(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125942
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】医療支援システム
(51)【国際特許分類】
G16H 80/00 20180101AFI20240911BHJP
【FI】
G16H80/00
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034086
(22)【出願日】2023-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】523081133
【氏名又は名称】株式会社I.W.G
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】シュウ ギョウケン
(72)【発明者】
【氏名】クォ シャオシー
(72)【発明者】
【氏名】ソウ タチ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ ユーチェン
(72)【発明者】
【氏名】ハク ハン
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA04
(57)【要約】
【課題】 シンプルな操作環境で第1の専門医と診療科が異なる第2の専門医とが患者に対する医療診断サービスを相補的に支援できる医療支援システムを提供すること。
【解決手段】 ネットワーク21を介して、第1の専門医が操作する第1のデータ端末として機能する第1のデータ端末3-1~3-N)と、第1の専門医とは診療域が異なる第2の専門医が操作する第2のデータ端末としての第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nのいずれかと、サーバ装置1とが通信する医療支援システムであって、サーバ装置1は、医療診断依頼と医療診断応答とを仲介する医療プラットフォームをクラウド上で閲覧可能なサービスを提供するサービス提供部16-2を備える構成を特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信媒体を介して、第1の専門医が操作する第1のデータ端末と、前記第1の専門医とは診療域が異なる第2の専門医が操作する第2のデータ端末と、サーバ装置とが通信する医療支援システムであって、
前記サーバ装置は、
前記第1のデータ端末と前記第2のデータ端末との間で相互に、医療診断依頼と医療診断応答とを仲介する医療プラットフォームをクラウド上で閲覧可能なサービスを提供するサービス提供手段を備えることを特徴とする医療支援システム。
【請求項2】
前記サービス提供手段は、前記医療プラットフォームを介して受信分一覧画面を表示する第1のユーザインタフェースを備えることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項3】
前記受信分一覧画面は、依頼ID、依頼進捗、ステータス、緊急度、返却日、依頼送信/受信時間、依頼元、担当医師名、詳細・その他タブを備えることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項4】
依頼受けした前記第2の専門医は、前記医療診断応答に際し、前記第1の専門医がアップロードした検査画像を閲覧可能とすることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項5】
前記検査画像は、特定部位を示すマーキングを書き込み可能とすることを特徴とする請求項4に記載の医療支援システム。
【請求項6】
前記検査画像は、特定部位に対する見解を示すテキストを書き込み可能とすることを特徴とする請求項4に記載の医療支援システム。
【請求項7】
前記受信分一覧画面において、依頼受けする担当医を表示する際、術例を示す経験値に基づくアイコンを表示することを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項8】
前記アイコンは、分類される診療科に対応して形状、色味を更新表示可能とすることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項9】
前記サービス提供手段は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に従属する転記領域に移動させるタスク管理を行うことを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項10】
前記サービス提供手段は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に表示する返却日のアイコン表示態様を識別可能に調整する調整部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項11】
前記サービス提供手段は、依頼先の専門医に対して支払うべき費用を、診療科別に最適化する医療費算出辞書を参照して算出する算出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項12】
前記サービス提供手段は、
前記受信分一覧画面において、診療依頼を受け付けた内容をカード化したタイルを用いて診療進捗タスクの管理を行う管理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項13】
前記クラウドは、連系する複数のクラウド群から構成されることを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の専門医が参加する医療プラットフォームを介して、第1の専門者から専門外の第2の専門医に対する医療診断依頼を受け付け、該受け付けた第2の専門医から応答される医療診断結果を第1の専門医が利用できる医療サービスを提供する医療支援システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば内科クリニックを開業する第1の医者は、地域住民に専門とする内科医として問診や、血液検査等の医療情報を精査して、患者に適切な薬を処方する医療サービスを提供している。
【0003】
しかしながら、内科医であっても、通常の問診等では対応できない心臓弁膜症や、大動脈瘤や、脳神経障害を伴う専門医の診断が必要な患者に対しては、通常、別の専門医(第2の医者)を紹介するなどして対応するのが通例の医療サービスのルーティンである。
そこで、複数の医者が連系するような医療システムとして、下記特許文献1、2が公開されている。
【0004】
特許文献1には、「専門医または医療支援施設と医療支援依頼者との間で交換する情報(医用画像を含む医療情報)を高セキュリティーに保ち、かつ、両者間における情報交換を同期的にリアルタイムで行い、かつ、多数の専門医または医療支援施設と医療支援依頼者とを結びつけるため、任意の中からマッチングした専門医等と医療支援依頼者とが、VPN接続を利用して必要なアプリケーションのみを共有し、リアルタイムカンファレンス機能による情報共有を実現する。」ことが開示されている。
【0005】
