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特開2024-125448UE(User Equipment)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125448
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】UE(User Equipment)
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/20 20090101AFI20240911BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20240911BHJP
   H04W 8/06 20090101ALI20240911BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20240911BHJP
【FI】
H04W8/20
H04W48/18
H04W8/06
H04W60/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021129467
(22)【出願日】2021-08-06
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100160783
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 裕之
(72)【発明者】
【氏名】久下 陽子
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】5GSにおいて、ネットワークスライスに関する情報の管理に関する機能又は非公共ネットワーク機能を実現するための通信手段を提供する。
【解決手段】5GSにおいて、ネットワークスライスに関する情報の管理又は非公共ネットワーク機能を実現するための、UEの初期の登録や、定期的または移動に基づく登録の手続きの、方法及び通信手段を提供する。さらに、登録手続き完了後のネットワークスライス特有の認証・承認手続き、及びUE設定更新手続き、及び非登録手続き、の方法及び通信手段を提供する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(User Equipment)であって、
記憶部と制御部と送受信部とを備え、
前記記憶部が、configuredNSSAI (Network Slice Selection Assistance Information)と、前記configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)と、NSSAA(Network Slice-Specific Authentication and Authorization)の失敗または失効により拒絶されたrejected NSSAIと、を記憶し、
前記UEがローミング時には、前記制御部は、
前記configured NSSAIに含まれ、かつ
前記rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIと関連付けられない、
一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含め、
前記UEがローミングしていない時には、前記制御部は、
前記configured NSSAIに含まれ、かつ
前記rejected NSSAIに含まれない、
一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含め、
前記送受信部は、前記requested NSSAIを含めた登録要求メッセージを送信する、ことを特徴とする、UE。
【請求項2】
前記UEがローミング時、かつ、
前記rejected NSSAIに含まれない、前記configured NSSAIに対する前記一以上のmapped S-NSSAIに含まれる第1のmapped S-NSSAIが一以上ある、場合、
前記制御部は、
前記第1のmapped S-NSSAIと関連付けられた、前記configured NSSAIに含まれるS-NSSAIを、前記第1のmapped S-NSSAIと共に、前記登録要求メッセージに含める、
ことを特徴とする、請求項1に記載のUE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、UE(User Equipment)に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の移動通信システムの標準化活動を行う3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)のシステムアーキテクチャであるSAE(System Architecture Evolution)の検討を行っている。
【0003】
また、近年3GPPでは、次世代移動通信システムである5G (5th Generation) 移動通信システムの次世代通信技術やシステムアーキテクチャの検討も行っており、特に、5G移動通信システムを実現するシステムとして、5GS(5G System)の仕様化を行っている(非特許文献1参照)。5GSでは、多種多様な端末をセルラーネットワークに接続する為の技術課題を抽出し、解決策を仕様化している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】3GPP TS 24.501 V17.3.1 (2021-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 17)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
5GS(5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、新たなコアネットワークである5GCN(5G Core Network)が検討されている。
【0006】
さらに、5Gでは、特定のサービスタイプや、特定のグループの為に、特定のネットワーク機能や特定のネットワーク特性を提供する、論理ネットワークであるネットワークスライスが規定された。例えば、ネットワークスライスは、低遅延機能を備える端末の為に提供される論理ネットワークであってもよいし、IoT(Internet of Things)に用いられるセンサー端末の為に提供される論理ネットワークであってもよい。
【0007】
更に、3GPPでは、ネットワークスライスに関連する更なる機能を検討するために、eNS(Enhancement of Network Slicing)の検討が行われている。3GPPでは、eNSのフェーズ2の検討として、スライスごとに許可するUE数又は接続するセッションの数の管理が行われるための機能の追加を検討している。
【0008】
更に、NPN(Non-Public Network)の強化ワークアイテムとしてeNPN(enhanced NPN)の検討を行っており、そこでNPNのオンボーディングサービス機能の追加を検討している。
【0009】
しかし、上記要求を満たすための現実方法が明確になっていない。
【0010】
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、5GSにおけるeNSのための機能の実現方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態のUE(User Equipment)は、記憶部と制御部と送受信部とを備え、前記記憶部が、configured NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)と、前記configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)と、NSSAA(Network Slice-Specific Authentication and Authorization)の失敗または失効により拒絶されたrejected NSSAIと、を記憶し、前記UEがローミング時には、前記制御部は、前記configured NSSAIに含まれ、かつ前記rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIと関連付けられない、一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含め、前記UEがローミングしていない時には、前記制御部は、前記configured NSSAIに含まれ、かつ前記rejected NSSAIに含まれない、一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含め、前記送受信部は、前記requested NSSAIを含めた登録要求メッセージを送信する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、5GSにおいて、eNSとeNPNのサポートが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。
図2】移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。
図3】UEの装置構成を説明する図である。
図4】5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。
図5】5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。
図6】登録手続きを説明する図である。
図7】UEの設定の変更/更新手続きを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
【0015】
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
【0016】
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
【0017】
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
【0018】
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150、N3IWF170等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
【0019】
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM、N3IWF等のように、記号を省略して記載する場合がある。
【0020】
尚、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
【0021】
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
【0022】
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
【0023】
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCNに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
【0024】
また、non-3GPP アクセスネットワークは、信頼できない非3GPP(untrusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよいし、信頼できる非3GPP(trusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよい。ここで、信頼できない非3GPPアクセスネットワークは、例えば公衆無線LANなど、アクセスネットワーク内でセキュリティ管理を行わないnon-3GPPアクセスネットワークであってよい。一方で、信頼できる非3GPPアクセスネットワークは、3GPPが規定するアクセスネットワークであってよく、TNAP(trusted non-3GPP access point)とTNGF(trusted non-3GPP Gateway function)を備えていてもよい。
【0025】
NG-RANは、5GCNに接続する無線アクセスネットワークを意味し、NR又はE-UTRA又はその両方が用いられてよい。言い換えると、NG-RANは、E-UTRANであってもよい。
【0026】
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
【0027】
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
【0028】
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
【0029】
また、コアネットワーク_Bは、5GCN(5G Core Network)に対応する。5GCNには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。ここで、5GCNは、5GCと表現されてもよい。
【0030】
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置又はコアネットワーク内装置と称する場合がある。
【0031】
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)や、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
【0032】
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)と、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)は、移動体通信事業者毎に異なってもよい。
【0033】
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
【0034】
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
【0035】
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
【0036】
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
【0037】
また、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、PDN_A、DN_Aには、図2に記載されない装置が構成されていてもよい。例えば、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B及び/又はPDN_A及び/又はDN_Aには、AUSF(Authentication Server Function)やAAA(Authentication, authorization, and accounting)サーバ(AAA-S)が含まれてもよい。AAAサーバはコアネットワークの外に配置されてもよい。
【0038】
ここで、AUSFは、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスに対する認証機能を備える、コアネットワーク装置である。具体的には、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスに対する認証の要求をUEから受信し、認証手続きを実行するネットワーク機能部である。
【0039】
また、AAAサーバは、AUSFと直接的または他のネットワーク装置を介して間接的に接続する、認証及び承認及び課金機能を備える、装置である。AAAサーバはコアネットワーク内のネットワーク装置であってもよい。なお、AAAサーバは、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bに含まれず、PLMN及び/又はSNPNに含まれてもよい。つまり、AAAサーバはコアネットワーク装置であってもよいし、コアネットワークの外にある装置であってよい。例えば、AAAサーバは3rd Partyが管理する、PLMN及び/又はSNPN内のサーバ装置であってもよい。
【0040】
なお、図2では、図の簡略化のため、各装置・機能は1つずつ記載したが、移動通信システム1には複数の同様の装置・機能が構成されてもよい。具体的には、移動通信システム1には複数のUE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、及び/又はUDM150等の装置・機能が構成されていてもよい。
【0041】
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
【0042】
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
【0043】
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
【0044】
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
【0045】
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0046】
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
【0047】
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0048】
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
【0049】
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
【0050】
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0051】
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0052】
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
【0053】
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0054】
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0055】
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
【0056】
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0057】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
【0058】
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0059】
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
【0060】
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
【0061】
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
【0062】
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
【0063】
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
【0064】
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
【0065】
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
【0066】
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
【0067】
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCNとの間に配置される装置及び/又は機能である。
【0068】
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0069】
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
【0070】
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0071】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
【0072】
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0073】
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知(Downlink Data Notification)する機能、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信されるAN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
【0074】
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
【0075】
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
【0076】
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
【0077】
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
【0078】
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
【0079】
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
【0080】
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
【0081】
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
【0082】
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
【0083】
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
【0084】
[2.6. その他の装置及び/又は機能及び/又は本実施形態における用語]
次に、その他の装置、及び/又は機能、及び/又は用語、及び/又は各装置により送受信、及び記憶管理される識別情報、及び/又はメッセージについて説明を行う。
【0085】
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
【0086】
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージ、PDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージ、PDUセッション拒絶(PDU session establishment reject)メッセージ、PDUセッション変更要求(PDU session modification request)メッセージ、PDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージ、PDUセッション変更完了メッセージ(PDU session modification complete)、PDUセッション変更コマンド拒絶(PDU session modification command reject)メッセージ、PDUセッション変更拒絶(PDU session modification reject)メッセージ、PDUセッション解放要求(PDU session release request)メッセージ、PDUセッション解放拒絶(PDU session release reject)メッセージ、PDUセッション解放コマンド(PDU session release command)メッセージ、PDUセッション解放完了(PDU session release complete)メッセージ等が含まれてもよい。
【0087】
また、SMのための手続きまたはSM手続きには、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、PDUセッション変更手続き(PDU session modification procedure)、PDUセッション解放手続き(UE-requested PDU session release procedure)が含まれてもよい。なお、各手続きは、UEから開始される手続きであってもよいし、NW(ネットワーク)から開始される手続きであってもよい。
【0088】
また、MM(Mobility management)メッセージ(またはNAS MMメッセージとも称する)は、MMのための手続きに用いられるNASメッセージであってよく、UE_A10とAMF_A240の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、MMメッセージには、登録要求(Registration request)メッセージ、登録受諾(Registration accept)メッセージ、登録拒絶(Registration reject)メッセージ、登録解除要求(De-registration request)メッセージ、登録解除受諾(De-registration accept)メッセージ、configuration updateコマンド(configuration update command)メッセージ、設定更新受諾(configuration update complete)メッセージ、サービス要求(Service request)メッセージ、サービス受諾(Service accept)メッセージ、サービス拒絶(Service reject)メッセージ、通知(Notification)メッセージ、通知応答(Notification response)メッセージ等が含まれてよい。
【0089】
また、MMのための手続きまたはMM手続きは、登録手続き(Registration procedure)、登録解除手続き(De-registration procedure)、ジェネリックUE設定更新(Generic UE configuration update)手続き、認証・承認手続き、サービス要求手続き(Service request procedure)、ページング手続き(Paging procedure)、通知手続き(Notification procedure)が含まれてよい。
【0090】
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
【0091】
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
【0092】
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
【0093】
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
【0094】
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、QoSルール、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
【0095】
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワーク_B190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
【0096】
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
【0097】
また、PLMN(Public land mobile network)は、移動無線通信サービスを提供する通信ネットワークである。PLMNは、(移動体)通信事業者であるオペレータが管理するネットワークであり、PLMN IDにより、オペレータを識別することができる。本稿でPLMNはPLMN IDを意味してもよい。UEのIMSI(International Mobile Subscriber Identity)のMCC(Mobile Country Code)とMNC(Mobile Network Code)と一致するPLMNはHome PLMN(HPLMN)であってよい。PLMNはコアネットワークを意味してもよい。
【0098】
さらに、UEは、USIMに1又は複数のEHPLMN(Equivalent HPLMN、等価HPLMN)を識別するための、Equivalent HPLMN listを保持していてもよい。HPLMN、及び/又はEHPLMNと異なるPLMNはVPLMN(Visited PLMN)であってよい。
【0099】
UEが登録を成功したPLMNはRPLMN(Registered PLMN、登録PLMN)であってよい。各装置は、UEのPLMN選択においてRPLMNと等価に使用できる、1又は複数のEPLMN(Equivalent PLMN、等価PLMN)を識別するためのEquivalent PLMN listをRPLMNから受信、及び/又は保持、及び/又は記憶してもよい。
【0100】
現在のPLMN(current PLMN)とは、UEが要求するPLMN、及び/又はUEが選択したPLMN、及び/又はRPLMN、及び/又はネットワークが許可したPLMN、及び/又はメッセージを送受信するコアネットワーク装置が属するPLMNであってもよい。
【0101】
要求するPLMNとは、UEがメッセージを送信する際の、メッセージの送信先ネットワークを意味する。具体的には、UEがメッセージを送信する際に、UEにより選択されたPLMNであってよい。要求するPLMNは、UEが要求するPLMNであり、現在のPLMNであってもよい。また、UEが登録状態においては、要求するPLMNは登録PLMNであってもよい。
【0102】
NPN(Non-public network)とは、非公開仕様を目的としたネットワークである。NPNはSNPN(Stand-alone non-public network)とPNI-NPN(Public network integrated non-public network)の2つタイプがある。SNPNとPNI-NPNは5GSにデプロイされてよい。本稿では、NPNと示した場合は、SNPN又はPNI-NPN又は両方を意味してよい。
【0103】
SNPN(Stand-alone non-public network)とは、NPNオペレータにより操作され、PLMNによって提供されるネットワーク機能に依存しないネットワークである。言い換えると、SNPNは、PLMNからは独立したネットワークであり、特定のUEのみアクセスすることが可能である。SNPNはPLMN IDとNID(Network identifier)により識別されてよい。
【0104】
ここで、SNPNを識別するPLMN IDは一意である必要はない。例えばプライベートネットワークで使用するために予約された一以上のPLMN IDがNPNに使用されてもよい。
【0105】
また、SNPN(Stand-alone Non-Public Network)は、PLMN IDとNID(Network identifier)の組み合わせで構成されるSNPN ID識別され、特定のUEのみ接続が許可されたネットワークである。SNPNはコアネットワークを意味してもよい。ここで、SNPNへの接続が許可されるUEは、SNPN enabled UEであってもよい。
【0106】
さらに、UEは、USIMに1又は複数のESNPN(Equivalent SNPN、等価SNPN)を識別するための、Equivalent SNPN listを保持していてもよい。HSNPN、及び/又はESNPNと異なるSNPNはVPLMN(Visited PLMN)であってもよい。
【0107】
UEが登録を成功したSNPNはRSNPN(Registered SNPN、登録SNPN)であってよい。各装置は、UEのPLMN選択又はSNPN選択においてRSNPNと等価に使用できる、1又は複数のESNPN(Equivalent PLMN、等価PLMN)を識別するためのEquivalent SNPN listをRSNPNから受信、及び/又は保持、及び/又は記憶してもよい。
【0108】
PNI-NPN(Public network integrated non-public network)とは、PLMNのサポートによりデプロイされたNPNである。言い換えると、PLMNの機能を用いて、非公開仕様を実現するネットワークである。
【0109】
SNPNのオンボーディングサービス(Onboarding services in SNPN)により、MS(UE)は、デフォルトのUEの資格情報(UE credentials)を用いてオンボーディングを示すSNPNへアクセスすることができる。
【0110】
SNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続きは、SNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)であってよい。更に、又はSNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続きは、UEがSNPNのオンボーディングサービスの為に登録しているときに移動による登録更新のための登録手続きであってもよい。SNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続きは、SNPNオンボーディング登録(SNPN onboarding registration)と表現されてもよい。
【0111】
SNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続きには、SNPNのオンボーディングサービスのためのS-NSSAIに対してMMベースのスライスアドミッション制御が、AMFは又はコアネットワーク内のNFにより、行われなくてよい。
【0112】
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。ネットワークスライスのことを、単にスライスとも呼称する場合がある。
【0113】
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。
【0114】
ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0115】
UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
