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特開2024-126923睡眠環境管理システム、睡眠環境管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024126923
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】睡眠環境管理システム、睡眠環境管理方法
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/52 20180101AFI20240912BHJP
   F24F 11/66 20180101ALI20240912BHJP
   F24F 11/74 20180101ALI20240912BHJP
   F24F 11/64 20180101ALI20240912BHJP
   A61B 5/16 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
F24F11/52
F24F11/66
F24F11/74
F24F11/64
A61B5/16 130
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023035682
(22)【出願日】2023-03-08
(71)【出願人】
【識別番号】000006220
【氏名又は名称】ミツミ電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】島津 侑宜
【テーマコード(参考)】
3L260
4C038
【Fターム(参考)】
3L260BA25
3L260BA64
3L260BA80
3L260CA04
3L260CA12
3L260CA13
3L260CA15
3L260CB65
3L260EA06
3L260FA07
3L260FA08
3L260FB12
3L260GA14
3L260HA01
4C038PP05
(57)【要約】
【課題】ユーザの睡眠環境を適切に管理することを目的とする。
【解決手段】睡眠環境測定装置と、睡眠環境管理装置とを含む睡眠環境管理システムであって、前記睡眠環境測定装置は、前記睡眠環境測定装置が設置された空間の風向と風速を測定する気流センサを含み、前記睡眠環境管理装置は、前記空間で睡眠をとったユーザの睡眠状態を示す睡眠状態データと、前記睡眠環境測定装置から出力された前記風向と風速を含む測定データと、を取得する情報取得部と、前記測定データに基づき推定された前記空間の気流を示すデータと、前記測定データとを含む環境測定データと、前記睡眠状態データと、理想的な睡眠状態を示す理想睡眠データとに基づき、前記空間の環境を評価する評価部と、前記評価部による評価結果を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
睡眠環境測定装置と、睡眠環境管理装置とを含む睡眠環境管理システムであって、
前記睡眠環境測定装置は、前記睡眠環境測定装置が設置された空間の風向と風速を測定する気流センサを含み、
前記睡眠環境管理装置は、
前記空間で睡眠をとったユーザの睡眠状態を示す睡眠状態データと、前記睡眠環境測定装置から出力された前記風向と風速を含む測定データと、を取得する情報取得部と、
前記測定データに基づき推定された前記空間の気流を示すデータと、前記測定データとを含む環境測定データと、前記睡眠状態データと、理想的な睡眠状態を示す理想睡眠データとに基づき、前記空間の環境を評価する評価部と、
前記評価部による評価結果を出力する出力部と、を有する、睡眠環境管理システム。
【請求項2】
前記睡眠環境管理装置は、
前記測定データを用いて前記空間における気流を推定する気流推定部と、
前記気流推定部による推定結果と前記測定データとを対応付けて環境測定データとし、前記環境測定データと前記睡眠状態データとを対応付けて睡眠管理データとする対応付け部と、
前記睡眠管理データと、前記理想睡眠データとが格納される記憶部と、を有する、請求項1記載の睡眠環境管理システム。
【請求項3】
前記理想睡眠データは、理想的な睡眠環境を示す理想環境データと対応付けられており、
前記評価部は、
前記睡眠状態データと前記理想睡眠データと比較した結果に応じて、前記環境測定データと前記理想環境データとを比較を行い、
前記出力部は、
前記環境測定データと前記理想環境データとを比較した結果に応じて、前記睡眠環境の改善策を表示装置に表示させる、請求項2記載の睡眠環境管理システム。
【請求項4】
前記睡眠環境管理装置は、
前記睡眠状態データを取得した後に表示された睡眠の質に関する質問回答画面に対する回答の入力を受け付ける入力受付部と、
前記質問回答画面に入力された回答の内容を示す回答データを、前記環境測定データと、前記睡眠状態データと対応付けて、睡眠管理データに含める対応付け部を有し、
前記評価部は、
前記睡眠管理データの中から、前記睡眠の質が良いことを示す回答データを含む睡眠管理データを特定し、特定された睡眠管理データに含まれる環境測定データを、前記理想環境データとする、請求項3記載の睡眠環境管理システム。
