(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127408
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 40/169 20200101AFI20240912BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240912BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20240912BHJP
【FI】
G06F40/169
G06Q50/10
H04L67/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023036548
(22)【出願日】2023-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】521127929
【氏名又は名称】株式会社エッセンス
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】西村 勇也
【テーマコード(参考)】
5B109
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B109RB32
5B109SA14
5B109VC03
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】
【課題】文章を基準に、ユーザの間でコミュニケーションを取ることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付部と、その指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載部と、文章が記載される第1レイヤーとハイライトが記載された第2レイヤーとを第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御部と、履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付部と、連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
文章についての所定箇所の指定と、当該指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、当該ハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載部と、
文章が記載される第1レイヤーと、前記記載部によるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御部と、
前記記載部によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付部と、
前記第2受付部によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記記載部は、第1ユーザが複数の場合、複数の第1ユーザ毎にハイライトが記載された第2レイヤーを生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記出力制御部は、複数の第1ユーザそれぞれに対応する第2レイヤーのうち、第2ユーザによって選択された第2レイヤーを閲覧させる
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1受付部は、所定箇所に対するコメントをさらに含む指定情報を受け付け、
前記記載部は、当該指定情報に基づく第1ユーザに対応する第2レイヤーに、所定箇所に対するコメントを記載する
請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2受付部は、第1ユーザのコメントに対する第2ユーザのコメントを受け付け
前記記載部は、当該第1ユーザに対応する第2レイヤーに、当該第2ユーザのコメントを記載し、
前記連絡制御部は、記載部よって第2ユーザのコメントを記載した場合、前記第1ユーザに通知を行う
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータが、
文章についての所定箇所の指定と、当該指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付ステップと、
前記第1受付ステップによって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、当該ハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載ステップと、
文章が記載される第1レイヤーと、前記記載ステップによるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御ステップと、
前記記載ステップによって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付ステップと、
前記第2受付ステップによって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項7】
コンピュータに、
