(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127836
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイス
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20240912BHJP
H05K 5/03 20060101ALI20240912BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20240912BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/00 346D
H05K5/03 A
H04N5/64 581Z
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024033444
(22)【出願日】2024-03-06
(31)【優先権主張番号】10-2023-0030313
(32)【優先日】2023-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】クキョル チョン
(72)【発明者】
【氏名】クァンホ チェ
【テーマコード(参考)】
4E360
5G435
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AB05
4E360AB08
4E360AB42
4E360AB51
4E360AD01
4E360BA04
4E360BB02
4E360BB12
4E360BB22
4E360BC03
4E360BD05
4E360EA14
4E360EA21
4E360EA24
4E360EC04
4E360EC14
4E360ED07
4E360ED16
4E360FA02
4E360FA12
4E360GA02
4E360GA11
4E360GA24
4E360GB01
4E360GC02
4E360GC04
4E360GC08
4E360GC20
5G435AA07
5G435AA12
5G435AA14
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE02
5G435EE14
5G435EE36
5G435GG44
5G435HH12
5G435HH18
5G435HH20
5G435LL07
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ディスプレイデバイスを容易に保管及び携帯できるディスプレイデバイスを提供する。
【解決手段】ディスプレイパネルを備えるディスプレイモジュールと、前記ディスプレイモジュールが移動可能に装着されるボトムケースと、及び、前記ボトムケースにヒンジ連結されるトップケースとを備えるディスプレイデバイスにより達成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネルを備えるディスプレイモジュールと、
前記ディスプレイモジュールが移動可能に装着されるボトムケースと、及び
前記ボトムケースにヒンジ連結されるトップケースと、を備えてなる、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記ディスプレイモジュールは、
前記ディスプレイパネルの後方に位置し、前記ディスプレイパネルが結合されるパネルフレームと、
前記パネルフレームの後面に装着される制御ボードと、
前記パネルフレームの後方に位置し、前記制御ボードを覆うバックカバーと、及び
前記バックカバーと前記制御ボードとの間に位置し、前記制御ボードの少なくとも一部と重なる第1の遮蔽部材と、を更に備える、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記制御ボードは、前記ディスプレイパネルに光を提供する光源のドライブボードである、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
前記ボトムケースは、
収容空間を提供するアウターシェルと、
前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルと結合されるボトムフレームと、
前記収容空間を覆い、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向するトッププレートと、
前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記ボトムフレームに結合されるパワーサプライユニットと、
前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記パワーサプライユニットに隣接し、前記ボトムフレームに結合されるメインボードと、及び
前記トッププレートと前記メインボードとの間に位置し、前記メインボードの少なくとも一部と重なる第2の遮蔽部材と、を備える、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項5】
前記第2の遮蔽部材は、
前記メインボードの少なくとも一部を覆うグラファイトシート(Graphite sheet)で形成され、
前記アウターシェルの平面に対して傾いた、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項6】
前記パワーサプライユニットは、前記ディスプレイモジュールの制御ボード及び前記第1の遮蔽部材と重ならない、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項7】
前記第1の遮蔽部材は、前記メインボードを覆う第2の遮蔽部材と重ならない、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項8】
前記第1の遮蔽部材は、グラファイトシート(graphite sheet)で形成される、請求項7に記載のディスプレイデバイス。
【請求項9】
一側が前記ボトムケースにピボット連結され、他側が前記ディスプレイモジュールにピボット連結されるアームを更に備え、
前記ディスプレイモジュールは、前記アームのピボット運動により前記ボトムケースに収納されるか、又は、前記ボトムケースから起立する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項10】
前記ボトムケースは、
収容空間を提供するアウターシェルと、
前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルに結合されるボトムフレームと、
そして、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向し、前記アウターシェルの収容空間を覆うトッププレートと、を備え、
前記ディスプレイモジュールは、
前記トップケースが前記ボトムケースを覆うと、前記トッププレートと前記トップケースとの間で前記トッププレートと向かい合って収納されるか、又は、前記トップケースが前記ボトムケースを開放すると、前記トップケースと向かい合って前記トッププレートから起立する、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項11】
前記アウターシェルの外側に位置し、前記アウターシェル又は前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに結合されるロアーボディと、
前記トップケースに結合され、前記ロアーボディと向かい合うアッパーボディと、
前記ロアーボディにピボット連結され、前記アッパーボディが前記ロアーボディに当接すれば、前記アッパーボディに係止されるロックレバーと、を備える、請求項10に記載のディスプレイデバイス。
【請求項12】
前記ロアーボディは、
前記アウターシェルの外面と接触し、前記ボトムフレームに固定される固定部と、
そして、前記ロアーボディの固定部の上端面から突出され、前記アッパーボディと向かい合うロアーリブと、を備え、
前記アッパーボディは、
前記トップケースに固定される固定部と、
そして、前記アッパーボディの固定部から長く延び、前記ロアーリブに当接しながら曲がるアッパーフックと、を備え、
前記ロックレバーは、
前記ロアーボディの固定部に回動可能に結合されるピボット軸と、
前記ピボット軸と連結され、長く延びて、前記ピボット軸を中心にシーソーイング(seesawing)するレバーボディと、
前記レバーボディの一端に形成され、前記アッパーボディのアッパーフックに係止されるロッキングフックと、を備える、請求項11に記載のディスプレイデバイス。
【請求項13】
前記ロックレバーは、前記レバーボディの内側で前記ピボット軸の周りに形成され、前記ピボット軸に対して回転するカムを更に備え、
前記カムは、
直線面を形成する第1のパートと、
前記第1のパートから延び、曲線面を形成する第2のパートと、
前記第2のパートから延び、前記第2のパートの曲線面と変曲点を形成する曲線面を提供する第3のパートと、を備える、請求項12に記載のディスプレイデバイス。
【請求項14】
前記アウターシェル又は前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに固定される一対の固定セグメントと、及び
長く延びて、両側が前記一対の固定セグメントに結合されるハンドルと、を備える、請求項10に記載のディスプレイデバイス。
【請求項15】
前記ハンドルは、
前記一対の固定セグメントに結合されるコアと、及び
前記コアを囲むスキンと、を備え、
前記コアの引張強度は、前記スキンの引張強度より大きい、請求項14に記載のディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ディスプレイデバイスに関する。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2023-0030313号(出願日:2023年3月8日;DAS:A819)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
情報化社会が発展するにつれて、ディスプレイデバイスに対する要求も様々な形態で増加しており、これに応じて、最近には、LCD(Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、ELD(Electro luminescent Display)、VFD(Vacuum Fluorescent Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)など、様々なディスプレイデバイスが研究され、使用されている。