【請求項5】
前記睡眠環境管理装置は、前記空間に設置された空気調和機の配置を示す情報と、前記空気調和機を特定する識別情報と保持しており、
前記評価部は、
前記空間の環境を評価した結果として、前記空間に設置された空気調和機に対する設定内容を出力し、
前記出力部は、
前記空気調和機に対して、前記設定内容に応じた制御信号を出力する、請求項1記載の睡眠環境管理システム。
【請求項6】
前記出力部は、
前記空気調和機に対する設定内容を表示装置に表示させる、請求項5記載の睡眠環境管理システム。
【請求項7】
設置された空間の風向と風速を測定する気流センサを含む睡眠環境測定装置と、睡眠環境管理装置とを含む睡眠環境管理システムによる睡眠環境管理方法であって、
前記睡眠環境管理装置が、
前記空間で睡眠をとったユーザの睡眠状態を示す睡眠状態データと、前記睡眠環境測定装置から出力された前記風向と風速を含む測定データと、を取得し、
前記測定データに基づき推定された前記空間の気流を示すデータと、前記測定データとを含む環境測定データと、前記睡眠状態データと、理想的な睡眠状態を示す理想睡眠データとに基づき、前記空間の環境を評価し、
評価結果を出力する、睡眠環境管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、睡眠環境管理システム、睡眠環境管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、空気調和機を設置された室内の環境の変化を表す環境情報を取得し、環境情報に基づいて、ユーザの睡眠状態を予測し、睡眠状態に基づいて、ユーザの睡眠状態に合った情報を提供する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-050844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気調和機によって取得される環境情報では、取得される情報の項目が限られており、ユーザの睡眠環境を適切に管理することが難しい。
【0005】
本発明は、ユーザの睡眠環境を適切に管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術は、睡眠環境測定装置(200)と、睡眠環境管理装置(400)とを含む睡眠環境管理システム(100)であって、前記睡眠環境測定装置(200)は、前記睡眠環境測定装置(200)が設置された空間の風向と風速を測定する気流センサ(210)を含み、前記睡眠環境管理装置(400)は、前記空間で睡眠をとったユーザの睡眠状態を示す睡眠状態データと、前記睡眠環境測定装置(200)から出力された前記風向と風速を含む測定データと、を取得する情報取得部(412)と、前記測定データに基づき推定された前記空間の気流を示すデータと、前記測定データとを含む環境測定データと、前記睡眠状態データ(422)と、理想的な睡眠状態を示す理想睡眠データ(421)とに基づき、前記空間の環境を評価する評価部(415)と、前記評価部(415)による評価結果を出力する出力部(416)と、を有する、睡眠環境管理システムである。
【0007】
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0008】
ユーザの睡眠環境を適切に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第一の実施形態の睡眠環境管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】睡眠環境測定装置の外観の一例を示す図である。
図3】睡眠環境測定装置の本体部のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】睡眠環境管理装置400のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5】睡眠環境管理装置の機能を説明する機能構成の一例を示す図である。
図6】第一の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
図7】第一の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を示す第二のフローチャートである。
図8】睡眠環境の評価結果の表示例を示す図である。
図9】第二の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
図10】第二の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
図11】第三の実施形態の睡眠環境管理装置の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第一の実施形態)
