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特開2024-125787情報検索装置、情報検索方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125787
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】情報検索装置、情報検索方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/332 20190101AFI20240911BHJP
【FI】
G06F16/332
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023033850
(22)【出願日】2023-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】良知 鷹彦
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA01
5B175GC01
(57)【要約】
【課題】容易な操作で、ユーザ所望の検索条件に応じた情報の検索を行なうことが可能になる情報検索装置を提供すること。
【解決手段】ユーザ端末20の操作に応じて、ユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツと検索方法の両方またはその何れか)またはショートカットの実行内容に対し、ユーザ任意のイメージや感覚で紐付けた任意の絵文字EMnを対応付けた検索条件の設定情報またはショートカットの設定情報を検索条件設定テーブルまたはショートカット設定テーブルに記憶させて設定できる。ユーザ端末20に表示させた検索文字入力エリアAEに検索対象の検索文字列が入力されると、入力された検索文字列に絵文字EMnが含まれその絵文字EMnに検索条件が設定されている場合は、設定された検索条件に従って、絵文字EMnを除いた検索文字列に対応する見出し語を検索し検索結果一覧画面G5に表示させる。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1グループに属する複数の文字で表現される文字列を検索可能なデータベースを有し、
前記第1グループとは異なる第2グループに属する文字に対応付けて検索条件を設定し、
入力された第1文字列に前記第2グループに属する第1文字が含まれている場合は、前記第1文字に対して設定されている検索条件に従って、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行する情報検索装置。
【請求項2】
前記第2グループに属する文字に対応付けてユーザが指定した検索条件を設定する、
処理を実行する請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記第2グループに属する複数の文字のうち、ユーザが指定した文字に対応付けて検索条件を設定する、
処理を実行する請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項4】
前記第2グループに属する複数の文字のうち、ユーザが指定した文字に対応付けて、検索対象となる前記データベースの種類を指定する検索対象指定情報と、検索方法を指定する検索方法指定情報と、の何れか一方または両方を含む検索条件を設定し、
入力された前記第1文字列に前記第1文字が含まれ、前記検索条件に前記検索対象指定情報と前記検索方法指定情報との両方が含まれる場合は、前記検索対象指定情報で指定される種類の第1データベースから、前記検索方法指定情報で指定される検索方法で、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として検索を行なう、
処理を実行する請求項2に記載の情報検索装置。
【請求項5】
前記第1グループおよび前記第2グループとは異なる第3グループに属する文字に予め対応付けられている検索条件であって、複数のユーザに共通する検索条件を取得し、
入力された前記第1文字列に前記第3グループに属する第2文字が含まれている場合は、前記第2文字に対応付けられている検索条件に従って、前記第1文字列から前記第2文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置。
【請求項6】
前記第1グループに属する文字は、検索条件が対応付けられておらず、新たに検索条件を設定することもできない文字であり、
前記第2グループに属する文字は、ユーザ毎に異なる検索条件を設定することができる文字であり、
前記第3グループに属する文字は、複数のユーザに共通する検索条件が予め対応付けられている文字である、
請求項5に記載の情報検索装置。
【請求項7】
前記第1グループに属する文字は、前記データベース内の検索対象となる文字列を構成する文字であり、
前記第2グループに属する文字は、前記データベース内の検索対象となる文字列を構成しない絵文字であり、
前記第3グループに属する文字は、前記データベース内の検索対象となる文字列を構成しない特定の記号文字である、
請求項6に記載の情報検索装置。
【請求項8】
各文字が、前記第1グループ、前記第2グループ、および前記第3グループのうちのいずれのグループに属するかの判断を、各文字の文字コードによって行う、
請求項5に記載の情報検索装置。
【請求項9】
入力された第1文字列に前記第1グループおよび前記第2グループとは異なる第3グループに属する第2文字が含まれている場合は、前記第2文字を綴りが不明なワイルドカードとする前記第1文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置。
【請求項10】
入力された第1文字列に前記第1グループおよび前記第2グループとは異なる第3グループに属する第3文字が含まれている場合は、前記第3文字を綴りと文字数が不明なブランクワードとする前記第1文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置。
【請求項11】
入力された第1文字列に前記第1文字が含まれ、前記検索条件に前記検索対象指定情報と前記検索方法指定情報とのうち一方の前記検索対象指定情報が含まれる場合は、前記検索対象指定情報で指定される種類の第1データベースから、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として検索を行なう、
処理を実行する請求項4に記載の情報検索装置。
【請求項12】
入力された第1文字列に前記第1文字が含まれ、前記検索条件に前記検索対象指定情報と前記検索方法指定情報とのうち他方の前記検索方法指定情報が含まれる場合は、前記データベースから、前記検索方法指定情報で指定される検索方法で、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として検索を行なう、
処理を実行する請求項4に記載の情報検索装置。
【請求項13】
前記第2グループに属する前記第1文字は絵文字である、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置。
【請求項14】
絵文字を入力する機能および入力された絵文字を表示する機能を有する端末装置との通信機能を備え、
前記端末装置から、入力された絵文字を含む第1文字列が受信された場合、
前記絵文字に対して設定されている検索条件に従って、前記第1文字列から前記絵文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索し、
