(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126257
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】加湿器
(51)【国際特許分類】
F24F 6/06 20060101AFI20240912BHJP
【FI】
F24F6/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034527
(22)【出願日】2023-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】大田 昌紀
【テーマコード(参考)】
3L055
【Fターム(参考)】
3L055BA04
(57)【要約】
【課題】加湿器の親水性フィルムのメンテナンスをし易くする。
【解決手段】加湿器は、水を貯留する貯水部と、前記貯水部の水を気化させる加湿部と、を有する加湿器であって、前記加湿部は、水を気化させる複数の親水性フィルムを有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を貯留する貯水部と、前記貯水部の水を気化させる加湿部と、を有する加湿器であって、
前記加湿部は、水を気化させる複数の親水性フィルムを有する加湿器。
【請求項2】
請求項1に記載の加湿器であって、
前記加湿部は、前記複数の親水性フィルムの外周部を固定するクリップを有する、加湿器。
【請求項3】
請求項1に記載の加湿器であって、
前記加湿部は、前記複数の親水性フィルムの両端に設けられた補強板を有する、加湿器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、複数のディスクを備えた加湿空気清浄機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記加湿空気清浄機のディスクの表面には、放射状にリブが複数形成されるため、ディスクの表面を洗浄し難い、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
加湿器は、水を貯留する貯水部と、前記貯水部の水を気化させる加湿部と、を有する加湿器であって、前記加湿部は、水を気化させる複数の親水性フィルムを有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための形態】
【0007】
まず、気化式の加湿器である第2加湿器66を備えた古紙再生装置1の構成例について説明する。古紙再生装置1は、乾式にて古紙から再生紙を製造する装置である。本明細書において乾式とは、液体中で実施されずに、大気などの空気中で実施されることをいう。
【0008】
以下の図では、必要に応じて、相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付している。また、古紙再生装置1において、原料、ウェブ、およびシートなどの搬送方向の先を下流、搬送方向を遡る側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係る古紙再生装置1は、第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103を有する。第1ユニット群101、第2ユニット群102、および第3ユニット群103は、図示しないフレームに支持される。なお、
図1において、古紙C、シートP3、スリット片S、および端材などが移動する方向を白抜きの矢印で示している。
【0010】
古紙再生装置1は古紙CからシートP3を製造する。本実施形態の古紙再生装置1では、古紙再生装置1を+X方向に見た場合、-Y方向から+Y方向に向かって、第1ユニット群101、第3ユニット群103、第2ユニット群102の順で配置される。
【0011】
古紙Cは、第1ユニット群101から、第3ユニット群103内を横断する配管21を介して第2ユニット群102へ搬送される。そして古紙Cは、第2ユニット群102にて解繊などが施されて繊維と成ってから、結着材などを含む混合物とされる。混合物は、配管24を介して第3ユニット群103へ搬送される。混合物は、第3ユニット群103にてウェブWとされてから、帯状のシートP1に成形される。帯状のシートP1は、第1ユニット群101にて切断されてシートP3と成る。
【0012】
第1ユニット群101は、バッファータンク13、定量供給部15、合流部17、および配管21を有する。第1ユニット群101では、上流から下流に向かって、これらの構成が上記の順番にて配置される。また、第1ユニット群101は、第1切断部81、第2切断部82、トレイ91、および細断部95も有する。第1切断部81および第2切断部82は、帯状のシートP1を所定の形状のシートP3に切断する。さらに、第1ユニット群101は給水部67を有する。給水部67は貯水タンクである。給水部67は、後述する第1加湿器65および第2加湿器66の各々へ、図示しない給水管にて加湿用の水を供給する。
【0013】