以下、図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の睡眠環境管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0011】
本実施形態の睡眠環境管理システム100は、睡眠環境測定装置200、ウェアラブル端末300、睡眠環境管理装置400を含む。
【0012】
睡眠環境管理システム100において、睡眠環境測定装置200及びウェアラブル端末300のそれぞれは、睡眠環境管理装置400と無線通信等によって接続される。具体的には、睡眠環境測定装置200及びウェアラブル端末300のそれぞれと、睡眠環境管理装置400とは、例えば、ブルートゥース(登録商標)やWiFi(登録商標)によって接続されてもよい。
【0013】
睡眠環境測定装置200は、例えば、ユーザの寝室等の空間に設置されるものであり、設置された空間における空気等の流体の流速及び流向(風速及び風向)を含む測定データを睡眠環境管理装置400に対して送信する。睡眠環境測定装置200の詳細は後述する。
【0014】
ウェアラブル端末300は、例えば、睡眠環境管理システム100を利用するユーザに装着される。また、ウェアラブル端末300は生体センサを有しており、ウェアラブル端末300を装着しているユーザの生体データから、ユーザの睡眠状態を示す睡眠状態データを生成し、睡眠環境管理装置400に送信する。本実施形態の生体データとは、例えば、ユーザの心拍、脈拍、血圧、体温、体動を示す情報等を含む。また、本実施形態の睡眠状態データとは、睡眠の質に関するデータである。具体的には、例えば、睡眠状態データとは、睡眠中におけるレム睡眠、ノンレム睡眠の繰り返しのパターンを示すデータ等であってよい。
【0015】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、例えば、睡眠環境管理システム100を利用するユーザが所持している端末装置であってよい。具体的には、睡眠環境管理装置400は、タブレット型端末やスマートフォンであってもよいし、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0016】
睡眠環境管理装置400は、睡眠環境管理部410を有する。睡眠環境管理装置400は、睡眠環境測定装置200から測定データを収集し、測定データから睡眠環境測定装置200が設置された空間の気流を推定する。また、睡眠環境管理装置400は、ウェアラブル端末300から睡眠状態データを取得する。
【0017】
そして、睡眠環境管理装置400は、睡眠環境管理部410により、測定データと気流の推定結果とを含む環境測定データと、睡眠状態データとを対応付けた睡眠管理データを蓄積する。
【0018】
また、睡眠環境管理部410は、理想的な睡眠状態を示す理想睡眠データを保持しており、睡眠状態データと、理想睡眠データとを比較した結果に応じて、環境測定データが示す睡眠環境を評価し、ユーザに評価結果を通知する。
【0019】
なお、本実施形態における睡眠環境とは、ユーザが睡眠をとる空間の環境を示す。ユーザが睡眠をとる空間とは、主に、ユーザの寝室であってよい。
【0020】
このため、本実施形態によれば、高い精度でユーザの睡眠状態を推定でき、且つ、適切にユーザの睡眠環境を管理することができる。
【0021】
なお、図1の例では、睡眠環境管理システム100に含まれる睡眠環境測定装置200を1台としたが、これに限定されない。
【0022】
本実施形態では、睡眠環境測定装置200は、ユーザの睡眠環境に複数設置されてよい。つまり、睡眠環境測定装置200は、ユーザの寝室に複数台設置されてよい。本実施形態によれば、空間における任意の箇所に、複数の睡眠環境測定装置200を設置することで、多点の気流の変化を含む環境の変化をモニタリングすることができる。
【0023】
また、本実施形態の睡眠環境測定装置200は、睡眠環境測定装置200と、無線通信を用いたメッシュネットワークを介して通信を行う通信端末を介して、睡眠環境測定装置200から出力される測定データを睡眠環境管理装置400に送信してよい。さらに、通信端末は、インターネットに接続が可能な情報処理装置と接続されていてよく、睡眠環境測定装置200は、通信端末と情報処理装置を介して、睡眠環境管理装置400に測定データを送信してよい。言い換えれば、睡眠環境管理装置400は、睡眠環境測定装置200と、睡眠環境測定装置200と無線通信を用いたメッシュネットワークを介して通信を行う通信端末と、通信端末と接続されたインターネットに接続が可能な情報処理装置とを含む環境測定システムから、測定データを取得してよい。
【0024】
以下に、図2図3を参照して、本実施形態の睡眠環境測定装置200について説明する。
【0025】
図2は、睡眠環境測定装置の外観の一例を示す図である。睡眠環境測定装置200は、気流センサ210と、本体部220とを有する。
【0026】
気流センサ210は、流向流速測定装置である。気流センサ210は、ほぼ円筒状の外枠を有し、内部には、空等の流体の流向及び流速を検出するセンサ素子が実装されている。気流センサ210は、外部接続端子が本体部220に差し込まれることで、本体部220と導通する。