前記データベースを検索した検索結果を前記端末装置に送信して表示させる、
処理を実行する請求項13に記載の情報検索装置。
【請求項15】
前記端末装置から、入力された絵文字が受信された場合、
前記受信した絵文字を同じ文字コードで一部形態が異なる複数の前記端末装置間で共通化した絵文字に置換し、
前記置換した絵文字を前記端末装置に送信し前記入力された絵文字に代えて表示させる、
処理を実行する請求項14に記載の情報検索装置。
【請求項16】
前記データベースは、複数種類の辞書データを含み、
前記検索対象指定情報は、前記データベースからユーザ任意に選択された1または複数の辞書データを指定する情報であり、
前記第1データベースは、前記指定された1または複数の辞書データである、
請求項4に記載の情報検索装置。
【請求項17】
前記検索方法指定情報は、前記辞書データの検索に関する複数種類の検索方法からユーザ任意に選択された1または複数の検索方法を指定する情報である、
請求項16に記載の情報検索装置。
【請求項18】
入力された第1文字列に前記第1グループとは異なる第2グループに属する第1文字が含まれている場合であって、前記第1文字に対してショートカットの実行内容が設定されている場合は、前記設定されている実行内容のショートカットを実行する、
処理を実行する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報検索装置。
【請求項19】
前記第2グループに属する複数の第1文字のうち、ユーザ任意の第1文字に対応付けてユーザ任意のショートカットの実行内容を設定する、
処理を実行する請求項18に記載の情報検索装置。
【請求項20】
入力エリアに入力された文字列を検索可能なデータベースを有し、
前記入力エリアには所定文字で構成される文字列と、前記所定文字とは別のアイコンを入力することが可能であり、
前記入力エリアにアイコンが入力されていた場合は、前記アイコンに対して設定されている検索条件に従って、前記入力エリアに入力された文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行する情報検索装置。
【請求項21】
第1グループに属する複数の文字で表現される文字列を検索可能なデータベースを有する情報検索装置が、
前記第1グループとは異なる第2グループに属する文字に対応付けて検索条件を設定し、
入力された第1文字列に前記第2グループに属する第1文字が含まれている場合は、前記第1文字に対して設定されている検索条件に従って、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行するようにした情報検索方法。
【請求項22】
第1グループに属する複数の文字で表現される文字列を検索可能なデータベースを有する情報検索装置の制御部が、
前記第1グループとは異なる第2グループに属する文字に対応付けて検索条件を設定し、
入力された第1文字列に前記第2グループに属する第1文字が含まれている場合は、前記第1文字に対して設定されている検索条件に従って、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索する、
処理を実行するように機能させるためのプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報検索装置、情報検索方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の情報検索装置において、検索対象の文字列を入力するのとは別に検索条件を指定して情報の検索を行うのではなく、検索対象の文字列に含まれる可能性が少ない特定の記号や文字列を、検索条件を指定するための制御文字として予め決めておき、この制御文字を含む検索文字列を入力することにより、制御文字に応じた検索条件で検索文字列に対応した情報の検索を行なう技術が考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平05-012257号公報
【特許文献2】特開平09-073455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の情報検索装置において、制御文字は、ユーザ全体に共通の制御文字として検索条件毎にそれぞれ別々の制御文字が特定の記号や文字列を使用して予め決められている。このため、ユーザにとって、利用可能な検索条件の種類が限られてしまう問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、容易な操作で、ユーザ所望の検索条件に応じた情報の検索を行なうことが可能になる情報検索装置、情報検索方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報検索装置は、
第1グループに属する複数の文字で表現される文字列を検索可能なデータベースを有し、
前記第1グループとは異なる第2グループに属する文字に対応付けて検索条件を設定し、
入力された第1文字列に前記第2グループに属する第1文字が含まれている場合は、前記第1文字に対して設定されている検索条件に従って、前記第1文字列から前記第1文字を除いた文字列を検索対象として前記データベースを検索する、処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、容易な操作で、ユーザ所望の検索条件に応じた情報の検索を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の情報検索装置、情報検索方法およびプログラムの実施形態に係る情報検索システム1の全体の構成を示す図。
図2】情報検索サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図。
図3】情報検索サーバ10の検索条件設定テーブル記憶領域12gに記憶される検索条件設定テーブル(12g)の内容を示す図。
図4】情報検索サーバ10のショートカット設定テーブル記憶領域12hに記憶されるショートカット設定テーブル(12h)の内容を示す図。
図5】ユーザ端末20の電子回路の構成を示すブロック図。
図6】情報検索サーバ10のサーバ制御プログラム12aに従った絵文字コマンド設定処理を示すフローチャート。
図7】情報作成サーバ10の絵文字コマンド設定処理に従ってユーザ端末20に表示される絵文字コマンド設定画面G3を示す図。
図8】情報検索サーバ10のサーバ制御プログラム12aに従った辞書検索処理を示すフローチャート。
図9】情報作成サーバ10の辞書検索処理に従ったユーザ端末20側での画面遷移(その1)を示す図。
図10】情報作成サーバ10の辞書検索処理に従ったユーザ端末20側での画面遷移(その2)を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0010】
(実施形態の構成)
図1は、本発明の情報検索装置、情報検索方法およびプログラムの実施形態に係る情報検索システム1の全体の構成を示す図である。
【0011】
情報検索システム1は、インターネットなどの通信ネットワークN上に設けられる情報検索サーバ10(サーバ装置)と、情報検索サーバ10に通信接続し情報検索サーバ10を利用するユーザ端末20(通信機器)と、を含んで構成される。
【0012】
なおここで言う、情報検索サーバ10は、情報検索サーバ10を利用するための情報検索サーバ利用アプリケーションと、クラウドサービスとをつなげる専用サーバのことを示している。また、情報検索サーバ10と、ユーザ端末20とは、何れも本発明の情報検索装置になり得る。