さらに、特許文献2には、「患者に対して対面診療を行う医師を遠隔診療によりサポートする専門医を選定する遠隔診断支援システムを提供するため、遠隔診療支援システム10において、遠隔診療支援サーバ200は、医師用端末300で入力された患者情報を受信すると、受信した患者情報に対応する患者に疑いのある疾患名に基づいて、患者に疑いのある疾患の診断に必要な問診と検査を指示するための指示情報を医師用端末300へ送信する。医師用端末300で入力された検査の結果情報を受信すると、予め登録されている専門医に関する情報を参照して、患者情報に基づいた医師をサポートする専門医を選定し、選定した専門医の専門医用端末100へ患者情報と結果情報を含んだ診断依頼情報を送信するとともに、その後、専門医用端末100から、診断依頼情報に基づく患者の診断結果を示す診断結果情報を受信する。」ことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008-310768号公報
【特許文献2】特開2021-170286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記医療システムでは、複数の医者間においてマッチング処理を行う処理が必須となり、必ずしも適切な診断を行える専門医が現在休暇中や、海外出張により迅速な対応が困難な医者も選抜されてしまう場合もあり、マッチング処理のための膨大な医療情報、例えば専門医毎に可能な診療内容を蓄積するなどのデータベースが必要であり、医療システムの利用率に比べて適切な医療サービスを迅速、安価に提供できないという課題も指摘されていた。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、第1の専門医が医療プラットフォームに専門医による第2の専門医に診断依頼を登録して一覧管理し、かつ、登録された診断依頼一覧を閲覧可能な第2の専門医が自由に診断依頼に応答する操作環境を整備することで、シンプルな操作環境で第1の専門医と第2の専門医とが患者に対する医療診断サービスを相補的に支援できる医療支援システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の医療支援システムは以下に示す構成を備える。
【0010】
本発明に係る医療支援システムは、所定の通信媒体を介して、診療域が異なる第1の専門医が操作する第1のデータ端末と、前記第1の専門医とは診療域が異なる第2の専門医が操作する第2のデータ端末と、前記第1のデータ端末と、サーバ装置とが通信する医療支援システムであって、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末と第2のデータ端末との間で相互に、医療診断依頼と医療診断応答とを仲介する医療プラットフォームをクラウド上で閲覧可能なサービスを提供するサービス提供手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る医療支援システムの一つ以上の実施態様によれば、シンプルな操作環境で第1の医者と第2の医者とが患者に対する医療診断サービスを相補的に支援できる医療支援システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本実施形態を示す医療支援システムの構成を説明するブロック図。
【
図2】
図1に示した医療支援システムのハードウエアの構成を説明するブロック図。
【
図3】
図1に示した提示部がデータ端末に提示する受信分一覧画面の構成を説明する図。
【
図4】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図5】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図6】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図7】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図8】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図9】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図10】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図11】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図12】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図13】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図14】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図15】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図16】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図17】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図18】
図2に示した提示部が提示する請求書の確認のためのユーザインタフェースを説明する図。
【
図19】
図2に示した提示部が提示する請求書の確認のためのユーザインタフェースを説明する図。
【
図20】本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャート。
【
図21】本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
下記の実施の形態は、
図1~
図21に示す図面に示す通り、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【0014】
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態を示す医療支援システムの構成を説明するブロック図である。以下、専門医間プラットフォームが提供するUI画面を利用して医療科がそれぞれ異なる複数の専門医が参加して、依頼元の専門医が登録した診断依頼に対して他の専門医が診断依頼応答する間のやり取りを含めた医療診断進捗状態を一覧として参加する専門医が閲覧して確認する医療支援システムの構成について詳述する。
【0015】
なお、本実施形態において、医療支援システムは、第1の専門医が操作する第1のデータ端末と、前記第1の専門医とは診療域が異なる第2の専門医が操作する第2のデータ端末と、前記第1のデータ端末と、サーバ装置とが通信する医療支援システムであって、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末と第2のデータ端末との間で相互に、医療診断依頼と医療診断応答とを仲介する医療プラットフォームをクラウド上で閲覧可能なサービスを提供するサービス提供手段を備えることを特徴とする。なお、各データ端末間の構成については後述する。また、クラウドは、連系する複数のクラウド群から構成されている場合を含む。この際、各クラウドが密接に関連する診療科をグループ化したものに適合させる構成とすることで、連系性の高い診療科の専門医が密に診断依頼、診断結果を専門性の高い医療用語を使用する環境に対して選別性の高いクラウド環境を構築することができる。
【0016】
図1において、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-N
