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特開2024-127523エレベーターのドア装置及びドア外れ止め具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127523
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】エレベーターのドア装置及びドア外れ止め具
(51)【国際特許分類】
   B66B 13/30 20060101AFI20240912BHJP
【FI】
B66B13/30 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023036724
(22)【出願日】2023-03-09
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003568
【氏名又は名称】弁理士法人加藤国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赤尾 嘉仁
(72)【発明者】
【氏名】北澤 昌也
【テーマコード(参考)】
3F307
【Fターム(参考)】
3F307AA02
3F307CA22
(57)【要約】
【課題】簡単な構成により、ドアパネルの敷居溝からの外れをより確実に抑制することができるエレベーターのドア装置及びドア外れ止め具を得ることを目的とする。
【解決手段】外れ止め本体28は、取り付け部28aと、挿入部28bと、複数の突起部28cとを有している。挿入部28bは、ドアパネル23の下端から下方へ突出し敷居溝25aに挿入されている。各突起部28cは、挿入部28bから第2壁面25cへ向けて突出している。各突起部28cは、第2壁面25cに押し付けられることにより第2壁面25cに食い込み、第2壁面25cを塑性変形させる。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアパネル、
前記ドアパネルの下方に設けられており、敷居溝が設けられている敷居、及び
前記ドアパネルに取り付けられている外れ止め本体を有しており、前記ドアパネルの前記敷居溝からの外れを抑制するドア外れ止め具
を備え、
前記敷居溝は、第1壁面と、前記第1壁面に対向する第2壁面とを有しており、
前記外れ止め本体は、
前記ドアパネルに取り付けられている取り付け部と、
前記ドアパネルの下端から下方へ突出し前記敷居溝に挿入されている挿入部と、
前記挿入部から前記第2壁面へ向けて突出しており、前記第2壁面に押し付けられることにより前記第2壁面に食い込む突起部と
を有しているエレベーターのドア装置。
【請求項2】
前記突起部を構成している材料の硬度は、前記敷居溝を構成している材料の硬度よりも高い請求項1記載のエレベーターのドア装置。
【請求項3】
前記突起部の先端は、尖っている請求項1又は請求項2に記載のエレベーターのドア装置。
【請求項4】
ドアパネルに取り付けられる外れ止め本体
を備え、
前記外れ止め本体は、
前記ドアパネルに取り付けられる取り付け部と、
前記ドアパネルの下端から下方へ突出し敷居溝に挿入される挿入部と、
前記挿入部に設けられており、前記敷居溝の壁面に押し付けられることにより、前記壁面に食い込む突起部と
を有しているエレベーターのドア外れ止め具。
【請求項5】
前記突起部を構成している材料の硬度は、前記敷居溝を構成している材料の硬度よりも高い請求項4記載のエレベーターのドア外れ止め具。
【請求項6】
前記突起部の先端は、尖っている請求項4又は請求項5に記載のエレベーターのドア外れ止め具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベーターのドア装置及びドア外れ止め具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータードアの離脱防止装置では、かごドア及び乗場ドアのそれぞれのドアパネルの下部に支持ブラケットが取り付けられている。また、かご及び昇降路壁のそれぞれには、ストッパが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-179482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来のエレベータードアの離脱防止装置では、外力によりドアパネルが湾曲し、ドアパネルの下端部が敷居から浮き上がろうとする場合、ストッパに対して支持ブラケットが滑り、支持ブラケットがストッパから外れる恐れがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、ドアパネルの敷居溝からの外れをより確実に抑制することができるエレベーターのドア装置及びドア外れ止め具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るエレベーターのドア装置は、ドアパネル、ドアパネルの下方に設けられており、敷居溝が設けられている敷居、及びドアパネルに取り付けられている外れ止め本体を有しており、ドアパネルの敷居溝からの外れを抑制するドア外れ止め具を備え、敷居溝は、第1壁面と、第1壁面に対向する第2壁面とを有しており、外れ止め本体は、ドアパネルに取り付けられている取り付け部と、ドアパネルの下端から下方へ突出し敷居溝に挿入されている挿入部と、挿入部から第2壁面へ向けて突出しており、第2壁面に押し付けられることにより第2壁面に食い込む突起部を有している。
