(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125898
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】画像表示装置
(51)【国際特許分類】
H04N 7/18 20060101AFI20240911BHJP
B60R 1/26 20220101ALI20240911BHJP
G06T 3/047 20240101ALI20240911BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20240911BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240911BHJP
H04N 23/698 20230101ALI20240911BHJP
【FI】
H04N7/18 J
B60R1/26 100
G06T3/00 710
G06T1/00 330Z
H04N23/60 500
H04N23/698
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034022
(22)【出願日】2023-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】000010098
【氏名又は名称】アルプスアルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103171
【弁理士】
【氏名又は名称】雨貝 正彦
(74)【代理人】
【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(74)【代理人】
【識別番号】100099748
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 克志
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 隆行
【テーマコード(参考)】
5B057
5C054
5C122
【Fターム(参考)】
5B057AA16
5B057BA02
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CC01
5B057CD12
5C054CA04
5C054CC02
5C054CC05
5C054HA30
5C122DA04
5C122DA11
5C122DA14
5C122EA33
5C122FA02
5C122FB06
5C122FH04
5C122FH06
5C122FK23
5C122FK24
5C122HA88
5C122HB05
5C122HB10
(57)【要約】
【課題】魚眼レンズ等を用いて生じる画像の歪みを低減して、より自然に見えるビュー変換後の画像表示を行うことができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】画像表示装置100は、レンズを通して周囲を撮像するカメラ52と、カメラ52の撮像によって得られた第1の画像に対してビュー変換を行うビュー変換部114と、ビュー変換部114によるビュー変換によって生成された第2の画像を表示する表示処理部20、表示装置22とを備える。ビュー変換部114は、第1の画像から第2の画像への変換を、4次以上の多項式で算出した値を楕円方程式で算出した値で除した近似式を用いて行う。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズを通して周囲を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像によって得られた第1の画像に対してビュー変換を行うビュー変換手段と、
前記ビュー変換手段によるビュー変換によって生成された第2の画像を表示する画像表示手段と、
を備え、前記ビュー変換手段は、前記第1の画像から前記第2の画像への変換を、多次元多項式で算出した値を楕円方程式で算出した値で除した近似式を用いて行うことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
車両に搭載されており、
前記撮像手段は、車両後方を撮像範囲として車両後部に取り付けられ、
前記画像表示手段は、車両の運転者が目視可能な車室内の所定位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記レンズは、魚眼レンズであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記多次元多項式は、4次以上の多項式であることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記第2の画像を表示する前記画像表示手段の画面は長方形形状を有し、
前記魚眼レンズのイメージサークルに、ビュー変換前の前記第1の画像の全体が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されたカメラで撮像した画像をビュー変換して表示する画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両後部に備わった魚眼カメラ(魚眼レンズ付きカメラ)で車両後方を撮像し、ビュー変換を行った後の画像を車室内に設けられた表示装置に表示するようにした運転支援装置が広く知られている。
