(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024125992
(43)【公開日】2024-09-19
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H10B 12/00 20230101AFI20240911BHJP
H10B 63/00 20230101ALI20240911BHJP
H10B 63/10 20230101ALI20240911BHJP
H10N 70/00 20230101ALI20240911BHJP
H10N 99/00 20230101ALI20240911BHJP
H10B 61/00 20230101ALI20240911BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20240911BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20240911BHJP
H01L 21/8234 20060101ALI20240911BHJP
【FI】
H10B12/00 601
H10B63/00
H10B63/10
H10N70/00 A
H10N70/00 Z
H10N99/00
H10B12/00 671B
H10B61/00
H01L29/78 301M
H01L29/78 301G
H01L21/90 D
H01L27/088 H
H01L27/088 C
H01L27/06 102A
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023196006
(22)【出願日】2023-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2023-0029420
(32)【優先日】2023-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】金 鐘▲みん▼
(72)【発明者】
【氏名】李 基碩
(72)【発明者】
【氏名】高 承甫
(72)【発明者】
【氏名】尹 燦植
(72)【発明者】
【氏名】李 明東
【テーマコード(参考)】
4M119
5F033
5F048
5F083
5F140
【Fターム(参考)】
4M119AA06
4M119AA11
4M119BB01
4M119DD33
4M119DD45
4M119DD55
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4M119GG02
5F033HH04
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5F140BA05
5F140BB05
5F140BB06
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5F140BD11
5F140BF43
5F140CB04
5F140CC02
5F140CC03
5F140CC08
(57)【要約】
【課題】集積度が向上された半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1方向に沿って各々延長され、第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターン、第1及び第2活性パターンの各々はセンター部及びセンター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、第1活性パターンの第1エッジ部上のストレージノードパッド、及び第1活性パターンのセンター部上のビットラインノードコンタクトを含む。ビットラインノードコンタクトの上面はストレージノードパッドの上面より高いレベルに位置する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に沿って各々延長され、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターンと、
前記第1及び第2活性パターンの各々は、センター部及び前記センター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、
前記第1活性パターンの前記第1エッジ部上のストレージノードパッドと、
前記第1活性パターンの前記センター部上のビットラインノードコンタクトと、を含み、
前記ビットラインノードコンタクトの上面は、前記ストレージノードパッドの上面より高いレベルに位置する半導体装置。
【請求項2】
前記ストレージノードパッドは、ポリシリコンを含む請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ストレージノードパッドは、金属物質をさらに含む請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ビットラインノードコンタクトは、金属物質を含む請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ビットラインノードコンタクトの側面を覆うビットラインノードスペーサーをさらに含む請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ビットラインノードコンタクトは、互いに異なる物質を含む下部コンタクト及び上部コンタクトを含み、
前記ビットラインノードスペーサーは、前記上部コンタクトの側面を覆い、前記下部コンタクトの側面上に延長される請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ビットラインノードスペーサーの側面を覆うトレンチ埋め込みパターンをさらに含む請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ビットラインノードコンタクトは、互いに異なる物質を含む下部コンタクト及び上部コンタクトを含み、
前記第1及び第2方向に交差する第3方向に対して、前記下部コンタクトの下面の幅は、上面の幅より大きい請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記ストレージノードパッドは、第1ストレージノードパッドであり、
前記第2活性パターンの前記第1エッジ部上の第2ストレージノードパッドと、
前記第1及び第2活性パターンを囲む素子分離パターンと、をさらに含み、
前記第1ストレージノードパッド及び前記第2ストレージノードパッドは、前記第2方向に互いに隣接し、
前記第1ストレージノードパッド及び前記第2ストレージノードパッドは、前記素子分離パターンを介して互いに離隔される請求項1ないし8のうちの何れか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
第1方向に沿って各々延長され、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターンと、
前記第1及び第2活性パターンの各々は、センター部及び前記センター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、
前記第1活性パターンの前記第1エッジ部上のストレージノードパッドと、
前記ストレージノードパッド上で前記ストレージノードパッドの一部と垂直に重畳するストレージノードコンタクトと、
前記第1活性パターンの前記センター部上のビットラインノードコンタクトと、を含み、
前記ストレージノードコンタクトの下面は、前記ビットラインノードコンタクトの上面より低いレベルに位置する半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体に関し、より具体的には半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
小型化、多機能化、及び/又は低い製造単価等の特性によって半導体素子は電子産業で重要な要素として脚光を浴びている。半導体装置は論理データを格納する半導体メモリ装置、論理データを演算処理する半導体論理装置、及び記憶要素と論理要素を含むハイブリッド(hybrid)半導体装置等に区分されることができる。
【0003】
最近の電子機器の高速化、低消費電力化に応じてこれに実装される半導体装置もやはり速い動作速度及び/又は低い動作電圧等が要求されている。このような要求特性を充足させるために半導体装置はより高集積化されている。したがって、半導体装置の集積度を向上させるための多くの研究が進行している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第9、947、668 B2号公報
【特許文献2】韓国特許第100843715号公報
【特許文献3】米国特許出願公開第2008/0284029号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が達成しようとする一技術的課題は製造が容易であり、集積度が向上された半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
本発明が達成しようとする他の技術的課題は電気的特性及び信頼性が向上された半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されず、言及されていないその他の課題は以下の記載から該当技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による半導体装置は、第1方向に沿って各々延長され、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターン、前記第1及び第2活性パターンの各々はセンター部、及び前記センター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、前記第1活性パターンの前記第1エッジ部上のストレージノードパッド、及び前記第1活性パターンの前記センター部上のビットラインノードコンタクトを含むことができる。前記ビットラインノードコンタクトの上面は前記ストレージノードパッドの上面より高いレベルに位置することができる。
【0009】
本発明による半導体装置は、第1方向に沿って各々延長され、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターン、前記第1及び第2活性パターンの各々はセンター部、及び前記センター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、前記第1活性パターンの前記第1エッジ部上のストレージノードパッド、前記ストレージノードパッド上で前記ストレージノードパッドの一部と垂直に重畳するストレージノードコンタクト、及び前記第1活性パターンの前記センター部上のビットラインノードコンタクトを含むことができる。前記ストレージノードコンタクトの下面は前記ビットラインノードコンタクトの上面より低いレベルに位置することができる。
【0010】
