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特開2024-127496勤務シフト設定システム、勤務シフト設定方法、及び勤務シフト設定プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127496
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】勤務シフト設定システム、勤務シフト設定方法、及び勤務シフト設定プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0631 20230101AFI20240912BHJP
【FI】
G06Q10/0631
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023036684
(22)【出願日】2023-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川岡 惇
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA10
5L049AA10
(57)【要約】
【課題】店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して、勤務シフトの調整の負荷を低減すること。
【解決手段】本実施の形態の勤務シフト設定システムは、店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定してシフトデータを記憶エリアに登録するシフト設定手段と、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行うシフト調整手段と、を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備え、店舗の社員の勤務のシフトを設定する勤務シフト設定システムであって、
前記制御部は、
社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、
社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、
を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、
店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定手段と、
調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行うシフト調整手段と、
を備えたことを特徴とする勤務シフト設定システム。
【請求項2】
前記シフトデータは、応援設定する場合の応援先の店舗を含み、
前記制御部は、さらに、
前記店舗から応援の依頼を受けた他の店舗において、調整画面上での他の店舗のオペレータの操作に応じて、前記店舗及び対象日について、前記所定資格を有する前記他の店舗の社員に対して、前記不在の時間帯のシフトの応援設定を行い、前記シフトデータを更新するシフト応援設定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の勤務シフト設定システム。
【請求項3】
前記シフト調整手段は、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、応援設定の場合はその旨の識別表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の勤務シフト設定システム。
【請求項4】
前記社員マスタには、社員毎に、複数の所定資格が登録可能であり、
前記シフト調整手段は、調整画面において、複数の所定資格について、不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には警告表示することを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の勤務シフト設定システム。
【請求項5】
前記店舗はガソリンスタンドを含み、前記所定資格は、乙種4類危険物取扱者を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の勤務シフト設定システム。
【請求項6】
制御部を備える情報処理装置が実行する勤務シフト設定方法であって、
前記制御部は、
社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、
社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、
を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、
前記制御部において実行される、
店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定工程と、
調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示し、当該不在の時間帯について可能な場合に社員の勤務のシフトの調整を行うシフト調整工程と、
を含むことを特徴とする勤務シフト設定方法。
【請求項7】
制御部を備える情報処理装置に実行させるための勤務シフト設定プログラムであって、
前記制御部は、
社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、
社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、
を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、
前記制御部において、
店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定工程と、
調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、社員のシフトの調整を行うものであり、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示し、当該不在の時間帯について可能な場合に社員の勤務のシフトの調整を行うシフト調整工程と、