【0017】
は、インターネット等の所定の通信媒体を介して、サーバ装置1に接続するブラウザアプリがインストールされており、パッド装置、PC装置、スマートフォン等で構成されるものとする。
【0018】
また第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nには、サーバ装置1からダウンロードするWEBアプリケーション(専門医紹介アプリケーション)がインストールされており、該WEBアプリケーションがAPIを介して、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nと双方向に通信可能とし、かつ、医療プラットフォーム1Aが提供するユーザインタフェース画面を操作することで、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nがぞれぞれ独立したタイミングで相互に通信する医療プラットフォーム1Aが構築される。なお、各専門医は、WEBアプリケーションを起動して、専門医を特定するためのパラメータ(医師名、専門医療領域、術例)をアカウント登録することで当該医療プラットフォーム1Aの利用が可能となる。
【0019】
なお、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nを操作する専門医は、それぞれ担当する診療別もしくは、学会毎に特定される専門医名称が付されているが、本実施形態では、便宜上、符号が異なるデータ端末を操作する専門医はそれぞれ異なる医療分野を担当するものとして説明を行うが、複数の医療分野において権威のある専門医が依頼された診断を行う場合も本実施形態に含まれるものとする。
【0020】
なお、本実施形態に示す医療支援システムは、クラウドの形で提供されるサービスを提供するサーバ装置1を利用している。具体的には、例えば仮想サーバなどを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)、ミドルウェアや開発環境、アプリケーションの実行環境などをサービス化したPaaS(Platform as a Service)をサーバ装置1が利用してシステムを構築している。
【0021】
図2は、
図1に示した医療支援システムのハードウエアの構成を説明するブロック図である。なお、
図1と同一のものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】
図2において、11は通信部で、ネットワーク21に接続された第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nを接続して通信を制御する。
【0023】
13はCPUで、外部メモリ18に記憶されたオペレーティングシステム(OS)を起動し、APIを通じてインストールされた各種アプリケーションを起動する。
【0024】
14は専門医管理データベースで、後述するデータ構造で専門学会員識別コード、専門医療種別、医師免許取得年月日、術例数、問い合わせ先等を記憶している。なお、管理すべき項目は、これに限定されるものではない。
【0025】
また、CPU13は、内部バス12に接続されるハードウエアを記憶する制御プログラムに基づいて総括的に制御する。
【0026】
15はキーボードで、起動しているアプリケーションに対する数値入力、テキスト入力、アイコン指示などを行う。16は容量を拡張可能なRAMで、外部メモリ18にインストールされたプラットフォームの基本プログラムを展開して記憶する。
【0027】
16-1は登録部で、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nから取得する情報(専門学会員識別コード、専門医療種別、医師免許取得年月日、術例数、問い合わせ先を含む)を専門医管理データベース14へ登録する。
【0028】
また、登録部16-1は、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nのアカウント情報、稼働中の装置管理情報を専門医管理データベース14へ登録する。
【0029】
16-2はサービス提供部で、医療プラットフォーム1Aを介して受信分一覧画面を表示する第1のユーザインタフェースを備え、受信分一覧画面は、依頼ID、依頼進捗、ステータス、緊急度、返却日、依頼送信/受信時間、依頼元、担当医師名、詳細・その他タブを表示する提示部16-2-1と、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に表示する返却日のアイコン表示態様を識別可能に調整する調整部16-2-2と、依頼先の専門医に対して支払うべき費用を、診療科別に最適化する医療費算出辞書を参照して算出する算出部16-2-3と、受信分一覧画面において、診療依頼を受け付けた内容をカード化したタイルを用いて診療進捗タスクの管理を行う管理部16-2-4とを備える。
【0030】
なお、提示部16-2-1は、専門医管理データベース14に登録された第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nからの依頼要求に応答して、アカウント承認処理後に、専門医管理データベース14へのアクセスを許可して、登録された診断依頼に関する情報を共通する第1のユーザインタフェースとして機能するUI画面(
図3参照)上で公開する。
【0031】
〔受信分一覧画面の構成〕
図3は、
図1に示した提示部16-2-1がデータ端末に提示する受信分一覧画面31の構成を説明する図である。
【0032】
図3に示す受信分一覧画面31では、依頼ID32、依頼進捗33、ステータス34、緊急度35、返却日36、依頼送信/受信時間37、依頼元38、担当医師名39、詳細・その他40の各タブが配置されており、依頼元と依頼受けした各専門医の情報が一覧として表示された状態を示している。なお、ステータス34、返却日36等については進捗変化に適応して表示するタブの色を変化させる制御が行われ、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nの各専門医が受信分一覧画面31を閲覧することで進捗状態を容易に確認することができる。
【0033】
上記の様に構成された医療診断システムにおいて、サービス提供手段は、前記医療プラットフォームを介して受信分一覧画面を表示する第1のユーザインタフェース(
図3参照)を備える。
【0034】
また、医療診断システムにおいて、依頼受けした第2の専門医は、医療診断応答に際し、第1の専門医がアップロードした検査画像を閲覧可能とし、PDF等でテキストされた書面以外にビジュアルとして検査画像を閲覧することができる。
【0035】
特に、検査画像は、特定部位を示すマーキングを書き込み可能としたり、特定部位に対する見解を示すテキストを書き込み可能としたりすることで、検査画像の要部についての見識を挿入することができる。
【0036】
また、
図3に示す受信分一覧画面において、依頼受けする担当医を表示する際、術例を示す経験値に基づくアイコンを表示することも可能であり、アイコンは、分類される診療科に対応して形状、色味を更新表示可能としている。
【0037】
さらに、提示部16-2-1は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に従属する転記領域に移動させるタスク管理(詳細は後述する)を行う。
【0038】