【0013】
ユーザ端末20(通信機器)は、通信機能を有するタブレット端末、スマートフォン、PC、電子辞書、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機などとして構成され得る。
【0014】
ユーザ端末20には、情報検索サーバ利用アプリケーションプログラム(情報検索サーバ利用アプリ)がインストールされる。
【0015】
<情報検索サーバ10の機能>
情報検索サーバ10は、ユーザ端末20の情報検索サーバ利用アプリに従いユーザ端末20と通信接続した状態において、少なくとも以下の機能(10a)~(10i)を有する。
【0016】
(10a)ユーザ端末20の操作に応じて、ユーザ端末20に予め内蔵されている任意の絵文字が入力された場合に、入力された絵文字を、情報検索サーバ10に内蔵させた同じ種類の絵文字(同じ文字コード)で一部形態が異なる情報検索サーバ10の専用でユーザ全体に共通化された絵文字(共通化絵文字)に置換してユーザ端末20に表示させる機能。
【0017】
(10b)ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応付けて、ユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)を設定するのか、または、ユーザ任意のショートカットの実行内容を設定するのか、をユーザに選択させる機能。
【0018】
(10c)ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応付けてユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)を設定するための、ユーザ操作に応じて選択可能な検索条件設定項目(図3参照)をユーザ端末20に表示させる機能。
【0019】
(10d)ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応付けてユーザ任意のショートカットの実行内容を設定するための、ユーザ操作に応じて選択可能な実行内容設定項目(図4参照)をユーザ端末20に表示させる機能。
【0020】
(10e)ユーザ端末20の操作に応じて検索条件設定項目(図3参照)から指定された、ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応する検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)の設定情報をユーザID(ID:識別情報)に対応付けて記憶する機能。
【0021】
(10f)ユーザ端末20の操作に応じて実行内容設定項目(図4参照)から指定された、ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応するショートカットの実行内容の設定情報をユーザID(ユーザ識別情報)に対応付けて記憶する機能。
【0022】
(10g)ユーザ端末20の操作に応じて入力された検索文字列(第1文字列)に絵文字が含まれる場合に、入力された絵文字に対応付けられて検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)が設定されている場合には、設定されている検索条件に基づいて、絵文字を除いた検索文字列を検索対象として情報を検索する機能。
【0023】
(10h)ユーザ端末20の操作に応じて入力された検索文字列(第1文字列)に絵文字が含まれる場合に、入力された絵文字に対応付けられてショートカットの実行内容が設定されている場合には、設定されているショートカットの実行内容を実行する機能。
【0024】
(10i)ユーザ端末20の操作に応じて入力された検索文字列に絵文字が含まれない場合、または入力された検索文字列に絵文字が含まれていても検索条件やショートカットの実行内容が設定されていない場合には、絵文字が含まれない(または絵文字を除いた)検索文字列を検索対象として情報を検索する機能。
【0025】
(10j)ユーザ端末20の操作に応じて入力された検索文字列に、文字数が分かっていてスペル(綴り)が不明なときに検索を行なうためのワイルドカード検索(特殊検索)用記号“?”が含まれる場合、“?”に代わる文字を入力した検索文字列を検索対象として情報を検索するワイルドカード検索機能。
【0026】
(10k)ユーザ端末20の操作に応じて入力された検索文字列に、連続した複数文字でその文字数もスペル(綴り)も不明なときに検索を行なうためのブランクワード検索(特殊検索)用記号“*”(または“~”)が含まれる場合、“*”(“~”)に代えて連続した複数文字を入力した検索文字列を検索対象として情報を検索するブランクワード検索機能。
【0027】
図1に示す情報検索システム1では、実施形態の一動作例として、ユーザ端末20の操作に応じて情報検索サーバ10によりユーザ端末20に表示させた検索文字入力エリアAEにおいて、検索文字列が「さんそ」+「絵文字(試験管)」EM2で入力された場合に、ユーザが「絵文字(試験管)」EM2に対応付けて設定している検索条件(ここでは、検索対象コンテンツ[A社化学辞典]と検索方法[指定なし])に基づいて、情報検索サーバ10により[A社化学辞典]から検索された検索文字列「さんそ」に対応(前方一致)する見出し語の一覧LMが、検索結果一覧画面G5としてユーザ端末20に表示された状態を示している。
【0028】
ユーザは、例えばユーザが普段多用する辞書が[A社化学辞典]である場合、情報検索サーバ10が有する多種多様な辞書コンテンツの中から一々[A社化学辞典]を指定する操作を行なわなくても、ユーザ自身で設定した絵文字(試験管)EM2を検索文字列に含めて入力するだけで、容易に素早くユーザ所望の見出し語を検索できる。
【0029】
<情報検索サーバ10の電子回路>
図2は、情報検索サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0030】
情報検索サーバ10の電子回路は、コンピュータである制御部(CPU:central processing unit)11と、記憶部12と、記録媒体読取部14と、通信部15と、入力部16と、表示部17とを備えている。なお、制御部11のCPUは1つに限らず複数あってよい。
【0031】
制御部11は、記憶部12に記憶されているサーバ制御プログラム12aに従い、入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信ネットワークN上のユーザ端末20からの通信部15による受信信号に応じて回路各部の動作を制御する。
【0032】
サーバ制御プログラム12aは、記憶部12に予め記憶されていてもよいし、あるいはCD-ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して記憶部12に読み込まれて記憶されたものでもよいし、通信ネットワークN上のWebサーバ(この場合、プログラムサーバ)30からダウンロードして記憶部12に読み込まれて記憶されたものであってもよい。
【0033】
サーバ制御プログラム12aは、少なくとも前述の(10a)~(10k)の機能を実行するためのプログラムを含む。
【0034】
記憶部12には、サーバ制御プログラム12aの記憶領域のほか、共通化絵文字データ記憶領域12b、辞書データベース記憶領域12c、ユーザ管理データ記憶領域12d、検索履歴データ記憶領域12e、単語帳データ記憶領域12f、検索条件設定テーブル記憶領域12g、ショートカット設定テーブル記憶領域12h、作業データ記憶領域12iが確保される。