を実行させるための勤務シフト設定プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、勤務シフト設定システム、勤務シフト設定方法、及び勤務シフト設定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、店舗運営している企業では、業種によっては、特定の資格を有している社員のみが行える業務があるため、営業上、有資格者が勤務している必要がある。そのため、店舗では、資格の有無を考慮して社員の勤務シフトを設定する必要がある。社員の勤務シフトを設定するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-111233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して、勤務シフトの調整の負荷を低減することに関して何等記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して、勤務シフトの調整の負荷を低減することが可能な勤務シフト設定システム、勤務シフト設定方法、及び勤務シフト設定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、店舗の社員の勤務のシフトを設定する勤務シフト設定システムであって、前記制御部は、社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定手段と、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行うシフト調整手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記シフトデータは、応援設定する場合の応援先の店舗を含み、前記制御部は、さらに、前記店舗から応援の依頼を受けた他の店舗において、調整画面上での当該他の店舗のオペレータの操作に応じて、前記店舗及び対象日について、前記所定資格を有する当該他の店舗の社員に対して、前記不在の時間帯のシフトの応援設定を行い、前記シフトデータを更新するシフト応援設定手段と、を備えることにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記シフト調整手段は、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、応援設定の場合はその旨の識別表示を行うことにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記社員マスタには、社員毎に、複数の所定資格が登録可能であり、前記シフト調整手段は、調整画面において、複数の所定資格について、不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には警告表示することにしてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、前記店舗はガソリンスタンドを含み、前記所定資格は、乙種4類危険物取扱者を含むことにしてもよい。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備える情報処理装置で実行される勤務シフト設定方法であって、前記制御部は、社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、前記制御部において実行される、店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定工程と、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示し、当該不在の時間帯について可能な場合に社員の勤務のシフトの調整を行うシフト調整工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備える情報処理装置に実行させるための勤務シフト設定プログラムであって、前記制御部は、社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタと、社員、勤務日、所属店舗、出勤時間、退勤時間を含むシフトデータと、を格納する記憶エリアにアクセス可能に構成されており、前記制御部において、店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して前記シフトデータを登録するシフト設定工程と、調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、社員のシフトの調整を行うものであり、前記シフトデータ及び前記社員マスタを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示し、当該不在の時間帯について可能な場合に社員の勤務のシフトの調整を行うシフト調整工程と、を実行させるための勤務シフト設定プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して、勤務シフトの調整の負荷を低減することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本実施の形態の勤務シフト設定システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、所属マスタの構成例を示す図である。
図3図3は、社員マスタの構成例を示す図である。
図4図4は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の全体の処理の概要を説明するためのフローを示す図である。
図5図5は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図6図6は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図7図7は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図8図8は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための示す図である。