また、調整部16-2-2は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、受信分一覧画面に表示する返却日のアイコン表示態様を識別可能に調整する処理を実行する。
【0039】
さらに、算出部16-2-3は、依頼先の専門医に対して支払うべき費用を、診療科別に最適化する医療費算出辞書を参照して算出する処理を実行する。
また、管理部16-2-4は、受信分一覧画面において、診療依頼を受け付けた内容をカード化したタイルを用いて診療進捗タスクの管理する処理を実行する。
【0040】
〔専門医登録処理〕
図4~
図7は、
図2に示した登録部16-1による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図である。なお、本実施形態では二重ログイン承認システムを採用している。
【0041】
第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nを操作する各専門医は、本システムが提供するURL(クラウド上)に接続すると、
図4に示すログイン認証画面が表示される。なお、以下の図中において、メッセージとして符号がされている箇所は、表示態様を説明する補足であって、本来表示されるものではないが、取扱い的な説明の例として記載している。
【0042】
図4に示すログイン認証画面(ユーザインタフェースUI-1に基づく)では、操作ガイドメッセージをメッセージM1として「ユーザID、パスワードを入力して、「ログイン」をクリック」を表示し、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nを操作する各専門医に適切なメッセージを提示する。
【0043】
図4に示すログイン認証画面に表示するオブジェクトは、タイトルT1に「医療情報クラウドプラットフォーム」と名称が記述され、入力項目名S1は「ユーザID」と表示され、上記専門医が登録時に入力したユーザIDを入力する。なお、専門医が外科医の場合は、Sgで始まるユーザIDとするが、ユーザID
の割り当てについては特に限定はない。
【0044】
入力項目名S2は「パスワード」と表示され、上記専門医が登録時に入力したパスワードを入力する。なお、パスワードは頻繁に変更することに対応するように、定期的に更新依頼を図示しないメーラーで各専門医に通知するものとする。
【0045】
BT1はログインボタンで、上記ユーザID、パスワードを入力した後、CPU13は、
図5に示すメール認証コード処理画面を接続中の専門医が操作する第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nが備える表示部に表示する。
【0046】
図5に示すメール認証コード処理画面では、ユーザインタフェースUI-2は、接続中の専門医が操作する第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nが備える表示部に表示される受信メール画面で、入力項目名S3は「例えば56e0f9」と表示され、アカウント:メールアドレスによる本人確認のためのメッセージが表示される。
【0047】
メッセージM2は、「ご登録いただいたメールアドレスに認証コードが送信されます」であり、メッセージM3は、「認証コードを入力して「ログイン」をクリック」である。
【0048】
入力項目名S4は、「例えば56e0f9」と表示され、「認証コードを入力していただくと、メールアドレスによる認証が完了します」を示すメッセージが表示される。なお、UI-1は、
図4に示したユーザインタフェースUI-1と同一である。
【0049】
図6に示すメール認証コード処理画面では、
図4に示したユーザインタフェースUI-1に対して、ワンタイムパスワードを発行してログイン処理するユーザに対応する。
【0050】
メッセージM4は「ワンタイムパスワードはご自身の認証アプリで表示されます」を示し、メッセージM5は「ワンタイムパスワードを入力して、ボタンBT1をクリック」を示す。
【0051】
図7に示すパスワードを忘れた際の処理画面では、ログイン画面で「パスワードをお忘れの場合」をクリックし、ユーザIDを入力して送信をクリックする操作を行う。
【0052】
具体的には、ユーザインタフェースUI-1上でボタンBT2をクリックすると、メッセージM6は「ユーザIDを入力して送信ボタンBT3をクリック」を示すユーザインタフェースUI-3を表示し、送信ボタンBT3がクリックされると、パスワードがリセットされ、ユーザインタフェースUI-4を表示して、メッセージM7には「認証コードと希望するパスコードの入力し送信ボタンBT4をクリックが表示される。
【0053】
ここで、ユーザインタフェースUI-4上で、入力項目名S4として、「専門医として登録されたユーザのメールアドレスにワンタイムパスワードを入力してください」を表示し、入力項目名S4として、「新しいパスワード」を表示し、入力項目名S5として、「パスワード確認」を表示する。
【0054】
また、ユーザインタフェースUI-5には、受信メール画面で、パスワードの変更を要求するメッセージが表示される。
【0055】
〔専門医操作画面〕
図8~
図13は、
図2に示した提示部16-2-1が提示するユーザインタフェースを説明する図である。
【0056】
図8に示すユーザインタフェースは、マネージャーアカウント画面であり、IC-1は新規依頼アイコンで、上部に数値が表示され、依頼件数を確認することができる。IC-2は返却ありアイコンで、新規依頼に対して応答した案件に対応し、上部に数値が表示され返却数を確認することができる。
【0057】
メッセージM11は、新規依頼アイコンIC-1に対応付けられており、未着手の新規依頼件数が表示される旨、さらに、専門医が新規依頼アイコンIC-1をクリックすることで、後述するタスク管理画面に移行することが記載されている。
【0058】
メッセージM12は、返却ありアイコンIC-2に対応付けられており、返却受信済の依頼件数が表示される旨、専門医が新規依頼アイコンIC-2をクリックすることで、依頼分一覧画面に移行することが記載されている。
【0059】
メッセージM13は、本ユーザインタフェースの名称を示す。なお、メニューバーMBには、項目MB-A~項目MB-Kが配置され、項目MB-Aは登録した専門医の名前が表示され、項目MB-Bには新規依頼を行う際にクリックされる。
【0060】
項目MB-Cは受信分一覧画面へ移行する際にクリックされる。項目MB-Dには、依頼分一覧画面に移行する際にクリックされる。項目MB-Eは請求管理画面に移行する際にクリックされる。
【0061】
項目MB-Fは所属グループ設定を行う際にクリックされる。項目MB-Gは変更履歴画面に移行する際にクリックされる。項目MB-Lはマニュアル画面に移行する際にクリックされる。項目MB-Hは利用規約画面に移行する際にクリックされる。項目MB-Iは表示している画面に割り当てされた項目である。項目MB-J、Kについては後述する。
【0062】
図9に示すユーザインタフェースは、スタッフアカウント画面であり、IC-1は新規依頼アイコンで、上部に数値が表示され、依頼件数を確認することができる。IC-2は返却ありアイコンで、新規依頼に対して応答した案件に対応し、上部に数値が表示され返却数を確認することができる。
【0063】
図8に示すユーザインタフェースと相違する項目は、メニューバーMBにおいて、項目MB-Fと、項目MB-Gが表示されない点および画面名を示すメッセージM14が表示される点である。