本開示に係るエレベーターのドア外れ止め具は、ドアパネルに取り付けられる外れ止め本体を備え、外れ止め本体は、ドアパネルに取り付けられる取り付け部と、ドアパネルの下端から下方へ突出し敷居溝に挿入される挿入部と、挿入部に設けられており、敷居溝の壁面に押し付けられることにより、壁面に食い込む突起部とを有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示のエレベーターのドア装置及びドア外れ止め具によれば、簡単な構成により、ドアパネルの敷居溝からの外れをより確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1によるエレベーターを示す概略の構成図である。
図2図1のかごドア装置及び乗場ドア装置の概略の構成を示す正面図である。
図3図2の要部を示す側面図である。
図4図3のIV-IV線に沿う断面図である。
図5図4のV-V線に沿うドア本体の下端及び敷居の断面図である。
図6図4の外れ止め本体を示す正面図である。
図7図6の外れ止め本体を示す側面図である。
図8図3のドアパネルが湾曲した状態を示す側面図である。
図9図5の突起部が第2壁面に押し付けられた状態を示す断面図である。
図10】実施の形態2によるエレベーターのドア装置の要部を示す側面図である。
図11図10の外れ止め本体を示す正面図である。
図12図11の外れ止め本体を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベーターを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3、そらせ車4、及びエレベーター制御装置5が設置されている。
【0010】
巻上機3は、駆動シーブ6、図示しない巻上機モーター、及び図示しない巻上機ブレーキを有している。巻上機モーターは、駆動シーブ6を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ6の回転を制動する。
【0011】
駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の第1端部には、かご8が接続されている。懸架体7の第2端部には、釣合おもり9が接続されている。
【0012】
かご8及び釣合おもり9は、懸架体7により吊り下げられており、駆動シーブ6を回転させることにより昇降路1内を昇降する。エレベーター制御装置5は、巻上機3を制御することにより、かご8の運行を制御する。
【0013】
昇降路1内には、図示しない一対のかごガイドレールと、図示しない一対の釣合おもりガイドレールとが設置されている。一対のかごガイドレールは、かご8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレールは、釣合おもり9の昇降を案内する。
【0014】
かご8は、かご枠10及びかご室11を有している。かご枠10には、懸架体7が接続されている。かご室11は、かご枠10に支持されている。かご室11の前面には、エレベーターのドア装置であるかごドア装置12が設けられている。
【0015】
かご8上には、ドアコントローラ13が設けられている。ドアコントローラ13は、かごドア装置12の開閉動作を制御する。
【0016】
複数階の乗場のそれぞれには、エレベーターのドア装置である乗場ドア装置14が設けられている。各乗場ドア装置14は、かご8の着床時にかごドア装置に連動して開閉動作する。
【0017】
図2は、図1のかごドア装置12及び乗場ドア装置14の概略の構成を示す正面図であり、かごドア装置12と乗場ドア装置14とに共通する構成を示している。
【0018】
かごドア装置12及び乗場ドア装置14のそれぞれは、ドアフレーム21と、一対のドア本体22と、敷居25とを有している。
【0019】
ドアフレーム21は、エレベーター出入口20の上方に設けられている。かごドア装置12が設けられているエレベーター出入口20は、かご出入口であり、かご室11の前面に設けられている。乗場ドア装置14が設けられているエレベーター出入口20は、乗場出入口であり、乗場と昇降路1との間に設けられている。
【0020】
エレベーター出入口20は、一対のドア本体22によって開閉される。ドアフレーム21には、ドアレール21aが設けられている。一対のドア本体22は、ドアレール21aから吊り下げられており、ドアレール21aに案内されて開閉動作する。
【0021】
各ドア本体22は、ドアパネル23と、ドアハンガ24とを有している。ドアハンガ24は、ドアパネル23の上部に固定されている。ドアハンガ24には、複数のハンガローラ24aが設けられている。各ハンガローラ24aは、ドア本体22の開閉動作時に、ドアレール21a上を転がりながら移動する。
【0022】
敷居25は、ドアパネル23の下方において、エレベーター出入口20の床部に設けられている。
【0023】
図3は、図2の要部を示す側面図である。図4は、図3のIV-IV線に沿う断面図である。図5は、図4のV-V線に沿うドア本体22の下端及び敷居25の断面図である。
【0024】
