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特開2024-126909電子問診票入力支援システム、情報処理方法及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126909
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】電子問診票入力支援システム、情報処理方法及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/60 20180101AFI20240912BHJP
【FI】
G16H10/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023035660
(22)【出願日】2023-03-08
(71)【出願人】
【識別番号】510210759
【氏名又は名称】ジェイフロンティア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【弁理士】
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(74)【代理人】
【識別番号】100212510
【弁理士】
【氏名又は名称】笠原 翔
(72)【発明者】
【氏名】中村 篤弘
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供すること。
【解決手段】電子問診票入力支援システム100は、ユーザUが使用する端末2から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付部111と、受け付けた質問内容情報に基づいて、質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、質問内容情報に対して類似度の高い過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した回答内容情報を端末2に出力する回答内容情報出力部112と、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付手段と、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力手段と、
を備える電子問診票入力支援システム。
【請求項2】
前記回答内容情報出力手段は、前記ユーザのユーザ識別情報に基づき更に、前記ユーザ識別情報に紐づいた電子医療記録の情報、電子健康記録の情報、及び個人健康記録の情報のうち少なくとも1つを参照して、前記回答内容情報を生成し出力する、
請求項1に記載の電子問診票入力支援システム。
【請求項3】
前記回答内容情報出力手段は、前記ユーザのユーザ識別情報に基づき更に、前記ユーザ識別情報に紐づいた電子処方箋の履歴情報を参照して、少なくとも現在服用している薬の情報を含めた前記回答内容情報を生成し出力する、
請求項1に記載の電子問診票入力支援システム。
【請求項4】
前記質問内容情報受付手段は、更に前記ユーザが受診している診療科に係る診療科情報の入力を受け付け、前記回答内容情報出力手段は、前記診療科情報に基づいて、生成及び出力する前記回答内容情報を絞り込む、
請求項1に記載の電子問診票入力支援システム。
【請求項5】
電子問診票入力支援システムを構成する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付ステップと、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項6】
電子問診票入力支援システムを構成する情報処理装置を制御するコンピュータに、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付ステップと、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力ステップと、
を含む制御処理を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子問診票入力支援システム、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子問診票システムとしては、下記特許文献1に開示されたものが知られている。電子問診票システムは、患者の問診票を作成する際に、問診票テンプレートデータに基づいて、EMR(Electronic Medical Records)サーバ又はEHR(Electronic Health Records)サーバから患者の過去の診療データを取得すると共に、患者の携帯情報端末からPHR(Personal Health Records)データを取得して、問診票の基礎データを作成する。そして、この問診票基礎データの未記入項目に対し、患者又は医療スタッフが手入力した問診申告情報を追加して問診票完成データを作成し、この問診票完成データを医師端末に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-13245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術のような電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援する仕組みは提案されていなかった。そのため、前述の病院では、問診票の入力支援は行われていなかった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の目的を達成するため、本発明の一態様は、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付手段と、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力手段と、