【0035】
共通化絵文字データ記憶領域12bには、ユーザ端末20に予め内蔵されている絵文字と同じ種類の絵文字と同じ文字コードであって、全ての絵文字の形態を一部異ならせた、情報検索サーバ10のユーザ全体に共通化した絵文字(共通化絵文字)とその文字コードのデータが記憶される。
【0036】
辞書データベース記憶領域12cには、複数種類の英和辞書、独和辞書、仏和辞書、国語辞書、漢字辞書、古語辞書など、例えば100以上の辞書コンテンツを含む多種多様な辞書データが、見出し語である語句と同見出し語に対応する訳、語義、用例、解説などの説明情報とを対応付けた辞書データとして記憶される。
【0037】
ユーザ管理データ記憶領域12dには、情報検索サーバ利用アプリをインストールしたユーザ端末20のユーザ毎に、ユーザID(ユーザ識別情報:ここではアプリID)に対応付けられて、ユーザが登録したパスワード、ユーザ属性(職業(学校)、学年など)などのデータが記憶される。
【0038】
検索履歴データ記憶領域12eには、ユーザ管理データ記憶領域12dに記憶されて管理されるユーザID毎に、ユーザが辞書検索して説明情報を確認した見出し語(語句)と辞書名と検索日時とが対応付けられて記憶される。
【0039】
単語帳データ記憶領域12fには、ユーザ管理データ記憶領域12dに記憶されて管理されるユーザID毎に、ユーザが辞書検索して説明情報を確認した見出し語(語句)が、ユーザによる単語帳への登録の指示に応じて辞書名別に記憶される。
【0040】
図3は、情報検索サーバ10の検索条件設定テーブル記憶領域12gに記憶される検索条件設定テーブル(12g)の内容を示す図である。
【0041】
ここでは、あるユーザに対応した1レコード分の検索条件の設定情報を示している。
【0042】
検索条件設定テーブル記憶領域12gには、例えば図3に示すように、ユーザ管理データ記憶領域12dに記憶されて管理されるユーザID毎に、ユーザ操作に応じて設定された、ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応する検索条件(検索対象コンテンツ12g1と検索方法12g2)の設定情報がテーブル化されて記憶される。
【0043】
検索対象コンテンツ12g1としては、辞書データベース記憶領域12cに記憶されている各種の辞書コンテンツの中からユーザ任意の絵文字に対応付けてユーザ任意に選択された1または複数の辞書コンテンツ(第1データベース)を指定する情報(検索対象指定情報)が記憶される。
【0044】
検索方法12g2としては、検索対象コンテンツ12g1で指定された辞書コンテンツで辞書検索する場合の検索方法が、・検索履歴データ記憶領域12eに検索履歴を残さないで辞書検索する、・説明情報として写真やイラストが含まれる見出し語を対象として辞書検索する、・説明情報として音声が含まれる見出し語を対象として辞書検索する、などの検索方法の中からユーザ任意に選択された1または複数の検索方法を指定する情報(検索方法指定情報)が記憶される。
【0045】
なお実施形態では、検索条件として選択する検索対象コンテンツ12g1と検索方法12g2の何れにも[・指定なし(通常処理)]の設定項目が設けられ、ユーザ任意の絵文字に対応付けて検索対象コンテンツ12g1(第1データベース)または検索方法12g2だけを設定することもできる。
【0046】
図4は、情報検索サーバ10のショートカット設定テーブル記憶領域12hに記憶されるショートカット設定テーブル(12h)の内容を示す図である。
【0047】
ここでは、あるユーザに対応した1レコード分のショートカットの実行内容の設定情報を示している。
【0048】
ショートカット設定テーブル記憶領域12hには、例えば図4に示すように、ユーザ管理データ記憶領域12dに記憶されて管理されるユーザID毎に、ユーザ操作に応じて設定された、ユーザ任意の絵文字(文字コード)に対応するショートカットの実行内容(表示用のショートカットカテゴリ12h1/設定変更用のショートカットカテゴリ12h2)の設定情報がテーブル化されて記憶される。
【0049】
表示用のショートカットカテゴリ12h1としては、・最後に表示した見出し語の説明情報を表示する、・特定の見出し語の説明情報を表示する(検索履歴(12e)/単語帳(12f)/その他から選択)、・特定の情報の一覧(リスト)を表示する、などのショートカットで実行する表示内容の中からユーザ任意に選択された表示内容を指定する情報が記憶される。
【0050】
設定変更用のショートカットカテゴリ12h2としては、・音声再生速度を1段階上げる、・音声再生速度を1段階下げる、・音声再生速度を任意の速度にする(最高速/高速/普通/低速/最低速)、などのショートカットで実行する設定変更の内容の中からユーザ任意に選択された設定変更の内容を指定する情報が記憶される。
【0051】
作業データ記憶領域12iには、制御部11による各部の動作の制御に応じて生成または取得される各種のデータが必要に応じて一時的に記憶される。
【0052】
なお、辞書データベースの見出し語を検索可能な辞書検索の対象となる文字(文字コード)、すなわち、ひらがな、カタカナ、日本語漢字、アルファベット、その他の言語の文字(中国語漢字、ラテン文字(フランス語など)、キリル文字(ロシア語)など)、数字(年号、中国語のピンイン(四声)など)を含む文字(文字コード)(検索条件の対応付けがなく且つ新たな検索条件を設定不可能な文字)を、第1グループに属する文字(文字コード)(所定文字)と定義する。
【0053】
また、第1グループ以外で、特殊な辞書検索(ワイルドカード検索やブランクワード検索など:複数のユーザに共通する検索条件)に使用される記号([?][*][~]など)を含む文字(文字コード)(特定の記号文字)を、第3グループに属する文字(文字コード)([?]第2文字)([*(~)]第3文字)と定義する。
【0054】
また、第1グループおよび第3グループ以外で、辞書検索の検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)とショートカットの実行内容の設定に使用する絵文字(文字コード)を、
第2グループに属する文字(文字コード)(第1文字)と定義する。
【0055】
情報検索サーバ10の制御部11およびユーザ端末20の制御部21は、処理対象となる文字が第1グループ、第2グループ、および第3グループのうちのいずれのグループに属するかの判断を、各文字の文字コードに基づいて行う。
【0056】
このように構成された情報検索サーバ10は、制御部11がサーバ制御プログラム12aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような各種の機能を実現する。
【0057】
<ユーザ端末20の電子回路>
図5は、ユーザ端末20の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0058】
ユーザ端末20の電子回路は、コンピュータである制御部(CPU)21と、記憶部22と、記録媒体読取部24と、通信部(Wi-Fi(登録商標)通信/移動体通信)25と、タッチパネル式表示部26とを備えている。なお、制御部21のCPUは1つに限らず複数あってよい。
【0059】
