェスチャ認識、速度検出、速度推定、物体位置推定、物体追跡、ナビゲーション、加速度推定、加速度検出、転倒検出、変化検出、侵入者(及び/又は不法行為)検出、ベビー検出、ベビーモニタリング、患者モニタリング、物体認識、無線電力伝送、及び/又は無線充電。
【0126】
タスクの第2の部分は、スマートホームタスク、スマートオフィスタスク、スマートオフィスタスク、スマートファクトリタスク(例えば、機械又は組立ラインを使用する製造)、スマートインターネット(IoT)タスク、スマートホームオペレーション、スマートオフィスオペレーション、スマートオフィスオペレーション、スマートビルオペレーション(例えば、機械/組立ラインに供給品/部品/原材料を移動させること)、IoTオペレーション、スマートシステムオペレーション、ライトをオンにすること、部屋、領域、及び/又はベニューのうちの少なくとも1つにおいてライトを制御すること、サウンドクリップを再生すること、部屋、領域、及び/又はベニューのうちの少なくとも1つにおいてサウンドクリップを再生すること、ウェルカム、挨拶、福祉、第1のメッセージ、及び/又はタスクの第1の部分と関連付けられた第2のメッセージのうちの少なくとも1つを再生すること、電化製品をオンにすること、部屋、領域、及び/又はベニュー内の機器を制御すること、部屋、領域、及び/又はベニュー内の機器を制御すること、電気システムを制御すること、部屋、電気システムをオンにすること、部屋、領域、及び/又はベニュー内の電気システムを制御すること、セキュリティシステムをオンにすること、セキュリティシステムをオフにすること、部屋、領域、及び/又はベニュー内のセキュリティシステムを制御すること、機械システムをオンにすること、機械システムを制御すること、部屋、領域、及び/又はベニュー内の機械システムを制御すること、及び/又は、空調システム、暖房システム、換気システム、照明システム、照明装置、ストーブ、娯楽システム、ドア、フェンス、窓、ガレージ、コンピュータシステム、ネットワーク化された装置、ネットワーク化された装置、システム、家電、家電、事務機器、照明装置、ロボット(ロボットアーム等)、スマートビークル、スマートマシン、アセンブリライン、スマートデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、スマートホームデバイス、及び/又はスマートオフィスデバイスのうちの少なくとも1つを制御すること。
【0127】
タスクは、以下を含みうる:ユーザが帰宅を検出すること、ある部屋から別の部屋へ移動することを検出すること、窓/ガレージドア/ブラインド/カーテン/パネル/ソーラーパネル/サンシェードを検出すること、ユーザが何かをすることを検出し/モニタリングし(例えば、ソファで眠ること、寝室で走ること、ソファで調理すること、テレビで見ること、台所で食べること、階段を上ること/下ること、休憩室で帰ること、ユーザ/ペットの位置をモニタリングし/検出すること、ユーザが検出すると自動的に何かをすること、ライトをオン/オフすること、音楽/ラジオ/ホームエンターテインメントシステムをオンにすること、テレビ/HiFi/セット-STB/ホームエンターテインメントシステム/スマートスピーカ/スマートデバイスをオン/オフ/調整/制御すること、エアコンシステムをオン/オフ/調整すること、換気システムをオン/オフ/調整すること、暖房システムをオン/オフ/調整すること、カーテン/ライトシェードを調整/制御すること、コンピュータをオン/オフ/ウェイクアップすること、コーヒーマシン/温水ポットをオン/オフ/予熱制御すること、調理器/オーブン/電子レンジ/他の調理デバイスのオン/オフ/制御/予熱制御、オーブン/電子レンジ/他の調理デバイスのオン/オフ/調整、温度予測のチェック/調整、電話メッセージボックスのチェック、メールのチェック、システムのチェック/調整、システムのチェック/調整/制御/アーム/安全保護システム/ベビーモニタのチェック/制御冷蔵庫のチェック/制御(例えば、Googleホーム、Amazon Echo等のスピーカを介して、ディスプレイ/画面上で、ウェブページ/電子メールを介して)。
【0128】
例えば、ユーザが自分の車に自宅に到着すると、タスクは、自動的に、ユーザ又は自分の車が接近していることを検出し、検出時にガレージドアを開き、ユーザがガレージに近づくにつれて、ドライブウェイ/ガレージライトをオンにし、エアコン/ヒータ/ファン等をオンにすることであってもよい。ユーザが家に入ると、タスクは自動的に入り口ライトをオンにし、ドライブウェイ/ガレージライトをオフにし、ユーザを歓迎するグリーティングメッセージを再生し、音楽をオンにし、ユーザの好みのラジオニュースチャンネルをオンにし、カーテン/ブラインドを開き、ユーザの気分をモニタリングし、ユーザの気分又は現在の/切迫したイベントに従って照明及びサウンド環境を調整し(例えば、ユーザが1時間以内にガールフレンドと夕食を食べるようにスケジューリングされているので、ロマンティックな照明及び音楽を行う)、ユーザが朝に用意したマイクロ波中の食物を温め、家の中の全てのシステムの診断チェックを行い、明日の作業の天気予報をチェックし、ユーザの関心のあるニュースをチェックし、ユーザのカレンダー及び実行リストをチェックし、リマインダを再生し、電話応答システム/メッセージングシステム/電子メールをチェックし、対話システム/音声合成を使用して口頭報告を与える(例えば、TV/エンターテインメントシステム/コンピュータ/ノートブック/ディスプレイ/ライト/明るさ/パターン/シンボル、ハプティックツール/仮想現実ツール/ジェスチャ/ツールの使用、スマートデバイス/家電/材料/器具/器具の使用、ウェブツール/サーバ/サーバハブデバイス/クラウドサーバ/クラウドサーバ/エッジサーバ/ホームネットワーク/メッシュネットワークの使用、メッセージングツール/通知ツール/コミュニケーションツール/スケジューリングツール/電子メールの使用、ユーザインタフェース/GUIの使用、香り/匂い/芳香/味の使用、ニューラルツール/神経系ツールの使用、組み合わせの使用)、母親の誕生日のユーザ及び彼女に電話をかけ、報告を作成し、報告を与え(例えば、上述のように想起するためのツールの使用)、報告を与える。タスクは、空調/暖房/換気システムを事前にオンにするか、又はスマートサーモスタットの温度設定を事前に調整すること等ができる。ユーザがリビングへの入口から移動するとき、タスクはリビングライトをオンにすること、リビングカーテンを開くこと、ウィンドウを開くこと、ユーザの後ろの入口ライトをオフにすること、TV及びセットトップボックスをオンにすること、TVをユーザの好みのチャネルにセットすること、ユーザの好み及び条件/状態に従ってアプライアンスを調整すること(例えば、照明を調整し、ロマンチックな雰囲気を構築するために音楽を選択/再生すること)等であってもよい。
【0129】
別の例は、ユーザが朝に目覚めるとき、タスクはユーザが寝室内を動き回っていることを検出すること、ブラインド/カーテンを開くこと、窓を開くこと、目覚まし時計をオフにすること、夜間温度プロファイルから昼間温度プロファイルに屋内温度を調整すること、寝室光をオンにすること、ユーザがトイレに近づくにつれてトイレ光をオンにすること、無線又はストリーミングチャネルをチェックし、朝のニュースを再生すること、コーヒーマシンをオンにして水を予熱すること、セキュリティシステムをオフにすること等でありうる。ユーザがベッドルームからキッチンまで歩くとき、タスクはキッチン及び廊下の光をオンにし、ベッドルーム及びトイレの光をオフにし、ベッドルームからキッチンに音楽/メッセージ/リマインダを移動し、キッチンTVをオンにし、TVを朝のニュースチャンネルに変更し、キッチンのブラインドを下げ、キッチンウィンドウを開いて新鮮な空気を取り込み、ユーザがバックヤードをチェックするためのバックドアのロックを解除し、キッチンの温度設定を調整すること等であってもよい。別の例はユーザが仕事のために家を離れるとき、タスクはユーザが出て行くことを検出すること、別れのメッセージを再生すること、ガレージドアを開閉すること、ガレージライト及びドライブウェイライトをオン/オフにすること、エネルギーを節約するために光をオフ/ディムにすること(ユーザが忘れた場合にのみ)、全ての窓/ドアを閉じる/ロックすること(ユーザが忘れた場合にのみ)、アプライアンス(特に、ストーブ、オーブン、電子レンジ)をオフにすること、侵入者から家を保護するために家庭用セキュリティシステムをオン/アームにすること、エネルギーを節約するために空調/暖房/換気システムを「家から離れた」プロファイルに調整すること、ユーザのスマートフォンに警告/報告/更新を送ること等でありうる。
【0130】
動き(motion(動き、動作、運動))は、以下のうちの少なくとも1つを含みうる:無動作、静止動作、非動作、移動、場所/ロケーションの変化、決定論的動作、過渡動作、転倒動作、繰り返し動作、周期動作、擬似周期動作、呼吸に伴う周期的/反復動作、心拍に伴う周期的/反復動作、生物に伴う周期的/反復運動、機械に伴う周期的/反復運動、人工物に伴う周期的/反復運動、自然に伴う周期的/反復運動、過渡的要素と周期的要素を有する複合運動、繰り返し運動、非決定論的運動、確率的運動、カオス運動、ランダム運動、非決定的要素と決定論的要素を有する複合運動、定常ランダム運動、擬似定常ランダム運動、サイクロ定常ランダム運動、非定常ランダム運動、周期的自己相関関数(ACF)を有する定常ランダム運動、周期的なACFを有するランダム運動、周期的な疑似定常運動、瞬時ACFが周期的な疑似周期的要素を有するランダム運動、機械運動、機械運動、車両運動、ドローン運動、大気関連運動、風関連運動、気象関連運動、水関連運動、流体関連運動、地盤関連運動、電磁気特性変化、地中運動、地震動、植物運動、動物運動、人間運動、正常運動、異常運動、危険運動、雨、火災、洪水、津波、津波、爆発、衝突、衝突寸前、人体運動、頭部運動、顔面運動、眼球運動、口運動、舌運動、首運動、指運動、手運動、腕運動、肩運動、体動、胸運動、腹運動、腰運動、脚運動、足運動、身体関節運動、膝運動、肘運動、上体運動、下体運動、皮膚運動、皮膚下運動、皮下組織運動。血管運動、静脈運動、臓器運動、心臓運動、肺運動、胃運動、腸運動、腸運動、食事運動、呼吸運動、顔の表情、目の表情、口の表情、話す運動、歌う運動、食べる運動、身振り、手振り、腕振り、キーストローク、タイピングストローク、ユーザインタフェースジェスチャ、マンマシンインタラクション、歩行、ダンス運動、協調運動、及び/又は協調的体動。
【0131】
タイプ1デバイス及び/又は任意のタイプ2受信機のヘテロジニアスICは、低雑音増幅器(LNA)、電力増幅器、送受信スイッチ、メディアアクセスコントローラ、ベースバンド無線機、2.4GHz無線機、3.65GHz無線機、4.9GHz無線機、5GHz無線機、5.9GHz無線機、6GHz無線機未満、60GHz無線機未満及び/又は別の無線機を備えうる。ヘテロジニアスICは、プロセッサと、プロセッサと通信可能に結合されたメモリと、プロセッサによって実行されるべきメモリに記憶された命令のセットとを備えうる。IC及び/又は任意のプロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、マイクロプロセッサ、マルチプロセッサ、マルチコアプロセッサ、並列プロセッサ、CISCプロセッサ、RISCプロセッサ、マイクロコントローラ、中央集中処理装置(CPU)、グラフィカルプロセッサユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、組み込みプロセッサ(例えばARM)、論理回路、他のプログラマブル論理デバイス、個別論理、及び/又は組み合わせのうちの少なくとも1つを備えうる。ヘテロジニアスICは、ブロードバンドネットワーク、無線ネットワーク、セルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイドエリアネットワーク(MAN)、WLAN標準、WiFi、LTE-A、LTE-U、802.11標準、802.11a、802.11g、802.11g、802.11ac、802.11ad、802.11ah、802.11ax、802.11ay、ネットワークメッシュ標準、802.16標準、セルラネットワーク標準、3G、3.5G、4G、5G、6G、7G、8G、9G、UMTS、3GPP、GSM、EDGE、TDMA、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA、Bluetooth Low Energy(BLE)、NFC、Zigbee、WiMax、及び/又は別の無線ネットワークプロトコルをサポートしうる。
【0132】
プロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、組み込みプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、中央集中処理装置(CPU)、グラフィカル処理ユニット(GPU)、マルチプロセッサ、マルチコアプロセッサ、及び/又はグラフィックス能力を有するプロセッサ、及び/又は組み合わせを備えうる。メモリは、揮発性、不揮発性、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD-ROM、DVD-ROM、磁気記憶装置、光学記憶装置、有機記憶装置、記憶システム、記憶ネットワーク、ネットワーク記憶装置、クラウド記憶装置、エッジ記憶装置、ローカル記憶装置、外部記憶装置、内部記憶装置、又は当業者で知られている他の形成の非一時的記憶媒体でありうる。方法ステップに対応する命令のセット(機械実行可能コード)は、ハードウェアで、ソフトウェアで、ファームウェアで、又はそれらの組み合わせで直接具現化されうる。命令のセットは、埋め込まれ、プリロードされ、起動時にロードされ、オンザフライでロードされ、オンデマンドでロードされ、プリインストールされ、インストールされ、及び/又はダウンロードされうる。
【0133】
プレゼンテーションは、オーディオビジュアル方法(例えば、ビジュアル、グラフィックス、テキスト、シンボル、カラー、シェード、ビデオ、アニメーション、サウンド、スピーチ、オーディオ等の組み合わせを使用する)、グラフィカル方法(例えば、GUI、アニメーション、ビデオを使用する)、テキスト方法(例えば、テキスト、メッセージ、アニメーション化されたテキストを有するウェブページ)、シンボリック方法(例えば、エモーティコン、サイン、ハンドジェスチャ)、又は機械的方法(例えば、振動、アクチュエータの動き、ハプティック等)でのプレゼンテーションでありうる。
【0134】
基本演算
【0135】
方法に関連する演算作業負荷は、プロセッサ、タイプ1ヘテロジニアス無線デバイス、タイプ2ヘテロジニアス無線デバイス、ローカルサーバ(例えば、ハブデバイス)、クラウドサーバ、及び別のプロセッサの間で共有される。
【0136】
演算、前処理、処理、及び/又は後処理は、データ(例えば、TSCI、自己相関、TSCIの特徴)に適用されうる。動作は、前処理、処理、及び/又は後処理であってもよい。前処理、処理、及び/又は後処理は、動作であってもよい。動作は、前処理、後処理、スケーリング、見通し線(LOS)量を演算すること、LOS及びNLOSを含む量を演算すること、単一リンク(例えば、経路、通信経路、送信アンテナと受信アンテナとの間のリンク)量を演算すること、複数のリンクを含む量を演算すること、オペランドの関数を演算すること、線形フィルタリング、非線形フィルタリング、フォールディング、エネルギー演算、ローパスフィルタリング、帯域通過フィルタリング、メディアンフィルタリング、四分位フィルタリング、モードフィルタリング、有限インパルス応答(FIR)サブサンプリング、アップサンプリング、時間補正、時間ベース補正、振幅補正、位相補正、位相クリーニング、振幅クリーニング、整合フィルタリング、強調、復元、雑音除去、平滑化、信号調整、強調、復元、スペクトル解析、線形変換、非線形変換、逆変換、周波数変換、逆変換、フーリエ変換(FT)、離散時間FT(DFT)、高速FT(FFT)、ウェーブレット変換、ヒルベルト変換、三角変換、サイン変換、コサイン変換、DCT、パワー2変換、スパース変換、グラフベースの変換、高速変換、ゼロパディング、巡回パディング、ゼロパディング、特徴抽出、分解、直交射影、非完全射影、固有値分解(SVD)、主成分分析(ICA)、グループ化、閾値処理、ハード閾値処理、クリッピング、一次導関数、高次微分、畳み込み、乗算、最小二乗法、局所偏差最小化、ニューラルネットワーク、認識、ラベリング、教師なし学習、半教師あり学習、別のTSCIとの比較、類似性スコア演算、量子化、マッチング追跡、圧縮、暗号化、送信、正規化、時間正規化、周波数領域正規化、分類、ラベリング、ラベリング、学習、学習、マッピング、再マッピング、記憶、検索、受信、表現、マージ、結合、追跡、整合フィルタリング、カルマンフィルタリング、内挿誤り訂正、実行、何もせず、時変処理、調整平均、重み付け平均、算術平均、幾何平均、調和平均、選択された周波数にわたる平均、アンテナリンクにわたる平均、論理演算、置換、組み合わせ、ソート、AND、OR、XOR、和集合、交差、ベクトル加算、ベクトル減算、ベクトル乗算、ベクトル除算、逆、ノルム、距離、及び/又は別の演算を含みうる。動作は、前処理、処理、及び/又は後処理であってもよい。動作は、複数の時系列又は関数に一緒に適用されうる。
【0137】
関数(例えば、オペランドの関数)は、以下を含みうる:スカラ関数、ベクトル関数、連続関数、大きさ関数、三角関数、論理関数、三角関数、線形関数、区分関数、実関数、ベクトル値関数、逆関数、積分の導関数、関数の導関数、一対一関数、多対一関数、多対多関数、ゼロクロス、絶対関数、標識関数、平均、モード、中央値、範囲、統計、ヒストグラム、分散、偏差、発散、範囲、全変動、絶対偏差、全偏差、算術平均、幾何平均、トリミング平均、パーセンタイル、平方根、乗数、余弦、余弦 、タンジェント、コタンジェント、セカント、楕円関数、放物線関数、ゲーム関数、ゼータ関数、絶対値、閾値関数、フロア関数、丸め関数、量子化、区分定数関数、複合関数、演算で処理される時間関数(例:確率関数、エルゴード関数、確率関数、周期関数、確率関数、逆周波数変換、離散時間変換、ラプラス変換、サイン変換、コサイン変換、三角変換、ウェーブレット変換、整数変換、電力2変換、スパース変換、分解、原成分分析(PCA)、独立成分分析(ICA)、ニューラルネットワーク、特徴抽出、時系列の移動窓関数、フィルタリング関数、畳み込み関数、平均関数、ヒストグラム、分散/標準偏差関数、短時間変換、離散変換 、離散フーリエ変換、離散コサイン変換、固有値分解(SVD)、特異値、整合追跡、スパース変換、グラフベース変換、グラフ処理、分類、グラフ信号処理、分類、ラベリング、機械学習、検出、特徴抽出、ネットワーク特徴抽出、雑音除去、符号化、暗号化、再マッピング、ベクトル量子化、ハイパスフィルタリング、整合フィルタリング、カルマンフィルタリング、前処理、パーティクルフィルタリング、FIRフィルタリング、自己回帰(AR)フィルタリング、適応フィルタリング、高次微分、積分、ゼロクロス、平滑化、モードフィルタリング、サンプリング、ランダムサンプリング、リサンプリング関数、ダウンサンプリング、アップサンプリング、補間、重要度サンプリング、モンテカルロ・サンプリング、圧縮センシング、統計、短期統計、長期統計、自己相関関数、相互相関、モーメント生成関数、時間平均、重み付け平均、特殊関数、ベッセル関数、誤差関数、補誤差関数、ベータ関数、ガンマ関数、積分関数、ガウス関数、ポアソン関数等。
【0138】
GPU/DSP/コプロセッサ/マルチコア/マルチプロセッシングを使用する、機械学習、トレーニング、弁別トレーニング、深層学習、ニューラルネットワーク、連続時間処理、分散コンピューティング、分散ストレージ、アクセラレーションは、本開示のステップ(又は各ステップ)に適用されうる。
【0139】
周波数変換は、フーリエ変換、ラプラス変換、アダマール変換、ヒルベルト変換、サイン変換、コサイン変換、三角変換、ウェーブレット変換、整数変換、2乗変換、結合されたゼロパッディング及び変換、ゼロパッディングを用いたフーリエ変換、並びに/又は別の変換を含みうる。変換の高速バージョン及び/又は近似バージョンが実行されうる。変換は、浮動小数点及び/又は固定小数点算術を使用して実行されうる。
【0140】
逆周波数変換は、逆フーリエ変換、逆ラプラス変換、逆アダマール変換、逆ヒルベルト変換、逆正弦変換、逆コサイン変換、逆三角変換、逆ウェーブレット変換、逆整数変換、逆2乗変換、結合されたゼロパディング及び変換、ゼロパディングを伴う逆フーリエ変換、並びに/又は別の変換を含みうる。変換の高速バージョン及び/又は近似バージョンが実行されうる。変換は、浮動小数点及び/又は固定小数点算術を使用して実行されうる。
【0141】
TSCIからの量/特徴が演算されうる。量は、以下のうちの少なくとも1つを含みうる:動き、位置、位置、座標、速度、移動角度、移動量、移動量、パターン、時間、トレンド、パターン、時間パターン、反復パターン、時間パターン、相互に排除するパターン、関連/相関、原因/相関、短期/影響、相関、短期/影響、相関、傾向、傾向、統計、典型的挙動、典型的挙動、時間トレンド、時間プロファイル、周期的動き、周期的動き、反復、反復、動き、反復、傾向、変化、急激な変化、頻度、過渡的変化、頻度、過渡的変化、呼吸、行動、イベント、危険イベント、警報、警報、警告、近接、衝突、電力、信号、信号電力、信号強度、信号強度、受信信号強度インジケータ(RSSI)、信号振幅、信号、位相信号、周波数成分、信号周波数成分、非直交統計、心肺統計、出力統計、心拍、統計/分析、日々の活動統計、追跡、心拍、統計/分析、医療統計/分析、早期(又は即時若しくは同時の)指標/示唆/指標/検証者/示唆/示唆/兆候/検出/症状、疾患/状態/状況、バイオメトリック、ベビー、患者、機械、装置、温度、車両、駐車場、場所、昇降路、昇降路、空間、流体の流れ、ホーム、部屋、オフィス、オフィス、ハウス、建物、倉庫、貯蔵、システム、換気、ファン、ダクト、人、ヒト、自動車、ボート、トラック、飛行機、ドローン、ダウンタウン、群衆、衝動的イベント、サイクロ静止、環境、振動、材料、表面、3次元、2次元、局所、グローバル、存在、及び/又は別の測定可能な量/変数。
【0142】
スライディングウィンドウ/アルゴリズム
【0143】
スライディング時間ウィンドウは、時間変化するウィンドウ幅を有しうる。それは、高速取得を可能にするために、最初はより小さくてもよく、定常状態のサイズまで経時的に増加してもよい。定常状態サイズは、モニタリングされる周波数、反復運動、過渡運動、及び/又はSTIに関連しうる。定常状態であっても、ウィンドウサイズはバッテリ寿命、電力消費、利用可能なコンピューティング電力、ターゲットの量の変化、モニタリングされるべき動きの性質等に基づいて、適応的に(及び/又は動的に)変更(例えば、調整、変更、修正)されうる。
【0144】
隣接する時間インスタンスにおける2つのスライディング時間ウィンドウ間の時間シフトは、時間にわたって一定/可変/局所的に適応/動的に調整されうる。より短い時間シフトが使用されるとき、任意のモニタリングの更新はより頻繁であってよく、これは、急速に変化する状況、物体の動き、及び/又は物体のために使用されうる。より長い時間シフトはより遅い状況、物体の動き、及び/又は物体のために使用されうる。
【0145】
ウィンドウ幅/サイズ及び/又は時間シフトはユーザの要求/選択に応じて変更(例えば、調整、変更、修正)しうる。時間シフトは自動的に(例えば、プロセッサ/コンピュータ/サーバ/ハブデバイス/クラウドサーバによって制御されるように)及び/又は適応的に(及び/又は動的に)変更されうる。
【0146】
関数(例えば、自己相関関数、自己共分散関数、相互相関関数、相互共分散関数、電力スペクトル密度、時間関数、周波数領域関数、周波数変換)の少なくとも1つの特性(例えば、特性値又は特性点)は、(例えば、物体追跡サーバ、プロセッサ、タイプ1ヘテロジニアスデバイス、タイプ2ヘテロジニアスデバイス、及び/又は別のデバイスによって)決定されうる。関数の少なくとも1つの特性は、以下のものを含みうる:最大、最小、極値、極限、正の時間オフセットを伴うローカル極値、正の時間オフセットを伴う第1の極値、負の時間オフセットを伴うローカル極値、n番目の極値、拘束された極値、拘束された最大、有意な極値、傾き、微分、最大傾き、正の時間オフセットを伴うローカル極値、ローカル最大傾き、拘束された最大傾き、最大高次微分、拘束された高次微分、拘束された高次微分、正の時間オフセットを伴うゼロクロス、負の時間オフセットを伴うn番目のゼロクロス、n番目の負の時間オフセットを伴うゼロクロス、制約付きゼロクロス、傾きのゼロクロス、高次微分のゼロクロス、及び/又は別の特性。関数の少なくとも1つの特性に関連する関数の少なくとも1つの引数が、識別されうる。いくつかの量(例えば、物体の空間時間情報)は、関数の少なくとも1つの引数に基づいて決定されうる。
【0147】
特性(例えば、ベニューにおける物体の運きの特性)は、以下のうちの少なくとも1を含みうる:瞬時特性、短期特性、繰返し特性、経時特性、振幅特性、経時特性、変動特性、直交分解特性、確率特性、確率特性、自己相関関数(ACF)、平均、分散値、分散値、広がり、偏差、ダイバージェンス、範囲、絶対偏差、全偏差、統計、持続時間、時期、トレンド、周期特性、長期特性、歴史特性、電流特性、過去特性、予測特性、位置、距離、速度、速度、加速度、角速度、角速度の変化、物体の変化、角加速度、物体の方向、回転の角度、物体の変形、物体の形状、物体の形状の変化、物体の大きさの変化、物体の構造の変化、及び/又は物体の特性の変化。
【0148】
関数の少なくとも1つの極大値及び少なくとも1つの最小値が識別されうる。少なくとも1つのローカル信号対雑音比類似の(SNR類似の)パラメータが、隣接する極大値及び最小値の各ペアについて演算されうる。SNR類似のパラメータは、局所最小値の同じ量にわたる局所最大値の量(例えば、電力、大きさ)の一部の関数(例えば、線形、対数、指数関数、単調関数)であってもよい。それは、極大値の量と最小値の同じ量との間の差の関数であってもよい。有意な局所ピークを同定又は選択しうる。各有意な局所ピークは、閾値T1よりも大きいSNR類似のパラメータを有する極大、及び/又は閾値T2よりも大きい振幅を有する極大でありうる。周波数領域における少なくとも1つの最小値及び少なくとも1つの最小値は、持続性ベースのアプローチを使用して識別/演算されうる。
【0149】
選択された有意な局所ピークのセットは、選択基準(例えば、品質基準、信号品質条件)に基づいて、識別された有意な局所ピークのセットから選択されうる。物体の特性/STIは、選択された有意な局所ピークのセットと、選択された有意な局所ピークのセットに関連する周波数値とに基づいて演算されうる。一例では、選択基準が常に、範囲内の最も強いピークを選択することに対応しうる。最も強いピークが選択されうるが、選択されていないピークは依然として有意(かなり強い)でありうる。
【0150】
未選択の有意なピークは将来のスライディング時間ウィンドウにおける将来の選択において使用するために、「予約された」ピークとして記憶及び/又はモニタリングされうる。一例として、(特定の周波数における)特定のピークが時間一貫して現れることがある。最初は、それは有意であるが選択されない場合がある(他のピークがより強い場合があるため)。しかし、後になると、ピークはより強く、より支配的になり、選択されうる。それが「選択された」とき、それは、それが有意であったが選択されなかった初期の時間に、時間的に遡って「選択された」とされうる。そのような場合、バックトレースされたピークは、以前に選択されたピークを早い時間に置き換えることができる。置換されたピークは比較的弱いピーク、又は時間的に単独で現れる(即ち、時間的に短時間しか現れない)ピークであってもよい。
【0151】
別の例では、選択基準が範囲内の最も強いピークを選択することに対応しなくてもよい。代わりに、それは、ピークの「強度」だけでなく、ピークの「トレース」(過去に起こった可能性があるピーク、特に、長い間同定されたピーク)も考慮しうる。
【0152】
例えば、有限状態機械(FSM)が使用される場合、それは、FSMの状態に基づいて(1つ以上の)ピークを選択しうる。決定閾値は、FSMの状態に基づいて適応的に(及び/又は動的に)演算されうる。
【0153】
類似性スコア及び/又はコンポーネント類似性スコアはTSCIの時間的に隣接するCIのペアに基づいて(例えば、サーバ(例えば、ハブデバイス)、プロセッサ、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、ローカルサーバ、クラウドサーバ、及び/又は別のデバイスによって)演算されうる。ペアは、同じスライド窓又は2つの異なるスライド窓から来てもよい。類似性スコアはまた、2つの異なるTSCIからのペアの、時間的に隣接する、又はそのように隣接しないCIに基づいてもよい。類似性スコア及び/又はコンポーネント類似スコアは、時間反転共鳴強度(TRRS)、相関、相互相関、自己相関、相関指標、共分散、相互共分散、自己共分散、2つのベクトルの内積、距離スコア、ノルム、メトリック、品質メトリック、信号品質条件、統計的特性、識別スコア、ニューラルネットワーク、深層学習ネットワーク、機械学習、トレーニング、識別、重み付け平均、前処理、雑音除去、信号調整、フィルタリング、時間補正、タイミング補償、位相オフセット補償、変換、コンポーネントごとの動作、特徴抽出、有限状態機械、及び/又は別のスコアであってもよい。特性及び/又はSTIは、類似性スコアに基づいて決定/演算されうる。
【0154】
任意の閾値は、有限状態機械によって予め決定され、適応的に(及び/又は動的に)決定され、及び/又は決定されうる。適応的な決定は、時間、空間、位置、アンテナ、経路、リンク、状態、バッテリ寿命、バッテリ残存寿命、利用可能電力、利用可能な演算リソース、利用可能なネットワーク帯域幅等に基づきうる。
【0155】
2つのイベント(又は2つの条件、又は2つの状況、又は2つの状態)A及びBを区別するためにテスト統計に適用される閾値を決定しうる。データ(例えば、CI、チャネル状態情報(CSI)、電力パラメータ)は、トレーニング状況においてAの下及び/又はBの下で収集されうる。テスト統計は、データに基づいて演算されてもよい。Aの下のテスト統計の分布はBの下のテスト統計の分布(基準分布)と比較されてよく、閾値は、いくつかの基準に従って選択されうる。基準は最大尤度(ML)、最大アポステリオ確率(MAP)、識別トレーニング、所与のタイプ2エラーに対する最小タイプ1エラー、所与のタイプ1エラーに対する最小タイプ2エラー、及び/又は他の基準(例えば、品質基準、信号品質条件)を含みうる。閾値は、A、B及び/又は別のイベント/条件/状況/状態に対する異なる感度を達成するように調整されうる。閾値調整は、自動、半自動、及び/又は手動であってもよい。閾値調整は一度、時々、しばしば、定期的に、繰り返し、時々、散発的に、及び/又はオンデマンドで適用されうる。閾値調整は、適応的(及び/又は動的に調整される)であってもよい。閾値調整は、物体、物体の移動/位置/方向/アクション、物体特性/STI/サイズ/特性/特性/習慣/挙動、ベニュー、特徴/フィクスチャ/家具/バリア/材料/機械/生き物/物体境界/表面/媒体、マップ、マップ(又は環境モデル)の制約、イベント/状態/状況/条件、時間、タイミング、持続時間、現在の状態、過去の履歴、ユーザ、及び/又は個人用の好み等に依存しうる。
【0156】
反復アルゴリズムの停止基準(又は、スキップ、バイパス、ブロッキング、一時停止、通過、拒絶基準)は、反復における更新における現在のパラメータ(例えば、オフセット値)の変化が閾値未満であることであってもよい。閾値は、0.5、1、1.5、2、又は別の個数でありうる。閾値は、適応的(及び/又は動的に調整される)であってもよい。反復が進むにつれて変化することがある。オフセット値について、適応閾値は、タスク、第1の時間の特定の値、現在の時間オフセット値、回帰ウィンドウ、回帰分析、回帰関数、回帰誤差、回帰関数の凸性、及び/又は反復回数に基づいて決定されうる。
【0157】
局所極値は、回帰窓における回帰関数の対応する極値として決定されてもよい。局所極値は、回帰ウィンドウ内の時間オフセット値のセットと、関連する回帰関数値のセットとに基づいて決定されうる。時間オフセット値のセットに関連する関連する回帰関数値のセットの各々は、回帰ウィンドウ内の回帰関数の対応する極値からの範囲内にありうる。
【0158】
ローカル極値の探索は、以下を含みうる:ロバスト探索、最小化、最大化、最適化、統計的最適化、二元最適化、制約条件最適化、凸最適化、大域的最適化、局所最適化、エネルギー最小化、線形回帰、二次回帰、高次回帰、線形計画、非線形計画、確率計画、組み合わせ最適化、制約計画、制約充足、変分法、最適制御、動的計画、数理計画、凸最適化、凸最適化、局所最適化、凸最適化、局所最適化、線形回帰、二次回帰 変分法、最適制御、動的計画法、数理計画法、多目的最適化、多次元最適化、分離型計画法、空間写像、無限次元最適化、ヒューリスティクス、メタヒューリスティクス、凸計画法、半正定値計画、円錐計画、整数計画、2次計画、フラクショナル計画法、数値解析、シンプレックス法、反復法、勾配降下法、劣勾配法、座標降下法、共役勾配法、ニュートン法、逐次二次計画法、内点法、楕円体法、縮小勾配法、擬似ニュートン法、同時摂動確率近似、内挿法、パターンサーチ法、ラインサーチ、非微分最適化、遺伝的アルゴリズム、進化的アルゴリズム、動的緩和、ヒルクライミング、粒子群最適化、重力探索アルゴリズム、シミュレーテッドアニーリング、ミメティックアルゴリズム、微分進化、動的緩和、確率的トンネル、タブーサーチ、反応探索最適化、曲線フィット、最小二乗、シミュレーションベースの最適化、変分、及び/又は変量。局所極値の探索は、目的関数、損失関数、コスト関数、効用関数、適応度関数、エネルギー関数、及び/又はエネルギー関数と関連付けられうる。
【0159】
回帰は、回帰関数を使用して実行されて、サンプリングされたデータ(例えば、CI、CIの特徴、CIのコンポーネント)又は別の関数(例えば、自己相関関数)を回帰ウィンドウに適合させることができる。少なくとも1回の反復において、回帰ウィンドウの長さ及び/又は回帰ウィンドウの位置は変化しうる。回帰関数は、線形関数、二次関数、三次関数、多項式関数、及び/又は別の関数であってもよい。
【0160】
回帰分析は、誤差、総計誤差、コンポーネント誤差、投影ドメインにおける誤差、選択された直交軸における誤差、選択された直交軸における誤差、絶対誤差、二乗誤差、絶対偏差、二乗偏差、二乗偏差、高次誤差(例えば、3次、4次)、ロバスト誤差(例えば、より小さい誤差の二乗誤差、より大きい誤差の大きさに対する絶対誤差、又はより小さい誤差の大きさに対する第1の種類の誤差、及びより大きい誤差の大きさに対する第2の種類の誤差)、別の誤差、絶対/二乗誤差の重み付けされた和(又は重み付けされた平均)(例えば、複数のアンテナを有する無線送信機及び複数のアンテナを有する無線受信機、送信機アンテナ及び受信機アンテナの各ペアがリンクを形成する)、平均絶対誤差、平均二乗誤差、平均絶対偏差。異なるリンクに関連する誤差は、異なる重みを有しうる。1つの可能性は、いくつかのリンク及び/又はより大きい雑音又はより低い信号品質メトリックを有するいくつかのコンポーネントがより小さい又はより大きい重みを有しうることである。二乗誤差の重み付け和、高次誤差の重み付け和、ロバスト誤差の重み付け和、別の誤差の重み付け和、絶対コスト、二乗コスト、高次コスト、ロバストコスト、別のコスト、絶対コストの重み付け和、二乗コストの重み付け和、高次コストの重み付け和、ロバストコストの重み付け和、及び/又は別のコストの重み付け和。
【0161】
決定される回帰誤差は、絶対誤差、二乗誤差、高次誤差、ロバスト誤差、更に別の誤差、絶対誤差の重み付け和、二乗誤差の重み付け和、高次誤差の重み付け和、ロバスト誤差の重み付け和、及び/又は更に別の誤差の重み付け和であってもよい。
【0162】
回帰ウィンドウ内の特定の関数に対する回帰関数の最大回帰誤差(又は最小回帰誤差)に関連する時間オフセットは、反復において更新された現在の時間オフセットになりうる。
【0163】
局所極値は、2つの異なる誤差の差(例えば、絶対誤差と二乗誤差との差)を含む量に基づいて探索されうる。2つの異なる誤差の各々は、絶対誤差、二乗誤差、高次誤差、ロバスト誤差、別の誤差、絶対誤差の重み付け和、二乗誤差の重み付け和、高次誤差の重み付け和、ロバスト誤差の重み付け和、及び/又は別の誤差の重み付け和を含みうる。
【0164】
量は、F分布、セントラルF分布、別の統計的分布、閾値、確率/ヒストグラムに関連する閾値、偽ピークを発見する確率/ヒストグラムに関連する閾値、F分布に関連する閾値、セントラルF分布に関連する閾値、及び/又は別の統計的分布に関連する閾値等の基準データ又は基準分布と比較されうる。
【0165】
回帰ウィンドウは、以下のうちの少なくとも1つに基づいて決定されうる:物体の動き(例えば、位置/場所の変化)、物体に関連する量、物体の動きに関連する物体の少なくとも1つの特性及び/又はSTI、局所極値の推定位置、雑音特性、推定雑音特性、物体の動き(例えば、位置/場所の変化)、物体に関連する量、物体の動きに関連する物体の少なくとも1つの特性及び/又はSTI、局所極値の推定位置、雑音特性、推定雑音特性、信号品質メトリック、F分布、中心F分布、別の統計分布、閾値、プリセット閾値、確率/ヒストグラムに関連する閾値、望ましい確率に関連する閾値、誤ったピークが見つかる確立に関連する閾値、F分布に関連する閾値、中心F分布に関連する閾値、別の統計分布に関連する閾値。F分布に関連する閾値、中心F分布に関連する閾値、別の統計分布に関連する閾値、ウィンドウ中心での量が回帰ウィンドウ内で最大であるという条件、ウィンドウ中心での量が回帰ウィンドウ内で最大であるという条件、回帰ウィンドウ内の最初の時間の特定の値に対する特定の関数の局所極値、別の回帰ウィンドウ、及び/又は別の条件のうちの1つだけが存在するという条件。
【0166】
回帰ウィンドウの幅は、検索されるべき特定の極値に基づいて決定されうる。極値は、以下のものを含みうる:第1の極値、第2の極値、最大極値、最大極値正オフセット値を有する第1の極値、最大極値正オフセット値を有する第2の極値、最大極値正オフセット値を有する第2の極値、最大極値負オフセット値を有する第1の極値、最大極値負オフセット値を有する第2の極値、最大極値負オフセット値を有する第1の極値、最大極値負オフセット値を有する第2の極値、最大極値負オフセット値を有する第1の極値、最大極値負オフセット値を有する第2の極値、最大極値負オフセット値を有する第2の極値、最大極値正オフセット値を有する第1の極値、第2の極値正オフセット値を有する第1の極値、正オフセット値を有する第2の極値、正オフセット値を有する第2の極値、正オフセット値を有する第1の負の時間オフセット値を有する極値。
【0167】
現在のパラメータ(例えば、時間オフセット値)は、目標値、目標プロファイル、トレンド、過去のトレンド、現在のトレンド、目標速度、目標速度プロファイル、目標速度プロファイル、過去の速度トレンド、物体の動き又は移動(例えば、位置/位置の変化)、物体の動きに関連する物体の少なくとも1つの特徴及び/又はSTI、物体の位置量、物体の動きに関連する物体の初期速度、予め定義された値、回帰ウィンドウの初期幅、時間持続時間、信号のキャリア周波数に基づく値、信号のサブキャリア周波数に基づく値、信号の帯域幅、チャネルに関連するアンテナの量、雑音特性、信号hメトリック、及び/又は適応(及び/又は動的に調整された)値に基づいて初期化されうる。現在の時間オフセットは、回帰ウィンドウのセンタ、左側、右側、及び/又は別の固定された相対位置にありうる。
【0168】
プレゼンテーションにおいて、情報は、ベニューのマップ(又は環境モデル)と共に表示されてもよい。情報は、以下のものを含みうる:位置、ゾーン、領域、カバレッジエリア、修正された位置、おおよその位置、ベニューのマップに関する位置、ベニューのセグメンテーションに関する位置、方向、経路、に関する経路、トレース(例えば、過去5秒又は過去10秒のような時間ウィンドウ内の位置;時間ウィンドウ持続時間は適応的に(及び/又は動的に)調整されてもよい;時間ウィンドウ持続時間は適応的に(及び/又は動的に)速度、加速度等に関して調整されてもよい)、経路の履歴、経路に沿った近似領域/ゾーン、過去の位置の履歴/要約、関心のある過去の位置の履歴、頻繁に訪れた領域、顧客トラフィック、群集分布、群集行動、群集制御情報、速度、加速度、動き統計値、呼吸数、心拍数、存在/不存在を含みうる、人やペットや物の動き、バイタルサインの有無、動作、ジェスチャ制御(ジェスチャを利用した機器の制御)、位置ベースのジェスチャ制御(ジェスチャを利用した機器の制御)、ロケーションベースの動作、尊重対象の識別情報(ID)又は識別子(ペット、人、自走式機械/装置、車両、ドローン、車、車両、ボート、自転車、自転車、ファン付き機械、空調機、テレビ、可動部付き機械)、ユーザの識別情報(人等)、ユーザの位置/速度/加速度/方向/動き/ジェスチャ/ジェスチャ制御/動作トレース、ユーザのID又は識別子、ユーザの活動、ユーザの状態、ユーザの睡眠/休憩特性、ユーザの感情状態、ユーザのバイタルサイン、ベニューの環境情報、ベニューの天候情報、地震、爆発、暴風雨、雨、火災、温度、衝突、イベントオープン、ドアイベント、イベントクローズ、ドアイベント、イベントオープン、衝撃、イベントウィンドウクローズ、イベントフォールダウン、バーニングイベント、凍結イベント、水関連イベント、風関連イベント、空気移動イベント、事故イベント、疑似周期的イベント(例えば、トレッドミル上でのランニング、上下へのジャンプ、ロープの飛び降り、人為的な飛び降り等)、繰り返しイベント、群衆イベント、車両イベント、ユーザのジェスチャ(例えば、手のジェスチャ、腕のジェスチャ、足のジェスチャ、脚のジェスチャ、身体のジェスチャ、頭のジェスチャ、顔のジェスチャ、口のジェスチャ、目のジェスチャ等)。
【0169】
位置は、2次元(例えば、2D座標を有する)、3次元(例えば、3D座標を有する)であってもよい。位置は相対的(例えば、マップ又は環境モデル)又は関係的(例えば、ポイントAとポイントBとの中間、コーナーの周り、階段の上、テーブルの上、天井、床、ソファ、ポイントAに近い、ポイントAからの距離R、ポイントAからの半径R内等)であってもよい。ロケーションは、矩形座標、極座標、及び/又は別の表現で表現されうる。
【0170】
情報(例えば、位置)は、少なくとも1つのシンボルでマークされてもよい。シンボルは、時変であってもよい。記号は、色/強度を変化させて又は変化させずに点滅及び/又は脈動させることができる。サイズは、経時的に変化してもよい。シンボルの向きは、経時的に変化してもよい。シンボルは、瞬間量(例えば、バイタルサイン/呼吸数/心拍数/ジェスチャ/状態/ユーザの状態/アクション/動作、温度、ネットワークトラフィック、ネットワーク接続性、デバイス/マシンの状態、デバイスの残りの電力、デバイスの状態等)を反映する数でありうる。変化率、サイズ、向き、色、強度、及び/又は記号は、それぞれの動きを反映しうる。情報は、視覚的に提示され、及び/又は口頭で(例えば、事前に記録された音声又は音声合成を使用して)記述されうる。情報は、テキストで記述しうる。情報はまた、機械的な方法(例えば、動画化されたガジェット、可動部分の移動)で提示されてもよい。
【0171】
ユーザインタフェース(UI)デバイスは、スマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、Android電話)、タブレット(例えば、iPad(登録商標))、ラップトップ(例えば、ノートブックコンピュータ)、パーソナルコンピュータ(PC)、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を伴うデバイス、スマートスピーカ、音声/オーディオ/スピーカ機能を伴うデバイス、仮想現実(VR)デバイス、拡張現実(AR)デバイス、スマートカー、自動車内のディスプレイ、音声アシスタント、自動車内の音声アシスタント等でありうる。
【0172】
マップ(又は環境モデル)は、2次元、3次元、及び/又はより高次元であってもよい。(例えば、時変2D/3Dマップ/環境モデル)壁、窓、ドア、入口、出口、禁止エリアは、マップ又はモデル上にマークされうる。マップは、施設の間取り図を含みうる。マップ又はモデルは、1つ以上のレイヤ(オーバレイ)を有しうる。マップ/モデルは、水道管、ガス管、ケーブル、ケーブル、エアダクト、クロール空間、天井レイアウト、及び/又は地下レイアウトを含む保守マップ/モデルであってもよい。ベニューは複数のゾーン/領域/地理的領域/セクタ/セクション/地域/地域/地区/地区/地域/地域/区域/広域/広域、例えば、寝室、リビング、貯蔵室、歩道、台所、食堂、飼い主、ガレージ、1階、2階、休憩室、オフィス、会議室、受付エリア、様々なオフィスエリア、様々な倉庫エリア、様々な施設エリア等にセグメント化/分割/細分化/グループ化しうる。セグメント/領域/エリアは、マップ/モデルで提示されてもよい。異なる領域は、色分けされてもよい。異なる領域には、特性(例えば、色、輝度、色強度、テクスチャ、アニメーション、点滅、点滅速度等)が提示されてもよい。ベニューの論理的セグメント化は少なくとも1つのヘテロジニアスタイプ2デバイス、又はサーバ(例えば、ハブデバイス)、又はクラウドサーバ等を使用して行われうる。
【0173】