文章についての所定箇所の指定と、当該指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付機能と、
前記第1受付機能によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、当該ハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載機能と、
文章が記載される第1レイヤーと、前記記載機能によるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御機能と、
前記記載機能によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付機能と、
前記第2受付機能によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツに対してコメントを入力する技術が存在する。特許文献1に記載のシステムは、コンテンツとしての文章の一部の区間を特定して、その区間に対してユーザから入力されたコメントを登録する。この場合、システムは、文章のその区間に対してハイライト処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、1つのコンテンツを複数のユーザで閲覧する場合、複数のユーザそれぞれがコメントを付す可能性がある。また、そのコンテンツを閲覧する他のユーザは、複数のユーザのうちの特定ユーザのコメントを閲覧し、その特定ユーザに対して種々のコミュニケーションを取ることを希望する場合がある。
特許文献1に記載のシステムは、コンテンツを基準に、複数のユーザ間でのコミュニケーションが取れない可能性がある。
【0005】
本開示は、文章を基準に、ユーザの間でコミュニケーションを取ることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理装置は、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載部と、文章が記載される第1レイヤーと、記載部によるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御部と、記載部によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付部と、第2受付部によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
一態様によれば、文章を基準に、ユーザの間でコミュニケーションを取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る情報処理装置について説明するための図である。
【
図2】一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。
【
図3】一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について説明する。
【0010】
[情報処理装置300の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理装置300の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置300について説明するための図である。
【0011】
情報処理装置300は、例えば、文章511のうちユーザ(第1ユーザ)が興味を持つ部分(所定箇所511a)にハイライト512(及び、コメント513)を付すことが可能なハイライト(及び、コメント)付加装置等として構成されてもよい。また、情報処理装置300は、例えば、ユーザ(第2ユーザ)がハイライト512を含む文章511を閲覧した場合に、第2ユーザが第1ユーザに連絡(コミュニケーション)を取ることが可能な連絡装置(コミュニケーション装置)等として構成されてもよい。情報処理装置300は、上述した一例の装置に限らず、種々の装置等を構成してもよい。
情報処理装置300は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。
【0012】
第1ユーザは、例えば、その第1ユーザが使用する第1ユーザ端末100を利用して、情報処理装置300に記憶された文章511等を読み、興味を有する部分(所定箇所511a)にハイライト512(及び、コメント513)を付す。
情報処理装置300は、第1ユーザ(第1ユーザ端末100)から、ハイライト512(及び、コメント513)を付した(指定した)所定箇所511aの情報と、その第1ユーザ(第1ユーザ端末100)を識別する情報とを含む指定情報を受け付ける。
【0013】
情報処理装置300は、指定情報に基づいて、文章511が記載される第1レイヤー501に重なる第2レイヤー502にハイライト512(及び、コメント513)を記載する。情報処理装置300は、指定情報に記録される所定箇所と、対応する第1レイヤー501における文章の所定箇所511aとが重なるようにハイライト512を記載する。すなわち、情報処理装置300は、第1レイヤー501の所定箇所511aと、第2レイヤー502のハイライト512とを重ねる。
情報処理装置300は、第1レイヤー501に記載される文章511の記載態様とは異なる態様でハイライト512(及び、コメント513)を記載する。一例として、第1レイヤー501において文章511の文字が黒色で且つ背景が白色で表示される場合、第2レイヤー502のハイライト512は、黄色、赤色、青色、緑色等のマーカ表示等であってもよい。
