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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126598
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】店舗管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240912BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023035085
(22)【出願日】2023-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】514215413
【氏名又は名称】株式会社フォレストフーディング
(74)【代理人】
【識別番号】110002882
【氏名又は名称】弁理士法人白浜国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】村上 哲也
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 複数の店舗を抱えるフードチェーンを展開する本部と、各店舗における管理者の事務負担を大幅に軽減すること。
【解決手段】 所定のネットワーク1を介して、各店舗担当者が操作する複数の第1のデータ端末2-1~2-Nと、本部が操作する第2のデータ端末3と、第1のデータ端末2-1~2-Nまたは第2のデータ端末3に集計された店舗情報を提供するサーバ装置4とが通信する店舗管理システムであって、店舗管理アプリケーションを起動してタッチパネル表示部15に表示される第1のユーザインタフェースを介して入力される店舗稼働情報と、レジスタが集計した店舗売上情報を定期的にサーバ装置に転送する転送部14-2と、レジスタが会計処理した店舗売上情報を取得して時系列に従い変動する売上チャートおよびサーバ装置4から通知される店舗評価指標に基づいて店舗評価チャートを表示する構成を特徴とする。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のネットワークを介して、各店舗担当者が操作する複数の第1のデータ端末と、本部が操作する第2のデータ端末と、前記第1のデータ端末または前記第2のデータ端末に集計された店舗情報を提供するサーバ装置とが通信する店舗管理システムであって、
前記第1のデータ端末は、それぞれ、
各店舗において、前記所定のネットワークに接続された状態で会計処理を行うレジスタと、
前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第1のインストール手段と、
前記店舗管理アプリケーションを起動して第1の表示部に表示される第1のユーザインタフェースを介して入力される店舗稼働情報と、前記レジスタが集計した店舗売上情報を定期的に前記サーバ装置に転送する転送手段と、
前記店舗管理アプリケーションを起動して前記レジスタが会計処理した店舗売上情報を取得して時系列に従い変動する売上チャートおよび前記サーバ装置から通知される店舗評価指標に基づいて前記第1の表示部に店舗評価チャートを表示するチャート表示手段と、
を備え、
前記第2のデータ端末は、
前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第2のインストール手段と、
前記店舗管理アプリケーションを起動して表示部に表示される第2のユーザインタフェースを介して前記サーバ装置で集積され解析された各店舗の店舗評価情報を受信する受信手段と、
受信した各店舗の舗評価情報の一覧を第2の表示部に表示する店舗一覧表示手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
前記第1のデータ端末、前記第2のデータ端末に前記店舗管理アプリケーションを提供するアプリ提供手段と、
各店舗の前記第1のデータ端末から通知される複数の店舗情報と、各店舗のレジスタが会計した店舗売上情報を取得して、あらかじめ記憶された評価データベースに登録された評価プログラムを実行して各店舗の運営状況を解析する解析手段と、
前記解析手段が解析した各店舗の運営状況を指標化した店舗評価チャートを前記第1のデータ端末に返信する返信手段と、
前記解析手段が解析した各店舗の運営状況から前記本部が把握すべき各店舗の評価情報の一覧を前記第2のデータ端末に報告する報告手段と、を備えることを特徴とする店舗管理システム。
【請求項2】
前記レジスタは、来店者が利用するオーダータッチパネルに表示されるメニューから選択された料理、飲み物を読み取ることで前記来店者に請求する支払い額を算出する機能と、
前記オーダータッチパネルの操作状況から来店者の滞在時間を割り出す機能とを備えることを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項3】
前記第1のデータ端末は、業務による店舗売り上げに関わる日報、月報であることを請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項4】
