ホーム > 特許ランキング > セイコーエプソン株式会社
知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126744
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】測色装置
(51)【国際特許分類】
G01J 3/50 20060101AFI20240912BHJP
【ＦＩ】
G01J3/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2023035339
(22)【出願日】2023-03-08
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 真輝
(72)【発明者】
【氏名】▲徳▼田 健志
【テーマコード（参考）】
2G020
【Ｆターム（参考）】
2G020AA08
2G020DA15
2G020DA36
2G020DA43
(57)【要約】
【課題】測色装置を小型化する。
【解決手段】測色対象物１０を測色する測色器１００を取り付け可能な測色装置１であって、測色対象物１０の支持台４１と、測色器１００を支持するキャリッジ３０と、キャリッジ３０を支持するガントリー２０と、支持台４１上でキャリッジ３０を第１方向に走査させる第１走査機構７１と、ガントリー２０を第２方向に走査させる第２走査機構７２と、を備え、第１走査機構７１は、キャリッジ３０を第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーター２２と、第１モーター２２からキャリッジ３０に駆動力を伝達させる第１伝達機構部７０１と、を有し、第１モーター２２は、第３方向において、ガントリー２０とオーバーラップする。
【選択図】図８
【解決手段】測色対象物１０を測色する測色器１００を取り付け可能な測色装置１であって、測色対象物１０の支持台４１と、測色器１００を支持するキャリッジ３０と、キャリッジ３０を支持するガントリー２０と、支持台４１上でキャリッジ３０を第１方向に走査させる第１走査機構７１と、ガントリー２０を第２方向に走査させる第２走査機構７２と、を備え、第１走査機構７１は、キャリッジ３０を第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーター２２と、第１モーター２２からキャリッジ３０に駆動力を伝達させる第１伝達機構部７０１と、を有し、第１モーター２２は、第３方向において、ガントリー２０とオーバーラップする。
【選択図】図８
【特許請求の範囲】
【請求項1】
測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、
前記測色対象物を支持する支持台と、
前記測色器を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、
前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
前記測色対象物を支持する支持台と、
前記測色器を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、
前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
【請求項2】
請求項１に記載の測色装置において、
前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジと連動して動く電気基板と、
前記ガントリーにおいて前記第１方向に沿って配設され、前記電気基板に接続するハーネス部材と、
を備え、
前記第１モーターは、前記第３方向において、前記ハーネス部材が配設される領域とオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジと連動して動く電気基板と、
前記ガントリーにおいて前記第１方向に沿って配設され、前記電気基板に接続するハーネス部材と、
を備え、
前記第１モーターは、前記第３方向において、前記ハーネス部材が配設される領域とオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
【請求項3】
請求項１に記載の測色装置において、
前記第１モーターの回転軸は、前記第３方向に沿い、
前記第１伝達機構部は、前記第３方向を回転軸とするプーリーと、前記プーリーに架けられとともに駆動力を伝達させる無端ベルトと、を有することを特徴とする測色装置。
前記第１モーターの回転軸は、前記第３方向に沿い、
前記第１伝達機構部は、前記第３方向を回転軸とするプーリーと、前記プーリーに架けられとともに駆動力を伝達させる無端ベルトと、を有することを特徴とする測色装置。
【請求項4】
請求項１に記載の測色装置において、
前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、
前記第２モーターは、前記第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする測色装置。
前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、
前記第２モーターは、前記第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項5】
請求項４に記載の測色装置において、
前記第２モーターは、前記第３方向から見て、前記ガントリーとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする測色装置。
前記第２モーターは、前記第３方向から見て、前記ガントリーとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項6】
請求項５に記載の測色装置において、
前記第２モーター及び前記第２伝達機構は、前記第３方向において、前記支持台から突出しない位置に設けられることを特徴とする測色装置。
前記第２モーター及び前記第２伝達機構は、前記第３方向において、前記支持台から突出しない位置に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項7】
請求項１から６のいずれか１項に記載の測色装置において、
操作指示を受け付ける操作部を備え、
前記操作部は、前記第３方向から見て、前記第１モーターとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする測色装置。
操作指示を受け付ける操作部を備え、
前記操作部は、前記第３方向から見て、前記第１モーターとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項8】
請求項１から６のいずれか１項に記載の測色装置において、
前記キャリッジを前記ガントリーに対して前記第３方向に移動させる第３方向移動機構を備え、
前記第３方向移動機構は、前記キャリッジを前記第３方向に移動させる駆動力を生成する第３モーターを前記キャリッジに有することを特徴とする測色装置。
前記キャリッジを前記ガントリーに対して前記第３方向に移動させる第３方向移動機構を備え、
前記第３方向移動機構は、前記キャリッジを前記第３方向に移動させる駆動力を生成する第３モーターを前記キャリッジに有することを特徴とする測色装置。