古紙Cは、原料投入口11からバッファータンク13へ投入される。古紙Cは、セルロースなどの繊維を含み、例えば細断された古紙の紙片である。バッファータンク13の内部には、第3ユニット群103に備わる第2加湿器66から、加湿された空気が供給される。
【0014】
解繊される古紙Cは、バッファータンク13にて一時的に貯留された後、古紙再生装置1の稼働に応じて定量供給部15へ搬送される。古紙再生装置1は、バッファータンク13の上流側に、古紙などを細断するシュレッダーを備えてもよい。
【0015】
定量供給部15は、計量器15a、および図示しない供給機構を有する。計量器15aは古紙Cの質量を計量する。供給機構は、計量器15aにて計量された古紙Cを、下流の合流部17に供給する。すなわち、定量供給部15は、計量器15aにて古紙Cを所定の質量毎に計量して、供給機構にて下流の合流部17へ供給する。
【0016】
計量器15aには、デジタル式およびアナログ式の何れの計量機構も適用可能である。具体的には、計量器15aとして、ロードセルなどの物理センサー、およびバネ秤や天秤などが挙げられる。本実施形態では計量器15aとしてロードセルを用いる。計量器15aが古紙Cを計量する所定の質量とは、例えば、数gから数10g程度である。
【0017】
供給機構には、振動式フィーダーなどの公知の技術を適用可能である。供給機構は、計量器15aに含まれる構成であってもよい。
【0018】
定量供給部15での古紙Cの計量および供給はバッチ処理である。すなわち、定量供給部15から合流部17への古紙Cの供給は、間欠的に実施される。定量供給部15は、計量器15aを複数有してもよく、複数の計量器15aを時差稼働させて、計量の効率を向上させてもよい。
【0019】
合流部17では、定量供給部15から供給される古紙Cに対して、細断部95から供給されるスリット片Sの細断片が合流して混合される。スリット片Sおよび細断部95については後述する。上記細断片が混合された古紙Cは、合流部17から配管21へと流入する。
【0020】
配管21は、図示しないブロアーが発生させる気流によって、古紙Cを第1ユニット群101から第2ユニット群102へ搬送する。
【0021】
第2ユニット群102は、乾式解繊機である解繊部31、分離部32、配管23、混合部33、および配管24を有する。第2ユニット群102では、上流から下流に向かって、これらの構成が上記の順番にて配置される。また、第2ユニット群102は、分離部32に接続される配管25、回収部35、コンプレッサー38、および電源部39も有する。
【0022】
配管21を搬送された古紙Cは、解繊部31に流入する。解繊部31は、定量供給部15から供給される古紙Cを乾式にて解繊して繊維にする。解繊部31には、公知の解繊機構が適用可能である。
【0023】
解繊部31としては、例えば以下の構成が挙げられる。解繊部31は、ステーターおよびローターを備える。ステーターは略円筒状の内側面を有する。ローターは、ステーターの内部に設置されて、ステーターの内側面に沿って回転する。古紙Cの細片は、ステーターの内側面とローターとの間に挟まれて、これらの間に生じるせん断力によって解繊される。これにより、古紙Cは、紙片に含まれる絡まった繊維が解きほぐされる。古紙Cは繊維とされて分離部32に搬送される。
【0024】
分離部32は解繊された繊維を分別する。詳しくは、分離部32は、繊維に含まれる、シートP3の製造に不要な成分を取り除く。具体的には、分離部32は、比較的に長い繊維と、比較的に短い繊維とを分別する。比較的に短い繊維は、シートP3の強度低下を招く場合があるため、分離部32にて分別される。また、分離部32は、古紙Cに含まれる色材や添加剤なども分別して排除する。分離部32には、円盤メッシュ方式などの公知の技術が適用可能である。
【0025】
分離部32の内部には、第3ユニット群103の第2加湿器66から加湿された空気が供給される。
【0026】
解繊された繊維は、比較的に短い繊維などが排除されて、配管23を介して混合部33へ搬送される。比較的に短い繊維や色材などの不要分は、配管25を介して回収部35へ排出される。
【0027】
混合部33は、繊維に結着材などを空気中で混合して混合物とする。図示を省略するが、混合部33は、繊維が搬送される流路、ファン、ホッパー、供給管、およびバルブを備える。
【0028】
ホッパーは、供給管を介して繊維の流路に連通する。バルブは、ホッパーと流路との間の供給管に設けられる。ホッパーは、でんぷんなどの結着材を流路内へ供給する。バルブは、ホッパーから流路に供給される結着材の質量を調整する。これにより、繊維と結着材との混合比が調整される。
【0029】
混合部33は、結着材を供給する上記構成の他に、色材や添加剤などを供給する同様な構成を備えてもよい。
【0030】
混合部33のファンは、発生させる気流により、繊維を下流へ搬送しながら結着材などを空気中で混入させて混合物とする。混合物は、混合部33から配管24へ流入する。
【0031】
回収部35は、図示しないフィルターを備える。フィルターは、配管25を気流にて搬送された比較的に短い繊維などの不要分を濾し取る。
