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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127789
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】ブラックボックス検査システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/22 20060101AFI20240912BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20240912BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240912BHJP
   G07C 5/00 20060101ALN20240912BHJP
【FI】
G06F11/22 673U
H04N23/60 300
G03B15/00 V
G07C5/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024023692
(22)【出願日】2024-02-20
(31)【優先権主張番号】10-2023-0029999
(32)【優先日】2023-03-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516212979
【氏名又は名称】エムティーオメガ カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】EMTOMEGA CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン、マン ギュ
【テーマコード(参考)】
3E138
5B048
5C122
【Fターム(参考)】
3E138AA07
3E138DA06
3E138EA04
3E138EA15
3E138GA03
3E138HA01
3E138MA01
3E138MA10
3E138MB08
3E138MB09
3E138MD05
3E138MF01
3E138MF08
5B048CC05
5C122DA11
5C122DA14
5C122EA09
5C122EA55
5C122FJ01
5C122GC07
5C122GC76
5C122GC86
5C122GD01
5C122GE05
5C122GE14
5C122GE23
5C122GF04
5C122HB05
5C122HB09
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ブラックボックスの作業空間を減少させ、検収時間を短縮させるブラックボックス検査システムを提供する。
【解決手段】ブラックボックス検査システムは、複数のブラックボックス230を検査するために、予め設定されたタイプで設定された複数の検査項目に対応する命令語を生成して伝送するブラックボックス検査装置210と、ジグに締結されて命令語を受信した後、命令語に対応する応答および結果を伝送するブラックボックス230と、ブラックボックスと一対一で連結され、ブラックボックス230とブラックボックス検査装置210間の命令語、応答、結果を中継するTMD(Test Module Device)220と、を含む
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のブラックボックスを検査するために、予め設定されたタイプで設定された複数の検査項目に対応する命令語を生成して伝送するブラックボックス検査装置;
ジグに締結されて前記命令語を受信した後、前記命令語に対応する応答および結果を伝送するブラックボックス;
前記ブラックボックスと一対一で連結されて前記ブラックボックスと前記ブラックボックス検査装置間の前記命令語、前記応答、前記結果を中継するTMD(Test Module Device);
を含むことを特徴とする、ブラックボックス検査システム。
【請求項2】
前記ジグは、
前記ブラックボックスを据え置く溝が形成される据置台;
前記ブラックボックスに電源を供給する電源ケーブル;
前記ブラックボックスと連結されてデータを送受信するデータケーブル;
前記ブラックボックスから出力されるサウンドを受信するマイク
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のブラックボックス検査システム。
【請求項3】
前記TMDは前記ブラックボックスと連結する時、前記ブラックボックスの後方カメラの連結端子のうち一つのピンにデータケーブルを利用して通信することを特徴とする、請求項1に記載のブラックボックス検査システム。
【請求項4】
前記TMDは前記ブラックボックス検査装置からUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)通信で前記命令語を受信した後、前記UARTをLIN(Local Interconnect Network)通信に変換した後に前記ブラックボックスに伝達し、
前記ブラックボックスは前記TMDから前記LIN通信で前記命令語を受信した後、前記UART通信に変換することを特徴とする、請求項1に記載のブラックボックス検査システム。
【請求項5】
前記TMDは前記命令語をコマンドパケット(Command Packet)を利用して前記ブラックボックスに伝送し、
前記ブラックボックスは前記コマンドパケットに対応する前記命令語の伝達を正常に受けた場合、肯定応答パケット(ACK Packet)を生成して前記TMDに伝送し、
前記コマンドパケットに対応する前記命令語の伝達を正常に受けていない場合、不正応答パケット(NACK Packet)を生成して前記TMDに信号を伝送し、
前記命令語の伝達を正常に受けた場合、前記コマンドパケットに対応する検査を遂行した結果パケット(Result Packet)を生成して前記TMDに信号を伝送することを特徴とする、請求項1に記載のブラックボックス検査システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施例はブラックボックス検査システムに関する。
【背景技術】
【0002】
以下に記述される内容は単純に本実施例に関連する背景情報のみを提供するだけであり、従来技術を構成するものではない。
【0003】
最近、ブラックボックスの利用が大衆化されたことにより、殆どの車両内にブラックボックスが備えられている趨勢である。ブラックボックスは車両の始動がオンとなった状態で走行映像を撮影して保存したり、車両の始動がオフとなっても駐車している状態で駐車映像を撮影して保存する。
【0004】
ブラックボックスは撮影された映像内で客体(車両のナンバープレートなど)を識別するために高画質で映像を撮影しなければならないので、撮影された映像のファイルサイズが増加することになって多くの保存容量を占めることになる。ブラックボックスは走行映像または駐車映像を保存する時、内部ストレージの保存容量のために、先に保存された映像を削除して新しい映像を保存する。
【0005】
従来のブラックボックスは検収者が直接故障の有無を点検する。例えば、検収者がブラックボックスのボタンがよく押されるか、画面録画はよくできるかを直接手動で検査した。
【0006】
従来のブラックボックスを検査する方法は図1に図示された通り、検査者が直接ブラックボックスの後面LCDを見ながら、定められた順序に沿ってボタンを押しながら該当機能が正常に動作するかを検査する。
【0007】
作業者が手で直接ブラックボックスのボタンを押しながら、段階別に次の検査を進行する。作業者が不良の発生を確認する場合、再びブラックボックスのボタンを押しながら最初から検査を進めなければならない。作業者がブラックボックスのバージョン情報を肉眼で直接確認するので、ヒューマンエラー(human error)が発生する可能性が高い。作業者1人がブラックボックス1台を検査するので生産量増大のために作業者の投入が必要であり、検収費用が増加する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本実施例は、複数のTMDと複数のブラックボックスを一対一で連結した状態で、複数のTMDに予め設定された複数の検査項目を命令語で伝送して複数のブラックボックスを同時に検査できるようにし、命令語を受信したブラックボックスで自動で命令語に対応する検査項目を検査して検査結果を確認できるようにして、ブラックボックスの作業空間を減少させることができ、検収時間を短縮できるようにするブラックボックス検査システムを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本実施例の一側面によると、複数のブラックボックスを検査するために、予め設定されたタイプで設定された複数の検査項目に対応する命令語を生成して伝送するブラックボックス検査装置;ジグに締結されて前記命令語を受信した後、前記命令語に対応する応答および結果を伝送するブラックボックス;前記ブラックボックスと一対一で連結されて前記ブラックボックスと前記ブラックボックス検査装置間の前記命令語、前記応答、前記結果を中継するTMD(Test Module Device);を含むことを特徴とするブラックボックス検査システムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
以上で説明した通り、本実施例によると、複数のTMDと複数のブラックボックスを一対一で連結した状態で、複数のTMDに予め設定された複数の検査項目を命令語で伝送して複数のブラックボックスを同時に検査できるようにし、命令語を受信したブラックボックスで自動で命令語に対応する検査項目を検査して検査結果を確認できるようにして、ブラックボックスの作業空間を減少させることができ、検収時間を短縮できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、従来のブラックボックス検査方法を説明するための図面である。
図2図2は、本実施例に係るブラックボックス検査システムを示した図面である。
図3図3は、本実施例に係るブラックボックスが据え置かれるジグを示した図面である。
図4図4は、本実施例に係るブラックボックス検査画面を示した図面である。
図5図5は、本実施例に係るTMDと一対一で連結されたブラックボックスを示した図面である。
図6図6は、本実施例に係るTMDとブラックボックスの信号処理過程を示した図面である。
図7図7は、本実施例に係るTMDとブラックボックス間の信号処理のためのプロトコルを示した図面である。
図8a図8aは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
図8b図8bは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
図8c図8cは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
図8d図8dは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
図8e図8eは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
図9a図9aは、本実施例に係る命令語配置を示した例示図である。
図9b図9bは、本実施例に係る命令語配置を示した例示図である。
図10a図10aは、本実施例に係るエラーコードを示した図面である。
図10b図10bは、本実施例に係るエラーコードを示した図面である。
図10c図10cは、本実施例に係るエラーコードを示した図面である。
図11図11は、本実施例に係るエイシンクタイプの命令語に設置された待機区間を示した図面である。
図12図12は、本実施例に係る未処理されたエイシンクタイプの命令語をグルーピングして処理する方法を示した図面である。
図13図13は、本実施例に係る未処理されたエイシンクタイプの命令語が存在する時の命令語処理方法を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図2は、本実施例に係るブラックボックス検査システムを示した図面である。
【0014】
本実施例に係るブラックボックス検査システムはブラックボックス検査装置210、TMD220、ブラックボックス230を含む。ブラックボックス検査システムに含まれた構成要素は必ずしもこれに限定されるものではない。
【0015】
ブラックボックス検査装置210は、TMD220を経由してブラックボックス230で予め設定された検査項目を検査する装置を意味する。ブラックボックス検査装置210はTCP(Transmission Control Protocol)を利用して複数のTMD220と通信する。ブラックボックス検査装置210はUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)通信でTMD220と通信する。
【0016】
ブラックボックス検査装置210は複数のブラックボックス230を検査するために、予め設定されたタイプで設定された複数の検査項目に対応する命令語を生成して伝送する。
【0017】
ブラックボックス検査装置210は前方カメラ、後方カメラ、画面録画の有無、録画画面の再生、スピーカー、マイク、画面、LED、LCD、音声認識、電圧測定に対する不良の有無を点検する。ブラックボックス検査装置210は複数個のTMD220と連結可能である。ブラックボックス検査装置210は複数個のTMD220を利用して同時に複数のブラックボックス230の不良を点検することができる。
【0018】
ブラックボックス検査装置210は複数のTMD220と連結され、複数のブラックボックス230をシリアルナンバー(SN)で区分して画面上に出力し、各検査項目別に進行プロセスを表す別途のUIを出力する。
【0019】
ブラックボックス検査装置210は予め設定されたプログラミングに基づいて順に検査項目を自動検査する。ブラックボックス検査装置210は予め設定されたプログラミングに沿って検査項目を点検するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230から検査項目を点検するための命令語に対応する応答パケットおよび結果パケットを受信する。ブラックボックス検査装置210は命令語に対応する応答に基づいて検査項目を点検する。
【0020】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230の後方カメラを連結する別途のジャックを利用して連結する。ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230の後方カメラの連結中に実際に使われない一つのピンと連結して通信する。
