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▶ 茶畑 宏章の特許一覧

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  • 特開-ボディシートワイパー 図1
  • 特開-ボディシートワイパー 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126030
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】ボディシートワイパー
(51)【国際特許分類】
   A47K 7/02 20060101AFI20240912BHJP
【FI】
A47K7/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034146
(22)【出願日】2023-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】309008745
【氏名又は名称】茶畑 宏章
(72)【発明者】
【氏名】茶畑 宏章
【テーマコード(参考)】
2D134
【Fターム(参考)】
2D134CD00
(57)【要約】
【課題】通常のボディシートは小さく、ハンカチ程度のサイズなので、手で握って体を拭くものが多いが、背中等自分の手では届き辛い場所を拭くのは困難である。また、棒状の装置の先端にボディシートを取り付け背中を拭く場合、装置自体が固く大きいと、持ち運びに不便である。
【解決手段】ビニール等で作られた棒状の持ち手1と、その先端に取り付けられたボディシート貼り付け部2と、ボディシートを張り付けるための面ファスナー3と空気を出し入れするための空気口4を備える。使用時は空気口4から空気を入れることで、ビニール等の持ち手1及びボディシート貼り付け部2を拡張させる。先端の貼り付け部2にボディシートを貼りつけ、持ち手1を持つことで背中等も容易に拭く事が出来る。持ち運ぶ時は、空気口4から空気を抜き持ち手1及びボディシート貼り付け部2を収縮させれば、持ち運びも容易となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に空気を入れる事で膨らむ素材で作られた棒状の持ち手と、前記持ち手の先端に取り付けられた内部に空気を入れる事で膨らむ素材で作られたボディシート貼り付け部と、空気を出し入れするための空気口を備えたボディシートワイパー。
【請求項2】
ボディシート貼り付け部が、ボディシートを貼り付ける為の面ファスナーを備えた事を特徴とする請求項1に記載のボディシートワイパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、背中等自分の手が届きにくい箇所でも容易にボディシートで拭く事が出来るボディシートワイパーに関する。
【背景技術】
【0002】
通常の使い捨てボディシートは、サイズが小さくハンカチ程度のサイズしかないため、ハンカチを使用するように片手で保持し体を拭くものが多い。そのため背中等を拭く時は特許文献1のような装置を使用する必要がある。
【0003】
特許文献1は、本体の第一面にボディシートを取り付ける事が出来、本体の反対面に軸部が取り付けられたものであり、軸部を保持することで背中等を拭く事が出来る装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-146024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のボディシートによれば、背中など自分の手では届き辛い箇所をハンカチを使用するように自分で拭くのは困難である。タオル程度の大きさのボディシートも存在するが、タオルを使用するようにボディシートの両端を掴み、後ろ手で使用しなければならず、高齢者や障害者、体の硬い人等にとっては不便である。
【0006】
また、特許文献1のような装置の先端にボディシートを取り付け背中を拭く場合、装置自体が固く大きいと、鞄等に収まらず持ち運びに不便である。ボディシートは外出先で使用する機会が多いため、持ち運びに不便であってはならない。
【0007】
本発明の目的は、誰でも簡単に自分の背中をボディシートで拭く事が出来、しかも持ち運びに便利なボディシートワイパーを提供する事にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るボディシートワイパーは、ビニール等空気を入れることで膨らむ素材で作られた棒状の持ち手1と、同様の素材で作られたボディシート貼り付け部2と、ボディシートを貼り付けるための面ファスナー3と空気を出し入れするための空気口4を備えたボディシートワイパーである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使用時は空気口4から空気を入れる事で、ビニール等の持ち手1及びボディシート貼り付け部2を拡張させ、ボディシート貼り付け部2にボディシート5を貼りつけ、持ち手1を片手で保持する事で背中などもボディシート5で簡単に拭く事が出来る。また、持ち運ぶ時は、空気口4から空気を抜き、ビニール等の持ち手1及びボディシート貼り付け部2を収縮させ、折りたたむ事で持ち運びが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係るボディシートワイパーに空気を入れた時の図
図2】本発明に係るボディシートワイパーから空気を抜いた時の図
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1ないし図2は、本発明に係るボディシートワイパーの実施例を示す。図1はボディシートワイパーに空気を入れた、使用時の図であり、ビニール等で出来た棒状の持ち手1の先端にビニール等で出来たボディシート貼り付け部2を連結し内部の空気が行き来するよう構成する。ボディシート貼り付け部2には、面ファスナー3が接着されており、持ち手1には空気口4を備える。前記の面ファスナー3はループ面よりフック面が好適であり、空気口4は周知の浮き輪等に使用される蓋付きの空気口で、空気を止める柔軟な素材の口であれば良い。
【0012】
ボディシートワイパーの使用法は、ボディシート5でボディシート貼り付け部2を持ち手1が連結されていない側から包み込み、ボディシート5の端部を折り返して面ファスナー3に貼り付け、持ち手1を保持し背中等を拭いて使用する。ボディシートワイパー全体がビニール等の柔軟な素材で出来ているため、軽いだけでなく誤って身体を傷つけることがない。また、ボディシートワイパーを片手で保持出来るため、服を着たままシャツの裾から背中を拭くことも出来る。図2はボディシートワイパーから空気を抜いた、不使用時の図であり、折りたたむ事でコンパクトにする事が出来、持ち運びが容易となる。ボディシート貼り付け部2に面ファスナー3を備えることでボディシート5を片手で容易に脱着することが出来る他、面ファスナーには柔軟性があるため折り畳みも容易である。更に折り畳んだ際、面ファスナー同士をくっつけて固定すれば折り畳んだコンパクトな状態を保つことが出来、持ち運びに便利である。
【0013】
本実施例では空気口4は持ち手1にあるが、貼り付け部2にあってもよい。また、本実施例で面ファスナー3はボディシート貼り付け部2の持ち手1が接続された面にあるが、反対面にあってもよい。
【符号の説明】
【0014】
1 持ち手
2 ボディシート貼り付け部
3 面ファスナー
4 空気口
5 ボディシート
図1
図2