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特開2024-127857会話を誘導するためのイベントエフェクトを提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024127857
(43)【公開日】2024-09-20
(54)【発明の名称】会話を誘導するためのイベントエフェクトを提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20240912BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20240912BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/04842
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024034800
(22)【出願日】2024-03-07
(31)【優先権主張番号】10-2023-0030461
(32)【優先日】2023-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ ジンソン
(72)【発明者】
【氏名】イ ヒュンジュ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA76
5E555BA04
5E555BA78
5E555BB04
5E555BC10
5E555BC17
5E555CC03
5E555DB18
5E555DC09
5E555DC85
5E555EA02
5E555EA22
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】軽い会話を誘導するためのイベントエフェクトを提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】イベントエフェクト提供方法は、トークリスト上において、前記トークリストに含まれる各トークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示する段階、および前記トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、前記イベントアイコンと関連するエフェクトのモーションスタンプを前記特定のトークルームに送信する段階を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるイベントエフェクト提供方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記イベントエフェクト提供方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、トークリスト上において、前記トークリストに含まれる各トークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、前記イベントアイコンと関連するエフェクトのモーションスタンプを前記特定のトークルームに送信する段階
を含む、イベントエフェクト提供方法。
【請求項2】
前記イベントアイコンを表示する段階は、
ユーザ設定によってイベントエフェクト機能がオン(on)に設定されている場合、前記トークリストのプロフィール領域に前記イベントアイコンを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項3】
前記イベントアイコンを表示する段階は、
前記トークリストに含まれるトークルームのうち、ここ最近のトーク履歴に基づいて一定の基準を満たす一部のトークルームのプロフィール領域に前記イベントアイコンを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項4】
前記イベントアイコンを表示する段階は、
イベント期間中に、各トークルームに、このイベントと関連するイメージとして互いに異なるイメージを有する複数のイメージアイコンのうちのいずれか1つのイメージアイコンを前記イベントアイコンとして表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項5】
前記イベントアイコンを表示する段階は、
各トークルームのプロフィールイメージを分析し、前記複数のイメージアイコンのうちからイメージ分析結果に基づいて選択されたイメージアイコンを前記イベントアイコンとして表示すること
を特徴とする、請求項4に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項6】
前記送信する段階は、
前記トークリストから前記プロフィール領域が選択されたことにともない、前記トークリスト上にフローティングオーバーレイ(floating overlay)の形態で前記モーションスタンプを表示する段階、および
前記モーションスタンプの送信要請に従い、前記特定のトークルームを通じて前記モーションスタンプを送信する段階
を含む、請求項1に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項7】
前記モーションスタンプを表示する段階は、
前記特定のトークルームのトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示すること
を特徴とする、請求項6に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項8】
前記モーションスタンプを表示する段階は、
前記特定のトークルームのトーク相手または前記コンピュータ装置のユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示する段階
を含み、
前記モーションスタンプとともに、前記モーションスタンプに合成される前記プロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェースを提供すること
を特徴とする、請求項6に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項9】
前記モーションスタンプを表示する段階は、
前記特定のトークルームのタイプによって、前記特定のトークルームのトーク相手または前記コンピュータ装置のユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示すること
を特徴とする、請求項6に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項10】
前記モーションスタンプを表示する段階は、