【0116】
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMN又はSNPNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN又はSNPN間で共通化された標準の情報であってもよい。
【0117】
また、S-NSSAIは5GSのS-NSSAI IEを用いて各装置間で送受信されてよく、その場合S-NSSAIは、現在のPLMN又はSNPNと関連付けられたS-NSSAI(SST及び/又はSD)、及び/又はHPLMNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)(もしあれば。例えばUEがローミング時、又は現在のPLMN又はSNPNがVPLMN又はSNPNである場合)、により構成されてよい。
【0118】
また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
【0119】
また、UEとNW間で送受信されるS-NSSAIは、S-NSSAI IE(Information element)と表現されてもよい。さらに、UEとNW間で送受信されるS-NSSAI IEは、登録PLMN又はSNPNのSST及び/又はSDで構成されるS-NSSAI、及び/又はそのS-NSSAIがマップされたHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIを示すSST及び/又はSDと、が構成されてもよい。UE及び/又はNWが記憶する一又は複数のS-NSSAIはSST及び/又はSDで構成されてもよいし、SST及び/又はSDで構成されるS-NSSAI、及び/又はそのS-NSSAIがマップされたHPLMNのS-NSSAIを示すSST及び/又はSDと、が構成されてもよい。
【0120】
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMN又はSNPNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。UEは各NSSAI(allowed NSSAI、及び/又はconfigured NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又pending NSSAI)を、PLMNとEPLMN、又はSNPNとESNPNに適用させて良い。
【0121】
mapped S-NSSAI(マップドS-NSSAI)は、ローミングシナリオにおいて、登録PLMNのS-NSSAIにマッピングされたHPLMNのS-NSSAIである。UEは、configured NSSAIと各アクセスタイプのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIにマップされたmapped S-NSSAIを1または複数記憶してよい。さらに、UEは、rejected NSSAI、及び/又はpending NSSAIに含まれるS-NSSAIの、mapped S-NSSAIを1または複数記憶してもよい。
【0122】
SNPNのローミングシナリオがサポートされる場合、mapped S-NSSAIは登録SNPNのS-NSSAIにマッピングされたHSNPNのS-NSSAIであってもよい。
【0123】
Network Slice-Specific Authentication and Authorization(NSSAA)機能とは、ネットワークスライス特有の認証及び認可を実現する為の機能である。ネットワークスライス特有の認証及び認可では、3rd Partyなどコアネットワーク外でUEの認証及び認可を行うことが出来る。NSSAA機能を備える、PLMN又はSNPN、及びネットワーク装置は、UEの登録情報に基づき、あるS-NSSAIに対してNSSAA手続きを実行する事ができる。更に、NSSAA機能を備えるUEは、pending NSSAI及び第3のrejected NSSAIを管理、及び記憶、及び送受信する事ができる。本稿では、NSSAAをネットワークスライス特有の認証及び認可手続きや、認証及び認可手続き、として称する場合がある。
【0124】
NSSAAを要するS-NSSAIは、コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置により管理される、NSSAAを要するS-NSSAIである。さらに、ローミング時、NSSAAを要するS-NSSAIは、コアネットワーク及び/又はコアネットワーク装置により管理される、NSSAAを要するHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIがmapped S-NSSAIとなる、HPLMN又はHSNPN以外のS-NSSAIであってもよい。
【0125】
コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、S-NSSAIとNSSAAを要するか否かを示す情報を対応付けて記憶することにより、NSSAAを要するS-NSSAIを記憶してもよい。コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、更に、NSSAAを要するS-NSSAIと、NSSAAが完了しているか否かを示す情報、又はNSSAAが完了し許可又は成功している状態であることを示す情報と、を対応づけて記憶してもよい。コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、NSSAAを要するS-NSSAIをアクセスネットワークに関わらない情報として管理してよい。
【0126】
また、configured NSSAI(設定NSSAI)は、UEの中に供給され、記憶されているNSSAIである。UEは、PLMN又はSNPNごとにconfigured NSSAIを記憶してもよい。UEはPLMN又はSNPNと関連付けてconfigured NSSAIを記憶してもよい。
【0127】
なお、本稿では、PLMNに対応付けられたconfigured NSSAIを、PLMNに対するconfigured NSSAI、又はPLMNのconfigured NSSAI、またはPLMNのためのconfigured NSSAI、PLMNに関連付けられたconfigured NSSAIと表現してもよい。同様にSNPNに対応付けられたconfigured NSSAIを、SNPNに対するconfigured NSSAI、又はSNPNのconfigured NSSAI、またはSNPNのためのconfigured NSSAI、SNPNに関連付けられたconfigured NSSAIと表現してもよい。
【0128】
また、UEは、PLMNと関連付けられず、すべてのPLMNに有効なconfigured NSSAIを記憶してよく、そのようなconfigured NSSAIを「default configured NSSAI」としてもよい。同様に、UEは、SNPNと関連付けられず、すべてのSNPNに有効なconfigured NSSAIを記憶してよく、そのようなconfigured NSSAIを「default configured NSSAI」としてもよい。UEは、PLMNともSNPNとも関連付けられず、すべてのPLMNとSPNNに有効なconfigured NSSAIを記憶してよく、そのようなconfigured NSSAIを「default configured NSSAI」としてもよい。
【0129】
configured NSSAIは複数のPLMN又はSNPNと関連付けられてもよく、これら複数のPLMNはEPLMNであってよいし、複数のSNPNはESNPNであってよい。
【0130】
configured NSSAIは、ネットワーク(又はPLMN又はSNPN)により設定された情報であってよい。configured NSSAIに含まれるS-NSSAIはconfigured S-NSSAIと表現されてもよい。configured S-NSSAIは、S-NSSI IEを用いて送受信されてよく、その場合、configured S-NSSAIはS-NSSAI(SST及び/又はSD)とmapped S-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD) (もしあれば。例えばUEがローミング時、又は関連付けられたPLMN又はSNPNがVPLMN又はVSNPNである場合)を含み構成されてもよい。
【0131】
または、PLMN又はSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)とHPLMN又はSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)は独立して扱われてもよい。具体的には、PLMN又はSNPNのconfigured S-NSSAIは「PLMN又はSNPNのためのconfigured S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNのconfigured S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNに対するconfigured S-NSSAI」と表現されてよい。
【0132】
更に、そのconfigured S-NSSAIがマップされたHPLMN又はHSNPNの一以上のS-NSSAIは「PLMN又はSNPNのconfigured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNのconfigured NSSAIの一以上のmapped S-NSSAI」と表現されてもよい。
【0133】
言い換えると、UEは、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIが構成された「現在のPLMN又はSNPNのconfigured NSSAI」を記憶してよく、ローミング時にはさらに、「現在のPLMN又はSNPNのconfigured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」も記憶してもよい。configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIは、3GPPのmapped S-NSSAI(s) for the configured NSSAIであって良い。
【0134】
configured NSSAIは、NWが任意のタイミングで更新してよく、更新に基づきNWからUEに更新したconfigured NSSAIが送信されてよい。
【0135】
また、requested NSSAI(要求NSSAI)は、登録手続き中にUEからネットワークに提供されるNSSAIである。登録手続きにおいて、UEが送信するrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEが記憶するallowed NSSAI又はconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIであってよい。
【0136】
requested NSSAIは、UEが要求するネットワークスライスを示す情報であってよい。requested NSSAIに含まれるS-NSSAIはrequested S-NSSAIと表現されてもよい。例えば、requested NSSAIは登録要求メッセージ、又はPDUセッション確立要求メッセージ等のUEからネットワークに送信されるNASメッセージ又はNAS(Non-Access-Stratum )メッセージを含めるRRC(Radio Resource Control)メッセージに含まれて送受信される。ここで、ローミングケースでは、requested NSSAIには、VPLMNのS-NSSAIと、マップされたHPLMNのS-NSSAIが含まれてもよい。言い換えれば、requested NSSAIに含まれるS-NSSAI(requested S-NSSAI)は、S-NSSAIとmapped S-NSSAIで構成されてもよい。
【0137】
requested NSSAIは、UEが要求するネットワークスライスと対応づけられたS-NSSAIを1以上含む情報であってよい。なお、ここでUEが要求するネットワークスライスとは、UEが使用したいネットワークスライスであってもよいし、UEがネットワークから使用を許可されることを要求するネットワークスライスであってよい。requested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、現在のPLMNに対応付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIであってもよいし、現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIであってもよい。
【0138】
言い換えると、requested NSSAIには、1つ以上の現在のPLMNに対応付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAI、又は1つ以上の現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、又は、上記2つの組み合わせであってよい。さらに具体的には、現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIとは、現在のPLMNと現在のアクセスタイプに対応づけられたallowed NSSAIであってもよい。さらに、requested NSSAIは、5GSのrequested NSSAIであってもよい。
【0139】
なお、requested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられたrejected NSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよいし、及び/又はUEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられたpending NSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよいし、UEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられた第4のrejected NSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよい。
【0140】
また、ローミング時において、pending NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIがHPLMNのS-NSSAIである場合、requested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEが記憶するpending NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが、mapped S-NSSAIでない、現在のPLMNのS-NSSAIであってよい。
【0141】
さらに、requested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEにおいて、そのS-NSSAI、またはそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIに関連付けられたバックオフタイマが実行されていないS-NSSAIであってよい。
【0142】
また、allowed NSSAI(許可NSSAI)は、UEが許可された1又は複数ネットワークスライスを示す情報である。言い換えると、allowed NSSAIは、ネットワークがUEへ接続を許可した、ネットワークスライスを識別する情報である。allowed NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するallowed NSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるallowed NSSAIであってよい。その場合、allowed NSSAIは3GPPのallowed NSSAI IEを意味してもよい。
【0143】
NWからUEへ送信されるallowed NSSAI IEには、非ローミング時には、現在のPLMN又はSNPNに有効な、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIのリストが含まれてよい。
【0144】
ローミング時には、NWからUEへ送信されるallowed NSSAI IEには、現在のPLMN又はSNPNに有効な、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIのリストと、更に現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIがマップされたHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIである、mapped S-NSSAIのリストと、が含まれてもよい。
【0145】
なお、allowed NSSAI IEに含まれる、現在のPLMN又はSNPNに有効な、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIのリストをAllowed NSSAI、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIがマップされたHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIである、mapped S-NSSAIのリストをAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト、と称してもよい。ここで、Allowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストは、3GPPのmapped S-NSSAI(s) for the allowed NSSAI for a PLMNであってもよい。同様に、Allowed NSSAIは、3GPPのallowed NSSAI for a PLMN or an SNPNを意味してもよい。
【0146】
UE及び/又はNWは、UEの情報として、アクセス(3GPPアクセス又は非3GPPアクセス)ごとに、allowed NSSAIを記憶と管理してよい。UE及び/又はNWは、さらに、登録エリアと関連付けてallowed NSSAIを管理してもよい。
【0147】
さらに、UE及び/又はNWは、UEの情報として、PLMN又はSNPNに関連付けて、allowed NSSAIを記憶と管理してよい。allowed NSSAIは複数のPLMNと関連付けられてもよく、これら複数のPLMNはEPLMNであってよいし、複数のSNPNはESNPNであってよい。
【0148】
なお、本稿では、PLMN又はSNPNとアクセスタイプとに対応付けられたallowed NSSAIを、「PLMN又はSNPNとアクセスタイプに対するallowed NSSAI」、又は「PLMN又はSNPNのアクセスタイプに対するallowed NSSAI」と表現されてよい。
【0149】
allowed NSSAIに含まれるS-NSSAIはallowed S-NSSAIと表現されてもよい。allowed S-NSSAIは、S-NSSAI IEを用いて送受信されてよく、その場合allowed S-NSSAI(SST及び/又はSD)はS-NSSAIとmapped S-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD)(もしあれば。例えばUEがローミング時、又は関連付けられたPLMN又はSNPNがVPLMN又はVSNPNである場合)を含み構成されてもよい。
【0150】
または、PLMN又はSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)とHPLMN又はSNPNのS-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD)は独立して扱われてもよい。具体的には、PLMN又はSNPNのAllowed S-NSSAIは「PLMN又はSNPNのためのallowed S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNのallowed S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNに対するallowed S-NSSAI」と表現されてよい。
【0151】
更に、そのallowed S-NSSAIがマップされたHPLMN又はHSNPNの一以上のS-NSSAIは「PLMN又はSNPNのallowed NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」又は「PLMN又はSNPNのallowed NSSAIの一以上のmapped S-NSSAI」と表現されてもよい。
【0152】
また、rejected NSSAI(拒絶NSSAI)は、UEが使用または要求が許可されない1又は複数のネットワークスライスを示す情報である。言い換えると、rejected NSSAIは、ネットワークがUEに対して接続を許可しないネットワークスライスを識別する情報である。NWからUEへ送信されるrejected NSSAIは、rejected NSSAI IE又はExtended rejected NSSAI IEに含まれてよい。
【0153】
rejected NSSAI IEを用いて送受信されるrejected NSSAIは、S-NSSAI(SST及び/又はSD)と拒絶理由値の組み合わせ(rejected S-NSSAI)を、1又は複数含める情報であってもよい。Extended rejected NSSAI IEを用いて送受信されるrejected NSSAIはローミング時にはS-NSSAI(SST及び/又はSD)とmapped S-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD)(もしあれば。例えばUEがローミング時、又は関連付けられたPLMN又はSNPNがVPLMN又はVSNPNである場合)と拒絶理由値との組み合わせ(Rejected S-NSSAI)を、1又は複数含める情報であってもよい。
【0154】
Extended rejected NSSAI IEには、一又は複数のRejected S-NSSAIの集合(5GSのPartial extended rejected NSSAI list)が含まれてよく、Rejected S-NSSAIの集合には、この集合のタイプを示す情報が含まれてもよい。
【0155】
集合のタイプを示す情報は、例えば、この集合には一以上のrejected S-NSSAIが関連するバックオフタイマ値とともに含まれていることを示す情報であってもよいし、この集合には関連するバックオフタイマ値が含まれず、一以上のrejected S-NSSAIが含まれていることを示す情報であってもよい。
【0156】
集合のタイプを示す情報は、この集合には一以上のrejected S-NSSAIが関連するバックオフタイマ値とともに含まれていることを示す情報である場合、Rejected S-NSSAIの集合にはバックオフタイマ値が含まれてもよい。
【0157】
ここで、rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、PLMN IDまたはSNPN IDと関連付けられてよい。なお、rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられるPLMN IDまたはSNPN IDにより示されるPLMNまたはSNPNは、現在のPLMNまたは現在のSNPNであってもよい。または、rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられるPLMN IDまたはSNPN IDは、現在のPLMNまたはSNPNによらず、HPLMNまたはHSNPNを示す情報であってもよい。
【0158】
ここで、拒絶理由値とは、ネットワークが、対応するS-NSSAI又は対応するS-NSSAIとmapped S-NSSAIとの組み合わせ(もしあれば)を拒絶する理由を示す情報である。UE及び/又はネットワークは、各S-NSSAI及び/又はmapped S-NSSAI(もしあれば)を、各S-NSSA又は対応するS-NSSAIとmapped S-NSSAIとの組み合わせが対応づけられた拒絶理由値に基づき、適切なrejected NSSAI及び/又はrejected NSSAIのmapped S-NSSAIとして記憶と管理してよい。
【0159】
さらに、rejected NSSAIは、登録受諾メッセージや、設定更新コマンドや、登録拒絶メッセージ等、ネットワークからUEへ送信されるNASメッセージ、又はNASメッセージが含まれるRRCメッセージに含められてもよい。rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはrejected S-NSSAIと表現されてもよい。
【0160】
rejected NSSAIは、UEがローミング時、Rejected NSSAI IEを用いて送信されてもよいし、Extended rejected NSSAI IEを用いて送信されてもよい。Extended rejected NSSAI IEには、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)とmapped S-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD)と拒絶理由値とにより構成されるrejected S-NSSAI (IE)が一又は複数含まれてもよく、UEは受信した現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを、受信したmapped S-NSSAIとともにNWに要求することを、拒絶されたと理解してよい。一方、Rejected NSSAI IEには、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIと拒絶理由値とによるrejected S-NSSAI IEが含まれてもよく、UEは受信した現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAI、又はHPLMNまたはHSNPNのS-NSSAIと関連付けられたS-NSSAIを、NWに要求することを、拒絶されたと理解してよい。
【0161】
rejected NSSAIは、第1から第4のrejected NSSAIと、第1のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、第2のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、第4のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、の何れかであってもよいし、これらの組み合わせであってよい。rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはrejected S-NSSAIと表現されてもよい。rejected S-NSSAIは、S-NSSAI IEを用いて各装置間で送受信されてもよく、rejected NSSAIを示すS-NSSAI IEは、S-NSSAIとmapped S-NSSAIとを含み構成されてもよい。
【0162】
UE及び/又はNWは、UEの情報として、PLMN又はSNPNに関連付けてrejected NSSAIを記憶と管理してよい。rejected NSSAIは更に一以上の他のPLMN又はSNPNと関連付けられてもよく、これら一以上の他のPLMNはEPLMNであってよいし、一以上の他のSNPNはESNPNであってよい。
【0163】
なお、本稿では、PLMN又はSNPNに関連付けられたrejected NSSAIを、PLMN又はSNPNに対するrejected NSSAI、又はPLMN又はSNPNのrejected NSSAI、又はPLMN又はSNPNのためのrejected NSSAIと表現してもよい。UE及び/又はNWは、さらに、第2のrejected NSSAI、及び/又は第2のrejected S-NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよい。UE及び/又はNWは、第2のrejected NSSAI、及び/又は第2のrejected S-NSSAIをアクセスタイプ及び/又は登録エリアと関連付けて記憶してもよい。
【0164】
ここで、第1のrejected NSSAIは、現在のPLMNまたは現在のSNPNで利用不可である、1以上のS-NSSAIの集合である。第1のrejected NSSAIは、5GSのrejected NSSAI for the current PLMN or SNPNであってもよいし、rejected S-NSSAI for the current PLMN or SNPNであってもよいし、rejected NSSAI for the current PLMN or SNPNに含まれるS-NSSAIであってもよいし、mapped S-NSSAI(s) for rejected S-NSSAI for the current PLMN or SNPNであってもよいし、mapped S-NSSAI(s) for rejected S-NSSAI for the current PLMN or SNPNに含まれるS-NSSAIであってもよい。第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)とは、第1のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIであってよく、5GSのmapped S-NSSAI(s) for the rejected NSSAI for the current PLMN or SNPNであってもよい。第1のrejected NSSAIは、UEまたはNWが記憶するrejected NSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるrejected NSSAIであってよい。
【0165】
第1のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejected NSSAIである場合、UEがNWに送信したrequested NSSAIに含まれたS-NSSAIのうち、現在のPLMNまたは現在のSNPNで不可であるために拒絶されたS-NSSAIを一又は複数含める。その場合、第1のrejected NSSAIは、S-NSSAIと拒絶理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI(S-NSSAI not available in the current PLMN or SNPN)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIが現在のPLMN又はSNPNで不可であることを示す情報であってよい。第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第1のrejected S-NSSAIと表現されてもよい。
【0166】
第1のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejected NSSAIである場合、第1のrejected NSSAIはrejected NSSAI IEに含まれて送受信されてよい。rejected NSSAI IEには、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIと、拒絶理由値の組み合わせが少なくとも1つ含まれてよい。UEがローミングしている場合、前述の組み合わせにはさらにHPLMNのS-NSSAIであるmapped S-NSSAIが含まれてもよい。
【0167】
言い換えると、ローミングケースでは、NWからUEへ送信される第1のrejected NSSAIには、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIと、mapped S-NSSAIと、拒絶理由値の組み合わせが、少なくとも1つ含まれてよい。
【0168】
第1のrejected NSSAIは、登録PLMNまたは登録SNPN全体に適用されてよい。UE及び/又はNWは、第1のrejected NSSAI及び第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、第1のrejected NSSAIは、3GPP access及びnon-3GPP accessに対して有効な情報であってよい。
【0169】
UEは、現在のPLMNに対して3GPP accessとnon-3GPP accessの両方のアクセスで非登録状態に遷移した場合、第1のrejected NSSAIを記憶から削除してよい。言い換えると、UEが、あるアクセス経由で現在のPLMNに対して非登録状態に遷移した場合、又はあるあるアクセス経由で新しいPLMNに登録が成功した場合、又はあるアクセス経由で新しいPLMNへの登録を失敗し非登録状態に遷移した場合に、さらにUEがもう一方のアクセス経由で登録されていない状態(非登録状態)である場合には、UEは第1のrejected NSSAIを削除する。つまり、UEが、あるアクセス経由で現在のPLMNに対して非登録状態に遷移した場合に、UEがもう一方のアクセス経由で現在のPLMNに対して登録されている状態 (登録状態)である場合には、UEは第1のrejected NSSAIを削除しなくてよい。
【0170】
第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI又は第1のrejected NSSAIは、現在のPLMNのS-NSSAIであってよい。言い換えれば、第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI又は第1のrejected NSSAIは、現在のPLMN IDまたはSNPN IDにのみ関連付けられて、記憶及び/又は管理及び/又は送受信されてよい。更に/または、第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはHPLMNのS-NSSAIであってもよいし、現在のPLMNのS-NSSAIであってもよい。
【0171】