を備える電子問診票入力支援システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、前述の電子問診票入力支援システムを構成する情報処理装置に対応する情報処理方法及びコンピュータプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係る電子問診票入力支援システムの一例の概要を示す図であり、図1(a)はシステムの構成例の概略図、図1(b)乃至(d)は問診票の入力支援の一例を示す図である。
図2】電子問診票入力支援システムの構成例の概略を示す図である。
図3】情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4】情報処理装置の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5】情報処理装置の処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図6図6(a)乃至(c)は問診票の入力支援の一例を示す図である。
図7図7(a)及び(b)は問診票の入力支援の他の例を示す図である。
図8図8(a)及び(b)は問診票の入力支援の更に他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
≪実施形態≫
<概要について>
以下、図面を参照しながら本発明に係る電子問診票入力支援システム等を実施するための実施形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されないものとする。
【0011】
図1は、本実施形態に係る電子問診票入力支援システムの一例の概要を示す図である。具体的には、図1(a)はシステムの構成例の概略図、図1(b)乃至(d)は問診票の入力支援の一例を示す図である。
前述の特許文献1のような電子問診票システムに参加していない病院において、本実施形態の電子問診票入力支援システム100を導入すると、ユーザU(例えば、患者)に対し次のようなサービスを提供することができる。
即ち、ユーザUは自身が使用する端末2から問診票の質問内容に係る質問内容情報を送信すると、サーバ1(情報処理装置)が質問内容情報を受け付ける。そして、サーバ1は、受け付けた質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索する。サーバ1は、質問内容情報に対して類似度の高い過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報を抽出し、この抽出した過去回答内容情報をユーザUに回答するための回答内容情報として生成すると共に、この生成した回答内容情報を端末2に出力する。これにより、ユーザUのもとには、問診票の質問内容に応じた回答内容が届く。以上のように、本実施形態の電子問診票入力支援システム100を導入することにより、ユーザUの問診票の入力を支援するというサービスを提供することができる。
【0012】
ユーザUは、端末2を使用する者であり、患者や病院のスタッフ等が挙げられる。病院とは、本実施例において、診療所等も含む広い意味での医療機関が該当するものとする。
端末2は、所定のアプリケーション・プログラムがインストールされた情報処理装置であって、病院内に設置されたパーソナルコンピュータ(PC)や、患者が所有するスマートフォン、タブレットPC等が挙げられる。端末2には、特に図示しないが、プリンターやOCR等が接続されていてもよい。
端末2から送信された問診票の質問内容を受け付けるには、サーバ1の質問内容情報受付部111が機能する。また、過去質問内容情報の検索、回答内容情報の生成、及び生成した回答内容情報の出力は、サーバ1の回答内容情報出力部112が機能する。
前述の記憶部として、質問内容/回答内容情報記憶部181には、例えば、過去の問診票の質問内容の情報(過去質問内容情報)と、その回答内容の情報(過去回答内容情報)とが例えば対になるような形で記憶される。質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された情報は、ユーザUのユーザ識別情報と紐づけされる。
本実施形態では、過去の質問内容の情報(過去質問内容情報)と、過去の回答内容の情報(過去回答内容情報)とが対になって記憶されることから、例えば、受け付けた質問内容の情報に対して類似度の高い過去の質問内容の情報が複数あれば、回答内容の情報も複数出力することができる(複数の出力は一例であり、類似度の例えばスコアが最も高い過去の質問内容の情報に対して、対となるような過去の回答内容の情報だけを出力してもよい)。
【0013】
本実施形態において、問診票の入力支援は、例えば、次のように行われる。
