(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012625
(43)【公開日】2024-01-30
(54)【発明の名称】プランジャーロッド・シリンジアセンブリシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
A61M 5/28 20060101AFI20240123BHJP
A61M 5/178 20060101ALI20240123BHJP
A61M 5/31 20060101ALI20240123BHJP
A61M 5/315 20060101ALI20240123BHJP
【FI】
A61M5/28
A61M5/178
A61M5/31 530
A61M5/315
A61M5/315 514
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023194909
(22)【出願日】2023-11-16
(62)【分割の表示】P 2022123137の分割
【原出願日】2018-03-20
(31)【優先権主張番号】62/477,521
(32)【優先日】2017-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500049716
【氏名又は名称】アムジエン・インコーポレーテツド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】弁理士法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェルン・ケテラールス
(72)【発明者】
【氏名】ローレンス・ジー・レカ
(72)【発明者】
【氏名】エルネスト・ホタ・ペレス
(72)【発明者】
【氏名】マヌエル・レイ
(72)【発明者】
【氏名】ホマソエル・リベラ
(72)【発明者】
【氏名】ハビエル・オ・タピア
(72)【発明者】
【氏名】マルティン・ファン・ベツェル
(72)【発明者】
【氏名】フランシスコ・アルメディナ・バスケス
(72)【発明者】
【氏名】ノエル・ワー・レジェス
(57)【要約】 (修正有)
【課題】プランジャーロッドをプレフィルドシリンジに結合するための機構を提供する。
【解決手段】プランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分34と、シート部分の上方に配置され且つプランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分38とがある受け台を含む、キャリッジ22を含み得る。作動機器30が、キャリッジに動作可能に結合され、且つ受け台26を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合され得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置され且つプランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とがある受け台を含む、選択したキャリッジ;
前記選択したキャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かして前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器
を含み、及び
前記選択したキャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるように適合された受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされた受け台を含む、機械。
【請求項2】
さらに、前記受け台の上方に位置決めされた、選択した圧力板を含んで、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が、前記選択した圧力板の真下を動くようにし、前記選択した圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、請求項1に記載の機械。
【請求項3】
さらに、前記選択した圧力板に動作可能に結合された、選択した定張力バネを含み、前記選択した圧力板が、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記プランジャーロッドの近位端部を受け入れるように適合された入口部分を規定し、前記選択した定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間を動くときに、前記プランジャーロッドに、前記選択した圧力板を介して加えられた前記下向きの力を提供する、請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記第1のキャリッジは、前記第1のキャリッジに結合された第1の圧力板を含み、及び前記第2のキャリッジは、前記第2のキャリッジに結合された第2の圧力板を含んで、前記選択した圧力板が、前記選択したキャリッジに結合されるようにする、請求項1~3のいずれか1項に記載の機械。
【請求項5】
さらに、早替え締結具及びテーブルを含み、前記選択したキャリッジは、前記早替え締結具によって前記テーブルに取り外し自在に結合である、請求項1~4のいずれか1項に記載の機械。
【請求項6】
前記第1のキャリッジは第1のベースを含み、及び前記第2のキャリッジは第2のベースを含み、及び前記作動機器は、前記第1及び第2のベースに動作可能に接続されるように適合されたサーボモータを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の機械。
【請求項7】
さらに、前記選択したキャリッジに隣接して配置された、選択した摩擦要素を含み、前記選択した摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の機械。
【請求項8】
前記第1のキャリッジは、前記第1のキャリッジに結合され且つ第1の摩擦要素を支持する第1のガイドプレートを含み、及び前記第2のキャリッジは、前記第2のキャリッジに結合され且つ第2の摩擦要素を支持する第2のガイドプレートを含んで、前記選択した摩擦要素が、前記選択したキャリッジに結合された選択したガイドプレートによって支持されるようにする、請求項7に記載の機械。
【請求項9】
さらに、前記選択したキャリッジに結合された、選択した可動プランジャーロッドベースであって、前記選択したプランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記選択したプランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置された、選択した保持キャップであって、前記選択したプランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる、選択した保持キャップ
を含み;及び
前記選択した保持キャップは、前記選択したキャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項1~8のいずれか1項に記載の機械。
【請求項10】
前記選択したプランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのプランジャーロッドを受け入れるように適合されたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのプランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含む、請求項9に記載の機械。
【請求項11】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項1~10のいずれか1項に記載の機械。
【請求項12】
前記選択したキャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記選択したキャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項11に記載の機械。
【請求項13】
前記作動機器は、起動事象に応答して、前記受け台を前記第1の位置と前記第2の位置との間で割り送りするように適合されている、請求項1~12のいずれか1項に記載の機械。
【請求項14】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項13に記載の機械。
【請求項15】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは、前記選択したキャリッジに結合されて、前記選択したキャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項1~14のいずれか1項に記載の機械。
【請求項16】
前記作動機器は、ユーザが前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ手動で割り送りするためのレバーを含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の機械。
【請求項17】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含む、請求項16に記載の機械。
【請求項18】
前記選択したキャリッジは、前記選択的な圧力板に対して回転式に配置される、請求項2~17のいずれか1項に記載の機械。
【請求項19】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記受け台によって運ばれるとき、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し且つ前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項1~18のいずれか1項に記載の機械。
【請求項20】
前記選択したキャリッジは、前記選択したキャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項1~19のいずれか1項に記載の機械。
【請求項21】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において、前記選択したキャリッジに隣接して配置された、選択した出口シュートを含み、前記選択した出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合され;
前記第1のキャリッジは、前記第1のキャリッジに結合された第1の出口シュートを含み、及び前記第2のキャリッジは、前記第2のキャリッジに結合された第2の出口シュートを含んで、前記選択した出口シュートが前記選択したキャリッジに結合されるようにする、請求項1~20のいずれか1項に記載の機械。
【請求項22】
前記選択した出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項21に記載の機械。
【請求項23】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法であって、前記方法は:
作動機器から第2のキャリッジを切り離すこと;
作動機器から前記第2のキャリッジを切り離した後、前記作動機器に第1のキャリッジを結合することであって、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるように適合された第1の可動受け台を含むこと;
前記第1のキャリッジの前記第1の可動受け台に第1のシリンジアセンブリを位置決めすることであって、前記第1のシリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び前記注射筒内に配置されたプランジャーを含むこと;
前記第1のキャリッジの前記第1の受け台に第1のプランジャーロッドを位置決めすることであって、前記第1のプランジャーロッドは遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び前記遠位ロッド端部は、前記第1のシリンジアセンブリの前記近位端部の上方に配置され、且つ前記プランジャーと軸方向に位置合わせされていること;及び
前記第1のキャリッジに結合された前記作動機器を起動して、前記第1の受け台を第1の位置から第2の位置へ動かし、それにより、前記第1のプランジャーロッドに力を加えて、前記第1のプランジャーロッドが前記第1のシリンジアセンブリと結合されるようにすること
を含む、方法。
【請求項24】
さらに、前記第1の受け台が前記第1の位置から前記第2の位置の方へ動くときに、前記第1のプランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
さらに、早替え締結具によって前記第1のキャリッジをテーブルに締結することであって、前記テーブルは前記作動機器に接続されていることを含む、請求項23又は24に記載の方法。
【請求項26】
前記作動機器から前記第2のキャリッジを切り離すことは、前記第2のキャリッジを前記テーブルに固定する前記早替え締結具を切り離すことを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記作動機器から前記第2のキャリッジを切り離すことは、前記第2のキャリッジの受け部材から前記作動機器のサーボモータを切り離すことを含む、請求項23~26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記第1のキャリッジを前記作動機器に結合することは、前記作動機器のサーボモータを前記第1のキャリッジの受け部材に結合することを含む、請求項23~27のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
さらに、前記作動機器から前記第2のキャリッジを切り離す前に、前記第2のキャリッジの第2の受け台に第2のシリンジアセンブリを位置決めすることであって、前記第2の受け台は、第2のサイズの前記第2のシリンジアセンブリを受け入れるように適合され、前記第2のシリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び前記注射筒内に配置されたプランジャーを含み、前記第2のキャリッジの前記第2の受け台は、第2のサイズの第2の注射筒を受け入れるようなサイズにされること;
前記第2のキャリッジの前記第2の受け台に第2のプランジャーロッドを位置決めすることであって、前記第2のプランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び前記遠位ロッド端部は、前記第2のシリンジアセンブリの前記近位端部の上方に配置され、及び前記プランジャーと軸方向に位置合わせされていること;及び
前記第2のキャリッジに結合された前記作動機器を起動して、前記第2の受け台を第1の位置から第2の位置へ動かし、それにより、前記第2のプランジャーロッドに力を加えて、前記第2のプランジャーロッドが前記第2のシリンジアセンブリに結合されるようにすること
を含む、請求項23~28のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かして前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器;
前記キャリッジに隣接して位置決めされ且つ入口及び出口を規定する長尺状の圧力板であって、前記入口は、前記プランジャーロッドの近位端部を受け入れ、且つ前記プランジャーロッドが前記入口から前記出口へ動くにつれて前記プランジャーロッドの前記近位端部に下向きの力を加えるようなサイズにされている、長尺状の圧力板;及び
前記圧力板に結合された定張力バネであって、前記定張力バネは、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、定張力バネ
を含む、機械。
【請求項31】
前記入口は、前記キャリッジに対して前記出口の上方に位置決めされた傾斜面を含む、請求項30に記載の機械。
【請求項32】
さらに、少なくとも1つのガイドポストを含み、前記圧力板は、前記キャリッジの縦軸に対して平行な方向において前記少なくとも1つのガイドポストに摺動自在に結合される、請求項30又は31に記載の機械。
【請求項33】
さらに、前記キャリッジに対して前記圧力板を調整自在に実装するためのねじロッドを含んで、前記圧力板が、前記キャリッジの前記縦軸に対して平行な方向に調整可能であるようにして、異なる高さのプランジャーロッドに適応する、請求項32に記載の機械。
【請求項34】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項30~33のいずれか1項に記載の機械。
【請求項35】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素とを含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項34に記載の機械。
【請求項36】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に接続され、且つ起動事象に応答して前記受け台を前記第1の位置と前記第2の位置との間で割り送りするように適合されている、請求項30~35のいずれか1項に記載の機械。
【請求項37】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項36に記載の機械。
【請求項38】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、及び
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項30~37のいずれか1項に記載の機械。
【請求項39】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項38に記載の機械。
【請求項40】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項30~39のいずれか1項に記載の機械。
【請求項41】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項40に記載の機械。
【請求項42】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項30~41のいずれか1項に記載の機械。
【請求項43】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項30~42のいずれか1項に記載の機械。
【請求項44】
前記作動機器は、ユーザが前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ手動で割り送りするためのレバーを含む、請求項30~43のいずれか1項に記載の機械。
【請求項45】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含む、請求項44に記載の機械。
【請求項46】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項30~45のいずれか1項に記載の機械。
【請求項47】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項30~46のいずれか1項に記載の機械。
【請求項48】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項30~47のいずれか1項に記載の機械。
【請求項49】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項48に記載の機械。
【請求項50】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項30~49のいずれか1項に記載の機械。
【請求項51】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かして前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器;
前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにし、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、圧力板
を含み、及び
前記作動機器はレバーを含み、前記レバーは、前記キャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするように操作されるように適合されている、機械。
【請求項52】
前記作動機器は、起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りするように構成されている、請求項51に記載の機械。
【請求項53】
前記レバーは、前記キャリッジのベースに可動自在に取り付けられ、及び前記レバーは、前記レバーが休止位置から起動位置へ動くときに、前記起動事象を実施するように配置されている、請求項52に記載の機械。
【請求項54】
前記作動機器は、前記レバーに隣接して配置されたモータ作動式のブラケットを含み、前記ブラケットは、前記レバーを前記休止位置と前記起動位置との間で動かすように適合されている、請求項51~53のいずれか1項に記載の機械。
【請求項55】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み;及び
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項51~54のいずれか1項に記載の機械。
【請求項56】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項55に記載の機械。
【請求項57】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置される、請求項51~56のいずれか1項に記載の機械。
【請求項58】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項57に記載の機械。
【請求項59】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項51~58のいずれか1項に記載の機械。
【請求項60】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項51~59のいずれか1項に記載の機械。
【請求項61】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項51~60のいずれか1項に記載の機械。
【請求項62】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項51~61のいずれか1項に記載の機械。
【請求項63】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項51~62のいずれか1項に記載の機械。
【請求項64】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項63に記載の機械。
【請求項65】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項51~64のいずれか1項に記載の機械。
【請求項66】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項51~65のいずれか1項に記載の機械。
【請求項67】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項66に記載の機械。
【請求項68】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が、前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項51~67のいずれか1項に記載の機械。
【請求項69】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;及び
前記キャリッジに動作可能に結合され、及び前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するために、起動事象の発生時に、前記受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りするように適合されている作動機器
を含む、機械。
【請求項70】
さらに、前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにする圧力板を含み、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、請求項69に記載の機械。
【請求項71】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項69又は70に記載の機械。
【請求項72】
さらに、両手式アンチ・タイダウン動作スイッチを含み、前記動作スイッチは、前記起動事象を実施するように配置されている、請求項71に記載の機械。
【請求項73】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み、前記レバーは、前記起動事象を実施するように操作されるように配置されている、請求項69~72のいずれか1項に記載の機械。
【請求項74】
前記レバーは、前記キャリッジのベースに可動自在に取り付けられ、及び前記レバーは、前記レバーが休止位置から起動位置へ動くときに、前記起動事象を実施するように配置されている、請求項73に記載の機械。
【請求項75】