【0064】
図10に示すユーザインタフェースは、ドクターアカウント画面であり、IC-1は新規依頼アイコンで、上部に数値が表示され、依頼件数を確認することができる。IC-2は返却ありアイコンで、新規依頼に対して応答した案件に対応し、上部に数値が表示され返却数を確認することができる。
【0065】
図8に示すユーザインタフェースと相違する項目は、メニューバーMBにおいて、項目MB-Bと、項目MB-D~Gが表示されない点および画面名を示すメッセージ15が表示される点である。
〔新規依頼時の操作例〕
【0066】
図11に示すユーザインタフェースの設定項目ST-1には、依頼先と、緊急度とを設定することが可能に構成され、追記的に、患者名、性別、診療科、担当医師名等を設定することが可能に構成されている。メッセージM16は、設定項目ST-1に関する説明が記載されている。
【0067】
設定項目ST-2は、患者の診断に必要な検査を指定するためのCT、MRI、生理検査を指定することが可能に構成されている。メッセージM17は、設定項目ST-2に関する説明が記載されている。
【0068】
依頼送信ボタンBT11は、依頼元の専門医が押下指示することで、新規依頼がサーバ装置1に送信される。メッセージM18は、依頼送信ボタンBT11に関する説明が記載されている。
【0069】
図12に示すユーザインタフェースでは、
図11に示したユーザインタフェースに示した担当医師名を設定するための設定項目SI-3を表示した状態を示す。なお、担当医師名は、本名以外の情報として管理されるドクターIDで入力することも可能である。メッセージM19は、プルダウン操作に関する説明が記載されている。また、メッセージM20は、担当医師名を直接入力することが可能である旨を説明が記載されている。なお、
図13に示すように、ユーザインタフェースでは、作成されているフォルダをアップロードする操作例を示す。
【0070】
〔各種ユーザインタフェース〕
図14~
図19は、
図2に示した提示部16-2-1が提示するユーザインタフェースを説明する図である。
【0071】
図14に示すメニューバーMBの右方向には、複数のスレッドが配置され、新規依頼→確認済→医師担当済→レポート済→返却送信済→依頼元受領済が表示される態様示すが、タスクはこれ以外の項目を表示することが可能である。
【0072】
図15に示すメニューバーMBの右方向には、新規依頼入力フォーマットF1を表示し、依頼元の専門医が患者名、性別、診療科、担当医師名、検査区分を入力することが可能に構成されている。
【0073】
コメント入力フォーマットF2は、依頼元の専門医から依頼を受任する専門医に対するコメントを入力することが可能に構成されている。BT51~BT54はボタンで、ボタンBT51はファイルのダウンロードを指示する際に押下され、ボタンBT52はビューアを起動する際に押下され、ボタンBT53は担当医師名を確認する際に押下され、ボタンBT54はアップロードしたCT画像等を表示する際に押下される。
【0074】
なお、図示しないビューアは、検査画像の属性に合わせて解像度、明度、色調がAI画像調整ユニットにより鮮明化され、要部について拡大表示することが可能に構成されている。
【0075】
図16に示すメニューバーMBの右方向には、依頼分一覧の詳細画面を示し、依頼ID、患者名、依頼進捗、ステータス、依頼送信/受信時間、返却日、依頼先、詳細・その他を各項目で、かつ、登録順にソートして以来された情報を専門医が容易に確認できるように構成されている。
【0076】
図17に示すメニューバーMBの右方向には、請求管理画面を示し、依頼元、合計金額、PDFダウンロード、更新日が配置されているが、表示する項目はこれに限定されるものではない。
【0077】
図18、
図19には、請求書の発行処理を行うための操作例であって、PDFダウンロードに続いて請求日、支払期限(発行ボタンと、キャンセルボタンを含む)、発行される請求書の確認画面が一連の操作で表示される状態を示す。なお、
図19に示すボタンBT55を押下すると、前ページに戻り、ボタンBT56を押下すると、依頼一覧画面に移動する構成となっている。
【0078】
〔依頼元操作〕
依頼元の専門医は、ホーム画面上の「新規依頼」を開き、必要な依頼情報を入力し、添付ファイルをアップロードする。
次に、依頼元の専門医は、ホーム画面上の「依頼送信」をクリックし、情報が正しければチェックを入れて、もう一度、「送信」を押下する操作を行う。
【0079】
〔依頼先操作〕
次に、依頼を受ける専門医に対して届いた依頼は「通知」または「受信分一覧」でご確認できる。
【0080】
ここで、依頼受けの専門医は、「タスク管理」を開き、依頼情報を確認後、「新規依頼」欄から「確認済」欄へドラッグ&ドロップする。
次に、依頼受けの専門医は、「依頼を引き受けます、よろしいですか?」のメッセージに対して、受任する場合は、「はい」をクリックする。
【0081】
ここで、依頼元から添付された画像ファイルを受領する場合、データ端末のローカルにダウンロードする必要がある場合は、依頼情報を開き、ダウンロードをクリックする。
【0082】
次に、依頼受けの専門医は、添付ファイルダウンロード完了後「確認済」欄から「医師割当済」欄へドラッグ&ドロップするタスク管理操作を行う。
次に、「担当医師名」のプルダウンメニューから医師を選んで依頼を割り当てる。
なお、同じ依頼を複数の医師に割り当てることも可能に構成されている。
【0083】
次に、依頼受けの専門医は、「通知」または「受信分一覧」から割り当てられた依頼を確認する。そして、依頼情報を開き、コメント欄に所見を入力して「保存」をクリックする操作を行う。なお、読影レポートをアップロードする場合は左下から「レポートとして保存」を選んで、「保存」をクリックする操作を行う。
【0084】
このようにして、読影レポートがアップロードされた後、依頼進捗が自動的に「レポート済」になるようにタスク管理が実行される。
【0085】
次に、スタッフがレポートを確認し、検査結果に問題がなければ「レポート済」欄から「返信済」欄へドラッグ&ドロップする操作を行うと、「依頼元に返信します、よろしいですか?」の表示に対して、「はい」をクリックする操作を行うとタスク管理が進行する。
【0086】
〔依頼元操作〕
一方、依頼元の専門医は、メニューバーMBを操作して、「依頼分一覧」を開き、依頼進捗が「返信済」の依頼を確認する。そして、検査結果に問題がなければ、「依頼進捗」から「レポート受領済」を選択する操作を行う。これにより、市来の依頼操作が完了する。
【0087】
図20は、本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)~(14)は各ステップを示す。また、各ステップ(1)~(14)は、
図2に示したサーバ装置1のCPU13が外部メモリ18に記憶された制御プログラムを実行することで実現されるタスク管理処理ステップを示す。
【0088】
サーバ装置1は、ネットワーク21を介して、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nのいずれかを操作する専門医が
図3に示したユーザインタフェース画面を介して新規の診断依頼を受け付けると(1)、CPU13は、RAM16に展開しているサービス提供部16-1が
図3に示す受信分一覧画面のフォーマットに従い依頼ID32、依頼進捗33、ステータス34、緊急度35、返却日36、依頼送信/受信時間37、依頼元38、担当医師名39、詳細・その他40に必要な情報を登録するタスクを実行する(2)。