前記日報は、各店舗が集計した来店客数、提供料理の単価、仕入れに関する材料費、店舗における人件費率、カード支払い、現金支払い、電子マネー支払いを含む支払い種別、クーポン使用率を含む日単位による店舗稼働情報であることを特徴とする請求項3に記載の店舗管理システム。
【請求項5】
前記月報は、前記日報に入力した情報を営業日数で加算した付単位の店舗稼働情報であることを特徴とする請求項3に記載の店舗管理システム。
【請求項6】
前記サーバ装置は、
前記店舗評価チャートは、月単位で各第1のデータ端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項7】
前記サーバ装置において、
前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、売上成長度、利益達成度、人件費バランス、データ管理度、販売充実度、アプリ利用度、アラート改善率、仕入れバランスを含むことを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項8】
前記サーバ装置において、
前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、各店舗の評価値と、評価レベルとを含むことを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項9】
前記サーバ装置において、
前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、前記各店舗の評価情報に基づくランキングを含むことを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項10】
前記サーバ装置において、
いずれかの第1のデータ端末から通知される日報から即時対応すべき項目についてアラートを対応すべき前記第1のデータ端末に対して発信することを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。
【請求項11】
前記サーバ装置において、
前記第1のデータ端末から日報に基づいて、公開される複数の店舗評価サイトを検索して各店舗の公開評価値を取得する取得手段を備え、
前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートに示す評価レベルに前記各店舗の公開評価値を反映することを特徴とする請求項1に記載の店舗管理システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインの通信環境下において、店舗従業員、店舗を管理する本部がデータ処理装置に表示する画面を介して情報を共有することで店舗の動的状況を収集しながら店舗分析を横断的に行う店舗管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、フード産業において、食材管理システムの一例として、下記特許文献1には、食材管理システムの一例として「従来技術による厨房を有するフードサービス店舗の食材管理システムを、図1に示す本発明によるASP食材管理システムの第一の実施例のシステム構成図の一部を流用して説明する。従来技術によるフードサービス店舗管理システムは、顧客のオーダメニューを受付入力し、該オーダメニューを無線送信するOE端末装置1と、店舗S内に配設された構内通信回線Lと、該OE端末装置1との無線送受信を行う無線中継手段R1と、構内通信回線Lを経由して該オーダメニューを受信登録すると共にオーダー内容を表示出力制御するOES装置2と、厨房に設置されたキッチン端末装置3と、サービス料金の精算及び売上処理を行うPOS端末装置5とで基本構成されている。
【0003】
〔0003〕客席係員は、OE端末装置1のオーダー入力部11を利用して顧客からのオーダーを受付入力し、すべてのオーダー入力が終わるとオーダー内容を顧客に確認する。顧客の確認が得られると正式にオーダー受付処理が始まり、まずオーダー受付伝票がプリンター部14よりプリント出力され、次いでオーダメニューデータが無線通信手段16により送信される。該オーダメニューデータは、無線中継手段R1および構内通信回線Lを経由して、OES装置2のOE管理手段21に送信される。OE管理手段21は、該オーダメニューデータをマスタDB手段24に記憶すると共にキッチン端末装置3に転送する。キッチン端末装置3は該オーダメニューデータを表示出力すると共に図示していないキッチンプリンタを用いてオーダー伝票を発行する。
【0004】
〔0004〕厨房係員は、該オーダー伝票に基づいてオーダーの受付確認操作を行い、オーダメニュー品を調理する。しかしながら、調理に当たりレシピに指定された食材が在庫切れとなっていることがある。この場合、厨房から客席係員にオーダーを受けられない旨の連絡を行い、再度代替メニューのオーダーを求めている。これは、食材在庫管理システムが、フードサービス店舗システムとは全く独立して運用されているために、不足食材情報がオーダー業務に反映されていないことによる。代替メニューの選択に際して、メインディシュの付合せの人参の替わりに、在庫食材である赤ピーマンを当てるなどの提案を行っている。メインディシュの食材が在庫切れした場合、類似のメニューの提案をしたり、全てのオーダーの取り消しを受けるなど、多くの機会損失、サービスの質の低下を来すと云う問題が発生している。」