ここでは、開示されたシステム、装置、及び方法の例を示す。Stephenと彼の家族は、開示された無線動作検出システムを、ワシントン州シアトルの2000平方フィートの2階建ての町家の動作を検出するためにインストールしたいと考えている。彼の家には2つの階段があるので、スティーブンは、1つのタイプ2デバイス(Aと名付けられた)と2つのタイプ1デバイス(BとCと名付けられた)を1階に使用することにした。1階は主にキッチン、ダイニングルーム、リビングの3つの部屋が直線状に並んでおり、ダイニングルームは中央にある。台所と居間は家の反対側にある。彼は、タイプ2デバイス(A)をダイニングルームに入れ、一方のタイプ1デバイス(B)をキッチンに入れ、他方のタイプ1デバイス(C)をリビングに入れた。この装置の配置により、彼は、実際には動き検出システムを使用して、地上階を3つのゾーン(ダイニングルーム、リビングルーム、及びキッチン)に分割している。動作がABペア及びACペアによって検出されると、システムは動作情報を分析し、動作を3つのゾーンのうちの1つと関連付ける。
【0174】
Stephenとその家族が週末に外出すると(例えば、長い週末にキャンプに行くために)、Stephenは携帯電話アプリ(例えば、Android電話アプリ又はiPhone(登録商標)アプリ)を使用して、動き検出システムをオンにする。システムが動きを検出すると、警告信号(例えば、SMSテキストメッセージ、電子メール、携帯電話アプリへのプッシュメッセージ等)がスティーブンに送信される。Stephenが月額料金(例:10ドル/月)を支払うと、サービス会社(例:セキュリティ会社)は有線ネットワーク(例:ブロードバンド)又は無線ネットワーク(例:ホームWiFi、LTE、3G、2.5G等)を通じて警告信号を受け取り、Stephenにセキュリティ手順を実行する(例:問題を確認するために彼に電話をかけたり、家にチェックを入れたり、Stephenに代わって警察に連絡を取ったり、等)Stephenは自分の高齢の母親を愛し、自分だけが家にいるときは彼女の幸福を気にかける。家族の残りが外出している間(例えば、仕事に行く、買い物に行く、又は休暇に行く)、母親が自分のモバイルアプリを使用して動き検出システムをオンにし、母親がokであることを保証する。次いで、彼は、モバイルアプリを使用して、自分の母親の家での動きをモニタリングする。Stephenがモバイルアプリを使って、3つの領域の中で母親が家の周りを移動しているのを見ると、彼女の日常的なルーチンによれば、Stephenは、彼の母親がうまくいっていることを知っている。スティーブンは、彼が家から離れている間、動き検出システムが彼の母親の幸福をモニタリングするのを助けることができることに感謝している。
【0175】
典型的な日には、母親は午前7時頃に目を覚ました。彼女は台所で朝食を約20分間調理した。それから彼女は食堂で朝食を約30分間食べた。そして、リビングで毎日運動をし、リビングのソファに座って、好きなテレビ番組を見る。動き検出システムは、Stephenが家の3つの領域のそれぞれにおける動きのタイミングを見ることを可能にする。動きが日常のルーチンと一致すると、スティーブンはおおよそ母さんが元気になるはずだということを知っている。しかし、動きパターンが異常に見える場合(例えば、午前10時まで動きがない、長い間キッチンに滞在した、又は長く動きが止まらない等)、スティーブンは何か間違っていると疑い、母親に彼女をチェックするように呼びかける。スティーブンは誰か(例えば、家族、近所の人、有料の人、友人、ソーシャルワーカー、サービスプロバイダ)に母親をチェックさせることさえできる。
【0176】
時には、Stephenは、タイプ2デバイスの位置を変更するように感じる。オリジナルのAC電源プラグからデバイスを抜き、別のAC電源プラグに差し込むだけである。彼は無線動作検出システムがプラグアンドプレイであり、再配置がシステムの動作に影響を及ぼさないことを喜んでいる。電源を入れるとすぐに動作する。
【0177】
後になると、Stephenは開示された無線動き検出システムが非常に高い精度と非常に低いアラームで実際に動きを検出することができ、彼は地上階の動きをモニタリングするためにモバイルアプリを実際に使用しうると確信している。彼は2階の寝室をモニタリングするために、同様の設備(即ち、1つのタイプ2デバイス及び2つのタイプ1装置)を2階に設置することを決定する。もう一度言うと、システムのセットアップは非常に容易であり、タイプ2のデバイスとタイプ1のデバイスを2階のAC電源プラグに接続するだけでよい。特別なインストールは必要ない。また、同じモバイルアプリを使用して、1階と2階の動きをモニタリングしうる。1階/2階の各タイプ2デバイスは、1階と2階の両方のタイプ1デバイスと相互作用しうる。Stephenは、タイプ1及びタイプ2のデバイスへの投資を2倍にすると、複合システムの能力が2倍以上になることを喜んで見ている。
【0178】
様々な実施形態によれば、各CI(CI)は、チャネル状態情報(CSI)、周波数領域CSI、少なくとも1つのサブバンドに関連する周波数領域CSI、周波数領域CSI、時間領域CSI、チャネル応答、推定チャネル応答、チャネルインパルス応答(CIR)、チャネル周波数応答(CFR)、チャネル特性、チャネルフィルタ応答、無線マルチパスチャネルのCSI、無線マルチパスチャネルの情報、タイムスタンプ、補助情報、データ、メタデータ、ユーザデータ、アカウントデータ、アクセスデータ、セキュリティデータ、セッションデータ、ステータスデータ、監督データ、家庭データ、識別情報(ID)、識別子、デバイスデータ、ネットワークデータ、近傍データ、環境データ、リアルタイムデータ、センサデータ、記憶データ、暗号化データ、圧縮データ、保護データ、及び/又は別のCIのうちの少なくとも1つを含みうる。一実施形態では、開示されるシステムは、ハードウェアコンポーネント(例えば、アンテナを有する無線送信機/受信機、アナログ回路、電力供給、プロセッサ、メモリ)及び対応するソフトウェアコンポーネントを有する。本教示の様々な実施形態によれば、開示されるシステムは、バイタルサインの検出及びモニタリングのためのボット(タイプ1デバイスと呼ばれる)及びOrigin(タイプ2デバイスと呼ばれる)を含む。各デバイスは、トランシーバと、プロセッサと、メモリとを備える。
【0179】
開示されたシステムは、多くの場合に適用しうる。一例では、タイプ1デバイス(送信機)がテーブル上にある小型WiFi対応デバイスでありうる。それはまた、WiFi対応テレビ(TV)、セットトップボックス(STB)、スマートスピーカ(例えば、Amazonエコー)、スマート冷蔵庫、スマート電子レンジ、メッシュネットワークルータ、メッシュネットワーク衛星、スマートフォン、コンピュータ、タブレット、スマートプラグ等であってもよい。一例では、タイプ2(受信機)がテーブル上にあるWiFi対応デバイスでありうる。それはまた、WiFi対応テレビ(TV)、セットトップボックス(STB)、スマートスピーカ(例えば、Amazonエコー)、スマート冷蔵庫、スマート電子レンジ、メッシュネットワークルータ、メッシュネットワーク衛星、スマートフォン、コンピュータ、タブレット、スマートプラグ等であってもよい。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは、人数を数えるために会議室内/近くに配置されうる。1型デバイス及び2型デバイスは日常活動及び症状の任意の徴候(例えば、認知症、アルツハイマー病)をモニタリングするための、高齢者のための健康状態モニタリングシステム内にあってもよい。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは生きている乳児のバイタルサイン(呼吸)をモニタリングするために、乳児モニタにおいて使用されうる。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは睡眠の質及び任意の睡眠時無呼吸をモニタリングするために、寝室内に配置されうる。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは乗客及び運転者の健康状態をモニタリングし、運転者の睡眠を検出し、車内に残っている乳児を検出するために、車内に配置されうる。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスはトラック及びコンテナに隠された人をモニタリングすることによって人身取引を防止するために、物流において使用されうる。タイプ1装置及びタイプ2デバイスは破片に捕捉された被害者を探すために、災害地域における緊急サービスによって配備されてもよい。タイプ1デバイス及びタイプ2デバイスは任意の侵入者の呼吸を検出するために、ある領域に展開されうる。ウェアラブルなしの無線呼吸モニタリングの多くの用途がある。
【0180】
ハードウェアモジュールは、タイプ1トランシーバ及び/又はタイプ2トランシーバを含むように構築されうる。ハードウェアモジュールは最終的な市販製品を設計、構築、及び販売するために、可変ブランドに販売/使用されうる。開示されるシステム及び/又は方法に使用する製品は、ホーム/オフィスセキュリティ製品、WiFi製品、STB、エンターテインメント製品、TV、エンターテインメント製品、HiFi、スピーカ、家電製品、オーブン、テーブル、椅子、ベッド、道具、トーチ、電気掃除機、ソファ、ファン、ドア、窓、ドアハンドル、ロック、煙検出器、カーアクセサリ、コンピューティングデバイス、オフィスデバイス、エアコンディショナ、ヒータ、コネクタ、モニタリングカメラ、アクセスポイント、モバイルデバイス、LTEデバイス、3G/4G/6Gデバイス、UMTSデバイス、GSMデバイス、EDGEデバイス、TDMAデバイス、CDMAデバイス、WCDMAデバイス、TD-SCDMAデバイス、ゲームデバイス、眼鏡、VRゴーグル、ネックレス、腕時計、ウエストバンド、ベルト、財布、ペン、帽子、ウェアラブル、埋め込み型デバイス、タグ、駐車券、スマートフォン等でありうる。
【0181】
サマリは、分析、出力応答、選択された時間ウィンドウ、サブサンプリング、変換、及び/又は投影を含みうる。提示することは、月/週/日ビュー、簡略化/詳細ビュー、断面ビュー、小/大フォームファクタビュー、色分けビュー、比較ビュー、要約ビュー、アニメーション、ウェブビュー、音声アナウンス、及び反復動作の周期的/反復特性に関連する別のプレゼンテーション、のうちの少なくとも1つを提示することを含みうる。
【0182】
タイプ1/タイプ2デバイスは、以下のものでありうる:アンテナ、アンテナを有するデバイス、アンテナを有するデバイス、筐体(無線機、アンテナ、データ信号処理装置、無線IC、回路等のための)を有するデバイス、アンテナを取り付ける/接続する/リンクするインタフェースを有するデバイス、他のデバイス/システム/コンピュータ/電話/ネットワーク/データアグリゲータとインタフェースする/取り付ける/接続する/リンクするデバイス、ユーザインタフェース(UI)/グラフィカルUI/ディスプレイを有するデバイス、無線トランシーバを有するデバイス、無線送信機を有するデバイス、無線受信機を有するデバイス、IoTデバイス、無線ネットワークを有するデバイス、有線ネットワークと無線ネットワーク機能を有するデバイス、無線集積回路(IC)を有するデバイス、Wi-Fiデバイス、Wi-Fiチップ搭載デバイス(例:802.11a/b/g/n/ac/ax規格準拠)、Wi-Fiアクセスポイント(AP)、Wi-Fiクライアント、Wi-Fiルータ、Wi-Fiリピータ、Wi-Fiハブ、無線メッシュネットワークルータ/ハブ/AP、アドホックネットワークルータ、無線メッシュネットワーク装置、モバイルデバイス(例:2G/2.5G/3G/3.5G/4G/LTE/5G/6G/7G、UMTS、3GPP、GSM、EDGE、TDMA、FDMA、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA)、携帯端末、基地局、モバイルネットワーク基地局、モバイルネットワークハブ、モバイルネットワーク互換端末、LTE端末、LTEモジュール搭載端末、モバイルモジュール(例:Wi-Fiチップ、LTEチップ、BLEチップ等のモバイルイネーブルチップ(IC)搭載基板)、Wi-Fiチップ(IC)、LTEチップ、BLEチップ、モバイルモジュール搭載機器、スマートフォン、スマートフォン用コンパニオンデバイス(ドングル、アタッチメント、プラグイン等)、専用デバイス、プラグインデバイス、AC電源デバイス、バッテリ駆動デバイス、プロセッサ/メモリ/命令セットを持つデバイス、スマートデバイス/ガジェット/アイテム。時計、文房具、ペン、ユーザインタフェース、紙、マット、カメラ、テレビ、セットトップボックス、マイク、スピーカ、冷蔵庫、オーブン、機械、電話、財布、家具、ドア、窓、天井、床、壁、テーブル、椅子、ベッド、ナイトスタンド、エアコン、ヒーター、パイプ、ダクト、ケーブル、カーペット、装飾品。ガジェット、USBデバイス、プラグ、ドングル、ランプ/ライト、タイル、装飾品、ボトル、車両、自動車、無人搬送車、ロボット、ラップトップ、タブレット、コンピュータ、ハードディスク、ネットワークカード、楽器、ラケット、ボール、靴、ウェアラブル、衣類、眼鏡、帽子、ネックレス、食品、丸薬、生物の体内(例:血管内、リンパ液内、消化器官内)で動く小型デバイス、及び/又は他のデバイス。タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、インターネット、インターネットへのアクセスを有する別のデバイス(例えば、スマートフォン)、クラウドサーバ(例えば、ハブデバイス)、エッジサーバ、ローカルサーバ、及び/又はストレージと通信可能に接続されうる。タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、ローカル制御で動作してもよく、有線/無線接続を介して別のデバイスによって制御されてもよく、自動的に動作してもよく、又は遠隔(例えば、ホームから離れた)中央集中システムによって制御されてもよい。
【0183】
一実施形態では、タイプBデバイスは、Origin(タイプ2デバイス、Rxデバイス)及びBot(タイプ1デバイス、Txデバイス)の両方として実行しうるトランシーバとすることができ、即ち、タイプBデバイスはタイプ1(Tx)及びタイプ2(Rx)デバイスの両方(例えば、同時に又は代替的に)、例えば、メッシュデバイス、メッシュルータ等としうる。一実施形態では、タイプAデバイスがBot(Txデバイス)としてのみ、即ち、タイプ1デバイスのみ、又はTxのみ、例えば、単純なIoTデバイスとして機能しうるトランシーバでありうる。これはOrigin(タイプ2デバイス、Rxデバイス)の能力を有しうるが、実施形態では何らかの形でBotとしてのみ機能している。タイプA及びタイプBデバイスは、全てツリー構造を形成する。ルートは、ネットワーク(例えば、インターネット)アクセスを有するタイプBデバイスであってもよい。例えば、それは、有線接続(例えば、イーサネット、ケーブルモデム、ADSL/HDSLモデム)接続又は無線接続(例えば、LTE、3G/4G/5G、WiFi、Bluetooth、マイクロ波リンク、衛星リンク等)を通じてブロードキャストサービスと接続されうる。一実施形態では、タイプAデバイスは全てリーフノードである。各タイプBデバイスは、ルートノード、非リーフノード、又はリーフノードでありうる。
【0184】
タイプ1デバイス(送信機、又はTx)及びタイプ2デバイス(受信機、又はRx)は同じデバイス(例えば、RFチップ/IC)上にあってもよく、又は単に同じデバイス上にあってもよい。デバイスは、28GHz、60GHz、77GHz等の高周波数帯域で動作しうる。RFチップは専用Txアンテナ(例えば、32個のアンテナ)と専用Rxアンテナ(例えば、別の32個のアンテナ)とを有しうる。
【0185】
1つのTxアンテナは、無線信号を送ることができる(例えば、おそらく100Hzでのプローブ信号の系列)。代替的に、全てのTxアンテナは(Txにおいて)ビームフォーミングを用いて無線信号を送信するために使用されてよく、その結果、無線信号は(例えば、エネルギー効率のために、又はその方向における信号対雑音比をブーストするために、又はその方向を「スキャンする」ときの低電力動作、又は物体がその方向にあることが知られている場合の低電力動作のために)ある方向に集束される。
【0186】
無線信号は、ベニュー(例えば、部屋)内の物体(例えば、Tx/Rxアンテナから4フィート離れたベッド上に横たわっている生きている人間、呼吸及び心拍)に当たる。物体の動き(例えば、呼吸数に応じた肺の動き、又は心拍に応じた血管の動き)は、無線信号に影響を与える/変調しうる。全てのRxアンテナは、無線信号を受信するために使用されうる。
【0187】
(Rx及び/又はTxにおける)ビーム形成は、異なる方向を「スキャン」するために(デジタル的に)適用されうる。多くの方向を同時にスキャン又はモニタリングしうる。ビームフォーミングでは、「セクタ」(例えば、方向、配向、ベアリング、ゾーン、領域、セグメント)は(例えば、アンテナアレイの中心位置に対する)タイプ2デバイスに関連して定義されうる。各プローブ信号(例えば、パルス、ACK、制御パケット等)について、チャネル情報又はCI(例えば、チャネルインパルス応答/CIR、CSI、CFR)がセクタごとに(例えば、RFチップから)取得/演算される。吹き付け検出では、スライディングウィンドウでCIRを収集しうる(例えば30秒、100Hzサウンディング/プロービングレートでは30秒を超える3000 CIRがある場合がある)。
【0188】
CIRは、多くのタップ(例えば、N1コンポーネント/タップ)を有しうる。各タップはタイムラグ、又は飛行時間(tof、例えば、人間の4フィート離れて背中を打つ時間)と関連付けられうる。ある距離(例えば、4ft)である方向に人が呼吸しているとき、「ある方向」のCIRを探索しうる。次いで、「ある距離」に対応するタップを探索しうる。次いで、そのCIRのタップから呼吸数及び心拍数を演算しうる。
【0189】
スライディングウィンドウ内の各タップ(例えば、「コンポーネント時系列」の30時間ウィンドウ)を、時関数(例えば、「タップ関数」、「コンポーネント時系列」)と考えることができる。強い周期的挙動(例えば、おそらく10bpm~40bpmの範囲の呼吸に対応する)を探索する際に、各タップ機能を調べることができる。
【0190】
タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、外部接続/リンク及び/又は内部接続/リンクを有しうる。外部接続(例えば、接続1110)は、2G/2.5G/3G/3.5G/4G/LTE/5G/6G/7G/NBIoT、UWB、WiMax、Zigbee、802.16等と関連付けられうる。内部接続(例えば、1114A及び1114B、1118、11120)は、WiFi、IEEE 802.11規格、802.11a/b/g/n/ac/ag/af/ah/ai/aj/ax/ay、Bluetooth、Bluetooth 1.0/1.1/1.2/2.0/2.1/3.0/4.0/4.0/4.1/4.2/5、BLE、メッシュネットワーク、IEEE 802.16/1/1a/1b/2/2a/b/b/c/d/e/f/g/h/i/j/k/l/m/n/o/p規格等と関連付けられうる。
【0191】
タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、バッテリ(例えば、AAバッテリ、AAAバッテリ、コインセル電池、ボタン電池、小型電池、電池バンク、電力バンク、車載電池、ハイブリッド電池、車載電池、コンテナ電池、非充電電池、二次電池、NiCd電池、NiMH電池、リチウムイオン電池、亜鉛炭素電池、塩化亜鉛電池、鉛酸電池、アルカリ電池、無線充電器付き電池、スマート電池、太陽電池、ボート電池、プレーン電池、その他の電池、一時エネルギー蓄積装置、キャパシタ、フライホイール)によって電力供給される。
【0192】
任意のデバイスは、DC又は直流(例えば、上述したように、1.2V、1.5V、3V、5V、6V、9V、12V、24V、40V、42V、48V、110V、220V、380V等の様々な電圧を有する、バッテリ、発電機、電力変換器、ソーラーパネル、整流器、DC-DCコンバータからの)によって給電されてもよく、したがって、DCコネクタ又は少なくとも1つのDC電力用ピンを有するコネクタを有しうる。
【0193】
任意のデバイスは、AC又は交流(例えば、100V、110V、120V、100~127V、200V、220V、230V、240V、220~240V、100~240V、250V、380V、50Hz、60Hz等の様々な電圧を有する、家庭内の壁コンセント、変圧器、インバータ、リシャワー)によって給電されてもよく、したがって、ACコネクタ又はAC電力用の少なくとも1つのピンを有するコネクタを有しうる。タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは、ベニュー内又はベニュー外に配置(例えば、設置、位置付け、移動)されてもよい。
【0194】
例えば、車両(例えば、自動車、トラック、ローリー、バス、特殊車両、トラクタ、掘削機、掘削機、ショベル、テレポータ、ブルドーザ、クレーン、フォークリフト、電気トロリー、AGV、緊急車両、貨物、貨車、貨車、トレーラ、コンテナ、ボート、フェリー、船舶、潜水艦、航空機、航空機、揚力、モノレール、列車、鉄道車両、鉄道車両等)において、タイプ1デバイス及び/又はタイプ2デバイスは車両に埋め込まれた埋め込みデバイス、又は車両のポート(例えば、OBDポート/ソケット、USBポート/ソケット、アクセサリポート/ソケット、12V補助電源コンセント、及び/又は12Vシガレットライタポート/ソケット)に差し込まれたアドオンデバイス(例えば、アフターマーケットデバイス)であってもよい。
【0195】
例えば、一方のデバイス(例えば、タイプ2デバイス)は12Vシガレットライタ/アクセサリポート又はOBDポート又はUSBポート(例えば、自動車/トラック/車両の)に差し込まれてもよく、他方のデバイス(例えば、タイプ1デバイス)は、12Vシガレットライタ/アクセサリポート又はOBDポート又はUSBポートに差し込まれてもよい。OBDポート及び/又はUSBポートは、(自動車/トラック/車両の)電力、信号及び/又はネットワークを提供しうる。2つのデバイスは、車内の子供/赤ちゃんを含む乗客を共同でモニタリングしうる。それらは、乗客をカウントし、運転者を認識し、車両内の特定の座席/位置に乗客が存在することを検出するために使用されうる。
【0196】
別の例では一方のデバイスが12Vシガレットライタ/アクセサリポート又はOBDポート又は自動車/トラック/車両のUSBポートに差し込まれてもよく、他方のデバイスは12Vシガレットライタ/アクセサリポート又はOBDポート又は別である。
【0197】
別の例では、多くのヘテロジニアス車両/ポータブルデバイス/スマートガジェット(例えば、自動誘導車両/AGV、買い物/荷物/移動カート、駐車券、ゴルフカート、自転車、スマートフォン、タブレット、カメラ、記録デバイス、スマートウォッチ、ローラースケート、シューズ、ジャケット、ゴーグル、帽子、アイウェア、ウェアラブル、セグウェイ、スクータ、荷物タグ、清掃機、掃除機、ペットタグ/カラー/ウェアラブル/インプラント)に、多くのタイプA(例えば、タイプ1又はタイプ2)のデバイスが存在してよく、各デバイスは、車両の12Vアクセサリポート/OBDポート/USBポートに接続、又は車両に内蔵される。ガソリンスタンド、街灯、街角、トンネル、立体駐車場、工場/スタジアム/駅/ショッピングモール/建設現場等の、大きいエリアをカバーするために点在する場所に、もう一つのタイプB(例えば、Aがタイプ2ならBはタイプ1、Aがタイプ1ならBはタイプ2)のデバイスが1つ以上設置されていてもよい。タイプAのデバイスは、TSCIに基づき、位置特定、トラッキング(追跡)、モニタリングが行われうる。
【0198】
エリア/ベニューは、ローカル接続性、例えば、ブロードバンドサービス、WiFi等を有さないことがある。タイプ1及び/又はタイプ2デバイスは、ポータブルであってもよい。タイプ1及び/又はタイプ2デバイスは、プラグアンドプレイをサポートしてもよい。
【0199】
ペアワイズ無線リンクは、ツリー構造を形成するデバイスの多くのペアの間で確立されうる。各ペア(及び関連するリンク)において、デバイス(第2のデバイス)は、非リーフ(タイプB)でありうる。他のデバイス(第1のデバイス)は、リーフ(タイプA又はタイプB)又は非リーフ(タイプB)でありうる。リンクにおいて、第1のデバイスは、無線マルチパスチャネルを介して第2のデバイスに無線信号(例えば、プローブ信号)を送信するためのbot(ボット)(タイプ1デバイス又はTxデバイス)として機能する。第2のデバイスは、無線信号を受信し、TSCIを取得し、TSCIに基づいて「リンクワイズ分析値(linkwise analytics)」を演算するためのOrigin(Origin)(タイプ2デバイス又はRxデバイス)として機能しうる。
【0200】
いくつかの実施形態において、本教示は、無線センシングのためのシステムおよび方法を開示する。一実施形態では、タイプ1異種無線デバイスまたはタイプ2異種無線デバイスは、空間内の多数の異種無線デバイスまたはステーション(STA)の1つである。
【0201】
無線センシングにおける役割:タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、または他のSTAは、センシングイニシエータとして機能する。センシングイニシエータは、無線センシング手順(または、WiFi、WLAN、5G、UWB、ミリ波、WiMax、WiGig、Bluetooth、または他の無線システムを使用するセンシング手順)を開始するSTAである。少なくとも1つのSTA(例えば、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、センシングイニシエータ、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、または別のSTA)は、センシングレスポンダとして機能することができる。センシングレスポンダは、センシングイニシエータによって開始されるセンシング手順に参加するSTAであってもよい。少なくとも1つのSTA(例えば、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングレシーバ、または別のSTA)は、センシングトランスミッタとして機能することができる。センシングトランスミッタは、無線センシング手順においてセンシング測定に使用される無線信号(例えば、WiFiにおける物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)、データパケットフレーム(NDP)、NDPアナウンスメント(NDPA)フレーム、または何らかのサウンディング信号)を送信するSTAであってもよい。少なくとも1つのSTA(例えば、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、または別のSTA)は、センシングレシーバとして機能することができる。センシングレシーバは、センシングトランスミッタによって送信された無線信号(例えば、WiFiのPPDU、NDPA、NDP、または何らかのサウンディング信号)を受信し、WLANセンシング手順においてセンシング測定を実行するSTAであってもよい。
【0202】
STAは、1つ(または複数)のセンシング手順において、1つまたは複数の可能な役割(例えば、センシングイニシエータ、センシングレシーバ、センシングトランシーバ、センシングレシーバ、センシングコントリビュータ、SBPリクエスティングSTA)を担うことができる。センシング手順において、センシングイニシエータは、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、その両方、またはどちらでもない可能性がある。センシング手順において、センシングレスポンダは、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、またはその両方である可能性がある。
【0203】
センシング手順:センシング手順は、STAがセンシングを実行し、測定結果を取得することを可能にする。センシング手順は、センシングセッションセットアップ、センシング測定セットアップ、センシング測定インスタンス、センシング測定セットアップ終了、およびセンシングセッション終了のうちの1つ以上から構成されうる。センシング手順は、1つ以上のセンシング測定インスタンスから構成されうる。
【0204】
センシングセッション:センシングセッションは、センシング手順に参加するための、センシング開始側とセンシング応答側との間の合意でありうる。センシング手順は、ゼロまたは少なくとも1つのセンシング測定インスタンスで構成されうる。センシング手順のいくつかの例を
図1と
図2に示す。
【0205】
Measurement Setup IDは、センシング測定インスタンスの属性を識別するために使用することができる。Measurement Instance IDは、同じMeasurement Setup IDの属性を使用するセンシング測定インスタンスを識別するために使用することができる。Dialog Tokenフィールドは、Measurement Setup IDとMeasurement Instance IDの両方を含むために使用されてもよい。少なくとも1種類のセンシング測定結果を定義することができる。Measurement Setup IDに対応するSTAのセンシングトランスミッタおよびセンシングレシーバの役割は、センシング測定セットアップが終了するまで、センシング測定セットアップ中に決定されたとおりに、固定、不変、変更、修正または調整されてよい。
【0206】
センシング手順のセンシングセッションセットアップにおいて、センシングセッションが確立されてもよく、センシングセッションに関連する動作パラメータが決定されてもよく、STA間で交換されてもよい。センシングセッションはペアワイズであってもよく、MACアドレス、関連するAID/UID、セッションID、または別のIDによって識別されてもよい。センシングイニシエータは複数のセンシングセッションを維持してもよい。STAは、あるセッションではセンシングイニシエータであり、別のセッションではセンシングレスポンダであってもよい。
【0207】
センシング測定セットアップにおけるオプションのネゴシエーションプロセスは、センシングイニシエータとセンシングレスポンダが、センシング測定インスタンスに関連する運用属性を交換し、合意することを可能にするように定義されてもよい。運用属性には、イニシエータとレスポンダの役割、測定報告タイプ(非ローカル報告用、ローカル報告用、またはその両方)、その他の運用パラメータが含まれうる。
【0208】
センシング手順のセンシング測定インスタンスでは、センシング測定結果を得るためにセンシング測定が実行されることがある。複数のセンシングレスポンダがセンシング測定インスタンスに参加することがある。センシング測定インスタンスには少なくとも2つのタイプがある:(a)トリガベース(TB)センシング測定インスタンスと、(b)非TBセンシング測定インスタンスである。
【0209】
TBセンシング測定:TBセンシング測定インスタンスは、ポーリングフェーズ、NDPAサウンディングフェーズ、トリガフレーム(TF)サウンディングフェーズ、報告フェーズ、および/またはLTFセキュリティ更新フェーズから構成されることがある。サウンディングフェーズ間の順序については、NDPAサウンディングがTFサウンディングに先行することもあれば、その逆もある。順序は時間の経過とともに変更される可能性がある。
【0210】
可能なTBセンシング測定インスタンスのいくつかの例を
図3に示す。
図3に示すように、例3と例4には2つのサウンディング順序が示されている。例5の報告段階は、サウンディングフェーズから時間的に分離されてもよい。これは、遅延報告であってもよい。実施例5における報告フェーズのポーリングは、サウンディングに関与したレスポンダ以外のレスポンダに宛てられてもよい。
【0211】
ポーリングフェーズ:ポーリングフェーズでは、AP(WiFiアクセスポイント、3G/4G/5G/6G基地局、ハブなど)はSTAの可用性を確認するためにトリガフレームを送信することがある。STAが利用可能な場合、STAはCTS-to-selfで応答しうる。
【0212】
NDPAサウンディング:NDPAサウンディングフェーズは、ポーリングフェーズにおいてセンシングレシーバである少なくとも1つのSTAが応答する場合、TBセンシング測定インスタンスに存在し得る。NDPAサウンディングフェーズは、(a)APによるセンシングNDP Announcement(NDPA)フレームの送信、および(b)センシングNDPAフレームの送信後の、APによるNDPの送信から構成され得る。NDPは、センシングトランシーバとセンシングレシーバの間のチャネル測定(例えば、CI、CSI、CIR、CFRなど)に使用されることがある(例えば、サブ7GHz帯)。
【0213】
TFサウンディング:ポーリングフェーズにおいてセンシングトランスミッタである少なくとも1つのSTAが応答する場合、トリガフレーム(TF)サウンディングフェーズがTBセンシング測定インスタンスに存在し得る。TFサウンディングフェーズは、(a)STAからのNDP送信を求めるためのAPによるトリガフレーム(TF)の送信、および(b)トリガフレームの受信後の、STAによるNDPの送信から構成され得る。NDPは、(例えばサブ7GHz帯において)センシング送信機とセンシング受信機との間のチャネル測定(例えばCI、CSI、CIR、CFRなど)に使用される。
【0214】
ローカル/非ローカルの報告:センシング測定インスタンスの報告フェーズでは、センシング測定結果が報告されうる。センシング手順で実行された測定結果は、ローカル、非ローカル、両方(すなわち、ローカルと非ローカルの両方)、またはなし(すなわち、報告されない、例えば、CIの変動が、CIが以前のCIと本質的に同じである可能性を示唆する閾値未満である場合)で報告および/または取得される可能性がある。
【0215】
ローカルに報告される場合、センシング測定結果は、センシングレシーバ又はセンシング測定結果が測定され得る場所でローカルに報告され得る。このようなローカル報告は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ管理エンティティ(MLME)プリミティブ、またはファームウェア・アプリケーション・プログラム・インタフェース(またはAPI)のような、何らかのソフトウェアインタフェースを介して実現されてもよい。一部のアプリケーションまたは高レベル・ソフトウェアは、センシング測定結果を取得または読み取るために、(例えば、ソフトウェア割り込みを使用して)ソフトウェアインタフェースを使用することができる。
【0216】
非ローカル的に報告される場合、測定結果は、他のデバイスまたはSTA(例えば、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、隣接するSTA、他のSTA、または何らかのローカルまたはクラウドサーバのうちの少なくとも1つ)に非ローカル的に報告される可能性がある。
【0217】
測定結果は、ローカル及び非ローカルの両方で(例えば、同時、同時、交互、選択的、適応的に、及び/又はオンデマンド/スケジュール/計画的な方法で)報告されてもよい。測定「スパン」(期間)内において、測定結果報告は、ローカル報告及び非ローカル報告の組み合わせから構成される場合がある(例えば同時のローカル/非ローカル報告、交互のローカル/非ローカル/両方/なし報告、特定のメカニズムによって選択されるローカル/非ローカル/両方/なし報告、適応的に決定されるローカル/非ローカル/両方/なし報告、オンデマンドのローカル/非ローカル/両方/なし報告、スケジュールされたローカル/非ローカル/両方/なし報告、計画された(例えば閾値ベースの)いくつかの状況/状態/イベントに応答するローカル/非ローカル/両方/なし報告)。
【0218】
設定(例えば、ローカル報告及び非ローカル報告の組み合わせ、任意のセットアップパラメータ、任意のセッションセットアップパラメータ、測定セットアップパラメータの1つ)は、「測定スパン」に適用されてもよい。測定スパンは、複数のセンシングイニシエータ、又はセンシングイニシエータのアイデンティティ、又はセンシングイニシエータID、又は1つ(又は複数)のセンシングイニシエータに関連付けられた複数のセッション、又はセッション、又はセッションのアイデンティティ、又はセッションID、又はセッション内の複数の測定セットアップ、又は測定セットアップ、又は測定セットアップのID、又は測定セットアップID、又は測定セットアップ(又は測定セットアップID)に関連付けられた複数の測定インスタンス、又は測定インスタンス番号に関連付けられた測定インスタンスを含むことがある。
【0219】
同時報告においては、ローカル報告と非ローカル報告の両方が、同時に又は同時に実行されてもよい。交互報告では、測定インスタンスは連続するセンシング結果のグループに区分され、第1のグループが第1の方法で報告され、第2のグループが第2の方法で報告され、第3のグループが第3の方法で報告され、以下同様であり、第1の方法、第2の方法、第3の方法、第4の方法、第5の方法...の各々は、(a)ローカル的のみ、(b)非ローカル的のみ、(c)ローカル的および非ローカル的の両方、または(d)なし(報告されない)のいずれかでありうる。
【0220】
センシング手順/セッション/測定インスタンスにおいて非ローカル的に報告される測定結果の型/精度/処理/その他の仕様は、センシングイニシエータによって(非ローカル的に)決定されてよい。センシング手順においてローカルに報告される測定結果のタイプ/精度/処理/その他の仕様は、センシングレシーバ又は結果が測定される場所のソフトウェアインタフェース(例えばMLMEプリミティブ)を介して(ローカルに)決定されてもよい。ローカル/非ローカル報告は、センシングイニシエータ、またはセンシングイニシエータとセンシングレスポンダ間のネゴシエーションによって、(非ローカルに)有効/無効にすることができる。ローカル報告と非ローカル報告の切り替えは、完全にセンシングイニシエータによって制御されてもよいし、部分的にセンシングイニシエータによって制御され、部分的にセンシングレスポンダのソフトウェアインタフェースを介して制御されてもよい。
【0221】
センシング測定レポートフレーム:センシングレシーバがセンシング測定値を非ローカル的に報告することを可能にするSensing Measurement Reportフレームが定義されてもよい。このフレームは、少なくとも以下の2つのフィールドを含むことができる:(a)測定報告フィールドを解釈するために必要な情報を含む測定報告制御フィールド、および(b)センシングレシーバによって得られたセンシング測定結果(例えば、チャネル情報、CI、CSI、CIR、CFR、RSSI、または何らかの変形)を搬送する測定報告フィールド。
【0222】
ローカル報告及び非ローカル報告のそれぞれは、それぞれのMLMEによって開始されうる。Sensing Measurement Reportフレームの送信は、MLMEプリミティブによって開始されうる。即時報告及び遅延報告の両方が実行されてもよい。
【0223】
センシングセッション終了では、STAは測定の実行を停止し、センシングセッションを終了する。
【0224】
閾値ベースの報告:オプションの閾値に基づく測定および報告手順が実行されてもよい。現在測定されたCI(例えばCSI)と前回測定されたCI(例えばCSI)との差が定量化されてもよい。この差はCI変動と呼ばれることがある。閾値ベースの手順においてセンシングレシーバによって使用される閾値が定義されてもよい(例えば、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、別のSTA、および/または何らかのサーバによって)。CI変動を閾値と比較することにより、センシングレシーバは、CI変動が大きい(例えば、ある閾値よりも大きい、または「大きい」分類に入る)可能性がある場合、測定結果(例えば、オリジナルまたは変換された、非圧縮または圧縮された測定結果)を報告することができる。
【0225】
CI変動の選択肢:CI変動は、複数の量/測定値/選択肢から構成される場合がある(例えば、7つの選択肢の中から2つのCI変動測定値が選択される場合がある)。一例として、CI変動の選択肢は、差(現在のCIと以前のCIの差し引き)、移動平均の差(現在のCIの移動平均から以前のCIの移動平均を差し引いたもの)、大きさの差(またはL1-norm、すなわち現在のCIの大きさから以前のCIの大きさを差し引いたもの)、パワーの差(現在のCIのパワーから以前のCIのパワーを引いたもの)、現在の値と移動平均値の差(現在のCIからCIの移動平均を引いたもの)、ハイパスまたはバンドパスフィルタ出力、内積(現在のCIと以前のCIの内積、両方ともベクトル)、移動平均の内積、大きさの内積、パワーの内積、(CIの)自己相関関数、CIの大きさの自己相関関数、CIのパワーの自己相関、CIの関数の自己相関、自己共分散など、のいずれかを含んでいてもよい。
【0226】
選択:同一、類似又は異なる閾値ベースの測定と報告手順がローカル報告及び非ローカル報告に適用されてよく、(a)ローカル報告及び非ローカル報告に使用されるCI変動測度(CI variation measures)の量は同じでも異なっていてもよく、(b)ローカル報告及び非ローカル報告に使用されるCI変動測度の選択肢は同じでも異なっていてもよく、及び/又は(c)ローカル報告及び非ローカル報告に使用される閾値は同じ及び/又は異なっていてもよい。
【0227】
非ローカル報告の場合、閾値ベースの報告の有効/無効、CIの変化量と選択肢、対応する閾値は、センシングイニシエータが決定することができる。また、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、タイプ1デバイス、別のSTA、および/またはサーバの少なくとも1つによって決定されることもある。また、センシングレシーバまたはタイプ2デバイスによってローカルに決定されることもある。非ローカル的に報告される前に、何らかの精度低減手段(量子化、近似など)が測定結果に適用されることがある。
【0228】
ローカル報告の場合、閾値ベースの報告の有効/無効、CI変動の量と選択肢、対応する閾値は、センシングレシーバまたはタイプ2デバイスがローカルに決定することができる。また、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、タイプ1デバイス、別のSTA、および/または何らかのサーバの少なくとも1つによって、非ローカル的に決定される場合もある。ローカル報告の場合、非ローカル報告の前に測定結果に適用される精度低減手段は、適用されてもよいし、適用されなくてもよい(すなわち、スキップされてもよいし、スキップされなくてもよい)。ローカル報告の場合、測定結果は、センシングレシーバのハードウェアがサポートする最高精度で報告される可能性がある。
【0229】
バッファリングタイムアウト:センシングセッションの間、測定インスタンスと対応する測定セットアップIDに関連付けられた測定結果は、バッファリングされ、測定セットアップIDに関連付けられたサウンディング期間に匹敵する期間(例えば、サウンディング期間の割合)、センシング受信機(またはタイプ2デバイス)のローカル/非ローカル報告に利用可能な状態に留まりうる。測定セットアップIDに関連付けられたサウンディング期間は、センシング測定セットアップでネゴシエーションされた、2つの連続した測定インスタンス間の目標時間である。
【0230】
測定結果としてのCSI:CI(例えば、CSI、CIR、CFR、RSSI、または受信したPPDUのトレーニングシンボル中に測定されたチャネル)は、センシング測定結果の一種であってもよい(例えば、サブ7GHz WiFi/WLANの場合)。センシングを可能にするために、受信した無線信号(例えば、WiFi/WLANのPPDU)のトレーニングシンボル中に測定されたチャネルを含むパラメータ(例えば、RXVECTOR parameter CI_ESTIMATE)が定義されてもよい。パラメータ(例えばCI_ESTIMATE)のフォーマットは、Sensing Measurement Reportフレーム内の測定レポートフィールドで使用されるものと同じであってもよい。
【0231】
中央集中コンピューティング:STAから構成されるセンシングネットワークの中には、センシング測定結果(またはセンシング結果の「消費」、例えば動体検知、呼吸検知/モニタリング、転倒検知など)に基づく高レベルのセンシング計算タスクのほとんどが中央集中装置(STAおよびセンシングイニシエータ、またはSTAにセンシングイニシエータとしての機能を要求する装置であってもよい)によって中央集中的に実行される、中央集中センシングシステムを形成するものもある。一方で、大多数のSTA(センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、センシングレシーバ、タイプ1デバイス、タイプ2デバイスなど)は高レベルのセンシングタスクに参加しない。センシング測定結果が中央集中装置で生成される場合、中央集中装置ではローカルのみのレポートが使用され、高レベルのセンシング計算タスクの中央集中計算が実行される可能性があり、センシング測定結果は大部分のSTAから中央集中装置へ送信される必要はない(これは多くのネットワークリソース、通信時間、帯域幅、ハードウェア/ソフトウェアリソースを必要とし、かなりの時間遅延を伴う)。センシング測定値がSTAの大部分で生成される場合、非ローカルオンリーレポートは、STAの大部分で使用され、すべての測定結果を中央集中デバイスに送信し、中央集中デバイスは、高レベルセンシング計算タスクの中央集中コンピューティングを実行する。しかし、このような非ローカル専用の報告は、かなりの量のネットワークリソース、通信時間、帯域幅、ハードウェア/ソフトウェアリソースを使用し、かなりの時間遅延をもたらす可能性がある。
