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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125713
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】学習支援システム
(51)【国際特許分類】
G09B 7/077 20060101AFI20240911BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20240911BHJP
【ＦＩ】
G09B7/077
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2023033715
(22)【出願日】2023-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】709006024
【氏名又は名称】株式会社ベネッセコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】井上 泰介
(72)【発明者】
【氏名】梅山 晃広
(72)【発明者】
【氏名】小川 恭平
(72)【発明者】
【氏名】宮林 佑多
(72)【発明者】
【氏名】新垣 宏
(72)【発明者】
【氏名】村上 若葉
(72)【発明者】
【氏名】國吉 啓介
(72)【発明者】
【氏名】渡部 志帆
【テーマコード（参考）】
2C028
5L049
5L050
【Ｆターム（参考）】
2C028BB04
5L049CC34
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】問題範囲に含まれる問題の中から所定の学習者の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出して配信することを可能とした学習支援システムを提供する。
【解決手段】情報処理装置１００は、問題を配信する学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける受付部１３３２と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングするラベリング部１３３３と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する取得部と、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出する抽出部１３３５と、抽出した問題を学習者の端末装置に配信する配信部１３３６とを備える。
【選択図】図１５
【解決手段】情報処理装置１００は、問題を配信する学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける受付部１３３２と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングするラベリング部１３３３と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する取得部と、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出する抽出部１３３５と、抽出した問題を学習者の端末装置に配信する配信部１３３６とを備える。
【選択図】図１５
【特許請求の範囲】
【請求項1】
問題を配信する学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける受付部と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングするラベリング部と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する取得部と、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出する抽出部と、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信する配信部と
を備える情報処理装置。
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングするラベリング部と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する取得部と、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出する抽出部と、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信する配信部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記問題範囲に含まれる問題及び前記学習者の対応する解答履歴を予測モデルに入力することで、入力された問題のうち正解以外の問題の予測正解率を取得する、請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記端末装置に、問題が配信されたことを通知する情報を出力する出力部をさらに備え、
前記情報には、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とが含まれる、請求項１又は２に記載の情報処理装置。
前記情報には、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とが含まれる、請求項１又は２に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記学習者の端末装置から解答に関する情報を受信して保存する受信部と、
前記学習者を指導する先生の端末装置に、前記解答に関する情報に基づいて、配信した問題の学習状況を出力する出力部と
をさらに備える、請求項１又は２に記載の情報処理装置。
前記学習者を指導する先生の端末装置に、前記解答に関する情報に基づいて、配信した問題の学習状況を出力する出力部と
をさらに備える、請求項１又は２に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記学習状況には、所定の学習時間が経過した学習者の情報が含まれる、請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記配信した問題のうち所定の学習者が現在学習中の問題を取得する進捗部をさらに備える、請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項7】
問題を配信する学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付けることと、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングすることと、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得することと、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出することと、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信することと
を含む方法。
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングすることと、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得することと、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出することと、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信することと
を含む方法。
【請求項8】
１又は複数のコンピュータに、
問題を配信する学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける処理と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングする処理と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する処理と、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出する処理と、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信する処理と
を実行させるプログラム。
問題を配信する学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける処理と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、前記問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングする処理と、
前記学習者の、前記問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する処理と、
前記予測正解率に基づいて、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から前記学習者に配信する問題を抽出する処理と、
前記抽出した問題を前記学習者の端末装置に配信する処理と
を実行させるプログラム。
【請求項9】
サーバ装置と通信可能に接続される端末装置であって、
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信する要求部と、
前記要求部の送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信する受信部であって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、受信部と、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することに応答して、前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する表示制御部と、