先ず図1(b)に示すように、ユーザUが使用する端末2の表示部Gには、問診票の質問内容Q1(例えば、「今までにかかったことのある病気または治療中の病気はありますか?」)が表示される。この問診票の質問内容Q1は、表示部Gの例えば二点鎖線で囲まれた範囲内に表示される(実際には、二点鎖線は表示されないものとする)。また、表示部Gにおける問診票の質問内容Q1の下には、選択部S1(「選択してください」)も表示される。なお、選択部S1に関しては、ユーザUがマウス等でクリック、或いは指でタップすると、問診票の質問内容Q1に対応した選択項目が複数表示されるものとする(特に図示しないが、例えば、チェックボックス付きで且つ複数選択回答可能な状態で、なし、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、狭心症、喘息、脳梗塞、腎臓病、目の病気、その他、等が表示されるものとする)。
【0014】
次に、ユーザUが問診票の質問内容Q1を(二点鎖線で囲まれた範囲内や文字を)マウス等でクリック、或いは指でタップすると(図1(c)はクリック或いはタップした状態を示す)、問診票の質問内容Q1に係る質問内容情報がサーバ1に送信され、その結果、図1(d)に示すような回答内容A1がユーザUのもとに届く。回答内容A1は、ユーザUが過去に選択したものであり、特に変更がなければ回答内容A1をクリック或いはタップして承諾することにより、ほぼ手間をかけずに問診票の質問内容Q1に対する回答を終えることができる。言い換えれば、本サービスにより、ユーザUの問診票の入力を支援することができる。
【0015】
<概要に対応する効果について>
本実施形態の電子問診票入力支援システム100を導入することにより、従来技術のような電子問診票システムに参加していない病院において、問診票の入力を、例えば、図1(b)乃至(d)に示すような流れで支援することができる。
【0016】
<システム構成について>
図2は、電子問診票入力支援システム100の構成例の概略を示す図である。
本実施形態の電子問診票入力支援システム100は、サーバ1(情報処理装置)と端末2とがインターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されることで構成される。図2では、端末2が1つ示されるが、複数あってもよいものとする。なお、特に図示しないが、後述する補完情報サーバや、病院が持つ他のシステム(例えば、電子カルテシステム)がネットワークNを介して相互に接続されていてもよいものとする。
【0017】
サーバ1は、端末2の各動作と協働して各種処理を実行する。この各種処理の詳細については後述する。サーバ1は、例えば、本サービスを実現するためのプラットフォームを提供する企業が有するものとする。
端末2は、例えば、患者や病院のスタッフ等を含むユーザUが使用する情報処理端末であって、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等が挙げられる。端末2には、特に図示しないが、プリンターやOCR等が接続されていてもよい。端末2のハードウェア構成は、特に図示しないが、サーバ1の後述するハードウェア構成と基本的に同様であるものとする。
【0018】
<ユーザU(患者の場合)について>
患者は、本サービスを受ける利用者である。患者としては、特に限定するものでないが、乳幼児期(概ね5歳まで)、子供期(概ね6~14歳)、青年期(概ね15~20代前半)、成人期(概ね20代後半~64歳)、老齢期(概ね65歳以上)の様々な者が該当する。また、患者としては、例えば体に不調が生じている者や、健康状態に不安があり相談したい者、等が該当する。なお、乳幼児期や子供期に該当する患者には、例えば、保護者が同伴するものとする(この場合、保護者が本サービスを受けることになる)。
【0019】
<ハードウェア構成>
図3は、本実施形態に係るサーバ1(情報処理装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備える。
【0020】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続される。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続される。
【0021】
入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続される。出力部16は、ディスプレイ(表示部)やスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
【0022】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0023】
<機能構成について>
図4は、本実施形態に係るサーバ1(情報処理装置)の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0024】
サーバ1のCPU11においては、動作する際に、質問内容情報受付部111(質問内容情報受付手段)、回答内容情報出力部112(回答内容情報出力手段)、補完情報受付部113(補完情報受付手段)等が機能する。
【0025】
[質問内容情報受付部111について]
質問内容情報受付部111は、ユーザUが使用する端末2から送信された、問診票の質問内容(例えば、図1の、問診票の質問内容Q1)に係る質問内容情報の入力を受け付ける(通信部19を介して受信する)。受け付けた質問内容情報は、ユーザUのユーザ識別情報に紐づけられて、記憶部18の一領域に構築された質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶される。ユーザ識別情報は、ユーザUの特定に用いられる一意の識別番号、登録番号等であり、本実施形態では特に限定されないものとする。