【0032】
コンプレッサー38は圧縮空気を生成する。上記フィルターでは、不要分のうちの微細な粒子などによって目詰まりが生じる場合がある。コンプレッサー38が生成する圧縮空気をフィルターに吹き付けて、付着した粒子を吹き飛ばしてフィルターをクリーニングすることが可能である。
【0033】
電源部39は、図示しない制御部、および古紙再生装置1に電力を供給する電力供給装置を含む。電源部39は、外部から供給される電力を古紙再生装置1の各構成に分配する。制御部は、古紙再生装置1の各構成の稼働を統合的に制御する。
制御部は、例えば、CPU、メモリー、制御回路、I/F(インターフェイス)等を有する。CPUは演算処理装置である。メモリーは、各種プログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。I/Fは、外部の情報処理端末等から各種データを取得可能である。CPUは、各種プログラムに従って演算を実行し、制御回路を介して各駆動部等を制御する。
【0034】
第3ユニット群103は、繊維を含む混合物を堆積させて圧縮し、再生紙である帯状のシートP1に成形する。
【0035】
第3ユニット群103は、堆積部50、第1搬送部61、第2搬送部62、ミスト式加湿器である第1加湿器65、気化式加湿器である第2加湿器66、排水部68、および成形部70を含む。第3ユニット群103では、上流から下流に向かって、堆積部50、第1搬送部61、第2搬送部62、第1加湿器65、および成形部70が、上記の順番にて配置される。第2加湿器66は、第1加湿器65の下方に配置される。
【0036】
堆積部50は、分別された繊維が含まれる混合物を空気中で堆積させてウェブWを生成する。堆積部50は、ドラム部材53、ドラム部材53内に設置される羽根部材55、ドラム部材53を収容するハウジング51、吸引部59を有する。混合物は、配管24からドラム部材53の内部に取り込まれる。
【0037】
堆積部50の下方には、第1搬送部61が配置される。第1搬送部61は、メッシュベルト61a、メッシュベルト61aを張架する図示しない5つの張架ローラーを有する。吸引部59は、Z軸に沿う方向において、メッシュベルト61aを挟んでドラム部材53と対向する。
【0038】
羽根部材55は、ドラム部材53の内部にあって、図示しないモーターによって回転駆動される。ドラム部材53は半円柱状の篩である。ドラム部材53の下方を向く側面には、篩の機能を有する網が設けられる。ドラム部材53は、篩の網の目開きの大きさより小さい繊維や混合物などの粒子を、内部から外側に通過させる。
【0039】
混合物は、ドラム部材53内において、回転する羽根部材55に撹拌されながらドラム部材53の外側に放出される。ドラム部材53の内部には、第2加湿器66から加湿された空気が供給される。
【0040】
吸引部59はドラム部材53の下方に配置される。吸引部59は、メッシュベルト61aが有する複数の穴を介して、ハウジング51内の空気を吸引する。メッシュベルト61aの複数の穴は、空気を通し、混合物に含まれる繊維や結着材などを通し難い。これにより、ドラム部材53の外側に放出された混合物は、空気と共に下方に吸引される。吸引部59はブロアーなどの公知の吸引装置である。
【0041】
混合物は、ハウジング51内の空気中に分散されて、重力と吸引部59の吸引によって、メッシュベルト61aの上方の面に堆積してウェブWとなる。
【0042】
メッシュベルト61aは、無端ベルトであって、5つの張架ローラーによって張り架けられる。メッシュベルト61aは、張架ローラーの自転によって、
図1において反時計回りに回動する。これにより、メッシュベルト61aに連続して混合物が堆積し、ウェブWが形成される。ウェブWは、空気を比較的に多く含み、柔らかく膨らんでいる。第1搬送部61は、形成されたウェブWを、メッシュベルト61aの回動により下流へ搬送する。
【0043】
第2搬送部62は、第1搬送部61の下流において、第1搬送部61に代わってウェブWを搬送する。第2搬送部62は、メッシュベルト61aの上面からウェブWを剥離させて、成形部70に向けて搬送する。第2搬送部62は、ウェブWの搬送経路の上方にあって、メッシュベルト61aのリターン側の起点よりもやや上流側に配置される。第2搬送部62の+Y方向と、メッシュベルト61aの-Y方向とは、鉛直方向において一部が重なる。
【0044】
第2搬送部62は、図示しない輸送ベルト、複数のローラー、およびサクション機構を有する。輸送ベルトには空気を通す複数の穴が設けられる。輸送ベルトは、複数のローラーによって張り架けられ、ローラーの回転により回動する。
【0045】
第2搬送部62は、サクション機構が発生させる負圧により、ウェブWの上面を輸送ベルトの下面に吸着させる。この状態にて輸送ベルトが回動することによって、ウェブWは、輸送ベルトに吸着されて下流へ搬送される。
【0046】
第1加湿器65は、第3ユニット群103の堆積部50にて堆積された繊維が含まれるウェブWを加湿する。詳しくは、第1加湿器65は、第2搬送部62によって搬送されるウェブWに対して下方からミストMを供給して加湿する。第1加湿器65は、第2搬送部62の下方に配置され、第2搬送部62が搬送するウェブWとZ軸に沿う方向に対向する。第1加湿器65には、例えば超音波式などの公知の加湿装置が適用可能である。