前記作動機器は、前記レバーに隣接して配置されたモータ作動式のブラケットを含み、前記ブラケットは、前記レバーを前記休止位置と前記起動位置との間で動かすように適合されている、請求項73又は74に記載の機械。
【請求項76】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、及び
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項69~75のいずれか1項に記載の機械。
【請求項77】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項76に記載の機械。
【請求項78】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項69~77のいずれか1項に記載の機械。
【請求項79】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項78に記載の機械。
【請求項80】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項69~79のいずれか1項に記載の機械。
【請求項81】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項69~80のいずれか1項に記載の機械。
【請求項82】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項69~81のいずれか1項に記載の機械。
【請求項83】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項69~82のいずれか1項に記載の機械。
【請求項84】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項83に記載の機械。
【請求項85】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項69~84のいずれか1項に記載の機械。
【請求項86】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項69~85のいずれか1項に記載の機械。
【請求項87】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項86に記載の機械。
【請求項88】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項69~87のいずれか1項に記載の機械。
【請求項89】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法であって、前記方法は:
キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることであって、前記シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び前記シリンジアセンブリの前記近位端部において前記注射筒内に配置されたプランジャーを含むこと;
前記受け台にプランジャーロッドを位置決めすることであって、前記プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び前記プランジャーロッドの前記遠位ロッド端部は、前記シリンジアセンブリの前記近位端部の上方に配置され、及び前記プランジャーと軸方向に位置合わせされていること;
前記キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動すること;及び
前記作動機器の起動に応答して、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ1回のみ割り送りすることであって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリ及び前記プランジャーロッドのいずれか又は双方に力が加えられて、前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリのプランジャーに結合すること
を含む、方法。
【請求項90】
前記受け台を割り送りすることが、前記キャリッジの回転軸の周りで前記キャリッジを回転させることを含む、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記キャリッジを回転させることが、ゼロ度を上回って前記キャリッジを回転させて、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りすることを含む、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記作動機器を起動することが、レバーを動かすことを含み、前記レバーは、前記キャリッジに、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りさせる、請求項89~91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
前記作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み、前記サーボモータは、ブラケットを摺動させて前記レバーを動かすように配置されている、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに動作可能に結合されている、請求項89~93のいずれか1項に記載の方法。
【請求項95】
さらに、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置の方へ動くときに、前記プランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含む、請求項89~94のいずれか1項に記載の方法。
【請求項96】
前記プランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板の真下で前記プランジャーロッドを動かすことを含む、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
さらに、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に回転力を加えることを含む、請求項89~96のいずれか1項に記載の方法。
【請求項98】
前記回転力を加えることが、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記キャリッジに隣接して配置された摩擦要素と前記シリンジアセンブリを係合することを含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かして前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器;及び
前記キャリッジに隣接して配置された摩擦要素であって、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、それにより、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記シリンジアセンブリに回転力を加え、且つ前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせる、摩擦要素
を含む、機械。
【請求項100】
前記摩擦要素は、前記受け台に不動に固定されている、請求項99に記載の機械。
【請求項101】
さらに、前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにする、圧力板を含み、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、請求項99又は100に記載の機械。
【請求項102】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項99~101のいずれか1項に記載の機械。
【請求項103】
前記第1及び第2のローラのそれぞれが回転軸を含み、前記第1のローラは、前記第1のローラの前記回転軸の周りで回転可能であり、及び前記第2のローラは、前記第2のローラの前記回転軸の周りで回転可能である、請求項102に記載の機械。
【請求項104】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素とを含む、請求項99~103のいずれか1項に記載の機械。
【請求項105】
前記摩擦要素は細長いコードである、請求項99~104のいずれか1項に記載の機械。
【請求項106】
前記細長いコードはエラストマー材料である、請求項105に記載の機械。
【請求項107】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に接続され、且つ起動事象に応答して前記受け台を前記第1の位置と前記第2の位置との間で割り送りするように適合されている、請求項99~106のいずれか1項に記載の機械。
【請求項108】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項107に記載の機械。
【請求項109】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項107又は108に記載の機械。
【請求項110】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み、前記レバーは、前記起動事象を実施するように操作されるように配置されている、請求項107~109のいずれか1項に記載の機械。
【請求項111】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含む、請求項110に記載の機械。
【請求項112】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み;及び
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項99~111のいずれか1項に記載の機械。
【請求項113】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項112に記載の機械。
【請求項114】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項99~113のいずれか1項に記載の機械。
【請求項115】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項114に記載の機械。
【請求項116】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項99~115のいずれか1項に記載の機械。
【請求項117】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項99~116のいずれか1項に記載の機械。
【請求項118】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項99~117のいずれか1項に記載の機械。
【請求項119】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項118に記載の機械。
【請求項120】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項99~119のいずれか1項に記載の機械。
【請求項121】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項101~120のいずれか1項に記載の機械。
【請求項122】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法であって、前記方法は:
キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることであって、前記シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び前記シリンジアセンブリの前記近位端部において前記注射筒内に配置されたプランジャーを含むこと;
前記受け台にプランジャーロッドを位置決めすることであって、前記プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び前記プランジャーロッドの前記遠位ロッド端部は、前記シリンジアセンブリの前記近位端部の上方に配置され、及び前記プランジャーと軸方向に位置合わせされていること;
前記キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動して、前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かすこと;及び
前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間を動くときに、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリを回転させ、それにより、前記プランジャーロッドの前記遠位ロッド端部の第1のねじ付き部分が、前記シリンジアセンブリの前記プランジャーの第2のねじ付き部分にねじ結合されるようにすること
を含む、方法。
【請求項123】
さらに、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置の方へ動くときに、前記プランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
下向きの力を加えることが、前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板の真下で前記プランジャーロッドを前記第1の位置と前記第2の位置との間で動かすことを含み、前記圧力板は、前記プランジャーロッドに前記下向きの力を加えるように適合されている、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリを回転させることが、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの前記注射筒を、前記キャリッジに隣接して固定された摩擦要素と係合することを含み、前記シリンジアセンブリは、前記受け台の縦軸の周りで回転可能である、請求項122~124のいずれか1項に記載の方法。
【請求項126】
さらに、第1の方向において前記キャリッジの回転軸の周りで前記キャリッジを回転させて、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りすることを含む、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記シリンジアセンブリを回転させることが、前記キャリッジの前記第1の方向とは反対の方向に前記シリンジアセンブリを回転させることを含み、前記キャリッジの前記回転軸は、前記受け台の前記縦軸に対して平行である、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、及び起動事象の発生時に、前記受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りして、前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合されている作動機器;
前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにし、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている圧力板
を含み、及び
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を割り送りする、機械。
【請求項129】
前記サーボモータは、起動事象に応答して前記キャリッジを動かすようにプログラムされ、前記起動事象は、前記動作スイッチをトリガすることを含む、請求項128に記載の機械。
【請求項130】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み、前記レバーは、起動事象を実施するように操作されるように配置されている、請求項129に記載の機械。
【請求項131】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含み、前記摺動可能ブラケットは、前記サーボモータに動作可能に結合されている、請求項130に記載の機械。
【請求項132】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項129~131のいずれか1項に記載の機械。
【請求項133】
前記動作スイッチは両手式アンチ・タイダウン動作スイッチを含む、請求項128~132のいずれか1項に記載の機械。
【請求項134】
前記サーボモータは、異なるキャリッジに動作可能に結合するように適合されている、請求項128~133のいずれか1項に記載の機械。
【請求項135】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項128~134のいずれか1項に記載の機械。
【請求項136】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項135に記載の機械。
【請求項137】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項128~136のいずれか1項に記載の機械。
【請求項138】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項128~137のいずれか1項に記載の機械。
【請求項139】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項128~138のいずれか1項に記載の機械。
【請求項140】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項128~139のいずれか1項に記載の機械。
【請求項141】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項128~140のいずれか1項に記載の機械。
【請求項142】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項128~141のいずれか1項に記載の機械。
【請求項143】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項142に記載の機械。
【請求項144】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項128~143のいずれか1項に記載の機械。
【請求項145】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項128~144のいずれか1項に記載の機械。
【請求項146】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項145に記載の機械。
【請求項147】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項128~146のいずれか1項に記載の機械。
【請求項148】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
ベース;
前記ベースに取り付けられ且つ前記ベースに対して可動であるキャリッジであって、前記キャリッジは、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とがある可動受け台を含む、キャリッジ;
前記キャリッジに結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りするように適合された作動機器;
前記ベースによって支持され、且つ前記キャリッジに隣接して位置決めされている圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにし、前記圧力板は、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、圧力板
を含み;及び
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、機械。
【請求項149】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項148に記載の機械。
【請求項150】
前記ベースは、水平に対して第1の角度で配置された底面を含み、前記受け台の前記縦軸は、前記垂直から前記第1の角度だけオフセットされている、請求項148又は149に記載の機械。
【請求項151】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に接続され、且つ起動事象に応答して、前記受け台を前記第1の位置と前記第2の位置との間で割り送りするように適合されている、請求項148~150のいずれか1項に記載の機械。
【請求項152】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項151に記載の機械。
【請求項153】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を割り送りする、請求項148~152のいずれか1項に記載の機械。
【請求項154】
前記サーボモータは、前記起動事象に応答して前記キャリッジを動かすようにプログラムされ、前記起動事象は、前記動作スイッチをトリガすることを含む、請求項153に記載の機械。
【請求項155】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み、前記レバーは、前記起動事象を実施するように操作されるように配置されている、請求項151~154のいずれか1項に記載の機械。
【請求項156】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含み、前記摺動可能ブラケットは、前記サーボモータに動作可能に結合される、請求項155に記載の機械。
【請求項157】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項148~156のいずれか1項に記載の機械。
【請求項158】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項148~157のいずれか1項に記載の機械。
【請求項159】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項158に記載の機械。
【請求項160】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項148~159のいずれか1項に記載の機械。
【請求項161】
前記サーボモータは、異なるキャリッジに動作可能に結合するように適合されている、請求項153~160のいずれか1項に記載の機械。
【請求項162】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、及び
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項148~161のいずれか1項に記載の機械。
【請求項163】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項162に記載の機械。
【請求項164】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項148~163のいずれか1項に記載の機械。
【請求項165】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項148~164のいずれか1項に記載の機械。
【請求項166】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項148~165のいずれか1項に記載の機械。
【請求項167】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項148~166のいずれか1項に記載の機械。
【請求項168】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項167に記載の機械。
【請求項169】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、且つ前記受け台を第1の位置から第2の位置へ動かして前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器;
前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにし、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている、圧力板;及び
以下の(a)~(e)のうちの少なくとも1つ:
(a)前記圧力板に動作可能に結合された定張力バネであって、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記プランジャーロッドの近位端部を受け入れるように適合された入口部分を規定し、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間を動くときに、前記プランジャーロッドに、前記圧力板を介して加えられた前記下向きの力を提供する、定張力バネ;