前記問題情報に基づいて問題を実行する実行部と、
前記問題の解答に関する情報を送信する送信部と、
を備える、端末装置。
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信する要求部と、
前記要求部の送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信する受信部であって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、受信部と、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することに応答して、前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する表示制御部と、
前記問題情報に基づいて問題を実行する実行部と、
前記問題の解答に関する情報を送信する送信部と、
を備える、端末装置。
【請求項10】
サーバ装置と通信可能に接続される端末装置で実行される方法であって、
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信することと、
前記学習者と前記問題範囲との送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信することであって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、ことと、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することと、
前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示することと、
前記問題情報に基づいて問題を実行することと、
前記問題の解答に関する情報を送信することと
を含む方法。
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信することと、
前記学習者と前記問題範囲との送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信することであって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、ことと、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することと、
前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示することと、
前記問題情報に基づいて問題を実行することと、
前記問題の解答に関する情報を送信することと
を含む方法。
【請求項11】
サーバ装置と通信可能に接続されるコンピュータに、
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信する処理と、
前記学習者と前記問題範囲との送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信する処理であって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、処理と、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信する処理と、
前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する処理と、
前記問題情報に基づいて問題を実行する処理と、
前記問題の解答に関する情報を送信する処理と
を実行させるプログラム。
学習者と、前記学習者に配信する問題の問題範囲とを前記サーバ装置に送信する処理と、
前記学習者と前記問題範囲との送信に応答して、前記サーバ装置から問題情報を受信する処理であって、前記問題情報は、前記問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、処理と、
前記サーバ装置から前記問題情報が配信されたことを通知する情報を受信する処理と、
前記情報に含まれる、前記問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、前記問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する処理と、
前記問題情報に基づいて問題を実行する処理と、
前記問題の解答に関する情報を送信する処理と
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、学習者の学習を支援するシステムの開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献１には、問題または課題を学習者に提供し、当該学習者が当該問題を回答し、当該学習者へ回答結果を通知することにより学力の向上を図る学習システムにおいて、学習者から返却または回収された回答データを、統計処理、分類処理もしくは数値変換処理の少なくとも一つの処理を行い、得られた処理データを学習者に対し次回以降に提供される問題の内容に利用または反映させることにより、学習者の学習効率の向上を図る、学習システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開２００１－３１８５８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献１に記載の学習システムは、学習者の学力レベルと学習者の要望に基づいて提供される問題の難易度を設定するものであって、実施例において、問題の難易度は、モニターが問題を解いた際の正解率から算出されるものである。すなわち、他者が問題を解いた際の正解率から算出される難易度によって学習者へ提供される問題が選択されており、学習者個人の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出して配信することが困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、問題範囲に含まれる問題の中から所定の学習者の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出して配信することを可能とした学習支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、問題を配信する学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける受付部と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングするラベリング部と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する取得部と、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出する抽出部と、抽出した問題を学習者の端末装置に配信する配信部とを備える。
【0008】
この態様によれば、情報処理装置は、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出する抽出部を備えることで、問題範囲に含まれる問題の中から所定の学習者の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出し、学習者の端末装置に配信することができる。
【0009】
上記情報処理装置において、取得部は、問題範囲に含まれる問題及び学習者の対応する解答履歴を予測モデルに入力することで、入力された問題のうち正解以外の問題の予測正解率を取得してもよい。この態様によれば、情報処理装置、取得部が、問題範囲に含まれる問題及び所定の学習者の対応する解答履歴を予測モデルに入力し、入力された問題のうち正解以外の問題の予測正解率を取得することで、所定の学習者の問題範囲に含まれる解答履歴に基づいて高精度な予測正解率を取得することができる。
【0010】
上記情報処理装置において、端末装置に、問題が配信されたことを通知する情報を出力する出力部をさらに備え、情報には、問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とが含まれてもよい。この態様によれば、情報処理装置は、不正解率と未取組率を含む情報を送信する送信部を備えることで、学習者に、問題範囲の理解度や学習進度を把握させる情報を提供することができる。また、複数の問題範囲の不正解率や未取組率を確認させることで、情報処理装置は、学習者に、自身の苦手な問題範囲を把握させる情報を提供することができる。
【0011】
上記情報処理装置において、学習者の端末装置から解答に関する情報を受信して保存する受信部と、学習者を指導する先生の端末装置に、解答に関する情報に基づいて、配信した問題の学習状況を出力する出力部とをさらに備えてもよい。この態様によれば、情報処理装置は、先生に、学習者の学習状況を把握させ、サポートにつなげる情報を提供することができる。
【0012】
上記情報処理装置において、学習状況には、所定の学習時間が経過した学習者の情報が含まれてもよい。この態様によれば、情報処理装置は、先生に、取組中につまずいている学習者を把握させ、サポートにつなげる情報を提供することができる。
【0013】
上記情報処理装置において、配信した問題のうち所定の学習者が現在学習中の問題を取得する進捗部をさらに備えてもよい。この態様によれば、情報処理装置は、配信した問題のうち所定の学習者が現在学習中の問題を取得する進捗部を備えることで、先生に、現在学習中の問題を提供し、取組中に学習者がつまずいている問題を把握した上で的確に学習者をサポートさせることができる。
【0014】
本開示の他の態様に係る方法は、問題を配信する学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付けることと、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングすることと、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得することと、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出することと、抽出した問題を学習者の端末装置に配信することとを含む。