【0004】
このうち、LCDパネルは、液晶層を挟んで対向(facing)するTFT基板とカラー基板とを備え、バックライトユニットから提供される光を用いて画像を表示できる。そして、OLEDパネルは、透明電極が形成された基板に自ら発光できる有機物層を蒸着して画像を表示できる。
【0005】
近年、室外で利用可能なディスプレイデバイスについての多くの研究がなされている。これとともに、ディスプレイデバイスの保管及び携帯性を向上させる構造についての多くの研究がなされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0007】
更に他の目的は、ディスプレイデバイスを容易に保管及び携帯できる構造を提供することでありうる。
【0008】
更に他の目的は、携帯用ディスプレイデバイスの耐久性及び剛性を向上させることができる構造を提供することでありうる。
【0009】
更に他の目的は、携帯用ディスプレイデバイスの放熱構造を提供することでありうる。
【0010】
更に他の目的は、携帯用ディスプレイデバイスの衝撃吸収構造を提供することでありうる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記または他の目的を達成するための本開示の一側面によれば、ディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルを備えるディスプレイモジュールと、前記ディスプレイモジュールが移動可能に装着されるボトムケースと、そして、前記ボトムケースにヒンジ連結されるトップケースとを備える(含んでなる;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)ことができる。
【0012】
〔本発明の一の態様〕
本発明にあっては、以下の態様を提案することができる。
〔1〕
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネルを備えるディスプレイモジュールと、
前記ディスプレイモジュールが移動可能に装着されるボトムケースと、及び
前記ボトムケースにヒンジ連結されるトップケースと、を備えてなる、ディスプレイデバイス。
〔2〕
前記ディスプレイモジュールは、
前記ディスプレイパネルの後方に位置し、前記ディスプレイパネルが結合されるパネルフレームと、
前記パネルフレームの後面に装着される制御ボードと、
前記パネルフレームの後方に位置し、前記制御ボードを覆うバックカバーと、及び
前記バックカバーと前記制御ボードとの間に位置し、前記制御ボードの少なくとも一部と重なる第1の遮蔽部材と、を更に備える、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔3〕
前記制御ボードは、前記ディスプレイパネルに光を提供する光源のドライブボードである、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
〔4〕
前記ボトムケースは、
収容空間を提供するアウターシェルと、
前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルと結合されるボトムフレームと、
前記収容空間を覆い、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向するトッププレートと、
前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記ボトムフレームに結合されるパワーサプライユニットと、
前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記パワーサプライユニットに隣接し、前記ボトムフレームに結合されるメインボードと、及び
前記トッププレートと前記メインボードとの間に位置し、前記メインボードの少なくとも一部と重なる第2の遮蔽部材と、を備える、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
〔5〕
前記第2の遮蔽部材は、
前記メインボードの少なくとも一部を覆うグラファイトシート(Graphite sheet)で形成され、
前記アウターシェルの平面に対して傾いた、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔6〕
前記パワーサプライユニットは、前記ディスプレイモジュールの制御ボード及び前記第1の遮蔽部材と重ならない、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔7〕
前記第1の遮蔽部材は、前記メインボードを覆う第2の遮蔽部材と重ならない、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔8〕
前記第1の遮蔽部材は、グラファイトシート(graphite sheet)で形成される、〔7〕に記載のディスプレイデバイス。
〔9〕
一側が前記ボトムケースにピボット連結され、他側が前記ディスプレイモジュールにピボット連結されるアームを更に備え、
前記ディスプレイモジュールは、前記アームのピボット運動により前記ボトムケースに収納されるか、又は、前記ボトムケースから起立する、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔10〕
前記ボトムケースは、
収容空間を提供するアウターシェルと、
前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルに結合されるボトムフレームと、
そして、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向し、前記アウターシェルの収容空間を覆うトッププレートと、を備え、
前記ディスプレイモジュールは、
前記トップケースが前記ボトムケースを覆うと、前記トッププレートと前記トップケースとの間で前記トッププレートと向かい合って収納されるか、又は、前記トップケースが前記ボトムケースを開放すると、前記トップケースと向かい合って前記トッププレートから起立する、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔11〕
前記アウターシェルの外側に位置し、前記アウターシェル又は前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに結合されるロアーボディと、
前記トップケースに結合され、前記ロアーボディと向かい合うアッパーボディと、
前記ロアーボディにピボット連結され、前記アッパーボディが前記ロアーボディに当接すれば、前記アッパーボディに係止されるロックレバーと、を備える、〔10〕に記載のディスプレイデバイス。
〔12〕
前記ロアーボディは、
前記アウターシェルの外面と接触し、前記ボトムフレームに固定される固定部と、
そして、前記ロアーボディの固定部の上端面から突出され、前記アッパーボディと向かい合うロアーリブと、を備え、
前記アッパーボディは、
前記トップケースに固定される固定部と、
そして、前記アッパーボディの固定部から長く延び、前記ロアーリブに当接しながら曲がるアッパーフックと、を備え、
前記ロックレバーは、
前記ロアーボディの固定部に回動可能に結合されるピボット軸と、
前記ピボット軸と連結され、長く延びて、前記ピボット軸を中心にシーソーイング(seesawing)するレバーボディと、
前記レバーボディの一端に形成され、前記アッパーボディのアッパーフックに係止されるロッキングフックと、を備える、〔11〕に記載のディスプレイデバイス。
〔13〕
前記ロックレバーは、前記レバーボディの内側で前記ピボット軸の周りに形成され、前記ピボット軸に対して回転するカムを更に備え、
前記カムは、
直線面を形成する第1のパートと、
前記第1のパートから延び、曲線面を形成する第2のパートと、
前記第2のパートから延び、前記第2のパートの曲線面と変曲点を形成する曲線面を提供する第3のパートと、を備える、〔12〕に記載のディスプレイデバイス。
〔14〕
前記アウターシェル又は前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに固定される一対の固定セグメントと、及び
長く延びて、両側が前記一対の固定セグメントに結合されるハンドルと、を備える、〔10〕に記載のディスプレイデバイス。
〔15〕
前記ハンドルは、
前記一対の固定セグメントに結合されるコアと、及び
前記コアを囲むスキンと、を備え、
前記コアの引張強度は、前記スキンの引張強度より大きい、〔14〕に記載のディスプレイデバイス。
【発明の効果】
【0013】
本開示に係るディスプレイデバイスの効果について説明すれば、次のとおりである。
【0014】
本開示の実施形態のうち、少なくとも1つによれば、ディスプレイデバイスを容易に保管及び携帯できる構造を提供できる。
【0015】
本開示の実施形態のうち、少なくとも1つによれば、携帯用ディスプレイデバイスの耐久性及び剛性を向上させることができる構造を提供できる。
【0016】
本開示の実施形態のうち、少なくとも1つによれば、携帯用ディスプレイデバイスの放熱構造を提供できる。
【0017】
本開示の実施形態のうち、少なくとも1つによれば、携帯用ディスプレイデバイスの衝撃吸収構造を提供できる。
【0018】
本開示の適用可能性の追加的な範囲は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内での様々な変更及び修正は、当業者に明確に理解され得るので、詳細な説明及び本開示の望ましい実施形態のような特定実施形態は、単に例示として与えられたことと理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1-49】本開示の実施形態等に係るディスプレイデバイスの例を示した図面等である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して本明細書に開示された実施形態を詳細に説明するものの、図面符号に関係なく、同一であるか、類似した構成要素は、同じ参照符号を付与し、これについての重複する説明を省略する。
【0021】
以下の説明において使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書作成の容易さだけが考慮されて付与されるか、混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。
【0022】