第2のrejected NSSAIは、現在のレジストレーションエリア内で利用不可である、1又は複数のS-NSSAIの集合である。第2のrejected NSSAIは、5GSのrejected NSSAI for the current registration areaであってよいし、mapped S-NSSAI(s) for rejected NSSAI for the current registration areaであってもよいし、mapped S-NSSAI(s) for rejected NSSAI for the current registration areaに含まれるS-NSSAIであってもよい。第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)とは、第2のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIであってよく、5GSのmapped S-NSSAI(s) for the rejected NSSAI for the current registration areaであってもよい。第2のrejected NSSAIは、UEまたはNWが記憶するrejected NSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるrejected NSSAIであってよい。第2のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejected NSSAIである場合、第2のrejected NSSAIは、S-NSSAIと理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI(S-NSSAI not available in the current registration area)」であってよく、理由値と対応付けられたS-NSSAIが現在のレジストレーションエリア内で不可であることを示す情報であってよい。第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第2のrejected S-NSSAIと表現されてもよい。
【0172】
第2のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejected NSSAIである場合、UEがrequested NSSAIに含めたS-NSSAIのうち、現在のレジストレーションエリアで不可であるために拒絶されたS-NSSAIを一又は複数含める。その場合、第2のrejected NSSAIはrejected NSSAI IEに含まれて送受信されてよい。rejected NSSAI IEには、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIと、拒絶理由値の組み合わせが少なくとも1つ含まれてよい。UEがローミングしている場合、前述の組み合わせにはさらにHPLMNのS-NSSAIであるmapped S-NSSAIが含まれてもよい。
【0173】
言い換えると、ローミングケースでは、NWからUEへ送信される第2のrejected NSSAIには、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIと、mapped S-NSSAIと、拒絶理由値の組み合わせが、少なくとも1つ含まれてよい。
【0174】
第2のrejected NSSAIは、現在のレジストレーションエリア内で有効であってよく、現在のレジストレーションエリアに適用されてもよい。UE及び/又はNWは、第2のrejected NSSAI及び第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプごとの情報として扱ってよい。つまり、第2のrejected NSSAIは、3GPP accessまたはnon-3GPP accessのそれぞれに対して有効な情報であってよい。つまり、UEは、一旦あるアクセスに対して非登録状態に遷移した場合は、そのアクセスに関連付けられた第2のrejected NSSAIを記憶から削除してよい。
【0175】
第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI又は第2のrejected NSSAIは、現在のPLMNのS-NSSAIであってよい。言い換えれば、第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI又は第2のrejected NSSAIは、現在のPLMN IDまたはSNPN IDにのみ関連付けられて、記憶及び/又は管理及び/又は送受信されてよい。または、第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはHPLMNのS-NSSAIであってもよいし、現在のPLMNのS-NSSAIであってもよい。
【0176】
第3のrejected NSSAIは、NSSAAを要するS-NSSAIであり、そのS-NSSAIに対するNSSAAが失敗された、または取り消された、1又は複数のS-NSSAIの集合である。第3のrejected NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWとUE間で送受信されるNSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIがNWからUEへ送信される場合、第3のrejected NSSAIは、S-NSSAIと拒絶理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI(S-NSSAI not available due to the failed or revoked NSSAA)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIに対するNSSAAが失敗したことまたは取り消されたことを示す情報であってよい。第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第3のrejected S-NSSAIと表現されてもよい。
【0177】
第3のrejected NSSAIは、登録PLMN又は登録SNPNに適用されてもよいし、登録PLMN及び/又はEPLMNに適用されてもよいし、又は登録SNPN及び/又はESNPNに適用されてもよいし、全てのPLMN又はSNPNに適用されてもよい。第3のrejected NSSAIが全てのPLMNに適用されるということは、第3のrejected NSSAIはPLMNに関連付けられないことを意味してもよいし、第3のrejected NSSAIはHPLMNに関連付けられることを意味してよい。
【0178】
さらに、UE及び/又はNWは、第3のrejected NSSAI及び第3のrejected S-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、第3のrejected NSSAIは、3GPP access及びnon-3GPP accessに対して有効な情報であってよい。第3のrejected NSSAIはrejected NSSAIとは異なるNSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIは第1のrejected NSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIは、5GSのrejected NSSAI for the failed or revoked NSSAAであってもよいし、rejected S-NSSAI for the failed or revoked NSSAAであってもよいし、rejected NSSAI for the failed or revoked NSSAAに含まれるS-NSSAIであってもよい。
【0179】
第3のrejected NSSAIは、UEが、コアネットワークからNSSAAが失敗したこと、または取り消されたことにより拒絶されたスライスを識別するrejected NSSAIである。具体的には、UEは第3のrejected NSSAIを記憶する間、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIに対する登録要求手続きを開始しない。第3のrejected NSSAIは、NSSAAの失敗を示す拒絶理由値と対応づけられてコアネットワークから受信したS-NSSAIを1又は複数含む識別情報であってよい。
【0180】
第3のrejected NSSAIは、アクセスタイプによらない情報である。具体的には、UEが第3のrejected NSSAIを記憶する場合、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの両方に送信を試みなくてもよい。または、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、UEポリシーに基づき送信する事ができる。
【0181】
または、UEは第3のrejected NSSAIを、UEポリシーに基づき削除し、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを送信できる状態に遷移してもよい。言い換えれば、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、UEポリシーに基づき送信する場合には、UEは第3のrejected NSSAIからそのS-NSSAIを削除してもよい。
【0182】
ローミング時において、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、HPLMNのS-NSSAIであってよい。言い換えると、UEがVPLMN又はVSNPNから受信した第3のrejected NSSAIにはHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIが含まれていてよい。
【0183】
言い換えると、UE及び/又は各装置は、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAIが構成された「第3のrejected NSSAI」を記憶してよい。つまり、ローミング時においても、「第3のrejected NSSAI」はmapped S-NSSAIと関連付けられず記憶されてよい。
【0184】
第4のrejected NSSAIは、ネットワークスライス毎の最大UE数に達したS-NSSAIを一又は複数含む情報である。第4のrejected NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるNSSAIであってよい。
【0185】
第4のrejected NSSAIは、5GSの rejected NSSAI for the maximum number of UEs reachedであってよいし、rejected S-NSSAI for the maximum number of UEs reachedであってもよいし、rejected NSSAI for the maximum number of UEs reachedに含まれるS-NSSAIであってもよいし、mapped S-NSSAI(s) for the maximum number of UEs reachedであってもよいし、mapped S-NSSAI(s) for the maximum number of UEs reachedに含まれるS-NSSAIであってもよい。第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)とは、第4のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIであってよく、5GSのmapped S-NSSAI(s) for the maximum number of UEs reachedであってもよい。
【0186】
第4のrejected NSSAIがNWからUEへ送信される場合、第4のrejected NSSAIは、S-NSSAI(SST及び/またSD)とマップドS-NSSAI(SST及び/又はSD)(もしあれば)と、拒絶理由値と、バックオフタイマの値と、を少なくとも1つ含む情報を、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「ネットワークスライス毎の最大UE数に達したS-NSSAI(S-NSSAI not available due to maximum number of UEs reached)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIをAllowed NSSAIとして通知できる、または許可できる最大UE数に達したことを示す情報であってよい。
【0187】
ここで、拒絶理由値は、rejected NSSAIに含まれる拒絶理由値であってもよい。さらに、この時、バックオフタイマの値は、UEが、バックオフタイマの値が関連付けられた一以上のS-NSSAI及び/又は一以上のマップドS-NSSAIが関連した現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを用いた、MMメッセージを送信することを禁止する期間を示す情報であってよい。
【0188】
第4のrejected NSSAIは、登録PLMN全体に適用されてよいし、すべてのPLMNに有効であってもよいし、適用されてもよいし、登録エリア内で有効であってもよいし、登録PLMNとEPLMNに適用されてもよいし、TAリスト(TAI listまたは登録エリア)に含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNに適用されてもよい。第4のrejected NSSAIが全てのPLMNに適用されるということは、第4のrejected NSSAIはPLMNに関連付けられないことを意味してもよいし、第4のrejected NSSAIはHPLMNに関連付けられることを意味してよい。
【0189】
第4のrejected NSSAIが、登録PLMN全体で有効である場合、またはすべてのPLMNで適用される場合、または登録PLMN及び/またはEPLMNに適用される場合、UE及び/又はNWは、第4のrejected NSSAI及び第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。第4のrejected NSSAIが、登録エリア内で有効である場合、またはTAリスト(TAI listまたは登録エリア)に含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNに適用される場合、UE及び/又はNWは、第4のrejected NSSAI及び第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプごとの情報として扱ってよい。
【0190】
第4のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるNSSAIである場合、第4のrejected NSSAIには、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIとmapped S-NSSAI(もしあれば)とで構成された情報が1以上含まれてもよい。
【0191】
第4のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるNSSAIである場合、第4のrejected NSSAIはExtended rejected NSSAI IEを用いて送受信されてよい。Extended rejected NSSAI IEを用いて第4のrejected NSSAIが送受信される場合、Extended rejected NSSAI IEは、このIEには、関連するバックオフタイマ値と共に、拒絶されたS-NSSAIのリストが含まれることを示す情報と、バックオフタイマの値と、が含まれてもよい。
【0192】
または、第4のrejected NSSAIを含むExtended rejected NSSAI IEには、このIEに関連するバックオフタイマ値はなしで拒絶されたS-NSSAIのリストが含まれることを示す情報が含まれてよく、その場合、バックオフタイマ値はExtended rejected NSSAI IEに含まれない。
【0193】
ローミング時において、第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAIであってよい。言い換えると、UEがVPLMNから受信した第4のrejected NSSAIにはHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIが含まれていてよい。その場合、第4のrejected NSSAIは、HPLMN又はHSNPNに関連付けられて、UE及び/又はNWに、記憶、及び/又は管理されてもよい。
【0194】
pending NSSAIは、5GSのpending NSSAIであってよい。pending NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWとUE間で送受信されるNSSAIであってよい。
【0195】
pending NSSAIがNWからUEへ送信されるNSSAIである場合、pending NSSAIは、一以上のS-NSSAI IEを用いて送受信されてよく、S-NSSAI IEにはS-NSSAI(SST及び/またはSD)とmapped S-NSSAI(マップされたHPLMN又はSNPNのSST及び/又はマップされたHPLMN又はSNPNのSD)(もしあれば。例えばUEがローミング時、又は関連付けられたPLMN又はSNPNがVPLMN又はVSNPNである場合、又はUEがpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶する機能を備える場合)が含まれてよい。
【0196】
pending NSSAIは、登録PLMN又は登録SNPN全体に適用されてもよいし、登録PLMNと登録PLMNの一又は複数のEPLMNで適用されてもよいし又は登録SNPNと登録SNPNの一又は複数のESNPNで適用されてもよいし、全てのPLMN又はSNPNに適用されてもよい。pending NSSAIが全てのPLMN又はSNPNに適用されるということは、pending NSSAIはPLMN又はSNPNに関連付けられないことを意味してもよいし、pending NSSAIはHPLMN又はHSNPNに関連付けられることを意味してよい。
【0197】
UE及び/又はNWは、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、pending NSSAIは、3GPP access及びnon-3GPP accessに対して有効な情報であってよい。
【0198】
pending NSSAIは、UEが、手続きをペンディングしているスライスを識別する1又は複数のS-NSSAIで構成されるNSSAIである。具体的には、UEは、pending NSSAIを記憶する間、pending NSSAIに含まれるS-NSSAI、またはpending NSSAIのmapped S-NSSAIに対する登録要求手続きを開始しない。
【0199】
言い換えれば、UEは、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIに対するNSSAAが完了するまで、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIを登録手続き中に使用しない。pending NSSAIは、アクセスタイプによらない情報である。具体的には、UEがpending NSSAIを記憶する場合、UEはpending NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの両方に送信を試みない。
【0200】
ローミング時(ローミングシナリオ)において、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIは、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAIであってよい。言い換えると、UEがVPLMN又はVSNPNから受信したpending NSSAIにはHPLMN又はSNPNのS-NSSAIが含まれていてよい。このようなpending NSSAIを第1のpending NSSAIと称してもよい。
【0201】
言い換えると、第1のpending NSSAIに対するmapped S-NSSAIはなく、第1のpending NSSAIに構成されるS-NSSAIはローミング時非ローミング時によらず、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAIである。
【0202】
一方、ローミング時(ローミングシナリオ)において、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIは現在のPLMN(VPLMN)又はSNPN(VSNPN)のS-NSSAIであってよい。言い換えると、UEがVPLMN又はVSNPNから受信したpending NSSAIにはVPLMN又はVSNPNのS-NSSAIが含まれていてよい。このようなpending NSSAIを第2のpending NSSAIと称してもよい。
【0203】
言い換えると、ローミング時には、第2のpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIがあってもよい。第2のpending NSSAIに構成されるS-NSSAIは、ローミング時非ローミング時によらず、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIであってよい。
【0204】
トラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。トラッキングエリアは、TAC(Tracking area code)とPLMNで構成されるTAI(Tracking Area Identity)により識別されてよい。
【0205】
レジストレーションエリア(Registration area又は登録エリア)は、AMFがUEに割り当てる1又は複数のTAの集合である。なお、UE_A10は、レジストレーションエリアに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新のための信号を送受信することなく移動することができてよい。言い換えると、レジストレーションエリアは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。レジストレーションエリアは、1または複数のTAIにより構成されるTAI listにより識別されてよい。
【0206】
TAI listに含まれるTAIは、1つのPLMNに属してよいし、複数のPLMNに属してもよい。TAI listに含まれる複数のTAIが異なるPLMNに属する場合、それらPLMNはEPLMNであってよい。
【0207】
UE IDとは、UEを識別する為の情報である。具体的に、例えば、UE IDは、SUCI(SUbscription Concealed Identifier)、又はSUPI(Subscription Permanent Identifier )、又はGUTI(Globally Unique Temporary Identifier)、又はIMEI(International Mobile Subscriber Identity)、又はIMEISV(IMEI Software Version)又は、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity )であってもよい。又は、UE IDはアプリケーションまたはネットワーク内で設定されたその他の情報であってもよい。さらに、UE IDは、ユーザを識別する為の情報であってもよい。
【0208】
スライスに接続する最大UE数管理とは、同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数を管理及び/又は制御、又は同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIを用いたPDUセッションを確立することができる最大UE数を管理及び/又は制御することである。スライスに接続する最大UE数管理は、5GSのNSAC(network slice admission control)であってよい。NSACはslice admission controlと表現されてもよい。
【0209】
同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数の管理及び/又は制御は、MMベースのスライスアドミッション制御(Mobility management based slice admission control)と表現されてよい。同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIを用いたPDUセッションを確立できる最大UE数の管理及び/又は制御は、SMベースのスライスアドミッション制御(Session management based slice admission control)と表現されてよい。
【0210】
ここで、ネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録するUEとは、ネットワークスライスを示すS-NSSAIがallowed NSSAIに含まれて記憶することであってもよい。スライスに接続する最大UE数管理の機能、又は同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数を管理及び/又は制御機能をサポートするネットワーク内の装置は、S-NSSAIごとに、スライスに接続する最大UE数管理を要するか否かを記憶することができ、さらに登録されたUEが最大数である定数に達しているか否かを登録手続き中に確認することができる。さらに、スライスに接続する最大UE数管理の機能、又は同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数を管理及び/又は制御機能をサポートする各装置は、第4のrejected NSSAIを記憶することができてよい。本稿では、スライスに接続する最大UE数は、スライス毎に接続する最大UE数、またはネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数、または最大UE数、または定数、と表現される場合がある。
【0211】
バックオフタイマは、UEによるMMメッセージの送信、及び/又はSMメッセージによる手続きの開始を禁止するためのタイマであり。バックオフタイマは、UEにより管理、実行される。バックオフタイマはS-NSSAIに対応づけられていてもよいし、NSSAIに対応付けられていてもよい。UEは、S-NSSAIに対応付けられたバックオフタイマが有効である間は、そのS-NSSAIを用いた、MMメッセージの送信、及び/又はSMメッセージの送信、が禁止、又は規制、又は制限された状態であってよい。これらの規制は5GSの輻輳管理による規制であってもよいし、5GSの輻輳管理による規制を含めた規制であってもよいし、5GSの輻輳管理とは独立した規制であってもよい。
【0212】
バックオフタイマは、S-NSSAI、及び/又はNSSAI、及び/又はPLMN、及び/又はSNPN単位で、開始、及び/又は停止されるタイマであってよい。
【0213】
具体的には、バックオフタイマは、S-NSSAIに対応付けられてよく、特定のS-NSSAIを用いた、MMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってよい。言い換えると、UEは、このタイマのカウント中は、その特定のS-NSSAIを用いたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージを送信しないよう設定してもよい。
【0214】
または、バックオフタイマは、NSSAIに対応付けられてよく、特定のNSSAIに含まれるS-NSSAIを用いた、MMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってよい。言い換えると、UEは、このタイマのカウント中は、その特定NSSAIに含まれるS-NSSAIを用いたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージを送信しないよう設定してもよい。
【0215】
さらに、UEは、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIと同じS-NSSAI、及び/又は同じS-NSSAIに関連するS-NSSAI、及び/又は同じS-NSSAIのマップドS-NSSAIに関連するS-NSSAI、を用いたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。
【0216】
さらに、バックオフタイマは、特定のNSSAIを用いた、MMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってよい。言い換えると、UEは、このタイマのカウント中は、その特定のNSSAI、及び/又は特定のS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージを送信しないよう設定してもよい。
【0217】
さらに、UEは、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたNSSAIと同じNSSAI、及び/又はバックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIと同じS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。さらに、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIに関連するS-NSSAIを含むNSSAI、及び/又はバックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIのマップドS-NSSAIに関連するS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。
【0218】
また、バックオフタイマは、no NSSAIに対応付けられ、no NSSAIを用いたMMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってもよい。言い換えると、UE_A10は、このタイマのカウント中は、no NSSAIを用いたMMメッセージを送信しないよう設定してもよい。さらに、UE_A10は、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されると表現した場合、no NSSAIを用いたMMメッセージが許容されることを意味してもよい。
【0219】
さらに、バックオフタイマは、5GMMのタイマ、及び/又はEMM(EPS mobility management)のタイマであってもよい。さらに、バックオフタイマは、タイマT3448であってもよいし、タイマT3448と同等のタイマであってもよい。言い換えると、バックオフタイマは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信を規制するためのタイマと、同じタイマであってもよいし、同様のタイマであってもよい。
【0220】
5GMM capabilityとは、5GCN又はEPSとのインターワーキングに関連した、UEの情報をネットワークに提供するための情報である。言い換えると、5GMM capabilityはUEのMM関連の機能情報(capability information)である。5GMM capabilityは5GSの5GMM capability IEであってよい。
【0221】
UE security capabilityとは、UE及びネットワークによって使用され、NASセキュリティに対してN1モードのUEによってサポートされるセキュリティアルゴリズムと、AS(Access-Stratum)セキュリティに対してNR(5G AN)と5GCNに接続するE-UTRA(E-UTRAN)間でサポートされるセキュリティアルゴリズムを示す。UE security capabilityは5GSのUE security capability IE(Information Element)であってよい。
【0222】
UE及びネットワークは、UEが5GCに接続している場合、UE security capabilityで示されるセキュリティアルゴリズムを用いて、セキュアな接続を実現する。
【0223】
N1モードとは、5G ANを介して5GCNへアクセス及び/又は接続が許可されたUEのモードである。言い換えると、N1モードとは、N1インターフェースを用いた通信が許可されたUEのモードである。つまり、N1モードのUE(UE in N1 mode)は、5G ANを介して、及び/又はN1インターフェースを用いて、5GCNへアクセス及び/又は接続することができる。
【0224】
Last visited registered TAIとは、UEがネットワークに登録した登録エリア(registration/ registered area)に含まれるTAIであり、UEが最後にアクセスしたTAを示す情報である。Last visited registered TAIは、5GSのLast visited registered TAI IEであってもよく、5GSによりカバーされるエリア内のTAを識別するための情報である5GS tracking area identityにより示されてよい。
【0225】
S1 UE network capabilityとは、S1モードのUE及びIuモードのUE及びGbモードのUEがサポートするセキュリティアルゴリズムを示すための情報である。言い換えるとS1 UE security capabilityは、UEが3G及び/又は4Gのアクセスネットワークを介したコアネットワークへアクセスする場合に、UEがサポートするセキュリティアルゴリズムをネットワークに通知するための情報である。S1モードでサポートされるセキュリティアルゴリズムはNASセキュリティとASセキュリティの両方に対してサポートされる。S1 UE network capabilityは、UE及びネットワークによって使用されてよい。S1 UE security capabilityは5GSのS1 UE security capability IE であってよいし、EPSのUE security capability IEであってもよい。
【0226】
UE及び/又はネットワークは、UEがEPCに接続している場合、S1 UE security capabilityで示されるセキュリティアルゴリズムを用いて、セキュアな接続を実現する。
【0227】
S1モードとは、UEがS1インターフェース(E-UTRAN(又はeNB)とEPC間のインターフェース)を用いた通信が許可されたUEのモードであってよい。つまり、S1モードのUE(UE in S1 mode)は、E-UTRANを介してコアネットワークに接続することができる。
【0228】
Iuモードとは、GERAN(GSM/GPRS Radio Access Network)又はUTRAN(Universal/ UMTS(Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)とIuインターフェースを介して、コアネットワークに接続が許可されたUEのモードである。
