(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126041
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】ブロック状構成物
(51)【国際特許分類】
B32B 25/08 20060101AFI20240912BHJP
A63H 33/00 20060101ALI20240912BHJP
A63H 33/04 20060101ALI20240912BHJP
B32B 27/28 20060101ALI20240912BHJP
B32B 27/20 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
B32B25/08
A63H33/00 F
A63H33/04 Z
B32B27/28 101
B32B27/20 Z
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034168
(22)【出願日】2023-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】523082439
【氏名又は名称】浩奇實業有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHARLIE-KAO INDUSTRY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1F, NO.499, JHONG-JHENG ROAD, XINDIAN DISTRICT,NEW TAIPEI TAIWAN
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】高増基
【テーマコード(参考)】
2C150
4F100
【Fターム(参考)】
2C150AA30
2C150BA70
2C150FB11
2C150FB43
4F100AA08B
4F100AA19B
4F100AA20B
4F100AK09B
4F100AK28B
4F100AK68A
4F100AN02B
4F100BA02
4F100BA10A
4F100BA10B
4F100DE01B
4F100GB71
4F100JB06B
(57)【要約】 (修正有)
【課題】積み木及び粘土という2種類の物理的性質を兼ね備えた玩具として応用可能なブロック状構成物を提供する。
【解決手段】ブロック状構成物は、材質としてエチレン-酢酸ビニル共重合体を使用するブロック状物本体10と、疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層20、を含む。前記付着層はゴム混合物と高分子樹脂を混合してなる。前記ブロック状構成物は、高粘性付着層によって、2つ以上のブロック状構成物を互いに緊密に粘着させたり、分解したりすることが可能である。且つ、前記ブロック状構成物は、任意の形状、任意のサイズ及び任意の色とすることができる。更に、自由にこねることでブロック状構成物の外形を変化させることも可能なため、積み木及び粘土という2種類の物理的性質を兼ね備えた玩具として応用可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
材質としてエチレン-酢酸ビニル共重合体(Ethylene Vinyl Acetate,EVA)を使用するブロック状物本体と、
疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層、を含み、
前記付着層は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなり、前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用するブロック状構成物。
【請求項2】
前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、
軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用し、
添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する請求項1に記載のブロック状構成物。
【請求項3】
材質として任意の軟質材料のブロック粒を使用するブロック状物本体と、
疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層、を含み、
前記付着層は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなり、前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用するブロック状構成物。
【請求項4】
前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、
軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用し、
添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する請求項3に記載のブロック状構成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロック状構成物に関し、特に、疎水性を有する高粘性の高分子組成物が表面に付着したブロック状構成物であって、積み木及び粘土という2種類の性質を兼ね備えた玩具として応用可能なブロック状構成物に関する。
【背景技術】
【0002】
20世紀以降、様々な粘土玩具が開発されてきた。これらの粘土玩具には、水性、油性、乾かない、速乾性、重い、軽い、バウンド可能、透明に変化可能といった粘土の特性に基づき発明されたものがある。また、透明、熱変性を有する、蓄光性を有する、蛍光色系であるといった粘土の見た目に基づき発明された粘土玩具もあれば、元々は粘土ではなく、自身で手を加えて初めて粘土となり得る粘土玩具もある。更に、一部の粘土玩具は単なる概念であって、見た目は粘土に見えないが、可塑性という粘土の特性を有している。そのほか、一部の日用品の概念を取り入れて発明された粘土玩具もある。
【0003】