【0027】
図3は、睡眠環境測定装置の本体部のハードウェア構成の一例を示す図である。本体部220は、演算処理装置221、通信装置222、温湿度センサ223、気圧センサ224、照度センサ225、UV(ultraviolet)センサ226、加速度センサ227、音センサ228、COセンサ229、バッテリ230を有する。
【0028】
演算処理装置221は、気流センサ210とシリアルバスで接続されており、気流センサ210から出力されるデータを取得する。通信装置222は、データの受信元及びデータの送信先との通信を行う。データの受信元とは、演算処理装置221を介して取得される各センサの出力データであるデータの送信先とは、睡眠環境管理装置400である。
【0029】
温湿度センサ223は、睡眠環境測定装置200が設置された空間の温度と湿度を検出する。温度と湿度は、睡眠環境測定装置200が設置された空間の温度管理と湿度管理に用いられても良い。
【0030】
気圧センサ224は、睡眠環境測定装置200が設置された空間の気圧を検出する。気圧は、例えば、気圧が影響する湿度の補正等に用いられても良い。
【0031】
照度センサ225は、睡眠環境測定装置200が設置された空間の照度を検出する。UV(ultraviolet;紫外線)センサ226は、睡眠環境測定装置200が設置された空間の紫外線の強度を検出する。
【0032】
加速度センサ227は、睡眠環境測定装置200の加速度を検出する。本実施形態では、例えば、加速度センサ227によって検出された値によって、睡眠環境測定装置200が設置された場所から落下したことを検出したりできる。
【0033】
音センサ228は、睡眠環境測定装置200が設置された空間における音の大きさや音の高さを検出する。COセンサ229は、睡眠環境測定装置200が設置された空間における二酸化炭素の濃度を検出する。バッテリ230は、睡眠環境測定装置200を駆動させるための電力を供給する電力源である。
【0034】
なお、本実施形態の本体部220は、温湿度センサ223、気圧センサ224、照度センサ225、UVセンサ226、加速度センサ227を有するものとしたが、これに限定されない。本体部220は、演算処理装置221と通信装置222とバッテリ230を有していれば良く、気流センサ210以外のセンサは有していなくても良い。また、本実施形態の本体部220は、温湿度センサ223、気圧センサ224、照度センサ225、UVセンサ226、加速度センサ227、音センサ228、COセンサ229のうち、いずれか1つ又は複数を有していても良い。
【0035】
次に、図4図5を参照して、本実施形態の睡眠環境管理装置400について説明する。図4は、睡眠環境管理装置400のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0036】
睡眠環境管理装置400は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置41、出力装置42、ドライブ装置43、補助記憶装置44、メモリ装置45、演算処理装置46及びインタフェース装置47を含むコンピュータである。
【0037】
入力装置41は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置42は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インタフェース装置47は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
【0038】
睡眠環境管理プログラムは、睡眠環境管理装置400を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。睡眠環境管理プログラムは、例えば、記憶媒体48の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。睡眠環境管理プログラムを記録した記憶媒体48は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
【0039】
また、睡眠環境管理プログラムは、睡眠環境管理プログラムを記録した記憶媒体48がドライブ装置43にセットされると、記憶媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた睡眠環境管理プログラムは、インタフェース装置47を介して補助記憶装置44にインストールされる。
【0040】
補助記憶装置44は、睡眠環境管理装置400の有する各記憶部等を実現するものであり、睡眠環境管理装置400にインストールされた睡眠環境管理プログラムを格納すると共に、睡眠環境管理装置400による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置45は、睡眠環境管理装置400の起動時に補助記憶装置44から睡眠環境管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置46はメモリ装置45に格納された睡眠環境管理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