また、質問内容情報受付部111は、ユーザUが受診している診療科に係る診療科情報の入力も受け付ける。受け付けた診療科情報は、ユーザUのユーザ識別情報に紐づけられて質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶される。なお、ユーザUが受診している診療科に関しては、問診票の質問内容に含まれていてもよいものとする。
質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された質問内容情報は、後述する回答内容情報出力部112において回答内容情報が生成されることにより、この生成された回答内容情報と対の情報になって記憶され且つ活用される。
【0026】
[回答内容情報出力部112について]
回答内容情報出力部112は、回答内容情報を生成すると共に、生成した回答内容情報を端末2に出力する。このような回答内容情報出力部112は、情報生成部112aと情報出力部112bとを有し、これらが機能する。
【0027】
(情報生成部112aについて)
情報生成部112aは、質問内容情報受付部111で受け付けた質問内容情報に基づいて、質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を先ず検索する。具体的には、質問内容情報に対して類似度の高い過去質問内容情報を検索する。類似度の高低に関しては、例えば、質問内容情報が図1の、問診票の質問内容Q1である場合、「今までにかかったことのある病気または治療中の病気はありますか?」の質問内容と同じか、若しくは同様の意味合いであるか否かで判断する。この時、本実施形態では、質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された診療科情報に基づいて検索の絞り込みが行われる。これはユーザUが受信しようとしている診療科によって質問の意味合いが若干異なる場合があるためである(診療科情報に基づく検索の絞り込みは、回答の精度向上に有効となる)。
【0028】
次に、情報生成部112aは、検索結果をもとに回答内容情報を生成する。類似度の高い過去質問内容情報があった場合には、これに紐づく過去回答内容情報を質問内容/回答内容情報記憶部181から抽出して、回答内容情報を生成する。一方、類似度が低い、若しくは過去質問内容情報がなかった場合には、ユーザU自身に入力してもらう旨を表示する情報や、例えば、図1の選択部S1(「選択してください」)をハイライトするような情報等を、回答内容情報として生成する(一例であるものとする)。
【0029】
なお、過去質問内容情報がなかった場合や、回答内容情報の生成にあたり情報の補完をする必要がある場合には、記憶部18の一領域に構築されたEMR、HER、PHR情報記憶部182から必要な情報を抽出して回答内容情報を生成してもよいものとする。また、同様に、電子処方箋情報記憶部183から必要な情報を抽出して回答内容情報を生成してもよいものとする。
【0030】
EMR、HER、PHR情報記憶部182には、ユーザUのユーザ識別情報に紐づけられた電子医療記録(Electronic Medical Records:EMR)の情報、電子健康記録(Electronic Health Records:EHR)の情報、個人健康記録(Personal Health Records:PHR)の情報が記憶される。電子医療記録の情報、電子健康記録の情報、個人健康記録の情報は、3つ全て揃える必要はなく、少なくとも1つあればよいものとする。これらの情報は、必要に応じて補完情報受付部113から通信部19を介し外部の補完情報サーバ等に接続して取得できるようにしてもよい。
【0031】
電子処方箋情報記憶部183には、ユーザUのユーザ識別情報に紐づけられた電子処方箋の情報が記憶される。電子処方箋の情報(履歴情報)は、少なくとも現在服用している薬の情報を含めた回答内容情報の生成に有効である。電子処方箋の情報は、必要に応じて補完情報受付部113から通信部19を介し外部の電子処方箋情報サーバ等に接続して取得できるようにしてもよい。
【0032】
情報生成部112aは、回答内容情報を生成した後、この生成した回答内容情報を質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶する。これにより、受け付けた質問内容情報と生成された回答内容情報とが対の情報になり、後に、別で受け付けた質問内容情報の検索対象になる。
【0033】
(情報出力部112bについて)
情報出力部112bは、情報生成部112aにて生成した回答内容情報を、通信部19を介して端末2に出力する。
【0034】
[補完情報受付部113について]
補完情報受付部113は、前述したように、電子医療記録の情報、電子健康記録の情報、個人健康記録の情報、電子処方箋の情報等を外部から取得する必要がある場合に機能する。取得した情報は、EMR、HER、PHR情報記憶部182や電子処方箋情報記憶部183に記憶され、回答内容情報の生成等に活用される。
【0035】
<処理内容について>
図5は、サーバ1(情報処理装置)の処理の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図4も参照するものとする。
【0036】
ステップSS1では、質問内容情報受付部111が、端末2からの質問内容情報の入力を受け付けたか否か(情報の入力があったか否か)を判断する。質問内容情報の受け付けは、通信部19を介して行われる。
質問内容情報の入力があった場合(ステップSS1でYES)には、ステップSS1の処理を終了してステップSS2に移行する。一方、質問内容情報の入力がない場合(ステップSS1でNO)には、質問内容情報の入力があるまでステップSS1の処理を繰り返す。