【0021】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230と連結されると、ブラックボックス230と検査項目を点検するための信号を送受信する。
【0022】
ブラックボックス検査装置210は一種のコンピュータに設置された検査プログラムを利用してブラックボックス230を検査する。ブラックボックス検査装置210は検査プログラムを利用して検査項目に対応する複数個のリスト順で検査項目を点検するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はブラックボックス検査装置210から受信した命令語に対応する検査を遂行して検査遂行結果を生成し、検査遂行結果を含む応答信号を生成してブラックボックス検査装置210に伝送する。
【0023】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230から受信された応答信号に基づいて検査項目のうち不良の有無が存在する項目を確認する。ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230と1対1に連結される。ブラックボックス検査装置210は検査開始命令語を伝送してブラックボックス230に対する検査を遂行する。
【0024】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230で検査項目を点検するための命令語を伝送する時、命令語タイプをシンク(sync)とエイシンク(async)に区分して伝送する。
【0025】
命令語タイプのうちシンク(Sync)はブラックボックス230から命令語に対応する応答(検査結果)をすぐに受信して点検を完了する命令語タイプを意味する。命令語タイプのうちシンクは応答を受信してこそ次の点検査項へ渡ることができる命令語タイプを意味する。
【0026】
ブラックボックス検査装置210はシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送した後、ブラックボックス230からシンクタイプの命令語に対応する応答がないと、次の点検状況に該当する命令語を処理することができない。例えば、ブラックボックス検査装置210はモデルテストスタートを点検するためのシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はシンクタイプの命令語を受信した後、モデルテストスタートを点検した点検結果を含む応答をすぐに生成してブラックボックス検査装置210に伝送する。
【0027】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230からシンクタイプの命令語に対応する応答を受信して該当検査項目の不良の有無をすぐに確認する。ブラックボックス検査装置210はシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230からシンクタイプの命令語に対応する応答を受信しないと該当検査項目の点検は完了しない。
【0028】
命令語タイプのうちエイシンク(Async)は、ブラックボックス230から命令語に対応する応答(検査結果)を予め設定された臨界より遅延した状態で受信して点検を完了する命令語タイプを意味する。命令語タイプのうちエイシンクは応答を直ちに受信していない状態(後で受信しても)で次の点検査項に行くことができる命令語タイプを意味する。
【0029】
ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送した後、ブラックボックス230からエイシンクタイプの命令語に対応する応答を受信しなくても、次の点検状況に該当するシンクタイプの命令語を処理することができる。例えば、ブラックボックス検査装置210はキー押され点検に対するエイシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230は該当キー押されの有無を検収者が直接ボタンを押す時まで待機していて、ボタンが押されると該当応答を生成してブラックボックス検査装置210に伝送する。例えば、ブラックボックス検査装置210は重力加速度点検に対するエイシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230は検収者がブラックボックス230を動かす時まで待機していて、動きが感知されると該当応答を生成してブラックボックス検査装置210に伝送する。
【0030】
命令語タイプのうちエイシンクは、基本的にブラックボックス230から応答が受信されなければ完了しない。命令語タイプのうちエイシンクはタイムアウトが設定される。ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプの命令語をブラックボックス230に伝送した後、ブラックボックス230からエイシンクタイプの命令語に対応する応答が存在しない場合、タイムアウト時間の間待機する。
【0031】
ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプの命令語に対応するタイムアウト時間が経過すると、検査項目に対して不正処理(NG)する。ブラックボックス検査装置210は検査項目に対して不正処理(NG)すれば、該当プロセスの進行を一時的に停止した後、再び再検査を遂行する。ブラックボックス検査装置210は再検査を予め設定された回数だけ繰り返して動作する。
【0032】
ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプの命令語を遂行するのに待機時間が必要とされるので、全体の検査項目により時間が重複しないように予め設定されたアルゴリズムに基づいて順序を配置する。ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプの命令語を全体の検査項目の中間に配置する。
【0033】
例えば、ブラックボックス検査装置210が命令語の検査項目のうちリセット命令語をブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230はすぐにリセットを遂行せずにタイムアウト(20~30秒)時間だけ待機しながらブラックボックス230からエイシンクタイプの命令語に対応する応答を受信する。
【0034】
命令語の検査項目のうちリセットは、電源をオフした後に再びオンさせる命令語を意味する。ブラックボックス検査装置210は命令語の検査項目のうちリセットをシンクタイプまたはエイシンクタイプでブラックボックス230に伝送することができる。
【0035】
ブラックボックス検査装置210がリセットをエイシンクタイプの命令語でブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230はすぐにリセットを遂行せずに待機していてから前で処理を要請したシンクタイプの命令語がすべて処理される場合、リセットを遂行する。
【0036】
ブラックボックス検査装置210がリセットをエイシンクタイプの命令語でブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230はすぐにリセットを遂行せずに待機していてから前で処理を要請したシンクタイプの命令語が未処理されても予め設定された一定時間が経過する場合、リセットを遂行する。
【0037】
ブラックボックス検査装置210がリセットをシンクタイプの命令語でブラックボックス230に伝送する場合、ブラックボックス230は前で処理を要請した命令語とは無関係にリセットを遂行する。
【0038】
ブラックボックス検査装置210はシンクタイプ命令語、エイシンクタイプ命令語を予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を検収することができる。ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち、必須機能不良を判断する命令語に対応するシンクタイプ命令語、エイシンクタイプ命令語を予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を検収することができる。
【0039】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち選択的な機能不良を判断する命令語に対応するシンクタイプ命令語、エイシンクタイプ命令語を予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を検収することができる。
【0040】
ブラックボックス検査装置210はブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち特定機能を担当する命令語のみを選別する。ブラックボックス検査装置210は特定機能を担当する命令語のタイプをシンクまたはエイシンクで設定して特定機能に特化した不良を速やかに確認できるようにする。ブラックボックス検査装置210はシンクまたはエイシンクで設定された特定機能を担当する命令語を予め設定されたアルゴリズムにより配列してブラックボックス230を速やかに検収できるようにする。
【0041】
ブラックボックス検査装置210はSDカードがブラックボックス230に挿入された状態で、録画映像を直接確認できるようにする命令語を生成する。ブラックボックス検査装置210はSDカードがブラックボックスに挿入された状態で、録画映像を再生して映像およびオーディオを確認できるようにする命令語を生成する。
【0042】
ブラックボックス検査装置210は第1待機区間1110、第2待機区間1120、第3待機区間1130を有するエイシンクタイプの命令語を生成してブラックボックス230に伝達する。
【0043】
TMD220はブラックボックス230と一対一で連結されてブラックボックス230とブラックボックス検査装置210間の命令語、応答、結果を中継する。TMD220はブラックボックス230と連結する時、ブラックボックス230の後方カメラの連結端子のうち一つのピンにデータケーブルを利用して通信する。TMD220はブラックボックス検査装置210からUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)通信で命令語を受信した後、UARTをLIN(Local Interconnect Network)通信に変換した後にブラックボックス230に伝達する。
【0044】
TMD220は命令語をコマンドパケット(CommandPacket)を利用してブラックボックス230に伝送する。
【0045】
TMD220はブラックボックス230と連結される時、ブラックボックス230の後方カメラ連結端子のうち残るピン(Pin)1個を利用して1-ワイヤ(Wire)通信方式で連結される。TMD220はブラックボックス検査装置210から受信した命令を自動化システムを利用してUARTをLINに変換する。TMD220はブラックボックス230の後方カメラ連結ポートとケーブルに連結されて命令語を伝送する。
【0046】
TMD220はブラックボックス230に命令語を伝達した後、ブラックボックス230から命令語に対応する応答を受信した後にOKまたはNGを判断するハンドシェーク(Handshaking)方式を適用する。
【0047】
TMD220はUART通信をLIN(Local Interconnect Network)通信に変換してブラックボックス230と通信する。TMD220はブラックボックス検査装置210からでブラックボックス230に伝達される命令語とブラックボックス230からブラックボックス検査装置210に伝達する応答を中継する役割を遂行する。
【0048】
ブラックボックス230は治具310に付着される。ブラックボックス230は後方カメラ連結ポートに連結されたケーブルを利用してTMD220から命令語を受信した後、LINをUARTに変換する。ブラックボックス230をTMD220と連結する時、ブラックボックス230のケースを分離せずにブラックボックス230の後方カメラ連結ポートとケーブルを連結して簡便に通信が可能である。
【0049】
ブラックボックス230は治具310に締結されて命令語を受信した後、命令語に対応する応答および結果を伝送する。ブラックボックス230はTMD220からLIN通信で命令語を受信した後、UART通信に変換する。
【0050】
ブラックボックス230はコマンドパケットに対応する命令語の伝達を正常に受けた場合、肯定応答パケット(ACK Packet)を生成してTMD220に伝送する。ブラックボックス230はコマンドパケットに対応する命令語の伝達を正常に受けていない場合、不正応答パケット(NACK Packet)を生成してTMD220に信号を伝送する。ブラックボックス230は命令語の伝達を正常に受けた場合、コマンドパケットに対応する検査を遂行した結果パケット(Result Packet)を生成してTMD220に信号を伝送する。
【0051】
ブラックボックス230は検査項目のうちリセットを含む命令語を受信する場合、電源をオフした後に再びオンさせるリセットをすぐに遂行せずに待機していてから前で処理を要請したシンクタイプの命令語がすべて処理される場合、リセットを遂行するか前で処理を要請したシンクタイプの命令語が未処理されても予め設定された一定時間が経過する場合、リセットを遂行する。
【0052】
ブラックボックス230はブラックボックス検査装置210から第1待機区間1110、第2待機区間1120、第3待機区間1130を有するエイシンクタイプの命令語を受信する。
【0053】
ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語に対する応答が存在しない場合、一次的に応答が発生するまでの一般的なリアクション待機区間である第1待機区間1110まで待機する。ブラックボックス230は2次的に第1待機区間1110まで応答が存在しない場合、リセットが発生する前まで追加的に待機する第2待機区間まで待機する。ブラックボックス230は3次的で第2待機区間1120まで応答が存在しない場合、第3待機区間に進入してリセットが以後に応答確認を先送りするように動作する。
【0054】
ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語がn個(予め設定された個数)以上が第2待機区間1120に進入する場合、第2待機区間1120が初期設定値より短くなるように調節する。