前記特定のトークルームがグループトークルームである場合、前記グループトークルームに含まれる複数のトーク相手のうち、ここ最近のトーク履歴に基づいて選択されたトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示すること
を特徴とする、請求項6に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項11】
前記イベントエフェクト提供方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンピュータ装置のユーザによる送受信履歴がある前記モーションスタンプを前記コンピュータ装置のスタンプパッドに追加する段階
をさらに含む、請求項1に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項12】
前記追加する段階は、
前記モーションスタンプが、送受信時点から一定の時間または該当のイベント期間にわたって前記スタンプパッドで維持される段階
を含む、請求項11に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項13】
前記イベントエフェクト提供方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記トークリストまたは友達リストから移動したトークルームに、前記ユーザの要請に従って前記スタンプパッドを提供する段階
をさらに含み、
前記提供する段階は、
前記スタンプパッドから選択された前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階
を含む、請求項11に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項14】
前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階は、
前記移動したトークルームと関連のあるトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプをプレビュー画面に表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項15】
前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階は、
前記移動したトークルームのトーク相手または前記ユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプをプレビュー画面に表示し、
前記プレビュー画面に、前記モーションスタンプに合成される前記プロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェースを提供すること
を特徴とする、請求項13に記載のイベントエフェクト提供方法。
【請求項16】
請求項1~15のうちのいずれか一項に記載のイベントエフェクト提供方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項17】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
トークリスト上において、前記トークリストに含まれる各トークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示する過程、および
前記トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、前記イベントアイコンと関連するエフェクトのモーションスタンプを前記特定のトークルームに送信する過程
を処理する、コンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トークリストから前記プロフィール領域が選択されたことにともない、前記トークリスト上にフローティングオーバーレイの形態で前記モーションスタンプを表示し、
前記モーションスタンプの送信要請に従い、前記特定のトークルームを通じて前記モーションスタンプを送信すること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記特定のトークルームのトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示すること
を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンピュータ装置のユーザによる送受信履歴がある前記モーションスタンプを前記コンピュータ装置のスタンプパッドに追加し、
前記トークリストまたは友達リストから移動したトークルームに、前記ユーザの要請に従って前記スタンプパッドを提供すること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、会話のきっかけを提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信できるようにするソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトーク相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
メッセンジャーのようなソーシャルプラットフォームの大衆化にともない、ソーシャルプラットフォームが提供する機能もどんどん多様化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
イベント期間中にこのイベントのアイコンをトークリストの各プロフィール領域に表示することにより、状況に合った会話のきっかけを提供することができる。
【0008】
トークリストからプロフィール領域が選択されることにともない、このトークルームに、イベントエフェクトが反映されたイベントモーションスタンプを直接送信することができる。
【0009】
送受信履歴があるイベントモーションスタンプを自由に使用できるようにスタンプパッドに追加することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
コンピュータ装置で実行されるイベントエフェクト提供方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記イベントエフェクト提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、トークリスト上において、前記トークリストに含まれる各トークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、前記イベントアイコンと関連するエフェクトのモーションスタンプを前記特定のトークルームに送信する段階を含む、イベントエフェクト提供方法を提供する。
【0011】