【0047】
第1加湿器65では、ミスト式加湿器に由来して過飽和状態の水分が発生する。そのため、ミストMが生じる付近の部材に結露が生じ易い。結露が顕著となると、部材の隙間などを伝って水滴が古紙再生装置1の底部へ降下する場合がある。また、超音波式の加湿装置では、水槽中に振動子が設置されるため、振動子が取り付けられる部位のシール性が低下すると、上記部位から漏水が発生する可能性もあった。これに対して、古紙再生装置1では、第1加湿器65の下方に第2加湿器66が配置されるため、水滴の降下や漏水が発生しても第2加湿器66にてせき止められる。
【0048】
ウェブWがミストMにて加湿されることにより、でんぷんの結着材としての機能が促進されて、シートP3の強度が向上する。また、ウェブWに対して下方から加湿するため、ミスト由来の雫のウェブWへの落下が防止される。さらに、輸送ベルトとウェブWとの接触面の反対側から加湿するため、輸送ベルトに対するウェブWの貼り付きが低減される。第2搬送部62はウェブWを成形部70へ搬送する。
【0049】
成形部70は、ウェブWを加熱および加圧して帯状のシートP1に成形する。成形部70は、一対の加熱ローラー71,72を有する。一対の加熱ローラー71,72の各々は、電熱ヒーターを内蔵し、ローラー表面を加熱する機能を有する。
【0050】
一対の加熱ローラー71,72の間へ、ウェブWを連続的に通過させることにより、ウェブWが加熱されながらプレス加工される。これにより、比較的に空気を多く含んで柔らかいウェブWから、内包する空気が低減されると共に結着材によって繊維同士が結着されて、帯状のシートP1が成形される。帯状のシートP1は、図示しない搬送ローラーにより、第1ユニット群101へ搬送される。
【0051】
第2加湿器66は、第1加湿器65の下方に配置される。第2加湿器66には、公知の気化式の加湿装置が適用可能である。第2加湿器66は、例えば、水で濡らした親水性フィルム210(
図2)に風を当てて水分を気化させ、加湿した空気を発生させる。第2加湿器66にて加湿された空気は、水分が過飽和状態ではないため、周辺の部材に結露が発生し難い。なお、第2加湿器66の詳細な構成については後述する。
【0052】
第2加湿器66は、古紙再生装置1の所定の領域を加湿する。所定の領域とは、バッファータンク13、分離部32、および堆積部50のドラム部材53内のうちの1つ以上である。具体的には、図示しない複数の管を介して、第2加湿器66から上記領域へ加湿された空気が供給される。加湿された空気は、上記の各構成において、古紙Cや繊維などの帯電を抑制して、これらの静電気による部材への付着を抑える。
【0053】
古紙再生装置1は、第1加湿器65の直下、および第2加湿器66の下方のうち、少なくとも1箇所以上に防水パンを備えてもよい。詳しくは、第1加湿器65の直ぐ下方に防水パン105を設置してもよく、第2加湿器66の下方に防水パン106を設置してもよい。防水パン105,106は、一定量の液体の貯留が可能な、上方が開放された箱である。これにより、漏水の発生をさらに抑えることができる。なお、防水パン105,106には漏水センサーが付設されてもよい。
【0054】
排水部68は排水タンクである。排水部68は、第1加湿器65および第2加湿器66などで使用され、古くなった水分を集めて貯留する。排水部68は、必要に応じて古紙再生装置1から取り外して、溜まった水を廃棄することが可能である。排水部68には、防水パン105,106に溜まった水が集められてもよい。
【0055】
第1ユニット群101に搬送される帯状のシートP1は、第1切断部81に至る。第1切断部81は、帯状のシートP1を搬送方向と交差する方向、例えばX軸に沿う方向に切断する。帯状のシートP1は、第1切断部81にて単票状のシートP2に切断される。単票状のシートP2は、第1切断部81から第2切断部82へ搬送される。
【0056】
第2切断部82は、単票状のシートP2を搬送方向、例えばY軸に沿う方向に切断する。詳しくは、第2切断部82は、単票状のシートP2において、X軸に沿う方向の両側の辺近傍を切断する。これにより、単票状のシートP2は、A4判やA3判などの所定の形状のシートP3と成る。シートP3は、斜め上方に搬送されてトレイ91に集積される。シートP3は、例えばコピー用紙などの代替品として適用可能である。
【0057】
第2切断部82にて、単票状のシートP2をシートP3に切断する際に、端材であるスリット片Sが生じる。スリット片Sは、略-Y方向へ搬送されてシュレッダーである細断部95に至る。細断部95は、スリット片Sを細断して細断片として、合流部17へ供給する。細断部95と合流部17との間には、スリット片Sの細断片を計量して合流部17へ供給する機構が設置されてもよい。
【0058】
次に、第2加湿器66の詳細な構成について説明する。
図2及び