【0055】
ブラックボックス230はリセットが遂行された以後に応答が存在しないエイシンクタイプの命令語をエイシンクグループにグルーピングする。ブラックボックス230はエイシンクグループに対して次第に増加するディレイ単位で先送りしながら検査要請を再遂行する。
【0056】
ブラックボックス230はエイシンクグループに対する応答処理を次第に増加するディレイ単位で遅延させる途中でブラックボックス検査装置210からエイシンクタイプの命令語を新規で入力を受ける場合、次第に増加するディレイ単位だけ待たずに直ちに、エイシンクグループに対する検査を再要請する。
【0057】
ブラックボックス230は追加の検査最適化モードを適用してエイシンクタイプの命令語(第1エイシンクタイプの命令語)に対する応答が存在しない場合、新しくエイシンクタイプの命令語(第2エイシンクタイプの命令語)を受信しても、先のエイシンクタイプの命令語(第1エイシンクタイプの命令語)に対する応答が存在する前まで、新しく受信されたエイシンクタイプの命令語(第2エイシンクタイプの命令語)に対する応答を要請しない。
【0058】
図3は、本実施例に係るブラックボックスが据え置かれるジグを示した図面である。
【0059】
治具310は据置台および複数のケーブルを含む。治具310はブラックボックス230を据置できる溝が形成された据置台とブラックボックス230を動作させ得るケーブル(オーディオ、電源、マイク)を含む。据置台は上側にブラックボックス230を脱着できる突き抜かれている空間を形成し、下端にブラックボックス230を据置できる別途の据置空間を形成する。治具310はブラックボックス230で画面を録画する時、音声録画の有無を確認するために、備えられたスピーカーでビープ音が出力されるようにする。
【0060】
治具310は据置台、電源ケーブル、データケーブル、マイクを含む。据置台はブラックボックス230を据置する溝を形成する。電源ケーブルはブラックボックス230に電源を供給する。データケーブルはブラックボックス230と連結されてデータを送受信する。マイクはブラックボックス230から出力されるサウンドを受信する。
【0061】
図4は、本実施例に係るブラックボックス検査画面を示した図面である。
【0062】
ブラックボックス検査装置210は検査項目をスクリプトで管理(Master、Execute)して検査項目の漏れを防止する。ブラックボックス検査装置210はスクリプト別検査スペック(min/max)を管理して結果判断エラーを防止する。ブラックボックス検査装置210は複数個のTMD220と複数個のブラックボックス230を1:1で連結してブラックボックス製品を複数台同時検査が可能である。
【0063】
図5は、本実施例に係るTMDと一対一で連結されたブラックボックスを示した図面である。
【0064】
ブラックボックス検査装置210は検査項目をスクリプトで管理(Master、Execute)して検査項目の漏れを防止する。ブラックボックス検査装置210はスクリプト別検査スペック(min/max)を管理して結果判断エラーを防止する。ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230を検査する方式は次の通りである。
【0065】
ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230から受信された応答にNGが発生する場合、予め設定された回数だけやり直し(Retry)を遂行して再検査時間を短縮させる。
【0066】
ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に検査時間が短い項目に対してシンク(Sync)タイプの命令語を伝達した後、ブラックボックス230からシンクタイプの命令語に対応する応答をすぐに受信して処理する。
【0067】
ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に検査時間が長くかかる項目に対してエイシンク(Async)タイプの命令語を伝達した後、ブラックボックス230からエイシンクタイプの命令語に対応する応答が受信されるまで待機しながら、シンクタイプの命令語に基づいて他の点検状況に対して先に処理して全体の検査時間を短縮させる。
【0068】
ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に対する電源On/Off制御、電圧/電流測定、スピーカー音量の振幅測定について検査する。ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に対するLED、LCDビジョン検査、空圧シリンダ/モータ位置制御を検査する。ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に対する検査結果(Test Log)を記録する。ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由して生産数量カウントおよび使用回数を記録して装備の維持保守に活用する。
【0069】
図6は、本実施例に係るTMDとブラックボックスの信号処理過程を示した図面である。
【0070】
ブラックボックス検査装置210は複数個のTMD220と複数個のブラックボックス230を1:1で連結してブラックボックス製品を複数台同時検査が可能である。
【0071】
TMD220はブラックボックス230にファクトリーソフトウェアに進入するための開始トリガー(Start Trigger)信号(&tmd 1startWrWn)を伝送する(S610)。ブラックボックス230はTMD220から開始トリガー信号(&tmd 1startWrWn)を受信すれば、開始トリガー信号に対応する応答信号(&ack 1startWrWn)をTMD220に伝送する(S620)。ブラックボックス230はTMD220にファクトリーソフトウェアに進入した結果信号(&result start1 WrWn)を伝送する(S630)。
【0072】
TMD220はブラックボックス230にキー押され点検信号(&tmd 2 key 1 WrWn)を伝送する(S640)。ブラックボックス230はTMD220からキー押され点検信号(&tmd 2 key 1 WrWn)を受信すれば、キー押され点検信号に対応する応答信号(ack 2 key WrWn)をTMD220に伝送する(S650)。ブラックボックス230はTMD220にキー押され点検に対する結果信号(result 2 key 1 okWrWn)を伝送する(S660)。
【0073】
TMD220はブラックボックス230に録画映像再生点検信号(tmd 3 avplay on WrWn)を伝送する(S670)。ブラックボックス230はTMD220から録画映像再生点検信号(tmd 3 avplay on WrWn)を受信すれば、録画映像再生点検信号に対応する応答信号(ack 3 avplay WrWn)をTMD220に伝送する(S680)。ブラックボックス230はTMD220に録画映像再生点検に対する結果信号(result 3 avplay ok WrWn)を伝送する(S690)。
【0074】
図6では段階S610~段階S690を順次実行するものとして記載しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。換言すると、図6に記載された段階を変更して実行したり一つ以上の段階を並列的に実行することで適用可能であり得るので、図6は時系列的な順序に限定されるものではない。
【0075】
前述した通り、図6に記載された本実施例に係るTMDとブラックボックスの信号処理過程は、プログラムで具現されコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され得る。本実施例に係るTMDとブラックボックスの信号処理過程を具現するためのプログラムが記録されてコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。
【0076】
図7は、本実施例に係るTMDとブラックボックス間の信号処理のためのプロトコルを示した図面である。
【0077】
TMD220とブラックボックス230間の通信のための規則と手続きを定義したプロトコルで使われる多様な設定値(ネットワーク連結の速度、認証方法、データ形式)を有するコンフィグレーション(Configuration)を設定する。
【0078】
コンフィグレーション(Configuration)はプロトコルの具現でプロトコルの動作方式、セキュリティ設定、データ形式(フォーマット)、インターフェース、APIを設定する。TMD220はコンフィグレーションでLIN通信方式をUART(115200、8bit、none、1bit、none)通信方式に変換する。TMD220はコンフィグレーションでTMD Commandをtmd、ack、nack、resultで構成する。TMD220はコンフィグレーションで開始文字は}、最後の文字はWrWnであり、各Parameter区分は分かち書きで分離する。TMD220はコンフィグレーションでack、result開始文字は$、最後の文字はWrWnであり、各Parameter区分は分かち書きで分離する。TMD220はコンフィグレーションでackとresult伝達インターバル(Interval)は1500msに設定する。
【0079】
TMD220はコマンドパケット(CommandPacket)を利用してブラックボックス230に命令語を伝送する。
【0080】
ブラックボックス230はコマンドパケットに対応する肯定応答パケット(ACK Packet)を生成してTMD220に信号を伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語の伝達を正常にうけた時、肯定応答パケット(ACK Packet)を生成してTMD220に伝達する。肯定応答パケット(ACK Packet)に対するタイムアウト(Timeout)は5秒に設定される。
【0081】
ブラックボックス230はコマンドパケットに対応する不正応答パケット(NACK Packet)を生成してTMD220に信号を伝送する。ブラックボックス230はTMD220から受信された命令語に定義された検査項目が存在しない場合、不正応答パケット(NACK Packet)を生成してTMD220に伝達する。不正応答パケット(NACK Packet)に対するタイムアウト(Timeout)は5秒に設定される。
【0082】
ブラックボックス230はコマンドパケットに対応する結果パケット(Result Packet)を生成してTMD220に信号を伝送する。ブラックボックス230は検査項目のうちタイムアウトが指定されている場合、該当タイムアウトを使う。ブラックボックス230は検査結果(test result)が不正(ng)である場合、定義されたエラーコード(error code)が存在すれば結果パケットと共に伝達する。
【0083】
図8a、b、c、d、eは、本実施例に係るTMD命令語を示した図面である。
【0084】
ブラックボックス検査装置210はTMD220を経由してブラックボックス230に命令語を伝送する時、検査グループ(Category)、検査モジュール(Module)、検査項目(Action Item)、検査状態(Item)、タイプ(Type)を区分して命令語を伝送する。
【0085】
検査状態がボード(Board)である場合、PCB状態で検査する状態を意味する。検査状態がセット(Set)である場合、機構の組立が完了した完成品状態で検査する状態を意味する。検査状態が自動(Set(Auto))である場合、完成品状態で測定装置を通じて自動で肯定(OK)/不正(NG)を判断する検査状態を意味する。検査状態が手動(Set(Manual))である場合、完成品状態で人が肉眼で判断し、肯定(OK)/不正(NG)ボタンを押して検査する状態を意味する。
【0086】
タイプ(Type)がシンク(Sync)である場合、命令語(Command)を伝達した後、命令語に対応する検査結果を受信してこそ完了する処理方式を意味する。タイプ(Type)がエイシンク(Async)である場合、命令語を伝達し他の検査項目(Sync Command)を進めていて、エイシンク(Aysnc)検査結果を受信して完了する処理方式を意味する。
【0087】
肯定(OK)条件は設定したディレイ(Delay)以前に結果が伝達され、予め設定されたスペック(Spec)に満足する場合を意味する。不正(NG)条件は設定したディレイだけ待機した後、結果が伝達されなければタイムアウト満了、結果値が予め設定されたスペックと異なる場合を意味する。
【0088】
パラメータ(Parameter)は検査を遂行するためのパラメータであり、各検査に該当するパラメータは定義する。
【0089】
ブラックボックス検査装置210は検査項目として、一つのキー押され(Key one Press)、すべてのキー押され(Key all Press)、マルチキー押され(multi-way key)、GPS敏感度(Sensitivity)、GPS敏感度-スペック(Sensitivity-spec)比較、LTE信号強度(RSSI)、重力加速度(G-Sensor)、EDLC(Electric Double Layer Capacitor)のうちいずれか一つを含んでエイシンクタイプで設定した命令語を生成する。
【0090】
ブラックボックス検査装置210は検査項目として、開始(start)、終了(end)、PlayBack(HDMI(登録商標))、前/後方外部入力、USB、キー準備(Key Ready)、LED on/off、LCD RGBカラー(Red、Green、Blue、Color ChartをWhiteに変換)、LCD明るさ(Brightness)(Dark、Bright、Normal)、LCDタッチセンサ、スピーカーボリューム、GPS連結性(Connectivity)、RTC設定、RTCチェック、ドップラーGPSカメラ、ドップラー電力制御、LTE on/off、LTE ICCID、ECHO、電力モード(Power Mode)、ADCキャリブレーション(Calibration)、リセット、メモリカードレコーディング(Recording)、メモリカードフォーマット(Format)、ソフトウェアバージョン、テスト履歴、工場初期化のうちいずれか一つを含んでシンクタイプで設定した命令語を生成する。
【0091】
TMD220は開始終了(Start&End)カテゴリー(検査グループ)のテスト開始(Test Start)モジュール(検査モジュール)の開始(start)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0092】
ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すればUART(LIN)通信確認およびファクトリーソフトウェア進入状態を確認する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータがなく、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はファクトリーソフトウェアに正常進入した場合、肯定(OK)伝達、正常に進入できなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0093】
TMD220は開始終了(Start&End)カテゴリー(検査グループ)のテスト終了(Test End)モジュール(検査モジュール)の終了(end)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から検査終了命令語を受信する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。
【0094】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)のPlayBack(HDMI)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はマイクロSD(MicroSD)カードに録画映像を実行してHDMIに出力する。ブラックボックス230は入力パラメータ1で前面カメラ1、後面カメラ2に設定する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はマイクロSDに録画されたファイルを正常に再生したのであれば肯定(OK)伝達、正常に再生できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は応答(ACK)を伝達した後、すぐに結果(RESULT)を伝達する。ブラックボックス230は録画映像を再生(PlayBack)しなければならない。
【0095】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)の前/後方外部入力の自動(Set(Auto))(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、カメラ入力映像をLCDに出力する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に前面または後面を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はカメラ認識状態、映像入力、UTC通信の有無を確認後、HDMまたはLCDに正常出力したのであれば肯定(OK)伝達、正常に出力できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はUTC通信検証はカメラバージョン情報を利用して確認する。
【0096】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)の前/後方外部入力の手動(Set(Menual))(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、カメラ入力映像をLCDに出力する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に前面または後面を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はカメラ認識状態、映像入力、UTC通信の有無を確認後、HDMまたはLCDに正常出力したのであれば肯定(OK)伝達、正常に出力できなかった場合、不正(NG)ボタンをLCD画面に表示し、検収者が二つのうち一つのボタンを押せば該当結果値をTMD220に伝達する。ブラックボックス230はUTC通信検証はカメラバージョン情報を利用して確認する。ブラックボックス230はタイムアウトとして30秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコード(Timeout Error Code)を伝達する。
【0097】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)のUSB(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、カメラ前面入力映像をUSB(UVC、UAC)で受信してLCDに出力する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にon、offを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はカメラ入力映像をUSBに正常出力したのであれば肯定(OK)伝達、正常に出力できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はブーティング前にUSBがPCに連結されていればダウンロードモードに進入するので、ブラックボックス230 Power on、USBをPCに連結、cmd伝達の順序で動作する。
【0098】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のキー準備(Key Ready)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、キー押され検査前にキー単品短絡(Short)やハンダ付けによる短絡による不良がないか検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に検査する製品のkeyのすべての個数を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はすべてのキー押され状態を確認して押されたキーがなければ肯定(OK)伝達、一個のKEYでも押されているのであれば不正(NG)を伝達する。
【0099】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)の一つのキー押され(Key one Press)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、キー押され検査を遂行する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に検査するキー値を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はパラメータ1のキー値(key value)と同一のキーが押された場合にのみ肯定(OK)伝達、同一のキーが押されなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はファームウェア(Firmware)の固有キー機能(key function)を遂行しない。
【0100】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のすべてのキー押され(Key all Press)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、キー押され検査を遂行する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に検査する製品のキーのすべての個数を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は製品のすべてのキーが1回ずつ個別的に押された場合にのみ肯定(OK)伝達、すべてのキーが1回ずつ個別的に押されなかった場合、不正(NG)伝達する。ブラックボックス230はファームウェア(Firmware)の固有キー機能を遂行しないようにする。ブラックボックス230は入力パラメータ1のkeyの個数は製品ごとに異なるので検査するキーの基準個数として利用する。ブラックボックス230はLCD UIにキー押されを表示する。
【0101】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のマルチキー押され(multi-way key)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、キー押され検査を遂行する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に検査する製品のキーのすべての個数を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はすべてのキーが3回ずつ個別的に押された場合にのみ肯定(OK)を伝達、すべてのキーが3回ずつ個別的に押されなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はファームウェア(Firmware)の固有キー機能を遂行しないようにする。ブラックボックス230は入力パラメータ1のkeyの個数は製品ごとに異なるので検査するキーの基準個数として利用する。ブラックボックス230はLCD UIにキー押されを表示する。ブラックボックス230は初期色相(ホワイト)状態からキー入力時ごとに色相を変更(R、G、B)する。ブラックボックス230はキー押されが存在するたびにビープ音(Beep Sound)を出力する。
【0102】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLEDモジュール(検査モジュール)のLED on/off(検査項目)のうち自動設定(set(Auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LED On/Offを検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にonまたはoffを入力する。ブラックボックス230は入力パラメータ2にLED_Color_eのうち一つを選択する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にLEDをon、offしたのであれば肯定(OK)を伝達、正常にLEDをon、offしながった場合、不正(NG)を伝達する。
【0103】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLEDモジュール(検査モジュール)のLED on/off(検査項目)のうち手動設定(set(manual))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LED On/Offを検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にonまたはoffを入力する。ブラックボックス230は入力パラメータ2にLED_Color_eのうち一つを選択して入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は肯定(OK)/不正(NG)ボタンをLCD画面に表示し、二つのうち一つのボタンを押せば該当結果値を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト30秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコードを伝達する。
【0104】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のLCD RGBカラー(検査項目)のうち自動設定(set(auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LCD色相順序(Red、Green、Blue、Color ChartをWhiteに変換)表現を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にLCD_Color_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にLCDカラーを出力した場合、肯定(OK)を伝達、正常にLCDカラーを出力できなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0105】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のLCD RGBカラー(検査項目)のうち手動設定(set(menual))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LCD色相順序(Red、Green、Blue、Color ChartをWhiteに変換)表現を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にLCD_Color_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は肯定(OK)/不正(NG)ボタンをLCD画面に表示し、二つのうち一つのボタンを押せば該当結果値を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト30秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコードを伝達する。
【0106】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のLCD明るさ(Brightness)(検査項目)のうち自動設定(set(auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LCD明るさ順序(Dark、Bright、Normal)調節を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にLCD_Brightness_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にLCD明るさを出力した場合、肯定(OK)を伝達、正常にLCD明るさを出力できなかった場合、不正(NG)を伝達する。TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のLCD明るさ(Brightness)(検査項目)のうち手動設定(set(menual))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LCD明るさ順序(Dark、Bright、Normal)調節を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にLCD_Brightness_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は肯定(OK)/不正(NG)ボタンをLCD画面に表示し、二つのうち一つのボタンを押せば該当結果値を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト30秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコードを伝達する。