また、本明細書に開示された実施形態を説明するにあたり、関連した公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は、本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするためのものであり、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本開示の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むことと理解されなければならない。
【0023】
第1、第2などのように、序数を含む用語は、様々な構成要素等を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素等は、前記用語により限定されない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。
【0024】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか、「接続されて」いると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解されるべきであろう。それに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか、「直接接続されて」いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきであろう。
【0025】
単数の表現は、文脈上、明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0026】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0027】
図面に示された上(U)、下(D)、左(Le)、右(Ri)、前(F)、後(R)の方向表示は、説明の便宜のためのものであり、これによって本明細書に開示された技術的思想が制限されない。
【0028】
本開示のディスプレイパネルは、LCDパネルであるか、OLEDパネルであることができるが、本開示に適用されることができるディスプレイパネルの種類がこれに限定されるものではない。
【0029】
図1及び
図2に示すように、ディスプレイデバイス1は、ベース10、カバー20、ヒンジ30、アーム50(arm)、そして、ディスプレイ70を備えることができる。
【0030】
ベース10は、全体的に平たいボックス状を有することができる。定着部10Sは、ベース10の上面から下方へと陥没されながら形成されることができる。定着部10Sのサイズは、ディスプレイ70のサイズに対応することができる。例えば、ベース10は、プラスチック材質を含むことができる。ベース10は、ロアーボディ10、ロアーケース10、ロアーハウジング10、ボトムボックス10、ボトムキャビネット10、またはボトムケース10と称することができる。
【0031】
カバー20は、全体的に平たいボックス状を有することができる。カバー20の外観は、ベース10の外観と似ていることができる。陥没部20Sは、カバー20の一面に形成されることができ、ディスプレイ70に対して定着部10Sと対向(opposite)することができる。例えば、カバー20は、プラスチック材質を含むことができる。カバー20は、アッパーボディ20、アッパーケース20、アッパーハウジング20、トップボックス20、トップキャビネット20、またはトップケース20と称することができる。
【0032】
ヒンジ30の一側は、ベース10の一辺に隣接するか、これに位置することができ、ベース10に結合されることができ、ヒンジ30の中心軸を中心に回転することができる。ヒンジ30の他側は、カバー20の一辺に隣接するか、これに位置することができ、カバー20に結合されることができ、ヒンジ30の中心軸を中心に回転することができる。ベース10の前記一辺は、ベース10の一長辺(one long side)であることができ、カバー20の前記一辺は、ベース10の前記一長辺と隣接するカバー20の一長辺(one long side)であることができる。例えば、複数個のヒンジ30は、前記一長辺に沿って互いに離間することができる。ヒンジ30の個数は、2個であることができる。
【0033】
アーム50は、ベース10に交差する方向に延びることができる。アーム50は、全体的に角材(square lumber)形状を有することができる。グルーブ10Gは、定着部10Sから下方へと陥没されながら形成されることができ、アーム50に対応する形状を有することができる。アーム50の一端は、グルーブ10Gの一端に隣接してグルーブ10G上に位置することができる。アーム50は、アーム50の前記一端に隣接した第1軸を中心に回転可能にベース10に結合されることができる(
図1のRt参照)。前記第1軸は、左右方向に平行であることができる。アーム50の他端は、ディスプレイ70の後面の中央部に結合されることができる。ディスプレイ70は、アーム50の前記他端に隣接した第2軸を中心に回転可能にアーム50に結合されることができる(
図1のRd参照)。前記第2軸は、前記第1軸と平行であることができる。アーム50は、ポール(50、pole)、バー(50、bar)、またはレバー(50、lever)と称することができる。
【0034】
ディスプレイ70は、ディスプレイパネル71とサイドカバー72とを備えることができる。ディスプレイパネル71は、ディスプレイ70の前面を画定することができ、画像を表示できる。サイドカバー72は、ディスプレイパネル71の周りに沿って延びることができ、ディスプレイパネル71の側面をカバーできる。第1のパート72Uは、サイドカバー72の上辺を画定することができ、第2のパート72Dは、サイドカバー72の下辺を画定することができる。第3のパート72Lは、サイドカバー72の左辺を画定することができ、第4のパート72Rは、サイドカバー72の右辺を画定することができる。ディスプレイ70は、ディスプレイユニット70またはディスプレイモジュール70と称することができる。
【0035】
例えば、ユーザは、アーム50を前記第1軸を中心にピボットさせることができる。アーム50がピボットすれば、アーム50の前記他端の位置は高くなることができる。ユーザは、ディスプレイパネル71が前方に向かうようにディスプレイ70を前記第2軸を中心に回転させることができる。ユーザは、ベース10に対するアーム50の角度と、アームに50に対するディスプレイ70の角度とを調整できる。
【0036】
他の例を挙げれば、ユーザは、アーム50を前記第1軸を中心にピボットさせることができる。アーム50が逆ピボットすれば、アーム50の前記他端の位置は低くなることができる。また、アーム50は、グルーブ10G上(on)に定着することができる。ユーザは、ディスプレイパネル71が上方に向かうようにディスプレイ70を前記第2軸を中心に回転させることができる。
【0037】
図2及び
図3に示すように、ユーザは、カバー20がベース10上に重なるようにカバー20をヒンジ30の中心軸を中心にピボットさせることができる。ディスプレイパネル71は、ベース10とカバー20との間にサンドウィッチされることができる。
【0038】
ベース10のロック10a、10b(lock)は、ヒンジ30と隣接するベース10の一辺に反対されるベース10の他辺に備えられることができる。ロック10a、10bは、ロックアセンブリ10a、10bまたはロッキングユニット10a、10bと称することができる。カバー20の溝20a、20b(recessed portion)は、ヒンジ30と隣接するカバー20の一辺に反対されるカバー20の他辺に備えられることができる。ユーザは、カバー20をベース10上に重なった後、ロック10a、10bを溝20a、20bに閉ざすことができる。これにより、ユーザは、ディスプレイ70をベース10とカバー20との内部に保管したまま携帯することができる。また、ユーザが手でつかむことができるハンドル(図示せず)は、ベース10の一側に形成されたボタン10cに装着されることができる。
【0039】
図4に示すように、ディスプレイ70は、ディスプレイパネル71、サイドカバー72、バックライトユニット73、74、フレーム75、そしてバックカバー76を備えることができる。
【0040】
ディスプレイパネル71は、ディスプレイ70の前面を形成でき、映像を表示できる。ディスプレイパネル71は、複数個のピクセルが各ピクセル当りRGB(Red、Green or Blue)をタイミングに合わせて出力することにより映像を表示することができる。ディスプレイパネル71は、映像が表示される活性領域(active area)と映像が表示されない非活性領域(de-activearea)とに区分されることができる。ディスプレイパネル71は、液晶層を挟んで互いに対向(opposite)する前面基板(front substrate)と後面基板(rear substrate)とを備えることができる。ディスプレイパネル71は、LCDパネルと称することができる。
【0041】
前記前面基板は、レッド、グリーン、及びブルーサブピクセルからなる複数個のピクセルを含むことができる。前記前面基板は、制御信号に応じてレッド、グリーン、またはブルーの色に該当する光を出力できる。
【0042】
前記後面基板は、スイッチング素子を含むことができる。前記後面基板は、画素電極をスイッチングすることができる。例えば、画素電極は、外部から入力される制御信号に応じて液晶層の分子配列を変化させることができる。液晶層は、液晶分子を含むことができる。液晶分子の配列は、画素電極と共通電極との間に発生された電圧差に相応して変化されることができる。液晶層は、バックライトユニット73、74から提供される光を前記前面基板に伝達するか、これを遮断することができる。
【0043】
サイドカバー72は、ディスプレイパネル71の周りを囲むことができ、ディスプレイパネル71の側面を覆うことができる。サイドカバー72は、ディスプレイパネル71と結合されるか、ディスプレイパネル71を支持できる。サイドカバー72は、ガイドパネル72、サイドフレーム72、またはミドルキャビネット72と称することができる。
【0044】
バックライトユニット73、74は、ディスプレイパネル71の後方に位置することができる。バックライトユニット73、74は、光源(light sources)を含むことができる。バックライトユニット73、74は、フレーム75の前方でフレーム75に結合されることができる。バックライトユニット73、74は、全体駆動方式やローカルディミング(local dimming)、インパルシブ(impulsive)などのような部分駆動方式で駆動されることができる。バックライトユニット73、74は、光学シート74(optical sheet)と光学層73とを備えることができる。