制御部21は、記憶部22に記憶された端末制御プログラム22aおよび情報検索サーバ利用アプリケーションプログラム(情報検索サーバ利用アプリ)22bに従い回路各部の動作を制御する。端末制御プログラム22aは、記憶部22に予め記憶されるか、メモリカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24により読み取って記憶部22に記憶させるか、通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではプログラムサーバ)30から通信部25を介してダウンロードして記憶部22に記憶させるか、の何れであってもよい。
【0060】
情報検索サーバ利用アプリ22bは、通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではアプリストアのプログラムサーバ)30から通信部25を介してダウンロードして記憶部22に記憶させる。
【0061】
端末制御プログラム22aは、ユーザ端末20の全体を制御するシステムプログラムのほか、記憶部22に記憶された各種のアプリケーションプログラムと連携して、通信ネットワークN上の情報検索サーバ10およびWebサーバ30を含む外部の通信機器と随時通信接続するためのプログラムを含む。
【0062】
情報検索サーバ利用アプリ22bは、情報検索サーバ10と通信接続して少なくとも前述の機能(10a)~(10k)に応じたデータの入出力処理を実行するためのプログラムを含む。
【0063】
制御部21には、システムおよびデータバスを介して、記憶部22、記録媒体読取部24、通信部25のほか、タッチパネル式表示部26、および図示しない電源キーと音量調整キーを含むキー入力部などが接続される。
【0064】
記憶部22には、端末制御プログラム22aおよび情報検索サーバ利用アプリ22bを記憶するプログラム記憶領域のほか、端末データ記憶領域22cおよび作業データ記憶領域22dなどが確保される。
【0065】
端末データ記憶領域22cには、通信ネットワークN上の情報検索サーバ10およびWebサーバ30を含む外部の通信機器と通信接続するための端末機器番号のほか、ユーザID(ユーザ識別情報:ここではアプリID)、ユーザ属性(職業(学校)/学年)などのデータが、ユーザ端末20に固有の端末データとして記憶される。
【0066】
作業データ記憶領域22dには、制御部21による各部の動作の制御に応じて生成または取得される各種のデータが必要に応じて一時的に記憶される。
【0067】
このように構成されたユーザ端末20は、制御部21が端末制御プログラム22aおよび情報検索サーバ利用アプリ22bに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような各種の機能を実現する。
【0068】
(実施形態の動作)
次に、実施形態の情報検索システム1の動作について説明する。
【0069】
<絵文字コマンド設定処理>
図6は、情報検索サーバ10のサーバ制御プログラム12aに従った絵文字コマンド設定処理を示すフローチャートである。
【0070】
図7は、情報作成サーバ10の絵文字コマンド設定処理に従ってユーザ端末20に表示される絵文字コマンド設定画面G3を示す図である。
【0071】
情報検索サーバ10において、ユーザ端末20からのログイン要求に応じてユーザ端末20と通信接続した状態で、制御部11は、図7に示すように、ユーザ任意の絵文字EMnに対応付けて、ユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツ12g1と検索方法12g2)またはユーザ任意のショートカットの実行内容(表示用のショートカットカテゴリ12h1/設定変更用のショートカットカテゴリ12h2)を設定するための絵文字コマンド設定画面G3を、ユーザ端末20のタッチパネル式表示部26に表示させる。
【0072】
絵文字コマンド設定画面G3において、[+新しい絵文字を追加]ボタンBadが押下(ここではタッチ操作)されると、制御部11は、ユーザ任意の絵文字を入力させるための絵文字入力エリア(図示せず)をタッチパネル式表示部26に表示させる。
【0073】
ユーザ端末20に表示された絵文字入力エリア(図示せず)を対象に、ユーザ操作に応じて絵文字入力用の絵文字一覧を表示させ、任意の絵文字を入力すると(ステップS1(Yes))、情報検索サーバ10の制御部11は、入力された絵文字を、その文字コードに対応付けられて共通化絵文字データ記憶領域12bに記憶されている絵文字(共通化絵文字)に置換してユーザ端末20の絵文字入力エリアに表示させる(ステップS2)。
【0074】
すなわち、情報検索サーバ10は、ユーザ端末20において入力されたユーザ任意の絵文字を、同じ種類(同じ文字コード)の絵文字であって一部形態が異なる情報検索サーバ10専用のユーザ全体に共通の絵文字(共通化絵文字)に置換して表示させる。
【0075】
そして、制御部11は、絵文字入力エリアに入力された絵文字(共通化絵文字)が、検索条件設定テーブル記憶領域12gまたはショートカット設定テーブル記憶領域12hの何れにも未設定である(記憶されていない)絵文字であるか否かを確認する(ステップS3)。
【0076】
ここで、入力された絵文字(共通化絵文字)が、検索条件設定テーブル記憶領域12gまたはショートカット設定テーブル記憶領域12hに設定済みである(記憶されている)場合(ステップS3(NO))、制御部11は、入力された絵文字が設定済みである旨のメッセージをタッチパネル式表示部26に表示させ、ユーザに対して新たな絵文字の再入力を促す(ステップS4)。
【0077】
入力された絵文字(共通化絵文字)が、未設定である(記憶されていない)場合(ステップS3(YES))、制御部11は、入力された絵文字に対応付けて、ユーザ任意の検索条件を設定するのか、または、ユーザ任意のショートカットの実行内容を設定するのか、をユーザに選択させるためのコマンド種別の項目(例えば[検索条件?][ショートカット?])をタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップS5)。
【0078】
ここで、ユーザ任意の検索条件を設定する項目(例えば[検索条件?])が選択されると(ステップS6<検索条件コマンド>)、制御部11は、例えば図3に示すように、ユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツ12g1と検索方法12g2)をユーザに選択させるための検索条件設定項目を検索条件設定画面G1としてタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップS7)。
【0079】
検索条件設定画面G1において、ユーザ任意の検索条件が選択されて指定されると(ステップS8(YES))、制御部11は、現在、絵文字コマンド設定処理中であるユーザ端末20のユーザIDに対応付けて、ステップS1にて入力された絵文字とステップS8にて指定された検索条件とを、絵文字の検索条件設定情報として検索条件設定テーブル(12g)に記憶させる(ステップS9)。
【0080】
一方、ユーザ任意のショートカットの実行内容を設定する項目(例えば[ショートカット?])が選択されると(ステップS6<ショートカットコマンド>)、制御部11は、例えば図4に示すように、ユーザ任意のショートカットの実行内容をユーザに選択させるための実行内容設定項目を実行内容設定画面G2としてタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップS10)。
【0081】