次に、CPU13は、RAM16に展開しているサービス提供部16-1が
図3に示す受信分一覧画面を更新する(3)。
【0089】
そして、CPU13が診断依頼元のデータ端末を操作する専門医が
図3に示す受信分一覧画面上で従い依頼ID32、依頼進捗33を確認することで依頼元の登録が完了したことを確認したと判断した場合(4)、受信分一覧に表示する依頼ID32、依頼進捗33、ステータス34、緊急度35、返却日36、依頼送信/受信時間37、依頼元38、担当医師名39、詳細・その他40に必要な情報を更新するタスクを実行する(5)。
【0090】
次に、専門医から登録された診断依頼に対して、登録された他の専門医が操作するデータ端末から
図3に示した担当医師名39に記載された専門医より、診断結果を登録する指示を受け付けると、CPU13は、依頼先の専門医がアップロードした診断結果が専門医管理データベース14に登録する(6)。
【0091】
次に、CPU13は、診断結果が登録されたことを受けて、依頼元の専門医に通知すべき診断結果を専門医管理データベース14に登録するタスクを実行する(7)。
【0092】
次に、依頼元の専門医はデータ端末を操作して、詳細・その他40を指示して登録された診断結果を確認し終えたら(8)、CPU13は、
図3に示す受信分一覧画の内容を更新するタスクを実行する(9)。
【0093】
なお、タスク処理そのものについては、CPU13がRAM16に展開した
図2に示した管理部16-2-4を起動することでタスク管理処理を実行するものとする。
【0094】
これにより、専門医管理データベース14上に登録された診断結果は、依頼元の専門医は随時読み出して表示することで、他の専門医が登録した診断結果を簡単な操作で表示確認することができる。
【0095】
次に、他の専門医に対して診断処理に要した対価の支払いを行うため、CPU13は、依頼元のデータ端末に対して請求依頼画面を表示して請求依頼を受け付ける(10)。
【0096】
ここで、CPU13は、依頼を受け付けた専門医が操作するデータ端末では、依頼元に発送する請求書を発行するタスクを実行する(11)。この際、CPU13は、算出部16-2-3を起動することで、依頼を受け付けた専門医が操作するデータ端末が入力した数値情報に基づいて請求額を確定する処理を実行する。
【0097】
次に、依頼元の専門医が操作するデータ端末が受信分一覧画面のタブである詳細・その他40を指示すると、依頼先から診断結果に対する請求書が発行されていることを確認する(12)。ここで、図示しない電子決済サービスを利用して、請求書に記載された手数料、税などのインボイスためのタスクを実行する(13)。なお、電子決済サービスは、本システムにアカウントを登録する専門医による決済環境に連動するため、アナログ決済(振込指示による銀行間の送金処理)も選択可能なシステムとすることが望ましい。
【0098】
最後に、CPU13は、次に実行すべきタスクが存在するかどうかを受診分一覧画面の進捗状態から判断して、次のタスクがあると判断した場合、ステップ(1)へ戻り、次のタスクがないと判断した場合、本処理を終了する。
【0099】
図21は、本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)~(14)は各ステップを示す。また、各ステップ(21)~(31)は、
図2に示したサーバ装置1と連系するそれぞれ診療科の属性が異なる専門医が操作する第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nが備えるCPUが記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
【0100】
以下、診断依頼を受けた専門医が操作するデータ端末を第1のデータ端末3-1~3-N、依頼元の専門医が操作するデータ端末を第2のデータ端末4-1~4-Nとする場合を説明するが、依頼元と依頼先のデータ端末との関係は、3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N中から相対的に選択するデータ端末で決定されるものである。
【0101】
第1のデータ端末3-1~3-Nがネットワーク21を介してクラウドで提供される診療診断システムに接続するために、登録したアカウント情報を入力してロングがOK(確定)した場合(21)、第1のデータ端末3-1~3-Nが備える表示部には、サーバ装置1の提示部16-2-1により提示される
図3に示した受信分一覧画面が表示される(22)。
【0102】
ここで、第1のデータ端末3-1~3-Nを操作する依頼先の専門医が自分宛に診断依頼があるかどうかを確認して(23)、少なくとも1件の依頼があることを確認したら、割り当てられた受信分一覧画面を確認して(24)、依頼されている最新の診断依頼の数を確認する。
【0103】
次に、第1のデータ端末3-1~3-のCPUは、
図3に示した受信分一覧画面上で受任する指示がなされたかどうかを判断し、受任する指示がされていないと判断した場合は、ステップ(23)へ戻り、受任する指示がされていると判断した場合、
図3に示した受信分一覧画面を更新して(25)、複数のタスクの進捗状況に基づいて各項目の日時等を識別化して表示する(26)。
【0104】
次に、第1のデータ端末3-1~3-のCPUは、診断指示を受け付けてから、操作者である専門医が予め設定した診断結果を通知する日数、締め切り期日を超えているかどうかを判断する(27)。
【0105】
ここで、操作者である専門医が予め設定した診断結果を通知する日数、締め切り期日を超えていると判断した場合、受信分一覧画面を更新する(28)。
【0106】
次に、依頼先の専門医が診断結果をサーバ装置1にアップロードしたかどうかを判断して(29)、アップロードされた診断結果を依頼元の専門医が閲覧するために、
図3に示した受信分一覧画面の進捗情報を更新する(30)。
【0107】
次に、操作者である専門医が予め設定した診断結果を通知した後、専門医は依頼元に診断結果を作成するための対価を請求するため、請求画面を呼び出して請求情報を依頼元の専門医に通知する。
そして、第1のデータ端末3-1~3-のCPUは、依頼元の専門医からの電子決済を終了したと判断した場合、本処理を終了する(31)。
【0108】
〔第1実施形態の効果〕
【0109】
本実施形態によれば、データ端末を操作可能な専門医であれば、本医療診断システムが提供するプラットフォームを利用して、専門外の医療科を受診しようとしている患者に対して、他の専門医の知見を利用した診断結果を患者に通知する医療サービスを展開することができる。この際、専門医が管轄する診療の属性の範囲は、広範囲に及ぶので、1専門医でありながら、患者の診断に必要な診断情報を取得することができる。
【0110】
一方、
図1~3に示すように、本医療診断システムは、構成が非常にシンプルであって、データ端末として機能するデバイスを操作可能な専門医が診療科の垣根を越えて横断的に参加することができる。また、受信分一覧という簡単なユーザインタフェースを1つのプラットフォームとして依頼先と、依頼元のデータ端末が接続し合うシステムであるため、システム構築費用を抑えつつ、安価なサービス料で有用な医療診断サービスを患者に提供することができる。
【0111】