【請求項9】
請求項８に記載の測色装置において、
前記第３モーターは、前記第３方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする測色装置。
前記第３モーターは、前記第３方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項10】
請求項９に記載の測色装置において、
前記第３モーターは、前記第２方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする測色装置。
前記第３モーターは、前記第２方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項11】
請求項８に記載の測色装置において、
前記第３方向移動機構は、前記第３モーターの駆動力を伝える複数の歯車を有し、
前記歯車は、ウォームギアを含むことを特徴とする測色装置。
前記第３方向移動機構は、前記第３モーターの駆動力を伝える複数の歯車を有し、
前記歯車は、ウォームギアを含むことを特徴とする測色装置。
【請求項12】
測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、
前記測色対象物を支持する支持台と、
前記測色器を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、
前記第２モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする測色装置。
前記測色対象物を支持する支持台と、
前記測色器を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、
前記第２モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする測色装置。
【請求項13】
測色対象物を支持する支持台と、
前記測色対象物を測色する測色部と、
前記測色部を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、
前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
前記測色対象物を測色する測色部と、
前記測色部を支持するキャリッジと、
前記キャリッジを支持するガントリーと、
前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、
前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、
を備え、
前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、
前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする測色装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測色装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、測色対象物を測色する様々な測色装置が使用されている。例えば、特許文献１には、可動ヘッドに搭載した色濃度センサーと、該可動ヘッドを駆動させる可動ヘッドＹ方向駆動手段と、可動ヘッドＸ方向駆動手段とを備える自動ＸＹ測色機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平８－３２７４５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献１には、可動ヘッドをＹ方向に動かす機構として、電動モーターやエンドレス状のチェーン若しくはタイミングベルト又はワイヤーなどの索体等が開示されている。また、可動ヘッドをＸ方向に動かす機構として、電動モーターやエンドレス状のチェーン若しくはタイミングベルト又はワイヤーなどの索体等が開示されている。しかしながら、測色部を動作させる機構の配置によっては、装置が大型化する虞がある。なお、特許文献１の自動ＸＹ測色機は、Ｘ方向及びＹ方向と交差する方向である高さ方向に可動ヘッドを動かす機構についての開示はないが、高さ方向に可動ヘッドを動かす機構を備えるとさらに装置が大型化する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための、本発明の測色装置は、測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色対象物を支持する支持台と、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための、別の本発明の測色装置は、測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色対象物を支持する支持台と、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、前記第２モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するための、さらに別の本発明の測色装置は、測色対象物を支持する支持台と、前記測色対象物を測色する測色部と、前記測色部を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施例に係る測色装置で使用可能な測色器の概略斜視図。
【図2】本発明の一実施例に係る測色装置の斜視図であってカラーチャートを支持台に支持させた状態を表す図。
【図4】本発明の一実施例に係る測色装置の平面図であって、ガントリーの内部構成を表すとともに、カラーチャートを支持台に支持させた状態を表す図。
【図5】本発明の一実施例に係る測色装置の内部構成を表す斜視図。
【図6】本発明の一実施例に係る測色装置の背面側から見た透視図であって、本体部の内部構成を表す図。
【図7】本発明の一実施例に係る測色装置の側面図であって、ガントリーの内部構成を表す図。
【図8】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の正面図であって、ガントリーの内部構成を表す図。
【図9】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の正面断面図。
【図10】本発明の一実施例に係る測色装置の正面断面図。
【図11】本発明の一実施例に係る測色装置のガントリーモーター周辺の正面断面図。
【図13】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図１の測色器を収容するとともに図１２の状態からキャリッジを下方に移動させて測色部が測色対象物と接触した瞬間の配置を表す図。
【図15】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺を表す背面図であって、図１の測色器を収容するとともに図１４の状態からキャリッジをさらに下方に移動させてキャリッジの底面が測色対象物と接触した配置を表す図。
【図17】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジの第３方向移動機構周辺を表す斜視図であって、測色対象物の測色をする際の配置を表す図。