【0107】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のLCDタッチセンサ(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、タッチセンサ認識(感度)を測定する。ブラックボックス230はタッチセンサ認識検査で測定5個のポイントを利用し、順序にかかわらずタッチの有無を検査する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はタッチセンサのポイント5個か正常にタッチされた場合、肯定(OK)を伝達、ポイント5個か正常にタッチされなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト60秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコードを伝達する。ブラックボックス230はファクトリーソフトウェア内部的に5 pointの座標値をdefineして押された位置が正しいかを確認後に肯定(OK)を伝達する。
【0108】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のスピーカーモジュール(検査モジュール)のスピーカーボリューム(検査項目)のうち自動設定について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、スピーカーボリューム(Normal(1 KHz)、Mute、Max、Announcement(Normal))出力を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にSpeaker_Output_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にスピーカー出力が存在すれば肯定(OK)を伝達、正常なスピーカー出力が存在しなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0109】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のスピーカーモジュール(検査モジュール)のスピーカーボリューム(検査項目)のうち手動設定について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、スピーカーボリューム(Normal(1 KHz)、Mute、Max、Announcement(Normal))の出力を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にSpeaker_Output_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はスピーカーボリュームに対する肯定(OK)/不正(NG)ボタンをLCD画面に表示し、二つのうち一つのボタンを押せば該当結果値を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト30秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコード伝達する。
【0110】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のGPSモジュール(検査モジュール)のGPS敏感度(Sensitivity)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、GPS感度測定検査(5回測定平均値伝達)する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力し、結果パラメータ1にSNR(dB単位)を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はGPSコネクションおよび3D FIXED状態であればSNR値と肯定(OK)を伝達、GPS Not ConnectionであるかNOT FIXEDである場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はGPS検査開始時Cold進行後に3D FIXEDを切り替える。ブラックボックス230はタイムアウト60秒の間3D Fixにならない場合、Error Code(e1000)を伝達する。ブラックボックス230は3D Fixが完了して5秒後に衛星の平均感度値を伝達する。
【0111】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のGPSモジュール(検査モジュール)のGPS連結性(Connectivity)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、外装GPSモジュール通信状態を検査する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は外装GPSモジュールが正常にRX/TX通信が確認されると肯定(OK)を伝達、正常にRX/TX通信が確認されなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0112】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のGPSモジュール(検査モジュール)のGPS敏感度-スペック(Sensitivity-spec)比較(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、GPS感度測定検査で比較する検査spec(感度平均値)を自動化で伝達し、その値より高い場合に結果値を伝達する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にspec(感度平均値)を入力し、結果パラメータ1にSNR(dB単位)を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はGPS Connectionおよび3D FIXED状態であればSNR値と肯定(OK)を伝達、GPS Not ConnectionであるかNOT FIXEDである場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はGPS検査開始時Cold進行後に3D FIXEDを切り替える。ブラックボックス230はタイムアウト60秒の間3D Fixにならない場合、Error Code(e1000)を伝達する。ブラックボックス230は3D Fix完了して衛星の平均感度値(SNR)と入力パラメータ1と比較して衛星の平均感度値(SNR)が高い場合、SNR値と肯定(OK)を伝達する。ブラックボックス230は総試み回数(10回)までもSNR値が低い場合、SNR値と不正(NG)を伝達する。
【0113】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のRTCモジュール(検査モジュール)のRTC設定(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、RTCを設定する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にPCの年/月/日/時間/分/秒を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1に年/月/日/時間/分を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にRTC値を書き込んだ(Write)場合、肯定(OK)を伝達、正常なRTC値の書き込みがなされなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は自動化で「年/月/日/時間/分/秒」を比較して、秒単位を±10秒範囲に入ると肯定(OK)処理する。
【0114】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のRTCモジュール(検査モジュール)のRTCチェック(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、RTC設定を確認(LXQ2000、X5000に適用)する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力し、結果パラメータ1に年/月/日/時間/分を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にRTC値を読み取った(Read)場合、肯定(OK)を伝達、正常なRTC値の読み取りがなされなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は順序RTCでバッテリーチェック、時間設定確認、肯定(OK)または不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は自動化で「年/月/日/時間/分/秒」を比較、秒単位を±10秒範囲に入ると肯定(OK)処理する。
【0115】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のドップラー(Doppler)&GPS&CAMERA前方モジュール(検査モジュール)のドップラーGPSカメラ(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、外装で連結する前方モジュール(Doppler&GPS)検査結果およびS/Nを確認する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1にDoppler&GPSモジュールFLASHに保存されたS/Nを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ2にDoppler&GPS検査結果、カメラ認識状態を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は記録されたDoppler&GPS検査結果およびS/Nにより肯定(OK)/不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はGPS検査開始時Cold進行後に3D FIXEDを進行する。
【0116】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のドップラー(Doppler)&GPS&CAMERA前方モジュール(検査モジュール)のドップラー電力制御(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、外装に連結する前方モジュール(Doppler/GPS/CAMERA)でDoppler電源ON/OFFを検査する。ブラックボックス230はパラメータ1にDoppler_Power_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にドップラー電源をon、offがなされた場合、肯定(OK)を伝達、正常なドップラー電源をon、offがなされなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0117】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のLTE on/off(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LTEモジュール電源on/offを検査する。ブラックボックス230は入力パラメータ1にonまたはoffを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にLTEモジュールをon、offがなされた場合、肯定(OK)を伝達、正常なLTEモジュールon、offがなされなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0118】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のLTE ICCID(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、ブラックボックス230とLTEモジュール間USB通信状態確認のためにICCID値を読み込んでくる。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1にICCID 19桁を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にICCID値を読み込んだ場合、肯定(OK)を伝達、正常なICCID値を読み込めない場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は電力がオンされた後、略25~30秒経過後にUSB通信可能である。
【0119】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のLTE RSSI(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、LTE受信感度(RX RSSI)測定を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1にRSSI値(-92~-73dBm)を伝達する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にRSSI値を読み込んだ場合、肯定(OK)を伝達、正常なEcho値を測定できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230は電力がオンされた後、略60秒経過後に有効なRSSI値を測定する。