【0232】
分散コンピューティング:いくつかのセンシングネットワークは、分散センシングシステムを形成し、このシステムでは、センシング測定結果に基づく高レベルセンシング計算タスクの大部分は、大部分のSTA間で分散または共有され、それぞれの高レベルタスク結果は、融合および/またはさらなる処理のために中央集中装置(例えば、STAおよびセンシングイニシエータ、またはセンシングイニシエータとして機能するようにSTAに要求する装置)に送信される。センシング測定結果がSTAの大部分で生成される場合、ローカルのみの報告が実行され、高レベルセンシングタスクの分散コンピューティングが実行されてもよい。センシング測定結果が中央集中装置で生成される場合、中央集中装置は、分散コンピューティングのために、それぞれの結果をそれぞれのSTAに送信する必要があるかもしれない。
【0233】
例:一例として、センシングイニシエータとして機能するベースデバイス(例えば、WiFiのアクセスポイント/AP、または3G/4G/5G/6G/7G/8Gの基地局、またはハブ)が存在し、多数のクライアントデバイス(例えば、WiFiのIoTデバイス、携帯電話、または3G/4G/5G/6G/7G/8Gのクライアントデバイス)が存在する可能性がある。
【0234】
ケース1:ベースデバイスは、トリガフレーム(TF)を送信してクライアントデバイスからNDPを要求することにより、トリガベース(TB)のセンシング測定を使用し、測定結果がベースデバイスで生成される。この方法では、ベースデバイスではローカル報告のみが実行され、ハイレベルタスクのセントラルコンピューティングはベースデバイスで実行される。
【0235】
ケース2:ベースデバイスは、クライアントデバイスで測定結果が生成されるように、クライアントデバイスにNDPAとNDPを送信することにより、非TBセンシング測定を使用することができる。このように、クライアント装置ではローカルのみの報告が実行され、クライアント装置では高レベルタスクの分散コンピューティングが実行される。クライアントは、融合とさらなる処理のために、高レベルタスクの結果をベースデバイスに送信することができる。
【0236】
例(代理):別の例では、イニシエーティングデバイス(例えば、リアルセンシングイニシエータとしてのSTA)は、IoTデバイスとのセンシングネットワークを確立するために、ベースデバイスにセンシングイニシエータ(代理センシングイニシエータ)として機能するように要求することができる。ケース1では、ベースデバイスは、すべての測定結果をイニシエ-ティングデバイスに送信し、イニシエ-ティングデバイスは、高レベルタスクの中央集中演算を実行することができる。ケース2では、クライアントデバイスは、高レベルタスクの結果をベースデバイスに送信し、ベースデバイスは、フュージョンと(イニシエーティングデバイスでの)更なる処理のためにイニシエーティングデバイスに送信する。
【0237】
測定インスタンスの共有:一実施形態では、測定インスタンスは、1つの測定セットアップに関連付けられることがある。別の実施形態では、セッションにおける測定インスタンスの共有が開示される場合がある。測定インスタンスは、(複数の測定セットアップID、同じイニシエータ-レスポンダペアに関連付けられることによって)センシングセッション内の複数の測定セットアップによって共有されることがあり、測定は、複数の測定セットアップを包含するスーパーセットでありうる「共有された」または「結合された」測定セットアップを使用して実行される(例えば、1つのセットアップが2つのアンテナで300Hzであり、別のセットアップが3つのアンテナで200Hzである場合、結合されたセットアップは3つのアンテナで300Hzであってもよい)。組み合わされたサウンディング周波数は、複数の測定セットアップのサウンディング周波数以上であってよく、それらの最小公倍数(LCM)以下であってもよい(例えば、200と300のLCMは600である)。例えば、合成サウンディング周波数は、サウンディング周波数の最大値でもよい(例えば、200と300の最大値は300)。あるいはLCMであってもよい。このような測定インスタンスの共有は、複数の測定セットアップの大量のサンプリング時間が一致するか、または互いに非常に近い場合に有用であり得る。アンテナの結合量は、複数の測定セットアップのアンテナ数の最大値であってもよい。
【0238】
例として、測定インスタンスの共有は、サウンディング周波数のみが異なる、一方のサウンディング周波数が他方の要因である(例えば、100Hz対200Hzで、他の全ての設定が同じ)、2つの測定セットアップに有用である。測定インスタンスを共有することで、全ての低速の(サウンディング周波数が低い)測定インスタンスは、高速の測定インスタンスに吸収されます。測定インスタンスを共有することで、100個の測定インスタンスを節約することができる(以前の1秒あたり300インスタンスに対し、現在は1秒あたり200インスタンス)。これにより、大量のネットワークリソース(通信時間、帯域幅、ハードウェア/ソフトウェアの使用量)が削減される。
【0239】
別の例として、測定インスタンスの共有は、サウンディング周波数のみが異なる2つの測定セットアップで、2つのサウンディング周波数が十分に大きいGCF(最大公約数)、例えば、200Hz対300Hz、GCF=100、他のすべての設定は同一である場合に有用である。測定インスタンスを共有することで、10個の測定インスタンスを節約することができます(以前の1秒あたりの総測定インスタンス数が500個であったのに対し、現在は1秒あたり400個である)。一般的に、GCF=Nの場合、1秒間にN個の測定インスタンスを節約することができる。2つの測定インスタンスは、そのGCFが閾値より大きい場合、マージまたは共有されうる。
【0240】
別の実施形態では、複数のセッションにまたがる測定インスタンスの共有が開示されることがある。それぞれが一意のセッションIDに関連付けられた複数のセッションが存在してもよい。測定インスタンスは、複数のセンシングセッションの複数の測定セットアップによって(複数の測定セットアップIDと複数のセッションIDに関連付けられることによって、複数のセッションは複数のイニシエータ-レスポンダのペアに対応する)共有されることがあり、測定は、複数の測定セットアップを包含するスーパーセットでありうる「共有された」または「結合された」測定セットアップを使用して実行される。このような測定インスタンスの共有は、異なるイニシエータ-レスポンダのペアが、類似の、または同じ測定セットアップパラメータセットを選択する場合に、「冗長」な測定インスタンスを排除または回避するために有用である。
【0241】
一例として、スマートテレビは、APがセンシングイニシエータである、APとの第1のセンシングセッションを確立することができる。スマートサーモスタットは、APをセンシングイニシエータとして、APと第2のセンシングセッションを確立することができる。両方のセンシングセッションは、同一または非常に類似した測定セットアップパラメータセットを有する可能性がある(例えば、「同一」の場合は両方とも100Hzを有し、「類似」の場合は100Hz対200Hzを有し、他のすべての設定は同一である)。例えば、ある賢い教授が、非常に優れた測定セットアップパラメータセット(例えば100Hz)を共有する論文を発表しうる。「同一」の場合、テレビもサーモスタットも、発表された結果に基づいて設計されるため、同一の設定(たとえば両方とも100Hz)になる可能性がある。「類似」の場合、一方の機器が、要求性能を達成するために、サウンディング周波数を100Hzから200Hzに調整したため、「類似」の設定(100Hz対200Hz)になった可能性がある。先に説明したように、複数のセッションにまたがる測定インスタンスの共有を可能にすることで、1秒あたり100インスタンスの節約を達成することができる。
【0242】
一般に、2つの異なる測定セットアップに関連する2つの測定インスタンス(同じセッション内または複数のセッションにわたって)は、それらのサンプリング時間の間の差が閾値未満である可能性がある場合、「マージ」または「共有」される可能性がある。
【0243】
いくつかの実施形態では、アプリケーションは、「非ローカル」報告(センシング測定報告フレームを使用してセンシングイニシエータに送信する)/消費(センシングイニシエータによる)の代わりに、センシングレシーバにおけるセンシング測定値(例えば、CSI)の「ローカル」報告/消費から利益を得ることができる。例えば、センシングイニシエータとセンシングレシーバは、共同でセンシングタスクを実行するために、同じ会社によって設計/運用される場合がある。センシングイニシエータは、WLANセンシングネットワークをセットアップするように設計され、センシングレシーバは、ローカルに報告されたセンシング測定値に基づいて、センシング計算の大部分(例えば、動き/呼吸検出)をローカルに実行するように設計される。ローカルで計算されたセンシング結果(生のセンシング測定値よりもはるかに単純)は、フュージョン/さらなる処理のためにセンシングイニシエータに送信されることがある。
【0244】
これは、センシング測定値(例えばCSI)が大規模であるため、非ローカル報告に必要な重いネットワークリソース(シグナリング、帯域幅、通信時間、遅延)を大幅に削減する。ローカル消費は、センシング計算を多くのセンシングレシーバに分散させるため、それぞれの計算/メモリ要件が比較的低くなる。対照的に、非ローカル消費はセンシング計算をすべてセンシングイニシエータに集中させるため、計算/メモリ要件が高くなる。このように、本教示のいくつかの実施形態によれば、センシング測定値は、MLMEプリミティブを介してセンシングレシーバにおいてローカルに報告される。
【0245】
いくつかの実施形態では、閾値ベースの手順は、非ローカル報告からセンシング測定のローカル報告に拡張される。ローカル報告のために、オプションの「閾値ベースのローカル報告」が定義されてもよい。いくつかの実施形態では、オプションの「閾値ベースのローカル報告」(及び関連する閾値)は、MLMEプリミティブによって選択/解除されてもよい。センシング測定値がセンシングレシーバにおいてローカルに報告され得る場合、「閾値ベースのローカル報告」は、センシングレシーバにおけるローカル報告に適用され得る。閾値ベースのローカル報告とは、「センシング測定値の変動」が閾値より大きい場合に、センシング測定値がローカルに報告されることを意味する。
【0246】
様々な実施形態において、「閾値ベースのローカル報告」は、センシングレシーバにおいて、任意的な方法又は強制的な方法で適用することができる。いくつかの実施形態において、「閾値ベースのローカル報告」において使用される閾値は、センシングレシーバ内のMLMEを介して設定され得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの「センシング測定変動」(SMV)が、「閾値ベースのローカル報告」に利用可能である。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのSMVのうちの1つは、センシングレシーバ内のMLMEを介して選択される。
【0247】
いくつかの実施形態では、無線デバイスは、センシング測定レポートフレームで送信する前に、センシング測定(例えば、CSI)に対していくつかの量子化を実行することによって、センシング測定の精度を低減することができる。これは、計算の複雑さの低減、ハードウェアコストの低減、スループットの増加/持続の達成に役立つ。しかし、センシングレシーバによるローカル消費(またはセンシング測定のローカル報告)のために、センシング測定は可能な限り高精度で報告することができる/すべきである。
【0248】
一部の実施形態では、センシングレシーバにおける非ローカル報告の目的で、センシング測定に適用される精度低減手段をスキップすることができる。いくつかの実施形態では、センシング測定は、センシングレシーバのハードウェアによってサポートされる最高精度で、MLMEを介してセンシングレシーバにおいてローカルに報告され得る。
【0249】
いくつかの実施形態では、センシング測定結果は、センシングレシーバに格納/バッファするために、かなりの大きさのメモリを必要とする可能性がある。センシングレシーバのハードウェアに割り当てられたメモリが限られているため、古いセンシング測定結果が「クリア」されていない場合、新しいセンシング測定結果をバッファリングすることは、不可能ではないにせよ、高価である可能性がある。「クリア」とは、非ローカル報告のために送信されること、または、ローカル報告のために読まれることである。
【0250】
いくつかの実施形態では、古いセンシング測定結果は、新しいものによって上書きされる可能性がある。従って、測定セットアップIDを持つ測定インスタンスに関連するセンシング測定結果は、測定セットアップIDに関連するサウンディング期間(例えば、50%などのサウンディング期間のパーセンテージ)に匹敵する期間、バッファリングされ、ローカル/非ローカル報告に利用可能であるべきである。これにより、上位アプリケーションは、MLMEプリミティブを使用して、センシング測定結果を取得しなければならない時間を知ることができる。
【0251】
測定セットアップIDに関連するサウンディング期間は、対応するセンシング測定セットアップでネゴシエートされる、2つの連続する測定インスタンス間の目標継続時間である。いくつかの実施形態では、測定セットアップIDを持つ測定インスタンスに関連付けられたサウンディング測定は、測定セットアップIDに関連付けられたサウンディング期間に匹敵する時間持続期間、バッファリングされ、ローカル/非ローカル報告のために利用可能であるべきであるというステートメントがSPFに追加される。
【0252】
様々な実施形態において、センシング測定結果の報告には異なる方法がある。第1に、センシング測定結果は、ローカル報告なしで、非ローカル的にのみ報告することができ、これは中央集中型センシングシステムに適している。第2に、センシング測定結果は、非ローカル報告なしで、ローカル的にのみ報告することができ、これは完全分散型センシングシステムに適している。第3に、センシング測定結果は、ローカル的と非ローカル的の両方に報告することができ、これはハイブリッドセンシングシステムに適している。第4に、センシング測定結果の報告がないか、報告が一時停止/停止される。例えば、プライバシー保護のためにセンシング測定/セッションを一時停止することができる。一時停止は、測定セットアップを終了し、後で新しい測定セットアップを開始することにより再開することで実現できる。
【0253】
第1の方法に従うと、センシング測定報告フレームを使用したセンシング測定結果の非ローカル報告のみが行われ、ローカル報告は行われない。この方法では、すべてのセンシング測定結果は他の場所に送信され、非ローカルで消費される。これは、センシングレスポンダがセンシング測定の消費に参加しない中央集中センシングシステムで有用である。つまり、センシングレスポンダは高レベルのWLANセンシング計算(動きの検出/監視、呼吸、転倒など)を行わない。これは、ネットワークトラフィック、通信時間、または生のセンシング測定値(例えば、CSI)の送信に費やされるリソースを大きくし、(センシングイニシエータがすべてのセンシング測定値を収集するために)かなりの時間遅延を引き起こす。さらに、これは中央集中演算を必要とし、センシングイニシエータに高い演算/ストレージ要件をもたらす。この方法は、センシング測定値を生成して送り返すことだけに協力する「協力的な」センシングレシーバに適している。
【0254】
第2の方法に従うと、センシング測定結果のローカル報告のみが行われ、非ローカル報告は行われない。この方法では、すべてのセンシング測定結果はセンシングレスポンダの上位レイヤでローカルに消費され、センシングイニシエータには送信されない。これは、各センシングレシーバが(ローカル)センシング測定に関連する高レベルのWLANセンシング計算(動きの検出/監視、呼吸、転倒など)を実行する分散ケースで有用である。センシングイニシエータは、センシングレスポンダをセットアップしてWLANセンシングネットワークを形成する役割を果たす。センシングイニシエータは、センシングトランスミッタまたはセンシングレシーバとして機能することができる。いくつかの実施形態では、センシングレシーバは、フュージョン/さらなる処理のために、計算されたセンシング結果(ネットワーク帯域幅、通信時間、またはリソースをほとんど必要としない)をセンシングイニシエータと共有することができる。これはローカルコンピューティングを誘発するだけであり、最初の方法よりもコンピューティング/ストレージ要件が低い。要求の高い生のセンシング測定値を送信するために使用されるネットワークリソースはなく、高レベルのコンピューティングの一部を実行するのを助ける「パートナー」センシングレシーバに適している。
【0255】
第3の方法に従うと、ローカル報告と非ローカル報告の両方が実行され、センシング測定結果がローカルと非ローカルの両方で消費される。これは、センシングレスポンダとセンシングイニシエータの両方がセンシング測定の消費に参加するハイブリッドケースで有用である。つまり、センシングレスポンダは、いくつかの高レベルのWLANセンシング計算をセンシングイニシエータと共有する。第1の方法と同様に、第3の方法では、生のセンシング測定値(CSIなど)の送信に費やされるネットワークトラフィック、通信時間、またはリソースが大きくなる。第3の方法は中央集中型コンピューティングと分散型コンピューティングの両方を実行するため、センシングイニシエータには第1の方法と同様の計算/メモリ要件があり、センシングレシーバには第2の方法と同様の要件がある。
【0256】
ハイブリッドケースとは、中央集中演算と分散演算を意味する。一例として、APがセンシングイニシエータで、センシングレスポンダとして多くのIoTデバイスがあるとする。(またはAPがプロキシであることが要求される)。
【0257】
中央集中型コンピューティングの例示的な「レシピ」は以下の通り:APはTFを使用してTBセンシング測定を行い、IoTデバイスからNDPを要求し、測定結果がAPで生成されるようにする。中央集中演算には、ローカルのみの報告で十分である。測定結果を無線で送信することはない。
【0258】
分散型コンピューティングの例示的な「レシピ」は以下の通り:APは、測定結果がIoTデバイスで生成されるように、IoTデバイスにNDPA+NDPを送信することで、非TBセンシング測定を使用することができる。IoTデバイスでの分散コンピューティングは、ローカルのみの報告で十分である。測定結果が無線で送信されることはない。
【0259】
いくつかの実施形態では、ローカル報告と非ローカル報告の選択は、同じ測定セットアップIDを持つ測定インスタンスに対して同じままである。ローカル報告または非ローカル報告は、セッションセットアップレベル(例えば、セッション内のすべての測定セットアップに適用されるローカル/非ローカル報告選択)、測定セットアップレベル(例えば、1つの測定セットアップに適用されるローカル/非ローカル報告選択)、または両方(例えば、セッションレベルまたは測定セットアップレベルを示すセッションレベルの1ビット、次に対応するレベルで選択)を含む、異なるレベルまたは粒度で選択することができる。
【0260】
いくつかの実施形態では、1つの測定インスタンスは1つの測定セットアップに関連付けられる。しかし、「共有」測定セットアップを使用して実行される測定で、センシングセッション内の複数の測定セットアップに1つの測定インスタンスを関連付けることが有用な場合がある。第1の例では、複数の共有された測定セットアップは、大量の測定インスタンスが互いに一致する2つの測定セットアップであってもよい。第2の例では、2つ以上の共有測定セットアップは、F1がF2のファクターであるサウンディング周波数のみが異なる2つの測定セットアップであってもよい(例えば、10Hz対20Hz、他のすべての設定は同一であり、30インスタンス/秒が20インスタンス/秒になる)。第3の例では、複数の共有測定セットアップは、サウンディング周波数のみが異なる2つの測定セットアップであり、最大公約数(GCF)が大きい(例えば、20Hz対30Hz、他の設定はすべて同一、GCF=10、20+30=50インスタンス/秒が40インスタンス/秒になる。GCF=Nの場合、インスタンスの節約はNとなる)。第4の例では、複数の共有測定セットアップは、サウンディング周波数とアンテナ数が異なる2つの測定セットアップであってもよい(例えば、10Hz/3アンテナ対20Hz/2アンテナ、「共有」測定セットアップ=3アンテナ)。センシング測定の共有は、測定インスタンスの総量を減らすことができ、センシングのためのより少ない通信時間/帯域幅/ネットワークリソース、より少ないバッファリングメモリ、より低い電力、より長いバッテリ寿命などを意味する。
【0261】
いくつかの実施形態では、「共有」測定セットアップを使用して測定が実行される、異なるセンシングセッション(例えば、異なるイニシエータとレスポンダのペア)の測定インスタンスを共有することが有用な場合がある。イニシエータがAPであり、レスポンダがIoTデバイスである場合、いくつかの「共通」および「良好な」設定が多くのIoTによって使用される可能性が高く、それらの測定セットアップパラメータが非常に類似する原因となる。一例では、TBベースのセンシングで共有される測定セットアップは、サウンディング周波数のみが異なる2つの測定セットアップであり、一方は他方のファクターである(例えば、スマートテレビは10Hzを望んでいるが、スマートスピーカは20Hzを望んでおり、他のすべての設定は同一である)。別の例では、TBベースのセンシングにおける共有測定セットアップは、サウンディング周波数とアンテナ数が異なる2つの測定セットアップである(例えば、スマートテレビは3つのアンテナで10Hzを望んでいるが、スマートスピーカは2つのアンテナで20Hzを望んでおり、「共有された」測定セットアップは、3アンテナ)。センシング測定を共有することで、測定インスタンスの総量を減らすことができ、これは、センシングのための通信時間/帯域幅/ネットワークリソースの削減、バッファリングメモリの削減、低消費電力、バッテリ寿命の延長などを意味する。
【0262】
いくつかの実施形態では、サウンディングトランスミッタは、測定インスタンスを最大N個の測定セットアップIDと関連付けることができる。Nは整数である。N個の測定セットアップIDのうち、ローカル/非ローカル報告は、測定セットアップIDの予め定義された順序(例えば、増加する)で実行される。
【0263】
いくつかの実施形態では、「測定インスタンス共有」は、センシングセッションにおいて許可される。いくつかの実施形態では、「測定インスタンス共有」は、瞬間的な(個々の)測定インスタンスをN個のセンシング測定セットアップIDと関連付けることを可能にし、センシング測定がN個のセンシング測定セットアップIDのすべての要件/仕様を満たすことを可能にする瞬間的な「共通」セットアップを用いて、関連するセンシング測定を実行することを可能にする。Nは1以上の整数である。
【0264】
いくつかの実施形態では、「測定インスタンス共有」は、センシングセッションにおいてオプションであり、「測定インスタンス共有」は、瞬間的な(個々の)測定インスタンスをN個のセンシング測定セットアップIDと関連付けることを可能にし、センシング測定がN個のセンシング測定セットアップIDのすべての要件/仕様を満たすことを可能にする瞬間的な「共通」セットアップを用いて、関連するセンシング測定を実行することを可能にする。Nは1以上の整数である。
【0265】
いくつかの実施形態では、プライバシー保護のためにCSIのアクセスが制御される。WLANセンシングでは、異なる機能的役割がある。センシングイニシエータはセンシング手順を開始し、CSIにアクセスできる。センシングレスポンダはセッション手順に参加し、レシーバであればCSIにアクセスできる。センシングトランスミッタはセンシングPPDUを送信する。センシングレシーバは、センシング測定を実行し、センシング測定を報告し、CSIにアクセスできる。SBP手順を要求し、CSIにアクセスできるSBP要求STAも存在する可能性がある。
【0266】
いくつかの実施形態では、センシングシステムは、CSIのアクセスを管理するために、STAの分類を維持することができる。一例では、システムは、最も信頼できるクラスのSTAに、1、2、3、4、5(例えば、信頼できる情報源からのユーザのIoTデバイス)を含む全ての役割(CSIのフルアクセスを伴う)を行うことを許可することができる。別の例では、システムは、あるクラスのSTAに、{1、2、3、4}、{2、3、4}、または{4}(例えば、あまり信頼されていないソースからのユーザのIoTデバイス、近隣のデバイス)のような(CSIのアクセスを制限された)いくつかの役割を行うことを許可することができる。別の例では、システムは、あるクラスのSTAに、レシーバではないレスポンダ、または{3}(例えば、未知のデバイスの場合)のような(CSIのアクセスなしの)いくつかの役割を果たすことを許可することができる。別の例では、システムは、あるクラスのSTAに、(CSIのアクセスを伴わず)何の役割をさせないことができる(例えば、敵対的なデバイス、侵害されたデバイス)。
【0267】
いくつかの実施形態では、オプションのプロキシによるセンシング(SBP)手順は以下のように定義され得る。まず、「SBP要求」は、非AP STAがSBP対応AP STAにSBP Requestフレームを送信することを含む。SBP(および結果としてWLANセンシング)を発動するためにSBP Requestフレームを送信するSTAは、「SBP要求STA」と表記される。SBP Requestフレームのフォーマットおよび内容は決定される。第2に、SBP Requestを受信したAP STAは、SBP要求STAにSBP Responseフレームを送信して、要求を受け入れるか拒否することができる。SBP Responseフレームのフォーマットおよび内容は決定される。次に、SBP要求を受け入れるAP STAは、SBP Request内で示される動作パラメータから導出される動作パラメータを使用して、1つまたは複数の非AP STAとWLANセンシング手順を開始することができる。SBP要求から生じるWLANセンシング手順で得られた測定結果は、SBP要求STAに報告されることがある。
【0268】
いくつかの実施形態では、ローカル報告を伴うプロキシによるセンシング(SBP-LR)手順は以下のように定義され得る。「SBP-LR要求」は、非AP STAがSBP-LR可能なAP STAにSBP-LR Requestフレームを送信することを含む。SBP-LR(および結果としてWLANセンシング)を発動するためにSBP-LR Requestフレームを送信するSTAは、「SBP-LR要求STA」と表記される。SBP Requestフレームのフォーマットと内容は決定される。SBP-LR Requestを受信したAP STAは、SBP-LR要求STAにSBP-LR Responseフレームを送信して、要求を受け入れるか拒否することができる。受け入れる場合、APは一定期間SBP-LRを実行することを約束することができる。期間が終了すると、ABP-LRは停止するかもしれない。しかし、SBP-LRを要求するSTA(または別のSTA)は、SBP-LR setup IDとともに別の「継続要求」を送信することができる。SBP-LR Responseフレームのフォーマットと内容は決定される。SBP-LR要求を受け入れるAP STAは、SBP-LR Requestフレーム内で示される動作パラメータから導出される動作パラメータを使用して、1つまたは複数の非AP STAとWLANセンシング手順を開始することができる。測定結果は、ローカルにのみ(すなわち、センシングレシーバに対してローカルに)報告されるか、リモートにのみ(SBP-LR/SBP要求STAに転送するAP STAに対して)報告されるか、またはローカルとリモートの両方から報告される。
【0269】
いくつかの実施形態では、SBP-LR setup IDは、SBP-LR セットアップおよび/または運用パラメータと関連付けられることがある。各測定インスタンスは、1つ以上のSBP-LR setup IDと関連付けられることがある。AP STAは、センシングレシーバから受信したセンシング測定結果を保存/バッファ/処理/転送/リダイレクト/再ルート/分配/利用/実行/配信してもよい。
【0270】
いくつかの実施形態において、AP STAは、非AP STAの各々においてセンシング測定が実行され、測定結果が非AP STAにおいてローカルに報告されるように、非AP STAに送信されるNDPを用いて、非AP STAとともに非TBセンシング測定を実行してもよい。AP STAは、AP STAにおいてセンシング測定が実行され、測定結果がAP STAにおいてローカルに報告されるように、非AP STAから送信されるNDPを用いて、非AP STAとの間で非TBセンシング測定を実行してもよい。AP STAは、一部のNDPが非AP STAに送信され、一部のNDPが非AP STAから送信されることにより、非AP STAと非TBセンシング測定を実行することができる。このように、センシング測定結果は、センシングレシーバからAP STAに無線送信されないことがある。いくつかの実施形態において、AP STAは、AP STAにおいてセンシング測定が実行され、測定結果がAP STAにおいてローカルに報告されるように、非AP STAとTBセンシング測定を実行してもよい。
【0271】
センシングレシーバのローカル報告では、未請求/未消費の測定結果は、タイムアウト期間まで保持されることがある。タイムアウト期間を超えて、測定結果は、持続(例えば、上書きされるまで持続、タイムアウト期間まで持続)、破棄、上書き、または保持される可能性がある。非AP STAにおける1つまたは複数の高レベルアプリケーションプロセスは、MLMEプリミティブを使用して、対応するサウンディング周波数でSBP-LRに参加するように非AP STAに要求することができる。センシング測定結果は、タイムアウト期間内にMLMEプリミティブを介して読み出されてもよい。AP STAは、複数のSBP-LR要求/SBP要求および/または複数のSBP-LR要求STA/SBP要求STAに対して無線(例えば、WLAN、4G/5G/6G/7G/8G、Bluetooth、WiMax、Wi-Fiなど)センシング手順を実行してもよい。AP STAは、複数のSBP-LR要求STA/SBP要求STAに対するサービスとして、WLANセンシング手順を実行することができる。1つのSBP-LR/SBP要求がある限り、AT STAはWLANセンシング手順の実行を開始してもよい。すべてのSBP-LR/SBP要求が満たされ終了し、それ以上の要求がない場合、サービスは一時停止してもよい。
【0272】
異なるセンシングパラメータを有する2つ以上のSBP-LR要求/SBP要求(例えば、1つは20Hzのサウンディングで1つは10Hz、または1つは20Hzでもう1つは30Hz)がある場合、AP STAは、すべてのSBP-LR/SBP要求が同時に満たされるように、センシングパラメータの「スーパーセット」を有する無線センシング手順を実行してもよい。あるいは、AP STAは、各SBP-LR/SBP要求が複数の無線センシング手順によって満たされるように、複数の無線センシング手順を実行してもよい。例えば、AP STAは、各々がそれぞれのセンシングパラメータを有する複数の無線センシング手順、例えば、A、BおよびCを実行してもよい。第1のSBP-LR/SBP要求は、A(またはAの一部)によって満たされることがある。第2の要求は、AとBを組み合わせることによって満たされるかもしれない。第3の要求は、AとCによって満たされるかもしれない。第4の要求は、A、B及びCによって満たされるかもしれない等。
【0273】
いくつかの実施形態において、複数のSBP-LR/SBP要求STAは、SBP-LR/SBP要求を送信するために選択されたSTAまたは許可されたSTAであってもよい。AP STAは、非選択/非許可STAからのSBP-PR/SBP要求を拒否/拒絶してもよい。
【0274】
一部の実施形態では、AP STAは、AP STAおよび非AP STAによって形成される無線センシングシステムに対して、プライバシー保護/アクセス制御を提供することができる。AP STAはユーザに属し、ユーザの自宅/オフィス/施設に設置されることがある。ユーザは、何らかの認証プロトコル、何らかのペアリング手順、何らかの識別手順、何らかのパスワードなどを使用して、センシングを有効にするためにSBP-LR/SBP要求を送信する「許可された」または「選択された」STAとして、一部のユーザデバイス(例えば、ユーザのデバイス、一部の許可されたユーザのデバイス、ユーザの信頼されたデバイス、ユーザの認識されたデバイス、ユーザの許可されたデバイス)を指定/指名/選択することができる。ユーザはまた、AP STAから「見える」いくつかのWiFiデバイス(例えば、近隣のWiFiデバイス、公共デバイス、商用デバイス、未知のデバイス、ユーザによって信頼されていないデバイス、またはユーザの自宅/オフィス/施設のテナントや居住者または訪問者など、許可されていないユーザが所有するデバイス)を、「許可されていない」または「選択されていない」または「拒否された」デバイスとして指定/指定/選択することができる。
【0275】
一部の実施形態では、複数のAP STAが協力してメッシュネットワークを形成するメッシュネットワークにおいて、AP STAの一部または全部がSBPまたはSBP-LRを実行することがある。各AP STAは、それぞれの「クライアント」STAのセットと独立して無線センシングを行ってもよい。クライアントSTAは、1つまたは複数のAP STAと無線センシングを行ってもよい。あるいは、AP STAの一部またはすべてが、共同で、または協調して無線センシングを行ってもよい。2つのAP STAのサウンディングは、同期、ほぼ同期、同時、または一定の位相差で位相がずれる、またはずれない可能性がある。3つのAPがあるとする:AP1、AP2、AP3である。3つのAPはそれぞれ、それぞれのセンシングパラメータで、1つ以上の無線センシング手順(例えば、AP1はA、B、C、AP2はD、E、F)を実行することができる。DとAは関連しているかもしれない。DとAは同一のセンシングパラメータを有することがある。同様に、EとBは関連または類似または同一であってもよい。FとCは、関連していてもよいし、類似していてもよいし、同一であってもよい。AP1とAP2は、AとDを同時に行ってもよいし、同時に行ってもよいし、同期的(位相遅れの有無にかかわらず)に行ってもよいし、非同期的に行ってもよい。AP1とAP2は、AとBを交互に(例えば、AP2がBを行っている間にAP1がAを行い、AP2がAを行っている間にAP1がBを行うように、A=D、B=E)、または段階的に(例えば、AP1がAを行い、AP1がBを行っている間にAP2がDを行い、AP1がCを行っている間にAP2がEを行い、AP1がAを行っている間にAP2がFを行うなど、AP2はAP1より一歩遅れてもよい)行ってもよい。AP3は、AP1のみ、AP2のみ、またはAP1とAP2の両方に相対する方法で無線センシングを実行することができる。
【0276】
いくつかの実施形態では、分散コンピューティングの「レシピ」が実装される。APは、測定結果がIoTデバイスで生成されるように、NDPA+NDPをIoTデバイスに送信することによって、非TBセンシング測定を使用することができる。IoTデバイスでの分散コンピューティングは、ローカルのみの報告で十分である。測定結果を無線で送信することはない。
【0277】
いくつかの実施形態では、複数のSBP-LR要求STA(例えば、1つの要求が10Hz/20MHz/1アンテナ、1つの要求が30Hz/40MHz/4アンテナ、1つの要求が15Hz/40MHz/3アンテナ)に対するローカル報告を伴うプロキシ(SBP-LR)手順によるセンシングを以下のように定義することができる。複数のSBP-LR要求STAがSBP-LR対応AP STAにSBP-LR要求を送信する場合、APは要求されたパラメータの各セットにSBP-LR setup IDを割り当てることができる。同一の要求パラメータを持つものについては、SBP-LR setup IDを同じにすることができ、これはSBP-PR setup IDの共有を意味する。APが非AP STAとのセッションを確立するとき、APは非AP STAがサポートする最大パラメータセットを取得する。そのためAPは、どの非AP STAが各SBP-LRセットアップに参加できるかを知ることができる。APは、SBP-LRセットアップに基づく測定セットアップで、各非AP STAとの測定セットアップを実行する。いくつかの測定セットアップIDは、SBP-LRセットアップのために予約されてもよい。
【0278】
一部の実施形態では、選択的SBPが適用される場合がある。プロキシイニシエータ(例えば、SBPイニシエータ)は、プロキシレスポンダ(例えば、SBPレスポンダ)である無線アクセスポイント(AP)に要求を送信し、AP(プロキシイニシエータに代わって、センシングイニシエータとして動作する)とAPの無線ネットワーク内の任意の利用可能なセンシングレスポンダ(例えば、非AP STA/デバイス、別のAP、メッシュAP)との間で非選択的無線センシング(例えば、SBP)が実行されるようにしてもよい。利用可能なセンシングレスポンダの各々は、アイデンティティ(ID、例えばMACアドレス)を割り当てられ/関連付けられることがある。プロキシイニシエータ(例えば、SBPイニシエータ)は、APの無線ネットワーク内の選択されたセンシングレスポンダのグループと選択的無線センシング(例えば、選択的SBP)を実行するために、APに別の要求を送信してもよい。各選択されたセンシングレスポンダは、それぞれのIDによって識別され得る。異なるセンシングレスポンダに対して、同じまたは異なるセンシング設定を使用することができる。センシングレスポンダに対して、異なるターゲットタスク(複数のターゲットタスクの場合)または異なるプロキシイニシエータ(複数のプロキシイニシエータの場合)に対して、同じまたは異なるセンシング設定が使用される場合がある。
【0279】
プロキシイニシエータは、APのネットワークにおいて、無線センシング(例えば、802.11bf互換)をサポート/可能なセンシング対応デバイスのリストを、関連するデバイス情報(例えば、デバイス名、ホスト名、ベンダクラスID、デバイス製品名)と共に提供するようAPに要求することができる。プロキシイニシエータは、リストと関連するデバイス情報に基づいて、選択されたセンシングレスポンダを選択することができる。
【0280】
プロキシイニシエータは、ターゲットタスクのために選択的無線センシングを行うために2段階のアプローチを使用することができる。ステージ1では、プロキシイニシエータは、非選択的無線センシング(すなわち、すべての利用可能なセンシングレスポンダによるセンシング)を要求/実行/使用して、すべてのセンシングレスポンダでトライアル/テスト/トレーニングタスクを実行し、センシング結果といくつかの基準に基づいて選択されたセンシングレスポンダを選択することができる。試行/テスト/訓練タスクは、動き検出タスクであってもよい。試行/テスト/訓練タスクにおいて、ベニュー内の各センシングレスポンダの位置(またはターゲット物理デバイスへのマッピング)を推定し、センシングレスポンダの推定位置(またはマッピング)に基づいて選択することができる。プロキシ選択装置は、ステージ1に参加しなかったセンシング可能なデバイスのリストからいくつかのデバイスを選択することもできる。
【0281】
次に、ステージ2において、プロキシ-イニシエータは、選択されたセンシングレスポンダを用いて、ターゲットタスクのための選択的無線センシングを要求/実行することができる。トライアル/テスト/トレーニングタスクは、ある方法でターゲットタスクに関連していてもよい。トライアル/テスト/トレーニングタスクは、すべてのセンシング可能な無線レスポンダが要件を満たすことができ、非選択的無線センシングに参加することができるように、低いセンシング要件を有することができる。トライアル/テスト/トレーニングタスクは、選択されたセンシングレスポンダの選択に有用なセンシング結果を有することがある。
【0282】
プロキシイニシエータは、2つのターゲットタスクに対して選択的無線センシングを行うために、2段階アプローチを使用することができる。各ターゲットタスクに対して、それぞれのステージ1に続いてそれぞれのステージ2が実行されてもよい。あるいは、選択されたセンシングレスポンダの第1のグループが第1のターゲットタスクのために選択され、第2のグループが第2のターゲットタスクのために選択される共通のステージ1が実行されてもよい。第1のグループは第2のグループと重複してもしなくてもよい。次に、選択されたセンシングレスポンダのそれぞれのグループに基づいて、2つのターゲットタスクに対して別個のステージ2が(例えば、順次、同時、または同時期に)実行されてもよい。第1のグループと第2のグループとが、両方のグループに現れる少なくとも1つの共通のセンシングレスポンダと重複する場合、共通のセンシングレスポンダに関連するセンシング結果は、両方のターゲットタスクによって共有されてもよい。
【0283】
2つの異なるプロキシイニシエータが、それぞれのターゲットタスクに対して選択的な無線センシングを行うために、2段階アプローチを使用することができる。各プロキシイニシエータの各ターゲットタスクに対して、それぞれのステージ1に続いて、それぞれのステージ2が実行されてもよい。あるいは、第1のプロキシイニシエータに対して、第1の共通ステージ1が実行され(そのターゲットタスクの各々に対して選択されたセンシングレスポンダのグループを選択するため)、その後、別々のステージ2が実行される(そのターゲットタスクの各々に対して選択的無線センシングを実行するため)。同様に、第2の共通ステージ1が、第2のプロキシイニシエータに対して実行され、その後、そのターゲットタスクの各々に対して別個のステージ2が実行され得る。あるいは、第3の共通ステージ1が両方のプロキシイニシエータに対して実行され、その後、各ターゲットタスクに対して別々のステージ2が実行されてもよい。複数のターゲットタスクに対して共通のセンシングレスポンダが選択される場合、共通のセンシングレスポンダに関連するセンシング結果は、複数のターゲットタスクによって共有されてもよい。
【0284】
プロキシイニシエータは、APが非選択的SBP、または非選択的SBPのいずれか、または両方を開始することを許可/認可/認証する「認可された」または「信頼された」デバイスであってもよい。SBP-イニシエータが非選択的SBPを開始することをAPによって許可されるために、第1のテスト/設定/手順が実行されることがある(第1の許可)。SBP-イニシエータがAPによって選択的SBPを開始することを認可されるために、第2のテスト/設定/手順が実施されることがある(第2の認可)。SBP-イニシエータは、第1の認可および第2の認可の一方、または両方を有することができる。第1の認証および第2の認証の一方が他方を暗示する場合もある。
【0285】
プロキシイニシエータは、無線接続(例えば、APの無線ネットワーク、WiFi、WiMax、4G/5G/6G/7G/8G、Bluetooth、UWB、mmWaveなど)を介して、または有線接続(例えば、イーサネット、USB、光ファイバなど)を介して、APに接続されてもよい。
【0286】
センシングレスポンダは、非選択的プロキシセンシング(SBPなど)、選択的プロキシセンシング、またはその両方をサポートしても/しなくてもよい。プロキシイニシエータへのオンワード送信のためにセンシング結果をAPに送信するとき、センシングレスポンダは、センシング結果が(復号化キーを持たない)APによって復号化/解釈/消費/センスされないかもしれないが、(復号化キーを持つ)プロキシイニシエータによって復号化/解釈/消費/センスされうるように、センシング結果を暗号化/処理することがある。
【0287】
一部の実施形態では、SBPイニシエータは、SBPレスポンダに(例えば、SBPセットアップ中、またはSBPセットアップ要求フレーム中、またはSBPセットアッププロトコル/交換/シグナリング中)、SBPにおけるセンシング手順をセンシングレスポンダとして選択された非AP STAのリストに制限することを要求することができ、SBPレスポンダはSBPにおけるセンシング手順をセンシングレスポンダとして選択された非AP STAのリストに制限できる。各選択された非AP STAは、そのMACアドレスで指定されてよい。要求された場合、SBPレスポンダは、SBPにおけるセンシング手順に、センシングレスポンダとして選択されていない非AP STAを含めないことがある。SBPイニシエータは、自身をセンシングレスポンダの1つとして含めてもよい。
【0288】
一部の実施形態では、SBPセットアップ要求フレーム内のビットパターンは、そのような要求の有無を示すために使用され得る。ビットパターンが要求の存在を示す場合、選択された非AP STAの数/カウント/量を示すフィールドがSBPセットアップ要求フレームに存在してもよい。選択された非AP STAのリストのMACアドレスは、SBPセットアップ要求フレームの中または後に送信されることがある。
【0289】