【図18】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジの第３方向移動機構周辺を表す斜視図であって、キャリッジをホームポジションに移動させた状態の配置を表す図。
【図19】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジ周辺の正面図であって、ガントリー及びキャリッジの内部構成を表す図。
【図21】本発明の一実施例に係る測色装置のキャリッジスライダー及びガントリーフレーム周辺の正面断面図。
【図22】別の一実施例に係る測色装置のキャリッジスライダー及びガントリーフレーム周辺の正面断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を概略的に説明する。
第１の態様の測色装置は、測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色対象物を支持する支持台と、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする。
第１の態様の測色装置は、測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色対象物を支持する支持台と、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、第１モーターは第３方向においてガントリーとオーバーラップする。このため、第１走査機構を第３方向において短く構成でき、ひいては、測色装置を小型化することができる。
【0011】
次に、第２の態様の測色装置は、第１の態様に従属する態様であって、前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジと連動して動く電気基板と、前記ガントリーにおいて前記第１方向に沿って配設され、前記電気基板に接続するハーネス部材と、を備え、前記第１モーターは、前記第３方向において、前記ハーネス部材が配設される領域とオーバーラップすることを特徴とする
【0012】
本態様によれば、第１モーターは第３方向においてハーネス部材が配設される領域とオーバーラップする。このような構成とすることで、第３方向において測色装置を特に小型化することができる。
【0013】
次に、第３の態様の測色装置は、第１または第２の態様に従属する態様であって、前記第１モーターの回転軸は、前記第３方向に沿い、前記第１伝達機構部は、前記第３方向を回転軸とするプーリーと、前記プーリーに架けられとともに駆動力を伝達させる無端ベルトと、を有することを特徴とする。
【0014】
本態様によれば、第１伝達機構部は、第３方向を回転軸とするプーリーと、プーリーに架けられとともに駆動力を伝達させる無端ベルトと、を有する。第１伝達機構部をこのような構成とすることで、第３方向において第１伝達機構部を特に短く構成できる。
【0015】
次に、第４の態様の測色装置は、第１から第３のいずれか１つの態様に従属する態様であって、前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、前記第２モーターは、前記第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする。
【0016】
本態様によれば、第２モーターは第３方向から見てベルトに対して本体部の中央側に設けられる。このため、第２モーターが本体部において第３方向から見て外側に突出しないので、第３方向から見て本体部を小型化することができる。
【0017】
次に、第５の態様の測色装置は、第４の態様に従属する態様であって、前記第２モーターは、前記第３方向から見て、前記ガントリーとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする。
【0018】
本態様によれば、第２モーターは第３方向から見てガントリーとオーバーラップ可能な位置に設けられる。このような構成とすることで、第３方向から見て測色装置を特に小型化することができる。
【0019】
次に、第６の態様の測色装置は、第５の態様に従属する態様であって、前記第２モーター及び前記第２伝達機構は、前記第３方向において、前記支持台から突出しない位置に設けられることを特徴とする。
【0020】
本態様によれば、第２モーター及び第２伝達機構は第３方向において支持台から突出しない位置に設けられる。このような構成とすることで、第３方向から見て測色装置を特に小型化することができる。
【0021】
次に、第７の態様の測色装置は、第１から第６のいずれか１つの態様に従属する態様であって、操作指示を受け付ける操作部を備え、前記操作部は、前記第３方向から見て、前記第１モーターとオーバーラップ可能な位置に設けられることを特徴とする。
【0022】
本態様によれば、操作部は第３方向から見て第１モーターとオーバーラップ可能な位置に設けられる。このような構成とすることで、第３方向から見て測色装置を特に小型化することができる。
【0023】
次に、第８の態様の測色装置は、第１から第７のいずれか１つの態様に従属する態様であって、前記キャリッジを前記ガントリーに対して前記第３方向に移動させる第３方向移動機構を備え、前記第３方向移動機構は、前記キャリッジを前記第３方向に移動させる駆動力を生成する第３モーターを前記キャリッジに有することを特徴とする。
【0024】
本態様によれば、第３方向移動機構はキャリッジを第３方向に移動させる駆動力を生成する第３モーターを前記キャリッジに有する。第３モーターを前記キャリッジに有することでガントリーを小型化することができる。
【0025】
次に、第９の態様の測色装置は、第８の態様に従属する態様であって、前記第３モーターは、前記第３方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする。
【0026】
本態様によれば、第３モーターは第３方向において第１モーターとオーバーラップする位置に設けられる。このような構成とすることで、第３方向において測色装置を特に小型化することができる。
【0027】
次に、第１０の態様の測色装置は、第９の態様に従属する態様であって、前記第３モーターは、前記第２方向において、前記第１モーターとオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする。
【0028】
本態様によれば、第３モーターは第２方向において第１モーターとオーバーラップする位置に設けられる。このような構成とすることで、第２方向におけるガントリーとキャリッジとを小型化することができ、ひいては、第２方向において測色装置を特に小型化することができる。
【0029】
次に、第１１の態様の測色装置は、第８から第１０のいずれか１つの態様に従属する態様であって、前記第３方向移動機構は、前記第３モーターの駆動力を伝える複数の歯車を有し、前記歯車は、ウォームギアを含むことを特徴とする。
【0030】
本態様によれば、第３方向移動機構は第３モーターの駆動力を伝える複数の歯車を有し、歯車はウォームギアを含む。このような構成とすることで、第３方向移動機構を小型化することができる。
【0031】