一側によると、前記イベントアイコンを表示する段階は、ユーザ設定によってイベントエフェクト機能がオン(on)に設定されている場合、前記トークリストのプロフィール領域に前記イベントアイコンを表示してよい。
【0012】
他の側面によると、前記イベントアイコンを表示する段階は、前記トークリストに含まれるトークルームのうち、ここ最近のトーク履歴に基づいて一定の基準を満たす一部のトークルームのプロフィール領域に前記イベントアイコンを表示してよい。
【0013】
また他の側面によると、前記イベントアイコンを表示する段階は、イベント期間中に、各トークルームに、このイベントと関連するイメージとして互いに異なるイメージを有する複数のイメージアイコンのうちのいずれか1つのイメージアイコンを前記イベントアイコンとして表示してよい。
【0014】
また他の側面によると、前記イベントアイコンを表示する段階は、各トークルームのプロフィールイメージを分析し、前記複数のイメージアイコンのうちからイメージ分析結果に基づいて選択されたイメージアイコンを前記イベントアイコンとして表示してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記送信する段階は、前記トークリストから前記プロフィール領域が選択されたことにともない、前記トークリスト上にフローティングオーバーレイ(floating overlay)の形態で前記モーションスタンプを表示する段階、および前記モーションスタンプの送信要請に従い、前記特定のトークルームを通じて前記モーションスタンプを送信する段階を含んでよい。
【0016】
また他の側面よると、前記モーションスタンプを表示する段階は、前記特定のトークルームのトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示してよい。
【0017】
また他の側面によると、前記モーションスタンプを表示する段階は、前記特定のトークルームのトーク相手または前記コンピュータ装置のユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示する段階を含み、前記モーションスタンプとともに、前記モーションスタンプに合成される前記プロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェースを提供してよい。
【0018】
また他の側面によると、前記モーションスタンプを表示する段階は、前記特定のトークルームのタイプによって、前記特定のトークルームのトーク相手または前記コンピュータ装置のユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示してよい。
【0019】
また他の側面によると、前記モーションスタンプを表示する段階は、前記特定のトークルームがグループトークルームである場合、前記グループトークルームに含まれる複数のトーク相手のうち、ここ最近のトーク履歴に基づいて選択されたトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプを表示してよい。
【0020】
また他の側面によると、前記イベントエフェクト提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンピュータ装置のユーザによる送受信履歴がある前記モーションスタンプを前記コンピュータ装置のスタンプパッドに追加する段階をさらに含んでよい。
【0021】
また他の側面によると、前記追加する段階は、前記モーションスタンプが、送受信時点から一定の時間または該当のイベント期間にわたって前記スタンプパッドで維持される段階を含んでよい。
【0022】
また他の側面によると、前記イベントエフェクト提供方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記トークリストまたは友達リストから移動したトークルームに、前記ユーザの要請に従って前記スタンプパッドを提供する段階をさらに含み、前記提供する段階は、前記スタンプパッドから選択された前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階を含んでよい。
【0023】
また他の側面によると、前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階は、前記移動したトークルームと関連のあるトーク相手のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプをプレビュー画面に表示してよい。
【0024】
さらに他の側面によると、前記モーションスタンプのプレビューを提供する段階は、前記移動したトークルームのトーク相手または前記ユーザのうちのいずれか1人のプロフィールイメージが合成された前記モーションスタンプをプレビュー画面に表示し、前記プレビュー画面に、前記モーションスタンプに合成される前記プロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェースを提供してよい。
【0025】
前記イベントエフェクト提供方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0026】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成される少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、トークリスト上において、前記トークリストに含まれる各トークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示する過程、および前記トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、前記イベントアイコンと関連するエフェクトのモーションスタンプを前記特定のトークルームに送信する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態における、プロフィール領域にイベントアイコンが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが送信されたトークルーム画面の一例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、トークルーム内のスタンプパッドの一例を示した図である。
図11】本発明の一実施形態における、トークルーム内のスタンプパッドの一例を示した図である。
図12】本発明の一実施形態における、トークルーム内のスタンプパッドの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0029】
本発明の実施形態は、会話のきっかけを提供する技術に関する。
【0030】