実行内容設定画面G2において、ユーザ任意の実行内容が選択されて指定されると(ステップS11(YES))、制御部11は、現在、絵文字コマンド設定処理中であるユーザ端末20のユーザIDに対応付けて、ステップS1にて入力された絵文字とステップS11にて指定されたショートカットの実行内容とを、絵文字のショートカット設定情報としてショートカット設定テーブル(12h)に記憶させる(ステップS12)。
【0082】
例えば、図3に示す絵文字コマンド設定画面G3の設定一覧Lemには、絵文字(学生帽)EM1に対応して検索条件(検索対象コンテンツ[G英和辞典]で辞書検索する)が、絵文字(試験管)EM2に対応して検索条件(検索対象コンテンツ[A社化学辞典]で辞書検索する)が、絵文字(花札の月)EM3に対応してショートカットの実行内容(カラー国語便覧の[百首説明]に移動し表示する)が、絵文字(色眼鏡)EM4に対応して検索条件(検索方法:検索履歴が残らないように辞書検索する)が、絵文字(砂時計)EM5に対応してショートカットの実行内容(最後に表示したページに移動し表示する)が、絵文字(カメラ)EM6に対応して検索条件(検索方法:説明情報として画像が含まれる見出し語だけを対象として辞書検索する)が、それぞれ設定された状態を示す。
【0083】
このように、ユーザ各々が情報を検索する際の所望の検索条件(検索対象コンテンツと検索方法)と所望のショートカットの実行内容とを、ユーザ個々人が有する絵文字のイメージや感覚に紐付けるように、任意の絵文字に対し任意の検索条件または任意の実行内容を対応付けて、ユーザ個々人に応じた検索条件設定情報とショートカット設定情報とを設定できる。
【0084】
<辞書検索処理>
図8は、情報検索サーバ10のサーバ制御プログラム12aに従った辞書検索処理を示すフローチャートである。
【0085】
図9は、情報作成サーバ10の辞書検索処理に従ったユーザ端末20側での画面遷移(その1)を示す図である。
【0086】
情報検索サーバ10において、ユーザ端末20からのログイン要求に応じてユーザ端末20と通信接続した状態で、制御部11は、図9(A)に示すように、辞書検索のための初期画面である辞書ホーム画面G4を、ユーザ端末20のタッチパネル式表示部26に表示させる。
【0087】
辞書ホーム画面G4は、例えばその上部に検索文字入力エリアAEを有し、中央部以下に辞書コンテンツを一覧にした辞書コンテンツ一覧LDを有する。
【0088】
ユーザは、辞書コンテンツ一覧LDから検索対象の辞書コンテンツを予め指定せずに、全ての辞書コンテンツ(全辞書)を対象に辞書検索を行なう場合、辞書ホーム画面G4の検索文字入力エリアAEに検索文字列を入力する。
【0089】
検索文字入力エリアAEには、ユーザにより検索文字列が入力されていない状態において、検索対象の辞書コンテンツ(ここでは全辞書)を対象に入力可能な文字の文字種を案内するための入力可能文字種マークSKと、検索条件またはショートカットの指定用として入力可能な文字の文字種を案内するための絵文字マークPKとが、何れも薄色で表示される。
【0090】
ここでは、入力可能文字種マークSKとして、第1グループに属する文字の文字種であるひらがなを示す[あ]、漢字を示す[漢]、アルファベットを示す[a]、第3グループに属する文字の文字種であるワイルドカード検索用記号を示す[*]、ブランクワード検索用記号を示す[?]が表示される。
【0091】
絵文字マークPKで示す絵文字は、第2グループに属する文字の文字種である。
【0092】
以下では、ユーザが、例えば理系の学習をしている状況で、「酸素」(さんそ)を先頭に含む単語や熟語について「A社化学辞典」で調べたい場合を仮定する。
【0093】
辞書ホーム画面G4において、図9(B)に示すように、ユーザ端末20のキー入力アプリに従い表示される文字入力キーKのユーザ操作に応じて、検索文字入力エリアAEに対して、検索文字が1文字ずつ入力されたり、入力された文字が訂正されたりすることで、検索文字が「さ」「ん」「そ」と入力されると(ステップT1(YES))、入力された検索文字列「さんそ」が検索文字入力エリアAEに表示される(ステップT4)。
【0094】
情報検索サーバ10の制御部11は、検索文字入力エリアAEに対し検索文字が1文字入力される毎に、入力された検索文字が絵文字であるか否かを確認する(ステップT2)。
【0095】
検索文字入力エリアAEに入力された検索文字列「さんそ」に続いて、ユーザ任意の検索条件を設定した絵文字を入力するために、文字入力キーKの絵文字キーKeが押下(タッチ操作)されると、図9(C)に示すように、絵文字一覧Leが表示され、絵文字のカテゴリを指定するための絵文字カテゴリ指定キーLKの[オブジェクト]キーKjが押下されると、オブジェクトの絵文字一覧Leが表示される。
【0096】
オブジェクトの絵文字一覧Leから絵文字(試験管)EM20が入力されると(ステップT2(YES))、情報検索サーバ10の制御部11は、入力された絵文字(試験管)EM20を、その文字コードに対応付けられて共通化絵文字データ記憶領域12bに記憶されている絵文字(試験管)EM2(共通化絵文字)に置換し(ステップT3)、ユーザ端末20の検索文字入力エリアAEに入力されている検索文字列「さんそ」に続けて表示させる(ステップT4)。
【0097】
こうして、図9(C)で示したように、検索文字入力エリアAEの検索文字列として「さんそ」と「絵文字(試験管)」EM2(共通化絵文字)を入力して表示させ、[検索]ボタンBSが押下されると(ステップT5(YES))、制御部11は、入力された検索文字列に絵文字が含まれるか否かを確認する(ステップT6)。
【0098】
検索文字列として絵文字(試験管)EM2が含まれると(ステップT6(YES))、制御部11は、検索文字列に含まれる絵文字(試験管)EM2が検索条件設定テーブル記憶領域12gに記憶されている検索条件が設定された絵文字であるか否かを確認する(ステップT14)。
【0099】
ここで、検索文字列に含まれる絵文字(試験管)EM2は、検索条件(検索対象コンテンツ[A社化学辞典]で辞書検索する)(図3参照)が設定された絵文字であると確認されると(ステップT14(YES))、制御部11は、検索対象コンテンツ[A社化学辞典]で辞書検索することを検索条件として設定する(ステップT15)。
【0100】
また制御部11は、検索文字列に含まれる絵文字(試験管)EM2がショートカット設定テーブル記憶領域12hに記憶されているショートカットの実行内容が設定された絵文字であるか否かを確認する(ステップT16)。
【0101】
検索文字列に含まれる絵文字(試験管)EM2は、ショートカットの実行内容が設定された絵文字ではないと確認されると(ステップT16(NO))、制御部11は、絵文字(試験管)EM2を除いた検索文字列「さんそ」を生成し(ステップT18)、生成した検索文字列「さんそ」に、特殊検索用の記号である[?]または[*]などが含まれるか否かを確認する(ステップT7)。
【0102】
生成した検索文字列「さんそ」に、特殊検索用の記号が含まれないと確認されると(ステップT7(NO))、制御部11は、ステップT15にて設定した検索条件に従って、検索対象コンテンツ[A社化学辞典]を対象に、通常の検索処理である検索文字列「さんそ」に前方一致する見出し語を検索する(ステップT8)。
【0103】
制御部11は、図9(D)に示すように、[A社化学辞典]を対象に検索文字列「さんそ」に前方一致検索した見出し語の見出し語一覧LMを、検索結果一覧画面G5としてタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップT10)。
【0104】