いくつかの実施形態では、無線センシングには異なるユースケースがある。無線センシングの第1のユースケースを
図4に示す。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、センシングイニシエータにフィードバックされてもよい。いくつかのセンシングに基づく結果(例えば、呼吸検出、転倒検出のようなタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングイニシエータによって計算されてもよい。
【0290】
無線センシングの第2のユースケースが
図5に示されている。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータとセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、センシングイニシエータへのセンシング測定結果(例えば、CSI)のフィードバックはない。いくつかのセンシングベースの結果は、センシング測定結果に基づいてセンシングレスポンダによって計算される場合がある。センシングベースの結果は、センシングレスポンダによって使用されてもよいし、他の場所に送信されてもよい。
【0291】
無線センシングの第3のユースケースが
図6に示されている。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングレスポンダとセンシングレシーバの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、センシングイニシエータにフィードバックされてもよい。いくつかのセンシングに基づく結果(例えば、呼吸検出、転倒検出などのタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングイニシエータによって計算されてもよい。
【0292】
無線センシングの第4のユースケースが
図7に示されている。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングレスポンダとセンシングレシーバの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタであってもよい。この場合、センシングイニシエータへのセンシング測定結果(例えば、CSI)のフィードバックはない。いくつかのセンシングベースの結果は、センシング測定結果に基づいてセンシングレスポンダ(AP)によって計算される場合がある。センシングベースの結果は、センシングレスポンダによって使用される場合もあれば、他の場所に送信される場合もある。
【0293】
無線センシングの第5のユースケースが
図8に示されている。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータとセンシングレシーバの両方である。802.11bf互換STAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングトランスミッタであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、センシングイニシエータによって取得されてもよい。いくつかのセンシングに基づく結果(例えば、呼吸検出、転倒検出のようなタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングイニシエータによって計算されてもよい。
【0294】
無線センシングの第6のユースケースを
図9に示す。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングレスポンダとセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換STAは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、センシングイニシエータによって取得されてもよい。いくつかのセンシングに基づく結果(例えば、呼吸検出、転倒検出のようなタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングイニシエータによって計算されてもよい。
【0295】
無線センシングの第7のユースケースは、
図10に示されるプロキシによるセンシング(SBP)のケースである。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、SBP要求STAにフィードバックされてもよい。いくつかのセンシングベースの結果(例えば、呼吸検出、転倒検出などのタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてSBP要求STAによって計算されてもよい。
【0296】
無線センシングの第8のユースケースは、
図11に示されるプロキシによるセンシング(SBP)のケースである。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータとセンシングレシーバの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングトランスミッタであってもよい。この場合、センシング測定結果(例えば、CSI)は、SBP要求STAにフィードバックされてもよい。センシング測定結果に基づいて、SBP要求STAによってセンシングに基づく結果(例えば、呼吸検出、転倒検出などのタスクおよびアプリケーション)が計算されてもよい。
【0297】
無線センシングの第9のユースケースは、
図12に示されるプロキシによるセンシング(SBP)のケースである。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、SBP要求STAへのセンシング測定結果(例えば、CSI)のフィードバックはない。いくつかのセンシングベースの結果(例えば、呼吸検出、転倒検出などのタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングレスポンダによって計算されることがある。
【0298】
無線センシングの第10のユースケースは、
図13に示されるプロキシによるセンシング(SBP)のケースである。この場合、APは、無線センシングのためのセンシングイニシエータおよびセンシングトランスミッタの両方である。802.11bf互換のSTAは、無線センシングのためのセンシングレスポンダおよびセンシングレシーバであってもよい。この場合、PPDUはAPから1つまたは複数のセンシングレスポンダへ同一のセンシング測定セットアップでブロードキャストされ、SBP要求STAへのセンシング測定結果(例えばCSI)のフィードバックはない。いくつかのセンシングベースの結果(例えば、呼吸検出、転倒検出のようなタスクおよびアプリケーション)は、センシング測定結果に基づいてセンシングレスポンダによって計算されることがある。
【0299】
いくつかの実施形態において、本教示は、無線センシングのためのシステムおよび方法を開示する。いくつかの実施形態において、センシング結果(例えば、CSI)がセンシングレシーバにおいてローカルに報告されるとき、タイムスタンプが報告に含まれてもよい。タイムスタンプは、タイプ1デバイス(センシングトランスミッタであってもよい)からの無線信号(すなわち、センシングトランスミッタからセンシングレシーバに送信されたセンシング物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU))がタイプ2デバイス(センシングレシーバ)によって受信された時刻を含む。いくつかの実施形態において、タイムスタンプは、(例えば、呼吸検知/モニタリングにおける)タイムベース補正のために使用されることがある。
【0300】
いくつかの実施形態では、各測定インスタンスは、複数のセッションに関連付けることはできるが、1つの測定セットアップにのみ関連付けられる。
【0301】
しかし、1つの測定インスタンスを複数の測定セットアップに関連付けることは有用である。これは、センシングのための通信時間/帯域幅/ネットワークリソースの削減、バッファリングメモリの削減、低消費電力、バッテリ寿命の延長などを意味する。いくつかの実施形態では、セッション内で測定インスタンスの共有がある。
図14は、測定インスタンスを複数の測定セットアップIDと関連付ける例を示している。
【0302】
いくつかの実施形態では、セッション間で測定インスタンスの共有が可能である。標準では、1つの測定インスタンスを複数のセッションに関連付けることができるため、複数の測定セットアップに関連付けられた測定インスタンスを、複数の{測定セットアップID、セッションID}のセットに関連付けることができる。
図15は、複数の{測定セットアップID、セッションID}を持つ測定インスタンスの例を示す図である。
【0303】
このように、いくつかの実施形態によれば、802.11bfにおいて、測定インスタンスは、1つ以上の測定セットアップIDと関連付けられることが許可される場合と許可されない場合がある。いくつかの実施形態によると、802.11bfでは、測定インスタンスは、1つ以上の{測定セットアップID、セッションID}に関連付けられることが許可される場合も、許可されない場合もある。
【0304】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのためのシステムの第1の無線デバイス、例えばボット1600の例示的なブロック図である。ボット1600は、本明細書に記載される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの一例である。
図16に示すように、ボット1600は、プロセッサ1602、メモリ1604、送信機1612および受信機1614からなるトランシーバ1610、同期コントローラ1606、電力モジュール1608、オプションのキャリアコンフィギュレータ1620、および無線信号発生器1622を含むハウジング1640を含む。
【0305】
この実施形態では、プロセッサ1602は、ボット1600の一般的な動作を制御し、中央集中処理装置(CPU)、および/または汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、またはデータの計算または他の操作を実行できる他の任意の適切な回路、デバイス、および/または構造体の任意の組み合わせなどの1つまたは複数の処理回路またはモジュールを含むことができる。
【0306】
メモリ1604は、読み出し専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができ、プロセッサ1602に命令およびデータを提供することができる。メモリ1604の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含むこともできる。プロセッサ1602は通常、メモリ1604内に格納されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ1604内に記憶された命令(別名、ソフトウェア)は、プロセッサ1602によって実行され、本明細書に記載される方法を実行することができる。プロセッサ1602およびメモリ1604は、一緒になって、ソフトウェアを記憶し実行する処理システムを形成する。本明細書で使用される場合、「ソフトウェア」とは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコードなどと呼ばれるか否かにかかわらず、1つまたは複数の所望の機能またはプロセスを実行するように機械またはデバイスを構成することができる任意のタイプの命令を意味する。命令は、コード(例えば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の適切な形式のコード)を含むことができる。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、処理システムに、本明細書で説明する様々な機能を実行させる。
【0307】
送信機1612と受信機1614を含むトランシーバ1610は、ボット1600がリモートデバイス(例えばOriginや他のボット)との間でデータを送受信することを可能にする。アンテナ1650は通常ハウジング1640に取り付けられ、トランシーバ1610に電気的に結合されている。様々な実施形態において、ボット1600は複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバを含む(図示せず)。一実施形態では、アンテナ1650は、それぞれが別個の方向を向く複数のビームを形成することができるマルチアンテナアレイ1650に置き換えられる。送信機1612は、異なるタイプまたは機能を有する信号を無線送信するように構成することができ、そのような信号はプロセッサ1602によって生成される。同様に、受信機1614は、異なるタイプまたは機能を有する無線信号を受信するように構成され、プロセッサ1602は、複数の異なるタイプの信号を処理するように構成される。
【0308】
この例のボット1600は、無線センシングのためのボットまたはタイプ1デバイスまたはセンシングトランスミッタとして機能することができる。この例の同期コントローラ1606は、ボット1600の動作を別のデバイス、例えばOriginまたは別のボットと同期または非同期するように制御するように構成される。一実施形態では、同期コントローラ1606は、ボット1600によって送信された無線信号を受信するOriginと同期するようにボット1600を制御することができる。別の実施形態では、同期コントローラ1606は、他のボットと非同期に無線信号を送信するようにボット1600を制御してもよい。別の実施形態では、ボット1600および他のボットの各々は、無線信号を個別に非同期に送信することができる。
【0309】
キャリアコンフィギュレータ1620は、無線信号発生器1622によって生成された無線信号を送信するための送信リソース、例えば時間およびキャリアを設定するためのBot1600のオプションコンポーネントである。一実施形態では、時系列のCIの各CIは、それぞれが無線信号の送信のキャリアまたはサブキャリアに対応する1つまたは複数の成分を有する。無線サウンディングセンシングは、成分のいずれか1つまたは任意の組み合わせに基づいてもよい。
【0310】
電力モジュール1608は、
図16の上述の各モジュールに調整された電力を供給するために、1つまたは複数の電池などの電源、および電力調整器を含むことができる。いくつかの実施形態では、Bot1600が専用の外部電源(例えば、壁のコンセント)に結合されている場合、電力モジュール1608は、変圧器および電力調整器を含むことができる。
【0311】
上述した様々なモジュールは、バスシステム1630によって結合される。バスシステム1630は、データバスに加えて、例えば、電源バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。ボット1600のモジュールは、任意の適切な技術および媒体を用いて互いに動作可能に結合され得ることが理解される。
【0312】
図16には、多数の別個のモジュールまたは構成要素が図示されているが、当業者であれば、モジュールのうちの1つまたは複数を組み合わせることができ、または共通に実装することができることを理解するであろう。例えば、プロセッサ1602は、プロセッサ1602に関して上述した機能性だけでなく、無線信号発生器1622に関して上述した機能性も実装することができる。逆に、
図16に図示されたモジュールの各々は、複数の別個の構成要素または要素を使用して実装され得る。
【0313】
図17は、本教示の一実施形態による無線センシング用システムの第2の無線デバイス、例えばOrigin1700の例示的なブロック図である。Origin1700は、本明細書で説明する様々な方法を実施するように構成できるデバイスの一例である。この例のOrigin1700は、無線センシングのためのOriginまたはタイプ2のデバイスまたはセンシングレシーバとして機能することができる。
図17に示すように、Origin1700は、プロセッサ1702、メモリ1704、送信機1712と受信機1714からなるトランシーバ1710、電力モジュール1708、同期コントローラ1706、チャネル情報抽出器1720、オプションの動作検出器1722を含むハウジング1740を含む。
【0314】
この実施形態では、プロセッサ1702、メモリ1704、トランシーバ1710および電力モジュール1708は、Bot1600のプロセッサ1602、メモリ1604、トランシーバ1610および電力モジュール1608と同様に動作する。アンテナ1750またはマルチアンテナアレイ1750は、通常、ハウジング1740に取り付けられ、トランシーバ1710に電気的に結合される。
【0315】
Origin1700は、第1の無線デバイス(例えばBot1600)とは異なるタイプを有する第2の無線デバイスであってもよい。特に、Origin1700内のチャネル情報抽出器1720は、無線チャネルを介して無線信号を受信し、無線信号に基づいて無線チャネルの時系列のチャネル情報(CI)を取得するように構成される。チャネル情報抽出器1720は、抽出されたCIをオプションの動作検知器1722またはOrigin1700の外部の動作検知器に送信し、ベニュー内の無線サウンディングセンシングを行うことができる。
【0316】
動作検出器1722はOrigin1700のオプション部品である。一実施形態では、
図17に示すようにOrigin1700内にある。別の実施形態では、Origin1700の外部にあり、ボット、別のOrigin、クラウドサーバ、フォグサーバ、ローカルサーバ、エッジサーバなどの別のデバイスにある。オプションの動作検出器1722は、動作情報に基づいて、ベニュー内の振動する物体またはソースからのサウンド情報を検出するように構成されてもよい。動作情報は、動作検出器1722またはOrigin1700外の別の動作検出器によるCIの時系列に基づいて計算される場合がある。
【0317】
この例の同期コントローラ1706は、Origin1700の動作を他のデバイス、例えばボット、他のOrigin、または独立した動作検出器と同期または非同期するように制御するように構成される。一実施形態では、同期コントローラ1706は、Origin1700が無線信号を送信するボットと同期するように制御する。別の実施形態では、同期コントローラ1706は、他のOriginと非同期に無線信号を受信するようにOrigin1700を制御する。別の実施形態では、Origin1700と他のOriginの各々は、無線信号を個別に非同期で受信してもよい。一実施形態では、オプションの動作検出器1722またはOrigin1700の外部にある動作検出器は、CIのそれぞれの時系列に基づいてそれぞれの異種動作情報を非同期に計算するように構成される。
【0318】
上述した様々なモジュールは、バスシステム1730によって結合される。バスシステム1730は、データバスに加えて、例えば、電源バス、制御信号バス、および/またはステータス信号バスを含むことができる。Origin1700のモジュールは、任意の適切な技術および媒体を使用して互いに動作可能に結合できることが理解される。
【0319】
図17には、多数の別個のモジュールまたは構成要素が図示されているが、当業者であれば、モジュールの1つまたは複数を組み合わせることができ、または共通に実装することができることを理解するであろう。例えば、プロセッサ1702は、プロセッサ1702に関して上述した機能性だけでなく、チャネル情報抽出器1720に関して上述した機能性も実装することができる。逆に、
図17に図示された各モジュールは、複数の別個の構成要素または要素を用いて実装することができる。
【0320】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、無線センシングのための例示的な方法1800のフローチャートを示す。様々な実施形態において、方法1800は、上記に開示されたシステムによって実行され得る。動作1802において、無線サウンディング信号(WSS)の時系列が、通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、無線データ通信ネットワーク内の送信機によって送信される。無線データ通信ネットワークは、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および少なくとも1つの上位レイヤという複数のレイヤから構成され得る。動作1804において、WSSの時系列(TSWSS)は、ベニューの無線チャネルを介して無線プロトコルに基づいて無線データ通信ネットワーク内の受信機によって受信される。動作1806において、複数の無線センシング測定が、受信されたTSWSSに基づいて受信機によって実行され、センシング測定結果を得る。動作1808において、センシング測定結果は、受信機のPHYレイヤ(またはMACレイヤ)によって、受信機の少なくとも1つの上位レイヤに報告される。動作1810において、センシングに基づくタスクが、センシング測定結果に基づいて受信機の少なくとも1つの上位レイヤによって実行される。
図18の動作の順序は、本教示の様々な実施形態に従って変更することができる。
【0321】
いくつかの実施形態において、本教示は、双方向P2Pセンシングのための方法を開示する。双方向P2Pセンシングの一例では、APがセンシングイニシエータであり、第1および第2の非AP STAの両方がセンシングレスポンダであってもよい。別の例では、非AP STAは、AP(SBPレスポンダ)に双方向P2Pセンシングを実行するよう要求するプロキシによるセンシング(SBP)イニシエータであってよく、双方向P2PセンシングにおいてAPはセンシングイニシエータであってよく、第1および第2の非AP STAの両方はセンシングレスポンダであってよい。
【0322】
両方の実施例において、APは、2つの非AP STAが互いを識別できるように(各々が少なくとも1つの対応するID、例えば、識別可能なネットワークアドレス、識別可能な無線ネットワークアドレス/ID、AP割り当てID、イニシエータ割り当てID、ユーザ定義ID、MACアドレスを有する)、2つの非AP STAと個別に設定/交渉/手配することができ、2つの非AP STAは、センシング測定結果が両方の非AP STAにおいて取得/生成されるように、互いにサウンディング信号としてNDPを送信する。APは第2のP2Pセンシングトリガフレームを非AP STAのペアに送信することができる。第2のP2Pセンシングトリガフレームは、NDPAフレーム、トリガフレーム、特別なNDPA-トリガフレーム(上述)、第1のP2Pセンシングトリガフレーム、または他のフレームであってもよい。別々の第1のP2Pセンシングトリガフレームが、各対の非AP STAに送信されてもよいし、共通/共有の第1のP2Pセンシングトリガフレームが、複数の(例えば、いくつかのまたはすべての)利用可能なSTAに送信されてもよい。次に、第1の非AP STAは、第2の非AP STAにおいてセンシング測定結果を生成するために、第2の非AP STAにNDPを送信し、第2の非AP STAは、第1の非AP STAにおいてセンシング測定結果を生成するために、第1の非AP STAにNDPを送信する。センシング測定結果は、第2の非AP STAにおいて使用/必要とされ得るか、またはセンシング結果は、オプションとして、第2の非AP STA(センシングレスポンダ)からAP(センシングイニシエータ)に送信され得る。SBPの例では、AP(SBPレスポンダ)はさらに、センシング結果をSBPイニシエータに報告することができる。
【0323】
別の例では、第1および第2の非AP STAは、APからのシグナリングなしに、片方向P2Pセンシングまたは双方向P2Pセンシングを実行することができる。2つの非AP STAは、互いを識別し、互いに設定/交渉/調整することができる。一方向P2Pセンシングにおいて、NDPは、第2の非AP STAにおいてセンシング結果を生成するために、第1の非AP STAから第2の非AP STAへ一方的に送信され得る。第2の非AP STAは、オプションとして、そのセンシング結果を第1の非AP STAに送信してもよい。双方向P2Pセンシングにおいて、NDPは、APからのシグナリングなしに、2つの非AP STA間で双方向に送信されてもよい。
【0324】
APによって開始されるセンシング手順では、レスポンダ間双方向センシングのために、レスポンダ間サウンディングがオプションで許可されることがある。例えば、APによって開始されるセンシング手順では、レスポンダ1(R1)からレスポンダ2(R2)へのNDPと、レスポンダ2(R2)からレスポンダ1(R1)への別のNDPによる、2つのレスポンダ間の双方向サウンディングがオプションで許可される。これは、デイジーチェーンやスキャン順序、コンフィギュレーションを形成するN個のレスポンダがある場合に有用である。
【0325】
N=3の例では、3つのレスポンダR1、R2、R3は閉じたデイジーチェーンまたは閉ループを形成することができる。R2はR1-R2間のCSIとR2-R3間のCSIを取得できる。R2は、2つのCSIに基づいて有用なWLANセンシング計算を実行することができる。オプションとして、CSIはAPに報告される。
【0326】
図19は、双方向レスポンダ間センシングの例を示す。この例では、4つのセンシングレスポンダR1、R2、R3、およびR4がネットワーク(例えばデイジーチェーン)を形成するように構成されている。いくつかの「リンク」は、リンクされた各ペアがタンデムに互いにNDPを送信するような(例えば、R1からR2へのNDPおよびR2からR1へのNDP)双方向センシングを行うことができる(例えば、R1-R2、またはR2-R3)。
【0327】
リンクの中には、NDPが一方向にのみ送信されるような片方向センシング(R3-R4、R4-R1など)を行うものがある。R2には2つのCSIがある。R2は、R1-R2間のCSIと、R2-R3間のCSIの2つのCSIを持つ(R2がさらにR4などの追加のレスポンダにリンクされている場合は、さらに多くのCSIを持つ可能性がある)。いくつかの実施形態では、センシング測定の報告は任意である。
【0328】
いくつかの実施形態によれば、オプションのレスポンダ間センシングにおいて、第1のセンシングレスポンダは、第2のセンシングレスポンダと一方向センシングまたは双方向センシングを行うことが許可されるべきである。一方向センシングでは、NDPが第1のレスポンダから第2のレスポンダに送信される。双方向センシングでは、第1のレスポンダから第2のレスポンダへNDPが送信され、その後に第2のレスポンダから第1のレスポンダへ別のNDPが送信される。
【0329】
いくつかの実施形態では、本教示は、センシングレスポンダに関連するセッションセットアップ/測定セットアップの終了または一時停止も開示する。APは、特定のセンシングレスポンダに関連するセンシング測定結果(例えば、CSI、CIR、CFR、RSSI)が使い物にならない、役に立たない、および/またはタスクにとって最も役に立たない(例えば、雑音が多すぎる、不安定すぎる、混沌としすぎている、干渉が多すぎる、信頼性が低い、欠陥がある、または特定のレスポンダに関連するセンシングをユーザが「一時停止」または「停止」する、または全てのセンシングレスポンダに関連するセンシングをユーザが「一時停止」または「停止」する等)と判定してもよく、プロキシによるセンシング(SBP)の場合はSBPイニシエータからの判定を受信してもよい。判定は、(i)センシング測定結果に関するテスト(例えば、ノイズ、安定性、変動性、ランダム性/カオス、干渉、信頼性、故障、エラー及び/又はミスに関するテスト/測定に基づく)、及び/又は(ii)システムの状態/条件/テスト(例えば、センシング測定結果の送信/保存/関連処理/センシング計算が、帯域幅/メモリ/処理電力/時間を消費しすぎるか、電力を生成しすぎるか、または、より高い優先順位の別のタスクが、現在センシング測定結果に割り当てられているリソースを必要とする可能性がある)に基づいてよい。別のセンシングレスポンダに関連付けられたセンシング測定結果が、タスクにとって有用であり、無駄ではなく、および/またはより有用である可能性があるとの判断があり得る。
【0330】
その結果、APは、特定のセンシングレスポンダに関連付けられたセンシングセッションのセットアップを終了してもよく、SBPの場合にSBPイニシエータからそのような要求を受け取ってもよい。APは、一定期間待機し(例えば、何らかの干渉/ノイズ/不安定/信頼できない/不利な条件が終了するまで待機し、またはユーザがセンシングを「一時停止解除」または「停止解除」するまで待機し)、その後、特定のセンシングレスポンダと、終了したセンシングセッションセットアップと同一または類似の、または変更されたセンシングセッションセットアップ設定を使用して、別のセンシングセッションを(センシングセッションセットアップを実行することによって)開始してもよく、SBPの場合にSBPイニシエータからそのような要求を受信してもよい。期間時間の決定は、いくつかの基準に基づいてもよい。
【0331】
あるいは、APは、センシングセッションセットアップを終了する代わりに、特定のセンシングレスポンダに関連付けられた特定のセンシング測定セットアップを終了してもよく、SBPの場合にSBPイニシエータからの要求を受信してもよい。APは、終了した特定のセンシング測定セットアップと同一または類似の設定で、一定期間待機してから、特定のセンシングレスポンダとの別のセンシング測定セットアップを開始してもよく、またはSBPの場合にSBPイニシエータから要求を受信してもよい。
【0332】
あるいは、APは、特定のセンシングレスポンダとのセンシングセッション(すなわち、センシングセッションのセットアップ)を一定期間一時停止し、一定期間後にセンシングセッションを再開するように要求されてもよいし、SBPの場合、SBPイニシエータから要求を受けてもよい。
【0333】
あるいは、APは特定のセンシングレスポンダとの特定のセンシング測定セッションを一定期間一時停止し、一定期間後に特定のセンシング測定セッションを再開してもよいし、SBPの場合、SBPイニシエータから、要求を受けてもよい。
【0334】
いくつかの実施形態では、サウンディング信号は、APからSBP内の複数のセンシングレスポンダにマルチキャストまたはブロードキャストされ得る。APは、(例えば、センシングセッションにおいて、またはSBPにおいて)センシングイニシエータであり、センシングトランスミッタでもあり得る。APは、サウンディング信号(NDPなど)を多数のセンシングレスポンダのそれぞれに個別に送信してもよい(すなわち、ポイントツーポイントのサウンディング)。あるいは、サウンディング信号(例えばNDP)をマルチキャストまたはブロードキャストを使用して複数のセンシングレスポンダに送信し、センシング測定結果を複数のセンシングレスポンダで同時にまたは同時に生成してもよい。センシング測定結果は、オプションとして(すなわち、APに報告されても/報告されなくても)よい。SBPの場合、APは、任意で(すなわち、してもよい/しなくてもよい)センシング測定結果をSBPイニシエータに報告してもよい。
【0335】
いくつかの実施形態において、本教示は、アドホックネットワークセンシング、ピアツーピアモードセンシング、および非インフラストラクチャモード(NIM)センシングのためのシステムおよび方法、例えば、無線アドホックネットワークまたは分散型無線ネットワーク(例えば、非インフラストラクチャモードまたはピアツーピアモードのWiFi、Bluetooth、または非インフラストラクチャモード又はピアツーピアモードにおける他のデバイス、WiFi Direct、モバイルアドホックネットワーク(MANET)、車両アドホックネットワーク(VANET)、SPAN、無線メッシュネットワーク)における無線センシングを開示する。一部の実施形態では、アドホックネットワークは既存のインフラに依存しないため(例えば、アドホックネットワークにはアクセスポイント/APがない)、中央集中ノードに依存できないアプリケーションに適している。アドホックネットワークは最小限の設定しか必要としない傾向があり、迅速に展開できるため、緊急事態、自然災害、一時的/特別なイベント、またはロボットに適している。
【0336】
無線センシング手順は、アクセスポイント(AP)が無線ネットワークを確立/組織/管理するインフラストラクチャモード(非アドホックネットワーク)で使用できる。STA(AP STAまたは非AP STA)は、センシング手順(インフラストラクチャモード)を開始するセンシングイニシエータとして機能することができる。1つまたは複数の他のSTAは、センシング手順に参加することによって、センシングレスポンダとして機能することができる。STAは、センシングレスポンダのそれぞれのセットと、センシングパラメータ/設定のそれぞれの設定で複数の無線センシング手順を開始することができる。各々がそれぞれのセンシング手順を開始する複数のSTAが存在してもよい。
【0337】
APはセンシングイニシエータまたはセンシングレスポンダである。サウンディング信号は、STA(センシングトランスミッタ)から別のSTA(センシングレスポンダ)に送信されることがある。これらの信号は、APから非AP STAに送信されてもよいし、非AP STAからAPに送信されてもよいし、両方送信されてもよいし、送信されなくてもよい。APがセンシングのイニシエータである場合、トリガベース(TB)センシングが使用されることがある。サウンディング信号(例えば、非データパケット(NDP)、NDPのバリアント)送信のトリガは、APがNDPアナウンスメントフレーム(NDPA)またはトリガフレームバリアント(TF)を送信することによって達成されてもよい。トリガ後の短い時間(例えば、フレーム間スペース(IFS)、ショートIFS(SIFS)、縮小IFS(RIFS)、PCF IFS(PIFS)、DCF IFS(DIFS)、Arbitrary IFS(AIFS)、拡張IFS(EIFS)など)、NDPは、AP(センシングイニシエータ)から非AP STA(センシングレスポンダ)へ、または非AP STA(複数可)からAPへ、またはその両方から、または非AP STAから別の非AP STAへ送信され、センシング結果を生成することができる。非AP STAがセンシングイニシエータである場合、非AP STAがAPにNDPAを送信し、続いてイニシエータツーレスポンダ(I2R)NDPおよびレスポンダツーイニシエータ(R2I)NDPのペアが送信される非TBセンシングが使用され得る。いずれのNDPも、センシングレシーバでセンシング結果を生成するために使用することができる。センシングイニシエータへのセンシング結果の報告はオプションである。
【0338】
いくつかの実施形態において、本教示は、非インフラストラクチャモードで複数のピアツーピア無線デバイスまたは無線ステーション(STA)から構成される無線アドホックネットワークのためのプロトコル(例えば、802.11、802.11bf)に基づく非インフラストラクチャモード(NIM)無線センシングを開示する。非インフラストラクチャモードの無線センシング(フレーム、交換、タイミング、仕様などを含む)は、プロトコルまたは標準(例えば、802.11、802.11bf)に従う/基づくことができる。インフラストラクチャモードと同様に、非インフラストラクチャモードのSTAは、非インフラストラクチャモードのセンシング手順またはセンシングセッションを開始することによって(例えば、アドホックネットワーク内の近隣局に要求を送信することによって)、センシングイニシエータとして機能することができる。非インフラストラクチャモードのセンシング手順は、APが非インフラストラクチャモードのSTAに置き換えられる点を除き、インフラストラクチャモードのセンシング手順と同様であり得る。インフラストラクチャモードと同様に、非インフラストラクチャモードの他のSTA(複数可)は、非インフラストラクチャモードのセンシング手順に参加することによって(例えば、センシングイニシエータからの要求に参加意思を示して返信することによって)、センシングレスポンダとして機能することができる。非インフラストラクチャモードのSTAは、各手順/セッションを(非インフラストラクチャモードのSTAである)センシングレスポンダのそれぞれのセットと行う、複数の非インフラストラクチャモードのセンシング手順またはセンシングセッションを開始することができる。アドホックネットワークの非インフラストラクチャモードにある複数のSTAがセンシングイニシエータとして機能し、それぞれがそれぞれの非インフラストラクチャモードのセンシング手順またはセンシングセッションを持つことがある。
【0339】
非インフラストラクチャモードのセンシング手順では、センシングイニシエータはセンシングトランスミッタであってもよいし、センシングレシーバであってもよいし、両方であってもよいし、何もなくてもよい。センシングレスポンダは、トランスミッタ、レシーバ、またはその両方であってもよい。サウンディング信号は、センシングトランスミッタからセンシングレシーバに送信されてもよい。双方向センシングがサポートされている場合、サウンディング信号は逆方向にも送信される。サウンディング信号は、センシングイニシエータからセンシングレスポンダへ、またはセンシングレスポンダからセンシングイニシエータへ、あるいはその両方、あるいは第1のセンシングレスポンダから第2のレスポンダへ送信される。
【0340】
非インフラストラクチャモードのトリガベース(TB)センシングは、インフラストラクチャモードのAPが非インフラストラクチャモードのセンシングイニシエータに置き換えられる点を除き、インフラストラクチャモードのTBセンシングと同様に実行されてもよい。サウンディング信号(例えば、NDP、NDPバリアント)送信のトリガは、センシングイニシエータがNDPA、またはNDPAに類似するフレーム、またはTF、またはTFに類似するフレームを送信することによって達成されてもよい。トリガ後の短い時間(IFS、SIFS、RIFS、PIFS、DIFS、AIFS、EIFSなど)に、センシングイニシエータからセンシングレスポンダへ、またはセンシングレスポンダからセンシングイニシエータへ、またはその両方から、または第1のセンシングレスポンダから第2のセンシングレスポンダへ、NDPが送信され、(センシングレシーバで)センシング結果が生成されることがある。
【0341】
インフラストラクチャモードの非TBセンシングと同様に、非インフラストラクチャモードの非TBセンシングが実行されてもよく、この場合、センシングイニシエータは、NDPAをセンシングレスポンダに送信し、続いて、イニシエータツーレスポンダ(I2R)NDPおよびレスポンダツーイニシエータ(R2I)NDPの組を送信してもよい。非インフラストラクチャモードの非TBセンシングでは、センシングレスポンダはセンシングイニシエータにNDPAを送信し、続いてイニシエータツーレスポンダ(I2R)NDPとレスポンダツーイニシエータ(R2I)NDPのペアを送信してもよい。
【0342】
センシングレシーバにおけるセンシング結果の生成には、いずれのNDPを使用してもよい。センシングイニシエータへのセンシング結果の報告はオプションである。
【0343】
いくつかの実施形態では、非インフラストラクチャモード(例えば、TBセンシングにおけるポーリングフェーズ)に対して、非インフラストラクチャモードにあるSTA(例えば、センシングイニシエータ)が、センシング測定値を取得するために、非インフラストラクチャモードにある他のSTAからNDP送信を要求することを可能にする、トリガフレームバリアント(TF)に類似するフレーム(パブリックまたはプロテクト)が、プロトコルまたは標準(例えば、802.11、802.11bf)において定義され得る。非インフラストラクチャモードのSTAが利用可能な場合、STAはCTS-to-selfで応答することができる。
【0344】
一部の実施形態では、プロトコルまたは標準規格のTFは、非インフラストラクチャモードにあるSTAが、センシング測定を取得するために、非インフラストラクチャにある他のSTAからNDP送信を要求できるように定義/改良/修正/変更される可能性がある。TFは、AP(インフラストラクチャモード)が送信する場合、APはセンシング測定を取得するためにSTAからNDP送信を要求できる。TFは、非インフラモードでSTAによって送信されるとき、STAが非インフラモードで他のSTAからNDP送信を要求し、センシング測定を取得することを可能にする。
【0345】
非インフラストラクチャモードのNDPAサウンディングフェーズは、非インフラストラクチャモードのSTA(例えば、センシングイニシエータ、またはセンシングレスポンダ)によるNDPA、またはNDPAに類似したフレームの送信と、NDPA送信の短時間(例えば、IFS、SIFS、RIFS、PIFS、DIFS、AIFS)後の、非インフラストラクチャモードのSTA(例えば、センシングイニシエータ、またはセンシングレスポンダ、またはセンシングトランスミッタ)によるNDPの送信とから構成され得る。例えば、NDPAサウンディングは、802.11の高効率(HE)、超高スループット(EHT)、またはpre-HE STAによって使用されうる。
【0346】
非インフラストラクチャモードのTFサウンディングフェーズは、非インフラストラクチャモードのSTA(例えば、センシングイニシエータ、またはセンシングレスポンダ)による、他のSTAからのNDP送信を要求するためのTFまたはTFに類似するフレームの送信と、TF又はTFに類似するフレームの受信の短時間(例えば、IFS、SIFS、RIFS、PIFS、DIFS、AIFS、EIFSなど)後の、他のSTA(例えば、別のSTAからそのSTAへ、そのSTAから別のSTAへ、または別のSTAからさらに別のSTAへ)によるNDPの送信により構成されうる。
【0347】
非インフラストラクチャモードの非TBセンシング測定インスタンスは、以下のように実行され得る:非インフラストラクチャモードのSTA(例えば、センシングトランスミッタ、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ)が送信機会(TXOP)を取得すると、センシングレシーバにNDPAを送信し、続いてI2R NDP(センシングイニシエータからセンシングレスポンダへ)とR2I NDP(センシングレスポンダからセンシングイニシエータへ)のペアを送信することによって、非インフラストラクチャモードの非TBセンシング測定インスタンスを開始する。センシングイニシエータがセンシングトランスミッタのみの場合、NDPAフレームはR2I NDPを1LTFシンボルで最小限の長さで送信するように構成する。センシングレスポンダがセンシングトランスミッタのみである場合、NDPAフレームはI2R NDPをLTFシンボル1つで最小限の長さで送信するように設定する。
【0348】
プロキシによるセンシング(SBP)手順は、主にインフラストラクチャモードで使用される。インフラストラクチャモードSBPでは、(SBPイニシエータとして機能する)非AP STAがSBP要求(SBP Requestフレームまたは「インフラストラクチャモードSBP Requestフレーム」を使用)を(SBPレスポンダとして機能する)APに送信し、APはSBP応答を(SBP応答フレームを使用して)送信してSBP要求を受け入れる。その後、APは(SPがセンシングイニシエータとして機能する)多数のセンシングレスポンダとセンシング手順を実行し、オプションでセンシング測定結果(CSIなど)を報告する。
【0349】
一部の実施形態では、インフラストラクチャモードSBPの場合、インフラストラクチャモードのSBPレスポンダ(およびセンシングイニシエータも)は、SBPイニシエータからSBP要求を受信する前に、既存のセンシング手順を実行している可能性がある。センシング手順は、別のSBPイニシエータによって開始された別のSBP手順に関連付けられていても、関連付けられていなくてもよい。既存のセンシング手順は、多数の既存のセンシングレスポンダから構成され、センシング測定設定/パラメータのセットに関連付けられている可能性がある。
【0350】
1つのケースでは、既存のセンシング手順のセンシング測定設定/パラメータは、SBPイニシエータにとって(要求されたSBPに対して)許容可能である可能性がある。SBPレスポンダは、既存のセンシング手順を要求されたSBPに単純に関連付け、既存のセンシング手順からのセンシング測定をSBPイニシエータに送信/共有することができる。
【0351】
別のケースでは、既存のセンシング手順のセンシング測定設定/パラメータは、SBPイニシエータにとって(要求されたSBPに対して)受け入れられない可能性がある。SBPレスポンダ/センシングイニシエータは、センシングレスポンダと協力して、調整された/変更されたセンシング測定設定/パラメータを有する調整された/変更されたセンシング手順がSBPイニシエータに受け入れられるように、既存のセンシング手順の1つまたは複数のセンシング測定設定/パラメータを調整/変更することができる。その後、SBPレスポンダは、既存のセンシング手順を要求されたSBPに関連付け、既存のセンシング手順からのセンシング測定をSBPイニシエータに送信/共有することができる。
【0352】
例えば、既存のセンシング手順の以下の設定/パラメータの1つを調整/変更することができる:サウンディング周波数/タイミング(例えば0.1/1/10/100/1000/10000Hz)、キャリア周波数(例えばチャネル番号、2.4GHz、5GHz、6GHzなど)、帯域幅(例えば20/40/80/160/320/640MHz、または帯域幅の一部/共有)、ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャスト、センシングトランスミッタ/レシーバの設定、トリガ(TBセンシング、NDPA/TF使用、非TBセンシングなど)アンテナ量、センシング測定値のオプション報告、報告されるセンシング測定値のタイプ、センシングレスポンダのセット。