次に、第１２の態様の測色装置は、測色対象物を測色する測色器を取り付け可能な測色装置であって、前記測色対象物を支持する支持台と、前記測色器を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第２走査機構は、前記支持台を有する本体部に、前記ガントリーを前記第２方向に変位させる駆動力を生成する第２モーターと、前記第２モーターから前記ガントリーに駆動力を伝達させるベルトを有する第２伝達機構と、を有し、前記第２モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向から見て前記ベルトに対して前記本体部の中央側に設けられることを特徴とする。
【0032】
本態様によれば、第２モーターは第３方向から見てベルトに対して本体部の中央側に設けられる。このため、第２モーターが本体部において第３方向から見て外側に突出しないので、第３方向から見て本体部を小型化することができ、ひいては、測色装置を小型化することができる。
【0033】
次に、第１３の態様の測色装置は、測色対象物を支持する支持台と、前記測色対象物を測色する測色部と、前記測色部を支持するキャリッジと、前記キャリッジを支持するガントリーと、前記支持台上で前記キャリッジを第１方向に走査させる第１走査機構と、前記ガントリーを前記第１方向と交差する第２方向に走査させる第２走査機構と、を備え、前記第１走査機構は、前記キャリッジを前記第１方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターと、前記第１モーターから前記キャリッジに駆動力を伝達させる第１伝達機構部と、を有し、前記第１モーターは、前記第１方向及び前記第２方向と交差する第３方向において、前記ガントリーとオーバーラップすることを特徴とする。
【0034】
本態様によれば、第１モーターは第３方向においてガントリーとオーバーラップする。このため、第１走査機構を第３方向において短く構成でき、ひいては、測色装置を小型化することができる。
【0035】
以下、本発明を具体的に説明する。
なお、各図に示すＸ－Ｙ－Ｚ座標系は直交座標系であり、Ｘ－Ｙ平面が水平面であり、Ｘ－Ｚ平面及びＹ－Ｚ平面が垂直面となる。ここで、Ｚ軸方向は鉛直方向であり測色器１００の載置方向に対応し、＋Ｚ方向が鉛直上方向、－Ｚ方向が鉛直下方向である。また、Ｘ軸方向は鉛直方向であるＺ軸方向と直交する水平方向である。また、Ｙ軸方向は水平方向であるとともにＸ軸方向及びＺ軸方向のいずれとも直交する方向である。なお、以下の説明では、測色装置１の＋Ｙ方向側を背面方向側、測色装置１の－Ｙ方向側を正面方向側、測色装置１の＋Ｘ方向側を右方向側、測色装置１の－Ｘ方向側を左方向側としている。
なお、各図に示すＸ－Ｙ－Ｚ座標系は直交座標系であり、Ｘ－Ｙ平面が水平面であり、Ｘ－Ｚ平面及びＹ－Ｚ平面が垂直面となる。ここで、Ｚ軸方向は鉛直方向であり測色器１００の載置方向に対応し、＋Ｚ方向が鉛直上方向、－Ｚ方向が鉛直下方向である。また、Ｘ軸方向は鉛直方向であるＺ軸方向と直交する水平方向である。また、Ｙ軸方向は水平方向であるとともにＸ軸方向及びＺ軸方向のいずれとも直交する方向である。なお、以下の説明では、測色装置１の＋Ｙ方向側を背面方向側、測色装置１の－Ｙ方向側を正面方向側、測色装置１の＋Ｘ方向側を右方向側、測色装置１の－Ｘ方向側を左方向側としている。
【0036】
最初に、図１を参照して、本発明の一実施例の測色装置１で使用可能な測色器１００の一実施例について説明する。本実施例の測色器１００は、測色口１０６を備え、測色口１０６から－Ｚ方向に光を照射して、図２で表されるような測色対象物であるカラーチャート１０により反射された光を受光することで測色する光学装置である。別の表現をすると、光軸方向はＺ軸方向であり、光軸の位置は測色口１０６の位置に対応する。
【0037】
本実施例の測色器１００は、＋Ｚ方向側の面である上面１２１、－Ｚ方向側の底面であって測色口１０６が設けられた測色面１２２、＋Ｙ方向側の面である背面１２３、－Ｙ方向側の面である前面１２４、＋Ｘ方向側の面である右側面１２５、－Ｘ方向側の面である左側面１２６、を有する筐体１２０を備えている。
【0038】
上面１２１には、操作部１１０と画面部１０５とがＹ軸方向に沿って配置されている。詳細には、上面１２１の＋Ｙ方向側に操作部１１０が設けられ、上面１２１の－Ｙ方向側に画面部１０５が設けられている。操作部１１０は、Ｙ軸方向に沿って延設されるバー形状１１１ａとＸ軸方向に沿って延設されるバー形状１１１ｂとからなるプラス形ボタン１１１と、プラス形ボタン１１１の中心に設けられた決定ボタン１１２と、を備えている。例えば、ユーザーは、画面部１０５に表示される複数のメニューに対して、プラス形ボタン１１１を押すことで前後左右にアクティブとなるメニューを移動させ、決定ボタン１１２を押すことで所望のメニューを決定することができる。
【0039】
背面１２３には、図２などで表されるＵＳＢケーブル５０を接続することが可能な端子１０１が形成されている。また、本実施例の測色器１００は、Ｙ軸方向に沿って見たときに外側に向かって凸状となる凸部１２７及び凸部１２８が設けられている。詳細には、凸部１２７は右側面１２５におけるＺ軸方向の中央部よりも＋Ｚ方向側の領域に設けられており、凸部１２８は左側面１２６におけるＺ軸方向の中央部よりも＋Ｚ方向側の領域に設けられている。
【0040】
次に、図２から図２２を参照して、本発明の一実施例の測色装置１の詳細な構成について説明する。図２から図７は、本実施例の測色装置１の全体的な構成を表している。測色装置１は、Ｘ軸方向及びＹ軸方向に延設される支持台４１を有する本体部４０を備え、また、支持台４１の一部を＋Ｚ方向側から覆うようにＹ軸方向に延設されるガントリー２０を備えている。
【0041】
ガントリー２０には、測色器１００を収容可能なキャリッジ３０が取り付けられる。ガントリー２０は支持台４１に対してＸ軸方向に沿って移動可能であり、キャリッジ３０はガントリー２０に対してＹ軸方向に沿って移動可能である。これらの移動は、走査とも呼ばれる。ここで、キャリッジ３０は、ガントリー２０に対してＹ軸方向に沿って移動可能であるとともに、ガントリー２０に対してＺ軸方向に沿って移動することも可能である。ガントリー２０にはＵＳＢケーブル５０の一端が接続されるとともに、ＵＳＢケーブル５０の他端はキャリッジ３０に収容された測色器１００に接続される。
【0042】
図２及び図４で表されように、支持台４１には測定対象物の一例であるカラーチャート１０を載置可能であり、カラーチャート１０は例えば複数のカラーパッチ１１と黒枠１２等で構成される。カラーチャート１０は、例えば粘着テープをカラーチャート１０の周囲に貼り付けることで支持台４１に固定され、例えばＡ３サイズまでの自動測色に対応している。ただし、図３及び図７などで表されるように、ガントリー２０はＸ軸方向から見て門形状となっており該門形状に対応する空間部２１を有するので、Ｘ軸方向においてＡ３サイズを超えるような長尺紙も支持台４１に載置することが可能である。
【0043】
なお、本体部４０の－Ｙ方向側には支持台４１よりも－Ｚ方向側に下がった位置にフロント面４２が設けられ、本体部４０の＋Ｙ方向側には支持台４１よりも－Ｚ方向側に下がった位置にリア面４３が設けられている。そして、フロント面４２には、測色装置１の操作部の一例である電源ボタン４２ａが設けられている。
【0044】