図3に示すように、第2加湿器66は、水を貯留する貯水部200と、貯水部200の水を気化させる加湿部209と、を備える。また、第2加湿器66は、加湿部209に気流が吹き付けられるようにファン等の送風機(図示せず)を備える。なお、
図3は、貯水部200から加湿部209を取り外した状態を示している。なお、ファンは排気型または吸引型のどちらでもよい。
【0059】
貯水部200は、水を貯留可能な容器である。貯水部200は、貯水部200の外形を形成する枠体203を備える。枠体203の内側には内壁205が形成され、内壁205内に水が貯留される。貯水部200には、給水部67から給水管にて水が供給される。
【0060】
加湿部209は、水を気化させる複数の親水性フィルム210を備える。
図4に示すように、各親水性フィルム210は略円形の薄板材であり、同じ大きさである。親水性フィルム210の厚み寸法は、例えば、およそ0.2mm以上0.3mm以下である。親水性フィルム210の+Y方向端面及び-Y方向端面は平坦面である。親水性フィルム210の一部が、貯水部200に貯留された水に接触するように内壁205内に収容される。
親水性フィルム210は、水との親和性が大きく、親水性フィルム210の表面に水が薄く濡れ広がる性質を有する。これにより、加湿効率を向上できる。親水性フィルム210は、例えば、TAC(トリアセチルセルロース)等で形成される。なお、親水性フィルム210は、防曇処理が施されてもよい。
【0061】
加湿部209は、Y軸に沿った方向に延在する棒状の固定軸220を備える。各親水性フィルム210の中心部には、Y軸に沿った方向に貫通する貫通孔211(
図4)が形成される。当該貫通孔211に固定軸220が嵌め込まれる。複数の親水性フィルム210は、Y軸に沿った方向に均等間隔で配置される。これにより、複数の親水性フィルム210が、Y軸に沿った方向に並列される。固定軸220に配置された親水性フィルム210同士の間隔寸法は、例えば、2mm程度である。これにより、隣接する親水性フィルム210間における風通しが良くなり、加湿効率を上げることができる。また、隣接する親水性フィルム210同士の間隔寸法を抑えることで、第2加湿器66の大型化を抑制できる。
【0062】
本実施形態における親水性フィルム210の枚数は、例えば、100枚から200枚程度である。なお、親水性フィルム210の枚数は、加湿空気の必要量等に応じ、適宜設定可能である。
また、本実施形態の加湿部209では、親水性フィルム210が所定の枚数を1単位としてまとめられた複数のフィルムユニット215で構成される。本実施形態の加湿部209は、10個のフィルムユニット215で構成される。なお、フィルムユニット215の構成は後述する。
【0063】
固定軸220の一方端(-Y方向端部)は、駆動モーターに接続されるギヤを備える。駆動モーターの駆動により、固定軸220が軸中心に回転する。固定軸220の回転に伴って親水性フィルム210が回転する。これにより、親水性フィルム210の表面が水で濡れた状態で親水性フィルム210が回転する。
【0064】
水で濡れた状態の親水性フィルム210に対して送風機から発生する風を吹き付ける。これにより、親水性フィルム210表面の水分が気化し、加湿した空気を発生させることができる。加湿された空気は、図示しない管を介して古紙再生装置1の所定の領域(バッファータンク13等)に送られる。
【0065】
また、第2加湿器66は、回動式フロート230を備える。回動式フロート230は、貯水部200に貯留された水の水位WLを検知する。
図5に示すように、回動式フロート230は、一方向に延在するアーム部231を備える。アーム部231は、例えば、プラスチック部材である。アーム部231の一方端には回動軸232が配置される。回動式フロート230は、回動軸232を中心として回動可能である。また、アーム部231の他方端には、開口する有底のポケット部233が配置される。また、ポケット部233の開口は、蓋部236によって覆われる。これにより、ポケット部233内には閉塞された空間領域が形成される。ポケット部233内の空間領域には、磁石234と、磁石234の周囲に配置されたフロート部材235とが配置される。磁石234は、ポケット部233内の先端領域に配置される。フロート部材235は、例えば、PS(ポリスチレン)等で形成される。これにより、水に対する浮力が大きくなり、回動軸232を中心にしてポケット部233を水に浮かせることができる。
回動式フロート230の一方端に配置された回動軸232中心から他方端に配置されたポケット部233の端部までの長さ寸法は、親水性フィルム210の固定軸220を中心とした半径寸法とほぼ同じである。
【0066】
また、回動式フロート230の回動軸232と固定軸220とが同一軸である。すなわち、回動式フロート230は、固定軸220を中心として回動可能に配置される。換言すれば、固定軸220を介して回動式フロート230と親水性フィルム210とが一体化して構成される。
【0067】
また、
図3に示すように、複数の親水性フィルム210と固定軸220とが貯水部200から着脱可能に構成される。