【0015】
本開示の他の態様に係るプログラムは、１又は複数のコンピュータに、問題を配信する学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを受け付ける処理と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、問題範囲の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングする処理と、学習者の、問題範囲に含まれる問題の解答履歴に基づいて、正解以外の問題について予測正解率を取得する処理と、予測正解率に基づいて、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出する処理と、抽出した問題を学習者の端末装置に配信する処理とを実行させる。
【0016】
本開示の他の態様に係る、サーバ装置と通信可能に接続される端末装置は、学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とをサーバ装置に送信する要求部と、要求部の送信に応答して、サーバ装置から問題情報を受信する受信部であって、問題情報は、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、受信部と、サーバ装置から問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することに応答して、情報に含まれる、問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する表示制御部と、問題情報に基づいて問題を実行する実行部と、問題の解答に関する情報を送信する送信部と、を備える。
【0017】
この態様によれば、端末装置は、学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを送信する配信要求部を備えることで、サーバ装置に、学習者に配信する問題を、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出させ、抽出した問題を端末装置に配信させ、問題が配信されたことを通知する情報を出力させることができる。端末装置は、情報に含まれる不正解率と未取組率とに基づいて通知画面を表示する表示制御部を備えることで、学習者に、問題範囲の理解度や学習進度を把握させる情報を提供することができる。また、複数の問題範囲の不正解率や未取組率を確認させることで、端末装置は、学習者に、自身の苦手な問題範囲を把握させる情報を提供することができる。
【0018】
本開示の他の態様に係る、サーバ装置と通信可能に接続される端末装置で実行される方法は、学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とをサーバ装置に送信することと、学習者と問題範囲との送信に応答して、サーバ装置から問題情報を受信することであって、問題情報は、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、ことと、サーバ装置から問題情報が配信されたことを通知する情報を受信することと、情報に含まれる、問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示することと、問題情報に基づいて問題を実行することと、問題の解答に関する情報を送信することとを含む。
【0019】
本開示の他の態様に係るプログラムは、サーバ装置と通信可能に接続されるコンピュータに、学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とをサーバ装置に送信する処理と、学習者と問題範囲との送信に応答して、サーバ装置から問題情報を受信する処理であって、問題情報は、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から予測正解率に基づいて抽出されたものである、処理と、サーバ装置から問題情報が配信されたことを通知する情報を受信する処理と、情報に含まれる、問題範囲に含まれる問題のうち解答済みの問題の不正解率と、問題範囲に含まれる問題のうち未取り組みの確率とに基づいて通知画面を表示する処理と、問題情報に基づいて問題を実行する処理と、問題の解答に関する情報を送信する処理とを実行させる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、問題範囲に含まれる問題の中から所定の学習者の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出して配信することを可能とした学習支援システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る学習支援システムの概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るサーバ装置を機能的な観点から示す概略構成図である。
【図5】サーバ記憶部に記憶される先生ＤＢの一例を示す図である。
【図6】サーバ記憶部に記憶される学習者ＤＢの一例を示す図である。
【図7】サーバ記憶部に記憶される単元ＤＢの一例を示す図である。
【図8】サーバ記憶部に記憶される問題ＤＢの一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る学習者用端末装置を機能的な観点から示す概略構成図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る先生用端末装置を機能的な観点から示す概略構成図である。
【図11】おすすめ問題通知画面が表示される流れの一例を示す図である。
【図12】おすすめ問題通知画面が表示される流れの一例を示す図である。
【図13】取組状況確認画面の一例を示す図である。
【図14】学習状況確認画面の一例を示す図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る学習支援処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
【0023】
＜学習支援システム１の概略構成＞
図１は、本発明の一実施形態に係る学習支援システム１の概略構成図（システム構成図）である。同図に示すように、サーバ装置１００と、複数の学習者用の端末装置２００と、先生用の端末装置３００とが、ネットワークＮを介して相互に通信可能に接続されることにより、学習支援システム１が構成される。
図１は、本発明の一実施形態に係る学習支援システム１の概略構成図（システム構成図）である。同図に示すように、サーバ装置１００と、複数の学習者用の端末装置２００と、先生用の端末装置３００とが、ネットワークＮを介して相互に通信可能に接続されることにより、学習支援システム１が構成される。
【0024】
サーバ装置１００は、ネットワークＮに接続されたサーバ用コンピュータであり、そのサーバ用コンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現するように構成されている。本実施形態において、学習者用の端末装置２００において学習者が単元のまとめ問題の取り組みを終えると、サーバ装置１００は、単元に属する問題の中から一人ひとりに合わせて抽出したおすすめ問題を、各端末装置２００に配信することができる。
【0025】
ここで、単元とは、問題が属する学習の区分である。例えば、算数の単元には、「データの活用」、「合同な図形」等が含まれる。
【0026】
端末装置２００は、ネットワークＮに接続され、サーバ装置１００にアクセス可能なコンピュータであり、そのコンピュータにおいて所定の学習者端末用プログラムが動作することにより、その機能を実現するように構成されている。端末装置２００は、サーバ装置１００からネットワークＮを介しておすすめ問題を受信し、端末用プログラムを動作させることによりその問題を再生することができる。上述したように、サーバ装置１００から配信されるおすすめ問題は、端末装置２００ごとに異なる。
【0027】
本実施形態の一例として、端末装置２００は、貸与や購入によりユーザにより所有され、ユーザが問題演習を行うために使用すること等が想定されている。ユーザは、本実施形態においては小学生であるが、これに限られるものではなく、その他の学生であってもよい。本実施形態では、小学生である学習者が端末装置２００を用いて、単元の学習を行う。
【0028】
端末装置３００は、ネットワークＮに接続され、サーバ装置１００にアクセス可能なコンピュータであり、そのコンピュータにおいて所定の先生端末用プログラムが動作することにより、その機能を実現するように構成されている。端末装置３００は、ネットワークＮを介してサーバ装置１００に接続し、先生端末用プログラムを動作させることにより、学習者の学習状況を確認することができる。
【0029】
本実施形態の一例として、端末装置３００は、貸与や購入によりユーザにより所有され、ユーザが端末装置２００のユーザの学習指導を行うために使用すること等が想定されている。ユーザは、本実施形態においては小学校の先生であるが、これに限られるものではなく、その他の先生であってもよい。本実施形態では、小学校の先生が端末装置３００を用いて、各端末装置２００のユーザである小学生の学習状況の確認を行う。なお、図１では単一の端末装置３００のみが示されているが、学習支援システム１は複数の端末装置３００を備えてもよい。
【0030】
本実施形態において、端末装置２００及び端末装置３００は、好適にはタブレットコンピュータ（以下「タブレット端末」ともいう。）が想定される。そこで、以下においては、理解を容易にするべく、端末装置２００及び端末装置３００がタブレット端末である実施形態を例にとって説明する。
【0031】
しかしながら、本発明において、端末装置２００及び端末装置３００はタブレット端末に限られるものではなく、ＰＣ（パーソナルコンピュータ。ノートパソコンを含む。）や、家庭用ゲーム機器（携帯型ゲーム機を含む）、携帯電話機（いわゆるフィーチャーフォン）、スマートフォン（多機能携帯電話機）、携帯情報端末（Personal Digital Assistant；ＰＤＡ）、携帯音楽プレイヤ、電子書籍リーダ、その他のコンピュータ機器を採用してもよい。