【0120】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のECHOモジュール(検査モジュール)のECHO(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、ECHO測定を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1でEcho測定値を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にEcho値を測定した場合、肯定(OK)を伝達、正常なEcho値を測定できなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0121】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のセンサモジュール(検査モジュール)の重力加速度(G-Sensor)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、重力加速度センサ(G-Sensor)感度測定を検査する。ブラックボックス230は3秒の間測定された重力加速度X、Y、Z値を検査する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1、2、3に測定された重力加速度X、Y、Z(-500~+500)を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常に重力加速度値を読み込んだ場合、肯定(OK)を伝達、正常な重力加速度値を読み込めない場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はタイムアウト60秒以内に結果値がない場合、タイムアウトエラーコード伝達する。
【0122】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)の電力モード(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、Parking/Normal modeを検査する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1にノーマル(normal)またはパーキング(parking)のうち一つを入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はノーマル(normal)またはパーキング(parking)のうち確認されたモードが存在する場合、肯定(OK)を伝達、ノーマル(normal)またはパーキング(parking)のうち確認されたモードが存在しない場合、不正(NG)を伝達する。
【0123】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のADC Calibration(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、SETの12V/24 ADCキャリブレーション(Calibration)を進行する。ブラックボックス230は内部にADC Table管理をし、±1.4Vを外れるとファクトリーソフトウェアを利用して不正(NG)処理する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1にADC値を入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ2にADC Cal偏差値(整数値)を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はADCキャリブレーションを正常に実行した場合、肯定(OK)を伝達、ADCキャリブレーションを正常に実行できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、SETの12V/24V ADC Calibrationが正常に遂行されたかを検査する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ1に補正されたcal値が適用されて表記される電圧値(単位mV)を入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はADCキャリブレーションを正常に実行したのであれば肯定(OK)を伝達、ADCキャリブレーションを正常に実行できなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0124】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のEDLC(Electric Double Layer Capacitor)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、Power Off後EDLC状態(電圧)を結果に伝達する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータがなく、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はEDLCが正常状態であれば肯定(OK)を伝達、EDLCが正常状態でない場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はPower Off以後結果値伝達可能所要時間として3~4秒を有する。
【0125】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のリセット(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、micomを通じてのresetを遂行する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にマイコンリセット(micom reset)を実行した場合、肯定(OK)を伝達、正常にマイコンリセットが実行されなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0126】
TMD220はメモリカテゴリー(検査グループ)のマイクロSDモジュール(検査モジュール)のメモリカードレコーディング(Recording)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、前/後方カメラ録画映像をマイクロSDに保存する。ブラックボックス230は入力パラメータを未入力する。ブラックボックス230は結果パラメータを未入力し、TMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はレコーディング(Recoding)(5秒)以後に肯定(OK)を伝達、マイクロSD認識および保存、カメラ映像入力に問題があってレコーディングできなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0127】
TMD220はメモリカテゴリー(検査グループ)のマイクロSDモジュール(検査モジュール)のメモリカードフォーマット(Format)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、検査開始前にSDカードをフォーマットして検査する。ブラックボックス230は入力/結果パラメータを未入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にSDカードフォーマットが完了した場合、肯定(OK)を伝達、正常なSDカードフォーマットが完了しなかった場合、不正(NG)を伝達する。
【0128】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)のソフトウェアバージョン(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、SWバージョンをチェックする。ブラックボックス230は入力パラメータ1にSW_Version_eのうち一つを入力する。ブラックボックス230は伝達パラメータ1にバージョン情報を伝達する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常にNANDに保存されたバージョン情報を読み込んだ場合、バージョン情報および肯定(OK)を伝達、正常なNANDに保存されたバージョン情報を読み込めない場合、不正(NG)を伝達する。
【0129】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)のテスト履歴(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、テスト完了情報をブラックボックス230 Nand flashに保存して製品検査結果履歴を照会する。ブラックボックス230は入力パラメータ1に保存、除去または呼び出しを入力する。ブラックボックス230は結果パラメータ2にBF/Tを1で入力するかSF/Tを2で入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230はNANDメモリに正常にBF/TまたはSF/T Flagを変更を確認する場合、肯定(OK)を伝達、NANDメモリに正常にBF/TまたはSF/T Flagを変更を確認できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はボード検査で既存F/TをBF/T(Board Factory Test)に変更する。ブラックボックス230はSET検査でSF/T(Set Factory Test)で新規追加する。ブラックボックス230はMTP文書/Diag画面にBF/T、SF/Tアップデートを遂行する。
【0130】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)の工場初期化(Factory Reset)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信すれば、すべての検査工程が終わって最後の段階で実行する。ブラックボックス230は入力/伝達パラメータを未入力する。ブラックボックス230はTMD220から命令語を正常に受信した場合、応答(ack)を伝達する。ブラックボックス230は正常に工場初期化(Factory Reset)を遂行した場合、肯定(OK)を伝達、正常な工場初期化を遂行できなかった場合、不正(NG)を伝達する。ブラックボックス230はSDカードフォーマット、ユーザセッティング値初期化、GPS Cold(Init)を遂行する。ブラックボックス230はAging検査以後工場初期化を遂行する。ブラックボックス230はBF/T、SF/T検査結果がすべてPASSである場合、工場初期化を遂行する。ブラックボックス230はDiag 1-6、GPS、EDLCがすべてPASSである場合、工場初期化を遂行する。
【0131】
図9a、bは、本実施例に係る命令語配置を示した例示図である。
【0132】
TMD220はシンク(sync)タイプで初期化(Initialize)、電圧測定(Measure TMD voltage)、電力(Power on ACC)、ブーティングログ確認(Power on 12V、Booting log Check)、開始(Start)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0133】
以後、TMD220はエイシンク(Async)タイプでGPS信号強度(GPS RSSI)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0134】
TMD220はシンク(sync)タイプでSAT結果除去(SAT Result Remove)、キー準備(Key ready)、ファームウェアバージョン(Firmware Version)、マイコンバージョン(MICOM Version)、SDカードフォーマット(SD Card format)、電力モードノーマル(Power mode Normal)、ACC電力オフ(Power off ACC)、パーキング電力モード(Power modeParking)、ACC電力オン(Power on ACC)、スピーカーアナウンス(Speaker Announce)、スピーカー最大出力(Speaker out Max)、スピーカー出力音消去(Speaker out Mute)、ディレイ(Delay)、LCDバックライト明るさ(LCD Backlight Bright)、LCDディスプレイレッド(LCD Display Red)、LCDディスプレイグリーン(LCD Display Green)、LCDディスプレイブルー(LCD Display Blue)、LEDオレンジオン(Led orange on)、LEDグリーンオン(Led green on)、ディレイ(Delay)、エイシンク待機(Wait Async)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0135】
以後、TMD220はエイシンク(Async)タイプでマルチウェイ(Multiway)スイッチ検査(Key way)、重力加速度センサ(G-Sensor)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0136】
TMD220はシンク(sync)タイプでエイシンク待機(Wait Async)、ディレイ(Delay)、電流リセット(Reset Current)、エイシンク待機(Wait Async)、自動化モード進入(Start)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0137】
以後、TMD220はエイシンク(Async)タイプでEDLCを検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0138】