情報処理装置300は、第1ユーザが複数いる場合には、第1ユーザ毎に第2レイヤー502を生成してもよい。
【0014】
また、情報処理装置300は、第2レイヤー502、及び、その第2レイヤー502に記載されたハイライト512(及び、コメント513)の少なくとも一方に、ハイライト512(及び、コメント513)を付した第1ユーザを対応付ける。すなわち、情報処理装置300は、第2レイヤー502及びハイライト512(及び、コメント513)の少なくとも一方に、第1ユーザがハイライト512(及び、コメント513)を付した履歴(履歴情報)を登録してもよい。履歴情報には、第1ユーザを識別する識別情報及び第1ユーザの連絡先となる連絡先情報等が含まれてもよい。
【0015】
以上の処理により、情報処理装置300は、文章511(第1レイヤー501)と、第1ユーザが付したハイライト512(及び、コメント513)(第2レイヤー502)とを第2ユーザに閲覧させることが可能になる。また、情報処理装置300は、履歴情報に基づいて、その文章511にハイライト512(及び、コメント513)を付した1又は複数の第1ユーザのリストを第2ユーザに閲覧させることが可能であってもよい。
【0016】
すなわち、第2ユーザは、例えば、その第2ユーザが使用する第2ユーザ端末200を利用して、文章511(第1レイヤー501)と、第1ユーザが付したハイライト512(及び、コメント513)(第2レイヤー502)と閲覧する。
なお、同一文章511に対して複数の第1ユーザがハイライト512(及び、コメント513)を付している場合、例えば、第1ユーザ毎に第2レイヤー502が生成される。この場合、第2ユーザは、文章511(第1レイヤー501)と、複数の第2レイヤー502の中から第2ユーザが選択した1又は複数の第2レイヤー502とを閲覧することが可能である。
【0017】
第2ユーザは、ハイライト512(及び、コメント513)が付された文章511(例えば、第1レイヤー501と第2レイヤー502とが重なった状態の文章511等)を読み、ハイライト512(及び、コメント513)を付した第1ユーザに連絡を取ること(第1ユーザとコミュニケーションを取ること)を希望する場合がある。この場合、第2ユーザは、第2ユーザ端末200の表示部(第2ユーザ端末表示部201)に表示される第1ユーザのリストを閲覧し、連絡を取ることを希望する第1ユーザを選択する。
第2ユーザ端末200は、その選択を受け付け、第1ユーザに対する連絡要求(連絡要求情報)を情報処理装置300に送信する。情報処理装置300は、連絡要求情報及び履歴情報に基づいて、第2ユーザによって選択された第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に連絡を取る。
又は、第2ユーザ端末200は、第2ユーザによって選択された第1ユーザの連絡先(履歴情報)に基づいて、第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に連絡要求(連絡要求情報)を送信する。
また、第2ユーザ端末200(第2ユーザ)は、第1ユーザ端末100(第1ユーザ)が付したコメント513に対して、第2ユーザのコメント(返信コメント)521を記載することが可能であってもよい。この場合、情報処理装置300は、返信コメント521を、第2ユーザの返信先となる第1ユーザの第1レイヤー501に対して、コメント513(及び、ハイライト512)に対応付けて記載することが可能である。
これにより、第2ユーザは、選択した第1ユーザとコミュニケーションを取ることができる。
【0018】
また同様に、第2ユーザは、ハイライト512が付された文章511を読み、ハイライト512が付された部分(文章511の内容)に興味を持つ(例えば、共感する等)場合がある。この場合、第2ユーザは、既にハイライト512を付した第1ユーザに連絡したい(第1ユーザとコミュニケーションを取りたい)と希望する可能性がある。第2ユーザは、興味を持つハイライト512(又は、第2レイヤー502)を指定して、そのハイライト512を付した第1ユーザへ(直接第1ユーザ端末100に、又は、情報処理装置300を介して間接的に第1ユーザ端末100に)の連絡要求を行ってもよい。
【0019】
[情報処理装置300の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理装置300について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置300について説明するためのブロック図である。
【0020】
情報処理装置300は、例えば、通信部321、記憶部322及び制御部310等を備える。通信部321及び記憶部322は、出力部の一実施形態であってもよい。制御部310は、例えば、第1受付部311、記載部312、出力制御部313、第2受付部314及び連絡制御部315等を備える。制御部310は、例えば、情報処理装置300の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部310(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部322等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(第1受付部311、記載部312、出力制御部313、第2受付部314及び連絡制御部315等)の機能を実現してもよい。