【0003】
図9は、魚眼カメラで得られた画像を示す図である。
図9では、格子状の線が描かれた床面を含む建物内を魚眼レンズを通して撮像してビュー変換せずにそのまま表示した画像が示されている。
【0004】
一般に、車両後方を撮像するカメラにレンズが搭載されている場合には、撮像によって得られた画像に対してビュー変換を行った後の画像を表示すると、画像の周縁部ほどレンズ系の収差の影響が大きくなって、画像に歪みが生じる。
【0005】
従来から、この歪曲収差の影響を低減するために、歪曲画像に対して多次元多項式近似による補正を行う手法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
図10は、5次多項式を用いて近似を行う場合の近似多項式を示す図である。
図10に示す5次多項式を用いることにより、
図9に示した画像の座標(x,y)から、ビュー変換後の画像の座標(x’,y’)を求めることができる。すなわち、ビュー変換と同時に変換後の画像に対する補正が行われる。
【0007】
ビュー変換の具体例としては、車両周縁部を直線的に表示するノーマルビューへの変換や、ノーマルビューよりも車両の左右を広く表示するワイドビューへの変換などが知られており、5次多項式の72個のパラメータp00~p71(
図10)をノーマルビューやワイドビューに対応する値に変更することで各種のビュー変換を行うことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、魚眼レンズを用いて車両後方を撮像した画像に対してビュー変換を行ってノーマルビューあるいはワイドビューの画像を作成した場合には、上述した多項式近似を用いても、画像の部分的な歪みが残ってしまい、表示が不自然になるという問題があった。
【0010】
図11は、5次の近似多項式を用いた変換後のノーマルビュー画像の説明図である。
図11に示す画像において、点線aは、歪みがない場合の格子状の線を示している。この例では、画像の周縁部分、特に左右端部近傍の画像の歪みが大きいことがわかる。
【0011】
図12は、5次の近似多項式を用いた変換後のワイドビュー画像の説明図である。
図12に示す画像において、点線b、cは、歪みがない場合の格子状の線を示している。この例でも、画像の周縁部分、特に左右端部近傍の画像の歪みが大きいことがわかる。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、魚眼レンズ等を用いて生じる画像の歪みを低減して、より自然に見えるビュー変換後の画像表示を行うことができる画像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上述した課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、レンズを通して周囲を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像によって得られた第1の画像に対してビュー変換を行うビュー変換手段と、ビュー変換手段によるビュー変換によって生成された第2の画像を表示する画像表示手段とを備え、ビュー変換手段は、第1の画像から第2の画像への変換を、多次元多項式で算出した値を楕円方程式で算出した値で除した近似式を用いて行っている。
【0014】
これにより、レンズの周縁部分であって、多次元多項式を用いた近似では補正しきれない範囲の画像の歪みを低減し、より自然に見えるビュー変換後の画像表示を行うことが可能となる。
【0015】
また、車両に搭載されており、撮像手段は、車両後方を撮像範囲として車両後部に取り付けられ、画像表示手段は、車両の運転者が目視可能な車室内の所定位置に取り付けられていることが望ましい。これにより、車両後方を撮像した画像に対してビュー変換を行った画像を表示する際に生じるレンズ系の収差の影響を低減し、車両の運転者に対して、違和感のない画像を提供することが可能となる。
【0016】
また、上述したレンズは、魚眼レンズであることが望ましい。これにより、周縁部分の歪みが大きい魚眼レンズを用いた場合であっても、表示画像における周縁部分の歪みを低減することができる。
【0017】
また、上述した多次元多項式は、4次以上の多項式であることが望ましい。近似式として4次以上の多項式を適用することにより、レンズ系の収差による影響を低減することができ、さらに楕円方程式を用いた値で除することにより、魚眼レンズの中心から遠い領域において生じる大きい歪みを補正することが可能となる。
【0018】
また、上述した第2の画像を表示する画像表示手段の画面は長方形形状を有し、魚眼レンズのイメージサークルに、ビュー変換前の第1の画像の全体が含まれていることが望ましい。これにより、魚眼レンズを通して取り込んだ画像をビュー変換して長方形形状の画面に表示する際に、この画面の周縁部分(特に頂点近傍)において生じる大きな歪みを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】一実施形態の画像表示装置の構成を示す図である。