【0229】
Gbモードとは、GERAN BSS(Base Station System)とSGSN(Service GPRS(General Packet Radio Services/ System) Support Node)間のGbインターフェースを介して、コアネットワークに接続が許可されたUEのモードである。
【0230】
Mobile station classmark 2とは、ネットワークに移動局(MS: mobile station)機器(UE)の優先度を通知するための情報である。Mobile station classmark 2は5GSのMobile station classmark 2 IEであってよい。
【0231】
Supported codecsとは、モバイル(UE)によりサポートされる音声コーデックに関する情報をネットワークに提供するための情報である。Supported codecsは5GSのSupported codecs IE及び/又はSupported codec list IEであってよい。
【0232】
SRVCC(Single Radio Voice Call Continuity)とは、LTEと3G間で音声通話を維持するための、音声通話ハンドオーバー技術である。
【0233】
5G-SRVCCは、5Gと3G間で音声通話を維持するための、音声通話ハンドオーバー技術である。
【0234】
[2.7.本実施形態における識別情報の説明]
次に、本実施形態において、各装置により送受信、及び記憶管理される識別情報について説明する。
【0235】
第1の識別情報は、UEがpending NSSAIに対する一以上mapped S-NSSAIを記憶する機能をサポートするか否かを示す情報である。第1の識別情報は、UEがpending NSSAIに対する一以上mapped S-NSSAIを記憶することができることを示す情報であってもよいし、UEがpending NSSAIに対する一以上mapped S-NSSAIを記憶する機能をサポートしないことを示す情報であってよい。第1の識別情報は、5GMM capability情報であってよく、5GMM capability IEに含まれて送受信されてもよい。第1の識別情報は、UEがpending NSSAIに対する一以上mapped S-NSSAIを記憶する事ができる事を示す情報であってもよい。第1の識別情報は、UEがpending NSSAIに対する一以上mapped S-NSSAIを記憶する事ができない事を示す情報であってもよい。
【0236】
第1の識別情報は、第2のpending NSSAIを記憶する機能をサポートするか否かを示す情報であってもよいし、第2のpending NSSAIを記憶する機能をサポートすることを意味してもよい。
【0237】
第2の識別情報は、UEがスライスに接続する最大UE数管理のための機能をサポートする事を示す情報であってよい。または、第2の識別情報は、UEがスライスに接続する最大UE数管理のための機能をサポートするか否かを示す情報であってもよい。第2の識別情報は5G MM capability IE情報であってもよく、5GMM capability IEに含まれて送受信されてもよい。第2の識別情報は、UEが第4のrejected NSSAI及び/又は第4のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶する事ができる事を示す情報であってもよい。第4のrejected NSSAI及び/又は第4のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶する事ができない事を示す情報であってもよい。
【0238】
第10の識別情報は、一緒に送信されるpending NSSAIに含まれる一以上S-NSSAIが現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIか、又はHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIか、を示す情報であって良い。第10の識別情報はpending NSSAI IEに含まれてもよいし、pending NSSAI IEとは独立したIEを用いて送受信されてよい。
【0239】
第10の識別情報は、一緒に送信されるpending NSSAIに含まれる一以上S-NSSAIが現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIであることを示す情報であってもよい。第10の識別情報は、一緒に送信されるpending NSSAIに含まれる一以上S-NSSAIがHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIであることを示す情報であってもよい。
【0240】
第10の識別情報は、UEがローミング時に送受信される情報であってもよい。もしUEが非ローミング時に第10の識別情報が送受信された場合には、第10の識別情報は、一緒に送信されるpending NSSAIに含まれる一以上S-NSSAIが現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIであることを示す情報であってもよいし、又はHPLMN又はHSNPNのS-NSSAIであることを示す情報であってもよい。
【0241】
[3. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
次に、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、Network Slice-Specific Authentication and Authorization手続き、UE設定更新手続き(Generic UE configuration update procedure)、ネットワークが開始する非登録手続き(Network-initiated de-registration procedure)が含まれる。が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
【0242】
尚、各実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
【0243】
[3.1. 登録手続き]
まず、登録手続き(Registration procedure)について、図6を用いて説明する。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(5GMM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(5GMM-REGISTEDED state)に遷移することができる。尚、各登録状態は、アクセス毎に各装置で管理されてよい。具体的には、各装置は3GPPアクセスに対する登録の状態(登録状態又は非登録状態)と、non-3GPPアクセスに対する登録の状態を独立して管理してよい。
【0244】
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
【0245】
UEは、TA(トラッキングエリア)を跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリスト(TAI list又は登録エリア)で示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているバックオフタイマ、またはその他のタイマが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UE設定更新手続きの完了に基づいて、又は登録手続きの完了に基づいて、又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、又はPDUセッションマネジメント手続きの完了に基づいて、又は各手続きでネットワークから受信した情報に基づいて、又はバックオフタイマの満了、または停止に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
【0246】
なお、上述したUEがネットワークに登録していない状態から登録された状態に遷移する為の手続きを、初期登録手続き(initial registration procedure)または初期登録のための登録手続き(registration procedure for initial registration)としてよいし、UEがネットワークに登録された状態で実行された登録手続きを、移動及び定期的な登録更新の為の登録手続き(registration procedure for mobility and periodic registration update)または移動及び定期的な登録手続き(mobility and periodic registration procedure)としてよい。
【0247】
更に、移動及び定期的な登録更新の為の登録手続きは、移動の為の登録更新のための登録手続き(the registration procedure for mobility registration update)と、定期的な登録更新手続き(the registration procedure for periodic registration update)と、に独立した手続きであってよい。
【0248】
図6のnew AMF141は、本手続きによりUE_A10が登録されるAMFを示し、old AMF142は本手続きより前の手続きによりUEが登録されていたAMFを意味する。本手続き内で、AMFの変更が発生しない場合、old AMF142とnew AMF141間のインターフェース、及びold AMF142とnew AMF141間の手続きは発生せず、new AMF141はold AMF142と同じ装置であってよい。本実施形態では、AMFと記載した場合、new AMF141を意味してもよいし、old AMF142を意味してもよいし、またその両方を意味してもよい。なお、new AMF141とold AMF142はAMF140であってよい。
【0249】
まず、UE_A10は、new AMF141に登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S600)(S602)(S604)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN120(又はgNB)に送信する(S600)。尚、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN120(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
【0250】
ここで、UE_A10は、少なくとも第1から2の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信する事ができる。さらに、UE_A10は登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、本手続きの種類を示す識別情報を含めて送信してよい。
【0251】
ここで、本手続きの種類を示す識別情報は、5GS registration type IEであってよく、本手続きが初期登録の為(initial registration)、又は移動に伴う登録情報更新の為(mobility registration updating)、又は定期的な登録情報更新の為(periodic registration updating)、又は緊急時の登録の為(emergency registration)、又はSNPNのオンボーディングサービスの為(SNPN onboarding registration)、の登録手続きであることを示す情報であってよい。
【0252】
言い換えると、本手続きが初期登録の為の登録手続きである場合、UE_A10はinitial registrationを示す5GS registration type IEを含めた登録要求メッセージを送信してよい。本手続きが移動に伴う登録情報更新の為の登録手続きである場合、UE_A10はmobility registration updatingを示す5GS registration type IEを含めた登録要求メッセージを送信してよい。本手続きが定期的な登録情報更新の為の登録手続きである場合、UE_A10はperiodic registration updatingを示す5GS registration type IEを含めた登録要求メッセージを送信してよい。本手続きが緊急時の登録である場合、UE_A10はemergency registrationを示す5GS registration type IEを含めた登録要求メッセージを送信してよい。本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10はSNPN onboarding registrationを示す5GS registration type IEを含めた登録要求メッセージを送信してよい。
【0253】
UE_A10は、UE_A10がサポートする機能をネットワークに通知するために、UEの能力情報を登録要求メッセージ含めてもよい。ここで、UEの能力情報は、5GSの5G MM capability IEであってよい。
【0254】
ここで、本手続き(登録手続き)が定期的な登録更新手続きである場合、及び/又は本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、を除き、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0255】
言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0256】
更に言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0257】
更に言い換えると、UE_A10が、定期的な登録更新(periodic registration updating)又はSNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0258】
更に言い換えると、本手続き(登録手続き)が定期的な登録更新手続きである場合、及び/又は本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合は、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0259】
UE_A10は、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合を更に除き、5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。言い換えると、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、UE_A10は5GMM capability IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0260】
UE_A10は、セキュリティアルゴリズムを通知するために、UE security capabilityを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0261】
本手続き(登録手続き)が定期的な登録更新手続きである場合、及び/又は本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、を除き、UE_A10はUE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0262】
言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10は5 UE security capabilityIEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0263】
更に言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はUE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0264】
更に言い換えると、UE_A10が、定期的な登録更新(periodic registration updating)又はSNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はUE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0265】
更に言い換えると、本手続きが定期的な登録更新手続きである場合、及び/又は本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10は、UE security capability IEを登録要求メッセージに含めなくてよい。
【0266】
UE_A10は、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合を更に除き、UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。言い換えると、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、UE_A10はUE security capability IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0267】
本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合を除き、UE_A10が有効な最後にアクセスした登録TAI(last visited registered TAI)を記憶している場合、UE_A10はLast visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0268】
言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10はLast visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0269】
更に言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、Last visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0270】
更に言い換えると、UE_A10が、SNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はLast visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0271】
更に言い換えると、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10が有効な最後にアクセスした登録TAIを記憶していても、UE_A10はLast visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めなくてよい。
【0272】
UE_A10がS1モードをサポートする場合、本手続き(登録手続き)が定期的な登録更新手続きである場合、及び/又は本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合を除き、UE_A10は、EPCへアクセスに用いるセキュリティアルゴリズムを通知するために、S1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0273】
言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10は5 S1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0274】
更に言い換えると、UE_A10が定期的な登録手続き(periodic registration updating procedure)を実行する場合、及び/又はUE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0275】
更に言い換えると、UE_A10が、定期的な登録更新(periodic registration updating)又はSNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0276】
更に言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0277】
更に言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0278】
更に言い換えると、UE_A10が、SNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0279】
更に言い換えると、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10がS1モードをサポートしていても、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めなくてよい。
【0280】
UE_A10は、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合を更に除き、S1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めてもよい。言い換えると、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、UE_A10はS1 UE security capability IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0281】
UE_A10がNG-RANからUTRANへの5G-SRVCCをサポートする場合、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合を除き、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0282】
言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0283】
更に言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0284】
更に言い換えると、UE_A10が、SNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0285】
更に言い換えると、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10がNG-RANからUTRANへの5G-SRVCCをサポートする場合であっても、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0286】
UE_A10は、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合を更に除き、Mobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めてもよい。言い換えると、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、UE_A10はMobile station classmark 2 IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0287】
UE_A10がNG-RANからUTRANへの5G-SRVCCをサポートする場合、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合を除き、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0288】
言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディング登録手続き(SNPN onboarding registration procedure)を実行する場合を除き、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0289】
更に言い換えると、UE_A10がSNPNのオンボーディングサービスの為の初期登録(Initial registration for onboarding services in SNPN)のための登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0290】
更に言い換えると、UE_A10が、SNPNのオンボーディングサービスの為の登録(SNPN onboarding registration)を示す5GS registration type IEを用いた登録手続きを実行する場合を除き、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めてもよい。
【0291】
更に言い換えると、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UE_A10がNG-RANからUTRANへの5G-SRVCCをサポートする場合であっても、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0292】
UE_A10は、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合を更に除き、Supported codecs IEを登録要求メッセージに含めてもよい。言い換えると、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、UE_A10はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めなくてもよい。
【0293】
なお、SNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きとは、SNPNのオンボーディングサービスに対する初期登録手続きであってもよいし、UEがSNPNのオンボーディングサービスに対して登録された時の移動の為の登録更新のための登録手続きであってもよい。
【0294】
また、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合とは、本手続き中に送受信される5GS registration type IEがSNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続き(SNPN onboarding registration)を示す場合を意味してよい。
【0295】
言い換えれば、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合、UEはSNPNのオンボーディングサービスの為の登録手続きを示す5GS registration type IEを登録要求メッセージに含めてよいし、その登録要求メッセージをコアネットワークに送信してよい。
【0296】
また、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合とは、本手続き中にSNPNを識別するPLMN IDとNIDとがコアネットワークとUE間で送受信される場合を意味してよい。言い換えれば、本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合とは、UEがSNPN access operation modeである場合に、UEがSNPN選択をした場合を意味してもよいし、更にUEがNID IEを登録要求メッセージに含める場合を意味してよい。
【0297】
本手続き(登録手続き)がSNPNに対する登録手続きである場合、さらにUEが他のSNPNから割り当てられた有効な5G-GUTIを保持している場合、更にUEがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きを開始していない場合、UEはその5G GUTIを5GS mobile identity IEに含め、その他のSNPNのNIDをNID IEに含め、5GS mobile identity IE及びNID IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0298】
言い換えれば、UEが他のSNPNの資格情報(credentials)を用いてSNPNへ接続する場合、UEはNID IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0299】
UE_A10はこれらの識別情報及び/又はIEを、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UE_A10は、これらの識別情報を、送信することで、UE_A10が各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよいし、これら両方を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0300】
尚、UE_A10は、第1から2の識別情報をネットワークに送信するか否かを、UEの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はUEが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0301】
UE_A10は、スライスに接続する最大UE数管理のための機能を備える場合、またはスライスに接続する最大UE数管理のための管理を要するS-NSSAIを少なくとも1つ要求する場合、第2の識別情報を送信してもよい。UE_A10は、第2の識別情報を送信することで、第4のrejected NSSAIを記憶する機能を備えることを、ネットワークに通知してもよい。
【0302】
さらに、UE_A10は、NSSAA機能を備える場合、またはNSSAAを要するスライスを識別するS-NSSAI及び/又はNSSAAを要するスライスを識別するS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられたS-NSSAIを少なくとも1つ要求する場合、NSSAA機能をサポートすることを示す能力情報を登録要求メッセージに含めて送信してもよい。UE_A10は、NSSAA機能をサポートすることを示す能力情報を送信することで、ネットワークにこのUEを、NSSAA機能を備えるUEとして扱うこと、及びUEに関する手続きにおいてNSSAA機能による認証及び承認手続きの実行を要求してもよい。
【0303】
UEが、「UEが要求するPLMN又はSNPNと、UEが要求するアクセスタイプと、に対応づけられた、allowed NSSAI」を記憶する場合、及び/又は「要求するPLMN又はSNPNに対してconfigured NSSAI」を記憶する場合、及び/又は「default configured NSSAI」を記憶する場合、UEはrequested NSSAI IEを登録要求メッセージに含めて、要求するPLMN又はSNPNへ送信してもよい。requested NSSAI IEには要求するPLMN又はSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)で構成されたrequested NSSAIと、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAI(SST及び/又はSD)で構成された“requested NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI”が含まれてよい。
【0304】
言い換えると、UEが非ローミング時、UEはrequested NSSAIを登録要求メッセージに含めて送信してよく、UEがローミング時、UEはrequested NSSAIとrequested NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIとを登録要求メッセージに含めて送信してよい。
【0305】
なお、本手続きがSNPNのオンボーディングサービスに対する登録手続きである場合をのぞき、UEはrequested NSSAIを登録要求メッセージに含めてよい。
【0306】
または、「UEが要求するPLMNとは異なるPLMN又はUEが要求するSNPNとは異なるSNPNと、UEが要求するアクセスタイプと、に対応付けられたallowed NSSAI」をUEが記憶する場合、そのallowed NSSAIまたはそのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられる登録エリアに含まれるTAIが、UEが要求するPLMN又はSNPNに属する場合、UEはrequested NSSAIを登録要求メッセージに含めて、要求するPLMN又はSNPNへ送信してもよい。
【0307】
UE_A10は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIに基づき、requested NSSAIに含まれる情報を決定してよい。UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、例えば要求するPLMN又はSNPNと要求するアクセスタイプに関連付けられたallowed NSSAI、及び/又はそのallowed NSSAIに対する一以上のmapped S-NSAI、及び/又は要求するPLMN又はSNPNに関連付けられたconfigured NSSAI、及び/又はそのconfiguredに対する一以上のmapped S-NSAI、及び/又はdefault configured NSSAI、及び/又は要求するPLMN又はSNPNに関連付けられたrejected NSSAI、及び/又はそのrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSAIであってよい。さらに/又は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、要求するPLMN又はSNPNに関連付けられたpending NSSAIであってもよいし、そのpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSAIであってよいし、PLMNと関連付けられないrejected NSSAIであってもよい。
【0308】
