(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125975
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】引掛け金具付きソーラーパネル用架台
(51)【国際特許分類】
H02S 20/20 20140101AFI20240911BHJP
H02S 20/22 20140101ALI20240911BHJP
【FI】
H02S20/20 200
H02S20/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023047315
(22)【出願日】2023-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】518008873
【氏名又は名称】岡田 則雄
(72)【発明者】
【氏名】岡田 則雄
(57)【要約】
【課題】本発明装置は軽量なフイルム型のソーラーパネルを発電パネルとして使用することにより軽量な架台構造での発電が可能になり、オフグリッド発電利用、アウトドア電源、災害地での仮設電源として利用できる。また、軽量な為住宅ベランダの新規に又は既設のマンションベランダ手摺りに発電パネルとして容易に使用できる。既設ベランダ手摺りBに大幅な建築改造することなく取付を可能にし、フイルム型ソーラーパネル1の損傷時や日進月歩するフイルム型ソーラーパネルの進化ごとに差し替え交換の必要性をを感じた時容易に取り換え出来る事を可能にした事を特徴とするソーラーシステム架台を提供する。
【解決手段】ソーラーパネル用架台に引掛け金具17を設けた事を特徴とするソーラーパネル用架台。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラーパネル用架台に引掛け金具17を設けた事を特徴とするソーラーパネル用架台を提供する。
【請求項2】
ソーラーパネル用架台をベランダ手摺り、地面に設置した単管パイプあるいはアウトドアに配置し、前記架台に備えられたソーラーパネルによりソーラー発電を可能ならしめた事を特徴とする請求項1記載のソーラーパネル用架台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
使用することにより軽量な架台構造での発電が可能になり、オフグリッド発電利用、アウトドア電源、災害地での仮設電源として利用できる。また、軽量な為住宅ベランダの新規に又は既設のマンションベランダ手摺りに発電パネルとして容易に使用できる。既設ベランダ手摺りBに大幅な建築改造することなく取付を可能にし、フイルム型ソーラーパネル1の損傷時や日進月歩するフイルム型ソーラーパネルの進化ごとに差し替え交換の必要性を感じた時容易に取り換え出来る事を可能にした事を特徴とするソーラーパネル架台に関するものである。全ての取付工事はベランダ内部にて完了可能であるが大規模設置時には足場組にて行うことが工期の短縮になる。
【背景技術】
【0002】
ソーラー発電システムの普及にあたり従来型ソーラー発電システムは平面地盤、屋根、屋上の確保が必要となり設置には頑強な架台や電力系統接続の為の多大な経費、開発先行投下資本が必要であり又、従来型太陽光モジュールでは重量的に手摺りの取り換えや手摺りとは別の構造物をあらたに設置する必要が有り多大な費用を必要とし,設置された設備の故障欠損時の取り換え修理に高額の費用を要した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
折り畳み式ソーラーパネルシステムやフイルム型ソーラーパネルは数多く実在し例えば、アウトドア用に立て掛けての使用例や例えば、車両用屋根用、例えば、テントに貼り付けての使用例が見かけられる、これに対して本発明のフイルム型太陽光パネルを差し替え交換可能した架台実施例は見受けられず、容易に設置できる量産型装置は市場で切望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
各種ソーラーパネルが開発販売されており災害時の非常用電源の確保、節電の為のソーラー発電の利用等自治体でも要望されているが、費用対効果の面で躊躇されるのが現実である。フイルム型ソーラーパネルを用いた設置方法の構想も各方面で考察され、現実的装置が模索されているが、本発明装置を公営マンション等のベランダ手摺りに利用されし時、平面地盤、屋根、屋上の確保等開発先行投資が不要になり低予算での電力確保が可能となる。本発明装置は軽量、小型であり災害時にも部材の備えがあれば工事用単管パイプ躯体工事のみで短期間で電力確保が可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ソーラーパネル用架台に引掛け金具17を設けた事を特徴とするソーラーパネル用架台を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明装置を利用した電気配線工事についてはソーラーパネル工事規模により蓄電池設備を利用した各家庭でのオフグリッド使用から自治体管理団地発電を連結すれば大規模な都市型メガソーラーの利用が可能となる。各マンション管理においても停電時のエレベーター電源の確保、EV自動車の普及に伴う急速充電設備など利用範囲は広い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】引掛け金具を設けたソーラーパネル用架台をソーラーパネルと共に示す分解斜視図
【
図2】引掛け金具を設けたソーラーパネル用架台の組立斜視図
【
図3】引掛け金具を設けたソーラーパネル用架台の斜視図
【
図4】バックアップ材にソーラーパネルを貼り付けた状態を示す斜視図
【
図5】引掛け金具を設けたソーラーパネル用架台の分解斜視図
【
図8】公団型ベランダ手摺りへの設置状況を示す実施例
【発明を実施するための形態】
【0007】
【実施例0008】
図8が、公団型ベランダ手摺への設置状況の一例を示す実施例である。
【0009】
図11が、緊急時電源として単管パイプ組に利用した一例を示す実施例である。
【0010】
図14がアウトドア電源として利用した一例を示す実施例である。