【
図3】ビュー変換プログラムを実行することでビュー変換動作を行う画像表示装置の機能ブロック図である。
【
図4】本実施形態で行われるビュー変換処理に用いられる近似多項式を示す図である。
【
図5】
図4に示した近似多項式を用いてビュー変換を行った後のノーマルビュー画像の表示例を示す図である。
【
図6】従来方式と本実施形態とのノーマルビュー画像の歪みを比較した図である。
【
図7】
図4に示した近似多項式を用いてビュー変換を行った後のワイドビュー画像の表示例を示す図である。
【
図8】従来方式と本実施形態とのワイドビュー画像の歪みを比較した図である。
【
図10】5次多項式を用いて近似を行う場合の近似多項式を示す図である。
【
図11】5次の近似多項式を用いた変換後のノーマルビュー画像の説明図である。
【
図12】5次の近似多項式を用いた変換後のワイドビュー画像の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を適用した一実施形態の画像表示装置について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、一実施形態の画像表示装置の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の画像表示装置100は、搭載された車両の後方を撮像した画像に対してビュー変換を行った後の画像を表示するためのものであり、操作部10、入力処理部12、表示処理部20、表示装置22、CPU30、メモリ40、入出力インタフェース部(I/O IF)50、カメラ52を備えている。
【0022】
操作部10は、ビュー変換の種類を選択する利用者の操作を受け付けるためのものであり、各種の操作キー等を含んで構成されている。入力処理部12は、操作部10を監視しており、利用者による操作内容を決定する。
【0023】
表示処理部20は、ビュー変換前後の車両後方の画像等を表示する映像信号を出力して表示装置22にこれらの画面を表示する。表示装置22は、例えば液晶表示装置(LCD)を用いて構成され、車両の運転者が目視可能な車室内の所定位置に取り付けられている。
【0024】
CPU30は、メモリ40に格納された所定のプログラムを実行することにより、画像表示装置100の全体を制御するとともに、カメラ52で撮像された画像に対して複数のビュー変換を行う。
【0025】
メモリ40は、CPU30の動作プログラムやCPU30の動作に必要な各種データ(ビュー変換に用いられる各種パラメータ)を格納するとともに、ビュー変換動作などを行う際の作業領域として用いられる。CPU30によって実行される動作プログラムには、ビュー変換を行うプログラム(ビュー変換プログラム)が含まれている。メモリ40は、例えば、ROMやRAM等の半導体メモリによって構成されており、これら以外にハードディスク装置などを含むようにしてもよい。
【0026】
入出力インタフェース部50は、カメラ52を含む各種の入出力機器との間で信号(データ)の入出力処理を行う。カメラ52は、車両後方を撮像範囲として車両後部の所定位置に取り付けられ、魚眼レンズを通して、車両後方を撮像する。
【0027】
図2は、カメラ52の具体的な設置例を示す図である。
図2に示す例では、カメラ52は、車両後方の所定位置であって、水平から下向きに約30°の角度で取り付けられている。なお、カメラ52の取付位置や角度は、これに限定されず、車両後方の所定範囲を撮像可能であれば他の位置や角度であってもよい。
【0028】
図3は、ビュー変換プログラムを実行することでビュー変換動作を行う画像表示装置100の機能ブロック図である。
図3に示す画像表示装置100は、上述したカメラ52以外に、CPU30によってビュー変換プログラムを実行することにより実現される機能ブロックとしての画像入力部110、画像格納部112、ビュー変換部114、パラメータ格納部116を含んで構成されている。
【0029】
画像入力部110は、カメラ52によって撮像された車両後方の画像を取り込む。画像格納部112は、画像入力部110によって取り込まれた後方画像を格納する。この画像格納部112は、例えばメモリ40の一部を用いて構成されている。
【0030】
ビュー変換部114は、画像格納部112に格納された画像に対してビュー変換を行う。本実施形態では、ノーマルビューの画像を生成するノーマルビュー変換と、ワイドビューの画像を生成するワイドビュー変換の2種類のビュー変換のいずれかが、利用者(車両の運転者)が操作部10を操作することによって選択されて実行される。
【0031】
図4は、本実施形態で行われるビュー変換処理に用いられる近似多項式を示す図である。
図4に示す近似多項式を用いて座標変換を行うことにより、カメラ52で撮像された画像のx座標とy座標から、ビュー変換後の画像のx座標(x’)とy座標(y’)を求めることができる。
図4において、Sは5次の多項式であり、x座標算出のための36個のパラメータp00~p35と、y座標算出のための36個のパラメータp36~p71とが含まれる。また、Tは、5次の多項式で算出した値を割るための係数(除数)であり、6個のパラメータA、B、C、D、E、Fが含まれる楕円方程式(Ax
2+Bxy+Cy