図9図9は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図10図10は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図11図11は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図12図12は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図13図13は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図14図14は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための示す図である。
図15図15は、本実施の形態における勤務シフト設定システムの制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明に係る勤務シフト設定システム、勤務シフト設定方法、及び勤務シフト設定プログラムの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
例えば、店舗運営している企業では、業種によっては、特定の資格(例えば、法令上規定される資格)を有している社員のみが行える業務があるため、営業上、有資格者が勤務している必要がある。そのため、店舗では、資格の有無を考慮してその日シフトに入ることができる社員で勤務時間帯の調整を行う必要があり、シフト調整が煩雑なものとなっている。
【0017】
例えば、ガソリンスタンドを運営する企業においては、乙種4類危険物取扱者(以下、「乙四資格」と称する)の資格保有者が営業時間帯に待機している必要がある。また、薬局の場合は、薬剤師が営業時間帯に待機している必要がある。
【0018】
そこで、本実施の形態では、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して警告することで、勤務シフトの調整の負荷を低減する。また、他店舗から応援を行う場合においても勤務シフトの調整の負荷を低減することが可能となる。
【0019】
以下では、店舗としてガソリンスタンドを一例に挙げて説明するが、本発明は、これに限られるものではなく、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある全ての業界に適用可能であり、例えば、薬局等にも適用可能である。
【0020】
[2.構成]
本実施の形態に係る勤務シフト設定システム100の構成について、図1を参照して説明する。勤務シフト設定システム100は、所定資格者が営業時間に待機している必要がある複数の店舗(この例では、乙四資格者が必要なガソリンスタンド)を運営する企業等で好適に使用することができる。図1は、勤務シフト設定システム100の構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
勤務シフト設定システム100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータやワークステーション等である。勤務シフト設定システム100は、図1に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。勤務シフト設定システム100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0022】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線または無線の通信回線を介して、勤務シフト設定システム100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、勤務シフト設定システム100と、サーバ200や店舗端末400・・・とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。店舗端末400・・・は、例えば、西日本の福岡エリアの小倉ICや行橋IC等の店舗に配置される端末である。西日本の福岡エリアの小倉ICを「小倉IC」と省略し、西日本の福岡エリアの行橋ICを「行橋IC」と省略する。
【0023】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114を、表示部としてのモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0024】
記憶部(記憶エリア)106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
【0025】
また、記憶部106は、所属マスタ106a、社員マスタ106b、シフトデータ等を格納する。図2は、所属マスタ106aの構成例、図3は、社員マスタ106bの構成例を示す図である。
【0026】
所属マスタ106aは、図2に示すように、所属店舗(所属コード及び/又は所属名)、営業時間、終了時間を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。同図に示す例では、1行目は、所属コード「Z00-Z00-Z01」、所属名「西日本-福岡エリア-小倉IC」、営業時間「07:00」、終了時間「22:00」、2行目は、所属コード「Z00-Z00-Z02」、所属名「西日本-福岡エリア-行橋IC」、営業時間「07:00」、終了時間「22:00」となっている。
【0027】
社員マスタ106bは、図3に示すように、社員(社員コード及び/又は社員名)、所属店舗(所属コード及び/又は所属名)、勤務体系(正社員orアルバイト)、社員区分(正社員orアルバイト)、店舗の営業に必要な所定資格である乙四資格の有無(資格取得日、資格満了日)を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。乙四資格の有無は、対象日が、資格取得日~資格満了日の範囲内の場合は、「資格有」、資格取得日~資格満了日の範囲外の場合は、「資格無」と判断される。
【0028】
同図に示す例では、1行目は、社員コード「A001」、社員名「社員A01」、所属コード「Z00-Z00-Z01」、店舗の所属名「西日本-福岡エリア-小倉IC」、勤務体系「正社員」、社員区分「正社員」、資格取得日「2022/04/01」となっている。
【0029】
シフトデータは、社員コード、勤務日、所属、出勤時間、退勤時間、応援先の店舗である応援所属、その出勤時間、その退勤時間を含んでいてもよい。
【0030】
制御部102は、勤務シフト設定システム100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0031】