【0021】
通信部321は、例えば、情報処理装置300の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能な通信インターフェースである。外部装置は、例えば、ユーザ端末(第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末200等)であってもよい。ユーザ端末は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等であってもよい。
【0022】
記憶部322は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部322の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。なお、記憶部322は、例えば、クラウド上にある記憶領域及びサーバ等であってもよい。
記憶部322は、例えば、種々の文章に関する文章情報を記憶してもよい。文章は、例えば、種々のジャンルにおける種々の文章であってもよい。一例として、文章は、論文、コラム、小説、及び、記述(例えば、解説及び意見等)等を始めとする種々の文章であってもよい
【0023】
第1受付部311は、例えば、通信部321を介して、第1ユーザ端末100から指定情報を受け付ける。すなわち、第1受付部311は、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける。第1受付部311は、所定箇所に対するコメントをさらに含む指定情報を受け付けてもよい。
【0024】
ここで、例えば、第1ユーザ端末100は、第1ユーザの操作に基づいて情報処理装置300にアクセスし、記憶部322に記憶された文章を表示部(第1ユーザ端末表示部101(
図1参照))に表示させる。
第1ユーザは、例えば、その文章を読み、興味を有する部分(所定箇所)を指定する。この場合、第1ユーザ端末100は、指定を受け付けて、所定箇所をハイライト表示してもよい。また、第1ユーザ端末100は、第1ユーザの操作に基づいて、所定箇所に対応づけたその第1ユーザのコメント(及び、メモ等)を受け付けてもよい。
第1ユーザ端末100は、指定された所定箇所の情報と、所定箇所に対応付けたコメントの情報と、第1ユーザ(第1ユーザ端末100)を識別する情報とを含む指定情報を情報処理装置300に送信する。なお、第1ユーザがコメントを記載しない場合、第1ユーザ端末100は、指定された所定箇所の情報と、第1ユーザ(第1ユーザ端末100)を識別する情報とを含む指定情報を情報処理装置300に送信してもよい。
【0025】
記載部312は、第1受付部311によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤー501とは異なる第2レイヤー502にハイライトを記載する。さらに、記載部312は、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する。
【0026】
記載部312は、指定情報に基づいて、文章が記載される第1レイヤー501に対して重なる第2レイヤー502にハイライトを記載する。この場合、記載部312は、指定情報に基づく第1ユーザによって指定された所定箇所と、文章中の所定箇所とが重なるように、第2レイヤー502中にハイライトを記載してもよい。
記載部312は、同一文章に対して複数の第1ユーザがハイライトを記載した場合、第1ユーザ毎に第2レイヤー502を生成してもよい。換言すると、記載部312は、第1ユーザが複数の場合、複数の第1ユーザ毎にハイライトが記載された第2レイヤー502を生成してもよい。
【0027】
記載部312は、第1レイヤー501の文章の記載態様とは異なる態様で第2レイヤー502にハイライトを記載してもよい。
一例として、記載部312は、同一文章に対して複数の第1ユーザがハイライトを付す場合(複数の第2レイヤー502が生成される場合)、第2レイヤー502ごとにハイライトの表示態様を変更してもよい。記載部312は、一例として、第1レイヤー501に黒色の文字で文章が記載され、さらに2つの第2レイヤー502A,Bが有る場合、第2レイヤー502Aのハイライトを黄色で記載し(表示できるようにし)、第2レイヤー502Bのハイライトを緑色で記載してもよい。すなわち、記載部312は、記載態様の一例として、色の態様を変えるようにしてもよく、文字、記号、数字等の文章の記載(文字等の態様)とハイライトの記載(文字等とは異なるハイライトの態様)とで異なる記載態様としてもよい。
【0028】
なお、記載部312は、文章(第1レイヤー501)と、ハイライト(第2レイヤー502)とを同一ファイルとして文章情報に登録してもよい。又は、記載部312は、文章(第1レイヤー501)が記録されるファイル(文章情報)に関連付けた他のファイル(第2レイヤー情報)にハイライト(第2レイヤー502)を登録してもよい。
【0029】