貯水部200には、固定軸220の-Y方向端部を受ける受け部201aと、固定軸220の+Y方向端部を受ける受け部201bと、を備える。受け部201a,201bは、固定軸220の-Y方向端部と+Y方向端部とを下方から支持する。これにより、固定軸220に支持された複数の親水性フィルム210が受け部201a,201bによって支持される。
【0068】
本実施形態では、貯水部200から固定軸220を含む親水性フィルム210を着脱する作業を容易にするための取っ手部240を備える。
取っ手部240は、一対の連結部材241a,241bと、棒部材242と、を備える。各連結部材241a,241bは、固定軸220の延在方向(Y軸に沿った方向)に対して交差する方向に延在する板状部材である。一方の連結部材241aは固定軸220の-Y方向端部に回転可能に取り付けられる。他方の連結部材241bは固定軸220の+Y方向端部に回転可能に取り付けられる。各連結部材241a,241bの延在する方向における固定軸220中心とした一方端から他方端部までの長さ寸法は、親水性フィルム210の固定軸220を中心とした半径寸法よりも長い。
【0069】
一対の連結部材241a,241bの間には棒部材242が配置される。棒部材242はY軸に沿った方向に延在する円柱状の部材である。棒部材242の-Y方向端部は、連結部材241aの先端部分に連結される。棒部材242の+Y方向端部は、連結部材241bの先端部分に連結される。これにより、取っ手部240は固定軸220を介して親水性フィルム210と一体化される。また、固定軸220が回転しても取っ手部240(連結部材241a,241b)は回転しない構造となる。
【0070】
ここで、親水性フィルム210等を貯水部200から取り外す場合には、棒部材242に手指を掛け、取っ手部240を上方に持ち上げる。これにより、固定軸220が受け部201a,受け部201bから離間され、親水性フィルム210等を貯水部200から取り外すことができる。親水性フィルム210等を貯水部200から取り外した状態で親水性フィルム210等の清掃が可能となり、各種メンテナンスが容易となる。また、貯水部200の内壁205等の清掃も容易となる。
【0071】
また、親水性フィルム210等を貯水部200に取り付ける場合は、棒部材242に手指を掛け、親水性フィルム210等を持ち上げた後、持ち上げた取っ手部240を貯水部200に向けて下す。これにより、固定軸220の両端部が受け部201a,受け部201bに支持されるので、容易に取り付けできる。
また、本実施形態では、親水性フィルム210等を貯水部200に取り付けた状態において、取っ手部240の棒部材242が上方に位置するように、連結部材241bの一部を貯水部200の内壁205に設けられた支持壁206(
図3)に当接させる。具体的には、支持壁206は、貯水部200の+Y方向端部に設けられる。支持壁206は、-X方向に向けて+Z方向に傾斜する傾斜面を有する。親水性フィルム210等を貯水部200に取り付けた状態において、支持壁206に連結部材241bの側面部248を当接させる。これにより、棒部材242が上方に位置した状態で保持されるので、親水性フィルム210を貯水部200から取り外す場合に手指を棒部材242に掛けやすくなる(
図2)。
なお、親水性フィルム210を貯水部200に取り付けた場合、浮力によって親水性フィルム210等が水に浮いてしまう場合は、取っ手部240の上方に、棒部材242の上方への移動を規制する規制部(例えば、蓋部等)を備えることが好ましい。これにより、貯水部200における親水性フィルム210の収容位置を一定に保持することができる。
【0072】
図6に示すように、固定軸220(回動軸232)は、貯水部200の上限水位WLより上側に位置する。なお、
図6では、取っ手部240を省略して示している。
第2加湿器66は、貯水部200の上限水位WLを検知する検知部250を備える。本実施形態の検知部250は、回動式フロート230と磁気センサー251(例えば、リードスイッチ)とで構成される。回動式フロート230の磁石234による磁界の変化により、磁気センサー251がON/OFFを検知する。磁石234が磁気センサー251に近づくとONとなり、磁石234が磁気センサー251から離れるとOFFとなる。
制御部は、磁気センサー251の検知情報に基づいて、貯水部200に対する給水部67からの水の供給を制御する。貯水部200の水を気化させると、貯水部200の水位WLが下がる。これにより、磁気センサー251に対して回動式フロート230の磁石234が下方に移動し、磁石234が磁気センサー251から離れる。制御部は、磁気センサー251からOFFの検知情報を取得した場合、給水部67から貯水部200に水を供給させる。また、貯水部200に水が供給されると、貯水部200の水位WLが上がる。これにより、回動式フロート230の磁石234が上方に移動し、磁石234が磁気センサー251に近づく。制御部は、磁気センサー251からONの検知情報を取得した場合、貯水部200への水の供給を停止させる。従って、磁気センサー251が配置される位置によって、貯水部200における水位WLの上限が規定される。