(b)前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素であって、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、摩擦要素;
(c)前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に接続され、且つ起動事象に応答して、前記受け台を前記第1の位置と前記第2の位置との間で割り送りするように適合されていること;
(d)前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているときの前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されていること;及び
(e)前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含むこと
を含む、機械。
【請求項170】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項169に記載の機械。
【請求項171】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項169又は170に記載の機械。
【請求項172】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項171に記載の機械。
【請求項173】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項169~172のいずれか1項に記載の機械。
【請求項174】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項169~173のいずれか1項に記載の機械。
【請求項175】
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を動かす、請求項169~174のいずれか1項に記載の機械。
【請求項176】
前記作動機器は、ユーザが前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ手動で割り送りするためのレバーを含む、請求項169~175のいずれか1項に記載の機械。
【請求項177】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含む、請求項176に記載の機械。
【請求項178】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項169~177のいずれか1項に記載の機械。
【請求項179】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項169~178のいずれか1項に記載の機械。
【請求項180】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項169~179のいずれか1項に記載の機械。
【請求項181】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項169~180のいずれか1項に記載の機械。
【請求項182】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項181に記載の機械。
【請求項183】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を2回以上割り送りする、請求項13、36、107、151、又は169のいずれか1項に記載の機械。
【請求項184】
前記作動機器は、起動事象の発生時に、前記受け台を2回以上割り送りするように構成されている、請求項51に記載の機械。
【請求項185】
前記サーボモータは、起動事象に応答して、前記受け台を2回以上割り送りするようにプログラムされている、請求項128に記載の機械。
【請求項186】
さらに、前記作動機器の起動に応答して、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ2回以上割り送りすることを含む、請求項23~29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項187】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法であって、前記方法は:
キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることであって、前記シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び前記シリンジアセンブリの前記近位端部において前記注射筒内に配置されたプランジャーを含むこと;
前記受け台にプランジャーロッドを位置決めすることであって、前記プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び前記プランジャーロッドの前記遠位ロッド端部は、前記シリンジアセンブリの前記近位端部の上方に配置され、且つ前記プランジャーと軸方向に位置合わせされていること;
前記キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動すること;及び
前記作動機器の起動に応答して、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ2回以上割り送りすることであって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリ及び前記プランジャーロッドのいずれか又は双方に力が加えられて、前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリのプランジャーに結合すること
を含む、方法。
【請求項188】
前記受け台を割り送りすることが、前記キャリッジの回転軸の周りで前記キャリッジを回転させることを含む、請求項187に記載の方法。
【請求項189】
前記キャリッジを回転させることが、ゼロ度を上回った角度で前記キャリッジを回転させて、前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りすることを含む、請求項188に記載の方法。
【請求項190】
前記作動機器を起動することがレバーを動かすことを含み、前記レバーによって、前記キャリッジが前記受け台を前記第1の位置から前記第2の位置へ2回以上割り送りするようにする、請求項187~189のいずれか1項に記載の方法。
【請求項191】
前記作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み、前記サーボモータは、ブラケットを摺動させて前記レバーを動かすように配置されている、請求項190に記載の方法。
【請求項192】
前記作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み、前記サーボモータは、前記キャリッジに動作可能に結合される、請求項187~191のいずれか1項に記載の方法。
【請求項193】
さらに、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置の方へ動くときに、前記プランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含む、請求項187~192のいずれか1項に記載の方法。
【請求項194】
前記プランジャーロッドの前記近位ロッド端部に下向きの力を加えることは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板の真下で前記プランジャーロッドを動かすことを含む、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
さらに、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に回転力を加えることを含む、請求項187~194のいずれか1項に記載の方法。
【請求項196】
前記回転力を加えることは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記キャリッジに隣接して配置された摩擦要素と前記シリンジアセンブリを係合することを含む、請求項195に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
2017年3月28日出願の米国仮特許出願第62/477,521号の優先権を主張し、その内容全体を参照により本願明細書に援用する。
【0002】
本開示は、概して、医療用シリンジに関し、より詳細には、プランジャーロッドを医療用シリンジのシリンジアセンブリに結合するための機構及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
典型的な医療用シリンジは、薬剤又は製剤などの流体を入れているシリンジアセンブリと、シリンジアセンブリに結合されたプランジャーロッドとを含む。プランジャーロッドは、シリンジが流体で満たされた後に、シリンジアセンブリの注射筒内に配置されたプランジャーに結合され得る。プランジャーは、プランジャーロッドの遠位端部の雄ねじに結合するようなサイズにされた雌ねじを含み得る。プランジャーロッドの遠位端部がプランジャーにねじ込んで留められると、プランジャーロッドはシリンジアセンブリに結合される。その後、プランジャーロッドに加えられる力が、プランジャーを注射筒で進めて、シリンジ内に入れられている流体を投薬し得る。プランジャーロッドは、フランジを有する近位ロッド端部を含み、オペレータは、2本の指の間に注射筒を挟みながら、フランジを親指で押し得る。シリンジアセンブリは、異なる量の流体を保持するようなサイズにされ、及びプランジャーロッドはまた、それらのシリンジアセンブリの相手方部品に適合するようなサイズにされ得る。プランジャーロッドをプランジャーに結合するとき、時期尚早に流体を吐出し得る及び/又は封止されたプレフィルドのすなわち予め充填済みのシリンジの容器クロージャーの完全性を損ない得る過剰圧力が加わるのを回避するように、注意を払うべきである。プレフィルドシリンジでは、注射筒内に入れられる流体の充填レベルは、プレフィルドシリンジのバッチ内で異なることがあるため、注射筒内のプランジャーの位置もバッチ内で異なり得る。そのようなものとして、プランジャーロッドをプレフィルドシリンジに結合する既存のシステムは、流体の時期尚早な排出を防止するために、充填レベルの変動に適応するように適合可能である必要がある。
【0004】
プランジャーロッドとシリンジアセンブリとを結合するために使用される典型的な機械は、機械へのプランジャーロッド及びシリンジアセンブリの装填、機械の動作、プランジャーへのプランジャーロッドの結合、及び機械からの完成品のアンローディング(unloading)を含む、いくつもの工程段階を実施するように完全に自動され、且つ設計されている。完全に自動された技術は、結合済みのプランジャーロッドとシリンジアセンブリの2000以上の大きいバッチを準備するのに特に有用である。本明細書では「切替工程」と称す、異なるサイズのプランジャーロッドとシリンジアセンブリとを組み立てるための、完全自動機械を調整するために、機械は、動作前に、部分的に分解され、調整され、及び/又は再組立される必要がある。この切替工程は、機械の分解、調整及び工具整備(tooling)、及び再組立に関わる多くの構成要素を管理するために、熟練したオペレータを必要とすることが多く、これは、非常に時間がかかる処置とし得る。さらに、公知の機械は、設置面積が大きく、及び一般的に、ひとたび処理研究室内で機械が確立されたら、据え置き型である。そのような大きいバッチの機械を使用することは、小バッチの組み立て及び異なるサイズのシリンジアセンブリの簡単な組み立てには、実際的ではないことがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置され且つプランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とがある受け台(cradle)を含む、選択したキャリッジを有し得る。作動機器が、選択したキャリッジに動作可能に(operatively)結合され、且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合され得る。選択したキャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され得、第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるように適合された受け台を含み、及び第2のキャリッジは、第1のサイズとは異なる第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされた受け台を含む。
【0006】
第2の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法が、作動機器から第2のキャリッジを切り離すこと、及び作動機器から第2のキャリッジを切り離した後、作動機器に第1のキャリッジを結合することを含み得、第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるように適合された第1の可動受け台を含む。次に、方法は、第1のキャリッジの第1の可動受け台に第1のシリンジアセンブリを位置決めすることを含み得、第1のシリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び注射筒内に配置されたプランジャーを含む。その後、方法は、第1のキャリッジの第1の受け台に第1のプランジャーロッドを位置決めすることを含み得、第1のプランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及びここで、遠位ロッド端部は、第1のシリンジアセンブリの近位端部の上方に配置され、且つプランジャーと軸方向に位置合わせされている。さらに、方法は、第1のキャリッジに結合された作動機器を起動して、第1の受け台を第1の位置から第2の位置へ動かし、それにより、第1のプランジャーロッドに力を加えて、第1のプランジャーロッドが第1のシリンジアセンブリと結合されるようにすることを含み得る。
【0007】
第3の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジを含み得る。作動機器が、キャリッジに動作可能に結合され、且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合され得る。機械は、さらに、キャリッジに隣接して位置決めされ且つ入口及び出口を規定する長尺状の圧力板を含み得、入口は、プランジャーロッドの近位端部を受け入れ且つプランジャーロッドが入口から出口へ動くにつれてプランジャーロッドの近位端部に下向きの力を加えるようなサイズにされている。定張力バネが圧力板に結合され得、定張力バネは、圧力板に下向きの力を提供して、受け台が第1の位置と第2の位置との間で動くときに、下向きの力が圧力板を介してプランジャーロッドへ伝えられるようにする。
【0008】
第4の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジを含み得る。機械は、キャリッジに動作可能に結合され且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器を含み得る。圧力板がキャリッジに隣接して位置決めされ得るため、受け台は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、圧力板の真下を動くようにされ、圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている。作動機器は、キャリッジに動作可能に結合され且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りする(index)ように操作されるように適合されているレバーを含み得る。
【0009】
第5の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジを含み得る。作動機器が、キャリッジに動作可能に結合され、及び起動事象の発生時に、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りするように適合され得る。
【0010】
第6の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法が、キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることを含み得、シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及びシリンジアセンブリの近位端部において、注射筒内に配置されたプランジャーを含む。次いで、方法は、受け台にプランジャーロッドを位置決めすることを含み得、ここで、プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み得、及びプランジャーロッドの遠位ロッド端部は、シリンジアセンブリの近位端部の上方に配置され、且つプランジャーと軸方向に位置合わせされている。方法は、キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動することを含み得る。さらに、方法は、作動機器の起動に応答して、受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りすることを含み得、ここで、受け台が第1の位置から第2の位置へ割り送りするときに、シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドのいずれか又は双方に力が加えられて、プランジャーロッドをシリンジアセンブリのプランジャーに結合し得る。
【0011】
第7の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジを含み得る。作動機器が、キャリッジに動作可能に結合され、且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合され得る。さらに、摩擦要素が、キャリッジに隣接し且つ圧力板の下方に配置され得、ここで、摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動く間、受け台によって運ばれるシリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され得、それにより、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、シリンジアセンブリに回転力を加え、且つプランジャーロッドに対してシリンジアセンブリをスピンさせる。
【0012】
第8の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法が、キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることを含み得、シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及びシリンジアセンブリの近位端部において、注射筒内に配置されたプランジャーを含む。方法は、受け台にプランジャーロッドを位置決めすることを含み得、プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及びプランジャーロッドの遠位ロッド端部は、シリンジアセンブリの近位端部の上方に配置され、且つプランジャーと軸方向に位置合わせされている。その後、方法は、キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動して、受け台を第1の位置から第2の位置へ動かすこと、及び受け台が第1の位置と第2の位置との間を動くときに、プランジャーロッドに対してシリンジアセンブリを回転させ、それにより、プランジャーロッドの遠位ロッド端部の第1のねじ付き部分が、シリンジアセンブリのプランジャーの第2のねじ付き部分にねじ結合されるようにすることを含み得る。
【0013】
第9の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジを含み得る。機械は、キャリッジに動作可能に結合され且つ起動事象の発生時に受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合される作動機器を含み得る。圧力板が、キャリッジに隣接して位置決めされ得るため、受け台が、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに圧力板の真下を動くようにし、圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている。作動機器は、サーボモータと、サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み得、サーボモータはキャリッジに結合されて、キャリッジを介して受け台を割り送りする。
【0014】
第10の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、ベースと、ベースに取り付けられ且つベースに対して可動であるキャリッジとを含み得、キャリッジは、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とがある可動受け台を含む。作動機器が、キャリッジに結合され、且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りするように適合され得る。機械は、ベースによって支持され且つキャリッジに隣接して位置決めされる圧力板を含み得るため、受け台は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、圧力板の真下を動くようにし、圧力板は、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている。受け台は、シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが受け台内に配置されているときのシリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み得、受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている。
【0015】
第11の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械が、シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ、キャリッジに動作可能に結合され且つ受け台を第1の位置から第2の位置へ動かしてプランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するように適合された作動機器、及びキャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台が圧力板の真下を動くようにし、圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている圧力板を含み得る。機械は、以下の(a)~(e)の態様の少なくとも1つを含み得る。態様(a)では、定張力バネが、圧力板に動作可能に結合され得、及び圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、プランジャーロッドの近位端部を受け入れるように適合された入口部分を規定し得る。定張力バネは、受け台が第1の位置と第2の位置との間を動くときに、プランジャーロッドに、圧力板を介して加えられた下向きの力を提供し得る。態様(b)では、摩擦要素が、キャリッジに隣接し且つ圧力板の下方に配置され得る。摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動く間、受け台によって運ばれるシリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され得る。摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、注射筒に回転力を加え、シリンジアセンブリをプランジャーロッドに対してスピンさせるように適合され得る。態様(c)では、作動機器は、キャリッジに動作可能に接続され、且つ起動事象に応答して、受け台を第1の位置と第2の位置との間で割り送りするように適合され得る。態様(d)では、受け台は、シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが受け台内に配置されているときのシリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み得る。受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置され得る。最後に、態様(e)では、キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され得る。第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み得、及び第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み得る。
【0016】