また、記載部312は、第2レイヤー502、及び、その第2レイヤー502に記載されたハイライト(及び、後述するコメント)の少なくとも一方に、そのハイライト(及び、コメント)を付した第1ユーザを対応付ける。すなわち、記載部312は、第2レイヤー502及びハイライト(及び、コメント)の少なくとも一方に、第1ユーザがハイライト(及び、コメント)を付したことを示す履歴(履歴情報)を登録してもよい。履歴情報には、第1ユーザを識別する識別情報及び第1ユーザの連絡先となる連絡先情報等が含まれてもよい。
【0030】
記載部312は、指定情報に基づく第1ユーザに対応する第2レイヤー502に、所定箇所に対するコメントを記載してもよい。すなわち、記載部312は、第1受付部311によって受け付けた指定情報にコメントが記録される場合、そのコメントを第2レイヤー502に記載してもよい。この場合、記載部312は、コメントがどの所定箇所に対するものなのかを明確にした態様で、所定箇所に対応するコメントを第2レイヤー502に記載してもよい。明確にした態様の一例は、「吹出」を記載してその吹出内にコメントを記載する態様等を始めとする、所定箇所とコメントとの対応関係を明確にした種々の表示態様であってもよい。
【0031】
なお、後述するように、第1ユーザに紐づく第2レイヤー502(第1ユーザのコメント)に、第2ユーザがコメント(返信コメント)を行う場合がある。
この場合、記載部312は、その第1ユーザに対応する第2レイヤー502に、その第2ユーザのコメント(返信コメント)を記載してもよい。すなわち、記載部312は、後述する第2受付部314によって受け付けた返信コメント情報に基づいて、第2ユーザが誰に(どの第1ユーザのどのコメント)対してのコメント(返信コメント)かを特定し、特定した第1ユーザに紐づく第2レイヤー502に対して、特定したコメントに対応するように第2ユーザのコメント(返信コメント)を記載する。この場合、記載部312は、特定した第1ユーザのコメントの相対的に近くに(一例として下側に)、第1ユーザのコメントと同様の態様(例えば、吹出等)で第2ユーザのコメント(返信コメント)を記載してもよい。
【0032】
出力制御部313は、上述したように第2レイヤー502を対応する第1レイヤー501に重ねて、第2ユーザ端末200に閲覧させることが可能である。すなわち、出力制御部313は、文章が記載される第1レイヤー501と、記載部312によるハイライト(及び、コメント)が記載された第2レイヤー502とを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する。この場合、出力制御部313は、通信部321を介して第2ユーザ端末200がアクセスした場合に、記憶部322に記憶される文章情報(及び、第2レイヤー情報)を第2ユーザ端末200に送信してもよい。
【0033】
第2ユーザ端末200は、文章情報(及び、第2レイヤー情報)を受信すると、表示部(第2ユーザ端末表示部201)に文章及びハイライト(及び、コメント)を表示する。
なお、第2ユーザ端末200は、同一文章に複数の第1ユーザがハイライト(及び、コメント)を記載した場合(複数の第2レイヤー502が有る場合)、第2ユーザによって選択された1又は複数の第1ユーザのハイライト(及び、コメント)(第2レイヤー502)を文章(第1レイヤー501)に重ねて第2ユーザ端末表示部201に表示してもよい。換言すると、出力制御部313は、複数の第1ユーザそれぞれに対応する第2レイヤー502のうち、第2ユーザによって選択された第2レイヤー502を閲覧させてもよい。
【0034】
また、出力制御部313は、例えば、文章毎の履歴情報に基づいて、その文章にハイライトを付した1又は複数の第1ユーザのリスト(一覧)を第2ユーザに閲覧させることが可能であってもよい。すなわち、第2ユーザ端末200は、同一文章に対してハイライト(及び、コメント)を付した全ての第1ユーザのリスト(一覧)を第2ユーザ端末表示部201に表示してもよい。
【0035】
また、出力制御部313は、例えば、同一文章(第1レイヤー501)に対する複数の第2レイヤー502(複数の第1ユーザ)の中から1又は複数の第2レイヤー502(第1ユーザ)が選択された場合、記載部312によって第2レイヤー502(及び/又は、ハイライト)に対応付けられた履歴情報に基づいて、前述のように選択された第2レイヤー502(及び/又は、ハイライト)に紐づく第1ユーザ(又は、紐づく第1ユーザのみ等)のリスト(一覧)を第2ユーザに閲覧させることが可能であってもよい。
すなわち、第2ユーザ端末200は、同一文章に対して複数の第1ユーザがハイライト(及び、コメント)を付した場合、上述したように複数の第2レイヤー502から第2ユーザによって選択された1又は複数の第2レイヤー502が第2ユーザ端末表示部201に表示されると、表示された第2レイヤー502(又は、ハイライト)に紐づく履歴情報に基づいて、第2ユーザ端末表示部201に表示される第2レイヤー502に対応する第1ユーザのリスト(一覧)を第2ユーザ端末表示部201に表示してもよい。
【0036】
ここで、出力制御部313は、第1ユーザのリスト(一覧)として、第1ユーザの氏名又はハンドルネーム等を表示してもよい。また、出力制御部313は、第1ユーザのリスト(一覧)に、その第1ユーザの連絡先(例えば、メールアドレス等)をさらに記載してもよい。
【0037】
第2ユーザは、ハイライト(及び、コメント)が付された文章を読み、ハイライトを付した第1ユーザに連絡を取ること(第1ユーザとコミュニケーションを取ること)を希望する場合がある。この場合、第2ユーザ端末200は、第2ユーザの操作に基づいて、連絡を取りたい第1ユーザの選択を受け付け、第1ユーザに対する連絡要求(連絡要求情報)を情報処理装置300に送信する。連絡要求は、連絡を取りたい第1ユーザを特定可能な情報を含んでもよい。