【0032】
ネットワークＮは、例えばインターネットや家庭内に構築するＬＡＮ（local area network）等を含む情報処理に係る通信回線又は通信網であり、その具体的な構成は、サーバ装置１００と端末装置２００と端末装置３００との間でデータの送受信が可能なように構成されていれば特に制限されず、有線であるか無線であるかも問わない。
【0033】
また、ネットワークＮは、複数種の通信回線や通信網及び種々のネットワーク機器を含んで構成され得る。例えば、ネットワークＮは、端末装置２００又は端末装置３００に無線接続される基地局や無線ＬＡＮのアクセスポイント（ＷｉＦｉルータ等）、基地局に接続された移動体通信網、アクセスポイントからルータやモデムを介して接続された電話回線、ケーブルテレビ回線又は光通信回線等の公衆回線、サーバ装置１００に接続されたインターネット、移動体通信網や公衆回線とインターネットを接続するゲートウェイ装置を含む。
【0034】
＜サーバ装置１００のハードウェア構成＞
図２は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００のハードウェア構成の一例を示す図（システムブロック図）である。同図に示すように、サーバ装置１００は、ＣＰＵやＭＰＵといった演算処理部（プロセッサ）１０１、記憶装置としてのＲＯＭ１０２及びＲＡＭ１０３、入力部１０５及び外部メモリ１０６が接続された外部インターフェース１０４、ディスプレイモニタ１１１が接続された画像処理部１０７、ディスク又はメモリデバイス等が収容又は接続されるスロットドライブ１０８、スピーカ装置１１２が接続された音声処理部１０９、並びに、ネットワークインターフェース１１０を備える。
図２は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００のハードウェア構成の一例を示す図（システムブロック図）である。同図に示すように、サーバ装置１００は、ＣＰＵやＭＰＵといった演算処理部（プロセッサ）１０１、記憶装置としてのＲＯＭ１０２及びＲＡＭ１０３、入力部１０５及び外部メモリ１０６が接続された外部インターフェース１０４、ディスプレイモニタ１１１が接続された画像処理部１０７、ディスク又はメモリデバイス等が収容又は接続されるスロットドライブ１０８、スピーカ装置１１２が接続された音声処理部１０９、並びに、ネットワークインターフェース１１０を備える。
【0035】
各部は、例えば、内部バス、外部バス、及び拡張バスを含むシステムバスといった伝送路１２０を介して互いに接続されて構成される。なお、入力部１０５、外部メモリ１０６、ディスプレイモニタ１１１、スピーカ装置１１２等の入出力を担うデバイス装置は、必要に応じて適宜省略してもよいし、それらを備える場合であっても、それらは伝送路１２０に常時接続されていなくてもよい。
【0036】
演算処理部１０１は、サーバ装置１００全体の動作を制御し、上述した他の構成要素との間で制御信号及び情報信号（データ）の送受信を行うとともに、学習支援の実行に必要な各種の演算処理を行う。そのため、演算処理部１０１は、いわゆるレジスタ等の高速アクセス可能な記憶領域に対して、数値演算ユニット等を用いた加減乗除等の算術演算、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算等、更に必要に応じて、飽和演算、三角関数演算、ベクトル演算等を行うことが可能なように構成されている。
【0037】
ＲＯＭ１０２には、一般に、電源投入後、最初に実行されるＩＰＬ（Initial Program Loader）が記録されている。このＩＰＬが実行されることにより、スロットドライブ１０８に収容又は接続されるディスクやメモリデバイスに記録されたサーバ用プログラムや学習支援プログラムが、演算処理部１０１によって一旦ＲＡＭ１０３に読み出され、そのプログラムが演算処理部１０１によって実行される。さらに、ＲＯＭ１０２には、サーバ装置１００全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムやその他の各種データが記録されている。
【0038】
ＲＡＭ１０３は、サーバ用プログラム、学習支援プログラム、及び、各種データを一時的に記憶するためのものである。上述したように、読み出されたサーバ用プログラムや学習支援プログラム、その他、問題や複数の端末装置２００や端末装置３００との間の通信に必要なデータ等がＲＡＭ１０３に保持される。学習支援プログラムは、外部の記録媒体に記録されて、外部の記録媒体からＲＡＭ１０３にインストールされてもよい。
【0039】
さらに、演算処理部１０１は、ＲＡＭ１０３に変数領域を設定し、その変数領域に格納された値に対しても数値演算ユニットを用いた直接演算を行ったり、或いは、ＲＡＭ１０３に格納された値をレジスタに一旦複製又は移設格納してそのレジスタに対しても直接演算を行ったり、さらには、それらの演算結果をＲＡＭ１０３に書き戻したりといった処理を行う。
【0040】
外部インターフェース１０４を介して接続された入力部１０５は、サーバ装置１００を用いて問題を提供する事業者側のユーザが行う各種の操作入力を受け付けるものであり、入力部１０５としては、キーボード、タッチパッド、タッチパネルの他、例えば、音声入力装置を採用することができ、種々の操作入力、決定操作、取消操作、メニュー表示等の指示入力を行うことが可能であれば、デバイスの種類は特に制限されない。
【0041】
ＲＡＭ１０３や、外部インターフェース１０４を介して着脱自在に接続された外部メモリ１０６には、サーバ装置１００の作動状況、各端末装置２００のアクセス状況、各端末装置２００における問題の実施状況等を示すデータ等が書き換え可能に記憶される。
【0042】
画像処理部１０７は、スロットドライブ１０８から読み出された各種データを、演算処理部１０１により、又は、画像処理部１０７自体により加工処理した後、その処理後の画像情報をフレームメモリ等に記録する。このフレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、画像処理部１０７に接続されるディスプレイモニタ１１１へ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。また、学習支援に関する画像情報は、演算処理部１０１との協働処理等によって、画像処理部１０７及び／又は演算処理部１０１から各端末装置２００や端末装置３００へ送出される。
【0043】
また、音声処理部１０９は、スロットドライブ１０８から読み出された各種データを音声信号に変換し、音声処理部１０９に接続されたスピーカ装置１１２から出力する。また、学習支援に関する音声情報は、演算処理部１０１との協働処理等によって、音声処理部１０９及び／又は演算処理部１０１から各端末装置２００へ送出される。
【0044】
また、ネットワークインターフェース１１０は、サーバ装置１００をネットワークＮへ接続するためのものであり、例えば、ＬＡＮの構築に使用される諸規格に準拠するもの、アナログモデム、ＩＳＤＮモデム、ＡＤＳＬモデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネット等に接続するためのケーブルモデム等、及び、これらを、伝送路１２０を介して演算処理部１０１と接続するための通信インターフェース回路とから構成される。
【0045】
なお、サーバ装置１００は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成される、いわゆるクラウドコンピューティングの形態のものであってもよい。また、単一のコンピュータが複数のサーバ機能を備えるようなものでもよい。
【0046】
＜端末装置２００のハードウェア構成＞
図３は、本発明の一実施形態に係る端末装置２００のハードウェア構成の一例を示す図である。図３に示す端末装置２００は、タッチパネル１４、スピーカ１６、マイクロフォン１８、ハードボタン２０、ハードキー２２、移動体通信用アンテナ３０、移動体通信部３２、無線ＬＡＮ通信用アンテナ３４、無線ＬＡＮ通信部３６、記憶部３８、主制御部４０、カメラ２６、及び音声出力端子２４を含む外部インターフェース４２等を備える。
図３は、本発明の一実施形態に係る端末装置２００のハードウェア構成の一例を示す図である。図３に示す端末装置２００は、タッチパネル１４、スピーカ１６、マイクロフォン１８、ハードボタン２０、ハードキー２２、移動体通信用アンテナ３０、移動体通信部３２、無線ＬＡＮ通信用アンテナ３４、無線ＬＡＮ通信部３６、記憶部３８、主制御部４０、カメラ２６、及び音声出力端子２４を含む外部インターフェース４２等を備える。
【0047】
タッチパネル１４は、表示装置および入力装置の両方の機能を備え、表示機能を担うディスプレイ（表示画面）１４Ａと、入力機能を担うタッチセンサ１４Ｂとで構成される。ディスプレイ１４Ａは、例えば、液晶ディスプレイや有機ＥＬ（Electro Luminescence）ディスプレイ等の一般的な表示デバイスにより構成される。タッチセンサ１４Ｂは、ディスプレイ１４Ａその上面に配置された接触操作を検知するための素子およびその上に積層された透明な操作面を備えて構成される。タッチセンサ１４Ｂの接触検知方式としては、静電容量式、抵抗膜式（感圧式）、電磁誘導式等既知の方式のうちの任意の方式を採用することができる。
【0048】
タッチパネル１４は、主制御部４０による記憶部３８に記憶されているプログラム５０の実行により生成される画像を表示する。入力装置としてのタッチパネル１４は、操作面に対して接触する接触物（ユーザの指やタッチペン等を含む。以下、「指」である場合を代表例として説明する）の動作を検知することで、操作入力を受け付け、その接触位置の情報を主制御部４０に与える。指の動作は、接触点の位置または領域を示す座標情報として検知され、座標情報は、例えば、タッチパネル１４の短辺方向および長辺方向の二軸上の座標値として表される。
【0049】
端末装置２００は、移動体通信用アンテナ３０や無線ＬＡＮ通信用アンテナ３４を通じてネットワークＮに接続され、サーバ装置１００との間でデータ通信をすることが可能である。
【0050】