第12の例示的な態様によれば、プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するために、機械を使用する方法が、キャリッジの可動受け台にシリンジアセンブリを位置決めすることを含み得、シリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及びシリンジアセンブリの近位端部において注射筒内に配置されたプランジャーを含む。次に、方法は、受け台にプランジャーロッドを位置決めすることを含み得、ここで、プランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み得、及びここで、プランジャーロッドの遠位ロッド端部は、シリンジアセンブリの近位端部の上方に配置され、且つプランジャーと軸方向に位置合わせされている。方法は、キャリッジに動作可能に接続される作動機器を起動することを含み得る。さらに、方法は、作動機器の起動に応答して、受け台を第1の位置から第2の位置へ2回以上割り送りすることを含み得、ここで、受け台が第1の位置から第2の位置へ割り送りするときに、シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドのいずれか又は双方に力が加えられて、プランジャーロッドをシリンジアセンブリのプランジャーに結合し得る。
【0017】
さらに、上述の第1~第12の態様及び方法のいずれか1つ以上によれば、プランジャーロッドとシリンジアセンブリとを結合するための機械、及び機械を使用するための方法は、以下の形態又は方法ステップのうちのいずれか1つ以上を含み得る。
【0018】
好ましい形態では、機械は、受け台の上方に位置決めされた、選択した圧力板を含み得るため、受け台は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、選択した圧力板の真下を動くようになる。選択した圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合され得る。
【0019】
機械の好ましい形態では、第1のキャリッジは、第1のキャリッジに結合された第1の圧力板を含み得、及び第2のキャリッジは、第2のキャリッジに結合された第2の圧力板を含み得、選択した圧力板が、選択したキャリッジに結合されるようにする。
【0020】
好ましい形態では、機械は、早替え締結具及びテーブルを含み得、選択したキャリッジは、早替え締結具によってテーブルに取り外し自在に結合され得る。
【0021】
機械の好ましい形態では、第1のキャリッジは第1のベースを含み得、及び第2のキャリッジは第2のベースを含み得、及び作動機器は、第1及び第2のベースに動作可能に接続されるように適合されたサーボモータを含み得る。
【0022】
好ましい形態では、機械は、選択したキャリッジに隣接して配置された、選択した摩擦要素を含み得る。選択した摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動く間、受け台によって運ばれるシリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され得る。摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、注射筒に回転力を加えて、プランジャーロッドに対してシリンジアセンブリをスピンさせるように適合され得る。
【0023】
機械の好ましい形態では、第1のキャリッジは、第1のキャリッジに結合され且つ第1の摩擦要素を支持する第1のガイドプレートを含み得、及び第2のキャリッジは、第2のキャリッジに結合され且つ第2の摩擦要素を支持する第2のガイドプレートを含み得るため、選択した摩擦要素が、選択したキャリッジに結合された選択したガイドプレートによって支持されるようにする。
【0024】
好ましい形態では、機械は、選択した圧力板に動作可能に結合された、選択した定張力バネを含み得る。入口部分を規定する選択した圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、プランジャーロッドの近位端部を受け入れるように適合され得る。選択した定張力バネは、受け台が第1の位置と第2の位置との間を動くときに、プランジャーロッドに、選択した圧力板によって加えられた下向きの力を提供し得る。
【0025】
好ましい形態では、機械は、サーボモータと、サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み得、サーボモータはキャリッジに結合されて、キャリッジを介して受け台を動かす。
【0026】
機械の好ましい形態では、入口は、キャリッジに対して出口の上方に位置決めされた傾斜面を含み得る。
【0027】
好ましい形態では、機械は、少なくとも1つのガイドポストを含み得、圧力板は、キャリッジの縦軸に対して平行な方向において少なくとも1つのガイドポストに摺動自在に結合される。
【0028】
好ましい形態では、機械は、キャリッジに対して圧力板を調整自在に実装するためのねじロッドを含み得るため、異なる高さのプランジャーロッドに適応するように、圧力板は、キャリッジの縦軸に対して平行な方向において調整可能である。
【0029】
好ましい形態では、機械は、キャリッジに隣接し且つ圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み得る。摩擦要素は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動く間、受け台によって運ばれるシリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され得る。摩擦要素は、注射筒に回転力を加えて、プランジャーロッドに対してシリンジアセンブリをスピンさせるように適合され得る。
【0030】
機械の好ましい形態では、摩擦要素は、受け台に対して不動に固定され得る。
【0031】
好ましい形態では、機械はガイドプレートを含み得、及び摩擦要素はガイドプレートに固定され得る。
【0032】
機械の好ましい形態では、摩擦要素は細長いコードとし得る。
【0033】
機械の好ましい形態では、摩擦要素はエラストマー材料とし得る。
【0034】
機械の好ましい形態では、作動機器は、起動事象に応答して、受け台を第1の位置と第2の位置との間で割り送りするように適合され得る。
【0035】
機械の好ましい形態では、作動機器は、起動事象の発生時に、受け台を1回のみ割り送りし得る。
【0036】
機械の好ましい形態では、作動機器は、起動事象の発生時に、受け台を2回以上割り送りし得る。
【0037】
機械の好ましい形態では、作動機器は、ユーザが受け台を第1の位置から第2の位置へ手動で割り送りするためのレバーを含み得る。
【0038】
機械の好ましい形態では、レバーは、キャリッジのベースに可動自在に取り付けられ得、及びレバーは、レバーが休止位置から起動位置へ動くときに、起動事象を実施するように配置され得る。
【0039】
機械の好ましい形態では、作動機器は、レバーに隣接して配置されたモータ作動式のブラケットを含み得、ブラケットは、レバーを休止位置と起動位置との間で動かすように適合され得る。
【0040】
機械の好ましい形態では、作動機器は、レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含み得る。
【0041】
好ましい形態では、機械は、キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板を含み得、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台が圧力板の真下を動くようにし、圧力板は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、受け台のアパーチャ部分に配置されたプランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている。
【0042】
好ましい形態では、機械は、起動事象を実施するように配置された両手式アンチ・タイダウン運転スイッチ(two-hand anti-tie down operation switch)を含み得る。
【0043】
機械の好ましい形態では、作動機器は、キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み得、レバーは、起動事象の実施を手動で操作するように配置されている。
【0044】
機械の好ましい形態では、作動機器は、ユーザが受け台を第1の位置から第2の位置へ手動で割り送りするためのレバーを含み得る。
【0045】
機械の好ましい形態では、受け台のシート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み得る。シート部分の第1及び第2のローラは、シリンジアセンブリの注射筒に係合し、且つ受け台によって運ばれるときに、間隙内に注射筒を保持するように適合され得、第1及び第2のローラは、受け台が第1の位置から第2の位置へ割り送りするときに、シリンジアセンブリがスピンできるようにする。
【0046】
機械の好ましい形態では、第1及び第2のローラのそれぞれは回転軸を含み得、第1のローラは、第1のローラの回転軸の周りで回転可能であり、及び第2のローラは、第2のローラの回転軸の周りで回転可能である。
【0047】
機械の好ましい形態では、サーボモータは、起動事象に応答してキャリッジを動かすようにプログラムされ得、起動事象は、動作スイッチをトリガすることを含む。
【0048】
機械の好ましい形態では、サーボモータは、起動事象に応答して、受け台を2回以上割り送りするようにプログラムされ得る。
【0049】
機械の好ましい形態では、サーボモータは、異なるキャリッジに動作可能に結合するように適合され得る。
【0050】
機械の好ましい形態では、受け台は、シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが受け台内に配置されているときのシリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み得、受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている。
【0051】
機械の好ましい形態では、キャリッジは、受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台(rotational carousel)を含み得、キャリッジの回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする。
【0052】
機械の好ましい形態では、ベースは、水平に対して第1の角度で配置された底面を含み得、受け台の縦軸は、垂直から第1の角度だけオフセットされている。
【0053】
好ましい形態では、機械は、キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースを含み得る。プランジャーロッドベースは、受け台の上方に配置され得、及びプランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み得、オリフィスは、受け台のアパーチャ部分と同軸に位置合わせされる。プランジャーロッドベースは、受け台と一緒に第1の位置から第2の位置へ可動とし得る。
【0054】
好ましい形態では、機械は、外側に延在するタブが、プランジャーロッドベースのオリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップを含み得、保持キャップは、プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる。保持キャップは、キャリッジに対して固定され得、且つ受け台が第1の位置にあるときに、オリフィス内に配置される。
【0055】
好ましい形態では、機械は、選択したキャリッジに結合された、選択した可動プランジャーロッドベースを含み得る。
【0056】
機械の好ましい形態では、プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され得、第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び第2のプランジャーロッドベースは、第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている。
【0057】
機械の好ましい形態では、キャリッジは、圧力板に対して回転式に配置され得る。
【0058】
機械の好ましい形態では、キャリッジは、キャリッジによって支持される複数の受け台を含み得る。
【0059】
好ましい形態では、機械は、キャリッジに隣接し且つ受け台の第2の位置に配置された出口シュートを含み得る。出口シュートは、プランジャーロッドがシリンジアセンブリに結合された後、受け台からプランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合され得る。
【0060】
好ましい形態では、第1のキャリッジは、第1のキャリッジに結合された第1の出口シュートを含み得、及び第2のキャリッジは、第2のキャリッジに結合された第2の出口シュートを含み得るため、選択した出口シュートが、選択したキャリッジに結合されるようにする。
【0061】
機械の好ましい形態では、出口シュートは斜面を含み得、斜面は、受け台が第2の位置へ動いた後、プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む。
【0062】
好ましい形態では、方法は、第1の受け台が第1の位置から第2の位置の方へ動くときに、第1のプランジャーロッドの近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含み得る。
【0063】
好ましい形態では、方法は、作動機器の起動に応答して、受け台を第1の位置から第2の位置へ2回以上割り送りすることを含み得る。
【0064】
好ましい形態では、方法は、早替え締結具によって第1のキャリッジをテーブルに締結することを含み得、テーブルは作動機器に接続されている。
【0065】
方法の好ましい形態では、作動機器から第2のキャリッジを切り離すことは、第2のキャリッジをテーブルに固定する早替え締結具を切り離すことを含み得る。
【0066】
方法の好ましい形態では、作動機器から第2のキャリッジを切り離すことは、第2のキャリッジの受け部材から作動機器のサーボモータを切り離すことを含み得る。
【0067】
方法の好ましい形態では、第1のキャリッジを作動機器に結合することは、作動機器のサーボモータを第1のキャリッジの受け部材に結合することを含み得る。
【0068】
好ましい形態では、方法は、作動機器から第2のキャリッジを切り離す前に、第2のキャリッジの第2の受け台に第2のシリンジアセンブリを位置決めすることを含み得、第2の受け台は、第2のサイズの第2のシリンジアセンブリを受け入れるように適合され、第2のシリンジアセンブリは、遠位端部及び近位端部、注射筒、及び注射筒内に配置されたプランジャーを含み、第2のキャリッジの第2の受け台は、第2のサイズの第2の注射筒を受け入れるようなサイズにされる。さらに、方法の好ましい形態は、第2のキャリッジの第2の受け台に第2のプランジャーロッドを位置決めすることを含み得、第2のプランジャーロッドは、遠位ロッド端部及び近位ロッド端部を含み、及び遠位ロッド端部は、第2のシリンジアセンブリの近位端部の上方に配置され、且つプランジャーと軸方向に位置合わせされている。好ましい形態では、方法は、第2のキャリッジに結合された作動機器を起動して、第2の受け台を第1の位置から第2の位置へ動かし、それにより、第2のプランジャーロッドに力を加えて、第2のプランジャーロッドが第2のシリンジアセンブリに結合されるようにすることを含み得る。
【0069】
方法の好ましい形態では、受け台を割り送りすることは、キャリッジの回転軸の周りでキャリッジを回転させることを含み得る。
【0070】
方法の好ましい形態では、キャリッジを回転させることは、ゼロ度を上回ってキャリッジを回転させて、受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りすることを含み得る。
【0071】
方法の好ましい形態では、作動機器を起動することは、レバーを動かすことを含み得、ここで、レバーによって、キャリッジが受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りするようにさせる。
【0072】
方法の好ましい形態では、作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み得、ここで、サーボモータは、ブラケットを摺動させてレバーを動かすように配置されている。
【0073】
方法の好ましい形態では、作動機器を起動することは、サーボモータに結合された動作スイッチをトリガすることを含み得、ここで、サーボモータは、キャリッジに動作可能に結合されている。
【0074】
好ましい形態では、方法は、受け台が第1の位置から第2の位置の方へ動くときに、プランジャーロッドの近位ロッド端部に下向きの力を加えることを含み得る。
【0075】
方法の好ましい形態では、プランジャーロッドの近位ロッド端部に下向きの力を加えることは、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板の真下でプランジャーロッドを動かすことを含み得る。
【0076】
好ましい形態では、方法は、受け台が第1の位置から第2の位置へ動く間、シリンジアセンブリの注射筒に回転力を加えることを含み得る。
【0077】
方法の好ましい形態では、回転力を加えることは、受け台が第1の位置から第2の位置へ動くときに、キャリッジに隣接して配置された摩擦要素とシリンジアセンブリを係合することを含み得る。シリンジアセンブリは、受け台の縦軸の周りで回転可能とし得る。
【0078】
好ましい形態では、方法は、第1の方向においてキャリッジの回転軸の周りでキャリッジを回転させて、受け台を第1の位置から第2の位置へ割り送りすることを含み得る。
【0079】
方法の好ましい形態では、シリンジアセンブリを回転させることは、キャリッジの第1の方向とは反対の方向に、シリンジアセンブリを回転させることを含み得、キャリッジの回転軸は、受け台の縦軸に対して平行である。
【0080】
本開示は、添付図面と併せて、以下の説明からより十分に理解されると考えられる。図面のいくつかは、他の要素をより明白に示すために、選択した複数の要素を省略することによって、単純化され得る。対応する記述において明白に描写され得る場合を除いて、いくつかの図面におけるそのような要素の省略は、必ずしも、例示的な実施形態のいずれかにおける特定の要素の有無を示すものではない。また、図面はいずれも、必ずしも縮尺通りではない。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【
図1】本開示の教示による、プランジャーロッド及びシリンジアセンブリが位置決めされた、第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の前面側の斜視図である。
【
図2】プランジャーロッド及びシリンジアセンブリが中間配置構成にある、
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の部分的な斜視的な前面図である。
【
図3】プランジャーロッド及びシリンジアセンブリが結合配置構成にある、
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の背面側の斜視図である。
【
図4】第1のプランジャーロッド及びシリンジアセンブリが切り離された配置構成にあり、且つ第2のプランジャーロッド及びシリンジアセンブリが結合配置構成にある、
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の前面側の斜視図である。
【
図5】第1の例のプランジャーロッド位置決定ベース、第1の例のプランジャーロッド保持キャップ、及び締結具を示す、
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の上面側の斜視図である。
【
図6】第2の例のプランジャーロッド位置決定ベース及び第2のプランジャーロッド保持キャップを備え、締結具のない、
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械の上面側の斜視図である。
【
図7】
図5の第1の例のプランジャーロッド保持キャップの上面図である。
【
図8】
図6の第2の例のプランジャーロッド保持キャップの上面図である。
【
図9】
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械のガイドアセンブリの斜視図であり、ガイドアセンブリはプレフォース・プランジャーユニットを含む。
【
図10】
図9のガイドアセンブリのプレフォース・プランジャーユニットの斜視図である。
【
図11】
図1の第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械と一緒に使用するための適応性作動システムの上面側の斜視図である。
【
図12】
図11の適応性作動システムに結合された
図1の機械を含む、第2の例のプランジャーロッドアセンブリシステムの斜視図である。
【
図13】本開示の教示による、第3の例のプランジャーロッドアセンブリシステムの斜視図である。
【
図14】
図13の第3の例のプランジャーロッドアセンブリシステムの側面図である。
【
図15】
図13の第3の例のプランジャーロッドアセンブリシステムの前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0082】
本明細書では、プランジャーロッドをプレフィルドシリンジアセンブリに結合するためのプランジャーロッドアセンブリシステムが図示及び説明されている。
図1~4は、プランジャーロッド14とプレフィルドシリンジアセンブリ18とを結合する様々な段階で示す第1の例のプランジャーロッドアセンブリ機械10を示す。
図5~10は、機械10の様々な構成要素をより詳細に示し、及び
図11及び
図12は、
図1~4の非自動機械10を、半自動である第2の例のプランジャーロッドアセンブリシステムに変換するための適応性システムを示す。第3の例のプランジャーロッドアセンブリシステムは、
図13~15に示されており、及びプランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するために、以前の図の様々な構成要素のいずれか又は全てを組み込み得る。用語「シリンジアセンブリ」18は、プレフィルドシリンジ又は空のシリンジを指す。
【0083】
図1には、プランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するためのプランジャーロッドアセンブリシステム10の第1の例が示されている。プランジャーロッドアセンブリシステム10は、可動受け台26を備えるキャリッジ22と、キャリッジ22に動作可能に結合され且つ受け台26を第1の位置から第2の位置へ動かすように適合された作動機器30とを有する、機械である。受け台26は、シリンジアセンブリ18を受け入れるようなサイズにされたシート部分34と、シート部分34の上方に配置され且つプランジャーロッド14を受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分38とを含む。図示の例の記述では、キャリッジ22は回転木馬式の回転台であり、複数の受け台26がキャリッジ22によって支持され、且つ回転台22の外周囲辺りに配置されている。参照を容易にするために、単一の受け台26を、キャリッジ22が受け台26を第1の位置と第2の位置との間で回転させる場合について、説明する。本明細書では、「装填済みの受け台」26は、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18をそこに位置決めさせてある受け台26を指す。機械10は、複数の受け台26を様々な位置に提供し、「第1の位置」P1(
図1に示す)は、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18が受け台26に位置決めされるが、まだ互いに結合されていない位置を指す。「第2の位置」P2(
図3に示す)は、ひとたびプランジャーロッド14がシリンジアセンブリ18に結合された、装填済みの受け台26の任意の位置を指す。本明細書では、「結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ」46は、プランジャーロッド14がシリンジアセンブリ18に結合されている最終製品を指す。プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18は、受け台26に緩く取り付けられ得るか、取り外し自在に固定され得るか、又は好適に嵌められ得る。
【0084】
受け台26が3つの連続的な位置:第1の位置P1、第1の位置P1と第2の位置P2との間の位置、及び第2の位置P2にあるときの、機械10の機能及び動作を説明する。機械10は、受け台26を、
図1に示す第1の位置P1から、
図2に示す中間位置を通って、及び最終的に、プランジャーロッド14がシリンジアセンブリ18に結合される
図3に示す第2の位置P2へ動かすことによって、プランジャーロッド14とプレフィルドシリンジアセンブリ18とを結合するように構成されている。機械10のベース48内に配置された作動機器30は、キャリッジ22の回転軸Aの周りでのキャリッジ22及び装填済みの受け台26の回転を駆動する。キャリッジ22が回転するため、装填済みの受け台26は、ベース48に取り付けられたガイドアセンブリ50を通過する。ガイドアセンブリ50は、プレフォース(pre-force)・プランジャーユニット54を含み、これは、プランジャーロッド14が圧力板58に係合するときに、プランジャーロッド14に一定の下向きの力を加えるように構成されている。同時に、ガイドアセンブリ50の摩擦要素60(