【0038】
なお、第2ユーザ端末200は、第2ユーザが第1ユーザに連絡を取ることを希望する場合に、第2ユーザ端末表示部201に表示される第1ユーザのリスト(一覧)に第1ユーザの連絡先が記載される場合、情報処理装置300を介さずに、第1ユーザに対して直接連絡を取ることが可能であってもよい。この場合、一例として、第2ユーザ端末200は、リスト(一覧)に記載される連絡先(例えば、メールアドレス等)を参照して、第2ユーザが連絡を取ることを希望する第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に対して連絡(例えば、メール等)を送信してもよい。
【0039】
また、第2ユーザは、第1ユーザのコメントを読み、その第1ユーザ等に対するコメント(返信コメント)を文章に記載することを希望する場合がある。この場合、第2ユーザ端末200は、第2ユーザの操作に基づいて、第1ユーザのコメント(又は、所定箇所)(第2レイヤー502)の選択と、返信コメントとを受け付けて、返信コメント情報として情報処理装置300に送信する。返信コメント情報は、選択した第1ユーザと、選択したコメント(又は、所定箇所)と(第2ユーザがコメントを返信する相手)を特定可能な情報等であってもよい。
【0040】
第2受付部314は、通信部321を介して、連絡要求(要求情報情報)を受け付ける。すなわち、第2受付部314は、記載部312によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける。連絡要求情報は、第2ユーザ端末200によって選択された第1ユーザ(第2レイヤー502)を指定して、第2ユーザ(第2ユーザ端末200)から第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に対する連絡を要求する旨の情報である。
また、第2受付部314は、通信部321を介して、返信コメント情報を受け付ける。すなわち、第2受付部314は、第1ユーザのコメントに対する第2ユーザのコメント(返信コメント)を受け付けてもよい。
【0041】
連絡制御部315は、連絡要求情報及び履歴情報に基づいて、第2ユーザが連絡を取りたい第1ユーザとその第1ユーザの連絡先を特定し、通信部321を介して、その連絡先(第1ユーザ端末100)に対して、第2ユーザが連絡を取りたい旨の連絡(例えば、メール送信)、又は、第2ユーザのコメント(返信コメント)を送信する。すなわち、連絡制御部315は、第2受付部314によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う。
【0042】
連絡制御部315は、上述したように記載部312よって第2ユーザのコメント(返信コメント)を記載した場合、第1ユーザに通知を行ってもよい。すなわち、連絡制御部315は、第2ユーザの返信コメントが第2レイヤー502に記載されると、履歴情報に基づいて、その第2レイヤー502に紐づく第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に対して、返信コメントが記載された旨(及び、返信コメントの内容)等の通知を行ってもよい。
【0043】
なお、制御部310(例えば、出力制御部313等)は、記載部312によって第1ユーザのコメントを第2レイヤー502に記載して、出力制御部313によって第2ユーザに閲覧可能にした場合、第1ユーザのコメントが第2ユーザによって実際に閲覧させると(第2レイヤー情報を第2ユーザ端末200に送信した場合)、閲覧に関するカウントを1増加させてもよい。制御部310(例えば、出力制御部313等)は、そのカウントに基づいて、第2ユーザが第1ユーザのコメントを閲覧した場合についての閲覧率を算出してもよい。
【0044】
また、制御部310(例えば、出力制御部313等)は、第2レイヤー502Aについての第2レイヤー情報Aを第2ユーザ端末200Cに送信してから、新たに第2レイヤー502Bについての第2レイヤー情報Bを第2ユーザ端末200Cに送信した場合、第2レイヤー情報Aを送信してから次に第2レイヤー情報Bを送信するまでの時間(第2ユーザの実滞在時間)をカウントしてもよい。
【0045】
また、制御部310(例えば、記載部312等)は、記載部312によって第1ユーザのコメントを第2レイヤー502に記載して、出力制御部313によって第2ユーザに閲覧させた場合、第2ユーザから受け付けたコメント(返信コメント)をその第2レイヤー502に記載すると、返信に関するカウントを1増加させてもよい。制御部310(例えば、記載部312等)は、そのカウントに基づいて、第1ユーザのコメントに対する第2ユーザの返信についての返信率を算出してもよい。
【0046】
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図3は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【0047】
ステップST101において、第1受付部311は、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける。第1受付部311は、所定箇所に対するコメントをさらに含む指定情報を受け付けてもよい。第1受付部311は、例えば、通信部321を介して、第1ユーザ端末100から指定情報を受け付ける。