【0353】
別のケースでは、既存のセンシング手順のセンシング測定設定/パラメータは、SBPイニシエータにとって(要求されたSBPに対して)部分的に受け入れられる可能性がある。それは、別のセンシング手順によって補強される場合、受け入れられるようになる可能性がある。例えば、SBPイニシエータは100Hzのサウンディング周波数を要求する場合があるが、既存のセンシング手順は50Hzのサウンディング周波数を有する。SBPレスポンダは、サウンディング周波数が50Hzの補完/補助センシング手順を開始し、2つのセンシング手順を合わせて、SBPイニシエータが要求した100Hzのサウンディング周波数を生成できるように、補完/補助センシング手順のサウンディングのタイミングを合わせることができる。
【0354】
別の例では、SBPイニシエータは100Hzのサウンディング周波数を要求するかもしれないが、既存のセンシング手順は25Hzのサウンディング周波数(均一なタイミング/サンプリング)を有する。SBPレスポンダは、75Hz(一様でないタイミング/サンプリング)のサウンディング周波数を有する補完/補助サウンディング手順を開始し、2つのサウンディング手順を合わせて、SBPイニシエータが要求した100Hz(一様なサウンディング/サンプリング)のサウンディング周波数を生成できるように、補完/補助サウンディング手順のサウンディングのタイミングを計ることができる。例えば、SBPレスポンダは、既存のセンシング手順から1つのセンシング測定を取得し、次に補助センシング手順から3つのセンシング測定を取得し、次に既存のセンシング手順からもう1つのセンシング測定を取得し、次に補助センシング手順からもう3つのセンシング測定を取得する、といった具合である。
【0355】
別の例では、SBPイニシエータは80MHzの帯域幅を要求することがあるが、既存のセンシング手順は40MHzの帯域幅を有する。SBPレスポンダは、40MHzの帯域幅を持つ補完/補助センシング手順を開始し、2つのセンシング手順を合わせて、SBPイニシエータが要求した80MHzの帯域幅を生成することができる。
【0356】
SBP要求フレームには、SBP手順において(1つの/いくつかの/任意の/全てのセンシングレスポンダに対して)複数のセンシング手順を使用してよいか否かを示すフィールド(例えば、ビット、またはビットパターン)があってもよい。あるいは、SBP手順においてセンシング手順の「ミックスアンドマッチ(mix-and-match)」が許容されるかどうかを示すフィールド(ビットなど)があってもよい。
【0357】
いくつかの実施形態において、SBP要求フレームまたは関連フレームは、許容されるセンシングレスポンダ(または許容される/優先されるセンシングレスポンダ)の仕様/記述/リストを含み得る。SBPイニシエータは、SBPレスポンダ/センシングイニシエータが許容されるセンシングレスポンダにのみセンシング手順に参加することを許可するように、SBPレスポンダ/センシングイニシエータによって実行される/開始されるSBP手順を制限することができる(または、SBPイニシエータは、許容されるセンシングレスポンダからのセンシング測定結果を受信することのみを望む/優先することができ、SBPレスポンダは、SBPイニシエータに許容されるセンシングレスポンダからのセンシング測定結果のみ提供することができる)。許容されるセンシングレスポンダのリストにない他のセンシングレスポンダは「不許可」であり、センシング手順に参加することを許可されない場合がある。許容されるセンシングレスポンダを特定するために、SBPイニシエータは、SBP要求フレームまたは関連フレームにおいて、許容される各センシングレスポンダの一意の識別子(ID)(例えば、ユーザID(UID)、アソシエーション(AID)、ユニバーサル一意ID(UUID)、グローバル一意ID(GUID)、MACアドレス、またはインターネットプロトコル(IP)アドレス、システム内の内部IDなどのいずれか)を提供してもよい。
【0358】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータは、SBP手順のセンシング手順の間いつでも、SBP手順の少なくとも1つの設定/パラメータを更新/変更/修正するために、SBPレスポンダにSBP更新フレームを送信することができる。例えば、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダを終了/停止するよう(例えば、SBP更新フレームを使用して)SBPレスポンダ/センシングイニシエータに要求することができ(例えば、特定のセンシングレスポンダに関連付けられたセンシング測定値/TSCIが、ノイズが多い、問題がある、不安定である、欠陥がある、信頼性が低いなどの可能性があり、また、TXOP、データ帯域幅、メモリ、コンピューティングパワー、および/または処理/送信するためのエネルギーなどの貴重なネットワークリソースを浪費している可能性があるため)、少なくとも、特定のセンシングレスポンダに関連付けられたセンシング測定値/TSCIの送信を停止するよう要求できる。SBPイニシエータは、SBPレスポンダ/センシングイニシエータに、特定のセンシングレスポンダの一時停止、再開、または追加を要求することができる。SBPは、特定のセンシングレスポンダの一意の識別子を提供してもよい。
【0359】
一部の実施形態では、インフラストラクチャモードSBPのAPが非インフラストラクチャモードのSTAに置き換えられることを除いて、インフラストラクチャモードSBPに類似する非インフラストラクチャモード(NIM)SBP手順が定義される。SBP要求フレームに似たフレーム(パブリックまたはプロテクト)がプロトコルまたは標準(802.11、802.11bf)において定義されており、このフレームを使用して、非インフラストラクチャモードのSTA(SBPイニシエータ、またはNIM SBPイニシエータとして機能する)が、SBP要求を受け入れるためにNIM SBP応答(例えば、SBP応答フレームまたは同様のフレーム)を送信する非インフラストラクチャモードの別のSTA(インフラストラクチャモードSBPのAPと同様に、SBPレスポンダ、またはNIM SBPレスポンダとして機能する)にNIM SBP要求を送信することができる。SBP Requestフレームは、SBPレスポンダによって開始されるNIMセンシング手順において、SBPレスポンダがセンシングトランスミッタであるか、センシングレシーバであるか、またはその両方であるか、またはそのいずれでもないかを示す/指定するビット/フィールドを有することができる。次に、別のSTA(SBPレスポンダとセンシングイニシエータの両方である)は、多数のセンシングレスポンダ(非インフラストラクチャモードのSTA)とNIMセンシング手順を実行/開始することができる。非インフラストラクチャモードのセンシング手順で得られた測定結果は、任意で、センシングレスポンダからセンシングイニシエータに報告され、SBPレスポンダ(センシングイニシエータ)からSBPイニシエータに報告されることがある。別のSTA(すなわち、SBPレスポンダおよびセンシングイニシエータ)は、そのSBP応答においてMeasurement Setup IDを割り当ててもよい。
【0360】
一部の実施形態では、インフラストラクチャモード(IM)のSBP Requestフレームは、非インフラストラクチャモードのSTA(SBPイニシエータ)が非インフラストラクチャモードの別のSTAに非インフラストラクチャモードのSBP要求を送信できるように定義/改良/修正/変更されてもよい。
【0361】
非インフラストラクチャモードの別のSTAが送信するNIM SBP応答は、IM SBP Responseフレームに類似したフレームであってもよいし、非インフラストラクチャモードの別のSTAがNIM SBP要求を受諾または拒否できるようにプロトコルまたは規格で定義/修正されているIM SBP Responseフレームそのものであってもよい。
【0362】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータは、許容されるセンシングレスポンダの数を指定/記述/リスト/提供することができる。SBPイニシエータは、SBPレスポンダ/センシングイニシエータが、許容される数のセンシングレスポンダのみがNIMセンシング手順への参加を許可するように、SBPレスポンダ/センシングイニシエータによって実行される/開始されるNIM SBP手順、またはNIMセンシング手順を制限することができる(または、SBPイニシエータは、許容されるセンシングレスポンダからのセンシング測定結果のみを受信することを望む/優先することができ、SBPレスポンダは、許容されるセンシングレスポンダからのセンシング測定結果のみSBPイニシエータに提供することができる)。許容されるセンシング応答者のリストにない他のセンシング応答者は「不許可」であり、NIM センシング手順に参加することを許可されない可能性がある。許容されるセンシングレスポンダの数を指定するために、SBPイニシエータは、許容される各センシングレスポンダの一意の識別子(ID)(例えば、ユーザID(UID)、アソシエーション(AID)、ユニバーサル一意ID(UUID)、グローバル一意ID(GUID)、MACアドレス、またはインターネットプロトコル(IP)アドレス、システム内部IDなどのいずれか)を提供してもよい。
【0363】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータは、NIM SBP手順のNIMセンシング手順の間いつでも、NIM SBP手順の少なくとも1つの設定/パラメータを更新/変更/修正するために、NIM SBP更新フレームをSBPレスポンダに送信することができる。例えば、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダを終了/停止するよう(例えば、NIM SBP更新フレームを使用して)SBPレスポンダ/センシングイニシエータに要求することができ(例えば、おそらく特定のセンシングレスポンダに関連するセンシング測定値/TSCIが、ノイズが多い、問題がある、不安定である、欠陥がある、信頼性が低いなどの可能性があり、TXOP、データ帯域幅、メモリ、コンピューティングパワー、および/または処理/送信するエネルギーなどの貴重なネットワークリソースを浪費している可能性があるため)、または少なくとも、特定のセンシングレスポンダに関連付けられたセンシング測定値/TSCIの送信を停止するよう要求できる。SBPイニシエータは、SBPレスポンダ/センシングイニシエータに、特定のセンシングレスポンダの一時停止、再開、または追加を要求することができる。SBPは、特定のセンシングレスポンダの固有の識別子を提供することができる。
【0364】
インフラストラクチャモードでは、AP STAによって開始されるセンシング手順は、オプションでセンシングレスポンダ間のNDP測定を許可するように拡張される。
【0365】
一部の実施形態では、非インフラストラクチャモードのSTAによって開始される非インフラストラクチャモードのセンシング手順は、任意選択でセンシングレスポンダからセンシングレスポンダへのNDP測定を可能にするように拡張されてもよい。共に非インフラストラクチャモードのSTAである第1のセンシングレスポンダおよび第2のセンシングレスポンダは、第1のレスポンダから第2のレスポンダへ、または第2のレスポンダから第1のレスポンダへ、またはその両方へNDPが送信されるように構成され得る。
【0366】
いくつかの実施形態では、アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードのSTAは、プロトコル(例えば802.11、802.11bf)に基づいて非インフラストラクチャモードのセンシング手順を開始するセンシングイニシエータとして機能する。非インフラストラクチャモードのアドホックネットワーク内の少なくとも1つの他のSTAは、プロトコルに基づいて、センシングレスポンダとしてセンシング手順に参加する。センシングイニシエータとセンシングレスポンダは、センシング手順/セッションおよび関連するセンシング測定パラメータをセットアップするためにネゴシエートする。
【0367】
いくつかの実施形態では、一方のデバイスがセンシングトランスミッタ(タイプ1デバイス)としてセットアップされる。もう一方のデバイスは、センシングレシーバ(タイプ2デバイス)として設定される。無線サウンディング信号(例えば、NDP、NDPの時系列)は、センシングトランスミッタからセンシングレシーバに送信され、センシングレシーバでセンシング測定値(例えば、TSCI)を生成する。NDPはどちらのデバイスがセンシングトランスミッタであるかによりI2RまたはR2Iでありうる。
【0368】
センシング測定値は、センシングレシーバにおけるアプリケーション(例えば、ソフトウェア、ファームウェア)がローカルで利用できるようにしてもよい。センシング測定値は、オプションとして、センシングイニシエータ内のアプリケーション(例えば、ソフトウェア、ファームウェア)が利用できるように、センシングレスポンダからセンシングイニシエータまたはセンシングレシーバからセンシングトランスミッタに無線送信されてもよい(例えば、プロトコルに基づくセンシング測定レポートフレームを使用して)。
【0369】
いくつかの実施形態では、メッシュネットワークにおいて、いくつかのk(例えば、kは3、4、6、又は10、又は100であってもよい)に対して例えばR1、R2、R3、・・・、R_kの複数の無線メッシュルータが存在してもよい。メッシュルータの中には、デュアルバンド、トライバンド、クワッドバンドデバイスもある。一部のバックチャネルは、メッシュルータがインターネット/ブロードバンドサービス(例えば、一部のブロードバンドルータ/サービスプロバイダ経由)との間でデジタルデータを送信/受信/転送/チャネル/交換することを可能にする場合がある。メッシュルータは、非インフラストラクチャモードを介して相互接続される場合がある。個々の無線クライアントデバイス(例えば、IoTデバイス)は、(例えば、インフラストラクチャモードまたは非インフラストラクチャモードで)複数のメッシュルータのいずれか1つに接続されてもよい。無線クライアントデバイスおよび/またはメッシュルータは、無線センシングネットワークを形成してもよく、一部は無線送信機(例えば、センシングトランスミッタ)であり、一部は無線受信機(例えば、センシングレシーバ)である。いくつか(例えばセンシングイニシエータ)は無線センシング手順/セッションを開始することができる。いくつかは、無線センシング手順/セッションに参加するために応答するかもしれない。
【0370】
いくつかの実施形態では、各メッシュルータはクライアントデバイスが接続するために利用可能であるが、可能であれば、クライアントデバイスのほとんどまたはすべてを1つの(またはごく少数の)メッシュルータに「奨励」または「移動」または「再接続」または「再接続」または「集中」させる方がよい場合がある。全てのクライアントデバイスが同じメッシュルータに接続することで、センシングネットワークはベニューをより良くカバーすることができ、及び/又はセンシングネットワークの機能/論理/アルゴリズムがより良く機能することができる。例えば、システムは全てのクライアントデバイスを1つ以上の特定のメッシュルータ(例えばR1)に集中させることができる。しかし、広い場所では、全体をカバーするために複数のメッシュルータが必要になる場合がある。その場合、2つ以上のメッシュルータを特定のメッシュルータとして識別することができる。
【0371】
いくつかの実施形態では、クライアントデバイスが現在のメッシュルータとの接続を解除し、特定のメッシュルータ(またはいくつかの特定のメッシュルータのうちの1つ)と接続することを提案/指示/要求/依頼/指示するために、いくつかのシグナリング(プロトコル、制御データ/フレーム交換)が実行されてもよい。各特定のメッシュルータは識別されうる(SSID、名前、MACアドレスなど)。
【0372】
図20は、アドホックネットワークを形成する非インフラストラクチャモードの多数のSTAを示す。このアドホックネットワークにはアクセスポイント(AP)は存在しない。
図21~25は、非インフラストラクチャモードセンシングのさまざまなユースケースを示している。
【0373】
図21はユースケース1を示しており、センシングイニシエータはセンシングトランスミッタである。最初に、STAが(センシングイニシエータとして)センシングセッションを開始する。いくつかのSTAは(センシングレスポンダとして)センシングセッションに参加する。一部のSTAはセンシングセッションに参加しない。センシングイニシエータはセンシングトランスミッタ(Tx)である。いくつかの実施形態では、NDPA(I2R)およびNDP(I2R)を用いて、TB-likeセンシングが実行されてもよい。いくつかの実施形態では、NDPA(I2R)およびNDP(I2R)およびNDP(R2I)を用いて、非TB-likeセンシングが実行されてもよい。双方向センシングがサポートされてもよく(すなわち、TxとRxの両方である)、センシング測定報告は任意であってもよい。
【0374】
図22は、センシングイニシエータがセンシングレシーバであるユースケース2を示す。最初に、STAが(センシングイニシエータとして)センシングセッションを開始する。いくつかのSTAは(センシングレスポンダとして)センシングセッションに参加する。一部のSTAはセンシングセッションに参加しない。センシングイニシエータはセンシングレシーバ(Rx)である。いくつかの実施形態において、TB-likeセンシングは、TF(I2R)およびNDP(R2I)を用いて実行されてもよい。いくつかの実施形態において、非TB-likeセンシングは、以下で実行され得る:NDPA(I2R)およびNDP(I2R)およびNDP(R2I)。双方向センシングがサポートされてもよく(すなわち、TxとRxの両方である)、センシング測定報告は任意であってもよい。
【0375】
図23は、レスポンダ間(R2R)センシングが実行されるユースケース3を示す。最初に、STAが(センシングイニシエータとして)センシングセッションを開始する。いくつかのSTAは(センシングレスポンダとして)センシングセッションに参加する。一部のSTAはセンシングセッションに参加しない。第1のレスポンダ(Tx)は、第2のレスポンダ(Rx)にサウンディング信号を送信するように構成されてもよい。双方向センシングがサポートされてもよく(すなわち、TxとRxの両方である)、センシング測定報告はオプションであってもよい。
【0376】
図24はユースケース4を示し、プロキシによるセンシング(SBP)が実行され、センシングイニシエータはセンシングトランスミッタである。最初に、STA(SBPイニシエータ)は、別のSTA(SBPレスポンダ、センシングイニシエータ)にセンシングセッションの開始を要求する。センシングイニシエータはセンシングトランスミッタ(Tx)である。いくつかの実施形態では、TB-likeセンシングは、NDPA(I2R)およびNDP(I2R)を用いて実行され得る。いくつかの実施形態において、非TB-likeセンシングは、以下を用いて実行されてもよい:NDPA(I2R)およびNDP(I2R)およびNDP(R2I)。双方向センシングがサポートされてもよく(すなわち、TxとRxの両方である)、センシング測定報告は任意であってもよい。
【0377】
図25はユースケース5を示し、プロキシによるセンシング(SBP)が実行され、センシングイニシエータはセンシングレシーバである。最初に、STA(SBPイニシエータ)は、別のSTA(SBPレスポンダ、センシングイニシエータ)にセンシングセッションの開始を要求する。センシングイニシエータはセンシングレシーバ(Rx)である。いくつかの実施形態では、TB-likeセンシングは、TF(I2R)およびNDP(R2I)を用いて実行され得る。いくつかの実施形態において、非TB-likeセンシングは、以下で実行され得る:NDPA(I2R)およびNDP(I2R)およびNDP(R2I)。双方向センシングがサポートされてもよく(すなわち、TxとRxの両方である)、センシング測定報告は任意であってもよい。
【0378】
いくつかの実施形態によれば、非インフラストラクチャモードでは、WLANセンシングがサポートされる。非インフラストラクチャモードにおけるWLANセンシング手順の場合、WLANセンシングステップは、トリガベース(TB)センシング、非TBセンシング、または他のWLANセンシングステップのうちの少なくとも1つのセンシングステップと同様であり得る。
【0379】
いくつかの実施形態では、センシングセッション/手順セットアップフレームおよび/またはSBPセットアップフレームにおいて、(例えばセンシングイニシエータ/SBPレスポンダがセンシングレスポンダに)最小帯域幅(BW)要件および最小空間ストリーム数(SS)要件の両方が適用されることを示すための第1のモード、フラグ、設定、ビット組み合わせおよび/またはフィールドが存在し得る。最小BWおよび最小SSが適用されないことを示す第2のモード、フラグ、設定、ビット組み合わせおよび/またはフィールドが存在してもよい。その代わりに、最小の「有効帯域幅」または最小の「BWとSSの積」が適用される(たとえば、センシングイニシエータ/SBPレスポンダからセンシングレスポンダへ)。たとえば、{BW=40MHz、空間ストリーム数=4}とする。第1のモード/フラグ/設定/ビット組合せ/フィールドでは、BWは少なくとも40MHzでなければならず、SSは少なくとも4でなければならない。第2のモード/フラグ/設定/ビット組合せ/フィールドでは、システムは、そうでなければSS要件に不合格となる{BW=80MHz、空間ストリーム数=2}、または、そうでなければBW要件に不合格となる{BW=20MHz、空間ストリーム数=8}または{BW=20MHz、空間ストリーム数=9}を許容することができる。あるいは、{BW=40MHz,SS=3}の場合、システムは、そうでなければBWまたはSS要件に不合格となる{BW=20MHz,SS=6}または{BW=80MHz,SS=2}を許可することができる。
【0380】
いくつかの実施形態では、センシングセッション/手順セットアップフレームおよび/またはSBPセットアップフレームにおいて、BWよりもサウンディング周波数の維持を優先することを示すためのモード/フラグ/設定/ビット組み合わせ/フィールドが存在し得る。例えば、STAは通常、特定のBW(例えば80MHz)および特定のサウンディング周波数(例えば100Hz)でサウンディング信号を送信することができる。しかし、ある状況(例えば、データトラフィックの輻輳、または高い干渉)では、サウンディング周波数とBWを同時に維持することができない。その場合、BWよりもサウンディング周波数を維持することが優先される。優先順位は、サウンディング信号をセンシングレシーバに送信する際に、センシングトランスミッタによって適用されることがある。センシングセッション/手順セットアップフレームおよび/またはSBPセットアップフレームにおいて、サウンディング周波数よりもBWの維持を優先することを示すための別のモード/フラグ/設定/ビット組合せ/フィールドがあってもよい。一般に、他のパラメータおよび/または他のパラメータよりもセンシング手順/セッションまたはSBPの特定のパラメータの維持を優先することを示すためのモード/フラグ/設定/ビット組合せ/フィールドが存在してもよい。センシング手順/セッションまたはSBPの、別のパラメータおよび/または他のパラメータよりも、第1のパラメータを維持する第1の優先順位と、第2のパラメータを維持する第2の優先順位(すなわち、対応する優先順位を有する複数のパラメータ)を示すモード/フラグ/設定/ビット組合せ/フィールドがあってもよい。
【0381】
いくつかの実施形態では、SBP手順が確立/設定された後、SBP手順の間に、1回または複数回、設定フレームの設定フィールドを使用して、SBP設定が更新されることがある。可能な更新は、新しいセンシングレスポンダの追加/設定/停止/休止/再開、新しいセンシングトランスミッタの追加/設定/休止/再開、新しいセンシングレシーバの追加/設定/停止/休止/再開、センシングレスポンダの停止/休止/再開/終了、ローカル/非ローカル報告(またはCSI処理、精度、即時/遅延CSI報告などの報告設定)の調整、サウンディング周波数の調整、チャネル設定(帯域幅、搬送周波数)の調整、閾値ベースの報告の調整などを含みうる。SBP設定は、SBPイニシエータ(特定のクライアントデバイス)によって更新される場合がある。
【0382】
SBPのある時点で、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダに関連するセンシング測定に問題がある(例えば、CSIがノイズが多い、不安定、信頼性が低い、欠陥がある)ことを発見するかもしれない。リソース(例えば、センシング結果を送信するためのTXOP使用量やデータ帯域幅)の浪費を避けるために、特定のセンシングレスポンダを停止すべきである。
【0383】
問題のある状況が一時的な場合もある。停止させる代わりに、特定のセンシングレスポンダを一時停止させ、後で再開させる。新しく導入されたデバイスが追加されることもある。
【0384】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータはSBPレスポンダ(AP)に以下を要求することができ、APは以下を行うことができる:特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を停止する、特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を一時停止する、一時停止されたセンシングレスポンダとのセンシング手順を再開する、または特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を追加する。
【0385】
図26は、センシングイニシエータがセンシングトランスミッタおよびSBPレスポンダである、SBPセットアップおよび手順を更新するための第1のユースケースを示す。この場合、非AP STAはセンシングレスポンダおよびレシーバである。いくつかの実施形態では、特定のレスポンダ(例えば、ノイズの多い、不安定な、信頼性の低い、欠陥のあるレスポンダ)が停止/一時停止/再開/追加される。
【0386】
図27は、センシングイニシエータがセンシングレシーバおよびSBPレスポンダである、SBPセットアップおよび手順を更新するための第2のユースケースを示す。この場合、非AP STAはセンシングレスポンダおよびトランスミッタである。いくつかの実施形態では、特定のレスポンダ(例えば、ノイズの多い、不安定な、信頼性の低い、欠陥のあるレスポンダ)が停止/一時停止/再開/追加される。
【0387】
一部の実施形態では、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を停止するよう要求でき、SBPレスポンダ(AP)は停止できるべきである。これはSBPを停止しない。
【0388】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を一時停止し、一時停止されたセンシングレスポンダとのセンシング手順を再開するよう要求でき、SBPレスポンダ(AP)は、特定のセンシングレスポンダとのセンシング手順を一時停止し、一時停止されたセンシングレスポンダとのセンシング手順を再開できるべきである。
【0389】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータは、特定のセンシングレスポンダとのセンシングプロシージャを追加するよう要求でき、SBPレスポンダ(AP)は追加できるべきである。
【0390】
いくつかの実施形態において、本教示は、802.11bf規格に基づく無線センシング測定におけるCSIのローカル報告のためのシステムを開示する。これは、「ローカルCSI報告」または「CSIが非ローカルに報告されない」ことを意味し、802.11bfの多くの要素(設定、セットアップ、センシング測定、報告を含む)に影響を与える可能性がある。
【0391】
以下の番号の付いた条項は、無線センシングと報告の例を示している。
【0392】
第1項。無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、以下を含む:無線データ通信ネットワークに関連する無線プロトコルに基づいて、システムのタイプ1の異種無線デバイスとシステムのタイプ2の異種無線デバイスとにより無線データ通信ネットワークにおける複数の無線センシング測定が協働して実行され、複数の無線センシング測定の複数の結果をローカルに報告し、無線プロトコルが以下のうちの1つである:無線ネットワークプロトコル、無線ネットワーク標準、無線データ通信プロトコル、無線LAN(WLAN)プロトコル、モバイル通信プロトコル、標準に基づく無線プロトコル、WLAN標準、Wi-Fi標準、IEEE 802標準、IEEE 802.11規格、IEEE 802.11bf規格、無線データ通信規格、3G/4G/LTE/5G/6G/7G/8G規格。
【0393】
いくつかの実施形態では、無線プロトコル(例えば802.11bf)に基づいて結果をローカルに報告するための設定があり得る。設定は、無線センシング測定のためのセットアップ手順(例えば、センシングセッションセットアップ手順、センシング測定セットアップ手順、SBPセットアップ手順)の間に実行されてもよい。設定は、設定フレームの設定フィールドを使用して行われてもよい。例えば、設定フィールドは、以下のいずれかから構成されてもよい:「ローカルに報告されるべきまたはされないセンシング測定結果を示すフィールド」、および/または「非ローカルに報告されるべきまたはされないセンシング測定結果を示すフィールド」、および/または「要求されるセンシング測定報告」フィールド。例えば、設定フレームは、セットアップフレーム、リクエストフレーム、応答フレーム、センシングセッションセットアップリクエストフレーム、センシングセッションセットアップ応答フレーム、センシング測定セットアップリクエストフレーム、センシング測定セットアップ応答フレーム、SBPリクエストフレーム、および/または、SBP応答フレームのうちのいずれかを含み得る。
【0394】
条項1b:条項1または条項3に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、複数の結果が、ローカルに報告されるように無線プロトコルに基づいて設定され、複数の結果が、無線プロトコルに従う無線センシング測定に関連するセットアップ手順の間に、設定フレームの設定フィールドを使用して設定されることを含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0395】
いくつかの実施形態では、結果は、非ローカル的に報告されるのではなく、ローカル的に報告されるように構成される。
【0396】
条項1c:条項1bの無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、複数の結果が、非ローカル的ではなく、ローカル的に報告されるように無線プロトコルに基づいて構成されることを含む、方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0397】
いくつかの実施形態では、プロトコルに基づき、結果は非ローカル的に報告されないように構成される。
【0398】
条項1d:条項1cに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、複数の結果が、無線プロトコルに基づいて、非ローカル的に報告されないように構成されることを含む、方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0399】
いくつかの実施形態において、セットアップ手順は、プロトコルに基づく無線センシング測定の前に実行されてもよい。設定フレームは、無線プロトコルに基づいて無線送信/受信されてもよい。
【0400】
条項1e:構成フレームは、セットアップ手順の間に無線プロトコルに基づいて通信され、セットアップ手順は、複数の無線センシング測定の前に実行されることを含む、条項1cに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0401】
いくつかの実施形態では、タイプ2デバイス、すなわちセンシングレシーバデバイスは、センシング結果がタイプ2デバイス内でローカルに報告されるように、無線プロトコルに基づいて構成されることがある。
【0402】
条項1f:セットアップ手順中に通信された設定フレームの設定フィールドを使用して、無線プロトコルに基づいてタイプ2デバイス(センシングレシーバデバイス)を構成することにより、複数の結果がタイプ2デバイスにおいてローカルに報告されるように構成されることを含む、条項1eに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0403】
いくつかの実施形態では、タイプ2デバイスは、プロトコルに基づきセンシングイニシエータデバイスによって構成されることがある。
【0404】
条項1g:タイプ2デバイスが、セットアップ手順の間に、無線プロトコルに基づいて、システムのセンシングイニシエータデバイスによって、TSCIをローカルに報告するように構成されることを含む、条項1fに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0405】
いくつかの実施形態では、タイプ2デバイスの設定は、セットアップ手順の間、無線プロトコルに基づいて、センシングイニシエータとセンシングレシーバの間のネゴシエーションの間に実行されることがある。
【0406】
条項1h:制御フレームは、前記無線プロトコルに基づく前記2つのデバイス間のネゴシエーション(またはハンドシェイク)中に、前記センシングイニシエータデバイスと前記タイプ2デバイスとの間で通信されることを含む、条項1gに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0407】
条項2。無線プロトコルに基づく時系列の無線サウンディング信号(WSS)をベニューのタイプ1デバイスによって送信することと、無線プロトコルに基づく時系列のWSS(TSWSS)をベニューの無線マルチパスチャネルを介してタイプ2デバイスによって受信することと、無線プロトコルに基づく受信されたTSWSSに基づいてタイプ2デバイスによって複数の無線センシング測定の結果を取得することであって、結果が無線マルチパスチャネルの時系列のチャネル情報(CI)を含み、各CIがチャネル状態情報(CSI)、チャネルインパルス応答(CIR)、またはチャネル周波数応答(CFR)のうちの少なくとも1つを含み、時系列のCI(TSCI)の各CIは、それぞれのWSSに基づいて取得されることと、無線センシングタスクのためにTSCIを利用可能にすることを含む、条項1に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0408】
いくつかの実施形態では、タイプ1デバイスはセンシングトラスミッタである。タイプ2デバイスはセンシングレシーバであってもよい。両者ともセンシングイニシエータによって構成されてもよい。タイプ2デバイスは、TSCIをローカルおよび/または非ローカルに報告することができる。
【0409】
条項3。複数の無線センシング測定を協働して実行するために、システムのセンシングイニシエータデバイスによって、無線プロトコルに基づきタイプ1デバイスとタイプ2デバイスを個別に以下により設定することと、センシングイニシエータデバイスにより、タイプ1デバイスを、TSWSSをタイプ2デバイスへ送信するセンシングトランスミッタデバイスとして機能するように設定することであって、TSWSSの構成がセンシングタスクに関連することと、センシングイニシエータデバイスにより、タイプ2デバイスを、タイプ1デバイスからTSWSSを受信し、受信したTSWSSに基づいてTSCIを取得するセンシングレシーバデバイスとして機能するように設定することと、無線プロトコルに基づいて、TSCIを非ローカルに報告するかローカルに報告するかをタイプ2デバイスに設定することであって、センシングイニシエータが異種無線デバイスであり、タイプ1デバイスまたはタイプ2デバイスの少なくとも一方が、センシングイニシエータデバイスに対してセンシングレスポンダデバイスとして機能することと、報告されたTSCIを無線センシングタスクのために利用可能にすることを含む、条項2に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0410】
いくつかの実施形態では、センシングレスポンダはネゴシエーションに基づいて構成される。
【0411】
条項4。条項3に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアは、センシングレスポンダデバイスとセンシングイニシエータとの間のネゴシエーションに基づいてセンシングレスポンダデバイスを構成することを含む。
【0412】
いくつかの実施形態では、CSIは、例えば、量子化、ノイズ除去、閾値処理などの処理が施されることがある。
【0413】
条項5。TSCIを、非ローカル的に報告するための第1の方法と、ローカル的に報告するための第2の方法で処理することを含む、条項3または4に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0414】
いくつかの実施形態では、非ローカル報告のための処理は、センシングイニシエータによって構成され得る。
【0415】
条項6。無線プロトコルに基づき、センシングイニシエータ装置によって、無線プロトコルに基づく第1の方法でTSCIを処理するようにタイプ2デバイスを構成することを含む、条項5に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0416】
いくつかの実施形態では、ローカル報告のための処理は、(センシングイニシエータではない)タイプ2デバイスによってローカルに設定される。
【0417】
条項7。ローカル報告のための第2の方法でTSCIを処理するように、タイプ2デバイスによってタイプ2デバイスをローカルに構成することを含む、条項5に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0418】
いくつかの実施形態では、処理は精度の低下(例えば量子化)を含んでいてもよい。
【0419】
条項8。TSCIを第1の方法で処理することが第1の精度低減を含み、TSCIを第2の方法で処理することが第2の精度低減を含む、条項5に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0420】
条項9。TSCIを非ローカル的に報告する場合、タイプ2デバイスは、無線プロトコルに基づいて、各CIをセンシングイニシエータデバイスに無線送信し、報告されたTSCIは、無線センシングタスクのためにセンシングイニシエータデバイスで非ローカル的に利用可能である、ことを含む、条項3に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0421】
いくつかの実施形態では、(センシングイニシエータにおいて)中央集中演算が行われる。複数のタイプ2デバイスが存在する場合(例えば、同じタイプ1デバイスを共有する)、それぞれのタイプ2デバイスはそれぞれのTSCIをセンシングイニシエータに報告し、報告された全てのTSCIはセンシングイニシエータで無線センシングタスクの中央集中コンピューティングのために利用可能である。
【0422】
条項9b。非ローカル的に報告されたTSCIが、センシングイニシエータにおける無線センシングタスクの中央集中コンピューティングのためにセンシングイニシエータにおいて利用可能であることを含む、条項9に記載の方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0423】
いくつかの実施形態では、(センシングイニシエータで)エッジコンピューティングが実行される。(クラウドではない)エッジのセンシングイニシエータは、TSCIに基づいて分析を計算することができる。センシングイニシエータは、分析をクラウドサーバに送信してもよい。
【0424】
条項10。非ローカル的に報告されたTSCIに基づいて、センシングイニシエータデバイスによって無線センシングタスクのためのセンシング分析を計算することと、センシングイニシエータデバイスから無線センシングタスクのためのクラウド内のセンシングサーバにセンシング分析を通信することと、を含む、条項9に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0425】
いくつかの実施形態では、クラウドコンピューティングが実行される。センシングイニシエータは、TSCIをクラウドサーバに送信してもよい。クラウドサーバは、TSCIに基づいてセンシング分析を計算してもよい。
【0426】
条項11。無線センシングタスクのために、センシングイニシエータデバイスからクラウド内のセンシングサーバに非ローカル的に報告されたTSCIを通信することと、センシングサーバによって報告されたTSCIに基づいて無線センシングタスクのためのセンシング分析値を計算することと、を含む条項9に記載の方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0427】
いくつかの実施形態では、特定の条件が発生した場合、特定のCSIの非ローカル報告をスキップすることができる。
【0428】
条項12。特定のCIが第1の条件を満たす場合、特定のCIはスキップされ、タイプ2デバイスによって非ローカル的に報告されないこと、を含む条項9に記載の方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0429】
いくつかの実施形態では、CI変動<閾値の場合、非ローカル報告がスキップされることがある。
【0430】
条項13。TSCIのCIの第1のウィンドウに基づいて、特定のCIの第1の変動測度を計算することと、第1の変動測度が第1の閾値より小さい場合、特定のCIはスキップされ、タイプ2デバイスによって非ローカル的に報告されないことと、を含む条項12に記載の方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0431】
いくつかの実施形態では、非ローカル報告において、閾値設定は、センシングイニシエータによって構成されるかもしれない。
【0432】
条項14。無線プロトコルに基づき、センシングイニシエータデバイスにより、第1の変動測定値または第1の閾値の少なくとも一方を設定することを含む、条項13に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0433】
条項15。TSCIをローカルに報告するとき、タイプ2デバイスは、センシングタスクのために、タイプ2デバイスにおいて各CIをローカルに利用可能にする、ことを含む、条項9に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0434】
いくつかの実施形態では、(複数のセンシングレシーバのそれぞれにおいて)分散コンピューティングが実行される。複数のタイプ2デバイスが存在する場合(例えば同じタイプ1デバイスを共有する場合)、各タイプ2デバイスはローカルに報告されたTSCIを使用して、分散コンピューティングの方法でセンシングタスクの一部を実行することができる。各タイプ2デバイスによって計算された部分的な結果は、フュージョンのためにサーバに送信される。
【0435】
条項15b。ローカルに報告されたTSCIが、タイプ2デバイスにおける無線センシングタスクの分散コンピューティングのために利用可能である、ことを含む、条項15の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0436】
いくつかの実施形態では、(センシングレシーバにおける)エッジコンピューティングが実行されることがある。(クラウドではなく)エッジにあるタイプ2デバイスは、TSCIに基づいて分析を行う。タイプ2のデバイスは分析をクラウドサーバに送信する。
【0437】
条項16。ローカルに報告されたTSCIに基づいて、タイプ2デバイスが無線センシングタスクのためのセンシング分析を計算することと、タイプ2デバイスから無線センシングタスクのためのクラウド内のセンシングサーバにセンシング分析を通信することと、を含む、条項15の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0438】
いくつかの実施形態では、クラウドコンピューティングが実行される。タイプ2デバイスは TSCIをクラウドサーバに送信する。クラウドサーバはTSCIに基づいてセンシング分析を計算する。
【0439】
条項17。タイプ2デバイスからローカルに報告されたTSCIを無線センシングタスクのためにクラウド内のセンシングサーバに通信することと、センシングサーバによって報告されたTSCIに基づいて無線センシングタスクのためのセンシング分析値を計算することと、を含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0440】