【0041】
次に、図5を参照して、本実施形態の睡眠環境管理装置400の有する機能について説明する。図5は、睡眠環境管理装置の機能を説明する機能構成の一例を示す図である。
【0042】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、睡眠環境管理部410を有する。睡眠環境管理部410は、入力受付部411、情報取得部412、気流推定部413、対応付け部414、評価部415、出力部416、記憶部420を有する。
【0043】
入力受付部411は、睡眠環境管理装置400に対する各種の入力を受け付ける。具体的には、入力受付部411は、睡眠環境管理装置400に対する睡眠環境測定装置200の設置位置を示すセンサ位置情報の入力を受け付ける。
【0044】
センサ位置情報は、ユーザの操作によって睡眠環境管理装置400に入力された情報である。
【0045】
センサ位置情報は、各睡眠環境測定装置200の位置を示す情報である。センサ位置情報は、例えば、XY平面における座標値を示す情報である。XY平面は、例えば気流を測定する床面からの高さにおける床面に並行な平面である。この気流を測定する床面からの高さは、床面から1m等のようにあらかじめ設定される。なお、センサ位置情報はセンサIDを含む。センサIDは、各睡眠環境測定装置200を識別するための識別子である。
【0046】
また、情報取得部412は、睡眠環境測定装置200から測定データを取得する。また、情報取得部412は、ウェアラブル端末300から睡眠状態データを取得する。
【0047】
なお、本実施形態では、睡眠環境管理装置400において、測定データを受信する睡眠環境測定装置200を識別するセンサIDと、睡眠状態データとを受信するウェアラブル端末300を識別する端末IDとが、予め特定されていてよい。
【0048】
気流推定部413は、入力受付部411が受け付けたセンサ位置情報と、情報取得部412が収集した測定データに含まれる風速及び風向を解析して、気流の情報を出力する対象となる一定の空間の空気の流れ(気流)を推定する。
【0049】
具体的には、気流推定部413は、空間内のあらかじめ決められた複数の地点における気流を推定する。例えば、センサ位置情報に応じて格子状に区切られた各矩形領域の中心地点における気流を推定する。
【0050】
また、気流推定部413は、睡眠環境測定装置200から取得した風向及び風速に基づいて気流を推定ものとしたが、その他の情報、例えば気圧、温湿度、照度等を睡眠環境測定装置200から収集して、風向及び風速に加えて、または風向及び風速に代えて、気圧、温湿度、照度等に基づいて、気流を推定しても良い。
【0051】
例えば、気流推定部413は、睡眠環境測定装置200から近い地点から順に、気圧差を算出することによって、各地点の気流を推定してもよい。また、気流推定部413は、ナビエ-ストークス方程式等の方程式を近似的、または一般的に解くことによって、各地点の気流を推定しても良い。気流の推定結果は、例えば、空間内の複数の位置における風速と風向とを示すデータである。
【0052】
対応付け部414は、気流推定部413による推定結果と、情報取得部412が取得した測定データとを対応付けて環境測定データとする。また、対応付け部414は、環境測定データと、情報取得部412が取得した睡眠状態データとを対応付けて、睡眠管理データとし、記憶部420に格納する。
【0053】
評価部415は、記憶部420に格納された睡眠管理データと、理想的な睡眠の状態を示す理想睡眠データとを比較した結果に基づき、環境測定データが示す睡眠環境を評価する。評価部415の処理の詳細は後述する。
【0054】
出力部416は、評価部415による睡眠環境の評価結果を出力する。具体的には、出力部416は、睡眠環境管理装置400の有する表示装置(ディスプレイ)に表示させる。
【0055】
次に、本実施形態の睡眠環境管理装置400の動作について説明する。はじめに、睡眠環境管理装置400において、睡眠管理データを蓄積する処理について説明する。
【0056】
図6は、第一の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
【0057】
なお、本実施形態では、ウェアラブル端末300において、ユーザが就寝したことと、起床したこととを検出し、ユーザの就寝、起床を検出したことを示す通知を睡眠環境管理装置400に送信してよい。
【0058】
また、睡眠環境管理装置400は、睡眠環境測定装置200から、ユーザの起床を検出したことを示す通知を受信すると、図6に示す処理を自動的に実行してもよい。また、睡眠環境管理装置400は、ユーザの起床時間と就寝時間とに基づき、図6に示す処理を実行する時刻を設定し、設定された時刻になると、図6に示す処理を実行してもよい。さらに、睡眠環境管理装置400は、ユーザによって予め設定された時刻に、図6に示す処理を実行してもよい。