TMD220はシンク(sync)タイプでACC電源オフ(Power off ACC)、12V電源オフ(Power off 12V)、前面カメラ(Camera front on)、後面カメラ(Camera rear on)、ビープサウンドオン(Sound on)、映像録画(Recording)、ビープサウンドオフ(Sound off)、SDカードに録画された前方カメラ映像再生(Avplay front cam on)、キャリブレーション(Calibration)、キャリブレーション結果確認(Check Calibration)、工場初期化(Factory Reset)、SAT結果保存(SAT Result Save)、終了(End)を検査するようにする命令語をブラックボックス230に伝送する。
【0139】
ブラックボックス検査装置210は命令語のタイプをシンクとエイシンクを予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を点検するようにする。ブラックボックス検査装置210は、ブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち必須機能不良を判断する命令語に対応するシンクタイプ命令語、エイシンクタイプ命令語を予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を点検するようにする。ブラックボックス検査装置210は、ブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち選択的な機能不良を判断する命令語に対応するシンクタイプ命令語、エイシンクタイプ命令語を予め設定されたアルゴリズムにより組み合わせて最短時間でブラックボックス230を点検するようにする。
【0140】
ブラックボックス検査装置210は、ブラックボックス230の全体故障を判断する命令語のうち特定機能を担当する命令語のみを選別するようにする。ブラックボックス検査装置210は特定機能を担当する命令語のタイプをシンクまたはエイシンクで設定して特定機能に特化した不良を速やかに確認するようにする。ブラックボックス検査装置210はシンクまたはエイシンクで設定された特定機能を担当する命令語を予め設定されたアルゴリズムにより配列してブラックボックス230を速やかに検収するようにする。
【0141】
図10a、b、cは、本実施例に係るエラーコードを示した図面である。
【0142】
ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信した後、命令語に対応する検査項目を検査し、検査が正常に遂行されない場合、エラーコード(Error Code)を生成する。
【0143】
ブラックボックス230はTMD220から命令語を受信した後、命令語に対応する検査項目を検査し、検査が正常に遂行されない場合、エラーコード(Error Code)を生成する。
【0144】
TMD220は開始終了(Start&End)カテゴリー(検査グループ)のテスト開始(Test Start)モジュール(検査モジュール)の開始(start)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から開始のための命令語を受信した後、START CMDを一回以上呼び出すかMicro SDカード認識(Read/Write)エラーが発生する場合、0x00エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0145】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)のカメラ選択(Select Camera)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からカメラ選択のための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生するか、Micro SDカードに録画ファイルが存在しないか、Micro SDカードに録画ファイルが再生されない場合、0x01エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0146】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)の外部入力(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から外部入力を検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、後面カメラ認識エラー、前面カメラ認識エラー、前面カメラUTC通信エラー、後面カメラUTC通信エラー、タイムアウト30秒が発生する場合、0x02エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0147】
TMD220はAVカテゴリー(検査グループ)のカメラモジュール(検査モジュール)のUSB(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からUSB入力を検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、USB認識エラーが発生する場合、0x26エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0148】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のキー準備(Key Ready)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からキー準備を検査するための命令語を受信した後、押されているキー値を伝達しながら、0x03エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0149】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)の一つのキー押され(Key one Press)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から一つのキー押されを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生する場合、0x04エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0150】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のすべてのキー押され(Key all Press)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から全体キー押されを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生する場合、0x05エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0151】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のキーモジュール(検査モジュール)のマルチキー押され(multi-way key)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からマルチキー押されを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト60秒が発生する場合、0x29エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0152】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLEDモジュール(検査モジュール)のon/off(検査項目)のうち自動設定(set(Auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からLED on/off検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト30秒が発生する場合、0x06エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0153】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のRGBカラー(検査項目)のうち自動設定(set(auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からLCD RGBカラーを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト30秒が発生する場合、0x07エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0154】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)の明るさ(Brightness)(検査項目)のうち自動設定(set(auto))について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から明るさを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト30秒が発生する場合、0x08エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0155】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLCDモジュール(検査モジュール)のタッチセンサ(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からタッチセンサを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト60秒が発生する場合、0x22エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0156】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のスピーカーモジュール(検査モジュール)のボリューム(検査項目)のうち自動設定について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からスピーカーボリュームを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、タイムアウト30秒が発生する場合、0x09エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0157】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のGPSモジュール(検査モジュール)の敏感度(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からGPS敏感度を検査するための命令語を受信した後、GPSモジュールと通信ができない場合(60秒タイムアウト)、0x10エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0158】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のGPSモジュール(検査モジュール)の敏感度-スペック比較(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からGPS敏感度を検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー(タイムアウト60秒)、0x30エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0159】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のドップラー(Doppler)&GPS&CAMERA前方モジュール(検査モジュール)のドップラーGPSカメラ(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からGPS敏感度を検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、前面カメラ認識エラー、GPSパスでない場合、ドップラーPASSでない場合、GPSとドップラーがすべてPASSでない場合、タイムアウト30秒が発生した場合、0x27エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0160】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のドップラー(Doppler)&GPS&CAMERA前方モジュール(検査モジュール)のドップラー電力制御(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からドップラー電力制御を検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、前面カメラ認識エラー、ドップラー電力セッティングエラー、タイムアウト30秒が発生した場合、0x28エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0161】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のRTCモジュール(検査モジュール)のRTC(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からRTCを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生した場合、0x11エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0162】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のon/off(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からLTE