こと、並びに、食材管理システムのハードウエア構成として、「店舗Sに設置され、該オーダメニューを無線送信するOE端末装置1と、OE管理手段21とマスタDB24とを有するOES装置2と、POS端末装置5と、以下ASPセンターに設置され、複数のOES装置2と通信接続するWEBサーバ7と、オーダー管理手段62とマスタレシピ管理手段64と在庫管理手段65とを有するASPサーバ装置6と、メニュー管理マスタ83とオーダー管理マスタ84と食材管理マスタ85とを有するDB装置8とで構成する。」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003-030753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来より、フード産業において、POSレジスタが処理する情報の一部をサーバ装置に集約して処理する際、店舗運営に関わるパラメータとして、上記のような食材であるとか、売上であるとか、従業員の募集であるとかに限定的にフォーカスした管理システムが開発されている。
【0007】
一方、連携する店舗の数が大規模になると、各店舗の動的状況、例えば売上、店舗規模、人件費、仕入れ原価、店舗を展開する従業員の数、店舗の仕入れ等の様々な情報を一元管理することが難しくなり、店舗を運営する本部の担当者は、店舗端末(POSレジスタ)から取得する情報だけでは、各店舗の運営にとって必要十分、かつ有効な情報を的確に分析することができなかった。
【0008】
また、本部が採用した店長候補が都合により、退職したりする等の人事面の異動に伴い、本来、店長のみが管理していた情報が新たな店長に伝達されず、蓄積されている有益なマーケット情報を共有できず、マーケット情報を再構築する等の作業が必要となり非効率的な作業を行っていた。
【0009】
さらに、本部の担当者は、同一グループ内における各店舗の動向を特定のパラメータに着目して比較検証するシステムが開発されていないため、各店舗の指標を動的に把握することが難しいとの指摘もなされていた。
【0010】
また、各店舗を運営する本部側は、各店舗に入店する顧客の動向、特に予約状況を個別的に集計しているため、予約サイトが複数存在する現在のWEB予約環境に自在に対応することができず、正確な予約状況を把握できないとの指摘もなされていた。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数の店舗を抱えるフードチェーンを展開する本部と、各店舗における事務負担を大幅に軽減し、かつ、各店舗の責任者が業務意欲を刺激する報告をタイムリーに通知することで、フードチェーンを単位として売上を増進する業務効率を格段に向上できるシステムを自在に構築できる店舗管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る店舗管理システムは、所定のネットワークを介して、各店舗担当者が操作する複数の第1のデータ端末と、本部が操作する第2のデータ端末と、前記第1のデータ端末または前記第2のデータ端末に集計された店舗情報を提供するサーバ装置とが通信する店舗管理システムであって、前記第1のデータ端末は、それぞれ、各店舗において、前記所定のネットワークに接続された状態で会計処理を行うレジスタと、前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第1のインストール手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して第1の表示部に表示される第1のユーザインタフェースを介して入力される店舗稼働情報と、前記レジスタが集計した店舗売上情報を定期的に前記サーバ装置に転送する転送手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して前記レジスタが会計処理した店舗売上情報を取得して時系列に従い変動する売上チャートおよび前記サーバ装置から通知される店舗評価指標に基づいて前記第1の表示部に店舗評価チャートを表示するチャート表示手段とを備え、前記第2のデータ端末は、前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第2のインストール手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して表示部に表示される第2のユーザインタフェースを介して前記サーバ装置で集積され解析された各店舗の店舗評価情報を受信する受信手段と、受信した各店舗の舗評価情報の一覧を第2の表示部に表示する店舗一覧表示手段とを備え、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末、前記第2のデータ端末に前記店舗管理アプリケーションを提供するアプリ提供手段と、各店舗の前記第1のデータ端末から通知される複数の店舗情報と、各店舗のレジスタが会計した店舗売上情報を取得して、あらかじめ記憶された評価データベースに登録された評価プログラムを実行して各店舗の運営状況を解析する解析手段と、前記解析手段が解析した各店舗の運営状況を指標化した店舗評価チャートを前記第1のデータ端末に返信する返信手段と、前記解析手段が解析した各店舗の運営状況から前記本部が把握すべき各店舗の評価情報の一覧を前記第2のデータ端末に報告する報告手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の店舗を抱えるフードチェーンを展開する本部と、各店舗における事務負担を大幅に軽減し、かつ、各店舗の責任者が業務意欲を刺激する報告をタイムリーに通知することで、フードチェーンを単位として売上を増進する業務効率を格段に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