【0073】
磁気センサー251は、内壁205に近接する枠体203の内部に配置される。なお、内壁205の下部は、親水性フィルム210の外周に沿って-Z方向に凹んだ湾曲状を成す。磁気センサー251は、固定軸220よりも下方に配置される。例えば、Z軸に沿った方向において内壁205の底部を起点として固定軸220までの距離寸法を100とした場合、Z軸に沿った方向において内壁205の底部を起点として磁気センサー251までの距離寸法は約80である。磁気センサー251が設置された位置は、貯水部200の上限水位WLに対応するので、固定軸220(回動軸232)は貯水部200の上限水位WLより上方に位置することになる。従って、回動軸232が水に浸からないため、回動軸232にスケール(水垢)の析出やカビ、細菌の繁殖によるぬめりの発生が抑制され、回動軸232を清潔に保てる。また、回動式フロート230を円滑に回動させることができる。
【0074】
次に、フィルムユニット215の構成について説明する。
図7、
図8及び
図9に示すように、フィルムユニット215は、所定の枚数の親水性フィルム210を1単位としてユニット化される。本実施形態の各フィルムユニット215は、17枚の親水性フィルム210で構成される。なお、フィルムユニット215における親水性フィルム210の構成枚数は、フィルムユニット215の取り扱い性や加湿部209の大きさ等を考慮して適宜設定される。
【0075】
また、加湿部209は、複数の親水性フィルム210の両端に設けられた補強板260a,260bを備える。補強板260a,260bは略円形の板材であり、親水性フィルム210とほぼ同じ大きさである。本実施形態では、各フィルムユニット215に補強板260a,260bが設けられ、各フィルムユニット215における複数の親水性フィルム210のY軸に沿った方向の両端にそれぞれ配置される。具体的には、補強板260aはフィルムユニット215の-Y方向端部に配置され、補強板260bはフィルムユニット215の+Y方向端部に配置される。補強板260a,260bは、親水性フィルム210よりも硬い素材であり、例えば、ABS樹脂やPP(ポリプロピレン)等で形成される。また、補強板260a,260bは、親水性フィルム210よりも厚く、例えば、厚さ寸法は、およそ1.0mm以上2.0mm以下である。なお、補強板260aの中心部には+Y方向に延在する略円柱状の軸部265が形成される。当該軸部265のY軸に沿った方向における距離寸法は、フィルムユニット215において補強板260aの+Y方向端面から補強板260bの+Y方向端面までの距離寸法である。また、軸部265の中心部にはY軸に沿った方向に貫通する貫通孔261が形成される。
補強板260bの中心部には、Y軸に沿った方向に貫通する貫通孔266が形成される。本実施形態のフィルムユニット215では、各親水性フィルム210の貫通孔211及び補強板260bの貫通孔266に対して補強板260aの軸部265を差し込む。これにより、各親水性フィルム210を容易に保持できる。また、フィルムユニット215においてY軸に沿った方向の両端に補強板260a,260bが配置されるので、親水性フィルム210の変形を抑制できる。そして、フィルムユニット215において補強板260aの軸部265の貫通孔261に固定軸220が嵌め込まれる。
【0076】
また、加湿部209は、複数の親水性フィルム210の外周部を固定するクリップ216を有する。本実施形態では、フィルムユニット215毎に複数の親水性フィルム210がクリップ216によって固定される。
図9及び
図10に示すように、本実施形態のクリップ216は、本体部217と締結部材としてのネジ218とを備える。
本体部217は、一方向に沿って複数の櫛歯217aが形成される。隣接する櫛歯217a同士の間隔寸法は、例えば、2mm程度であり、固定軸220に配置された親水性フィルム210同士の間隔寸法と同じとなるように設定される。
また、本体部217の櫛歯217aの延在する方向に交差する方向の両端には、ネジ218と係合するネジ穴217bが形成される。
【0077】
図4及び
図9に示すように、各親水性フィルム210の外周には逃げ溝212が複数形成される。逃げ溝212は、親水性フィルム210の外周端部から貫通孔211に向けて凹む凹部である。逃げ溝212は、親水性フィルム210の外周に沿って均等間隔で配置される。本実施形態では、親水性フィルム210の外周に6個の逃げ溝212が形成される。各補強板260a,260bの外周部には貫通孔262が複数形成される。貫通孔262は、Y軸に沿って貫通する孔であり、ネジ218の呼び径部分を通す孔である。貫通孔262は、各補強板260a,260bの外周に沿って均等間隔で配置される。本実施形態では、各補強板260a,260bの外周に6個の貫通孔262が形成される。すなわち、親水性フィルム210の各逃げ溝212の位置と補強板260a,260bの各貫通孔262の位置とが一致可能に構成される。
【0078】