on/offを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生した場合、0x23エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0163】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のICCID(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からICCIDを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、USB認識しない(USB連結不良チェック)、e-SIM認識しない(SIM連結不良チェック)、ATポート応答なしが発生した場合、0x24エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0164】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のLTEモジュール(検査モジュール)のRSSI(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からRSSIを検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、USB認識しない(USB連結不良チェック)、e-SIM認識しない(SIM連結不良チェック)、ATポート応答なし、基地局(Cell)から離れているためRSSIを受信できないことが発生した場合、0x25エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0165】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)のセンサモジュール(検査モジュール)のG-Sensor(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から重力加速度センサを検査するための命令語を受信した後、タイムアウト60秒が発生した場合、0x12エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0166】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)の電力モード(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220から電力モード検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生した場合、0x13エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0167】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のADC Calibration(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からADCキャリブレーションを検査するための命令語を受信した後、12V±1.4V、24±1.4Vスペックを外れる場合が発生した場合、0x14エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0168】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のEDLC(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からEDLC検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生した場合、0x15エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0169】
TMD220は周辺装置(Peripheral)カテゴリー(検査グループ)の電力モジュール(検査モジュール)のリセット(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラーが発生した場合、0x16エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0170】
TMD220はメモリカテゴリー(検査グループ)のマイクロSDモジュール(検査モジュール)のレコーディング(Recording)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、後面カメラ認識エラーが発生した場合、0x17エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0171】
TMD220はメモリカテゴリー(検査グループ)のマイクロSDモジュール(検査モジュール)のフォーマット(Format)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、SDカード認識エラーが発生した場合、0x18エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0172】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)のソフトウェアバージョン(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、MICOM(前方モジュール)バージョン要請時front camera認識エラー、MICOM(前方モジュール)バージョン要請時Time Out 30秒が発生した場合、0x19エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0173】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)のテスト履歴(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、入力パラメータエラー、テスト履歴情報をFlashで読み込めない場合が発生した場合、0x20エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0174】
TMD220はシステムカテゴリー(検査グループ)のシステムモジュール(検査モジュール)の工場初期化(Factory Reset)(検査項目)について検査するための命令語をブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス230はTMD220からリセット検査するための命令語を受信した後、ユーザセッティング値初期化エラー、SDカード認識エラーが発生した場合、0x21エラーコードを生成してTMD220に伝送する。
【0175】
図11は、本実施例に係るエイシンクタイプの命令語に設置された待機区間を示した図面である。
【0176】
ブラックボックス検査装置210はエイシンクタイプで設定された複数の検査項目に対応する命令語を生成してブラックボックス230に伝送する。ブラックボックス検査装置210は第1待機区間1110、第2待機区間1120、第3待機区間1130を有するエイシンクタイプの命令語を生成する。
【0177】
第1待機区間1110は命令語が伝達された後、操作者が命令語に対応する操作を遂行して応答が発生するまでの一般的なリアクション(reaction)待機区間を意味する。
【0178】
第2待機区間1120は命令語が伝達された後、第1待機区間1110まで応答がない場合、追加的に待機する区間を意味する。第2待機区間1120はリセットが発生する前まで応答を待つ区間を意味する。ブラックボックス230は第2待機区間1120内にリセットを含む命令を受信しても第2待機区間1120が経過するまでリセットを遂行せずに待機する。
【0179】
第3待機区間1130は命令語が伝達された後、応答が発生しないためリセットを以後に先送りする区間を意味する。
【0180】
ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語を受信した後、エイシンクタイプの命令語に対応する応答が存在しない場合、シンクタイプの命令語に対応する応答を先に処理する。
【0181】
ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語に対する応答が存在しない場合、第1待機区間1110、第2待機区間1120、第3待機区間1130まで待機していてから、リセット以後にエイシンクタイプの命令語に対する処理を先送りする。
【0182】
換言すると、エイシンクタイプの命令語に対する応答が存在するためには、操作者が直接ブラックボックス230に出力されたエイシンクタイプの命令語を確認した後にブラックボックス230のボタンを操作しなければならないので、第3待機区間1130以後に先送りしたエイシンクタイプの命令語が一度に処理され得る。
【0183】
ブラックボックス230はブラックボックス検査装置210から複数の命令語を受信して処理する過程で、エイシンクタイプの命令語がn個(予め設定された個数)以上が第2待機区間1120に進入する場合、第2待機区間1120を適応的に短くなるように区間を減らす。
【0184】
換言すると、ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語が5個(予め設定された個数)以上が第2待機区間1120に進入する場合、操作者がエイシンクタイプの命令語を確認した後にブラックボックス230のボタンを操作できない状態と判断する。ブラックボックス230はブラックボックス230のボタンを操作できない状態であるので、第2待機区間1120だけ待機する必要がないと判断して第2待機区間1120が短くなるように調節する。
【0185】
図12は、本実施例に係る未処理されたエイシンクタイプの命令語をグルーピングして処理する方法を示した図面である。
【0186】
ブラックボックス230はブラックボックス検査装置210からリセットを含む命令語を受信する。ブラックボックス230はブラックボックス検査装置210からリセットを含む命令語によりリセットを遂行する。ブラックボックス230はリセット以後に先送りされたエイシンクタイプの命令語をエイシンクグループにグルーピングする。
【0187】
ブラックボックス230はエイシンクグループに対して次第に増加するディレイ単位で先送りしながら検査要請を再遂行する。ブラックボックス230はエイシンクグループに対する応答処理を第1ディレイ単位で遅延させる。
【0188】
ブラックボックス230は第1ディレイ単位の時間が経過すると、エイシンクグループに含まれた複数のエイシンクタイプの命令語に対する応答が入力されるかどうかを確認する。
【0189】
ブラックボックス230は第1ディレイ単位の時間が経過した後、エイシンクグループに含まれた複数のエイシンクタイプの応答が入力されるかどうかを確認する。ブラックボックス230はエイシンクグループに含まれた命令語のうち最初の命令語である第1エイシンクタイプの命令語に対して応答が存在しない場合、エイシンクグループに含まれた残りのエイシンクタイプの命令語に対する応答処理を確認せず、再び第2ディレイ単位(第1ディレイ単位より増加したディレイ)でエイシンクグループに対する応答処理を遅延させる。
【0190】
ブラックボックス230は第2ディレイ単位の時間が経過した後、エイシンクグループに含まれた複数のエイシンクタイプの応答が入力されるかどうかを確認する。ブラックボックス230はエイシンクグループに含まれた命令語のうち最初の命令語である第1エイシンクタイプの命令語に対して応答が存在しない場合、エイシンクグループに含まれた残りのエイシンクタイプの命令語に対する応答処理を確認せず、再び第3ディレイ単位(第2ディレイ単位より増加したディレイ)でエイシンクグループに対する応答処理を遅延させる。
【0191】
ブラックボックス230はディレイ単位の次第に増加した時間が経過した後、エイシンクグループに含まれた複数のエイシンクタイプの応答が入力されるかどうかを確認する時、エイシンクグループに含まれた命令語のうち最初の命令語である第1エイシンクタイプの命令語に対する応答が存在すれば、エイシンクグループに含まれた命令語のうち残りの命令語に対する応答を順次確認する。
【0192】
ブラックボックス230はエイシンクグループに対する応答処理を次第に増加するディレイ単位で遅延させる途中で、ブラックボックス検査装置210からエイシンクタイプの命令語を新規で入力を受ける場合、次第に増加するディレイ単位だけ待たずに直ちに、エイシンクグループに対する検査を再要請する。
【0193】
もし、ブラックボックス230は新規で入力されたエイシンクタイプの命令語に対する応答が存在する場合、ディレイ単位で時間を遅延せずに直ちに、エイシンクグループに含まれた残りのエイシンクタイプの命令語に対する応答を再要請する。
【0194】
図13は、本実施例に係る未処理されたエイシンクタイプの命令語が存在する時の命令語処理方法を示した図面である。
【0195】
ブラックボックス230はエイシンクタイプの命令語に対する応答が存在しない場合、追加の検査最適化モードを適用することができる。
【0196】
ブラックボックス230は追加の検査最適化モードを適用して第1エイシンクタイプの命令語に対する応答が存在しない場合、新しく第2エイシンクタイプの命令語を受信しても第1エイシンクタイプの命令語に対する応答が存在する時、第2エイシンクタイプの命令語に対する応答を確認しない。
【0197】
以上の説明は本実施例の技術思想を例示的に説明ものに過ぎず、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば本実施例の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正および変形が可能であろう。したがって、本実施例は本実施例の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、このような実施例によって本実施例の技術思想の範囲が限定されるものではない。本実施例の保護範囲は下記の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本実施例の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0198】
210:ブラックボックス検査装置
220:TMD
230:ブラックボックス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8a
図8b
図8c
図8d
図8e
図9a
図9b
図10a
図10b
図10c
図11
図12
図13