図1】本実施形態を示す店舗管理システムの構成を説明するブロック図。
図2図1に示した第1のデータ端末のハードウエアの構成を説明するブロック図。
図3図1に示したサーバ装置のハードウエアの構成を説明するブロック図。
図4図1に示した第1のデータ端末のRAMに展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図。
図5図1に示した第2のデータ端末のRAMに展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図。
図6図3に示したサーバ装置のRAMに展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図。
図7図1に示した第1のデータ端末のタッチパネル表示部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図。
図8図1に示した第1のデータ端末のタッチパネル表示部に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図。
図9】本実施形態を示す店舗管理システムにおけるデータ端末側の処理を説明するフローチャート。
図10】本実施形態を示す店舗管理システムにおけるデータ端末側の処理を説明するフローチャート。
図11】本実施形態を示す店舗管理システムにおけるサーバ装置側の処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す店舗管理システムの構成を説明するブロック図である。下記の実施の形態は、図1図6に示す店舗管理システムに関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【0017】
図1において、1はネットワークで、各店舗の担当者、例えば店長が操作する第1のデータ端末2-1~2-Nと、各店舗を統括する本部の担当者が操作する第2のデータ端末3と、サーバ装置4が通信可能に接続する。
【0018】
本実施形態では、店舗管理システムとして、所定のネットワーク1を介して、各店舗担当者が操作する複数の第1のデータ端末2-1~2-Nと、本部が操作する第2のデータ端末3と、第1のデータ端末2-1~2-Nまたは第2のデータ端末3に集計された店舗情報を提供するサーバ装置4とが通信する店舗管理システムを例とする。
【0019】
なお、各店舗内に、サーバ装置4と通信可能な表示デバイス、例えばサイネージを設けて、サーバ装置4から店舗に来店した客に対して、本部が意図するメッセージ、お勧めメニュー、受領可能なポイントの情報をお店の営業時間内において随時更新可能に表示させる構成をシステムに組み入れてもよい。
【0020】
また、店舗が準備中においては、本部から各店舗に発信される営業ミッションを表示デバイスに表示して、店舗における店長、従業員が表示内容を確認して共有することで、店舗のサービス向上に繋げる構成としてもよい。
【0021】
さらに、表示デバイス上に店舗が提供する料理の調理例や、厳選素材の産地の生産者を紹介して来店者に食の安全、安心への取り組みをアピール場として使用してもよい。
【0022】
また、店舗毎にカスタマイズした今日のお勧めの逸品を表示デバイスに表示する制御をシステムに組み入れてもよい。
【0023】
図2は、図1に示した第1のデータ端末2-1~2-Nのハードウエアの構成を説明するブロック図である。なお、第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3のハードウエアが共通する場合を示すが、それぞれ異なるハードウエア資源を備える構成としてもよい。例えば第1のデータ端末2-1~2-Nは、スマートフォンで構成し、第2のデータ端末3はパッドデバイスとするような場合である。なお、第2のデータ端末3は、後述するレジスタを除けば、第1のデータ端末2-1~2-Nのハードウエア構成と同様である。
図2において、11は通信部で、ネットワーク1を介してサーバ装置4と所定のプロトコルで各種のリクエストに対して応答する情報を応答通信する。
【0024】
12はCPUで、ROM13に記憶された基本プログラムをRAM14にロードして各種のプログラムを実行することで各種のデータ通信処理を実行する。15はタッチパネル表示部で、表示されるプログラムが提供するユーザインタフェース画面にアクションを指示することで、起動しているアプリケーションに種々の命令を指示する。なお、RAM14に展開されるプログラムの詳細については後述する。
【0025】
図3は、図1に示したサーバ装置4のハードウエアの構成を説明するブロック図である。
【0026】