各ドアパネル23は、前面23aと、背面23bとを有している。前面23aは、利用者が目視可能な意匠面である。かごドア装置12における各ドアパネル23の前面23aは、かご室11内に臨む面である。各乗場ドア装置14における各ドアパネル23の前面23aは、乗場に臨む面である。
【0025】
背面23bは、各ドアパネル23における前面23aとは反対側の面である。かご8が乗場に着床しているとき、かごドア装置12における各ドアパネル23の背面23bは、対応する乗場ドア装置14における各ドアパネル23の背面23bに対向している。
【0026】
図2では省略したが、敷居25には、敷居溝25aが設けられている。敷居溝25aは、敷居25の上面において開口している。また、敷居溝25aは、ドア本体22の開閉動作方向に沿って設けられている。これにより、敷居溝25aは、ドア本体22の開閉動作時に、ドア本体22の下端を案内する。
【0027】
敷居溝25aは、第1壁面25bと、第2壁面25cと、底面25dとを有している。第1壁面25b及び第2壁面25cは、それぞれ鉛直な面であり、互いに対向している。
【0028】
第1壁面25bは、ドアパネル23の厚さ方向において、第2壁面25cよりも前面23a側に位置している。第2壁面25cは、ドアパネル23の厚さ方向において、第1壁面25bよりも背面23b側に位置している。ドアパネル23の厚さ方向は、前面23aに直角な方向であり、図3の左右方向である。
【0029】
ドアパネル23の下端には、複数の戸の脚26と、ドア外れ止め具27とが取り付けられている。各戸の脚26は、敷居溝25aに挿入されている。
【0030】
ドア外れ止め具27は、複数の戸の脚26の敷居溝25aからの抜け、即ちドアパネル23の敷居溝25aからの外れを抑制する。また、ドア外れ止め具27は、外れ止め本体28と、複数の締結具29とを有している。
【0031】
外れ止め本体28は、複数の締結具29によってドアパネル23に固定されている。各締結具29としては、例えばボルトが用いられている。ドアパネル23の下端には、図示しない補強部が設けられており、外れ止め本体28は、補強部に固定されている。また、外れ止め本体28は、ドア本体22の開閉動作方向におけるドアパネル23の中央に配置されている。
【0032】
外れ止め本体28は、取り付け部28aと、挿入部28bと、複数の突起部28cとを有している。取り付け部28aは、外れ止め本体28において、ドアパネル23に取り付けられている部分である。
【0033】
挿入部28bは、ドアパネル23の下端から下方へ突出し敷居溝25aに挿入されている。また、挿入部28bは、第1壁面25b及び第2壁面25cのそれぞれに対して隙間を介して対向している。また、挿入部28bの下端は、底面25dから離れている。
【0034】
各突起部28cは、挿入部28bから第2壁面25cへ向けて突出している。各突起部28cの先端は、第2壁面25cに隙間を介して対向している。但し、各突起部28cは、第2壁面25cに押し付けられることにより第2壁面25cに食い込み、第2壁面25cを塑性変形させる。
【0035】
図6は、図4の外れ止め本体28を示す正面図である。図7は、図6の外れ止め本体28を示す側面図である。取り付け部28aには、複数の孔28dが設けられている。各孔28dには、対応する締結具29が通される。
【0036】
第2壁面25cに対向する各突起部28cの先端の形状は、錐体、例えば円錐である。即ち、各突起部28cの先端は、尖っている。各突起部28cを構成している材料の硬度は、敷居溝25aを構成している材料、即ち敷居25の材料の硬度よりも高い。
【0037】
このようなかごドア装置12及び乗場ドア装置14では、前面23a側からドアパネル23に衝撃力が加えられ、図8に示すように、前面23aが凹となるようにドアパネル23が湾曲しても、各戸の脚26が敷居溝25aから抜けないことが要求されている。
【0038】
これに対して、実施の形態1では、図9に示すように、各突起部28cの先端が、第2壁面25cに食い込み、第2壁面25cに引っ掛かることにより、ドアパネル23の敷居25からの浮き上がりが抑制される。これにより、戸の脚26が敷居溝25aから抜けることが防止される。
【0039】
従って、実施の形態1によれば、簡単な構成により、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをより確実に抑制することができる。
【0040】
また、各突起部28cを構成している材料の硬度は、敷居溝25aを構成している材料の硬度よりも高い。このため、より確実に各突起部28cを第2壁面25cに食い込ませることができ、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをさらに確実に抑制することができる。
【0041】
また、各突起部28cの先端は尖っているため、より確実に各突起部28cを第2壁面25cに食い込ませることができ、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをさらに確実に抑制することができる。
【0042】
なお、突起部28cの数は、特に限定されない。
【0043】
また、複数の突起部28cは、上下方向に互いに間隔おいて2列以上に配置されてもよい。
【0044】
また、1枚のドアパネル23に取り付けられる外れ止め具27の個数は、2つ以上であってもよい。
【0045】
実施の形態2.