さらに/又は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、UEが要求するPLMN又はSNPN以外のPLMN又はSNPNと、UEが要求するアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI、及び/又はそのallowed NSSAIに対する一以上のmapped S-NSAI、及び/又は要求するPLMN又はSNPN以外のPLMN又はSNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI、及び/又はその第2のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSAIであってもよい。さらに、UE_A10は、UEが記憶する各NSSAIに含まれる、S-NSSAIのmapped S-NSSAIも記憶していてもよい。それらmapped S-NSSAIの集合は各NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと表現されてよいし、各NSSAIに対するmapped S-NSSAIのリストと表現されてよい。
【0309】
UEは、記憶するallowed NSSAI及び/又はconfigured NSSAIから、1又は複数のS-NSSAIを選択して、requested NSSAIに含めて送信してもよい。
【0310】
具体的には、UE_A10が、要求するPLMN又はSNPNと、要求するアクセスタイプと、に関連付けられた、allowed NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、requested NSSAIに、そのallowed NSSAI、又はその一部、つまりそのallowed NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAI、を含めて送信してよい。
【0311】
更に/又は、UE_A10が要求するPLMN又はSNPNに関連付けられた、configured NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、requested NSSAIに、そのconfigured NSSAI、又はその一部、つまりconfigured NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAI、を含めて送信してよい。
【0312】
更に、UE_A10が要求するPLMN又はSNPNに関連付けられた、configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合、UE_A10はrequested NSSAI IEに含める、S-NSSAI IEのmapped S-NSSAI(SST及び/又はSD)として、configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIを選択し、選択したmapped S-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めて送信してもよい。
【0313】
言い換えると、UE_A10は、ローミング時、requested NSSAI IEに、現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIと、HPLMN又はHSNPNのmapped S-NSSAIと、で構成されたS-NSSAI IEを一以上登録要求メッセージに含めて送信してよい。
【0314】
更に/又は、UE_A10が、「要求するPLMN以外のPLMN又は要求するSNPN以外のSNPNと、要求するアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を記憶する場合、さらに、そのallowed NSSAIまたはそのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、が関連付けられた登録エリア(TAI list)に含まれるTAIが、要求するPLMN又は要求するSNPNと関連付けられる場合、UE_A10は、requested NSSAIに、そのallowed NSSAI、又はそのallowed NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIを含めて、そのrequested NSSAIをrequested NSSAI IEに含めて送信してよい。
【0315】
言い換えると、UE_A10は、requested NSSAIに、UEが記憶する「要求するPLMN以外のPLMN又は要求するSNPN以外のSNPNと登録エリアと、に関連付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI」または「要求するPLMN以外のPLMN又は要求するSNPN以外のSNPNに関連付けられたallowed NSSAIに含まれる、登録エリアと関連付けられたS-NSSAI」を含めてよい。
【0316】
requested NSSAIは、上記のS-NSSAIを一又は複数含めて構成されてもよい。ただし、UE_A10は、requested NSSAIに含める一又は複数のS-NSSAIが重複しないように制御してもよい。
【0317】
以下、第1~4のrejected NSSAIのうち、少なくとも1つをUE_A10が記憶している場合の、requested NSSAI IEに含めるrequested NSSAIに含めるS-NSSAI及び/又は、requested NSSAI IEに含める“requested NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI”に含めるmapped S-NSSAIの制御方法及び/又はrequested NSSAI IEの生成方法について総括して説明する。なお、ここでの第1~4のrejected NSSAIとは、要求するPLMN又はEPLMN、又は要求するSNPN又はESNPNに関連付けられている第1~4のrejected NSSAIを意味してよい。
【0318】
UE_A10が要求するPLMN又はSNPNに対してrejected NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、そのrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、requested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。
【0319】
具体的には、UE_A10が、「要求するPLMN又はSNPNに関連付けられる第1のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMN又はSNPNに関連付けられる第1のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0320】
ただし、UE_A10が「要求するPLMN又はSNPNに関連付けられる第1のrejected NSSAI」に対するmapped S-NSSAIのリストも記憶する場合に、第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれず、configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれる、mapped S-NSSAIが1または複数記憶されている場合、そのmapped S-NSSAIがマップされる現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIは、requested NSSAIに含めることができるようにUE_A10は制御してもよい。
【0321】
UE_A10がローミング時第1のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに含まれないが、Configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIを一以上UE_A10が記憶している場合、UEはそのmapped S-NSSAIが関連付けられた第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをそのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めて送信してよい。
【0322】
更に、UE_A10が、「要求するPLMN又はEPLMN又はSNPN又はESNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UE_A10はそれらの第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、requested NSSAIに含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「要求するPLMN又はEPLMNと、又は要求するSNPN又はESNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0323】
UE_A10が記憶する現在の登録エリアを示す情報に、要求するPLMNと異なる一又は複数のPLMN又は要求するSNPNと異なる一又は複数のSNPNに属するTAIが含まれる場合、その異なる一又は複数のPLMN又はSNPNは要求するPLMNのEPLMN又は要求するSNPNのESNPNであり、UE_A10は、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「その異なる一又は複数のPLMN又はSNPNのうちの1つのPLMN又はSNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0324】
言い換えると、UE_A10が記憶する現在の登録エリアを示す情報に、要求するPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属するTAIが含まれる場合、UE_A10は、requested NSSAIに、各「その異なる一又は複数のPLMN又はSNPNのうちの1つのPLMN又はSNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIを含めなくてよい。
【0325】
ただし、UE_A10が「要求するPLMN又はEPLMN又はSNPN又はESNPNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に対するmapped S-NSSAIのリストも記憶する場合に、第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれず、configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれる、mapped S-NSSAIが1または複数記憶されている場合、そのmapped S-NSSAIがマップされる現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIは、requested NSSAIに含めることができるようにUE_A10は制御してもよい。
【0326】
UE_A10がローミング時第2のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに含まれないが、Configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIを、一以上UE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIが関連付けられた第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、そのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めて送信されてよい。
【0327】
更に、UE_A10が、「要求するPLMNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、requested NSSAI IEに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する「要求するPLMNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0328】
更に、UE_A10が、「要求するPLMNのEPLMN又は要求するSNPNのESNPNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UE_A10はその第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、requested NSSAI IEに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、_UE_A10が記憶する各「要求するPLMNのEPLMN又は要求するSNPNのESNPNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0329】
更に、UE_A10が、「全てのPLMN又は全てのSNPN又はその両方に有効な第3のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第3のrejected NSSAI IEに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、requested NSSAI IEに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「全てのPLMN又は全てのSNPN又はその両方に有効な第3のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効な第3のrejected NSSAI」とは、PLMNに関連付けられない第3のrejected NSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられた第3のrejected NSSAIを意味してよい。
【0330】
UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIも第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIも記憶しない場合は、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAIにも、第2のrejected NSSAIにも、含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。
【0331】
言い換えると、UE_A10がrejected NSSAIに対するmapped S-NSSAIを記憶しない場合、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAIにも、第2のrejected NSSAIにも含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。
【0332】
更に、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAI又は、UE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIに含まれてもよい、ようにUE_A10により制御されてよい。
【0333】
さらに、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶しているか否かに関わらず、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第3のrejected NSSAIに含まれていない、ようにUE_A10により制御されてよい。
【0334】
言い換えると、登録要求メッセージに含める現在のPLMN及び/又はSNPNのS-NSSAIは、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIにも、UE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIにも、UE_A10が記憶する第3のrejected NSSAIにも含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。ただし、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、登録要求メッセージに含めることができるように、UE_A10により制御されてもよい。
【0335】
mapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを意味してよい。
【0336】
mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを登録要求メッセージに含めることができるように制御することは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIが利用可能であるS-NSSAIとして記憶、及び/又は管理することを意味する。
【0337】
また、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合に、そのmapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIをそのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めることができるように、UE_A10により制御されてもよい。
【0338】
なお、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合は、登録要求メッセージに含めるmapped S-NSSAIは、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないmapped S-NSSAIである、ようにUE_A10により制御されてよい。
【0339】
言い換えると、UE_A10がローミング時に、rejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶している場合、かつconfigured NSSAIに対する一以上の記憶されたmapped S-NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIが該rejected NSSAIに対する該一以上のmapped S-NSSAIに含まれない場合には、そのmapped S-NSSAIと関連付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIはrequested NSSAIに、そのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めることができる。
【0340】
UEがローミングしていない場合、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはrequested NSSAIに含まれないように制御し、UEがローミングしている場合には、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられたS-NSSAIがrequested NSSAIに含まれなくてよい。
【0341】
言い換えると、UEがローミングしていない場合は、requested NSSAIに含まれる現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつ第3のrejected NSSAIに含まれない。
【0342】
一方、UEがローミングしている場合は、requested NSSAIに含まれる現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつ第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられない。
【0343】
更に言い換えると、UEがローミングしていない場合は、UEは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつ第3のrejected NSSAIに含まれない、一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含めてよい。
【0344】
一方、UEがローミングしている場合は、UEは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつ第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられない、S-NSSAIをrequested NSSAIに含めてよい。
【0345】
ただし、UEがローミング時、第3のrejected NSSAIに含まれない、configured NSSAIに対する記憶される一以上のmapped S-NSSAIに含まれるS-NSSAIが一以上ある場合、UEはそのS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられた現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めて送信することができる。具体的には、その場合、UEは、そのmapped S-NSSAIとそのmapped S-NSSAIが関連付けられたS-NSSAIが含まれるS-NSSAI IEが含まれるNSSAI IEを用いて、requested NSSAI IEが構成してよい。
【0346】
更に、UE_A10は、あるS-NSSAIに対応づけられたバックオフタイマが有効である場合、いいかえるとバックオフタイマが実行中の場合、またはバックオフタイマが停止されるまでは、そのS-NSSAI、またはそのS-NSSAIに関するS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してよい。具体的には、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIが、要求するPLMNに関連付けられたS-NSSAI又は、要求するPLMNに関連付けられたNSSAIに含まれるS-NSSAIである場合は、バックオフタイマのカウント中、又はバックオフタイマが満了又は停止されるまでは、UE_A10はそのS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してよい。
【0347】
以下、第4のrejected NSSAIに含まれるあるS-NSSAIに対応付けられたバックオフタイマが有効である場合、及び/又はそのバックオフタイマが実行中は、そのS-NSSAIが有効である、及び/又は第4のrejected NSSAIが有効であることを意味してよい。
【0348】
更に、UE_A10が第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合、第4のrejected NSSAIが有効であることは、第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト、第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIが有効であることも意味してもよい。
【0349】
第4のrejected NSSAI及び/又は第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストが、バックオフタイマの実行中か否かによらずUE_A10により管理される場合、有効な第4のrejected NSSAI及び/又は有効な第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストは、UE_A10が記憶する第4のrejected NSSAI及び/又はUE_A10が記憶する第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストであってよい。
【0350】
又は、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIがHPLMNに関連付けられている場合、UE_A10はそのS-NSSAIがマップされた要求するPLMNのS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してよい。なお、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIがHPLMNに関連付けられているとは、バックオフタイマが全てのPLMNに有効であることを意味してもよいし、バックオフタイマがPLMNに関連付けられていないことを意味してもよい。
【0351】
更に、UEが、「要求するPLMNに関連付けられる第4のrejected NSSAI」を記憶する場合、UEはその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMNに関連付けられる第4のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0352】
更に、UEが、「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第4のrejected NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UEはその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第4のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0353】
更に、UEが、「全てのPLMNに有効な第4のrejected NSSAI」を記憶する場合、UEはその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAIをrequested NSSAIに含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「全てのPLMNに有効な第4のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効な第4のrejected NSSAI」とは、PLMNに関連付けられない第4のrejected NSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられた第4のrejected NSSAIを意味してよい。
【0354】
ローミング時において、rejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIがHPLMNのS-NSSAIを含める場合、UE_A10は、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶するrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるHPLMNのS-NSSAIをmapped S-NSSAIとして含めない制御をしてもよい。言い換えると、UE_A10はrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIがマップされた現在のPLMNのS-NSSAIをrequested NSSAIに含めない制御をしてもよい。
【0355】
さらに言い換えると、UE_A10が生成するrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が記憶するrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれない。ここで、rejected NSSAIは、第1から4のrejected NSSAI、のうち少なくともいずれか一つであってよく、HPLMNのS-NSSAIが含まれる。
【0356】
更に、UE_A10がローミング時、UE_A10が有効な第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第4のrejected NSSAIに含まれてもよい、ようにUE_A10は制御してよい。
【0357】
言い換えると、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第4のrejected NSSAIに含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。ただし、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、登録要求メッセージに含めることができるように、制御されてもよい。
【0358】
mapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを意味してよい。
【0359】
mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを登録要求メッセージに含めることができるように制御することは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIが利用可能であるS-NSSAIとして記憶、及び/又は管理することを意味する。
【0360】
また、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第4のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIをそのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めることができるように、制御されてもよい。
【0361】
更に、UEが、「要求するPLMN又はSNPNに関連付けられるpending NSSAI」を記憶する場合、UEはそのpending NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、requested NSSAI IEに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMN又はSNPNに関連付けられるpending NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0362】
更に、UEが、「要求するPLMNのEPLMN又は要求するSNPNのESNPNに関連付けられるpending NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UEはそのpending NSSAIに含まれるS-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、requested NSSAI IEに含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「要求するPLMNのEPLMN又は要求するSNPNのESNPNに関連付けられるpending NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
【0363】
ただし、UE_A10が「要求するPLMN又はEPLMNに関連付けられるpending NSSAI」(以下pending NSSAI)のmapped S-NSSAIのリストも記憶する場合に、pending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれず、configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれる、mapped S-NSSAIが1または複数記憶されている場合、そのmapped S-NSSAIがマップされる現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIは、requested NSSAIに含めることができるようにUE_A10は制御してもよい。
【0364】
言い換えると、UE_A10がpending NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶せず、pending NSSAIを記憶する場合は、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAI又はHPLMN又はHSNPNのS-NSSAI(mapped S-NSSAI)は、UE_A10が記憶するpending NSSAIに含まれないS-NSSAIとなるように、UE_A10により制御されてよい。
【0365】
更に、UE_A10がローミング時に、UE_A10がpending NSSAIに対するmapped S-NSSAIと共にpending NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶するpending NSSAIに対するmapped S-NSSAIに含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIを一以上UE_A10が記憶している場合、UEはそのmapped S-NSSAIが関連付けられたpending NSSAI及びconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIをそのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めて送信してよい。
【0366】
更に、UEが、「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」(以下、pending NSSAI)を記憶する場合、UEはそのpending NSSAIに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIをrequested NSSAI IEに含めずに送信してもよい。
【0367】
言い換えると、UEは、requested NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAI及び/又はmapped S-NSSAIが、各「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」とは、PLMNに関連付けられないpending NSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられたpending NSSAIを意味してよい。
【0368】
以下、UEがpending NSSAIに対するmapped S-NSSAIを記憶しない場合の、UEがローミング時、又は非ローミング時の挙動について説明する。なお、UEがpending NSSAIに対するmapped S-NSSAIを記憶しない場合とは、UEが記憶するpending NSSAIに含まれるS-NSSAIは、ローミング時非ローミング時に問わず、HPLMN又はHSNPNのS-NSSAIであることを意味してよい。
【0369】