実施形態に係るプログラム５０は、端末装置２００にインストールされたものであってもよいし、オンライン上で（サーバ装置１００に限らない）サーバから学習支援機能等が提供されるものであってもよい。プログラム５０が実行されることで、サーバ装置１００から配信された問題を再生することが可能なアプリケーションが動作する。
【0051】
＜端末装置３００のハードウェア構成＞
端末装置３００のハードウェア構成は端末装置２００のハードウェア構成と同様であるためここでは説明を省略する。
端末装置３００のハードウェア構成は端末装置２００のハードウェア構成と同様であるためここでは説明を省略する。
【0052】
＜サーバ装置１００の機能構成＞
図４は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。サーバ装置１００は、端末装置３００からの要求に応じて、端末装置２００の学習者の学習を支援するためのものであり、そのための機能として、少なくともサーバ通信部１３１、サーバ記憶部１３２、及びサーバ処理部１３３を備える。
図４は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。サーバ装置１００は、端末装置３００からの要求に応じて、端末装置２００の学習者の学習を支援するためのものであり、そのための機能として、少なくともサーバ通信部１３１、サーバ記憶部１３２、及びサーバ処理部１３３を備える。
【0053】
サーバ通信部１３１は、サーバ装置１００とネットワークＮとの間で通信を行うものであり、端末装置２００や端末装置３００等から受信したデータを、サーバ処理部１３３に供給するとともに、サーバ処理部１３３から供給されたデータを、端末装置２００や端末装置３００へ送信する機能を有する。サーバ通信部１３１は、具体的には、少なくとも上述した図２に示すネットワークインターフェース１１０から構成される。
【0054】
サーバ記憶部１３２は、各種プログラムや各種データを記憶するためのものであり、具体的には、上述した、図２に示すＲＯＭ１０２、ＲＡＭ１０３、外部メモリ１０６、及びスロットドライブ１０８の少なくとも何れか１つから構成され得る。ここで、サーバ記憶部１３２に記憶されるプログラムは、後述する処理手順を実行する学習支援アプリケーションのプログラムである。また、サーバ記憶部１３２には、かかる学習支援に関するデータや表示データや各種演算結果のデータ等も記録される。
【0055】
例えば、サーバ記憶部１３２には、先生ＤＢ１３２１、学習者ＤＢ１３２２、単元ＤＢ１３２３、問題ＤＢ１３２４、配信履歴ＤＢ１３２５、解答履歴ＤＢ１３２６及び予測モデル１３２７が記憶される。
【0056】
【0057】
【0058】
図７は、サーバ記憶部１３２に記憶される単元ＤＢの一例を示す図である。図７に示す単元ＤＢ１３２３は、学年、単元ＩＤ、単元名、小区分ＩＤ、小区分名、問題ＩＤを少なくとも含む。学年には、単元の学習が計画されている学年を示す情報が保存される。小区分とは、問題が属する学習の小区分であり、１つの単元に複数の小区分が含まれる。問題ＩＤには、小区分に属する１又は複数の問題を示す情報が含まれる。本実施形態では、サーバ記憶部１３２は、例えば、国語、算数、社会、理科等の教科毎に単元ＤＢ１３２３を保持するが、これに限られるものではなく、他の任意の単位で単元ＤＢを保持してもよい。
【0059】
図８は、サーバ記憶部１３２に記憶される問題ＤＢの一例を示す図である。図８に示す問題ＤＢ１３２４は、問題ＩＤ、問題レベル、問題、答え、取組時間を少なくとも含む。問題レベルは、問題の難易度を示す情報であり、本実施形態では、「Ａ：基礎」、基礎と比較して難しい「Ｂ：確認」、確認と比較して難しい「Ｃ：応用」のいずれかが保存される。取組時間とは、問題実施に要する時間を示す情報であり、本実施形態では、対象の問題を実施するために要する取組時間が保存される。
【0060】
配信履歴ＤＢ１３２５は、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、配信日時、単元ＩＤを少なくとも含む。配信履歴ＩＤには、おすすめ問題の配信を一意に識別するための情報が保存される。学習者ＩＤには、おすすめ問題の配信先の情報が保存される。単元ＩＤには、配信したおすすめ問題が属する単元ＩＤが保存される。
【0061】
解答履歴ＤＢ１３２６は、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、実施日時、解答時間、問題ＩＤ、解答、正誤を少なくとも含む。配信履歴ＩＤには、配信履歴ＤＢ１３２５の配信履歴ＩＤが保存され、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、実施日時及び解答時間に関連付けて、各学習者に配信された複数の問題について解答及び正誤が保存される。本実施形態では、実施日時には、学習者が問題を開始した日時が保存される。解答時間は、学習者が問題を開始した日時からすべての問題を解答し終えるまでに経過した時間が保存される。
【0062】
予測モデル１３２７には、正解率予測に用いるモデルが保存されている。本実施形態では、予測モデル１３２７には、問題ＩＤ及び問題ＩＤに対応する解答履歴を入力データとして受け取り、入力された問題ＩＤのうち正解以外の問題について問題ＩＤと予測正解率とを出力する予測モデルが保存されている。
【0063】
図４に戻り、サーバ処理部１３３は、図２に示す演算処理部１０１から構成されており、演算処理部１０１による制御指令に基づいて後述の各機能モジュールによる処理が実行される。すなわち、演算処理部１０１が、本実施形態におけるサーバ処理部１３３として機能する。本実施形態における学習支援を例にして更に説明すれば、機能モジュールとして、画面送信部１３３１、配信受付部１３３２、ラベリング部１３３３、正解率取得部１３３４、抽出部１３３５、配信部１３３６、配信管理部１３３７、解答受信部１３３８及び進捗部１３３９を備える。機能モジュールは、演算処理部１０１のプロセッサで実行される上記各種プログラムにより実現され、或いは、ファームウェアとして演算処理部１０１に実装されていてもよい。
【0064】
画面送信部１３３１は、端末装置２００のユーザからの入力等に応答して、対応する画面情報を作成して端末装置２００に送信する。具体的には、例えば、おすすめ問題が生成されたことを通知するためのおすすめ問題通知画面情報等を、画面送信部１３３１は、端末装置２００に送信する。
【0065】
また、画面送信部１３３１は、端末装置３００のユーザからの入力等に応答して、対応する画面情報を作成して端末装置３００に送信する。具体的には、例えば、学習者の学習状況を確認するための学習状況確認画面情報等を、画面送信部１３３１は、端末装置３００に送信する。
【0066】
配信受付部１３３２は、端末装置２００から、おすすめ問題の配信要求を受け付ける。本実施形態では、配信要求には、問題配信を要求する学習者の学習者ＩＤと、配信を要求する問題の単元ＩＤとが含まれる。
【0067】
ラベリング部１３３３は、対象となる学習者の単元に属する問題の解答履歴に基づいて、単元の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングする。本実施形態では、ラベリング部１３３３は、他の学習者の解答履歴に基づいて求めた問題間の解答傾向や、所定の問題間の関連性等を用いて、対象となる学習者の解答履歴に基づいて未取り組み問題のラベリングを行う。ラベリング部１３３３が用いる情報は一例であり、ラベリング部１３３３は、他の任意の情報を用いて未取り組み問題のラベリングを行うことができる。また、ラベリング部１３３３は、単元のすべての未取り組みの問題をラベリングしてもよいし、単元の未取り組みの問題の一部をラベリングしてもよい。ラベリングが完了すると、ラベリング部１３３３は、学習者ＩＤと、みなし不正解とラベリングした問題の問題ＩＤとを抽出部１３３５に渡す。
【0068】
正解率取得部１３３４は、対象となる学習者の解答履歴に基づいて各問題の予測正解率を取得する。本実施形態では、正解率取得部１３３４は、配信受付部１３３２が受け付けた配信要求に基づいて、単元ＩＤに属する問題ＩＤ及び対象となる学習者の対応する解答履歴を予測モデル１３２７に記憶された予測モデルに入力することで、入力された問題ＩＤのうち正解以外の問題について問題ＩＤと予測正解率とを取得する。正解以外の問題ＩＤと予測正解率とを取得すると、正解率取得部１３３４は、学習者ＩＤと取得した情報とを抽出部１３３５に渡す。
【0069】
なお、本実施形態では、正解率取得部１３３４は、対象となる学習者の解答履歴に基づいて各問題の予測正解率を取得する例について説明するが、別の実施形態では、正解率取得部１３３４は、正解以外の問題について問題ＩＤと所定の学習者のグループの平均正解率を取得し、平均正解率を予測正解率として抽出部１３３５に渡すようにしてもよい。すなわち、「予測正解率」とは、問題について予測される任意の正解率であり、正解率取得部１３３４は、対象となる問題の任意の母集団の解答データの平均正解率や当初想定される所定の予測正解率等、任意の予測正解率を取得してもよい。
【0070】
抽出部１３３５は、各学習者に配信する問題を抽出する。本実施形態では、抽出部１３３５は、予測正解率に基づいて、単元ＩＤに属する問題のうち不正解の問題、みなし不正解の問題、及びみなし正解の問題の中から配信する問題を抽出する。一例では、抽出部１３３５は、単元ＩＤに属する問題のうち不正解の問題及びみなし不正解の問題については予測正解率が高い順にソートし、みなし正解の問題については予測正解率が低い順にソートし、所定の学習時間に収まるように上から順に抽出する。問題の抽出が終わると、抽出部１３３５は、学習者ＩＤと抽出した問題ＩＤを配信部１３３６に渡す。
【0071】
配信部１３３６は、各学習者に抽出された問題を配信する。本実施形態では、配信部１３３６は、抽出部１３３５が抽出した問題ＩＤに基づいて問題ＤＢ１３２４から問題情報を取得して、配信履歴ＩＤと共に所定の学習者の端末装置２００に配信する。なお、本実施形態では、配信部１３３６は、問題ＤＢ１３２４から取得した問題や答えを含む問題情報を端末装置２００に配信する例について説明するが、別の実施形態では、問題ＤＢ１３２４と同等のデータが端末装置２００に保存されており、配信部１３３６は、問題や答えの情報を含めることなく、問題を特定可能な問題ＩＤを含む問題情報を端末装置２００に送信してもよい。
