(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126494
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】カラビナおよびカラビナ用本体
(51)【国際特許分類】
F16B 45/02 20060101AFI20240912BHJP
【FI】
F16B45/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023034892
(22)【出願日】2023-03-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-09-11
(71)【出願人】
【識別番号】523083481
【氏名又は名称】株式会社KOBE河栄
(74)【代理人】
【識別番号】100159499
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 義典
(74)【代理人】
【識別番号】100120329
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 一規
(74)【代理人】
【識別番号】100159581
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 勝誠
(74)【代理人】
【識別番号】100106264
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 耕治
(74)【代理人】
【識別番号】100139354
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 昌子
(74)【代理人】
【識別番号】100208708
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 健志
(74)【代理人】
【識別番号】100215371
【弁理士】
【氏名又は名称】古茂田 道夫
(74)【代理人】
【識別番号】100187997
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 厳輝
(72)【発明者】
【氏名】河上 善彦
【テーマコード(参考)】
3J038
【Fターム(参考)】
3J038AA01
3J038BA02
3J038BA08
3J038BA15
3J038BA17
3J038BC02
3J038BC03
3J038BC04
(57)【要約】
【課題】本発明は、開口部が意図せずに開放することを容易に抑制することができるカラビナを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係るカラビナは、一対の端部間が開口部を形成している本体と、揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体とを備え、上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の端部間が開口部を形成している本体と、
揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体と
を備え、
上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有するカラビナ。
【請求項2】
基部、この基部から弧状に延伸している弧状部、および上記弧状部の先端部分と上記基部との間で形成されている開口部を有する本体と、
揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体と
を備え、
上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有するカラビナ。
【請求項3】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方がU字状に成形された線状部材で形成されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項4】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方が棒状部材で形成されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項5】
上記開口部を閉塞した状態で上記第1ゲート部および上記第2ゲート部を平行に保持する第1保持部および第2保持部を有し、
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部が上記第1保持部および上記第2保持部に対して同一方向に回転するように配設されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項6】
開口部を開閉可能なゲート体が装着されるカラビナ用の本体であって、
上記ゲート体が有する第1ゲート部および第2ゲート部を、上記開口部が閉塞した状態で平行に保持し、かつ同一方向に回転するように配設するための第1保持部および第2保持部が形成されているカラビナ用本体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラビナおよびカラビナ用本体に関する。
【背景技術】
【0002】
登山などでロープ等の保持具としてカラビナが用いられている。また、小型のカラビナでは、鍵などの被保持部材を吊り下げて保持するアクセサリー用品としても使用されている。カラビナは、開口部を有する本体と、その開口部を閉塞するゲートとを有し、このゲートを使用者が付勢することで開放される。ゲートは、不意な接触、または繰り返し開閉されて弾性力が低下することで開口部の閉塞状態を維持できなくなり、上記被保持部材が意図せずに脱落することがある。このような意図しない被保持部材の脱落を抑制するカラビナが発案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のカラビナは、ゲートを摺動するロックを備え、このロックを所定の位置に移動することでゲートが開口部の閉塞状態を維持することができるとされている。しかし、開口部を開放するにはロックの解除とゲートの付勢との二つの動作を要するため、開放させることが煩雑になるおそれがある。また、ゲートの付勢を解除し、ロックを所定位置に移動することを失念すると、ロックによる開口部の閉塞状態を維持することができず、開口部が開放して被保持部材が意図せずに脱落するおそれがある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、開口部が意図せずに開放することを容易に抑制することができるカラビナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るカラビナは、一対の端部間が開口部を形成している本体と、揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体とを備え、上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係るカラビナは、開口部が意図せずに開放することを容易に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るカラビナの一例を示す模式的正面図である。
【
図3】
図3は、本発明の他の実施形態に係るカラビナを示す模式的正面図である。
【
図4】
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るカラビナを示す模式的正面図である。