本発明による半導体装置は、第1方向に沿って各々延長され、前記第1方向に交差する第2方向に並んで配置された第1活性パターン及び第2活性パターン、前記第1及び第2活性パターンの各々はセンター部、及び前記センター部を介して互いに離隔された第1エッジ部及び第2エッジ部を含み、前記第2方向に沿って前記第1活性パターン及び前記第2活性パターンを横切る一対のワードライン、前記第1活性パターンの前記第1エッジ部上のストレージノードパッド、前記ストレージノードパッド上で前記ストレージノードパッドの一部と垂直に重畳するストレージノードコンタクト、前記第1活性パターンの前記センター部上で前記第1及び第2方向に交差する第3方向に沿って延長されるビットライン、前記第1活性パターンの前記センター部と前記ビットラインとの間のビットラインノードコンタクト、前記ストレージノードコンタクト上のランディングパッド、及び前記ランディングパッド上のデータ格納パターンを含むことができる。前記ビットラインノードコンタクトの上面は前記ストレージノードパッドの上面より高いレベルに位置することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の概念によれば、半導体装置内の構成の配置が単純化されることができる。したがって、半導体装置を形成のためのパターニング等の難易度が減少することができ、その結果、半導体装置の製造が容易であることができる。また、構成が比較的単純に配置されることによって、半導体装置の集積度もまた向上されることができる。
【0012】
加えて、ストレージノードパッドを通じて、金属物質を含むストレージノードコンタクトとシリコンを含む活性パターンのエッジ部との間の接触抵抗が改善されることができる。また、ビットラインノードコンタクトの上部コンタクトが金属物質を含むことによって、ビットラインノードコンタクトの過蝕刻現象が最小化されることができる。その結果、半導体装置の電気的特性及び信頼性が向上されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一部の実施形態による半導体装置を示す平面図である。
【
図3A】各々
図1のA-A’線、B-B’線、C-C’線、及びD-D’線に沿う断面図である。
【
図3B】各々
図1のA-A’線、B-B’線、C-C’線、及びD-D’線に沿う断面図である。
【
図3C】各々
図1のA-A’線、B-B’線、C-C’線、及びD-D’線に沿う断面図である。
【
図3D】各々
図1のA-A’線、B-B’線、C-C’線、及びD-D’線に沿う断面図である。
【
図4】
図1のD-D’線に対応される断面図である。
【
図5】
図1のD-D’線に対応される断面図である。
【
図6A】各々
図1のC-C’及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図6B】各々
図1のC-C’及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図7A】各々
図1のA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図7B】各々
図1のA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図7C】各々
図1のA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図7D】各々
図1のA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に対応される断面図である。
【
図8A】各々
図1のB-B’及びC-C’線に対応される断面図である。
【
図8B】各々
図1のB-B’及びC-C’線に対応される断面図である。
【
図9】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図11】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図13】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図15】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図17】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図19】
図4を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図20】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図22】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図24】
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図26】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図27A】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図27B】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図27C】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図27D】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図28】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図29A】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図29B】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図29C】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図29D】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図30】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図31A】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図31B】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図31C】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図31D】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図32】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図33A】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図33B】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図33C】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【
図33D】
図5を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明をより具体的に説明するために本発明による実施形態を、添付図面を参照しながら、より詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の一部の実施形態による半導体装置を示す平面図である。
図2は
図1の構成一部を拡大した拡大図である。
図3A乃至
図3Dは各々
図1のA-A’線、B-B’線、C-C’線、及びD-D’線に沿う断面図である。
【0016】
図1乃至
図3Dを参照すれば、基板100が提供されている。基板100は半導体基板、一例としてシリコン基板、ゲルマニウム基板、又はシリコン-ゲルマニウム基板であり得る。
【0017】
素子分離パターンSTIが基板100内に配置されることができ、活性パターンACTを定義することができる。活性パターンACTは複数に提供されることができる。一例として、活性パターンACTは素子分離パターンSTIによって囲まれた基板100の一部を含むことができる。説明の便宜のために、別の説明がない限り、本明細書で基板100は基板100のその一部を除いた他の一部を指称することと定義する。
【0018】
活性パターンACTの各々は基板100の下面に平行である第1方向D1に細長い延長される形態であり得る。活性パターンACTは基板100の下面に平行であり、互いに交差する第2方向D2及び第3方向D3に互いに離隔されることができる。第1乃至第3方向D1、D2、D3は互いに交差することができる。活性パターンACTは基板100の下面に垂直になる第4方向D4に突出された形態であり得る。一例として、活性パターンACTはシリコン(例えば、単結晶シリコン)を含むことができる。
【0019】
活性パターンACTは第1エッジ部EA1、第1エッジ部EA1から第1方向D1に離隔された第2エッジ部EA2、及び第1エッジ部EA1と第2エッジ部EA2との間のセンター部CAを含むことができる。第1エッジ部EA1及び第2エッジ部EA2は第1方向D1に対する活性パターンACTの両端部であり得る。センター部CAは活性パターンACTを横切る後述する一対のワードラインWLの間に介在されることができる。活性パターンACTのセンター部CAは第2及び第3方向D2、D3に沿って離隔されて配置されることができる。第1及び第2エッジ部EA1、EA2及びセンター部CA内には不純物(例えば、n形又はp形不純物)が提供されることができる。
【0020】
互いに隣接する活性パターンACTは第1方向D1(又は、その反対方向)、第2方向D2(又はその反対方向)、又は第3方向D3(又は、その反対方向)に沿って並んで配置されることができる。本明細書で、互いに隣接する活性パターンACTがいずれかの方向に沿って並んで配置されるということは、互いに隣接する活性パターンACTのセンター部CAがその方向に沿って配置されることを意味する。一例として、
図2に図示されるように、第1活性パターンACT1と第2活性パターンACT2、第3活性パターンACT3、及び第4活性パターンACT4が時計回りに沿って配置されることができる。第1活性パターンACT1及びこれと直ぐ隣接する第2活性パターンACT2は第2方向D2に沿って並んで配置されることができる。第1活性パターンACT1及びこれと直ぐ隣接する第3活性パターンACT3は第1方向D1に沿って並んで配置されることができる。第1活性パターンACT1及びこれと直ぐ隣接する第4活性パターンACT4は第3方向D3に沿って並んで配置されることができる。
【0021】
第1活性パターンACT1の第1エッジ部EA1と第2活性パターンACT2の第1エッジ部EA1は第2方向D2に互いに隣接することができる。第1活性パターンACT1の第1エッジ部EA1と第2活性パターンACT2の第2エッジ部EA2は第3方向D3に隣接することができる。第1活性パターンACT1の第1エッジ部EA1と第3活性部ACT3の第2エッジ部EA2は互いに隣接することができ、第1方向D1に互いに離隔されることができる。
【0022】
本発明の概念によれば、活性パターンACTが第1方向D1(又は、その反対方向)、第2方向D2(又は、その反対方向)、又は第3方向D3(又は、その反対方向)に沿って並んで配置されることによって、半導体装置内の構成の配置が単純化されることができる。したがって、半導体装置を形成するためのパターニング等の難易度が減少することができ、その結果、半導体装置の製造が容易であることができる。また、構成が比較的単純に配置されることによって、半導体装置の集積度もまた向上されることができる。
【0023】
