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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127764
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】無線識別鍼
(51)【国際特許分類】
   A61H 39/08 20060101AFI20240912BHJP
【FI】
A61H39/08 B
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024011543
(22)【出願日】2024-01-30
(31)【優先権主張番号】112202087
(32)【優先日】2023-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】112202173
(32)【優先日】2023-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】112202086
(32)【優先日】2023-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】523362009
【氏名又は名称】永豐泰科技企業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】白 東昇
【テーマコード(参考)】
4C101
【Fターム(参考)】
4C101DA01
4C101DA11
4C101DA16
4C101DB02
4C101DB11
4C101EA10
(57)【要約】
【課題】無線識別鍼を提供する。
【解決手段】無線識別鍼は鍼および電子タグを備える。鍼は針身と、針身の前端に位置する針尖と、針身の後端に位置する針柄とを有する。電子タグは基材、アンテナおよびRFIDチップを有する。基材は針柄に直接的または間接的に連結される。アンテナは基材に配置される。RFIDチップはアンテナの両端に電気的に接続される。上述した構造特徴により、無線識別鍼は構造がしっかりしているだけでなく、金属干渉を減少させ、長距離で読み取り、識別することができる。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍼および電子タグを備え、
前記鍼は針身と、前記針身の前端に位置する針尖と、前記針身の後端に位置する針柄とを有し、
前記電子タグは基材、アンテナおよびRFIDチップを有し、前記基材は前記針柄に直接的または間接的に連結され、前記アンテナは前記基材に配置され、前記RFIDチップは前記アンテナの両端に電気的に接続されることを特徴とする無線識別鍼。
【請求項2】
前記基材は前記針柄の外側に環状に巻かれることを特徴とする請求項1に記載の無線識別鍼。
【請求項3】
前記針柄の外径は前記針身の外径より大きいことを特徴とする請求項2に記載の無線識別鍼。
【請求項4】
さらに径部増大スリーブを備え、
前記径部増大スリーブは前記針柄と前記基材との間に配置され、孔を有し、
前記針柄は前記径部増大スリーブの前記孔に差し込まれ、
前記基材は前記径部増大スリーブの外側に被さることを特徴とする請求項2に記載の無線識別鍼。
【請求項5】
前記基材は厚み増大部位および感知部位を有し、前記厚み増大部位は前記針柄に連結され、前記感知部位は前記厚み増大部位から伸びて形成され、前記アンテナは前記感知部位に配置され、
前記基材を環状に巻いた後、前記厚み増大部位は前記針柄と前記感知部位との間に位置することを特徴とする請求項2に記載の無線識別鍼。
【請求項6】
前記基材はさらに被覆部位を有し、前記被覆部位は前記感知部位から伸びて形成され、
前記基材を環状に巻いた後、前記感知部位は前記厚み増大部位と前記被覆部位との間に位置することを特徴とする請求項5に記載の無線識別鍼。
【請求項7】
さらに保護スリーブを備え、
前記保護スリーブは前記電子タグに被さって配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の無線識別鍼。
【請求項8】
さらに接着シートを備え、
前記接着シートは環状に巻かれた前記基材の一つ以上の辺縁部に貼り付けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の無線識別鍼。
【請求項9】
さらに保護スリーブを備え、
前記保護スリーブは前記電子タグおよび前記針柄の一部分に被さって配置され、
環状に巻かれた前記電子タグの前記基材は管状を呈し、前記針柄から後方へ伸びる部位に位置することを特徴とする請求項1に記載の無線識別鍼。
【請求項10】
さらに内層部材を備え、
前記内層部材は前記基材に環状に囲まれることを特徴とする請求項9に記載の無線識別鍼。
【請求項11】
前記基材は感知部位および厚み増大部位を有し、前記厚み増大部位は前記感知部位から伸びて形成され、前記アンテナは前記感知部位に配置され、前記基材を環状に巻いた後、前記厚み増大部位は前記感知部位に囲まれることを特徴とする請求項9に記載の無線識別鍼。