【
図5】
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るカラビナを示す模式的正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本発明の一態様に係るカラビナは、一対の端部間が開口部を形成している本体と、揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体とを備え、上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有する。
【0011】
本発明の別の一態様に係るカラビナは、基部、この基部から弧状に延伸している弧状部、および上記弧状部の先端部分と上記基部との間で形成されている開口部を有する本体と、揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体とを備え、上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有する。
【0012】
当該カラビナは、第1ゲート部および第2ゲート部の2つのゲート部を有するゲート体が本体の開口部に配置されているため、一方のゲート部が、不意な接触などによって上記開口部を開放するような状態となった場合であっても、他方のゲート部が上記開口部の閉塞状態を維持することができる。このため、上記開口部が意図せずに開放することを容易に抑制でき、ひいては当該カラビナが保持する被保持部材の脱落を効果的に抑制できる。
【0013】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方はU字状に成形された線状部材で形成されていてもよい。このようにすることで、当該カラビナの構成を簡易なものとすることができる。なお、U字状とは、完全なU字に限定されるものでなく、C字状、V字状などを含む。
【0014】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方は棒状部材で形成されていてもよい。このようにすることで、上記開口部の強度を向上することができる。
【0015】
当該カラビナは、上記開口部を閉塞した状態で上記第1ゲート部および上記第2ゲート部を平行に保持する第1保持部および第2保持部を有し、上記第1ゲート部および上記第2ゲート部が上記第1保持部および上記第2保持部に対して同一方向に回転するように配設されていてもよい。このようにすることで、当該カラビナの使用者が上記開口部を容易に開閉することができる。
【0016】
本発明のさらに別の一態様に係るカラビナ用本体は、開口部を開閉可能なゲート体が装着されるカラビナ用の本体であって、上記ゲート体が有する第1ゲート部および第2ゲート部を、上記開口部が閉塞した状態で平行に保持し、かつ同一方向に回転するように配設するための第1保持部および第2保持部が形成されている。
【0017】
当該カラビナ用本体は、開口部を開閉する第1ゲート部および第2ゲート部の2つのゲート部を装着するための第1保持部および第2保持部が形成されているため、上記開口部が意図せずに開放することを抑制できるカラビナを容易に製造することができる。
【0018】
[本発明の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
【0019】
[第一実施形態]
図1および
図2に示すように、本発明の一実施形態であるカラビナ1は、一対の端部12,13間が開口部11を形成している本体10と、揺動自在に配置され、上記開口部11を開閉可能なゲート体20とを備え、上記ゲート体20が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部21および第2ゲート部22を有する。
【0020】
<本体>
当該カラビナの本体は、開口部を開閉可能なゲート体が装着されるカラビナ用の本体であって、上記ゲート体が有する第1ゲート部および第2ゲート部を、上記開口部が閉塞した状態で平行に保持し、かつ同一方向に回転するように配設するための第1保持部および第2保持部が形成されている。本実施形態の本体10は、一対の端部12,13間が開口部11を形成するように成形されている。換言すれば、本体10は略C字状に成形されている。本体10の材質としては、特に限定されるものではなく、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、鉄、樹脂などが挙げられる。本体10の横断面形状としては、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよい。
【0021】
本体10は、開口部11を閉塞した状態で、後述する第1ゲート部21および第2ゲート部22を平行に保持する第1保持部14および第2保持部15を有する。第1ゲート部21および第2ゲート部22は、第1保持部14および第2保持部15に対して同一方向に回転するように配設されている。当該カラビナ1の使用者は、第1ゲート部21および第2ゲート部22を回転して開口部11を開放することで、被保持部材を本体10内に挿入することができる。
【0022】
具体的には、第1保持部14および第2保持部15は、一方の端部12に形成され、線状部材で成形されている第1ゲート部21および第2ゲート部22の端部を保持するための貫通孔である。この貫通孔は、第1ゲート部21および第2ゲート部22のそれぞれに一対が設けられる。すなわち、端部12には、第1ゲート部21用の第1保持部14として2つの貫通孔、および第2ゲート部22用の第2保持部15として2つの貫通孔の計4つの貫通孔が形成されている。
【0023】
第1保持部14および第2保持部15は、第1ゲート部21および第2ゲート部22を開口部11の閉塞状態で略平行に保持するように形成されている。また、第1ゲート部21および第2ゲート部22は、第1保持部14および第2保持部15に対して同一方向に回転するように配設されている。具体的には、第1ゲート部21は第1保持部14を中心として本体10内に回転し、第2ゲート部22は第2保持部15を中心として本体10内に回転する。使用者が第1ゲート部21を本体10内に向けて付勢すると、第1ゲート部21が回転して第2ゲート部22に当接し、さらに付勢すると第1ゲート部21と共に第2ゲート部22が回転して開口部11が開放する。使用者が付勢を解除すると、第1ゲート部21および第2ゲート部22は、それら自体の復元力(弾性力)により開口部11を閉塞し、被保持部材を本体10内に確実に配置できる。
【0024】
本体10の他方の端部13には、第1ゲート部21および第2ゲート部22と当接する第1当接部16および第2当接部17が形成されている。第1当接部16および第2当接部17は、開口部を閉塞する第1ゲート部21および第2ゲート部22が安定して当接するように平面で形成されている。第1当接部16および第2当接部17は、開口部11の閉塞状態で平行して配設される第1ゲート部21および第2ゲート部22が当接できるように段差部として設けられている。第1ゲート部21および第2ゲート部22は、第1保持部14および第2保持部15によって第1当接部16および第2当接部17に当接するように付勢された状態で保持されている。
【0025】
<ゲート体>