素子分離パターンSTIは絶縁材料を含むことができ、一例として、シリコン酸化物及びシリコン窒化物の中で少なくとも1つを含むことができる。素子分離パターンSTIは単一の物質で成される単一膜又は2つ以上の物質を含む複合膜であり得る。本明細書で、“A又はB”、“A及びBの中で少なくとも1つ”、“A又はBの中で少なくとも1つ”、“A、B、又はC”、“A、B、及びCの中で少なくとも1つ”、及び“A、B、 又はCの中で少なくとも1つ”のような文句の各々はその文句の中で該当する文句に共に羅列された項目の中でいずれか1つ、又はそれらのすべての可能な組合を含むことができる。
【0024】
ワードラインWLが活性パターンACT及び素子分離パターンSTIを横切ることができる。ワードラインWLは複数に提供されることができる。ワードラインWLは第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第3方向D3に互いに離隔されることができる。第3方向D3に互いに離隔された一対のワードラインWLは第2方向D2に互いに隣接する活性パターンACTを横切ることができる。一例として、
図2に図示されるように、第1ワードラインWL1及び第2ワードラインWL2が互いに第3方向D3に離隔されることができ、第2方向D2に互いに隣接する第1及び第2活性パターンACT1、ACT2を横切ることができる。
【0025】
ワードラインWLの各々はゲート電極GE、ゲート誘電パターンGI、及びゲートキャッピングパターンGCを含むことができる。ゲート電極GEは活性パターンACT及び素子分離パターンSTIを第2方向D2に貫通することができる。ゲート誘電パターンGIはゲート電極GEと活性パターンACTとの間、及びゲート電極GEと素子分離パターンSTIとの間に介在されることができる。ゲートキャッピングパターンGCはゲート電極GE上でゲート電極GEの上面を覆うことができる。一例として、ゲート電極GEは導電性物質を含むことができる。一例として、ゲート誘電パターンGIはシリコン酸化物及び高誘電物質の中で少なくとも1つを含むことができる。本明細書で、高誘電物質はシリコン酸化物より高い誘電率を有する物質として定義される。一例として、ゲートキャッピングパターンGCはシリコン窒化物を含むことができる。
【0026】
ストレージノードパッドXPが活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2上に提供されることができる。一例として、ストレージノードパッドXPの各々は活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2の各々の上に提供されることができる。ストレージノードパッドXPは第1方向D1及び第2方向D2に互いに離隔されることができる。ストレージノードパッドXPの各々は対応する第1及び第2エッジ部EA1、EA2に対応するエッジ部に電気的に連結されることができる。
【0027】
一例として、
図2に図示されるように、第1ストレージノードパッドXP1が第1活性パターンACT1の第1エッジ部EA1に連結されることができる。一例として、第2ストレージノードパッドXP2が第2活性パターンACT2の第1エッジ部EA1に連結されることができる。一例として、第3ストレージノードパッドXP3が第3活性パターンACT3の第2エッジ部EA2に連結されることができる。一例として、第4ストレージノードパッドXP4が第4活性パターンACT4の第2エッジ部EA2に連結されることができる。第1ストレージノードパッドXP1と第2ストレージノードパッドXP2は第2方向D2に互いに隣接することができる。第3ストレージノードパッドXP3と第4ストレージノードパッドXP4は第2方向D2に互いに隣接することができる。第1ストレージノードパッドXP1と第3ストレージノードパッドXP3は第1方向D1に互いに隣接することができる。
【0028】
一例として、平面視において、ストレージノードパッドXPは平行四辺形状を有することができる。一例として、ストレージノードパッドXPは第1方向D1に延長され、互いに対向する2辺を有することができ、第2方向D2に延長され、互いに対向する他の2辺を有することができる。但し、本発明の概念はこれに制限ず、ストレージノードパッドXPの角が幾らか丸みを帯びた(ラウンド状になった)平行四辺形状を有することと看做す。他の例として、ストレージノードパッドXPは第1方向D1に延長され、互いに対向する2辺及び第2方向D2に延長され、互いに対向する他の2辺を有することができ、ラウンドになった角をさらに有することができる。
【0029】
ストレージノードパッドXPの幅は方向とレベルに応じて異なることができる。一例として、第3方向D3に測定されたストレージノードパッドXPの幅は低いレベルに行くほど、小さくなることができる(
図3C参照)。他の例として、第2方向D2に測定されたストレージノードパッドXPの幅は低いレベルに行くほど、大きくなることができる(
図3B参照)。但し、これに制限されない。
【0030】
一例として、ストレージノードパッドXPはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)及び金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。一例として、
図3B等に図示されるように、ストレージノードパッドXPは2以上の物質を含む複合膜であり、下部パッドXx及び下部パッドXx上の上部パッドXyを含むことができる。下部パッドXx及び上部パッドXyは互いに異なる物質を含むことができる。一例として、下部パッドXxはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)を含むことができ、上部パッドXyは金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)を含むことができる。一例として、ストレージノードパッドXPは下部パッドXxと上部パッドXyとの間のオーミックパッドXzをさらに含むことができる。オーミックパッドXzは下部パッドXxと上部パッドXyとの間の接触抵抗を改善することができる。他の例として、後述する
図7Bに図示されるように、ストレージノードパッドXPは単一の物質で成される単一膜であり得る。
【0031】
パッドスペーサーXSがストレージノードパッドXPの側面上に提供されることができる。一例として、パッドスペーサーXSはストレージノードパッドXPの上部パッドXyの側面を覆うことができる。一例として、一対のパッドスペーサーXSがストレージノードパッドXPの第3方向D3及びその反対方向を各々見る側面を覆うことができる。一例として、パッドスペーサーXSはシリコン窒化物を含むことができるが、これに制限されない。
【0032】
ビットラインノードコンタクトDCが活性パターンACT上に提供されることができる。一例として、ビットラインノードコンタクトDCの各々は活性パターンACTのセンター部CAの各々の上に提供されることができる。ビットラインノードコンタクトDCは対応する活性パターンACTのセンター部CAに電気的に連結されることができる。ビットラインノードコンタクトDCは第2及び第3方向D2、D3に互いに離隔されることができる。ビットラインノードコンタクトDCは活性パターンACTと後述するビットラインBLとの間に各々介在されることができる。ビットラインノードコンタクトDCはビットラインBLの中で対応するビットラインBLと対応する活性パターンACTのセンター部CAを電気的に連結することができる。
【0033】
一例として、ビットラインノードコンタクトDCはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)及び金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。一例として、
図3A等に図示されるように、ビットラインノードコンタクトDCは2以上の物質を含む複合膜であり、下部コンタクトDx及び下部コンタクトDx上の上部コンタクトDyを含むことができる。ビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDx及び上部コンタクトDyは互いに異なる物質を含むことができる。一例として、下部コンタクトDxはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)を含むことができ、上部コンタクトDyは金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)を含むことができる。一例として、ビットラインノードコンタクトDCは下部コンタクトDxと上部コンタクトDyとの間のオーミックコンタクトDzをさらに含むことができる。オーミックコンタクトDzは下部コンタクトDxと上部コンタクトDyとの間の接触抵抗を改善することができる。他の例として、図示されていないが、ビットラインノードコンタクトDCは単一の物質で成される単一膜であり得る。一例として、第3方向D3に対して、下部コンタクトDxの下面の幅W1は上面の幅W2より小さいことができるが、これに制限されない。
【0034】
ストレージノードパッドXPの上面Xa(例えば、最上面)は第1レベルLV1に位置することができる。ビットラインノードコンタクトDCの上面Da(例えば、最上面)は第2レベルLV2に位置することができる。第2レベルLV2は第1レベルLV1より高いことができる。言い換えれば、ビットラインノードコンタクトDCの上面DaはストレージノードパッドXPの上面Xaより高いレベルに位置することができる。一例として、ストレージノードパッドXPの下面はビットラインノードコンタクトDCの下面より高いか、或いは実質的に同一なレベルに位置することができるが、これに制限されない。
【0035】
一例として、第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2がストレージノードパッドXPの側面及びビットラインノードコンタクトDCの側面を囲むことができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2はストレージノードパッドXP及びビットラインノードコンタクトDCを互いに絶縁させることができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2は隣接するストレージノードパッドXPを互いに絶縁させることができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1及び第2絶縁パターンPI2は隣接するストレージノードパッドXPを互いに離隔させることができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1は後述するフェンスパターンFNと素子分離パターンSTIとの間にさらに提供されることができるが、これに制限されない。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2の各々は互いに独立的に絶縁材料を含むことができる。
【0036】
ビットラインBLがビットラインノードコンタクトDC上に提供されることができる。ビットラインBLは第3方向D3に沿って延長されることができる。ビットラインBLは複数に提供されることができる。ビットラインBLは第2方向D2に互いに離隔されることができる。ビットラインBLは金属物質を含むことができる。一例として、ビットラインBLは金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)を含むことができる。他の例として、ビットラインBLは金属シリサイド又は金属窒化物をさらに含むことができる。