【0059】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、睡眠環境管理部410の情報取得部412は、睡眠環境測定装置200から出力される測定データを取得する(ステップS601)。
【0060】
本実施形態の測定データには、ユーザが睡眠をとる空間の温度、湿度、気圧、照度、紫外線の強度、音の大きさ、音の高さ、風速、風向を含む。なお、測定データには、睡眠環境測定装置200を特定するセンサ識別情報が含まれていてよい。
【0061】
続いて、睡眠環境管理部410は、気流推定部413により、予め入力された睡眠環境測定装置200のセンサ位置情報と、測定データとに基づき、睡眠環境における気流を推定する(ステップS602)。
【0062】
続いて、睡眠環境管理部410は、対応付け部414により、測定データと推定結果を示すデータとを対応付けて、環境測定データとする(ステップS603)。
【0063】
したがって、環境測定データには、ユーザが睡眠をとる空間の温度、湿度、気圧、照度、紫外線の強度、音の大きさ、音の高さ、風速、風向、空間における空気の流れを示すデータとを含む。なお、環境測定データは、センサ位置情報を含んでもよい。
【0064】
次に、睡眠環境管理装置400は、情報取得部412により、ウェアラブル端末300から睡眠状態データを取得する(ステップS604)。
【0065】
続いて、睡眠環境管理装置400は、対応付け部414により、睡眠状態データと、環境測定データとを対応付けた睡眠管理データ422として、記憶部420に格納する(ステップS605)。なお、対応付け部414は、睡眠状態データ及び環境測定データを測定した日時を示す日時情報を、睡眠状態データ及び環境測定データと対応付けてよい。
【0066】
次に、睡眠環境管理装置400において、睡眠環境を評価する処理について説明する。図7は、第一の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を示す第二のフローチャートである。本実施形態の睡眠環境管理装置400は、図6に示す処理が完了した後に、図7に示す処理を実行してもよいし、ユーザによる、睡眠環境の評価を指示する操作を受け付けて、図6に示す処理を実行してもよい。
【0067】
睡眠環境管理装置400は、評価部415により、記憶部420に格納された睡眠管理データ422から、評価の対象となる睡眠管理データ422を特定する(ステップS701)。具体的には、評価部415は、記憶部420に蓄積された複数の睡眠管理データ422のうち、日時情報が示す日時が最も新しい睡眠管理データ422を特定してよい。
【0068】
続いて、評価部415は、特定した睡眠管理データ422ら含まれる睡眠状態データと、記憶部420に格納された理想睡眠データ421とを比較する(ステップS702)。
【0069】
なお、本実施形態の理想睡眠データ421と睡眠管理データ422は、例えば、時間の経過とユーザの睡眠状態とを対応付けたデータであってよい。睡眠状態とは、例えば、「覚醒状態」、「レム睡眠状態」、「ノンレム睡眠状態」等を含んでよい。
【0070】
続いて、睡眠環境管理装置400は、評価部415により、比較結果に応じて、特定した睡眠管理データ422に含まれる環境測定データを評価する(ステップS703)。
【0071】
具体的には、評価部415は、理想睡眠データ421における睡眠状態と、睡眠管理データ422における睡眠状態とが一致しているか否かを判定し、時間が短いほど、環境測定データが示す睡眠環境が良好であると評価してもよい。
【0072】
また、評価部415は、睡眠状態が一致しない時間帯がある場合、該当する時間帯の環境測定データを参照し、睡眠環境の改善方法を特定してもよい。
【0073】
この場合、記憶部420において、理想睡眠データ421は、例えば、理想的な睡眠環境を示す理想環境データと対応付けられていてよく、評価部415は、理想環境データと、環境測定データとを比較して、睡眠環境の改善方法を特定してもよい。
【0074】
続いて、睡眠環境管理装置400は、出力部416により、評価部415による睡眠環境の評価結果をユーザに通知する(ステップS704)。言い換えれば、出力部416は、睡眠環境の評価結果をディスプレイに表示させる。
【0075】
なお、本実施形態の睡眠環境管理装置400は、例えば、インターネット上に設けられたサーバ装置に、インターネットを介して接続されてよく、出力部416は、サーバ装置に対して、睡眠管理データを送信し、サーバ装置において睡眠管理データを蓄積させてもよい。
【0076】
以下に、図8を参照して、睡眠環境の評価結果の表示例について説明する。図8は、睡眠環境の評価結果の表示例を示す図である。
【0077】