【0072】
配信管理部１３３７は、受け付けた配信要求を管理する。本実施形態では、配信管理部１３３７は、配信受付部１３３２が受け付けた配信要求を配信履歴ＤＢ１３２５に登録する。また、配信管理部１３３７は、配信部１３３６が学習者に配信した情報を解答履歴ＤＢ１３２６に登録する。解答履歴レコードの登録時は、実施日時、解答時間、各問題の解答及び正誤はブランクである。
【0073】
解答受信部１３３８は、端末装置２００から、解答に関する情報を受信して解答履歴ＤＢ１３２６を更新する。本実施形態では、解答に関する情報には、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、問題ＩＤ、解答、正誤等が含まれている。なお、本実施形態では、端末装置２００を介して学習者が解答を入力すると、端末装置２００に保存された問題の答えに基づいて正誤が判定され、解答と正誤とが端末装置２００から送信されるものとするが、別の実施形態では、解答のみが端末装置２００から送信され、サーバ装置１００において正誤が判定されるようにしてもよい。
【0074】
進捗部１３３９は、配信した問題のうち所定の学習者が現在学習中の問題を取得する。本実施形態では、進捗部１３３９は、端末装置３００から、配信履歴ＩＤ及び学習者ＩＤを含む進捗要求を受信して、解答履歴ＤＢ１３２６を参照して、解答が更新されている問題の次の問題ＩＤを特定し、問題ＤＢ１３２４から問題を取得する。
【0075】
＜端末装置２００の機能構成＞
図９は、本発明の一実施形態に係る端末装置２００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。本実施形態において、端末装置２００は、例えばタブレット端末であり、図９に示すように、少なくとも端末通信部２０２、表示部２０４、操作部２０６、端末記憶部２０８及び学習者アプリ制御部２１０を備える。
図９は、本発明の一実施形態に係る端末装置２００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。本実施形態において、端末装置２００は、例えばタブレット端末であり、図９に示すように、少なくとも端末通信部２０２、表示部２０４、操作部２０６、端末記憶部２０８及び学習者アプリ制御部２１０を備える。
【0076】
端末通信部２０２は、例えば移動体通信部３２や無線ＬＡＮ通信部３６により実現され得る。そして、端末通信部２０２は、学習者アプリ制御部２１０から供給されたデータをサーバ装置１００に送信するとともに、サーバ装置１００から受信したデータを学習者アプリ制御部２１０に供給する。
【0077】
表示部２０４は、例えばタッチパネル１４や主制御部４０等により実現され、問題や解答、その他の学習支援アプリケーションに関する画面を表示する。
【0078】
操作部２０６は、例えばタッチパネル１４やハードボタン２０、ハードキー２２等により実現され、ユーザ操作を入力する。
【0079】
端末記憶部２０８は、各種プログラムや各種データを記憶するためのものであり、具体的には、上述した、図３に示す記憶部３８から構成され得る。端末記憶部２０８に記憶されるプログラムは、後述する処理手順を実行する学習支援アプリケーションのプログラムである。また、端末記憶部２０８には、かかる学習支援に関するデータや表示データや各種演算結果のデータ等も記録される。
【0080】
例えば、端末記憶部２０８には、学習者の識別データ２０８１及び問題情報２０８２が記憶される。識別データ３０８１は、学習者ＩＤ、ログインＩＤ、パスワードを少なくとも含む。
【0081】
問題情報２０８２は、配信履歴ＩＤ、問題ＩＤ、問題、答えを少なくとも含む。１回の配信課題に複数の問題が含まれる場合には、所定の配信履歴ＩＤに関連付けて、複数の問題ＩＤ、各問題ＩＤに対応する問題、各問題ＩＤに対応する答えが保存される。
【0082】
学習者アプリ制御部２１０は、例えば主制御部４０等により実現され得る。学習者アプリ制御部２１０は、プログラム５０が実行されることで、学習支援アプリケーション、例えば、問題を実行する各機能を実現する。学習者アプリ制御部２１０は、受付部２１０１、認証部２１０２、配信要求部２１０３、問題受信部２１０４、表示制御部２１０５、問題実行部２１０６及び解答送信部２１０７を備える。
【0083】
受付部２１０１は、タッチパネル１４等により入力されたユーザ操作に対応する情報を受け付ける。受付部２１０１は、受け付けたユーザ操作に対応する情報を適宜各部に出力する。受付部２１０１は、例えば、後述するように、操作部２０６を用いて入力された、学習者のログイン情報等を受け付け、受け付けた情報を各部に出力する。
【0084】
認証部２１０２は、受付部２１０１から取得したログイン情報を用いて学習者の認証を行う。例えば、ログイン情報にはログインＩＤ及びパスワードが含まれ、認証部２１０２は、識別データ２０８１を用いて認証処理を行う。なお、認証処理は、サーバ装置１００や、サーバ装置１００とは別の認証サーバ等が行ってもよい。また、認証方法について、入力されたパスワードによる認証や、指紋認証、虹彩認証、声紋認証等のいずれの認証手段が用いられてもよい。このとき、認証に用いられる情報は、例えば操作部２０６から入力される。
【0085】
配信要求部２１０３は、サーバ装置１００に配信要求を送信する。前述したように、配信要求には、問題配信を要求する学習者の学習者ＩＤと、配信を要求する問題の単元ＩＤとが含まれる。本実施形態では、配信要求部２１０３は、学習者が各単元のまとめ問題の取り組みを終えると、学習者の学習者ＩＤと当該まとめ問題に対応する単元ＩＤとを含む配信要求を、サーバ装置１００に送信する。
【0086】
問題受信部２１０４は、サーバ装置１００から問題情報を受信して、端末記憶部２０８の問題情報２０８２に記憶する。
【0087】
表示制御部２１０５は、受付部２１０１から取得した学習者の入力やサーバ装置１００から受信した画面情報等に応じて、端末記憶部２０８に記憶された各種情報に基づく画面を生成し、表示部２０４に表示する。例えば、本実施形態では、表示制御部２１０５は、サーバ装置１００から、おすすめ問題が生成されたことを通知するためのおすすめ問題通知画面情報を受信することに応答して、おすすめ問題通知画面を生成して、表示部３０４に表示する。
【0088】
問題実行部２１０６は、問題情報２０８２に基づいて問題を実行する。本実施形態では、問題実行部２１０６は、配信履歴ＩＤを含む問題開始指示を受信して、配信履歴ＩＤで特定される問題を順に実行する。なお、本実施形態では、問題情報２０８２には各問題の答えが含まれ、問題実行部２１０６が、当該答え及び受付部２１０１から取得した学習者の入力に基づいて問題の採点を行うが、採点処理は、サーバ装置１００や、サーバ装置１００とは別のサーバ等が行ってもよい。
【0089】
解答送信部２１０７は、学習者の解答に関する情報をサーバ装置１００に送信する。本実施形態では、解答送信部２１０７は、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、問題ＩＤ、解答、正誤を含む１問分の解答に関する情報をサーバ装置１００に送信する。
【0090】
＜端末装置３００の機能構成＞
図１０は、本発明の一実施形態に係る端末装置３００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。本実施形態において、端末装置３００は、例えばタブレット端末であり、図１０に示すように、少なくとも端末通信部３０２、表示部３０４、操作部３０６、端末記憶部３０８及び先生アプリ制御部３１０を備える。
図１０は、本発明の一実施形態に係る端末装置３００を機能的な観点から示す概略構成図（機能構成図）である。本実施形態において、端末装置３００は、例えばタブレット端末であり、図１０に示すように、少なくとも端末通信部３０２、表示部３０４、操作部３０６、端末記憶部３０８及び先生アプリ制御部３１０を備える。
【0091】
端末通信部３０２は、例えば移動体通信部３２や無線ＬＡＮ通信部３６により実現され得る。そして、端末通信部３０２は、先生アプリ制御部３１０から供給されたデータをサーバ装置１００に送信するとともに、サーバ装置１００から受信したデータを先生アプリ制御部３１０に供給する。
【0092】
表示部３０４は、例えばタッチパネル１４や主制御部４０等により実現され、問題や解答、その他の学習支援アプリケーションに関する画面を表示する。
【0093】
操作部３０６は、例えばタッチパネル１４やハードボタン２０、ハードキー２２等により実現され、ユーザ操作を入力する。
【0094】
端末記憶部３０８は、各種プログラムや各種データを記憶するためのものであり、具体的には、上述した、図３に示す記憶部３８から構成され得る。端末記憶部３０８に記憶されるプログラムは、後述する処理手順を実行する学習支援アプリケーションのプログラムである。また、端末記憶部３０８には、かかる学習支援に関するデータや表示データや各種演算結果のデータ等も記録される。
【0095】
例えば、端末記憶部３０８には、先生の識別データ２０８１が記憶される。識別データ３０８１は、先生ＩＤ、ログインＩＤ、パスワードを少なくとも含む。
【0096】
先生アプリ制御部３１０は、例えば主制御部４０等により実現され得る。先生アプリ制御部３１０は、プログラム５０が実行されることで、学習支援アプリケーション、例えば、課題を設定する各機能を実現する。先生アプリ制御部３１０は、受付部３１０１、認証部３１０２、画面要求部３１０３、表示制御部３１０４及び設定送信部３１０５を備える。
【0097】
受付部３１０１は、タッチパネル１４等により入力されたユーザ操作に対応する情報を受け付ける。受付部３１０１は、受け付けたユーザ操作に対応する情報を適宜各部に出力する。受付部３１０１は、例えば、後述するように、操作部３０６を用いて入力された、学習者のログイン情報等を受け付け、受け付けた情報を各部に出力する。
【0098】
認証部３１０２は、受付部３１０１から取得したログイン情報を用いて学習者の認証を行う。例えば、ログイン情報にはログインＩＤ及びパスワードが含まれ、認証部３１０２は、識別データ３０８１を用いて認証処理を行う。なお、認証処理は、サーバ装置１００や、サーバ装置１００とは別の認証サーバ等が行ってもよい。また、認証方法について、入力されたパスワードによる認証や、指紋認証、虹彩認証、声紋認証等のいずれの認証手段が用いられてもよい。このとき、認証に用いられる情報は、例えば操作部３０６から入力される。