図9)が、シリンジアセンブリ18に係合して回転力(例えば、トルク)を加えて、装填済みの受け台26が圧力板58の下側を通過するときに、シリンジアセンブリ18をプランジャーロッド14に対してスピンさせる。圧力板58によって加えられる下向きの力と摩擦要素60によって加えられる回転力との合力によって、装填済みの受け台26が第2の位置P2に到達するときまでに、効果的にプランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合させる。
図3では、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46は、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46を受け入れる出口シュート62に隣接する第2の位置P2にある。受け台26は、キャリッジ22が再び回転するときに、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46を解放するように構成され、及び
図4に示すように、受け台26が、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46を出口シュート62内へと入れるように構成されている。本明細書で説明するキャリッジ22は、ロータリーアクチュエータによって制御又は動作され得るが、他の実施形態は、リニアアクチュエータを含んでもよい。例えば、キャリッジ22は、コンベヤーベルトなどの線形組み立てラインと置き換えられ得、ここでは、受け台26は線形に割り送りされる。キャリッジ22は、受け台26を線形に動かす線形駆動機構に結合される1つ以上の可動受け台26を含み得る。この例では、ガイドアセンブリ50は、線形コンベヤーベルト、又はプランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するために可動受け台26と相互作用する他の線形搬送方法に対して位置決めされ得る。
【0085】
図1、
図3、及び
図4に示すように、機械10のベース48が平面に載置されるとき、機械10は角度をつけた向きにされる。
図3に示すように、キャリッジ22の回転軸Aは、垂直方向Vに対して角度αに配置され、及びベース48の底面66は、水平方向Hに対して角度βに配置される。キャリッジ22の回転軸及び/又は縦軸Aはまた、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18が受け台26内に配置されるときに、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18の縦軸Cと同軸である受け台軸Bに対して平行である。受け台軸B及び回転軸Aは、垂直方向Vに対して、ゼロ度を上回る角度αに配置される。1つの変形例において、角度αは、1度~10度、5度~10度、5度~15度、5度~20度、5度~30度、又は任意の他の好適な角度とし得る。
【0086】
前述したように、用語「受け台」26は、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18を受け入れる構造を指す。各受け台26は、一対のローラ68によって規定されるシート部分34と、プランジャーロッド位置決定ベース72のオリフィス70と、プランジャーロッド把持ディスク74によって規定されるアパーチャ部分38とを含む。ローラ68、プランジャーロッド位置決定ベース72、及びプランジャーロッド把持ディスク74は、キャリッジ22に取り付けられ、且つキャリッジ22が作動機器30によって作動されるときに、回転軸Aの周りで回転可能である。位置決定ベース72は複数の等間隔のオリフィス70を含み、及びプランジャーロッド把持ディスク74は複数の等間隔のアパーチャ38を含む。位置決定ベース72及び把持ディスク74は、ローラ68に対して離間されて位置決めされるため、各受け台26は、1つのオリフィス70、1つのアパーチャ38、及び1つのシート部分34によって規定され、これらは、同軸であり、且つシリンジアセンブリ18と位置合わせされたプランジャーロッド14を受け入れるように配置される。各ローラ68は、ローラ68の中心軸Dを通って配置されたピン76の周りで回転可能であり、及び各ピン76は、キャリッジ22の底部24に固定されている。各ローラ68は、隣接するローラ68から、間隙Gを規定する予め決められた距離、離間されているため、注射筒78は、2つの隣接するローラ68間に且つそれらと係合してシート部分34に収まり得る。シート部分34の第1及び第2の隣接するローラ68は、シリンジアセンブリ18の注射筒78に係合し、且つ受け台26によって運ばれるときに、間隙Gに注射筒78を保持するように適合されている。
【0087】
ローラ68は、第1の位置P1においてシリンジアセンブリ18が機械10に取り付けられるか又は他の方法でそこに配置されるとき、シリンジアセンブリ18の注射筒78を緩く保持し、及び受け台26が出口シュート62の方へ動くときに、注射筒78を解放するように配置される。開示の変形例では、キャリッジ22の角度をつけた向きによって、受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2の方へ動く間、受け台26が注射筒78を保持することができるようにする。さらに、機械10の角度をつけた向きは、受け台26が第2の位置P2を通過した後に、受け台26が結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46を出口シュート62内へと解放できるようにする。キャリッジ22が再び回転するとき、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46は、出口シュート62のスロット64に受け入れられ、及び結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46は斜面63を摺動し得、そこに、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46は、取り除かれるまで留まる。スロット64は、特定のサイズのシリンジアセンブリ18を受け入れるようなサイズにされているため、結合済みのプランジャーロッド及びシリンジアセンブリ46は、簡単に斜面63を摺動して、出口シュート62に保管される。斜面63は、結合済みのプランジャーロッドシリンジアセンブリ46のバッチを保持するようなサイズ及び角度にされ得る。
【0088】
受け台26の寸法は、シリンジアセンブリ18及びプランジャーロッド14の条件に基づく。特に、シート部分34は、シリンジアセンブリ18の特定のタイプ/サイズを受け入れるようなサイズにされ、及び受け台26のアパーチャ部分38及びオリフィス70も、プランジャーロッド14の特定のタイプ/形状を受け入れるようなサイズにされる。図示の例では、機械10は、特定のサイズのプランジャーロッド14とシリンジアセンブリ18を結合するように、明確に設計されている。他の実施形態では、機械10は、異なるサイズのプランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18に適応するように調整され得る。機械10は、1つのシリンジアセンブリサイズ、例えば2.25mLのガラス製シリンジアセンブリ18に適応するように設計され得る。そのようなものとして、2つの隣接するローラ68間の間隔は、2.25mLの注射筒78を有するシリンジアセンブリ18が受け台26に緩く取り付けられ得るように、配置される。プランジャーロッド把持ディスク74の各アパーチャ38は、2.25mLのシリンジアセンブリ18と一緒に使用される特定の形状のプランジャーロッド本体82に適応するように設計される。X字形状の横断面を有するプランジャーロッド14では、アパーチャ部分38は複数のリッジを含んで、プランジャーロッド本体82を受け入れ、且つ装填済みの受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときの、軸Cに対するプランジャーロッド14の回転運動、角度運動、及び側方運動を制限し得る。他方で、下記でさらに詳細に説明するように、ローラ68は、軸Dの周りで自由に回転可能であり、及び摩擦要素60が注射筒78に接触するときに、注射筒78が受け台26の軸Bの周りで回転できるようにする。ローラ68、プランジャーロッド把持ディスク74、及びプランジャーロッド位置決定ベース72は、特定の高さのプランジャーロッド本体82に適応するように位置決めされ得る。
【0089】
機械10は、互換性のプランジャーロッド位置決定ベース72及び86によって、特定のサイズのシリンジアセンブリ18の様々な異なる充填レベルに適応するように構成されている。
図5~8には、プランジャーロッド位置決定ベース72が、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッド位置決定ベース72及び86から選択されることを示している。第1のプランジャーロッド位置決定ベース72は、プランジャーロッド14の特定のサイズの近位端部90を受け入れるようなサイズにされたオリフィス70を含み、及び第2のプランジャーロッド位置決定ベース86は、プランジャーロッド14の異なるサイズの近位端部90を受け入れるようなサイズにされたオリフィス104を含む。
図5及び
図7に示す第1のプランジャーロッド位置決定ベース72及び対応するプランジャーロッド保持キャップ84は、
図6及び
図8に示す異なる位置決定ベース86及び関連の保持キャップ84と交換され得る。第1及び第2のプランジャーロッド位置決定ベース72及び86は、異なるプランジャーロッド高さに適応するように、高さが異なり得、及びプランジャーロッド近位端部90の2つのサイズに適応するように、異なるオリフィス70及び104のサイズを有し得る。図示の実施形態では、第1の位置決定ベース72のオリフィス70は、第2の位置決定ベース86のオリフィス104よりも、半径が小さい。図示しないが、機械10は、任意の数の異なるプランジャーロッド位置決定ベースと一緒に動作するように構成され得、及び機械10は、本明細書で説明及び図示する2つの実施形態に限定されない。
【0090】
図5及び
図6を参照して説明すると、第1のプランジャーロッド位置決定ベース72及び保持キャップ84は、機械10に取り外し自在に取り付けられている。第1のプランジャーロッド位置決定ベース72は、キャリッジ22に結合され、及びプランジャーロッド把持ディスク74の上方に配置されているため、位置決定ベース72の外周囲辺りに設けられたオリフィス70は、把持ディスク74のアパーチャ38と同軸である。各オリフィス70は、プランジャーロッド14のフランジ付き近位端部90を受け入れるようなサイズにされ、及び十分なクリアランスを提供して、受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、フランジ付き近位ロッド端部90がオリフィス70を通り抜けて落ちることができるようにする。保持キャップ84は、位置決定ベース72の上に配置され、及び位置決定ベース72及び保持キャップ84が機械10に取り付けられるときにオリフィス70内へと延在するように配置された、外側に延在するタブ94を含む。保持キャップ84及びプランジャーロッド位置決定ベース72は双方とも、ねじ部品98によって機械10に取り外し自在に取り付けられる。位置決定ベース72は、キャリッジ22に可動自在に結合されるが(位置決定ベース72がキャリッジ22と一緒に回転するように)、保持キャップ84及びねじ部品98は機械10に固定され、及びキャリッジ22と一緒に軸Aの周りで回転しない。保持キャップ84は、プランジャーロッド14が最初に受け台26に位置決めされるときに、プランジャーロッド14に保持機能を提供する。
図1及び
図2に示すように、プランジャーロッド14のフランジ付き近位端部90は、位置決定ベース72のオリフィス70によって受け入れられ、及びオリフィス70内へ延在するタブ94の部分96に載置する。オリフィス70内に配置されるタブ94の部分96は、プランジャーロッド14を、シート部分34に位置決めされたシリンジアセンブリ18の上方で、浮遊状態で保持する。装填済みの受け台26が第1の位置P1から動くとき、位置決定ベース72は、延在するタブ94に対して回転し、及び受け台26のオリフィス70は部分96から離れるように動いて、そこからプランジャーロッド14を解放する。プランジャーロッド14のフランジ付き近位端部90は、位置決定ベース72のオリフィス70の下に落ち、及びプランジャーロッド14の遠位端部156は、
図2に示すように、注射筒78に配置されたプランジャー158に接触する。
【0091】
図7は、第1のプランジャーロッド位置決定ベース72に関連する保持キャップ84の第1の側面100aを示し、及び
図8は、第2のプランジャーロッド位置決定ベース86に関連する保持キャップ84の第2の側面100bを示す。図示の各実施形態では、保持キャップ84の延在するタブ94は、非対称的な輪郭にされたエッジ101a及び101bを含み、これらは、異なるプランジャーロッド14のフランジ付き端部90の異形に従って付形され得る。保持キャップ84の各側面100a及び100bは、プランジャーロッド位置決定ベース72及び86の対応する印103a及び103bに関連する特定のマークすなわち印102a及び102bを含む。把持ディスク74も、印102a及び102bとぴったり合う印105a及び105bを含み、受け台26を組み立てるときに、オリフィス70及び104及びアパーチャ38を確実に位置合わせする。
図5に示すように、印102a、103a、及び105aは、プランジャーキャップ84が第1のプランジャーロッド位置決定ベース72及び把持ディスク74の双方と適切に位置合わせされていることの、可視指示を提供し得る。第1のプランジャーロッド位置決定ベース72を第2のプランジャーロッド位置決定ベース86と置き換えるために、手動の刻みのあるノブを含むねじ部品98が機械10から取り外され、及び保持キャップ84及び第1の位置決定ベース72が取り外される。第2の位置決定ベース86がキャリッジ22に置かれるため、印103bが、把持ディスク74の対応する印105bと位置合わせする。第2の側面100bがキャリッジ22から見て外方に向き、その後、第2の位置決定ベース86の上に置かれるように保持キャップ84がひっくり返されるため、保持キャップ84の印102bが第2の位置決定ベース86の印103b、及び把持ディスク74の印105bと位置合わせするようにする。適切に組み立てられると、延在するタブ94は、第1の位置P1において、受け台26のオリフィス104内に配置される。図示の実施形態では、機械10は、プランジャーロッド保持キャップ84と、第1の位置P1において受け台26に装填されるときにプランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18の上方で吊り下げるためのプランジャーロッド位置決定ベース72及び86とを含む。異なる実施形態では、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18は一緒に装填され得、プランジャーロッド14が保持キャップ84及び位置決定ベース72及び86によって保持されないようにし、及びその代わりに、受け台26が第1の位置P1にあるときに、遠位端部156がプランジャー158によりかかり得る。この場合、位置決定ベース72及び86及び保持キャップ84は、任意選択的に機械10に取り付けられ得るため、受け台26は、位置決定ベース72及び86のオリフィス70及び104によって規定されない。
【0092】
図9及び
図10のガイドアセンブリ50は、送込みガイドアセンブリ110に取り付けられた機械10のプレフォース・プランジャーユニット54を含む。送込みガイドアセンブリ110は複数の支柱114を含み、これら支柱は、支柱保持ガイド116、上部送込みガイド118、ガイドプレート120、底部送込みガイド122、及び支持ベース126を接続する。一般的に、支柱保持ガイド116、上部送込みガイド118、ガイドプレート120、及び底部送込みガイド122は、キャリッジ22の外周を部分的に取り囲み且つそれに適合するような輪郭にされる。支持ベース126は機械10のベース48に取り付けら得、及び支柱114は、送込みガイドアセンブリ110及びプレフォース・プランジャーユニット54の残りの要素を支持する。上部及び底部送込みガイド118及び120はそれぞれ切断端部119及び121を含んで、装填済みの受け台26を受け入れて案内し、及びキャリッジ22が回転する間の詰りを防止する。上部送込みガイド118に取り付けられた注射筒ガイド130は、装填済みの受け台26がガイドアセンブリ50を通過して第2の位置P2へ動くときに、シリンジアセンブリ18の近位端部132にバリアを提供することによって、送込みガイド118及び120を支援する。
図2に示すように、注射筒ガイド130は、シリンジアセンブリ18の近位端部132を受け入れて案内するようなサイズにされたL字形状のブラケットである。
【0093】
図9に、ガイドプレート120の内部エッジ面134に固定され及びキャリッジ22に隣接し且つ圧力板58の下方に配置された摩擦要素60が示されている。摩擦要素60は、受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、受け台26に取り付けられたシリンジアセンブリ18の注射筒78に係合するように適合される。それゆえ、摩擦要素60は、注射筒78に回転力を加えて、プランジャーロッド14に対してシリンジアセンブリ18をスピンさせる。図示の例では、摩擦要素60は、ガイドプレート120の内部エッジ面134に沿って延在する細長いコードであるため、シリンジアセンブリ18が第1の位置P1から第2の位置P2までのその経路の少なくとも一部分に沿って動くとき、摩擦要素60は注射筒78と接触したままである。受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、シリンジアセンブリ18は、ガイドアセンブリ50を通過し、及びガイドプレート120の内部エッジ面134から突出する摩擦要素60に係合する。摩擦要素60は、注射筒78に接触し、及び注射筒78及びシリンジアセンブリ18を受け台26の縦軸Bの周りで回転させる。そのように構成されると、受け台26がシリンジアセンブリ18を第1の方向に運ぶとき、摩擦要素60は、注射筒78に係合し、且つ注射筒78に回転力を加え、キャリッジ22の第1の回転方向とは反対の方向に、受け台26のローラ68間で注射筒78を回転させる。その間に、受け台26のアパーチャ部分38に配置されたプランジャーロッド14は、受け台26又はシリンジアセンブリ18に対して回転せず、及びその代わりに、プレフォース・プランジャーユニット54からの下向きの力を受ける。
【0094】
好ましい例では、プレフォース・プランジャーユニット54の圧力板58は、一定力(例えば、いくつかの変形例では約2N)をプランジャーロッド14に加え、及び摩擦要素60は、注射筒78を最大4回回転させて、プランジャーロッド14とシリンジアセンブリ18とを結合する。摩擦要素60の長さは、シリンジアセンブリ18のプランジャー158とプランジャーロッド14との間の嵌合関係に基づいて決定され得る。例えば、プランジャー158は、プランジャーロッド14のねじ付き遠位端部156がプランジャー158に適切に結合する前に、プランジャーロッド14に対して3回の回転を完了し得る。摩擦要素60がシリンジアセンブリ18を必要以上に回転させる場合、シリンジアセンブリ18に加えられた過度の回転力は、プランジャー158、注射筒78、又はシリンジアセンブリ18の他の何らかの構成要素に有害な影響を及ぼし得る。それゆえ、摩擦要素60の長さは、一回の割り送りの間に、及び破損することなく、プランジャー158をプランジャーロッド14に十分に結合させるために、シリンジアセンブリ18が軸Bの周りで回転する必要がある、最小回転数に基づく。摩擦要素60は、エラストマー材料、例えばシリコンベースのゴム、ゴム状物質、ラテックス、又は摩擦要素60と接触するときにシリンジアセンブリ18を受け台26に対してスピンするように誘発する他の好適な材料とし得る。別の実施形態では、摩擦要素60は、ガイドプレート120の内部エッジ面134ではなく、ローラ68に配置され得る。この例では、受け台26がガイドアセンブリ50を通過するように動くときに、ガイドプレート120の一部分が、ローラ68に配置された摩擦要素60に接触して、ローラ68にシリンジアセンブリ18をスピンさせるように、ガイドプレート120は位置決めされ得る。
【0095】
図9及び
図10では、プレフォース・プランジャーユニット54は、支柱保持ガイド116に取り付けられたベースプレート136、圧力板58、圧力板58に結合された定張力バネ138、及び第1及び第2のガイドポスト142を含む。長尺状の圧力板58は、キャリッジ22に隣接して位置決めされるため、受け台26は、受け台26が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、圧力板58の真下を動く。換言すると、キャリッジ22は、圧力板58に対して回転式に配置される。圧力板58は、受け台26のアパーチャ部分38に配置されたプランジャーロッド14に下向きの力を加えるように適合される。特に、圧力板58は、入口144(
図2参照)及び出口148を規定し、ここで、入口144は、プランジャーロッド14の近位端部90を受け入れ、及びプランジャーロッド14が入口144から出口148へ動くにつれてプランジャーロッド14の近位ロッド端部90に下向きの力を加えるようなサイズにされる。定張力バネ138は、圧力板58に結合され、及び受け台26が第1の位置P1と第2の位置P2との間を動くときに、圧力板58を介してプランジャーロッド14に下向きの力を提供する。圧力板58は、プランジャーロッド14の本体82と衝突することなく、近位ロッド端部90を受け入れるために、入口144にある傾斜面145と共に細長くされる。
【0096】
圧力板58は、第1及び第2のガイドポスト142に摺動自在に結合され、圧力板58がポスト142に沿って、回転軸Aに平行な方向に動くことができるようにする。ガイドポスト142は、圧力板58の第1及び第2のアパーチャを貫通して配置され、及びキャリッジ22に対して圧力板58を調整自在に実装して、圧力板58が、異なる高さに配置されたプランジャーロッド14及びプランジャー158に適応するように調整可能であるようにする。張力バネ138は、圧力板58の第3のアパーチャを貫通して配置され、及び圧力板58の上面150に固定されるため、一定力、例えば2Nが常にプランジャーロッド14に加えられる。すなわち、プランジャーロッド14が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くとき、プランジャーロッド14の近位ロッド端部90は圧力板58に上向きの力を加え、それにより、圧力板58をわずかに持上げ得る。しかし、張力バネ138は、プランジャー158へのプランジャーロッド14の結合に良い影響を与えるように、十分な非ゼロの力がプランジャーロッド14に確実に加えられるようにする。ベースプレート136のボアを貫通してねじロッド152が配置され、及び圧力板58の底面154に係合して、ガイドポスト142に沿って圧力板58の高さを調整するように適合される。
【0097】
圧力板58は、注射筒78内でのプランジャー158の異なる位置と相関する、シリンジアセンブリ18の異なる充填レベルに適応するように調整され得る。例えば、充填ラインによって印されているシリンジアセンブリ容量の上方までシリンジアセンブリ18を充填し、シリンジアセンブリ18の遠位端部133において充填ラインよりも高い位置にプランジャー158を位置させるようにすることが望ましいとし得る。別の例では、シリンジアセンブリ容量の充填ラインの下方までシリンジアセンブリ18を充填し、それにより、充填ラインよりも低い位置にプランジャー158を位置させるようにすることが望ましいとし得る。異なる充填レベル又はプランジャーロッド高さに適応するために、受け台26に対する圧力板58の位置は、ねじロッド152を時計回りの方向又は反時計回りに回転させて、圧力板58をそれぞれ上げたり又は下げたりすることによって、調整され得る。定規153がガイドアセンブリ50に取り付けられ得、及び圧力板58が動くときに圧力板58に対して静止している。定規153は、圧力板58が標準充填レベルに適応するために調整される必要がある距離を測定するために使用され得る。例えば、1mLの容積能力を有するシリンジアセンブリ18が、1mLの充填ラインの下方又は上方の充填レベルまで充填され得る。注射筒78での測定された目盛(rulings)によって決定された充填レベルは、圧力板58の位置を標準充填レベル外へどの程度調整する必要があり得るかを指示し得る。本明細書で開示する機械10及びシステムは、任意の数の異なるシリンジアセンブリ18と一緒に動作するように構成され得、及び本明細書で説明する1mL及び2.25mLサイズに限定されない。
【0098】
本開示によれば、機械10は、プランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するために、受け台26を割り送りするように構成されている。一回の割り送り回転において、プランジャーロッド14の遠位端部156は、シリンジアセンブリ18の近位端部132に配置されたプランジャー158の雌ねじにねじ結合され得る。例えば、装填済みの受け台26は、圧力板58に係合するようにプランジャーロッド14を動かす一方で、摩擦要素60は注射筒78に係合して、シリンジアセンブリ18をスピンさせる。圧力板58によってプランジャーロッド14に加えられる下向きの力と、摩擦要素60によって誘発される、シリンジアセンブリ18に加えられる回転力との合力によって、プランジャーロッド14のねじ付き遠位端部156をプランジャー158のねじ付き面に結合できるようにする。いくつかの変形例では、機械は、圧力板58を全く含まなくてもよく、及びそのような変形例では、プランジャー158へのプランジャーロッド14の結合は、単に、注射筒78に回転力を加える摩擦要素60によって生じ得る。さらに他の変形例では、機械10は、摩擦要素60を全く含まなくてもよく、及びそれらの変形例では、プランジャー158へのプランジャーロッド14の結合は、単に、圧力板58と一緒にプランジャーロッド14に下向きの力を加えることによって、生じ得る。後者の構成では、プランジャーロッド14は、プランジャー158にねじ込まれる必要はなく、単に摩擦嵌合され得る。