制御部102は、記憶部106に格納されている、所属マスタ106a、社員マスタ106b、シフトデータ等にアクセス可能に構成されている。なお、所属マスタ106a、社員マスタ106b、シフトデータ等は、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
【0032】
制御部102は、機能概念的に、シフト設定部102aと、シフト調整部102bと、シフト応援設定部102cと、画面表示制御部102dと、マスタメンテ部102eと、を備えている。
【0033】
画面表示制御部102dは、店舗端末400・・・からのアクセスに応じてシフト設定画面、シフト調整画面、応援予定登録画面等を提供して、その表示及びその入力の受付を制御する。また、画面表示制御部102dは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、マスタメンテ画面等)の表示及びその入力を制御する。
【0034】
シフト設定部102aは、店舗の店舗端末400でのシフト設定画面上でのオペレータ(例えば、店長)の操作に応じて、当該店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して記憶部106にシフトデータを登録する。
【0035】
シフト調整部102bは、店舗の店舗端末400でのシフト調整画面(調整画面)上でのオペレータ(たとえば、店長)の操作に応じて、当該店舗及び対象日について、シフトデータ及び社員マスタ106bを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行う。また、シフト調整部102bは、応援設定がされている場合はその旨の識別表示を行うことしてもよい。
【0036】
また、社員マスタ106bには、社員毎に、複数の所定資格を登録可能とし、シフト調整部102bは、シフト調整画面において、複数の所定資格について、不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には警告表示することにしてもよい。
【0037】
シフト応援設定部102cは、他の店舗から応援の依頼を受けた店舗において、当該店舗の店舗端末400でのシフト調整画面上でのオペレータ(たとえば、店長)の操作に応じて、応援依頼した店舗の対象日について、所定資格を有する当該店舗の社員に対して、不在の時間帯のシフトの応援設定を行い、シフトデータを更新する。
【0038】
マスタメンテ部102eは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、所属マスタ106a及び社員マスタ106bに対して、データの入力・追加・削除・編集等の設定を行う。
【0039】
[3.具体例]
図1図15を参照して、本実施の形態における勤務シフト設定システム100の制御部の処理の具体例を説明する。図4を参照して、本実施の形態における勤務シフト設定システム100の制御部の全体の処理の概略を説明する。図4は、本実施の形態における勤務シフト設定システム100の制御部の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。
【0040】
(3-1.全体の処理)
図4において、シフト設定部102aは、シフト設定処理を実行する(ステップS1)。具体的には、シフト設定処理では、シフト設定部102aは、店舗(例えば、小倉IC)の店舗端末400でのシフト設定画面上でのオペレータ(例えば、店長)の操作に応じて、当該店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定して記憶部106にシフトデータを登録する。
【0041】
シフト調整部102b及びシフト応援設定部102cは、シフト調整処理を実行する(ステップS2)。具体的には、シフト調整処理では、シフト調整部102bは、店舗(例えば、小倉IC)の店舗端末400でのシフト調整画面上でのオペレータ(たとえば、店長)の操作に応じて、当該店舗及び対象日について、シフトデータ及び社員マスタ106bを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行う。また、シフト調整部102bは、応援設定がされている場合はその旨の識別表示を行うことしてもよい。
【0042】
また、シフト調整処理では、シフト応援設定部102cは、他の店舗(例えば、小倉IC)から応援の依頼を受けた店舗(例えば、行橋IC)において、当該店舗の店舗端末400でのシフト調整画面上でのオペレータ(たとえば、店長)の操作に応じて、応援依頼した店舗の対象日について、所定資格を有する当該店舗の社員に対して、不在の時間帯のシフトの応援設定を行い、シフトデータを更新する。
【0043】
(3-2.サンプルデータ)
図5図15は、本実施の形態における勤務シフト設定システム100の制御部102の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図7図13を参照して、本実施の形態における勤務シフト設定システム100の制御部102の処理の具体例を説明する。
【0044】
1.自店舗内で勤務予定を調整する場合を図5図9を参照して説明する。この例では、小倉ICで勤務予定を調整する場合を説明する。
【0045】
(S1:シフト設定処理)
図5(A)は、シフトパターン設定画面500の表示例を示す図である。シフトパターン設定画面500は、対象年月、所属1~3(店舗指定)、勤務体系、社員区分を指定するヘッダエリア501と、シフトパターン表示エリア502と、該当月の社員のシフトを設定するシフト設定エリア503と、不図示の登録ボタンを備えている。同図に示す例では、対象年月「2022/11」、店舗「Z01:小倉IC」が指定されている。
【0046】
シフトパターン表示エリア502では、複数のシフトパターンが表示されており、このシフトパターンを選択して、シフト設定エリア503で社員のシフトを設定することができる。
【0047】
シフトパターン表示エリア502には、社員、社員区分、乙四資格の有無(○:資格有り)、指定される対象月のカレンダー日付と、出勤・退勤の時間が表示される。「社員」は、社員マスタ106bを参照して、指定される店舗の社員を抽出して表示する。「社区」列は、社員マスタ106bを参照して、社員の社員区分が正社員かアルバイトかを判断して、当該社員の社員区分の先頭1文字(正orア)を表示する。「乙四資格」については、社員マスタ106bを参照して、当該社員について、対象日が資格取得日~資格満了日の場合は、「資格有:○」を表示する。