これにより、ユーザは、辞書ホーム画面G4の辞書コンテンツ一覧LDから検索対象としたい辞書コンテンツ[A社化学辞典]を予め指定し、[A社化学辞典]用の検索文字入力エリアAEを有する画面に遷移させる操作(設定した検索条件で辞書検索を行なうために従来行っていた順を追った別の操作)を行なう必要なく、辞書検索の初期画面である辞書ホーム画面G4の検索文字入力エリアAEに、所望の検索文字列「さんそ」に続けてユーザが自身の理系学習に対するイメージや感覚に紐付けて設定した絵文字(試験管)EM2を入力するだけで、ユーザの今ある状況(ここでは理系の学習をしている状況)において適切な[A社化学辞典]を対象とした検索結果一覧画面G5を容易に確認できる(設定した検索条件に従った辞書検索処理を容易に行なうことができる)ようになる。
【0105】
検索結果一覧画面G5の見出し語一覧LMにおいて、所望の見出し語が指定されると(ステップT11(YES))、制御部11は、指定された見出し語に対応して辞書コンテンツ[A社化学辞典](12c)に記憶されている説明情報を読み出して表示させる(ステップT12)。
【0106】
ここで、検索文字列に入力された絵文字(試験管)EM2に対応する検索条件として、例えば検索対象コンテンツ[A社化学辞典]と検索方法[検索履歴が残らないように辞書検索する]が設定されている場合には、検索結果一覧画面G5の見出し語一覧LMにおいて指定された見出し語は、検索履歴データ記憶領域12eに検索履歴として記憶されない。
【0107】
また、入力された検索文字列に絵文字が含まれ(ステップT6(YES))、絵文字に対応したユーザ任意の検索条件が設定された場合であって(ステップT14,T15)、同検索文字列に特殊検索用の記号である[?]または[*]などが含まれると確認されると(ステップT7(YES))、制御部11は、ステップT15にて設定した検索条件に従って、検索文字列に記号[?]が含まれる場合には同記号[?]を含む検索文字列に対応してワイルドカード検索(“?”を除いた検索文字列を検索対象とし“?”に代わる文字が入力された情報を検索する)を行ない、検索文字列に記号[*]が含まれる場合には同記号[*]を含む検索文字列に対応してブランクワード検索(“*”を除いた検索文字列を検索対象とし“*”に代わる複数の連続する文字が入力された情報を検索する)を行なう(ステップT9)。
【0108】
制御部11は、入力された絵文字に対応して設定した検索条件に従って、ワイルドカード検索またはブランクワード検索を行なった見出し語の検索結果一覧画面G5をタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップT10)。
【0109】
また、入力された検索文字列に絵文字が含まれない場合(ステップT6(NO))、あるいは入力された検索文字列に絵文字が含まれていても(ステップT6(YES))、検索条件(図3参照)が設定された絵文字ではないと確認された場合であって(ステップT14(NO))、同検索文字列に特殊検索用の記号である[?]または[*]などが含まれると確認されると(ステップT7(YES))、制御部11は、辞書データベース記憶領域12cに記憶されている全ての辞書コンテンツ(または辞書コンテンツ一覧LDから指定された辞書コンテンツ)を対象に、検索文字列に記号[?]が含まれる場合には同記号[?]を含む検索文字列に対応してワイルドカード検索を行ない、検索文字列に記号[*]が含まれる場合には同記号[*]を含む検索文字列に対応してブランクワード検索を行なう(ステップT9)。そして、ワイルドカード検索またはブランクワード検索を行なった見出し語の検索結果一覧画面G5をタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップT10)。
【0110】
また、入力された検索文字列に絵文字および特殊検索用の記号の何れも含まれない場合には(ステップT6(NO),T7(NO))、制御部11は、辞書データベース記憶領域12cに記憶されている全ての辞書コンテンツ(または辞書コンテンツ一覧LDから指定された辞書コンテンツ)を対象に、通常の検索処理である検索文字列に前方一致する見出し語を検索し(ステップT8)、検索した見出し語の検索結果一覧画面G5をタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップT10)。
【0111】
検索結果一覧画面G5(図9(D)参照)において、[戻る(←)]ボタンBRが押下されると(ステップT13(YES))、制御部11は、検索結果一覧画面G5を、辞書ホーム画面G4(または辞書コンテンツ一覧LDから指定された辞書コンテンツの先頭画面)に戻して表示させる(ステップT1)。
【0112】
次に以下では、ユーザが度々、例えば辞書コンテンツ[カラー国語便覧]に集録されている百首説明の一覧を確認したい場合を仮定する。
【0113】
図10は、情報作成サーバ10の辞書検索処理に従ったユーザ端末20側での画面遷移(その2)を示す図である。
【0114】
図10(A)に示すように、ユーザ端末20に表示させた辞書検索のための初期画面である辞書ホーム画面G4において、絵文字カテゴリ指定キーLKの[オブジェクト]キーKjが押下されると、オブジェクトの絵文字一覧Leが表示される。
【0115】
辞書ホーム画面G4の検索文字入力エリアAEに対し、オブジェクトの絵文字一覧Leから絵文字(花札の月)EM30が選択されて入力されると(ステップT1(YES),T2(YES))、情報検索サーバ10の制御部11は、入力された絵文字(花札の月)EM30を、その文字コードに対応付けられて共通化絵文字データ記憶領域12bに記憶されている絵文字(花札の月)EM3(共通化絵文字)に置換し(ステップT3)、検索文字入力エリアAEに表示させる(ステップT4)。
【0116】
こうして、検索文字入力エリアAEの検索文字列として「絵文字(花札の月)」EM3(共通化絵文字)を入力して表示させ、[検索]ボタンBSが押下されると(ステップT5(YES))、制御部11は、入力された検索文字列に絵文字が含まれると確認し(ステップT6(YES))、絵文字(花札の月)EM3が検索条件設定テーブル記憶領域12gに記憶されている検索条件が設定された絵文字であるか否かを確認する(ステップT14)。
【0117】
検索文字列の絵文字(花札の月)EM3は、検索条件が設定された絵文字ではないと確認されると(ステップT14(NO))、制御部11は、絵文字(花札の月)EM3がショートカット設定テーブル記憶領域12hに記憶されているショートカットの実行内容が設定された絵文字であるか否かを確認する(ステップT16)。
【0118】
ここで、検索文字列の絵文字(花札の月)EM3は、ショートカットの実行内容(カラー国語便覧の[百首説明]に移動し表示する)(図3参照)が設定された絵文字であると確認されると(ステップT16(YES))、制御部11は、ショートカット設定テーブル(12h)に設定されている絵文字(花札の月)EM3に対応付けられたショートカットの実行内容に従って、図10(B)に示すように、辞書データベース(12c)のカラー国語便覧から[百首説明]を読み出し、百首説明一覧画面G6としてタッチパネル式表示部26に表示させる(ステップT17)。
【0119】
これにより、ユーザは、辞書ホーム画面G4の辞書コンテンツ一覧LDから確認対象としたい辞書コンテンツ[カラー国語便覧]を予め指定し、指定した[カラー国語便覧]の中から[百首説明]の画面に遷移させる操作(設定したショートカットの実行内容に行きつくために従来行っていた順を追った別の操作)を行なう必要なく、辞書検索の初期画面である辞書ホーム画面G4の検索文字入力エリアAEに、ユーザが自身の[百首説明]に対するイメージや感覚に紐付けて設定した絵文字(花札の月)EM3を入力するだけで、ユーザが度々確認したい内容である百首説明一覧画面G6を直ちに表示させて確認できる(設定した実行内容に応じた処理を直ちに実行できる)ようになる。