図3において、4-1は通信部で、ネットワーク1を介して第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3と所定のプロトコルで通信して、本実施形態における店舗管理プログラムを第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3に提供する。なお、第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3にサーバ装置4からダウンロードされる店舗管理プログラムは、インストールされた後、アカウント登録処理が実行されるが、通常の登録処理であるので詳細は省略する。
【0027】
4-2はCPUで、ROM4-3に記憶されるプログラムおよび外部メモリ4-8に記憶されるオペレーティングシステム(os)をRAM4-4にロードした後、各種のサービスプログラムを起動してデータ処理を行う。入出力インタフェース(I/O)4-5には、入力部4-6、表示部4-7、外部メモリ4-8が接続されている。
外部メモリ4-8には、第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3に提供する店舗管理プログラムが記憶されている。
【0028】
また、外部メモリ4-8には、第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3から受信するリクエストに基づいて種々のデータ処理を実行するアプリケーションが記憶されている。
【0029】
図4は、図1に示した第1のデータ端末2-1~2-NのRAM14に展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図である。
【0030】
図4において、14-1は第1のインストール部で、ネットワーク1を介してサーバ装置4から提供される店舗管理アプリケーションをRAM14中で確保される不揮発性メモリ領域にインストールする。14-2は転送部で、インストールされた店舗管理アプリケーションを起動して第1の表示部としてのタッチパネル表示部15に表示される第1のユーザインタフェースを介して入力される店舗稼働情報をサーバ装置4に転送する。
【0031】
14-3はチャート表示部で、サーバ装置4から通知される店舗評価指標に基づいてタッチパネル表示部15に店舗評価チャートを表示する。
【0032】
図5は、図1に示した第2のデータ端末3のRAM14に展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図である。
【0033】
図5において、14-5は第2のインストール部で、サーバ装置4から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする。14-6は受信部で、店舗管理アプリケーションを起動して表示部に表示される第2のユーザインタフェースを介してサーバ装置4で集積され解析された各店舗の店舗評価情報を受信する。14-7は店舗一覧表示部で、受信した各店舗の評価情報の一覧を第2の表示部としての第2のデータ端末3の表示部4-7に表示する。
【0034】
図6は、図3に示したサーバ装置4のRAM4-4に展開されるアプリケーションの構成を説明するブロック図である。
【0035】
図6において、4-4-1はアプリ提供部で、第1のデータ端末2-1~2-N、第2のデータ端末3に前記店舗管理アプリケーションをネットワーク1を介して提供する。4-4-2は解析部で、各店舗の第1のデータ端末2-1~2-Nから通知される複数の店舗情報をあらかじめ記憶された評価データベースに登録された評価プログラムを実行して各店舗の運営状況を解析する。
【0036】
4-4-3は返信部で、解析部4-4-2が解析した各店舗の運営状況を指標化した店舗チャートを第1のデータ端末2-1~2-Nに返信する。
【0037】
4-4-4は報告部で、解析部4-4-2が解析した各店舗の運営状況から前記本部が把握すべき各店舗の評価情報の一覧を第2のデータ端末3に報告する。
【0038】
4-4-5は取得部で、第1のデータ端末2-1~2-Nから日報に基づいて、公開される複数の店舗評価サイトを検索して各店舗の公開評価値を取得する。
【0039】
なお、報告部4-4-4は、解析部4-4-2が各店舗の第1のデータ端末2-1~2-Nから受信して外部メモリ4-8に蓄積した各店舗の日報を昨年、一昨年と対比して売上の状況をグラフ化した情報を個別的に評価して、第1のデータ端末2-1~2-Nに通知する処理を実行する。
【0040】
また、サーバ装置4は、WEB上で評価された各店舗に対する意見、コメントを和食、洋食のイタリアン、フレンチ、中華に分けて蓄積されたコメントをAI解析して本部の担当者に各店舗に対して有用なアドバイスを発信する機能を備えてもよい。
【0041】
さらに、サーバ装置4は、高騰する原材料の値上げに適応して、代替する材料を検討することで、メニューに記載した料理毎の原価コストを最適化する原価コスト評価処理を実行する構成をシステムに組み入れてもよい。
【0042】
また、サーバ装置4は、本部から依頼される競合他社のWEB上で公開された情報を外部メモリ4-8に蓄積しながら、随時展開する動向を分析して本部が掌握したい来店者の嗜好性を把握して、具体的なアドバイスを本部に通知する処理をシステムに組み入れてもよい。
【0043】