図５は、測色装置１の内部構成を表し、図２の外装部品を外した図である。ケースロア４８の上方である＋Ｚ方向側にはフロントフレーム４４とリアフレーム４５が間隔を空けてＸ軸方向に延設されるように配置されており、ガントリー２０の一部を構成する門形状をしたガントリーフレーム２６がフロントフレーム４４及びリアフレーム４５に沿ってＸ軸方向に沿って移動する。
【0045】
図５で表されるようにフロントフレーム４４とリアフレーム４５とは本体部４０の＋Ｘ方向側の位置で連結軸４６によって連結されており、図６で表されるようにガントリー２０をＸ軸方向に沿って移動させるための動力源であるガントリーモーター４７から複数の歯車を有する輪列４０５を介して連結軸４６にガントリーモーター４７の回転駆動が伝わる。ここで、詳細は後述するが、輪列４０５は、ガントリーモーター４７の回転軸に設けられた歯車４０６、歯車４０６と係合する歯車４０７、歯車４０７と係合するとともにプーリー４０１が設けられた歯車４０８、で構成されている。そして、連結軸４６に伝わった回転駆動により、連結軸４６の－Ｙ方向側であるフロントフレーム４４側のプーリー４０１に架け回された無端ベルト４０３と、連結軸４６の＋Ｙ方向側であるリアフレーム４５側のプーリー４０２に架け回された無端ベルト４０４と、を周回させ、無端ベルト４０３に接続されたガントリーフレーム２６を移動させる。
【0046】
図５で表されるように、ガントリーフレーム２６の－Ｙ方向側に対応する手前側にはキャリッジモーター２２が固定されており、手前プーリー２４と奥プーリー２５に掛けられた無端状のキャリッジベルト２３が、キャリッジモーター２２に接続される手前プーリー２４を介して周回する。キャリッジ３０の一部を構成するキャリッジスライダー３１は、キャリッジベルト２３に固定されており、キャリッジモーター２２の周回動作に伴うキャリッジベルト２３の周回動作に伴ってＹ軸方向に沿って移動する。なお、本体部４０の内部には、制御部としてのメイン基板５２及びサブ基板５３や、電源ボックス５１などが設けられている。
【0047】
ここで、キャリッジモーター２２、キャリッジベルト２３、手前プーリー２４と奥プーリー２５などで、支持台４１上でキャリッジ３０を第１方向としてのＹ軸方向に走査させる第１走査機構７１を構成する。また、図１１に示す、ガントリーモーター４７、輪列４０５、連結軸４６、プーリー４０１、無端ベルト４０３、プーリー４０２及び無端ベルト４０４などで、ガントリー２０を第１方向と交差する第２方向としてのＸ軸方向に走査させる第２走査機構７２を構成する。
【0048】
このように、本実施例の測色装置１は、カラーチャート１０を測色する測色器１００を取り付け可能な測色装置であって、別の表現をすると、カラーチャート１０を測色する測色器１００を備える測色装置である。そして、カラーチャート１０を支持する支持台４１と、測色器１００を支持するキャリッジ３０と、キャリッジ３０を支持するガントリー２０と、第１走査機構７１と、第２走査機構７２と、を備える。次に、キャリッジモーター２２及びガントリーモーター４７の配置について説明する。
【0049】
上記のように、第１走査機構７１は、キャリッジモーター２２、キャリッジベルト２３、手前プーリー２４と奥プーリー２５を有する。すなわち、第１走査機構７１は、キャリッジ３０をＹ軸方向に走査させる駆動力を生成する第１モーターとしてのキャリッジモーター２２と、キャリッジモーター２２からキャリッジ３０に駆動力を伝達させる第１伝達機構部７０１としてのキャリッジベルト２３、手前プーリー２４と奥プーリー２５を有する。そして、図８で表されるように、キャリッジモーター２２は、Ｙ軸方向及びＸ軸方向と交差する第３方向としてのＺ軸方向において、ガントリー２０の範囲Ｏ１に対して、その全体の範囲であるオーバーラップ範囲Ｏ２において、オーバーラップする位置に配置されている。本実施例のガントリー２０の範囲Ｏ１は、Ｚ軸方向における、ガントリー２０の上端から下端までの範囲を示している。また、本実施例のオーバーラップ範囲Ｏ２は、Ｚ軸方向における、キャリッジモーター２２の上端から下端までの範囲を示している。なお、本実施例では、キャリッジモーター２２の上端から下端までの全範囲が、Ｚ軸方向においてガントリー２０とオーバーラップする構成であるが、当該範囲の一部がガントリー２０とオーバーラップする構成であってもよい。
【0050】
本実施例の測色装置１は、このような構成とすることで、第１走査機構７１をＺ軸方向において短く構成できており、ひいては、測色装置１を小型化することができている。なお、詳細は後述するが、本実施例の測色装置１は、キャリッジ３０をＺ軸方向に沿ってガントリー２０に対して移動させることができる。しかしながら、このような構成に限定されず、キャリッジ３０が、支持台４１に対してＸ軸方向及びＹ軸方向にのみ移動可能な構成であってもよい。また、本実施例の測色装置１は、測色器１００を着脱可能であるが、このような構成に限定されず、測色器１００が測色装置１と一体で構成されていてもよい。
【0051】
ここで、図８などで表されるように、キャリッジモーター２２の回転軸は、Ｚ軸方向に沿い、第１伝達機構部７０１は、Ｚ軸方向を回転軸とする手前プーリー２４と、手前プーリー２４に架けられとともにキャリッジモーター２２の駆動力を伝達させる無端ベルトであるキャリッジベルト２３と、を有する。第１伝達機構部７０１をこのような構成とすることで、Ｚ軸方向において第１伝達機構部７０１を特に短く構成できる。
【0052】
また、図９で表されるように、キャリッジ３０は、キャリッジスライダー３１に接続された電気基板５５を備えている。電気基板５５は、ハーネス部材であるフレキシブルフラットケーブル（ＦＦＣ）５４を介してメイン基板５２及びサブ基板５３と接続されているとともに、キャリッジ３０のＹ軸方向の走査に連動してキャリッジ３０とともにＹ軸方向に沿って移動する。ＦＦＣ５４は、ガントリー２０においてＹ軸方向に延設されるハーネス部材収容部２８に収容されている。
【0053】
ここで、図８で表されるように、キャリッジモーター２２は、Ｚ軸方向においてＦＦＣ５４が配設される領域であるハーネス部材収容部２８の範囲Ｏ３に対して、オーバーラップ範囲Ｏ４において、オーバーラップする位置に配置している。なお、本実施例の範囲Ｏ３は、Ｚ軸方向における、ハーネス部材収容部２８の上端から下端までの範囲を示している。本実施例では、Ｚ軸方向における、ハーネス部材収容部２８の上端から下端までの全範囲がＺ軸方向においてキャリッジモーター２２とオーバーラップしているが、ハーネス部材収容部２８の一部がキャリッジモーター２２の少なくとも一部とオーバーラップする構成であってもよい。
このような構成とすることで、Ｚ軸方向において測色装置１を特に小型化することができる。
このような構成とすることで、Ｚ軸方向において測色装置１を特に小型化することができる。
【0054】
さらには、図４で表されるように、キャリッジモーター２２は、フロント面４２のＹ軸方向の幅よりも小さくなるように構成されている。このような構成としていることで、ガントリー２０のＹ軸方向における長さが長くなることや、Ｙ軸方向においてガントリー２０がフロント面４２からはみ出すことを抑制することができる。
【0055】