次に、図10は、実施の形態2によるエレベーターのドア装置の要部を示す側面図である。実施の形態2のドア外れ止め具31は、外れ止め本体32と、複数の締結具33とを有している。
【0046】
外れ止め本体32は、複数の締結具33によってドアパネル23に固定されている。各締結具33としては、例えばボルトが用いられている。外れ止め本体32は、ドア本体22の開閉動作方向におけるドアパネル23の端面に固定されている。
【0047】
外れ止め本体32は、取り付け部32aと、挿入部32bと、突起部32cとを有している。取り付け部32aは、外れ止め本体32において、ドアパネル23に取り付けられている部分である。
【0048】
挿入部32bは、ドアパネル23の下端から下方へ突出し敷居溝25aに挿入されている。また、挿入部32bは、第1壁面25b及び第2壁面25cのそれぞれに対して隙間を介して対向している。また、挿入部32bの下端は、底面25dから離れている。
【0049】
突起部32cは、挿入部32bから第2壁面25cへ向けて突出している。突起部32cの先端は、第2壁面25cに隙間を介して対向している。但し、突起部32cは、第2壁面25cに押し付けられることにより第2壁面25cに食い込む。
【0050】
図11は、図10の外れ止め本体32を示す正面図である。図12は、図11の外れ止め本体32を示す側面図である。取り付け部32aには、複数の孔32dが設けられている。各孔32dには、対応する締結具33が通される。
【0051】
ドア本体22の開閉動作方向に沿って見た突起部32cの先端の形状は、三角形である。即ち、突起部32cの先端は、尖っている。突起部32cを構成している材料の硬度は、敷居溝25aを構成している材料の硬度よりも高い。
【0052】
実施の形態2における他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0053】
このような構成によっても、前面23a側からドアパネル23に衝撃力が加えられ、ドアパネル23が湾曲した場合に、突起部32cの先端が第2壁面25cに食い込むことにより、ドアパネル23の敷居25からの浮き上がりが抑制される。従って、簡単な構成により、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをより確実に抑制することができる。
【0054】
また、突起部32cを構成している材料の硬度は、敷居溝25aを構成している材料の硬度よりも高い。このため、より確実に突起部32cを第2壁面25cに食い込ませることができ、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをさらに確実に抑制することができる。
【0055】
また、突起部32cの先端は尖っているため、より確実に突起部32cを第2壁面25cに食い込ませることができ、ドアパネル23の敷居溝25aからの外れをさらに確実に抑制することができる。
【0056】
なお、実施の形態2のドア外れ止め具32は、ドア本体22の開閉動作方向におけるドアパネル23の両端面に取り付けられても、一方の端面のみに取り付けられてもよい。
【0057】
また、実施の形態1のドア外れ止め具27と、実施の形態2のドア外れ止め具31との両方が、1つのドアパネル23に取り付けられてもよい。
【0058】
また、ドア外れ止め具27,31は、かごドア装置12及び乗場ドア装置14の両方に取り付けられても、かごドア装置12及び乗場ドア装置14のいずれか一方のみに取り付けられてもよい。
【0059】
また、エレベーターのドア装置の開閉方式は、中央開き式であっても、片開き式であってもよい。
【0060】
また、エレベーターのドア装置におけるドアパネル23の枚数は、1枚又は3枚以上であってもよい。
【0061】
また、エレベーターのタイプは、図1のタイプに限定されるものではなく、例えば2:1ローピング方式であってもよい。
【0062】
また、エレベーターは、機械室レスエレベーター、ダブルデッキエレベーター、ワンシャフトマルチカー方式のエレベーター等であってもよい。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
【符号の説明】
【0063】
12 かごドア装置、14 乗場ドア装置、23 ドアパネル、25 敷居、25a 敷居溝、25b 第1壁面、25c 第2壁面、27,31 ドア外れ止め具、28,32 外れ止め本体、28a,32a 取り付け部、28b,32b 挿入部、28c,32c 突起部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12