【0120】
なお、図8図9を参照して説明した辞書検索処理では、辞書ホーム画面G4の辞書コンテンツ一覧LDから検索対象の辞書コンテンツを予め指定せずに、全ての辞書コンテンツ(全辞書)を対象に辞書検索を行なう場合の動作例について説明したが、この場合では、検索文字入力エリアAEに検索文字列を入力し終えてから[検索]ボタンBSを押下することで、入力された検索文字列に対応する辞書検索が実行される。
【0121】
これに対し、辞書コンテンツ一覧LDから指定した所望の辞書コンテンツの先頭画面から検索文字列を入力する場合では、[検索]ボタンBSを押下することなく、検索文字入力エリアAEに検索文字を1文字入力する毎に、入力された検索文字列に対応する辞書検索が実行される点で異なるだけであり、図8に示す辞書検索処理のフローチャートでは、ステップT5による[検索]ボタンの確認処理が除かれるだけで、その他の処理は同等になる。
【0122】
(実施形態のまとめ)
実施形態の情報検索サーバ10(情報検索装置)によれば、ユーザ端末20のユーザ操作に応じて、ユーザ任意の検索条件(検索対象コンテンツ(第1データベース)と検索方法の両方またはその何れか)またはショートカットの実行内容に対し、ユーザ任意のイメージや感覚で紐付けた任意の絵文字EMnを対応付けた検索条件の設定情報またはショートカットの設定情報を検索条件設定テーブル(12g)またはショートカット設定テーブル(12h)に記憶させて設定できる。
【0123】
ユーザ端末20に表示させた検索文字入力エリアAEに、検索対象の検索文字列(第1文字列)が入力されると、入力された検索文字列に絵文字EMn(第2グループの文字)が含まれその絵文字EMnに検索条件が設定されている場合は、設定されている検索条件に従って、絵文字EMnを除いた検索文字列(第1グループの文字または第1グループおよび第3グループの文字)に対応する見出し語を検索し検索結果一覧画面G5に表示させる。
【0124】
入力された検索文字列に絵文字EMn(第2グループの文字)が含まれその絵文字EMnにショートカットの実行内容が設定されている場合は、設定されている実行内容のショートカットを実行する。
【0125】
入力された検索文字列に特殊検索用の記号([?]または[*]など:第3グループの文字)および絵文字EMn(第2グループの文字)が含まれその絵文字EMnに検索条件が設定されている場合は、設定されている検索条件に従って、絵文字EMnを除いた検索文字列(第1グループおよび第3グループの文字)に対応するワイルドカード検索またはブランクワード検索などの特殊検索により見出し語を検索して検索結果一覧画面G5に表示させる。
【0126】
また、実施形態の情報検索サーバ10(情報検索装置)によれば、ユーザ端末20の検索文字入力エリアAEに入力された絵文字EMn0は、共通化絵文字データ記憶領域12bに記憶させた同じ種類(同じ文字コード)の絵文字であって一部形態が異なる情報検索サーバ10専用のユーザ全体に共通の絵文字(共通化絵文字)EMnに置換して表示させるので、ユーザ端末20の種類によって一部形態が異なる絵文字EMn0に依存することなく、全てのユーザに共通の絵文字EMnに基づいて、ユーザ任意の絵文字EMnに対応付けた任意の検索条件またはショートカットの実行内容を設定できる。
【0127】
これにより、ユーザは、設定した検索条件で辞書検索を行なうために従来行っていた順を追った別の操作を行なう必要なく、検索文字入力エリアAEに、所望の検索文字列に続けてユーザが自身の検索条件に対するイメージや感覚に紐付けて設定した絵文字EMnを入力するだけで、設定した検索条件に従った辞書検索処理を容易に行なうことができる。
【0128】
またユーザは、設定したショートカットの実行内容に行きつくために従来行っていた順を追った別の操作を行なう必要なく、検索文字入力エリアAEに、ユーザが自身のショートカットの実行内容に対するイメージや感覚に紐付けて設定した絵文字EMnを入力するだけで、設定した実行内容に応じた処理を直ちに実行できるようになる。
【0129】
よって、容易な操作で、ユーザ所望の検索条件に応じた情報の検索を行なうことが可能になる。
【0130】
なお、前記実施形態では、ユーザ任意の検索条件またはショートカットの実行内容を対応付けて設定する表示対象を、第1グループに属する文字を含む複数の文字の入力や表示を文字コードによって統一的に管理している文字管理システムによる管理が可能な文字であって、ユーザ個々のイメージや感覚に応じて多種多様に紐付けることが可能な絵文字EMnとした場合について説明したが、絵文字EMnの代わりに、上記の文字管理システムとは別に管理されている(文字コードによって管理されない)、任意の位置に表示可能な画像情報であるアイコンであってよいのは勿論である。
【0131】
以上の各実施形態において記載した情報検索システム1による各処理の手法、すなわち、図6のフローチャートに示す絵文字コマンド設定処理、図8のフローチャートに示す辞書検索処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカードなど)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、情報処理装置(電子機器)の制御部(CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、各実施形態において説明した各種の機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0132】
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から、前記プログラムのデータを情報処理装置(電子機器)に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した各種の機能を実現することもできる。
【0133】
なお、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0134】
1 …情報検索システム
10 …情報検索サーバ(情報検索装置)
11 …制御部(CPU)
12 …記憶部
12a…サーバ制御プログラム
12b…共通化絵文字データ記憶領域
12c…辞書データベース記憶領域(データベース)
12d…ユーザ管理データ記憶領域
12e…検索履歴データ記憶領域
12f…単語帳データ記憶領域
12g…検索条件設定テーブル記憶領域
12g1…検索対象コンテンツ(第1データベース)
12g2…検索方法
12h…ショートカット設定テーブル記憶領域
12h1…表示用ショートカットカテゴリ
12h2…設定変更用ショートカットカテゴリ
15 …通信部
20 …ユーザ端末(端末装置)
21 …制御部(CPU)
22 …記憶部
22a…端末制御プログラム
22b…情報検索サーバ利用アプリケーションプログラム
22c…端末データ記憶領域
25 …通信部
26 …タッチパネル式表示部
30 …Webサーバ
N …通信ネットワーク
G1 …検索条件設定画面
G2 …実行内容設定画面
G3 …絵文字コマンド設定画面
G4 …辞書ホーム画面
G5 …検索結果一覧画面
EMn…絵文字(第1文字)
AE …検索文字入力エリア
SK …入力可能文字種マーク
PK …絵文字マーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10