【0045】
光学シート74は、光源の光をディスプレイパネル71に均等に伝達することができる。光学シート74は、複数個のレイヤなどで構成されることができる。例えば、光学シート74は、プリズムシートや拡散シートなどを備えることができる。一方、光学シート74の結合部74dは、フレーム75及び/又はバックカバー76に結合されることができる。
【0046】
フレーム75は、バックライトユニット73、74の後方に位置することができ、ディスプレイ70の構成を支持することができる。フレーム75のエッジは、サイドカバー72に固定されることができる。例えば、バックライトユニット73、74、複数個の電子素子が位置するPCB(Printed Circuit Board)などの構成がフレーム75に結合されることができる。例えば、フレーム75は、金属材質を含むことができる。フレーム75は、メインフレーム75、モジュールカバー75、またはカバーボトム75と称することができる。
【0047】
バックカバー76は、フレーム75の後方を覆うことができる。バックカバー76は、フレーム75に結合されることができる。例えば、バックカバー76は、金属またはプラスチック材質を含むことができる。
【0048】
図5に示すように、ディスプレイ70は、ディスプレイパネル71、サイドカバー72、フレーム75、そしてバックカバー76を備えることができる。
【0049】
ディスプレイパネル71は、ディスプレイ70の前面を形成でき、映像を表示できる。ディスプレイパネル71は、画像を複数個のピクセルに分けて、各ピクセル当り色相、明度、彩度を合わせて画像を出力できる。ディスプレイパネル71は、画像が表示される活性領域(active area)と、画像が表示されない非活性領域(de-active area)とに区分されることができる。ディスプレイパネル71は、制御信号に応じてレッド、グリーン、またはブルーの色に該当する光を発生させることができる。ディスプレイパネル71は、OLEDパネルと称することができる。
【0050】
サイドカバー72は、ディスプレイパネル71の周りを囲むことができ、ディスプレイパネル71の側面を覆うことができる。サイドカバー72は、ディスプレイパネル71と結合されるか、ディスプレイパネル71を支持することができる。サイドカバー72は、ガイドパネル72、サイドフレーム72、またはミドルキャビネット72と称することができる。
【0051】
フレーム75は、ディスプレイパネル71の後方に位置することができ、ディスプレイパネル71が結合され得る。フレーム75のエッジは、サイドカバー72に固定されることができる。電子部品は、フレーム75に装着されることができる。例えば、フレーム75は、金属材質を含むことができる。フレーム75は、メインフレーム75、モジュールカバー75、またはカバーボトム75、またはパネルフレーム75と称することができる。
【0052】
バックカバー76は、フレーム75の後方をカバーすることができる。バックカバー76は、フレーム75に結合されることができる。例えば、バックカバー76は、金属またはプラスチック材質を含むことができる。
【0053】
図6に示すように、ベース10は、ボトム11、フレーム12、トップ13、ジャケット15(jacket)、そして基板16を備えることができる。
【0054】
ボトム11は、ベース10の下面を画定することができ、全体的に四角トレー状を有することができる。ボトム11は、アウターシェル11またはアウターケース11またはボトムパート11またはハウジング11またはトレー11(tray)と称することができる。ロック10a、10bは、ボトム11の側面に備えられることができる。
【0055】
フレーム12は、ベース10の骨格を形成できる。フレーム12は、ボトム11上(on)に位置することができ、ボトム11に結合されることができる。
【0056】
トップ13は、ベース10の上面を画定することができ、全体的にプレート状を有することができる。トップ13は、フレーム12に対してボトム11に対向(opposite)することができ、フレーム12をカバーすることができる。トップ13は、フレーム12及び/又はボトム11に分離可能に結合されることができる。トップ13は、トップパート13、キャップ13(cap)、トップケース13、またはトッププレート13と称することができる。
【0057】
定着部10Sとグルーブ10Gとは、トップ13の上面に形成されることができる。陥没部10Mは、グルーブ10Gの一端に隣接することができ、グルーブ10Gの上面から下方へと陥没されながら形成されることができる。アーム50(
図1参照)の一端は、陥没部10Mにピボット可能に結合されることができる。
【0058】
例えば、装着部10MBは、トップ13の上面から下方へと陥没されながら形成されることができ、バッテリBt(
図1参照)は、装着部10MBに分離可能に装着されることができる。バッテリBtは、ディスプレイ70(
図1参照)に電力を提供でき、充電可能であることができる。他の例を挙げると、バッテリBtは、フレーム12とトップ13との間に内蔵されることもできる。
【0059】
ジャケット15と基板16とは、フレーム12とトップ13との間に位置することができ、フレーム12に結合されることができる。少なくとも1つの素子16Mは、基板16上(on)に装着されることができる。素子16Mは、動作されれば、熱を発生する電子素子であることができる。素子16Mは、発熱素子16Mと称することができる。例えば、素子16Mは、ICチップまたはSOC(System On Chip)であることができる。
【0060】
図7に示すように、フレーム12は、高強度超軽量素材で形成されることができる。例えば、フレーム12は、マグネシウムダイキャストにより形成されることができる。フレーム12は、第1のビームパート121、そして第2のビームパート122を備えることができる。フレーム12は、ボトムフレーム12またはボックスフレーム12またはボトムボックスフレーム12またはボトムケースフレーム12と称することができる。
【0061】
第1のビームパート121は、インナービーム121を形成できる。インナービーム121は、第1のパート121a、第2のパート121b、第3のパート121c、そして第4のパート121dを備えることができる。第1のパート121aは、第4のパート121dと向かい合うことができる。第2のパート121bは、第3のパート121cと向かい合うことができる。第1のパート121aは、第2のパート121bの一端と第3のパート121cの一端とを連結でき、第4のパート121dは、第2のパート121bの他端と第3のパート121cの他端とを連結できる。例えば、第1のパート121a、第2のパート121b、第3のパート121c、及び/又は第4のパート121dは、互いに同じ断面の形状を有することができる。
【0062】
第2のビームパート122は、アウタービーム122a、122b、122c、122dとクロスビーム122e、122f、122gとを形成できる。アウタービーム122a、122b、122c、122dは、第1のパート122a、第2のパート122b、第3のパート122c、そして第4のパート122dを備えることができる。第1のパート122aは、第4のパート122dと向かい合うことができる。第2のパート122bは、第3のパート122cと向かい合うことができる。第1のパート122aは、第2のパート122bの一端と第3のパート122cの一端とを連結でき、第4のパート122dは、第2のパート122bの他端と第3のパート122cの他端とを連結できる。例えば、第1のパート122a、第2のパート122b、第3のパート122c、及び/又は第4のパート122dは、互いに同じ断面の形状を有することができる。
【0063】
クロスビーム122e、122f、122gは、垂直パート122e、122fと水平パート122gとを備えることができる。水平パート122gは、インナービーム121の第1のパート121aと第4のパート121dとの間でインナービーム121の第1のパート121a及び/又は第4のパート121dと平行であることができる。水平パート122gは、インナービーム121の第2のパート121b及び第3のパート121cと交差することができ、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第2のパート122b及び第3のパート122cと交差することができる。
【0064】
垂直パート122e、122fは、第1の垂直パート122eと第2の垂直パート122fとを備えることができる。第1の垂直パート122eは、インナービーム121の第2のパート121bと第3のパート121cとの間に位置し、インナービーム121の第1のパート121a及び/又は第4のパート121dと交差することができる。第1の垂直パート122eは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122a及び/又は第4のパート122dと交差することができる。第2の垂直パート122fは、インナービーム121の第2のパート121bと第3のパート121cとの間に位置し、インナービーム121の第1のパート121a及び/又は第4のパート121dと交差することができる。第2の垂直パート122fは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122a及び/又は第4のパート122dと交差することができる。
【0065】
図8及び
図9に示すように、クロスビーム122e、122f、122gの水平パート122gは、ボトムパート122g1、サイドパート122g2、そしてトップパート122g3を備えることができる。ボトムパート122g1は、クロスビーム122e、122f、122gの水平パート122gの底面を形成できる。
【0066】
サイドパート122g2は、ボトムパート122g1から曲がりながら延びることができる。トップパート122g3は、サイドパート122g2から曲がりながら延びることができる。例えば、ボトムパート122g1、トップパート122g3、及びサイドパート122g2は、全体的にU状であることができる。
【0067】
これにより、フレーム12の剛性が向上しうる。
【0068】
図10及び
図11を
図7及び
図8とともに参照すれば、インナービーム121の第1のパート121aは、ボトムパート121a1、サイドパート121a2、そしてトップパート121a3を備えることができる。ボトムパート121a1は、インナービーム121の第1のパート121aの底面を形成できる。