本明細書で具体的に開示する事項を含む実施形態は、イベント期間中に、このイベントと関連するエフェクト(effect)をトークリストの各プロフィール領域に表現することで、友達と軽い会話を始めるきっかけを提供することができる。
【0031】
本発明の実施形態に係るイベントエフェクト提供システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るイベントエフェクト提供方法は、イベントエフェクト提供システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されるコンピュータプログラムの制御に従って本発明の実施形態に係るイベントエフェクト提供方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してイベントエフェクト提供方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0033】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0034】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0035】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0036】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0037】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0038】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0039】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御に従ってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0040】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0041】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0042】
以下では、会話を誘導するためのイベントエフェクトを提供する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0043】
本実施形態は、ソーシャルプラットフォームに適用されてよい。ここで、ソーシャルプラットフォームとは、ソーシャルネットワークサービスはもちろん、ソーシャルネットワークサービス内のユーザのプロフィール情報や友達関係などのリソースを活用して各種サービスを提供するサービスプラットフォームを意味してよい。
【0044】
以下の実施形態では、ソーシャルプラットフォームの代表的な例として、メッセンジャーを挙げて説明する。
【0045】
メッセンジャーは、友達リストはもちろん、トーク履歴があるトークルームで構成されるトークリスト(chat list)を提供する。ここで、トークリストは、ここ最近の会話順に並べられて提供されてよく、トークルームごとにトーク相手のプロフィールイメージと名前、最新メッセージなどが表示されてよい。
【0046】
従来のトークリストでは、プロフィールイメージが含まれているプロフィール領域は、その領域が選択されるとトークルームにすぐに移動するエントリーポイント(entry point)の用途として活用されていた。本実施形態では、トークリストのプロフィール領域を、新たな用途であるイベントエフェクトを表現するための領域として使用する。
【0047】
本明細書において、イベントとは、時期や期間が定められた記念日、祝祭、行事、キャンペーンなどを包括的に意味するものであるが、具体的な例としては、クリスマス、ハロウィン、年末年始、バレンタインデー、ワールドカップ、オリンピック、誕生日、祝日などが含まれてよい。
【0048】
また、スタンプは、絵文字などのようにメッセンジャーでユーザの感情や意思を表現するために利用するイメージ型の表現手段であり、イメージ、ポップアップ、モーション、フラッシュ、アニメーションなどで生成された各種グラフィックコンテンツを包括したものを意味してよい。
【0049】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトに接続することによってメッセンジャーサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたイベントエフェクト提供システムが構成されてよい。一例として、イベントエフェクト提供システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0050】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のイベントエフェクト提供方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0051】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のイベントエフェクト提供方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0052】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令に従ってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0053】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0054】
以下で説明するイベントエフェクト提供方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0055】