【0099】
機械10は、受け台26を割り送りするように配置又はプログラムされて、キャリッジ22の1回の動きで、装填済みの受け台26が第1の位置P1と第2の位置P2との間を動くようにする。キャリッジ22に動作可能に接続される作動機器30は、受け台26を割り送りするように適合されているため、プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18は、3秒未満で結合される。受け台26の各割り送りは、回転軸Aの周りでの、120度などの、完全な360度の回転の約3分の1の、キャリッジ22の回転を含み得る。例えば、第1の位置P1にある受け台26は、キャリッジ22の軸Aの周りで、第1の位置P1に対して約120度回転されて、第2の位置P2に到達し得る。ガイドアセンブリ50の位置及びキャリッジ22のサイズに依存して、キャリッジ22は、受け台26を、軸Aの周りでの120度未満の回転で割り送りするように構成され得る。このようにして、機械10は、ユーザエラー又は連続的に動く機械の繰り返しの始動及び停止の例を制限する。機械10は、一度に1つのプランジャーロッド14を1つのシリンジアセンブリ18に結合するように構成されている。
【0100】
作動機器30は、起動事象の発生時に、受け台26を、キャリッジ22を介して1回のみ割り送りするように配置又はプログラムされ得る。起動事象は、例えば、作動機器30のレバー160を手動で操作すること又はスイッチをトリガすることとし得る。レバー160を1度引くと、例えば、作動機器30のサーボモータ又は他の機械的駆動システムを起動して、受け台26を、第1の位置P1と第2の位置P2との間で割り送りする。作動機器30は、レバー160が再び引かれるまで又は何らかの他の起動事象が発生するときまで、キャリッジ22が回転しないように、さらにプログラムされ得る。他の実施形態では、機械10は、レバー160以外の別の好適な機構を使用して作動され得る。
【0101】
図1~6に示す非自動機械10のレバー160は、キャリッジ22に動作可能に結合され、及び受け台26を、第1の位置P1と第2の位置P2との間で割り送りするように適合される。レバー160は、ベース48に可動自在に取り付けられ、及びスロット164内に配置される。レバー160が休止位置からスロット164の最も左の端部へ引かれると、キャリッジ22は、レバー160がスロット164内のその初期の休止位置に戻るまで、回転する。レバー160は、ベース48に収納される機械操作機器又は電動駆動機構に結合され得、これは、レバー160の動きをキャリッジ22の回転運動へ変換する。別の実施形態では、作動機器30は、起動事象の発生時に、受け台26を2回以上割り送りするように配置又はプログラムされ得る。例えば、レバー160のスロット164は、受け台26をある一定の回数割り送りするようにレバー160が引かれる箇所を示すように印が付けられ得る。例えば、レバー160が第1の起動位置まで引かれると、受け台26は、一回割り送りし;及びレバー160が、スロット164に沿って別の第2の起動位置まで引かれると、受け台26は、2回割り送りする。
【0102】
図11及び
図12は、
図1~6の非自動機械10を半自動プランジャーロッドアセンブリシステム170に変換する適応性システム170を示す。
図11は、適応性システム170を示し、及び
図12は、適応性システム170の作動プラットフォーム172に配備された
図1~6の機械10を示す。作動プラットフォーム172は、機械10のベース48を受け入れてテーブル178に固定する。剛性部材182が、テーブル178に可動自在に取り付けられ、及びテーブル178から半円形ブラケット186を貫通して垂直方向に延在する。剛性部材182は、レバー160を動かすように剛性部材182が作動されると、テーブル178の面上で滑らかに滑走するように適合される半円形ブラケット186を運ぶ。
図12に示すように、剛性部材182は、レバー160が休止又は非起動位置にあるとき、機械10のレバー160に隣接して位置決めされる。半円形ブラケット186は、ベース48の外周輪郭に適合するような形状にされる。テーブル178に取り付けられたサーボモータ190が、テーブル178の真下に配置された配線を介して剛性部材182に動作可能に接続される。第1及び第2の両手式アンチ・タイダウン動作スイッチ194が、テーブル178の両側に固定され、及びオペレータが動作スイッチ194を同時にトリガできるように位置決めされる。動作スイッチ194は、サーボモータ190に結合され、及びスイッチ194が同時に押されたときにのみサーボモータ190をトリガするように構成される。動作中、サーボモータ194は、剛性部材182を機械10のレバー160に係合し、及びスロット164内でレバー160を動かすように作動する。剛性部材182は、レバー160がスロット164の最も左の端部に到達するまで、弧状の経路で動いてレバー160に係合する。サーボモータ190は、両動作スイッチ194がトリガされて受け台26を割り送りするときに、剛性部材182を1回のみ動かすようにプログラムされ得る。別の実施形態では、サーボモータ194は、所望の場合には、2回以上割り送りするようにプログラムされ得る。この場合、起動スイッチ194及びサーボモータ190に結合された制御パネルは、制御パネルのスイッチが起動されるときに2回以上受け台26を割り送りするように構成され得る。
【0103】
図11及び
図12の適応性システム170は、
図1~6の既存の機械10を使用して非自動プランジャーロッドアセンブリシステム10を半自動システムに変換できるプランジャーロッドアセンブリシステムを示す。下記の
図13~15では、半自動プランジャーロッドアセンブリシステム310は、本開示の別の実施形態に従って説明される。プランジャーロッドアセンブリシステム310は、システム310が半自動であり且つ異なる作動機器330を含むことを除いて、上述の機械10と同様である。機械10の要素と同様の
図13~15のシステム310の要素は、300ずつ増やした同じ参照符号で示す。これらの要素の多くの説明は、簡潔にするために、省略されるか、又は排除もされる。
【0104】
図13~15のプランジャーロッドアセンブリシステム310は、取り外し可能なベースプレート472に固定された、機械312及び出口シュート362を含む。ベースプレート472は、複数の早替え締結具480によってテーブル478に取り外し自在に取り付けられる。作動機器330が、キャリッジ322に動作可能に結合され、且つキャリッジ322によって第1の位置P1から第2の位置P2まで運ばれる受け台326を割り送りして、プランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合するように適合される。プランジャーロッド14及びシリンジアセンブリ18は、プランジャーロッドアセンブリシステム310と一緒には示さないが、以前の図面で説明及び図示したものと同じ又は同様の方法で機械312に位置決めされ得るか又は取り付けられ得る。作動機器330は、サーボモータ490と、サーボモータ490を動作可能に制御する第1及び第2の動作スイッチ494とを含む。
図14及び
図15に示すサーボモータ490は、テーブル478に取り付けられ及び機械312の下方に位置決めされるため、サーボモータ490はキャリッジ322に直接接続し得る。
【0105】
異なるサイズのシリンジアセンブリ18へ切り替えるため、キャリッジ322は、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され得る。システム310は、オペレータが、テーブル478に取り外し自在に結合されている又は取り付けられているサーボモータ490から、選択したキャリッジ322及び/又は機械312を簡単に取り外し、及び選択したキャリッジ322を、異なるサイズのシリンジアセンブリ18を受け入れることができる第1のキャリッジと交換することができるように構成される。第1のキャリッジ322は、1mLのシリンジなどの第1のサイズのシリンジアセンブリ18を受け入れるようなサイズにされたシート部分334がある受け台326を含み、及び第2のキャリッジは、2.25mLのシリンジなどの第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む。作動機器330のサーボモータ490は、第1のキャリッジ322のベース部分328及び第2のキャリッジのベース部分に結合するように適合される。例えば、サーボモータ490は、キャリッジ322のベース部分328内に配置された受け部材336中へと延在するスプライン軸332又は他の好適な機器を含み得る。第1のキャリッジ322及び第2のキャリッジの双方の受け部材336は、機械312のベース348がテーブル478に取り付けられるときに、サーボモータ490のスプライン軸332と結合するように適合される。機械312及び出口シュート362は、第2の機械及び第2の出口シュートと互換性があるとし得る。各機械312は、
図1~6の機械10に関連して既に説明したように、キャリッジ322と相互作用するように適合された、取り付け済みのガイドアセンブリ350及びプレフォース・プランジャーユニット354を含み得る。
【0106】
例えば、選択したキャリッジ322は、組み立てられるシリンジアセンブリ18のサイズに基づいて、オペレータによって選択され得る。選択した各キャリッジ322は、選択した圧力板358、選択した摩擦要素360、及び選択したガイドプレート420に対応し得る。第1のキャリッジ322は、キャリッジ322に結合された第1の圧力板358を含み、及び第2のキャリッジは、第2のキャリッジに結合された第2の圧力板を含む。第1のキャリッジ26は、第1のキャリッジ322に結合され且つ第1の摩擦要素360を支持する第1のガイドプレート420を含み、及び第2のキャリッジは、第2のキャリッジに結合され且つ第2の摩擦要素を支持する第2のガイドプレートを含む。従って、選択した圧力板358は、選択したキャリッジ322に結合され、及び選択した摩擦要素360は、選択したキャリッジ322に結合された選択したガイドプレート420によって、支持される。
【0107】
プランジャーロッドアセンブリシステム10及び310を使用する好ましい方法によれば、方法は、キャリッジ22及び322の受け台26及び326にシリンジアセンブリ18を位置決めすることを含み得、ここで、キャリッジ22及び322の受け台26及び326は、特定のサイズのシリンジアセンブリ18を受け入れるようなサイズにされている。シリンジアセンブリ18は、遠位端部133及び近位端部132、注射筒78、及び注射筒78内に配置されるプランジャー158を含む。プランジャーロッド14は、キャリッジ22及び322の受け台26及び326に位置決めされ、ここで、プランジャーロッド14は、遠位ロッド端部156及び近位ロッド端部90を含み、ここで、遠位ロッド端部156は、シリンジアセンブリ18の近位端部132の上方に配置され、及びプランジャー158と軸方向に位置合わせされる。プランジャーロッド14及び第1のシリンジアセンブリ18の双方が受け台26及び326に位置決めされた後、方法は、キャリッジ22及び322に結合された作動機器30及び330を起動して、受け台26及び326を位置P1から第2の位置P2へ動かし、それにより、プランジャーロッド14に力を加えて、プランジャーロッド14をシリンジアセンブリ18に結合されるようにすることを含む。
【0108】
作動機器30及び330の起動は、受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2へ割り送りするように、キャリッジ22及び322を回転させることを含み、ここで、シリンジアセンブリ18及びプランジャーロッド14は、第1の位置P1にある受け台26及び326に位置決めされ、及びプランジャーロッド14は、第2の位置P2にあるシリンジアセンブリ18に結合される。さらに、この方法は、キャリッジ22及び322を軸Aの周りで回転させることを含む。受け台26及び326が第1の位置P1と第2の位置P2との間にあるとき、方法は、受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2の方へ動くときに、プランジャーロッド14の近位ロッド端部90に下向きの力を加えることを含む。プランジャーロッド14の近位端部90に下向きの力を加えることは、受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、キャリッジ22及び322に隣接して位置決めされた圧力板58及び358の真下でプランジャーロッド14を動かすことを含む。さらに、方法は、受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2へ動く間、シリンジアセンブリ18の注射筒78に回転力を加えることを含む。回転力を加えることは、受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、シリンジアセンブリ18を、キャリッジ22及び322に隣接して配置された摩擦要素60及び360と係合することを含む。キャリッジ22及び322が第1の方向に回転するとき、シリンジアセンブリ18を回転することは、注射筒78を摩擦要素60及び360と係合すること、及びシリンジアセンブリ18を、キャリッジ22及び322の回転の第1の方向と反対の方向に回転することを含む。
【0109】
図11~15の第2及び第3のプランジャーロッドアセンブリシステム170及び310において機械10及び312を切り替えるために、方法は、さらに、作動機器30及び330からキャリッジ、例えば第2のキャリッジを切り離すことを含む。必要な場合には、方法は、テーブル478から第2のベースプレートを取り外すために複数の急速解除又は早替え締結具480をロック解除することによって、第2のキャリッジをテーブル478から切り離すことを含み得る。さらに、作動機器330からの第2のキャリッジの切り離しは、第2のキャリッジの受け部材からのサーボモータ490のスプライン軸332の切り離しを含む。さらに、方法は、第2のキャリッジを作動機器30及び330から切り離した後で、第1のキャリッジ22及び322を作動機器30及び330に結合することを含む。第1のキャリッジ22及び322を作動機器30及び330に結合することは、サーボモータ490のスプライン軸332を第1のキャリッジ22及び322の受け部材336に結合することを含み得る。第1のキャリッジ22及び322は、第1のサイズのシリンジアセンブリ18を受け入れるように適合された第1の可動受け台26及び326を含む。さらに、方法は、早替え締結具480によって、第1のキャリッジ22及び322をテーブル478及び/又はベースプレート472に締結することを含み得る。方法は、さらに、第1のシリンジアセンブリ18及び第1のプランジャーロッド14を第1のキャリッジ22及び322の第1の可動受け台26及び326に位置決めすることを含む。第1のプランジャーロッド14及び第1のシリンジアセンブリ18の双方が受け台26及び326に位置決めされた後、方法は、第1のキャリッジ22及び322に結合された作動機器30及び330を起動して、第1の受け台26及び326を第1の位置P1から第2の位置P2へ動かし、それにより、第1のプランジャーロッド14に力を加えて、第1のプランジャーロッド14を第1のシリンジアセンブリ18に結合されるようにすることを含む。上述の通り、方法は、第1の受け台26及び326が第1の位置P1から第2の位置P2へ動くときに、第1のプランジャーロッド14の近位端部90に下向きの力及び/又は第1のシリンジアセンブリの注射筒78に回転力を加えることを含む。方法ステップは、異なるサイズのシリンジアセンブリ18に適応するように機械10及び312を切り替えるまで、繰り返され得る。
【0110】
プランジャーロッドアセンブリシステム10、170、及び310の動作前、作動機器30及び330は、起動事象の発生時に、キャリッジ22及び322を介して受け台26及び326を1回のみ割り送りするようにプログラムされ得る。第1の位置P1から第2の位置P2への受け台26及び326の割り送りは、キャリッジ22及び322を回転軸Aの周りで回転させて、プランジャーロッド14とシリンジアセンブリ18を結合することを含む。キャリッジ22及び322の回転は、キャリッジ22及び322を120度未満回転させて、受け台26及び326を第1の位置P1から第2の位置P2へ動かすことを含み得る。第1の例の機械10を動作させるとき、作動機器30の起動は、レバー160を手動で動かしてキャリッジ22を回転させ、且つ受け台26を第1の位置P1から第2の位置P2へ割り送りすることを含む。
図11及び
図12の適応性作動システム170を備える機械10を動作させるとき、作動機器30の起動は、サーボモータ190に結合された動作スイッチ194をトリガして、剛性部材182及びブラケット186をレバー160と係合するように摺動させることを含む。第3の例のシステム310を動作させるとき、作動機器330の起動は、キャリッジ322に接続されたサーボモータ490に結合された動作スイッチ494をトリガすることを含む。
【0111】
他の実施形態では、機械10及び312は、プランジャーロッドとプランジャーとの嵌合関係に従って、プランジャーロッドとシリンジアセンブリのプランジャーとを結合するように適合される。例えば、図示の機械10及び312は、プランジャーロッド14に下向きの力及び注射筒78に回転力の双方を加えることによって、プランジャーロッド14のねじ付き遠位端部156をプランジャー158のねじ付き面に結合するように設計される。別の例では、プランジャーロッドアセンブリシステム10及び310は、プランジャーロッド14を、スナップ嵌め接合関係を有するプランジャー158に結合するように適合される。この例では、各機械10及び312は、プランジャーロッド14に下向きの力を加えて、受け台26及び326に対してシリンジアセンブリ18をスピンさせることなく、プランジャーロッド14とプランジャー158とを十分に結合するように構成され得る。摩擦要素60及び360は、ガイドプレート120及び420から取り外されるため、シリンジアセンブリ18は、受け台26及び326及びプランジャーロッド14に対して回転しない。
【0112】
本明細書で開示したプランジャーロッドアセンブリシステムは、自動プランジャーロッドアセンブリシステムの現在の方法を上回る、かなりの利点を提供する。非自動及び半自動システムは、大きいバッチを組み立てるように構成された既存の自動機械と比べて、設置面積がかなり減少される。開示のシステムは、既存の自動機械よりも経済的且つ効率的な代替例である。一般に、プランジャーロッド及びシリンジアセンブリに対する需要が少ないため、大きいバッチを準備するように設計された高価で複雑な自動機械を購入し、動作し、及び維持するための大規模な資本投資は正当化できない。しかしながら、開示のシステム10及び310は、完全自動機械へのアクセスが制限されていたり又は高額で負担しきれなかったりする小バッチのプランジャーロッドシリンジアセンブリの組み立てに特に有用である。さらに、開示のシステムは、プランジャーロッド及びシリンジアセンブリが、別のプランジャーロッド及びシリンジアセンブリがキャリッジに取り付けられるか又は位置決めされる前に、キャリッジに位置決めされ且つ結合されるように、割り送りするように構成されている。割り送りの特徴は、オペレータが動作シーケンスの各ステップを知る必要なく、又は組み立てステップ間に機械とインターフェースを取る必要なく、システムが、プランジャーロッドシリンジアセンブリを組み立てるために事前構成されるため、安全性を向上させ、及びオペレータエラーを減少させる。さらに、両手式アンチ・タイダウン動作スイッチは、機械10及び312が、オペレータの両手でスイッチをトリガしない限り、確実に動作できないようにする。換言すると、機械の偶発的な動作又はスイッチオンが、完全には防止されないまでも、かなり減少される。開示のシステム10及び310は、装填、動作、及びアンローディングが非常に単純であり、及び機械を使用するために、複雑な訓練、専門教育、又は技術的な専門知識を必要としない。開示のシステムのこれらの特徴は双方とも、プランジャーロッドシリンジアセンブリ技術への対応可能性及びアクセスを促し得る。
【0113】
半自動システムは、異なるサイズ、材料、及び充填レベルのシリンジアセンブリを組み立てるための構成要素の組み立て動作、及びそれらを調整及び/又は交換するためのプロセスを、かなり単純化する。例えば、2つ以上のサイズのシリンジアセンブリサイズを組み立てるために既存の機械を適合するための切替工程は、一般的に労働集約的であり、及び機械の動作前に、分解、段替え、及び再組立を必要とする。対照的に、開示のプランジャーロッドアセンブリシステムのいくつかの構成要素は、異なるサイズのシリンジアセンブリを組み立てるように切り替えるために追加的な工具整備を全く必要とせずに、数分以内に簡単に交換又は調整できる。これらの特徴は、時間及び熟練労働者のコストを削減し、及び簡便さ及び効率性を高める。
【0114】
薬物情報
上記の記載では、プランジャーロッド・シリンジアセンブリシステムと一緒に使用するための様々なシステム及び方法を説明している。システム、機械又は方法は、さらに、以下のリストは包括的でも限定でもないとみなされることに注意して、下記にリストした薬剤の使用を含み得ることは明らかである。薬剤は、シリンジアセンブリの注射筒のリザーバに入れられる。場合によっては、リザーバは、薬剤で治療するための、充填される又はプレフィルドのいずれかである主容器である。主容器はプレフィルドシリンジとし得る。
【0115】
例えば、シリンジ又はシリンジアセンブリは、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)などのコロニー刺激因子で満たされ得る。そのようなG-CSF剤は、限定されるものではないが、Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム)及びNeulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム)を含む。様々な他の実施形態では、薬物送出装置は、様々な医薬品、例えば液体状又は凍結乾燥形態にあるとし得る赤血球生成刺激剤(ESA:erythropoiesis stimulating agent)と一緒に使用され得る。ESAは、赤血球生成を刺激するいずれかの分子、例えばEpogen(登録商標)(エポエチンアルファ)、Aranesp(登録商標)(ダルベポエチンアルファ)、Dynepo(登録商標)(エポエチンデルタ)、Mircera(登録商標)(メトキシポリエチレングリコール-エポエチンベータ)、Hematide(登録商標)、MRK-2578、INS-22、Retacrit(登録商標)(エポエチンゼータ)、Neorecormon(登録商標)(エポエチンベータ)、Silapo(登録商標)(エポエチンゼータ)、Binocrit(登録商標)(エポエチンアルファ)、エポエチンアルファHexal、Abseamed(登録商標)(エポエチンアルファ)、Ratioepo(登録商標)(エポエチンシータ)、Eporatio(登録商標)(エポエチンシータ)、Biopoin(登録商標)(エポエチンシータ)、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンゼータ、エポエチンシータ、及びエポエチンデルタ、並びに以下の特許又は特許出願に開示されているような分子又はその変種又は類似体であり、それらそれぞれの全体を参照により本願明細書に援用する:米国特許第4,703,008号明細書;同第5,441,868号明細書;同第5,547,933号明細書;同第5,618,698号明細書;同第5,621,080号明細書;同第5,756,349号明細書;同第5,767,078号明細書;同第5,773,569号明細書;同第5,955,422号明細書;同第5,986,047号明細書;同第6,583,272号明細書;同第7,084,245号明細書;及び同第7,271,689号明細書;及び国際公開第91/05867号パンフレット;同第95/05465号パンフレット;同第96/40772号パンフレット;同第00/24893号パンフレット;同第01/81405号パンフレット;及び同第2007/136752号パンフレット。
【0116】