【請求項12】
前記電子タグの断面周囲長は前記針柄の断面周囲長より大きいことを特徴とする請求項9に記載の無線識別鍼。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鍼、特に無線識別鍼に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現今の病院は常に医療の向上を目指し、医療過誤を防いでいるが、医療過誤は完全に防ぐことができないため、患者安全(patient safety)は世界保健機関(WHO)および世界の各国の医療サービスシステムにとって重要な課題である。
【0003】
鍼灸治療の範囲は非常に広く、消化器系疾患、内分泌代謝疾患、婦人科疾患、精神・精神系疾患および運動系疾患などに及ぶ。
【0004】
人体の特定部位に鍼灸治療を行う際、皮下組織または筋肉に鍼を刺すことで各種疾患を治療したり痛みを止めたりする。鍼は人体の内部組織に直接接触するものであるため、衛生および安全性が最も重視される。鍼が清潔でなければ、人体が病原体に感染し、二次障害を引き起こし、院内感染のリスクが高くなる。また鍼が体内に残留するという医療事故も発生する。それゆえに鍼の再利用を厳禁し、鍼の回収および廃棄物処理を管理することが極めに重要である。
【0005】
従来の使い捨て鍼はステンレス製で非常に細く、針柄の直径が約1.2ミリ(mm)であるため、RFIDタグを鍼に取り付けることが技術的に難しい。特に複数の鍼を長距離で読み取り、識別する効果を増大させようとする際、鍼の形または空間上の制限だけでなく、UHFアンテナの設置が難しく、アンテナの電磁波信号の受送信が金属によって妨害されるという問題があるため、極超短波帯で無線通信を行って識別する技術(UHF RFID)を採用することが難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は構造がしっかりしているだけでなく、金属干渉を減少させ、長距離で読み取り、識別することができる無線識別鍼を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、無線識別鍼は鍼および電子タグを備える。鍼は針身と、針身の前端に位置する針尖と、針身の後端に位置する針柄とを有する。電子タグは基材、アンテナおよびRFIDチップを有する。基材は針柄に直接的または間接的に連結される。アンテナは基材に配置される。RFIDチップはアンテナの両端に電気的に接続される。上述した構造特徴により、無線識別鍼は構造がしっかりしているだけでなく、金属干渉を減少させ、長距離で読み取り、識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1実施形態による無線識別鍼を示す斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による無線識別鍼を示す分解斜視図である。
図3】本発明の第1実施形態による無線識別鍼を示す断面図である。
図4】本発明の第1実施形態による無線識別鍼の電子タグを示す分解図である。
図5】本発明の第2実施形態による無線識別鍼の電子タグを示す分解図である。
図6】本発明の第2実施形態による無線識別鍼を示す断面図である。
図7】本発明の第3実施形態による無線識別鍼を示す斜視図である。
図8】本発明の第3実施形態による無線識別鍼を示す分解図である。
図9】本発明の第3実施形態による無線識別鍼を示す断面図である。
図10】本発明の第4実施形態による無線識別鍼の電子タグを示す斜視図である。
図11】本発明の第4実施形態による無線識別鍼を示す断面図である。
図12】本発明の第5実施形態による無線識別鍼を示す斜視図である。
図13】本発明の第5実施形態による無線識別鍼を示す分解図である。
図14】本発明の第5実施形態による無線識別鍼を示す縦断面図である。
図15】本発明の第5実施形態による無線識別鍼を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明による無線識別鍼を図面に基づいて説明する。
【0010】
(第1実施形態)
図1から図4に示すように、本発明の第1実施形態による無線識別鍼1は鍼10、径部増大スリーブ30、電子タグ40および保護スリーブ50を備える。
【0011】
鍼10は針身11と、針身11の前端に位置する針尖12と、針身11の後端に位置する針柄13とを有する。針柄13はワイヤを円筒状に巻くことによって構成され、外径が針身11の外径より大きい。鍼10はステンレスなどの金属で一体成型される。本実施形態において、説明の便をはかるために方向用語の前方は図1の下方を指す。方向用語の後方は図1の上方を指す。別の実施形態において、針柄13は針身11を覆うように針身11にプラスチック材を射出することで成型されてもよい。針柄13は細さが針身11の細さと同じであってもよい。