なお、図９で表されるように、奥プーリー２５は、ガントリーフレーム２６に対してＹ軸方向に沿って移動可能な移動板金２０２に設けられている。そして、移動板金２０２はベルトテンションバネ２０１によって＋Ｙ方向に圧力が加えられており、ベルトテンションバネ２０１のバネ圧によりキャリッジベルト２３に所望のテンションがかかるように構成されている。また、本実施例の測色装置１は、ベルトテンションバネ２０１をガントリーフレーム２６上に配置することで、キャリッジ３０のＸ軸方向における移動範囲を狭めないようにしている。
【0056】
また、図４などで表されるように、本実施例の測色装置１は、ユーザーからの操作指示を受け付ける操作部としての一例である電源ボタン４２ａを備えているが、電源ボタン４２ａはＺ軸方向から見て、キャリッジモーター２２とオーバーラップ可能な位置、別の表現をすると、キャリッジモーター２２の範囲Ｏ５に対してオーバーラップ範囲Ｏ６においてオーバーラップ可能な位置に設けられている。具体的には、ガントリー２０が＋Ｘ方向側に最大限走査した際にキャリッジモーター２２の真下に電源ボタン４２ａ至る配置となっている。このような構成とすることで、Ｚ軸方向から見て測色装置１を特に小型化することができる。なお、「キャリッジモーター２２とオーバーラップ可能な位置」とは、ガントリー２０を走査させた際にキャリッジモーター２２と電源ボタン４２ａとがＺ軸方向から見てオーバーラップする状態を有すればよい意味である。なお、実施例の範囲Ｏ５は、Ｙ軸方向においてキャリッジモーター２２が占める範囲を示している。また、実施例のオーバーラップ範囲Ｏ６は、Ｙ軸方向において電源ボタン４２ａが占める範囲を示している。
【0057】
また、本実施例の測色装置１においては、図６で表される第２走査機構７２が、支持台４１を有する本体部４０に設けられている。そして、ガントリー２０をＸ軸方向に変位させる駆動力を生成するガントリーモーター４７と、ガントリーモーター４７からガントリー２０に駆動力を伝達させる無端ベルト４０３を有する第２伝達機構７０２と、を有し、ガントリーモーター４７は、Ｚ軸方向から見て無端ベルト４０３に対して本体部４０の中央側に配置されている。このため、本実施例の測色装置１においては、ガントリーモーター４７が本体部４０においてＺ軸方向から見て外側に突出しないので、Ｚ軸方向から見て本体部４０を小型化することができている。
【0058】
また、ガントリーモーター４７は、Ｚ軸方向から見て、ガントリー２０とオーバーラップ可能な位置に設けられている。別の表現をすると、図１１で表されるように、ガントリーモーター４７は、Ｚ軸方向から見て、ガントリーモーター４７の範囲Ｏ７がガントリー２０の範囲Ｏ８に対してオーバーラップ範囲Ｏ９においてオーバーラップ可能な位置に設けられている。なお、範囲Ｏ７は、Ｘ軸方向における、ガントリーモーター４７の一端から他端までの範囲を示している。また範囲Ｏ８は、Ｘ軸方向における、ガントリー２０の一端から他端までの範囲を示している。本実施例では、キャリッジモーター２２の一端から他端までの範囲の一部が、Ｘ軸方向においてガントリー２０とオーバーラップする構成であるが、当該範囲の全範囲がＸ軸方向においてガントリー２０とオーバーラップする構成であってもよい。ここで、図１０はガントリー２０が支持台４１に対して最大限－Ｘ方向側にある状態の測色装置１の全体図であり、図１１はガントリー２０が支持台４１に対して最大限＋Ｘ方向側にある状態の拡大図である。図１１では、ガントリーモーター４７は、Ｚ軸方向から見て、ガントリー２０とオーバーラップしている。このような構成とすることで、Ｚ軸方向から見て測色装置１を特に小型化することができる。なお、「ガントリー２０とオーバーラップ可能な位置」とは、ガントリー２０を走査させた際にガントリーモーター４７とガントリー２０とがＺ軸方向から見てオーバーラップする状態を有すればよい意味である。
【0059】
なお、図１１では、ガントリー２０のガントリースライダー２９が本体部４０に＋Ｘ方向において度当たる位置で、ガントリー２０とガントリーモーター４７とがオーバーラップする。ただし、このような構成に限定されず、ガントリー２０が本体部４０に度当たる位置以外でガントリー２０とガントリーモーター４７とがオーバーラップしてもよい。例えば、ガントリー２０が本体部４０に度当たる位置よりも－Ｘ方向側にある際にガントリー２０とガントリーモーター４７とがオーバーラップする配置であってもよい。
【0060】
ここで、本実施例の測色装置１においては、ガントリーモーター４７及び第２伝達機構７０２は、Ｚ軸方向において、支持台４１から突出しない位置に設けられている。このような構成とすることで、Ｚ軸方向から見て測色装置１を特に小型化することができる。
【0061】
次に、主に図１２から図１６を参照して、キャリッジ３０のガントリー２０に対するＺ軸方向における位置、すなわち、キャリッジ３０及びキャリッジ３０に収容された測色器１００の支持台４１に載置された測定対象物に対するＺ軸方向における位置、について説明する。図１２は、測色器１００をキャリッジ３０に収容させた状態でキャリッジ３０を走査する際、すなわち、ガントリー２０に対してキャリッジ３０をＹ軸方向に沿って移動させる際の配置を表す図である。この際は、測色器１００の測色面１２２及びキャリッジ３０の底面３０２のいずれも、測定対象物であるカラーチャート１０に対して，Ｚ軸方向において隙間が空いた状態となっている。
【0062】
図１３は、図１２の状態からキャリッジを下方である－Ｚ方向に移動させて測色器１００の測色面１２２がカラーチャート１０と接触した瞬間の配置を表す図である。なお、例えば、本実施例においては、この際のキャリッジ３０の底面３０２とカラーチャート１０とのＺ軸方向の隙間Ｇ１は２ｍｍとなっている。ここで、本実施例においては、測色器１００は、キャリッジ３０に対して、凸部１２７及び凸部１２８がキャリッジ３０に設けられたリブ３０１に自重により引っ掛かって載置された状態で収容されているとともに、測色器１００の測色面１２２がキャリッジ３０の底面３０２に設けられた孔部３０２ａから－Ｚ方向に突出する構成となっている。
【0063】
このため、図１４で表されるように、図１３の状態からキャリッジ３０をさらに－Ｚ方向に移動させると、測色面１２２には測色器１００の自重がかかる。なお、図１４は、測色対象物の測色の際の配置、すなわち、カラーチャート１０のカラーパッチ１１や黒枠１２の測色をする際の配置を表している。なお、例えば、本実施例においては、この際のキャリッジ３０の底面３０２とカラーチャート１０とのＺ軸方向の隙間Ｇ２は１ｍｍとなっている。別の表現をすると、本実施例の測色装置１は、測色対象物の測色の際、測色対象物に対して測色面１２２は接触するがキャリッジ３０の底面３０２は隙間が設けられた状態となる。
【0064】
本実施例の測色装置１においては、測色器１００の測色面１２２のＺ軸方向から見た全周が支持台４１上のカラーチャート１０に接触してカラーチャート１０の表面に倣った状態で測色する。このような構成であることで、測色器１００の光軸開口である測色口１０６が測色面１２２で覆われた状態で測色できるので、外光の影響を受けにくく測色精度が上がる。なお、図１３の状態でも外光の影響を受けにくい状態で測色することは可能であるが、キャリッジ３０や測色器１００や支持台４１には部品の製造ばらつきなどに伴う公差が生じるので、キャリッジ３０の測色器１００の保持位置や測色面１２２から支持台４１までの距離にずれが生じる場合がある。しかしながら、図１３の状態からさらにキャリッジ３０を下げることで、このような公差の影響を受けずに測色を行うことが可能になる。