【0048】
対象年月、所属1~3(店舗指定)、勤務体系、社員区分を指定し、シフトパターン表示エリア502において、表示される社員毎に、シフトパターンを選択して、一ヶ月分の各勤務日のシフトを設定する。不図示の登録ボタンを押すと、画面の入力内容に応じたシフトデータが記憶部106に登録される。
【0049】
シフトパターン表示エリア502で日付をクリックすることで、シフト調整画面600に遷移する。時間帯の調整がある場合は、シフト調整画面600にて調整する。同図の例で、例えば、「30日」をクリックすると、図6に示すようなシフト調整画面600が表示される。
【0050】
図5(B)は、図5(A)の入力内容の場合に登録されるシフトデータの例を示す図である。シフトデータは、社員コード、勤務日、所属、出勤時間、退勤時間、応援先の店舗である応援所属、その出勤時間、その退勤時間の項目を備えている。
【0051】
(S2:シフト調整処理)
図6は、シフト調整画面600の表示例を示す図である。シフト調整画面600は、対象日、所属店舗、勤務体系、社員区分、並び順、前日翌日表示を指定するヘッダエリア601と、対象日の社員のシフトを調整するためのシフト調整エリア602と、を備えている。対象日、所属、勤務体系、社員区分は、シフト設定画面の内容が反映される。
【0052】
シフト調整エリア602では、社員マスタ106b及びシフトデータが参照されて、社員毎に、社員区分、乙四資格の有無(○:資格有り)、出勤する時間帯と、出勤・退勤の時間、応援所属か否かが表示される。また、最下段には、時間別の出勤予定の「人数」を集計して表示する(該当店舗への出勤予定の人数集計の意味合い)。
【0053】
「社区」は、社員マスタ106bを参照して、社員の社員区分が正社員かアルバイトかを判断して、当該社員の社員区分の先頭1文字(正orア)を表示する。「乙四資格」については、社員マスタ106bを参照して、当該社員について、対象日が資格取得日~資格満了日の場合は、「資格有:○」を表示する。所属マスタ106aで規定される指定される店舗の営業時間内で乙四保有者がいない時間帯を、図7に示す乙四保有者チェック処理でチェックして警告表示する。
【0054】
この例では、所属マスタ106aより店舗「Z01:小倉IC」の営業時間は、7:00~22:00となっている。社員マスタ106bより、11/30時点で、社員A01と社員A02が資格保有者であるので、「乙四資格」に○を表示する。図5のシフトを組むと14:00~15:00に乙四保有者がいないため時間帯のヘッダを警告表示する。
【0055】
図7は、乙四保有者チェック処理を説明するための図である。ここでは、上記の例の場合を説明する。資格保有の店舗勤務者の予定を順にチェックする。まず、(A)初期状態では、時間帯配列データの全時間帯を初期状態「0」とする。(B)時間帯配列データに対して、社員A01の出勤時間帯を「1」に更新する。(C)時間帯配列データに対して、社員B01の出勤時間帯を「1」に更新する。(D)時間帯配列データに対して、営業時間外はすべて-1をセットする。(E)時間帯配列データ内に「0」が存在する場合に、当該時間帯に警告を表示する。
【0056】
図8(A)に示すように、シフト調整エリア602において、社員01の勤務予定表を調整し、退勤予定を14:00→16:00に変更して、営業時間内に乙四資格者が不在の時間帯をなくすことで、警告を解除する。不図示の登録ボタンを押すと、図8(B)に示すように、シフトデータが更新される。この場合の乙四保有者チェック処理は、図9に示すようになり、時間帯配列データ内に「0」が存在しないため(E)、警告を表示しない。
【0057】
2.他店から応援を頼んで調整する場合を図10図14を参照して説明する。この例では、小倉ICでシフト調整できないため、行橋ICでシフトの応援登録を行う場合を説明する。
【0058】
(S2:シフト調整処理)
図10(A)は、シフト調整画面の表示例、図10(B)は、シフトデータの例を示す図である。図11は、この場合の乙四保有者チェック処理の結果を示す図である。
【0059】
小倉ICでシフトを確認する。図10(A)に示すように、店舗「Z01:小倉IC」では、12/01は乙四資格者が社員A01のみであり、16:00~21:00まで乙四資格者が不在のため、警告が表示される。店舗「Z01:小倉IC」では、店舗所属の社員では、不在を解消できないので、他店舗に応援を要請する。
【0060】
応援の依頼は、例えば、シフト調整画面に不図示の応援依頼ボタンを設けて、応援依頼ボタンが押下された場合に、近隣の他店の店舗端末400に応援の依頼を通知したり、メール、FAX、電話等で他店に応援を依頼してもよい。
【0061】
応援依頼を受けた行橋ICの店舗(店舗端末400)から小倉ICの店舗へ応援社員を設定する場合を例に挙げて説明する。図12(A)は、応援予定登録画面700の表示例を示す図である。図12(B)は、シフト調整画面600の表示例を示す図である。図12(C)は、シフトデータの登録例(更新例)を示す図である。
【0062】
行橋ICで応援登録(設定)する。図12(B)に示すシフト調整画面600では、店舗として、行橋ICが指定されており、対象日は、2022/12/01が指定されている。シフト調整エリア602では、行徳ICの社員「社員A05」が表示されており、乙四資格あり(○)となっている。ここで、応援登録する場合には、シフト調整画面600の「応援に行く」をクリックすることで、図12(A)に示すような応援予定登録画面が表示される。応援登録予定画面では、図12(A)に示すように、応援先の店舗と、勤務開始及び勤務終了の時間を指定する。応援予定登録時は、自所属が初期表示されているので、そこから別店舗を選択し直す。自店舗への応援登録は不可となっている。この例では、店舗「Z01:小倉IC」、勤務開始「15:00」及び勤務終了「22:00」を指定する。
【0063】
シフト調整エリア602で、社員を選択すると、応援登録画面の内容が反映され、時間帯に応援登録のシフトが設定され、出勤時間と、退勤時間と、応援所属が設定される。この例では、社員A05を選択すると、社員A05に、出勤「15:00」、退勤「22:00」、応援所属「Z01:小倉IC」が設定される。不図示の登録ボタンを押すと、図12(C)に示すように、シフトデータが更新される。この例では、5行目が、社員コード「A005」、勤務日「2022/12/01」、所属コード「Z00-Z00-Z02」、出勤「15:00」、退勤「22:00」、応援所属「Z00-Z00-Z01」、出勤「15:00」、退勤「22:00」に更新される。