【0012】
径部増大スリーブ30は孔32を有する。針柄13は径部増大スリーブ30の孔31に差し込まれる。孔32の辺縁部と径部増大スリーブ30の円筒状表面310との間の厚さTは0.5mmである。径部増大スリーブ30は絶縁材料、ゴムおよび熱収縮チューブのいずれか一つで製作される。径部増大スリーブ30は孔32が収縮することによって針柄13に付着する。径部増大スリーブ30の孔32と針柄13との間は接着剤で固定される。あるいは径部増大スリーブ30は針柄13を覆うように針柄13にプラスチック材を射出することで成型される。
【0013】
電子タグ40は基材41、アンテナ42およびRFIDチップ43(RFID IC)を有する。基材41は針柄13に連結される。アンテナ42は基材41の表面410に配置される。RFIDチップ43はアンテナ42の両端422に電気的に接続される。基材41の材料は可とう性の絶縁シール、特にポリイミド(PI)が好ましい。基材41は形が矩形であり、裏面411に塗ってある接着剤を有するため、径部増大スリーブ30の表面310に基材41を巻いて付着させ、径部増大スリーブ30の表面310を覆うことができる。つまり、基材41は間接的な方法によって針柄13に連結される。本実施形態において、間接的な方法は上述に限定されず、別の部品を介して基材41と針柄13を連結するか、基材41に関連する部品で基材41と針柄13を連結することであってもよい。直接的な方法は別の部品を使わず基材41と針柄13を連結することである。アンテナ42は基材41の表面410に配置される導電性材料、詳しく言えば、市販の銅箔またはアルミニウム箔のフレキシブルプリント基板の表面にエッジング加工を行うことによって形成される。アンテナ42は平面が矩形の環状体であり、スリット421を有する。アンテナ42の両端422はスリット421の両側に位置する。RFIDチップ43はUHF RFIDを採用し、アンテナ42の両端422に電気的に接続される。つまり、径部増大スリーブ30は針柄13と基材41との間に位置付けられる。別の実施形態において、アンテナ42は基材41の裏面411または基材41の内部(即ち基材41の裏面411と表面410との間)に配置されてもよい。アンテナ42は形が矩形に限定されず、実際の状況に応じて構造が変わってもよい。RFIDチップ43は実際のニーズに応じる周波数帯域を使用する。
【0014】
保護スリーブ50は電子タグ40および径部増大スリーブ30を完全に覆ったうえで針柄13に固定されるため、アンテナ42およびRFIDチップ43を外部に接触させず保護することができる。保護スリーブ50は熱収縮チューブから製作され、針柄13に電子タグ40および径部増大スリーブ30が配置してある構造の安定性を向上させることができる。電子タグ40および径部増大スリーブ30を接合して安定させることができれば、保護スリーブ50を省略してもよい。
【0015】
径部増大スリーブ30は厚さTによって電子タグ40のアンテナ42と鍼10との間に隙間を形成し、外径によって基材41のアンテナ42を完全に展開させる。上述した構造特徴により、アンテナ42は鍼10で反射した電磁波信号によって共振を起こすため、リーダライタ(図中未表示)は金属干渉に反発し、RFIDチップ43の識別コードを長距離で読み取り、無線識別鍼1を識別することができる。つまり、無線識別鍼1の管理および回収の便をはかることができる。
【0016】
詳しく言えば、テスト結果により、径部増大スリーブ30の厚さTが0.4mm以上であれば、アンテナ42と鍼10との間に干渉に反発できる隙間が生じることが判明した。病院に導入され、922~928MHz周波数帯域を使用するUHF RFIDシステムを例として挙げ、無線識別鍼1の読み取り距離をテストしてみれば、理論上の読み取り距離は1.1から1.2mであるため、金属材料の鍼10はアンテナ42に干渉するか、影響を与えることがない。また設備によって稼働能力が増大するため、実際の読み取り距離の平均値は理論上の読み取り距離の1.5倍である。つまり、922~928MHz周波数帯域下での無線識別鍼1の読み取り距離は1.65から1.8mであるため、病院の鍼の使用および回収などの管理要件を満たすことができる。
【0017】
(第2実施形態)
図5および図6に示すように、本発明の第2実施形態による無線識別鍼1はさらにPETまたはPI材料の絶縁保護フィルム44を有する。絶縁保護フィルム44は基材41の表面410に貼り付けられ、アンテナ42およびRFIDチップ43に被さったうえでアンテナ42およびRFIDチップ43を外部に接触させず保護する。基材41を円環状に巻いた後、両側の辺縁部415の粘着性が落ちたことが原因で両側の辺縁部415が剥がれそうになる際、基材41の両側の辺縁部415に接着シート52を貼り付ければよい。電子タグ40を完全に覆って保護する保護スリーブ50とは違って、接着シート52は電子タグ40を固定するものであるため、電子タグ40および径部増大スリーブ30を接合して安定させることができれば、接着シート52を省略してもよい。