イベントエフェクト提供方法に含まれる段階は、クライアントで実行されてよいが、実施形態によっては、段階のうちの少なくとも一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0056】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0057】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、トーク履歴があるトークルームで構成されたトークリストのプロフィール領域に、イベントと関連するアイコン(以下、「イベントアイコン」とする)を表示してよい。イベントは、メッセンジャーサービスの全ユーザを対象としてサーバ150でプッシュ(push)する、共通の通知対象に該当してよい。プロセッサ220は、サーバ150からイベント通知を受信した場合、このイベントのアイコンを、トークリストの各トークルームのプロフィール領域に表示してよい。実施形態によっては、ユーザ設定によってイベントエフェクト機能に対するオン(on)/オフ(off)設定が可能であり、イベントエフェクト機能がオンに設定された場合に、トークリストのプロフィール領域にイベントアイコンを表示してよい。一例として、プロセッサ220は、トークリストに含まれるトークルームのうち、事前に定められた基準を満たす一部のトークルームのプロフィール領域にイベントアイコンを表示してよい。例えば、プロセッサ220は、ここ最近の一定の期間にトーク履歴があるトークルームまたは上位の一定数のトークルームを対象にしてイベントアイコンを提供してよい。一例によると、事前に定められたイベント期間に該当する場合、プロセッサ220は、トークリストの各トークルームのプロフィール領域に該当となるイベントアイコンを表示してよく、このイベントアイコンは、定められたイベント期間の経過にともなって表示が解除されてよい。
【0058】
段階320で、プロセッサ220は、トークリストから特定のトークルームのプロフィール領域が選択された場合、イベントアイコンに対応するエフェクトが反映されたモーションスタンプ(以下、「イベントモーションスタンプ」とする)を表示してよい。一例として、プロセッサ220は、トーク相手のプロフィールイメージが合成されたイベントモーションスタンプを表示してよい。実施形態によっては、トーク相手のプロフィールイメージの代わりに、ユーザのプロフィールイメージが合成されたイベントモーションスタンプを表示してもよい。このとき、プロセッサ220は、イベントモーションスタンプをフローティングオーバーレイ(floating overlay)の形態でトークリスト上に表示してよい。本実施形態では、トークリスト内でユーザ入力が可能な選択領域を、プロフィールイメージが含まれるプロフィール領域と残りの領域(プロフィール名、ここ最近のメッセージ、等が含まれている領域)とに区分してよい。プロセッサ220は、トークリスト内のプロフィール領域が選択された場合には、トークルームに移動する前にトークリストにイベントモーションスタンプを表示する一方で、残りの領域が選択された場合にはトークルームにすぐに移動してよい。プロセッサ220は、トークリストにイベントモーションスタンプを表示するときに、このスタンプの送信要請を入力するためのインタフェースをアクティブ化してともに表示してよい。
【0059】
一実施形態によると、プロセッサ220は、トークリストのプロフィール領域にイベントアイコンが表示された特定のトークルームが選択された場合には、イベントアイコンに対応するエフェクトが反映されたモーションスタンプを表示し、プロフィール領域にイベントアイコンが表示されていない特定のトークルームが選択された場合には、特定のトークルームと関連のあるトーク相手のユーザプロフィール情報または特定のトークルームのプロフィール情報を表示してよい。
【0060】
段階330で、プロセッサ220は、トークリストに表示されたイベントモーションスタンプに対してユーザから送信要請が入力された場合、トークルームに移動すると同時に、このトークルームを通じてイベントモーションスタンプを送信してよい。プロセッサ220は、トークリストで特定のトークルームの予め定められた領域(例えば、プロフィール領域)が選択された場合、トークルームに移動する前にイベントモーションスタンプを表示し、その後にユーザがスタンプの送信を要請すれば、このトークルームに移動してからイベントモーションスタンプを送信してよい。コンピュータ装置200は、イベント期間に従ってユーザがすぐに活用することが可能なイベントモーションスタンプを提供することにより、トーク相手と会話を始めるきっかけをユーザ環境に合わせて提供することができる。
【0061】
プロセッサ220は、ユーザによる送受信履歴があるイベントモーションスタンプをメッセンジャーに保存してメッセンジャー上のスタンプパッドに追加してよい。スタンプパッドは、クライアントがダウンロードしたスタンプリストなどのスタンプリストで構成されたパッドであり、メッセンジャーのトークルームでキーパッドと同じように読み込んで使用するものであってよい。イベントモーションスタンプがメッセンジャーのスタンプパッドに追加されることにより、メッセンジャー内のすべてのトークルームでスタンプパッドを読み込んで、スタンプパッドに追加されたイベントモーションスタンプを使用することが可能となる。プロセッサ220は、イベントモーションスタンプを、送受信時点から一定の時間(例えば、24時間)または事前に定められた期間にわたってスタンプパッドで維持した後、自動で削除処理してよい。ユーザは、スタンプパッドに追加されたイベントモーションスタンプを、定められた期間にわたって一般スタンプと同じように自由に使用することが可能となり、トークリストはもちろん、友達リストから移動したトークルームでも使用することができる。
【0062】
図4は、本発明の一実施形態における、プロフィール領域にイベントアイコンが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
【0063】
図4は、トーク履歴があるトークルームで構成されたトークリスト画面400を示している。
【0064】
図4を参照すると、トークリスト画面400はトークルームリスト410で構成されてよく、各トークルームの項目としては、トーク相手のプロフィールイメージや名前、最新メッセージなどが表示されてよい。
【0065】
本実施形態において、トークリスト画面400のプロフィールイメージが含まれているプロフィール領域411は、イベントエフェクトを表現するための領域として活用されてよい。
【0066】
トークリスト画面400でユーザ入力が可能な選択領域は、プロフィールイメージが含まれているプロフィール領域411と、プロフィール名や最新メッセージなどが含まれている残りの領域とに区分されてよい。トークリスト画面400において、プロフィール領域411は、イベントエフェクトを表現するための領域として使用されてよく、残りの領域は、トークルームに移動するためのエントリーポイントとして使用されてよい。
【0067】
プロセッサ220は、事前に定められたイベント期間中に、このイベントのアイコン412を、トークリスト画面400の各トークルームのプロフィール領域411に表示してよい。例えば、12月24~25日までのクリスマスイベント期間中には、トークリスト画面400のプロフィール領域411に、クリスマスと関連するイメージのイベントアイコン412を表示してよい。
【0068】
プロセッサ220は、トークリスト画面400の全トークルームを対象にしてプロフィール領域411にイベントアイコン412を表示してよい。実施形態によっては、トークリスト画面400の一部のトークルーム、例えば、ここ最近の一定の期間(例えば、一週間など)内にトーク履歴があるトークルームまたはここ最近のトークを基準にして上位の一定数のトークルームに限り、各トークルームのプロフィール領域411にイベントアイコン412を表示してよい。