ESAは赤血球生成刺激タンパク質とし得る。本明細書では、「赤血球生成刺激タンパク質」は、例えば、受容体に結合して二量化を引き起こすことによって、直接又は間接的にエリスロポエチン受容体の活性化を引き起こす、いずれかのタンパク質を意味する。赤血球生成刺激タンパク質は、エリスロポエチン受容体に結合してそれを活性化するエリスロポエチン及びその変種、類似体、又は誘導体;エリスロポエチン受容体に結合し且つその受容体を活性化する抗体;又はエリスロポエチン受容体に結合してそれを活性化するペプチドを含む。赤血球生成刺激タンパク質は、限定されるものではないが、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンデルタ、エポエチンオメガ、エポエチンイオタ、エポエチンゼータ、及びその類似体、ペグ化エリスロポエチン、カルバミル化エリスロポエチン、模倣(mimetic)ペプチド(EMP1/hematideを含む)、及び模倣抗体を含む。例示的な赤血球生成刺激タンパク質は、エリスロポエチン、ダルベポエチン、エリスロポエチンアゴニスト変種、及びエリスロポエチン受容体に結合してそれを活性化するペプチド又は抗体(及び米国特許出願公開第2003/0215444号明細書及び同第2006/0040858号明細書で報告されている化合物を含み、それら各開示全体を参照により本願明細書に援用する)、並びに以下の特許又は特許出願に開示されているようなエリスロポエチン分子又はその変種又は類似体を含み、これらそれぞれ全体を参照により本願明細書に援用する:米国特許第4,703,008号明細書;同第5,441,868号明細書;同第5,547,933号明細書;同第5,618,698号明細書;同第5,621,080号明細書;同第5,756,349号明細書;同第5,767,078号明細書;同第5,773,569号明細書;同第5,955,422号明細書;同第5,830,851号明細書;同第5,856,298号明細書;同第5,986,047号明細書;同第6,030,086号明細書;同第6,310,078号明細書;同第6,391,633号明細書;同第6,583,272号明細書;同第6,586,398;同第6,900,292号明細書;同第6,750,369号明細書;同第7,030,226号明細書;同第7,084,245号明細書;及び同第7,217,689号明細書;米国特許出願公開第2002/0155998号明細書;同第2003/0077753号明細書;同開第2003/0082749号明細書;同第2003/0143202号明細書;同第2004/0009902号明細書;同第2004/0071694号明細書;同第2004/0091961号明細書;同第2004/0143857号明細書;同第2004/0157293号明細書;同第2004/0175379号明細書;同第2004/0175824号明細書;同第2004/0229318号明細書;同第2004/0248815号明細書;同第2004/0266690号明細書;同第2005/0019914号明細書;同第2005/0026834号明細書;同第2005/0096461号明細書;同第2005/0107297号明細書;同第2005/0107591号明細書;同第2005/0124045号明細書;同第2005/0124564号明細書;同第2005/0137329号明細書;同第2005/0142642号明細書;同第2005/0143292号明細書;同第2005/0153879号明細書;同第2005/0158822号明細書;同第2005/0158832号明細書;同第2005/0170457号明細書;同第2005/0181359号明細書;同第2005/0181482号明細書;同第2005/0192211号明細書;同第2005/0202538号明細書;同第2005/0227289号明細書;同第2005/0244409号明細書;同第2006/0088906号明細書;及び同第2006/0111279号明細書;及び国際公開第91/05867号パンフレット;同第95/05465号パンフレット;同第99/66054号パンフレット;同第00/24893号パンフレット;同第01/81405号パンフレット;同第00/61637号パンフレット;同第01/36489号パンフレット;同第02/014356号パンフレット;同第02/19963号パンフレット;同第02/20034号パンフレット;同第02/49673号パンフレット;同第02/085940号パンフレット;同第03/029291号パンフレット;同第2003/055526号パンフレット;同第2003/084477号パンフレット;同第2003/094858号パンフレット;同第2004/002417号パンフレット;同第2004/002424号パンフレット;同第2004/009627号パンフレット;同第2004/024761号パンフレット;同第2004/033651号パンフレット;同第2004/035603号パンフレット;同第2004/043382号パンフレット;同第2004/101600号パンフレット;同第2004/101606号パンフレット;同第2004/101611号パンフレット;同第2004/106373号パンフレット;同第2004/018667号パンフレット;同第2005/001025号パンフレット;同第2005/001136号パンフレット;同第2005/021579号パンフレット;同第2005/025606号パンフレット;同第2005/032460号パンフレット;同第2005/051327号パンフレット;同第2005/063808号パンフレット;同第2005/063809号パンフレット;同第2005/070451号パンフレット;同第2005/081687号パンフレット;同第2005/084711号パンフレット;同第2005/103076号パンフレット;同第2005/100403号パンフレット;同第2005/092369号パンフレット;同第2006/50959号パンフレット;同第2006/02646号パンフレット;及び同第2006/29094号パンフレット。
【0117】
機器と一緒に使用するための他の医薬品の例は、限定されるものではないが、Vectibix(登録商標)(パニツムマブ(panitumumab))、Xgeva(商標)(デノスマブ(denosumab))及びProlia(商標)(デノサマブ(denosamab))などの抗体;他の生物学的製剤、例えばEnbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF-受容体/Fc融合タンパク質、TNF遮断薬)、Neulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム、ペグ化フィルガストリム(pegylated filgastrim)、ペグ化G-CSF、ペグ化hu-Met-G-CSF)、Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G-CSF、hu-MetG-CSF)、及びNplate(登録商標)(ロミプロスチム);小分子薬物、例えばSensipar(登録商標)(シナカルセト)を含み得る。機器はまた、治療用抗体、ポリペプチド、タンパク質、又は鉄などの他の化学物質、例えば、フェルモキシトール、鉄デキストラン、フェリックグリコネート(ferric glyconate)、及びショ糖鉄(iron sucrose)と一緒に使用され得る。医薬品は、液体状にあっても、又は凍結乾燥形態から再構成されてもよい。
【0118】
特定の説明のタンパク質の中には、融合、断片、類似体、変種又は誘導体を含めて、下記に記載する特定のタンパク質がある。
【0119】
OPGL特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質など(RANKL特異抗体、ペプチボディなどとも称す)であって、完全ヒト化及びヒトOPGL特異抗体、特に完全ヒト化モノクローナル抗体を含み、限定されるものではないが、国際公開第03/002713号パンフレット(その全体がOPGL特異抗体及び抗体関連タンパク質に関して本願明細書に援用される)で説明されている抗体、特にそこに記載される配列を有するもの、特に、限定されるものではないが、そこに示されているもの:9H7;18B2;2D8;2E11;16E1;及び22B3を含み、
図2に記載されるような配列番号:2の軽鎖及び/又は
図4に記載されるような配列番号:4の重鎖のいずれかを有するOPGL特異抗体を含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0120】
ミオスタチン結合タンパク質、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、ミオスタチン特異ペプチボディ、特に米国特許出願公開第2004/0181033号明細書及び国際公開第2004/058988号パンフレットで説明されているものを含み、それら全体が、特に一部にはミオスタチン特異ペプチボディに関連して参照により本願明細書に援用され、限定されるものではないが、TN8-19-1~TN8-19-40、TN8-19 con1及びTN8-19 con2を含む配列番号:305~351のものを含むmTN8-19ファミリーのペプチボディ;配列番号:357~383のmL2ファミリーのペプチボディ;配列番号:384~409のmL15ファミリー;配列番号:410~438のmL17ファミリー;配列番号:439~446のmL20ファミリー;配列番号:447~452のmL21ファミリー;配列番号:453~454のmL24ファミリー;及び配列番号:615~631のものを含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0121】
特に、受容体に対するIL-4及び/又はIL-13の結合によって仲介される活性を阻止するものなどの、IL-4受容体特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、国際公開第2005/047331号パンフレット又はPCT出願のPCT/US2004/37242号明細書及び米国特許出願公開第2005/112694号明細書で説明されているものを含み、それら全体が、特に一部にはIL-4受容体特異抗体に関連して参照により本願明細書に援用され、特に、そのような抗体は、そこに説明されており、特に、及び限定されるものではないが、ここでは:L1H1;L1H2;L1H3;L1H4;L1H5;L1H6;L1H7;L1H8;L1H9;L1H10;L1H11;L2H1;L2H2;L2H3;L2H4;L2H5;L2H6;L2H7;L2H8;L2H9;L2H10;L2H11;L2H12;L2H13;L2H14;L3H1;L4H1;L5H1;L6H1と明示されているものであり、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0122】
インターロイキン1-受容体1(「IL1-R1」)特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、米国特許出願公開第2004/097712号明細書で説明されているもの(それら全体が、特に一部には、IL1-R1特異結合タンパク質、特にモノクローナル抗体に関連して参照により本願明細書に援用される)、特に、限定されるものではないが:15CA、26F5、27F2、24E12、及び10H7と明示されているものを含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0123】
Ang2特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、限定されるものではないが国際公開第03/057134号パンフレット及び米国特許出願公開第2003/0229023号明細書で説明されているものを含み、それら全体が、特に一部には、Ang2特異抗体及びペプチボディなど、特に本明細書で説明した配列のものに関連して参照により本願明細書に援用され、及び限定されるものではないが:L1(N);L1(N)WT; L1(N)1K WT;2xL1(N);2xL1(N)WT;Con4(N)、Con4(N)1K WT、2xCon4(N)1K;L1C;L1C 1K;2xL1C;Con4C;Con4C 1K;2xCon4C 1K;Con4-L1(N);Con4-L1C;TN-12-9(N);C17(N);TN8-8(N);TN8-14(N);Con 1(N)を含み、また、国際公開第2003/030833号パンフレット(その全体がこれに関して参照により本願明細書に援用される)に説明されているものなどの抗Ang2抗体及び製剤、特にAb526;Ab528;Ab531;Ab533;Ab535;Ab536;Ab537;Ab540;Ab543;Ab544;Ab545;Ab546;A551;Ab553;Ab555;Ab558;Ab559;Ab565;AbF1AbFD;AbFE;AbFJ;AbFK;AbG1D4;AbGC1E8;AbH1C12;AblA1;AblF;AblK、AblP;及びAblPを、本明細書で説明されるようなそれらの様々な置換(permutations)において、を含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0124】
NGF特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、特に、限定されるものではないが、米国特許出願公開第2005/0074821号明細書及び米国特許第6,919,426号明細書で説明されているものを含み、それら全体が、特にNGF-特異抗体及び関連タンパク質に関連して参照により本願明細書に援用され、特に、限定されるものではないが、ここで4D4、4G6、6H9、7H2、14D10及び14D11と表わされるNGF-特異抗体を含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0125】
米国特許第5,789,554号明細書で説明されているものなどのCD22特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、この全体が、CD22特異抗体及び関連タンパク質、特に、限定されるものではないが、ヒト化及び完全ヒト抗体などのヒトCD22特異抗体に関連して参照により本願明細書に援用され、限定されるものではないが、ヒト化及び完全ヒトモノクローナル抗体を含み、特に、限定されるものではないが、ヒトCD22特異IgG抗体、例えば、ヒト-マウスモノクローナルhLL2カッパ鎖に結合したヒト-マウスモノクローナルhLL2ガンマ鎖ジスルフィドのダイマーを含み、限定されるものではないが、例えば、エプラツズマブにおけるヒトCD22特異完全ヒト化抗体、CAS登録番号501423-23-0などを含む。
【0126】
国際公開第06/069202号パンフレットで説明されているものなどのIGF-1受容体特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、その全体が、IGF-1受容体特異抗体及び関連タンパク質に関して参照により本願明細書に援用され、限定されるものではないが、ここでL1H1、L2H2、L3H3、L4H4、L5H5、L6H6、L7H7、L8H8、L9H9、L10H10、L11H11、L12H12、L13H13、L14H14、L15H15、L16H16、L17H17、L18H18、L19H19、L20H20、L21H21、L22H22、L23H23、L24H24、L25H25、L26H26、L27H27、L28H28、L29H29、L30H30、L31H31、L32H32、L33H33、L34H34、L35H35、L36H36、L37H37、L38H38、L39H39、L40H40、L41H41、L42H42、L43H43、L44H44、L45H45、L46H46、L47H47、L48H48、L49H49、L50H50、L51H51、L52H52として表わされるIGF-1特異抗体、及びそのIGF-1R-結合断片及び誘導体を含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0127】
また、本発明の方法及び組成において使用するための抗IGF-1R抗体の非限定的な例の中には、下記で説明されるもののそれぞれ及び全てがある。
【0128】
(i)米国特許出願公開第2006/0040358号明細書(2006年2月23日公開)、同第2005/0008642号明細書(2005年1月13日公開)、同第2004/0228859号明細書(2004年11月18日公開)であって、限定されるものではないが、例えば、抗体1A(DSMZ寄託番号DSM ACC2586)、抗体8(DSMZ寄託番号DSM ACC2589)、抗体23(DSMZ寄託番号DSM ACC2588)及びここで説明するような抗体18を含む。
【0129】
(ii)国際公開第06/138729号パンフレット(2006年12月28日公開)及び国際公開第05/016970号パンフレット(2005年2月24日公開)、及びLu et al.(2004),J.Biol.Chem.279:2856-2865であって、限定されるものではないが、ここで説明するような抗体2F8、A12、及びIMC-A12を含む。
【0130】
(iii)国際公開第07/012614号パンフレット(2007年2月1日公開)、同第07/000328号パンフレット(2007年1月4日公開)、同第06/013472号パンフレット(2006年2月9日公開)、同第05/058967号パンフレット(2005年6月30日公開)、及び同第03/059951号パンフレット(2003年7月24日公開)。
【0131】
(iv)米国特許出願公開第2005/0084906(2005年4月21日公開)であって、限定されるものではないが、ここで説明されるような抗体7C10、キメラ抗体C7C10、抗体h7C10、抗体7H2M、キメラ抗体*7C10、抗体GM607、ヒト化抗体7C10バージョン1、ヒト化抗体7C10バージョン2、ヒト化抗体7C10バージョン3、及び抗体7H2HMを含む。
【0132】
(v)米国特許出願公開第2005/0249728号明細書(2005年11月10日公開)、同第2005/0186203号明細書(2005年8月25日公開)、同第2004/0265307号明細書(2004年12月30日公開)、及び同第2003/0235582(2003年12月25日公開)、及びMaloney et al.(2003),Cancer Res.63:5073-5083であって、限定されるものではないが、ここで説明されるような抗体EM164、表面再構成(resurfaced)EM164、ヒト化EM164、huEM164v1.0、huEM164v1.1、huEM164v1.2、及びhuEM164v1.3を含む。
【0133】
(vi)米国特許第7,037,498号明細書(2006年5月2日交付)、米国特許出願公開第2005/0244408号明細書(2005年11月30日公開)及び同第2004/0086503号明細書(2004年5月6日公開)、及びCohen,et al.(2005),Clinical Cancer Res.11:2063-2073であって、例えば、抗体CP-751,871、限定されるものではないが、本明細書で説明するようなATCC受託番号(accession number)PTA-2792、PTA-2788、PTA-2790、PTA-2791、PTA-2789、PTA-2793、及び抗体2.12.1、2.13.2、2.14.3、3.1.1、4.9.2、及び4.17.3を有するハイブリドーマによって生産された抗体のそれぞれを含む。
【0134】
(vii)米国特許出願公開第2005/0136063号明細書(2005年6月23日公開)及び同第2004/0018191号明細書(2004年1月29日公開)であって、限定されるものではないが、本明細書で説明するような抗体19D12、及びATCCに番号PTA-5214下で寄託されたプラスミド15H12/19D12 HCA(γ4)におけるポリヌクレオチドによってコード化された重鎖と、ATCCに番号PTA-5220下で寄託されたプラスミド15H12/19D12 LCF(κ)におけるポリヌクレオチドによってコード化された軽鎖とを含む抗体を含む。
【0135】
(viii)米国特許出願公開第2004/0202655号明細書(2004年10月14日公開)であって、限定されるものではないが、ここで説明するような抗体PINT-6A1、PINT-7A2、PINT-7A4、PINT-7A5、PINT-7A6、PINT-8A1、PINT-9A2、PINT-11A1、PINT-11A2、PINT-11A3、PINT-11A4、PINT-11A5、PINT-11A7、PINT-11A12、PINT-12A1、PINT-12A2、PINT-12A3、PINT-12A4、及びPINT-12A5を含む;それらそれぞれ及び全ての全体が、特にIGF-1受容体を標的にする上述の抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などに関して参照により本願明細書に援用される。
【0136】
B-7関連タンパク質1特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質など(「B7RP-1」はまた、文献では、B7H2、ICOSL、B7h、及びCD275とも称す)、特にB7RP-特異完全ヒトモノクローナルIgG2抗体、特にB7RP-1の第1の免疫グロブリン様ドメインにおいてエピトープに結合する完全ヒトIgG2モノクローナル抗体、特に活性化されたT細胞での、特にB7RP-1とその天然の受容体、ICOSとの相互作用を阻害するものであって、特に上述の全ての点において、米国特許出願公開第2008/0166352号明細書及び国際公開第07/011941号パンフレットに開示されているものであり、それら全体が、そのような抗体及び関連タンパク質に関して参照により本願明細書に援用され、限定されるものではないが、ここで以下:16H(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:1及び配列番号:7を有する);5D(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:2及び配列番号:9を有する);2H(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:3及び配列番号:10を有する);43H(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:6及び配列番号:14を有する);41H(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:5及び配列番号:13を有する);及び15H(それぞれ軽鎖可変及び重鎖可変配列、配列番号:4及び配列番号:12を有する)のように表わされる抗体を含み、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0137】
IL-15特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質など、特に、ヒト化モノクローナル抗体、特に米国特許出願公開第2003/0138421号明細書;同第2003/023586号明細書;及び同第2004/0071702号明細書;及び米国特許第7,153,507号明細書に開示されているものなどの抗体などであって、それらそれぞれの全体が、特に、例えば、限定されるものではないが、HuMax IL-15抗体及び関連タンパク質、例えば、146B7などを含むペプチボディを含む、IL-15特異抗体及び関連タンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0138】
IFNガンマ特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質など、特にヒトIFNガンマ特異抗体、特に完全ヒト抗IFNガンマ抗体、例えば、米国特許出願公開第2005/0004353号明細書で説明されているものなどであって、その全体が、IFNガンマ特異抗体、特に、例えば、ここで、1118;1118*;1119;1121;及び1121*と表わされる抗体に関して参照により本願明細書に援用される。これらの抗体のそれぞれの重鎖及び軽鎖の全配列、並びにそれらの重及び軽鎖可変領域及び相補性決定領域の配列が、それぞれその全体が、上述の公報及びThakur et al.(1999),Mol.Immunol.36:1107-1115に開示されているように、本願明細書に個別に及び具体的に参照により援用される。さらに、上述の公報において提供されているこれらの抗体の特性の説明はまた、その全体が参照により本願明細書に援用される。特異抗体は、上述の公報において開示されているように、配列番号:17の重鎖と配列番号:18の軽鎖とを有するもの;配列番号:6の重鎖可変領域と配列番号:8の軽鎖可変領域とを有するもの;配列番号:19の重鎖と配列番号:20の軽鎖とを有するもの;配列番号:10の重鎖可変領域と配列番号:12の軽鎖可変領域とを有するもの;配列番号:32の重鎖と配列番号:20の軽鎖とを有するもの;配列番号:30の重鎖可変領域と配列番号:12の軽鎖可変領域とを有するもの;配列番号:21の重鎖配列と配列番号:22の軽鎖配列とを有するもの;配列番号:14の重鎖可変領域と配列番号:16の軽鎖可変領域とを有するもの;配列番号:21の重鎖と配列番号:33の軽鎖とを有するもの;及び配列番号:14の重鎖可変領域と配列番号:31の軽鎖可変領域とを有するものを含む。考慮される特異抗体は、上述の米国の公報に開示されるような抗体1119であり、且つそこで開示されているような配列番号:17の完全な重鎖と、そこで開示されているような配列番号:18の完全な軽鎖とを有する。
【0139】
TALL-1特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質など、及び米国特許出願公開第2003/0195156号明細書及び同第2006/0135431号明細書で説明されているものなどの他のTALL特異結合タンパク質であって、それらそれぞれの全体が、TALL-1結合タンパク質、特に表4及び表5Bの分子に関して参照により本願明細書に援用され、それらそれぞれの全体が、上述の公報に開示されるように個別に且つ具体的に参照により本願明細書に援用される。
【0140】
米国特許第6,756,480号明細書で説明されているものなどの副甲状腺ホルモン(「PTH」)特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、その全体が、特に一部には、PTHに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0141】
米国特許第6,835,809号明細書で説明されているものなどのトロンボポエチン受容体(「TPO-R」)特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、その全体が、特に一部には、TPO-Rに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0142】
肝細胞増殖因子(「HGF」)特異抗体、ペプチボディ、及び関連タンパク質などであって、HGF/SF:cMet軸(HGF/SF:c-Met)を標的にするものを含み、例えば、米国特許出願公開第2005/0118643号明細書及び国際公開第2005/017107号パンフレットに説明されている肝細胞増殖因子/散乱因子(scatter)(HGF/SF)を中和する完全ヒトモノクローナル抗体、米国特許第7,220,410号明細書に説明されているhuL2G7、及び米国特許第5,686,292号明細書及び同第6,468,529号明細書及び国際公開第96/38557号パンフレットに説明されているOA-5d5であり、それらそれぞれの全体が、特に一部には、HGFに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0143】