UEがローミングしていない場合、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIはrequested NSSAIに含まれないように制御し、UEがローミングしている場合には、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられたS-NSSAIがrequested NSSAIに含まれなくてよい。requested NSSAIはrequested NSSAI IEに含められてよい。
【0370】
言い換えると、UEがローミングしていない場合は、requested NSSAIに含まれる現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつpending NSSAIに含まれない。
【0371】
一方、UEがローミングしている場合は、requested NSSAIに含まれる現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつpending NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられない。
【0372】
更に言い換えると、UEがローミングしていない場合は、UEは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつpending NSSAIに含まれない、一以上のS-NSSAIをrequested NSSAIに含めてよい。
【0373】
一方、UEがローミングしている場合は、UEは、現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれ、かつpending NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられない、S-NSSAIをrequested NSSAIに含めてよい。
【0374】
ただし、UEがローミング時、pending NSSAIに含まれない、configured NSSAIに対する記憶される一以上のmapped S-NSSAIに含まれるS-NSSAIが一以上ある場合、UEはそのS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられた現在のPLMN又はSNPNに対するconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めて送信することができる。具体的には、その場合、UEは、そのmapped S-NSSAIとそのmapped S-NSSAIが関連付けられたS-NSSAIが含まれるS-NSSAI IEが含まれるNSSAI IEを用いて、requested NSSAI IEが構成してよい。
【0375】
以下、第1~4のrejected NSSAIとpending NSSAIと、のうち少なくとも1つのNSSAIにS-NSSAIをUE_A10が記憶している場合の、requested NSSAI IEに含めるS-NSSAI及び/又はmapped S-NSSAIの制御方法及び/又はrequested NSSAI IEの生成方法について総括して説明する。なお、ここでの第1~4のrejected NSSAIとpending NSSAIとは、要求するPLMN又はEPLMN又は要求するSNPN又はESNPNに関連付けられる第1~4のrejected NSSAIとpending NSSAIを意味してよい。
【0376】
UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIも、第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIも、pending NSSAIのmapped S-NSSAIも、記憶しない場合は、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAIにも、第2のrejected NSSAIにも、pending NSSAIに、含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。
【0377】
更に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は、第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は、pending NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも、UE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも、UE_A10が記憶するpending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAI又は第2のrejected NSSAI又はpending NSSAIに含まれてもよい、ようにUE_A10は制御してよい。
【0378】
言い換えると、登録要求メッセージに含める現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、第1のrejected NSSAIにも、第2のrejected NSSAIにも、第3のrejected NSSAIにも、pending NSSAIにも、含まれない、ようにUE_A10は制御してよい。ただし、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又はpending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶するpending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIがマッピングされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、登録要求メッセージに含めることができるように、制御されてもよい。
【0379】
mapped S-NSSAIが関連付けされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを意味してよい。
【0380】
mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを登録要求メッセージに含めることができるように制御することは、mapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIが利用可能であるS-NSSAIとして記憶、及び/又は管理することを意味する。
【0381】
また、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI又はpending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを記憶する場合に、更にUE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶するpending NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにも含まれないが、Configured NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるmapped S-NSSAIをUE_A10が記憶している場合、そのmapped S-NSSAIへマップされた現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIをそのmapped S-NSSAIと共に登録要求メッセージに含めることができるように、UE_A10により制御されてもよい。
【0382】
なお、UE_A10がローミング時に、UE_A10が第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又はpending NSSAIを記憶する場合は、登録要求メッセージに含めるmapped S-NSSAIは、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶する第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストにもUE_A10が記憶するpending NSSAIにも含まれないmapped S-NSSAIである、ようにUE_A10により制御されてよい。
【0383】
UE_A10は、登録要求メッセージ及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージに、第1から2の識別情報以外も含めてもよく、例えばUE ID及び/又はPLMN ID及び/又はAMF識別情報を含めて送信してもよい。ここで、AMF識別情報とは、AMF、またはAMFの集合を識別する情報であってよく、例えば、5G-S-TMSI(5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier)やGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)であってよい。
【0384】
また、UE_A10は、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
【0385】
5G AN120(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S602)。尚、5G AN120(又はgNB)は、登録要求メッセージ、及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージ、に含まれる1又は複数の識別情報に基づいて、AMFを選択することができる。具体的には、5G AN(又はgNB)は、第1から2の識別情報の内、少なくとも1つの識別情報に基づいて、登録要求メッセージの送信先のnew AMF141を選択してもよい。
【0386】
例えば、5G AN120(又はgNB)は、requested NSSAIに基づき、AMFを選択してもよい。具体的には、5G AN(又はgNB)は、requested NSSAIに含まれるS-NSSAIにより識別されるネットワークスライスに含まれる、又はネットワークスライスへの接続性を備えるAMFを選択してもよい。
【0387】
さらに、例えば、5G AN120(又はgNB)は、第2の識別情報に基づき、スライスに接続する最大UE数管理のための機能を備えるAMF及び又はスライスに接続する最大UE数管理のための機能を備えるネットワークへの接続性を備えるAMFを選択してもよい。
【0388】
なお、AMFの選択方法はこれに限らず、5G AN(又はgNB)はこれ以外の条件に基づきAMFを選択してもよい。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したnew AMFに、登録要求メッセージを転送する(S604)。なお、第1から2の識別情報の内少なくとも1つの識別情報が、登録要求メッセージには含まれずRRCメッセージに含まれた場合、RRCメッセージに含まれた識別情報を、選択したAMF(new AMF141)に、登録要求メッセージと一緒に転送してもよい(S604)。
【0389】
new AMF141は、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はnew AMF141)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。new AMF141は、第1の条件判別が真の場合、S606からS612 の手続きを実行する。一方で、new AMF141は、第1の条件判別が偽の場合、S606からS608の手続きを実行せず、S610の手続きを実行してもよい。
【0390】
または、new AMF141は、UEコンテキストをold AMF142に要求、及びUEコンテキストをold AMF142から受信(S606、S608)後に第1の条件判別をしてもよい。その場合、new AMF141は、第1の条件判別が真の場合、S610及び/又はS612を実行してよい。一方で、new AMF141は、第1の条件判別が偽の場合、S610を実行してもよい。
【0391】
なお、ここで、第1の条件判別が真の場合、S610で送信及び受信される制御メッセージは、登録受諾(Registration accept)メッセージであって良いし、第1の条件判別が偽である場合、S610で送信及び受信される制御メッセージは、登録拒絶(Registration reject)メッセージであってよい。
【0392】
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。
【0393】
例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。
【0394】
また、AMFがUEから受信したrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIがNSSAA手続きを要するスライスを識別する情報である場合、更にAMFがUEに対して対応するS-NSSAIのNSSAA手続きの結果が成功であると記憶する場合、第1の条件判別は真であってよい。または、UEに許可するS-NSSAIがなく、今後もUEに対してallowed NSSAIを割り当てる予定がない場合、第1の条件判別は偽であってもよい。
【0395】
また、AMFがUEから受信したrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIがスライスに接続する最大UE数管理を要するスライスを識別する情報である場合、さらに最大UE数に達していなかった場合、第1の条件判別は真であってよい。または、UEに許可するS-NSSAIがない場合も、今後もUEに対してallowed NSSAIを割り当てることが期待できる場合には、第1の条件判別は真であってもよい。
【0396】
AMFは、UEに許可するS-NSSAIがない場合で、第4のrejected NSSAIをUEに割り当てる場合に、第1の条件判別は真であってよいし、偽であってもよい。
【0397】
new AMF141は、new AMF141がUEから受信したメッセージに含まれるAMF識別情報に示されるAMFがold AMF142である場合、S606、S608の手続きを実行し、new AMF141がUE_A10から受信したメッセージに含まれるAMF識別情報に示されるAMFがnew AMF141である場合、S606、S608の手続きを実行しない。言い換えると、本手続きによりAMFの変更(AMF change)が発生した場合、S606、S608の手続きは実行され、AMFの変更が発生しない場合は、S606、S608の手続きはスキップされる。
【0398】
UEコンテキストの転送手続き(S606、S608)について説明する。new AMF141は、old AMF142にUEコンテキストの要求メッセージを送信する(S606)。old AMF142は受信したUEコンテキストの要求メッセージに基づき、new AMF141へUEコンテキストを送信する。new AMF141は、受信したUEコンテキストに基づき、UEコンテキストを生成する。
【0399】
ここで、new AMF141からold AMF142に送信されるUEコンテキストには、UE IDやallowed NSSAIが含まれていてもよい。更に、UEコンテキストには、configured NSSAI及び/又はrejected NSSAI、NSSAI及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAI、が含まれていてもよい。また、UEコンテキストに含まれるallowed NSSAI、及び/又はconfigured NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAI、及び各NSSAIに含まれるS-NSSAI、はUEへの通知が完了しているか否かの情報が紐づけられていてもよい。
【0400】
また、UEコンテキストには、NSSAA手続きを要するS-NSSAIの情報、及び/又はUEに対してNSSAA手続きを完了した、認証が成功したことを示す情報、及び/又は認証が失敗した事を示す情報を含めてもよい。
【0401】
また、UEコンテキストには、スライスに接続する最大UE数管理を要するS-NSSAIの情報、及び/又は最大UE数に達したことを示す情報、及び/又はスライスに接続する最大UE数に達したか否かを示す情報を含めてもよい。
【0402】
なお、これらS-NSSAIの特性に関する情報は、1つの情報として管理されてよく、具体的には、ネットワークは、各S-NSSAIごとに、NSSAAを要するか否か、NSSAAが成功したか否か、スライスに接続する最大UE数の管理を要するか否か、スライスに接続する最大UE数に達したか否か、を示す情報を関連付けて記憶してもよい。
【0403】
new AMF141は、第1の条件判別の決定に基づいて、及び/又はold AMF142からUEコンテキストの受信に基づき、UEへ制御メッセージを送信してよい(S610)。制御メッセージは登録受諾メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。
【0404】
new AMF141は、1又は複数の第10の識別情報を、制御メッセージに含めて送信してよい。尚、new AMF141は、これらの識別情報及び/又は制御メッセージを送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、UEからの要求を許可していない事を示してもよいし、これらを組み合わせた情報を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0405】
new AMF141は、UEからrequested NSSAIを受信した場合、更にrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIがNSSAAを要する場合、pending NSSAIを制御メッセージに含めて送信してよい。
【0406】
new AMF141は、UEから、第1の識別情報を受信した場合、第10の識別情報を送信してもよい。
【0407】
更に、new AMF141は、UEの設定情報の更新があった場合に、configured NSSAI、及び/又はallowed NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAIを制御メッセージに含めてUE_A10へ送信してよい。なお、new AMF141がUEへ送信するメッセージは、UEから受信した情報に基づくものであって良い。具体的には、new AMF141がUEに送信するrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEから受信したrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIであってよい。
【0408】
new AMF141は、制御メッセージの送信時に、UEに許可するS-NSSAI(allowed NSSAI)はないが、本手続き完了後または本手続きと並行して、NSSAA手続きを実行する予定がある場合、またはUEとネットワーク間でNSSAA手続きを実行中である場合、またはpending NSSAIを制御メッセージに含めて送信した場合、空の値をallowed NSSAIに含めて送信してもよい。
【0409】
new AMF141は、制御メッセージの送信時に、UEに許可するS-NSSAI(allowed NSSAI)はないが、Allowed NSSAIを制御メッセージに含める場合、また本手続きより前に第4のrejected NSSAIをUEへ通知している場合には、空の値をallowed NSSAIに含めて送信してもよい。
【0410】
new AMF141は、Extended rejected NSSAI IEを用いてrejected NSSAIを制御メッセージに含める場合に、バックオフタイマの値を制御メッセージに含めてもよい。または、new AMF141は、Extended rejected NSSAI IEにバックオフタイマの値を含めて、更にExtended rejected NSSAI IEを制御メッセージに含めて送信してよい。
【0411】
UE_A10は、制御メッセージ、及び/又は制御メッセージに含まれる1つ以上の情報を、ネットワークから受信する。より詳細には、UEは、制御メッセージ、及び/又は第10の識別情報を、new AMF141から受信する。
【0412】
UE_A10は、制御メッセージ及び/又は制御メッセージに含まれる1つ以上の情報の受信に基づき、受信した情報を認識してよい。
【0413】
具体的には、UEはNSSAIに関する情報の記憶、及び/又は更新、及びバックオフタイマの開始及び/また停止を実行してよく、NSSAIに関する情報の記憶、及び/又は更新方法の詳細は3.3章のNSSAI更新及び/又は記憶手続きで説明する。
【0414】
なお、3.3章のNSSAI更新及び/又は記憶手続きは、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよい。3.3章のNSSAI更新及び/又は記憶手続きが本手続き完了後に実行される場合は、本手続き完了に基づき実行されてもよい。
【0415】
尚、AMFは、第10の識別情報及び/又はその他の識別情報を制御メッセージに含めるか否か、及び/又は通知する情報を、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0416】
また、AMFは、制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められていた場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が送信された場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
【0417】
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、登録拒絶メッセージを送信することでUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
【0418】
UEは、5G AN(gNB)介して、制御メッセージを受信する(S608)。制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。または、制御メッセージが登録拒絶メッセージである場合、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、制御メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。
【0419】
UEは、さらに、制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S610)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
【0420】
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S612)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了する。
【0421】
または、各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、登録手続きを完了してもよい。
【0422】
尚、各装置は、登録受諾メッセージ及び/又は登録完了メッセージの送受に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよいし、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、UEが現在のPLMNに対して登録拒絶メッセージを受信したアクセス上でネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state、又は5GMM-DEREGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録完了メッセージの送受信または登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
【0423】
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
【0424】
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
【0425】
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、記憶する一又は複数のNSSAIを削除してもよい。具体的には、UE_A10は、本手続きの完了に基づき、UE_A10が現在のPLMNに対して両アクセス(3GPPアクセスと非3GPPアクセス)上で非登録状態に遷移した場合、UE_A10は記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第3のrejected NSSAI及び/又は第4のrejected NSSAIを削除してもよい。
【0426】
更に、UE_A10は、本手続きの完了に基づき、UE_A10が現在のPLMNに対してあるアクセス(3GPPアクセスと非3GPPアクセス)上で非登録状態に遷移した場合、又は、UE_A10が新しい登録エリアで登録手続きが成功した場合、又は、UE_A10が新しい登録エリアで登録手続きを実行した結果、あるアクセス上で非登録状態、または登録状態に遷移した場合、UE_A10は現在のPLMNと、現在の登録エリア、及び/又はそのアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAIを削除してよい。
【0427】
さらに、各装置は、バックオフタイマの満了、または停止に基づき、再度登録手続きを開始してもよい。
【0428】
さらに、各装置は、記憶するNSSAIの更新に基づき、再度登録手続きを開始してよい。
【0429】
さらに、各装置は、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持に基づき、SMメッセージの送受信により、SM手続きを開始してよい。
【0430】
[3.2.UE設定更新手続き]
次に、UE設定更新手続き(Generic UE configuration update procedure)について、図7を用いて説明する。以下、UE設定更新手続きは本手続きとも称する。本手続きは、コアネットワークが、UEの設定情報を更新するための手続きである。本手続きは、ネットワークに登録されたUEに対してネットワークが主導して実行するモビリティマネジメントのための手続きであってよい。
【0431】
さらに、AMF等のコアネットワーク内の装置は、ネットワークの設定の更新、及び/又はオペレータポリシーの更新に基づいて本手続きを開始してもよい。尚、本手続きのトリガは、UEのモビリティの検出であってもよいし、UE、及び/又はアクセスネットワーク、及び/又はコアネットワークの状態変化の検出であってもよいし、ネットワークスライスの状態変化であってもよい。さらに、本手続きのトリガは、DN、及び/又はDNのアプリケーションサーバーからの要求の受信であってもよいし、ネットワークの設定の変化であってもよいし、オペレータポリシーの変化であってもよい。さらに、本手続きのトリガは、実行しているタイマの満了であってもよい。尚、コアネットワーク内の装置が本手続きを開始するトリガはこれらに限らない。言い換えると、本手続きは、前述の登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きが完了した後の任意のタイミングで実行されてよい。さらに、本手続きは、各装置が5GMMコンテキストを確立した状態、及び/又は各装置が5GMM接続モードである状態であれば、任意のタイミングで実行されてよい。
【0432】
また、各装置は、本手続き中に、UEの設定情報を変更するための識別情報、及び/又はUEが実行している機能を停止又は変更するための識別情報を含んだメッセージを送受信してもよい。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、ネットワークが指示する設定に、設定情報を更新してもよいし、ネットワークが指示する挙動を開始してもよい。
【0433】
UEは、本手続きによって送受信される制御情報を基に、UEの設定情報を更新してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の更新に伴って、実行している機能を停止してもよいし、新たな機能を開始してもよい。言い換えると、コアネットワーク内の装置は、本手続きを主導すること、さらには本手続きの制御メッセージ及び制御情報をUEに送信することより、これらの制御情報を用いて識別可能なUEの設定情報を、UEに更新させてもよい。さらに、コアネットワーク内の装置は、UEの設定情報を更新させることで、UEが実行している機能を停止させてもよいし、UEに新たな機能を開始させてもよい。
【0434】
まず、AMF140は、5G AN120(又はgNB)を介してUE_A10に、設定更新コマンド(Configuration update command)メッセージを送信することにより(S800)、UE設定更新手続きを開始する。
【0435】
更に、new AMF141は、UEの設定情報の更新があった場合、かつ設定更新コマンドメッセージにpending NSSAIを含める場合、かつUEがpending NSSAIの一以上のmapped S-NSSAIを記憶する機能をサポートする場合、第10の識別情報を、設定更新コマンドメッセージに含めて送信してよい。
【0436】
UE_A10は、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は第10の識別情報を、ネットワークから受信する。より詳細には、UEは、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は第10の識別情報を、new AMF141から受信する。
【0437】
UE_A10は、第10の識別情報の受信に基づき、受信した情報を認識してよい。
【0438】
AMF140は、設定更新コマンドメッセージにUE_A10に関する各NSSAI(以下、configured NSSAI、及びallowed NSSAI、及びrejected NSSAI、及びpending NSSAIを意味する)の内、1つ以上を含めて送信してもよい。尚、AMFは、各NSSAIの内、1つ以上を送信することで、新しいUEの設定情報を示してもよいし、UEの設定情報の更新を要求してもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0439】
さらに、AMF140は、設定更新コマンドメッセージに新しい登録エリアを示すTAI listを含めて送信してもよい。
【0440】
さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
【0441】
尚、AMF140は、各NSSAI、TAI listを設定更新コマンドメッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMF140が保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
【0442】
また、AMF140は、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMF140が保持するコンテキスト等に基づいて、設定更新コマンドメッセージを送信することで、UE_A10の設定情報の更新の要求を示してもよい。
【0443】
UE_A10は、5G AN120(又はgNB)介して、AMF140から設定更新コマンドメッセージを受信する(S800)。UE_A10は、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は設定更新コマンドメッセージに含まれる識別情報に基づいて、UEの設定情報を更新してもよい。
【0444】
また、UE_A10がTAI listを受信した場合には、受信したTAI listを有効にし、すでにUE_A10が有効なTAI listを記憶していた場合には、古いTAI listを削除または無効にしてよい。以下、有効なTAI listを登録エリアと表現してもよい。なお、UE_A10が有効なTAI listを記憶しておらず、本手続き中にコアネットワークからTAI listを受信しなかった場合には、有効なTAI listは記憶されない状態であってよい。
【0445】
また、UE_A10は受信した各NSSAIを適切に記憶してよい。更に、受信したNSSAIに基づき、UE_A10のNSSAIに関する記憶情報を更新してよい。更に、UE_A10が記憶するNSSAIに関する情報は、UE_A10の状態に基づき、削除及び又は更新してもよい。UE_A10によるNSSAIに関する記憶の更新方法の具体的な挙動、及び更新の条件は3.3章のNSSAI更新及び/又は記憶手続きで説明する。
【0446】
なお、3.3章のNSSAI更新及び/又は記憶手続きは、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。さらに、UEは、設定更新コマンドメッセージに含まれる識別情報に基づいて、設定更新コマンドメッセージに対する応答メッセージとして、設定更新完了(Configuration update complete)メッセージを、5G AN(gNB)を介して、AMF140に送信してもよい(S802)。
【0447】
AMF140は、UE_A10が設定更新完了コマンドメッセージを送信した場合、5G AN(gNB)を介して、設定更新完了メッセージを受信する(S802)。また、各装置は、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は設定更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了する。
【0448】
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、設定情報に対する更新情報を送受信した場合、各装置は、設定情報を更新してもよい。さらに、登録手続きの実行が必要であることを示す情報を送受信した場合、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、登録手続きを開始してもよい。
【0449】
さらに、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、設定情報コマンドメッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。また、UEは本手続き完了に基づき、記憶した情報に基づいて、各手続きを実行してもよい。
【0450】
以上の手続きにおいて、設定更新コマンドメッセージの送受信により、コアネットワーク内の装置は、UEに対して、UEが既に適用している設定情報の更新を指示することができるし、UEが実行している機能の停止又は変更を指示することができる。
【0451】
[3.3.NSSAI更新及び/又は記憶手続き]