いくつかの実施形態では、特定の条件が発生した場合、特定のCSIのローカル報告がスキップされることがある。
【0441】
条項18。特定のCIが第2の条件を満たす場合、特定のCIはスキップされ、タイプ2デバイスによってローカルに報告されないこと、を含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0442】
いくつかの実施形態では、CI変動<閾値の場合、ローカル報告はスキップされることがある。
【0443】
条項19。TSCIのCIの第2のウィンドウに基づいて特定のCIの第2の変動測度を計算すること、第2の変動測度が第2の閾値より小さい場合、特定のCIはスキップされ、タイプ2デバイスによってローカルに報告されないこと、を含む条項18項に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0444】
いくつかの実施形態では、ローカル報告において、閾値設定はタイプ2デバイス(すなわち、センシングイニシエータではなく)がローカルに設定することができる。
【0445】
条項20。タイプ2デバイス自体によって、第2変動測定値または第2閾値の少なくとも一方を設定することを含む、条項19に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0446】
いくつかの実施形態では、CIはタイプ2デバイスに一時的にバッファリングされる。CIは、あるタイムアウト期間(例えば、メモリ/バッファが限られているため、次のCIを格納するスペースを確保するため)の後に削除されることがある。
【0447】
条項21。報告の目的で、特定のICを一時的にタイプ2デバイスの記憶素子に記憶することと、第1のタイムアウト期間後に特定のCIが非ローカル的に報告されない場合、または第2のタイムアウト期間後に特定のCIがローカル的に報告されない場合、特定のCIを記憶素子から削除することと、を含む、条項15項に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0448】
ある実施形態では、特定のCIをローカルと非ローカルの両方で報告するケースが考えられる。
【0449】
条項22。タイプ2デバイスによる特定のCIをローカルおよび非ローカルの両方で報告することを含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0450】
いくつかの実施形態では、ローカルと非ローカルの両方を報告する異なる方法(例えば異なるタイミング)がある。
【0451】
条項23。タイプ2デバイスによる特定のCIを、同時、交互、適応的、オンデマンド、選択時、予定通り、計画通り、または閾値ベースの少なくとも1つの方法で、ローカルおよび非ローカルの両方に報告することを含む、条項22に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0452】
実施形態によっては、何らかの理由で特定のCIが報告されないこともある。
【0453】
条項24。ローカルか非ローカルかを問わず、タイプ2デバイスによる特定のCIを報告しないことを含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0454】
いくつかの実施形態では、特定のクライアントデバイス(SBPイニシエータ)は、AP(SBPレスポンダ)にセンシングセッションを開始する(すなわち、センシングイニシエータとして機能する)よう要求することができる。CSIは、特定のクライアントデバイスに報告される場合がある。
【0455】
条項25。ネットワークの特定のクライアント装置によって、無線プロトコルに基づいて無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)に、プロキシによるセンシング(SBP)手順を実行するように要求することと、特定のクライアント装置に代わって複数の無線センシング測定を実行するセンシングイニシエータデバイスとして機能することによって、無線プロトコルに基づいてAPによってSBP手順を実行することと、を含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0456】
条項25b~25jは、SBP手順を終了すること、SBPに関連するセッションセットアップまたは測定セットアップを終了すること、SBPに関連するセッションセットアップまたは測定セットアップを終了すること、選択的SBPを行うこと、任意の利用可能なセンシングレスポンダで試行SBPを行うこと、センシング結果を分析して、「良好な」または「行儀のよい」センシング結果を有する「選択されたセンシングレスポンダ」を選択すること、試行SBPを終了すること、選択されたセンシングレスポンダで選択的SBPを行うことに関連する。
【0457】
条項25b:無線プロトコルに基づいてSBP手順を終了すること、を含む、条項25に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0458】
条項25c:無線プロトコルに基づくSBP手順に関連するセンシングセッションセットアップまたはセンシング測定セットアップの少なくとも一方を終了することを含む、条項25bに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0459】
条項25d:前記センシングセッションセットアップまたは前記センシング測定セットアップが、識別(ID)によって識別される、条項25cに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0460】
条項25e:特定のクライアント装置によって無線データ通信ネットワーク内の選択された異種無線デバイスのリストをAPに提供することと、APにリストからセンシングレスポンダを選択するよう要求することと、を含む条項25に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0461】
条項25f:選択されたデバイスの各々がそれぞれのアイデンティティで識別される、条項25eに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0462】
条項25g:選択されたデバイスのアイデンティティが、MACアドレス、デバイス名、ホスト名、ベンダクラスID、デバイス製品名のうちの少なくとも1つを含む、条項25fに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0463】
条項25h:センシングイニシエータデバイスとして機能するAPによって、無線データ通信ネットワーク内の任意の利用可能な異種無線装置がセンシングレスポンダとなることを許可することと、センシング測定結果に基づいて、特定のクライアントデバイスによって選択されるデバイスの数を選択することと、特定のクライアントデバイスによってSBP手順を終了することと、特定のクライアントデバイスによってセンシングイニシエータとして選択された装置の数に制限されたセンシングレスポンダと第2のSBP手順を実行するようAPに要求することと、を含む条項25に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0464】
条項25i:SBP手順のセンシング測定結果に基づいて、特定のクライアント装置によりテストセンシングタスクを実行することと、テストセンシングタスクの結果に基づいて、特定のクライアント装置により選択される装置の数を選択するステップと、を含む条項25hに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0465】
条項25j:試験センシングタスクが動作検出タスクである、条項25iに記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0466】
いくつかの実施形態において、SBPはローカル的または非ローカル的にCSIを報告することができる。
【0467】
条項26。複数の無線センシング測定を協働して実行するようにタイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスを構成すること、および複数の無線センシング測定の複数の結果をローカルで利用可能にすること、によりAPによるSBP手順を実行することを含む、条項25に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0468】
条項26b~26jは、タイプ1デバイスとタイプ2デバイス間のセンシング測定を終了すること、タイプ1デバイスとタイプ2デバイス間のセンシング測定を終了すること、特定のセンシングレスポンダはタイプ1デバイスまたはタイプ2デバイスであること、測定ID、セッションセットアップID、測定セットアップID、終了はAP(SBPレスポンダ)または特定のクライアントデバイス(SBPイニシエータ)によって開始されること、BWおよびサウンディング要件の制約を緩和すること(例えば、BW*サウンディング周波数、「有効帯域幅」)に関するものである。
【0469】
条項26b:無線プロトコルに基づいて、SBP手順においてタイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスによって実行される無線センシング測定を停止することを含む、条項26に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0470】
条項26c:無線プロトコルに基づいて、SBP手順においてタイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスによって実行される無線センシング測定を終了すること、を含む、条項26bに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0471】
条項26d:無線プロトコルに基づき、SBP手順において特定のセンシングレスポンダに関連する無線センシング測定を終了すること、を含む、条項26cに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0472】
条項26e:無線センシング測定値が識別(ID)によって識別される、ことを含む条項26dに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0473】
条項26f:無線センシング測定値が、タイプ1デバイス、タイプ2デバイス、またはAPによるタイプ1デバイスとタイプ2デバイスの構成の少なくとも1つに関連付けられた識別(ID)によって識別されることを含む、条項26eに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0474】
条項26g:APおよび特定のクライアントデバイスの少なくとも一方による無線センシング測定を終了すること、を含む、条項26fに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0475】
条項26h:無線センシング測定の少なくとも2つの動作パラメータが少なくとも2つの値の組み合わせのうちの1つをとるように特定のクライアント装置によって要求すること、を含む、条項26に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0476】
条項26i:タイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスによって実行される無線センシング測定の少なくとも2つの動作パラメータが、少なくとも2つの値の組み合わせのうちの第1の値をとり、システムの別のタイプ1デバイスおよびシステムの別のタイプ2デバイスによって実行される別の無線センシング測定の少なくとも2つの動作パラメータが、少なくとも2つの値の組み合わせのうちの第2の値をとることを含む、条項26hに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0477】
条項26j:動作パラメータのうちの2つが、少なくとも2つの値の組み合わせのすべてにおいて数式を満たすことを含む、条項26hに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0478】
条項27。タイプ1デバイスがタイプ2デバイスにTSWSSを送信するように構成することと、タイプ2デバイスがタイプ1デバイスからTSWSSを受信し、受信したTSWSSに基づいてTSCIを取得するように構成することと、タイプ2デバイスがTSCIを非ローカル的に報告するか、ローカル的に報告するかを構成することと、によりAPによるSBP手順を実行することを含む、条項26に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0479】
いくつかの実施形態では、SBPイニシエータの要求に応じて(要求された場合にのみ)、TSCIをSBイニシエータに報告する。
【0480】
条項28。さらに、複数の無線センシング測定の複数の結果を、要求に応じて特定のクライアント装置に送信すること、によりAPによるSBP手順を実行することを含む、条項27に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0481】
いくつかの実施形態において、(無線センシングタスクのための、センシングイニシエータに関連する)第1のセンシング測定セッションのためにタイプ2デバイスによって取得されたTSCIの一部は、(例えば、別のセンシングイニシエータに関連する、および/または別の無線センシングタスクのための)第2のセンシング測定セッションと共有/再利用されることがある。「共有される」部分は、結果と第2の結果の重複であってもよい(両方によって「共有される」)。
【0482】
条項29。無線プロトコルに基づき、タイプ1デバイスとタイプ2デバイスとが複数の第2の無線センシング測定を協働して実行することと、無線プロトコルに基づき、複数の第2の無線センシング測定の複数の第2の結果をローカルまたは非ローカルのいずれかで報告することとを含み、複数の結果と複数の第2の結果との間に重複がある、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0483】
いくつかの実施形態では、オーバラップした部分は、無線センシング測定においてローカル的に報告され、第2の無線センシング測定においてローカル的または非ローカル的に報告される。
【0484】
条項29b。重複が複数の結果の中でローカル的に報告され、重複が複数の第2の結果の中でローカル的または非ローカル的に報告される、ことを含む、条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0485】
いくつかの実施形態では、無線センシング測定と第2の無線センシング測定を別々に行う代わりに、共通の(または超/包括的な)無線センシング測定を行う。
【0486】
条項30。前記複数の無線センシング測定および前記複数の第2の無線センシング測定の代わりに、前記無線プロトコルに基づき、前記タイプ1のデバイスおよび前記タイプ2のデバイスによって複数の共通の無線センシング測定を協働して実行することと、前記無線プロトコルに基づき、前記複数の共通の無線センシング測定の複数の共通の結果をローカルに報告することと、を含み、前記複数の結果は、ローカルに報告される前記複数の共通の結果の第1のサブセットであり、前記複数の第2の結果は、ローカルまたは非ローカルのいずれかで報告される前記複数の共通の結果の第2のサブセットであることを含む、条項29に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0487】
いくつかの実施形態では、それぞれの結果に対応するサブセットを抽出する。
【0488】
条項31。複数の共通の結果から複数の結果を抽出することと、複数の共通の結果から複数の第2の結果を抽出することと、を含む、条項30に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0489】
いくつかの実施形態では、それぞれの結果に対応するサブセットを抽出する。特別な場合:結果/第2の結果はTSCIである。
【0490】
条項32。複数の共通の結果が共通のTSCIからなり、複数の第2の結果が第2のTSCIからなり、共通のTSCIからTSCIを抽出することと、共通のTSCIから第2のTSCIを抽出することと、を含む、条項31に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0491】
一部の実施形態では、共通測定の設定は、すべての測定要件(帯域幅、搬送波周波数、サウンディング周波数、サウンディングタイミング、アンテナ、プロトコル設定など)が満たされるような、個別測定のスーパーセットである。
【0492】
条項33。複数の共通の無線センシング測定の共通の設定が、複数の無線センシング測定の第1の設定および複数の第2の無線センシング測定のスーパーセットであり、共通の設定が、帯域幅、キャリア周波数、サウンディング周波数、サウンディングタイミング、アンテナ、プロトコル設定、または回路設定のうちの少なくとも1つを含む、条項29に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0493】
いくつかの実施形態では、TSWSSと別のTSWSSの重複による結果の重複。
【0494】
条項34。システムの別のセンシングイニシエータデバイスによって、複数の第2の無線センシング測定を協働して実行するために、無線プロトコルに基づいてタイプ1デバイスとタイプ2デバイスとを個別に設定することと、別のセンシングイニシエータデバイスによって、タイプ1デバイスをタイプ2デバイスに別のTSWSSを送信するセンシングトランスミッタデバイスとして機能するように設定し、TSWSSと別のTSWSSとの間に第2のオーバラップが存在し、別のセンシングイニシエータデバイスによって、タイプ2デバイスを、タイプ1デバイスから別のTSWSSを受信し、受信したTSWSSに基づいて別のTSCIを取得するセンシングレシーバデバイスとして構成し、オーバラップは、TSWSSと別のTSWSSとの間の第2のオーバラップによる、TSCIと別のTSCIとの間の第3のオーバラップを構成することとを含む、第29項に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0495】
いくつかの実施形態では、TSWSSと別のTSWSSの重複の可能性がある。
【0496】
条項35。条項34に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって:TSWSSと別のTSWSSとの間の第2のオーバラップが、以下のうちの少なくとも1つを含む、TSWSSおよび別のTSWSSの共通のサウンディング周波数、TSWSSの第1のサウンディング周波数と別のTSWSSの第2のサウンディング周波数との間の共通要素、TSWSSおよび別のTSWSSの送信のための共通の周波数帯域、TSWSSの送信のための第1の周波数帯域と別のTSWSSの送信のための第2の周波数帯域との重複、TSWSSと別のTSWSSとの間で共有されるWSS、TSWSSのWSSと別のTSWSSのWSSの共通のサウンディングタイムスタンプ、TSWSSと別のTSWSSを送信するための共通の設定、TSWSSと別のTSWSSを送信するための共通の設定、TSWSSと別のTSWSSを受信するための共通の設定、TSWSSと別のTSWSSを受信するための共通の設定、TSWSSと別のTSWSSを送信(または受信)するための共通のアンテナ、TSWSSと別のTSWSSを送信(または受信)するための共通の無線回線、TSWSSと別のTSWSSを送信(または受信)するための共通の回線設定、TSWSSおよび別のTSWSSを送信(または受信)するための共通の搬送波周波数、TSWSSおよび別のTSWSSを送信(または受信)するための共通のシグナリング、TSWSSおよび別のTSWSSを送信(または受信)するための共通のプロトコルパラメータ。
【0497】
いくつかの実施形態では、共有/重複した結果に対して複数の測定IDが存在する。
【0498】
条項36。条項34に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、特定の第2の結果と重複する特定の結果を、複数の無線センシング測定値(無線センシング測定値および第2の無線センシング測定値)に関連付けることを含む、方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0499】
いくつかの実施形態では、共有/重複した結果に対して複数の測定IDが存在する。
【0500】
条項第37。条項36に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、特定の第2の結果とオーバラップした特定の結果を、複数の測定インスタンスID(ID)(無線センシング測定値の第1の測定IDと第2の無線センシング測定値の第2の測定ID)とに関連付けることを含む、方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0501】
いくつかの実施形態では、特別な場合が、同じセンシングイニシエータである。
【0502】
条項38。条項34に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、別のセンシングイニシエータ装置が前記センシングイニシエータ装置である、ことを含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0503】
前記結果(TSCI)および第2の結果(第2のTSCI)は、2つの異なる無線センシングタスク(例えば、一方のタスクは動き検出であり、他方のタスクは呼吸検出であってもよい)に対するものであってもよい。また、前記結果と第2の結果は、同じ無線センシングタスクに対して利用可能であってもよい。
【0504】
条項39。複数の結果が無線センシングタスクに利用可能にされ、複数の第2の結果が別の無線センシングタスクに利用可能にされることを含む、条項34に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0505】
いくつかの実施形態では、中央集中コンピューティングを使用する無線センシング(例えば、センシングイニシエータはAPであってもよい)。
【0506】
条項40。条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスが無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、タイプ1デバイスが無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスとして機能し、タイプ2デバイスがAPであり、タイプ2デバイスがTSCIをローカルに報告し、ローカルに報告されたTSCIが無線センシングタスクのためにAPで利用可能である、ことを含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0507】
いくつかの実施形態では、WSSは11bfまたは11azのNDPであってもよい。センシングイニシエータがAPである場合、11bfまたは11azにおいて、トリガベース(TB)センシングが使用されてもよい。TBセンシングには2つのバリエーションがある。最初のバリエーション(NDPがクライアントデバイスからAPに送信され、TFを使用してタイミング/同期が達成される)は、条項24で使用されている。TFはクライアントデバイスがAPにNDPを送信するトリガとなる。
【0508】
条項41。無線センシング測定が、無線プロトコルに基づくヌルデータパケットフレーム(NDP)およびトリガフレーム(TF)を使用するトリガベース(TB)である、条項40に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0509】
一部の実施形態では、特定のクライアントデバイス(SBPイニシエータ)がAP(SBPレスポンダ)にセンシングセッションを開始するよう要求する(すなわち、センシングイニシエータとして機能する)プロキシによるセンシング(SBP)。CSIは特定のクライアントデバイスに報告されることがある。
【0510】
条項42。条項40に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、無線プロトコルに基づいて、無線データ通信ネットワークの特定のクライアントデバイスによってプロキシによるセンシング(SBP)手順を実行するようにAPに要求するステップと、複数の無線センシング測定を協働して実行するようにタイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスを構成するステップと、特定のクライアントデバイスにTSCIを報告するステップであって、報告されたTSCIは、特定のクライアントデバイスにおいて無線センシングタスクのために利用可能である、無線プロトコルに基づいてAPによりSBP手順が実行されるステップと、を含む、方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0511】
いくつかの実施形態では、複数のタイプ1デバイス(例えばネットワーク内のクライアントデバイス)が存在する。各「タイプ1」デバイスはそれぞれのTSWSSをAPに送信する。APは受信したそれぞれのTSWSSからそれぞれのTSCIを取得する。複数のタイプ1デバイスからの複数のTSCIがAPに報告/利用可能であってもよい。センシングタスクは、複数のTSCIに基づいて中央集中的に実行される。一実施形態では、全てのタイプ1デバイスは同じ無線マルチパスチャネルを使用する。別の実施形態では、異なる無線チャネル(例えば、異なる搬送波周波数、異なるチャネル番号、異なる帯域幅、および/または異なる無線設定)を使用してもよい。一実施形態では、すべてのタイプ1デバイスは、同じ無線センシング測定セッション(例えば、同じセッションID、同じ測定ID、同じサウンディング周波数、および/または同じサウンディング設定)にある。別の実施形態では、それらは異なる無線センシング測定セッション(例えば、異なるセッションID、異なる測定ID、異なるサウンディング周波数、異なる無線設定、異なるセンシング設定、異なるセンシングイニシエータ)であってもよい。
【0512】
条項43。条項40に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスによって、センシングトランスミッタデバイスとして機能するように無線プロトコルに基づいて個々に構成された、ベニュー内のシステムの少なくとも1つの追加のタイプ1の異種無線デバイスが存在し、それぞれの追加のタイプ1のデバイスによって、無線プロトコルに基づいてそれぞれのTSWSSをタイプ2のデバイスに送信するステップとタイプ2デバイスが無線プロトコルに基づいて無線マルチパスチャネルを通じてそれぞれのTSWSSを受信するステップと、タイプ2デバイスがそれぞれの受信したTSWSSに基づいて無線プロトコルに基づいてそれぞれのTSCIを取得し、タイプ2デバイスがそれぞれのTSCIをローカルに報告するステップと、ローカルに報告された複数のTSCIに基づいて中央集中的に無線センシングタスクを実行するステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0513】
いくつかの実施形態では、分散コンピューティングを使用する無線センシング(例えば、センシングのイニシエータはAPであってもよい)。
【0514】
条項44。条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスが無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、タイプ1デバイスがAPであり、タイプ2デバイスが無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスとして機能し、タイプ2デバイスがTSCIをローカルに報告し、ローカルに報告されたTSCIが無線センシングタスクのためにクライアントデバイスで利用可能である、ことを含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0515】
いくつかの実施形態では、TBセンシングの他のバリエーション(NDPAを使用してタイミング/同期を達成しながら、NDPがAPからクライアントデバイスに送信されうる)が条項27で使用される。NDPAは、APからNDPを受信するためにクライアントデバイスを準備する。いくつかの実施形態では、TSWSS(例えば、サウンディング信号、NDP)はAPから多数の非APクライアントデバイスにブロードキャストされる。
【0516】
条項45。無線センシング測定が、無線プロトコルに基づくヌルデータパケット(NDP)フレームおよびNDPアナウンスメント(NDPA)フレームを使用するトリガベース(TB)である、条項44に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0517】
いくつかの実施形態では、TSWSS(例えば、サウンディング信号、NDP)は、APから多数の非APクライアントデバイスにブロードキャストされ得る。
【0518】
条項45b。TSWSSは、タイプ1デバイスからタイプ2デバイスおよび追加のタイプ2デバイスに送信され、タイプ2デバイスおよび追加のタイプ2デバイスによって受信される、第44項に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0519】
条項45c。TSWSSが、マルチキャストまたはブロードキャストのうちの少なくとも1つを使用してタイプ1デバイスから送信されることを含む、条項45bに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0520】
一部の実施形態では、特定のクライアントデバイス(SBPイニシエータ)がAP(SBPレスポンダ)にセンシングセッションの開始を要求する(すなわち、センシングイニシエータとして機能する)プロキシによるセンシング(SBP)がある。CSIは、ローカルまたは非ローカルで報告される場合がある。一部の実施形態では、TSWSS(例えば、サウンディング信号、NDP)は、APから多数の非APクライアントデバイスにブロードキャストされる。
【0521】
条項46。条項44に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、無線プロトコルに基づき、特定のクライアントデバイスによるプロキシによるセンシング(SBP)手順の実行をAPに要求するステップと、複数の無線センシング測定を協働して実行するようにタイプ1デバイスおよびタイプ2デバイスを構成するステップと、TSCIがローカルに報告されるようにタイプ2デバイスを構成するステップによる、無線プロトコルに基づき、APによりSBP手順が実行されるステップを含む、方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0522】
いくつかの実施形態では、TSWSS(例えば、サウンディング信号、NDP)は、APから多数の非APクライアントデバイスにブロードキャストされ得る。
【0523】
条項46b。TSWSSは、タイプ1デバイスからタイプ2デバイスおよび追加のタイプ2デバイスに送信され、タイプ2デバイスおよび追加のタイプ2デバイスによって受信される、条項44に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0524】
条項46c:TSWSSが、マルチキャストまたはブロードキャストのうちの少なくとも1つを使用してタイプ1デバイスから送信される、ことを含む、条項46bに記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0525】
いくつかの実施形態では、複数のタイプ2デバイスが存在する可能性がある。各タイプ2デバイスは、APからそれぞれのTSWSSを受信し、それぞれのTSCIを取得し、それぞれのTSCIに基づいてセンシングタスクのそれぞれの部分を実行する。ある実施形態では、すべてのタイプ2デバイスは同じ無線マルチパスチャネルを使用する。別の実施形態では、異なる無線チャネル(例えば、異なる搬送波周波数、異なるチャネル番号、異なる帯域幅、および/または異なる無線設定)を使用してもよい。一実施形態では、全てのタイプ2デバイスは、同じ無線センシング測定セッション(例えば、同じセッションID、同じ測定ID、同じサウンディング周波数、および/または同じサウンディング設定)であってもよい。別の実施形態では、それらは異なる無線センシング測定セッション(例えば、異なるセッションID、異なる測定ID、異なるサウンディング周波数、異なる無線設定、異なるセンシング設定、異なるセンシングイニシエータ)であってもよい。
【0526】
条項47。条項44に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスによって、センシングレシーバデバイスとして機能するように無線プロトコルに基づいて個々に構成された、ベニュー内のシステムの少なくとも1つの追加のタイプ2の異種無線デバイスが存在し、タイプ1のデバイスによって、無線プロトコルに基づいてそれぞれのTSWSSをそれぞれの追加のタイプ2のデバイスに送信することと、それぞれの追加のタイプ2のデバイスによって、無線プロトコルに基づいて、無線マルチパスチャネルを介してそれぞれのTSWSSを受信することと、それぞれの受信したTSWSSに基づき、それぞれの追加のタイプ2デバイスによって無線プロトコルに基づきそれぞれのTSCIを取得し、それぞれの追加のタイプ2デバイスによってそれぞれのTSCIをローカルに報告し、1つ以上のローカルに報告されたTSCIに基づき、非中央集中的な方法で無線センシングタスクを実行し、それぞれの追加のタイプ2デバイスは、それぞれのローカルに報告されたTSCIに基づき、無線センシングタスクのそれぞれの部分をローカルに実行する。
【0527】
条項47b:すべてのTSWSSが共通のTSWSSであり、タイプ1デバイスによって、無線プロトコルに基づいて共通のTSWSSをタイプ2デバイスのすべてと少なくとも1つの追加のタイプ2デバイスに送信することと、を含む、第47項の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0528】
条項47c:マルチキャストまたはブロードキャストのうちの少なくとも1つに基づいて共通TSWSSを送信することを含む、条項47bに記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0529】
いくつかの実施形態では、非TBセンシングを使用する無線センシング(例えば、センシングのイニシエータはクライアントデバイスであってもよい)。NDPは、クライアントデバイスから別のクライアントデバイスに送信されてもよい。CSIはローカルに報告されてもよい。
【0530】
条項48。センシングイニシエータデバイスが無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスが、無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、タイプ1のデバイスがクライアントデバイスであり、タイプ2のデバイスがAPであり、タイプ2のデバイスがTSCIをローカルに報告するように構成され、ローカルに報告されたTSCIが無線センシングタスクのためにAPで利用可能である、ことを含む、条項15の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0531】
いくつかの実施形態では、非TBセンシングを使用する無線センシング(例えば、センシングイニシエータはクライアントデバイスであってもよい)。別の可能性もある:NDPはAPからクライアントデバイスに送信されるかもしれない。
【0532】
条項49。条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスが無線データ通信ネットワークのクライアントデバイスであり、センシングレスポンダデバイスが無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、タイプ1デバイスがAPであり、タイプ2デバイスがクライアントデバイスであり、タイプ2デバイスがTSCIをローカルに報告するように構成され、ローカルに報告されたTSCIが無線センシングタスクのためにクライアントデバイスで利用可能である、ことを含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0533】
いくつかの実施形態では、P2Pセンシングを使用した無線センシング。別の可能性もある:NDPはAPからクライアントデバイスに送信される可能性がある。
【0534】
条項50。条項15に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスは、無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)であり、無線データ通信ネットワークの第1のクライアントデバイスは、第1のセンシングレスポンダデバイスであり、無線データ通信ネットワークの第2のクライアントデバイスは、第2のセンシングレスポンダデバイスであり、タイプ1のデバイスは、第1のクライアントデバイスであり、タイプ2のデバイスは、第2のクライアントデバイスであり、タイプ2のデバイスは、TSCIをローカルに報告するように構成され、ローカルに報告されたTSCIは、無線センシングタスクのために第2のクライアントデバイスで利用可能である方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0535】
いくつかの実施形態では、無線センシングは双方向P2Pセンシングを使用する。別の可能性もある:NDPはAPからクライアントデバイスに送信されるかもしれない。
【0536】
条項51。第2のクライアントデバイスが、第1のクライアントデバイスに別のTSWSSを送信するようにさらに構成され、第1のクライアントデバイスが、別のTSWSSを受信し、受信した別のTSWSSに基づいて別のTSCIを取得するようにさらに構成され、第1のクライアントデバイスが、別のTSCIをローカルに報告するようにさらに構成され、ローカルに報告された別のTSCIが、無線センシングタスクのために第1のクライアントデバイスで利用可能であることを含む、条項50に記載の無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0537】
いくつかの実施形態では、無線センシングは双方向センシングを使用する。別の可能性もある:NDPはAPからクライアントデバイスに送信されるかもしれない。
【0538】
条項52。条項3に記載の無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、センシングイニシエータデバイスによって、無線プロトコルに基づいてタイプ1デバイスに別のTSWSSを送信するよう、無線プロトコルに基づいてタイプ2デバイスを設定するステップと、無線マルチパスチャネルを介してタイプ2デバイスから別のTSWSSを受信し、受信した別のTSWSSに基づいて別のTSCIを取得するよう、センシングイニシエータデバイスによって、無線プロトコルに基づいてタイプ1デバイスを構成するステップと、別のTSCIを非ローカルに報告するかローカルに報告するかを決定するよう、無線プロトコルに基づいてタイプ1デバイスを構成するステップと、報告された別のTSCIを無線センシングタスクで利用可能にするステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0539】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスは、第2のデバイスが第2の協働役割に適している/許可されている/許容されている/合理的である/信頼できると第1のデバイスによって見なされる/決定される/判断される/評価される/チェックされる場合にのみ、第2のデバイスと協働する。無線センシング測定手順のセンシング結果は、TSCIを含んでもよい。センシング結果(例えば、TSCI)には、周辺環境におけるユーザの情報が含まれる場合があり、そのため、ユーザのプライバシーを守るために、センシング結果へのアクセスを制御する必要がある場合がある。無線センシング測定手順の異なる協調的役割は、センシング結果(例えばTSCI)への異なるアクセスを有する可能性がある。センシング結果へのアクセス制御は、無線データ通信ネットワーク内のどのデバイスがどの役割を果たすかを制限することによって制御することができる。
【0540】
いくつかの実施形態では、信頼できるデバイス(例えば、AP、アソシエイテッドAP、および/または非アソシエイテッド非AP)は、センシング結果(例えば、TSCI)への一定の程度のアクセスを有することができる。最も信頼できるデバイス(例えばAP、アソシエイテッドAP、および/または非アソシエイテッド非AP)のみが、プライバシーセンシティブなセンシング結果への完全なアクセスを委ねられてもよい。信頼できないデバイス(例えばAP、アソシエイテッドAP、および/または非アソシエイテッド非AP)はセンシング結果へのアクセスを持つべきではない。中程度に信頼できるデバイス(例えば、AP、アソシエイテッドAP、および/または非アソシエイテッド非AP)は、センシング結果へのアクセスを制限されてもよい。センシング結果(例えばTSCI)へのアクセスを制御するために、センシング手順において役割を果たす第1のデバイスは、センシング手順において第2の役割を果たす第2のデバイスと連携するか否かを決定することができる。第1のデバイスによる決定/判断は、第2のデバイスの何らかの「信頼性」尺度に関する第2のデバイスの分類に基づいてもよい。
【0541】
一実施形態では、分類は、第1のデバイスおよび/または第1のデバイスの役割に固有であってもよい。別の実施形態では、分類は、第1のデバイス/第1のデバイスの役割に固有でなくてもよい。言い換えれば、分類は、第1のデバイスおよび第1のデバイスの役割に依存しない場合がある。
【0542】
一部の実施形態では、ネットワーク内のデバイスの数(例えば、AP、帰属する非APデバイス、帰属しないが認証された非APデバイス、または帰属せず認証されていない非APデバイス)が分類される場合がある。多数のデバイスが、いくつかのクラスに分類されてもよい。同じクラス内のすべてのデバイスは、同じ「信頼性」を有してよい。センシングレシーバは、受信したサウンディング信号に基づいてTSCIを生成し、センシングイニシエータに非ローカル的に、またはセンシングレシーバにローカル的に報告することができる。TSCIは、周辺環境におけるユーザの情報を含み、したがってユーザのプライバシーに関連する。信頼できない無線デバイス(例えば、802.11bfの無線ステーションまたはSTA)は、センシングレシーバの役割を果たすことを許可されるべきではない。いくつかの実施形態では、センシングトランスミッタはTSCIにアクセスできない。サウンディング信号を送信することでTSCIの生成に貢献する。
【0543】
以下の番号の付いた条項は、プライバシー保護を伴う無線センシングの例を示している。
【0544】
条項A1。アクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、無線データ通信ネットワーク内のシステムの第1の異種無線デバイスによって、無線データ通信ネットワーク内で実行される無線センシング測定手順における複数の協調的役割を決定することであって、協調的役割は、センシングイニシエータデバイス、センシングレスポンダデバイス、センシングトランスミッタデバイス、センシングレシーバデバイス、プロキシによるセンシング(SBP)イニシエータデバイス、SBPレスポンダデバイスを含むことと、第1の協働役割として機能するネットワーク内の第1のデバイスが、第2の協働役割として機能するネットワーク内のシステムの第2の異種無線デバイスと協働して無線センシング測定手順を実行すること(但し、第2のデバイスが第1のデバイスによって第2の協働役割に適していると判断された場合)と、を含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0545】
いくつかの実施形態において、第1のデバイスは、第2のデバイスが適切でないと判断した場合、第1の協働役割として機能することを拒否/辞退することができる。
【0546】
条項A2。第2のデバイスが第2の協働役割に適さないと第1のデバイスによって判断された場合に、第1の協働役割として機能する第1のデバイスが、第2の協働役割として機能する第2のデバイスと協働して無線センシング測定手順を実行することを拒否すること、を含む条項A1のアクセス制御無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。いくつかの実施形態において、第1のデバイスは、第2のデバイスが第2の協働役割に適しているか否かをチェック/判定/決定/検討するために、ネットワーク内の全ての(既知の)デバイスを分類してもよい。