昨今、積み木玩具の市場は飽和状態に達している。大部分の積み木玩具は1つの凸面と1つの凹溝面で構成されており、嵌め合いを一切有さない積み木玩具はごく少数である。こうした嵌め合いを一切有さない積み木玩具には、水性樹脂で構成されており、水性樹脂の表面に発生する粘性を利用して積み木同士を粘着させるものがある。これは特殊な遊び方ではあるが、乾いたあとの分解が難しいという明らかな欠点が存在する。また、樹脂は水に濡れると構造が破壊されるため、繰り返し水に濡れたものは初めて水に濡れるものよりも効果に劣る。よって、こうしたものは、積み木のように繰り返し使用可能であるとの特性を有さない。更に、両面テープを積み木に貼り付けることで、嵌め合いを一切有さない積み木玩具が作製されている。しかし、これもまた水性樹脂で構成される積み木と同様に、2つの積み木同士を粘着させたあとは分解が難しく、繰り返し使用することができない。また、嵌め合いを有さない別の積み木玩具には、磁石による磁気吸着方式を利用して2つの積み木を連結するものがある。このような磁石を用いて作製される積み木は、壊れにくく繰り返し使用可能なため、積み木の特性及び価値を完全に満たしてはいるが、製造コストが非常に高く、体積を自在に制御しにくい。よって、往々にして売価が高めになる。そのほか、2つの積み木の表面に液状樹脂を塗布し、乾燥させたあと、2つの積み木の樹脂間に発生する作用力によって2つの積み木を粘着させるものもある。この場合には、作用力が強くはないため、積み木を分解して再び粘着させることができるが、それ故に、積み木が粘着後すぐに分解されてしまう。これは、積み木玩具にとって致命的な欠点である。従って、積み木玩具の市場はかなりの飽和状態ではあるが、嵌め合いを一切有さない積み木については未だ各方面に普及していない。且つ、多くの欠点も存在することから、各方面において突破口を開くこともできていない。
【0004】
高粘性高分子の直接使用については、多くの分野ですでに非常に成熟している。最も応用されている分野は接着剤に違いなく、そのほかにもバイオ関連や医療関連があるが、化学工業系玩具への応用はごくわずかである。これは、年齢制限の関係で、高粘性の高分子を直接使用して化学工業系玩具を製造することが少なく、粘土系玩具が大多数を占めているためである。且つ、大部分は水性の高粘性高分子であり、疎水性の高粘性高分子は非常に少ない。それだけでなく、近年は環境保護意識の高まりを受けて規制が非常に多くなっており、ほかの突破口を有することが大変難しい。従って、こうした点が一貫して非常にチャレンジングな分野となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、疎水性を有する高粘性の高分子付着層が表面に付着したブロック状物であるブロック状構成物を提供することである。
【0006】
本発明の次の目的は、嵌め合いを有さない積み木玩具と類似した使用方式を形成するものであって、高粘性高分子を直接使用したブロック状物を積み木玩具に応用し、エチレン-酢酸ビニル共重合体ブロックのサイズを変更することで、積み木と粘土の特性を兼ね備えた玩具を創造するブロック状構成物を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、自在につまんだり、押したり、つないだり、粘着させたりすることが可能であり、子供が手軽に構築でき、塑性変形しやすく、無限に創作し得るブロック状構成物を提供することである。
【0008】
本発明の更なる目的は、任意の色又はカラーとし得るブロック状構成物を提供することである。ブロック状構成物は、任意の幾何学形状(例えば、立方体、直方体、円形、三角形)としてもよく、長さ、幅及び高さ等を任意のサイズとしてもよい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の発明の目的を達成可能なブロック状構成物は、材質としてエチレン-酢酸ビニル共重合体(Ethylene Vinyl Acetate,EVA)を使用するブロック状物本体と、疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層、を含む。前記付着層は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなる。前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用する。
【0010】
上記のブロック状構成物において、前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用する。また、添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する。
【0011】
上記の発明の目的を達成可能なブロック状構成物は、材質として任意の軟質材料のブロック粒を使用するブロック状物本体と、疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層、を含む。前記付着層は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなる。前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用する。
【0012】
上記のブロック状構成物において、前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用する。また、添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明におけるブロック状構成物の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、嵌め合いを有さない積み木玩具と類似した使用方式を形成するものであって、高粘性高分子を直接使用したブロック状物を積み木玩具に応用し、エチレン-酢酸ビニル共重合体ブロックのサイズを変更することで、積み木と粘土の特性を兼ね備えた玩具を創造するブロック状構成物を提供する。
【実施例0015】
図1及び
図2を合わせて参照する。本発明で提供するブロック状構成物の実施例1は、主に、材質としてエチレン-酢酸ビニル共重合体(Ethylene Vinyl Acetate,EVA)を使用するブロック状物本体10と、疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層20、を含む。当該付着層20は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなる。前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用する。
【0016】