【0048】
ステップST102において、記載部312は、ステップST101で受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤー501とは異なる第2レイヤー502にハイライトを記載する。記載部312は、指定情報に基づく第1ユーザに対応する第2レイヤー502に、所定箇所に対するコメントを記載してもよい。さらに、記載部312は、そのハイライト及びコメントの記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する。記載部312は、第1ユーザが複数の場合、複数の第1ユーザ毎にハイライトが記載された第2レイヤー502を生成してもよい。
【0049】
ステップST103において、出力制御部313は、文章が記載される第1レイヤー501と、ステップST102の処理よるハイライト(及び、コメント)が記載された第2レイヤー502とを第1ユーザとは異なる第2ユーザ(第2ユーザ端末200)に閲覧可能とするよう制御する。
出力制御部313は、複数の第1ユーザそれぞれに対応する第2レイヤー502のうち、第2ユーザ(第2ユーザ端末200)によって選択された第2レイヤー502を閲覧させてもよい。
【0050】
ステップST104において、第2受付部314は、通信部321を介して、連絡要求(要求情報情報)を第2ユーザ(第2ユーザ端末200)から受け付ける。すなわち、第2受付部314は、ステップST102の処理によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザ(第2ユーザ端末200)から受け付ける。
また第2受付部314は、第1ユーザのコメントに対する第2ユーザのコメント(返信コメント)をその第2ユーザ(第2ユーザ端末200)から受け付けてもよい。
【0051】
ステップST105において、連絡制御部315は、ステップST104で受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に連絡を行う。
【0052】
ステップST106において、記載部312は、ステップST104で受け付けた返信コメントを、その返信コメントの返信先となる第1ユーザに対応する第2レイヤー502に記載する。
【0053】
ステップST107において、連絡制御部315は、ステップST106よって第2ユーザのコメント(返信コメント)を、返信先となる第1ユーザに対応する第2レイヤー502に記載した場合、その第1ユーザに通知を行ってもよい。
【0054】
[機能及び回路について]
次に、上述した情報処理装置300の機能及び回路について説明する。
情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の第1受付部311、記載部312、出力制御部313、第2受付部314及び連絡制御部315(制御部310)は、コンピュータの演算処理装置等による第1受付機能、記載機能、出力制御機能、第2受付機能及び連絡制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置300の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の第1受付部311、記載部312、出力制御部313、第2受付部314及び連絡制御部315(制御部310)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する第1受付回路、記載回路、出力制御回路、第2受付回路及び連絡制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置300の通信部321及び記憶部322(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能及び記憶機能(出力機能)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部321及び記憶部322(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路及び記憶回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部321及び記憶部322(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置及び記憶装置(出力装置)として構成されてもよい。
【0055】
情報処理装置300は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0056】
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
【0057】
(態様1)
一態様の情報処理装置は、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載部と、文章が記載される第1レイヤーと、記載部によるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御部と、記載部によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付部と、第2受付部によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御部と、を備える。