米国特許第7,521,048号明細書で説明されているものなどの、TRAIL-R2特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、その全体が、特に一部には、TRAIL-R2に結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0144】
アクチビンA特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、米国特許出願公開第2009/0234106号明細書で説明されているものなどを含み、その全体が、特に一部には、アクチビンAに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0145】
TGFベータ特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、米国特許第6,803,453号明細書及び米国特許出願公開第2007/0110747号明細書で説明されているものなどを含み、それらそれぞれの全体が、特に一部には、TGFベータに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0146】
アミロイドベータタンパク質特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、国際公開第2006/081171号パンフレットで説明されているものなどを含み、その全体が、特に一部には、アミロイドベータタンパク質に結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。考えられる1つの抗体は、上述の公報で開示されているような、配列番号:8を含む重鎖可変領域と、配列番号:6を有する軽鎖可変領域とを有する抗体である。
【0147】
c-Kit特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、米国特許出願公開第2007/0253951号明細書で説明されているものなどを含み、その全体が、特に一部には、c-Kit及び/又は他の幹細胞因子受容体に結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0148】
OX40L特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質などであって、限定されるものではないが、米国特許出願公開第2006/0002929号明細書で説明されているものなどを含み、その全体が、特に一部には、OX40L及び/又はOX40受容体の他のリガンドに結合するタンパク質に関して参照により本願明細書に援用される。
【0149】
他の例示的なタンパク質であって、Activase(登録商標)(アルテプラーゼ、tPA);Aranesp(登録商標)(ダルベポエチンアルファ);Epogen(登録商標)(エポエチンアルファ、又はエリスロポエチン);GLP-1、Avonex(登録商標)(インターフェロンベータ-1a);Bexxar(登録商標)(トシツモマブ、抗CD22モノクローナル抗体);Betaseron(登録商標)(インターフェロンベータ);Campath(登録商標)(アレムツズマブ、抗CD52モノクローナル抗体);Dynepo(登録商標)(エポエチンデルタ);Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ);MLN0002(抗α4β7 mAb);MLN1202(抗CCR2ケモカイン受容体mAb);Enbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF-受容体/Fc融合タンパク質、TNF遮断薬);Eprex(登録商標)(エポエチンアルファ);Erbitux(登録商標)(セツキシマブ、抗EGFR/HER1/c-ErbB-1);Genotropin(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ、抗HER2/neu(erbB2)受容体mAb);Humatrope(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Humira(登録商標)(アダリムマブ);溶液中のインシュリン;Infergen(登録商標)(インターフェロンアルファコン-1);Natrecor(登録商標)(ネシリチド(nesiritide);組み換えヒトB型ナトリウム利尿ペプチド(hBNP);Kineret(登録商標)(アナキンラ);Leukine(登録商標)(サルガモスチム(sargamostim)、rhuGM-CSF);LymphoCide(登録商標)(エプラツズマブ、抗CD22 mAb);Benlysta(商標)(lymphostat B、ベリムマブ、抗BlyS mAb);Metalyse(登録商標)(テネクテプラーゼ(tenecteplase)、t-PA類似体);Mircera(登録商標)(メトキシポリエチレングリコール-エポエチンベータ);Mylotarg(登録商標)(ゲムツズマブオゾガマイシン(gemtuzumab ozogamicin));Raptiva(登録商標)(エファリズマブ(efalizumab));Cimzia(登録商標)(セルトリズマブペゴル、CDP870);Soliris(商標)(エクリズマブ);パキセリズマブ(pexelizumab)(抗C5補体);Numax(登録商標)(MEDI-524);Lucentis(登録商標)(ラニビズマブ);Panorex(登録商標)(17-1A、エドレコロマブ);Trabio(登録商標)(レルデリムマブ(lerdelimumab));TheraCim hR3(ニモツズマブ(nimotuzumab));Omnitarg(ペルツズマブ、2C4);Osidem(登録商標)(IDM-1);OvaRex(登録商標)(B43.13);Nuvion(登録商標)(ビジリズマブ(visilizumab));カンツズマブメルタンシン(cantuzumab mertansine)(huC242-DM1);NeoRecormon(登録商標)(エポエチンベータ);Neumega(登録商標)(オプレルベキン、ヒトインターロイキン11);Neulasta(登録商標)(ペグ化フィルガストリム、ペグ化G-CSF、ペグ化hu-Met-G-CSF);Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G-CSF、hu-MetG-CSF);Orthoclone OKT3(登録商標)(ムロモナブ-CD3、抗CD3モノクローナル抗体);Procrit(登録商標)(エポエチンアルファ);Remicade(登録商標)(インフリキシマブ、抗TNFαモノクローナル抗体);Reopro(登録商標)(アブシキシマブ(abciximab)、抗GP lIb/Ilia受容体モノクローナル抗体);Actemra(登録商標)(抗IL6受容体mAb);Avastin(登録商標)(ベバシズマブ)、HuMax-CD4(ザノリムマブ(zanolimumab));Rituxan(登録商標)(リツキシマブ、抗CD20mAb);Tarceva(登録商標)(エルロチニブ);Roferon-A(登録商標)-(インターフェロンアルファ-2a);Simulect(登録商標)(バシリキシマブ);Prexige(登録商標)(ルミラコキシブ);Synagis(登録商標)(パリビズマブ);146B7-CHO(抗IL15抗体、米国特許第7,153,507号明細書参照);Tysabri(登録商標)(ナタリズマブ、抗αインテグリンmAb);Valortim(登録商標)(MDX-1303、抗炭疽菌(B.anthracis)防御抗原mAb);ABthrax(商標);Vectibix(登録商標)(パニツムマブ);Xolair(登録商標)(オマリズマブ);ETI211(抗MRSA mAb);IL-1 trap(ヒトIgG1のFc部分及び両IL-1受容体成分(I型受容体及び受容体アクセサリータンパク質)の細胞外ドメイン);VEGF trap(IgG1 Fcと融合されたVEGFR1のIgドメイン);Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ);Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ、抗IL-2Rα mAb);Zevalin(登録商標)(イブリツモマブチウキセタン);Zetia(登録商標)(エゼチミブ(ezetimibe));Orencia(登録商標)(アタシセプト(atacicept)、TACI-Ig);抗CD80モノクローナル抗体(ガリキシマブ);抗CD23mAb(ルミリキシマブ);BR2-Fc(huBR3/huFc融合タンパク質、可溶性BAFFアンタゴニスト);CNTO148(ゴリムマブ、抗TNFα mAb);HGS-ETR1(マパツムマブ;ヒト抗TRAIL受容体-1mAb);HuMax-CD20(オクレリズマブ、抗CD20ヒトmAb);HuMax-EGFR(ザルツムマブ);M200(ボロシキシマブ、抗α5β1インテグリンmAb);MDX-010(イピリムマブ、抗CTLA-4mAb及びVEGFR-1(IMC-18F1);抗BR3mAb;抗C.ディフィシル(C.difficile)Toxin A及びToxin B C mAbs MDX-066(CDA-1)及びMDX-1388);抗CD22 dsFv-PE38複合体(CAT-3888及びCAT-8015);抗CD25mAb(HuMax-TAC);抗CD3mAb(NI-0401);アデカツムマブ(adecatumumab);抗CD30mAb(MDX-060);MDX-1333(抗IFNAR);抗CD38mAb(HuMax CD38);抗CD40L mAb;抗Cripto mAb;抗CTGF特発性肺胞線維症Phase I Fibrogen(FG-3019);抗CTLA4 mAb;抗エオタキシン1mAb(CAT-213);抗FGF8 mAb;抗ガングリオシドGD2 mAb; 抗ガングリオシドGM2 mAb;抗GDF-8ヒトmAb(MYO-029);抗GM-CSF受容体mAb(CAM-3001);抗HepC mAb(HuMax HepC);抗IFNα mAb(MEDI-545、MDX-1103);抗IGF1R mAb;抗IGF-1R mAb(HuMax-Inflam);抗IL12 mAb(ABT-874);抗IL12/IL23 mAb(CNTO1275);抗IL13 mAb(CAT-354);抗IL2Ra mAb(HuMax-TAC);抗IL5受容体mAb;抗インテグリン受容体mAb(MDX-018、CNTO95);抗IP10潰瘍性大腸炎mAb(MDX-1100);抗LLY抗体;BMS-66513;抗マンノース受容体/hCGβ mAb(MDX-1307);抗メソテリン(mesothelin)dsFv-PE38複合体(CAT-5001);抗PD1 mAb(MDX-1106(ONO-4538));抗PDGFRα抗体(IMC-3G3);抗TGFβ mAb(GC-1008);抗TRAIL受容体-2ヒトmAb(HGS-ETR2);抗TWEAK mAb;抗VEGFR/Flt-1 mAb;抗ZP3 mAb(HuMax-ZP3);NVS抗体#1;及びNVS抗体#2を含む。
【0150】
同様に、スクレロスチン抗体、例えば、限定されるものではないが、ロモソズマブ(romosozumab)、ブロソズマブ、又はBPS 804(Novartis)も含まれ得る。さらに、治療薬、例えばリロツムマブ(rilotumumab)、ビキサロマー、トレバナニブ、ガニツマブ、コナツムマブ(conatumumab)、モテサニブジフォスファート(motesanib diphosphate)、ブロダルマブ、ビドゥピプラント(vidupiprant)、パニツムマブ、デノスマブ、NPLATE、PROLIA、VECTIBIX又はXGEVAが含まれ得る。さらに、機器には、ヒトプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン(Proprotein Convertase Subtilisin/Kexin)9型(PCSK9)に結合するモノクローナル抗体(IgG)が含まれ得る、例えば、米国特許第8,030,547号明細書、米国特許出願公開第2013/0064825号明細書、国際公開第2008/057457号パンフレット、同第2008/057458号パンフレット、同第2008/057459号パンフレット、同第2008/063382号パンフレット、同第2008/133647号パンフレット、同第2009/100297号パンフレット、同第2009/100318号パンフレット、同第2011/037791号パンフレット、同第2011/053759号パンフレット、同第2011/053783号パンフレット、同第2008/125623号パンフレット、同第2011/072263号パンフレット、同第2009/055783号パンフレット、同第2012/0544438号パンフレット、同第2010/029513号パンフレット、同第2011/111007号パンフレット、同第2010/077854号パンフレット、同第2012/088313号パンフレット、同第2012/101251号パンフレット、同第2012/101252号パンフレット、同第2012/101253号パンフレット、同第2012/109530号パンフレット、及び同第2001/031007号パンフレット。
【0151】
同様に、黒色腫又は他の癌の治療のために、タリモジーン・ラハーパレプベック(talimogene laherparepvec)又は別の腫瘍崩壊性HSVが含まれ得る。腫瘍崩壊性HSVの例は、限定されるものではないが、タリモジーン・ラハーパレプベック(米国特許第7,223,593号明細書及び同第7,537,924号明細書);OncoVEXGALV/CD(米国特許第7,981,669号明細書);OrienX010(Lei et al.(2013),World J.Gastroenterol.,19:5138-5143);G207、1716;NV1020;NV12023;NV1034及びNV1042(Vargehes et al.(2002),Cancer Gene Ther.,9(12):967-978)を含む。
【0152】
同様に、TIMPが含まれる。TIMPは、内因性のメタロプロテイナーゼ組織阻害剤(TIMPs)であり、且つ多くの自然過程で重要である。TIMP-3は、様々な細胞によって表わされ、又は及び細胞外マトリックスに存在する;主要な軟骨分解メタロプロテアーゼを全て阻害し、且つ関節リウマチ及び変形性関節症を含む、結合組織の多くの分解性疾患(degradative disease)において、並びに癌及び心血管状態において、ある役割を果たし得る。TIMP-3のアミノ酸配列、及びTIMP-3をコード化するDNAの核酸配列が、2003年5月13日交付の米国特許第6,562,596号明細書に開示されており、その開示を参照により本願明細書に援用する。TIMP変異の説明は、米国特許出願公開第2014/0274874号明細書及び国際公開第2014/152012号パンフレットに見出され得る。
【0153】
同様に、ヒトカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体、及びCGRP受容体を標的にする二重特異抗体分子及び他の頭痛標的に対する、アンタゴニスト抗体が含まれる。これらの分子に関するさらなる情報は、国際公開第2010/075238号パンフレットに見出され得る。
【0154】
さらに、二重特異性T細胞誘導抗体(bispecific T cell engager antibody)(BiTe)、例えばブリノツモマブ(Blinotumomab)が機器において使用され得る。あるいは、APJ大分子アゴニスト、例えば、アペリン又はその類似体が機器に含まれ得る。そのような分子に関する情報は、国際公開第2014/099984号パンフレットに見出され得る。
【0155】
いくつかの実施形態では、薬剤は、治療有効量の抗胸腺間質性リンパ球新生因子(anti-thymic stromal lymphopoietin)(TSLP)又はTSLP受容体抗体を含む。そのような実施形態において使用され得る抗TSLP抗体の例は、限定されるものではないが、米国特許第7,982,016号明細書、及び同第8,232,372号明細書、及び米国特許出願公開第2009/0186022号明細書で説明されているものを含む。抗TSLP受容体抗体の例は、限定されるものではないが、米国特許第8,101,182号明細書で説明されているものを含む。特に好ましい実施形態では、薬剤は、米国特許第7,982,016号明細書内でA5と表わされる、治療有効量の抗TSLP抗体を含む。
【0156】
プランジャーロッドアセンブリシステム、機械、方法、及びその要素を、例示的な実施形態に関して説明したが、これらはそれに限定されない。詳細な説明は、例示にすぎないとみなされ、及び本発明の考えられる全ての実施形態を説明するものではない。なぜなら、考えられる全ての実施形態を説明することは、不可能ではないにしろ、実際的ではないためである。現在の技術、又は本特許の出願日後に開発された技術のいずれかを使用して、多数の代替的な実施形態を実施し得、これらは、本発明を定義する特許請求の範囲内にある。
【0157】
本発明の法的範囲は、本特許の最後に記載される特許請求の範囲の文言によって定義されることを理解すべきである。添付の特許請求の範囲は、それらのシステム、機械、方法、及び要素の等価物の範囲から逸脱せずに、当業者によってなされ得る他の変形例及びその実施形態を含むように広く解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プランジャーロッドをシリンジアセンブリに結合するための機械であって、前記機械は:
シリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分と、前記シート部分の上方に配置された、プランジャーロッドを受け入れるようなサイズにされたアパーチャ部分とを含む可動受け台を有する、キャリッジ;
前記キャリッジに動作可能に結合され、及び起動事象の発生時に、前記受け台を第1の位置から第2の位置へ1回のみ割り送りして、前記プランジャーロッドを前記シリンジアセンブリに結合するように適合されている作動機器;
前記キャリッジに隣接して位置決めされた圧力板であって、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台が前記圧力板の真下を動くようにし、前記圧力板は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動くときに、前記受け台の前記アパーチャ部分に配置された前記プランジャーロッドに下向きの力を加えるように適合されている圧力板
を含み、及び
前記作動機器は、サーボモータと、前記サーボモータを動作可能に制御するための動作スイッチとを含み、前記サーボモータは前記キャリッジに結合されて、前記キャリッジを介して前記受け台を割り送りする、機械。
【請求項2】
前記サーボモータは、起動事象に応答して前記キャリッジを動かすようにプログラムされ、前記起動事象は、前記動作スイッチをトリガすることを含む、請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記作動機器は、前記キャリッジに動作可能に結合されたレバーを含み、前記レバーは、起動事象を実施するように操作されるように配置されている、請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記作動機器は、前記レバーを動かすように配置された摺動可能ブラケットを含み、前記摺動可能ブラケットは、前記サーボモータに動作可能に結合されている、請求項3に記載の機械。
【請求項5】
前記作動機器は、前記起動事象の発生時に、前記受け台を1回のみ割り送りする、請求項2~4のいずれか1項に記載の機械。
【請求項6】
前記動作スイッチは両手式アンチ・タイダウン動作スイッチを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の機械。
【請求項7】
前記サーボモータは、異なるキャリッジに動作可能に結合するように適合されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の機械。
【請求項8】
さらに、前記キャリッジに結合された可動プランジャーロッドベースであって、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台の上方に配置され、且つ前記プランジャーロッドのフランジ付き近位端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、前記オリフィスは、前記受け台の前記アパーチャ部分と同軸に位置合わせされ、前記プランジャーロッドベースは、前記受け台と一緒に前記第1の位置から前記第2の位置へ可動である、可動プランジャーロッドベース;
外側に延在するタブが、前記プランジャーロッドベースの前記オリフィス内へと延在するように配置されている、保持キャップであって、前記プランジャーロッドベースに取り外し自在に取り付けられる保持キャップ
を含み、
前記保持キャップは、前記キャリッジに対して固定され、且つ前記受け台が前記第1の位置にあるときに前記オリフィス内に配置される、請求項1~7のいずれか1項に記載の機械。
【請求項9】
前記プランジャーロッドベースは、別個の及び互換性のある第1及び第2のプランジャーロッドベースから選択され、前記第1のプランジャーロッドベースは、第1のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされたオリフィスを含み、及び前記第2のプランジャーロッドベースは、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズのフランジ付きプランジャーロッド端部を受け入れるようなサイズにされている、請求項8に記載の機械。
【請求項10】
前記受け台は、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドが前記受け台内に配置されているとき、前記シリンジアセンブリ及びプランジャーロッドの縦軸と同軸である受け台軸を含み、前記受け台軸は、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されている、請求項1~9のいずれか1項に記載の機械。
【請求項11】
前記キャリッジは、前記受け台軸に対して平行である回転軸を備える回転木馬式の回転台を含んで、前記キャリッジの前記回転軸が、垂直方向に対して、ゼロ度を上回る角度で配置されるようにする、請求項1~10のいずれか1項に記載の機械。
【請求項12】
前記キャリッジは、前記圧力板に対して回転式に配置される、請求項1~11のいずれか1項に記載の機械。
【請求項13】
前記受け台の前記シート部分は、間隙によって分離された第1のローラ及び第2のローラを含み、前記シート部分の前記第1及び第2のローラは、前記シリンジアセンブリの前記注射筒に係合し、且つ前記受け台によって運ばれるときに、前記間隙内に前記注射筒を保持するように適合され、前記第1及び第2のローラは、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ割り送りするときに、前記シリンジアセンブリがスピンできるようにする、請求項1~12のいずれか1項に記載の機械。
【請求項14】
前記キャリッジは、前記キャリッジによって支持される複数の受け台を含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の機械。
【請求項15】
さらに、前記受け台の前記第2の位置において前記キャリッジに隣接して配置された出口シュートを含み、前記出口シュートは、前記プランジャーロッドが前記シリンジアセンブリに結合された後、前記受け台から前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるように適合されている、請求項1~14のいずれか1項に記載の機械。
【請求項16】
前記出口シュートは斜面を含み、前記斜面は、前記受け台が前記第2の位置へ動いた後、前記プランジャーロッド及びシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたスロットを含む、請求項15に記載の機械。
【請求項17】
前記キャリッジは、別個の及び互換性のある第1及び第2のキャリッジから選択され、前記第1のキャリッジは、第1のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含み、及び前記第2のキャリッジは、第2のサイズのシリンジアセンブリを受け入れるようなサイズにされたシート部分がある受け台を含む、請求項1~16のいずれか1項に記載の機械。
【請求項18】
さらに、前記キャリッジに隣接し且つ前記圧力板の下方に配置された摩擦要素を含み、前記摩擦要素は、前記受け台が前記第1の位置から前記第2の位置へ動く間、前記受け台によって運ばれる前記シリンジアセンブリの注射筒に係合するように適合され、前記摩擦要素は、前記注射筒に回転力を加えて、前記プランジャーロッドに対して前記シリンジアセンブリをスピンさせるように適合されている、請求項1~17のいずれか1項に記載の機械。
【請求項19】
さらに、ガイドプレートと、前記ガイドプレートに固定された前記摩擦要素と含み、前記摩擦要素は、エラストマー材料の細長いコードである、請求項18に記載の機械。
【請求項20】
さらに、前記圧力板に結合された定張力バネを含み、前記定張力バネは、前記受け台が前記第1の位置と前記第2の位置との間で動くときに、前記圧力板に下向きの力を提供して、前記下向きの力が前記圧力板を介して前記プランジャーロッドへ伝えられるようにする、請求項1~19のいずれか1項に記載の機械。