【0037】
ステップSS2では、回答内容情報出力部112の情報生成部112aが質問内容情報に基づき類似度の高い過去質問内容情報を検索する(なお、図5では、過去質問内容情報が存在することを前提に説明する)。ステップSS2の処理が終了するとステップSS3に移行する。
【0038】
ステップSS3では、回答内容情報出力部112の情報生成部112aが質問内容/回答内容情報記憶部181から抽出した過去回答内容情報に基づき、回答内容情報を生成する。ステップSS3の処理が終了するとステップSS4に移行する。
【0039】
ステップSS4では、回答内容情報出力部112の情報生成部112aが生成した回答内容情報を端末2に出力して一連の処理を終了する。回答内容情報を端末2の出力は、通信部19を介して行われる。
【0040】
<問診票の入力支援の一例(質問内容情報:アレルギー)について>
図6(a)乃至(c)は問診票の入力支援の一例を示す図である。なお、図4も参照するものとする。
【0041】
端末2の表示部Gには、図6(a)に示すような問診票の質問内容Q2(例えば、「アレルギーはありますか?」)が表示される。この問診票の質問内容Q2は、表示部Gの例えば二点鎖線で囲まれた範囲内に表示される(実際には、二点鎖線は表示されないものとする。以下同様)。また、表示部Gにおける問診票の質問内容Q2の下には、選択部S2(「ある」)及び選択部S3(「ない」)も表示される。図6の例では、ユーザUが選択部S2(「ある」)を選択するものとする。
選択部S2(「ある」)の選択により、図6(b)に示すように、表示部Gには、問診票の質問内容Q3(例えば、「ある場合、何が原因でアレルギーになりましたか?」)と、選択部S4(「選択してください」)とが表示される。
例えば、ユーザUが問診票の質問内容Q3を(二点鎖線で囲まれた範囲内や文字を)マウス等でクリック、或いは指でタップすると(クリック或いはタップした状態の図示は省略する)、問診票の質問内容Q3に係る質問内容情報が端末2からサーバ1に送信され、その結果、図6(c)に示すような回答内容A2がユーザUのもとに届く(回答内容情報がサーバ1から端末2に送信される)。
回答内容A2は、ユーザUが過去に選択したものであり、ここでは例えば、エビ、カニ、イカ等が表示される。特に変更がなければ回答内容A2をクリック或いはタップして承諾することにより、ほぼ手間をかけずに問診票の質問内容Q3に対する回答を終えることができる。言い換えれば、本サービスにより、ユーザUの問診票の入力を支援することができる。
なお、特に図示しないが、仮に回答内容A2の修正が必要な場合には、選択による入力やテキスト入力等で対応することが可能であるものとする(修正に係る機能部については省略するものとする)。
【0042】
<問診票の入力支援の他の例(質問内容情報:お薬)について>
図7(a)及び(b)は問診票の入力支援の他の例を示す図である。なお、図4も参照するものとする。
【0043】
端末2の表示部Gには、図7(a)に示すような問診票の質問内容Q4(例えば、「現在使用しているお薬、サプリメントなどはありますか?」)と、選択部S5(「選択してください」)とが表示される。
例えば、ユーザUが問診票の質問内容Q4をマウス等でクリック、或いは指でタップすると、問診票の質問内容Q4に係る質問内容情報が端末2からサーバ1に送信され、その結果、回答内容A3がユーザUのもとに届く(図7(b)参照)。
特に変更がなければ回答内容A3をクリック或いはタップして承諾することにより、ほぼ手間をかけずに問診票の質問内容Q4に対する回答を終えることができる。言い換えれば、本サービスにより、ユーザUの問診票の入力を支援することができる。
【0044】
<問診票の入力支援の他の例(質問内容情報:症状)について>
図8(a)及び(b)は問診票の入力支援の更に他の例を示す図である。なお、図4も参照するものとする。
【0045】
端末2の表示部Gには、図8(a)に示すような問診票の質問内容Q5(例えば、「本日はどのような症状で受信されましたか?」)と、テキスト入力部T(「テキスト入力」)とが表示される。
なお、図8の例では、いつも受診している皮膚科が診療科として予め指定されたものとする。本実施例のように皮膚科の場合は、テキスト入力部T(「テキスト入力」)が表示される(特に限定するものでないが、例えば、内科が指定された場合はテキスト入力でなく、前述のような選択部が表示される。具体的には、「のどの痛み」、「咳」、「鼻水・鼻づまり」、「頭痛」、「発熱」等の各種症状を選択する選択部が表示部Gに表示される)。診療科の指定は、診療科に係る診療科情報が端末2から送信され、サーバ1では質問内容情報受付部111が診療科情報を受け付ける。その後、診療科情報はユーザUのユーザ識別情報に紐づけられて質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶される。
【0046】
例えば、ユーザUが問診票の質問内容Q5をマウス等でクリック、或いは指でタップすると、問診票の質問内容Q5に係る質問内容情報が端末2からサーバ1に送信され、その結果、回答内容A4がユーザUのもとに届く(図8(b)参照)。
【0047】
<本実施形態の有利な効果>
本実施形態によれば、電子問診票入力支援システム100を導入することにより、ユーザUは自身が使用する端末2から問診票の質問内容に係る質問内容情報を送信するだけで、送信した問診票の質問内容に応じた回答内容をサーバ1から得ることができる。そのため、ユーザUは、スムーズに問診票の質問内容に回答していくことができる。