図7図8は、図1に示した第1のデータ端末2-1~2-Nのタッチパネル表示部15に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【0044】
図7において、I1は表示画面項目で、現在月報が選択された状態を示す。I2は店舗名で、登録されたグループ店の内、現在銀座店が選択された状態を示す。I3は売上目標で、現在150,000円が設定されている状態を示す。
【0045】
I4は達成率で、売上目標I3に対して、当該店舗の売り上げ達成率が、例えば80.2%であることを示している。なお、売上目標I3に代えて、経費、仕入れを選択することも可能である。
【0046】
C1~C4はチャート項目で、チャート項目C1は人件費を示し、チャート項目C2は仕入れを示し、チャート項目C3は販管費を示し、チャート項目C4は営業利益を示す。
【0047】
IC1~IC4は表示項目を選択するアイコンで、アイコンIC1は売上情報を示し、アイコンIC2は分析情報を示し、アイコンIC3は入力情報を示し、
アイコンIC4はオプションを示し、アイコンIC5は設定を示す。
【0048】
図8は、図7に示すインタフェースにおいて、アイコンIC2が選択された場合における分析画面に対応する。
図8において、AL1~AL3は評価情報に対応し、評価情報AL1は分析したタイトルであって、7月評価ポイントを示している。
【0049】
評価情報AL2は、相対的評価をイメージで表示した状態を示す。評価情報AL3は、店舗「銀座店」から報告された日報から作成された月報において、獲得した評価ポイントが75ポイント(Point)であったことを示している。
【0050】
チャートCHはサーバ装置4が作成した各店舗毎に作成した評価情報を評価項目CH1~CH8に分けてグラフ化したものであり、評価項目CH1は人件費バランスを示し、評価項目CH2はデータ管理度を示し、評価項目CH3は販促充実度を示し、評価項目CH4は管理アプリの利用度を示し、評価項目CH5はアラート改善率を示し、評価項目CH6は仕入れバランスを示し、評価項目CH7は売上成長度を示し、評価項目CH8は利益達成度を示す。
【0051】
なお、評価項目CH1~CH8は、第1のデータ端末2-1~2-Nが管理アプリケーションを起動してサーバ装置4に通知した情報に基づいて所定の演算処理して算出されるものであるが、算出方法についての詳細は省略する。
【0052】
〔第1のデータ端末2-1~2-Nにおける処理〕
図9は、本実施形態を示す店舗管理システムにおけるデータ端末側の処理を説明するフローチャートである。なお、(1)~(18)は各ステップを示し、各ステップは、第1のデータ端末2-1~2-NのCPU12がインストールした店舗管理アプリケーションを実行することで実現される。
【0053】
まず、CPU12は、通信部11を制御して、ネットワーク1を介して、サーバ装置4に割り当てられたURLに接続して、サーバ装置4が管理する店舗管理アプリケーションをダウンロードして(1)、本体のユーザメモリにインストールして、店舗管理アプリケーションを起動可能な状態に設定する。
【0054】
次に、CPU12は、タッチパネル表示部15に表示された店舗管理アプリケーションが提供する登録画面を開いて店舗情報を入力する(2)。
次に、レジスタ16と連携する設定がOKかどうかを判断し(3)、OKであると判断した場合、通常の店舗業務が開始可能な状態に遷移する。
【0055】
ここで、店舗が開店時間に到達したら(4)、通常の業務が開始される。ここで、来店した客がレジスタ16と連携する注文デバイスに所望の料理、飲み物、デザートを注文すると、第1のデータ端末2-1~2-Nには、オーダーされた情報が取得され(5)、かつ、料理等をオーダーした客が決済をして、レジスタ16から会計完了した旨を取得したら(6)、第1のデータ端末2-1~2-Nは、即時あるいは任意のタイミングでレジスタ16から売上情報を取得する(7)。この売上情報は、レジスタ16からサーバ装置4に転送される構成とするか、第1のデータ端末2-1~2-Nからサーバ装置4に転送する構成とするかは任意である。
【0056】
次に、第1のデータ端末2-1~2-Nは、売上チャートをサーバ装置4から受信してタッチパネル表示部15に表示する(8)。
そして、来店している客から次のオーダーを受け付けたら(9)、ステップ(5)へ戻る。
【0057】
一方、ステップ(9)で、来店している客から次のオーダーを受け付けていないと判断した場合、現在時刻が営業時間を終了する閉店時間であるかどうかを判断し(10)、閉店時間であると判断した場合は、店舗管理アプリケーションが提供するユーザインタフェースを用いて必要な事項を入力することで日報の作成が終了したら(11)、作成した日報をサーバ装置4に転送する(12)。
そして、サーバ装置4が処理した店舗売上チャートを受信し(13)、第1のデータ端末2-1~2-Nのタッチパネル表示部15に店舗売上チャートを表示する(14)。
【0058】
次に、CPU12は、店舗の業務が終了するかどうかを第1のデータ端末2-1~2-Nに対する操作に基づいて判断し(15)、終了しないと判断した場合、ステップ(16)へ進み、現在日時から今日が月報日であるかどうかを判断し、サーバ装置4から月報を表示するための表示情報を受領したら(17)、第1のデータ端末2-1~2-Nのタッチパネル表示部15に月報チャートを表示して(18)、本処理を終了する。