上記ブロック状構成物の実施例1において、前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用する。また、添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する。
本発明で提供するブロック状構成物の実施例2は、材質として任意の軟質材料のブロック粒を使用するブロック状物本体10と、疎水性を有し且つ高粘性であり、前記ブロック状物本体の表面に付着する付着層20、を含む。当該付着層20は、成分比率が20~50%のゴム混合物と、成分比率が50~80%の高分子樹脂を混合してなる。前記ゴム混合物は、ゴム、軟化剤及び添加剤等の成分を含み、前記高分子樹脂には高分子量のポリイソブチレンを使用する。
上記ブロック状構成物の実施例2において、前記ゴム混合物中のゴムには成分比率が30~50%のブチルゴムを使用し、軟化剤には成分比率が15~40%の低分子量のポリブテンを使用する。また、添加剤の成分比率は30~50%であり、微粒子シリカ(Silicon dioxide,SiO2)、水酸化アルミニウム(Aluminium hydroxide,Al(OH)3)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate,CaCO3)のうちの1つ及びそれらの組み合わせを選択する。
(A)ゴム:ブチルゴム(Isobutylene Isoprene Rubber,IIR)。このゴムは合成ゴムであり、イソブチレンと少量のイソプレンの共重合体である。
ブチルゴムは、この高粘性高分子付着層20の主体となる。ブチルゴムは、良好な化学的及び熱安定性を有し、とりわけ優れた気密性及び水密性を有する。しかし、ブチルゴムの生ゴムは加工しにくいため、ここでは低分子量のポリブテンを添加して軟化させる。また、軟化剤を添加すると、ゴムの粘度が上昇して手に付着しやすくなり、扱いにくくなるため、添加剤を加えることで、手に付着しにくくなる程度まで粘度をわずかに低下させる必要がある。そこで、30~50%のゴム、15~40%の軟化剤、30~50%の添加剤を80℃近い環境で混合し、ゴム混合物を形成する。
使用する高分子樹脂は、高分子量のポリイソブチレン(Polyisobutylene,PIB)である。これは、飽和線状高分子であるとともに、非常に疎水性が高いため、例えば、スチレン・ブタジエンゴムや天然ゴムといった各種ゴムとの混合に適している。当該高分子量のポリイソブチレンにより、ゴムの耐劣化性、耐候性等を強化可能となる。また、高分子のポリイソブチレンは、材料の表面粘性も増加可能とする。本発明では、この特性を利用して、50~80%のポリイソブチレンと20~50%のブチルゴム混合物を混合した場合に、両者の相容性が非常に良好となり、且つ、ブチルゴム混合物の表面粘性、引張強度、引裂強度が大幅に向上することを見出した。これは、ブチルゴムとポリイソブチレンが双方ともにイソブチレン構造を有しており、これらの間に強い作用力を有しやすいことから、高分子鎖が絡まりやすく、離れにくいためである。このことは、両者の相容度が非常に高く、安定的なポリマーブレンドを形成可能なことを意味している。
本発明で使用するブロック状物本体10の材質は、エチレン-酢酸ビニル共重合体(Ethylene Vinyl Acetate,EVA)である。EVAは、良好な柔軟性及びゴムと同様の弾性を特性として有している。また、化学的安定性に優れ、耐劣化性及び耐オゾン強度が良好であり、且つ無害な材料である。EVAは非常に幅広く応用されており、中でも、靴のソール素材への使用は周知の通りである。
本発明では、溶媒法を用い、同様に無害で安全且つ耐性に優れた高粘性高分子付着層20をフィルム形式でEVAブロック上に付着させる。この溶媒法とは、高粘性高分子付着層20を揮発性の高い何らかの溶媒に分散させて混合液を形成し、混合液をEVAブロック上に付着させ、揮発後にフィルムを形成するものである。ここで使用する揮発性溶媒は、脂肪族炭化水素系のn-ヘキサン(n-hexane)である。n-ヘキサンを使用するのは、この溶媒がポリイソブチレン及びブチルゴムに対し良好な分散性を有するためである。脂肪族炭化水素系の溶媒がポリイソブチレンに対する分散性に極めて優れるのは、ポリイソブチレン自体が飽和炭化水素のポリマーだからである。ブチルゴムの分散度合はポリイソブチレンほど良好ではないが、これらを混合することで混合物の分散度合は向上する。揮発後に形成される高粘性フィルムはEVA表面に付着し続け、剥がれることがない。且つ、粘性を有しているため、2つのEVAブロックを粘着させたり、それらを手軽に分解したりできる。また、分解後のEVAブロックを再び粘着させることも可能である。更に、手がフィルム部分に当たったとしても、手にゴムが残ることはない。このことは、高粘性フィルムとEVA表面の間に大変強い付着力が存在することを意味している。これは、完全に分散した高粘性高分子付着層20の混合液がEVA表面に滲入可能であり、PIBとEVAとの混合によって、揮発後の高粘性フィルムがEVAのホール11に完全に捕捉され得る結果、両者が分離不可能となるためである。
最後に、複数のEVAブロックを上記の混合液に浸漬し、取り出したあと、揮発性溶媒を完全に揮発させることで本発明の製品が得られる。この製品は、表面に粘性を有する多数のEVAブロックを互いに粘着させたものであって、見た目は各種積み木を集合させたようであり、手で自在に造型を変化させることも、ブロックを1つずつつなげて1つの物体とすることも可能である。且つ、手にゴムが残ることも一切ない。つまり、粘土と積み木の概念を兼ね備えた玩具である。
(2)嵌め合いを有さない積み木玩具と類似した使用方式を形成するものであって、高粘性高分子を直接使用したブロック状物を積み木玩具に応用し、エチレン-酢酸ビニル共重合体ブロックのサイズを変更することで、積み木と粘土の特性を兼ね備えた玩具を創造するブロック状構成物が提供される。
(3)自在につまんだり、押したり、つないだり、粘着させたりすることが可能であり、子供が手軽に構築でき、塑性変形しやすく、無限に創作し得るブロック状構成物が提供される。
(4)任意の色又はカラーとし得るブロック状構成物が提供される。ブロック状構成物は、任意の幾何学形状(例えば、立方体、直方体、円形、三角形)としてもよく、長さ、幅及び高さ等を任意のサイズとしてもよい。
本案の広義の概念を逸脱しないことを前提に、当業者は、上記で開示した実施例を理解し、変更することが可能である。よって、本案は明細書で開示した特定の実施例に限らず、本案の精神及び技術範囲に基づきなされる修正は、いずれも特許請求の範囲で規定する文字内容によりカバー及び保護されるものとする。