サーバ1では、受け付けた質問内容情報に基づいて、質問内容/回答内容情報記憶部181に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、質問内容情報に対して類似度の高い過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から、ユーザUに回答するための回答内容情報を生成することができる(質問内容情報に対して類似度の高い過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報を抽出し、この抽出した過去回答内容情報をユーザUに回答するための回答内容情報として生成することができる)。本実施形態では、過去の質問内容の情報(過去質問内容情報)と、過去の回答内容の情報(過去回答内容情報)とが対になって記憶されることから、迅速な情報の生成や精度の高い回答内容の提供をすることができる。
回答内容の精度に関しては、電子医療記録の情報、電子健康記録の情報、個人健康記録の情報を、例えば、記憶部18に記憶することで、これらのうちの少なくとも1つを参照すれば、回答内容情報の生成を補完することができ、以て回答内容情報の精度を更に高めることができる。
また、本実施形態によれば、記憶部18に電子処方箋の情報も記憶することで、少なくとも現在服用している薬の情報を含めた回答内容情報の生成をすることができ、以てこれを提供することができる。
以上のように、本実施形態の電子問診票入力支援システム100を導入すれば、ユーザUの問診票の入力を支援することができる。
【0048】
<まとめ>
以上、サーバ1を含む本発明の電子問診票入力支援システム100の実施形態について説明したが、本発明は前述した本実施形態に限定されないものとする。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果の列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されないものとする。
【0049】
本実施形態において、図3に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されないものとする。換言すると、図4に示す機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されないものとする。即ち、前述した一連の処理を全体として実行できる機能が電子問診票入力支援システム100に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されないものとする。
【0050】
また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよいものとする。例えば、サーバ1の機能ブロックを複数のサーバに分散させてもよいものとする。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよいものとする。
【0051】
また、例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされるものとする。また、コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれるコンピュータであってもよいものとする。
【0052】
コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他、汎用のスマートフォンやパーソナルコンピューターであってもよいものとする。
【0053】
また、例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者にプログラムを提供するために、装置本体とは別に配布される図示しないリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成されるものであってもよいものとする。
【0054】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものとする。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0055】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図3のリムーバブルメディア21により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成されるものとする。
リムーバブルメディア21は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成されるものとする。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成されるものとする。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成されるものとする。
装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図3のROM12や、図3の記憶部18に含まれるハードディスク等で構成されるものとする。
この他、インターネット等のネットワークを介して配布可能にしてもよいものとする。このことから、アプリケーション・プログラムを記録した記録媒体としては、ネットワークに直接的、或いは間接的に接続された情報処理装置に搭載、若しくは装着されたものか、或いは外部のアクセス可能な装置に搭載、若しくは装着されたものであってもよいものとする。