各親水性フィルム210の各逃げ溝212には、クリップ216の本体部217が嵌め込まれる。また、各櫛歯217a間に、1枚ずつ親水性フィルム210が差し込まれる。逃げ溝212にクリップ216が嵌め込まれるため、フィルムユニット215の外周部にクリップ216部分が突出することなく、フィルムユニット215の外周形状は略円形となる。これにより、貯水部200の内壁205を、親水性フィルム210の外周端部に近づけた状態で形成できる。従って、磁気センサー251と回動式フロート230の磁石234との距離が短縮化され、水位WLの検知を確実に実行することができる。
そして、これら複数の親水性フィルム210の両端に各補強板260a,260bが配置された状態で、各補強板260a,260bの貫通孔262を介してネジ218が本体部217に係合される。ネジ218の頭部は、補強板260a,260bの貫通孔262外周部に当接する。これにより、親水性フィルム210同士の間隔寸法が均等に保持された状態で、複数の親水性フィルム210と各補強板260a,260bとクリップ216とが一体化する。親水性フィルム210のY軸に沿った方向における両端に補強板260a,260bが配置されるので、親水性フィルム210の歪み等の変形が抑制され、形状を保持することができる。また、フィルムユニット215が固定軸220から取り外された場合であっても、フィルムユニット215における親水性フィルム210は、クリップ216及び軸部265によって移動が規制される。このため、フィルムユニット215毎の取り扱いが容易となる。
なお、本実施形態のクリップ216は、櫛歯217aによって親水性フィルム210の外周部を固定する構成としたが、これに限定されない。例えば、ノットタイで親水性フィルム210の外周部を固定する構成であってもよい。また、クリップ216をフック形状に形成し、各補強板260a,260bに引っ掛ける構成であってもよい。
【0079】
また、
図8及び
図11に示すように、フィルムユニット215において、隣接する親水性フィルム210同士の間にスペーサー270が配置される。スペーサー270は、貫通孔270aが形成された環状部材である。スペーサー270は、例えば、ABS樹脂やPP(ポリプロピレン)等で形成される。スペーサー270の厚み寸法は、例えば、2mm程度である。すなわち、スペーサー270の厚み寸法は、隣接した親水性フィルム210同士の間隔寸法と同じである。当該貫通孔270aには軸部265が嵌め込まれる。これにより、親水性フィルム210の中心部分における歪み等の変形が抑制され、隣接する親水性フィルム210同士の間隔を均一に保持することができる。
【0080】
以上、本実施形態によれば、親水性フィルム210の表面は平坦面なので、洗浄し易くなる。また、親水性フィルム210自体に親水性があるので、耐久、耐摩耗に優れる。また、親水性フィルム210の表面に塗装やコーティングが施されていないので、塗装等のように剥がれが発生しない。そのため、洗浄時においてブラシ等により親水性フィルム210の表面を擦った場合でも親水性効果の低下を抑制できる。
また、親水性フィルム210の表面は平坦面であり、例えば、貯水部200に貯留された水を汲み上げるための突起等が無いので、親水性フィルム210を固定軸220中心に回転させた際に親水性フィルム210間における気流が乱れることなく、通気抵抗を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第2加湿器66を備えた装置として古紙再生装置1の構成例について説明したが、これに限定されない。第2加湿器66は、帯電しやすい部品・部材類や機器類を扱う各種装置に対して適用可能である。また、例えば、室内の湿度調整用の機器として、第2加湿器66を単体として用いることができる。
【符号の説明】
【0081】
1…古紙再生装置、11…原料投入口、13…バッファータンク、15…定量供給部、15a…計量器、17…合流部、21,23,24,25…配管、31…解繊部、32…分離部、33…混合部、35…回収部、38…コンプレッサー、39…電源部、50…堆積部、51…ハウジング、53…ドラム部材、55…羽根部材、59…吸引部、61…第1搬送部、61a…メッシュベルト、62…第2搬送部、65…第1加湿器、66…第2加湿器、67…給水部、68…排水部、70…成形部、71,72…加熱ローラー、81…第1切断部、82…第2切断部、91…トレイ、95…細断部、101…第1ユニット群、102…第2ユニット群、103…第3ユニット群、105,106…防水パン、200…貯水部、201a,201b…受け部、203…枠体、205…内壁、209…加湿部、210…親水性フィルム、211…貫通孔、212…逃げ溝、215…フィルムユニット、216…クリップ、217…本体部、217a…櫛歯、217b…ネジ穴、218…ネジ、220…固定軸、230…回動式フロート、231…アーム部、232…回動軸、233…ポケット部、234…磁石、235…フロート部材、236…蓋部、240…取っ手部、241a,241b…連結部材、242…棒部材、250…検知部、251…磁気センサー、260a,260b…補強板、261…貫通孔、262…貫通孔、265…軸部、266…貫通孔、270…スペーサー、270a…貫通孔。