情報処理装置は、第1ユーザが文章を読んで興味を持った部分に付すハイライト(及び、コメント)を第2ユーザに閲覧させることができる。情報処理装置は、第2ユーザに、文章及び第1ユーザが付したハイライト(及びコメント)を確認させることで、第1ユーザについて興味を持たせることができる。情報処理装置は、第2ユーザが第1ユーザに興味を持った場合、第2ユーザから第1ユーザに連絡を取ることができる。
これにより、情報処理装置は、文章を基にして、第1ユーザと第2ユーザとの間でコミュニケーションを取ることができる。
【0058】
(態様2)
一態様の情報処理装置では、記載部は、第1ユーザが複数の場合、複数の第1ユーザ毎にハイライトが記載された第2レイヤーを生成することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、同一文章に複数の第1ユーザがハイライト(及び、コメント)を付す場合でも、複数の第1ユーザのなかから選択した1又は複数の対応する第2レイヤーを閲覧することができる。すなわち、情報処理装置は、第2ユーザに、興味がある第1ユーザを特定させることができる。
【0059】
(態様3)
一態様の情報処理装置では、出力制御部は、複数の第1ユーザそれぞれに対応する第2レイヤーのうち、第2ユーザによって選択された第2レイヤーを閲覧させることとしてもよい。
情報処理装置は、第2ユーザに、興味がある第1ユーザを特定させることができる。
【0060】
(態様4)
一態様の情報処理装置では、第1受付部は、所定箇所に対するコメントをさらに含む指定情報を受け付け、記載部は、その指定情報に基づく第1ユーザに対応する第2レイヤーに、所定箇所に対するコメントを記載することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザが記載したコメントを第2ユーザに閲覧させることができ、そのコメントを利用して第2ユーザが第1ユーザに興味を持つことができる。
【0061】
(態様5)
一態様の情報処理装置では、第2受付部は、第1ユーザのコメントに対する第2ユーザのコメントを受け付け記載部は、その第1ユーザに対応する第2レイヤーに、その第2ユーザのコメントを記載し、連絡制御部は、記載部よって第2ユーザのコメントを記載した場合、第1ユーザに通知を行うこととしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第2ユーザのコメント(返信コメント)が記載されたことを、その返信コメントの返信先となる第1ユーザに通知をすることで、第1ユーザからさらに返信コメントを受け付ける等の、第1ユーザと第2ユーザとの間でコミュニケーションを増進させることができる。
【0062】
(態様6)
一態様の情報処理方法では、コンピュータが、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付ステップと、第1受付ステップによって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載ステップと、文章が記載される第1レイヤーと、記載ステップによるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御ステップと、記載ステップによって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付ステップと、第2受付ステップによって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御ステップと、を実行する。
情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0063】
(態様7)
一態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、文章についての所定箇所の指定と、その指定を行った第1ユーザとを示す指定情報を受け付ける第1受付機能と、第1受付機能によって受け付けた指定情報に基づいて、所定箇所に対して文章が記載される第1レイヤーとは異なる第2レイヤーにハイライトを記載すると共に、そのハイライト記載に対する第1ユーザの履歴に関する履歴情報を登録する記載機能と、文章が記載される第1レイヤーと、記載機能によるハイライトが記載された第2レイヤーとを第1ユーザとは異なる第2ユーザに閲覧可能とするよう制御する出力制御機能と、記載機能によって登録した履歴情報に基づく第1ユーザに対する連絡要求を第2ユーザから受け付ける第2受付機能と、第2受付機能によって受け付けた連絡要求に基づいて第1ユーザに連絡を行う連絡制御機能と、を実現させる。
情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0064】
100 第1ユーザ端末
200 第2ユーザ端末
300 情報処理装置
310 制御部
311 第1受付部
312 記載部
313 出力制御部
314 第2受付部
315 連絡制御部
321 通信部
322 記憶部
501 第1レイヤー
502 第2レイヤー
511 文章
512 ハイライト
513 コメント
521 コメント(返信コメント)