図8に示す画面81は、睡眠環境管理装置400に睡眠環境の評価結果が表示された例を示す。画面81は、表示領域82を含む。表示領域82には、睡眠環境の評価結果と、睡眠環境の改善方法とが表示されており、ユーザに対して、睡眠環境における風向と風速を含めて、睡眠環境の評価結果と、睡眠環境の改善方法を把握させることができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザの睡眠環境を適切に管理することができる。
【0078】
なお、本実施形態では、ユーザから入力される情報を、睡眠環境測定装置200の設置位置を示すセンサ位置情報としたが、ユーザから入力される情報はこれに限定されない。本実施形態では、ユーザの睡眠環境に関する情報が入力されてもよい。ユーザの睡眠環境に関する情報とは、具体的には、ユーザの寝室のレイアウトを示すレイアウト情報であってよい。レイアウト情報は、ユーザが睡眠をとる空間において、気流に影響を与える物体の形状、大きさ及び位置を示す情報である。気流に影響を与える物体とは、例えば、窓、出入り口、空気調和機、寝具(ベッド、布団等)等であってよい。
【0079】
睡眠環境管理装置400は、レイアウト情報が入力された場合、気流推定部413によって、レイアウト情報、センサ位置情報、測定データに基づき、空気の流れが推定される。
【0080】
本実施形態では、このように、レイアウト情報を入力することで、気流推定部413による推定の精度を向上させることができる。
【0081】
(第二の実施形態)
以下に、図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、理想睡眠データが、ユーザの過去の睡眠状態データとなる点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものに、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0082】
図9は、第二の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。図9の処理は、睡眠環境管理装置400が、睡眠環境測定装置200から、ユーザの起床を検出したことを示す通知を受信すると、実行されてよい。
【0083】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、出力部416により、睡眠の質に関する質問回答画面を表示させる(ステップS901)。
【0084】
なお、本実施形態における睡眠の質とは、ユーザの主観によるものであってよい。質問回答画面には、例えば、「今日はよく眠れましたか?」等の質問文と、「はい」、「まあまあ」、「いいえ」等の回答選択肢とが表示されてもよい。
【0085】
睡眠環境管理装置400は、質問回答画面において、ユーザの回答の入力を受け付けると(ステップS902)、ステップS903へ進む。
【0086】
図9のステップS903からステップS906の処理は、図6のステップS601からステップS604までの処理と同様であるから、説明を省略する。
【0087】
ステップS906に続いて、睡眠環境管理装置400は、対応付け部414により、ステップS901における回答の内容を示す回答データと、睡眠状態データと、環境測定データとを対応付けて睡眠管理データとし、記憶部420に格納する(ステップS907)。
【0088】
図10は、第二の実施形態の睡眠環境管理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。図10の処理は、ユーザによる、睡眠環境の評価を指示する操作を受け付けて実行されてもよいし、図9の処理が実行された直後に続けて実行されてもよい。
【0089】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、評価部415により、記憶部420に蓄積されている睡眠管理データの中から、睡眠環境の評価の基準となる睡眠管理データを特定する(ステップS1001)。
【0090】
具体的には、評価部415は、記憶部420に蓄積された睡眠管理データ422の中から、睡眠の質が良いと評価された睡眠管理データの1つを、睡眠環境の評価の基準となる睡眠管理データに特定してもよい。
【0091】
続いて、評価部415は、ステップS1001で特定された睡眠管理データから、評価の基準となる環境測定データを抽出する(ステップS1002)。
【0092】
次に、評価部415は、記憶部420に格納された睡眠管理データ422から、評価の対象となる睡眠管理データ422を特定し、特定された睡眠管理データ422から評価対象となる環境測定データを抽出する(ステップS1003)。具体的には、評価部415は、記憶部420に蓄積された複数の睡眠管理データ422のうち、日時情報が示す日時が最新となる睡眠管理データを、評価の対象となる睡眠管理データに特定し、特定された睡眠管理データから環境測定データを抽出する。
【0093】
続いて、評価部415は、評価の基準となる環境測定データと、評価の対象となる環境測定データとを比較して、睡眠環境の評価を行う(ステップS1004)。
【0094】