上記実施形態では、診断を依頼する専門医と、依頼を受ける専門医との診療科の属性については、一覧表示する態様について説明したが場合、一覧画面に表示する項目が煩雑となる可能性が高いので、依頼一覧画面について、診療科属性や依頼受け数に基づいて表示する情報を限定し、依頼元と依頼受け側の一覧表示する画面構成を簡略化して、確認操作負担を軽減するように制御してもよい。
【0112】
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、診断を依頼する専門医と、依頼を受ける専門医とが確定した後は、相互の信頼関係に基づき診断処理を進行させる必要があるが、突発的な事情により、一度受けた依頼をキャンセルしたり、他の専門医に再依頼(再紹介)したりするタスク管理を組み合わせて柔軟に診断依頼を処理できる構成としてもよい。
【0113】
〔第4実施形態〕
上記実施形態では、各専門医間において直接的にコミュニケーションをとらずに、専門医としての知見を利用して、依頼元の専門医に診断結果を通知する例を説明したが、少ない頻度ではるが、各専門医間において直接的にコミュニケーションをとる必要がある場合、別途当該システムが提供するサービスにAPI連系する態様で会議システム(例えばZOOM(登録商標))を組み入れる構成としてもよい。
【0114】
その際、専門医一人に対して、N人の専門医とのコミュニケーションを同時に行うことで、疑似的に医学的なカンファレンス機能を実行できるように構成してもよい。
【0115】
これにより、専門外の診療を受け付けた専門外が、複数の専門医から適切なアドバイスを受け取ることができ、依頼元のクリニックで受診結果を待つ患者に適切、迅速な医療サービスを提供することも可能となる。
【0116】
以上の記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0117】
(1)所定の通信媒体を介して、第1の専門医が操作する第1のデータ端末と、前記第1の専門医とは診療域が異なる第2の専門医が操作する第2のデータ端末と、サーバ装置とが通信する医療支援システムであって、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末と前記第2のデータ端末との間で相互に、医療診断依頼と医療診断応答とを仲介する医療プラットフォームをクラウド上で閲覧可能なサービスを提供するサービス提供手段を備えることを特徴とする。
【0118】
(2)前記サービス提供手段は、前記医療プラットフォームを介して受信分一覧画面を表示する第1のユーザインタフェースを備えることを特徴とする。
【0119】
(3)前記受信分一覧画面は、依頼ID、依頼進捗、ステータス、緊急度、返却日、依頼送信/受信時間、依頼元、担当医師名、詳細・その他タブを備えることを特徴とする。
【0120】
専門医がアップロードした検査画像を閲覧可能とすることを特徴とする。
【0121】
(5)前記検査画像は、特定部位を示すマーキングを書き込み可能とすることを特徴とする。
【0122】
(6)前記検査画像は、特定部位に対する見解を示すテキストを書き込み可能とすることを特徴とする。
【0123】
(7)前記受信分一覧画面において、依頼受けする担当医を表示する際、術例を示す経験値に基づくアイコンを表示することを特徴とする。
【0124】
(8)前記アイコンは、分類される診療科に対応して形状、色味を更新表示可能とすることを特徴とする。
【0125】
(9)前記サービス提供手段は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に従属する転記領域に移動させるタスク管理を行うことを特徴とする。
【0126】
(10)前記サービス提供手段は、診療依頼日から経過する期間に基づいて、前記受信分一覧画面に表示する返却日のアイコン表示態様を識別可能に調整する調整部を備えることを特徴とする。
【0127】
(11)前記サービス提供手段は、依頼先の専門医に対して支払うべき費用を、診療科別に最適化する医療費算出辞書を参照して算出する算出部を備えることを特徴とする。
【0128】
(12)前記サービス提供手段は、前記受信分一覧画面において、診療依頼を受け付けた内容をカード化したタイルを用いて診療進捗タスクの管理を行う管理部を備えることを特徴とする。
【符号の説明】
【0129】
1 サーバ装置
2-1~2-N 第4のデータ端末
3-1~3-N 第1のデータ端末
4-1~4-N 第2のデータ端末
5-1~6-N 3のデータ端末
16-2 サービス提供部
【手続補正書】
【提出日】2024-09-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、複数の専門医が参加する医療プラットフォームを介して、第1の専門医から専門外の第2の専門医に対する医療診断依頼を受け付け、該受け付けた第2の専門医から応答される医療診断結果を第1の専門医が利用できる医療サービスを提供する医療支援システムに関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本実施形態を示す医療支援システムの構成を説明するブロック図。
【
図2】
図1に示した医療支援システムのハードウエアの構成を説明するブロック図。
【
図3】図
2に示した提示部がデータ端末に提示する受信分一覧画面の構成を説明する図。
【
図4】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図5】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図6】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図7】
図2に示した登録部による専門医登録処理で使用されるユーザインタフェースを説明する図。
【
図8】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図9】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図10】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図11】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図12】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図13】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図14】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図15】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図16】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図17】
図2に示した提示部が提示するユーザインタフェースを説明する図。
【
図18】
図2に示した提示部が提示する請求書の確認のためのユーザインタフェースを説明する図。
【
図19】
図2に示した提示部が提示する請求書の確認のためのユーザインタフェースを説明する図。
【
図20】本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャート。
【
図21】本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャート。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