以下、UE_A10が記憶する、各NSSAIの更新及び/又は記憶のための手続きについて説明する。なお、UEによるNSSAIの更新手続きは、3章で説明する他の各手続き中に実行されてもよいし、各手続き完了に基づき実行されてもよい。また、その他の手続き中、又はその他の手続き完了に基づき実行されてもよい。その他の手続きとは、例えば、非登録手続き(Deregistration procedure)であってもよいし、UE設定更新手続き()であってもよい。
【0452】
UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、受信したconfigured NSSAIを「現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」を「受信したconfigured NSSAI」に入れ替えてよい。
【0453】
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、「受信したconfigured NSSAI」にmapped S-NSSAIが一又は複数含まれる場合、UE_A10は、それら一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
【0454】
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」を削除してよい。
【0455】
又は、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejected NSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejected NSSAI」のうち、少なくとも1つを削除してよい。
【0456】
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する第4のrejected NSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」を削除してよい。
【0457】
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶するpending NSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第2のpending NSSAIの一以上のmapped S-NSSAI」を削除してよい。
【0458】
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、受信したallowed NSSAIを「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
【0459】
更に、UE_A10がTAI listとallowed NSSAIをnew AMF141から受信した場合、更にTAI listに含まれる少なくとも1つのTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信したallowed NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。
【0460】
なお、UE_A10はallowed NSSAIを記憶する場合、allowed NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよいし、allowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよい。
【0461】
UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「受信に基づき削除したallowed NSSAI」または「受信に基づき更新された古いallowed NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10が「受信したallowed NSSAI」にmapped S-NSSAIが含まれる場合、UE_A10はその一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
【0462】
UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」のS-NSSAIを削除してよい。
【0463】
UE_A10はAllowed NSSAIを受信した場合、以下の条件の場合に、受信したAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから削除してよい。UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIからS-NSSAIを削除する条件は、UE_A10がローミングしていない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIがUE_A10に第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合として記憶されない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIがUE_A10に記憶される第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に少なくとも1つUE_A10に記憶され、更に全てのそれらのmapped S-NSSAIが、UEが受信したAllowed NSSAIに含まれていた場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信したAllowed NSSAIに含まれない場合であってもよいし、そのS-NSSAIが複数のmapped S-NSSAIに関連付けられていない場合であってもよい。
【0464】
UE_A10はAllowed NSSAIを受信した場合、受信したAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから削除しなくてよい。UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIからS-NSSAIを削除しない条件は、UE_A10がローミングしている場合、及び/又はUE_A10がそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIを第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)に記憶しており、及び/又は複数のmapped S-NSSAIに関連付けられている場合、及び/又はそれらすべてのmapped S-NSSAIが、新しいAllowed NSSAI及び/又はpending NSSAIに含まれていない場合、であってよい。
【0465】
なお、受信したAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する第4のrejected NSSAI及び/又はpending NSSAIから削除する条件は、受信したAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから削除する条件と同様であってもよい。
【0466】
UE_A10は、ローミング時に、第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶している場合において、新しいAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを含めるAllowed NSSAI IEを受信した場合、新しいAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれない一又は複数のmapped S-NSSAIを、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含めて記憶している場合を除き、UE_A10は記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、新しいAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除する。
【0467】
言い換えると、UE_A10は、ローミング時に、第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶している場合において、新しいAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを含めるAllowed NSSAI IEを受信した場合、新しいAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれず、UE_A10が記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれる、一又は複数のmapped S-NSSAIが存在する場合を除き、UE_A10は記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、新しいAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除する。
【0468】
言い換えると、UE_A10は、ローミング時に、第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶している場合において、新しいAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストを含めるAllowed NSSAI IEを受信した場合、UE_A10の記憶する第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、削除するS-NSSAIは、受信したAllowed NSSAIに含まれ、更にそのS-NSSAIにマッピングされたAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるS-NSSAIに、そのS-NSSAIにマッピングされた第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるS-NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIのリストに含まれるS-NSSAI、の全てが含まれる。
【0469】
UE_A10が非ローミング時、又UE_A10がローミング時で、第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIも第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶してない場合において、UE_A10が新しいAllowed NSSAIを含めるAllowed NSSAI IEを受信した場合、UE_A10は記憶する第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、新しいAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除する。
【0470】
UE_A10はローミング時に、Allowed NSSAIを受信した場合に、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、新しいAllowed NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除しないように挙動してよい。
【0471】
UE_A10はローミング時に、Allowed NSSAIを受信した場合に、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIから、新しいAllowed NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除するように挙動してよい。
【0472】
UE_A10が、ローミング時、S-NSSAIとmapped S-NSSAIとで構成される第1の情報を、各NSSAIに含めて記憶する場合、UE_A10は、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAI及び第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合及び/又は第2のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したAllowed NSSAI IEに含まれるS-NSSAIとmapped S-NSSAIとの組み合わせを削除してもよい。
【0473】
具体的には、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと現在の登録エリアとに関連付けられた、第2のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejected NSSAI」のうち少なくとも一つから、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、及び/又は受信したallowed NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してもよいし、全てのNSSAIから受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、及び/又は受信したallowed NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してもよい。
【0474】
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のpending NSSAI(非ローミング時)」又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のpending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、第1のpending NSSAI(ローミング時)」から、受信したallowed NSSAI IEに含まれるmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0475】
更に、あるS-NSSAIの使用を制限するバックオフタイマを実行中である場合、そのS-NSSAIが新しいallowed NSSAIに含まれる場合、又はallowed NSSAIのmapped S-NSSAIである場合、UEはバックオフタイマを停止してもよい。
【0476】
ここで、ローミングシナリオにおいて、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIがHPLMNのS-NSSAIである場合、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する、pending NSSAI」から、受信した新しいallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。この時、ローミングシナリオにおいて、allowed NSSAIは現在のPLMNまたは現在のSNPN、つまりRPLMNまたはRSNPNを示す、PLMN IDまたはSNPN IDに関連付けられ、一方でpending NSSAIに含まれるS-NSSAIはHPLMNのS-NSSAIであってよい。
【0477】
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIまたはS-NSSAIを削除してよい。
【0478】
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのS-NSSAIが関連付けられた拒絶理由値に基づき適切なrejected NSSAIとして記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶するrejected NSSAIに「受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI」を追加してよい。
【0479】
具体的には、UE_A10は拒絶理由値「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第1の拒絶NSSAIに追加してよい。
【0480】
更に、UE_A10は拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10は「受信したrejected S-NSSAI」を、「現在のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2の拒絶NSSAI」に追加してよい。
【0481】
更に、UE_A10は拒絶理由値「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10は「受信したrejected S-NSSAI」を、「第3の拒絶NSSAI」に追加してよい。このとき、「第3の拒絶NSSAI」は現在のPLMNに関連付けられていてもよいし、全てのPLMNで共通であってもよい。
【0482】
なお、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信した場合、現在の登録エリアは受信したTAI listで示される。一方で、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信しなかった場合、現在の登録エリアは、UE_A10が前回受信し記憶したTAI listで示される。
【0483】
更に、UE_A10が拒絶理由値「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを含めるrejected NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、第3の拒絶NSSAIに追加及び/又は記憶してよい。なお、UEが現在のPLMNと関連付けられた第3の拒絶NSSAIを記憶する場合、受信したS-NSSAIを現在のPLMNと関連付けられた第3の拒絶NSSAIに追加及び/又は記憶してもよい。
【0484】
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0485】
ここで、HPLMNのS-NSSAIを含めるrejected NSSAIをUE_A10が受信した場合、更に「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信したrejected NSSAIに含まれる場合、UE_A10は、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」からそのS-NSSAIを削除してよい。
【0486】
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のpending NSSAI(非ローミング時)」及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のpending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、更に、「UE_A10が記憶し、第1のpending NSSAI」から、受信したallowed NSSAI IEに含まれるmapped S-NSSAIまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0487】
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAI IEに含まれるmapped S-NSSAIまたはS-NSSAIを削除してよい。
【0488】
UE_A10はrejected NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIを受信した場合、各S-NSSAIが関連付けられた拒絶理由値に基づき、そのS-NSSAIを、記憶してよい。具体的には、UE_A10は、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する各rejected NSSAI及び/又は各rejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に含めて記憶してよい。
【0489】
更に具体的には、UE_A10はrejected NSSAI IEを受信した場合、更にrejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1と「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値とが含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第1のrejected NSSAIに含めて記憶してよい。
【0490】
同様に、UE_A10はrejected NSSAI IEを受信した場合、更にrejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1と「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値とが含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第2のrejected NSSAIに含めて記憶してよい。
【0491】
同様に、UE_A10はrejected NSSAI IEを受信した場合、更にrejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1と「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値とが含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第3のrejected NSSAIに含めて記憶してよい。
【0492】
又は、UE_A10はExtended rejected NSSAI IEを受信した場合、更にExtended rejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1とmapped S-NSSAI#1と「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値とが含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第1のrejected NSSAIに含めて記憶し、mapped S-NSSAI1#1を第1のrejected NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に含めて記憶してもよい。又は、同じ条件で、UE_A10は、S-NSSAI#1とmapped S-NSSAI1#1との組み合わせをUEが記憶する第1のrejected NSSAIに含めて記憶してもよい。
【0493】
同様に、UE_A10はrejected NSSAI IEを受信した場合、更にrejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1と「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値とが含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第2のrejected NSSAIに含めて記憶してよい。又は、同じ条件で、UE_A10は、S-NSSAI#1とmapped S-NSSAI1#1との組み合わせをUEが記憶する第1のrejected NSSAIに含めて記憶してもよい。
【0494】
同様に、UE_A10はrejected NSSAI IEを受信した場合、更にrejected NSSAI IEに含まれるrejected S-NSSAI#1には、S-NSSAI#1と「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」を示す拒絶理由値が含まれていた場合、UE_A10は、S-NSSAI#1をUEが記憶する第3のrejected NSSAIに含めて記憶してよい。又は、同じ条件で、UE_A10は、S-NSSAI#1とmapped S-NSSAI1#1との組み合わせをUEが記憶する第1のrejected NSSAIに含めて記憶してもよい。
【0495】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、以下の条件の場合に、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶するAllowed NSSAIから削除してよい。UE_A10が記憶するAllowed NSSAIからS-NSSAIを削除する条件は、UE_A10がローミングしていない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、Allowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に含まれてUE_A10により記憶されない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIがUE_A10に記憶されるAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に少なくとも1つUE_A10に記憶され、更に全てのそれらのmapped S-NSSAIが、UEが受信した第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれていた場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信した第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれない場合であってもよいし、そのS-NSSAIが複数のmapped S-NSSAIに関連付けられていない場合であってもよい。
【0496】
なお、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信した第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれない場合とは、UE_A10がrejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信した場合であってもよいし、UE_A10がmapped S-NSSAIが含まれない、rejected S-NSSAI IEが含まれる、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIが含まれるExtended rejected NSSAI IEを受信した場合であってもよい。
【0497】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶するAllowed NSSAIから削除しなくてよい。UE_A10が記憶するAllowed NSSAIからS-NSSAIを削除しない条件は、UE_A10がローミングしている場合、及び/又はUE_A10がそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIをAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)に記憶しており、及び/又は複数のmapped S-NSSAIに関連付けられている場合、及び/又はそれらすべてのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信したExtended rejected NSSAI IE に含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれていない場合、であってよい。
【0498】
なお、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶する第4のrejected NSSAIから削除する条件は、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶するAllowed NSSAIから削除する条件と同様であってもよい。
【0499】
UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAIまたは第2のrejected NSSAIを受信した場合に、Allowed NSSAIに含まれるS-NSSAIの一又は複数のmapped S-NSSAIが、全て第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれず、他のmapped S-NSSAIまたは一部のmapped S-NSSAIが前記S-NSSAIと関連付けられて第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる場合には、前記S-NSSAIをAllowed NSSAIから削除しないように挙動してよい。
【0500】
UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAI及び/または第2のrejected NSSAIを受信した場合に、Allowed NSSAIから、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除しないように挙動してよい。
【0501】
UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAI及び/または第2のrejected NSSAIを受信した場合に、Allowed NSSAIから、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除してよい。
【0502】
UE_A10が、ローミング時、S-NSSAIとmapped S-NSSAIとで構成される第1の情報を、各NSSAIに含めて記憶する場合、UE_A10は、Allowed NSSAI及びAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したExtended rejected NSSAIIEに含まれるS-NSSAIとmapped S-NSSAIとの組み合わせを削除してもよい。
【0503】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、現在のPLMN又はSNPNのAllowed NSSAI及び/又は現在のPLMN又はSNPNのAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0504】
具体的には、UE_A10が第3のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミング時、UE_A10は記憶するAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0505】
UE_A10が第3のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミングしていない場合、UE_A10は記憶するAllowed NSSAI、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0506】
UE_A10がExtended rejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミング時、UE_A10は記憶するAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したExtended rejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIを削除してよい。
【0507】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、以下の条件の場合に、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶するpending NSSAIから削除してよい。UE_A10が記憶するpending NSSAIからS-NSSAIを削除する条件は、UE_A10がローミングしていない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、Allowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合に含まれてUE_A10により記憶されない場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIがUE_A10に記憶されるpending NSSAIのmapped S-NSSAIに少なくとも1つUE_A10に記憶され、更に全てのそれらのmapped S-NSSAIが、UEが受信した第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれていた場合であってもよいし、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信した及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれない場合であってもよいし、そのS-NSSAIが複数のmapped S-NSSAIに関連付けられていない場合であってもよい。
【0508】
なお、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信した第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれない場合とは、UE_A10がrejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信した場合であってもよいし、UE_A10がmapped S-NSSAIが含まれない、rejected S-NSSAI IEが含まれる、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIが含まれるExtended rejected NSSAI IEを受信した場合であってもよい。
【0509】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、UE_A10が記憶するPending NSSAIから削除しなくてよい。UE_A10が記憶するPending NSSAIからS-NSSAIを削除しない条件は、UE_A10がローミングしている場合、及び/又は、UE_A10がそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIをPending NSSAIのmapped S-NSSAIのリスト(集合)に記憶しており、及び/又は複数のmapped S-NSSAIに関連付けられている場合、及び/又はそれらすべてのmapped S-NSSAIが、UE_A10が受信したExtended rejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれていない場合、であってよい。