【0037】
ビットラインBLは第3方向D3に沿って並んで配置される一列の活性パターンACTのセンター部CA上に配置されることができ、ビットラインノードコンタクトDCを通じてその一列の活性パターンACTに電気的に連結されることができる。一例として、
図2に図示されるように、第1ビットラインBL1が第3方向D3に沿って並んで配置された第1活性パターンACTと第4活性パターンACT4のセンター部CA上に配置されることができ、これらと電気的に連結されることができる。一例として、第2ビットラインBL2が第3方向D3に沿って並んで配置された第2活性パターンACT2と第3活性パターンACT3のセンター部CA上に配置されることができ、これらと電気的に連結されることができる。
【0038】
バッファパターンBPがビットラインBLの下で基板100を覆うことができる。一例として、バッファパターンBPはビットラインBLと第1パッド絶縁パターンPI1との間、及びビットラインBLと第2パッド絶縁パターンPI2との間に介在されることができる。一例として、バッファパターンBPはシリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、及び高誘電物質の中で少なくとも1つを含むことができる。バッファパターンBPは単一の物質で成される単一膜又は2以上の物質を含む複合膜であり得る。一例として、バッファパターンBPは下部バッファパターン及び上部バッファパターンを含む複合膜であり得る。
【0039】
バッファパターンBPはビットラインノードコンタクトDCの上部の側面上に提供されることができる。一例として、バッファパターンBPは上部コンタクトDyの上部の側面上に提供されることができ、これを覆うことができる。一例として、バッファパターンBPの上面は第2レベルLV2に位置することができ、ビットラインノードコンタクトDCの上面Daと共面をなすことができる。バッファパターンBPは第3方向D3に隣接するビットラインノードコンタクトDCの間に介在されることができる。バッファパターンBPはストレージノードパッドXPより高いレベルに位置することができる。
【0040】
ビットラインノードスペーサーDSがビットラインノードコンタクトDCの側面上に提供されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの上部コンタクトDyの側面を覆うことができる。一例として、一対のビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの第3方向D3及びその反対方向を各々見る側面を覆うことができる。ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDC及びこれと第3方向D3に隣接する第1パッド絶縁パターンPI1の間に介在されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの上部コンタクトDy及び第1パッド絶縁パターンPI1の間に介在されることができ、上部コンタクトDyとバッファパターンBPとの間に延長されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxより高いレベルに位置することができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはシリコン窒化物を含むことができるが、これに制限されない。
【0041】
ビットラインキャッピングパターン350がビットラインBLの上面上に提供されることができる。ビットラインキャッピングパターン350はビットラインBLと共に第3方向D3に沿って延長されることができる。ビットラインキャッピングパターン350は複数に提供されることができる。複数のビットラインキャッピングパターン350は第2方向D2に互いに離隔されることができる。ビットラインキャッピングパターン350はビットラインBLと垂直に重畳することができる。ビットラインキャッピングパターン350は単一層又は複数層で構成されることができる。一例として、ビットラインキャッピングパターン350は順に積層された第1キャッピングパターン、第2キャッピングパターン、及び第3キャッピングパターンを含むことができる。第1乃至第3キャッピングパターンの各々はシリコン窒化物を含むことができる。他の例として、ビットラインキャッピングパターン350は4層以上に積層されたキャッピングパターンを含むことができる。
【0042】
ビットラインスペーサー360がビットラインBLの側面及びビットラインキャッピングパターン350の側面上に提供されることができる。ビットラインスペーサー360はビットラインBLの側面及びビットラインキャッピングパターン350の側面を覆うことができる。ビットラインスペーサー360はビットラインBLの側面上で第3方向D3に沿って延長されることができる。一例として、ビットラインスペーサー360はシリコン酸化物(SiO2)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びシリコン酸炭窒化物(SiOCN)の中で少なくとも1つを含むことができる。他の例として、ビットラインスペーサー360はその内部にエアギャップ(air gap)をさらに含むことができる。ビットラインスペーサー360は単一の物質で成される単一膜又は2以上の物質を含む複合膜であり得る。一例として、ビットラインスペーサー360はビットラインBLの側面上に順に提供される複数のサブスペーサー(図示せず)を含むことができる。
【0043】
ストレージノードコンタクトBCが隣接するビットラインBLの間に提供されることができる。一例として、ストレージノードコンタクトBCは隣接するビットラインスペーサー360の間に介在されることができる。ストレージノードコンタクトBCは複数に提供されることができる。複数のストレージノードコンタクトBCは第2及び第3方向D2、D3に互いに離隔されることができる。互いに隣接するストレージノードコンタクトBCは第2又は第3方向D2、D3に沿って配置されることができる。ストレージノードコンタクトBCはストレージノードパッドXP上に提供されることができる。ストレージノードコンタクトBCはストレージノードパッドXPを通じて第1及び第2エッジ部EA1、EA2に電気的に連結されることができる。一例として、ストレージノードコンタクトBCはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)及び金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。
【0044】
ストレージノードコンタクトBCの下面BCb(例えば、最下面)は第3レベルLV3に位置することができる。第3レベルLV3は第1レベルLV1及び第2レベルLV2より低いことができる。言い換えれば、ストレージノードコンタクトBCの下面BCbはストレージノードパッドXPの上面Xa及びビットラインノードコンタクトDCの上面Daより低いレベルに位置することができる。
【0045】
一例として、
図2に図示されるように、ストレージノードコンタクトBCの各々は対応するストレージノードパッドXPを通じて第1及び第2エッジ部EA1、EA2の中で対応するエッジ部と電気的に連結されることができる。一例として、第1ストレージノードコンタクトBC1が第1ストレージノードパッドXP1を通じて第1活性パターンACT1の第1エッジ部EA1に連結されることができる。一例として、第2ストレージノードコンタクトBC2が第2ストレージノードパッドXP2を通じて第2活性パターンACT2の第1エッジ部EA1に連結されることができる。一例として、第3ストレージノードコンタクトBC3が第3ストレージノードパッドXP3を通じて第3活性パターンACT3の第2エッジ部EA2に連結されることができる。一例として、第4ストレージノードコンタクトBC4が第4ストレージノードパッドXP4を通じて第4活性パターンACT4の第2エッジ部EA2に連結されることができる。一例として、第1ストレージノードコンタクトBC1及び第3ストレージノードコンタクトBC3は第3方向D3に互いに隣接することができる。
【0046】
ストレージノードパッドXPが提供されることによって、ストレージノードコンタクトBCは第1及び第2エッジ部EA1、EA2の中で対応するエッジ部と容易に電気的に連結されることができる。一例として、ストレージノードコンタクトBCが誤整列されて対応するエッジ部と垂直に重畳しなくても、ストレージノードパッドXPを通じて対応するエッジ部に電気的に連結されることができる。他の例として、ストレージノードコンタクトBCが対応するエッジ部と直接接触し、連結される場合、誤整列によって接触面積が減少することができ、したがって接触抵抗が増加することができる。この場合、ストレージノードパッドXPが提供されることによって、ストレージノードコンタクトBCと対応するエッジ部の接触抵抗増加が防止されることができる。結果的に、半導体装置の電気的特性及び信頼性が向上されることができる。
【0047】
フェンスパターンFNが隣接するビットラインBLの間、及び第3方向D3に隣接するストレージノードコンタクトBCの間に提供されることができる。フェンスパターンFNは第3方向D3に隣接するストレージノードコンタクトBCを互いに離隔させることができる。フェンスパターンFNは複数に提供されることができ、複数のフェンスパターンFNは第3方向D3に互いに離隔されることができる。フェンスパターンFNは、一例として、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びシリコン酸炭窒化物(SiOCN)の中で少なくとも1つを含むことができる。
【0048】
図示されていないが、閉じたスペーサー(未図示)がストレージノードコンタクトBCを囲むことができる。一例として、閉じたスペーサーはストレージノードコンタクトBCの側面を囲むことができる。一例として、閉じたスペーサーはストレージノードコンタクトBCをフェンスパターンFN及びビットラインスペーサー360から離隔させることができる。但し、これに制限されず、閉じたスペーサーは提供されないこともあり得る。
【0049】
ランディングパッドLPがストレージノードコンタクトBC上に提供されることができる。ランディングパッドLPは複数に提供されることができる。複数のランディングパッドLPは第2及び第3方向D2、D3に互いに離隔されることができる。ランディングパッドLPは対応するストレージノードコンタクトBC及び対応するストレージノードパッドXPを通じて対応する第1エッジ部EA1又は対応する第2エッジ部EA2の中でいずれか1つに電気的に連結されることができる。一例として、ランディングパッドLPは金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。
【0050】
一例として、ランディングパッドLPの各々は対応するストレージノードコンタクトBCから第3方向D3(又はその反対方向)にシフトされることができる。一例として、ランディングパッドLPの一部は対応するストレージノードコンタクトBCと垂直に重畳することができ、他の一部は対応するストレージノードコンタクトBCと垂直に重畳しないことがあり得る。一例として、ランディングパッドLPはフェンスパターンFNの上面と同一であるか、或いは高いレベルに提供されることができる。
【0051】