図1において、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-N
は、インターネット等の所定の通信媒体を介して、サーバ装置1に接続するブラウザアプリがインストールされており、パッド装置、PC装置、スマートフォン等で構成されるものとする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
また第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nには、サーバ装置1からダウンロードするWEBアプリケーション(専門医紹介アプリケーション)がインストールされており、該WEBアプリケーションがAPIを介して、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nと双方向に通信可能とし、かつ、医療プラットフォーム1Aが提供するユーザインタフェース画面を操作することで、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nがそれぞれ独立したタイミングで相互に通信する医療プラットフォーム1Aが構築される。なお、各専門医は、WEBアプリケーションを起動して、専門医を特定するためのパラメータ(医師名、専門医療領域、術例)をアカウント登録することで当該医療プラットフォーム1Aの利用が可能となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
〔受信分一覧画面の構成〕
図3は、図
2に示した提示部16-2-1がデータ端末に提示する受信分一覧画面31の構成を説明する図である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
上記の様に構成された医療診断システムにおいて、サービス提供手段は、前記医療プラットフォーム
1Aを介して受信分一覧画面を表示する第1のユーザインタフェース(
図3参照)を備える。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
図8に示すユーザインタフェースと相違する項目は、メニューバーMBにおいて、項目MB-Bと、項目MB-D~Gが表示されない点および画面名を示すメッセージ15が表示される点である
。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
〔新規依頼時の操作例〕
図11に示すユーザインタフェースの設定項目ST-1には、依頼先と、緊急度とを設定することが可能に構成され、追記的に、患者名、性別、診療科、担当医師名等を設定することが可能に構成されている。メッセージM16は、設定項目ST-1に関する説明が記載されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
サーバ装置1は、ネットワーク21を介して、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nのいずれかを操作する専門医が
図3に示したユーザインタフェース画面を介して新規の診断依頼を受け付けると(1)、CPU13は、RAM16に展開しているサービス提供部16-
2が
図3に示す受信分一覧画面のフォーマットに従い依頼
ID32、依頼進捗33、ステータス34、緊急度35、返却日36、依頼送信/受信時間37、依頼元38、担当医師名39、詳細・その他40に必要な情報を登録するタスクを実行する(2)。
次に、CPU13は、RAM16に展開しているサービス提供部16-
2が
図3に示す受信分一覧画面を更新する(3)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
図21は、本実施形態を示す医療支援システムにおける医療診断依頼処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(
21)~(
31)は各ステップを示す。また、各ステップ(21)~(31)は、
図2に示したサーバ装置1と連系するそれぞれ診療科の属性が異なる専門医が操作する第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N、第3のデータ端末5-1~5-N、第4のデータ端末2-1~2-Nが備えるCPUが記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0100】
以下、診断依頼を受けた専門医が操作するデータ端末を第1のデータ端末3-1~3-N、依頼元の専門医が操作するデータ端末を第2のデータ端末4-1~4-Nとする場合を説明するが、依頼元と依頼先のデータ端末との関係は、第1のデータ端末3-1~3-N、第2のデータ端末4-1~4-N中から相対的に選択するデータ端末で決定されるものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】
次に、第1のデータ端末3-1~3-
NのCPUは、
図3に示した受信分一覧画面上で受任する指示がなされたかどうかを判断し
(25)、受任する指示がされていないと判断した場合は、ステップ(
22)へ戻り、受任する指示がされていると判断した場合、
図3に示した受信分一覧画面を更新して(
26)、複数のタスクの進捗状況に基づいて各項目の日時等を識別化して表示す
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0104】
次に、第1のデータ端末3-1~3-NのCPUは、診断指示を受け付けてから、操作者である専門医が予め設定した診断結果を通知する日数、締め切り期日を超えているかどうかを判断する(27)。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
次に、操作者である専門医が予め設定した診断結果を通知した後、専門医は依頼元に診断結果を作成するための対価を請求するため、請求画面を呼び出して請求情報を依頼元の専門医に通知する。
そして、第1のデータ端末3-1~3-NのCPUは、依頼元の専門医からの電子決済を終了したと判断した場合、本処理を終了する(31)。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0108】
〔第1実施形態の効果〕
本実施形態によれば、データ端末を操作可能な専門医であれば、本医療診断システムが提供するプラットフォームを利用して、専門外の医療科を受診しようとしている患者に対して、他の専門医の知見を利用した診断結果を患者に通知する医療サービスを展開することができる。この際、専門医が管轄する診療の属性の範囲は、広範囲に及ぶので、1専門医でありながら、患者の診断に必要な診断情報を取得することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0111】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、診断を依頼する専門医と、依頼を受ける専門医との診療科の属性については、一覧表示する態様について説明したが場合、一覧画面に表示する項目が煩雑となる可能性が高いので、依頼一覧画面について、診療科属性や依頼受け数に基づいて表示する情報を限定し、依頼元と依頼受け側の一覧表示する画面構成を簡略化して、確認操作負担を軽減するように制御してもよい。