【0018】
(第3実施形態)
図7から図9に示すように、本発明の第3実施形態による無線識別鍼1は鍼10、電子タグ40および保護スリーブ50を備える。第3実施形態において、径部増大スリーブ30は省略される。電子タグ40の基材41は厚み増大部位412および感知部位413を有する。感知部位413は針柄13に連結される。感知部位413は厚み増大部位412から伸びて形成される。アンテナ42は感知部位413に配置される。鍼10の針柄13の表面に基材41を巻いて厚み増大部位412を針柄13と感知部位413との間に位置させれば、外部に露出する感知部位413と針柄13の表面との間の間隔が厚さTになる。保護スリーブ50は電子タグ40に被さって配置される。
【0019】
鍼10の針柄13の表面に基材41を巻いた後、厚さT(0.4mm以上)はアンテナ42と鍼10との間に隙間を生じさせる。厚み増大部位412は第1実施形態での径部増大スリーブ30と同じ効果を果たし、感知部位413の上のアンテナ42を完全に展開させるため、本発明の目的を達成することができる。
【0020】
本発明の第3実施形態による無線識別鍼1の読み取り距離をテストしてみれば、理論上の読み取り距離は0.65から0.68mであり、実際の読み取り距離は0.97から1.05mであるため、本実施形態は病院の鍼の使用および回収などの管理要件を満たすことができる。
【0021】
(第4実施形態)
図10および図11に示すように、本発明の第4実施形態による無線識別鍼1において、基材41は厚み増大部位412および感知部位413のほかに被覆部位414を有する。被覆部位414は感知部位413から伸びて形成される。基材41を環状に巻いた後、被覆部位414は感知部位413のアンテナ42およびRFIDチップ43に被さる、即ち第3実施形態の保護スリーブ50の代わりにアンテナ42およびRFIDチップ43を外部に接触させず保護する。
【0022】
(第5実施形態)
図12から図15に示すように、本発明の第5実施形態による無線識別鍼1は鍼10、内層部材20、電子タグ40および保護スリーブ50を備える。内層部材20は針柄13から後方へ伸びる部位に位置付けられる。内層部材20はプラスチック製の管状体であり、管状体の内部が信号反応空間22と定義される。電子タグ40の基材41は内層部材20の外周面に巻かれて接着する。保護スリーブ50は後半部位で電子タグ40および内層部材20を被覆し、前半部位で針柄13を被覆することによって内層部材20および電子タグ40を針柄13にまとめて固定する。つまり、電子タグ40の基材41と針柄13とは間接的に連結される。別の実施形態において、内層部材20は棒状であってもよい。
【0023】
内層部材20は基材41を支え、アンテナ42を完全に展開させることができる、即ち第1実施形態の径部増大スリーブ30の役割を果たすことができる。内層部材20の断面周囲長は針柄13の断面周囲長より大きい。つまり、電子タグ40の断面周囲長は針柄13の断面周囲長より大きい。内層部材20は信号反応空間22に共振を生じさせ、同時に金属干渉防止効果を果たす。第5実施形態による無線識別鍼1の読み取り距離をテストしてみれば、理論上の読み取り距離は1.26から1.38mであり、実際の読み取り距離は1.89から2.07mであるため、病院の鍼の使用および回収などの管理要件を満たすことができる。電子タグ40の基材41の強度が十分であれば、内層部材20を配置してアンテナ42を完全に展開させる必要がない。また本実施形態は第3実施形態のように基材41に感知部位413と、感知部位413から伸びて形成される厚み増大部位412とを配置し、アンテナ42を感知部位413に配置することもできる。基材41を環状に巻いた後、厚み増大部位412は感知部位413に取り巻かれるため、内層部材20のかわりになる。
【0024】
無線識別鍼1の構造は上述に限定されず、変わってもよい。例えば、針柄13の直径が大きければ径部増大スリーブ30または厚み増大部位412を配置しなくてもよい。第3実施形態または第4実施形態において、電子タグ40の外側に保護スリーブ50または接着シート52を配置してもよい。接着シート52は環状に巻かれた基材41の一つの辺縁部415に貼り付けられる。
【0025】
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
【符号の説明】
【0026】
1:無線識別鍼
10:鍼
11:針体
12:針尖
13:針柄
20:内層部材
22:信号反応空間
30:径部増大スリーブ
32:孔
310:円筒状表面
40:電子タグ
41:基材
410:表面
411:裏面
412:厚み増大部位
413:感知部位
414:被覆部位
415:側縁部
42:アンテナ
421:スリット
422:両端
43:RFIDチップ
44:絶縁保護フィルム
50:保護スリーブ
52:接着シート
T:厚さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15