【0059】
これにより、各店舗の責任者(例えば店長)は、通常業務において、売上等を個別的に入力してサーバ装置4に転送するような作業や、原価管理負担、店舗従業者の管理負担等から解放され、店舗業務に集中することができる。
【0060】
〔第2のデータ端末3における処理〕
図10は、本実施形態を示す店舗管理システムにおけるデータ端末側の処理を説明するフローチャートである。なお、(21)~(24)は各ステップを示し、各ステップは、第2のデータ端末3のCPU12がインストールした店舗管理アプリケーションを実行することで実現される。
【0061】
まず、CPU12は、通信部11を制御して、ネットワーク1を介して、サーバ装置4に割り当てられたURLに接続して、サーバ装置4が管理する店舗管理アプリケーション(各店舗を統括する本部にカスタマイズされた店舗管理アプリケーション)をダウンロードして(21)、本体のユーザメモリにインストールして、店舗管理アプリケーションを起動可能な状態に設定する。
【0062】
次に、CPU12は、タッチパネル表示部15に表示された店舗管理アプリケーションが提供する登録画面を開いて本部情報を入力してサーバ装置4に登録する(22)。
【0063】
次に、サーバ装置4が各店舗から取得する日報情報を解析して作成した各店舗の売り上げを示す店舗売上チャートを受領したら(23)、サーバ装置4が作成した各店舗の店舗売上チャートをタッチパネル表示部15に表示して(24)、処理を終了する。
【0064】
なお、各店舗の店舗売上チャートでは、迅速に修正すべき事項に関してアラートを付与して、本部の統括マネージャー等がアラートしている店舗に迅速な指示を行えるように構成されている。
【0065】
〔サーバ装置4における処理〕
図11は、本実施形態を示す店舗管理システムにおけるサーバ装置側の処理を説明するフローチャートである。なお、(31)~(43)は各ステップを示し、各ステップは、サーバ装置4のCPU4-2がインストールした店舗管理アプリケーションを実行することで実現される。
【0066】
第1のデータ端末2-1~2-Nから店舗管理アプリケーション(店舗アプリ)のダウンロード要求を受信したら(31)、CPU4-2は、第1のデータ端末2-1~2-Nに店舗管理アプリケーション(店舗アプリ)をネットワーク1を介して配信する(32)。
【0067】
次に、CPU4-2は、第2のデータ端末3から店舗管理アプリケーション(店舗アプリ)のダウンロード要求を受信したら(33)、CPU4-2は、第2のデータ端末3に店舗管理アプリケーション(本部アプリ)をネットワーク1を介して配信する(34)。
【0068】
次に、CPU4-2は、現在日時から解析すべき対象が第1のデータ端末2-1~2-Nから収集した日報かどうかを判断し(35)、外部メモリ4-8に蓄積した各店舗の日報を解析する(36)。
【0069】
一方、ステップ(35)で、CPU4-2は、解析すべき第1のデータ端末2-1~2-Nから収集した日報を月単位で解析する月報であるかどうかを判断し(37)、月報でないと判断した場合は、ステップ(39)へ進む。
【0070】
一方、ステップ(37)で、CPU4-2は、解析すべき対象が月報であると判断した場合、CPU4-2は、外部メモリ4-8に蓄積した各店舗の日報を1月分まとめて解析する(38)。
【0071】
次に、CPU4-2は、解析した日報、または月報から本部統括に報告すべきアラートがあるかどうかを判断する(39)。なお、アラートする項目やレベルは、任意に設定できるものとする。
【0072】
ここで、CPU4-2は、本部統括に報告すべきアラートがないと判断した場合は、ステップ(41)へ進み、本部統括に報告すべきアラートがあると判断した場合は、第2のデータ端末3を操作する本部へアラートを通知する(40)。
【0073】
次に、CPU4-2は、店舗売上を示すチャートを作成する(41)。そして、CPU4-2は、作成した店舗売上を示すチャートを各手店舗と本部にネットワーク1を介して報告する(42)。
【0074】
そして、CPU4-2は、他の業務処理があるかどうかを判断して(43)、他の業務があると判断した場合は、ステップ(35)へ戻り、他の業務がないと判断した場合は、本処理を終了する。
【0075】
これにより、各店舗、各店舗を統括する本部が行うべき事務処理が大幅に軽減され、かつ、売上に影響を与えるファクターを自動的にアラートとして報知することができる。
【0076】
〔本実施形態の効果〕
本実施形態によれば、複数の店舗を抱えるフードチェーンを展開する本部と、各店舗における事務負担を大幅に軽減し、かつ、各店舗の責任者が業務意欲を刺激する報告をタイムリーに通知することで、フードチェーンを単位として売上を増進する業務効率を格段に向上できる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【0077】