【0064】
図13及び図14を参照して、小倉ICの店舗(店舗端末400)で応援設定を確認する場合を説明する。図13(A)は、シフト調整画面の表示例、図13(B)は、シフトデータの例を示す図である。図14は、この場合の乙四保有者チェック処理の結果を示す図である。
【0065】
図13(A)に示すように、シフト調整画面600では、店舗「Z01:小倉IC」、対象日「2022/12/01」が指定されている。シフト調整エリア602では、対象日の「応援所属」が自店舗になっている社員も含めてシフトデータを抽出して、データが表示される。応援社員は、自店舗従業員の最下部に表示する。応援社員の社員A05は、乙四資格有り(○)で、15:00~22:00が応援登録されている。シフトデータが応援登録されている場合は、応援に来てもらうことが分かるように識別表示する。応援に来る社員も含めて乙四保有者チェック処理を実行して、乙四保有者の不在の時間帯がないかを判定する。この例の乙四保有者チェック処理では、図14に示すように、時間帯配列データに「0」が存在しないため(E)、警告は行わない。
【0066】
3.複数資格のチェックを、図15を参照して説明する。図15(A)は、シフト調整画面の他の表示例を示す図である。図15(B)は、社員マスタ106bの他の構成例を示す図である。
【0067】
図15(B)に示すように、社員マスタ106bは、日付項目を自由項目として複数の資格を登録可能に構成してもよい(表示・非表示の設定を可能としてもよい)。図15(B)に示す例では、第2資格の取得日・満了日、第3資格の取得日・満了日の項目が設けられている。社員A01は、資格2取得日が「2022/05/01」、社員A05は、資格2取得日が「2022/10/01」となっている。例えば、ガソリンスタンドの場合は、第2、第3、・・・の資格としては、自動車整備士、甲危険物取扱者等がある。
【0068】
要件に応じて単一の資格だけではなく複数の資格を管理し、表示・非表示の設定と連動させる形で、シフト調整画面での資格項目を複数チェック可能な構成としてもよい。図15(A)に示す例では、乙四資格と資格2の資格を有する社員が営業時間内に配置されているか否かを判断し、16:00~21:00に存在しないため、警告が表示されている。
【0069】
以上説明したように、本実施の形態によれば、社員、所属店舗、店舗の営業に必要な所定資格の有無を関連づけて登録した社員マスタ106bと、店舗でのオペレータの操作に応じて、指定される店舗及び対象年月について、社員のシフトを設定してシフトデータを記憶部106に登録するシフト設定部102aと、シフト調整画面上での店舗のオペレータの操作に応じて、当該店舗及び対象日について、シフトデータ及び社員マスタ106bを参照して、社員、所定資格の有無、勤務時間帯を表示すると共に、所定資格を有する社員が不在の時間帯が有るか否かをチェックし、不在の時間帯がある場合には不在の時間帯について警告表示を行い、当該不在の時間帯について可能な場合に社員のシフトの調整を行うシフト調整部102bと、を備えているので、店舗で所定資格者が営業時間に待機している必要がある場合に、社員の勤務シフトを設定する場合において、所定資格者が不在の時間帯を視覚的に表示して、勤務シフトの調整の負荷を低減することが可能となる。
【0070】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0071】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0072】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0073】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0074】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0075】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0076】
また、勤務シフト設定システム100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0077】
例えば、勤務シフト設定システム100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて勤務シフト設定システム100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0078】
また、このコンピュータプログラムは、勤務シフト設定システム100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0079】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0080】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0081】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0082】
また、勤務シフト設定システム100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、勤務シフト設定システム100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0083】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0084】
100 勤務シフト設定システム
102 制御部
102a シフト設定部
102b シフト調整部
102c シフト応援設定部
102d 画面表示制御部
102e マスタメンテ部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 所属マスタ
106b 社員マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
300 ネットワーク
400 店舗端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15