他の例として、図示されていないが、ランディングパッドLPは下部及び上部を含むことができる。ランディングパッドLPの下部はストレージノードコンタクトBCと垂直に重畳することができ、上部はストレージノードコンタクトBCの一部と垂直に重畳することができる。一例として、ランディングパッドLPの下部はフェンスパターンFNの上面より低いレベルで定義されることができる。ランディングパッドLPの上部は下部から第3方向D3(又はその反対方向)にシフトされることができる。
【0052】
充填パターン440がランディングパッドLPを囲むことができる。充填パターン440は互いに隣接するランディングパッドLPの間に介在されることができる。平面視において、充填パターン440はホールを含むメッシュ(mesh)形状を有することができ、ランディングパッドLPはそのホールを満たすことができる。ランディングパッドLPは充填パターン440を貫通することができる。一例として、充填パターン440はシリコン窒化物、シリコン酸化物、又はシリコン酸化窒化物、又はこれらの組合の中で少なくとも1つを含むことができる。他の例として、充填パターン440は空気層を含む空き空間(即ち、エアギャップ(air gap))を含むことができる。
【0053】
データ格納パターンDSPがランディングパッドLP上に提供されることができる。データ格納パターンDSPは複数に提供されることができる。複数のデータ格納パターンDSPは第2及び第3方向D2、D3に互いに離隔されることができる。データ格納パターンDSPの各々は対応するランディングパッドLP、対応するストレージノードコンタクトBC、及び対応するストレージノードパッドXPを通じて対応する第1エッジ部EA1又は対応する第2エッジ部EA2の中でいずれか1つに電気的に連結されることができる。
【0054】
データ格納パターンDSPは、一例として下部電極、誘電膜、及び上部電極を含むキャパシタであり得る。この場合、本発明による半導体メモリ素子はDRAM(dynamic random access memory)であり得る。データ格納パターンDSPは、他の例として磁気トンネル接合パターン(magnetic tunnel junction pattern)を含むことができる。この場合、本発明による半導体メモリ素子はMRAM(magnetic random access memory)であり得る。データ格納パターンDSPは、その他の例として相変化物質又は可変抵抗物質を含むことができる。この場合、本発明による半導体メモリ素子はPRAM(phase-change random access memory)又はReRAM(resistive random access memory)であり得る。但し、これは例示的なものであり、本発明はこれに制限されず、データ格納パターンDSPはデータを格納することが可能な様々な構造及び/又は物質を含むことができる。
【0055】
以下では
図4乃至
図8Bを参照して、本発明の他の実施形態に対して説明する。説明の簡易化のために、前述した内容と重複される内容の説明は省略し、前述した内容との相違点を主に説明する。
【0056】
【0057】
図1及び
図4を参照すれば、トレンチ埋め込みパターンTBがビットラインノードスペーサーDSの側面上に提供されることができる。トレンチ埋め込みパターンTBはビットラインノードスペーサーDSの側面を覆うことができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBはビットラインノードスペーサーDSと第1パッド絶縁パターンPI1との間に介在されることができる。トレンチ埋め込みパターンTBはビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxより高いレベルに位置することができ、バッファパターンBPより低いレベルに位置することができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBは下部コンタクトDxとバッファパターンBPとの間に介在されることができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBはシリコン窒化物を含むことができるが、これに制限されない。
【0058】
【0059】
図1及び
図5を参照すれば、ビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxはレベルに応じて異なる幅を有することができる。一例として、第3方向D3に対して、下部コンタクトDxの幅は低いレベルに行くほど、増加することができる。一例として、第3方向D3に対して、下部コンタクトDxの下面の幅W1は上面の幅W2より大きいことができる。
【0060】
ビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxはワードラインWLの一部と垂直に重畳されることができ、他の一部と垂直に重畳されなくてもよい。一例として、ワードラインWLの上部がワードラインWLの他の一部でリセスされることができるが、これに制限されない。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1がワードラインWLの上部のリセスを満たすことができる。
【0061】
【0062】
図1、
図6A,及び
図6Bを参照すれば、ビットラインノードスペーサーDSがビットラインノードコンタクトDCの側面上に提供されることができる。ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxの側面上に提供されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCの上部コンタクトDyの側面を覆うことができ、オーミックコンタクトDzの側面及び下部コンタクトDxの側面上に延長されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはビットラインノードコンタクトDCとワードラインWLとの間に介在されることができる。ビットラインノードスペーサーDSの最下端は下部コンタクトDxの上面より低いレベルに位置することができる。
【0063】
図7A乃至
図7Dは各々
図1のA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に対応される断面図である。
【0064】
図1及び
図7A乃至
図7Dを参照すれば、素子分離パターンSTIがストレージノードパッドXPの側面及びビットラインノードコンタクトDCの側面を覆うことができる。一例として、
図3Dの第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2のような構成は提供されないことがあり、素子分離パターンSTIがストレージノードパッドXPの側面及びビットラインノードコンタクトDCの側面を覆うことができる。
【0065】
素子分離パターンSTIは互いに隣接するストレージノードパッドXPの間に介在されることができる。一例として、素子分離パターンSTIは第2方向D2に互いに隣接するストレージノードパッドXPの間に介在されることができる。素子分離パターンSTIは隣接するストレージノードパッドXPを互いに離隔させることができる。一例として、素子分離パターンSTIは第2方向D2に互いに隣接するストレージノードパッドXPを互いに離隔させることができる。素子分離パターンSTIは互いに隣接するストレージノードパッドXPを互いに絶縁させることができる。一例として、素子分離パターンSTIは第2方向D2に互いに隣接するストレージノードパッドXPを互いに絶縁させることができる。
【0066】
一例として、ストレージノードパッドXPの各々はシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)を含むことができる。ストレージノードパッドXPの各々は単一の物質で成される単一膜であり、一例としてシリコンで成された単一膜であり得る。
【0067】
一例として、バッファパターンBPはワードラインWLの上面に接することができる。一例として、
図3Dの第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2のような構成はバッファパターンBPとワードラインWLの上面との間に提供されなくてもよい。
【0068】
【0069】
図1、
図8A、及び
図8Bを参照すれば、
図7A及び
図7Bを参照して説明したように、素子分離パターンSTIがストレージノードパッドXPの側面及びビットラインノードコンタクトDCの側面を覆うことができる。一例として、
図3Dの第1パッド絶縁パターンPI1及び第2パッド絶縁パターンPI2のような構成は提供されず、素子分離パターンSTIがストレージノードパッドXPの側面及びビットラインノードコンタクトDCの側面を覆うことができる。
【0070】
図7A及び
図7Bを参照して説明したこととは異なりに、ストレージノードパッドXPの各々は2以上の物質を含む複合膜であり得る。一例として、ストレージノードパッドXPの各々は下部パッドXx、下部パッドXx上の上部パッドXy、及びこれらの間のオーミックパッドXzを含むことができる。一例として、ストレージノードパッドXPの各々はシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)及び金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。一例として、下部パッドXxはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)を含むことができ、上部パッドXyは金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)を含むことができる。
【0071】
以下では
図9乃至
図43Dを参照して、本発明の一部実施形態による半導体装置の製造方法に対して説明する。説明の簡易化のために、前述した内容と重複される内容の説明は省略し、前述した内容との相違点を主に説明する。
【0072】
【0073】
図9乃至
図10Dを参照すれば、基板100が準備されることができる。基板100に対する除去工程が進行されることができ、これを通じて活性パターンACTが形成されることができる。第1ライントレンチ領域LTR1及び第2ライントレンチ領域LTR2が活性パターンACTの間に形成されることができる。
【0074】
除去工程は、露光工程を利用して基板100上にマスクパターンを形成すること、及びマスクパターンを蝕刻マスクとして利用して基板100を蝕刻することを含むことができる。露光工程及び蝕刻工程は交互に複数回繰り返すことができる。一例として、第1露光及び蝕刻工程を通じて、第1方向D1に沿って延長されるラインパターン及び第1ライントレンチ領域LTR1が形成されることができる。その後、第2露光及び蝕刻工程がラインパターンに対して遂行されることができる。第2露光及び蝕刻工程は第2方向D2に沿って延長される第2ライントレンチ領域LTR2を形成することができ、ラインパターンの各々は互いに第1方向D1に沿って一列に配置される活性パターンACTに分離されることができる。
【0075】
素子分離パターンSTIが第1及び第2ライントレンチ領域LTR1、LTR2を満たすように形成されることができる。素子分離パターンSTIを形成することは、PVD(Physical Vapor Deposition)、CVD(Chemical Vapor Deposition)又はALD(Atomic Layer Deposition)工程を遂行することをさらに含むことができる。
【0076】