【0547】
条項A3。条項A2に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、第1のデバイスによって、ネットワーク内の多数の異種無線装置の各々の分類を計算するステップと、第1の協働役割として機能する第1の装置によって、分類に基づいて、第2の装置が第2の協働役割に適しているか否かを判定するステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0548】
いくつかの実施形態では、第1の装置が第1の協働役割として機能するときに、第2の装置が第3の協働役割に適しているかどうかを判定/判断するために、同じ分類を使用することができる。
【0549】
条項A4。条項A3に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、第1の協働役割として機能する第1のデバイスによって、分類に基づいて、第2のデバイスが第3の協働役割に適しているか否かを判定するステップと、第1の協働役割として機能する第1のデバイスによって、分類に基づいて、第2のデバイスが第3の協働役割に適していると判定された場合に、第3の協働役割として機能する第2の異種無線デバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行するステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0550】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが第3の協働役割として機能するときに、第2のデバイスが第2の協働役割に適しているかどうかを判定/判断するために、同じ分類を使用することができる。
【0551】
条項A5。第3の協働役割として機能する第1のデバイスによって、第2のデバイスが第2の協働役割に適しているか否かを分類に基づいて判定するステップと、第3の協働役割として機能する第1のデバイスによって、分類に基づいて第2のデバイスが第2の協働役割に適していると判定された場合に、第2の協働役割として機能する第2の異種無線デバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行するステップと、を含む、条項A3に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0552】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスが第3の協働役割として機能する場合、分類は異なる可能性がある。
【0553】
条項A6。第3の協働役割として機能する第1のデバイスによる、第2のデバイスが第2の協働役割に適しているか否かの判断のための、第1のデバイスによる、ネットワーク内の多数の異種無線デバイスの各々の別の分類を計算すること、を含む、条項A3のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0554】
いくつかの実施形態では、別の分類は、第1のデバイスが第3の役割として機能し、第2のデバイスが第2の役割として機能する別の無線センシング測定手順において使用され得る。
【0555】
条項A7。条項A6に記載のアクセスされた制御無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、第3の協働役割として機能する第1のデバイスによって、第2のデバイスが別の分類に基づいて第2の協働役割に適していると判断された場合に、第2の協働役割として機能する第2の異種無線デバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行するステップと、第1のデバイスによって、第2のデバイスが別の分類に基づいて第2の協働役割に適していないと判断された場合に、第3の協働役割として機能する第2のデバイスによって、第2の協働役割として機能する第2のデバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行することを拒否するステップと、を含む、アクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0556】
いくつかの実施形態では、第2のデバイスが第3の協働役割に適しているかどうかについての判断である場合、分類は異なっていてもよい。
【0557】
条項A8。条項A3に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、第1の協働役割として機能する第1のデバイスによる、第2のデバイスが第3の協働役割に適しているか否かの判断のための、第1のデバイスによる、ネットワーク内の多数の異種無線デバイスの各々の別の分類を計算する工程を含む、方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0558】
いくつかの実施形態では、別の分類は、第1のデバイスが第1の役割として機能し、第2のデバイスが第3の役割として機能する別の無線センシング測定手順において使用され得る。
【0559】
条項A9。条項A8に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、第1の協働役割として機能する第1のデバイスによって、第2のデバイスが別の分類に基づいて第3の協働役割に適していると判定された場合に、第3の協働役割として機能する第2の異種無線デバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行することと、第2のデバイスが第3の協働役割に適していないと判定された場合に、第1の協働役割として機能する第1のデバイスによって、第3の協働役割として機能する第2のデバイスと協働して別の無線センシング測定手順を実行することを拒否することと、を含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。いくつかの実施形態では、各デバイスは、分類における信頼性スコア(または信頼スコア)と関連付けられることがある。
【0560】
条項A10。各デバイスの分類が信頼性スコアと関連付けられることを含む、条項A3のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0561】
いくつかの実施形態では、第2のデバイスの信頼性スコア(または信頼スコア)をそれぞれの閾値と比較して、第2のデバイスが第2の協調的役割に適しているかどうかを判断することができる。
【0562】
条項A11。第2のデバイスの分類に関連する信頼性スコアが閾値より高い場合に、第2のデバイスが第2の協調的役割に適していると判断するステップと、を含む、条項A10のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0563】
いくつかの実施形態において、適合性の判断のための閾値は、異なる協働者の役割に対して異なってもよいが、その閾値は、第1のデバイスによって機能される異なる協働の役割によっては変化しない(すなわち、変化しないままである)ことがあり、適合性の判断を行うのが第1のデバイスであるか他のデバイスであるかにかかわらず変化しなくてもよい。
【0564】
条項A12。任意の第1のデバイスによって機能される任意の第1の協働役割に関係なく、任意の第2のデバイスが協働役割に適しているか否かの任意の第1のデバイスによる判断のためのそれぞれの閾値に、各協働役割を関連付けることを含む、条項A11に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0565】
いくつかの実施形態では、各役割がそれぞれの閾値に関連付けられ、第2のデバイスは、多数の協働役割に適していると判定される場合があり、そのような役割の各々は、第2のデバイスの信頼性スコアよりも小さいそれぞれの閾値を有する。
【0566】
条項A13。閾値が第2のデバイスの信頼性スコアよりも小さい第1のグループの協働役割に第2のデバイスが適していると判定するステップと、を含む、条項A12に記載のアクセス制御無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0567】
いくつかの実施形態では、第2のデバイスは、別の協調的役割のグループには不適当であると判断されることがあり、そのような各役割は、第2のデバイスの信頼性スコアよりも大きいそれぞれの閾値を有する。
【0568】
条項A14。条項A13に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、閾値が第2の装置の信頼性スコアよりも大きい第2のグループの協働役割に第2の装置が不適当であると判定するステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0569】
いくつかの実施形態では、第2のデバイスと同じクラスの他のデバイスは、同じまたは同等の信頼性に関連付けられ、したがって、第1のグループには適しており、第2のグループには適していないと判断される可能性がある。
【0570】
条項A15。条項14に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、第3のデバイスを、協働役割の第1のグループに適しており、協働役割の第2のグループに適していないと判定することであって、第2のデバイスと第3のデバイスの両方が同じクラスに分類され、同等の信頼性スコアに関連付けられること、を含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0571】
いくつかの実施形態では、すべての役割に適した第1のクラスに分類されるデバイスがある。
【0572】
条項A16。条項A15に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、多数のデバイスをいくつかのクラスに分類するステップと、デバイスのグループが、分類においていくつかのクラスのそれぞれに分類され、対応する協働役割のサブセットに適していると判断されるステップと、を含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0573】
いくつかの実施形態では、特別な場合として、以下がある:APが最も信頼でき、基本的な役割に適している場合がある。SBPが実行される場合、APは多くの場合、SBPレスポンダとして機能する可能性がある。しかし、複数のAPを有するメッシュネットワークでは、第1のAPがSBPイニシエータとして機能し、第2のAPがSBPレスポンダとして機能することがある。
【0574】
条項A17。条項A16に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)が、SBPイニシエータデバイス、SBPレスポンダデバイス、センシングイニシエータデバイス、センシングレスポンダデバイス、センシングトランスミッタデバイスおよびセンシングレシーバデバイスの協働役割に適していると判断される、ことを含む方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0575】
いくつかの実施形態では、それぞれの関連する適切な役割または許可された役割を持ついくつかの可能なクラスがある。
【0576】
条項A18。条項A16に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、第1のグループのデバイスが、SBPイニシエータ、SBPレスポンダ、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、およびセンシングレシーバを含む全ての協働役割に適していると判断されることを含む、方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0577】
条項A19。条項A18に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、第2のグループのデバイスが、SBPイニシエータ、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、およびセンシングレシーバの協働役割に適していると判断されることを含む方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0578】
条項A20。第3のグループのデバイスが、センシングイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、およびセンシングレシーバの協働役割に適していると判断されることを含む、条項A19に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0579】
条項A21。第4のグループのデバイスが、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタ、およびセンシングレシーバの協働役割に適していると判断される、条項A20に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0580】
条項A22。第5のグループのデバイスが、センシングレスポンダ、およびセンシングトランスミッタの協働役割に適していると判断されることを含む、条項A21のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0581】
条項A23。第6のグループのデバイスが、SBPイニシエータ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタおよびセンシングレシーバの協働役割に適していると判断されることを含む、条項A22に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0582】
条項A24。第7のグループのデバイスがSBPイニシエータ、センシングレスポンダ、およびセンシングトランスミッタの協働役割に適していると判断されることを含む条項A23に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0583】
条項A25。第8のグループのデバイスがSBPイニシエータ、センシングレスポンダ、およびセンシングレシーバの協働役割に適していると判断されることを含む条項A24に記載のアクセスされたセンシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0584】
条項A26。第9のグループのデバイスがSBPイニシエータの協働役割に適していると判断されることを含む条項A25に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0585】
いくつかの実施形態では、多数のデバイスは、AP、非AP(クライアントデバイス)、帰属している非AP、帰属していない非AP、認証された非AP、認証されていない非APを含み得る。
【0586】
条項A27。多数のデバイスが、無線データ通信ネットワークのアクセスポイントデバイス(AP)、無線データ通信ネットワークの帰属している無線非APデバイス、無線データ通信ネットワークに認証されたが帰属していない無線非APデバイス、無線データ通信ネットワークに認証されず帰属していない無線クライアントデバイスのうちの少なくとも1つを含む、条項A3のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0587】
条項A28。別のデバイスによるデバイスの分類に関連するデバイスの信頼性スコアが、別のデバイス、別のデバイスの設定、別のデバイスのデータベース、システム、システムの設定、システムのデータベース、システムのサーバ、サーバのデータベース、サーバの設定、サーバからの指令、ユーザ、デバイスのユーザ、別のデバイスのユーザ、システムのユーザ、ユーザ入力、ユーザインタフェース入力、グラフィカルユーザインタフェース入力、ユーザ設定、ユーザデータベースの少なくとも1つから取得されることを含む、条項A10に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0588】
いくつかの実施形態では、各協働役割は、センシング結果(例えばTSCI)へのそれぞれのアクセスを有する。
【0589】
条項A29。各協働役割が、無線センシング測定手順の結果の協働生成および報告における無線センシング測定手順の結果へのそれぞれのアクセスに関連付けられる、条項A1のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0590】
条項A30。センシング測定手順が、以下の基本手順と拡張手順とを含む条項A29に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。基本無線センシング測定手順は、センシングイニシエータデバイス、センシングレスポンダデバイス、センシングトランスミッタデバイス、およびセンシングレシーバデバイスによって、以下によって協働的に実行されることを含む。センシングイニシエータデバイスによってネットワーク内で無線センシング測定手順を開始することであって、センシングイニシエータデバイスが、センシングトランスミッタデバイス、センシングレシーバデバイス、またはその両方、またはそのいずれでもない、のうちの1つとしても機能することと、センシングイニシエータデバイスによってネットワーク内の少なくとも1つのセンシングレスポンダデバイスを手順に参加させることであって、各センシングレスポンダデバイスが、センシングトランスミッタデバイス、センシングレシーバデバイス、またはその両方のうちの1つとしても機能することと、センシングイニシエータデバイスによって、各センシングトランスミッタデバイスを、ネットワーク内のそれぞれの時系列の無線サウンディング信号(WSS)をそれぞれのセンシングレシーバデバイスに送信するように構成し、センシングイニシエータデバイスによって、各センシングレシーバデバイスを、それぞれの時系列のWSS(TSWSS)をそれぞれのセンシングトランスミッタデバイスから受信し、それぞれの受信したTSWSSに基づいて、それぞれの時系列のチャネル情報(CI)を取得し、それぞれの時系列のCI(TSCI)を、ネットワークを介して非ローカル的にセンシングイニシエータデバイスに報告するか、またはセンシングレシーバデバイスにおいてローカル的に報告する、ように構成する。拡張無線センシング測定手順は、SBPイニシエータデバイスおよびSBPレスポンダデバイスによって、ネットワーク内のSBPイニシエータデバイスが、ネットワーク内のSBPレスポンダデバイスに、ネットワーク内でSBP手順を実行するように要求することと、SBPレスポンダデバイスが、基本無線センシング測定手順を実行するために、SBPレスポンダデバイスがセンシングイニシエータデバイスとして機能し、SBPイニシエータデバイスによって要求されるように、TSCIをSBPイニシエータデバイスに報告することによって、SBP手順を実行すること、によって協働で実行される。
【0591】
いくつかの実施形態では、役割は無線プロトコル(例えばIEEE802.11bf標準)に基づく。
【0592】
条項A31。無線センシング測定手順における役割の各々は、無線プロトコルに基づいて実行され、無線プロトコルは、無線ネットワークプロトコル、無線ネットワーク規格、無線データ通信プロトコル、無線LAN(WLAN)プロトコル、モバイル通信プロトコル、規格に基づく無線プロトコル、WLAN規格、Wi-Fi規格、IEEE802規格、IEEE802.11規格、IEEE802.11bf規格、無線データ通信規格、3G/4G/LTE/5G/6G/7G/8G規格の1つである、条項A29に記載のアクセス制御された無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0593】
以下の番号の付いた条項は、2つのデバイスがプロトコル/標準規格に基づくセッションにおいて、それぞれの無線信号(NDPなど)をそれぞれの方法(方向)で送信する、双方向センシングの例を提供する。第1のデバイスは、受信した第1の無線信号からセンシング測定結果(チャネル情報/CI、TSCI、CSI、CIR、CFR、RSSIなど)を生成する第2のデバイスに第1の無線信号を送信する。第2のデバイスは、受信した第2の無線信号からCIを生成する第3のデバイス(例えば第1のデバイス)に第2の無線信号を送信する。センシング測定生成も連続する。いくつかの実施形態では、第3のデバイスは第1のデバイスであり、第1および第2のデバイスの両方が自身のTSCIを有し、無線センシングコンピューティングを実行することができる。センシング測定結果の報告はない。プロトコルは、デフォルトプロトコル、業界標準、国内標準、国際標準、WLAN標準、WiFi、IEEE802.11、802.11bf、Bluetooth、UWB、802.15、802.16、セルラ通信標準、4G/5G/6G/7G/8G、WiMaxなどであってもよい。
【0594】
条項B1。無線双方向センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニューの無線マルチパスチャネルを介して2つのデバイスによって2つの無線(サウンディング)信号を連続して送信することであって、第1の異種無線デバイスから第2の異種無線デバイスに送信される第1の無線信号と、第2の異種無線デバイスから第3の異種無線デバイスに送信される第2の無線信号とを送信し、無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きによって影響を受けることと、2つの無線信号を2つのデバイスによって2つの方法で連続して受信することであって、第2のデバイスによって第1の無線信号が第1の方法において受信され、第3のデバイスによって第2の無線信号が第2の方法において受信され、送信された第1の無線信号は、マルチパスチャネルおよび物体の動きによって受信された第1の無線信号と異なり、送信された第2の無線信号は、マルチパスチャネルおよび物体の動きによって受信された第2の無線信号と異なることと、受信された2つの無線信号に基づいて、2つの装置によってベニュー内の無線マルチパスチャネルの2つの時系列チャネル情報(TSCI)を連続して取得することであって、受信された第1の無線信号に基づいて第2のデバイスによって取得された第1のTSCIと、受信された第2の無線信号に基づいて第3の装置によって取得された第2のTSCIとであることと、アプリケーションのために、2つのTSCIを2つの装置で利用可能にすることであって、第1のTSCIは第2のデバイスで利用可能であり、第2のTSCIは第3のデバイスで利用可能であること。
【0595】
第2及び第3のデバイスにおいて、それぞれのMLMEは、それぞれのデバイスにおいてそれぞれのTSCIが利用可能であることを示すために、それぞれの内部(電子)信号/メッセージをそれぞれのSMEに送信する。
【0596】
条項B2。プロトコルに基づいて、2つのデバイス内の2つのTSCIの可用性を示すために、2つの電子信号を連続して送信するステップと、第1のTSCIの可用性を示すために、第2のデバイスの第2のMACレイヤ管理エンティティ(MLME)から第2のデバイスの第2のステーション管理エンティティ(SME)に第2のデバイス内の第2の電子信号を送信することと、第2のTSCIの可用性を示すために、第3のデバイスの第3のMLMEから第3のデバイスの第3のSMEに第3のデバイス内の第3の電子信号を送信することとをさらに含む、条項B1の無線双方向センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0597】
特殊なケース1:第1デバイス=第3デバイス。第1のデバイスがセンシングイニシエータ。
【0598】
条項B3。プロトコルに基づいて第1のデバイスによってセンシングセッションを開始することであって、第3のデバイスが第1のデバイスであり、第1のデバイスがセンシングイニシエータであり、第2のデバイスがセンシングレスポンダであり、第1の無線信号がイニシエータ-レスポンダ(I2R)サウンディング信号であり、第2の無線信号がレスポンダ-イニシエータ(R2I)サウンディング信号である、こと、をさらに含む、条項B1または2に記載の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0599】
センシングレスポンダがセンシングイニシエータにセンシング測定結果を報告するためにレポートフレームを使用してはならない。
【0600】
条項B4。センシングレスポンダがそのTSCI(すなわち第1のTSCI)をセンシングイニシエータに送信するために無線レポートフレームを使用しないこと、をさらに含む、条項B3の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0601】
あるいは、レポートフレームは、センシングレスポンダがセンシング測定結果をセンシングイニシエータに報告するためにオプションで使用されることもある。
【0602】
条項B5。第1のTSCIおよび第2のTSCIの両方が第1のデバイスに利用可能であるように、第1のTSCI(すなわち、第2のデバイスにおいて生成されたセンシング測定値)を第1のデバイス(センシングイニシエータ)に送信するために、無線レポートフレームが第2のデバイス(センシングレスポンダ)によって任意選択で使用されること、をさらに含む、条項B3の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0603】
トリガ信号は、2つのデバイスによる2つの無線信号の連続送信をトリガするために使用することができる。トリガ信号は、NDPAフレーム、トリガフレーム(TF)、またはトリガ用の他のフレームであってもよい。
【0604】
条項B6。条項B6の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアは、2つのデバイスによる2つの無線信号の連続送信をトリガするために、プロトコルに基づいて、センシングイニシエータによってセンシングレスポンダにトリガ信号を送信することをさらに含む。
【0605】
特殊ケース1a:非AP STAがセンシングセッションを開始する非TBセンシング。APは、WiFi/WLANのAPまたはセルラ通信の基地局でありうる。
【0606】
条項B7。第1のデバイスが非アクセスポイントデバイス(非APステーションまたは非AP STA)であることをさらに含む、条項B3の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0607】
特別なケース1b:APがセンシングセッションを開始するTBセンシング。APはWiFi/WLANのAPまたはセルラ通信の基地局でありうる。
【0608】
条項B8。第1のデバイスがアクセスポイントデバイス(AP)であることをさらに含む、条項B3に記載の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0609】
TBセンシングは、センシングイニシエータ(第1のデバイス)が多数のデバイス(第2のデバイスを含む)の「利用可能性」をチェックするためのポーリングフェーズを有することができる。利用可能な各デバイスは、利用可能であることを示すために返信してもよい。
【0610】
条項B9。プロトコルに基づきAPが多数の無線異機種デバイス(すなわち無線ステーション/STA)の利用可能性を無線でチェックすることであって、第2のデバイスが多数の無線異機種デバイスのうちの1つであり、利用可能であること、をさらに含む、条項B8の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0611】
APはデバイスの可用性を確認するために少なくとも1つのポーリングフレームを送信するかもしれない。
【0612】
条項B10。APによって、それらの利用可能性を無線でチェックするために、プロトコルに基づいて、多数の無線異種装置にポーリングフレームを送信することをさらに含む、条項B9の無線双方向センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0613】
利用可能なデバイスは、利用可能であることを示す返信として、何らかの無線返信信号(例えば「利用可能信号」)を送信することができる。
【0614】
条項B11。利用可能であることを示すために、プロトコルに基づき、任意の利用可能な無線異種デバイスによって無線利用可能信号をAPに送信すること、をさらに含む、条項B9の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0615】
前条項Bの無線応答信号は、「応答フレーム」であってもよい。
【0616】
条項B12。利用可能であることを示すために、プロトコルに基づき、任意の利用可能な無線異種デバイスによる応答フレームをAPに送信すること、をさらに含む、条項B11の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0617】
APによってポーリングされているすべてのデバイスは、その「可用性」を示すために、何らかの無線応答信号(例えば「可用性信号」)を応答として送信しうる。
【0618】
条項B13。任意の無線異種デバイスが、その可用性を示すために、プロトコルに基づきAPに無線可用性信号を送信することをさらに含む、条項B11の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0619】
前項Bの無線応答信号は、「応答フレーム」であってもよい。
【0620】
条項B14。任意の無線異種デバイスが、その可用性を示すために、プロトコルに基づき、APに応答フレームを送信することをさらに含む、条項B13の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0621】
SBPでは、非AP STAがAPにセンシングセッションの開始を要求する。
【0622】
条項B15。APでない異種無線デバイスによってセンシングセッションを開始するようAPに要求すること、をさらに含む、条項B8に記載の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0623】
SBPでは、非AP STAはAPにSBPリクエストを送信することでSBPセッションを開始する。
【0624】
条項B16。プロトコルに基づき、非APデバイスによってプロキシによるセンシング(SBP)セッションを開始することと、プロトコルに基づき、非APデバイスによってAPに対してSBP要求を行うことと、をさらに含む、条項B15の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0625】
SBPでは、非AP STAがSBPセッションを構成する。
【0626】
条項B17。非APデバイスによってSBPセッションを構成することをさらに含む、条項B16の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0627】
条項B18。SBPセッションを構成することによって、非APデバイスによって間接的にセンシングセッションを構成することをさらに含む、条項B17の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0628】
条項B19。APが非APデバイスにいかなるTSCIも報告しないようにSBPセッションを構成すること、をさらに含む、条項B18の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0629】
条項B20。センシングレスポンダがAPにTSCIを報告するために無線レポートフレームを使用しないようにセンシングセッションを間接的に構成すること、をさらに含む、条項B19の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0630】
条項B21。プロトコルに基づいて、第2の無線信号の送信と第1の無線信号の受信とを連続して行うことと、受信した第1の無線信号に基づいて第1のTSCIを生成することと、第1のTSCIを利用可能にすることとに関して、APによって第2のデバイスを設定することと、をさらに含む、条項B8に記載の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0631】
条項B22。組み合わせられたセットアップ、組み合わせられたネゴシエーション、または組み合わせられたコンフィギュレーションのうちの少なくとも1つに基づいて、APによって第2のデバイスと別のデバイスとを共同で構成することをさらに含む、条項B21の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0632】
条項B23。それぞれの個別セットアップ、それぞれのネゴシエーション、またはそれぞれの個別コンフィギュレーションのうちの少なくとも1つに基づいて、APによって第2のデバイスおよび別のデバイスを個別に設定することをさらに含む、条項B21の無線双方向センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0633】
以下の条項は、非インフラストラクチャモード(NIM)センシングのためのものである。
【0634】
条項C1。非インフラストラクチャモード無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニュー内でシステムのセンシングイニシエータにより非インフラストラクチャモード(NIM)センシング手順を開始することであって、センシングイニシエータは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードの異種無線デバイスであり、プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムのセンシングレスポンダがNIMセンシング手順に参加することであって、センシングレスポンダは無線アドホックネットワーク内の無線異種無線デバイスであり、センシングイニシエータとセンシングレスポンダとの間で、NIMセンシングプロシージャのための相互に許容可能なセンシングパラメータセットを定義することと、センシングイニシエータとセンシングレスポンダの一方をタイプ1異種無線デバイスであるセンシングトランスミッタと定義し、他方をタイプ2異種無線デバイスであるセンシングレシーバと定義することと、センシングトランスミッタにより、ベニューの無線マルチパスチャネルを介して無線(サウンディング)信号を送信することであって、無線マルチパスチャネルはベニュー内の物体の動きに影響され、センシングレシーバにより無線信号を受信することであって、送信された無線信号はマルチパスチャネルおよび物体の動きにより受信された無線信号と異なり、センシングレシーバにより、受信された無線信号に基づいてベニュー内の無線マルチパスチャネルの時系列チャネル情報(TSCI)を取得することと、TSCIを無線センシングアプリケーションで利用可能にすること。センシング測定結果の報告(例えば、センシング測定報告フレームを使用する)は、オプションであってもよい。
【0635】
条項C2。任意選択で、プロトコルに基づいてTSCIをセンシングイニシエータに送信することを含む、条項C1に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。NDPAまたはトリガフレーム(TF)I2R NDPのいずれかを使用するトリガベース(TB)センシング。
【0636】
条項C3。無線信号の送信前に、センシングイニシエータからセンシングレスポンダへアナウンスメントフレームまたはトリガリングフレームのいずれかを送信することを含む、条項C1に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。NDPまたはNDPA TFに類似したフレームまたはTFに類似したフレーム。
【0637】
条項C4。アナウンスメントフレームが、NDP Announcementフレーム(NDPA)、NDPAに類似するフレーム、または802.11互換NDPAのうちの少なくとも1つを含み、トリガフレームが、Triggerフレーム(TF)、TFの変形、TFに類似するフレーム、TFの変形に類似するフレーム、802.11互換フレーム、または802.11互換TFのうちの少なくとも1つを含む、条項C3に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。R2I NDPとI2R NDPの両方が送信される非TBセンシング。センシングレスポンダからセンシングイニシエータに送信されるR2I NDP。センシングイニシエータからセンシングレスポンダに送信されるI2R NDP。
【0638】
条項C5。ベニューの無線マルチパスチャネルを通じてセンシングレシーバによって第2の無線(サウンディング)信号を送信することと、センシングトランスミッタによって第2の無線信号を受信することと、受信された第2の無線信号に基づいてセンシングトランスミッタによってベニューの無線マルチパスチャネルの第2のTSCIを取得することと、無線センシングアプリケーションまたは第2の無線センシングアプリケーションのうちの少なくとも1つのために第2のTSCIを利用可能にすることと、を含む、条項C1のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。双方向センシング、すなわち、センシングイニシエータからセンシングレシーバに送信されるI2R NDPと、センシングレスポンダからセンシングイニシエータに送信されるR2I NDPと、(R2I NDPに基づいて)センシングイニシエータと(I2R NDPに基づいて)センシングレスポンダの両方で生成されるセンシング測定(例えば、CSI)。センシングイニシエータで取得されるTSCIは、センシングイニシエータのローカルアプリケーション/ソフトウェア/センシングタスクのためのものでありうる。センシングレスポンダで取得されるTSCIは、センシングレスポンダのローカルアプリケーション/ソフトウェア/センシングタスクのものであってもよい。それはオプションとしてセンシングイニシエータに報告されてもよい。例えば、センシングイニシエータのセンシングタスクは動き検出であり、センシングレスポンダのセンシングタスクは転倒検出である。
【0639】
条項C6。2つのセンシングトランスミッタおよび2つのセンシングレスポンダを定義することであって、センシングトランスミッタはタイプ1異種無線デバイスであり、センシングレシーバはタイプ2異種無線デバイスであり、センシングイニシエータおよびセンシングレスポンダの各々をセンシングトランスミッタおよびセンシングレシーバの両方に定義することと、各センシングトランスミッタによって、ベニューの無線マルチパスチャネルを介してそれぞれの無線(サウンディング)信号を送信することと、各センシングレシーバによってそれぞれの無線信号を受信することであって、各送信無線信号は、マルチパスチャネルおよび物体の動きによって、それぞれの受信無線信号と異なり、各センシングレシーバによって、それぞれの受信無線信号に基づいて、ベニュー内の無線マルチパスチャネルのそれぞれのTSCIを取得することと、それぞれの無線センシングアプリケーションのために、それぞれのTSCIをローカルで利用可能にすること、を含む条項C1のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。センシングイニシエータSTAは、センシングレスポンダの同じセットまたは異なるセットとの別の非インフラストラクチャセンシング手順を開始するためのセンシングイニシエータとして機能することができる。同じセンシングイニシエータと別のセンシングレスポンダとの別の非インフラストラクチャセンシング手順。
【0640】
条項C7。条項C1に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアは、以下を含む:プロトコルに基づき、センシングイニシエータによって第2のNIMセンシング手順を開始することと、プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムの第2のセンシングレスポンダが第2のNIMセンシング手順に参加することであって、第2のセンシングレスポンダは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードにある無線ヘテロジニアス無線デバイスであり、センシングイニシエータと第2のセンシングレスポンダとの間で、第2のNIMセンシング手順のための相互に許容可能なセンシングパラメータの第2のセットを定義することと、センシングイニシエータと第2のセンシングレスポンダの一方を、別のタイプ1異種無線デバイスである第2のセンシングトランスミッタと定義し、他方を、別のタイプ2異種無線デバイスである第2のセンシングレシーバと定義することと、第2のセンシングトランスミッタによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルを介して第2の無線(サウンディング)信号を送信することであって、第2の無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きによって影響を受け、第2のセンシングレシーバによって第2の無線信号を受信するステップであって、送信された第2の無線信号は、第2のマルチパスチャネルおよび物体の動きに起因して、受信された第2の無線信号と異なり、受信された第2の無線信号に基づいて、第2のセンシングレシーバによってベニューの第2の無線マルチパスチャネルの第2のTSCIを取得することと、第2のTSCIを第2の無線センシングアプリケーションのために利用可能にすることと、を含む。センシングレスポンダSTAは、(潜在的に異なるセンシングイニシエータを有する)別の非インフラストラクチャセンシング手順においてセンシングレスポンダとして機能し得る。別のセンシングイニシエータと同じセンシングレスポンダを有する別の非インフラストラクチャセンシング手順。
【0641】
条項C8。条項C1に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアは、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムの第2のセンシングイニシエータによって第2のNIMセンシング手順を開始することであって、第2のセンシングイニシエータは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードにある別の異種無線デバイスであり、センシングレスポンダが該第2のNIMセンシング手順に参加することと、第2のセンシングイニシエータとセンシングレスポンダとの間で、第2のNIMセンシング手順のための相互に許容可能なセンシングパラメータの第2のセットを定義することと、第2のセンシングイニシエータとセンシングレスポンダの一方をタイプ1の異種無線デバイスである第2のセンシングトランスミッタと定義し、他方をタイプ2の異種無線デバイスである第2のセンシングレシーバと定義することと、第2のセンシングトランスミッタによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルを介して第2の無線(サウンディング)信号を送信することであって、第2の無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きによって影響を受け、第2のセンシングレシーバによって第2の無線信号を受信するステップであって、送信された第2の無線信号は、第2のマルチパスチャネルおよび物体の動きによって受信された第2の無線信号と異なり、受信された第2の無線信号に基づいて、第2のセンシングレシーバによってベニューの第2の無線マルチパスチャネルの第2のTSCIを取得することと、第2の無線センシングアプリケーションのために第2のTSCIを利用可能にすること。P2Pセンシング(レスポンダ間センシング)。ケース1:両方のレスポンダが同じセンシング手順に参加する。
【0642】
条項C9。条項C1のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアは、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムの第2のセンシングレスポンダによってNIMセンシング手順に参加することであって、第2のセンシングレスポンダは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードにおける無線異種無線デバイスであり、センシングイニシエータと第2のセンシングレスポンダとの間のNIMセンシング手順のための相互に許容可能なセンシングパラメータの第2のセットを定義することと、センシングレスポンダと第2のセンシングレスポンダの一方を、タイプ1異種無線デバイスである第2のセンシングトランスミッタと定義し、他方をタイプ2異種無線デバイスである第2のセンシングレシーバと定義することと、第2のセンシングトランスミッタによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルを介して第2の無線(サウンディング)信号を送信することであって、第2の無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きによって影響を受け、第2のセンシングレシーバによって第2の無線信号を受信することであって、送信された第2の無線信号は、第2のマルチパスチャネルおよび物体の動きによって受信された第2の無線信号と異なり、受信された第2の無線信号に基づいて、第2のセンシングレシーバによってベニューの第2の無線マルチパスチャネルの第2のTSCIを取得することと、第2の無線センシングアプリケーションのために第2のTSCIを利用可能にすること。P2Pセンシング(レスポンダ間センシング)。ケース2:各レスポンダは別々の手順に参加する。