【0099】
画面要求部３１０３は、受付部３１０１から取得した指示情報をサーバ装置１００に送信する。例えば、画面要求部３１０３は、学習者の学習状況を確認するための学習状況確認画面を要求するための確認要求や、特定の学習者が現在学習中の問題を確認するための進捗確認画面を要求するための進捗要求をサーバ装置１００に送信する。
【0100】
表示制御部３１０４は、受付部３１０１から取得した学習者の入力やサーバ装置１００から受信した画面情報等に応じて、端末記憶部３０８に記憶された各種情報に基づく画面を生成し、表示部３０４に表示する。例えば、本実施形態では、表示制御部３１０４は、サーバ装置１００から学習状況確認画面情報を受信することに応答して、学習状況確認画面を生成して、表示部３０４に表示する。また、表示制御部３１０４は、サーバ装置１００から進捗確認画面情報を受信することに応答して、進捗確認画面を生成して、表示部３０４に表示する。
【0101】
＜端末装置２００の画面例＞
次に、実施形態における学習支援サービスの画面例について説明する。図１１は、おすすめ問題通知画面が表示される流れの一例を示す図である。図１１（Ａ）には、各単元のまとめ問題の取り組み画面が示されている。本実施形態では、学習者が図１１（Ａ）に示すまとめ問題の取り組みを終えると、図１１（Ｂ）に示されるおすすめ問題通知画面が表示される。
次に、実施形態における学習支援サービスの画面例について説明する。図１１は、おすすめ問題通知画面が表示される流れの一例を示す図である。図１１（Ａ）には、各単元のまとめ問題の取り組み画面が示されている。本実施形態では、学習者が図１１（Ａ）に示すまとめ問題の取り組みを終えると、図１１（Ｂ）に示されるおすすめ問題通知画面が表示される。
【0102】
図１１（Ｂ）には、当該単元のおすすめ問題が初めて生成された際のおすすめ問題通知画面が示されいる。本実施形態では、学習時間として５分でできるおすすめ問題をサーバ装置１００が生成する例について説明するが、他の任意の学習時間でできるおすすめ問題をサーバ装置１００が生成するようにしてもよい。
【0103】
図１２は、おすすめ問題通知画面が表示される流れの一例を示す図である。図１２（Ａ）には、単元に属する他の小区分と共に、おすすめ問題が領域１２０１に表示されている。領域１２０１内のスタートコントロールを選択することで、学習者はおすすめ問題に取り組むことができる。その後、学習者がおすすめ問題の取り組みを終えると、図１２（Ｂ）に示されるおすすめ問題通知画面が表示される。図１２（Ｂ）には、当該単元の２回目以降のおすすめ問題通知画面が示されいる。
【0104】
図１２（Ｂ）に示す例では、領域１２０２に、不正解率が表示される。本実施形態では、単元内の複数の問題のうち、解答済みの問題の不正解率が表示される。また、領域１２０３に、未取組率が表示される。本実施形態では、単元内の複数の問題に対する未取組率が表示される。学習者は、不正解率や未取組率を確認することで、各単元の理解度や学習進度を把握することができる。また、複数の単元の不正解率や未取組率を確認することで、学習者は、自身の苦手な単元を把握することができる。
【0105】
図１３は、取組状況確認画面の一例を示す図である。図１３に示す例では、領域１３０１に、学習者が直近で取り組んだ単元についての取り組み状況が表示されている。本実施形態では、☆マークにより、単元に含まれる問題のうち、おすすめ問題で取り組んだ問題が識別可能な形式で表示される。
【0106】
＜端末装置３００の画面例＞
図１４は、学習状況確認画面の一例を示す図である。図１４（Ａ）の領域１４０１には、検索条件として、学年、クラス、教科、単元等が選択可能な状態で表示される。検索条件を指定して、領域１４０２の検索コントロールを先生が選択することで、領域１４０３に、検索条件に一致する学習者の学習状況が表示される。
図１４は、学習状況確認画面の一例を示す図である。図１４（Ａ）の領域１４０１には、検索条件として、学年、クラス、教科、単元等が選択可能な状態で表示される。検索条件を指定して、領域１４０２の検索コントロールを先生が選択することで、領域１４０３に、検索条件に一致する学習者の学習状況が表示される。
【0107】
本実施形態では、設定した学習時間である５分が経過した学習者、及び、１０分が経過した学習者が識別可能な形式で表示される。さらに、領域１４０３内に表示された所定の学習者を先生が選択することで、図１４（Ｂ）に示されるような、所定の学習者が現在学習中の問題を表示させることができる。先生は、所定の学習時間が経過した学習者を参照することで、取組中につまずいている学習者を把握し、サポートすることができる。さらに、先生は、現在学習中の問題を確認することで、取組中に学習者がつまずいている問題を把握した上で的確に学習者をサポートすることができる。
【0108】
＜動作＞
次に、学習支援システム１の動作について説明する。図１５は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００と端末装置２００との処理の一例を示すフローチャートである。
次に、学習支援システム１の動作について説明する。図１５は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置１００と端末装置２００との処理の一例を示すフローチャートである。
【0109】
学習支援システム１のユーザである学習者が、端末装置２００の操作部２０６を用いてログイン情報の入力を行うと、端末装置２００の受付部２１０１は、ログイン情報を受け付ける（Ｓ１５０１）。ここでは、学習者ＩＤ「ｕｓｅｒ１」の学習者１が操作部２０６を用いてログイン情報の入力を行ったものとする。受付部２１０１がログイン情報を受け付けると、端末装置２００の認証部２１０２は、受付部２１０１から取得したログイン情報を用いて学習者の認証を行う（Ｓ１５０２）。本実施形態では、ログイン情報にはログインＩＤ及びパスワードが含まれ、認証部２１０２は、識別データ２０８１を用いて認証処理を行うものとする。
【0110】
認証が成功すると、ログインした学習者専用の学習支援画面が表示部２０４に表示される。その後、学習者が操作部２０６を用いて単元のまとめ問題の取り組みを終えると、端末装置２００の配信要求部２１０３は、サーバ装置１００に配信要求を送信する（Ｓ１５０３）。本実施形態では、配信要求には、問題配信を要求する学習者の学習者ＩＤと、配信を要求する問題の単元ＩＤとが含まれ、ここでは、配信要求部２１０３は、学習者ＩＤ「ｕｓｅｒ１」と単元ＩＤ「Ｕ３１」とを含む配信要求を、サーバ装置１００に送信したものとする。
【0111】
配信要求部２１０３から配信要求が送信されると、サーバ装置１００の配信受付部１３３２が配信要求を受け付け（Ｓ１５０４）、サーバ装置１００の配信管理部１３３７は、受け付けた配信要求を配信履歴ＤＢ１３２５に登録する（Ｓ１５０５）。続いて、配信管理部１３３７は、サーバ装置１００のラベリング部１３３３に、配信要求で指定された単元の未取り組みの問題についてラベリングを実行させる（Ｓ１５０６）。
【0112】
本実施形態では、ラベリング部１３３３は、配信要求に含まれる学習者ＩＤについて、配信要求に含まれる単元ＩＤに属する問題の解答履歴に基づいて、単元の未取り組みの問題についてみなし不正解又はみなし正解をラベリングする。本実施形態では、ラベリング部１３３３は、他の学習者の解答履歴に基づいて求めた問題間の解答傾向や、所定の問題間の関連性等を用いて、対象となる学習者の解答履歴に基づいて、未取り組み問題のラベリングを行う。ラベリングが完了すると、ラベリング部１３３３は、学習者ＩＤと、みなし不正解とラベリングした問題の問題ＩＤとをサーバ装置１００の抽出部１３３５に渡す。
【0113】
Ｓ１５０７において、正解率取得部１３３４は、配信要求に含まれる学習者ＩＤについて、解答履歴に基づいて各問題の予測正解率を取得する。本実施形態では、正解率取得部１３３４は、配信受付部１３３２が受け付けた配信要求に基づいて、単元ＩＤに属する問題ＩＤ及び対象となる学習者の対応する解答履歴を予測モデル１３２７に記憶された予測モデルに入力することで、入力された問題ＩＤのうち正解以外の問題について問題ＩＤと予測正解率とを取得する。正解以外の問題ＩＤと予測正解率とを取得すると、正解率取得部１３３４は、学習者ＩＤと取得した情報とを抽出部１３３５に渡す。
【0114】
続いて、サーバ装置１００の抽出部１３３５は、各学習者に配信する問題を抽出する（Ｓ１５０８）。本実施形態では、抽出部１３３５は、ラベリング部１３３３及び正解率取得部１３３４から取得した情報を用いて、単元ＩＤに属する問題のうち不正解の問題及びみなし不正解の問題について予測正解率が高い順にソートした後、続いてみなし正解の問題を予測正解率が低い順にソートし、所定の学習時間に収まるように上から順に抽出する。本実施形態では、抽出部１３３５は、５分に収まるように問題を上から順に抽出する。問題の抽出が終わると、抽出部１３３５は、学習者ＩＤと抽出した問題ＩＤをサーバ装置１００の配信部１３３６に渡す。
【0115】
次に、配信部１３３６は、各学習者に抽出された問題を配信する（Ｓ１５０９）。本実施形態では、配信部１３３６は、抽出部１３３５が抽出した問題ＩＤに基づいて問題ＤＢ１３２４から問題及び答えを取得して、渡された学習者ＩＤで特定される学習者の端末装置２００に配信履歴ＩＤと共に配信する。
【0116】
配信部１３３６による配信が完了すると、配信管理部１３３７は、配信部１３３６が学習者に配信した情報を解答履歴ＤＢ１３２６に登録する（Ｓ１５１０）。配信管理部１３３７は、配信履歴ＩＤ及び学習者ＩＤに関連付けて、対象の学習者に配信された複数の問題の問題ＩＤを登録する。なお、解答履歴レコードの登録時は、実施日時、解答時間、各問題の解答及び正誤はブランクとする。
【0117】
配信部１３３６から問題情報が配信されると（Ｓ１５１１）、端末装置２００の問題受信部２１０４は、端末記憶部２０８の問題情報２０８２に問題情報を記憶する（Ｓ１５１２）。
【0118】
配信部１３３６による配信が完了すると、サーバ装置１００の画面送信部１３３１は、おすすめ問題が生成されたことを通知するためのおすすめ問題通知画面情報を端末装置２００に送信する（Ｓ１５１３）。