その後、ワードラインWLが活性パターンACT及び素子分離パターンSTIを横切るように形成されることができる。ワードラインWLを形成することは、活性パターンACT及び素子分離パターンSTI上にマスクパターンを形成すること、マスクパターンを利用して異方性蝕刻工程を遂行してワードライントレンチ領域WTRを形成すること、及びワードライントレンチ領域WTRをワードラインWLで満たすことを含むことができる。
【0077】
ワードラインWLを満たすことは、一例としてワードライントレンチ領域WTRの内面上にゲート誘電パターンGIをコンフォーマルに蒸着させること、ワードライントレンチ領域WTRの内部を導電膜で満たすこと、導電膜に対するエッチバック及び/又は研磨工程を通じてゲート電極GEを形成すること、及びゲート電極GE上にワードライントレンチ領域WTRの残部を満たすゲートキャッピングパターンGCを形成することを含むことができる。
【0078】
図11乃至
図12Dを参照すれば、第1パッド絶縁パターンPI1が活性パターンACT及び素子分離パターンSTI上に形成されることができる。第1パッド絶縁パターンPI1を形成することは、基板100の全面上に第1パッド絶縁膜(図示せず)を形成すること、及び異方性蝕刻工程を遂行して第1パッド絶縁膜を蝕刻して第1パッド絶縁パターンPI1及び第1トレンチ領域TR1を形成することを含むことができる。第1パッド絶縁パターンPI1及び第1トレンチ領域TR1の各々は第2方向D2に沿って延長されることができる。活性パターンACTのセンター部CA及び第1及び第2エッジ部EA1、EA2が第1トレンチ領域TR1によって露出されることができる。
【0079】
第3方向D3に測定された第1トレンチ領域TR1の幅はレベルに応じて異なることができる。一例として、低いレベルに行くほど、第3方向D3に測定された第1トレンチ領域TR1の幅が減少することができる。
【0080】
パッドラインXL及びコンタクトラインDLが第1トレンチ領域TR1を満たすように形成されることができる。パッドラインXL及びコンタクトラインDLの各々は第1トレンチ領域TR1内で第2方向D2に沿って延長されることができる。パッドラインXLは活性パターンACTの露出された第1及び第2エッジ部EA1、EA2を覆うことができる。パッドラインXLの各々は下部パッドラインXLx、下部パッドラインXLx上の上部パッドラインXLy、及びこれらの間のオーミックパッドラインXLzを含むことができる。コンタクトラインDLは活性パターンACTの露出されたセンター部CAを覆うことができる。コンタクトラインDLの各々は下部コンタクトラインDLx、下部コンタクトラインDLx上の上部コンタクトラインDLy、及びこれらの間のオーミックコンタクトラインDLzを含むことができる。
【0081】
パッドラインXLは陰刻工程を通じて形成されることができる。言い換えれば、第1パッド絶縁膜を蝕刻して第1パッド絶縁パターンPI1及び第1トレンチ領域TR1が形成されることができ、第1パッド絶縁パターンPI1はパッドラインXLを形成するためのモールドとして利用されることができる。第1トレンチ領域TR1が第1パッド絶縁膜を蝕刻して形成されることによって、第3方向D3に測定された第1トレンチ領域TR1の幅はレベルに応じて異なることができる。一例として、低いレベルに行くほど、第3方向D3に測定された第1トレンチ領域TR1の幅が減少することができる。したがって、第3方向D3に測定されたパッドラインXLの各々の幅はまた低いレベルに行くほど、減少することができる。一例として、第3方向D3に対して、下部パッドラインXLxの下面の幅は上面の幅より小さいことができる。コンタクトラインDLもやはり陰刻工程を通じて形成されることができ、パッドラインXLと類似な特徴を有することができる。
【0082】
図13乃至
図14Dを参照すれば、コンタクトラインDLの上部コンタクトラインDLy及びオーミックコンタクトラインDLzが除去されることができる。上部コンタクトラインDLy及びオーミックコンタクトラインDLzを除去することは、一例として上部コンタクトラインDLy及びオーミックコンタクトラインDLzを蝕刻することを含むことができる。コンタクトラインDLの下部コンタクトラインDLxは蝕刻工程の後にも残ることができる。
【0083】
トレンチ埋め込みライン(図示せず)が下部コンタクトラインDLx上に形成されることができる。トレンチ埋め込みラインは下部コンタクトラインDLxを覆うことができる。トレンチ埋め込みラインは上部コンタクトラインDLy及びオーミックコンタクトラインDLzが除去された領域に形成されることができる。トレンチ埋め込みラインは活性パターンACTのセンター部CA上の第1トレンチ領域TR1内に形成されることができる。
【0084】
その後、ストレージノードパッドXPがパッドラインXLを蝕刻することによって、形成されることができる。パッドラインXLを蝕刻することは、第1及び第2エッジ部EA1、EA2上のパッドラインXLの各々を複数のストレージノードパッドXPで分離させる第2トレンチ領域TR2を形成することを含むことができる。第2トレンチ領域TR2は第1方向D1に沿って各々延長されることができる。第2トレンチ領域TR2は第1パッド絶縁パターンPI1を第1方向D1に沿って横切ることができる。
【0085】
蝕刻工程が進行されることに応じて、第1及び第2エッジ部EA1、EA2上のパッドラインXLの下部パッドラインXLxの残部、上部パッドラインXLyの残部、及びオーミックパッドラインXLzの残部は各々ストレージノードパッドXPの下部パッドXx、上部パッドXy、及びオーミックパッドXzを構成することができる。
【0086】
パッドラインXLの蝕刻工程を進行する時、トレンチ埋め込みライン及び下部コンタクトラインDLxが共に蝕刻されることができ、トレンチ埋め込みパターンTB及び下部コンタクトDxが形成されることができる。蝕刻工程を通じて、トレンチ埋め込みラインは複数のトレンチ埋め込みパターンTBで分離されることができ、下部コンタクトラインDLxは複数の下部コンタクトDxで分離されることができる。
【0087】
第2パッド絶縁パターンPI2が第2トレンチ領域TR2を満たすように形成されることができる。第2パッド絶縁パターンPI2は第2トレンチ領域TR2内で第1方向D1に沿って延長されることができる。
【0088】
ストレージノードパッドXPはパッドラインXLを活用した陽刻工程を通じて形成されることができる。言い換えれば、パッドラインXLが先に形成された後、パッドラインXLの各々を蝕刻してストレージノードパッドXPを形成することができる。第2トレンチ領域TR2がパッドラインXLを蝕刻して形成されることによって、第2方向D2に測定された第2トレンチ領域TR2の各々の幅はレベルに応じて異なることができる。一例として、低いレベルに行くほど、第2方向D2に測定された第2トレンチ領域TR2の各々の幅が減少することができる。したがって、第2方向D2に測定された第2パッド絶縁パターンPI2の各々の幅もまた低いレベルに行くほど、減少することができる。これと逆に、第2方向D2に測定されたストレージノードパッドXPの各々の幅は低いレベルに行くほど、増加することができる。
【0089】
図15乃至
図16Dを参照すれば、バッファパターンBPが基板100の全面を覆うように形成されることができる。一例として、バッファパターンBPはストレージノードパッドXP及びトレンチ埋め込みパターンTBを覆うことができる。一例として、バッファパターンBPは2層以上のバッファパターンBPを含むことができるが、これに制限されない。
【0090】
その後、バッファパターンBP及びトレンチ埋め込みパターンTBを蝕刻してノードトレンチ領域NTRが形成されることができる。ノードトレンチ領域NTRは第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第3方向D3に互いに離隔されることができる。ノードトレンチ領域NTRの各々は第2方向D2に沿って並んで配置された活性パターンACTのセンター部CA上に形成されることができる。下部コンタクトDxがノードトレンチ領域NTRによって露出されることができる。一例として、蝕刻工程を進行する時、第2パッド絶縁パターンPI2が共に蝕刻されることができる。
【0091】
その後、ビットラインノードスペーサーDSがノードトレンチ領域NTRの内側壁上に形成されることができる。一例として、一対のビットラインノードスペーサーDSが1つのノードトレンチ領域NTRの両側面を覆うように形成されることができる。
【0092】
図17乃至
図18Dを参照すれば、上部コンタクトDyがノードトレンチ領域NTRを満たすように形成されることができる。上部コンタクトDyの形成の前又は形成の後、オーミックコンタクトDzが下部コンタクトDx上に形成されることができる。これを通じて、下部コンタクトDx、上部コンタクトDy、及びオーミックコンタクトDzを含むビットラインノードコンタクトDCが形成されることができる。上部コンタクトDyの上面はバッファパターンBPの上面と実質的に同一なレベルに位置することができる。
【0093】
ビットライン膜(図示せず)及びビットラインキャッピング膜(図示せず)が基板100の全面を覆うように順に形成されることができる。その後、ビットラインキャッピングパターン350及びビットラインBLが蝕刻工程を通じて形成されることができる。ビットラインキャッピングパターン350及びビットラインBLは各々蝕刻工程を通じてビットラインキャッピング膜及びビットライン膜から形成されることができる。
【0094】
ビットラインBLは第2方向D2に互いに離隔されるように形成されることができ、第3方向D3に沿って各々延長されるように形成されることができる。ビットラインBLの蝕刻工程を進行する時、バッファパターンBPの上部及びビットラインノードコンタクトDCが共に蝕刻されることができる。一例として、ビットラインBLと垂直に重畳しない領域で、バッファパターンBPの上部及びビットラインノードコンタクトDCが蝕刻されることができる。他の例として、ビットラインBLの下で、バッファパターンBPの上部及びビットラインノードコンタクトDCが蝕刻されることなく、残存することができる。
【0095】
一部の実施形態によれば、ビットラインBLの蝕刻工程を進行する時、ビットラインノードコンタクトDCの上部コンタクトDyは下部コンタクトDxに比べて過蝕刻されることができる。本発明の概念によれば、ビットラインノードコンタクトDCの上部コンタクトDyが金属物質を含むことができ、したがって蝕刻工程を進行する時、上部コンタクトDyの過蝕刻現象が最小化されることができる。結果的に、半導体装置の電気的特性及び信頼性が向上されることができる。
【0096】
その後、一例としてビットラインBLと垂直に重畳しない領域に残りのバッファパターンBPの下部を除去することによって、バッファパターンBPは複数のバッファパターンBPで分離されることができ、ビットラインBLの下に形成されることができる。一例として、この過程で第2パッド絶縁パターンPI2の一部がさらに除去されることができ、ノードトレンチ領域NTRの内下壁がさらにリセスされることができる。
【0097】
再び
図1乃至
図3Dを参照すれば、ビットラインスペーサー360がビットラインBLの側面及びビットラインキャッピングパターン350の側面を覆うように形成されることができる。
図1の場合、図面の可視性のために、
図17の第1及び第2パッド絶縁パターンPI1、PI2の図示を省略したが、別の説明がない限り、
図17でのように提供されることと理解されるべきである。ビットラインスペーサー360を形成することは、ビットラインBLの側面及びビットラインキャッピングパターン350をコンフォーマルに覆う複数のサブスペーサー(図示せず)を順に形成することを含むことができる。
【0098】