【0056】
以上まとめると、本発明が適用される電子問診票入力支援システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、(1)本発明が適用される電子問診票入力支援システム(例えば、図4の電子問診票入力支援システム100)は、
ユーザ(例えば、図4のユーザU)が使用する端末(例えば、図4の端末2)から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付手段(例えば、図4の質問内容情報受付部111)と、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部(例えば、図4の質問内容/回答内容情報記憶部181)に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力手段(例えば、図4の回答内容情報出力部112)と、
を備えることを特徴とする。
【0057】
本発明によれば、電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供することができるという効果を奏する。
【0058】
また、(2)本発明が適用される電子問診票入力支援システムは、(1)の電子問診票入力支援システムにおいて、
前記回答内容情報出力手段は、前記ユーザのユーザ識別情報に基づき更に、前記ユーザ識別情報に紐づいた電子医療記録の情報、電子健康記録の情報、及び個人健康記録の情報のうち少なくとも1つを参照して、前記回答内容情報を生成し出力する、ことを特徴とする。
【0059】
本発明によれば、過去の問診票に入力していない回答内容情報を補完することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、回答内容情報の生成にあたり情報の補完をすることから、精度の高い回答内容情報を提供することができるという効果も奏する。
【0060】
また、(3)本発明が適用される電子問診票入力支援システムは、(1)の電子問診票入力支援システムにおいて、
前記回答内容情報出力手段は、前記ユーザのユーザ識別情報に基づき更に、前記ユーザ識別情報に紐づいた電子処方箋の履歴情報を参照して、少なくとも現在服用している薬の情報を含めた前記回答内容情報を生成し出力する、ことを特徴とする。
【0061】
本発明によれば、服用薬にかかる回答の入力の手間を削減しつつ、過去の服薬情報に基づいて問診票の回答内容情報の精度を向上させることができるという効果を奏する。
【0062】
また、(4)本発明が適用される電子問診票入力支援システムは、(1)の電子問診票入力支援システムにおいて、
前記質問内容情報受付手段は、更に前記ユーザが受診している診療科に係る診療科情報の入力を受け付け、前記回答内容情報出力手段は、前記診療科情報に基づいて、生成及び出力する前記回答内容情報を絞り込む、ことを特徴とする。
【0063】
本発明によれば、診療科ごとに特徴的な回答内容情報を出力することができるという効果を奏する。
【0064】
(5)本発明が適用される情報処理方法は、
電子問診票入力支援システムを構成する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付ステップ(例えば、図5のステップSS1)と、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力ステップ(例えば、図5のステップSS2乃至SS4)と、
を含むことを特徴とする。
【0065】
本発明によれば、電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供することができるという効果を奏する。
【0066】
(6)本発明が適用されるコンピュータプログラムは、
電子問診票入力支援システムを構成する情報処理装置を制御するコンピュータに、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付ステップと、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力ステップと、
を含む制御処理を実行させることを特徴とする。
【0067】
本発明によれば、電子問診票システムに参加していない病院において問診票の入力を支援することが可能な仕組みを提供することができるという効果を奏する。
【0068】
なお、(5)及び(6)における情報処理装置に関しては、
ユーザが使用する端末から送信された、問診票の質問内容に係る質問内容情報の入力を受け付ける質問内容情報受付手段と、
受け付けた前記質問内容情報に基づいて、記憶部に記憶された過去の問診票の質問内容に係る過去質問内容情報を検索し、前記質問内容情報に対して類似度の高い前記過去質問内容情報に紐づく過去回答内容情報から回答内容情報を生成すると共に、生成した前記回答内容情報を前記端末に出力する回答内容情報出力手段と、を備えることが特徴になる。
【符号の説明】
【0069】
1・・・サーバ(情報処理装置)
2・・・端末
11・・・CPU
18・・・記憶部
19・・・通信部
100・・・電子問診票入力支援システム
111・・・質問内容情報受付部(質問内容情報受付手段)
112・・・回答内容情報出力部(回答内容情報出力手段)
113・・・補完情報受付部(補完情報受付手段)
A1・・・回答内容
G・・・表示部
Q1・・・問診票の質問内容
U・・・ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8