【0069】
サイドパート121a2は、ボトムパート121a1から曲がりながら延びることができる。トップパート121a3は、サイドパート121a2から曲がりながら延びることができる。例えば、トップパート121a3及びサイドパート121a2は、全体的にH状であることができる。
【0070】
第2のビームパート122のアウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aは、ボトムパート122a1、サイドパート122a2、そしてトップパート122a3を備えることができる。ボトムパート122a1は、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aの底面を形成できる。
【0071】
サイドパート122a2は、ボトムパート122a1から曲がりながら延びることができる。トップパート122a3は、サイドパート122a2から曲がりながら延びることができる。例えば、ボトムパート122a1、トップパート122a3、及びサイドパート122a2は、全体的にU状であることができる。
【0072】
これにより、フレーム12の剛性が向上しうる。
【0073】
図11及び
図7に示すように、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第3のパート122cと交差することができる。例えば、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aの断面は、全体的にH状であることができ、第3のパート122cの断面は、全体的にH状であることができる。これにより、フレーム12のコーナ剛性が向上しうる。
【0074】
アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第2のパート122bと交差することができる。例えば、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第1のパート122aの断面は、全体的にH状であることができ、第2のパート122bの断面は、全体的にH状であることができる。これにより、フレーム12のコーナ剛性が向上しうる。
【0075】
アウタービーム122a、122b、122c、122dの第4のパート122dは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第3のパート122cと交差することができる。例えば、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第4のパート122dの断面は、全体的にH状であることができ、第3のパート122cの断面は、全体的にH状であることができる。これにより、フレーム12のコーナ剛性が向上しうる。
【0076】
アウタービーム122a、122b、122c、122dの第4のパート122dは、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第2のパート122bと交差することができる。例えば、アウタービーム122a、122b、122c、122dの第4のパート122dの断面は、全体的にH状であることができ、第2のパート122bの断面は、全体的にH状であることができる。これにより、フレーム12のコーナ剛性が向上しうる。
【0077】
図12に示すように、ハウジング150は、ロアーケース151とアッパーカバー154とを備えることができる。ロアーケース151は、内部に収容空間を提供するタブ(tub)状であることができる。例えば、ロアーケース151は、難燃素材で形成された射出物であることができる。ロアーケース151は、耐化学特性が強化された素材であることができる。ロアーケース151は、軽量化のために開口を備えることができる。ロアープレート152は、ロアーケース151の底に位置することができる。ロアープレート152は、金属を含むことができる。ロアープレート152は、ロアーケース151の開口を覆うことができる。
【0078】
少なくとも1つの電気素子16Mが基板16上に実装され得る。例えば、基板16は、パワーサプライユニットPSUまたはメインボードであることができる。基板16は、ロアープレート152上に位置することができる。
【0079】
アッパープレート153は、基板16上に位置することができる。アッパープレート153は、金属を含むことができる。アッパープレート153は、ロアープレート152と向かい合うことができる。
【0080】
アッパーカバー154は、アッパープレート153を覆い、ロアーケース151を閉鎖することができる。アッパーカバー154は、金属を含むことができる。例えば、アッパーカバー154は、アルミニウムであることができる。アッパーカバー154は、ロアーケース151と結合することができる。
【0081】
これにより、電気素子16Mが実装された基板16の耐化学性を向上させることができる。
【0082】
図13及び
図14に示すように、ハウジング150は、ドッキング開口151dを備えることができる。ドッキング開口151dは、ハウジング150の側面に形成されることができる。ドッキング開口151dの周囲に陥没側壁151bが形成され得る。陥没側壁151bは、ハウジング150の外部側壁151aから内側に段差を形成しながら陥没されることができる。
【0083】
基板16に実装されたコネクタ16M1、16M2は、ドッキング開口151dを介して外部に露出することができる。アンダーカバー151cは、ドッキング開口151dの下側に形成されることができる。アンダーカバー151cは、ドッキング開口151dに露出するコネクタ16M1、16M2及び/又はコネクタ16M1、16M2下側の基板16を支持することができる。アンダーカバー151cは、陥没側壁151bから突出されることができる。アンダーカバー151cの外面は、外部側壁151aの外面に対応することができる。
【0084】
ギャップG1、G2がコネクタ16M1、16M2とドッキング開口151dとの間に形成されることができる。ギャップG1、G2は、第1のギャップG1と第2のギャップG2とを備えることができる。第1のギャップG1は、コネクタ16M1、16M2とドッキング開口151dの左側内面または右側内面との間に形成されることができる。第2のギャップG2は、コネクタ16M1、16M2とドッキング開口151dの上側内面との間に形成されることができる。
【0085】
これにより、耐化学特性を向上させるだけでなく、主な部品に外部衝撃が加えられることを防止できる。
【0086】
図15及び
図16に示すように、制御ボード70a、70b、70cは、ディスプレイ70のフレーム75の後面に装着されるか、固定されることができる。例えば、制御ボード70a、70b、70cは、パワーボード70aまたはサブボード70bまたはソースPCB70cであることができる。制御ボード70a、70b、70cは、電子素子が実装され得るし、電子素子が駆動しながら熱が発生しうる。
【0087】
軟性ケーブルCAがパワーボード70aとディスプレイパネル71とを電気的に連結することができる。パワーボード70aは、ディスプレイ70の光源に提供される電力及び/又は信号を調整できる。パワーボード70aは、光源ドライブボード70aと称することができる。サブボード70aは、ディスプレイパネル71(
図1参照)に提供されるイメージ情報を処理できる。ソースPCB70cは、フレーム75の下辺に隣接してフレーム75の後面に装着されるか、固定されることができる。COF(70CA)は、ソースPCB70cとディスプレイパネル71とを電気的に連結することができる。
【0088】
遮蔽部材77は、制御ボード70a、70b、70cを覆うことができる。遮蔽部材77は、第1の遮蔽部材77またはディスプレイ遮蔽部材77または放熱シート77または熱分散シート77と称することができる。例えば、遮蔽部材77は、グラファイトシートであることができる。遮蔽部材77は、パワーボード70aを覆うことができる。遮蔽部材77は、パワーボード70aの少なくとも一部と重なることができる。
【0089】
図17及び
図18に示すように、パワーサプライユニット16(
図6参照)を内蔵するハウジング150がベース10のフレーム12上に装着されるか、結合されることができる。メインボード19aは、パワーサプライユニット16のハウジング150に隣接し、ベース10のフレーム12上に装着されるか、結合されることができる。パワーサプライユニット16は、ディスプレイデバイス1(
図1参照)に必要な電源を供給できる。メインボード19aは、ディスプレイパネル71を介して表示されるイメージ情報及び/又はスピーカアセンブリを介して提供される音声情報を処理できる。パワーサプライユニット16及び/又はメインボード19aは、駆動時に熱が発生しうる。
【0090】
シールドプレート19bは、メインボード19aの一部を覆い、フレーム12上に装着されるか、固定されることができる。シールドプレート19bは、メインボード19aの物理的、電気的損傷を防止できる。
【0091】
遮蔽部材18は、メインボード19aを覆うことができる。遮蔽部材18は、第2の遮蔽部材18またはベース遮蔽部材18または放熱シート18または熱分散シート18と称することができる。遮蔽部材18は、メインボード19aの全部または少なくとも一部と重なることができる。例えば、遮蔽部材18は、グラファイトシートであることができる。
【0092】
図19及び
図20に示すように、カバー20がベース10からヒンジ30(
図1参照)を中心に開閉されながらディスプレイ70はベース10内部に収納されることができる。ディスプレイ70は、アーム50によりベース10外部に移動するか、ベース10上に収納されることができる。ディスプレイ70がベース10に収納されれば、ディスプレイ70とベース10とは平行に配置されて互いに向かい合うことができる。
【0093】
サイドカバー72は、ディスプレイパネル71の側面をカバーし、バックカバー76は、ディスプレイパネル71の後方に位置し、サイドカバー72と結合されることができる。制御ボード70aは、ディスプレイパネル71とバックカバー76との間に位置することができる。例えば、制御ボード70aは、光源ドライブボード70aであることができ、制御ボード70aの駆動の際、高熱が発生しうる。制御ボード70aから発生する熱は、バックカバー76を介して外部に放出されることができる。
【0094】
ベース10のフレーム12上に装着されるメインボード19aは、フレーム12とトップ13との間に位置することができる。メインボード19aの駆動の際に多くの熱が発生しうるし、熱は、トップ13を介して外部に放出されることができる。