【0643】
条項C10。条項C1のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアは、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムのセンシングイニシエータが第2のNIMセンシング手順を開始することと、プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムの第2のセンシングレスポンダが第2のNIMセンシング手順に参加することであって、第2のセンシングレスポンダは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードにある無線異種無線デバイスであり、センシングイニシエータと第2のセンシングレスポンダとの間で、第2のNIMセンシング手順のための相互に許容可能なセンシングパラメータの第2のセットを定義することと、センシングレスポンダと第2のセンシングレスポンダの一方を、別のタイプ1異種無線デバイスである第2のセンシングトランスミッタに定義し、他方を、別のタイプ2異種無線デバイスである第2のセンシングレシーバに定義することと、第2のセンシングトランスミッタによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルを介して第2の無線(サウンディング)信号を送信するステップであって、第2の無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きによって影響を受け、第2のセンシングレシーバによって第2の無線信号を受信するステップであって、送信された第2の無線信号は、第2のマルチパスチャネルおよび物体の動きによって受信された第2の無線信号と異なる、ステップと、受信された第2の無線信号に基づいて、第2のセンシングレシーバによってベニューの第2の無線マルチパスチャネルの第2のTSCIを取得することと、第2の無線センシングアプリケーションのために第2のTSCIを利用可能にすること。P2Pセンシング、またはレスポンダ間センシング。双方向センシング。
【0644】
条項C11。第2のセンシングレシーバによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルを介して第3の無線(サウンディング)信号を送信することと、第2のセンシングトランスミッタによって、第3の無線信号を受信することであって、送信された第3の無線信号は、第2のマルチパスチャネルおよび物体の動きに起因して、受信された第3の無線信号と異なり、受信された第3の無線信号に基づいて、第2のセンシングトランスミッタによって、ベニューの第2の無線マルチパスチャネルの第3のTSCIを取得することと、第3のTSCIを、第2の無線センシングアプリケーションまたは第3の無線センシングアプリケーションのうちの少なくとも1つのために利用可能にすることと、を含む条項C9または10に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェアであって、以下を含む、方法/装置/システム/ソフトウェア。SBP。
【0645】
条項C12。プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムのSBPイニシエータによって、非インフラストラクチャモード(NIM)プロキシによるセンシング(SBP)手順を開始することであって、SBPイニシエータは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードにある異種無線デバイスであり、プロトコルに基づき、ベニュー内のシステムのSBPレスポンダによって、NIM SBP手順に参加することであって、SBPレスポンダはセンシングイニシエータであり、NIM SBP手順の間に、センシングイニシエータによって、NIMセンシング手順を開始することを含む、条項C1のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。2つのサブケース:(1)SBPレスポンダは、NIM SBP手順に参加した後、NIMセンシング手順を開始する。
【0646】
条項C13。SBPレスポンダがNIM SBP手順に参加した後に、SBPレスポンダによってNIMセンシング手順を開始すること、を含む条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。2つのサブケース:(2)SBPレスポンダが、NIM SBP手順に参加する前にセンシングイニシエータであった(NIM センシング手順を開始した)。
【0647】
条項C14。センシングイニシエータがNIM SBP手順に参加する前に、センシングイニシエータによってNIMセンシング手順を開始すること、を含む、条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。センシングレスポンダからセンシングイニシエータ/SBPのセンシング測定結果の任意報告。
【0648】
条項C15。任意選択で、プロトコルに基づいて、センシングレシーバから、場合によってはセンシングイニシエータを介して、SBP開始機にTSCIを送信することを含む、条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。SBP手順の開始/参加およびTSCIの報告に使用される各種フレーム。
【0649】
条項C16。NIMのSBP手順を開始するために、プロトコルに基づき、SBPイニシエータがSBPレスポンダにSBP要求フレームを送信することと、NIMのSBP手順に参加するか、または参加を拒否するために、プロトコルに基づき、SBPレスポンダがSBPイニシエータにSBP応答フレームを送信することと、任意選択で、TSCIをSBPイニシエータに送信するために、プロトコルに基づき、センシングレシーバがセンシング測定報告フレームを送信すること(場合によっては、センシングイニシエータを介して)とを含む、条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0650】
条項C17。NIMのSBP手順におけるSBPレスポンダによって開始されるNIMセンシング手順において、SBPレスポンダが、センシングトランスミッタ、センシングレスポンダ、センシングトランスミッタおよびレシーバの両方、またはなしのうちの1つになることを、SBP要求フレームを使用してSBPイニシエータによって指定することと、を含む、条項C16に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。SBP手順またはセンシング手順を制限する。
【0651】
条項C18。SBPイニシエータがセンシングイニシエータに許容できるセンシングレスポンダの数を指定することと、NIM SBP手順およびセンシングレスポンダによって開始されるNIMセンシング手順を制限して、システムの許容できるセンシングレスポンダの数だけがNIM SBP手順のNIMセンシング手順に参加できるようにすることと、を含む条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。いくつかの実施形態では、各許容可能なセンシングレスポンダに固有のIDがある。
【0652】
条項C19。SBPイニシエータによって各許容可能なセンシングレスポンダの固有の識別子(ID)を指定することを含む条項C18に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0653】
条項C20。一意の識別子が、ユーザID(UID)、アソシエーション(AID)、汎用一意ID(UUID)、グローバル一意ID(GUID)、MACアドレス、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスのうちの少なくとも1つを含む、条項C19に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。NIM SBP手順中またはNIMセンシング手順中にSBP設定を更新する(途中、SBP要求/応答フレームの後)。
【0654】
条項C21。NIM SBP手順の間に、NIM SBP手順またはNIM SBP手順のNIMセンシング手順のうちの少なくとも1つの設定を更新するために、SBPイニシエータによってSBP更新フレームをSBPレスポンダに送信すること、を含む条項C12に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。特定のセンシングレスポンダを停止/終了、追加、一時停止または再開するために、SBP更新フレームを使用して要求を送信する。
【0655】
条項C22。SBPイニシエータが、SBP内の特定のセンシングレスポンダを停止、または追加、または一時停止、または再開する要求をセンシング手順に送信することを含む、条項C21に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。特定のセンシングレスポンダを識別する方法。
【0656】
条項C23。特定のセンシングレスポンダの一意の識別子(ID)を提供することによって、特定のセンシングレスポンダを識別することであって、一意の識別子が、ユーザID(UID)、アソシエーション(AID)、ユニバーサル一意ID(UUID)、グローバル一意ID(GUID)、MACアドレス、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスのうちの少なくとも1つを含む、条項C22に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0657】
非インフラストラクチャモード(NIM)センシングに関するいくつかの実施形態では、アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードのSTAは、プロトコル(例えば、802.11、802.11bf)に基づいて、非インフラストラクチャモードのセンシング手順を開始するセンシングイニシエータとして機能する。非インフラストラクチャモードのアドホックネットワーク内の少なくとも1つの他のSTAは、プロトコルに基づいて、センシングレスポンダとしてセンシング手順に参加する。センシングイニシエータとセンシングレスポンダは、センシング手順/セッションと関連するセンシング測定パラメータをセットアップするためにネゴシエートする。一方のデバイスはセンシングトランスミッタ(タイプ1デバイス)としてセットアップされる。もう一方のデバイスはセンシングレシーバ(タイプ2デバイス)としてセットアップされる。無線サウンディング信号(例えば、NDP、NDPの時系列)がセンシングトランスミッタからセンシングレシーバに送信され、センシングレシーバでセンシング測定値(例えば、TSCI)が生成される。NDPは、どちらのデバイスがセンシングトランスミッタであるかに応じて、I2RまたはR2Iである場合がある。センシング測定値は、センシングレシーバのアプリケーション(ソフトウェア、ファームウェアなど)がローカルで利用できるようにすることができる。センシング測定値は、オプションとして、センシングレスポンダからセンシングイニシエータに無線送信され(例えば、プロトコルに基づくセンシング測定レポートフレームを使用して)、センシングイニシエータのアプリケーション(例えば、ソフトウェア、ファームウェア)が利用できるようになるか、またはセンシングレシーバからセンシングトランスミッタに送信される。
【0658】
以下の番号のついた節は、非インフラストラクチャモード(NIM)センシングの例を示す。
【0659】
条項D1。非インフラストラクチャモード無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェアであって、以下を含む:プロトコルに基づき、ベニュー内でシステムのセンシングイニシエータによって非インフラストラクチャモード(NIM)センシング手順を開始することであって、センシングイニシエータは、無線アドホックネットワーク内の非インフラストラクチャモードの異種無線デバイスであり、プロトコルに基づき、ベニュー内でシステムのセンシングレスポンダによってNIMセンシング手順に参加することであって、センシングレスポンダは、無線アドホックネットワーク内の無線異種無線デバイスであり、センシングイニシエータとセンシングレスポンダとの間で、NIMセンシングプロシージャのための相互に許容可能なセンシングパラメータセットを定義することと、センシングイニシエータとセンシングレスポンダの一方をタイプ1異種無線デバイスであるセンシングトランスミッタと定義し、他方をタイプ2異種無線デバイスであるセンシングレシーバと定義することと、センシングトランスミッタにより、ベニューの無線マルチパスチャネルを介して無線(サウンディング)信号を送信するステップであって、無線マルチパスチャネルは、ベニュー内の物体の動きにより影響を受け、センシングレシーバにより無線信号を受信するステップであって、送信された無線信号は、マルチパスチャネルおよび物体の動きにより受信された無線信号と異なり、センシングレシーバにより、受信された無線信号に基づいて、ベニュー内の無線マルチパスチャネルの時系列チャネル情報(TSCI)を取得するステップと、TSCIを無線センシングアプリケーションに利用可能にすること。
【0660】
いくつかの実施形態において、センシング測定結果の報告(例えば、センシング測定報告フレームを使用する)は、任意であってもよい。
【0661】
条項D2。任意選択で、プロトコルに基づきTSCIをセンシングイニシエータに送信することを含む、条項D1に記載のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0662】
NDPAまたはトリガフレーム(TF)I2R NDPを使用するトリガベース(TB)センシング。
【0663】
条項D3。無線信号の送信前に、センシングイニシエータからセンシングレスポンダにアナウンスフレームまたはトリガフレームのいずれかを送信することを含む、条項D1のNIM無線センシングシステムの方法/装置/システム/ソフトウェア。
【0664】
NDPAまたはNDPAに似たフレーム、TFまたはTFに似たフレーム。
【0665】
条項D4。アナウンスメントフレームが、NDP Announcementフレーム(NDPA)、NDPAに類似するフレーム、または802.11互換NDPAのうちの少なくとも1つを含み、トリガフレームが、トリガフレーム(TF)、TFの変形、TFに類似するフレーム、TFの変形に類似するフレーム、802.11互換フレーム、または802.11互換TFのうちの少なくとも1つを含む、条項D3に記載のNIM無線センシングシステムの方法/デバイス/システム/ソフトウェア。
【0666】
R2I NDPとI2R NDPの両方が送信される非TBセンシング。センシングレスポンダからセンシングイニシエータへ送信されるR2I NDP。センシングイニシエータからセンシングレスポンダへ送信されるI2R NDP。
【0667】
上述した特徴は、データ記憶システム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信し、データおよび命令を送信するように結合された少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステム上で実行可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムにおいて有利に実施され得る。コンピュータプログラムは、コンパイル言語またはインタプリタ言語を含む任意の形式のプログラミング言語(例えば、C、Java)で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、ブラウザベースのウェブアプリケーション、またはコンピューティング環境での使用に適した他のユニットなど、任意の形式で展開することができる。
【0668】
命令プログラムの実行に適したプロセッサには、例えば、汎用および特殊目的のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、あらゆる種類のコンピュータの単独プロセッサまたは複数のプロセッサまたはコアの1つが含まれる。一般に、プロセッサは、読み取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、あるいはその両方から命令とデータを受け取る。コンピュータの本質的な要素は、命令を実行するプロセッサと、命令やデータを格納する1つ以上のメモリである。一般に、コンピュータは、データファイルを格納するための1つ以上の大容量記憶装置も含むか、またはそれと通信するように動作可能に結合される。このような装置には、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクなどがある。コンピュータプログラム命令およびデータを具体化するのに適した記憶装置には、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、およびCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを例として含む、あらゆる形態の不揮発性メモリが含まれる。プロセッサとメモリは、ASIC(特定用途向け集積回路)によって補完されたり、ASICに組み込まれたりすることもある。
【0669】
本教示は、多くの具体的な実装の詳細を含むが、これらは、本教示の範囲または請求され得るものの制限として解釈されるべきではなく、むしろ、本教示の特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で本明細書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明される様々な特徴も、複数の実施形態で別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実施することができる。
【0670】
同様に、図面には特定の順序で操作が描かれているが、これは、望ましい結果を得るために、そのような操作を図示された特定の順序で実行すること、または順次実行すること、あるいは図示されたすべての操作を実行することを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況においては、マルチタスクや並列処理が有利に働く場合がある。さらに、上述した実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されたプログラム構成要素およびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品において一緒に統合されてもよいし、複数のソフトウェア製品にパッケージ化されてもよいことが理解されるべきである。
【0671】
主題の特定の実施形態について説明した。上述した特徴およびアーキテクチャの任意の組み合わせは、以下の特許請求の範囲に含まれることが意図される。他の実施形態もまた、以下の特許請求の範囲の範囲内である。場合によっては、特許請求の範囲に記載された動作は、異なる順序で実行されても、望ましい結果を達成することができる。さらに、添付の図に描かれているプロセスは、望ましい結果を達成するために、必ずしも示された特定の順序、または連続的な順序を必要としない。特定の実施態様では、マルチタスクおよび並列処理が有利な場合がある。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
標準化プロキシ無線センシング方法であって、
プロキシイニシエータデバイスが、標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、プロキシレスポンダデバイスにプロキシセンシング要求メッセージを無線送信し、前記プロキシイニシエータデバイスの代理として、無線センシングを代わりに実行するように前記プロキシレスポンダデバイスに要求することであって、
前記プロキシレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、選択されたセンシングレスポンダデバイスを含む複数のセンシングレスポンダデバイスとの間でセンシングセッションを開始するセンシングイニシエータデバイスであって、前記複数のセンシングレスポンダデバイスと前記センシングイニシエータデバイスとの間で通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を得るために無線センシング測定を実行する前記センシングイニシエータデバイスとして機能することによって、無線センシングを実行するように要求され、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて要求される、ことと、
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスとのセンシングセッションを開始し、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスによって通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を得るために無線センシング測定を実行することと、を含む
標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項2】
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージの第1のフィールドにおいて前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの識別子(ID)を指定することであって、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスのIDは、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、ネットワークアドレス、ネットワークID、インターネットプロトコル(IP)アドレス、マルチキャストID、前記プロキシレスポンダデバイスに関連するネットワーク内のID、名前、識別番号、英数字ID、代表、デバイスID、デバイス名、デバイス製品名、ホスト名、クライアント名、ベンダID、ベンダクラスID、シリアル番号、ホストID、クライアントID、UUID、またはGUIDのいずれかであることと、
前記プロキシセンシング要求メッセージ内の第3のフィールドの第1のビットパターンを使用して、前記プロキシセンシング要求メッセージ内に前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDがあることを特定することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージの前記第3のフィールドの第2のビットパターンを使用して、前記プロキシセンシング要求メッセージ内に前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDがないことを特定することと、をさらに含む
請求項1に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項3】
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスのそれぞれとのそれぞれのセンシングセッションを開始し、それぞれの前記選択されたセンシングレスポンダデバイスにより通信されたそれぞれの無線サウンディング信号に基づいて、それぞれのセンシング測定結果を得るために、それぞれの無線センシング測定を実行することであって、
複数の前記センシングレスポンダデバイスは、前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスを含み、
前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスは、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて要求されることと、をさらに含む
請求項1に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項4】
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージの第1のフィールドにおいて複数のIDを特定することであって、前記複数のIDは、前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスのそれぞれのIDを含むことと、
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージの第2のフィールドにおいて前記複数のIDの量を特定することであって、前記量は、前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスの量以上であることと、をさらに含む
請求項3に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項5】
前記プロキシセンシング要求メッセージ内の第3のフィールドの第1のビットパターンを使用して、前記プロキシセンシング要求メッセージ内に、(a)前記第1のフィールドにおける前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDを含む複数の前記ID、および(b)前記第2のフィールドにおける前記量の両方があることを特定することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージ内の前記第3のフィールドの第2のビットパターンを使用して、前記プロキシセンシング要求メッセージ内に、(a)前記第1のフィールドにおける前記複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDを含む複数の前記ID、および(b)前記第2のフィールドにおける前記量の両方がないことを特定することと、をさらに含む
請求項4に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項6】
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスがプロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信し、前記プロキシセンシング応答メッセージの第1のフィールドの第1のビットパターンを使用して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された前記選択されたセンシングレスポンダデバイスを含む複数のセンシングレスポンダデバイスとのセンシングセッションを開始し、前記複数のセンシングレスポンダデバイスとセンシングイニシエータデバイスとの間で通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を取得するために無線センシング測定を実行するセンシングイニシエータデバイスとして機能することを確認することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された前記選択されたセンシングレスポンダデバイスにセンシング測定セットアップ要求メッセージを無線送信し、前記センシング測定セットアップ要求メッセージの第3のフィールドの第3のビットパターンを使用して、無線センシング測定を実行するためのセンシングセッションの開始を要求することと、
前記センシング測定セットアップ要求メッセージに応答して、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、センシング測定セットアップ応答メッセージを前記プロキシレスポンダデバイスに無線送信し、前記センシング測定セットアップ応答メッセージの第4のフィールドの第4のビットパターンを使用して、前記無線センシング測定を実行するためのセンシングセッションの開始に同意することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージおよび前記センシング測定セットアップ応答メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記第1のフィールドに前記第1のビットパターンを有する前記プロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信することと、をさらに含む
請求項1に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項7】
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、プロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信し、前記プロキシセンシング応答メッセージの第1のフィールドの第2のビットパターンを使用して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された前記選択されたセンシングレスポンダデバイスを除く複数のセンシングレスポンダデバイスとのセンシングセッションを開始し、複数の前記センシングレスポンダデバイスと前記センシングイニシエータデバイスとの間で通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を取得するために無線センシング測定を実行するセンシングイニシエータデバイスとして機能することを確認することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された前記選択されたセンシングレスポンダデバイスにセンシング測定セットアップ要求メッセージを無線送信し、前記センシング測定セットアップ要求メッセージの第3のフィールドの第3のビットパターンを使用して、無線センシング測定を実行するためのセンシングセッションの開始を要求することと、
前記センシング測定セットアップ要求メッセージに応答して、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記プロキシレスポンダデバイスにセンシング測定セットアップ応答メッセージを無線送信し、第4のフィールドの第5のビットパターンを使用して、前記無線センシング測定を実行するためのセンシングセッションを開始する前記要求を拒否することと、
前記プロキシセンシング要求メッセージおよび前記センシング測定セットアップ応答メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記第1のフィールドに前記第2のビットパターンを有する前記プロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信し、前記選択されたセンシング応答デバイスが無線センシング測定を実行しないことを示すことと、をさらに含む
請求項1に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項8】
前記プロキシレスポンダデバイスが、前記センシング測定セットアップ要求メッセージの第6のフィールドの第6のビットパターンにおいてセンシング測定パラメータを特定することと、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスにより通信された無線サウンディング信号に基づいて、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記センシング測定パラメータに従って前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて無線センシング測定を実行することと、をさらに含む
請求項6に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項9】
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて、前記センシング測定パラメータに関連する要求されたパラメータを特定することであって、
前記プロキシセンシング要求メッセージの要求された前記パラメータは、前記センシング測定セットアップ要求メッセージの前記センシング測定パラメータと等しいことと、を含む
請求項8に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項10】
前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記無線センシング測定を、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記センシング測定パラメータに従って、センシングトランスミッタデバイスとして機能することと、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、無線サウンディング信号を複数の前記センシングレスポンダデバイス内のセンシングレシーバデバイスに送信することと、
前記センシングレシーバデバイスが、受信した前記無線サウンディング信号に基づいて、センシング測定結果を生成することと、
によって実行すること、をさらに含む
請求項8に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項11】
前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記センシングレシーバデバイスによって前記プロキシレスポンダデバイスを介して前記プロキシイニシエータデバイスに提供されたセンシング測定結果を、前記プロキシイニシエータデバイスが、取得することと、
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記取得されたセンシング測定結果に基づいて、センシングタスク結果を生成するセンシングタスクを実行することと、をさらに含む
請求項10に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項12】
前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記無線センシング測定を、
前記センシング測定パラメータに従って、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、センシングレシーバデバイスとして機能することと、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、複数の前記センシングレスポンダデバイス内のセンシングトランスミッタデバイスから無線サウンディング信号を受信することと、
受信した前記無線サウンディング信号に基づいて、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスによるセンシング測定結果を生成することと、
によって実行すること、をさらに含む
請求項8に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項13】
前記無線センシング測定を、
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの物理(PHY)層または媒体アクセス制御(MAC)層のいずれかから、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの少なくとも1つの上位層に、ローカルに前記センシング測定結果を提供すること
によって実行すること、をさらに含む
請求項12に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項14】
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスのPHY層またはMAC層のいずれかによってローカルに提供された前記センシング測定結果に基づいて、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの少なくとも1つの上位層で、センシングタスク結果を生成するセンシングタスクを実行すること、をさらに含む
請求項13に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項15】
前記無線センシング測定を、さらに
前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに従って前記センシング測定結果を前記プロキシレスポンダデバイスに無線で報告することによって、前記センシング測定結果を非ローカルに提供することと、
前記標準無線ネットワークプロトコルに従って、前記プロキシレスポンダデバイスが、プロキシイニシエータデバイスに前記センシング測定結果を無線で提供することと、
によって実行すること、をさらに含む
請求項12に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項16】
前記プロキシイニシエータデバイスが、前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが前記プロキシレスポンダデバイスを介して前記プロキシイニシエータデバイスに提供した前記センシング測定結果を取得することと、
取得された前記センシング測定結果に基づいて、前記プロキシイニシエータデバイスが、センシングタスク結果を生成するセンシングタスクを実行することとを、さらに含む
請求項15に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項17】
前記標準無線ネットワークプロトコルは、無線LAN(WLAN)標準プロトコル、モバイル通信標準プロトコル、WLAN標準、Wi-Fi標準、IEEE 802標準、IEEE 802.11標準、またはIEEE 802.11bf標準の少なくとも1つであり、
前記プロキシレスポンダデバイスは、アクセスポイント(AP)デバイスであり、
前記センシング測定結果は、前記標準無線ネットワークプロトコルおよび無線サウンディング信号(WSS)に関連付けられた無線チャネルの複数のチャネル情報(CI)を含み、各CIは、それぞれのWSSに基づいて得られたチャネル状態情報(CSI)、チャネルインパルス応答(CIR)、またはチャネル周波数応答(CFR)のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の標準化プロキシ無線センシング方法。
【請求項18】
標準化プロキシ無線センシングシステムであって、
プロキシイニシエータデバイスであって、
標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、プロキシレスポンダデバイスにプロキシセンシング要求メッセージを無線送信し、前記プロキシイニシエータデバイスの代理として、無線センシングを代わりに実行するように前記プロキシレスポンダデバイスに要求するように構成され、
前記プロキシレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、選択された複数のセンシングレスポンダデバイスを含む複数のセンシングレスポンダデバイスとの間でセンシングセッションを開始するセンシングイニシエータデバイスであって、前記複数のセンシングレスポンダデバイスと前記センシングイニシエータデバイスとの間で通信される無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を取得するために無線センシング測定を実行する前記センシングイニシエータデバイスとして機能することにより、前記無線センシングを実行するように要求され、
複数の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスが、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて要求される、前記プロキシイニシエータデバイスと、
前記プロキシレスポンダデバイスであって、
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、複数の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスのそれぞれとの間でそれぞれのセンシングセッションを開始し、それぞれの前記選択されたセンシングレスポンダデバイスによって通信されたそれぞれの無線サウンディング信号に基づいてそれぞれのセンシング測定結果を取得するためにそれぞれの無線センシング測定を実行するように構成された前記プロキシレスポンダデバイスと、
複数の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスと、を含む
標準化プロキシ無線センシングシステム。
【請求項19】
前記プロキシイニシエータデバイスによって、プロキシセンシング要求メッセージの第1のフィールドに複数の識別子(ID)が特定され、前記複数のIDは、選択された複数のセンシングレスポンダデバイスのそれぞれの識別情報(ID)を含み、
複数の前記IDの量は、前記プロキシイニシエータデバイスによって、前記プロキシセンシング要求メッセージの第2のフィールドにおいて特定され、前記量は、複数の選択されたセンシングレスポンダデバイスの量以上であり、
前記プロキシセンシング要求メッセージの第3のフィールドの第1のビットパターンは、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて、(a)前記第1のフィールドにおける複数の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDを含む複数の前記ID、および(b)前記第2のフィールドにおける前記量の両方があることを特定するために使用され、
前記プロキシセンシング要求メッセージの前記第3のフィールドの第2のビットパターンは、前記プロキシセンシング要求メッセージにおいて、(a)前記第1のフィールドにおける複数の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスの前記IDを含む複数の前記ID、および、(b)前記第2のフィールドにおける前記量の両方がないことを特定するために使用される
請求項18に記載の標準化プロキシ無線センシングシステム。
【請求項20】
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスが、プロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信し、前記プロキシセンシング応答メッセージの第1のフィールドの第1のビットパターンを使用して、前記プロキシレスポンダデバイスが、前記標準無線ネットワークプロトコルに基づいて、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された特定の選択されたセンシングレスポンダデバイスを含む複数のセンシングレスポンダデバイスとのセンシングセッションを開始し、複数の前記センシングレスポンダデバイスと前記センシングイニシエータデバイスとの間で通信された無線サウンディング信号に基づいてセンシング測定結果を取得するために無線センシング測定を実行するセンシングイニシエータデバイスとして機能することを確認し、
前記プロキシセンシング要求メッセージに応答して、センシング測定セットアップ要求メッセージが、前記プロキシレスポンダデバイスによって、前記プロキシセンシング要求メッセージで要求された特定の前記選択されたセンシングレスポンダデバイスに無線送信され、前記無線センシング測定を実行するためのセンシングセッションの開始を要求するために前記センシング測定セットアップ要求メッセージの第3のフィールドの第3のビットパターンを使用し、
前記センシング測定セットアップ要求メッセージに応答して、前記特定の選択されたセンシングレスポンダデバイスから前記プロキシレスポンダデバイスにセンシング測定セットアップ応答メッセージが無線送信され、前記無線センシング測定を実行するために前記センシングセッションを開始することに同意するために前記センシング測定セットアップ応答メッセージの第4のフィールドの第4のビットパターンを使用し、
前記特定の選択されたセンシングレスポンダデバイスからの前記プロキシセンシング要求メッセージおよび前記センシング測定セットアップ応答メッセージに応答して、前記プロキシレスポンダデバイスによって、前記第1のフィールドに前記第1のビットパターンを有する前記プロキシセンシング応答メッセージを前記プロキシイニシエータデバイスに無線送信する
請求項18に記載の標準化プロキシ無線センシングシステム。
【外国語明細書】