【0069】
ユーザ設定によってイベントエフェクト機能のオン/オフ設定が可能であり、プロセッサ220は、イベントエフェクト機能がオンに設定された場合に、トークリスト画面400のプロフィール領域411にイベントアイコン412を表示してよい。
【0070】
1つのイベントに対し、このイベントと関連するイメージとして互いに異なるイメージを有する複数のイメージアイコンが事前に定義されてよく、トークリスト画面400の各トークルームには、複数のイメージアイコンのうちのいずれか1つのイメージアイコンがイベントアイコン412として表示されてよい。すなわち、プロセッサ220は、同一イベントに対して複数のイメージを有するイベントアイコン412を、各トークルームのプロフィール領域411に表示してよい。
【0071】
一例として、プロセッサ220は、トークリスト画面400の各トークルームに対して、複数のイメージアイコンのうちからランダムに選択されたイメージアイコンをイベントアイコン412として表示してよい。他の例として、プロセッサ220は、各トークルームのプロフィールイメージを分析し、複数のイメージアイコンのうちからイメージ分析結果に基づいて選定されたイメージアイコンをイベントアイコン412として表示してよい。例えば、クリスマスイベントに対し、プロフィールイメージとして顔のイメージが設定されたトークルームの場合は、トナカイの角やのサンタ帽子のイメージを有するイベントアイコン412を表示し、プロフィールイメージとして人物ではなく背景イメージが設定されたトークルームの場合は、ツリー、雪だるま、オーナメント、プレゼントボックスのうちのいずれか1つのイメージを有するイベントアイコン412を表示してよい。
【0072】
図5~8は、本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが表示されたトークリスト画面の一例を示した図である。
【0073】
図5を参照すると、プロセッサ220は、ユーザがトークリスト画面400のトークルームリスト410から特定のトークルームのプロフィール領域511を選択した場合、トークリスト画面400上に、イベントアイコン412に対応するエフェクトが反映されたイベントモーションスタンプ500を表示してよい。
【0074】
このとき、プロセッサ220は、トークリスト画面400上に、フローティングオーバーレイの形態でイベントモーションスタンプ500を表示してよい。プロセッサ220は、イベントモーションスタンプ500を提供するときに、このスタンプの送信要請を入力するための送信インタフェース501をアクティブ化してともに提供してよい。
【0075】
一例として、図5に示すように、プロセッサ220は、ユーザが選択した特定のトークルームのトーク相手のプロフィールイメージ510が合成されたイベントモーションスタンプ500を表示してよい。他の例として、図6を参照すると、プロセッサ220は、ユーザが選択した特定のトークルームのトーク相手のプロフィールイメージ510の代わりに、ユーザのプロフィールイメージ620が合成されたイベントモーションスタンプ500を表示してもよい。
【0076】
実施形態によっては、ユーザが選択したトークルームのタイプによって、イベントモーションスタンプ500を合成するプロフィールイメージが決定されてよい。例えば、ユーザが選択したトークルームが1対1のトークルームである場合は、イベントモーションスタンプ500にトーク相手のプロフィールイメージ510を合成してよく、グループトークルームである場合は、イベントモーションスタンプ500にユーザのプロフィールイメージ620を合成してよい。
【0077】
また、プロセッサ220は、グループトークルームの場合、このトークルームに含まれる複数のトーク相手のうちからいずれか1人を選択してイベントモーションスタンプ500に合成してよい。このとき、複数のトーク相手のうちからランダムに選定されたトーク相手、または予め定められた基準にともなって選定されたトーク相手(例えば、ここ最近最も多く会話した友達、最新メッセージを送った友達など)のプロフィールイメージがイベントモーションスタンプ500に合成されてよい。
【0078】
図7図8を参照すると、プロセッサ220は、イベントモーションスタンプ500を提供するときに、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェース702、803を提供してよい。プロセッサ220は、ユーザ入力のたびに、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージが順番にあるいはランダムに交換されるトグル方式のスイッチングインタフェース702、803を提供してよい。
【0079】
ユーザが選択したトークルームが1対1のトークルームである場合、図7に示すように、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージを、トーク相手のプロフィールイメージ510またはユーザのプロフィールイメージ620に交換するためのスイッチングインタフェース702を提供してよい。1対1のトークルームの場合、デフォルトではトーク相手のプロフィールイメージ510が合成されたイベントモーションスタンプ500を提供してよく、スイッチングインタフェース702を利用したユーザの要請に従い、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージがユーザのプロフィールイメージ620に交換されるようにしてよい。
【0080】
ユーザが選択したトークルームがグループトークルームである場合、図8に示すように、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージを、ユーザまたは複数のトーク相手のうちのいずれか1人のプロフィールイメージ620、830に交換するためのスイッチングインタフェース803を提供してよい。グループトークルームの場合、デフォルトではユーザのプロフィールイメージ620が合成されたイベントモーションスタンプ500を提供してよく、スイッチングインタフェース803を利用したユーザの要請に従い、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージが順番にあるいはランダムに選定されたトーク相手のプロフィールイメージ830に交換されるようにしてよい。
【0081】
ユーザは、トークリスト画面400で、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージを、スイッチングインタフェース702,803を利用して自身が希望するプロフィールイメージに交換することができる。
【0082】