【0065】
また、図１４の状態では、キャリッジ３０の底面３０２とカラーチャート１０との間に隙間Ｇ２ができており、キャリッジ３０の底面３０２とカラーチャート１０とが離間した状態となっている。このため、キャリッジ３０の重量がカラーチャート１０に伝わらず、測色器１００の自重のみカラーチャート１０に掛かった状態になる。したがって、測色器１００は適度な荷重が掛かった状態でカラーチャート１０に接触するので、カラーチャート１０を損傷させにくい。
【0066】
なお、本実施例の測色装置１は、様々な測色対象物の測色が可能である。本実施例の測色装置１が測色可能な測色対象物には様々な厚みのものがある。このため、本実施例の測色装置１は、使用する測色対象物に対してキャリッジ３０をＺ軸方向に移動させることでキャリッジ３０を測色対象物に当接させ、その当接時のキャリッジ３０の高さである度当て高さを測定することができる。別の観点から説明すると、キャリッジ３０の度当て高さとは、測色対象物に接触したときのキャリッジ３０の高さのことである。具体的には、本実施例の測色装置１は、キャリッジ３０の度当て高さを知るために、キャリッジ３０の底面３０２が測色対象物に当たりＺ軸移動方向移動モーター３６の負荷がある閾値を超えるまでＺ軸移動方向移動モーター３６を駆動してキャリッジ３０の高さを下げ続け、その閾値を超えた高さを検出することでキャリッジ３０の度当て高さを知ることができる。図１５は、キャリッジ３０の度当て高さを知るために、キャリッジ３０の底面３０２が測色対象物であるカラーチャート１０に度当たりＺ軸移動方向移動モーター３６の負荷がある閾値を超えた際の状態を表している。
【0067】
また、本実施例の測色装置１は、上記のように、ガントリー２０に対するキャリッジ３０のＺ軸方向における位置がホームポジションにあるか否かを検出するホームポジションセンサー３９が設けられている。図１６は、キャリッジ３０がＺ軸方向においてホームポジションにある状態を表している。
【0068】
次に、キャリッジ３０をガントリー２０に対してＺ軸方向に移動させる第３方向移動機構７３について説明する。図１７は第３方向移動機構７３周辺を表す斜視図であって測色対象物の測色をする際の配置を表す図であり、図１８は第３方向移動機構７３周辺を表す斜視図であってキャリッジ３０をホームポジションに移動させた状態の配置を表す図である。第３方向移動機構７３は、駆動源であるＺ軸移動方向移動モーター３６と、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の回転軸につけられたモーターギア６１、モーターギア６１と係合するウォームギア６２、ウォームギア６２と係合する第１駆動ギア６３、第１駆動ギア６３と係合する第２駆動ギア６４、第１駆動ギア６３及び第２駆動ギア６４と係合するラックギア６５、を有している。ウォームギア６２は、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の回転方向を変更できる。また、ウォームギア６２はＺ軸移動方向移動モーター３６が停止している状態で、出力側から回り出さないセルフロック機能があるので、キャリッジ３０の高さを維持するロック機構が別途不要になり、測色装置１を小型化することができる。
【0069】
キャリッジ３０は、駆動源であるＺ軸移動方向移動モーター３６の動力がモーターギア６１、ウォームギア６２、第１駆動ギア６３、第２駆動ギア６４、と順に伝わることで、ラックギア６５を介してガントリー２０に対してキャリッジ３０はＺ軸方向に沿ってスライド移動する。また、図１７及び図１８で表されるように、キャリッジ３０には、スケールエンコーダー６６と、スケールエンコーダー６６の読取部６７と、が設けられている。このため、本実施例の測色装置１は、キャリッジ３０のガントリー２０に対するＺ軸方向の位置を把握することができる。
【0070】
ここで、キャリッジガイドフロント６８及びキャリッジガイドリア６９は、キャリッジスライダー３１に固定されており、キャリッジガイドフロント６８とキャリッジガイドリア６９とは同じ高さに設定されている。キャリッジ３０の高さを上昇させていくと、キャリッジガイドフロント６８及びキャリッジガイドリア６９の上端位置である当接面はキャリッジ３０側の上端位置に設けられた度当て部６０１と当接し、キャリッジ３０のＺ軸方向の移動を規制する。ただし、本実施例の測色装置１は、ホームポジションセンサー３９とホームポジションセンサー切替部３９１とを有しており、キャリッジ３０のＺ軸方向の移動の規制位置で規制される前にホームポジションセンサー３９がオンになり、Ｚ軸移動方向移動モーター３６による上昇方向の駆動は止まるよう構成されている。本実施例の測色装置１においては、ホームポジションはキャリッジ３０が通常待機する高さに設定されている。
【0071】
キャリッジ３０の高さの下限側は上限側と同様に度当てと当接部で構成されているが、カラーチャート１０に対してキャリッジ３０が当接する構造となっていることにより、カラーチャート１０に対してキャリッジ３０が当接することで下降方向の駆動は止まるよう構成されている。また、図１７及び図１８で表されるように、ラックギア６５としてフロント側とリア側の２つで構成されている。そして、これらの互いのギア位相は同相になっている。このように、ラックギア６５と、第１駆動ギア６３及び第２駆動ギア６４で構成されるラックギア６５に係合するギアと、を２対設けたことで、キャリッジ３０の傾きを抑えられ、キャリッジ３０を移動する際の精度が向上する。
【0072】
また、上記のように、本実施例の測色装置１は、スケールエンコーダー６６と読取部６７とが設けられている。詳細には、透過光学式の読取部６７と、白黒パターンで構成される半透明の帯状のスケールエンコーダー６６を組み合わせることで、キャリッジ３０の高さを正確に把握することができる。また、ロータリエンコーダーを使用するよりも、配置スペースが少なくて済む。なお、本実施例のＺ軸移動方向移動モーター３６はＤＣモーターである。このため、例えばステッピングモーターを用いるよりも、部品小型化ができ、軽量化にもなる。
【0073】
上記のように、本実施例の測色装置１はキャリッジ３０をガントリー２０に対してＺ軸方向に移動させる第３方向移動機構７３を備え、第３方向移動機構７３はキャリッジ３０をＺ軸方向に移動させる駆動力を生成する第３モーターであるＺ軸移動方向移動モーター３６をキャリッジ３０に有している。このように、Ｚ軸移動方向移動モーター３６をキャリッジ３０に有することでガントリー２０を小型化することができる。
【0074】
また、上記のように、第３方向移動機構７３は、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の駆動力を伝える複数の歯車を有し、これらの歯車としてウォームギア６２を含んでいる。本実施例の測色装置１は、このような構成とすることで、第３方向移動機構７３を小型化することができている。
【0075】