2+Dx+Ey+F)で表される。なお、ノーマルビューへの変換用の合計78個のパラメータとワイドビューへの変換用の合計78個のパラメータは、別々に用意されており、パラメータ格納部116に格納されている。
【0032】
ビュー変換部114は、ノーマルビュー変換を行う場合にはパラメータ格納部116に格納されたノーマルビュー変換用のパラメータP1を
図4に示した近似多項式に適用し、ノーマルビューの画像を生成する。また、ビュー変換部114は、ワイドビュー変換を行う場合にはパラメータ格納部116に格納されたワイドビュー変換用のパラメータP2を
図4に示した近似多項式に適用し、ワイドビューの画像を生成する。
【0033】
このようにしてビュー変換部114によって生成されたビュー変換後の画像は、表示処理部20によって表示用の映像信号に変換されて表示装置22に表示される。
【0034】
なお、ビュー変換後の画像を表示する表示装置22の画面は横長の長方形形状を有している。そして、カメラ52に備わった魚眼レンズのイメージサークルに、ビュー変換前の画像の全体が含まれるようになっている。
【0035】
上述したカメラ52が撮像手段に、ビュー変換部114、パラメータ格納部116がビュー変換手段に、表示処理部20、表示装置22が画像表示手段にそれぞれ対応する。
【0036】
図5は、
図4に示した近似多項式を用いてビュー変換を行った後のノーマルビュー画像の表示例を示す図である。
図5に示したノーマルビュー画像では、
図11に示した従来の画像に含まれる周縁部分における画像の歪みが低減されている。
【0037】
図6は、従来方式と本実施形態とのノーマルビュー画像の歪みを比較した図である。
図6(A)に示した画像では、
図11に示した従来方式のノーマルビュー画像において歪みが大きい部分が白で強調されており、画像下側の端部近傍の歪みが大きいことがわかる。これに対し、
図6(B)に示した画像では、
図5に示した本実施形態のノーマルビュー画像において歪みが大きい部分が白で強調されており、
図6(A)に示した画像と比べると、画像下側の端部近傍の歪みが低減されていることがわかる。
【0038】
図7は、
図4に示した近似多項式を用いてビュー変換を行った後のワイドビュー画像の表示例を示す図である。
図7に示したワイドビュー画像では、
図12に示した従来の画像に含まれる周縁部分における画像の歪みが低減されている。
【0039】
図8は、従来方式と本実施形態とのワイドビュー画像の歪みを比較した図である。図
(A)に示した画像では、
図12に示した従来方式のワイドビュー画像において歪みが大きい部分が白で強調されており、画像下側の左右端部近傍の歪みが特に大きいことがわかる。これに対し、
図8(B)に示した画像では、
図7に示した本実施形態のワイドビュー画像において歪みが大きい部分が白で強調されており、
図8(A)に示した画像と比べると、画像下側の左右端部近傍の歪みが低減されていることがわかる。
【0040】
このように、本実施形態の画像表示装置100では、レンズの周縁部分であって、5次元多項式を用いた近似では補正しきれない範囲の画像の歪みを低減し、より自然に見えるビュー変換後の画像表示を行うことが可能となる。具体的には、車両後方を撮像した画像に対してビュー変換を行った画像を表示する際に生じるレンズ系の収差の影響を低減し、車両の運転者に対して、違和感のない画像を提供することが可能となる。特に、周縁部分の歪みが大きい魚眼レンズを用いた場合であっても、表示画像における周縁部分の歪みを低減することができる。
【0041】
また、近似式として5次多項式を適用することにより、レンズ系の収差による影響を低減することができ、さらに楕円方程式を用いた値で除することにより、魚眼レンズの中心から遠い領域において生じる大きい歪みを補正することが可能となる。
【0042】
また、魚眼レンズを通して取り込んだ画像をビュー変換して長方形形状の画面に表示する際に、この画面の周縁部分(特に頂点近傍)において生じる大きな歪みを低減することができる。
【0043】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、多次元多項式として5次多項式を用いたが、他の次数、例えば3次あるいは4次の多項式を用いるようにしてもよい。多項式の次数と歪みの低減効果はトレードオフの関係にあるため、実用的には4次以上の多項式を用いることが望ましい。
【0044】
また、上述した実施形態では、車両に搭載されて車両後方を撮像、表示する画像表示装置100について説明したが、監視カメラなどの他の用途で用いられる画像表示装置についても本発明を適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
上述したように、本発明によれば、レンズの周縁部分であって、多次元多項式を用いた近似では補正しきれない範囲の画像の歪みを低減し、より自然に見えるビュー変換後の画像表示を行うことが可能となる。
【符号の説明】
【0046】
10 操作部
12 入力処理部
20 表示処理部
22 表示装置
30 CPU
40 メモリ
50 入出力インタフェース部(I/O IF)
52 カメラ
100 画像表示装置
110 画像入力部
112 画像格納部
114 ビュー変換部
116 パラメータ格納部