【0095】
第1の遮蔽部材77は、制御ボード90aとバックカバー76との間に位置することができる。第1の遮蔽部材77は、バックカバー76に固定されるか、接着されることができる。例えば、第1の遮蔽部材77は、グラファイトシートであることができる。第2の遮蔽部材18は、メインボード19aとトップ13との間に位置することができる。
【0096】
図15及び
図17を共に参照すれば、
図15は、ベース10と向かい合うディスプレイ70の後面を示し、
図17は、ディスプレイ70と向かい合うベース10の前面を示すことができる。
【0097】
パワーサプライユニット16(
図6参照)を内蔵するハウジング150は、高熱を発生することができる。光源ドライブボード70aは、高熱を発生することができる。ディスプレイ70がベース10に収納されれば、パワーサプライユニット16を内蔵するハウジング150は、光源ドライブボード70aと重ならないことができる。これにより、ハウジング150から発生する熱と光源ドライブボード70aから発生する熱とをディスプレイデバイス1内で均等に分散することができる。
【0098】
ディスプレイ70がベース10に収納されれば、光源ドライブボード70aは、メインボード19aと少なくとも一部が重なり得る。光源ドライブボード70aから発生する熱とメインボード19aから発生する熱とは、互いに向かって放出され、累積されることができる。
【0099】
光源ドライブボード70aから発生する熱は、第1の遮蔽部材77により水平方向に分散されて放熱されることができる。メインボード19aから発生する熱は、第2の遮蔽部材18により水平方向に分散されて放熱されることができる。例えば、第1の遮蔽部材77は、第2の遮蔽部材18と一部がまたは少なくとも一部が重なり得る。他の例を挙げると、第1の遮蔽部材77は、第2の遮蔽部材18と重ならないように整列されることもできる。他の例を挙げると、第1の遮蔽部材77は、第2の遮蔽部材18と境界を形成し、隣接することができる。これにより、メインボード19aから発生する熱と光源ドライブボード70aから発生する熱とが累積されずに分散されることができる。
【0100】
これにより、ディスプレイ70がベース10に収納されても、ディスプレイ70の駆動により発生する熱が均等に分散され、放熱されることができる。
【0101】
図21に示すように、第2の遮蔽部材18は、第1のシートパート18a、第2のシートパート18b、そして第3のシートパート18cを備えることができる。
【0102】
第1のシートパート18aは、メインボード19aと光源ドライブボード70aとの間に位置し、メインボード19aを覆うことができる。第2のシートパート18bは、第1のシートパート18aから延びることができる。第2のシートパート18bは、第1のシートパート18aから低くなる傾斜を形成できる。
【0103】
第2のシートパート18bは、第1のシートパート18aからベース10のフレーム12のボトムに向かってカーブドされながら延びることができる。第3のシートパート18cは、ベース10のフレーム12のボトム上(above)に位置し、フレーム12のボトムを覆うことができる。
【0104】
第1のシートパート18aは、第2のシートパート18bに向かって負の傾きを有することができる。第1のシートパート18aの傾きは、第2のシートパート18bの傾きより小さいことができる。
【0105】
これにより、メインボード19aのオンオフによってメインボード19aを覆う第2の遮蔽部材18上に形成されることができる水分が第1のシートパート18a、第2のシートパート18b、第3のシートパート18cを通過しながら排出されることができる。
【0106】
図22~
図24に示すように、バンパー80は、ボディ81とウォール83とを備えることができる。ボディ81は、広く延び、一定の厚みを有する第1のピース81であることができる。ウォール83は、ボディ81の延長方向に対して交差する方向に延びる第2のピース83であることができる。ウォール83は、ボディ81と一体に形成されることができる。
【0107】
トレンチ82は、ボディ81の上面に形成されることができ、ウォール83に隣接することができる。トレンチ82は、複数個であることができる。複数個のトレンチ82は、第1のトレンチ82aと第2のトレンチ82bとを備えることができる。第1のトレンチ82aは、ウォール83の内側面に沿って延び、第2のトレンチ82bと隣接することができる。第2のトレンチ82bは、ウォール83の内側面に沿って延び、第1のトレンチ82aと隣接することができる。
【0108】
エプロン83aは、ウォール83の外側に形成されることができる。エプロン83aは、ウォール83の外側でウォール83より大きく形成されることができる。エプロン83aの左右側端及び/又は下端は、ウォール83を越えて延びることができる。
【0109】
インサート85は、ボディ81の下側に延び、ウォール83及び/又はエプロン83aと対向することができる。インサート85は、エプロン83aと平行であることができる。インサート85は、ウォール83に対してエプロン83aと対向することができる。固定リブ85aは、インサート85の内側面から突出されて形成されることができる。シーリングリブ85bは、インサート85の外側面から突出されて形成されることができる。シーリングリブ85bは、複数個であることができ、複数個のシーリングリブ85bは、互いに平行であり、離間して形成されることができる。
【0110】
図25~
図27に示すように、バンパー80は、ディスプレイ70(
図1参照)のサイドカバー72に結合されることができる。バンパー80のボディ81は、フレーム75の後面と接触するか、フレーム75の後面により支持されることができる。バンパー80のウォール83は、サイドカバー72のカットアウトパート(cut-out part)72c上に位置することができる。バンパー80のインサート85とウォール83のエプロン83aとの間にサイドカバー72のカットアウトパート72cが挿入され得る。カットアウトパート72cの深さは、ウォール83の高さに対応することができる。
【0111】
バックカバー76は、フレーム75の後面を覆いながらフレーム75及び/又はサイドカバー72に結合されることができる。結合突起76aは、バックカバー76のコーナでバックカバー76の前面から突出されて形成されることができる。結合突起76aは、バンパー80のトレンチ82に挿入されることができる。
【0112】
ガイドパネル79は、フレーム75とサイドカバー72との間に挿入されることができ、ディスプレイパネル71のエッジに隣接した後面を支持することができる。ガイドパネル79は、係止部79aを備えることができる。係止部79aは、ガイドパネル79のコーナでガイドパネル79の外側面から突出されて形成されることができる。バンパー80がサイドカバー72のカットアウトパート72cに挿入されて、バンパー80の固定リブ85aがガイドパネル79の係止部79aに噛み合って固定されることができる。
【0113】
図28及び
図29に示すように、光学層73は、フレーム75とディスプレイパネル71との間に位置することができる。ガイドパネル79は、フレーム75に結合され、ディスプレイパネル71のエッジに隣接した後面を支持することができる。ディスプレイパネル71は、接着部材ADによりガイドパネル79に固定されることができる。インナートップ72bは、ディスプレイパネル71のエッジの前面をカバーし、ガイドパネル72bとサイドカバー72との間でガイドパネル79に結合されることができる。バッファ層BFは、インナートップ72bの内側に固定され、ディスプレイパネル71の前面に向かい合うことができる。バッファ層BFは、ディスプレイパネル71の前面とギャップを形成できる。
【0114】
サイドカバー72はディスプレイパネル71のエッジに隣接した前面をカバーし、ガイドパネル79及び/又はインナートップ72bの側面をカバーできる。バンパー80のボディ81は、フレーム75とバックカバー76との間に位置し、バンパー80のウォール83は、サイドカバー72とバックカバー76とを連結できる。バンパー80のエプロン83aは、サイドカバー72の外面より突出されることができる。
【0115】
これにより、ディスプレイ70をベース10(
図19参照)に収納しながら発生することができるディスプレイ70のコーナに加えられる衝撃を吸収してディスプレイ70を保護することができる。
【0116】
図30に示すように、カバー20は、アウターカバー210、ミドルフレーム240、そしてインナーカバー250を備えることができる。アウターカバー210は、タブ(tub)状に内側に収容空間を備えることができる。ミドルフレーム240は、アウターカバー210の内側に結合され、インナーカバー250は、ミドルフレーム240に結合されることができる。ミドルフレーム240は、アウターカバー210とインナーカバー250との間に位置することができる。
【0117】
スピーカアセンブリ220は、ミドルフレーム240とアウターカバー210との間に位置し、アウターカバー210に結合されるか、固定されることができる。ヒンジアセンブリ230は、アウターカバー210に固定されることができる。ヒンジアセンブリ230は、ミドルフレーム240とアウターカバー210との間に位置することができる。
【0118】
図31に示すように、アウターカバー210は、センターパート211、サイドパート212、そしてリブFR、SR、CRを備えることができる。センターパート211は、アウターカバー210の平板を形成できる。サイドパート212は、センターパート211から延び、センターパート211の外郭でウォールまたはダムを形成できる。
【0119】
リブFR、SR、CRは、センターリブFR、サイドリブSR、そしてコーナリブCRを備えることができる。センターリブFRは、センターパート211の内側面上に形成されることができる。センターリブFRは、互いに交差するマトリックスを形成できる。サイドリブSRは、サイドパート212の内側面上に形成されることができる。サイドリブSRは、センターリブFRと連結されることができる。コーナリブCRは、サイドパート212が形成するコーナの内側面上に形成されることができる。
【0120】
これにより、アウターカバー210の剛性が向上しうるし、アウターカバー210のサイド及び/又はコーナに加えられる衝撃に破損されないことができる。
【0121】
図32に示すように、スピーカアセンブリ220は、アウターカバー210の内側に固定されることができる。スピーカアセンブリ220は、複数個であることができる。複数個のスピーカアセンブリ220は、第1のスピーカアセンブリ220Aと第2のスピーカアセンブリ220Bとを備えることができる。第1のスピーカアセンブリ220Aは、左向スピーカであることができ、第2のスピーカアセンブリ220Bは、右向スピーカであることができる。第1のスピーカアセンブリ220Aと第2のスピーカアセンブリ220Bとは、ステレオサウンドを提供できる。