ストレージノードコンタクトBC及びフェンスパターンFNが隣接するビットラインBLの間に形成されることができる。ストレージノードコンタクトBC及びフェンスパターンFNは第3方向D3に沿って互いに交互に配列されることができる。ストレージノードコンタクトBCを形成する前に、ストレージノードパッドXPの各々の上部がリセスされることができる。ストレージノードコンタクトBCの各々はリセスを満たすことができる。ストレージノードコンタクトBCの各々は対応するストレージノードパッドXPを通じて第1及び第2エッジ部EA1、EA2の中で対応するエッジ部と電気的に連結されることができる。
【0099】
一例として、ストレージノードコンタクトBCの形成の前に、フェンスライン(図示せず)が隣接するビットラインBLの間で第3方向D3に各々延長されるように形成されることができる。その後、フェンスラインの一部がストレージノードパッドXP上で除去されることができ、ストレージノードコンタクトBCはフェンスラインの一部が除去された領域に形成されることができる。フェンスパターンFNは除去されないフェンスラインの残部を含むことができる。
【0100】
他の例として、ストレージノードコンタクトBCの形成の前に、モールドライン(図示せず)が隣接するビットラインBLの間で第3方向D3に各々延長されるように形成されることができる。その後、モールドラインの一部が除去されることができ、フェンスパターンFNがモールドラインの一部が除去された領域に形成されることができる。フェンスパターンFNの形成の後、モールドラインの残部が除去されることができる。モールドラインの残部が除去された領域にストレージノードコンタクトBCが形成されることができる。
【0101】
ランディングパッドLPがストレージノードコンタクトBC上に形成されることができる。ランディングパッドLPを形成することは、ストレージノードコンタクトBCの上面を覆うランディングパッド膜(図示せず)及びマスクパターン(図示せず)を順に形成すること、及びマスクパターンを蝕刻マスクとして利用した異方性蝕刻を通じてランディングパッド膜を複数のランディングパッドLPで分離することを含むことができる。
【0102】
その後、充填パターン440が、ランディングパッド膜が除去された領域に形成されることができる。充填パターン440はランディングパッドLPの各々を囲むように形成されることができる。データ格納パターンDSPがランディングパッドLPの各々の上に形成されることができる。
【0103】
図19は
図4を参照して説明した半導体装置の製造方法を示す図面である。
図19は
図15のD-D’線に対応する断面図である。
【0104】
図15及び
図19を参照すれば、ノードトレンチ領域NTRの形成する時、トレンチ埋め込みパターンTBの一部が蝕刻されることなく、残存することができる。トレンチ埋め込みパターンTBはノードトレンチ領域NTRの側面は内側壁を構成することができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBの側面はバッファパターンBPの側面と整列されることができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBは下部コンタクトDxの上面の少なくとも一部を露出させることができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBはバッファパターンBPと下部コンタクトDxとの間に介在されることができる。
【0105】
その後、ビットラインノードスペーサーDSがノードトレンチ領域NTRの内側壁上に形成されることができる。ビットラインノードスペーサーDSはノードトレンチ領域NTRの内壁上でトレンチ埋め込みパターンTBを覆うことができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはトレンチ埋め込みパターンTBを外部から断絶させることができる。一例として、トレンチ埋め込みパターンTBはビットラインノードスペーサーDSと第1パッド絶縁パターンPI1との間に介在されることができる。
【0106】
再び
図4を参照すれば、ビットラインノードコンタクトDCがノードトレンチ領域NTR内に形成されることができる。その後、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図4を参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0107】
【0108】
図20乃至
図21Dを参照すれば、
図9乃至
図10Dを参照して説明したワードラインWLの形成の後、第1パッド絶縁パターンPI1及びオープントレンチ領域OTRが活性パターンACT及び素子分離パターンSTI上に形成されることができる。第1パッド絶縁パターンPI1を形成することは、基板100の全面上に第1パッド絶縁膜(図示せず)を形成すること、及び異方性蝕刻工程を遂行して第1パッド絶縁膜を蝕刻して第1パッド絶縁パターンPI1及びオープントレンチ領域OTRを形成することを含むことができる。第1パッド絶縁パターンPI1及びオープントレンチ領域OTRの各々は第2方向D2に沿って延長されることができる。活性パターンACTのセンター部CAがオープントレンチ領域OTRによって露出されることができる。活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2が第1パッド絶縁パターンPI1によって覆われることができる。
【0109】
下部コンタクトラインDLxがオープントレンチ領域OTR内に形成されることができる。下部コンタクトラインDLxはオープントレンチ領域OTRの下部を満たすことができる。下部コンタクトラインDLxは第2方向D2に沿って延長されることができる。トレンチ埋め込みラインTBLがオープントレンチ領域OTRの上部を満たすことができる。トレンチ埋め込みラインTBLは下部コンタクトラインDLx上で第2方向D2に沿って延長されることができる。
【0110】
図22乃至
図23Dを参照すれば、第1パッド絶縁パターンPI1が蝕刻されることができ、第1トレンチ領域TR1が形成されることができる。第1トレンチ領域TR1の各々は第2方向D2に沿って延長されることができる。活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2が第1トレンチ領域TR1によって露出されることができる。
【0111】
パッドラインXLが第1トレンチ領域TR1を満たすように形成されることができる。パッドラインXLの各々は第1トレンチ領域TR1内で第2方向D2に沿って延長されることができる。パッドラインXLは活性パターンACTの露出された第1及び第2エッジ部EA1、EA2を覆うことができる。
【0112】
その後、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置が形成されることができる。さらに、後続工程でノードトレンチ領域NTRの形成する時、トレンチ埋め込みパターンTBが残った場合、
図4を参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0113】
【0114】
図24乃至
図25Dを参照すれば、
図9乃至
図10Dを参照して説明したワードラインWLの形成の後、第1パッド絶縁パターンPI1及び第1トレンチ領域TR1が活性パターンACT及び素子分離パターンSTI上に形成されることができる。第1パッド絶縁パターンPI1及び第1トレンチ領域TR1の各々は第2方向D2に沿って延長されることができる。活性パターンACTのセンター部CAが第1パッド絶縁パターンPI1によって覆われることができる。活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2が第1トレンチ領域TR1によって露出されることができる。
【0115】
パッドラインXLが第1トレンチ領域TR1内に形成されることができる。パッドラインXLの各々は第1トレンチ領域TR1内で第2方向D2に沿って延長されることができる。パッドラインXLは活性パターンACTの露出された第1及び第2エッジ部EA1、EA2を覆うことができる。
【0116】
再び
図1乃至
図3Dを参照すれば、トレンチ領域が形成されることができ、活性パターンACTのセンター部CAを露出させることができる。トレンチ領域は第2方向D2に沿って延長されることができる。ノードラインがトレンチ領域内に形成されることができる。ノードラインの上部が除去されることができ、トレンチ埋め込みラインが形成されることができる。
【0117】
その後、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図1乃至
図3Dを参照して説明した半導体装置が形成されることができる。さらに、後続工程でノードトレンチ領域NTRの形成する時、トレンチ埋め込みパターンTBが残った場合、
図4を参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0118】
【0119】
図26乃至
図27Dを参照すれば、
図9乃至
図10Dを参照して説明したワードラインWLの形成の後、下部コンタクト膜(図示せず)が活性パターンACT及び素子分離パターンSTI上に形成されることができる。下部コンタクト膜は基板100の全面上に形成されることができる。
【0120】
下部コンタクト膜を蝕刻して下部コンタクトラインDLxを形成することができる。下部コンタクトラインDLxは第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第3方向D3に互いに離隔されることができる。下部コンタクトラインDLxの各々は第2方向D2に沿って並んで配置された活性パターンACTのセンター部CA上に形成されることができる。下部コンタクトラインDLxは活性パターンACTのセンター部CAを覆うことができる。下部コンタクトラインDLxは活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2を露出させることができる。一例として、下部コンタクト膜の蝕刻過程で、活性パターンACTの上部(例えば、第1及び第2エッジ部EA1、EA2の上部)、素子分離パターンSTIの上部及びワードラインWLの上部がリセスされることができる。
【0121】
下部コンタクトラインDLxが下部コンタクト膜を活用した陽刻工程を通じて形成されることによって、第3方向D3に対して下部コンタクトラインDLxの幅がレベルに応じて異なることができる。一例として、第3方向D3に対して、下部コンタクトラインDLxの幅はレベルが低くなるほど、増加することができる。一例として、第3方向D3に対して、下部コンタクトラインDLxの下面の幅は上面の幅より大きいことができる。
【0122】
図28乃至
図29Dを参照すれば、第1パッド絶縁パターンPI1が基板100の全面上に形成されることができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1は下部コンタクトラインDLxを覆うことができる。一例として、第1パッド絶縁パターンPI1は活性パターンACTの上部に形成されたリセスを満たすことができる。
【0123】
第1パッド絶縁パターンPI1が蝕刻されることができ、第1トレンチ領域TR1が形成されることができる。第1トレンチ領域TR1の内下面は下部コンタクトラインDLxの下面より低いレベルに形成されることができる。第1トレンチ領域TR1は活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2を露出させることができる。パッドラインXLが第1トレンチ領域TR1内に形成されることができる。パッドラインXLは活性パターンACTの露出された第1及び第2エッジ部EA1、EA2を覆うことができる。