【0119】
画面送信部１３３１からおすすめ問題通知画面情報が送信されると（Ｓ１５１４）、端末装置２００の表示制御部２１０５は、おすすめ問題通知画面情報に基づいておすすめ問題通知画面を生成して、表示部２０４に表示する（Ｓ１５１５）。ここでは、表示制御部２１０５は、図１１（Ｂ）に示されるようなおすすめ問題通知画面を生成して、表示部２０４に表示したものとする。
【0120】
その後、学習者が操作部２０６を用いて配信履歴ＩＤを含む問題開始指示を入力すると、端末装置２００の問題実行部２１０６は、配信履歴ＩＤで特定される問題を順に実行する（Ｓ１５１６）。
【0121】
学習者が操作部２０６を用いて解答を入力すると、解答送信部２１０７は、学習者の解答に関する情報をサーバ装置１００に送信する（Ｓ１５１７）。前述したように、本実施形態では、問題情報２０８２には各問題の答えが含まれ、問題実行部２１０６が、当該答え及び受付部２１０１から取得した学習者の入力に基づいて問題の採点を行うものとする。解答送信部２１０７は、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、問題ＩＤ、解答、正誤を含む１問分の解答に関する情報をサーバ装置１００に送信する。
【0122】
解答送信部２１０７から解答に関する情報が送信されると、サーバ装置１００の解答受信部１３３８は、解答に関する情報を受信して解答履歴ＤＢ１３２６を更新する（Ｓ１５１８）。本実施形態では、解答に関する情報には、配信履歴ＩＤ、学習者ＩＤ、問題ＩＤ、解答、正誤等が含まれており、解答受信部１３３８は、配信履歴ＩＤ及び学習者ＩＤで特定される解答履歴ＤＢ１３２６のレコードにおいて、問題ＩＤの解答及び正誤を更新する。
【0123】
その後、学習者が操作部２０６を用いておすすめ問題の取り組みを終えると、配信要求部２１０３は、サーバ装置１００に配信要求を送信する（Ｓ１５１９）。本実施形態では、配信要求には、問題配信を要求する学習者の学習者ＩＤと、配信を要求する問題の単元ＩＤとが含まれ、ここでは、配信要求部２１０３は、学習者ＩＤ「ｕｓｅｒ１」と単元ＩＤ「Ｕ３１」とを含む配信要求を、サーバ装置１００に送信したものとする。
【0124】
配信要求部２１０３から配信要求が送信されると、前述のＳ１５０４～Ｓ１５１３と同様の処理が、Ｓ１５２０～Ｓ１５２９において行われる。画面送信部１３３１からおすすめ問題通知画面情報が送信されると（Ｓ１５３０）、表示制御部２１０５は、おすすめ問題通知画面情報に基づいておすすめ問題通知画面を生成して、表示部２０４に表示する（Ｓ１５３１）。ここでは、表示制御部２１０５は、図１２（Ｂ）に示されるようなおすすめ問題通知画面を生成して、表示部２０４に表示したものとする。
【0125】
なお、図１５には図示しないが、先生が操作部３０６を用いて図１４（Ａ）に示されるような画面で検索条件を指定して、領域１４０２の検索コントロールを選択すると、端末装置３００の画面要求部３１０３は、学習者の学習状況を確認するための学習状況確認画面を要求するための確認要求をサーバ装置１００に送信する。確認要求には検索条件が含まれており、画面送信部１３３１は、確認要求に基づいて学習状況確認画面情報を生成して端末装置３００に送信する。
【0126】
画面送信部１３３１から学習状況確認画面情報が送信されると、表示制御部３１０４は、学習状況確認画面を生成して、表示部３０４に表示する。ここでは、図１４（Ａ）の領域１４０３に、検索条件に一致する学習者の学習状況が表示される。
【0127】
さらに、領域１４０３内に表示された所定の学習者を先生が選択することで、画面要求部３１０３が、特定の学習者が現在学習中の問題を確認するための進捗確認画面を要求するための進捗要求をサーバ装置１００に送信する。進捗要求には配信履歴ＩＤ及び学習者ＩＤが含まれており、サーバ装置１００の進捗部１３３９は、進捗要求に基づいて解答履歴ＤＢ１３２６を参照して、解答が更新されている問題の次の問題ＩＤを特定し、問題ＤＢ１３２４から問題を取得する。画面送信部１３３１は、進捗部が取得した問題に基づいて進捗確認画面情報を生成して端末装置３００に送信する。
【0128】
画面送信部１３３１から進捗確認画面情報が送信されると、表示制御部３１０４は、進捗確認画面を生成して、表示部３０４に表示する。ここでは、図１４（Ｂ）に示されるように、所定の学習者が現在学習中の問題を表示させることができる。
【0129】
上記の実施例では、抽出部１３３５が「不正解、みなし不正解及びみなし正解」の問題の中から配信する問題を抽出する場合を示したが、これに限られず、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題のうちの少なくとも１つの中から学習者に配信する問題を抽出してもよい。例えば、抽出部１３３５は、「不正解及びみなし不正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよいし、「みなし不正解及びみなし正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよいし、「不正解及びみなし正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよい。また、抽出部１３３５は、「不正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよいし、「みなし不正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよいし、「みなし正解」の問題の中から配信する問題を抽出してもよい。
【0130】
以上、本実施形態によれば、サーバ装置１００は、予測正解率に基づいて、単元に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題の中から学習者に配信する問題を抽出する抽出部１３３５を備えることで、問題範囲に含まれる問題の中から所定の学習者の解答傾向や理解度に真に沿った問題を抽出し、学習者の端末装置２００に配信することができる。
【0131】
また、サーバ装置１００は、正解率取得部１３３４が、単元に属する問題及び所定の学習者の対応する解答履歴を予測モデル１３２７に入力し、入力された問題のうち正解以外の問題の予測正解率を取得することで、所定の学習者の単元に属する解答履歴に基づいて高精度な予測正解率を取得することができる。
【0132】
また、サーバ装置１００は、不正解率と未取組率を含むおすすめ問題通知画面情報を送信する画面送信部１３３１を備えることで、学習者に、各単元の理解度や学習進度を把握させる情報を提供することができる。また、複数の単元の不正解率や未取組率を確認させることで、サーバ装置１００は、学習者に、自身の苦手な単元を把握させる情報を提供することができる。
【0133】
また、サーバ装置１００は、学習者の学習状況を確認するための学習状況確認画面情報を端末装置３００に送信する画面送信部１３３１を備えており、学習状況確認画面情報に所定の学習時間が経過した学習者の情報を含めることで、先生に、取組中につまずいている学習者を把握させ、サポートにつなげる情報を提供することができる。
【0134】
また、サーバ装置１００は、配信した問題のうち所定の学習者が現在学習中の問題を取得する進捗部を備えることで、先生に、現在学習中の問題を提供し、取組中に学習者がつまずいている問題を把握した上で的確に学習者をサポートさせることができる。
【0135】
端末装置２００は、学習者と、学習者に配信する問題の問題範囲とを送信する配信要求部を備えることで、サーバ装置に、学習者に配信する問題を、問題範囲に含まれる問題のうち不正解、みなし不正解、及びみなし正解の問題の中から予測正解率に基づいて抽出させ、抽出した問題を端末装置に配信させ、問題が配信されたことを通知する情報を出力させることができる。端末装置２００は、情報に含まれる不正解率と未取組率とに基づいて通知画面を表示する表示制御部２１０５を備えることで、学習者に、各単元の理解度や学習進度を把握させる情報を提供することができる。また、複数の単元の不正解率や未取組率を確認させることで、端末装置２００は、学習者に、自身の苦手な単元を把握させる情報を提供することができる。
【符号の説明】
【0136】
１…学習支援システム、１０１…演算処理部、１０２…ＲＯＭ、１０３…ＲＡＭ、１０４…外部インターフェース、１０５…入力部、１０６…外部メモリ、１０７…画像処理部、１０８…スロットドライブ、１０９…音声処理部、１１０…ネットワークインターフェース、１１１…ディスプレイモニタ、１１２…スピーカ装置、１２０…伝送路、１３１…サーバ通信部、１３２…サーバ記憶部、１３２１…先生ＤＢ、１３２２…学習者ＤＢ、１３２３…単元ＤＢ、１３２４…問題ＤＢ、１３２５…配信履歴ＤＢ、１３２６…解答履歴ＤＢ、１３２７…予測モデル、１３３…サーバ処理部、１３３１…画面送信部（出力部）、１３３２…配信受付部（受付部）、１３３３…ラベリング部、１３３４…正解率取得部（取得部）、１３３５…抽出部、１３３６…配信部、１３３７…配信管理部、１３３８…解答受信部（受信部）、１３３９…進捗部、２００…端末装置、１４…タッチパネル、１４Ａ…ディスプレイ、１４Ｂ…タッチセンサ、１６…スピーカ、１８…マイクロフォン、２０…ハードボタン、２２…ハードキー、２４…音声出力端子、２６…カメラ、３０…移動体通信用アンテナ、３２…移動体通信部、３４…無線ＬＡＮ通信用アンテナ、３６…無線ＬＡＮ通信部、３８…記憶部、４０…主制御部、４２…外部インターフェース、５０…プログラム、２０２…端末通信部、２０４…表示部、２０６…操作部、２０８…端末記憶部、２０８１…識別データ、２０８２…問題情報、２１０…学習者アプリ制御部、２１０１…受付部、２１０２…認証部、２１０３…配信要求部（要求部）、２１０４…問題受信部（受信部）、２１０５…表示制御部、２１０６…問題実行部（実行部）、２１０７…解答送信部（送信部）、３００…端末装置、３０２…端末通信部、３０４…表示部、３０６…操作部、３０８…端末記憶部、３０８１…識別データ、３１０…先生アプリ制御部、３１０１…受付部、３１０２…認証部、３１０３…画面要求部、３１０４…表示制御部、１２０１～１２０３…領域、１３０１…領域、１４０１～１４０４…領域、Ｎ…ネットワーク
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】