図9は、本発明の一実施形態における、イベントモーションスタンプが送信されたトークルーム画面の一例を示した図である。
【0083】
図9を参照すると、プロセッサ220は、トークリスト画面400からイベントモーションスタンプ500の送信インタフェース501が選択された場合、ユーザが選択した特定のトークルーム900に移動すると同時に、このトークルーム900を通じてイベントモーションスタンプ500を送信してよい。ユーザは、イベント期間中に、トークリストのプロフィール領域411に表示されるイベントアイコン412を利用して特定のトークルーム900にイベントモーションスタンプ500を送信することができ、これにより、このイベントをきっかけにして会話を始めることができるようになる。
【0084】
図10~12は、本発明の一実施形態における、トークルーム内のスタンプパッドの一例を示した図である。
【0085】
図10を参照すると、プロセッサ220は、ユーザがトーク相手に送信したイベントモーションスタンプ500をダウンロードしてメッセンジャー上のスタンプパッド1000に追加してよい。プロセッサ220は、トークルーム900を通じてユーザが送信したイベントモーションスタンプ500はもちろん、図11に示すように、ユーザがトークルーム900を通じてトーク相手から受信したイベントモーションスタンプ1100もスタンプパッド1000に追加することができる。
【0086】
プロセッサ220は、ユーザによる送受信履歴があるイベントモーションスタンプ500、1100だけをスタンプパッド1000に追加してよいが、実施形態によっては、該当のイベントのスタンプセットをスタンプパッド1000に追加することも可能である。例えば、クリスマスイベントに対して、イベントアイコン412のイメージとして提供される合計6つのイメージ(トナカイの角、サンタ帽子、ツリー、雪だるま、オーナメント、プレゼントボックス)のイベントモーションスタンプが生成されたと仮定するとき、このうちでユーザが直接に送受信したスタンプだけをスタンプパッド1000に追加してもよいし、少なくとも1つ以上のスタンプを送受信した場合であっても、クリスマスイベントのスタンプセット(6つのスタンプ)を一括でダウンロードしてスタンプパッド1000に追加することも可能である。
【0087】
イベントモーションスタンプ500、1100は、ユーザまたはトーク相手のプロフィールイメージが合成された状態でダウンロードされてスタンプパッド1000に追加されてよい。実施形態によって、イベントモーションスタンプ500、1100は、プロフィールイメージが合成されていない基本スタンプとしてスタンプパッド1000に追加されてもよく、このような場合、イベントモーションスタンプ500、1100の使用時点に、スタンプパッド1000で呼び出されたスタンプに、トークルームと関連するトーク相手またはユーザのプロフィールイメージを合成してよい。
【0088】
プロセッサ220は、ユーザによる送受信履歴があるイベントモーションスタンプ500、1100を、送受信時点から一定の時間(例えば、24時間)あるいは事前に定められたイベント期間にわたってスタンプパッド1000で維持してよい。スタンプパッド1000に追加されたイベントモーションスタンプ500、1100は、トークリストはもちろん、友達リストを通じて移動したトークルームでも一般スタンプのように自由に使用することが可能である。
【0089】
図12は、トークリストまたは友達リストから移動したトークルーム1200の一例を示している。
【0090】
図12を参照すると、プロセッサ220は、トークルーム1200内に、ユーザの要請に従ってスタンプパッド1000を提供してよい。スタンプパッド1000には、ユーザによる送受信履歴があるイベントモーションスタンプ500、1100が含まれてよい。
【0091】
プロセッサ220は、スタンプパッド1000から選択されたスタンプに対するプレビュー画面1210を提供してよい。ユーザがスタンプパッド1000からイベントモーションスタンプ500を選択した場合、このイベントモーションスタンプ500をプレビュー画面1210上に表示してよい。
【0092】
プロセッサ220は、イベントモーションスタンプ500に対するプレビューを提供するときに、トークルーム1200と関連のあるトーク相手のプロフィールイメージをイベントモーションスタンプ500に合成してよい。また、プロセッサ220は、プレビュー画面1210上に、イベントモーションスタンプ500を合成するプロフィールイメージを交換するためのスイッチングインタフェース1202を提供してよい。デフォルトでは、プレビュー画面1210上に、トーク相手のプロフィールイメージが合成されたイベントモーションスタンプ500が提供されてよく、スイッチングインタフェース1202を利用したユーザの要請に従い、イベントモーションスタンプ500に合成されるプロフィールイメージをユーザのプロフィールイメージに交換してよい。
【0093】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャーでユーザが最も多く目にするトークリストにイベントエフェクトを表示することで、軽く会話を始められるようにするためのきっかけを提供することができる。また、本発明の実施形態によると、トークリスト内のトークルームのプロフィール領域を、イベントエフェクトが反映されたイベントモーションスタンプをトークルームに直接送信するための新たな用途として活用することができる。さらに、本発明の実施形態によると、ユーザの送受信履歴があるイベントモーションスタンプをスタンプパッドに追加することにより、スタンプパッドに追加されたイベントモーションスタンプを、イベント期間にわたって一般スタンプのように自由に使用することができる。
【0094】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0095】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0096】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータによって実行可能なプログラムを継続して記録するものであってもよいし、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続させる媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。
【0097】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0098】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0099】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【外国語明細書】