次に、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の配置について説明する。図１９はキャリッジ３０周辺の正面図であってガントリー２０及びキャリッジ３０の内部構成を表す図であり、図２０はキャリッジ３０周辺の正面図であってガントリー２０の内部構成のうち図８及び図１８とは異なる構成部材を表す図である。本実施例の測色装置１においては、図２０で表されるように、Ｚ軸移動方向移動モーター３６は、Ｙ軸方向から見た場合に、Ｚ軸方向において、キャリッジモーター２２の範囲Ｏ１０に対して、その全体の範囲であるオーバーラップ範囲Ｏ１１において、オーバーラップする位置に設けられている。なお、本実施例の範囲Ｏ１０は、Ｚ軸方向における、キャリッジモーター２２の上端から下端までの範囲を示している。本実施例のオーバーラップ範囲Ｏ１１は、Ｚ軸方向における、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の上端から下端までの範囲を示している。本実施例では、Ｚ軸方向における、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の上端から下端までの全範囲が、Ｚ軸方向においてキャリッジモーター２２とオーバーラップする構成であるが、当該範囲の一部がキャリッジモーター２２とオーバーラップする構成であってもよい。このような構成とすることで、Ｚ軸方向において測色装置１を特に小型化することができる。
【0076】
また、図２０で表されるように、Ｙ軸方向から見た場合に、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の一部はキャリッジモーター２２の一部と重なって見える。すなわち、Ｚ軸移動方向移動モーター３６は、Ｘ軸方向において、キャリッジモーター２２とオーバーラップする位置に設けられている。別の表現をすると、図２０で表されるように、Ｚ軸移動方向移動モーター３６は、Ｘ軸方向において、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の範囲Ｏ１２がキャリッジモーター２２の範囲Ｏ１３に対してオーバーラップ範囲Ｏ１４においてオーバーラップ可能な位置に設けられている。なお、本実施例の範囲Ｏ１２は、Ｘ軸方向における、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の一端から他端までの範囲を示している。本実施例のオーバーラップ範囲Ｏ１３は、Ｘ軸方向におけるキャリッジモーター２２の一端から他端までの範囲を示している。本実施例では、Ｘ軸方向における、Ｚ軸移動方向移動モーター３６の一端から他端までの範囲の一部が、Ｘ軸方向においてキャリッジモーター２２とオーバーラップする構成であるが、当該範囲の全部がキャリッジモーター２２とオーバーラップする構成であってもよい。このような構成とすることで、Ｘ軸方向におけるガントリー２０とキャリッジ３０とを小型化することができ、ひいては、Ｘ軸方向において測色装置１を特に小型化することができる。
【0077】
また、図１９で表されるように、本実施例の測色装置１においては、Ｚ軸移動方向移動モーター３６とＦＦＣ５４とをガントリーフレーム２６の下部に配置している。このような構成とすることで、Ｚ軸方向において測色装置１を特に小型化することができる。
【0078】
次に、キャリッジスライダー３１とガントリーフレーム２６との摺動面について説明する。図２１は本実施例の測色装置１のキャリッジスライダー３１及びガントリーフレーム２６周辺の正面断面図であり、図２２は、別の一実施例に係る測色装置１のキャリッジスライダー３１及びガントリーフレーム２６周辺の正面断面図である。図２１で表されるように、本実施例の測色装置１は、キャリッジスライダー３１の－Ｘ方向側端部に弾性部材８０が設けられている。弾性部材８０により、キャリッジスライダー３１は、ガントリーフレーム２６の＋Ｘ方向側面８２に押圧されている。
【0079】
また、本実施例の測色装置１は、キャリッジスライダー３１との摺動面であるガントリーフレーム２６の＋Ｘ方向側面８２に潤滑剤が塗られている。また、弾性部材８０と摺動する摺動面であるガントリーフレーム２６の－Ｘ方向側面８１にも潤滑剤が塗られている。このような構成となっていることで、キャリッジスライダー３１とガントリーフレーム２６との摺動性が高められている。なお、本実施例の測色装置１においては、－Ｘ方向側面８１も＋Ｘ方向側面８２もガントリーフレーム２６の内側に対応するので、ユーザーが潤滑剤に触れてしまうことを抑制できる構成にもなっている。
【0080】
図２２では省略されているが、図２２で表される測色装置は、本実施例の測色装置１と同様、キャリッジスライダー３１の＋Ｘ方向側にキャリッジ３０における測色器１００の収容部が設けられている。そして、図２２で表される測色装置においては、キャリッジスライダー３１の＋Ｘ方向側端部に弾性部材８０が設けられている。このため、弾性部材８０により、キャリッジスライダー３１は、ガントリーフレーム２６の－Ｘ方向側面８１に押圧されている。＋Ｘ方向側に測色器１００の収容部が設けられる構成の場合、測色時には－Ｘ方向に向けて力が加わりやすいが、このような構成とすることで、キャリッジスライダー３１が－Ｘ方向側面８１に確りと押さえられるので、測色時におけるキャリッジ３０のがたつきを低減することができる。なお、このような構成においても、－Ｘ方向側面８１及び＋Ｘ方向側面８２に潤滑剤が塗られていることが好ましい。
【0081】
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
【符号の説明】
【0082】
１…測色装置、１０…カラーチャート（測色対象物）、１１…カラーパッチ、１２…黒枠、２０…ガントリー、２１…空間部、２２…キャリッジモーター（第１モーター）、２３…キャリッジベルト、２４…手前プーリー、２５…奥プーリー、２６…ガントリーフレーム、２８…ハーネス部材収容部、２９…ガントリースライダー、３０…キャリッジ、３１…キャリッジスライダー、３６…Ｚ軸移動方向移動モーター（第３モーター）、３９…ホームポジションセンサー、４０…本体部、４１…支持台、４２…フロント面、４２ａ…電源ボタン、４３…リア面、４４…フロントフレーム、４５…リアフレーム、４６…連結軸、４７…ガントリーモーター（第２モーター）、４８…ケースロア、５０…ＵＳＢケーブル、５１…電源ボックス、５２…メイン基板、５３…サブ基板、５４…ＦＦＣ（ハーネス部材）、５５…電気基板、６１…モーターギア、６２…ウォームギア、６３…第１駆動ギア、６４…第２駆動ギア、６５…ラックギア、６６…スケールエンコーダー、６７…読取部、６８…キャリッジガイドフロント、６９…キャリッジガイドリア、７１…第１走査機構、７２…第２走査機構、７３…第３方向移動機構、８０…弾性部材、８１…－Ｘ方向側面、８２…＋Ｘ方向側面、１００…測色器、１０１…端子、１０５…画面部、１０６…測色口、１１０…操作部、１１１…プラス形ボタン、１１１ａ…バー形状、１１１ｂ…バー形状、１１２…決定ボタン、１２０…筐体、１２１…上面、１２２…測色面（測色部）、１２３…背面、１２４…前面、１２５…右側面、１２６…左側面、１２７…凸部、１２８…凸部、２０１…ベルトテンションバネ、２０２…移動板金、３０１…リブ、３０２…底面、３０２ａ…孔部、３９１…ホームポジションセンサー切替部、４０１…プーリー、４０２…プーリー、４０３…無端ベルト、４０４…無端ベルト、４０５…輪列、４０６…歯車、４０７…歯車、４０８…歯車、６０１…度当て部、７０１…第１伝達機構部、７０２…第２伝達機構、Ｇ１…隙間、Ｇ２…隙間
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】