【0124】
図30乃至
図31Dを参照すれば、第2トレンチ領域TR2が形成されることができ、第2パッド絶縁パターンPI2が第2トレンチ領域TR2内に形成されることができる。第2トレンチ領域TR2が形成されることによって、パッドラインXLの各々がストレージノードパッドXPで分離されることができ、下部コンタクトラインDLxの各々が下部コンタクトDxで分離されることができる。
【0125】
図32乃至
図33Dを参照すれば、バッファパターンBPが基板100の全面を覆うように形成されることができる。一例として、バッファパターンBPはストレージノードパッドXP及び第1及び第2パッド絶縁パターンPI1、PI2を覆うことができる。
【0126】
その後、ノードトレンチ領域NTRが形成されることができる。ノードトレンチ領域NTRを形成することは、第1パッド絶縁パターンPI1を下部コンタクトDx上で除去することを含むことができる。これを通じて、下部コンタクトDxの上面が露出されることができる。ビットラインノードスペーサーDSがノードトレンチ領域NTRの内側壁上に形成されることができる。
【0127】
その後、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図5を参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0128】
【0129】
図34乃至
図35Dを参照すれば、
図24乃至
図25Dを参照して説明したパッドラインXLの形成の後、第2トレンチ領域TR2が形成されることができる。第2パッド絶縁パターンPI2が第2トレンチ領域TR2内に形成されることができる。この過程で、パッドラインXL各々が複数のストレージノードパッドXPで分離されることができる。
【0130】
図36乃至
図37Dを参照すれば、バッファパターンBPが基板100の全面上に形成されることができる。一例として、バッファパターンBPはストレージノードパッドXP及び第1及び第2パッド絶縁パターンPI1、PI2を覆うことができる。
【0131】
その後、ノードトレンチ領域NTRが形成されることができる。ノードトレンチ領域NTRを形成することは、第1パッド絶縁パターンPI1を活性パターンACTのセンター部CA上で除去することを含むことができる。これを通じて、活性パターンACTのセンター部CAが露出されることができる。
【0132】
ビットラインノードスペーサーDSがノードトレンチ領域NTRの内側壁上に形成されることができる。一例として、ビットラインノードスペーサーDSはバッファパターンBPの側面を覆うことができ、第1パッド絶縁パターンPI1の側面上に延長されることができる。他の例として、ビットラインノードスペーサーDSはワードラインWLの上部の側面上にさらに延長されることができる。ビットラインノードスペーサーDSは活性パターンACTのセンター部CAの少なくとも一部を覆わなく、露出させることができる。
【0133】
再び
図6A及び
図6Bを参照すれば、ビットラインノードコンタクトDCがビットラインノードスペーサーDSの間に形成されることができる。一例として、ビットラインノードコンタクトDCの下部コンタクトDxがビットラインノードスペーサーDSの間に形成されることができる。
【0134】
その後、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図6A及び
図6Bを参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0135】
【0136】
図38乃至
図39Dを参照すれば、
図9乃至
図10Dを参照して説明したワードラインWLの形成の後、犠牲膜500が基板100の全面上に形成されることができる。犠牲膜500は単一の物質で成される単一膜又は2以上の物質で成される複合膜であり得る。一例として、犠牲膜500はシリコン窒化物及びシリコン酸化物の中で少なくとも1つを含むことができる。
【0137】
第1マスクパターン510が犠牲膜500上に形成されることができる。第1マスクパターン510を形成することは、第1マスク膜(図示せず)を犠牲膜500上に形成すること、及び異方性蝕刻工程を通じて第1マスク膜を第1マスクパターン510で分離することを含むことができる。第1マスクパターン510は第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第3方向D3に互いに離隔されることができる。第1マスクパターン510は活性パターンACTのセンター部CAを覆うことができる。
【0138】
第1マスク膜に対する蝕刻工程を通じて、第1マスクトレンチ領域515が第1マスクパターン510の間に形成されることができる。第1マスクトレンチ領域515は第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第1マスクパターン510を第3方向D3に互いに離隔させることができる。第1マスクトレンチ領域515は活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2上に形成されることができる。一例として、犠牲膜500の一部が第1マスクトレンチ領域515によって露出されることができる。
【0139】
マスク充填パターン520が第1マスクトレンチ領域515内に形成されることができる。マスク充填パターン520は第1マスクトレンチ領域515を満たすことができる。マスク充填パターン520は第2方向D2に沿って各々延長されることができ、第3方向D3に互いに離隔されることができる。マスク充填パターン520は活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2上に形成されることができる。一例として、マスク充填パターン520は犠牲膜500の露出された一部を覆うことができる。マスク充填パターン520の上面は第1マスクパターン510の上面と実質的に同一なレベルに位置することができ、共面をなすことができる。
【0140】
第2マスクパターン530が第1マスクパターン510及びマスク充填パターン520上に形成されることができる。第2マスクパターン530を形成することは、第2マスク膜(図示せず)を基板100の全面上に形成すること、及び異方性蝕刻工程を通じて第2マスク膜を第2マスクパターン530で分離することを含むことができる。第2マスクパターン530は第1方向D1に沿って各々延長されることができる。
【0141】
第2マスク膜に対する蝕刻工程を通じて、第2マスクトレンチ領域535が第2マスクパターン530の間に形成されることができる。第2マスクトレンチ領域535は第1方向D1に沿って各々延長されることができる。第2マスクトレンチ領域535は活性パターンACT上に形成されることができる。第2マスクトレンチ領域535は第1マスクパターン510の一部及びマスク充填パターン520の一部を露出させることができる。
【0142】
マスク充填パターン520は第1及び第2マスクパターン510、530に蝕刻選択比を有する物質を含むことができる。一例として、第1及び第2マスクパターン510、530は互いに同一な物質を含むことができるが、これに制限されない。一例として、第1及び第2マスクパターン510、530は各々シリコン酸化物を含むことができ、マスク充填パターン520はシリコン酸化物に対して蝕刻選択比を有するポリシリコンを含むことができる。但し、これは例示的なものであり、本発明の概念はこれに制限されない。
【0143】
図40乃至
図41Dを参照すれば、第1及び第2マスクパターン510、530を蝕刻マスクとして利用してマスク充填パターン520に対する異方性蝕刻工程が遂行されることができる。蝕刻工程を通じて、第2マスクトレンチ領域535によって露出されたマスク充填パターン520の一部が除去されることができる。活性パターンACTがマスク充填パターン520の除去された一部の下でさらに除去されることができる。一例として、活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2がマスク充填パターン520の除去された一部の下でさらに除去されることができる。これを通じて、ホールHLが活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2上に形成されることができる。ホールHLは第1及び第2方向D1、D2に互いに離隔されて形成されることができる。ホールHLは活性パターンACTの第1及び第2エッジ部EA1、EA2を露出させることができる。他の例として、第2マスクパターン530下のマスク充填パターン520の他の一部は除去されないことがあり得る。
【0144】
図42乃至
図43Dを参照すれば、ストレージノードパッドXPがホールHL内に形成されることができる。一例として、ストレージノードパッドXPを形成することは、基板100の全面上にストレージノードパッド膜(図示せず)を形成してホールHLを満たすこと、及びストレージノードパッド膜上部を除去して複数のストレージノードパッドXPで分離することを含むことができる。一例として、ストレージノードパッド膜の上部を除去することは、研磨工程を遂行することを含むことができる。一例として、第1及び第2マスクパターン510、530、マスク充填パターン520の残部及び犠牲膜500が除去工程を通じて共に除去されることができる。但し、これは例示的なものであって、通常の技術者は様々な方法を通じてストレージノードパッドXPをホールHL内に形成することができることと理解されるべきである。
【0145】
一例として、ストレージノードパッドXPは単一の物質で成される単一膜であり得る。一例として、ストレージノードパッドXPはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)を含むことができる。この場合、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図7A乃至
図7Dを参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0146】
他の例として、ストレージノードパッドXPは2以上の物質を含む複合膜であり得る。一例として、ストレージノードパッドXPはシリコン(例えば、不純物を含むポリシリコン)及び金属物質(例えば、Ti、Mo、W、Cu、Al、Ta、Ru、Ir等)の中で少なくとも1つを含むことができる。一例として、2以上の物質を含むストレージノードパッドXPを形成することは、ホールHLの内部に下部パッドXxを形成した後、下部パッドXx上に上部パッドXy及びオーミックパッドXzを形成することを含むことができる。但し、これに制限されない。この場合、先に説明した半導体装置の製造方法を利用して、
図8A及び
図8Bを参照して説明した半導体装置が形成されることができる。
【0147】
本発明の実施形態に対する以上の説明は本発明の説明のための例示を提供する。したがって、本発明は以上の実施形態に限定されず、本発明の技術的思想内で当該技術分野の通常の知識を有する者によって実施形態を組み合わせて実施する等様々な多数の修正及び変更が可能であるのは明らかである。
【符号の説明】
【0148】
ACT 活性パターン
STI 素子分離パターン
XP ストレージノードパッド
DC ビットラインノードコンタクト
WL ワードライン
BL ビットライン
BC ストレージノードコンタクト