具体的には、評価部415は、評価の対象となる環境測定データと、評価の基準となる環境測定データとのそれぞれに含まれる項目の値を比較し、各項目について、差分が所定の閾値以上になる場合には、睡眠環境の改善が必要と判定してよい。
【0095】
続いて、睡眠環境管理装置400は、出力部416により、評価結果を出力する(ステップS1005)。
【0096】
このように、本実施形態では、睡眠状態データと、睡眠の質に対する入力結果とに基づき、睡眠環境の評価の基準となる睡眠管理データを特定し、睡眠環境の評価を行う。したがって、本実施形態によれば、ユーザの嗜好や主観に合わせて、睡眠環境を管理することができる。
【0097】
なお、本実施形態では、睡眠の質に関する質問に対するユーザの回答に基づき、睡眠環境の評価の基準となる環境測定データを特定するものとしたが、これに限定されない。
【0098】
本実施形態の睡眠環境管理装置400は、例えば、インターネット上に設けられたサーバ装置と接続が可能であってよく、睡眠環境管理装置400は、サーバ装置に蓄積された情報の中から、睡眠環境の評価の基準となる環境測定データを取得してもよい。
【0099】
この場合、サーバ装置には、不特定多数のユーザの睡眠環境管理装置400において収集された睡眠管理データ群が蓄積されていてよい。睡眠環境管理装置400は、サーバ装置に蓄積された睡眠管理データ群のうち、より多くのユーザが「よく眠れた」と評価した睡眠管理データを特定し、特定された睡眠管理データに含まれる環境測定データを、睡眠環境の評価の基準として取得してもよい。
【0100】
このように、インターネット上のサーバ装置から、評価の基準となる環境測定データを取得することで、睡眠環境がユーザの主観に偏った環境になることを抑制することができる。
【0101】
(第三の実施形態)
以下に、図面を参照して、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、睡眠環境を評価した結果に応じて、空気調和機等を制御する点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものに、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0102】
図11は、第三の実施形態の睡眠環境管理装置の動作を説明するフローチャートである。図11の処理は、図6に示す処理が完了した後に実行されてよい。
【0103】
図11のステップS1101からステップS1103までの処理は、図7のステップS701からステップS703までの処理と同様であるから、説明を省略する。
【0104】
図11のステップS1103に続いて、睡眠環境管理装置400の出力部416は、評価結果に応じた空気調和機の制御信号を生成し、制御対象の空気調和機へ送信する(ステップS1104)。
【0105】
なお、本実施形態では、睡眠環境管理装置400は、制御対象となる空気調和機の識別情報と、ユーザが睡眠をとる空間における空気調和機の配置を示す情報とを予め保持しているものとする。空気調和機の配置を示す情報は、ユーザの寝室のレイアウト情報の一部として、睡眠環境管理装置400に入力されてもよい。
【0106】
また、制御対象となる空気調和機の識別情報は、ユーザの寝室のレイアウト情報として、空気調和機の配置を示す情報と共に、睡眠環境管理装置400に入力されてもよい。
【0107】
また、本実施形態では、例えば、ユーザの就寝中に、図11の処理が実行されてもよい。その場合、睡眠環境管理装置400は、ユーザが就寝したことを検知する通知をウェアラブル端末300から受信すると、睡眠環境測定装置200からの測定データの取得を開始し、図6の処理と図11の処理を所定の間隔(例えば数分間隔)で実行してもよい。
【0108】
このようにすることで、ユーザの就寝中に、自動的に睡眠環境を適切な環境にすることができる。
【0109】
また、本実施形態の睡眠環境管理装置400は、空気調和機に対して制御信号を送信する代わりに、空気調和機の設定内容をディスプレイに表示させてもよい。このように、空気調和機の設定内容をユーザに通知することで、ユーザに対して、適切な睡眠環境がどのような環境であるか(温度、湿度、風向、風速等)をユーザに把握させることができる。
【0110】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形または変更が可能である。
【符号の説明】
【0111】
100 睡眠環境管理システム、200 睡眠環境測定装置、300 ウェアラブル端末、400 睡眠環境管理装置、410 睡眠環境管理部、411 入力受付部、412 情報取得部、413 気流推定部、414 対応付け部、415 評価部、416 出力部、420 記憶部、421 理想睡眠データ、422 睡眠管理データ
図1
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図10
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