【0122】
スピーカケーブルSL1、SL2は、複数個であることができ、第1のスピーカケーブルSL1は、第1のスピーカアセンブリ220Aと連結されることができる。第2のスピーカケーブルSL2は、第2のスピーカアセンブリ220Bと連結されることができる。スピーカケーブルSL1、SL2は、スピーカアセンブリ220に電源及び音声信号を提供できる。スピーカケーブルSL1、SL2は、アウターケース210の内側に配線されることができる。スピーカケーブルSL1、SL2は、ヒンジアセンブリ230を貫通できる。
【0123】
図33及び
図34に示すように、ヒンジアセンブリ230は、アッパーブラケット231、ロアーブラケット232、ヒンジ軸233、そして補強部材236を備えることができる。アッパーブラケット231は、曲がれたプレート状であることができる。アッパーブラケット231は、ロアーブラケット232とヒンジ軸233により連結されることができる。ヒンジ軸233に弾性部材234が結合され得る。例えば、弾性部材234は、コイルスプリング234であることができ、ヒンジ軸233がコイルスプリング234に挿入され得る。コイルスプリング234の一端は、ロアーブラケット232に支持され、コイルスプリング234の他端は、アッパーブラケット231に支持されることができる。
【0124】
補強部材236は、補強ブラケット236と称することができる。補強部材236は、固定パート236aと拡張パート236bとを備えることができる。固定パート236aは、締め付け部材fによりアッパーブラケット231に結合されるか、固定されることができる。拡張パート236bは、固定パート236aから延びることができる。拡張パート236bは、全体的にL状であることができる。拡張パート236bは、アウターカバー210(
図32参照)に固定されることができる。補強部材236は、カバーパート236cを更に備えることができる。カバーパート236cは、固定パート236aから延びることができる。カバーパート236cは、ヒンジ軸233を覆うことができる。
【0125】
ヒンジ軸233は、軸ボディ233a、収容溝233b、そしてキャップ233cを備えることができる。軸ボディ233aは、アッパーブラケット231とロアーブラケット232とをヒンジ連結することができる。収容溝233bは、軸ボディ233aの外面から内側に陥没され、長く延びることができる。収容溝233bの一端は、軸ボディ233aの末端に形成されることができ、収容溝233bの他端は、軸ボディ233aの側面に形成されることができる。収容溝233bは、全体的にL状であることができる。
【0126】
スピーカケーブルSL1、SL2は、収容溝233bに配線されることができる。スピーカケーブルSL1、SL2は、収容溝233bの一端に挿入されて収容溝233bの他端に配線されることができる。キャップ233cは、収容溝233bを覆いながら軸ボディ233aに結合されることができる。キャップ233cは、収容溝233bに収納されたスピーカケーブルSL1、SL2を固定させることができる。
【0127】
図35及び
図36に示すように、アッパーブラケット231は、アウターカバー210の内側面に固定されることができる。ロアーブラケット232は、ベース10のフレーム12に固定されることができる。
【0128】
スピーカケーブルSL1、SL2(
図32参照)は、アウターカバー210の内側でヒンジアセンブリ230のヒンジ軸233に収納されるように配線されることができる。スピーカケーブルSL1、SL2は、ヒンジ軸233を介してベース10に配線されることができる。
【0129】
図37に示すように、インナーカバー250は、ミドルフレーム240に結合されることができる。インナーカバー250は、脱着可能にミドルフレーム240に結合または固定されることができる。インナーカバー250は、カップリングセット(coupling set)D、E、F、Gによりミドルフレーム240に結合されることができる。カップリングセットD、E、F、Gは、複数個であることができる。
【0130】
第1のカップリングセットDは、カバー20の第1の長辺LS1に隣接して第1の長辺LS1に沿って位置することができる。第2のカップリングセットEは、第1の短辺SS1及び/又は第2の短辺SS2に隣接して位置することができる。例えば、第2のカップリングセットEは、第2の長辺LS2より第1の長辺LS1に近いことができる。
【0131】
第3のカップリングセットfは、第1の長辺LS1と第2の長辺LS2との間及び/又は第1の短辺SS1と第2の短辺SS2との間で中央領域に位置することができる。第4のカップリングセットGは、第2の長辺LS2に隣接し、第2の長辺LS2に沿って位置することができる。第4のカップリングセットGは、第1の短辺SS1及び/又は第2の短辺SS2に沿って配置されることができる。
【0132】
図38に示すように、第1のカップリングセットDは、インサートチップ241とホールドホール251とを備えることができる。ミドルフレーム240は、インサートチップ241を備えることができる。インサートチップ241は、ミドルフレーム240から突出されて延びることができる。ホールドホール251は、インナーカバー250の下面に形成されることができる。ホールドホール251は、長く延びるホールを備えることができる。インサートチップ241は、ホールドホール251に挿入されることができる。インサートチップ241は、ホールドホール251を引っ張りながらインナーカバー250がミドルフレーム240から遠くなるか、離脱することを防止できる。
【0133】
図39に示すように、第2のカップリングセットEは、インサートホール242とホルダ252とを備えることができる。インサートホール242は、ミドルフレーム240に形成されることができる。ホルダ252は、インナーカバー250の内側面から突出されて曲がることができる。例えば、ホルダ252は、フック状であることができる。ホルダ252は、インサートホール242に挿入され、インサートホール242の一側面をホールディングすることができる。ホルダ252は、インサートホール242を引っ張りながらインナーカバー250がミドルフレーム240から遠くなるか、離脱することを防止できる。
【0134】
図40に示すように、第3のカップリングセットfは、ホールディングチップ243とホールディングレバー253とを備えることができる。ミドルフレーム240は、ホールディングチップ243を備えることができる。ホールディングチップ243は、ミドルフレーム240から長く延びることができる。インナーカバー250は、ホールディングレバー253を備えることができる。ホールディングレバー253は、インナーカバー250の内側面から突出されて曲がることができる。ホールディングチップ243は、ホールディングレバー253に置かれることができる。ホールディングチップ243は、ホールディングレバー253を引っ張りながらインナーカバー250がミドルフレーム240から遠くなるか、離脱することを防止できる。
【0135】
図41に示すように、第4のカップリングセットGは、移動レバー244とレバーホール254とを備えることができる。インナーカバー250は、レバーホール254を備えることができ、移動レバー244は、ミドルフレーム240から延びることができる。レバーホール254は、インナーカバー240の内側面から突出されて形成されることができる。移動レバー244は、インナーカバー240のレバーホール254に挿入されることができる。移動レバー244は、第1のパート244a、第2のパート244b、第3のパート244c、そして第4のパート244dを備えることができる。第1のパート244aは、ミドルフレーム240から突出され、延びることができる。第2のパート244bは、第1のパート244aから第1角度を形成し、曲がりかつ延びることができる。例えば、第1角度は、鈍角であることができる。第3のパート244cは、第2のパート244bから第2角度を形成し、曲がりかつ延びることができる。例えば、第2角度は、鋭角であることができる。第4のパート244dは、第3のパート244cから第3角度を形成し、曲がりかつ延びることができる。例えば、第3角度は、第2角度より大きく、第1角度より小さいことができる。第4のパート244dがレバーホール254に係止され得る。ユーザは、インナーカバー250とミドルフレーム240との間に道具を挿入し、第1のパート244a及び/又は第2のパート244bを押して移動レバー244をレバーホール254から離脱させることができる。
【0136】
図42~
図44に示すように、ロッキングユニット10a、10bは、ロアーボディ110b、アッパーボディ110c、そしてロックレバー110aを備えることができる。ロアーボディ110bは、ベース10のボトム11の外側面に結合されることができる。ロアーボディ110bは、締め付け部材fによりフレーム12に結合されるか、固定されることができる。アッパーボディ110cは、カバー20のアウターカバー210とミドルフレーム240との間に位置し、アウターカバー210に結合されるか、固定されることができる。アッパーボディ110cは、カバー20からベース10に向かって長く延びることができる。
【0137】
ロアーボディ110bは、ベース10のボトム11の外面と接触し、フレーム12に固定される固定部111、そして固定部111の上端面から突出されて形成され、アッパーボディ110cに向かい合うロアーリブ112を備えることができる。
【0138】
アッパーボディ110cは、カバー20のアウターカバー210に固定される固定部116、そして固定部116から長く延び、ロックレバー110aに向かって曲がり、ロアーリブ112と噛み合うアッパーフック117を備えることができる。
【0139】
ロックレバー110aは、レバーボディ113とロッキングフック114とピボット軸115とを備えることができる。レバーボディ113は、長く延び、ロアーボディ111に対してシーソーイング(seesawing)またはピボット(pivoting)またはティルティング(tilting)することができる。ピボット軸115は、ロックレバー110aのレバーボディ113をロアーボディ110bに連結することができる。ピボット軸115を中心にロックレバー110aは、ロアーボディ110bに対してピボットまたはティルティングまたはシーソーイングすることができる。ロッキングフック114は、レバーボディ113の上端に形成されることができ、レバーボディ113からロアーボディ110b及び/又はアッパーボディ110cに向かって曲がることができる。