(1)所定のネットワークを介して、各店舗担当者が操作する複数の第1のデータ端末と、本部が操作する第2のデータ端末と、前記第1のデータ端末または前記第2のデータ端末に集計された店舗情報を提供するサーバ装置とが通信する店舗管理システムであって、前記第1のデータ端末は、それぞれ、各店舗において、前記所定のネットワークに接続された状態で会計処理を行うレジスタと、前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第1のインストール手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して第1の表示部に表示される第1のユーザインタフェースを介して入力される店舗稼働情報と、前記レジスタが集計した店舗売上情報を定期的に前記サーバ装置に転送する転送手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して前記レジスタが会計処理した店舗売上情報を取得して時系列に従い変動する売上チャートおよび前記サーバ装置から通知される店舗評価指標に基づいて前記第1の表示部に店舗評価チャートを表示するチャート表示手段とを備え、前記第2のデータ端末は、前記サーバ装置から提供される店舗管理アプリケーションをインストールする第2のインストール手段と、前記店舗管理アプリケーションを起動して表示部に表示される第2のユーザインタフェースを介して前記サーバ装置で集積され解析された各店舗の店舗評価情報を受信する受信手段と、受信した各店舗の舗評価情報の一覧を第2の表示部に表示する店舗一覧表示手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末、前記第2のデータ端末に前記店舗管理アプリケーションを提供するアプリ提供手段と、各店舗の前記第1のデータ端末から通知される複数の店舗情報と、各店舗のレジスタが会計した店舗売上情報を取得して、あらかじめ記憶された評価データベースに登録された評価プログラムを実行して各店舗の運営状況を解析する解析手段と、前記解析手段が解析した各店舗の運営状況を指標化した店舗評価チャートを前記第1のデータ端末に返信する返信手段と、前記解析手段が解析した各店舗の運営状況から前記本部が把握すべき各店舗の評価情報の一覧を前記第2のデータ端末に報告する報告手段と、を備えることを特徴とする。
【0078】
(2)前記レジスタは、来店者が利用するオーダータッチパネルに表示されるメニューから選択された料理、飲み物を読み取ることで前記来店者に請求する支払い額を算出する機能と、前記オーダータッチパネルの操作状況から来店者の滞在時間を割り出す機能とを備えることを特徴とする。
【0079】
(3)前記第1のデータ端末は、業務による店舗売り上げに関わる日報、月報であることを特徴とする。
【0080】
(4)前記日報は、各店舗が集計した来店客数、提供料理の単価、仕入れに関する材料費、店舗における人件費率、カード支払い、現金支払い、電子マネー支払いを含む支払い種別、クーポン使用率を含む日単位による店舗稼働情報であることを特徴とする。
【0081】
(5)前記月報は、前記日報に入力した情報を営業日数で加算した付単位の店舗稼働情報であることを特徴とする。
【0082】
(6)前記サーバ装置は、前記店舗チャートは、月単位で各第1のデータ端末に通知することを特徴とする。
【0083】
(7)前記サーバ装置において、前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、売上成長度、利益達成度、人件費バランス、データ管理度、販売充実度、アプリ利用度、アラート改善率、仕入れバランスを含むことを特徴とする。
【0084】
(8)前記サーバ装置において、前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、各店舗の評価値と、評価レベルとを含むことを特徴とする。
【0085】
(9)前記サーバ装置において、前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートには、前記各店舗の評価情報に基づくランキングを含むことを特徴とする。
【0086】
(10)前記サーバ装置において、いずれかの第1のデータ端末から通知される日報から即時対応すべき項目についてアラートを対応すべき前記第1のデータ端末に対して発信することを特徴とする。
【0087】
(11)前記サーバ装置において、前記第1のデータ端末から日報に基づいて、公開される複数の店舗評価サイトを検索して各店舗の公開評価値を取得する取得手段を備え、前記前記第1のデータ端末に返信する前記店舗評価チャートに示す評価レベルに前記各店舗の公開評価値を反映することを特徴とする。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本実施形態では、ハードウエア構成として店舗管理システムを中心として本実施形態を説明したが、図9図11のフローチャートに示した処理をプログラムとして発明を構成すること、並びに、図9図11のフローチャートに示した処理を方法として発明を構成できる。
これにより、サーバ装置から店舗管理プログラムを各店舗のデータ端末にインストールする作業により、料理における役務を提供するサービス業種に有用な店舗アプリシステムを導入し、売上、店舗管理を意図する項目にフォーカスするように自在にカスタマイズすることも可能である。
【符号の説明】
【0089】
1 ネットワーク
2-1~2-N 第1のデータ端末
3 第2のデータ端末
4 サーバ装置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11