【0510】
言い換えると、UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAIまたは第2のrejected NSSAIを受信した場合に、Pending NSSAIに含まれるS-NSSAIの一又は複数のmapped S-NSSAIが、全て第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれず、他のmapped S-NSSAIまたは一部のmapped S-NSSAIが前記S-NSSAIと関連付けられて第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる場合には、前記S-NSSAIをPending NSSAIから削除しないように挙動してよい。
【0511】
UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAI及び/または第2のrejected NSSAIを受信した場合に、pending NSSAIから、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除しないように挙動してよい。
【0512】
UE_A10はローミング時に、第1のrejected NSSAI及び/または第2のrejected NSSAIを受信した場合に、Pending NSSAIから、第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれる、現在のPLMNまたはSNPNのS-NSSAIを削除してよい。
【0513】
UE_A10が、ローミング時、S-NSSAIとmapped S-NSSAIとで構成される第1の情報を、各NSSAIに含めて記憶する場合、UE_A10は、Pending NSSAI及びAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したExtended rejected NSSAIIEに含まれるS-NSSAIとmapped S-NSSAIとの組み合わせを削除してもよい。
【0514】
UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、現在のPLMN又はSNPNのAllowed NSSAI及び/又は現在のPLMN又はSNPNのAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0515】
具体的には、UE_A10が第3のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミング時、UE_A10は記憶するAllowed NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0516】
UE_A10が第3のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミングしていない場合、UE_A10は記憶するpending NSSAI、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0517】
UE_A10がExtended rejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信した場合、更にローミング時、UE_A10は記憶するpending NSSAIのmapped S-NSSAIの集合から、受信したExtended rejected NSSAI IEに含まれる第1のrejected NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIを削除してよい。
【0518】
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAIまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、第4のrejected NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
【0519】
更に、あるS-NSSAIの使用を制限するバックオフタイマを実行中である場合、そのS-NSSAI又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIが第1から3のrejected NSSAIに含まれる場合、UEはバックオフタイマを停止してもよい。
【0520】
更に、UE_A10は、pending NSSAIを受信した場合、UE_A10が記憶するpending NSSAIを、新しいpending NSSAIに入れ替えてよい。具体的には、UE_A10は、現在のPLMNまたはSNPNに対する登録手続き中の登録受諾メッセージに含まれるpending NSSAIを受信した場合、UE_A10が記憶する現在のPLMNまたはSNPNと関連付けられたpending NSSAIを、新しいpending NSSAIに入れ替えてよい。
【0521】
または、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIがHPLMNのS-NSSAIである場合、UE_A10は、現在のPLMNまたはSNPNに対する登録手続き中の登録受諾メッセージに含まれるpending NSSAIを受信した場合、UE_A10が記憶するpending NSSAIを、新しいpending NSSAIに入れ替えてよい。
【0522】
更に、UE_A10がpending NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、pending NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してもよいし、新しいpending NSSAIのmapped S-NSSAIを記憶してもよいし、両方の処理を実行してもよい。
【0523】
なお、pending NSSAIのmapped S-NSSAIは、古いallowed NSSAIのmapped S-NSSAIに基づき記憶してもよい。
【0524】
UEは、第10の識別情報の受信に基づき、受信したpending NSSAI IEには第1のpending NSSAIが含まれるか第2のpending NSSAIが含まれるかを認識してよい。
【0525】
具体的には、第1のpending NSSAIを示す第10の識別情報と共にpending NSSAI IEを受信した場合には、UEはpending NSSAI IEに含まれるS-NSSAIはローミング時もHPLMNのS-NSSAIであることを認識して、記憶又はreplaceしてよい。
【0526】
又は、第2のpending NSSAIを示す第10の識別情報と共にpending NSSAI IEを受信した場合には、UEはpending NSSAI IEに含まれるS-NSSAIは現在のPLMNのS-NSSAIとそのmapped S-NSSAIであることを認識して、記憶又はreplaceしてよい。
【0527】
または、UEはpending NSSAI IEにmapped S-NSSAIが含まれるか否かで、第1のpending NSSAIか第2のpending NSSAIかを認識してよい。具体的には、ローミング時に、mapped S-NSSAIを一以上含むpending NSSAI IEを受信した場合には、UEは第2のpending NSSAIとして認識し、受信したpending NSSAI IEに含まれるpending NSSAI及び/又はpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶又はreplaceしてよい。
【0528】
一方ローミング時に、mapped S-NSSAIを含めないpending NSSAI IEを受信した場合には、UEは第1のpending NSSAIとして認識し、受信したpending NSSAI IEに含まれるpending NSSAIを記憶又はreplaceしてよい。
【0529】
更に、あるS-NSSAIの使用を制限するバックオフタイマを実行中である場合、そのS-NSSAIが新しいpending NSSAIに含まれる場合、又はpending NSSAIのmapped S-NSSAIである場合、UEはバックオフタイマを停止してもよい。
【0530】
さらに、UE_A10は、第4のrejected NSSAIを示す一以上のrejected S-NSSAI IE、及び/又はPartial extended rejected NSSAI list IE、及び/又はExtended rejected NSSAI IEの受信、及び/又は制御メッセージの受信に基づき、rejected S-NSSAI IE毎又はPartial extended rejected NSSAI list IE毎又はExtended rejected NSSAI IE毎に、以下の作業を実行してよい。
【0531】
UE_A10は、第4のrejected NSSAIで示される現在のPLMN又はSNPNのS-NSSAIを、適切な第4のrejected NSSAIに含めて記憶してもよい。具体的には、UEは受信した第4のrejected NSSAIで示されるS-NSSAIを、関連付けられた拒絶理由値に基づき、第4のrejected NSSAIに追加してもよい。
【0532】
または、UE_A10は、受信した第4のrejected NSSAIに対するmapped S-NSSAIを第4のrejected NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに追加してもよい。
【0533】
さらに、UEが記憶する第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが、UEが記憶し、本手続きでUEが要求したPLMNとアクセスタイプ及び他のアクセスタイプに対応づけられたallowed NSSAIに含まれる場合、allowed NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してよい。
【0534】
UE_A10は、第4のrejected NSSAIの受信、及び/又は制御メッセージの受信に基づき、バックオフタイマの値を用いて、S-NSSAIに関連づけられたバックオフタイマのカウント、またはバックオフタイマを開始してよいし、バックオフタイマを管理してよい。
【0535】
ここで、UE_A10がバックオフタイマの値と共に第4のrejected NSSAIを受信した場合、更にその値が0でもなくディアクティベートを示す情報でもない場合には、バックオフタイマに用いるバックオフタイマの値は、その受信したバックオフタイマの値であってよい。一方、それ以外の場合、つまりバックオフタイマの値を受信しなかった場合、バックオフタイマに用いるバックオフタイマの値は実装固有の値であってよい。
【0536】
バックオフタイマが実行中は、UE_A10は、バックオフタイマに対応づけられた一以上のS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられた一以上のmapped S-NSSAI(HPLMNのS-NSSAI)、またはバックオフタイマが対応づけられた一以上のmapped S-NSSAIに関連する一以上のS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応付けられたNSSAIに含まれる一以上のS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応付けられたNSSAIに含まれる一以上のS-NSSAIのmapped S-NSSAIを用いたMMメッセージの送信、SMメッセージの送信が禁止された状態であってよい。
【0537】
バックオフタイマが実行中は、UE_A10は、バックオフタイマに対応づけられた一以上のS-NSSAIを関連付けられたmapped S-NSSAIと共にrequested NSSAIに含めることが禁止された状態であってよい。
【0538】
ここで、バックオフタイマの停止または満了に伴い、制限が解除され、UE_A10は、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関するS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIを用いたMMメッセージ、SMメッセージの送信できる状態に遷移してもよい。言い換えると、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関するS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIをrequested NSSAIに用いた、MMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。
【0539】
さらに、UE_A10は、バックオフタイマの停止または満了に伴い、バックオフタイマに関連付けられていたNSSAIを用いたMMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。言い換えると、UE_A10は、バックオフタイマの停止または満了に伴い、バックオフタイマに関連付けられていたNSSAIを、requested NSSAIとして用いたMMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。
【0540】
さらに、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は、第4のrejected NSSAIから、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
【0541】
具体的には、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は現在のPLMNに関連付けられた第4のrejected NSSAIから、バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
【0542】
さらに、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は記憶する第4のrejected NSSAIから、バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
【0543】
UE_A10において、S-NSSAIが有効なバックオフタイマを実行中に、第4のrejected NSSAIからS-NSSAIが削除された場合、UE_A10は、そのバックオフタイマを停止してよい。
【0544】
同様に、UE_A10において、バックオフタイマが有効である場合、又はバックオフタイマを実行中に、第4のrejected NSSAIが削除された場合、UE_A10は、そのバックオフタイマを停止してよい。
【0545】
または、バックオフタイマ実行中のUE_A10は、第4のrejected NSSAIの更新、削除によらず、バックオフタイマの停止、及び/又は削除をしてもよい。第4のrejected NSSAIの削除、及び/又はバックオフタイマの停止条件の具体例を以下に示す。
【0546】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNに対して、あるアクセスイプ上で非登録状態に遷移し、もう一方のアクセスタイプに対しても非登録状態である場合、UE_A10はアクセスタイプによらない情報である第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
【0547】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNに対して、あるアクセスイプ上で非登録状態に遷移し、もう一方のアクセスタイプに対しても非登録状態である場合、UE_A10は、アクセスタイプによらない第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効なバックオフタイマを停止してもよいし、削除してもよい。
【0548】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるAllowed NSSAIを受信した場合、UE_A10はアクセスタイプによらないその第4のrejected NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してもよい。
【0549】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるAllowed NSSAIを受信した場合、UE_A10は、アクセスタイプによらないその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効な前記バックオフタイマを停止または削除してもよい。
【0550】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるRejected NSSAIを受信した場合、UE_A10はアクセスタイプによらないその第4のrejected NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してもよい。
【0551】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるRejected NSSAIを受信した場合、UE_A10は、アクセスタイプによらないその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効な前記バックオフタイマを停止または削除してもよい。
【0552】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含める、NSSAAのためのpending NSSAIまたはpending NSSAIのmapped S-NSSAI(s)を受信した場合、UE_A10はアクセスタイプによらないその第4のrejected NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してもよい。
【0553】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNから、現在のPLMNまたはSNPNが対応づけられた第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含める、NSSAAのためのpending NSSAIまたはpending NSSAIのmapped S-NSSAI(s)を受信した場合、UE_A10はその第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効な前記バックオフタイマを停止または削除してもよい。
【0554】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNに対して、あるアクセスイプ上で非登録状態に遷移した場合、UE_A10はそのアクセスタイプに対応付けられた第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
【0555】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNに対して、あるアクセスイプ上で非登録状態に遷移した場合、UE_A10は、そのアクセスタイプに対応付けられた第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効なバックオフタイマを停止してもよいし、削除してもよい。
【0556】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNからあるアクセスタイプで示されるアクセスを介して、第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるAllowed NSSAIを受信した場合、UE_A10はその第4のrejected NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してもよい。このとき、第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、現在のPLMNまたはSNPNとそのアクセスタイプと対応でけられていてもよい。
【0557】
UE_A10が現在のPLMNまたはSNPNからあるアクセスタイプで示されるアクセスを介して、第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めるAllowed NSSAIを受信した場合、UE_A10は、その第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが有効な前記バックオフタイマを停止または削除してもよい。このとき、第4のrejected NSSAI、及び/又は第4のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、現在のPLMNまたはSNPNとそのアクセスタイプと対応でけられていてもよい。
【0558】
UE_A10がAMFの変更を検知した場合、UE_A10は第4のrejected NSSAIを削除してもよい。及び/又はUE_A10はその第4のrejected NSSAIが有効な前記バックオフタイマを停止または削除してもよい。
【0559】
以上により、UEは、各NSSAIに関する情報を記憶、管理する。さらに、UEは、各NSSAI又はS-NSSAIごとの、PLMN又はSNPN又は全てのPLMNに対して有効なバックオフタイマの開始、及び停止、を実行してもよい。
【0560】
[4.本発明における実施形態]
本発明における実施形態は、1以上の3章で説明した手続きの組み合わせであってよい。例えば、本実施形態では、3.1章記載の初期登録手続きの完了に基づき、UEは登録状態に遷移し、更に3.1章の移動及び定期的な登録更新の為の登録手続きが実施されてもよい。
【0561】
また、3.1章記載の初期登録手続きの完了に基づき登録状態に遷移した場合には、3.2から3.4章記載の各手続きが実施されてもよい。なお各手続き中に、UE_A10はNWから受信した情報、及び又はUEの状態に基づき、3.3章記載のNSSAI更新手続きを実行し、記憶するNSSAIに関する情報の更新、及び/又は削除を実行してもよい。
【0562】
以下、具体的な本発明の実施形態の一例を説明する。
【0563】
[4.1.第1の実施形態]
以下、第1の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。
【0564】
以下、第1の実施形態では、UEがローミング時に、UEがPLMN又はSNPNに関連付けられたconfigured NSSAIとそのconfigured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、第3のrejected NSSAIとを記憶する場合の、登録要求手続きの一例について説明する。
【0565】
または、第1の実施形態では、UEがローミング時に、UEがPLMN又はSNPNに関連付けられたconfigured NSSAIとそのconfigured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、第1のpending NSSAIとを記憶する場合の、登録要求手続きの一例について説明する。なお、登録要求手続きは3.1の登録要求手続きであってよい。
【0566】
まず、UE_A10はローミング時、第1のPLMN(又はSNPN)に対して登録手続きを実行するために登録要求メッセージの生成を実行する。UE_A10は、本手続きがSNPNのためのオンボーディングサービスでも定期的な登録更新手続きでもないため、5GMM capability IE及び/又はUE security capability IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0567】
同様に、UEが有効な最後に登録されたTAIを記憶している場合、本手続きがSNPNのためのオンボーディングサービスの為の登録手続きではないため、Last visited registered TAI IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0568】
同様に、UEがS1モードをサポートしている場合、本手続きがSNPNのためのオンボーディングサービスでも定期的な登録更新手続きでもないため、S1 UE network capability IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0569】
同様に、UEがNG-RANからUTRANへの5G-SRVCCをサポートしている場合、本手続きがSNPNのためのオンボーディングサービスの為の登録手続きではないため、Mobile station classmark 2 IE及び/又はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めてよい。
【0570】
次に、UEはrequested NSSAI IEの生成を行う。まず、UEはrequested NSSAI IEに含める要求する第1のPLMNに関連付けられたrequested NSSAIの生成を行う。
【0571】
UEがconfigured NSSAIを記憶する場合、requested NSSAIはUEが記憶するconfigured NSSAI、又はその一部であってよい。ただし、ローミング時にはrequested NSSAIに含めるS-NSSAIは、第3のrejected NSSAIに含まれる一以上のS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられたS-NSSAIではないように制御されてよい。更に、非ローミング時には、requested NSSAIに含めるS-NSSAIは、第3のrejected NSSAIに含まれる一以上のS-NSSAIではないように制御されてよい。
【0572】
ただし、ローミング時には、第3のrejected NSSAIに含まれない、一以上の(mapped) S-NSSAIが、「configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」に含まれる場合、その一以上の(mapped) S-NSSAIが関連付けられた、configured NSSAIに含まれるS-NSSAIは、第3のrejected NSSAIに含まれても、その(mapped) S-NSSAIと共にrequested NSSAI IEに含めてよい。
【0573】
同様に、ローミング時は、requested NSSAIに含めるS-NSSAIは、第1のpending NSSAIに含まれる一以上のS-NSSAIがmapped S-NSSAIとして関連付けられたS-NSSAIではないように制御されてよい。更に、非ローミング時には、requested NSSAIに含めるS-NSSAIは、第1のpending NSSAIに含まれる一以上のS-NSSAIではないように制御されてよい。
【0574】
ただし、「configured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAI」に含まれる一以上の(mapped) S-NSSAIが、第1のpending NSSAIに含まれない、場合、その一以上の(mapped) S-NSSAIが関連付けられた、configured NSSAIに含まれるS-NSSAIは、第1のpending NSSAIに含まれても、その(mapped) S-NSSAIと共にrequested NSSAI IEに含めてよい。
【0575】
UE_A10は、上記の方法で構成したrequested NSSAI IEを登録要求メッセージに含めてよい。UE_A10は登録要求メッセージをコアネットワークに送信する。
【0576】
次に、コアネットワークから、UEはAllowed NSSAI IE及び/又はrejected NSSAI IE又はExtended rejected NSSAI IE及び/又はpending NSSAI IEを含めた登録受諾メッセージを受信する。
【0577】
以上により、UE_A10はローミング時、適切なS-NSSAIとmapped S-NSSAIとを選択し、要求することができる。
【0578】
[4.2.第2の実施形態]
以下、第2の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。
【0579】
第2の実施形態では、UEがローミング時に、UEがconfigured NSSAIとconfigured NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、第2のpending NSSAIと、第2のpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIと、を記憶する場合の、登録要求手続きの一例について説明する。なお、登録要求手続きは3.1の登録要求手続きであってよい。
【0580】
まず、UE_A10はローミング時、第1のPLMN(又はSNPN)に対して登録手続きを実行するために登録要求メッセージの生成を実行する。5GMM capability IE、及び/又はUE security capability IE、及び/又はLast visited registered TAI IE、及び/又はS1 UE network capability IE、及び/又はMobile station classmark 2 IE、及び/又はSupported codecs IEを登録要求メッセージに含めるか否かの条件は第1の実施形態と同様であってよい。
【0581】
なお、5GMM capbaility IEに、pending NSSAIに対するmapped S-NSSAIを記憶する機能を備えるか否かを示す、第1の識別情報を含めてもよい。
【0582】
それ以外の方法で、UEのサポートする機能に基づき、UEは第1の識別情報を登録要求メッセージ又はRRCメッセージに含めてもよい。
【0583】
なお、本実施形態では第2のpending NSSAIを記憶する機能を備えるため、第1の識別情報は、第2のpending NSSAIを記憶する機能をサポートすることを示す情報であってよい。
【0584】
次に、UEはrequested NSSAI IEの生成を行う。まず、UEはrequested NSSAI IEに含める要求する第1のPLMNに関連付けられたrequested NSSAIの生成を行う。
【0585】
UEがconfigured NSSAIを記憶する場合、requested NSSAIはUEが記憶するconfigured NSSAI、又はその一部であってよい。ただし、requested NSSAIに含めるS-NSSAIは、第2のpending NSSAIに含まれるS-NSSAIではない。
【0586】
もし、UEが第2のpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIを記憶している場合、さらにconfigured NSSAIに含まれる一以上のmapped S-NSSAIが該第2のpending NSSAIに対する一以上のmapped S-NSSAIに含まれない場合、その一以上のmapped S-NSSAIが関連付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIはそのmapped S-NSSAIともにrequested NSSAI IEに含めることができる。
【0587】
UE_A10は、上記の方法で構成したrequested NSSAI IEを登録要求メッセージに含めてよい。UE_A10は登録要求メッセージをコアネットワークに送信する。
【0588】
コアネットワークはNSSAAを要するS-NSSAIが含まれるrequested NSSAI IEを受信した場合、pending NSSAI IEを生成し、登録受諾メッセージに含める。
【0589】
コアネットワークは、第1の識別情報の受信に基づき、pending NSSAI IEを生成する。具体的には、pending NSSAI IEには、第2のpending NSSAIとして構成された一以上のS-NSSAIとmapped S-NSSAIとが含まれてよい。
【0590】
または、コアネットワークが第2のpending NSSAIを管理する機能を備えない場合には、pending NSSAI IEには、第1のpending NSSAIとして構成された一以上のS-NSSAIが含まれてもよい。
【0591】
コアネットワークは、第2のpending NSSAIとして構成された一以上のS-NSSAIとmapped S-NSSAIを含むpending NSSAI IEを送信する場合、第10の識別情報を登録受諾メッセージに含めてよい。
【0592】
次に、コアネットワークから、UEはAllowed NSSAI IE及び/又はrejected NSSAI IE又はExtended rejected NSSAI IE及び/又はpending NSSAI IEを含めた登録受諾メッセージを受信する。更に第10の識別情報が登録受諾メッセージに含まれてよい。
【0593】
UEは、受信したpending NSSAI IEにmapped S-NSSAIが含まれるか否か、又は第10の識別情報に基づき、受信したpending NSSAIを適切に記憶してよい。
【0594】
以上により、UE_A10はローミング時、適切なS-NSSAIとmapped S-NSSAIとを選択し、要求し、更に適切にNSSAIを記憶することができる。
【0595】
[5. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
【0596】
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
【0597】
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
【0598】
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
【0599】
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
【符号の説明】
【0600】
1 移動通信システム
10 UE_A
30 PGW-U
32 PGW-C
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
60 PCRF
80 アクセスネットワーク_A(E-UTRAN)
90 コアネットワーク_A
120 アクセスネットワーク_B(5G AN)
122 gNB
130 UPF
132 SMF
140 AMF
150 UDM
160 PCF
190 コアネットワーク_B
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7