【0140】
カバー20がベース10を覆いながら閉まると、アッパーボディ110cのアッパーフック117は、ロアーボディ110bのロアーリブ112と当接するか、噛み合うことができる。ロックレバー110aがピボット軸115を中心に回転しながらロッキングフック114がアッパーボディ110cのアッパーフック117に係止されることができる。これにより、カバー20は、ベース10に固定されることができる。
【0141】
図45及び
図46に示すように、ロックレバー110aは、カム(cam)116を備えることができる。カム116は、ピボット軸115の周りでレバーボディ113に形成されることができる。キャップ116は、第1のパート116a、第2のパート116b、そして第3のパート116cを備えることができる。第1のパート116aは、直線面を形成できる。第2のパート116bは、第1のパート116aから延び、曲線面を形成できる。第3のパート116cは、第2のパート116bから延び、第2のパート116bと変曲点を形成する曲線面を形成できる。第2のパート116bは、第1のパート116a及び/又は第3のパート116cに対して外側に突出されることができる。
【0142】
ロアーボディ110bの固定部111は、直線面111aを形成できる。レバーボディ113の回転により、カム116は、ロアーボディ110bの直線面111aの外側に突出されることができる。レバーボディ113がピボット軸115に対して反時計方向に回転すれば、カム116の第1のパート116aは、ロアーボディ110bの固定部111の直線面111aに整列されることができる。レバーボディ113がピボット軸115に対して時計方向に回転すれば、カム116の第2のパート116bは、ロアーボディ110bの固定部111の直線面111aに対して外側に突出されることができる。カム116の第2のパート116bは、ベース10(
図44参照)のボトム11の外面と密着されることができる。これにより、ロックレバー110aは、アッパーボディ110cとロアーボディ110bとが互いに噛み合った状態でロアーボディ110bに対して回転またはピボットまたはティルティングされずに固定されることができる。
【0143】
図47~
図49に示すように、ハンドルユニット90は、ベース10またはカバー20に装着されることができる。ハンドルユニット90は、ハンドルアセンブリ90またはハンドルセット90と称することができる。ハンドルユニット90は、固定セグメント92とハンドル91とを備えることができる。
【0144】
固定セグメント92は、マウントボディ92a、ピンマウント92b、そしてピンPを備えることができる。マウントボディ92aは、ベース10のボトム11の外側面に位置することができ、締め付け部材fによりフレーム12に固定されることができる。ピンマウント92bは、マウントボディ92aの外側に複数個が平行に突出され得る。ピンPが一対のピンマウント92bを貫通して位置することができる。
【0145】
ハンドル91は、コア91a、91b、91cとスキン91dとを備えることができる。コア91a、91b、91cは、ストラップ91a、ストラップエンド91b、そしてピンホール91cを備えることができる。ストラップ91aは、長く延び、複数個のパートで形成されることができる。複数個のパートは、互いに隔離されることができる。ストラップエンド91bは、複数個であることができ、複数個のストラップエンド91bは、ストラップ91aの両端に形成されることができる。ストラップエンド91bは、ストラップ91aから固定セグメント92に向かって突出されることができる。ピンホール91cは、ストラップエンド91bを貫通して形成されることができる。ピンホール91cは、長く延びることができる。スキン91dは、コア91a、91b、91cの外面を覆うことができる。例えば、コア91a、91b、91cとスキン91dとは、異種射出により一体に形成されることができる。例えば、コア91a、91b、91cの引張強度は、スキン91dの引張強度より大きいことができる。ハンドル91は、固定セグメント92に結合されることができる。固定セグメント92のピンPは、ハンドル91のピンホール91cに挿入されることができる。
【0146】
図1~
図49に示すように、ディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルを備えるディスプレイモジュールと、前記ディスプレイモジュールが移動可能に装着されるボトムケースと、そして、前記ボトムケースにヒンジ連結されるトップケースとを備えることができる。
【0147】
前記ディスプレイモジュールは、前記ディスプレイパネルの後方に位置し、前記ディスプレイパネルが結合されるパネルフレームと、前記パネルフレームの後面に装着される制御ボードと、前記パネルフレームの後方に位置し、前記制御ボードを覆うバックカバーと、そして、前記バックカバーと前記制御ボードとの間に位置し、前記制御ボードの少なくとも一部と重なる第1の遮蔽部材とを更に備えることができる。
【0148】
前記制御ボードは、前記ディスプレイパネルに光を提供する光源のドライブボードであることができる。
【0149】
前記ボトムケースは、収容空間を提供するアウターシェルと、前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルと結合されるボトムフレームと、前記収容空間を覆い、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向するトッププレートと、前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記ボトムフレームに結合されるパワーサプライユニットと、前記ボトムフレームと前記トッププレートとの間に位置し、前記パワーサプライユニットに隣接し、前記ボトムフレームに結合されるメインボードと、そして、前記トッププレートと前記メインボードとの間に位置し、前記メインボードの少なくとも一部と重なる第2の遮蔽部材とを備えることができる。
【0150】
前記第2の遮蔽部材は、前記メインボードの少なくとも一部を覆うグラファイトシート(Graphite sheet)で形成され、前記アウターシェルの平面に対して傾くことができる。
【0151】
前記パワーサプライユニットは、、前記ディスプレイモジュールの制御ボード及び前記第1の遮蔽部材と重ならないことができる。
【0152】
前記第1の遮蔽部材は、前記メインボードを覆う第2の遮蔽部材と重ならないことができる。
【0153】
前記第1の遮蔽部材は、グラファイトシート(graphite sheet)で形成されることができる。
【0154】
一側が前記ボトムケースにピボット連結され、他側が前記ディスプレイモジュールにピボット連結されるアームを更に備え、前記ディスプレイモジュールは、前記アームのピボット運動により前記ボトムケースに収納されるか、前記ボトムケースから起立することができる。
【0155】
前記ボトムケースは、収容空間を提供するアウターシェルと、前記アウターシェルの収容空間に位置し、前記アウターシェルに結合されるボトムフレームと、そして、前記ボトムフレームに対して前記アウターシェルと対向し、前記アウターシェルの収容空間を覆うトッププレートとを備え、前記ディスプレイモジュールは、前記トップケースが前記ボトムケースを覆うと、前記トッププレートと前記トップケースとの間で前記トッププレートと向かい合って収納されるか、前記トップケースが前記ボトムケースを開放すれば、前記トップケースと向かい合い、前記トッププレートから起立することができる。
【0156】
前記アウターシェルの外側に位置し、前記アウターシェルまたは前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに結合されるロアーボディと、前記トップケースに結合され、前記ロアーボディと向かい合うアッパーボディと、前記ロアーボディにピボット連結され、前記アッパーボディが前記ロアーボディに当接すれば、前記アッパーボディに係止されるロックレバーとを備えることができる。
【0157】
前記ロアーボディは、前記アウターシェルの外面と接触し、前記ボトムフレームに固定される固定部と、そして、前記ロアーボディの固定部の上端面から突出され、前記アッパーボディと向かい合うロアーリブとを備え、前記アッパーボディは、前記トップケースに固定される固定部と、そして、前記アッパーボディの固定部から長く延び、前記ロアーリブに当接して曲がるアッパーフックとを備え、前記ロックレバーは、前記ロアーボディの固定部に回動可能に結合されるピボット軸と、前記ピボット軸と連結され、長く延びて、前記ピボット軸を中心にシーソーイング(seesawing)するレバーボディと、前記レバーボディの一端に形成され、前記アッパーボディのアッパーフックに係止されるロッキングフックとを備えることができる。
【0158】
前記ロックレバーは、前記レバーボディの内側で前記ピボット軸の周りに形成され、前記ピボット軸に対して回転するカムを更に備え、前記カムは、直線面を形成する第1のパートと、前記第1のパートから延び、曲線面を形成する第2のパートと、前記第2のパートから延び、前記第2のパートの曲線面と変曲点を形成する曲線面を提供する第3のパートとを備えることができる。
【0159】
前記アウターシェルまたは前記ボトムフレームのうち、少なくとも1つに固定される一対の固定セグメントと、そして、長く延びて、両側が前記一対の固定セグメントに結合されるハンドルとを備えることができる。
【0160】
前記ハンドルは、前記一対の固定セグメントに結合されるコアと、そして、前記コアを囲むスキンとを備え、前記コアの引張強度は、前記スキンの引張強度より大きいことができる。
【0161】
前述した本開示のある実施形態等または他の実施形態等は、互いに排他的であるか、区別されるものではない。前述した本開示のある実施形態等または他の実施形態等は、それぞれの構成または機能が併用されるか、組み合わせられることができる。
【0162】
例えば、特定実施形態及び/又は図面に説明されたA構成と他の実施形態及び/又は図面に説明されたB構成とが結合され得ることを意味する。すなわち、構成間の結合について直接的に説明しなかった場合であるといえども、結合が不可能であると説明した場合を除いては、結合が可能であることを意味する。
【0163】
上記の詳細な説明は、あらゆる面において制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付された請求項の合理的解釈により決定されなければならず、本発明の等価的範囲内でのあらゆる変更は、本発明の範囲に含まれる。