ゲート体20は互いに独立して揺動可能な第1ゲート部21および第2ゲート部22を有する。第1ゲート部21および第2ゲート部22は、開口部11において被保持部材の挿抜方向に並列に配置されている。本実施形態では、第1ゲート部21および第2ゲート部22は略U字状に成形された線状部材で形成されている。上記線状部材としては、例えば剛性を有するワイヤ材である。上記線状部材の材質としては、特に限定されるものではなく、鉄、ステンレス、樹脂などが挙げられる。上記線状部材の横断面形状としては、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよい。第1ゲート部21および第2ゲート部22の両端部は、第1保持部14および第2保持部15の上記貫通孔に挿入可能に形成されている。
【0026】
<利点>
当該カラビナ1は、第1ゲート部21および第2ゲート部22の2つのゲート部を有するゲート体20が本体10の開口部11に配置されているため、一方のゲート部が開口部11を意図せずに開放状態とされた場合であっても、他方のゲート部が開口部11の閉塞状態を維持することができる。また、当該カラビナ1は、本体10の内側に配されている第2ゲート部22を回転させるためには、本体10の外側に配されている第1ゲート部21を付勢することを要する。このため、開口部11が意図せずに開放することを容易に抑制でき、ひいては当該カラビナ1が保持する被保持部材の脱落を効果的に抑制できる。
【0027】
[第二実施形態]
以下、本発明の別の一実施形態であるカラビナ2について
図3を参照しつつ説明する。なお、上述したカラビナ1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
本発明の別の一実施形態であるカラビナ2は、基部31、この基部31から弧状に延伸している弧状部、および上記弧状部の先端部分と上記基部31との間で形成されている開口部を有する本体30と、揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体とを備え、上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部21および第2ゲート部22を有する。
【0029】
本実施形態の本体30は、基部31から弧状に延伸している第1弧状部32と、この第1弧状部32と反対方向に基部31から延伸している第2弧状部33とを有し、略S字状をなしている。第1弧状部32の先端部分32aと基部31との間には第1開口部34が形成され、第2弧状部33の先端部分33aと基部31との間には第2開口部35が形成されている。
【0030】
第1開口部34および第2開口部35それぞれには、第1ゲート体20aおよび第2ゲート体20bが設けられている。具体的には、本体に第1ゲート体20aおよび第2ゲート体20bそれぞれを保持する2つの保持部36が形成され、この2つの保持部36それぞれが第1ゲート部21を保持する第1保持部14、および第2ゲート部22保持する第2保持部15を含む。
【0031】
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載および技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換または追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
【0032】
当該カラビナの本体の形状は、第1ゲート部および第2ゲート部が配設可能な開口部を有するものであれば、略C字状、略S字状に限定されるものではない。例えば、
図4で示すように、当該カラビナ4は、工具などの他の物品Tの一部を本体40の基部41とし、この基部41から弧状に延伸している弧状部42を有するものであってもよい。
【0033】
図5および
図6で示すように、当該カラビナ5におけるゲート体50の第1ゲート部51および第2ゲート部52は、棒状部材で形成されてもよい。この第1ゲート部51および第2ゲート部52は、リベットなどのピンPで本体55に揺動自在に設けられている。第1ゲート部51および第2ゲート部52と本体55との間のそれぞれには、本体55に形成されている第1当接部53および第2当接部54に第1ゲート部51および第2ゲート部52を付勢するためのスプリング等の弾性部材(不図示)が配置されている。上記棒状部材の材質としては、特に限定されるものではなく、例えば、本体55と同一のものとすることができる。上記棒状部材の横断面形状としては、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、矩形、多角形などであってもよい。
【0034】
第1ゲート部および第2ゲート部は、一方を線状部材とし、他方を棒状部材としてもよい。
【0035】
ゲート体は、3以上のゲート部を有してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明のカラビナは、開口部が意図せずに開放することを抑制できるため、登山などのアウトドア用品、キーホルダーなどのアクセサリー用品などに適している。
【符号の説明】
【0037】
1,2,4,5 カラビナ
10,30,40,55 本体
11 開口部
12,13 端部
14 第1保持部
15 第2保持部
16,53 第1当接部
17,54 第2当接部
20,20a,20b,50 ゲート体
21,51 第1ゲート部
22,52 第2ゲート部
31,41 基部
32 第1弧状部
33 第2弧状部
32a,33a 先端部分
34 第1開口部
35 第2開口部
36 保持部
42 弧状部
P ピン
T 物品
【手続補正書】
【提出日】2024-06-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の端部間が開口部を形成している本体と、
揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体と
を備え、
上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有し、
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部が上記本体内に回転することで上記開口部が開放されるカラビナ。
【請求項2】
基部、この基部から弧状に延伸している弧状部、および上記弧状部の先端部分と上記基部との間で形成されている開口部を有する本体と、
揺動自在に配置され、上記開口部を開閉可能なゲート体と
を備え、
上記ゲート体が互いに独立して揺動可能な第1ゲート部および第2ゲート部を有し、
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部が上記本体内に回転することで上記開口部が開放されるカラビナ。
【請求項3】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方がU字状に成形された線状部材で形成されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項4】
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部の少なくとも一方が棒状部材で形成されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項5】
上記開口部を閉塞した状態で上記第1ゲート部および上記第2ゲート部を平行に保持する第1保持部および第2保持部を有し、
上記第1ゲート部および上記第2ゲート部が上記第1保持部および上記第2保持部に対して同一方向に回転するように配設されている請求項1または請求項2に記載のカラビナ。
【請求項6】
開口部を開閉可能なゲート体が装着されるカラビナ用の本体であって、
上記ゲート体が有する第1ゲート部および第2ゲート部を、上記開口部が閉塞した状態で平行に保持し、かつ内部に回転させることで上記開口部が開放するように配設するための第1保持部および第2保持部が形成されているカラビナ用本体。